JP2010271443A - プロジェクタ及び映像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】光走査器によるレーザ光の走査速度を大きくすることなく、高解像度の映像を表示することができるプロジェクタ及び映像表示方法を提供すること。
【解決手段】レーザ光源1から二次元MEMSミラー3に向けてレーザ光2が出射される。二次元MEMSミラー3は、レーザ光2を透過型液晶パネル5に向けて二次元状に走査する。透過型液晶パネル5の各画素において、レーザ光2の強度が変調され、そのレーザ光2がスクリーン10に投影されることで映像9が表示される。表示される映像9の解像度は透過型液晶パネル5の画素の数により定められ、映像9の1フレームが表示される時間内で、二次元MEMSミラー3により透過型液晶パネル5の画素全体にレーザ光2が走査されれば、二次元MEMSミラー3による走査速度に係わらず高解像度の映像9が表示される。従って、走査速度を大きくすることなく高解像度の映像9を表示することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像をスクリーン等に投影し表示するプロジェクタ及び映像表示方法に関する。
従来から、大画面の映像を表示させる装置としてプロジェクタが用いられている。このようなプロジェクタでは、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)等により光源からの光の強度が変調され、その光が大型スクリーン等に投影されることで映像が表示される。
光源として、レーザ光源が用いられたプロジェクタが開発されている(例えば、特許文献1の段落[0073]、図6等参照)。特許文献1に記載のプロジェクタでは、レーザ光源から射出されたレーザ光が、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラー等の走査部によりスクリーンに走査されることで映像が表示される。レーザ光が射出される際には、映像信号の輝度レベルに応じてレーザ光源の出力レベルが変調され、これにより表示される映像の階調が表現されている。
特開2008−288616号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、投影画面上の画素数が多い高解像度の映像が表示されるためには、走査部によるレーザ光の走査速度が大きくなければならない。レーザ光の走査速度が大きく、映像の1フレームが表示される時間内でのレーザ光の走査回数が多くなければ、画素数の多い高解像度の映像は表示されない。
レーザ光の走査速度を大きくするためには、レーザ光を走査する走査部が高速で作動しなければならない。しかしながら、走査部が高速で作動することで、走査部が破壊される場合がある。特に、プロジェクタの小型化を目的として、走査部が小型に形成される場合、高速で作動する走査部が破壊される可能性は大きくなる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、光走査器によるレーザ光の走査速度を大きくすることなく、高解像度の映像を表示することができるプロジェクタ及び映像表示方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るプロジェクタは、レーザ光源と、光変調器と、光走査器とを具備する。
前記レーザ光源は、レーザ光を出射する。
前記光変調器は、映像を表示するために前記レーザ光の強度を変調する。
前記光走査器は、出射された前記レーザ光を前記光変調器に向けて二次元状に走査する。
このプロジェクタによれば、表示される映像の解像度は光変調器によって定められ、光走査器は、この光変調器に向けてレーザ光を走査する。従って、映像の1フレームが表示される時間内で、光走査器により光変調器の全体にレーザ光が走査されれば、光走査器による走査速度に係わらず高解像度の映像が表示される。これにより、光走査器によるレーザ光の走査速度を大きくすることなく、高解像度の映像を表示することができる。
前記光変調器は、前記レーザ光の強度を個々に変調する複数の画素を有してもよい。この場合、走査された前記レーザ光のビーム径は、前記各画素の面積より大きくてもよい。
映像が表示されるためには、映像の1フレームが表示される時間内で、光変調器の画素全体にレーザ光が走査されなければならない。本形態のプロジェクタでは、レーザ光のビーム径が各画素の面積よりも大きいので、少ない走査回数で画素全体に光が走査される。これにより、走査速度を大きくすることなく高解像度の映像を表示することができる。
前記プロジェクタは、レンズ系をさらに具備してもよい。
前記レンズ系は、前記レーザ光源と前記光走査器との間に配置され、出射された前記レーザ光の前記ビーム径を前記各画素の面積よりも大きくする。
このプロジェクタでは、レーザ光源から出射されたレーザ光のビーム径が、レーザ光源と光走査器との間に配置されたレンズ系により各画素の面積よりも大きくされ、そのレーザ光が光走査器により光変調器に走査される。
