JP2010265258A - ピリミジルインドリン化合物を含有する医薬組成物 - Google Patents

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JP2010265258A JP2010092711A JP2010092711A JP2010265258A JP 2010265258 A JP2010265258 A JP 2010265258A JP 2010092711 A JP2010092711 A JP 2010092711A JP 2010092711 A JP2010092711 A JP 2010092711A JP 2010265258 A JP2010265258 A JP 2010265258A
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Toshio Kaneko
俊雄 金子
Ken Shida
健 志田
Takayuki Baba
貴之 馬場
Yasutsugu Matsumoto
康嗣 松本
Kazuma Aoki
一真 青木
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Abstract

【課題】従来の経口血糖降下剤の有効成分として使用される化合物とは異なる構造を有し、優れた血糖降下作用を有するピリミジルインドリン系化合物を含有する医薬組成物を提供すること。
【解決手段】一般式(I):
【化1】

で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含有する医薬組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、血糖降下作用を有する新規なピリミジルインドリン化合物またはその薬学的に許容され得る塩を有効成分として含有する医薬組成物に関する。
糖尿病は、インスリン作用不足による慢性の高血糖状態を主たる特徴とする代謝性疾患である。糖尿病の治療には、一般的に、食事療法および運動療法と共に薬物療法が施される。糖尿病治療薬の一種である経口血糖降下剤としては、インスリン抵抗性を改善するビグアナイド剤またはチアゾリジンジオン剤、膵臓β細胞からのインスリン分泌を促進するスルホニルウレア剤またはグリニド系薬剤、糖吸収を阻害するα-グルコシダーゼ阻害剤などが使用されている。
しかし、ビグアナイド剤には乳酸アシドーシス、チアゾリジンジオン剤には体重増加と浮腫、スルホニルウレア剤およびグリニド系薬剤には低血糖や長期使用による二次無効、α-グルコシダーゼ阻害剤には下痢などの副作用があることが報告されている。従って、このような問題を解決した経口血糖降下剤の開発が望まれている。
また、近年、新たな構造を有する経口血糖降下剤としてピリミジン化合物、ピペリジン-1-カルボキシラート化合物なども開発されている(例えば、特許文献1〜4などを参照のこと)。
国際公開第05/7647号パンフレット 国際公開第05/121121号パンフレット 米国特許出願公開第2007/167473号明細書 国際公開第07/3962号パンフレット
そこで、本発明は、従来の経口血糖降下剤の有効成分として使用される化合物とは異なる構造を有し、優れた血糖降下作用を有するピリミジルインドリン系化合物またはその薬学的に許容され得る塩を有効成分として含有する医薬組成物、ならびに、係る医薬組成物であって、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の要因による高血糖症、耐糖能不全(impaired glucose tolerance:IGT)、糖尿病関連疾患(例えば、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、脂質代謝異常、高血圧症、脂肪肝、メタボリックシンドローム、浮腫、心不全、狭心症、心筋梗塞、動脈硬化症、高尿酸血症、痛風)、または糖尿病合併症(例えば、網膜症、腎症、神経障害、白内障、足壊疽、感染症、ケトーシス)に対して優れた治療効果および/または予防効果を有する医薬組成物を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)一般式(I):
〔式中、
pは、1または2であり、
R1は、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、アミノ基またはモノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基であり、
置換基群αは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1〜C6アルコキシ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、アミノ基、モノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基および置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基からなる群であり、
置換基群βは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1〜C6アルキル基およびC1〜C6アルコキシ基からなる群であり、
mは、0〜3の整数であり、
R2は、同一または異なって、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
nは、0〜4の整数であり、
R3は、同一または異なって、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
R6は、-C(O)O-R6a、-C(O)-R6bまたは-S(O)2-R6cであり、
R6aは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基であり、
R6bは、水素原子、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、アミノ基、モノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基であり、
R6cは、C1〜C6アルキル基であり、
R7は、水素原子、ハロゲン原子またはC1〜C6アルキル基である〕
で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含有する医薬組成物;
(2)R1が、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、アミノ基またはモノもしくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基である前記(1)に記載の医薬組成物;
(3)R1が、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基である、前記(1)または(2)に記載の医薬組成物;
(4)mが0である、前記(1)〜(3)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(5)mが1であり、R2がハロゲン原子である、前記(1)〜(3)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(6)nが0である、前記(1)〜(5)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(7)nが1であり、R3がハロゲン原子である、前記(1)〜(5)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(8)R4が水素原子である、前記(1)〜(7)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(9)R5が、水素原子、C1〜C6アルキル基またはC1〜C6アルコキシ基である、前記(1)〜(8)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(10)R5が、水素原子またはC1〜C6アルコキシ基である、前記(1)〜(9)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(11)R6が-C(O)O-R6aである、前記(1)〜(10)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(12)R6aが、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基である、前記(1)〜(11)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(13)R6が-C(O)-R6bである、前記(1)〜(10)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(14)R6bが、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基である、前記(1)〜(10)いずれか1項または前記(13)に記載の医薬組成物;
(15)R6bが、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基である、前記(1)〜(10)いずれか1項または前記(13)もしくは(14)に記載の医薬組成物;
(16)R6が-S(O)2-R6cである、前記(1)〜(10)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(17)R6cがC1〜C4アルキル基である、前記(1)〜(10)いずれか1項または前記(16)に記載の医薬組成物;
(18)R7が、水素原子、フッ素原子またはC1〜C3アルキル基である、前記(1)〜(17)いずれか1項に記載の医薬組成物;
(19)一般式(II):
〔式中、
R1は、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、アミノ基またはモノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基であり、
置換基群αは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1〜C6アルコキシ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、アミノ基、モノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基および置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基からなる群であり、
置換基群βは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1〜C6アルキル基およびC1〜C6アルコキシ基からなる群であり、
mは、0〜3の整数であり、
R2は、同一または異なって、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
nは、0〜4の整数であり、
R3は、同一または異なって、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
R6aは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基であり、
R7は、水素原子、ハロゲン原子またはC1〜C6アルキル基である〕
で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含有する医薬組成物;
(20)以下からなる群より選択される1つの化合物を含有する医薬組成物:
イソプロピル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
イソブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
tert-ブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
シクロブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
シクロペンチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
1-エチルプロピル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
3-フリルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
1-シクロプロピルエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
2-フルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
2,2-ジフルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
1-(6-{[1-(3-メチルブタノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン;
イソプロピル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
tert-ブチル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
イソプロピル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
イソブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
sec-ブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
シクロブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
2,2-ジフルオロエチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
tert-ブチル 4-[(6-{5-[(2-フルオロエチル)スルホニル]インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート;
tert-ブチル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
tert-ブチル 4-({6-[5-(シクロブチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
tert-ブチル 4-({6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;および
イソプロピル シス-3-フルオロ-4-[6-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロ-インドール-1-イル)-ピリミジン-4-イルオキシ]-ピペリジン-1-カルボキシラート;
(21)1型糖尿病、2型糖尿病または糖尿病関連疾患を治療および/または予防するための、前記(1)〜(20)いずれか1項に記載の医薬組成物;ならびに、
(22)肥満を治療および/または予防するための、前記(1)〜(21)いずれか1項に記載の医薬組成物
を提供する。
本発明により、優れた血糖降下作用を有するピリミジルインドリン系化合物またはその薬学的に許容され得る塩を有効成分として含有する医薬組成物、ならびに、かかる医薬組成物であって、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の要因による高血糖症、耐糖能不全(impaired glucose tolerance:IGT)、糖尿病関連疾患(例えば、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、脂質代謝異常、高血圧症、脂肪肝、メタボリックシンドローム、浮腫、心不全、狭心症、心筋梗塞、動脈硬化症、高尿酸血症、痛風など)または糖尿病合併症(例えば、網膜症、腎症、神経障害、白内障、足壊疽、感染症、ケトーシスなど)に対して優れた治療効果および/または予防効果を有する医薬組成物を提供することができる。
本明細書において、S(O)pの「p」は硫黄原子に結合する酸素原子の数を表す。
本明細書において、「C1〜C6アルキル基」とは、炭素数1〜6個の直鎖状または分岐鎖状アルキル基をいい、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2-メチルブチル基、ネオペンチル基、1-エチルプロピル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、4-メチルペンチル基、3-メチルペンチル基、2-メチルペンチル基、1-メチルペンチル基、3,3-ジメチルブチル基、2,2-ジメチルブチル基、1,1-ジメチルブチル基、1,2-ジメチルブチル基、1,3-ジメチルブチル基、2,3-ジメチルブチル基、2-エチルブチル基などが挙げられる。
本明細書において、「C3〜C7シクロアルキル基」とは、炭素数3〜7個の飽和環状炭化水素基をいい、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基およびシクロヘプチル基が挙げられる。
本明細書において、「C2〜C6アルキニル基」とは、炭素数2〜6個の直鎖状または分岐鎖状アルキニル基をいい、例えば、エチニル基、2-プロピニル基、1-メチル-2-プロピニル基、2-エチル-2-プロピニル基、2-ブチニル基、1-メチル-2-ブチニル基、3-ブチニル基、2-ペンチニル基、1-メチル-2-ペンチニル基、2-ヘキシニル基などが挙げられる。
本明細書において、「C2〜C6アルケニル基」とは、炭素数2〜6個の直鎖状または分岐鎖状アルケニル基をいい、例えば、エテニル基、1-プロペニル基、2-プロペニル基、1-メチル-2-プロペニル基、1-メチル-1-プロペニル基、2-メチル-1-プロペニル基、2-メチル-2-プロペニル基、2-エチル-2-プロペニル基、1-ブテニル基、2-ブテニル基、1-メチル-2-ブテニル基、1-メチル-1-ブテニル基、1-エチル-3-ブテニル基、1-ペンテニル基、1-ヘキセニル基などが挙げられる。
本明細書において、「モノまたはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基」とは、1個または2個の前記「C1〜C6アルキル基」がアミノ基に結合した基をいう。モノ(C1〜C6アルキル)アミノ基としては、例えば、メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、ブチルアミノ基、イソブチルアミノ基、sec-ブチルアミノ基、tert-ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基、イソペンチルアミノ基、2-メチルブチルアミノ基、ネオペンチルアミノ基、1-エチルプロピルアミノ基、ヘキシルアミノ基、イソヘキシルアミノ基、4-メチルペンチルアミノ基、3-メチルペンチルアミノ基、2-メチルペンチルアミノ基、1-メチルペンチルアミノ基などが挙げられ、ジ(C1〜C6アルキル)アミノ基としては、例えば、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、N-エチル-N-メチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基、ジペンチルアミノ基、ジヘキシルアミノ基などが挙げられる。
本明細書において、「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子という。
本明細書において、「C1〜C6アルコキシ基」とは、前記「C1〜C6アルキル基」が酸素原子に結合した基をいい、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec-ブトキシ基、tert-ブトキシ基、ペントキシ基、イソペントキシ基、2-メチルブトキシ基、ネオペントキシ基、ヘキシルオキシ基、4-メチルペントキシ基、3-メチルペントキシ基、2-メチルペントキシ基などが挙げられる。
本明細書において、「アリール基」とは、炭素数5〜14個の芳香族炭化水素基をいい、例えば、フェニル基、インデニル基、ナフチル基、フェナンスレニル基、アントラセニル基などが挙げられる。
本明細書において、「ヘテロアリール基」とは、酸素原子、硫黄原子および窒素原子からなる群より選択される同一または異なるヘテロ原子を1〜5個含む5〜8員の芳香族複素環をいい、例えば、フラニル基、チエニル基、ピロリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、チアニル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、トリアジニル基、チアジアゾリル基、イミダゾチアゾリル基、ベンゾイソオキサゾリル基、クロメニル基、キノリル基、ベンゾチアニル基、キノキサリニル基、ベンゾトリアジニル基などが挙げられる。
本明細書において、「C1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基」とは、前記「C1〜C6アルコキシ基」が前記「C1〜C6アルキル基」に置換した基をいい、例えば、メトキシメチル基、メトキシエチル基、メトキシプロピル基、メトキシブチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル基、エトキシプロピル基、エトキシブチル基、ブトキシメチル基、ブトキシエチル基、ブトキシプロピル基、ブトキシブチル基などが挙げられる。
「薬学的に許容され得る塩」とは、一般式(I)または(II)で表される化合物と酸または塩基とを反応させることにより形成される塩をいう。
塩としては、フッ化水素酸塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩などのハロゲン化水素酸塩;塩酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、リン酸塩などの無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩などの低級アルカンスルホン酸塩;ベンゼンスルホン酸塩、p-トルエンスルホン酸塩などのアリールスルホン酸塩;酢酸塩、りんご酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、クエン酸塩、アスコルビン酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩などの有機酸塩;ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩、鉄塩などの金属塩;アンモニウム塩などの無機塩;t-オクチルアミン塩、ジベンジルアミン塩、モルホリン塩、グルコサミン塩、フェニルグリシンアルキルエステル塩、エチレンジアミン塩、N-メチルグルカミン塩、グアニジン塩、ジエチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N'-ジベンジルエチレンジアミン塩、クロロプロカイン塩、プロカイン塩、ジエタノールアミン塩、N-ベンジルフェネチルアミン塩、ピペラジン塩、テトラメチルアンモニウム塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩などの有機塩などのアミン塩;グリシン塩、リジン塩、アルギニン塩、オルニチン塩、グルタミン酸塩、アスパラギン酸塩などのアミノ酸塩などが挙げられる。
一般式(I)または(II)で表される化合物は、大気中に放置したり、または、再結晶したりすることにより、水分を吸収して吸着水が付き、水和物となる場合があり、そのような水和物も本発明でいう塩に包含される。
一般式(I)または(II)で表される化合物は、その分子内に不斉炭素原子を有する場合があるので、光学異性体が存在する。これらの異性体、およびこれらの異性体の混合物がすべて単一の式、すなわち一般式(I)または(II)で表されている。従って、一般式(I)または(II)で表される化合物は光学異性体および光学異性体の任意の割合の混合物をもすべて含むものである。
一般式(I)または(II)におけるR1は、好ましくは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、アミノ基またはモノ(C1〜C6アルキル)アミノ基であり、より好ましくは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基であり、さらにより好ましくは、メチル基、エチル基、プロピル基、イソブチル基、2-フルオロエチル基またはシクロブチル基である。
一般式(I)または(II)におけるmは、好ましくは、0または1であり、より好ましくは、0である。
一般式(I)または(II)におけるR2は、同一または異なって、好ましくは、ハロゲン原子である。
一般式(I)または(II)におけるnは、好ましくは、0または1であり、より好ましくは、0である。
一般式(I)または(II)におけるR3は、同一または異なって、好ましくは、ハロゲン原子である。
一般式(I)または(II)におけるR4は、好ましくは、水素原子である。
一般式(I)または(II)におけるR5は、好ましくは、水素原子、C1〜C6アルキル基またはC1〜C6アルコキシ基であり、より好ましくは、水素原子またはC1〜C6アルコキシ基であり、さらにより好ましくは、水素原子またはメトキシ基である。
一般式(I)または(II)におけるR6aは、好ましくは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基であり、より好ましくは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基であり、さらにより好ましくは、イソプロピル基、イソブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、1-エチルプロピル基、2-フルオロエチル基、2,2-ジフルオロエチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、シクロペンチルメチル基、1-シクロプロピルエチル基、シクロペンチル基、シクロブチル基または3-フリルメチル基である。
一般式(I)におけるR6bは、好ましくは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基であり、より好ましくは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基であり、さらにより好ましくは、イソブチル基である。
一般式(I)におけるR6cは、好ましくは、C1〜C4アルキル基であり、より好ましくは、ブチル基である。
一般式(I)または(II)におけるR7は、好ましくは、水素原子、フッ素原子またはC1〜C3アルキル基であり、より好ましくは、水素原子またはメチル基である。
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、例えば、下記表1に記載の化合物を挙げることができるが、これらの化合物に限定されるものではない。なお、下記表1において、以下の略号を用いる。

Aly:アリル基
Bn:ベンジル基
Bu:ブチル基
cBu:シクロブチル基
cHp:シクロヘプチル基
cHx:シクロヘキシル基
cPn:シクロペンチル基
cPr:シクロプロピル基
Et:エチル基
Ety:エチニル基
Fur:フリル基
Hx:n-ヘキシル基
iBu:イソブチル基
iPr:イソプロピル基
Me:メチル基
NPn:2,2-ジメチル-1-プロピル基
Ph:フェニル基
Pn:n-ペンチル基
Prpe:プロペニル基
Pyr:ピリジル基
sBu:sec-ブチル基
tBu:tert-ブチル基
R2のカラムにおいて「-」はmが0であることを示し、R3のカラムにおいて「-」はnが0であることを示す。
上記例示化合物の中で、4、6、8、9、11、13、19、26、28、34、53、54、69、262、264、305、307、308、310、313、325、326、355、391、396、503または617の化合物が好ましく、4、8、19、34、53、54、69、262、264、305、313または617の化合物がより好ましい。
一般式(I)で表される化合物は、例えば、後述の方法により製造することができる。なお、以下の製造方法におけるインドリン系中間体、ピペリジン中間体およびピリミジン系中間体は、例えば、J. Med. Chem, 41, 1998, 1598-1612、Bioorg. Med. Chem. Lett., 2002, 12, 3105-3110、Chem. Pharm. Bull., 1993, 41, 529-538、J. Org. Chem., 53, (1988), 2947-2052、WO2003/47586、WO2006/76243などを参照して製造することができる。また、上記各中間体として、市販されているインドリン誘導体、ピペリジン誘導体およびピリミジン誘導体を使用してもよい。
