JP2010264507A - パンチ金型及び潤滑油の供給方法 - Google Patents

パンチ金型及び潤滑油の供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パンチプレスに備えたリフタースプリングへのオイルミストの供給機能を備えたパンチ金型を提供する。
【解決手段】パンチプレスにおけるパンチホルダ3に形成したパンチ装着孔5に上下動自在に装着されるパンチ金型であって、前記パンチ装着孔5に上下動自在に装着される筒状のパンチガイド17内に、下端部にパンチ刃部101を備えたパンチボディ41を上下動自在に備え、このパンチボディ41の上部に備えたパンチドライバ31の上端部のパンチヘッド33と前記パンチガイド17との間に弾性部材35を備え、かつ前記パンチホルダ3に備えたリフタースプリング7に支持される被支持部19を前記パンチガイド7の外周面に備えており、前記パンチボディ41に形成した潤滑油供給路83に連通した潤滑油路93Uを前記パンチガイド17の外周面に備え、この潤滑油路93Uを、前記リフタースプリング7を収容したリフタースプリング収容穴9に連通遮断可能に備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばタレットパンチプレスなどのごときパンチプレスに装着して使用されるパンチ金型に係り、さらに詳細には、パンチプレスに上下動自在に備えたストライカからオイルミストの供給を受けて、パンチプレスに備えたパンチ装着孔の内周面とパンチ金型におけるパンチガイドの外周面との間の潤滑を行う機能を備えたパンチ金型に関する。
パンチ金型は、例えばタレットパンチプレスにおける上部タレットに上下動自在に支持される筒状のパンチガイド内に、下端部にパンチ刃部を一体的に備えたパンチボディが上下動自在に内装されている。そして、前記パンチガイドを上方に突出して前記パンチボディに一体的に備えたパンチドライバの上端部に備えたパンチヘッドと前記パンチガイドとの間にストリッパスプリングを弾装して備えた構成が一般的である。
ところで、パンチ金型におけるパンチヘッドを打圧すべくパンチプレスに上下動自在に備えたストライカには、パンチヘッドに備えた貫通孔を介してパンチ金型内へオイルミストを噴出供給する機能を備えた構成のものがある。そして、パンチ金型には、前記オイルミストの供給を受けて、パンチガイドの内周面とパンチボディの外周面との間、及びパンチプレスにおけるパンチ装着孔の内周面とパンチガイドの外周面との間の潤滑を行う構成のものがある(例えば特許文献1、2参照)。
ところで、パンチプレスにおけるパンチ装着孔内にパンチ金型を上下動自在に支持する構成は、前記パンチ装着孔の周囲の複数箇所に設けたリフタースプリングによって支持する構成である(特許文献3参照)。
実開平3−24320号公報 実公平4−44260号公報 特開昭61−172632号公報
パンチ金型を上下動自在に支持するリフタースプリングは、前記特許文献3に示されているように、パンチ装着孔の周囲において上部タレットに立設したストリッパボルトなどのごときガイド部材を備えている。そして、パンチ金型におけるパンチガイドの外周面に突出して備えたピン又はフランジを支持するリフターリングを前記ガイド部材に上下動自在に備え、このリフターリングの下側に、リフターリングを上方向へ付勢するコイルスプリングなどのごとき弾性部材を備えた構成である。
一方、オイルミストの供給を受けて、パンチ装着孔の内周面とパンチガイドの外周面との間の潤滑を行うパンチ金型においては、パンチガイドの外周面に潤滑油供給用の周溝を備えた構成である。すなわち、従来は、リフタースプリングに対して潤滑油(オイルミスト)の供給は行われていなかった。
したがって、板状のワークの打抜き加工の時間が経過すると、リフターリングの上下動が円滑に行われないことがある。よって、ワークの打抜き加工を高速で行うとき、ストライカの上下動に対するパンチ金型の追従動作が遅れることがあるという問題がある。
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、パンチプレスにおけるパンチホルダに形成したパンチ装着孔に上下動自在に装着されるパンチ金型であって、前記パンチ装着孔に上下動自在に装着される筒状のパンチガイド内に、下端部にパンチ刃部を備えたパンチボディを上下動自在に備え、このパンチボディの上部に備えたパンチドライバの上端部のパンチヘッドと前記パンチガイドとの間に弾性部材を備え、かつ前記パンチホルダに備えたリフタースプリングに支持される被支持部を前記パンチガイドの外周面に備えており、前記パンチボディに形成した潤滑油供給路に連通した潤滑油路を前記パンチガイドの外周面に備え、この潤滑油路を、前記リフタースプリングを収容したリフタースプリング収容穴に連通遮断可能に備えていることを特徴とするものである。
