JP2010266002A - 高圧ガスシステム - Google Patents

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栄治 大川内
Koji Koide
浩司 小出
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Abstract

【課題】高圧ガスシステムにおいて、より好適にガス漏れを防止することである。
【解決手段】高圧ガスシステム10において、高圧ガスを蓄積する高圧ガスタンク部30と、複数のガス配管部材を継いで形成され、高圧ガスタンク部から供給される高圧ガスを流通させるガス配管部82〜92と、ガス配管部82〜92の継ぎ手部分に設けられ、高圧ガスの圧力を用いて継ぎ手部分の境界面を密封する粘弾性部材と、逆止弁52を介してガス配管部82〜92に接続されたバッファタンク部50と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧ガスシステムに係り、特に、配管の継ぎ手部分を有する高圧ガスシステムに関する。
現在、燃料電池システム等において高圧ガスが利用されることがあり、燃料電池システム等には高圧ガスを流通させるためのガス配管部が設けられている。例えば、特許文献1には、充填口から燃料タンクへ燃料を供給するための燃料充填路を備えた燃料タンクシステムが開示されている。ここでは、燃料充填路に少なくとも二つの逆止弁を直列に備え、燃料タンク側に設けられた逆止弁の開弁圧力が、充填口に設けられた逆止弁の開弁圧力よりも小さく設定されている構成が開示されている。そして、燃料消費装置と燃料充填路とを連通する燃料供給路と、燃料供給路に設けられる第1遮断弁をさらに備え、第1遮断弁は、燃料充填路の内圧に基づいて開弁される構成が開示されている。
WO2006/080551号公報
ところで、高圧ガスを流通させる距離が長くなると、ガス配管部は複数のガス配管部材を継いで形成されることがある。このとき、ガス配管部の継ぎ手部分には、境界面を密封するためにOリング等のシール部材が設けられるが、ガス配管部の圧力が急激に変化するとシール部材の面圧上昇がガス配管部内の圧力上昇に追いつかず、シール部材によって境界面をうまく密封できずにガスが漏れてしまう可能性がある。
本発明の目的は、より好適にガス漏れを防止することを可能とする高圧ガスシステムを提供することである。
本発明に係る高圧ガスシステムは、高圧ガスを蓄積する高圧ガスタンク部と、複数のガス配管部材を継いで形成され、高圧ガスタンク部から供給される高圧ガスを流通させるガス配管部と、ガス配管部の継ぎ手部分に設けられ、高圧ガスの圧力を用いて継ぎ手部分の境界面を密封する粘弾性部材と、逆止弁を介してガス配管部に接続されたバッファタンク部と、を備え、所定のクラッキング圧を超える場合に逆止弁が開弁し、高圧ガスがバッファタンク部に流入することを特徴とする。
また、本発明に係る高圧ガスシステムにおいて、開弁したときに高圧ガスタンク部からガス配管部に高圧ガスを供給させ、閉弁したときに高圧ガスタンク部からガス配管部への高圧ガスの供給を停止させるガス供給弁を備え、ガス供給弁は、そのガス供給弁の上流側と下流側との間の圧力差が、予め定めた所定値以上の場合に閉弁し、予め定めた所定値より小さい場合に開弁することが可能であることが好ましい。
また、本発明に係る高圧ガスシステムにおいて、高圧ガスタンク部は、複数の高圧ガスタンクを含み、各高圧ガスタンクに設けられ、開弁したときに高圧ガスタンクからガス配管部に高圧ガスを供給させ、閉弁したときに高圧ガスタンクからガス配管部への高圧ガスの供給を停止させる複数のガス供給弁を備え、複数のガス供給弁のうちの1つのガス供給弁の上流側と下流側との圧力差が、予め定めた所定値以上の場合にその1つのガス供給弁のみを開弁し、予め定めた所定値より小さい場合に残りのガス供給弁も開弁することが可能であることが好ましい。
