JP2010264666A - 管ライニング材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接合部の密封において、縫製糸が密封リボンテープに食い込んでいてもピンホール等の問題が発生せず現場施工が確実に実施でき、縫製糸を使用しない接合においては溶着時に密封リボンテープが接合部に溶け込んでいても施工時に接合部が裂けないような管ラインニング材を提供する。
【解決手段】片面にプラスチックフィルム2aをコーティングしたシート状の樹脂吸着材2bを前記プラスチックフィルム面が外表面となるよう両端を接合した接合部2cを形成する管状体2と、前記接合部2cを覆う第一密封リボンテープ3と、前記第一密封リボンテープ3より幅広で、前記第一密封リボンテープ3の上に重ねて前記プラスチックフィルム2aに溶着した第二密封リボンテープ4とからなり、前記第一・第二リボンテープ3、4で前記接合部2cを密封したことを特徴とする管ライニング材1の構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、下水道、上水道、ガス、農業用水、工業用水等のパイプライン(管)の修復に用いる管ライニング材及び管ライニング材の製造方法に関する。
管ライニング材としては、特許文献1に記載の発明等が提案されている。特許文献1に記載の管ライニング材は、管状樹脂吸収材の外表面をプラスチックフィルムで覆い、前記管状樹脂吸収材に硬化性樹脂を含浸させた管ライニング材を管路内に挿入し流体圧を作用させ押し広げた状態で硬化性樹脂を硬化させ管路を修復する工法に使用する樹脂含浸前の管ライニング材において、管状樹脂吸収材を構成する不織布の外表面にプラスチックフィルムを溶着した帯状体の両端部に予め縫合するための縫製糸を通す縫合孔を設けたことを特徴とする(請求項1)。また、前記縫合孔を構成する縫合部近くに密封リボンテープを設けたことを特徴とする(請求項3)。
即ち、特許文献1に記載の管ライニング材1は、プラスチックフィルム1bを片側にコーティングした樹脂吸着材シート(不織布1a)をプラスチックフィルムが外表面となるように両端部(縫合部1d)を縫合により接合し、その左右縫合部1d(接合部)を帯状プラスチックフィルムから成る密封リボンテープ6(図4参照)で密封してなる。
しかしながら、縫合部1dを密封リボンテープ6で密封する場合、密封リボンテープ6を加熱器で溶かし、樹脂吸着材シート(不織布1a)にコーティングしたプラスチックフィルム1bに溶着させ密封していた。ところが、密封リボンテープ6に縫製糸5が食い込み、その部分で局部的に密封リボンテープ6が薄くなり、ピンホールがしばしば発生していた。
そこで、縫合による接合ではなく、接合部の裏側に補強材2を接着させ接合した後、その接合部を密封リボンテープ6で密封して、縫製糸5による密封リボンテープ6の局部的な減肉を防止しようと試みた。しかし、接合部を横断する糸がないため溶着時に密封リボンテープ6が接合部に溶け込み接合部で密封リボンテープ6が断面凹状となり、施工時に管ライニング材を加圧した場合、裂けることがあった。
他方、従来の接合部で樹脂吸着材シートの外表面にコーティングされたプラスチックフィルム1bに密封リボンテープ6を溶着させる場合、ヒーター等の加熱機で密封リボンテープ6を溶かしプラスチックフィルム1bに溶着させていたため、密封リボンテープ6を必要以上に溶かしていたことも前述した縫製糸5が密封リボンテープ6に食い込む又は接合部に溶融した密封リボンテープ6が溶け込む等の問題の発生原因の一つであった。
特開2006−35755号公報
そこで、本発明は、接合部の密封において、縫製糸5が密封リボンテープ6に食い込んでいてもピンホール等の問題が発生せず現場施工が確実に実施できるようにすること、縫製糸5を使用しない接合においては溶着時に密封リボンテープ6が接合部に溶け込んでいても施工時に接合部が裂けないようにすること、接合部に密封リボンテープ6を溶着させる時に密封リボンテープ6を必要以上に加熱せずしっかりと樹脂吸収材シートにコーティングしたプラスチックフィルム2に溶着させることを目的とした管ラインニング材及び管ライニング材の製造方法を提供する。
