JP2010261629A - バーナ - Google Patents

バーナ Download PDF

Info

Publication number
JP2010261629A
JP2010261629A JP2009111779A JP2009111779A JP2010261629A JP 2010261629 A JP2010261629 A JP 2010261629A JP 2009111779 A JP2009111779 A JP 2009111779A JP 2009111779 A JP2009111779 A JP 2009111779A JP 2010261629 A JP2010261629 A JP 2010261629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
flame
burner
fuel gas
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009111779A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5306045B2 (ja
Inventor
Tsutomu Honma
勉 本間
Kazunori Kamiyama
和則 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Paloma Kogyo KK filed Critical Paloma Kogyo KK
Priority to JP2009111779A priority Critical patent/JP5306045B2/ja
Publication of JP2010261629A publication Critical patent/JP2010261629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5306045B2 publication Critical patent/JP5306045B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gas Burners (AREA)

Abstract

【課題】主炎口の面積を増加させた場合であっても、袖火炎口において適切な燃焼量を確保できるバーナを提供する。
【解決手段】
バーナ本体10の右板11及び左板12に、ガス噴出孔19よりも上方において燃料ガス流路に向かって突出する溝部18を設けた。主炎口13に向かう燃料ガスの流路抵抗を大きくすることができるので、主炎口13の炎口面積を大きくしても、ガス噴出孔19から、十分な量の燃料ガスを噴出させることができる。よって、主炎口13の炎口負荷を小さくしつつ、袖火炎口21に十分な量の燃料ガスを供給して、袖火炎口21において安定した袖火を形成させることができる。これにより、主炎の燃焼状態を安定化させつつ、袖火によって主炎を主炎口13にひきつけて、主炎のリフト現象を防止できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ガス給湯器等の燃焼機器に使用されるバーナに関する。
従来、箱状のバーナ本体とバーナ本体の両側に袖火キャップを備える袖火式ガスバーナが知られている(例えば、特許文献1参照)。この袖火式ガスバーナでは、バーナ本体の上板には複数の主炎口が設けられ、バーナ本体の互いに対向する側板には複数のガス噴出孔が設けられている。バーナキャップは、バーナ本体の側板と間隙をおいて、バーナ本体にそれぞれ設けられている。バーナ本体の側板の上端部とバーナキャップの上端部との間に袖火炎口が形成される。燃料ガスは、バーナ本体の下方から流入し、一部は主炎口から噴出して主炎を形成するとともに、一部はガス噴出孔から噴出する。ガス噴出孔から噴出した燃料ガスは、バーナ本体の側板とバーナキャップとの間隙を上方に流れて袖火炎口から噴出し、袖火を形成する。
この袖火式ガスバーナでは、袖火炎口からのガス噴出速度が、主炎口からのガス噴出速度よりも遅い。よって、主炎については主炎口から離れて燃焼が行われるリフト現象が生じやすいが、袖火によって主炎を主炎口にひきつけて、主炎のリフト現象を抑えることができる。
主炎のリフト現象を抑える別の方法として、主炎口の面積を増加させる方法がある。主炎口の面積を増加させることにより、主炎口の単位面積当たりのガス噴出速度を遅くして、主炎のリフト現象を抑えることができる。
特開平8−200633号公報
しかしながら、主炎口の面積を増加させると主炎口における燃料ガスの流路抵抗が小さくなり、主炎口に向かう燃料ガスの割合が多くなってしまう。この場合、ガス噴出孔から噴出する燃料ガスの割合が少なくなってしまい、袖火炎口に供給される燃料ガス量が少なくなってしまう。そのため、袖火炎口における適切な燃焼量が確保できなくなってしまい、袖火によって主炎を主炎口面にひきつけることができなくなってしまうという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、主炎口の面積を増加させつつ、袖火炎口において適切な燃焼量を確保できるバーナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のバーナは、複数の主炎口が設けられた上板と、互いに対向するとともに複数のガス噴出孔が夫々設けられた一対の側板とを備え、前記一対の側板の間に下方から供給された燃料ガスの流路が形成されるバーナ本体と、前記ガス噴出孔を覆うように、前記側板の外面に前記側板とは間隙をおいてそれぞれ設けられた保炎板とを備え、前記側板の上端部と前記保炎板の上端部との間にそれぞれ袖火炎口が形成され、前記バーナ本体は、前記ガス噴出孔よりも上側に、前記燃料ガスの流路を狭くする狭窄部を備えている。