また、前記パンチ金型において、前記潤滑油路は、前記パンチボディ又はパンチドライバに備えたキーと係合して前記パンチガイドに形成された上下方向のキー溝よりも上方位置に備えられていることを特徴とするものである。
また、パンチプレスにおけるパンチホルダに形成したパンチ装着孔に上下動自在に装着されるパンチ金型であって、前記パンチ装着孔に上下動自在に装着される筒状のパンチガイド内に、下端部にパンチ刃部を備えたパンチボディを上下動自在に備え、このパンチボディの上部に備えたパンチドライバの上端部のパンチヘッドと前記パンチガイドとの間に弾性部材を備え、かつ前記パンチホルダに備えたリフタースプリングに支持される被支持部を前記パンチガイドの外周面に備えており、前記パンチボディに放射方向に水平に形成した潤滑油孔を当該パンチボディの外周面に開口して設け、前記パンチボディの上面に溜まった潤滑油を前記リフタースプリング側へ流出するための流出孔を前記パンチガイドの上部側に備えていることを特徴とするものである。
また、前記パンチ金型において、前記潤滑油孔と直線的に整合自在な連通孔を、前記流出孔から流出した潤滑油が流下する範囲において前記パンチガイドに備えていることを特徴とするものである。
また、前記パンチ金型において、前記流出孔は、前記パンチガイドの上下動に拘わらず常にリフタースプリング側に開口してあることを特徴とするものである。
また、前記パンチ金型を用いてリフタースプリング側へ潤滑油を供給する方法であって、パンチプレスにおけるストライカをパンチ金型のパンチヘッドに当接し、かつ潤滑油孔と前記連通孔とを直線的に整合した状態に保持して、前記連通孔を介して前記潤滑油孔から前記リフタースプリング側へ潤滑油を直接的に供給することを特徴とするものである。
本発明によれば、パンチ金型におけるパンチガイドの外周面に備えた潤滑油路がリフタースプリングを収容したリフタースプリング収容穴に連通遮断可能であるから、連通時にはリフタースプリング収容穴内へオイルミストが供給されることとなり、リフタースプリングの潤滑を行うことができる。また、遮断時には、パンチ金型内における潤滑油路の圧力がリフタースプリング収容穴に抜けることを防止して、パンチ金型内の各部にオイルミストを行き渡らせることができるものである。
本発明の実施形態に係るパンチ金型の正断面説明図である。 本発明の実施形態に係るパンチ金型における潤滑油供給路の構成を示す断面説明図である。 パンチボディに対するキーの取付け状態を示す断面説明図である。 各種形状のパンチチップを示す斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るパンチ金型の正断面説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る流出孔の部分の説明図である。
図1を参照するに、本発明の実施形態に係るパンチ金型1は、例えばタレットパンチプレスなどのごときパンチプレス(図示省略)における上部タレットなどのパンチホルダ3に装着して使用されるものである。前記パンチホルダ3において、前記パンチ金型1を上下動自在に嵌合装着するパンチ装着孔5の周囲の複数箇所には、前記パンチ金型1を上下動自在に支持するリフタースプリング7が備えられている。より詳細には、前記パンチ装着孔5の周囲において前記パンチホルダ3の複数箇所には、リフタースプリング収容穴9が設けてあり、このリフタースプリング収容穴9内にはボルト(ガイド部材)11が立設してあり、このボルト11に上下動自在に嵌合したリフターリング13と前記リフタースプリング収容穴9の底部との間には、コイルスプリングのごとき弾性部材15が弾装してある。なお、上記リフタースプリング7は周知の構成であるから、機能、動作についてのより詳細な説明は省略する。
前記パンチ金型1は、前記パンチ装着孔5内に上下動自在に装着される筒状のパンチガイド17を備えており、このパンチガイド17の外周面の複数箇所には、前記リフタースプリング7におけるリフターリング13に支持されるピンなどのごとき被支持部19を備えている。この被支持部19はフランジの構成とすることも可能である。また、前記パンチガイド17の外周面には、前記パンチホルダ3に備えたガイドキー21に係合する上下方向のキー溝23が形成してある。