後述の方法におけるR1、R2、R3、R4、R5、R6、R6a、R6b、R6c、R7、m、nおよびpは、一般式(I)における定義と同様であり、R6'は前記R6の定義から-C(O)O-tert-ブチル基を除いた基であり、Raは、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基であり、Bocはtert-ブトキシカルボニル基を示し、tBuはtert-ブチル基を示す。
後述の方法の各工程の反応において、反応基質となる化合物が、目的の反応を阻害する基(例えば、アミノ基、水酸基、カルボキシル基など)を有する場合、必要に応じて、これらの基への保護基の導入および導入した保護基の除去を行なってもよい。これらの保護基としては、通常用いられる保護基であれば特に限定されないが、例えば、T. H. Greene, P. G. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis. Third Edition, 1999年, John Wiley & Sons, Inc.などに記載された保護基が挙げられる。これらの保護基の導入反応、および、当該保護基の除去反応は、上記文献に記載された方法などの常法に従って行うことができる。
後述の方法の各工程の反応において使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発原料をある程度溶解するものであれば特に限定されないが、例えば、ヘキサン、ペンタン、石油エーテル、シクロヘキサンなどの脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチルエーテルなどのエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなどのエステル類;アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、イソブチロニトリルなどのニトリル類;酢酸、プロピオン酸などのカルボン酸類;メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、2-メチル-1-プロパノール、2-メチル-2-プロパノールなどのアルコール類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ヘキサメチルホスホロトリアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシド、スルホランなどのスルホキシド類;水;これらの混合物などが挙げられる。
後述の方法の各工程の反応における反応温度は、溶媒、出発原料、試薬などにより異なり、反応時間は、溶媒、出発原料、試薬、反応温度などにより異なる。
後述の方法の各工程の反応において、反応終了後、各工程の目的化合物は、常法に従って反応混合物から単離される。目的化合物は、例えば、(i)必要に応じて触媒などの不溶物を濾過除去し、(ii)反応混合物に水および水と混和しない溶媒(例えば、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、酢酸エチルなど)を加えて目的化合物を抽出し、(iii)有機層を水洗して、無水硫酸マグネシウムなどの乾燥剤を用いて乾燥させ、(iv)溶媒を留去することによって得られる。得られた目的化合物は、必要に応じ、常法、例えば、再結晶、再沈澱、シリカゲルカラムクロマトグラフィーなどにより、更に精製することができる。または、各工程の目的化合物は精製することなくそのまま次の反応に使用することもできる。
A法について説明する。
〔A法〕
(A-1工程)
A-1工程は、化合物(1)を、塩基の存在下にて、化合物(2)と反応させて化合物(3)を製造する工程である。
使用される塩基としては、例えば、tert-ブトキシナトリウム、tert-ブトキシカリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどが挙げられ、好ましくはtert-ブトキシカリウムまたは水素化ナトリウム、より好ましくはtert-ブトキシカリウムである。
使用される溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどが挙げられ、好ましくはテトラヒドロフランまたはジメチルホルムアミド、より好ましくはテトラヒドロフランである。
反応温度は0〜120℃であり、好ましくは0〜60℃である。反応時間は10分間〜12時間であり、好ましくは30分間〜6時間である。
(A-2工程)
A-2工程は、A-1工程で得られる化合物(3)を、パラジウム触媒を用いたブッフバルト・ハートウィッグ反応により、化合物(4)と反応させて一般式(I)で表される化合物を製造する工程である。
使用されるパラジウム触媒、リガンド、塩基ならびに反応条件は、通常ブッフバルト・ハートウィッグ反応に使用される試薬および条件であれば特に限定されないが、例えば、A. R. Muci, S. L. Buchwald, Top. Curr. Chem. 2002年, 219巻, p.131などに記載されている。
好ましいパラジウム触媒は、酢酸パラジウム(II)またはパラジウム(0)ジベンジリデンアセトンであり、より好ましくは酢酸パラジウム(II)である。
好ましいリガンドは、トリシクロヘキシルホスフィン、1,3-ビス(フェニルホスホノ)プロパン、2,2'-ビス(ジフェニルホスファニル)-1,1'-ビナフチル、2-(ジシクロヘキシルホスホノ)ビフェニルまたは2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2'-(N,N-ジメチルアミノ)ビフェニルであり、より好ましくは2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2'-(N,N-ジメチルアミノ)ビフェニルである。
好ましい塩基は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、tert-ブトキシナトリウムまたはtert-ブトキシカリウムであり、より好ましくは炭酸カリウムである。
好ましい溶媒は、トルエンまたはジオキサンであり、より好ましくは1,4-ジオキサンである。
反応温度は、好ましくは20〜150℃である。反応時間は、好ましくは30分間〜12時間である。
一般式(I)におけるpが2である化合物は、以下のB法により製造することもできる。
〔B法〕
(B-1工程)
B-1工程は、化合物(5)を酸の存在下にて、化合物(1)と反応させた後、酸化剤の存在下にて酸化して化合物(6)を製造する工程である。
使用される酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸などが挙げられ、好ましくは濃塩酸である。
酸化において使用される酸化剤としては、例えば、過酸化水素水、過酢酸、過トリフルオロ酢酸、ジメチルジオキシラン、オキソン(商品名)、m-クロロ過安息香酸、ビス(ペルオキシフタル酸)マグネシウム六水和物、過マンガン酸カリウム、クロム(VI)酸化物などが挙げられ、好ましくはm-クロロ過安息香酸である。
化合物(1)との反応において使用される溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテルと水との混合物などが挙げられ、好ましくはアセトンと水との混合物である。
酸化において使用される溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルムなどが挙げられ、好ましくはジクロロメタンである。
化合物(1)との反応における反応温度は0〜150℃であり、好ましくは、0〜100℃である。化合物(1)との反応における反応時間は15分間〜24時間であり、好ましくは30分間〜12時間である。
酸化における反応温度は-30〜50℃であり、好ましくは-10〜30℃である。酸化における反応時間は5分間〜10時間であり、好ましくは10分間〜5時間である。
(B-2工程)
B-2工程は、B-1工程で得られる化合物(6)を塩基の存在下にて、化合物(2)と反応させて化合物(7)を製造する工程である。
使用される塩基としては、例えば、水素化ナトリウム、水素化カリウムなどが挙げられ、好ましくは水素化ナトリウムである。
使用される溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどが挙げられ、好ましくはテトラヒドロフランである。
反応温度は0〜120℃であり、好ましくは0〜80℃である。
反応時間は10分間〜24時間であり、好ましくは30分間〜6時間である。
一般式(I)におけるR6がBocでない化合物は、一般式(I)におけるR6がBocである化合物を中間体として用いて、以下のC法により製造することもできる。
〔C法〕
C法は、化合物(8)におけるBoc基を除去した後、塩基の存在下にて、化合物(9)と反応させて、化合物(10)を製造する方法である。
化合物(8)におけるBoc基の除去に使用される試薬としては、例えば、T. H. Greene, P. G. Wuts, Protective Groups in Organic Synthesis. Third Edition, 1999年, John Wiley & Sons, Inc.などに記載されているBoc基の除去が可能な試薬などが挙げられ、好ましくはトリフルオロ酢酸または塩酸-酢酸エチルである。
Boc基の除去において使用される溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸エチル、ジオキサンなどが挙げられ、好ましくはジクロロメタンまたは酢酸エチルである。
Boc基の除去における反応温度は0〜100℃であり、好ましくは0〜50℃である。
Boc基の除去における反応時間は5分間〜24時間であり、好ましくは10分間〜6時間である。
使用される塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4-ジメチルアミノピリジン(DMAP)、2,6-ルチジン、1,4-ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)などが挙げられ、好ましくはトリエチルアミンまたはジイソプロピルエチルアミンであり、より好ましくはジイソプロピルエチルアミンである。
化合物(9)との反応において使用される溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、トルエンなどが挙げられ、好ましくはジクロロメタンまたはテトラヒドロフランであり、より好ましくはジクロロメタンである。
化合物(9)との反応における反応温度は-30〜100℃であり、好ましくは-20〜50℃である。
化合物(9)との反応における反応時間は5分間〜24時間であり、好ましくは10分間〜12時間である。
〔D法〕
D法は、化合物(8)におけるBoc基を除去した後、縮合剤および塩基の存在下にて、化合物(11)と反応させて、化合物(12)を製造する方法である。
Boc基の除去は、C法のBoc基の除去と同様に行うことができる。
使用される縮合剤は、アミド化反応に使用されるものであれば特に限定はなく、R. C. Larock, Comprehensive Organic Transformations. Second Edition, 1999年, John Wiley & Sons, Inc.などに記載された縮合剤であり得る。具体例としては、
(i)ジエチルホスホリルシアニドなどのリン酸エステル類と下記塩基との組合せ;
(ii)1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミド、1,3-ジイソプロピルカルボジイミド、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSC)などのカルボジイミド類;これらのカルボジイミド類と下記塩基との組合せ;これらのカルボジイミド類とN-ヒドロキシスクシンイミドなどのN-ヒドロキシ化合物との組合せ;
(iii)1,1'-カルボニルジイミダゾール(CDI)などのイミダゾール類;
(iv)塩化4-(4,6-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチルモルホリニウム(DMT-MM);ならびに
(v)O-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェート(HATU)、O-ベンゾトリアゾール-1-イル-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウム ヘキサフルオロホスフェート(HBTU)などのホスフェート類;
が挙げられ、好ましくは、DMT-MMである。
使用される塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、DMAP、2,6-ルチジン、DABCOなどが挙げられ、好ましくはジイソプロピルエチルアミンである。
化合物(11)との反応において使用される溶媒としては、例えば、アルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなどが挙げられ、好ましくはアルコール類またはジメチルホルムアミドであり、より好ましくはジメチルホルムアミドである。
化合物(11)との反応における反応温度は0〜100℃であり、好ましくは0〜50℃である。
化合物(11)との反応における反応時間は30分間〜96時間であり、好ましくは1〜12時間である。
〔E法〕
E法は、化合物(8)におけるBoc基を除去した後、WO2006/4142などを参照して製造することのできる化合物(13)と反応させて、化合物(14)を製造する方法である。
Boc基の除去は、C法のBoc基の除去と同様に行うことができる。
使用される塩基としては、例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、DMAP、2,6-ルチジン、DABCO、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどが挙げられ、好ましくは炭酸カリウムである。
化合物(13)との反応において使用される溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、トルエンなどが挙げられ、好ましくは1,4-ジオキサンである。
化合物(13)との反応における反応温度は0〜150℃であり、好ましくは10〜100℃である。
化合物(13)との反応における反応時間は30分間〜24時間であり、好ましくは1〜12時間である。
〔F法〕
化合物(14)を製造する別の方法としてF法が挙げられる。F法は、化合物(8)におけるBoc基を除去した後、1,1'-カルボニルジイミダゾールと反応させて、化合物(15)を製造するF-1工程、およびF-1工程で得られた化合物(15)を化合物(16)と反応させて化合物(14)を製造するF-2工程を含む方法である。
(F-1工程)
Boc基の除去は、C法のBoc基の除去と同様に行うことができる。
1,1'-カルボニルジイミダゾールとの反応において使用される溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル、トルエンなどが挙げられ、好ましくはテトラヒドロフランである。
1,1'-カルボニルジイミダゾールとの反応における反応温度は0〜100℃であり、好ましくは10〜50℃である。
1,1'-カルボニルジイミダゾールとの反応における反応時間は10分間〜12時間であり、好ましくは30分間〜6時間である。
(F-2工程)
使用される溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロペンチルメチルエーテル、トルエンなどが挙げられ、好ましくはテトラヒドロフランである。
反応温度は-20〜100℃であり、好ましくは0〜50℃である。
反応時間は10分間〜12時間であり、好ましくは30分間〜6時間である。
〔G法〕
G法は、化合物(8)におけるBoc基を除去した後、化合物(17)と反応させて、化合物(18)を製造する方法である。
Boc基の除去は、C法のBoc基の除去と同様に行うことができる。
化合物(17)との反応において使用される溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、トルエンなどが挙げられ、好ましくはジクロロメタンである。
化合物(17)との反応における反応温度は-10〜60℃であり、好ましくは0〜40℃である。
化合物(17)との反応における反応時間は10分間〜12時間であり、好ましくは20分間〜6時間である。
上記方法で得られる一般式(I)もしくは(II)で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩は、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の要因による高血糖症、耐糖能不全(impaired glucose tolerance:IGT)、糖尿病関連疾患(例えば、肥満、高脂血症、高コレステロール血症、脂質代謝異常、高血圧症、脂肪肝、メタボリックシンドローム、浮腫、心不全、狭心症、心筋梗塞、動脈硬化症、高尿酸血症、痛風など)または糖尿病合併症(例えば、網膜症、腎症、神経障害、白内障、足壊疽、感染症、ケトーシスなど)の治療および/または予防に使用され得る医薬組成物の有効成分として有用である。
本発明の医薬組成物は、哺乳動物(例えば、ヒト、ウマ、ウシ、ブタなど、好ましくはヒト)に投与される場合には、全身的または局所的に、経口または非経口で投与され得る。
本発明の医薬組成物は、投与方法に応じて適切な形態を選択し、通常用いられている各種製剤の調製法によって調製できる。
経口用の医薬組成物の形態としては、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、水剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、エリキシル剤などが挙げられる。かかる形態の医薬組成物の調製は、添加剤として通常用いられる賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、膨潤剤、膨潤補助剤、コーティング剤、可塑剤、安定剤、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、溶解補助剤、懸濁化剤、乳化剤、甘味剤、保存剤、緩衝剤、希釈剤、湿潤剤などを必要に応じて適宜選択し、常法に従って製造され得る。
非経口用の医薬組成物の形態としては、注射剤、軟膏剤、ゲル剤、クリーム剤、湿布剤、貼付剤、噴霧剤、吸入剤、スプレー剤、点眼剤、点鼻剤、座剤、吸入剤などが挙げられる。かかる形態の医薬組成物の調製は、添加剤として通常用いられる安定化剤、防腐剤、溶解補助剤、保湿剤、保存剤、抗酸化剤、着香剤、ゲル化剤、中和剤、溶解補助剤、緩衝剤、等張剤、界面活性剤、着色剤、緩衝化剤、増粘剤、湿潤剤、充填剤、吸収促進剤、懸濁化剤、結合剤などを必要に応じて適宜選択し、常法に従って製造され得る。
本発明の医薬組成物の投与量は、症状、年齢、体重などにより異なるが、経口投与の場合には、1日1〜数回、成人一人一回当たり、一般式(I)もしくは(II)で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩換算量で1〜2000mg、好ましくは1〜400mgであり、非経口投与の場合には、1日1〜数回、成人一人一回当たり、一般式(I)もしくは(II)で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩換算量0.01〜500mg、好ましくは0.1〜300mgである。
以下、参考例、製造例、実施例および試験例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
以下において、ヘキサンは、n-ヘキサンを示し、THFはテトラヒドロフランを示し、DMFはジメチルホルムアミドを示す。
(参考例1)5-(イソブチルチオ)インドリン
硫化ナトリウム九水和物(1.84g、7.66mmol)の水(2.8mL)溶液に、インドリン-5-イルチオシアナート(文献J. Med. Chem., 1998年, 41巻, p.1598に記載された化合物,1.33g、7.55mmol)のエタノール(14mL)溶液を加え、50℃で2時間攪拌した。反応液にヨウ化イソブチル(1.2mL、10.4mmol)のエタノール(2.4mL)溶液を加え、50℃で2時間攪拌した。反応液に水を加え、エーテルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10→80:20→55:45、v/v)で精製し、標記茶色油状化合物(0.65g、収率:41%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.20 (1H, s), 7.12-7.10 (1H, m), 6.55 (1H, d, J=8Hz), 3.80 (1H, brs), 3.57 (2H, t, J=8Hz), 3.01 (2H, t, J=8Hz), 2.66 (2H, d, J=7Hz), 1.82-1.72 (1H, m), 0.99 (6H, d, J=7Hz).
(参考例2)5-(エチルチオ)インドリン
参考例1に記載された方法のヨウ化イソブチルの代わりに、ヨードエタンを用いて同様に反応を行い、標記褐色油状化合物(125mg、収率:61%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:7.08 (1H, s), 6.97 (1H, d, J=8Hz), 6.43 (1H, s), 5.63 (1H, s), 3.42 (2H, td, J=8Hz, 1Hz), 2.89 (2H, t, J=8Hz), 2.71 (2H, q, J=7Hz), 1.12 (3H, t, J=7Hz).
(参考例3)5-(イソプロピルチオ)インドリン
参考例1に記載された方法のヨウ化イソブチルの代わりに、2-ヨードプロパンを用いて同様に反応を行い、標記褐色油状化合物(109mg、収率:50%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:7.08 (1H, s), 6.99 (1H, d, J=8Hz), 6.43 (1H, d, J=8Hz), 5.69 (1H, brs), 3.42 (2H, t, J=9Hz), 3.05 (1H, sept, J=6Hz), 2.89 (2H, t, J=8Hz), 1.14 (6H, d, J=6Hz).
(参考例4)5-(プロピルチオ)インドリン
参考例1に記載された方法のヨウ化イソブチルの代わりに、1-ヨードプロパン(122μL、1.25mmol)を用いて同様に反応を行い、標記茶色油状化合物(151mg、収率:69%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:7.07 (1H, s), 6.97 (1H, d, J=8Hz), 6.42 (1H, d, J=8Hz), 5.62 (1H, brs), 3.42 (2H, t, J=8Hz), 2.88 (2H, t, J=8Hz), 2.68 (2H, t, J=7Hz), 1.47 (2H, dt, J=14Hz, 7Hz), 0.92 (3H, t, J=7Hz).
(参考例5)5-[(3-クロロプロピル)チオ]インドリン
参考例1に記載された方法のヨウ化イソブチルの代わりに、1-クロロ-3-ヨードプロパン(344μL、3.20mmol)を用いて同様に反応を行い、標記淡黄色油状化合物(51.3mg、収率:28%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.20 (1H, m), 7.12 (1H, m), 6.56 (1H, d, J=8Hz), 3.65 (2H, t, J=6Hz), 3.58 (2H, t, J=8Hz), 3.02 (2H, t, J=9Hz), 2.89 (2H, t, J=7Hz), 1.99 (2H, m, J=6Hz).
(参考例6)5-(シクロペンチルチオ)インドリン
参考例1に記載された方法のヨウ化イソブチルの代わりに、ヨードシクロペンタン(457μL、3.95mmol)を用いて同様に反応を行い、標記無色油状化合物(311mg、収率:40%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.35-7.06 (2H, m), 6.54 (1H, m), 3.82 (1H, brs), 3.57 (2H, m), 3.01 (2H, m), 2.76 (1H, m), 2.00-1.16 (8H, m).
(参考例7)5-{[2-(ベンジルオキシ)エチル]チオ}インドリン
参考例1に記載された方法のヨウ化イソブチルの代わりに、ベンジル(2-ヨードエチル)エーテル(文献Tetrahedron Lett., 1987年, 28巻, p.3091に記載された化合物、962mg、3.67mmol)を用いて同様に反応を行い、標記淡緑色油状化合物(338mg、収率:48%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.36-7.25 (5H, m), 7.20 (1H, m), 7.12 (1H, m), 6.53 (1H, d, J=8Hz), 4.51 (2H, s), 3.80 (1H, brs), 3.64-3.53 (4H, m), 3.03-2.93 (4H, m).
(参考例8)5-(シクロブチルチオ)インドリンおよび5-[(シクロプロピルメチル)チオ]インドリン
参考例1に記載された方法のヨウ化イソブチルの代わりに、ブロモシクロブタンを用いて同様に反応を行い、粗生成物を得た。得られた粗生成物を分取HPLC(Inertsil ODS-3(30mmi.d.×250mm);GLサイエンス、水:アセトニトリル=95:5→0:100(グラジェント))で精製して、無色油状化合物として5-[(シクロプロピルメチル)チオ]インドリン(less polar、81.4mg:収率13%)、および、無色油状化合物として5-(シクロブチルチオ)インドリン(polar、62.9mg、収率:10%)を得た。
5-[(シクロプロピルメチル)チオ]インドリン
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.24 (1H, s), 7.16 (1H, d, J=8Hz), 6.57 (1H, d, J=8Hz), 3.58 (2H, t, J=8Hz), 3.02 (2H, t, J=8Hz), 2.70 (2H, d, J=7Hz), 1.04-0.95 (1H, m), 0.55-0.50 (2H, m), 0.20-0.16 (2H, m).
5-(シクロブチルチオ)インドリン
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.16 (1H, s), 7.08 (1H, d, J=8Hz), 6.57 (1H, d, J=8Hz), 3.86 (1H, brs), 3.69-3.56 (3H, m), 3.02 (2H, t, J=8Hz), 2.32-2.24 (2H, m), 2.07-1.97 (2H, m), 1.91-1.87 (2H, m).
(参考例9)6-フルオロ-5-(メチルチオ)インドリン
6-フルオロインドリン(600mg、4.37mmol)、および、チオシアン酸カリウム(1.28g、13.1mmol)のメタノール(13.2mL)溶液に、0℃で臭素(235μL、9.19mmol)の飽和臭化ナトリウム-メタノール(3.0mL)溶液を加え、1.5時間攪拌した。0℃で反応溶液に水を加え、炭酸ナトリウムで中和後、エタノールにて3回抽出した。有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=19:1→4:1、v/v)で精製して、無色油状化合物を得た。
得られた化合物を用いて、参考例1に記載された方法のヨウ化イソブチルの代わりに、ヨードメタンを用いて同様に反応を行い、標記褐色油状化合物(472mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:7.07 (1H, s), 6.28 (1H, d, J=11Hz), 5.91 (1H, brs), 3.49-3.43 (2H, m), 2.87 (2H, t, J=8Hz), 2.29 (3H, s).
(参考例10)6-メトキシ-5-(メチルチオ)インドリン
6-メトキシインドリン(文献J. Med. Chem., 2004年, 47巻, p.5451に記載された化合物、1.29g、8.65mmol)を用いて、参考例9に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(535mg、収率:32%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:6.93 (1H, s), 6.20 (1H, s), 5.56 (1H, brs), 3.71 (3H, s), 3.41 (2H, t, J=8Hz), 2.83 (2H, t, J=8Hz), 2.22 (3H, s).