また、本発明に係る高圧ガスシステムにおいて、開弁したときに高圧ガスタンク部からガス配管部に高圧ガスを供給させ、閉弁したときに高圧ガスタンク部からガス配管部への高圧ガスの供給を停止する2段階式電磁弁であって、小さなガス通路口を開閉するサブ弁と大きなガス通路口を開閉するメイン弁とを有する2段階式電磁弁を備え、2段階式電磁弁は、その2段階式電磁弁の上流側と下流側との間の圧力差が、予め定めた所定値以上の場合にサブ弁のみを開き、予め定めた所定値より小さい場合にメイン弁も開くことが可能であることが好ましい。
上記構成の高圧ガスシステムによれば、バッファタンク部が逆止弁を介してガス配管部に接続されている。これにより、高圧ガスタンク部からガス配管部に高圧ガスが供給されてガス配管部内の圧力が上がり始めても、その圧力が逆止弁のクラッキング圧を超えたときにバッファタンク部に高圧ガスが流入するため、ガス配管部内の急激な圧力の上昇を抑制することができる。したがって、粘弾性部材によってガス配管部の継ぎ手部分の境界面をより好適に密封させることができるため、ガス漏れを防止することができる。
本発明に係る実施の形態において、高圧ガスシステムを示す図である。 本発明に係る実施の形態において、ガス配管部の継ぎ手部分の拡大図である。 本発明に係る実施の形態において、ガス供給弁部を開弁した後の高圧ガスタンク部よりも下流側のガス配管部内とバッファタンク部の圧力の変化の様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態の変形例において、制御部の各要素を示す図である。 本発明に係る実施の形態の第1変形例において、ガス供給弁部の開閉弁の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態の第2変形例において、ガス供給弁部の開閉弁の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態の第3変形例において、ガス供給弁部の開閉弁の手順を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では高圧ガスシステムは、内燃機関と電動機とを利用するハイブリッド車両に搭載されるものとして説明するが、電気自動車に搭載されるものであってもよい。また、以下では2段階式電磁弁は、パイロット式電磁弁であるものとして説明するが、エア駆動弁や非パイロット式の電磁弁であってもよい。また、以下では高圧ガスシステムは、4つの高圧ガスタンクより構成されるものとして説明するが、数値は単なる例示にすぎず、その他の個数の高圧ガスタンクより構成されてもよい。また、以下では高圧ガスシステムの接続先が燃料電池スタックであるものとして説明するが、水素エンジン、CNGエンジンであってもよい。
以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、高圧ガスシステム10を示す図である。高圧ガスシステム10は、高圧ガス流通部9と、制御部100とを含んで構成される。高圧ガスシステム10は、燃料電池スタック8に水素ガスを供給するシステムである。まず、高圧ガス流通部9について説明し、その後に制御部100について説明する。なお、以下では高圧ガスシステム10は、IG−ON(イグニッションオン)を行うことでシステムが起動されるハイブリッド車両に搭載されるものとして説明する。
高圧ガス流通部9は、充填口部12と、マニホールド14と、高圧ガスタンク部30と、ガス供給弁部40と、マニホールド16と、逆止弁52と、バッファタンク部50と、レギュレータ部60と、インジェクタ部70とを含んで構成される。
さらに、高圧ガス流通部9は、ガス配管部82と、ガス配管部84と、ガス配管部86と、ガス配管部88と、ガス配管部89と、ガス配管部90と、ガス配管部92とを含んで構成される。ガス配管部82は、充填口部12とマニホールド14とを接続する配管である。ガス配管部84は、マニホールド14と高圧ガスタンク部30とを接続する配管である。ガス配管部86は、高圧ガスタンク部30とマニホールド16とを接続する配管である。ガス配管部88は、マニホールド16とバッファタンク部50とを接続する配管である。ガス配管部89は、マニホールド16とレギュレータ部60とを接続する配管である。ガス配管部90は、レギュレータ部60とインジェクタ部70とを接続する配管である。ガス配管部92は、燃料電池スタック8とインジェクタ部70とを接続する配管である。