前記レーザ光源は、第1の偏光面を有する前記レーザ光を出射してもよい。この場合、前記光変調器は、透過型液晶パネルと、偏光板とを有する。
前記透過型液晶パネルは、前記第1の偏光面を回転させながら、前記レーザ光を透過させることが可能である。
前記偏光板は、前記透過型液晶パネルを透過した前記レーザ光のうち、前記第1の偏光面と異なる第2の偏光面を有する前記レーザ光を透過させる。
このプロジェクタでは、光変調器として、透過型液晶パネル及び偏光板が用いられる。レーザ光源により第1の偏光面を有するレーザ光が出射されるので、レーザ光源と透過型液晶パネルとの間に、偏光板を配置する必要が無い。つまり、本形態のプロジェクタでは、液晶パネルの背後に偏光板を1つ配置すれば映像が表示されるので、プロジェクタの小型化に有利であり、またプロジェクタの構造を簡単にすることができる。
前記レーザ光源が、第1の偏光面を有する前記レーザ光を出射する場合、前記光変調器が、反射型液晶パネルと、偏光分離器とを有してもよい。
前記反射型液晶パネルは、前記第1の偏光面を回転させながら、前記レーザ光を反射させることが可能である。
前記偏光分離器は、前記レーザ光を前記反射型液晶パネルに入射し、前記反射型液晶パネルに反射された前記レーザ光のうち、前記第1の偏光面と異なる第2の偏光面を有する前記レーザ光を投影する。
このプロジェクタでは、光変調器として、反射型液晶パネル及び偏光分離器が用いられる。偏光分離器は、第1の偏光面を有するレーザ光を反射し、第2の偏光面を有するレーザ光を透過させる。あるいは、第1の偏光面を有するレーザ光を透過させ、第2の偏光面を有するレーザ光を反射させる。いずれにしても、偏光分離器により反射型液晶パネルにレーザ光が入射され、反射型液晶パネルにより再び偏光分離器に戻るようにレーザ光が反射される。そして偏光分離器により反射又は透過されて、レーザ光は投影される。
前記光変調器は、複数の微小ミラーを有してもよい。
前記複数の微小ミラーは、前記レーザ光を反射させ、前記レーザ光を反射させる角度が制御されることで、前記レーザ光の強度を個々に変調する。
前記レーザ光源は、赤色、緑色、及び青色の前記レーザ光を時分割で出射してもよい。この場合、前記光変調器は、前記赤色、前記緑色、及び前記青色の前記レーザ光の各強度をそれぞれ変調する。これにより、本形態のプロジェクタでは、フルカラーの映像が表示される。
本発明の一形態に係る映像表示方法は、レーザ光を光走査器に向けて出射することを含む。
前記光走査器により、前記レーザ光は光変調器に向けて二次元状に走査される。
前記光変調器により、前記光変調器上を走査された前記レーザ光の強度を変調させることにより映像が表示される。
以上のように、本発明によれば、光走査器によるレーザ光の走査速度を大きくすることなく、高解像度の映像を表示することができる
第1の実施形態に係るプロジェクタの構成を概略的に示す斜視図である。 図1に示すプロジェクタの平面図である。 二次元MEMSミラーにより透過型液晶パネル上に走査されたレーザ光を示す平面図である。 二次元MEMSミラーにより透過型液晶パネル上に走査されたレーザ光を示す平面図である。 第2の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。 第3の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。 第4の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。 第5の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。 第6の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。 各色の映像信号と各色の出射信号とが制御部により出力されるタイミングを説明するための図である。 図10に示すタイミングに対応してスクリーンに投影される3色のフレームを示す図である。 第1の実施形態に係るプロジェクタの変形例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[プロジェクタの構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタの構成を概略的に示す斜視図である。図2は、図1に示すプロジェクタ100の平面図である。プロジェクタ100は、レーザ光2を出射するレーザ光源1と、出射されたレーザ光2を二次元状に走査する二次元MEMSミラー3と、レーザ光2の強度を変調する光変調器4とを備える。
レーザ光源1としては、例えば半導体レーザ、ガスレーザ、又は固体レーザ等が用いられる。あるいは、これらのものが波長を変換する結晶等と組み合わされて用いられてもよい。また、波長の異なる複数のレーザ光をダイクロイックミラーやプリズム等で合成し、その合成したレーザ光をレーザ光2として出射するレーザ光源1が用いられてもよい。