(参考例11)5-(イソブチルスルホニル)インドリン塩酸塩
参考例1で得られた化合物(0.65g、3.13mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に二炭酸ジ(tert-ブチル)(790μL、3.44mmol)およびトリエチルアミン(620μL、4.44mmol)を加え、室温で18時間攪拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=90:10→80:20、v/v)で精製し、淡黄色油状化合物を得た。
得られた化合物のジクロロメタン(20mL)溶液に、m-クロロ過安息香酸(ca.65%、1.69g、6.37mmol)を0℃で加え、1時間攪拌した。反応液に10%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで3回抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20→60:40、v/v)で精製し、白色粉状化合物を得た。
得られた化合物の酢酸エチル(10mL)懸濁液に、4N塩酸-酢酸エチル溶液(10mL)を加え、室温で1.5時間攪拌し、14時間放置した。反応液を濾過し、得られた粗生成物を酢酸エチル、および、ジイソプロピルエーテル混合溶媒で洗浄して、標記淡赤色粉状化合物(445mg、収率:52%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:7.43-7.40 (2H, m), 6.71-6.57 (1H, m), 3.59-3.55 (1H, m), 3.04-3.00 (4H, m), 2.00-1.90 (1H, m), 0.95 (6H, d, J=7Hz).
(参考例12)5-(シクロペンチルスルホニル)インドリン
参考例6で得られた化合物(311mg、1.42mmol)を用いて、参考例11に記載された方法と同様に反応を行い、N-Bocインドリン中間体を得た。
得られた化合物のジクロロメタン(20mL)溶液にトリフルオロ酢酸(5mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応溶液を減圧下、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=70:30→50:50、v/v)で精製して、標記無色油状化合物(208mg、収率:58%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.55-7.50 (2H, m), 6.60 (1H, d, J=9Hz), 4.41 (1H, s), 3.70 (2H, t, J=9Hz), 3.44 (1H, m), 3.09 (2H, t, J=9Hz), 2.02 (2H, m), 1.88 (2H, m), 1.74 (2H, m), 1.58 (2H, m).
(参考例13)5-{[2-(ベンジルオキシ)エチル]スルホニル}インドリン
参考例7で得られた化合物(338mg、1.18mmol)を用いて、参考例12に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(316mg、収率:65%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.54-5.48 (2H, m), 7.34-7.17 (5H, m), 6.57 (1H, d, J=7Hz), 4.54 (1H, s), 4.42 (2H, s), 3.82 (2H, t, J=6Hz), 3.64 (2H, t, J=9Hz), 3.38 (2H, t, J=6Hz), 3.00 (2H, t, J=9Hz).
(参考例14)5-[(3-クロロプロピル)スルホニル]インドリン
参考例5で得られた化合物(230mg、1.01mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に、トリエチルアミン(283μL、2.02mmol)、二炭酸ジ(tert-ブチル)(331mg、1.52mmol)を加え、室温で40分間撹拌した。反応溶液にジメチルアミノピリジン(25mg、0.245mmol)を加え、室温で1.5時間撹拌した。反応溶液に二炭酸ジ(tert-ブチル)(110mg、0.504mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=49:1→4:1、v/v)で精製して、無色油状化合物を得た。
得られた化合物のジクロロメタン(10mL)溶液に、0℃でm-クロロ過安息香酸(428mg、2.48mmol)を加え、0℃で1時間撹拌した。反応溶液に飽和亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→1:1、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(193mg)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.97 (1H, brs), 7.71 (1H, dd, J=7Hz,1Hz), 7.64 (1H, d, J=1Hz), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.62 (2H, t, J=6Hz), 3.23 (2H, t, J=7Hz), 3.17 (2H, t, J=9Hz), 2.19 (2H, m), 1.58 (9H, s).
(参考例15)5-(シクロプロピルスルホニル)インドリン
参考例5で得られた化合物(80.2mg、0.223mmol)のTHF(5mL)溶液に、-78℃で、カリウムヘキサメチルジシラジド(0.5Mトルエン溶液、892μL、0.446mmol)を加え、室温まで昇温しながら1時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3、v/v)で精製して、白色粉状化合物を得た。
得られた化合物のジクロロメタン(4mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1mL)を加え、室温で1時間撹拌した。反応溶液を減圧下、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:2、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(20.8mg、収率:42%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:7.58-7.50 (2H, m), 6.61 (1H, m), 4.16 (1H, s), 3.70 (2H, t, J=8Hz), 3.09 (2H, t, J=7Hz), 2.42 (1H, m), 1.28 (2H, m), 0.98 (2H, m).
(参考例16)5-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]インドリン
参考例8で得られた化合物(81.4mg、0.396mmol)を用いて、参考例11と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(57mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:7.51 (1H, brs), 7.42 (1H, s), 7.41 (1H, d, J=9Hz), 6.57 (1H, d, J=8Hz), 3.57 (2H, t, J=8Hz), 3.04 (2H, d, J=7Hz), 3.01 (2H, t, J=9Hz), 0.86-0.77 (1H, m), 0.45-0.42 (2H, m), 0.12-0.09 (2H, m).
(参考例17)5-(シクロブチルスルホニル)インドリン
参考例8で得られた化合物(62.9mg、0.306mmol)を用いて、参考例11と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(57.0mg、収率:69%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:7.37 (1H, s), 7.36 (1H, d, J=7Hz), 6.55 (1H, d, J=8Hz), 6.42 (1H, brs), 3.87 (1H, quint, J=8Hz), 3.56 (2H, t, J=8Hz), 3.00 (2H, t, J=9Hz), 2.29-2.21 (2H, m), 2.11-2.04 (2H, m), 1.92-1.77 (2H, m).
(参考例18)1-アセチル-N,N-ジベンジルインドリン-5-スルホンアミド
1-アセチルインドリン-5-スルホニルクロリド(273mg、1.05mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に、ジベンジルアミン(302μL、1.57mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。反応溶液にトリエチルアミン(441μL、3.15mmol)を加え、室温20分間で撹拌した。反応溶液にトリエチルアミン(147μL、1.05mmol)、および、ジベンジルアミン(100μL、0.521mmol)を加え、室温で終夜撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー((i)ヘキサン:酢酸エチル=1:1、v/v;(ii)酢酸エチル)で精製して、白色粉状化合物を得た。
得られた化合物のメタノール(10mL)溶液に水酸化カリウム(277mg、4.94mmol)を加え、加熱還流下、12.5時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウムを加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:2、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(386mg、収率:100%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:7.54 (1H, d, J=8Hz), 7.49 (1H, s), 7.25-7.18 (6H, m), 7.13-7.05 (4H, m), 6.58 (1H, dd, J=8Hz,1Hz), 4.28 (4H, s), 4.18 (1H, brs), 3.69 (2H, td, J=8Hz,1Hz), 3.06 (2H, t, J=8Hz).
(参考例19)1-(6-クロロピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン
2,4-ジクロロピリミジン(1.22g、8.19mmol)および5-メチルチオインドリン(文献J. Med. Chem., 1998年, 41巻, p.1598に記載された化合物、1.63g、9.86mmol)、のアセトン(12mL)および水(3mL)混合溶液に濃塩酸(810μL、9.86mmol)を加え、80℃で1.5時間攪拌した。反応液に飽和重曹水を加え、析出物を濾取し、得られた粗生成物を水、ジイソプロピルエーテルで洗浄して、黄色粉状化合物を得た。
得られた化合物のジクロロメタン(95mL)溶液に、m-クロロ過安息香酸(ca.65%、3.96g、14.9mmol)を0℃で加え、2時間攪拌した。反応液に10%亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンで3回抽出し、得られた有機層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をジイソプロピルエーテル、および、酢酸エチル混合溶媒で洗浄して、標記白色粉状化合物(2.18g、収率:86%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.67 (1H, s), 8.63 (1H, d, J=9Hz), 7.83 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.77 (1H, m), 6.68 (1H, s), 4.13 (2H, t, J=9Hz), 3.37 (2H, t, J=9Hz), 3.06 (3H,s).
(参考例20)1-(6-クロロピリミジン-4-イル)-5-(エチルスルホニル)インドリン
参考例2で得られた化合物(120mg、0.669mmol)を用いて、参考例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(122mg、収率:56%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.69 (1H, s), 8.59 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (2H, brs), 7.11 (1H, s), 4.17 (2H, t, J=9Hz), 3.32 (2H, t, J=9Hz), 3.23 (2H, q, J=7Hz), 1.10 (3H, t, J=7Hz).
(参考例21)1-(6-クロロピリミジン-4-イル)-5-(プロピルスルホニル)インドリン
参考例4で得られた化合物(148mg、0.766mmol)を用いて、参考例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(125mg、収率:49%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:8.69 (1H, s), 8.59 (1H, d, J=9Hz), 7.76-7.73 (2H, m), 7.11 (1H, s), 4.17 (2H, t, J=9Hz), 3.34-3.30 (2H, m), 3.24-3.20 (2H, m), 1.61-1.51 (2H, m), 0.91 (3H, t, J=7Hz).
(参考例22)1-(6-クロロピリミジン-4-イル)-5-(イソプロピルスルホニル)インドリン
参考例3にて製造した5-(イソプロピルチオ)インドリン(100mg、0.517mmol)を用いて、参考例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(63mg、収率:38%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.69 (1H, s), 8.60 (1H, d, J=9Hz), 7.71 (1H, d, J=9Hz), 7.70 (1H, s), 7.11 (1H, s), 4.18 (2H, t, J=9Hz), 3.37-3.31 (3H, m), 1.16 (6H, d, J=7Hz).
(参考例23)1-(6-クロロピリミジン-4-イル)-6-フルオロ-5-(メチルスルホニル)インドリン
参考例9で得られた化合物(250mg、1.36mmol)を用いて、参考例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(289mg、収率:65%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.73 (1H, s), 8.40 (1H, d, J=13Hz), 7.68 (1H, d, J=7Hz), 7.16 (1H, s), 4.20 (2H, t, J=9Hz), 3.32 (3H, s), 3.32-3.26 (2H, m).
(参考例24)6-クロロ-1-(6-クロロピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン
6-クロロ-5-(メチルチオ)インドリン(文献J. Med. Chem., 1997年, 40巻, p.3494に記載された化合物、380mg、1.90mmol)を用いて、参考例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(454mg、収率:69%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.76 (1H, s), 8.67 (1H, s), 7.89 (1H, s), 7.15 (1H, s), 4.19 (2H, t, J=9Hz), 3.32 (3H, s), 3.31-3.29 (2H, m).
(参考例25)1-(6-クロロピリミジン-4-イル)-6-メトキシ-5-(メチルスルホニル)インドリン
参考例10で得られた化合物(532mg、2.72mmol)を用いて、参考例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(421mg、収率:43%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:8.70 (1H, s), 8.40 (1H, s), 7.63 (1H, s), 7.10 (1H, s), 4.16 (2H, t, J=9Hz), 3.97 (3H, s), 3.21 (2H, t, J=9Hz), 3.19 (3H, s).
(参考例26)1-(6-クロロ-2-メチルピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン
5-メチルチオインドリン(文献J. Med. Chem., 1998年, 41巻, p.1598に記載された化合物、454mg、2.75mmol)および4,6-ジクロロ-2-メチルピリミジン(672mg、4.12mmol)を用いて、参考例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(223mg、収率:25%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.64 (1H, d, J=9Hz), 7.83 (1H, d, J=9Hz), 7.76 (1H, s), 6.51 (1H, s), 4.11 (2H, t, J=9Hz), 3.35 (2H, t, J=9Hz), 3.05 (3H, s), 2.66 (3H, s).
(参考例27)5-(メチルスルホニル)-1-[6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン-4-イル]インドリン塩酸塩
製造例1で得られた化合物(1.04g、2.19mmol)の酢酸エチル(10mL)懸濁液に、4N塩酸-酢酸エチル溶液(20mL)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液を濾過し、得られた粗生成物を酢酸エチルで洗浄して、標記白色粉状化合物(898mg、収率:等量的)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:8.96 (2H, brs), 8.56-8.53 (2H, m), 7.75-7.73 (2H, m), 6.28 (1H, s), 5.36-5.31 (1H, m), 6.28 (1H, s), 5.36-5.31 (1H, m), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.29 (2H, t, J=9Hz), 3.27-3.23 (2H, m), 3.15 (3H, s), 3.15-3.10 (2H, m), 2.19-2.14 (2H, m), 1.95-1.87 (2H, m).
(参考例28)5-(メチルスルホニル)-1-[6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン-4-イル]インドリン
製造例1で得られた化合物(630mg、1.33mmol)の酢酸エチル(3.15mL)懸濁液に、0℃で4N塩酸-酢酸エチル溶液(9.45mL)を加え、1時間攪拌した。減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣に1N水酸化ナトリウム水溶液(20mL)を加え、析出物を濾取し、水で洗浄して、標記白色粉状化合物(489mg、収率:99%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, s), 7.73 (2H, s), 6.20 (1H, s), 5.15-5.10 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.14 (3H, s), 2.97-2.94 (2H, m), 2.56 (2H, t, J=10Hz), 1.95-1.93 (2H, m), 1.53-1.45 (2H, m).
(参考例29)1-(6-{[1-(1H-イミダゾール-1-イルカルボニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン
参考例28で得られた化合物(103mg、0.275mmol)のTHF(2.06mL)溶液に、1,1'-カルボニルジイミダゾール(67.0mg、0.413mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。減圧下にて、反応液の溶媒を留去し、残渣に水を加えて攪拌し、析出物を濾取し、水で洗浄して、標記白色粉状化合物(105mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.05 (1H, s), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=7Hz), 7.49 (1H, s), 7.04 (1H, s), 6.25 (1H, s), 5.39-5.35 (1H, m), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.79-3.74 (2H, m), 3.49-3.44 (2H, m), 3.30-3.27 (2H, m), 3.15 (3H, s), 2.13-2.07 (2H, m), 1.83-1.75 (2H, m).
(参考例30)5-(エチルスルホニル)-1-[6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン-4-イル]インドリン
製造例30で得られた化合物(2.58g、5.58mmol)を用いて参考例28に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(1.72g、収率:79%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=9Hz), 7.68 (1H, s), 6.21 (1H, s), 5.15-5.10 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.30-3.26 (3H, m), 3.22 (2H, q, J=7Hz), 2.96 (2H, dt, J=13Hz, 4Hz), 2.57 (2H, td, J=11Hz, 1Hz), 1.97-1.94 (2H, m), 1.49 (2H, t, J=9Hz, 4Hz), 1.10 (3H, t, J=7Hz).
(参考例31)5-(エチルスルホニル)-1-(6-{[1-(1H-イミダゾール-1-イルカルボニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)インドリン
参考例30で得られた化合物(1.96g、5.05mmol)を用いて、参考例29に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(1.98g、収率:81%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.56 (1H, s), 8.05 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 7.49 (1H, s), 7.04 (1H, s), 6.25 (1H, s), 5.40-5.35 (1H, m), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.79-3.74 (2H, m), 3.49-3.44 (2H, m), 3.29 (2H, t, J=9Hz), 3.21 (2H, q, J=7Hz), 2.13-2.08 (2H, m), 1.83-1.75 (2H, m), 1.10 (3H, t, J=7Hz).
(参考例32)1-[6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン-4-イル]-5-(プロピルスルホニル)インドリン塩酸塩
製造例36で得られた化合物(1.19g、2.37mmol)を用いて、参考例27に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(1.07g、収率:等量的)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:8.96 (2H, brs), 8.56-8.54 (2H, m), 7.71-7.68 (2H, m), 6.28 (1H, s), 5.36-5.30 (1H, m), 6.28 (1H, s), 5.36-5.30 (1H, m), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.31-3.08 (8H, m), 2.19-2.14 (2H, m), 1.99-1.87 (2H, m), 1.60-1.50 (2H, m), 0.91 (3H, t, J=7Hz).
(参考例33)1-(6-{[1-(1H-イミダゾール-1-イルカルボニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(プロピルスルホニル)インドリン
参考例32で得られた化合物(450mg、1.03mmol)のTHF(9.00mL)溶液に、トリエチルアミン(286μL、2.05mmol)および1,1'-カルボニルジイミダゾール(249mg、1.54mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。減圧下にて反応液の溶媒を留去し、残渣に水を加えて攪拌し、析出物を濾取し、水で洗浄して、標記白色粉状化合物(291mg、収率:57%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.05 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 7.49 (1H, s), 7.05 (1H, s), 6.25 (1H, s), 5.40-5.34 (1H, m), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.80-3.74 (2H, m), 3.49-3.43 (2H, m), 3.31-3.27 (2H, m), 3.21-3.18 (2H, m), 2.14-2.07 (2H, m), 1.84-1.76 (2H, m), 1.60-1.51 (2H, m), 0.91 (3H, t, J=7Hz).
(参考例34)1-[6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン-4-イル]-5-(プロピルスルホニル)インドリン
参考例33で得られた化合物(180mg、0.363mmol)のエチレングリコール(3.6mL)溶液に、2N水酸化ナトリウム水溶液(363mL、0.726mmol)を加え、100℃で2.5時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去して、標記白色粉状化合物(106mg、収率:73%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, d, J=9Hz), 8.53 (1H, s,), 7.69 (1H, d, J=6Hz), 7.68 (1H, s), 6.21 (1H, s), 5.18-5.11 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.21-3.17 (4H, m), 2.99 (2H, dt, J=13Hz, 5Hz), 2.67-2.60 (2H, m), 2.00-1.95 (2H, m), 1.60-1.49 (4H, m), 0.91 (3H,t, J=7Hz).
(参考例35)1-(6-{[1-(1H-イミダゾール-1-イルカルボニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(イソプロピルスルホニル)インドリン
製造例32で得られた化合物(272mg、0.541mmol)を用いて、参考例28に記載された方法と同様に反応を行い、白色粉状化合物を得た。
得られた化合物を用いて、参考例33に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(240mg、収率:91%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.56 (1H, s), 8.05 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=8Hz), 7.65 (1H, s), 7.49 (1H, s), 7.04 (1H, s), 6.25 (1H, s), 5.40-5.35 (1H, m), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.79-3.74 (2H, m), 3.49-3.44 (2H, m), 3.31-3.28 (3H, m), 2.13-2.07 (2H, m), 1.83-1.75 (2H, m), 1.16 (6H, d, J=7Hz).
(参考例36)5-(イソブチルスルホニル)-1-[6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン-4-イル]インドリン
製造例25で得られた化合物(2.08g、4.03mmol)を用いて、参考例30に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(1.60g、収率:95%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, s), 7.70-7.69 (2H, m), 6.20 (1H, s), 5.15-5.10 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.13 (2H, d, J=7Hz), 2.98-2.94 (2H, m), 2.59-2.54 (2H, m), 2.03-1.93 (3H, m), 1.53-1.45 (2H, m), 0.97 (6H, d, J=6Hz).
(参考例37)1-(6-{[1-(1H-イミダゾール-1-イルカルボニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(イソブチルスルホニル)インドリン
参考例36で得られた化合物(900mg、2.16mmol)を用いて、参考例33に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(965mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.05 (1H, s), 7.71 (1H, d, J=9Hz), 7.70 (1H, s), 7.49 (1H, s), 7.04 (1H, s), 6.25 (1H, s), 5.40-5.35 (1H, m), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.79-3.74 (2H, m), 3.49-3.44 (2H, m), 3.31-3.27 (2H, m), 3.13 (2H, d, J=6Hz), 2.13-2.07 (2H, m), 2.03-1.95 (1H, m), 1.83-1.77 (2H, m), 0.96 (6H, d, J=7Hz).