また、本発明の請求項2に記載のバーナは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記狭窄部は、前記側板の一部を前記ガス流路に向けて突出させることにより形成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載のバーナは、請求項2に記載の発明の構成に加え、前記狭窄部は前記袖火炎口の炎口面に対して平行に設けられ、前記狭窄部の前記ガス流路側とは反対側には、前記狭窄部と前記保炎板との間に形成され、複数の前記ガス噴出孔から噴出された噴出ガスのガス圧を、前記平行な方向において均等にする均圧室が設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明のバーナでは、バーナ本体が、ガス噴出孔よりも上側に、燃料ガスの流路を狭くする狭窄部を備えているため、主炎口に向かう燃料ガスの流路抵抗を大きくすることができる。よって、主炎口の炎口面積を大きくして、炎口負荷を小さくしても、ガス噴出孔から、十分な量の燃料ガスを噴出させることができる。主炎口の面積を大きくしても、袖火炎口に十分な量の燃料ガスを供給できるため、主炎口の面積を増加させつつ、袖火炎口において適切な燃焼量を確保できる。
また、請求項2に記載のバーナは、請求項1に記載の発明の効果に加え、側板の一部を前記ガス流路に向けて突出させることにより狭窄部が形成されているため、部品点数を増加させることなく簡単かつ安価に狭窄部を形成することができる。
また、請求項3に記載のバーナは、請求項2に記載の発明の効果に加え、狭窄部の外側には、ガス噴出孔から噴出された噴出ガスのガス圧を、袖火炎口の炎口面に平行な方向において均等にする均圧室が形成されている。噴出ガスは、均圧室を経由して袖火炎口に到達するため、袖火炎口には噴出ガスが均等に供給される。これにより、袖火炎口において、安定した袖火を形成することができる。よって、袖火によって、主炎を確実に主炎口にひきつけることができる。よって、主炎におけるリフト現象や、振動燃焼を防止することができる。また、均圧室を狭窄部の外側に設けたため、バーナの寸法を維持したまま、均圧室を設けることができる。
ガスバーナ1の斜視図である。 ガスバーナ1の分解斜視図である。 図1におけるI−I線矢視方向断面図である。
以下、本発明の一実施形態であるガスバーナ1について、図面を参照して説明する。以下の説明では、図1の左下方をガスバーナ1の前方とし、右上方をガスバーナ1の後方とし、右下方をガスバーナ1の右方向とし、左上方をガスバーナ1の左方向とする。本実施形態のガスバーナ1は、ガス給湯器等の燃焼機器に使用されるものである。ガスバーナ1は、燃焼機器に並列に複数並べて使用され、又は単独で使用される。
図1および図2に示すように、本実施形態のガスバーナ1は、バーナ本体10と、バーナ本体10の上部に取り付けられたバーナキャップ20とから形成されている。
まず、バーナ本体10の構造について、図1および図2を参照して説明する。バーナ本体10は、プレス加工により凹凸形状に形成された一枚のステンレス板を折り曲げて形成されている。バーナ本体10は、右板11と、右板11に対向する左板12(図3参照)と、右板11の上端部と左板12の上端部との間に渡設された上板31とを有する側面視略長方形状の薄い箱体である。
図1および図2に示すように、右板11には、バーナ本体10の右方向に膨出する膨出部111が設けられている。膨出部111は、右板11の下端部近傍に設けられ、かつその下端部に対して略平行に設けられた混合管形成部161と、混合管形成部161の上方に設けられ、上方に向かって側面視略逆三角形状に広がる分布室形成部171と、分布室形成部171の上方に設けられ、側面視略長方形状のガス供給室形成部351(図2参照)とから構成されている。
図3に示す左板12は、バーナ本体10を正面から見た時に、その周端部を除き、右板11に対して左右対称形状を備えている。つまり、左板12にも、ガスバーナ1の左方向に膨出する膨出部(図示外)が、右板11の膨出部111に対向する位置に設けられている。右板11と左板12とは、バーナ本体10の前端部、後端部、下端部において、前端部の下部に設けたガス供給口15を除いてかしめ固定されている。ガス供給口15は、バーナ本体10の前方に向けて開口している。
右板11の膨出部111と左板12の膨出部(図示外)との間の隙間には、燃料ガスが流通するガス流通部14が形成されている。
ガス流通部14は、燃料ガスが流れる方向の上流側から順に、ガス供給口15に連通するガス混合部16と、ガス混合部16に連通するガス分布部17と、ガス分布部17に連通するガス供給部35とを備えている。ガス混合部16は、バーナ本体10の下端部に対して略平行に設けられている。ガス混合部16は、下流側端部近傍において、上方向に屈曲している。