充填口部12は、燃料電池スタック8用に燃料ガスとして用いられる高圧の水素ガスを外部から充填するための充填口を有する部材である。マニホールド14は、充填口部12からガス配管部82を介して流通してきた水素ガスを4つの配管からなるガス配管部84に分岐させる部材である。
高圧ガスタンク部30は、4つの高圧ガスタンク32,34,36,38を含んで構成される。高圧ガスタンク32,34,36,38は、ある程度の高圧ガスを充填可能な構造であり、それぞれ水素ガスを高圧で蓄積している。
ガス供給弁部40は、4つのガス供給弁42,44,46,48を含んで構成される。また、ガス供給弁42,44,46,48は、それぞれ開弁したときに高圧ガスタンク32,34,36,38から4つの配管からなるガス配管部86に水素ガスを供給させ、閉弁したときに、その供給を停止させる弁である。
マニホールド16は、高圧ガスタンク32,34,36,38から4つの配管からなるガス配管部86内を流通してきた水素ガスをガス配管部88とガス配管部89に対して流通させる部材である。
バッファタンク部50は、適当な容量を有し、水素ガスを十分に蓄積することができるタンクである。そして、バッファタンク部50は、ガス配管部88を介してマニホールド16に接続されている。また、ガス配管部88の途中には、予め定められた所定のクラッキング圧を超えると開弁する逆止弁52が設けられている。これにより、バッファタンク部50は、逆止弁52を介して、ガス配管部86,89等に接続される。
レギュレータ部60は、その上流側の圧力(一次圧)を、予め設定した二次圧に調圧する装置である。具体的には、レギュレータ部60は、上流側のガス配管部89から流入してきた水素ガスの圧力を調圧して、下流側のガス配管部90に対して供給している。
インジェクタ部70は、弁体を電磁駆動力で直接的に所定の駆動周期で駆動して弁座から離隔させることにより、ガス流量やガス圧を調整することが可能な電磁駆動式の開閉弁である。具体的には、インジェクタ部70は、上流側のガス配管部90から流入してきた水素ガスのガス流量やガス圧を調整して、下流側のガス配管部92に対して供給している。
燃料電池スタック8は、負荷に対して電力を供給する電源装置である。燃料電池スタック8は、燃料ガスと酸化ガスとの電気化学反応によって電力を取り出している。ここでは、インジェクタ部70と燃料電池スタック8とはガス配管部92によって接続され、インジェクタ部70から燃料電池スタック8に対し、電気化学反応に必要な水素ガス(燃料ガス)を供給している。
圧力センサ20は、マニホールド14に取り付けられ、マニホールド14内の圧力値P0を検出している。圧力センサ22は、高圧ガスタンク部30の1つのタンクである高圧ガスタンク32に取り付けられ、高圧ガスタンク32内の圧力値P1を検出している。圧力センサ24は、マニホールド16に取り付けられ、マニホールド16内の圧力値P2を検出している。圧力センサ26は、ガス配管部90に取り付けられ、ガス配管部90内の圧力値P3を検出している。
上記のガス配管部86,88,89,90,92は、水素ガスを長い距離の間流通させる必要があるため、それぞれ複数のガス配管部材を継いで形成される。そして、これらのガス配管部86,88,89,90,92の継ぎ手部分には、境界面を密封する粘弾性部材であるOリングが配置されている。図2は、ガス配管部86,88,89,90,92の継ぎ手部分の拡大図である。図2に示されるように、第1継ぎ手部分822と、第2継ぎ手部分824と、第3継ぎ手部分826とを含み、第1継ぎ手部分822と第3継ぎ手部分826との間の隙間にはOリング700が取り付けられている。そして、水素ガスが流路828を流れるときにOリング700のシール面圧が上昇して第1継ぎ手部分882と第3継ぎ手部分826との間の境界面を密封する。
再び図1に戻って、制御部100は、高圧ガス流通部9の制御を行う制御装置である。例えば、制御部100は、高圧ガスシステム10が搭載される車両にIG−ON指令等に基づき、ガス供給弁部40とレギュレータ部60とインジェクタ部70に設けられた弁の開閉を行う等の機能を有する。