(参考例38) 5-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]-1-[6-(ピペリジン-4-イルオキシ)ピリミジン-4-イル]インドリン
製造例56で得られた化合物(1.36g、2.64mmol)を用いて、参考例30に記載された方法と同様に反応を行い、白色粉状化合物(621mg、収率:57%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, s,), 7.69 (1H, d, J=8Hz), 7.68 (1H, s), 6.20 (1H, s), 5.16-5.09 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.17 (2H, d, J=7Hz), 2.96 (2H, dt, J=13Hz, 4Hz), 2.60-2.54 (2H, m), 1.98-1.92 (2H, m), 1.54-1.45 (2H, m), 0.88-0.79 (1H, m), 0.47-0.43 (2H, m), 0.13-0.09 (2H, m).
(参考例39)5-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]-1-(6-{[1-(1H-イミダゾール-1-イルカルボニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)インドリン
参考例38で得られた化合物(122mg、0.293mmol)を用いて、参考例33に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(121mg、収率:81%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.05 (1H, s), 7.70 (1H, d, J=8Hz), 7.69 (1H, s), 7.49 (1H, s), 7.04 (1H, s), 6.25 (1H, s), 5.40-5.35 (1H, m), 4.11 (2H, t, J=9Hz), 3.79-3.74 (2H, m), 3.49-3.44 (2H, m), 3.31-3.27 (2H, m), 3.18 (2H, d, J=7Hz), 2.12-2.08 (2H, m), 1.83-1.77 (2H, m), 0.87-0.80 (1H, m), 0.47-0.43 (2H, m), 0.13-0.10 (2H, m).
(参考例40)tert-ブチル 4-[(6-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート
2,4-ジクロロ-3-メチルピリミジン(1.60g、9.82mmol)のTHF(20mL)溶液に、tert-ブチル 4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシラート(2.47g、12.3mmol)およびtert-ブトキシカリウム(1.42g、12.7mmol)を加え、2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=80:20→60:40、v/v)で精製して、標記無色油状化合物(3.07g、収率:95%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.39 (1H, s), 5.36-5.31 (1H, m), 3.75-3.69 (2H, m), 3.75-3.69 (2H, m), 3.39-3.33 (2H, m), 2.23 (3H, s), 2.02-1.95 (2H, m), 1.80-1.72 (2H, m), 1.48 (9H, s).
(参考例41)tert-ブチル 4-[(6-クロロピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート
2,4-ジクロロピリミジン(3.14g、15.6mmol)を用いて、参考例40に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(3.22g、収率:66%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.55 (1H, s), 6.76 (1H, s), 5.34-5.28 (1H, m), 3.79-3.75 (2H, m), 3.32-3.26 (2H, m), 2.02-1.96 (2H, m), 1.78-1.69 (2H, m), 1.48 (9H, s).
(参考例42)イソプロピル 4-[(6-クロロピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート
2,4-ジクロロピリミジン(4.19g、28.1mmol)を用いて、参考例40に記載された方法のtert-ブチル 4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシラートの代わりに、イソプロピル 4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシラート(5.25g、28.1mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(5.88g、収率:70%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.55 (1H, s), 6.76 (1H, s), 5.35-5.31 (1H, m), 4.93 (1H, sept, J=6Hz), 3.81-3.79 (2H, m), 3.36-3.31 (2H, m), 2.01-1.96 (2H, m), 1.78-1.72 (2H, m), 1.26 (6H, d, J=6Hz).
(参考例43)tert-ブチル 4-[(6-クロロ-5-メトキシピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート
2,4-ジクロロ-5-メトキシピリミジン(302mg、1.50mmol)を用いて、参考例40に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(357mg、収率:69%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.27 (1H, s), 5.40-5.34 (1H, m), 3.91 (3H, s), 3.78-3.72 (2H, m), 3.39-3.33 (2H, m), 2.04-1.97 (2H, m), 1.48 (9H, s).
(参考例44)tert-ブチル 4-{[6-(5-{[2-(ベンジルオキシ)エチル]スルホニル}インドリン-1-イル)ピリミジン-4-イル]オキシ}ピペリジン-1-カルボキシラート
参考例41で得られた化合物(397mg、1.27mmol)を用いて、製造例56に記載された方法の5-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]インドリンの代わりに、参考例13で得られた化合物(316mg、0.998mmol)を用いて同様に反応を行い、標記淡黄色油状化合物(486mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.53 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.74 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.63 (1H, m), 7.27-7.21 (3H, m), 7.18-7.13 (2H, m), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.32 (1H, m), 4.40 (2H, s), 3.99 (2H, t, J=9Hz), 3.85 (2H, t, J=6Hz), 3.81 (2H, m), 3.42 (2H, t, J=6Hz), 3.28 (2H, m), 3.16 (2H, t, J=9Hz), 2.01 (2H, m), 1.73 (2H, m), 1.48 (9H, s).
(参考例45)tert-ブチル 4-[(6-{5-[(ジベンジルアミノ)スルホニル]インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート
参考例41で得られた化合物(185mg、0.591mmol)を用いて、製造例56に記載された方法の5-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]インドリンの代わりに、参考例18で得られた化合物(187mg、0.493mmol)を用いて同様に反応を行い、標記無色油状化合物(269mg、収率:83%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.52 (1H, d, J=8Hz), 8.51 (1H, s), 7.74 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.57 (1H, s), 7.25-7.20 (6H, m), 7.12-7.07 (4H, m), 5.98 (1H, s), 5.32 (1H, m), 4.31 (4H, s), 4.05 (2H, t, J=9Hz), 3.81 (2H, m), 3.33-3.22 (4H, m), 2.01 (2H, m), 1.73 (2H, m), 1.48 (9H, s).
(製造例1)tert-ブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:8)
水素化ナトリウム(鉱物油63%分散物、以下水素化ナトリウム(63%)という、281mg、7.38mmol)のTHF(15mL)懸濁液に、0℃でtert-ブチル 4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシラート(1.24g、6.16mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に、参考例19で得られた化合物(1.87g、6.04mmol)、および、THF(5mL)を加え、70℃で4時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー((i)ヘキサン:酢酸エチル=50:50、v/v;(ii)酢酸エチル)で精製し、得られた粗生成物を水、ジイソプロピルエーテルで洗浄して、標記白色粉状化合物(2.03g、収率:71%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.35-5.29 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.83-3.77 (2H, m), 3.33-3.25 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.03-1.97 (2H, m), 1.77-1.69 (2H, m), 1.48 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 475 [M+H]+.
(製造例2)イソプロピル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:4)
製造例1で得られた化合物(188mg、0.396mmol)のジクロロメタン(1mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧下、溶媒を留去し、得られた残渣のジクロロメタン(2.5mL)溶液に、0℃で、クロロギ酸イソプロピル(68μL、0.60mmol)およびトリエチルアミン(276μL、1.98mmol)を加え、室温で攪拌した。1.5時間後、反応液にクロロギ酸イソプロピル(100μL、0.878mmol)およびトリエチルアミン(410μL、2.94mmol)を加え、さらに1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー((i)ヘキサン:酢酸エチル=70:30→50:50、v/v;(ii)酢酸エチル)で精製して、標記白色粉状化合物(82.8mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.36-5.30 (1H, m), 4.94 (1H, sept, J=6Hz), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.87-3.80 (2H, m), 3.36-3.29 (4H, m), 3.06 (3H, s), 2.03-1.98 (2H, m), 1.78-1.70 (2H, m), 1.26 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 461 [M+H]+.
(製造例3)2-フルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:34)
参考例27で得られた化合物(188mg、0.396mmol)のジクロロメタン(2mL)懸濁液に、ジイソプロピルエチルアミン(178μL、0.997mmol)およびクロロギ酸(2-フルオロエチル)(33μL、0.350mmol)を0℃で加え、室温で80分間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー((i)ヘキサン:ジクロロメタン=1:1、v/v;(ii)ヘキサン:酢酸エチル:ジクロロメタン=2:1:2→1:1:1→2:2:1、v/v;(iii)酢酸エチル:ジクロロメタン=1:1、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(58.8mg、収率:38%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, d, J=2Hz), 5.99 (1H, d, J=1Hz), 5.38-5.35 (1H, m), 4.70-4.68 (1H, m), 4.58-4.56 (1H, m), 4.40-4.38 (1H, m), 4.33-4.31 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.88-3.82 (2H, m), 3.44-3.38 (2H, m), 3.32 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.06-2.00 (2H, m), 1.82-1.74 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 465 [M+H]+.
(製造例4)4-[4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-イル]-4-オキソブタン-2-オール(例示化合物番号:97)
参考例27で得られた化合物(224mg、0.545mmol)のエタノール(3mL)懸濁液に、3-ヒドロキシブタン酸(61μL、0.66mmol)、ジイソプロピルエチルアミン(102μL、0.571mmol)および塩化4-(ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチルモルホリニウム(235mg、0.849mmol)を加え、室温で3日間攪拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣を薄層シリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=1:1、v/v)で精製し、得られた粗生成物をジイソプロピルエーテルで洗浄して、標記灰白色泡状化合物(174mg、収率:69%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, brs), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, d, J=2Hz), 5.99 (1H, brs), 5.42-5.37 (1H, m), 4.24-3.30 (9H, m), 3.04 (3H, s), 2.55-2.31 (2H, m), 2.08-2.00 (2H, m), 1.84-1.76 (2H, m), 1.24 (3H, d, J=7Hz);
MS (FAB) m/z: 461 [M+H]+.
(製造例5)ベンジル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:49)
参考例28で得られた化合物(100mg、0.267mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に、0℃でジイソプロピルエチルアミン(93μL、0.53mmol)およびクロロギ酸ベンジル(57μL、0.40mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液に水を加え、ジクロロメタンで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1→1:1、v/v)で精製し、得られた粗生成物をジイソプロピルエーテルで洗浄して、標記白色粉状化合物(67.3mg、収率:50%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, brs), 7.38-7.37(5H, m), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.37-5.31 (1H, m), 5.15 (2H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.89-3.82 (2H, m), 3.43-3.37 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.05-1.98 (2H, m), 1.80-1.72 (2H, m);
MS (CI) m/z: 509 [M+H]+.
(製造例6)ブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:5)
参考例28で得られた化合物(100mg、0.267mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に、0℃でジイソプロピルエチルアミン(186μL、1.07mmol)およびクロロギ酸ブチル(51μL、0.40mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1→1:2、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(53.9mg、収率:43%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, brs), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.36-5.31 (1H, m), 4.10 (2H, t, J=7Hz), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.87-3.80 (2H, m), 3.38-3.29 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.05-1.98 (2H, m), 1.79-1.71 (2H, m), 1.67-1.60 (2H, m), 1.45-1.35 (2H, m), 0.95 (3H, t, J=7Hz);
MS (CI) m/z: 475 [M+H]+.
(製造例7)プロピル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:3)
参考例28で得られた化合物(100mg、0.267mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸プロピル(45μL、0.40mmol)用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(58.6mg、収率:48%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, brs), 5.99 (1H, s), 5.37-5.32 (1H, m), 4.10-4.05 (4H, m), 3.05 (3H, s), 2.05-1.98 (2H, m), 1.80-1.63 (4H, m), 0.96 (3H, t, J=7Hz);
MS (CI) m/z: 461 [M+H]+.
(製造例8)2-メトキシエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:40)
参考例28で得られた化合物(100mg、0.267mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸メトキシエチル(46μL、0.40mmol)用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(79.6mg、収率:63%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, brs), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, brs), 5.99 (1H, s), 5.37-5.31 (1H, m), 4.28-4.25 (2H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.88-3.82 (2H, m), 3.64-3.61 (2H, m), 3.41-3.30 (4H, m), 3.41 (3H, s), 3.05 (3H, s), 2.05-1.98 (2H, m), 1.81-1.72 (4H, m);
MS (CI) m/z: 477 [M+H]+.
(製造例9)sec-ブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:7)
2-ブタノール(86mg、0.93mmol)のTHF(3.5mL)溶液に、tert-ブトキシカリウム(174mg、1.55mmol)を加え、室温で30分間攪拌した後に、参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)のTHF(3mL)溶液を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液と水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1→1:2、v/v)で精製して、標記白色泡状化合物(20.0mg、収率:14%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.59 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, s), 7.80 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.73 (1H, d, J=2Hz), 5.99 (1H, d, J=1Hz), 5.37-5.32 (1H, m), 4.80-4.76 (1H, m), 4.08 (2H, t, J=9Hz), 3.87-3.82 (2H, m), 3.37-3.30 (4H, m), 3.05 (3H, s), 2.04-1.99 (2H, m), 1.79-1.71 (2H, m), 1.55 (2H, s), 1.24 (3H, d, J=6Hz), 0.93 (3H, t, J=7Hz);
MS (CI) m/z: 475 [M+H]+.
(製造例10)2-シクロプロピルエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:30)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の、2-ブタノールの代わりに2-シクロプロピルエタノール(56μL、0.93mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(44.7mg、収率:30%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.73-7.72 (1H, m), 5.99 (1H, s), 5.37-5.31 (1H, m), 4.18 (2H, t, J=7Hz), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.88-3.81 (2H, m), 3.40-3.30 (4H, m), 3.05 (3H, s), 2.06-1.99 (2H, m), 1.80-1.73 (2H, m), 1.58-1.53 (2H, m), 0.76-0.70 (1H, m), 0.49-0.45 (2H, m), 0.11-0.07 (2H, m);
MS (CI) m/z: 487 [M+H]+.
(製造例11)(1-メチルシクロプロピル)メチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:24)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の、2-ブタノールの代わりに(1-メチルシクロプロピル)メタノール(91μL、0.93mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(50.3mg、収率:33%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, brs), 5.99 (1H, d, J=1Hz), 5.38-5.32 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.90 (2H, s), 3.90-3.83 (2H, m), 3.41-3.29 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.06-2.00 (2H, m), 1.81-1.72 (2H, m), 1.14 (3H, s), 0.51-0.48 (2H, m), 0.37-0.34 (2H, m);
MS (CI) m/z: 487 [M+H]+.
(製造例12)2,2-ジフルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:53)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに2,2-ジフルオロエタノール(76.5mg、0.933mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(105mg、収率:70%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, brs), 5.99 (1H, s), 5.97 (1H, tt, J=55Hz, 4Hz), 5.38-5.34 (1H, m), 4.30 (2H, td, J=14Hz, 4Hz), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.85-3.79 (2H, m), 3.45-3.40 (2H, m), 3.32 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.06-1.99 (2H, m), 1.82-1.75 (2H, m);
MS (CI) m/z: 483 [M+H]+.
(製造例13)シクロヘプチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:23)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりにシクロヘプタノール(149μL、1.24mmol)を用いて同様に反応を行い、粗生成物を得た。得られた粗生成物を分取HPLC(Inertsil ODS-3(30mmi.d.×250mm)、GLサイエンス、水:アセトニトリル=95:5→0:100(グラジェント))で精製して、標記白色粉状化合物(18.0mg、収率:8%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, s), 7.80 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.73 (1H, brs), 5.99 (1H, s), 5.36-5.32 (1H, m), 4.90-4.85 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.87-3.83 (2H, m), 3.37-3.30 (4H, m), 3.05 (3H, s), 2.03-2.00 (2H, m), 1.95-1.89 (2H, m), 1.75-1.45 (12H, m);
MS (CI) m/z: 515 [M+H]+.
(製造例14)シクロヘキシル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:22)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりにシクロヘキサノール(131μL、1.24mmol)を用いて同様に反応を行い、粗生成物を得た。得られた粗生成物を分取HPLC(Inertsil ODS-3(30mmi.d.×250mm)、GLサイエンス、水:アセトニトリル=95:5→0:100(グラジェント))で精製して、標記白色粉状化合物(22.2mg、収率:11%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.36-5.31 (1H, m), 4.73-4.67 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.87-3.81 (2H, m), 3.37-3.29 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.05-1.98 (2H, m), 1.90-1.84 (2H, m), 1.79-1.68 (4H, m), 1.55-1.25 (6H, m);
MS (FAB) m/z: 501 [M+H]+.
(製造例15)1-シクロプロピルエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:28)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の、2-ブタノールの代わりに1-シクロプロピルエタノール(90μL、0.93mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(56.1mg、収率:37%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.37-5.31 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.88-3.82 (2H, m), 3.38-3.29 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.05-1.98 (2H, m), 1.79-1.71 (2H, m), 1.32 (3H, d, J=6Hz), 1.02-0.94 (1H, m), 0.54-0.39 (3H, m), 0.27-0.22 (1H, m);
MS (CI) m/z: 487 [M+H]+.
(製造例16)2-フリルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:25)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の、2-ブタノールの代わりに2-フリルメタノール(81μL、0.93mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(18.0mg、収率:2%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, d, J=1Hz), 7.78 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, brs), 6.42-6.36 (2H, m), 5.97 (1H, d, J=1Hz), 5.36-5.30 (1H, m), 5.09 (2H, s), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.86-3.77 (2H, m), 3.40-3.29 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.05-1.86 (2H, m), 1.80-1.70 (2H, m);
MS (CI) m/z: 499 [M+H]+.
(製造例17)ジシクロプロピルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:29)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の、2-ブタノールの代わりにジシクロプロピルメタノール(72μL、0.93mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(45.7mg、収率:29%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, brs), 5.99 (1H, s), 5.37-5.32 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.91-3.83 (3H, m), 3.38-3.29 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.05-1.99 (2H, m), 1.80-1.71 (2H, m), 1.11-1.04 (2H, m), 0.58-0.41 (6H, m), 0.36-0.30 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 513 [M+H]+.
(製造例18)1-フェニルエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:52)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりにDL-1-フェニルエタノール(113μL、0.933mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(60.5mg、収率:37%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.73 (1H, brs), 7.37-7.36 (5H, m), 5.98 (1H, s), 5.84 (1H, q, J=6Hz), 5.36-5.32 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.90-3.83 (2H, m), 3.44-3.30 (4H, m), 3.05 (3H, s), 2.04-1.99 (2H, m), 1.80-1.72 (2H, m), 1.56 (3H, d, J=6Hz);
MS (CI) m/z: 523 [M+H]+.
(製造例19)3-フリルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:26)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに3-フリルメタノール(81μL、0.93mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(11.6mg、収率:7%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, brs), 7.48 (1H, brs), 7.41-7.40 (1H, m), 6.45 (1H, brs), 5.98 (1H, s), 5.36-5.31 (1H, m), 5.02 (2H, s), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.86-3.78 (2H, m), 3.40-3.29 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.05-1.97 (2H, m), 1.79-1.71 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 499 [M+H]+.
(製造例20)シクロペンチルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:21)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の、2-ブタノールの代わりにシクロペンチルメタノール(101μL、0.933mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(36.8mg、収率:24%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, d, J=1Hz), 7.78 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.72 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, s), 5.36-5.31 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.98 (2H, d, J=7Hz), 3.86-3.81 (2H, m), 3.38-3.29 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.22 (1H, quintet, J=7Hz), 2.05-1.98 (2H, m), 1.79-1.64 (8H, m), 1.32-1.25 (2H, m);
MS (CI) m/z: 501 [M+H]+.
(製造例21)2-フルオロ-1-(フルオロメチル)エチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:55)
参考例29で得られた化合物(150mg、0.311mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の、2-ブタノールの代わりに1,3-ジフルオロプロパン-2-オール(72μL、0.93mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(65.8mg、収率:43%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.73 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, s), 5.39-5.33 (1H, m), 5.15 (1H, tt, J=20Hz, 5Hz), 4.70-4.57 (4H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.86-3.80 (2H, m), 3.45-3.39 (2H, m), 3.32 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.06-2.00 (2H, m), 1.83-1.76 (2H, m);
MS (CI) m/z: 497 [M+H]+.