ガス分布部17は、ガス混合部16の下流側端部に連通し、バーナ本体10の上方に向けて燃料ガスの流路断面がバーナ本体10の前後方向に広がるように、側面視略逆三角形状に広がっている。ガス供給部35は、ガス分布部17の下流側端部に連通し、バーナ本体10の長手方向(前後方向)にわたって形成されている。
ガス供給部35を形成する右板11と左板12の上部であってバーナキャップ20に覆われた部分には、図2に示すように、前後方向(長手方向)に延びる溝部18が各々形成されている。溝部18は、ガス供給部35の内側に向けて突出し、ガス供給部35の前後方向の全域にわたって延びている。溝部18に挟まれる部分において、燃料ガスの流路断面が左右方向に狭くなっている。溝部18の下方には、複数のガス噴出孔19が前後方向に列設されている。ガス噴出孔19の開口形状は円形である。
ガス供給部35の上部には、上板31が配されており、上板31には、複数の主炎口13が前後方向に所定間隔を隔てて等設されている。各主炎口13は、バーナ本体10の左右方向に長いスリット形状に形成され、ガス供給部35と外部とを連通させ、ガス流通部14を流れた燃料ガスが主炎口13から噴出し燃焼することにより、主炎が形成されるように構成される。
次に、バーナキャップ20の構造について、図2を参照して説明する。バーナキャップ20は、プレス加工により凹凸形状及び貫通穴が設けられた一枚のステンレス板を折り曲げて形成されている。バーナキャップ20は、前後方向に長手を有する側面視略長方形の板状の右キャップ41と、右キャップ41と間隙をおいて対向する側面視略長方形の板状の左キャップ42とを備える。右キャップ41の上端部と左キャップ42の上端部との間には、4か所において平面視帯状の連結片43が渡設されている。図3に示すように、右キャップ41及び左キャップ42の下端側には、バーナキャップ20の内側に窪んだ段部23がそれぞれ設けられている。
上記構造からなるバーナキャップ20は、図2に示すように、右キャップ41が右板11の上部を右側から覆い、左キャップ42が左板12(図3参照)の上部を左側から覆うようにして、バーナ本体10の上部に取り付けられる。右キャップ41の段部23は、ガス噴出孔19よりも下方において右板11の外面に接触してスポット溶接されている。左キャップ42の段部23は、ガス噴出孔19よりも下方において左板12の外面に接触してスポット溶接されている。そして、バーナキャップ20の前端部および後端部において、バーナキャップ20がバーナ本体10にかしめ固定されることによって、図1に示すガスバーナ1が構成される。
図3に示すように、バーナキャップ20がバーナ本体10に取り付けられた状態において、右キャップ41と右板11との間、および左キャップ42と左板12との間には、間隙がそれぞれ形成されている。形成された間隙によって噴出ガス流通部25が形成されている。噴出ガス流通部25は、ガス噴出孔19から噴出した燃料ガス(以下、噴出ガスという)のガス流路として機能する。噴出ガス流通部25は、噴出ガスが流れる方向の上流側から下流側に向けて(図3の下側から上側に向けて)、上流部32と、均圧室22と、下流部33とを備えている。上流部32は、噴出ガス流通部25の下部に位置している。
均圧室22は、上述した溝部18の外側に位置している。均圧室22では、上流部32と比較して、噴出ガスのガス流路断面が左右方向に広くなっている。
下流部33のガス流路断面積は、上流部32のガス流路断面積と略同一である。下流部33の上端部には、袖火炎口21が形成されている。すなわち、袖火炎口21は、右キャップ41の上端部と右板11の上端部との間隙、および、左キャップ42の上端部と左板12の上端部との間隙にそれぞれ形成されている。噴出ガス流通部25を流れた噴出ガスが袖火炎口21から噴出し、燃焼することにより袖火が形成される。
次に、上記構造からなるガスバーナ1における燃料ガスの流れについて、図1及び図3を参照して説明する。ガス供給口15には、その中心で軸線方向に給湯器のガス噴出ノズル(図示省略)が臨んでいる。ガス噴出ノズルから燃料ガスがガス供給口15に送り込まれる。このとき、燃料ガス流によりその周囲から一次空気が取り込まれ、ガス供給口15には、燃料ガスと一次空気とが送り込まれる。送りこまれた燃料ガスと一次空気とは、ガス混合部16に供給される。ガス混合部16に供給された燃料ガスと一次空気とは、ガス混合部16で混合され、ガス分布部17に供給される。ガス分布部17において、燃料ガスはバーナ本体10の前後方向において拡散されながらガス供給部35に供給される。
図3に示すように、ガス供給部35に供給された燃料ガスの一部は、上方に流れ、上板31(図1参照)に形成された主炎口13に到達し、主炎口13において主炎を形成する。また、燃料ガスの一部は、右板11及び左板12に形成されたガス噴出孔19から噴出される。ガス噴出孔19から噴出した噴出ガスは、噴出ガス流通部25をそれぞれ上方に流れて袖火炎口21に到達し、袖火炎口21において袖火を形成する。