本実施形態では、レーザ光源1から出射されるレーザ光2は直線偏光であり、その偏光面は一方向に定められている。例えば、レーザ光源1内でのレーザ光2の経路に、特定の偏光面を有するレーザ光のみを透過させ又は反射させる偏光素子を設けることで、一方向に定められた偏光面を有するレーザ光2がレーザ光源1より出射される。
二次元MEMSミラー3は、静電気力や、磁力、又は圧電効果等により傾斜角度が制御されるものである。これによりレーザ光2の反射角度が制御され、レーザ光2が二次元状に走査される。本実施形態では、日本信号社製のESS212が用いられている。
二次元MEMSミラー3の代わりに、一次元MEMSミラーが2つ以上用いられ、レーザ光2が二次元状に走査されてもよい。または、ガルバノミラー又はポリゴンミラーが2つ以上用いられて、あるいは、これらが組み合わされてレーザ光2が二次元状に走査されてもよい。
光変調器4は、透過型液晶パネル5及び偏光板6からなる。透過型液晶パネル5は一対の透明電極の間に液晶分子を挟み込んだものであり、透過型液晶パネル5を透過する光の偏光面を回転させることが可能である。透過型液晶パネル5の駆動方式としては、例えばVA(Vertical Alignment)型、IPS(In-Plane Switching)型、又はTN(Twisted Nematic)型等が挙げられる。
透過型液晶パネル5は、図示しない複数の画素を有しており、各画素を透過する光の偏光面を、画素ごとに個別に回転させる。この画素の数が、例えば図1で示すスクリーン10等に表示される映像9の解像度となり、本実施形態では、透過型液晶パネル5の横方向に1920個、縦方向に1080個の画素が設けられている。また、本実施形態では、各画素の面積よりも大きいビーム径を有するレーザ光2がレーザ光源1より出射されている。
偏光板6は、透過型液晶パネル5を透過した光のうち、一方向の偏光面を有する光のみを透過させる。偏光板6としては板状のものに限られず、例えばフィルム状のものが用いられてもよい。本実施形態では、レーザ光源1より出射されるレーザ光2の偏光面と、略直行する偏光面を有する光のみを透過させる偏光板6が用いられる。
また図2に示すように、プロジェクタ100は、レーザ光源1、二次元MEMSミラー3、及び透過型液晶パネル5の駆動を統括的に制御する制御部7を備えている。例えば、制御部7は、レーザ光源1を駆動するレーザドライバ、二次元MEMSミラー3を駆動するドライバ、透過型液晶パネル5を駆動する液晶ドライバ等を有している。
例えば、制御部7は、ハードウェアで実現されてもよいし、ソフトウェア及びハードウェアの両方で実現されてもよい。ハードウェアは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、NIC(Network Interface Card)、WNIC(Wireless NIC)等を含む。ソフトウェアを構成する各種プログラムは、ROMやその他の記憶デバイスに格納される。
[プロジェクタの動作]
制御部7に映像信号50が入力されると、液晶ドライバはこの映像信号50に基づいて、透過型液晶パネル5の各画素に電圧を加えることにより、透過型液晶パネル5が映像を生成する。また、制御部7は、レーザ光源1に出射信号55を出力し、二次元MEMSミラー3に走査信号60を出力する。出射信号55を受けたレーザ光源1は一定の強度を有するレーザ光2を二次元MEMSミラー3に向けて出射する。二次元MEMSミラー3は、走査信号60に応じて、レーザ光2を透過型液晶パネル5に向けて二次元状に走査する。
図3及び図4は、二次元MEMSミラー3により透過型液晶パネル5上に走査されたレーザ光2を示す平面図である。図3及び図4では、透過型液晶パネル5の複数の画素は省略して図示されている。
まず、透過型液晶パネル5の左上の位置aより、透過型液晶パネル5の右上の位置bに向けて、レーザ光2が走査される。位置bは、位置aよりも、透過型液晶パネル5上において下側に位置するので、レーザ光2は位置aから位置bに向けて斜めに走査される。
次に、位置bから、位置aの下側の位置cに向けて、レーザ光2が斜めに走査される。位置cからは位置bの下側の位置dまで、位置dからは位置cの下側の位置eまで、その後も同様に図3に示すアルファベットを順番に辿って、レーザ光2が走査される。図3では、走査されたレーザ光2の中心の軌跡を破線で示している。
なお、位置aから位置bまで走査されるレーザ光2のスポットが作る軌跡と、位置cから位置dまで走査されるレーザ光2のスポットが作る軌跡との間に、レーザ光2が照射されない領域である隙間ができないようにレーザ光2は走査される。他の位置においても同様にレーザ光2は走査され、これにより、二次元状に走査されたレーザ光2のスポットが作る軌跡の中に、レーザ光2が照射されない領域がなくなる。
また、位置bから位置mまで走査される領域には、レーザ光2が2回走査される重複領域が含まれる。一定の強度のレーザ光2が2回走査されたこの重複領域では、均一な照度分布が得られる。従ってこの領域内に、透過型液晶パネル5の画素全体が配置される有効画素領域Z(図4において破線で囲う領域)を設置すれば、照度分布が均一な映像9が得られる。この有効画素領域Zにおいて、レーザ光2が各画素に入射する。