(製造例22)イソブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:307)
製造例30で得られた化合物(154mg、0.315mmol)を用いて、製造例2に記載された方法のクロロギ酸イソプロピル、および、トリエチルアミンの代わりに、クロロギ酸イソブチル(130μL、1.00mmol)、および、ジイソプロピルエチルアミン(560μL、3.14mmol)を用いて同様に反応を行い、標記灰白色粉状化合物(94.2mg、収率:61%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.75 (1H, dd, J=8Hz, 2Hz), 7.68 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.36-5.32 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.88 (2H, d, J=6Hz), 3.88-3.82 (2H, m), 3.39-3.30 (4H, m), 3.10 (2H, q, J=7Hz), 2.05-1.99 (2H, m), 1.95 (1H, sept, J=7Hz), 1.79-1.72 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz), 0.95 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 489 [M+H]+.
(製造例23)シクロブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:310)
参考例31で得られた化合物(109mg、0.226mmol)のTHF(2.5mL)懸濁液に、シクロブタノール(90μL、1.15mmol)、および、tert-ブトキシカリウム(50mg、0.446mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー((i)ヘキサン:酢酸エチル=50:50、v/v;(ii)酢酸エチル)で精製し、得られた粗生成物をジイソプロピルエーテルで洗浄して、標記白色粉状化合物(34.6mg、収率:32%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.75 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.68 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.36-5.30 (1H, m), 4.98-4.91 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.85-3.80 (2H, m), 3.38-3.29 (4H, m), 3.10 (2H, q, J=7Hz), 2.39-2.31 (2H, m), 2.12-1.98 (4H, m), 1.81-1.55 (4H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 487 [M+H]+.
(製造例24)sec-ブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:308)
参考例31で得られた化合物(179mg、0.371mmol)を用いて、製造例23に記載された方法のシクロブタノールの代わりに、2-ブタノール(170μL、1.85mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(55.1mg、収率:30%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.75 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.68 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.37-5.31 (1H, m), 4.77 (1H, sext, J=6Hz), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.87-3.82 (2H, m), 3.37-3.25 (4H, m), 3.10 (2H, q, J=7Hz), 2.04-1.99 (2H, m), 1.79-1.73 (2H, m), 1.66-1.52 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz), 1.23 (3H, d, J=6Hz), 0.92 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 489 [M+H]+.
(製造例25)tert-ブチル 4-({6-[5-(イソブチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:481)
2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2'-(N,N-ジメチルアミノ)ビフェニル(37.2mg、0.0945mmol)の1,4-ジオキサン(7.5mL)溶液に、酢酸パラジウム(11.3mg、0.0503mmol)を加え、室温で10分間攪拌した溶液を、参考例41にて製造したtert-ブチル 4-[(6-クロロ-5-メチルピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート(143mg、0.456mmol)、参考例11で得られた化合物(123mg、0.446mmol)および、炭酸カリウム(1.12g、8.10mmol)の1,4-ジオキサン(7.5mL)懸濁液に加え、100℃で1時間、120℃で1時間攪拌した。反応液をセライト(商品名)濾過して、濾液を10%塩酸、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー((i)ヘキサン:酢酸エチル=50:50、v/v;(ii)酢酸エチル)と薄層シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、v/v)で精製し、標記白色粉状化合物(12.6mg、収率:5%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.75 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.68 (1H, d, J=2Hz), 5.98 (1H, d, J=1Hz), 5.35-5.28 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.82-3.77 (2H, m), 3.33-3.25 (4H, m), 2.97 (2J, d, J=6Hz), 2.25-2.17 (1H, m), 2.03-1.97 (2H, m), 1.77-1.69 (2H, m), 1.48 (9H, s), 1.05 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 517 [M+H]+.
(製造例26)tert-ブチル 4-({5-メチル-6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:202)
参考例40で得られた化合物(291mg、0.888mmol)、および、5-メタンスルホニルインドリン(162mg、0.821mmol)を用いて、製造例25に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(365mg、収率:91%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.43 (1H, s), 7.71-7.67 (2H, m), 6.70 (1H, d, J=8Hz), 5.40-5.34 (1H, m), 4.20 (2H, t, J=9Hz), 3.78-3.72 (2H, m), 3.42-3.35 (2H, m), 3.22 (2H, t, J=8Hz), 3.03 (3H, s), 2.05 (3H, s), 2.05-1.99 (2H, m), 1.84-1.76 (2H, m), 1.49 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 489 [M+H]+.
(製造例27)イソブチル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:390)
参考例32で得られた化合物(199mg、0.453mmol)を用いて製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりにクロロギ酸イソブチルを用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(193mg、収率:85%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.75 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.68 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.37-5.31 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.88 (2H, d, J=7Hz), 3.88-3.81 (2H, m), 3.39-3.29 (4H, m), 3.07-3.03 (2H, m), 2.05-1.90 (3H, m), 1.80-1.69 (4H, m), 0.99 (3H, t, J=7Hz), 0.95 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 503 [M+H]+.
(製造例28)イソプロピル 4-({5-メチル-6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:200)
製造例26で得られた化合物(208mg、0.426mmol)を用いて、製造例2に記載された方法のトリエチルアミンの代わりに、ジイソプロピルエチルアミン(380μL、2.13mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(177mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.43 (1H, s), 7.71-7.67 (2H, m), 6.70 (1H, d, J=8Hz), 5.42-5.36 (1H, m), 4.95 (1H, sept, J=6Hz), 4.19 (2H, t, J=8Hz), 3.81-3.76 (2H, m), 3.46-3.40 (2H, m), 3.22 (2H, t, J=8Hz), 3.03 (3H, s), 2.06-2.00 (2H, m), 2.05 (3H, s), 1.85-1.77 (2H, m), 1.27 (6H, d, J=6Hz);
MS (FAB) m/z: 475 [M+H]+.
(製造例29)2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(イソブチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:486)
参考例37で得られた化合物(260mg、0.509mmol)を用いて、製造例23に記載された方法のシクロブタノールの代わりに2,2,2-トリフルオロエタノール(185μL、2.54mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(217mg、収率:79%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.75 (1H, dd, J=9Hz, 2Hz), 7.69 (1H, s), 5.99 (1H, s), 5.40-5.34 (1H, m), 4.54-4.47 (2H, m), 4.07 (2H, t, J=8Hz), 3.86-3.80 (2H, m), 3.48-3.42 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 2.97 (2H, d, J=7Hz), 2.26-2.16 (1H, m), 2.06-2.01 (2H, m), 1.84-1.77 (2H, m), 1.05 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 543 [M+H]+.
(製造例30)tert-ブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:309)
参考例20で得られた化合物(114mg、0.551mmol)を用いて、製造例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(79.0mg、収率:35%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=9Hz), 7.68 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.29-5.24 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 4.03 (2H, q, J=7Hz), 3.71 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.21 (2H, q, J=7Hz), 1.99-1.95 (2H, m), 1.60-1.53 (2H, m), 1.41 (9H, s), 1.10 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 489 [M+H]+.
(製造例31)イソプロピル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:305)
参考例30で得られた化合物(56.0mg、0.143mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸イソプロピル(20.0mg、0.158mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(65.0mg、収率:96%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=9Hz), 7.68 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.31-5.25 (1H, m), 4.78 (1H, sept, J=6Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.74 (2H, dt, J=14Hz, 6Hz), 3.30-3.18 (6H, m), 2.01-1.94 (2H, m), 1.62-1.54 (2H, m), 1.20 (6H, d, J=6Hz), 1.10 (3H, t, J=7Hz);
MS (FAB) m/z: 475 [M+H]+.
(製造例32)tert-ブチル 4-({6-[5-(イソプロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:414)
参考例22で得られた化合物(60.0mg、0.178mmol)を用いて製造例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(84.0mg、収率:94%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.65 (1H, d, J=9Hz), 7.64 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.30-5.24 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.75-3.69 (2H, m), 3.41-3.25 (3H, m), 3.19-3.14 (2H, m), 1.99-1.95 (2H, m), 1.60-1.53 (2H, m), 1.41 (9H, s), 1.15 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 503 [M+H]+.
(製造例33)イソプロピル 4-({6-[5-(イソプロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:412)
製造例32で得られた化合物(80.0mg、0.159mmol)を用いて製造例28に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(64.0mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR(400MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=9Hz), 7.65 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.31-5.25 (1H, m), 4.78 (1H, sept, J=6Hz), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.78-3.72 (2H, m), 3.38-3.19 (5H, m), 2.01-1.96 (2H, m), 1.63-1.54 (2H, m), 1.20 (6H, d, J=6Hz), 1.16 (6H, d, J=7Hz);
MS (FAB) m/z: 488 [M+H]+.
(製造例34)tert-ブチル 4-({6-[6-フルオロ-5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:133)
参考例23で得られた化合物(286mg、0.873mmol)を用いて製造例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(141mg、収率:33%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.58 (1H, s), 8.38 (1H, d, J=13H), 7.62 (1H, d, J=8Hz), 6.28 (1H, s), 5.30-5.25 (1H, m), 4.12 (2H, t, J=9Hz), 3.73-3.69 (2H, m), 3.27-3.14 (7H, m), 1.99-1.95 (2H, m), 1.69-1.64 (2H, m), 1.38 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 492 [M+H]+.
(製造例35)イソプロピル 4-({6-[6-フルオロ-5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:131)
製造例34で得られた化合物(86.0mg、0.175mmol)を用いて製造例28に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(56.0mg、収率:68%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.58 (1H, s), 8.37 (1H, d, J=13H), 7.62 (1H, d, J=7Hz), 6.28 (1H, s), 5.31-5.26 (1H, m), 4.78 (1H, sept, J=6Hz), 4.12 (2H, t, J=9Hz), 3.74 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.25 (3H, s), 3.21-3.13 (2H, m), 2.00-1.94 (2H, m), 1.61-1.50 (2H, m), 1.41 (6H, d, J=6Hz);
MS (FAB) m/z: 479 [M+H]+.
(製造例36)tert-ブチル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:391)
参考例21で得られた化合物(122mg、0.542mmol)を用いて製造例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(84.0mg、収率:46%)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=9Hz), 7.68 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.27 (1H, sept, J=4Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.72 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.21-3.13 (4H, m), 2.00-1.94 (2H, m), 1.61-1.50 (4H, m), 1.41 (9H, s), 0.91 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 503 [M+H]+.
(製造例37)2,2-ジメチルプロピル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:18)
参考例28で得られた化合物(45.0mg、0.151mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸ネオペンチル(26mg、0.17mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(32.0mg、収率:54%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=9Hz), 6.24 (1H, s), 5.32-5.27 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.77 (2H, brs), 3.72 (2H, s), 3.30-3.22 (4H, m), 3.15 (3H, s), 2.02-1.99 (2H, m), 1.63-1.57 (2H, m), 0.91 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 489 [M+H]+.
(製造例38)フェニル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:46)
参考例28で得られた化合物(49.0mg、0.162mmol)をもちいて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸フェニル(28mg、0.18mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(23.0mg、収率:36%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=9Hz), 7.39 (2H, t, J=7Hz), 7.23 (1H, t, J=8Hz), 7.14 (2H, d, J=8Hz), 6.27 (1H, s), 5.38-5.33 (1H, m), 4.11 (2H, t, J=9Hz), 3.95 (1H, brs), 3.81 (1H, brs), 3.50 (1H, brs), 3.37-3.27 (3H, m), 3.15 (3H, s), 2.09 (2H, brs), 1.73 (2H, brs);
MS (ESI) m/z: 495 [M+H]+.
(製造例39)イソブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:6)
参考例28で得られた化合物(47.0mg、0.154mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸イソブチル(23mg、0.17mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(30.0mg、収率:51%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.73 (1H, s), 7.72 (1H, d, J=9Hz), 6.24 (1H, s), 5.31-5.26 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.79 (2H, d, J=6Hz), 3.79-3.74 (2H, m), 3.29-3.21 (4H, m), 3.15 (3H, s), 2.02-1.97 (2H, m), 1.87 (1H, sept, J=6Hz), 1.63-1.56 (2H, m), 0.90 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 475 [M+H]+.
(製造例40)イソプロピル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:389)
製造例36で得られた化合物(65.0mg、0.129mmol)を用いて、製造例28に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(42.0mg、収率:66%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=8Hz), 8.54 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=8Hz), 7.68 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.30-5.26 (1H, m), 4.78 (1H, sept, J=6Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.77-3.72 (2H, m), 3.32-3.18 (6H, m), 2.00-1.95 (2H, m), 1.62-1.51 (4H, m), 1.19 (6H, d, J=6Hz), 0.91 (3H, t, J=8Hz);
MS (ESI) m/z: 489 [M+H]+.
(製造例41)5-(メチルスルホニル)-1-(6-{[1-(3,3,3-トリフルオロプロパノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)インドリン(例示化合物番号:81)
3,3,3-トリフルオロプロピオン酸(63mg、0.50mmol)のジクロロメタン(1.9mL)溶液に、0℃で塩化オキザリル(65μL、0.74mmol)、および、1滴のDMFを加え、室温で3.5時間攪拌した後、反応溶液の溶媒を留去した。得られた残渣を酸クロリド化合物と称す。
製造例1で得られた化合物(469mg、0.988mmol)のジクロロメタン(9.38mL)溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸(2.35mL)を加え、室温で1時間攪拌した後、反応溶液の溶媒を留去した。得られた残渣の一部(150mg)および、ジイソプロピルエチルアミン(431μL、2.48mmol)のTHF(450μL)溶液に、0℃で先に製造した酸クロリド化合物のTHF(3.0mL)溶液を加え、室温で3時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液、水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣を分取用薄層シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2、v/v)で精製して、標記白色泡状化合物(13mg、収率:11%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=9Hz), 6.25 (1H, s), 5.35-5.31 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.95-3.90 (1H, m), 3.74-3.66 (3H, m), 3.40-3.35 (1H, m), 3.30-3.25 (3H, m), 3.15 (3H, s), 2.06-1.96 (2H, m), 1.72-1.65 (1H, m), 1.61-1.54 (1H, m);
MS (FAB) m/z: 485 [M+H]+.
(製造例42)1-(6-{[1-(ブチルスルホニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:126)
製造例1で得られた化合物(145mg、0.306mmol)のジクロロメタン(2.90mL)溶液に、0℃でトリフルオロ酢酸(727μL)を加え、室温で1時間攪拌した。減圧下にて溶媒を留去し、得られた残渣、および、ジイソプロピルエチルアミン(1.07mL、6.14mmol)のジクロロメタン(3.70mL)溶液に、0℃にて1-ブタンスルホン酸クロリド(72.0mg、0.461mmol)のジクロロメタン(1.85mL)溶液を加え、0℃にて1時間攪拌した後に、80℃で3時間攪拌した。減圧下にて溶媒を留去し、メタノールを加えて析出物を濾取し、得られた粗生成物をメタノールで洗浄して、標記白色粉状化合物(125mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=9Hz), 6.25 (1H, s), 5.29-5.22 (1H, m), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.49-3.43 (2H, m), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.21-3.15 (2H, m), 3.15 (3H, s), 3.08-3.04 (2H, m), 2.10-2.03 (2H, m), 1.78-1.62 (4H, m), 1.46-1.37 (2H, m), 0.91 (3H, t, J=7Hz);
MS (FAB) m/z: 495 [M+H]+.
(製造例43)イソプロピル 4-({6-[6-クロロ-5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:155)
参考例24で得られた化合物(353mg、1.03mmol)を用いて、製造例1に記載された方法のtert-ブチル 4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシラートの代わりに、イソプロピル 4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシラート(288mg、1.54mmol)を用いて同様の反応を行い、標記白色粉状化合物(446mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.65 (1H, s), 8.60 (1H, s), 7.83 (1H, s), 6.27 (1H, s), 5.31-5.26 (1H, m), 4.78 (1H, sept, J=6Hz), 4.11 (2H, t, J=9Hz), 3.74 (2H, dt, J=13Hz, 5Hz), 3.30 (3H, s), 3.29-3.18 (4H, m), 2.00-1.96 (2H, m), 1.61-1.55 (2H, m), 1.20 (6H, d, J=6Hz);
MS (FAB) m/z: 495 [M+H]+.
(製造例44)シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:19)
参考例29で得られた化合物(102mg、0.218mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに、シクロプロピルメタノール(26μL、0.33mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(49.0mg、収率:48%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.74-7.72 (2H, m), 6.24 (1H, s), 5.31-5.26 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.86 (2H, d, J=7Hz), 3.76 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.33-3.20 (4H, m), 3.15 (3H, s), 2.01-1.98 (2H, m), 1.64-1.57 (2H, m), 1.14-1.06 (1H, m), 0.52-0.48 (2H, m), 0.28-0.25 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 473 [M+H]+.
(製造例45)1-{6-[(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)オキシ]ピリミジン-4-イル}-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:84)
参考例28で得られた化合物(50.0mg、0.134mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、塩化ベンゾイル(19μL、0.16mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(24.0mg、収率:38%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=7Hz), 7.46-7.45 (3H, m), 7.43-7.40 (2H, m), 6.24 (1H, s), 5.39-5.34 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 4.06 (1H, brs), 3.56 (1H, brs), 3.41 (1H, brs), 3.30-3.25 (3H, m), 3.15 (3H, s), 2.08 (1H, brs), 1.99 (1H, brs), 1.68 (2H, brs);
MS (ESI) m/z: 479 [M+H]+.
(製造例46)エチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:2)
参考例28で得られた化合物(90.0mg、0.240mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸エチル(34μL、0.36mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(75.0mg、収率:70%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=7Hz), 6.24 (1H, s), 5.30-5.25 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=8Hz), 4.05 (2H, q, J=7Hz), 3.75 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.24 (2H, brs), 3.15 (3H, s), 2.01-1.96 (2H, m), 1.63-1.56 (2H, m), 1.19 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 447 [M+H]+.
(製造例47)2-クロロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:36)
参考例28で得られた化合物(250mg、0.668mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸2-クロロエチル(103μL、1.00mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(229mg、収率:71%)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.73-7.72 (2H, m), 6.24 (1H, s), 5.33-5.27 (1H, m), 4.27 (2H, t, J=5Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.82 (2H, dd, J=6Hz, 5Hz), 3.80-3.74 (2H, m), 3.31-3.24 (4H, m), 3.15 (3H, s), 2.03-1.95 (2H, m), 1.66-1.57 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 481 [M+H]+.
(製造例48)1-(6-{[1-(シクロプロピルアセチル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:78)
参考例28で得られた化合物(70.0mg、0.187mmol)およびシクロプロピル酢酸(28.0mg、0.280mmol)のDMF(4.20mL)溶液に、室温にて塩化4-(4,4-ジメトキシ-1,3,5-トリアジン-2-イル)-4-メチルモルホリニウム(72mg、0.262mmol)を加え、室温にて6時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を水で洗浄、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー((i)ヘキサン:酢酸エチル=9:1、v/v;(ii)酢酸エチル)で精製して、標記白色泡状化合物(71.0mg、収率:84%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.74-7.72 (2H, m), 6.24 (1H, s), 5.34-5.29 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.98-3.94 (1H, m), 3.75-3.70 (1H, m), 3.36-3.26 (3H, m), 3.22-3.17 (1H, m), 3.15 (3H, s), 2.28 (2H, d, J=7Hz), 2.04-1.95 (2H, m), 1.67-1.51 (2H, m), 1.00-0.92 (1H, m), 0.47-0.43 (2H, m), 0.13-0.11 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 457 [M+H]+.
(製造例49)シクロペンチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:11)
参考例29で得られた化合物(162mg、0.346mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに、シクロペンタノール(94μL、1.04mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(104mg、収率:62%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.74-7.72 (2H, m), 6.23 (1H, s), 5.30-5.25 (1H, m), 5.01-4.98 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.75-3.70 (2H, m), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.24-3.18 (2H, m), 3.15 (3H, s), 1.99-1.95 (2H, m), 1.82-1.77 (2H, m), 1.67-1.53 (8H, m);
MS (ESI) m/z: 487 [M+H]+.