前記パンチガイド17の上部には内方向へ突出した内側フランジ25が備えられており、この内側フランジ25の上部に回転可能に備えたリテーナカラー27には、前記パンチガイド17の軸芯とリテーナカラー27の軸芯とが一致するように、前記内側フランジ25の内周面に外周面が摺接した下側突出部29が備えられている。そして、前記リテーナカラー27の軸芯部を上下動自在に貫通した筒状のパンチドライバ31の上部に一体的に固定したパンチヘッド33と前記リテーナカラー27との間には、例えば皿バネなどのごとき強力なストリッパースプリング(弾性部材)35が弾装してある。また、前記パンチガイド17の上部には、前記ストリッパースプリング35を囲繞した筒状のカバー37が取付けてある。
前記パンチドライバ31の下部には、前記パンチガイド17における前記内側フランジ25の下面に外周縁付近の上面が当接したフランジ部39が備えられており、このフランジ部39と前記リテーナカラー27とには、互いの芯合せを自動的に行うための自動調心機能部を備えている。すなわち、前記リテーナカラー27における前記下側突出部29には、下側の径が次第に大きくなるテーパ孔29Tが形成してあり、前記パンチドライバ31における前記フランジ部39の上面には、前記テーパ孔29Tと係合離脱自在なテーパ部39Tが形成してある。したがって、リテーナカラー27のテーパ孔29Tとパンチドライバ31のテーパ部39Tが係合することにより自動的に芯合せが行われるものである。
上述のように、テーパ孔29Tとテーパ部39Tが係合して、前述したように自動調心が行われたとき、テーパ孔29Tとテーパ部39Tとの間の間隙(クリアランス)が零となり、より高精度の芯合せが行われるものである。
前記パンチドライバ31には、前記パンチガイド17内に上下動自在に備えたパンチボディ41の上部に一体に又は一体的に備えた調整ネジ部材43が上下調節可能に螺合してある。すなわち、前記パンチドライバ31の内周面には雌ネジ部45が形成してあり、この雌ネジ部45の下部には、内径(内周面)を高精度に加工した高精度嵌合孔部47が形成してある。そして、前記調整ネジ部材43には、前記雌ネジ部45に上下調節可能に螺合した雄ネジ部49が上方向へ長く設けられており、この雄ネジ部49の下側には、前記高精度嵌合孔部47に対応して外径(外周面)を高精度に加工した高精度嵌入部51が形成してある。
したがって、前記パンチドライバ31の雌ネジ部45と前記雄ネジ部49との螺合部にバックラッシが存在していても、前記高精度嵌合部47に前記高精度嵌入部51を嵌合したとき、両方の間のクリアランスはミクロンオーダであり、前記パンチドライバ31の軸芯と調整ネジ部材43の軸芯とが正確に一致されるものである。また、調整ネジ部材43に側方向(径方向)の分力が作用したような場合であっても、前記高精度嵌合孔部47と高精度嵌入部51との嵌合により、パンチドライバ31の軸芯と調整ネジ部材43の軸芯は常に一致した状態に保持されるものである。
既に理解されるように、パンチガイド17における内側フランジ25の高精度に加工した内周面にリテーナカラー27の高精度に加工した下側突出部29の外周面を嵌合することにより、パンチガイド17とリテーナカラー27との軸芯が一致した状態に保持され、上記リテーナカラー27における下側突出部29に形成したテーパ孔29Tにパンチドライバ31のテーパ部39Tを係合することにより、リテーナカラー27とパンチドライバ31との軸芯が一致した状態に保持される。そして、前記パンチドライバ31の高精度嵌合孔部47に調整ネジ部材43の高精度嵌入部51を嵌合することにより、パンチドライバ31と調整ネジ部材43との軸芯とが一致した状態に保持される。したがって、上述した各構成要素の軸芯が一致した高精度のパンチ金型となるものである。
なお、調整ネジ部材43の上下調節は、当該調整ネジ部材43に対して前記パンチドライバ31を回動することによって行われるものである。ところで、前記パンチドライバ31には、強力な前記ストリッパースプリング35の付勢力が作用するので、前記パンチドライバ31とリテーナカラー27は一体的に回動することになる。したがって、常態においてのパンチドライバ31の回動を規制するために、前記リテーナカラー27における下側突出部29の外周面には周方向に適宜間隔に凹部53が形成してある。そして、前記パンチガイド17には、前記凹部53に対して係合離脱自在なストッパ55が径方向(放射方向)へ移動自在かつ内方向へ付勢して備えられている。なお、前記ストッパ55などの構成は公知の構成であるから、前記ストッパ55等のより詳細な説明は省略する。