液晶ドライバにより各画素に加えられた電圧は、画素ごとに設けられた例えばコンデンサ等により保持されており、この電圧の大きさに応じて、各画素に入射したレーザ光2の偏光面が液晶分子により回転される。偏光面を回転されたレーザ光2は次に偏光板6に入射するが、偏光面の回転の程度により、偏光板6を透過するレーザ光2の強度がそれぞれ異なる。なお液晶分子により偏光面が回転されなかったレーザ光2は、偏光板6により遮断される。つまり、各画素に加えられる電圧に応じて、その画素に入射したレーザ光2の光の強度が変調され、このレーザ光2が投影されることで映像9が表示される。
このプロジェクタ100によれば、表示される映像9の解像度は透過型液晶パネル5の画素の数により定められ、二次元MEMSミラー3は、この透過型液晶パネル5に向けてレーザ光2を走査する。従って、映像9の1フレームが表示される時間(典型的には、1/60秒)内で、二次元MEMSミラー3により透過型液晶パネル5の画素全体にレーザ光2が走査されれば、二次元MEMSミラー3による走査速度に係わらず高解像度の映像9が表示される。
本実施形態のプロジェクタ100では、レーザ光2のビーム径が各画素の面積よりも大きいので、透過型液晶パネル5の横方向に1920個、縦方向に1080個並ぶ複数の画素全体を、位置aから位置nまでの少ない走査回数で走査することができる。これにより、走査速度を大きくすることなく高解像度の映像9を表示することができる。
レーザ光2のビーム径が大きいほど、少ない走査回数で、透過型液晶パネル5の画素全体にレーザ光2が走査される。従って、二次元MEMSミラー3の走査速度を小さくすることができる。所望の走査速度(走査回数)が実現できるように、レーザ光2のビーム径が適宜設定される。
また、本実施形態のプロジェクタ100では、レーザ光源1により直線偏光であるレーザ光2が出射され、レーザ光2の偏光面は一方向に定められている。従って、レーザ光源1と透過型液晶パネル5との間に偏光板を配置する必要が無く、透過型液晶パネル5のレーザ光2が出射される側に偏光板6を1つ配置すれば映像9が表示される。これにより、プロジェクタ100の小型化に有利であり、またプロジェクタ100の構造を簡単にすることができる。
図1及び図2には、二次元MEMSミラー3により走査されるレーザ光2が作る軌跡を、破線の四角錘X及び三角形Yでそれぞれ示している。レーザ光2は指向性が高いので、二次元MEMSミラー3上に位置する四角錘X及び三角形Yの頂点Vから直線状にレーザ光2が投影され映像9が表示される。これにより、例えば投影レンズ等の結像装置が用いられなくても、映像9がぼやけることなく表示される。結像装置が用いられないのでフォーカス調整が不要となり、スクリーン10をプロジェクタ100からどの距離に設置してもぼけのない映像9が表示される。また結像装置が用いられないので、プロジェクタ100の小型化に有利であり、またプロジェクタ100の構造を簡単にすることができる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。これ以降の説明では、上記の実施形態で説明したプロジェクタ100における構成及び作用と同様な部分については、その説明を省略又は簡略化する。
本実施形態に係るプロジェクタ200は、第1の実施形態に係るプロジェクタ100において、レーザ光源1と二次元MEMSミラー3との間にレンズ系220を配置したものである。レンズ系220は、レーザ光源1から出射されたレーザ光2のビーム径を、透過型液晶パネル5の各画素の面積よりも大きくするものである。このレンズ系220によりビーム径が大きくされたレーザ光2が、二次元MEMSミラー3により、透過型液晶パネル5上に走査される。
レンズ系220は、レーザ光源1から出射されたレーザ光2を拡散させる凹レンズ220aと、凹レンズ220aにより拡散されたレーザ光2を集光する凸レンズ220bとで構成されている。しかしながらこの構成に限られず、単体の凹レンズや凸レンズが、レンズ系220として用いられてもよいし、レンズが2つ以上組み合わされて用いられてもよい。
レーザ光源1の構造を適宜設定してレーザ光源1のビーム径を大きくしてもよいが、本実施形態のように、レーザ光源1の外部に上記のレンズが設置されることで、レーザ光源1の構造を簡単にすることができる。
<第3の実施形態>
図6は、本発明の第3の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。本実施形態に係るプロジェクタ300は、光変調器304として、反射型液晶パネル305と、偏光ビームスプリッタ306が用いられたものである。
反射型液晶パネル305は、反射電極と透明電極との間に液晶分子を挟み込んだものであり、透明電極側から入射した光を反射電極にて反射するものである。光が反射される際には、反射電極と透明電極に加えられる電圧に応じて、光の偏光面が回転する。このようなものとして、例えばLCOS(Liquid crystal on silicon)方式の液晶パネル等が挙げられる。反射型液晶パネル305は、第1の実施形態で説明した透過型液晶パネル5と同様に、複数の画素を有しており、この画素の数が、表示される映像の解像度となる。