(製造例50)1-(6-{[1-(シクロプロピルカルボニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:67)
参考例28で得られた化合物(100mg、0.267mmol)を用いて、製造例48に記載された方法のシクロプロピル酢酸の代わりにシクロプロパンカルボン酸(32μL、0.40mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(61.0mg、収率:52%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 7.74-7.72 (2H, m), 6.24 (1H, s), 5.36-5.31 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 4.06-3.95 (2H, m), 3.52 (1H, brs), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.21 (1H, brs), 3.15 (3H, s), 2.09-1.96 (3H, m), 1.66 (1H, brs), 1.54 (1H, brs), 0.73-0.69 (4H, m);
MS (ESI) m/z: 443 [M+H]+.
(製造例51)1-(6-{[1-(イソブチルスルホニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:127)
参考例28で得られた化合物(100mg、0.267mmol)を用いて、製造例42に記載された方法の1-ブタンスルホン酸クロリドの代わりに、イソブタンスルホン酸クロリド(54μL、0.40mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(117mg、収率:89%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 7.74-7.72 (2H, m), 6.25 (1H, s), 5.28-5.23 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.46-3.42 (2H, m), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.18-3.14 (2H, m), 3.15 (3H, s), 2.93 (2H, d, J=7Hz), 2.17-2.03 (3H, m), 1.78-1.72 (2H, m), 1.05 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 495 [M+H]+.
(製造例52)シクロブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:9)
参考例29で得られた化合物(170mg、0.363mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに、シクロブタノール(86μL、1.1mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(109mg、収率:64%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=6Hz), 6.24 (1H, s), 5.30-5.25 (1H, m), 4.86-4.80 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.76-3.73 (2H, m), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.23 (2H, brs), 3.15 (3H, s), 2.27-2.22 (2H, m), 2.03-1.95 (4H, m), 1.71 (1H, q, J=10Hz), 1.63-1.51 (3H, m);
MS (FAB) m/z: 473 [M+H]+.
(製造例53)1-エチルプロピル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:13)
参考例29で得られた化合物(176mg、0.376mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに、3-ペンタノール(122μL、1.13mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(93.0mg、収率:51%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=5Hz), 6.24 (1H, s), 5.32-5.27 (1H, m), 4.56-4.51 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.79-3.76 (2H, m), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.24 (2H, brs), 3.15 (3H, s), 2.01-1.97 (2H, m), 1.61-1.46 (6H, m), 0.85 (3H, d, J=7Hz), 0.84 (3H, d, J=7Hz);
MS (FAB) m/z: 489 [M+H]+.
(製造例54)1-(6-{[1-(エチルスルホニル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:122)
参考例28で得られた化合物(100mg、0.267mmol)を用いて、製造例42に記載された方法の1-ブタンスルホン酸クロリドの代わりに、エタンスルホン酸クロリド(38μL、0.40mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(102mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=7Hz), 6.26 (1H, s), 5.28-5.24 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=8Hz), 3.49-3.45 (2H, m), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.21-3.16 (2H, m), 3.15 (3H, s), 3.09 (2H, q, J=7Hz), 2.08-2.03 (2H, m), 1.77-1.70 (2H, m), 1.23 (3H, t, J=6Hz);
MS (FAB m/z: 467 [M+H]+.
(製造例55)シクロブチルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:20)
参考例29で得られた化合物(176mg、0.376mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに、シクロブチルメタノール(107μL、1.13mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(136mg、収率:74%)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, s), 8.54 (1H, d, J=9Hz), 7.74-7.71 (2H, m), 6.24 (1H, s), 5.31-5.25 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.98 (2H, d, J=7Hz), 3.76 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.24 (2H, brs), 3.15 (3H, s), 2.62-2.50 (1H, m), 2.03-1.96 (4H, m), 1.92-1.69 (4H, m), 1.63-1.54 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 487 [M+H]+.
(製造例56)tert-ブチル 4-[(6-{5-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]-インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル]オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:537)
参考例16で得られた化合物(55.0mg、0.201mmol)、参考例41で得られた化合物(76.0mg、0.241mmol)、炭酸カリウム(555mg、4.02mmol)、2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2'-(N,N-ジメチルアミノ)ビフェニル(16.0mg、0.040mmol)の1,4-ジオキサン(10.0mL)懸濁液に、酢酸パラジウム(5.0mg、0.020mmol)を加え、窒素雰囲気下、1時間加熱還流した。反応溶液を濾過し、濾液に塩化アンモニウム水溶液を加えて酢酸で3回抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→3:2、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(102mg、収率:99%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.70 (1H, d, J=8Hz), 7.69 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.29-5.24 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.75-3.70 (2H, m), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.17 (2H, d, J=7Hz), 3.17 (2H, brs), 2.00-1.95 (2H, m), 1.60-1.53 (2H, m), 1.41 (9H, s), 0.87-0.80 (1H, m), 0.47-0.43 (2H, m), 0.13-0.10 (2H, m);
MS (FAB) m/z: 515 [M+H]+.
(製造例57)tert-ブチル 4-({6-[5-(シクロブチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:503)
参考例17で得られた化合物(55.0mg、0.208mmol)を用いて製造例56に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(73.0mg、収率:71%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.66 (1H, d, J=9Hz), 7.65 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.29-5.24 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 4.04-3.97 (1H, m), 3.75-3.70 (2H, m), 3.28 (2H, t, J=9Hz), 3.17 (2H, brs), 2.35-2.27 (2H, m), 2.15-2.08 (2H, m), 2.00-1.81 (4H, m), 1.60-1.53 (2H, m), 1.41 (9H, s);
MS (FAB) m/z: 515 [M+H]+.
(製造例58)tert-ブチル 4-({6-[6-メトキシ-5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:251)
参考例25で得られた化合物(200mg、0.589mmol)を用いて製造例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(184mg、収率:62%)を得た。
1H-NMR (400MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.38 (1H, s), 7.58 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.30-5.24 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.95 (3H, s), 3.72 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.22-3.12 (4H, m), 3.17 (3H, s), 2.00-1.94 (2H, m), 1.61-1.52 (2H, m), 1.41 (9H, s);
MS (FAB) m/z: 505 [M+H]+.
(製造例59)イソプロピル 4-({6-[6-メトキシ-5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:249)
製造例58で得られた化合物(153mg、0.303mmol)を用いて、参考例28に記載された方法と同様に反応を行い、白色粉状化合物を得た。得られた化合物を用いて、製造例31に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(120mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.38 (1H, s), 7.58 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.31-5.26 (1H, m), 4.78 (1H, sept, J=6Hz), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.95 (3H, s), 3.74 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.26-3.16 (4H, m), 3.17 (3H, s), 2.01-1.94 (2H, m), 1.61-1.54 (2H, m), 1.19 (6H, d, J=6Hz);
MS (FAB) m/z: 491 [M+H]+.
(製造例60)2,2-ジフルオロエチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:325)
参考例31で得られた化合物(300mg、0.622mmol)を用いて、製造例12に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(233mg、収率:76%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=6Hz), 7.68 (1H, s), 6.25 (1H, tt, J=55Hz, 3Hz), 6.24 (1H, s), 5.33-5.28 (1H, m), 4.31 (2H, td, J=16Hz, 3Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.76 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.34-3.27 (4H, m), 3.21 (2H, q, J=7Hz), 2.03-1.99 (2H, m), 1.66-1.59 (2H, m), 1.10 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 497 [M+H]+.
(製造例61)2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:326)
参考例31で得られた化合物(300mg、0.622mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに、2,2,2-トリフルオロエタノール(187mg、1.87mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(233mg、収率:58%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 6.25 (1H, s), 5.34-5.29 (1H, m), 4.72 (2H, q, J=9Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.76 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.34-3.27 (4H, m), 3.21 (2H, q, J=7Hz), 2.04-1.99 (2H, m), 1.67-1.60 (2H, m), 1.10 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 515 [M+H]+.
(製造例62)3-フリルメチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:315)
参考例31で得られた化合物(200mg、0.414mmol)を用いて、製造例19に記載された方法と同様に反応を行い、標記白泡状化合物(107mg、収率:50%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.73 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 7.65 (1H, s), 6.53 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.30-5.25 (1H, m), 4.94 (2H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.77-3.74 (2H, m), 3.30-3.19 (6H, m), 1.99-1.97 (2H, m), 1.62-1.56 (2H, m), 1.10 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 513 [M+H]+.
(製造例63)5-(エチルスルホニル)-1-(6-{[1-(3-メチルブタノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)インドリン(例示化合物番号:328)
参考例30で得られた化合物(200mg、0.515mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、イソ吉草酸クロリド(69μL、0.57mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(195mg、収率:80%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.34-5.29 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 4.00-3.95 (1H, m), 3.79-3.74 (1H, m), 3.37-3.16 (6H, m), 2.22 (2H, d, J=7Hz), 2.04-1.95 (3H, m), 1.65-1.49 (2H, m), 1.10 (3H, t, J=7Hz), 0.91 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 473 [M+H]+.
(製造例64)2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:396)
参考例33で得られた化合物(140mg、0.282mmol)を用いて、製造例61に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(89.0mg、収率:60%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.33-5.29 (1H, m), 4.72 (2H, q, J=9Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.76 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.36-3.26 (4H, m), 3.19 (2H, t, J=8Hz), 2.04-2.00 (2H, m), 1.67-1.60 (2H, m), 1.59-1.51 (2H, m), 0.91 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 529 [M+H]+.
(製造例65)1-(6-{[1-(3-メチルブタノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(プロピルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:397)
参考例32で得られた化合物(200mg、0.456mmol)を用いて、製造例63に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(107mg、収率:48%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.34-5.29 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 4.00-3.95 (1H, m), 3.79-3.74 (1H, m), 3.37-3.26 (3H, m), 3.21-3.16 (3H, m), 2.22 (2H, d, J=7Hz), 2.04-1.95 (3H, m), 1.65-1.49 (4H, m), 0.91 (3H, t, J=6Hz), 0.90 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 487 [M+H]+.
(製造例66)2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(イソプロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:419)
参考例35で得られた化合物(140mg、0.282mmol)を用いて、製造例61に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(136mg、収率:91%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.65 (1H, d, J=7Hz), 7.64 (1H, s), 6.25 (1H, s), 5.33-5.29 (1H, m), 4.72 (2H, q, J=9Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.76 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.37-3.27 (5H, m), 2.05-2.00 (2H, m), 1.67-1.60 (2H, m), 1.16 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 529 [M+H]+.
(製造例67)1-(6-{[1-(3,3-ジメチルブタノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:73)
参考例27で得られた化合物(150mg、0.365mmol)を用いて、製造例3に記載された方法のクロロギ酸(2-フルオロエチル)の代わりに、tert-ブチルアセチルクロリド(76μL、0.55mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(149mg、収率:86%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=7Hz), 6.24 (1H, s), 5.34-5.29 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 4.02-3.97 (1H, m), 3.85-3.80 (1H, m), 3.41-3.36 (1H, m), 3.29 (2H, t, J=9Hz), 3.22-3.17 (1H, m), 3.15 (3H, s), 2.26 (2H, s), 2.05-1.94 (2H, m), 1.66-1.50 (2H, m), 1.00 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 473 [M+H]+.
(製造例68)シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:392)
参考例33で得られた化合物(205mg、0.413mmol)を用いて、製造例44に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(145mg、収率:70%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.31-5.26 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.86 (2H, d, J=7Hz), 3.79-3.75 (2H, m), 3.30-3.18 (6H, m), 2.01-1.98 (2H, m), 1.64-1.51 (4H, m), 1.14-1.06 (1H, m), 0.91 (3H, t, J=7Hz), 0.52-0.48 (2H, m), 0.28-0.25 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 501 [M+H]+.
(製造例69)シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(イソプロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:415)
参考例35で得られた化合物(184mg、0.371mmol)を用いて、製造例44に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(72.0mg、収率:39%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.65 (1H, d, J=7Hz), 7.64 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.31-5.26 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.85 (2H, d, J=7Hz), 3.79-3.75 (2H, m), 3.34-3.22 (5H, m), 2.01-1.98 (2H, m), 1.64-1.56 (2H, m), 1.15 (6H, d, J=7Hz), 1.13-1.06 (1H, m), 0.52-0.48 (2H, m), 0.28-0.25 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 501 [M+H]+.
(製造例70)2-フルオロエチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:317)
参考例30で得られた化合物(101mg、0.260mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸(2-フルオロエチル)(28μL、0.29mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(108mg、収率:87%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.32-5.27 (1H, m), 4.61 (2H, dt, J=48Hz, 4Hz), 4.26 (2H, dt, J=30Hz, 4Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.77 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.30-3.19 (6H, m), 2.03-1.97 (2H, m), 1,65-1.58 (2H, m), 1.10 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 479 [M+H]+.
(製造例71)2-フルオロエチル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:393)
参考例34で得られた化合物(103mg、0.256mmol)を用いて、製造例70に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(61.0mg、収率:48%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=7Hz), 7.68 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.32-5.27 (1H, m), 4.61 (2H, dt, J=48Hz, 4Hz), 4.26 (2H, dt, J=30Hz, 4Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.77 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.31-3.18 (6H, m), 2.02-1.99 (2H, m), 1,65-1.51 (4H, m), 0.91 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 493 [M+H]+.
(製造例72)2-フルオロエチル 4-({6-[5-(イソブチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:483)
参考例36で得られた化合物(101mg、0.242mmol)を用いて、製造例70に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(113mg、収率:92%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.71 (1H, d, J=6Hz), 7.70 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.32-5.27 (1H, m), 4.61 (2H, dt, J=48Hz, 4Hz), 4.26 (2H, dt, J=30Hz, 4Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.80-3.75 (2H, m), 3.30-3.26 (4H, m), 3.12 (2H, d, J=6Hz), 2.03-1.95 (3H, m), 1.65-1.58 (2H, m), 0.97 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 507 [M+H]+.
(製造例73)イソプロピル 4-({6-[5-(イソブチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:479)
参考例36で得られた化合物(100mg、0.240mmol)を用いて、製造例31に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(119mg、収率:99%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.54 (1H, d, J=9Hz), 8.54 (1H, s), 7.71 (1H, d, J=7Hz), 7.70 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.30-5.25 (1H, m), 4.78 (1H, sept, J=6Hz), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.74 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.30-3.20 (4H, m), 3.12 (2H, d, J=6Hz), 2.03-1.94 (3H, m), 1.62-1.55 (2H, m), 1.19 (6H, d, J=6Hz), 0.97(6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 503 [M+H]+.
(製造例74)イソプロピル 4-[(6-{5-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]-インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル]オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:535)
参考例38で得られた化合物(150mg、0.360mmol)を用いて、製造例31に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(177mg、収率:98%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=7Hz), 8.54 (1H, s), 7.70 (1H, d, J=8Hz), 7.69 (1H, s), 6.23 (1H, s), 5.31-5.26 (1H, m), 4.78 (1H, sept, J=6Hz), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.74 (2H, dt, J=14Hz, 5Hz), 3.30-3.26 (2H, m), 3.24-3.20 (2H, m), 3.17 (2H, d, J=7Hz), 2.01-1.95 (2H, m), 1.62-1.55 (2H, m), 1.19 (6H, d, J=6Hz), 0.87-0.85 (1H, m), 0.47-0.43 (2H, m), 0.13-0.10 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 501 [M+H]+.
(製造例75)2-フルオロエチル 4-[(6-{5-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]-インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル]オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:539)
参考例38で得られた化合物(150mg、0.360mmol)を用いて、製造例70に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(182mg、収率:92%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.56 (1H, d, J=6Hz), 8.55 (1H, s), 7.70 (1H, d, J=8Hz), 7.69 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.32-5.27 (1H, m), 4.61 (2H, dt, J=48Hz, 4Hz), 4.26 (2H, dt, J=30Hz, 4Hz), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.79-3.75 (2H, m), 3.30-3.26 (4H, m), 3.17 (2H, d, J=7Hz), 2.03-1.98 (2H, m), 1,65-1.58 (2H, m), 0.87-0.85 (1H, m), 0.47-0.43 (2H, m), 0.13-0.10 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 505 [M+H]+.
(製造例76)2,2,2-トリフルオロエチル 4-[(6-{5-[(シクロプロピルメチル)スルホニル]-インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル]オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:542)
参考例39で得られた化合物(70.0mg、0.696mmol)を用いて、製造例61に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(99.0mg、収率:79%)を得た。
1H-NMR (500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.55 (1H, s), 7.70 (1H, d, J=8Hz), 7.69 (1H, s), 6.24 (1H, s), 5.34-5.29 (1H, m), 4.72 (2H, q, J=9Hz), 4.10 (2H, t, J=9Hz), 3.76 (2H, dt, J=14Hz, 4Hz), 3.30-3.26 (4H, m), 3.17 (2H, d, J=7Hz), 2.04-2.00 (2H, m), 1.67-1.60 (2H, m), 0.87-0.85 (1H, m), 0.47-0.43 (2H, m), 0.13-0.10 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 541 [M+H]+.
(製造例77)1-(6-{[1-(メトキシアセチル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:98)
参考例28で得られた化合物(114mg、0.304mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、メトキシアセチルクロリド(32μL、0.34mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(108mg、収率:79%)を得た。
1H-NMR(500MHz,DMSO-d6)δppm:8.55 (1H, s), 8.55 (1H, d, J=9Hz), 7.74 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=7Hz), 6.24 (1H, s), 5.35-5.30 (1H, m), 4.11-4.08 (4H, m), 3.95-3.90 (1H, m), 3.69-3.65 (1H, m), 3.29 (3H, s), 3.29-3.26 (4H, m), 3.15 (3H, s), 2.04-1.96 (2H, m), 1.69-1.52 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 469 [M+H]+.
(製造例78)tert-ブチル 4-({6-[5-(シクロプロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:437)
参考例15で得られた化合物(30.3mg、0.136mmol)を用いて製造例56に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(63.2mg、収率:93%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, s), 7.74 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.67 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.31 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=8Hz), 3.80 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=8Hz), 3.28 (2H, m), 2.45 (1H, m), 2.00 (2H, m), 1.73 (2H, m), 1.47 (9H, s), 1.33 (2H, m), 1.00 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 501 [M+H]+.
(製造例79)tert-ブチル 4-({6-[5-(シクロペンチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:526)
参考例12で得られた化合物(102mg、0.406mmol)を用いて、製造例56に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(189mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.56 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=9Hz), 7.67 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.31 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.80 (2H, m), 3.47 (1H, m), 3.34-3.23 (4H, m), 2.11-1.95 (4H, m), 1.88 (2H, m), 1.81-1.66 (4H, m), 1.60 (2H, m), 1.48 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 528 [M+H]+.
(製造例80)tert-ブチル 4-({6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:617)
5-メチルスルフィニルインドリン(116mg、0.641mmol)を用いて、製造例56に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(146mg、収率:50%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.48 (1H, d, J=9Hz), 8.43 (1H, s), 7.50 (1H, s), 7.37 (1H, dd, J=9Hz,1Hz), 5.89 (1H, s), 5.26 (1H, m), 3.98 (2H, t, J=9Hz), 3.75 (2H, m), 3.28-3.18 (4H, m), 2.66 (3H, s), 1.95 (2H, m), 1.68 (2H, m), 1.43 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 459 [M+H]+.
(製造例81)イソプロピル 4-({6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:615)
5-メチルスルフィニルインドリン(329mg、1.79mmol)を用いて、製造例56に記載された方法のtert-ブチル 4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシラートの代わりに、参考例42で得られた化合物(535mg、1.79mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(467mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.42 (1H, d, J=9Hz), 8.36 (1H, s), 7.42 (1H, s), 7.31 (1H, dd, J=9Hz,1Hz), 5.83 (1H, s), 5.22 (1H, m), 4.83 (1H, m), 3.90 (2H, t, J=9Hz), 3.73 (2H, m), 3.24 (2H, m), 3.17 (2H, t, J=9Hz), 2.60 (3H, s), 1.91 (2H, m), 1.64 (2H, m), 1.16 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 445 [M+H]+.