本発明は、上記の課題を解決するために、先ず、片面にプラスチックフィルムをコーティングしたシート状の樹脂吸着材を前記プラスチックフィルム面が外表面となるよう両端を接合した接合部を形成する管状体と、前記接合部を覆う第一密封リボンテープと、前記第一密封リボンテープより幅広で、前記第一密封リボンテープの上に重ねて前記プラスチックフィルムに溶着した第二密封リボンテープとからなり、前記第一・第二リボンテープで前記接合部を密封したことを特徴とする管ライニング材の構成とした。
また、片面にプラスチックフィルムをコーティングしたシート状の樹脂吸着材を前記プラスチックフィルム面が外表面となるよう両端を接合した接合部を形成する管状体において、前記接合部付近のプラスチックフィルムを加熱機で加熱した後、押し出し機より溶融した密封リボンテープを押し出し、前記接合部を密封したことを特徴とする管ライニング材の製造方法の構成とした。
さらに、片面にプラスチックフィルムをコーティングしたシート状の樹脂吸着材を前記プラスチックフィルム面が外表面となるよう両端を接合した接合部を形成する管状体において、前記接合部にプラスチックフィルム素材の第一密封リボンテープを配置し、前記第一リボンテープを加熱機で加熱して軟化又は溶融させ、前記第一密封リボンテープより幅広に、溶融リボンテープを押し出し機より押し出し、前記第一密封リボンテープの上に重ねて合わせて前記接合部を密封したことを特徴とする管ライニング材の製造方法。
加えて、前記溶融リボンテープを押し出し機より押し出した後、押圧ローラーにより押圧したことを特徴とする前記何れかに記載の管ライニング材の製造方法の構成とし、また前記押圧ローラー内に、温水を循環或いは貯留させ、押圧ローラーの温度を制御することを特徴とする前記管ライニング材の製造方法の構成とし、さらに前記加熱機の加熱幅は前記第二密封リボンテープが融着する幅の1.2倍以下で、かつ、押圧ローラーの幅が前記第二密封リボンテープの幅の1.2倍以上であることを特徴とする前記何れかに記載の管ライニング材の製造方法の構成とした。
特許文献1の発明のように、接合部の上に配置させた帯状のプラスチックフィルムから成る密封リボンテープ6を加熱機で溶かす方法では、密封リボンテープ6を加熱し、さらにその下にあるコーティングされたプラスチックフィルムを溶かし双方を溶着させるため、密封リボンテープ6が過剰に溶かされ、さらにコーティングされたプラスチックフィルムは溶着に必要最低限の範囲で溶かされているため、縫製糸の大部分は密封リボンテープ6に食い込んでいた。一方、本発明の管ライニング材の製造方法、即ち、実施例3のように、加熱されたプラスチックテープの上に溶融したリボンテープを押し出すことのみであっても、図2の破線サークルAの拡大図に示すと同様に、縫製糸2dは、密封リボンテープ側のみならず、コーティングされたプラスチックフィルム2aにも深く食い込むため、肉薄部が形成されず、ピンホールの発生がなくなった。また、密封リボンテープは、過剰に溶かされることはないことから、縫合以外の接合方法で接合された管状体2の接合部2cの密封工程において、押し出し機7より直接押し出された溶融リボンテープは、接合部2cに溶け込むという問題はなくなった。
また、実施例1、2、4に示すように、第一・第二密封リボンテープ3、4を用いることで、先ず幅の狭い第一密封リボンテープ3に縫製糸2dを食い込ませ、第二密封リボンテープにより接合部2cの密封を行う。このことにより縫製糸2dの第2密封リボンテープ4への食い込みが発生せず、密封リボンテープでのピンホールの問題は解決された。縫製糸2dを使用しない場合では、接合部2cに溶け込むのは第一密封リボンテープ3のみであるので、第二密封リボンテープ4において、減肉現象も発生しない。
さらに、二次的な効果としては、第一密封リボンテープ3が帯状のポリエチレンフィルムである場合には、接合部2c付近の事前加熱と同時に溶かされ、接合部2cに溶着される。そのため、接合部2c付近の事前加熱と第一密封リボンテープ3の加熱が同時に実施でき、第一密封リボンテープ3の溶着による作業効率の低下はない。このような方法により効率よく接合部2cの密封が可能となるばかりか、ピンホールや裂けという問題も解決した。