前記調整ネジ部材43の下部には、前記パンチドライバ31の外径よりも大径の円形状の嵌入係合部57が備えられており、この嵌入係合部57の下面に形成した径方向のキー溝59の両端側には前記パンチガイド17に形成した上下方向のキー溝61A,61Bに摺動自在に係合したキー63A,63Bがボルト等の固定具を介して一体的に取付けてある。そして、前記嵌入係合部57には、前記調整ネジ部材43の軸芯部に形成した上下方向の貫通孔43Hに連通した潤滑油路としての潤滑油孔65(図2参照)が放射方向に水平に形成してある。また、前記嵌入係合部57には、前記パンチドライバ31の下面との密着を防止するためのゴムなどのごとき弾性部材67が上方向へ突出して備えられている。
前記パンチガイド17内に上下動自在に嵌入した前記パンチボディ41は、前記パンチガイド17の内周面とパンチボディ41の外周面との間の微少クリアランス(ミクロンオーダのクリアランス)においてのパンチボディ41の相対的な傾斜に起因するかじり現象を抑制するために、上下方向に長く形成してある。すなわち、前記パンチボディ41の上面には、前記調整ネジ部材43の嵌入係合部57を嵌入係合した係合凹部69が形成してある。換言すれば、前記パンチボディ41の上端面41Uは、前記パンチドライバ31における前記フランジ部39を囲繞する高さ位置に設けてある。そして、前記パンチボディ41の下端面41Lは、前記パンチガイド17に対して上昇された状態にあるとき、前記パンチガイド17の下部に着脱交換可能に取付けた板押えホルダ71とほぼ同一高さ位置に設けられている。
したがって、パンチガイド17と前記パンチボディ41との間の微少クリアランスに起因するパンチボディ41の相対的な微少の傾斜を抑制することができ、かじり現象の発生を抑制することができるものである。
ところで、前記パンチボディ41は、当該パンチボディ41の前記係合凹部69に前記調整ネジ部材43の嵌入係合部57を嵌入係合し、かつ前記パンチボディ41に形成した径方向のキー溝73に前記キー63A,63Bを係合した状態において、取付けボルトなどのごとき複数の固定具75(図2参照)によって、前記調整ネジ部材43の下部に一体的に取付けてある。そして、前記調整ネジ部材43とパンチボディ41との間には、前記パンチボディ41の下面にパンチチップ77を着脱交換可能に取付ける取付ネジ79を支持するリング状の座金81が備えられている。
前述のように、パンチボディ41の係合凹部69に調整ネジ部材43の嵌入係合部57を嵌入係合して一体的に固定したときには、前記調整ネジ部材43の軸芯とパンチボディ41の軸芯とが一致した状態において固定されるものである。したがって、パンチガイド17の軸芯とパンチボディ41の軸芯とが一致した状態に保持されるものである。
前記パンチボディ41には、前記潤滑油孔65に一端側が連通し、他端側が当該パンチボディ41の外周面に開口した潤滑油路(潤滑油孔)83が形成してある。なお、上記潤滑油孔83は、前記キー溝61A,61B及びキー溝23と約90°位相を異にした位置に設けられている。そして、前記パンチボディ41の外周面には、前記潤滑油孔83に連通した上下方向の潤滑油溝85が形成してあると共に、この潤滑油溝85に連通した周溝87が形成してある。したがって、前記調整ネジ部材43における貫通孔43Hを経て供給される潤滑油(オイルミスト)によってパンチガイド17の内周面とパンチボディ41の外周面との間の潤滑が行われることになる。
前記パンチガイド17には、前記潤滑油溝85に連通した径方向(放射方向)の連通孔89(図2参照)が形成してある。そして、前記パンチガイド17の外周面には、前記連通孔89と接続した上下方向の溝状の潤滑油路91が形成してあり、この潤滑油路91の上下両端部には、パンチガイド17の外周面に形成した周溝(潤滑油路)93U,93Lが連通してある。なお、上側の周溝93Uは、図1より明らかなように、前記キー溝61A,61Bよりも上方に備えられている。