偏光ビームスプリッタ306は、偏光ビームスプリッタ306に入射する光をその偏光面により分離させるものである。本実施形態の偏光ビームスプリッタ306はプリズム型であり、例えばガラスを材料とした三角柱状のプリズム306aが2つ接着されて構成されている。2つのプリズム306aの接着面306bには、誘電体多層膜や金属薄膜等の光学薄膜が真空蒸着法やスパッタ法等により形成され、接着面306bに対してS偏光となる光を反射させ、P偏光となる光を透過させる。偏光ビームスプリッタ306として、平面型のものが用いられてもよい。
[プロジェクタの動作]
映像信号に基づいて、反射型液晶パネル305の各画素に電圧が加えられる。この際、レーザ光源301は偏光ビームスプリッタ306の接着面306bに対してS偏光となるレーザ光302を二次元MEMSミラー303に向けて出射する。出射されたレーザ光302は、二次元MEMSミラー303により偏光ビームスプリッタ306の接着面306bに向けて二次元状に走査される。なお、走査されるレーザ光302の接着面306bに対する入射角度は、略45度である。
偏光ビームスプリッタ306の接着面306bに走査されたレーザ光302はS偏光なので、接着面306bにより、進行方向を略90度曲げられて反射される。反射されたレーザ光302は反射型液晶パネル305の各画素に入射し、電圧が加えられた液晶分子により偏光面が回転される。反射型液晶パネル305の反射電極によりレーザ光302は反射され、再び偏光ビームスプリッタ306の接着面306bに入射する。
反射型液晶パネル305の各画素にて、偏光面を回転されたレーザ光302は、偏光ビームスプリッタ306の接着面306bを透過し、スクリーン10に投影される。この際、偏光面の回転の程度により、接着面306bを透過したレーザ光302の強度がそれぞれ異なる。従って、各画素に加えられる電圧が制御されることで、各画素に入射したレーザ光302の強度が変調されることになり、このレーザ光302が投影されることで映像が表示される。
第1の実施形態で説明した透過型液晶パネル5では、一対の透明電極に接続される配線等により、各画素においてレーザ光2が通ることができる面積が小さくなる。つまり、透過型液晶パネル5では、各画素の開口率が小さい。これに対して、本実施形態の反射型液晶パネル305は、反射電極及び透明電極に接続される配線等は、反射電極の、液晶分子が設けられている側とは反対側に設けられる。つまり、反射型液晶パネル305では、透過型液晶パネル5と比べて、各画素の開口率が大きい。従って、レーザ光2の利用効率が高くなり、輝度の高い映像が表示される。また、各画素の液晶分子内での偏光の乱れが少ないため、表示される映像のコントラストが高くなる。
<第4の実施形態>
図7は、本発明の第4の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。本実施形態に係るプロジェクタ400は、光変調器404として、反射型液晶パネル405と、ワイヤグリッド偏光板406が用いられたものである。ワイヤグリッド偏光板406は、第3の実施形態で説明した偏光ビームスプリッタ306と同様に、ワイヤグリッド偏光板406に入射する光を、その偏光面により分離させるものである。
ワイヤグリッド偏光板406は、透明基板上に形成された例えばアルミニウムやタングステン等の金属薄膜が、一方向に延びる周期的に形成された微細な溝構造を有するものである。金属薄膜は、例えば真空蒸着法やスパッタ法等により形成される。金属薄膜を分断する微小な溝は、例えば干渉露光法とエッチング法とを組み合わせることにより形成される。干渉露光法に代えて、電子線描画法、又はX線リソグラフィー法等が、エッチング法と組み合わされてもよい。本実施形態のワイヤグリッド偏光板406は、光が入射する入射面406bに対して、P偏光となる光を透過させ、S偏光となる光を反射させる。
[プロジェクタの動作]
レーザ光源401により、ワイヤグリッド偏光板406の入射面406bに対してP偏光となるレーザ光402が出射される。出射されたレーザ光402は、二次元MEMSミラー403によりワイヤグリッド偏光板406の入射面406bに向けて二次元状に走査される。
ワイヤグリッド偏光板406の入射面406bに走査されたレーザ光402はP偏光なので、入射面406bを透過し、反射型液晶パネル405の各画素に入射する。入射したレーザ光402は、各画素で偏光面を回転され、ワイヤグリッド偏光板406に向けて反射される。そして、ワイヤグリッド偏光板406の入射面406bで反射され、スクリーン等に投影される。この際、偏光面の回転の程度により、入射面406bにより反射されるレーザ光402の強度がそれぞれ異なる。このレーザ光402が投影されることで映像が表示される。
