JP2010264337A - 曝気攪拌機 - Google Patents
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Abstract
【課題】水に酸素を溶かす曝気運転を高効率で行うとともに、水量に対して酸素を溶かす十分な酸素溶解速度を確保する曝気攪拌機を提供すること。
【解決手段】電動機1により回転駆動される中空状の回転軸2と、回転軸2に固定した攪拌羽根3と、この攪拌羽根3の周囲を覆い、かつ上部より汚水を吸水し、下端より吐出できるようにした外筒4とより構成するとともに、攪拌羽根3の下方位置まで延ばした回転軸2の外周部と、攪拌羽根3の下方位置の外筒4の内周に突設するようにして配設した整流ガイド7とに、それぞれ複数の空気吐出孔2h、7hを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】電動機1により回転駆動される中空状の回転軸2と、回転軸2に固定した攪拌羽根3と、この攪拌羽根3の周囲を覆い、かつ上部より汚水を吸水し、下端より吐出できるようにした外筒4とより構成するとともに、攪拌羽根3の下方位置まで延ばした回転軸2の外周部と、攪拌羽根3の下方位置の外筒4の内周に突設するようにして配設した整流ガイド7とに、それぞれ複数の空気吐出孔2h、7hを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、曝気攪拌機に関し、特に、水に酸素を溶かす曝気運転を高効率で行うとともに、水量に対して酸素を溶かす十分な酸素溶解速度を確保し、底部においても流体に十分な流速を発生させるようにした曝気攪拌機に関するものである。
従来、汚水などを活性汚泥で好気的に処理する場合、下水処理場に流入する汚水を汚水処理槽内に導き、該汚水処理槽内に配設した曝気攪拌機にて汚水を曝気攪拌して、好気性処理を行うようにしている。そしてこの曝気攪拌機として、特に限定されるものではないが、例えば、特許文献1に開示されたものが提案されている。
この曝気攪拌機は、図4に示すように、汚水処理槽T内に垂直に配置された外筒4(ドラフトチューブ)と、該外筒4内に配置し、かつ電動機1により回転駆動される回転軸2に取り付けた攪拌羽根3(スクリュー又はインペラ)と、該攪拌羽根3の下に配置され、かつブロワBに接続された散気管Nと、該散気管Nの下に配置された整流部材Gとより構成している。
この曝気攪拌機は、図4に示すように、汚水処理槽T内に垂直に配置された外筒4(ドラフトチューブ)と、該外筒4内に配置し、かつ電動機1により回転駆動される回転軸2に取り付けた攪拌羽根3(スクリュー又はインペラ)と、該攪拌羽根3の下に配置され、かつブロワBに接続された散気管Nと、該散気管Nの下に配置された整流部材Gとより構成している。
そして、下水処理場に流入する汚水を汚水処理槽内に導き、該汚水処理槽内に配設した曝気攪拌機を駆動することで、汚水を外筒上端口より吸入し、攪拌羽根3により汚水を攪拌するとともに外筒4内に下降流を形成し、これに散気管Nから空気を吹き込むことにより、処理すべき汚水中に散気しながら攪拌し、外筒下端部より吐出し、好気的に処理するようにしている。
このため、この従来の曝気攪拌機では、散気管Nから汚水中に吐出され、攪拌羽根3により微細に破砕される気泡も、汚水に対する体積割合が外筒内部で高くなるので、気泡同士の合体が起こり易くなり、また、気孔1個当たりの空気流量が大きい場合、気泡径が大きくなるため、気泡の寿命が短く、その結果、酸素の溶解効率が低いという問題があった。
さらに、最近では省エネルギーのニーズが高まり、下水の高度処理の推進が重要視される状況下において、水に酸素を溶かす曝気効率のさらなる上昇、具体的には、省エネルギーが求められると同時に、酸素移動動力効率を既存の技術より1.2倍以上に増加されることが求められている。