続いて、上記構成の高圧ガスシステム10の動作について図1〜図3を参照して説明する。図3は、ガス供給弁部40のうちのガス供給弁42,44,46,48を開弁した後の高圧ガスタンク部30よりも下流側のガス配管部88内とバッファタンク部50の圧力の変化の様子を示す図である。図3において、102は、マニホールド16内の圧力P2の変化を示す圧力線図であり、104は、バッファタンク部50内の圧力の変化を示す圧力線図である。また、時間t0は、ガス供給弁部40を開弁したときである。その後、ガス配管部88内の圧力が上昇して、Pth(クラッキング圧)に到達し、逆止弁52が開いたときの時間をt1としている。さらに、バッファタンク部50内の圧力値とガス配管部88内の圧力値が一致したときの時間をt2としている。
制御部100は、高圧ガスシステム10が搭載される車両にIG−ON指令があった場合には、ガス供給弁42,44,46,48を開弁(図3の時間t0)する。そして、高圧ガスタンク32,34,36,38から4つの配管からなるガス配管部86に水素ガスを流通させて、ガス配管部86およびそれよりも下流側のガス配管部88,89の圧力が図3において時間t0から時間t1の間の圧力線図102に示されるように大きな傾きで上昇する。
ここで、ガス配管部88において、ガス圧が逆止弁52のクラッキング圧(Pth)を超えると、逆止弁52が開弁してバッファタンク部50内に水素ガスが流入し、図3において時間t1から時間t2の間の圧力線図104に示されるようにバッファタンク部50内の圧力が上昇する。そして、バッファタンク部50内に水素ガスが流入することによって、図3において時間t1から時間t2の間の圧力線図102の傾きが時間t0から時間t1の間に比べて緩やかになり、つまりガス配管部86,88,89の圧力上昇も緩やかになる。
これにより、高圧ガスシステム10においてガス供給弁42,44,46,48を開弁した場合にもバッファタンク部50内に水素ガスを流入させることで、ガス配管部86,88,89内の圧力上昇を緩やかにして、ガス配管部86,88,89内の圧力上昇スピードがOリング700のシール面圧の上昇スピードを越えて継ぎ手部分でガス漏れが生じるのを防止することができる。
次に、高圧ガスシステム10の第1変形例について説明する。高圧ガスシステム10の第1変形例と高圧ガスシステム10との相違は、制御部200の機能のみであるため、制御部200について詳細に説明する。
図4は、制御部200の各要素を示す図である。制御部200は、IG−ON判断処理部I/F207と、圧力差判断処理部I/F208と、開閉弁処理部I/F209と、記憶部206と、CPU201とを含んで構成される。各要素は、内部バスを通じて相互に接続される。かかる制御部200は、高圧ガスシステム10に適したコンピュータを用いることができる。
IG−ON判断処理部I/F207は、車両のIG−ON信号が生成される回路部(図示しない)と接続されるインターフェース回路である。圧力差判断処理部I/F208は、圧力センサ22,24と接続されるインターフェース回路である。開閉弁処理部I/F209は、ガス供給弁部40と接続されるインターフェース回路である。
CPU201は、IG−ON判断処理部202と、圧力差判断処理部203と、開閉弁処理部204と、を含んで構成される。これらの各機能は、ソフトウェアを実行することで実現でき、具体的には記憶部206に記憶された開閉弁プログラムを実行することにより実現できる。また、これらの各機能の一部をハードウェアとして実現するものとしてもよい。
IG−ON判断処理部202は、車両のIG−ON信号をIG−ON判断処理部I/F207を介して取得したか否かを判断する機能を有する。
圧力差判断処理部203は、圧力値P1,P2の値を圧力差判断処理部I/F208を介して取得し、圧力値P1,P2の圧力差(P1−P2)が10MPa以上であるか否かを判断する機能を有する。もちろん、上記10MPaの値は単なる例示にすぎず、その他の値であってもよい。
開閉弁処理部204は、圧力差判断処理部203によって判断された圧力差が10MPa以上であれば、開閉弁処理部I/F209を介してガス供給弁42,44,46,48を閉弁させる制御を行う機能を有する。また、開閉弁処理部204は、圧力差判断処理部203によって判断された圧力差が10MPaよりも小さければ、開閉弁処理部I/F209を介してガス供給弁42,44,46,48を開弁させる制御を行う機能を有する。また、開閉弁処理部204は、所定の時間が経過したか否かを判断するタイマ機能も有する。