主炎口13に向かう燃料ガスの流れについて、図3を参照して詳細に説明する。ガス分布部17からガス供給部35に供給された燃料ガスは、溝部18に挟まれる部分を経由して、主炎口13に到達する。主炎口13に向かって流れる燃料ガスのガス流路の断面積は、溝部18に挟まれる部分において狭くなる。これにより、主炎口13に向かって流れる燃料ガスのガス流路の流路抵抗は大きくなる。
主炎口13に向かって流れる燃料ガスのガス流路の流路抵抗が大きくなると、ガス供給部35に供給された燃料ガスは、主炎口13に向かって流れにくくなる。よって、ガス供給部35に供給された燃料ガスのうちの主炎口13に向かって流れる燃料ガスの割合は減少し、ガス噴出孔19から噴出する燃料ガスの割合が増加する。
よって、主炎口13の面積を増加させて、主炎口13における炎口負荷(炎口単位面積、単位時間あたりの燃焼量)を小さくした場合にでも、ガス噴出孔19から噴出させる燃料ガスの量を確保できる。
一般に主炎口13の面積を増加させると、主炎口13における流路抵抗が小さくなり、主炎口13に向かう燃料ガスの割合が多くなってしまうため、ガス噴出孔19から噴出する燃料ガスの割合が少なくなってしまう。本実施形態では、主炎口13に向かう燃料ガスの流路抵抗を確保できるので、主炎口13における炎口負荷を小さくさせつつ、袖火炎口21に十分な量の燃料ガスを供給でき、安定した袖火を形成させることができる。これにより、主炎の燃焼状態を安定させつつ、安定した袖火によって主炎を主炎口13にひきつけて、主炎のリフト現象を防止することができる。
次に、袖火炎口21に向かう燃料ガス(以下、噴出ガスという)の流れについて、図3を参照して詳細に説明する。一般に、ガス噴出孔19から噴出される噴出ガスの噴出速度は、ガス噴出孔19がガス混合部16に近くなるほど早くなりやすい。よって、ガス噴出孔19の近傍では、噴出ガスのガス圧は前後方向(図3における紙面奥行方向)において不均一である。
噴出ガスは、噴出ガス流通部25の上流部32を上方に流れて、均圧室22に流入する。噴出ガス流通部25は、均圧室22において一旦左右方向に広くなり再び狭くなる。均圧室22では、噴出ガスの流路の断面積が変化することにより噴出ガスの流れに乱れが生じる。このとき、噴出ガスは、上方向に流通するだけでなく、噴出ガスの前後方向における圧力勾配が推進力となって、前後方向に拡散する。すなわち、噴出ガスは、均圧室22において、前後方向における圧力勾配が0となるように、前後方向において圧力の高いところから低いところに移動する。こうして、均圧室22において、噴出ガスのガス圧は、前後方向において均一化される。
噴出ガスは、均圧室22から下流部33に流入する。下流部33に流入する噴出ガスのガス圧は前後方向において均一であるので、下流部33においては、噴出ガスの流速は前後方向において均一である。噴出ガスは、下流部33を上方向に流れて、袖火炎口21から噴出する。
袖火炎口21における噴出ガスの噴出速度は、前後方向において均一であるため、袖火炎口21において、安定した袖火を形成させることができる。袖火炎口21に安定した袖火を形成させることにより、主炎を袖火によって確実に主炎口13にひきつけて、正常な燃焼状態を保つことができる。
以上説明したように、本実施形態のガスバーナ1によれば、バーナ本体10の右板11及び左板12には、ガス噴出孔19よりも上方に溝部18を設けているため、主炎口13に向かう燃料ガスの流路抵抗を大きくすることができる。よって、主炎口13において炎口面積を大きくし、炎口負荷を小さくしても、ガス噴出孔19から十分な量の燃料ガスを噴出させることができる。よって、主炎口13の炎口負荷を小さくしつつ、袖火炎口21に十分な量の燃料ガスを供給でき、袖火の燃焼状態を安定させることができる。これにより、主炎の燃焼状態を安定させつつ、袖火によって主炎を主炎口13にひきつけて、確実に主炎のリフト現象を防止できる。
また、ガス噴出孔19から噴出した噴出ガスは、均圧室22を経由して袖火炎口21に到達する。噴出ガスは、均圧室22において、前後方向におけるガス圧が均一化される。よって、袖火炎口21における噴出ガスの噴出速度を、前後方向において均一にすることができる。これにより、袖火炎口21における袖火の燃焼状態を安定させることができるので、主炎を袖火によって確実に主炎口13にひきつけることができる。よって、主炎のリフト現象や、振動燃焼を防止することができる。
また、溝部18は、右板11と左板12とをガス供給部35の内側に向けて突出させることにより形成されているため、溝部18をプレス加工により形成することができる。よって、バーナ本体10の製造工程や部品点数を従来品に比べて増加させることなく、簡単かつ安価に溝部18を形成することができる。
また、均圧室22は溝部18の外側に形成されているため、噴出ガスの流路を、左右方向外側に広げるのではなく内側に広げることができる。よって、ガスバーナ1の寸法を維持したまま噴出ガスの流路断面積を大きくすることができる。
なお、以上説明において、上板31が本発明の「上板」に相当する。右板11および左板12が本発明の「側板」に相当する。右キャップ41および左キャップ42が本発明の「保炎板」に相当する。右板11および左板12に設けられた溝部18、18が本発明の「狭窄部」に相当する。