(製造例82)tert-ブチル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:264)
5-メチルスルホニルインドリン(199mg、1.01mmol)を用いて、製造例56に記載された方法のtert-ブチル 4-ヒドロキシピペリジン-1-カルボキシラートの代わりに、参考例43で得られた化合物(347mg、1.01mmol)を用いて同様に反応を行い、標記灰白色泡状化合物(431mg、収率:85%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.23 (1H, s), 7.73-7.70 (3H, m), 5.38 (1H, m), 4.34 (2H, t, J=8Hz), 3.79 (2H, m), 3.77 (3H, s), 3.36 (2H, m), 3.24 (2H, t, J=9Hz), 3.03 (3H, s), 2.04 (2H, m), 1.83 (2H, m), 1.48 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 505 [M+H]+.
(製造例83)イソプロピル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:262)
製造例82で得られた化合物(369mg、0.731mmol)を用いて製造例28に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(209mg、収率:58%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.23 (1H, s), 7.73-7.71 (3H, m), 5.39 (1H, m), 4.94 (1H, m), 4.34 (2H, t, J=8Hz), 3.83 (2H, m), 3.77 (3H, s), 3.40 (2H, m), 3.24 (2H, t, J=9Hz), 3.03 (3H, s), 2.05 (2H, m), 1.84 (2H, m), 1.27 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 491 [M+H]+.
(製造例84)tert-ブチル 4-[(6-{5-[(2-ヒドロキシエチル)スルホニル]インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:373)
参考例44で得られた化合物(486mg、0.817mmol)のメタノール(10mL)および酢酸エチル(10mL)混合溶液に水酸化パラジウム(100mg)を加え、水素雰囲気下で19.5時間攪拌した。反応液をセライト(商品名)濾過し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:2→4:1、v/v)で精製して、標記白色泡状化合物(330mg、収率:80%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.61 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.76 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.70 (1H, s), 5.99 (1H, s), 5.32 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.99 (2H, m), 3.80 (2H, m), 3.36-3.23 (6H, m), 2.85 (1H, t, J=6Hz), 2.00 (2H, m), 1.73 (2H, m), 1.48 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 505 [M+H]+.
(製造例85)tert-ブチル 4-[(6-{5-[(2-フルオロエチル)スルホニル]インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:355)
製造例84で得られた化合物(43.1mg、0.0855mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に-78℃で(ジエチルアミノ)硫黄三フッ化物(DAST、34μL、0.260mmol)を加え、-78℃で1時間、0℃に昇温しながらさらに30分間撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→7:3、v/v)で精製して、標記白色泡状化合物(17.0mg、収率:39%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.59 (1H, d, J=8Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.77 (1H, d, J=9Hz, 2Hz), 7.70 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.32 (1H, m), 4.81 (2H, dt, J=47Hz,5Hz), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.80 (2H, m), 3.50 (2H, dt, J=22Hz, 5Hz), 3.35-3.23 (4H, m), 2.00 (2H, m), 1.73 (2H, m), 1.48 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 507 [M+H]+.
(製造例86)tert-ブチル 4-[(6-{5-[(2-クロロエチル)スルホニル]インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:364)
製造例84で得られた化合物(49.9mg、0.0990mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液に、四塩化炭素(58μL、0.601mmol)、トリフェニルホスフィン(52mg、0.198mmol)を加え、室温で終夜撹拌した。減圧下にて、反応溶液の溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=9:1→7:3、v/v)で精製して、標記白色泡状化合物(32.3mg、収率:62%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.60 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.74 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.67 (1H, s), 5.99 (1H, s), 5.32 (1H, m), 4.08 (2H, t, J=9Hz), 3.80 (2H, m), 3.74 (2H, t, J=7Hz), 3.51 (2H, t, J=7Hz), 3.36-3.23 (4H, m), 2.00 (2H, m), 1.73 (2H, m), 1.48 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 524 [M+H]+.
(製造例87)tert-ブチル 4-({6-[5-(アミノスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:562)
参考例45で得られた化合物(269mg、0.410mmol)の濃硫酸(5mL)溶液を室温で終夜撹拌した。反応溶液に、0℃で、2N水酸化ナトリウム水溶液、二炭酸ジ(tert-ブチル)(1.1g、5.0mmol)を加え、室温で撹拌した。3時間後、THF(100mL)、二炭酸ジ(tert-ブチル)(1.1g、5.0mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:1、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(151mg、収率:77%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.53 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J=1Hz), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, s), 5.97 (1H, d, J=1Hz), 5.31 (1H, m), 4.72 (2H, s), 4.05 (2H, t, J=8Hz), 3.80 (2H, m), 3.33-3.24 (4H, m), 2.00 (2H, m), 1.73 (2H, m), 1.48 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 476 [M+H]+.
(製造例88)イソプロピル 4-[(6-{5-[(ジメチルアミノ)スルホニル]インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:604)
N,N-ジメチルインドリン-5-スルホンアミド(120mg、0.531mmol)、および、参考例42で得られた化合物(79.6mg、0.266mmol)のアセトン(8mL)、および、水(2mL)混合溶液に、濃塩酸(235μL、2.66mmol)を加え、80℃で15時間撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1、v/v)で精製して、標記淡黄色粉状化合物(77.2mg、収率:59%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.55 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, s), 7.63 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.57 (1H, s), 5.97 (1H, s), 5.33 (1H, m), 4.94 (1H, m), 4.05 (2H, t, J=9Hz), 3.83 (2H, m), 3.38-3.26 (4H, m), 2.70 (6H, s), 2.01 (2H, m), 1.74 (2H, m), 1.26 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 490 [M+H]+.
(製造例89)イソプロピル 4-({6-[5-(アミノスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:560)
参考例42で得られた化合物(239mg、0.800mmol)を用いて、製造例88に記載された方法のN,N-ジメチルインドリン-5-スルホンアミドの代わりに、インドリン-5-スルホンアミド(106mg、0.533mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(17.0mg、収率:7%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.53 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, s), 5.97 (1H, s), 5.33 (1H, m), 4.94 (1H, m), 4.72 (2H, s), 4.05 (2H, t, J=9Hz), 3.83 (2H, m), 3.33 (2H, m), 3.30 (2H, t, J=9Hz), 2.01 (2H, m), 1.74 (2H, m), 1.26 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 462 [M+H]+.
(製造例90)イソプロピル 4-[(6-{5-[(メチルアミノ)スルホニル]インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:583)
参考例42で得られた化合物(214mg、0.714mmol)を用いて、製造例88に記載された方法のN,N-ジメチルインドリン-5-スルホンアミドの代わりにN-メチルインドリン-5-スルホンアミド(101mg、0.476mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(20.0mg、収率:9%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.55 (1H, d, J=8Hz), 8.51 (1H, s), 7.73 (1H, d, J=8Hz), 7.64 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.37 (1H, m), 4.94 (1H, m), 4.37 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=8Hz), 3.83 (2H, m), 3.38-3.28 (4H, m), 2.66 (3H, d, J=5Hz), 2.03 (2H, m), 1.76 (2H, m), 1.24 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 476 [M+H]+.
(製造例91)tert-ブチル 4-({2-メチル-6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:193)
参考例26で得られた化合物(67.3mg、0.203mmol)を用いて、製造例1に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(49.1mg、収率:72%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.60 (1H, d, J=9Hz), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.70 (1H, s), 5.79 (1H, s), 5.34 (1H, m), 4.04 (2H, t, J=9Hz), 3.77 (2H, m), 3.34-3.24 (4H, m), 3.03 (3H, m), 2.56 (3H, s), 1.98 (2H, m), 1.72 (2H, m), 1.48 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 489 [M+H]+.
(製造例92)1-(6-{[1-(3-メチルブタノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:69)
参考例28で得られた化合物(843mg、2.25mmol)を用いて、製造例63に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(961mg、収率:93%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, s), 7.76 (1H, d, J=9Hz), 7.70 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.38 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 4.04 (1H, m), 3.76 (1H, m), 3.43 (2H, m), 3.30 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.25 (2H, d, J=7Hz), 2.13 (1H, m), 2.05 (2H, m), 1.76 (2H, m), 0.99 (6H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 459 [M+H]+.
(製造例93)4-フルオロフェニル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:47)
参考例28で得られた化合物(133mg、0.356mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸4-フルオロフェニル(55μL、0.430mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(150mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.59 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=9Hz), 7.73 (1H, s), 7.12-7.01 (4H, m), 6.01 (1H, s), 5.41 (1H, m), 4.08 (2H, t, J=9Hz), 4.03-3.84 (2H, m), 3.64-3.43 (2H, m), 3.32 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.10 (2H, m), 1.88 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 513 [M+H]+.
(製造例94)4-メトキシフェニル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:48)
参考例28で得られた化合物(135mg、0.361mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸4-メトキシフェニル(65μL、0.437mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(166mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR (500MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=9Hz), 7.73 (1H, s), 7.03 (2H, d, J=9Hz), 6.88 (2H, d, J=9Hz), 6.01 (1H, s), 5.41 (1H, m), 4.08 (2H, t, J=9Hz), 4.03-3.85 (2H, m), 3.80 (3H, s), 3.63-3.43 (2H, m), 3.32 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.09 (2H, m), 1.86 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 525 [M+H]+.
(製造例95)N,N-ジメチル-4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキサミド(例示化合物番号:114)
参考例28で得られた化合物(63.3mg、0.169mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、ジメチルカルバミン酸クロリド(19μL、0.206mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(66.1mg、収率:88%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, m), 5.98 (1H, s), 5.32 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.55 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.13 (2H, m), 3.04 (3H, s), 2.85 (6H, s), 2.05 (2H, m), 1.79 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 446 [M+H]+.
(製造例96)5-(メチルスルホニル)-1-(6-{[1-(3-フェニルプロパノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)インドリン(例示化合物番号:93)
参考例28で得られた化合物(118mg、0.316mmol)を用いて、製造例48に記載された方法のシクロプロピル酢酸の代わりに、3-フェニルプロピオン酸(90mg、0.602mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(150mg、収率:94%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.49 (1H, s), 7.77 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.70 (1H, s), 7.34-7.18 (5H, m), 5.97 (1H, s), 5.34 (1H, m), 4.05 (2H, t, J=9Hz), 3.98 (1H, m), 3.66 (1H, m), 3.49 (1H, m), 3.33 (1H, m), 3.29 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.99 (2H, t, J=8Hz), 2.67 (2H, t, J=7Hz), 2.03-1.87 (2H, m), 1.81-1.61 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 507 [M+H]+.
(製造例97)1-[6-({1-[3-(4-メトキシフェニル)プロパノイル]ピペリジン-4-イル}オキシ)ピリミジン-4-イル]-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:95)
参考例28で得られた化合物(148mg、0.396mmol)を用いて、製造例48に記載された方法のシクロプロピル酢酸の代わりに、3-(4-メトキシフェニル)プロピオン酸(107mg、0.594mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(178mg、収率:84%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, s), 7.15 (2H, d, J=9Hz), 6.84 (2H, d, J=9Hz), 5.98 (1H, s), 5.35 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 4.00 (1H, m), 3.79 (3H, s), 3.66 (1H, m), 3.47 (1H, m), 3.38-3.26 (3H, m), 3.04 (3H, s), 2.93 (2H, t, J=8Hz), 2.63 (2H, t, J=7Hz), 2.04-1.89 (2H, m), 1.81-1.61 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 537 [M+H]+.
(製造例98)1-[6-({1-[3-(4-フルオロフェニル)プロパノイル]ピペリジン-4-イル}オキシ)ピリミジン-4-イル]-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:94)
参考例28で得られた化合物(179mg、0.479mmol)を用いて、製造例48に記載された方法のシクロプロピル酢酸の代わりに、3-(4-フルオロフェニル)プロピオン酸(121mg、0.720mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(183mg、収率:73%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.49 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.71 (1H, s), 7.19 (2H, m), 6.98 (2H, m), 5.98 (1H, s), 5.36 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 4.00 (1H, m), 3.66 (1H, m), 3.48 (1H, m), 3.39-3.26 (3H, m), 3.04 (3H, s), 2.96 (2H, t, J=7Hz), 2.64 (2H, t, J=7Hz), 2.04-1.85 (2H, m), 1.81-1.62 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 525 [M+H]+.
(製造例99)1-(6-{[1-(3-シクロプロピルプロパノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(例示化合物番号:79)
参考例28で得られた化合物(112mg、0.299mmol)を用いて、製造例48に記載された方法のシクロプロピル酢酸の代わりに、3-シクロプロピルプロピオン酸(209mg、1.83mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(62.9mg、収率:44%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, s), 5.99 (1H, s), 5.38 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 4.03 (1H, m), 3.77 (1H, m), 3.50-3.38 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.48 (2H, t, J=8Hz), 2.12-1.96 (2H, m), 1.85-1.68 (2H, m), 1.56 (2H, m), 0.74 (1H, m), 0.45 (2H, m), 0.08 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 471 [M+H]+.
(製造例100)5-(メチルスルホニル)-1-(6-{[1-(4,4,4-トリフルオロブタノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)インドリン(例示化合物番号:82)
参考例28で得られた化合物(220mg、0.588mmol)を用いて、製造例48に記載された方法のシクロプロピル酢酸の代わりに、4,4,4-トリフルオロブタン酸(107mg、0.754mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(135mg、収率:46%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.73 (1H, s), 5.99 (1H, s), 5.40 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.98 (1H, m), 3.73 (1H, m), 3.52 (1H, m), 3.43 (1H, m), 3.32 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.65-2.46 (4H, m), 2.13-1.97 (2H, m), 1.88-1.73 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 499 [M+H]+.
(製造例101)N-イソプロピル-4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキサミド(例示化合物番号:106)
参考例28で得られた化合物(78.1mg、0.209mmol)のジクロロメタン(5mL)溶液にイソプロピルイソシアナート(31μL、0.315mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して、標記白色粉状化合物(87.3mg、収率:91%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.71 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.33 (1H, m), 4.31 (1H, d, J=7Hz), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.99 (1H, m), 3.70 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.25 (2H, m), 3.04 (3H, s), 2.03 (2H, m), 1.77 (2H, m), 1.17 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 460 [M+H]+.
(製造例102)1-メチルシクロペンチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:16)
1-メチルシクロペンタノール(671mg、6.70mmol)のトルエン(30mL)溶液に1,1'-カルボニルジイミダゾール(1.09g、6.70mmol)を加え、室温で4.5時間撹拌した。反応溶液を減圧下、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1、v/v)で精製して、無色油状化合物(417mg)を得た。以下この化合物をイミダゾール化合物と称す。
参考例28で得られた化合物(82.9mg、0.222mmol)のジオキサン(10mL)溶液に炭酸カリウム(153mg、1.11mmol)、および、イミダゾール化合物(129mg、0.665mmol)を加え、8時間加熱還流した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1→3:2、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(46.8mg、収率:42%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.71 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.32 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.80 (2H, m), 3.34-3.24 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.14 (2H, m), 2.00 (2H, m), 1.79-1.60 (8H, m), 1.59 (3H, s);
MS (ESI) m/z: 501 [M+H]+.
(製造例103)2-フルオロ-1-メチルエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:56)
参考例28で得られた化合物(47.7mg、0.128mmol)を用いて、製造例102に記載された方法の1-メチルシクロペンタノールの代わりに、1-フルオロ-2-プロパノールを用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(27.8mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.35 (1H, m), 5.06 (1H, m), 4.44 (2H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.84 (2H, m), 3.38 (2H, m), 3.31 (2H, d, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.02 (2H, m), 1.77 (2H, m), 1.31 (3H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 479 [M+H]+.
(製造例104)2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:54)
参考例29で得られた化合物(300mg、0.640mmol)を用いて、製造例61に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(217mg、収率:68%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, s), 5.99 (1H, s), 5.37 (1H, m), 4.52 (2H, qd, J=9Hz,2Hz), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.83 (2H, m), 3.46 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.03 (2H, m), 1.81 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 501 [M+H]+.
(製造例105)1,1-ジメチルプロピル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:14)
製造例1で得られた化合物(430mg、0.881mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を減圧下、溶媒を留去して得られる残渣の一部(201mg)を用いて、製造例102に記載された方法の1-メチルシクロペンタノールの代わりに2-メチル-2-ブタノールを用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(50.4mg、収率:19%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.32 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.80 (2H, m), 3.31 (2H, d, J=9Hz), 3.29 (2H, m), 3.04 (3H, s), 2.00 (2H, m), 1.80 (2H, q, J=7Hz), 1.73 (2H, m), 1.45 (6H, s), 0.91 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 489 [M+H]+.
(製造例106)1-メチルシクロヘキシル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:17)
製造例1で得られた化合物(430mg、0.881mmol)を用いて、製造例105に記載された方法の2-メチル-2-ブタノールの代わりに1-メチルシクロヘキサノールを用いて同様の反応を行い、標記白色粉状化合物(78.5mg、収率:34%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.33 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.84 (2H, m), 3.36-3.26 (4H, m), 3.04 (3H, s), 2.19 (2H, m), 2.02 (2H, m), 1.74 (2H, m), 1.62-1.23 (8H, m), 1.50 (3H, s);
MS (ESI) m/z: 515 [M+H]+.
(製造例107)4-メトキシベンジル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:51)
参考例29で得られた化合物(180mg、1.60mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに、4-メトキシベンジルアルコール(100μL、0.802mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(167mg、収率:81%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, d, J=1Hz), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.71 (1H, s), 7.32 (2H, m), 6.88 (2H, m), 5.97 (1H, s), 5.33 (1H, m), 5.08 (2H, s), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.84 (2H, m), 3.81 (3H, s), 3.37 (2H, m), 3.30 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.00 (2H, m), 1.75 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 539 [M+H]+.
(製造例108)4-フルオロベンジル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:50)
参考例29で得られた化合物(170mg、0.363mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに、4-フルオロベンジルアルコール(100μL、0.917mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色泡状化合物(50.4mg、収率:26%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, d, J=1Hz), 7.79 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, m), 7.36 (2H, m), 7.05 (2H, m), 5.99 (1H, d, J=1Hz), 5.34 (1H, m), 5.11 (2H, s), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.84 (2H, m), 3.39 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.02 (2H, m), 1.76 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 527 [M+H]+.
(製造例109)(2,2-ジフルオロシクロプロピル)メチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:57)
参考例29で得られた化合物(240mg、0.513mmol)を用いて、製造例9に記載された方法の2-ブタノールの代わりに、2,2-ジフルオロシクロプロピルメタノール(199mg、1.84mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(194mg、収率:74%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, d, J-1Hz), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, m), 5.99 (1H, d, J=1Hz), 5.35 (1H, m), 4.28 (1H, m), 4.10-4.02 (3H, m), 3.83 (2H, m), 3.39 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.08-1.95 (3H, m), 1.77 (2H, m), 1.52 (1H, m), 1.23 (1H, m);
MS (ESI) m/z: 509 [M+H]+.
(製造例110)シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:313)
参考例31で得られた化合物(97.9mg、0.203mmol)を用いて、製造例44に記載された方法と同様の操作を行い、標記白色粉状化合物(44.1mg、収率:45%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.74 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.68 (1H, s), 5.99 (1H, s), 5.34 (1H, m), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.93 (2H, d, J=7Hz), 3.86 (2H, m), 3.37 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.10 (2H, q, J=7Hz), 2.03 (2H, m), 1.76 (2H, m), 1.28 (3H, t, J=7Hz), 1.15 (1H, m), 0.57 (2H, m), 0.29 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 487 [M+H]+.
(製造例111)シクロペンチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:312)
参考例31で得られた化合物(130mg、0.269mmol)を用いて、製造例49に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(85.6mg、収率:64%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, s), 7.74 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.67 (1H, s), 5.98 (1H, s), 5.33 (1H, m), 5.12 (1H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.81 (2H, m), 3.37-3.27 (4H, m), 3.10 (2H, q, J=7Hz), 2.01 (2H, m), 1.86 (2H, m), 1.79-1.66 (6H, m), 1.60 (2H, m), 1.27 (3H, t, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 501 [M+H]+.