本発明である管ライニング材の縫合接合の場合の断面模式図である。 図1の接合部の断面拡大模式図である。 本発明である管ライニング材の補強材を用い接合の場合の断面模式図である。 図2の接合部の断面拡大模式図である。 本発明である管ライニング材の製造工程を示す図である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明である管ライニング材の縫合接合の場合の断面模式図である。図2は図1の接合部の断面拡大模式図である。
本発明である管ライニング材1は、管状体2と、第一密封リボンテープ3と、第二密封リボンテープ4からなり、第一・第二リボンテープ3、4で管状体2の両端の接合部2cを密封する。
管状体2は、片面にプラスチックフィルムをコーティングしたシート状の樹脂吸着材を前記プラスチックフィルム面が外表面となるよう両端を接合した接合部を形成する。
樹脂吸着材2bは、ポリエステルの不織布又はグラスファイバーを複合したポリエステル不織布が安価なことから好適である。厚さは0.5mm〜10.0mm程度、幅は1.0m〜3.0m程度で、敷設される路管径、長さなどの状況により適宜選択される。
プラスチックフィルム2aは、ポリエチレン、ポリプロピレンが安価なことから好適である。その中でもメタロセンを触媒として得られるポリエチレンが最適である。その厚さは0.1mm〜2.0mmが好適で、幅は樹脂吸着材2bの幅により、0.9m〜2.5m程度である。プラスチックフィルム2aは、樹脂吸着材2bの片面に溶融した状態で押し出すことで実施できる。
次に、樹脂吸着材2bとプラスチックフィルム2aを回転ローラー間に通し、しっかりとお互いを押しつけコーティングを行う。このコーティング作業において樹脂吸着材2bを30℃〜90℃の範囲で加熱すると良好なコーティング強さを得ることができる。また、樹脂吸着材2bがミシン針等を用いたニードルパンチング加工された不織布の場合、樹脂吸着材2bを構成する繊維(例えば、太さ1〜10デニール、長さ30mm〜100mm)が針によって押され抜け出た側に、プラスチックフィルム2aをコーティングするとよい。
このようにしてプラスチックフィルムをコーティングした樹脂吸着材のシートを、施工する管路の条件に合わせてカットし、長手方向両端を接合して管状体に加工する。
接合方法には、縫製糸2dによる縫合方法(実施例1)と、接合部2cの裏面に補強材6を接着する方法(実施例2)の2つの方法が採用できる。厚い管ライニング材を得る場合は、内部に樹脂吸着材5のみを管状(例えば縫製糸5aによる縫合接合)に加工し、単層又は複数多層構造にして配置する。
第一密封リボンテープ3、第二密封リボンテープ4は、何れもポリエチレン素材が好適で、その中でもメタロセンを触媒として得られるポリエチレンが最適である。第二密封リボンテープ4は、第一密封リボンテープ3より幅広で、第一密封リボンテープ3の上に重ねて管状体2に貼り付けられ、接合部2cを密封する。密封方法としては、第一・第二密封リボンテープを熱により溶融する。接合部2cの密封方法の詳細は、実施例3にて説明する。
なお、実施例4に従って、第一、第二密封リボンテープで、接合部2cを密封すると、図2の破線円Aに示すように、縫製糸2dは、第一密封リボンテープのみならず、ブラスチックフィルム4dにも深く食い込む(埋没する)。サークルA内の点線は、特許文献1に示す方法による密封リボンテープ6を置いた後、加熱して接合部2cを密封した場合の縫製糸2dの位置を示す。特許文献1に示す方法では、殆どプラスチックフィルム4側に縫製糸2dが埋没することはい。
特許文献1と本発明とでは、リボンテープへの食い込みには、サークルAの左に示す一点矢印間の差があり、その差が第一密封リボンテープ3に肉薄部を形成させず、ピンホールを発生させない一因である。さらに、第二密封リボンテープには、縫製糸2dは食い込まなくなる。これにより接合部2cの強度、密封性が極めて安定する。
次に、管状体の両端の接合を縫合でなく、補強材によって接合する場合について説明する。図3は本発明である管ライニング材の補強材を用い接合の場合の断面模式図である。 図4は図3の接合部の断面拡大模式図である。
本発明である管ライニング材1aは、管状体2と、補強材6と、第一密封リボンテープ3と、第二密封リボンテープ4からなり、第一・第二リボンテープ3、4で管状体2の両端の接合部2cを密封する。同一の符号、名称は、実施例と同一の部材、機能であることを意味する。