したがって、前記パンチホルダ3におけるパンチ装着孔5の内周面とパンチガイド17の外周面との間へ潤滑油が供給されることになる。上側の前記周溝93Uは、前記パンチ金型1が前記リフタースプリング7によって上昇された状態にあるときには、図1に示すように、前記リフタースプリング収容穴9のパンチ装着孔5側の壁部95より上方に位置し、上側の周溝93Uとリフタースプリング収容穴9とが連通した状態にある。そして、パンチプレスに上下動自在に備えたストライカ(ラム)STによってパンチ金型1が下降されたときには、上側の周溝93Uは前記壁部95の上面よりも下降し、前記リフタースプリング収容穴9との連通が遮断される高さ位置に設けてある。すなわち、上側の周溝93Uは、リフタースプリング収容穴9に連通遮断可能に設けてある。
前記パンチボディ41の下面には、前記パンチチップ77を取付けるために、下方向に開口した円形状の係合凹部97が形成してある。そして、この係合凹部97の天井には、前記パンチボディ41の外周面の対向した位置付近に端部が位置する径方向のキー99が一体的に取付けてある。なお、上記キー99は、2本でもって例示してあるが、連続した1本の構成とすることも可能である。前記係合凹部97の直径は、パンチボディ41の上面に形成した前記係合凹部69と同様に、前記パンチドライバ31の直径よりも大径に形成してある。
そして、前記係合凹部97には、下端部にパンチ刃部101を備えた前記パンチチップ77に備えた円盤状のパンチチップボディ103が着脱可能に嵌入係合してある。より詳細には、前記パンチチップ77には、図4に示すように、円盤状の前記パンチチップボディ103を備えており、このパンチチップボディ103の下面に、各種形状の前記パンチ刃部101が一体に備えられている。そして、前記パンチ刃部101の下面には、前記係合凹部97からパンチチップ77を取り外すときに、例えば取り外し工具(図示省略)を螺合するためのネジ穴105が形成してある。さらに、前記パンチチップボディ103の上面には、前記キー99と係合自在な径方向のキー溝107が形成してあると共に、軸芯部には、前記取付ネジ79と螺合するネジ穴103Hが形成してある。
さらに、前記パンチチップボディ103の一部には、前記パンチボディ41に対するパンチチップ77の方向性を着脱時にも誤りなく常に一定に保持するための方向規制部109が備えられている。より詳細には、前記パンチチップボディ103には、前記キー99を取付けた取付ボルトなどのごとき取付具111の頭部と係合する凹部113が形成してある。したがって、パンチチップ77のパンチチップボディ103を前記パンチボディ41の係合凹部97に係合するとき、パンチチップ77の方向性は常に一定方向に規制されるものである。
そして、前記パンチボディ41の係合凹部97にパンチチップ77のパンチチップボディ103を嵌入係合したときに、パンチボディ41の軸芯とパンチチップ77の軸芯とが一致するように、前記係合凹部97の内周面と前記パンチチップボディ103の外周面は密接する構成である。上述のように、前記係合凹部97にパンチチップ77のパンチチップボディ103を嵌入係合したときには、パンチボディ41に備えたキー99がパンチチップボディ103のキー溝107に係合してパンチチップ77の軸芯回りの回動を規制することになる。この際、キー99は、前記キー溝107の両端部付近に係合するものであるから、例えばキー99が1個の場合に比較してより微少な回動が規制されることとなり、パンチボディ41に対してパンチ刃部101の方向性をより高精度に保持することができるものである。
なお、キー99とキー溝107の関係は相対的なものであるから、パンチチップ77にキー99を備えて、パンチボディ41にキー溝107を備えた構成とすることも可能である。
前記板押えホルダ71には、前記パンチチップ77におけるパンチ刃部101の形状に対応した板押え115が備えられている。なお、この種の板押えホルダ71は公知の構成であるから、板押えホルダ71のより詳細な構成についての説明は省略する。
以上のごとき構成において、パンチ金型1をパンチプレスにおけるパンチ装着孔5に装着した状態(図1に示す状態)においてパンチプレスにおけるストライカSTを下降し、パンチヘッド33を打圧すると、先ず、リフタースプリング7における弾性部材15の付勢力に抗してパンチ金型1全体が下降される。そして、板押え115がダイ(図示省略)上の板状のワーク(図示省略)を前記ダイに押圧固定すると、次に、ストリッパースプリング35の付勢力に抗してパンチドライバ31、パンチボディ41及びパンチチップ77等が下降され、上記パンチチップ77のパンチ刃部101によってワークに打抜き加工が行われる。