二次元MEMSミラー403により、ワイヤグリッド偏光板406の入射面406bに走査されるレーザ光402は、走査される位置によって入射面406bに対する入射角度が異なってくる。しかしながら、ワイヤグリッド偏光板406は、第3の実施形態で説明した偏光ビームスプリッタ306と比べて、入射する光の入射角度に対する偏光分離機能が高い。例えば、入射角度が45度であるレーザ光402に対するP偏光の透過率及びS偏光の反射率よりも、45度と異なる入射角度であるレーザ光402に対するP偏光の透過率及びS偏光の反射率が下がってしまうということが起こりにくい。従って、ワイヤグリッド偏光板406が用いられた本実施形態のプロジェクタ400では、偏光ビームスプリッタ306が用いられたプロジェクタ300よりも、輝度、及びコントラストが高い映像が表示される。
<第5の実施形態>
図8は、本発明の第5の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。本実施形態に係るプロジェクタ500は、光変調器504として、複数の微小ミラーが二次元状に並べられたものが用いられる。複数の微小ミラーは、典型的にはMEMS技術により形成され、静電気力や、磁力、又は圧電効果等により傾斜角度が制御される。このようなものとしては、例えば、DLP(登録商標)(Digital Light Processing)方式のプロジェクタに用いられるDMD(登録商標)(Digital Micro-mirror Device)等が挙げられる。表示される映像の画素と各微小ミラーとが対応しており、複数の微小ミラーの数が、表示される映像の解像度となる。
図8(A)では、二次元MEMSミラー503により光変調器504に走査されたレーザ光502が、スクリーン10に投影された場合を示している。以後、この状態をON状態という。ON状態では、傾斜角度を制御された複数の微小ミラーにより、レーザ光502がスクリーン10に向けて反射される。
図8(B)は、微小ミラーに走査されたレーザ光502が、スクリーン10に投影されない場合を示している。以後、この状態をOFF状態という。OFF状態では、傾斜角度が制御された複数の微小ミラーにより、レーザ光502を吸収し遮断する遮断部530に向けて、レーザ光502が反射される。
複数の微小ミラーは傾斜角度が個別に制御され、各微小ミラーごとで、入射するレーザ光502に対して上記のON状態及びOFF状態をとることができる。従って、各微小ミラーの傾斜角度が高速で制御され、ON状態とOFF状態が高速で切り替わることで、各微小ミラーに入射するレーザ光502の強度が変調される。二次元MEMSミラー503により光変調器504に走査されたレーザ光502の強度が、個別に駆動する各微小ミラーによりそれぞれ変調され、そのレーザ光502が投影されることで映像が表示される。
本実施形態のプロジェクタ500では、上記の各実施形態で用いられた偏光板、偏光ビームスプリッタ、及びワイヤグリッド偏光板等の光学素子が不要である。従って、プロジェクタ500の小型化に有利であり、また、プロジェクタ500の構造を簡単にすることができる。
<第6の実施形態>
図9は、本発明の第6の実施形態に係るプロジェクタを概略的に示す平面図である。本実施形態に係るプロジェクタ600は、赤色、緑色、及び青色のレーザ光602R、602G、及び602Bを時分割で出射するレーザ光源601を有している。その他の構成は、第1の実施形態に係るプロジェクタ100と同様である。
レーザ光源601は、赤色レーザ光602Rを出射する赤色レーザ光源601Rと、緑色レーザ光602Gを出射する緑色レーザ光源601Gと、青色レーザ光602Bを出射する青色レーザ光源601Bとを有する。各色のレーザ光602R、602G、及び602Bのビーム径はそれぞれ略等しく、透過型液晶パネル605の画素の面積よりも大きい。
赤色レーザ光源601R及び青色レーザ光源601Bとしては、例えば半導体レーザが用いられる。緑色レーザ光源601Gとしては、例えば、赤外線光を出射する半導体レーザとSHG(Second Harmonic Generation)素子とを組み合わせたものが用いられる。
各色のレーザ光源601R、601G、及び601Bから出射された各色のレーザ光602R、602G、及び602Bは、レーザ光源601の内部に設けられたダイクロイックミラー625に向けて出射される。ダイクロイックミラー625は、所定(範囲)の波長の光を反射させ、その他の波長の光を透過させる光学素子である。このダイクロイックミラー625により、各色のレーザ光602R、602G、及び602Bが適宜選択されて反射又は透過される。ダイクロイックミラー625がレーザ光源601内の適当な位置に設けられることで、レーザ光源601から出射される各色のレーザ光602R、602G、及び602Bの各光軸が等しくなるように揃えられる。
[プロジェクタの動作]