この要求を満たすためには、ブロワへの投入動力あたりの空気流量を大きくすること、投入した空気が汚水中に放出されて小径の気泡となること、発生した気泡が合体し難いことが必要となる。その一方で、水流を発生させるための電動機への投入動力を抑えることも合わせて必要となる。
この要求を満たすためには、ブロワへの投入動力あたりの空気流量を大きくすること、投入した空気が汚水中に放出されて小径の気泡となること、発生した気泡が合体し難いことが必要となる。その一方で、水流を発生させるための電動機への投入動力を抑えることも合わせて必要となる。
本発明は、上記従来の曝気攪拌機の有する問題点に鑑み、水に酸素を溶かす曝気運転を高効率で行うとともに、水量に対して酸素を溶かす十分な酸素溶解速度を確保する曝気攪拌機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の曝気攪拌機は、電動機により回転駆動される中空状の回転軸と、該回転軸に固定した攪拌羽根と、該攪拌羽根の周囲を覆い、かつ上部より汚水を吸水し、下端より吐出できるようにした外筒とより構成するとともに、攪拌羽根の下方位置まで延ばした回転軸の外周部と、攪拌羽根の下方位置の外筒の内周に突設するようにして配設した整流ガイドとに、それぞれ複数の空気吐出孔を設けたことを特徴とする。
この場合において、ブロワからの送気を、電動機軸を介して回転軸内と、外筒外周部に形成した空気室内に送気できるよう構成することができる。
また、外筒外周部の空気室内より外筒の内周に突設した整流ガイド内へ送気できるよう構成することができる。
また、整流ガイドに設けた空気吐出孔を、該空気吐出孔より吐出する気泡が外筒内に均一に分散して吐出されるように形成することができる。
また、外筒外周部に形成した空気室内及び中空状の回転軸内への空気供給を、ブロワの運転停止又は送気管に設けたバルブの開閉により曝気と嫌気攪拌を選択的に行えるように構成することができる。
本発明の曝気攪拌機によれば、電動機により回転駆動される中空状の回転軸と、該回転軸に固定した攪拌羽根と、該攪拌羽根の周囲を覆い、かつ上部より汚水を吸水し、下端より吐出できるようにした外筒とより構成するとともに、攪拌羽根の下方位置まで延ばした回転軸の外周部と、攪拌羽根の下方位置の外筒の内周に突設するようにして配設した整流ガイドとに、それぞれ複数の空気吐出孔を設けるようにすることにより、外筒内に形成される流路断面内に均一に気泡を吐出できるので、トータル的には大流量の空気を投入しても、各空気吐出孔からは小流量の空気が放出されることになり、各空気吐出孔から放出する空気は、排出直後に小径の気泡、即ち微細気泡となり、しかも空気吐出孔が広く分散しているため、放出後の気泡の合体が起こり難く、またボイド率の高い状態においても空気供給のために必要な動力を抑えることができる。
また、ブロワからの送気を、電動機軸を介して回転軸内と、外筒外周部に形成した空気室内に送気できるよう構成することにより、ブロワの吐出圧を低くでき、消費エネルギーを抑えることができる。
また、外筒外周部の空気室内より外筒の内周に突設した整流ガイド内へ送気できるよう構成することにより、外筒内の流路に水が流れる際の抵抗を抑えながら、送気を、円滑かつ均一に行うことができる。
また、整流ガイドに設けた空気吐出孔を、該空気吐出孔より吐出する気泡が外筒内に均一に分散して吐出されるように形成することにより、各空気吐出孔より吐出される気泡の合体を防止し、かつ気泡の微細化を促進することができる。
また、外筒外周部に形成した空気室内及び中空状の回転軸内への空気供給を、ブロワの運転停止又は送気管に設けたバルブの開閉により曝気と嫌気攪拌を選択的に行えるように構成することにより、1台の曝気攪拌機にて汚水の曝気攪拌と嫌気攪拌とが簡易に切り替えて行うことができる。