補強材6は、帯状のワリフ、不織布、織布、それらの2種以上の複合体などから適宜選択され、接着剤6a等により、接合部2cの位置の管状体2内側に貼り付けられる。これにより、縫製糸2dによる縫合と同様に、接合部2cの接合強度を維持する。
また補強材6の水平方向の長さはプラスチックフィルム2a、樹脂吸着材2bの端部からやや突出するように設ける。樹脂吸着材2bの強度と気密性を高めるためである。なお、補強材6の厚さは、プラスチックフィルム2aの厚さと同一又は5mm以下が好ましい。
なお、実施例4のように、第一、第二密封リボンテープで、接合部2cを密封すると、接合部2cへの溶け込みは、第一密封リボンテープのみであるので、第二密封リボンテープに減肉現象はない。これにより、接合部2cを縫合糸を使用せず、補強材6により接合した場合であっても、接合部2cの強度、密封性が極めて良好になる。
次に図5を参考に、溶融リボンテープを用いて管状体の両端の密封接合を行う具体的方法の一例、即ち図5において、第一密封リボンテープ3を用いない方法について説明する。
実施例1、2に記載のようにして、プラスチックフィルム2aがコーティングされたシート状の樹脂吸着材2bの両端部を接合し、管状体2、7とした後、その接合部2cを次のようにして密封する。
以下、管状体2は、実施例1のものとして以下説明する。先ず、接合部2cが上になるよう管状体2を配置して、回転ローラー又はベルトコンベアにより長さ方向に順次送る。そして管状体2を送りつつ接合部2cの密封作業が行われる。
まず、接合部2c付近を加熱機7で加熱する。プラスチックフィルム2aがポリエチレンの場合、加熱された表面温度は110℃〜180℃が好ましい。充分に接合部2c付近のプラスチックフィルム2aが加熱した後、押し出し機8により溶融リボンテープ4aを接合部2cに押し出し、押圧ローラー9で押圧してしっかりとプラスチックフィルム2aに溶着させる。
この時、押し出される密封リボンテープの幅は20mm〜100mm程度で厚みは0.1mm〜2.0mm程度が好ましい。そして、押圧ローラー9の温度は40℃〜100℃が好ましい。
第一、第二密封リボンテープ3、4の2種を使用しなくとも、即ち、密封リボンテープが一層であっても、溶融リボンテープを加熱されたブラスチックフィルムに融着させることで、接合部2cの密封性、強度は十分確保できる。
次に、さらに、接合部2cの縫製糸2dによる縫合密封が原因とされるピンホールや裂けを防ぐことを目的とした密封方法を説明する。
図5は、本発明である管ライニング材1の製造工程を示す図である。図1A−A矢印での断面図である。図5において、図1のA−A断面であるので、一方の端部の接合面2eが見えている。一点鎖線が、縫製糸2d、5aである。
実施例1、2に記載のようにして、プラスチックフィルム2aがコーティングされたシート状の樹脂吸着材2bの両端部を接合し、管状体2、7とした後、その接合部2cを次のようにして密封する。
先ず、実施例3と同様に、接合部2cが上になるよう管状体2を配置して、回転ローラー又はベルトコンベアにより長さ方向に順次送る。そして管状体2を送りつつ接合部2cの密封作業が行われる。
コーティングされるプラスチックフィルムがポリエチレンの場合、まずは接合部2cに幅が10mm〜50mm程度で厚みが0.2mm〜1.5mm程度の帯状のポリエチレン製の第一密封リボンテープ3を、接合部2cの上に置き、第一密封リボンテープ3の表面温度が110℃〜180℃程度になるよう加熱機7により加熱する。
充分に加熱された第一密封リボンテープ3の軟化リボンテープ3aの上に重ねるように、第一密封リボンテープの幅より幅の広い第二密封リボンテープ4を押し出し機8より溶融リボンテープ4aとして押し出して落としていく。第二密封リボンテープ4の幅は第一密封リボンテープ3の1.5〜4.0倍程度に設定すると望ましい。
また、溶融リボンテープ4aの厚みは、0.2mm〜2.0mm程度の範囲で任意に調整し押し出す。この工程の事前加熱において、第一密封リボンテープ3の付近のコーティングされたプラスチックフィルム2aも同様に加熱される。加熱範囲は第二密封リボンテープ4の幅より狭いことが望ましい。