制御部607に映像信号650が入力されると、制御部607はこの映像信号650から、赤色映像信号650Rと、緑色映像信号650Gと、青色映像信号650Bとを検出し、これらを液晶ドライバに出力する。液晶ドライバは、この各色の映像信号650R、650G、及び650Bに基づいて、透過型液晶パネル605の各画素に電圧を加える。また、制御部607は、各色のレーザ光源601R、601G、及び601Bに、各色の出射信号655R、655G、及び655Bをそれぞれ出力する。なお図9では、制御部607により二次元MEMSミラー603に出力される走査信号は省略して図示されている。
図10は、各色の映像信号650R、650G、及び650Bと、各色の出射信号655R、655G、及び655Bとが制御部607により出力されるタイミングを説明するための図である。図11は、図10に示すタイミングに対応してスクリーン10に投影される3色のフレームR1、G1、及びB1を示す図である。
図10に示すように、制御部607が、液晶ドライバに赤色映像信号650Rを出力する。これと同期するように、制御部607が、レーザドライバを介して赤色レーザ光源601Rに赤色出射信号655Rを出力する。(ステップ1)。図10のステップ1では、赤色出射信号655Rが出力された状態をON状態として図示している。
赤色レーザ光源601Rは、赤色出射信号655Rを受けている間、一定強度の赤色レーザ光602Rを出射する。出射された赤色レーザ光602Rは二次元MEMSミラー603に入射され、二次元MEMSミラー603により、透過型液晶パネル605の画素全体に走査される。これにより図11で示す赤色レーザ光602Rのみで作成された赤色フレームR1がスクリーン10に投影される。
次に、制御部607は、緑色映像信号650Gを液晶ドライバに出力し、これと同期するように、レーザドライバを介して緑色レーザ光源601Gに緑色出射信号655Gを出力する(ステップ2)。緑色出射信号655Gを受けた緑色レーザ光源601Gは、緑色レーザ光602Gを出射する。緑色レーザ光602Gは、二次元MEMSミラー603により透過型液晶パネル605の画素全体に走査され、図11で示す緑色フレームG1がスクリーン10に投影される。
次に、制御部607は、青色映像信号650Bを液晶ドライバに出力し、青色出射信号655Bを青色レーザ光源601Bに出力する。(ステップ3)。青色レーザ光源601Bから出射された青色レーザ光602Bは、二次元MEMSミラー603により透過型液晶パネル605の画素全体に走査される。これにより、図11で示す青色フレームB1がスクリーン10に投影される。
このステップ1からステップ3の動作が、映像の1フレームが表示される時間内で行われることで、3色のフレームR1、G1、及びB1が時分割でスクリーン10に投影され、フルカラーの映像が表示される。ステップ4以後も同様のステップが続く。
1フレームが表示される時間内に、3色のフレームR1、G1、及びB1が複数回ずつ投影されてもよい。例えば、赤色フレームR1、緑色フレームG1、青色フレームB1が順に投影され、再び赤色フレームR1、緑色フレームG1、青色フレームB1が順に投影される。つまり、1フレームが表示される時間内に、3色のフレームR1、G1、及びB1が合計で6つ投影されてもよい。これにより、色度が滑らかに変化するフルカラーの映像が得られる。
1フレームが表示される時間内に、3色のフレームR1、G1、及びB1が複数回ずつ投影される場合、透過型液晶パネル605の画素全体を走査する回数が多く必要となる。本実施形態では、少ない走査回数で透過型液晶パネル605の画素全体を走査することができるので、3色のフレームR1、G1、及びB1を複数回ずつ投影させることが容易である。
また、3色のフレームR1、G1、及びB1が時分割で投影されることで、フルカラーの映像が表示されるので、透過型液晶パネル605に、例えばカラーフィルタや、赤色、緑色、及び青色をそれぞれ表示させるサブ画素等を設ける必要がない。これにより、透過型液晶パネル605の構造を簡単にすることができる。
上記で説明した他の実施形態においても、本実施形態のように3色のレーザ光を出射するレーザ光源が用いられることで、フルカラーの映像が表示される。
<変形例>
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
例えば、上記の各実施形態に係るプロジェクタでは、偏光面が一方向に定められたレーザ光が出射されるので、光源と光変調器との間に偏光板が配置されなくても、映像が表示される。しかしながら、表示される映像の輝度やコントラストをより向上させるために、光源と光変調器との間に偏光板が配置され、出射されるレーザ光の偏光面がさらに揃えられてもよい。
また、第3の実施形態で用いられた偏光ビームスプリッタ、及び第4の実施形態で用いられたワイヤグリッド偏光板に限られず、他の偏光分離器が用いられてもよい。また、光変調器として、GLV(Grating Light Valve)素子と回折した光のみを透過させるフィルムとを組み合わせたものが用いられてもよい。