以下、本発明の曝気攪拌機の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図3に、本発明の曝気攪拌機の一実施例を示す。
本発明の曝気攪拌機Aは、下水処理場等に設置された汚水処理槽内(図示省略)の所定位置に垂設するが、これは曝気攪拌機Aを槽内に自立させるように配設するか、或いは架台や取付フレームFにて支持して配設するかを任意に選択することができる。
本発明の曝気攪拌機Aは、下水処理場等に設置された汚水処理槽内(図示省略)の所定位置に垂設するが、これは曝気攪拌機Aを槽内に自立させるように配設するか、或いは架台や取付フレームFにて支持して配設するかを任意に選択することができる。
この曝気攪拌機Aは、図1に示すように、水面上に配置した電動機1の中空状とする電動機軸11の下端に軸継手12を介して中空状とした回転軸2を取り付け、この回転軸2の下部位置に下降流を派生させるようにした攪拌羽根3を取り付けるとともに、この回転軸2の下端を攪拌羽根3より下方に突出するようにし、さらに該攪拌羽根3の外周部を覆うように、かつ攪拌羽根3との間に予め定めた距離をあけて外筒内の汚水が攪拌羽根3にて攪拌されるように外筒4を配置して構成する。
また、外筒4は、図1に示すように、上端が開拡した形状(ラッパ形)に形成した筒形とし、外筒上方に配設した整流板6との間に吸水口42を形成するようにして取り付け、この外筒内のラッパ形部内に逆円錐形をした整流マウント5を取り付けて吸水口42からの吸水を下部の筒状部内への導きを円滑に行えるようにするとともに、外筒4の直管状とした下端部を開口して吐出口41とするが、この外筒下端部を攪拌羽根3より下方位置になるように延長、望ましくは外筒4の下端縁よりも回転軸2の下端縁よりも少し突出するようにする。
そして、この回転軸2の下端部で、攪拌羽根取付位置よりも下方位置外周部に複数の空気吐出孔2hを設ける。
この空気吐出孔2hは、望ましくは回転軸2の外周面にほぼ均等になるようにして配設するものとする。
そして、この回転軸2の下端部で、攪拌羽根取付位置よりも下方位置外周部に複数の空気吐出孔2hを設ける。
この空気吐出孔2hは、望ましくは回転軸2の外周面にほぼ均等になるようにして配設するものとする。
外筒4の外周部には空気室8を形成し、この空気室8と電動機軸11とにブロワBにて送気できるよう送気管を接続する。この送気管はブロワBと電動機軸11とを接続する主送気管9と、該主送気管9の途中から分岐するようにして空気室8と接続する分岐送気管91とより構成し、この主送気管9、分岐送気管91にそれぞれバルブ9V、91Vを配設して各管内への送気量を調整できるようにする。
これにより、両バルブ9V、91Vを開閉することで簡易に曝気攪拌と嫌気攪拌を選択的に行うことができる。
これにより、両バルブ9V、91Vを開閉することで簡易に曝気攪拌と嫌気攪拌を選択的に行うことができる。
また、外筒4の内周部には、図1〜図2に示すように、回転軸2の下端部に設けた空気吐出孔2hの位置と対峙する位置に整流ガイド7を突設する。この整流ガイド7は、特に限定されるものではないが、例えば、図示のように三角形に形成したもの複数個を、外筒4の内周面に沿ってほぼ等間隔になるようにして(図示の実施例では4箇所)突設配置し、この各整流ガイド7にも回転軸2と同様に複数の空気吐出孔7hを設ける。
これにより、回転軸2の空気吐出孔2hと、整流ガイド7の空気吐出孔7hとの分散による効果にて、外筒内に形成された流路断面内における気泡の分布の割合の偏りが抑えられ、気泡の合体が起こりにくくなるとともに、気孔1個当たりの空気流量が減ぜられ、微細気泡を一層発生し易くすることができる。
これにより、回転軸2の空気吐出孔2hと、整流ガイド7の空気吐出孔7hとの分散による効果にて、外筒内に形成された流路断面内における気泡の分布の割合の偏りが抑えられ、気泡の合体が起こりにくくなるとともに、気孔1個当たりの空気流量が減ぜられ、微細気泡を一層発生し易くすることができる。