続いて、上記構成の高圧ガスシステム10の第1変形例の動作について図4,5を参照して説明する。図5は、高圧ガスシステム10の第1変形例において、ガス供給弁部40の開閉弁の手順を示すフローチャートである。まず、CPU201において記憶部206に記憶された開閉弁プログラムを実行する。
最初に、車両のIG−ON指令があったか否かを判断する(S10)。S10の工程は、CPU201のIG−ON判断処理部202の機能によって実行される。IG−ON指令がなければ、リターン処理へと進む。
IG−ON指令があった場合には、S12へと進む。次に、圧力値P1と圧力値P2との圧力差を求め、その圧力差が10MPa以上であるか否かを判断する(S12)。S12の工程は、CPU201の圧力差判断処理部203の機能によって実行される。圧力値P1と圧力値P2との圧力差が10MPaよりも小さければ、S16へと進む。
圧力値P1と圧力値P2との圧力差が10MPa以上であれば、ガス供給弁42,44,46,48を閉弁させる(S14)。S14の工程は、CPU201の開閉弁処理部204の機能によって実行される。次に、予め定められた所定の期間が経過したか否かを判断する(S15)。所定の期間が経過していないと判断されれば、再びS15に戻る。所定の期間が経過していると判断されれば、S16へと進む。S15の工程は、CPU201の開閉弁処理部204の機能によって実行される。
S16において、ガス供給弁42,44,46,48を開弁させる(S16)。S16の工程は、CPU201の開閉弁処理部204の機能によって実行される。このように、高圧ガスシステム10の第1変形例によれば、高圧ガスタンク32内の圧力値P1と、高圧ガスタンク32よりも下流側に配置されるマニホールド16内の圧力値P2との圧力差が10MPa以上である場合には、一旦ガス供給弁42,44,46,48を閉弁して、所定の時間経過させてから、再びガス供給弁42,44,46,48を開弁するため、一気に高圧の水素ガスを供給する場合に比べて、ガス配管部86,88,89等の急激な圧力上昇を抑制することができる。これにより、高圧ガスシステム10においてガス供給弁42,44,46,48を開弁した場合にもガス配管部86,88,89内の圧力がOリング700のシール面圧を超えてしまうことを防止することができる。したがって、高圧ガスシステム10の第1変形例において、より好適にガス漏れを防止することができる。
次に、高圧ガスシステム10の第2変形例について説明する。高圧ガスシステム10の第2変形例は、高圧ガスシステム10の第1変形例とほぼ同様の構成と機能を有し、高圧ガスシステム10の第1変形例との相違点は、制御部200の圧力差判断処理部203と開閉弁処理部204の機能であるため、その相違点を中心に説明する。
圧力差判断処理部203は、圧力値P1,P2の値を圧力差判断処理部I/F208を介して取得し、圧力値P1,P2の圧力差(P1−P2)が2MPaより小さいか否かを判断する機能を有する。もちろん、上記2MPaの値は単なる例示にすぎず、その他の値であってもよい。
開閉弁処理部204は、IG−ON判断処理部202が車両のIG−ON指令があったと判断した場合には、ガス供給弁42を開弁する機能を有する。さらに、開閉弁処理部204は、圧力差判断処理部203によって判断された圧力差が2MPaよりも小さければ、残りの弁であるガス供給弁44,46,48も開弁させる機能を有する。
続いて、上記構成の高圧ガスシステム10の第2変形例の動作について図4,6を参照して説明する。図6は、高圧ガスシステム10の第2変形例において、ガス供給弁部40の開閉弁の手順を示すフローチャートである。まず、CPU201において記憶部206に記憶された開閉弁プログラムを実行する。
最初に、車両のIG−ON指令があったか否かを判断する(S20)。S20の工程は、CPU201のIG−ON判断処理部202の機能によって実行される。IG−ON指令がなければ、リターン処理へと進む。