(製造例112)ベンジル rac-cis-2-メチル-4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:299)
ベンジル rac-cis-4-ヒドロキシ-2-メチルピペリジン-1-カルボキシラート(文献J. Chem. Soc., Perkin Trans. 1, 1998年, 20巻, p.3365に記載された化合物、152mg、0.610mmol)のTHF(10mL)溶液に、水素化ナトリウム(63%)(49mg、1.23mmol)を加え、室温で30分間撹拌した。反応溶液に、参考例19にて製造した1-(6-クロロピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン(227mg、0.733mmol)を加え、10.5時間撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3→3:2、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(271mg、収率:85%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.71 (1H, m), 7.39-7.27 (5H, m), 5.96 (1H, s), 5.50 (1H, m), 5.15 (2H, d, J=2Hz), 4.49 (1H, m), 4.13-3.99 (3H, m), 3.39-3.25 (3H, m), 3.03 (3H, s), 2.05-1.95 (2H, m), 1.87-1.76 (2H, m) 1.33 (3H, d, J=7Hz);
MS (ESI) m/z: 523 [M+H]+.
(製造例113)イソプロピル rac-cis-2-メチル-4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:295)
製造例112で得られた化合物(271mg、0.519mmol)のメタノール(5mL)、および、酢酸エチル(5mL)混合溶液に水酸化パラジウム(300mg)を加え、水素雰囲気下で2時間攪拌した。反応液をセライト(商品名)濾過し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣のジクロロメタン(10mL)溶液に、0℃でジイソプロピルエチルアミン(447μL、2.63mmol)、クロロギ酸イソプロピル(218μL、1.56mmol)を加え、室温に昇温しながら30分撹拌した。反応溶液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=7:3〜3:2、v/v)で精製して、標記白色粉状化合物(39.8mg、収率:16%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.59 (1H, d, J=9Hz), 8.52 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.73 (1H, m), 5.97 (1H, s), 5.50 (1H, m), 4.95 (1H, m), 4.43 (1H, m), 4.09 (2H, t, J=9Hz), 3.99 (1H, m), 3.35-3.24 (3H, m), 3.04 (3H, s), 2.02-1.94 (3H, m), 1.87-1.76 (1H, m), 1.30 (3H, d, J=7Hz), 1.26 (6H, dd, J=6Hz,1Hz);
MS (ESI) m/z: 475 [M+H]+.
(製造例114)アリル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:31)
参考例28で得られた化合物(518mg、1.39mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸アリル(220μL、2.08mmol)を用いて同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(522mg、収率:82%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.57 (1H, d, J=9Hz), 8.50 (1H, d, J=1Hz), 7.77 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.71 (1H, s), 5.99 (1H, s), 5.96 (1H, m), 5.34 (1H, m), 5.32 (1H, m), 5.22 (1H, m), 4.62 (2H, m), 4.06 (2H, t, J=9Hz), 3.85 (2H, m), 3.39 (2H, ddd, J=13Hz,9Hz,4Hz), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.02 (2H, m), 1.77 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 459 [M+H]+.
(製造例115)プロパ-2-イン-1-イル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:33)
参考例28で得られた化合物(408mg、1.09mmol)を用いて、製造例6に記載された方法のクロロギ酸ブチルの代わりに、クロロギ酸プロパルギル(159μL、1.63mmol)を用いて同様に反応を行い、標記淡黄色粉状化合物(338mg、収率:68%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.58 (1H, d, J=9Hz), 8.51 (1H, s), 7.79 (1H, dd, J=9Hz,2Hz), 7.72 (1H, d, J=1Hz), 5.99 (1H, s), 5.96 (1H, m), 5.35 (1H, m), 4.73 (1H, d, J=2Hz), 4.07 (2H, t, J=9Hz), 3.83 (2H, m), 3.42 (2H, ddd, J=13Hz,9Hz,4Hz), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 3.04 (3H, s), 2.48 (1H, t, J=2Hz), 2.02 (2H, m), 1.78 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 457 [M+H]+.
(製造例116)2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:626)
製造例80で得られた化合物(604mg、1.32mmol)を用いて、参考例32に記載された方法と同様に反応を行い、黄色油状化合物(511mg)を得た。得られた油状化合物の一部(293mg)を用いて、製造例61に記載された方法と同様の反応を行い、標記白色粉状化合物(103mg、収率:28%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.53 (1H, d, J=9Hz), 8.49 (1H, s), 7.57 (1H, s), 7.43 (1H, d, J=9Hz), 5.96 (1H, s), 5.39-5.34 (1H, m), 4.54-4.47 (2H, m), 4.04 (2H, t, J=9Hz), 3.85-3.79 (2H, m), 3.48-3.42 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 2.71 (3H, s), 2.06-1.99 (2H, m), 1.85-1.75 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 485 [M+H]+.
(製造例117)イソプロピル シス-3-フルオロ-4-[6-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロ-インドール-1-イル)-ピリミジン-4-イルオキシ]-ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:665)
(117a)tert-ブチル シス-3-フルオロ-4-[6-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロ-インドール-1-イル)-ピリミジン-4-イルオキシ]-ピペリジン-1-カルボキシラート
tert-ブチル シス-3-フルオロ-4-ヒドロキシ-ピペリジン-1-カルボキシラート(315mg、1.43mmol)、参考例19で得られた化合物(296mg、0.956mmol)のTHF(12mL)溶液に水素化ナトリウム(109mg、2.87mmol)を加え窒素雰囲気下2時間30分加熱還流した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をジエチルエーテル、酢酸エチルで洗浄して、標記黄色粉状化合物(326.8mg、収率:70%)を得た。
(117b)イソプロピル シス-3-フルオロ-4-[6-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロ-インドール-1-イル)-ピリミジン-4-イルオキシ]-ピペリジン-1-カルボキシラート
前記(117a)で得られた化合物(311mg、0.632mmol)に4規定塩酸酢酸溶液(10ml)を加え、室温で45分撹拌した。析出した固体をろ取し、酢酸エチルで洗浄して化合物(364.9mg)を得た。得られた化合物(130mg)のジクロロメタン(2mL)懸濁液に、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(108μL、1.13mmol)およびクロロギ酸イソプロピル(38μL、0.338mmol)を加え、室温で攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:2〜2:1、v/v)で精製し、得られた粗生成物をメタノールで洗浄して標記白色粉状化合物(85.7mg、収率:80%)を得た。
1H-NMR (400MHz,CDCl3)δppm:8.59 (1H, d, J=8.6Hz), 8.50 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=8.6Hz), 7.73 (1H, s),6.08 (1H, s), 5.45-5.34 (1H, m), 4.95(1H, qu, J=5.9Hz), 4.91 (1H, d, J=47.7Hz), 4.33 (1H, brs),4.18-4.07 (1H, m),4.07 (2H, t, J=8.8Hz), 3.37-3.26 (1H, m), 3.32 (2H, t, J=8.8Hz), 3.15 (1H, brs), 3.05 (3H, s), 2.17-2.06 (1H, m), 1.96-1.88 (1H, m),1.27 (6H, d, J=5.9Hz).
(製造例118)シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:620)
製造例80で得られた化合物(604mg、1.32mmol)を用いて、参考例32に記載された方法と同様に反応を行い、黄色泡状化合物(511mg)を得た。得られた泡状化合物の一部(214mg)を用いて、製造例44に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(19.3mg、収率:8%)を得た。
1H-NMR(500MHz,CDCl3)δppm:8.53 (1H, d, J=9Hz), 8.49 (1H, s), 7.57 (1H, s), 7.43 (1H, d, J=8Hz), 5.95 (1H, s), 5.36-5.31 (1H, m), 4.04 (2H, t, J=9Hz), 3.93 (2H, d, J=7Hz), 3.88-3.83 (2H, m), 3.39-3.34 (2H, m), 3.31 (2H, t, J=9Hz), 2.71 (3H, s), 2.04-1.99 (2H, m), 1.79-1.73(2H, m), 1.17-1.11 (1H, m), 0.57-0.54 (2H, m),0.30-0.27 (2H, m);
MS (ESI) m/z: 457 [M+H]+.
(製造例119)イソプロピル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート(例示化合物番号:637)
(119a)tert-ブチル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート
5-メチルスルフィニルインドリン(276mg、1.52mmol)を用いて、製造例56に記載された方法のtert-ブチル 4-[(6-クロロピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラートの代わりに、参考例43で得られた化合物(576mg、1.68mmol)を用いて同様に反応を行い、黄色油状化合物を得た。
得られた油状化合物のジクロロメタン(7.5mL)溶液に、0℃で塩化アセチル(125μL、1.76mmol)、および、ジイソプロピルエチルアミン(630μL、3.53mmol)を加え、室温で2.5時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで3回抽出し、得られた有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下にて、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー((i)酢酸エチル;(ii)酢酸エチル:メタノール=98:2→96:4→93:7→90:10、v/v)で精製して、一部(293mg)を用いて、製造例61に記載された方法と同様に反応を行い、標記黄色油状化合物(283mg、収率:38%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.21 (1H, s), 7.77 (1H, d, J=9Hz), 7.55 (1H, s), 7.39 (1H, J=9Hz), 5.39-5.33 (1H, m), 4.32 (2H, t, J=9Hz), 3.81-3.74 (2H, m), 3.76 (3H, s), 3.39-3.32 (2H, m), 3.23 (2H, t, J=9Hz), 2.71 (3H, s), 2.07-2.02 (2H, m), 1.87-1.79 (2H, m), 1.48 (9H, s);
MS (ESI) m/z: 489 [M+H]+.
(119b)イソプロピル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート
(119a)で得られた化合物(108mg、0.221mmol)を用いて、製造例28に記載された方法と同様に反応を行い、標記白色粉状化合物(80.1mg、収率:76%)を得た。
1H-NMR(400MHz,CDCl3)δppm:8.21 (1H, s), 7.77 (1H, d, J=9Hz), 7.55 (1H, s), 7.39 (1H, d, J=9Hz), 5.40-5.35 (1H, m), 4.94 (1H, sept, J=6Hz), 4.32 (2H, t, J=9Hz), 3.86-3.80 (2H, m), 3.76 (3H, s), 3.43-3.36 (2H, m), 3.24 (2H, t, J=9Hz), 2.71 (3H, s), 2.08-2.02 (2H, m), 1.88-1.80 (2H, m), 1.27 (6H, d, J=6Hz);
MS (ESI) m/z: 475 [M+H]+.
(実施例)
製造例で得られた化合物5g、乳糖90g、トウモロコシデンプン34g、結晶セルロース20gおよびステアリン酸マグネシウム1gをブレンダーで混合した後、打錠機で打錠することにより、錠剤が得られる。
(試験例1)マウスoGTT(oral glucose tolerance test)試験
2.0〜8.0mgの被検化合物を秤量した後、メノウ乳鉢に入れ、化合物を粉砕しながら、0.5%メチルセルロース溶液を加え、1mg/mlの懸濁液を調製した。マウスC57/BL6J(雄、6〜8週齢)を日本チャールスリバーから購入して、ゲージで9〜13週齢になるまで飼育し、試験実施日の前日17から18時に絶食を行った。試験実施日当日に尾静脈より採血後、先に調製した懸濁液を経口で投与した。投与30分後さらに尾静脈より採血(このときのプラズマ血糖値をpre値とした)後20〜30%グルコース溶液を10ml/kgの用量で経口投与して、グルコース負荷を行った。グルコース負荷後、さらに15、30、60および120分の時点で尾静脈より採血を行った。採取した血液を遠心分離してプラズマを分離した。pre値、グルコース負荷後15、30、60および120分でのプラズマ血糖値をグルコローダーGXT(株式会社シノテスト)で測定しvehicle投与群に対する血糖値のAUC低下率(%)を算出した。なお、vehicle投与群に対しては、化合物の懸濁液の代わりに0.5%メチルセルロース溶液を投与した。
(試験例2)ラット血中化合物濃度測定試験
20〜50mgの被検化合物を秤量した後、メノウ乳鉢に入れ、化合物を粉砕しながら、0.5%メチルセルロース溶液を加え、2.5mg/mlの懸濁液を調製する。F344ラット(雄、5〜7週齢)を日本チャールスリバーから購入して、試験実施日の前日17から18時に絶食を行う。試験実施日当日にラットの体重を測定した後、被検化合物を10mg/kgの用量で経口投与し、投与後0.5、1、2、4、6、24時間後に尾静脈より採血を行う。採取した血液を遠心分離してプラズマを分離する。プラズマを除タンパク処理した後、液体クロマトグラフィー・質量分析機に供してプラズマ中の化合物濃度を算出する。
(試験例3)ラットoGTT(oral glucose tolerance test)試験
200mgの被検化合物を秤量した後、メノウ乳鉢に入れ、化合物を粉砕しながら0.5%メチルセルロース溶液を加え、7.5mg/mlの懸濁液を調製する。別の用量の懸濁液を調製する場合は、先に調製した懸濁液を順次0.5%メチルセルロース溶液を用いて稀釈し、目的の懸濁液を調製する。Zucker fatty ラットおよびZucker Diabetic Fattyラット(雄、8〜12週齢)を日本チャールスリバーから購入し、試験前に投与群間の基礎血糖値および体重が同じ水準になるように群を調整する。試験実施日の前日15から18時にラットを絶食させる。試験実施日当日に尾静脈より採血後、先に調製している懸濁液を経口で投与する。投与30分後さらに尾静脈より採血(このときのプラズマ血糖値をpre値とする)後20%グルコース溶液を4ml/kgの用量で経口投与して、グルコース負荷を行う。グルコース負荷後、さらに30分、1、2および4時間の時点で尾静脈より採血を行う。採取した血液を遠心分離してプラズマを分離する。pre値、グルコース負荷後30分、1、2および4時間でのプラズマ血糖値をグルコローダーGXT(株式会社シノテスト)で測定し、vehicle投与群に対する血糖値のAUC低下率(%)を算出する。なお、vehicle投与群に対しては、化合物の懸濁液の代わりに0.5%メチルセルロース溶液を投与する。
本発明の医薬組成物は、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の要因による高血糖症、耐糖能不全(impaired glucose tolerance:IGT)、糖尿病関連疾患、糖尿病合併症などを治療および/または予防するために有用である。

Claims (22)

  1. 一般式(I):

    〔式中、
    pは、1または2であり、
    R1は、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、アミノ基またはモノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基であり、
    置換基群αは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1〜C6アルコキシ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、アミノ基、モノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基および置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基からなる群であり、
    置換基群βは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1〜C6アルキル基およびC1〜C6アルコキシ基からなる群であり、
    mは、0〜3の整数であり、
    R2は、同一または異なって、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
    nは、0〜4の整数であり、
    R3は、同一または異なって、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
    R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
    R6は、-C(O)O-R6a、-C(O)-R6bまたは-S(O)2-R6cであり、
    R6aは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基であり、
    R6bは、水素原子、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、アミノ基、モノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基であり、
    R6cは、C1〜C6アルキル基であり、
    R7は、水素原子、ハロゲン原子またはC1〜C6アルキル基である〕
    で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含有する医薬組成物。
  2. R1が、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、アミノ基またはモノもしくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基である請求項1に記載の医薬組成物。
  3. R1が、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基である、請求項1または2に記載の医薬組成物。
  4. mが0である、請求項1〜3いずれか1項に記載の医薬組成物。
  5. mが1であり、R2が、ハロゲン原子である、請求項1〜3いずれか1項に記載の医薬組成物。
  6. nが0である、請求項1〜5いずれか1項に記載の医薬組成物。
  7. nが1であり、R3がハロゲン原子である、請求項1〜5いずれか1項に記載の医薬組成物。
  8. R4が水素原子である、請求項1〜7いずれか1項に記載の医薬組成物。
  9. R5が、水素原子、C1〜C6アルキル基またはC1〜C6アルコキシ基である、請求項1〜8いずれか1項に記載の医薬組成物。
  10. R5が、水素原子またはC1〜C6アルコキシ基である、請求項1〜9いずれか1項に記載の医薬組成物。
  11. R6が-C(O)O-R6aである、請求項1〜10いずれか1項に記載の医薬組成物。
  12. R6aが、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基である、請求項1〜11いずれか1項に記載の医薬組成物。
  13. R6が-C(O)-R6bである、請求項1〜10いずれか1項に記載の医薬組成物。
  14. R6bが、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基または置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基である、請求項1〜10いずれか1項または請求項13に記載の医薬組成物。
  15. R6bが、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基である、請求項1〜10いずれか1項または請求項13もしくは14に記載の医薬組成物。
  16. R6が-S(O)2-R6cである、請求項1〜10いずれか1項に記載の医薬組成物。
  17. R6cがC1〜C4アルキル基である、請求項1〜10いずれか1項または請求項16に記載の医薬組成物。
  18. R7が、水素原子、フッ素原子またはC1〜C3アルキル基である、請求項1〜17いずれか1項に記載の医薬組成物。
  19. 一般式(II):

    〔式中、
    R1は、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、アミノ基またはモノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基であり、
    置換基群αは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1〜C6アルコキシ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、アミノ基、モノ若しくはジ(C1〜C6アルキル)アミノ基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基および置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基からなる群であり、
    置換基群βは、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、C1〜C6アルキル基およびC1〜C6アルコキシ基からなる群であり、
    mは、0〜3の整数であり、
    R2は、同一または異なって、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
    nは、0〜4の整数であり、
    R3は、同一または異なって、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
    R4およびR5は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基、C1〜C6アルコキシ基またはC1〜C6アルコキシC1〜C6アルキル基であり、
    R6aは、置換基群αより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC1〜C6アルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC3〜C7シクロアルキル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルキニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいC2〜C6アルケニル基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいアリール基、置換基群βより選択される置換基を1〜3個有していてもよいヘテロアリール基であり、
    R7は、水素原子、ハロゲン原子またはC1〜C6アルキル基である〕
    で表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩を含有する医薬組成物。
  20. 以下からなる群より選択される1つの化合物を含有する医薬組成物:
    イソプロピル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    イソブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    tert-ブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    シクロブチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    シクロペンチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    1-エチルプロピル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    3-フリルメチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    1-シクロプロピルエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    2-フルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    2,2-ジフルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    1-(6-{[1-(3-メチルブタノイル)ピペリジン-4-イル]オキシ}ピリミジン-4-イル)-5-(メチルスルホニル)インドリン;
    イソプロピル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    tert-ブチル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    イソプロピル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    イソブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    sec-ブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    シクロブチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    2,2-ジフルオロエチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(エチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    tert-ブチル 4-[(6-{5-[(2-フルオロエチル)スルホニル]インドリン-1-イル}ピリミジン-4-イル)オキシ]ピペリジン-1-カルボキシラート;
    tert-ブチル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(プロピルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    tert-ブチル 4-({6-[5-(シクロブチルスルホニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    tert-ブチル 4-({6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    2,2,2-トリフルオロエチル 4-({6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;
    イソプロピル シス-3-フルオロ-4-[6-(5-メタンスルホニル-2,3-ジヒドロ-インドール-1-イル)-ピリミジン-4-イルオキシ]-ピペリジン-1-カルボキシラート;
    シクロプロピルメチル 4-({6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート;および
    イソプロピル 4-({5-メトキシ-6-[5-(メチルスルフィニル)インドリン-1-イル]ピリミジン-4-イル}オキシ)ピペリジン-1-カルボキシラート。
  21. 1型糖尿病、2型糖尿病または糖尿病関連疾患を治療および/または予防するための、請求項1〜20いずれか1項に記載の医薬組成物。
  22. 肥満を治療および/または予防するための、請求項1〜20いずれか1項に記載の医薬組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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