なお、この三角形の整流ガイド7内に空気を供給するために、空気室8と整流ガイド7間の外筒壁に空気供給孔4hを設ける。
これにより、ブロワBから分岐送気管91を介して空気室8に供給される空気を各整流ガイド7内へ供給されるものとなる。
これにより、ブロワBから分岐送気管91を介して空気室8に供給される空気を各整流ガイド7内へ供給されるものとなる。
したがって、上述のように構成する曝気攪拌機Aにおいて、電動機1とブロワBを駆動すると電動機軸11及び回転軸2を介して攪拌羽根3は外筒4内で回転し、外筒上端の吸水口42からの汚水を吸水し、攪拌されつつ下降流となって下端の吐出口41より槽底に向かって吐出されるとともに、ブロワBにより低圧の空気が主送気管9を介して中空状の電動機軸11に供給される。
この電動機軸11には中空状の回転軸2が接続されているので、電動機軸11内に供給された空気は回転軸2内を下降し、下端の吐出口21から気泡となって吐出されるとともに、その一部は外周面に設けた空気吐出孔2hから外筒内流路断面内に微細気泡となって吐出される。
この電動機軸11には中空状の回転軸2が接続されているので、電動機軸11内に供給された空気は回転軸2内を下降し、下端の吐出口21から気泡となって吐出されるとともに、その一部は外周面に設けた空気吐出孔2hから外筒内流路断面内に微細気泡となって吐出される。
また、ブロワBからの低圧の空気は、主送気管9の途中から分岐する分岐送気管91を介して外筒4の外周部に設けられた空気室8内にも供給され、この空気室8より外筒4に設けた空気供給孔4hを経て各整流ガイド7内へ供給され、この整流ガイド7に設けた複数の空気吐出孔7hからも外筒内流路断面内に微細気泡となって吐出される。この空気吐出孔7h及び空気吐出孔2hから吐出される空気量はそれぞれ主送気管9、分岐送気管91に配設したバルブ9V、91Vにて最適量となるように調整されている。
この場合、外筒4内では攪拌羽根3の回転で下向きに高速の水流を発生しているので、空気吐出孔7h及び空気吐出孔2hから気泡として吐出される空気は、この高速水流に向けて放出されるものとなり、吐出気泡は破砕され、さらに微細気泡となり、これにより気体と液体が混合された混相流が外筒4内で発生する。
この場合、外筒4内では攪拌羽根3の回転で下向きに高速の水流を発生しているので、空気吐出孔7h及び空気吐出孔2hから気泡として吐出される空気は、この高速水流に向けて放出されるものとなり、吐出気泡は破砕され、さらに微細気泡となり、これにより気体と液体が混合された混相流が外筒4内で発生する。
この際、空気供給に必要なエネルギー消費を抑えるためには、投入動力あたりの空気流量を大きくすることと、投入した空気が水に投入されて小径の気泡となること及び小径の気泡が合体し難いことが必要である。
したがって、多量の空気を合体し難いように高速流の水に投入するためには、投入すべき高速水流の発生する外筒4の内部に多数の気孔を広い面積(空間)に分散配置することが求められるが、本発明は、回転軸2の外周部の空気吐出孔2hと、回転軸2の下端部及び外筒内部に設けた整流ガイド7に分散配置した多数の空気吐出孔7hとを形成していることにより解決することができる。
したがって、多量の空気を合体し難いように高速流の水に投入するためには、投入すべき高速水流の発生する外筒4の内部に多数の気孔を広い面積(空間)に分散配置することが求められるが、本発明は、回転軸2の外周部の空気吐出孔2hと、回転軸2の下端部及び外筒内部に設けた整流ガイド7に分散配置した多数の空気吐出孔7hとを形成していることにより解決することができる。