上述のように打抜き加工を行うとき、前記ストライカSTに備えた孔Hからオイルミスト(潤滑油)が噴出され、パンチヘッド33に備えた穴33H、調整ネジ部材43に備えた貫通孔43H、潤滑油路65,83,85,89,91などを経て、パンチガイド17の外周面の上下の周溝93U,93Lに導かれる。この際、パンチ金型1が下降した状態においては、上側の周溝93Uはリフタースプリング収容穴9と遮断された状態にある。
したがって、パンチガイド17の内周面とパンチボディ41の外周面との間及びパンチガイド17の外周面とパンチ装着孔5の内周面との間へオイルミストを供給して潤滑を行うことができるものである。そして、前記ストライカSTが上昇し、リフタースプリング7によってパンチ金型1が上昇される途中であってストライカSTがパンチヘッド33に当接した状態にあるとき、及びストライカSTがパンチヘッド33に当接してパンチヘッド33を下降する初期の状態、すなわち、ストライカSTとパンチヘッド33とが当接した状態であって、パンチガイド17の外周面に形成した上側の周溝93Uがリフタースプリング収容穴9に連通した状態にあるときには、上側の周溝93Uからリフタースプリング収容穴9内へオイルミストが供給されるものである。
よって、ボルト(ガイド部材)11とリフターリング13との間の潤滑が行われることとなり、リフターリング13の上下動は常に円滑に行われるために、ワークに対する打抜き加工が高速で繰り返される場合であっても、ストライカSTの上下動に対してパンチ金型1の追従動作が遅れるようなことはないものである。また、弾性部材15に対してもオイルミストが供給されることとなる。
前述のごとく、ストライカSTによってパンチヘッド33を下降すると、パンチドライバ31のテーパ部39Tがリテーナカラー27のテーパ孔29Tから離脱するが、上昇復帰すると前記テーパ部39Tとテーパ孔29Tは再び係合するものである。したがって、リテーナカラー27とパンチドライバ31との芯合せがその都度行われることになる。
そして、パンチドライバ31の高精度嵌合孔部47と調整ネジ部材43の高精度嵌入部51とが高精度に嵌入係合してあること、及び上記調整ネジ部材43の嵌入係合部57とパンチボディ41の係合凹部69とを係合し一体的に固定することによって前記調整ネジ部材43とパンチボディ41の軸芯を予め一致して固定してあることと、前記テーパ部39Tとテーパ孔29Tとが係合することとが相俟って前記パンチガイド17の軸芯とパンチボディ41の軸芯とが常に正確に一致した状態に保持されるものである。
この際、テーパ孔29Tがリテーナカラー27に設けてあり、テーパ部39Tがパンチドライバ31の下部に設けてあることにより、自動調心機能をパンチボディ41の上部に近接して備えることができ、パンチガイド17に対するパンチボディ41の軸芯合せを効果的に行うことができるものである。換言すれば、パンチチップ77の軸芯をパンチガイド17の軸芯に正確に一致した状態に保持することができ、高精度の打抜き加工を行うことができるものである。また、パンチガイド17に対するパンチボディ41の微少傾斜を抑制でき、かじり現象を抑制することができるものである。
また、前記構成において、パンチチップ77におけるパンチチップボディ103がパンチドライバ31の外径よりも大径の円盤形状であることにより、図1において、パンチ刃部101に左右方向の分力が作用した場合には、パンチチップボディ103における図1においての左右の周縁部付近において分力を受けることとなり、パンチチップ77の微小傾斜を効果的に防止できるものである。さらに、図2において、パンチ刃部101の左右両端部付近に上方向への力が作用した場合には、パンチ刃部101の左右両端部付近に対応するパンチチップボディ103の外周縁部で受けることとなり、パンチチップ77の微小傾斜を効果的に防止することができるものである。
すなわち、前記構成によれば、パンチボディ41の軸芯とパンチチップ77の軸芯とを常に正確に一致した状態に保持することができ、常に高精度の打抜き加工を行うことができるものである。
なお、本発明は、前述したごとき実施形態に限ることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の形態でもって実施可能である。すなわち、パンチボディ41とパンチチップ77との芯合せ(芯出し)が容易に行われ得るように、パンチボディ41の下面に形成した係合凹部97及びパンチチップ77におけるパンチチップボディ103の外周面を、係合離脱自在なテーパ形状とすることも可能である。