次に、第一・第二密封リボンテープ3、4双方をコーティングされたプラスチックフィルム2aに押圧ローラー9で押しつけてしっかりと溶着する。この時の押圧ローラー9の温度は、実施例3同様に40℃〜100℃程度が好ましい。また、第二密封リボンテープ4のプラスチックフィルム2aとの溶着境目は、なめらかになるまで押圧ローラー9で押圧するとよい。
加熱、密封作業において、第二密封リボンテープ4とコーティングされたプラスチックフィルム2aの溶着部の境目を事前加熱において加熱しすぎないことが重要である。従って、事前加熱に使用するヒーター等の加熱機7による加熱幅は、第二密封リボンテープ4が融着する幅の1.2倍を越えないようにすること、一方、押圧ローラー9の幅は第二密封リボンテープ4の幅より1.2倍以上広い幅であることが好ましい。
押圧ローラー9の温度は、押圧ローラー9内に温水を循環させ、その温水により温度を調節することが好適である。
このようにして完成した管ライニング材1に不飽和ポリエステル又はエポキシ樹脂又はビニールエステル樹脂等の液状の熱硬化性樹脂が含浸され、樹脂含浸チューブが製作される。その後、老朽管路内に反転挿入して、流体圧により加熱されることにより樹脂含浸チューブが管路壁面に張り付き、その状態を維持して加熱され樹脂の硬化に伴い、管ライニング材が硬化する。そして、老朽管路内には樹脂含浸チューブ製のプラスチックパイプが完成して老朽管路が修復される。
本発明である管ライニング材は、上下水等のパイプラインの補修に利用でき、上下水道管理業界に多大な貢献をもたらす。
1 管ライニング材
1a 管ライニング材
2 管状体
2a プラスチックフィルム
2b 樹脂吸着材
2c 接合部
2d 縫製糸
2e 接合面
3 第一密封リボンテープ
3a 軟化リボンテープ
4 第二密封リボンテープ
4a 溶融リボンテープ
5 樹脂吸着材
5a 縫製糸
6 補強材
6a 接着剤
7 加熱機
8 押し出し機
9 押圧ローラー

Claims (6)

  1. 片面にプラスチックフィルムをコーティングしたシート状の樹脂吸着材を前記プラスチックフィルム面が外表面となるよう両端を接合した接合部を形成する管状体と、前記接合部を覆う第一密封リボンテープと、前記第一密封リボンテープより幅広で、前記第一密封リボンテープの上に重ねて前記プラスチックフィルムに溶着した第二密封リボンテープとからなり、前記第一・第二リボンテープで前記接合部を密封したことを特徴とする管ライニング材。
  2. 片面にプラスチックフィルムをコーティングしたシート状の樹脂吸着材を前記プラスチックフィルム面が外表面となるよう両端を接合した接合部を形成する管状体において、
    前記接合部付近のプラスチックフィルムを加熱機で加熱した後、押し出し機より溶融した密封リボンテープを押し出し、前記接合部を密封したことを特徴とする管ライニング材の製造方法。
  3. 片面にプラスチックフィルムをコーティングしたシート状の樹脂吸着材を前記プラスチックフィルム面が外表面となるよう両端を接合した接合部を形成する管状体において、
    前記接合部にプラスチックフィルム素材の第一密封リボンテープを配置し、前記第一リボンテープを加熱機で加熱して軟化又は溶融させ、前記第一密封リボンテープより幅広に、溶融リボンテープを押し出し機より押し出し、前記第一密封リボンテープの上に重ねて合わせて前記接合部を密封したことを特徴とする管ライニング材の製造方法。
  4. 前記溶融リボンテープを押し出し機より押し出した後、押圧ローラーにより押圧したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の管ライニング材の製造方法。
  5. 前記押圧ローラー内に、温水を循環或いは貯留させ、押圧ローラーの温度を制御することを特徴とする請求項4に記載の管ライニング材の製造方法。
  6. 前記加熱機の加熱幅は前記第二密封リボンテープが融着する幅の1.2倍以下で、かつ、押圧ローラーの幅が前記第二密封リボンテープの幅の1.2倍以上であることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の管ライニング材の製造方法。
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