IG−ON指令があった場合には、1つのガス供給弁42を開弁し、残りのガス供給弁44,46,48を閉弁させたままとする(S22)。S22の工程は、CPU201の開閉弁処理部204の機能によって実行される。そして、S24へと進む。
次に、圧力値P1と圧力値P2との圧力差を求め、その圧力差が2MPaより小さいか否かを判断する(S24)。S24の工程は、CPU201の圧力差判断処理部203の機能によって実行される。圧力値P1と圧力値P2との圧力差が2MPa以上であれば、再びS24へ戻る。
圧力値P1と圧力値P2との圧力差が2MPaよりも小さければ、残りの弁であるガス供給弁44,46,48も開弁させる(S26)。S26の工程は、CPU201の開閉弁処理部204の機能によって実行される。このように、高圧ガスシステム10の第2変形例によれば、IG−ON指令があれば、最初に1つのガス供給弁42のみを開き、高圧ガスタンク32内の圧力値P1と、高圧ガスタンク32よりも下流側に配置されるマニホールド16内の圧力値P2との圧力差が2MPaよりも小さくなってから、残りの弁である44,46,48も開弁させたため、ガス配管部88内等の圧力の急上昇を抑制することができる。これにより、高圧ガスシステム10においてガス供給弁42,44,46,48を開弁した場合にもガス配管部86,88,89内の圧力がOリング700のシール面圧を超えてしまうことを防止することができる。したがって、高圧ガスシステム10の第2変形例において、より好適にガス漏れを防止することができる。
次に、高圧ガスシステム10の第3変形例について説明する。高圧ガスシステム10の第3変形例は、高圧ガスシステム10の第2変形例とほぼ同様の構成と機能を有し、高圧ガスシステム10の第2変形例との相違点は、ガス供給弁42,44,46,48と、制御部200の開閉弁処理部204の機能であるため、その相違点を中心に説明する。
ガス供給弁42,44,46,48は、パイロット式電磁弁であり、小さなガス通路口を開閉するパイロット弁(換言すれば、サブ弁)と大きなガス通路口を開閉するメイン弁とを有する2段階式の電磁弁である。
開閉弁処理部204は、IG−ON判断処理部202が車両のIG−ON指令があったと判断した場合には、ガス供給弁42,44,46,48のパイロット弁を開弁する機能を有する。さらに、開閉弁処理部204は、圧力差判断処理部203によって判断された圧力差が2MPaよりも小さければ、ガス供給弁42,44,46,48のメイン弁も開弁させる機能を有する。
続いて、上記構成の高圧ガスシステム10の第3変形例の動作について図4,7を参照して説明する。図7は、高圧ガスシステム10の第3変形例において、ガス供給弁部40の開閉弁の手順を示すフローチャートである。まず、CPU201において記憶部206に記憶された開閉弁プログラムを実行する。
最初に、車両のIG−ON指令があったか否かを判断する(S30)。S30の工程は、CPU201のIG−ON判断処理部202の機能によって実行される。IG−ON指令がなければ、リターン処理へと進む。
IG−ON指令があった場合には、ガス供給弁42,44,46,48のパイロット弁を開弁し、メイン弁はそれぞれ閉じたままとする(S32)。S32の工程は、CPU201の開閉弁処理部204の機能によって実行される。その後、S34へと進む。
次に、圧力値P1と圧力値P2との圧力差を求め、その圧力差が2MPaより小さいか否かを判断する(S34)。S34の工程は、CPU201の圧力差判断処理部203の機能によって実行される。圧力値P1と圧力値P2との圧力差が2MPa以上であれば、再びS34へ戻る。
圧力値P1と圧力値P2との圧力差が2MPaよりも小さければ、ガス供給弁42,44,46,48のメイン弁も開弁させる(S36)。このように、高圧ガスシステム10の第3変形例によれば、IG−ON指令があれば、最初に小さなガス通路口を開閉するパイロット弁を開き、高圧ガスタンク32内の圧力値P1と、高圧ガスタンク32よりも下流側に配置されるマニホールド16内の圧力値P2との圧力差が2MPaよりも小さくなってから、大きなガス通路口を開閉するメイン弁を開くため、ガス配管部88内の圧力の急上昇を抑制することができる。これにより、高圧ガスシステム10においてガス供給弁42,44,46,48を開弁した場合にもガス配管部86,88,89内の圧力がOリング700のシール面圧を超えてしまうことを防止することができる。したがって、高圧ガスシステム10の第3変形例において、より好適にガス漏れを防止することができる。