図5は、パンチ金型の第2の実施形態を示すもので、前述したパンチ金型1における構成要素と同一機能を奏する構成要素には、同一符号を付することとして、重複した説明は省略する。
この第2の実施形態に係るパンチ金型1Aにおいては、パンチボディ41に形成した潤滑油路(潤滑油孔)83を、前記調整ネジ部材43における嵌入係合部57に放射方向に水平に形成した潤滑油路としての潤滑油孔65と同一直線上に形成してある。そして、前記パンチガイド17に形成した連通孔89は、当該パンチガイド17に対して前記パンチボディ41が相対的に上昇した状態にあるときに、パンチボディ41に形成した前記潤滑油孔83と同一直線上に一致する位置に設けてある。また、前記パンチガイド17の外周面に形成した上側の周溝93Uは、上記連通孔89の開口部に接続して形成してある。
また、前記パンチガイド17の上部側で前記連通孔89の上方位置には、前記パンチボディ41の上面、換言すれば、パンチボディ41の係合凹部69に一体的に嵌入係合した嵌入係合部57の上面に溜まった潤滑油を前記リフタースプリング収容穴9側へ流出(排出)するための流出孔(排出孔)89Aが形成してある。この流出孔89Aは、前記パンチボディ41の上下動によって閉じられることなく常に開口してある。すなわち、流出孔89Aは、前記パンチボディ41の上部側のパンチガイド17の内側と外側との流体の通過を常に許容するように、前記パンチボディ41等の上下動に拘わりなく常に開口してある。
そして、前記流出孔89Aと前記連通孔89との上下位置関係は、流出孔89Aからパンチガイド17の外周面に流出した潤滑油が外周面を伝って流下するときに、下側の連通孔89に掛かる位置関係にある。すなわち、前記連通孔89は、前記流出孔89Aの垂直下方に設けることが望ましい。しかし、垂直な位置関係から多少ずれても、流出孔89Aから潤滑油が流下する範囲内に設けてもよいものである。
上記構成において、前述したように、パンチプレスにおけるストライカ(ラム)STをパンチヘッド33に打圧すると、前述と同様にワークの打抜き加工が行われる。上述のごとく、ワークの打抜き加工を行うときに、ストライカSTに備えた孔Hからオイルミスト(潤滑油)を噴出すると、ストライカSTがパンチヘッド33に当接してパンチヘッド33の下降を開始する初期状態においては、調整ネジ部材43に設けた潤滑油孔65、パンチボディ41に形成した潤滑油孔83及びパンチガイド17に設けた連通孔89は一直線状に一致した状態にあるので、ストライカSTの孔Hから噴出されたオイルミストはリフタースプリング収容穴9内へ直接的に噴出され、ガイド部材11、リフタースプリング13及び弾性部材15に対してオイルミストを供給することになる。
すなわち、第2の実施形態に係るパンチ金型1Aにおいては、リフタースプリング収容穴9内へのオイルミストの供給をより効果的に行うことができるものである。
前述のごとく、ストライカSTによってパンチヘッド33を打圧し、パンチボディ41をパンチガイド17に対して下降した後に上昇すると、パンチボディ41はストリッパースプリング35の作用によって上昇されることになる。この際、パンチガイド17の内周面に膜状に付着した潤滑油は、パンチボディ41によって掻き落とされて、パンチボディ41の上面に溜められることになる。そして、パンチボディ41の上面に溜められた潤滑油は、パンチガイド17に対するパンチボディ41の上昇時に、前記流出孔89Aから前記リフタースプリング収容穴9側へ噴出されて、リフタースプリング13等の潤滑を行うことになるものである。なお、前記パンチ金型1Aの組立時に、パンチボディ41の上面に予め潤滑油を溜めておくことも可能である。
また、前記構成において、前記流出孔89Aから流出されて、パンチガイド17の外周面を伝って連通孔89内に入り込んだ潤滑油は、前述したように、連通孔89からオイルミストを噴出するときに同時に噴出されることとなり、リフタースプリング13等の潤滑をより効果的に行い得るものである。
ところで、既に理解されるように、パンチガイド17に対してパンチボディ41が上昇された状態にあるときは、図5に示すように、調整ネジ部材43に形成した潤滑孔65と、パンチボディ41に形成した潤滑油孔83と、パンチガイド17に形成した連通孔89は一直線上に整合した状態にある。すなわち直線的に整列した状態にある。したがって、プレスに備えたストライカSTをパンチヘッド33を下降させることないように当接した状態に保持し、すなわち、ストライカSTがパンチヘッド33に当接したときにストライカSTの下降を停止する。