二次元MEMSミラーによりレーザ光を二次元状に走査させる方法も、上記で説明したものに限られない。例えば、第1の実施形態において、透過型液晶パネルの有効画素領域Zを複数の領域で区切り、その領域ごとにレーザ光2が走査されてもよい。その他、映像の1フレームが表示される時間内において、透過型液晶パネル5の画素全体にレーザ光2が照射されるのであれば、どのような走査方法が用いられてもよい。
図12は、第1の実施形態に係るプロジェクタ100の変形例を示す図である。このプロジェクタ100では、2つのレーザ光源1a及び1bと、2つの二次元MEMSミラー3a及び3bとが用いられる。
図12で示すように、レーザ光源1aから出射されたレーザ光2aが二次元MEMSミラー3aにより、透過型液晶パネル5の有効画素領域Zの下半分の領域Z1に走査される。レーザ光源1bから出射されたレーザ光2bは、二次元MEMSミラー3bにより、有効画素領域Zの上半分の領域Z2に走査される。
このように、複数のレーザ光源及び二次元MEMSミラーが用いられ、区切られた有効画素領域の各領域ごとにレーザ光が走査されてもよい。これにより、各二次元MEMSミラーの走査速度を大きくすることなく、透過型液晶パネルの画素全体にレーザ光が照射される。第1の実施形態のみならず、他の実施形態にて、複数のレーザ光源及び二次元MEMSミラーが用いられてもよい。
各実施形態で説明したプロジェクタは、フロント型のプロジェクタとして用いられてもよいし、リア型のプロジェクタとして用いられてもよい。
1、301、401、501、601…レーザ光源
2、302、402、502…レーザ光
3、303、403、503、603…MEMSミラー
4、304、404、504、604…光変調器
5、605…透過型液晶パネル
6、606…偏光板
9…映像
100、200、300、400、500、600…プロジェクタ
305、405…反射型液晶パネル
306…偏光ビームスプリッタ
406…ワイヤグリッド偏光板
601R…赤色レーザ光源
601G…緑色レーザ光源
601B…青色レーザ光源
602R…赤色レーザ光
602G…緑色レーザ光
602B…青色レーザ光

Claims (8)

  1. レーザ光を出射するレーザ光源と、
    映像を表示するために前記レーザ光の強度を変調する光変調器と、
    出射された前記レーザ光を前記光変調器に向けて二次元状に走査する光走査器と
    を具備するプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記光変調器は、前記レーザ光の強度を個々に変調する複数の画素を有し、
    走査された前記レーザ光のビーム径は、前記各画素の面積より大きい
    プロジェクタ。
  3. 請求項2に記載のプロジェクタであって、
    前記レーザ光源と前記光走査器との間に配置され、出射された前記レーザ光の前記ビーム径を前記各画素の面積よりも大きくするレンズ系をさらに具備するプロジェクタ。
  4. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記レーザ光源は、第1の偏光面を有する前記レーザ光を出射し、
    前記光変調器は、
    前記第1の偏光面を回転させながら、前記レーザ光を透過させることが可能な透過型液晶パネルと、
    前記透過型液晶パネルを透過した前記レーザ光のうち、前記第1の偏光面と異なる第2の偏光面を有する前記レーザ光を透過させる偏光板とを有する
    プロジェクタ。
  5. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記レーザ光源は、第1の偏光面を有する前記レーザ光を出射し、
    前記光変調器は、
    前記第1の偏光面を回転させながら、前記レーザ光を反射させることが可能な反射型液晶パネルと、
    前記レーザ光を前記反射型液晶パネルに入射し、前記反射型液晶パネルに反射された前記レーザ光のうち、前記第1の偏光面と異なる第2の偏光面を有する前記レーザ光を投影する偏光分離器とを有する
    プロジェクタ。
  6. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記光変調器は、複数の微小ミラーを有し、
    前記複数の微小ミラーは、前記レーザ光を反射させ、前記レーザ光を反射させる角度が制御されることで、前記レーザ光の強度を個々に変調する
    プロジェクタ。
  7. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記レーザ光源は、赤色、緑色、及び青色の前記レーザ光を時分割で出射し、
    前記光変調器は、前記赤色、前記緑色、及び前記青色の前記レーザ光の各強度をそれぞれ変調する
    プロジェクタ。
  8. レーザ光を光走査器に向けて出射し、
    前記光走査器により、前記レーザ光を光変調器に向けて二次元状に走査し、
    前記光変調器により、前記光変調器上を走査された前記レーザ光の強度を変調させることにより映像を表示する
    映像表示方法。
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