なお、図2は、回転軸2の外周部から放出される空気の流れ方向、空気室8から外筒4の内部へ放出される空気の流れる方向、さらに、外筒4の内部の整流ガイド7の空気吐出孔7hから放出される空気の流れる方向を、また、図3は、中空状の回転軸2の下端に形成された吐出口21を、それぞれ示している。
この曝気攪拌機Aは、水中部で水流を発生させる時に生じる負圧を利用して空気を吸入するようにしているため、空気を供給するブロワの吐出圧を低くでき、消費エネルギーを抑えられるとともに、空気吐出孔を外筒内(高速水流部)に分散配置することにより、トータル的には大流量の空気を投入しても、各空気吐出孔からは小流量の空気が放出されることになるため、各空気吐出孔から放出する空気は、排出直後に小径の気泡、即ち微細気泡となり、しかも空気吐出孔が広く分散しているため、放出後の気泡の合体が起こり難く、またボイド率の高い状態においても空気供給のために必要な動力を抑えることができると言う利点がある。
また、外筒内部に配管等の水流抵抗が大きなものを配置していないため、高速の水流を発するための動力も低く抑えることができる。
また、外筒内部に配管等の水流抵抗が大きなものを配置していないため、高速の水流を発するための動力も低く抑えることができる。
以上、本発明の曝気攪拌機について、実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の曝気攪拌機は、水に酸素を溶かす曝気運転を高効率で行うとともに、水量に対して酸素を溶かす十分な酸素溶解速度を確保するという特性を有していることから、曝気攪拌機の用途に好適に用いることができる。
A 曝気攪拌機
B ブロワ
1 電動機
11 電動機軸
2 中空状とした回転軸
2h 空気吐出孔
21 吐出口
3 攪拌羽根
4 外筒
4h 空気供給孔
41 吐出口
42 吸水口
5 整流マウント
6 整流板
7 整流ガイド
7h 空気吐出孔
8 空気室
9 主送気管
91 分岐送気管
B ブロワ
1 電動機
11 電動機軸
2 中空状とした回転軸
2h 空気吐出孔
21 吐出口
3 攪拌羽根
4 外筒
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41 吐出口
42 吸水口
5 整流マウント
6 整流板
7 整流ガイド
7h 空気吐出孔
8 空気室
9 主送気管
91 分岐送気管
Claims (5)
- 電動機により回転駆動される中空状の回転軸と、該回転軸に固定した攪拌羽根と、該攪拌羽根の周囲を覆い、かつ上部より汚水を吸水し、下端より吐出できるようにした外筒とより構成するとともに、攪拌羽根の下方位置まで延ばした回転軸の外周部と、攪拌羽根の下方位置の外筒の内周に突設するようにして配設した整流ガイドとに、それぞれ複数の空気吐出孔を設けたことを特徴とする曝気攪拌機。
- ブロワからの送気を、電動機軸を介して回転軸内と、外筒外周部に形成した空気室内に送気できるよう構成したことを特徴とする請求項1記載の曝気攪拌機。
- 外筒外周部の空気室内より外筒の内周に突設した整流ガイド内へ送気できるよう構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の曝気攪拌機。
- 整流ガイドに設けた空気吐出孔を、該空気吐出孔より吐出する気泡が外筒内に均一に分散して吐出されるように形成したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の曝気攪拌機。
- 外筒外周部に形成した空気室内及び中空状の回転軸内への空気供給を、ブロワの運転停止または送気管に設けたバルブの開閉により曝気と嫌気攪拌を選択的に行えるように構成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の曝気攪拌機。
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