8 燃料電池スタック、9 高圧ガス流通部、10 高圧ガスシステム、12 充填口部、14,16 マニホールド、20,22,24,26 圧力センサ、30 高圧ガスタンク部、32,34,36,38 高圧ガスタンク、40 ガス供給弁部、42,44,46,48 ガス供給弁、50 バッファタンク部、52 逆止弁、60 レギュレータ部、70 インジェクタ部、82,84,86,88,89,90,92 ガス配管部、100,200 制御部、102,104 圧力線図、200 CPU、202 IG−ON判断処理部、203 圧力差判断処理部、204 開閉弁処理部、206 記憶部、207 IG−ON判断処理部I/F、208 圧力差判断処理部I/F、209 開閉弁処理部I/F、700 Oリング、822 第1継ぎ手部分、824 第2継ぎ手部分、826 第3継ぎ手部分、828 流路。

Claims (4)

  1. 高圧ガスを蓄積する高圧ガスタンク部と、
    複数のガス配管部材を継いで形成され、高圧ガスタンク部から供給される高圧ガスを流通させるガス配管部と、
    ガス配管部の継ぎ手部分に設けられ、高圧ガスの圧力を用いて継ぎ手部分の境界面を密封する粘弾性部材と、
    逆止弁を介してガス配管部に接続されたバッファタンク部と、
    を備え、
    所定のクラッキング圧を超える場合に逆止弁が開弁し、高圧ガスがバッファタンク部に流入することを特徴とする高圧ガスシステム。
  2. 請求項1に記載の高圧ガスシステムにおいて、
    開弁したときに高圧ガスタンク部からガス配管部に高圧ガスを供給させ、閉弁したときに高圧ガスタンク部からガス配管部への高圧ガスの供給を停止させるガス供給弁を備え、
    ガス供給弁は、
    そのガス供給弁の上流側と下流側との間の圧力差が、予め定めた所定値以上の場合に閉弁し、予め定めた所定値より小さい場合に開弁することが可能であることを特徴とする高圧ガスシステム。
  3. 請求項1に記載の高圧ガスシステムにおいて、
    高圧ガスタンク部は、複数の高圧ガスタンクを含み、
    各高圧ガスタンクに設けられ、開弁したときに高圧ガスタンクからガス配管部に高圧ガスを供給させ、閉弁したときに高圧ガスタンクからガス配管部への高圧ガスの供給を停止させる複数のガス供給弁を備え、
    複数のガス供給弁のうちの1つのガス供給弁の上流側と下流側との圧力差が、予め定めた所定値以上の場合にその1つのガス供給弁のみを開弁し、予め定めた所定値より小さい場合に残りのガス供給弁も開弁することが可能であることを特徴とする高圧ガスシステム。
  4. 請求項1に記載の高圧ガスシステムにおいて、
    開弁したときに高圧ガスタンク部からガス配管部に高圧ガスを供給させ、閉弁したときに高圧ガスタンク部からガス配管部への高圧ガスの供給を停止する2段階式電磁弁であって、小さなガス通路口を開閉するサブ弁と大きなガス通路口を開閉するメイン弁とを有する2段階式電磁弁を備え、
    2段階式電磁弁は、
    その2段階式電磁弁の上流側と下流側との間の圧力差が、予め定めた所定値以上の場合にサブ弁のみを開き、予め定めた所定値より小さい場合にメイン弁も開くことが可能であることを特徴とする高圧ガスシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012156033A (ja) * 2011-01-27 2012-08-16 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
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CN112303483A (zh) * 2019-12-13 2021-02-02 安瑞科(廊坊)能源装备集成有限公司 氢气拖车的泄气装置及泄气方法

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