そして、ストライカSTの孔Hからオイルミストを噴出すると、オイルミストは前記連通孔89からリフタースプリング収容穴9内へ噴射されることとなり、前記リフタースプリング13等の潤滑を効果的に行うことができるものである。したがって、パンチ金型1Aによってワークの打抜き加工を開始する前に、前述したように、ストライカSTの下降を停止してオイルミストの噴射を行うことが望ましいものである。
1 パンチ金型
5 パンチ装着孔
7 リフタースプリング
9 リフタースプリング収容穴
11 ボルト(ガイド部材)
13 リフターリング
15 弾性部材
17 パンチガイド
19 被支持部
25 内側フランジ
27 リテーナカラー
29 下側突出部
29T テーパ孔
31 パンチドライバ
33 パンチヘッド
35 ストリッパースプリング(弾性部材)
39 フランジ部
39T テーパ部
41 パンチボディ
41U 上端面
41L 下端面
43 調整ネジ部材
45 雌ネジ部
47 高精度嵌合孔部
49 雄ネジ部
51 高精度嵌入部
57 嵌入係合部
61A,61B,107 キー溝
63A,63B キー
65 潤滑油孔(潤滑油路)
69,97 係合凹部
77 パンチチップ
79 取付ネジ
83 潤滑油路(潤滑油孔)
85 潤滑油溝
89,89A 連通孔
91 潤滑油路
93U,93L 周溝(潤滑油路)
95 壁部
101 パンチ刃部
103 パンチチップボディ
109 方向規制部
111 取付具
113 凹部
113 凹部

Claims (6)

  1. パンチプレスにおけるパンチホルダに形成したパンチ装着孔に上下動自在に装着されるパンチ金型であって、前記パンチ装着孔に上下動自在に装着される筒状のパンチガイド内に、下端部にパンチ刃部を備えたパンチボディを上下動自在に備え、このパンチボディの上部に備えたパンチドライバの上端部のパンチヘッドと前記パンチガイドとの間に弾性部材を備え、かつ前記パンチホルダに備えたリフタースプリングに支持される被支持部を前記パンチガイドの外周面に備えており、前記パンチボディに形成した潤滑油供給路に連通した潤滑油路を前記パンチガイドの外周面に備え、この潤滑油路を、前記リフタースプリングを収容したリフタースプリング収容穴に連通遮断可能に備えていることを特徴とするパンチ金型。
  2. 請求項1に記載のパンチ金型において、前記潤滑油路は、前記パンチボディ又はパンチドライバに備えたキーと係合して前記パンチガイドに形成された上下方向のキー溝よりも上方位置に備えられていることを特徴とするパンチ金型。
  3. パンチプレスにおけるパンチホルダに形成したパンチ装着孔に上下動自在に装着されるパンチ金型であって、前記パンチ装着孔に上下動自在に装着される筒状のパンチガイド内に、下端部にパンチ刃部を備えたパンチボディを上下動自在に備え、このパンチボディの上部に備えたパンチドライバの上端部のパンチヘッドと前記パンチガイドとの間に弾性部材を備え、かつ前記パンチホルダに備えたリフタースプリングに支持される被支持部を前記パンチガイドの外周面に備えており、前記パンチボディに放射方向に水平に形成した潤滑油孔を当該パンチボディの外周面に開口して設け、前記パンチボディの上面に溜まった潤滑油を前記リフタースプリング側へ流出するための流出孔を前記パンチガイドの上部側に備えていることを特徴とするパンチ金型。
  4. 請求項3に記載のパンチ金型において、前記潤滑油孔と直線的に整合自在な連通孔を、前記流出孔から流出した潤滑油が流下する範囲において前記パンチガイドに備えていることを特徴とするパンチ金型。
  5. 請求項3又は4に記載のパンチ金型において、前記流出孔は、前記パンチガイドの上下動に拘わらず常にリフタースプリング側に開口してあることを特徴とするパンチ金型。
  6. 請求項4又は5に記載のパンチ金型を用いてリフタースプリング側へ潤滑油を供給する方法であって、パンチプレスにおけるストライカをパンチ金型のパンチヘッドに当接し、かつ潤滑油孔と前記連通孔とを直線的に整合した状態に保持して、前記連通孔を介して前記潤滑油孔から前記リフタースプリング側へ潤滑油を直接的に供給することを特徴とする潤滑油の供給方法。
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