上記実施形態は、発明を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは、言うまでもない。例えば、主炎口13の形状、ガス噴出孔19の形状は、実施形態に限定されない。また、本実施形態では、右板11と左板12とに燃料ガスの流路に向けて突出する溝部18を設けて、燃料ガスの流路を狭くしたが、例えば、溝部18を設けずに、右板11と左板12との間に形成される流路の途中に別部材を配置することにより、燃料ガスの流路を狭くしてもよい。
1 ガスバーナ
10 バーナ本体
11 右板
12 左板
13 主炎口
14 ガス流通部
16 ガス混合部
17 ガス分布部
18 溝部
19 ガス噴出孔
20 バーナキャップ
21 袖火炎口
22 均圧室
25 噴出ガス流通部
31 上板
35 ガス供給部

Claims (3)

  1. 複数の主炎口が設けられた上板と、互いに対向するとともに複数のガス噴出孔が夫々設けられた一対の側板とを備え、前記一対の側板の間に下方から供給された燃料ガスの流路が形成されるバーナ本体と、
    前記ガス噴出孔を覆うように、前記側板の外面に前記側板とは間隙をおいてそれぞれ設けられた保炎板と
    を備え、
    前記側板の上端部と前記保炎板の上端部との間にそれぞれ袖火炎口が形成され、
    前記バーナ本体は、前記ガス噴出孔よりも上側に、前記燃料ガスの流路を狭くする狭窄部を備えたことを特徴とするバーナ。
  2. 前記狭窄部は、前記側板の一部を前記ガス流路に向けて突出させることにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバーナ。
  3. 前記狭窄部は前記袖火炎口の炎口面に対して平行に設けられ、
    前記狭窄部の前記ガス流路側とは反対側には、前記狭窄部と前記保炎板との間に形成され、複数の前記ガス噴出孔から噴出された噴出ガスのガス圧を、前記平行な方向において均等にする均圧室が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のバーナ。
JP2009111779A 2009-05-01 2009-05-01 バーナ Expired - Fee Related JP5306045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009111779A JP5306045B2 (ja) 2009-05-01 2009-05-01 バーナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009111779A JP5306045B2 (ja) 2009-05-01 2009-05-01 バーナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010261629A true JP2010261629A (ja) 2010-11-18
JP5306045B2 JP5306045B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=43359859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009111779A Expired - Fee Related JP5306045B2 (ja) 2009-05-01 2009-05-01 バーナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5306045B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012137219A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Noritz Corp 濃淡燃焼式バーナ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115627U (ja) * 1989-02-23 1990-09-17
JPH06331109A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Paloma Ind Ltd ガスバーナ
JPH0722213U (ja) * 1993-08-31 1995-04-21 株式会社アタゴ製作所 低NOxバーナ
JPH08200633A (ja) * 1995-01-25 1996-08-06 Paloma Ind Ltd 袖火式ガスバーナ
JPH09170724A (ja) * 1995-12-19 1997-06-30 Noritz Corp 燃焼装置
JP2001182910A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Paloma Ind Ltd 低NOxバーナ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02115627U (ja) * 1989-02-23 1990-09-17
JPH06331109A (ja) * 1993-05-21 1994-11-29 Paloma Ind Ltd ガスバーナ
JPH0722213U (ja) * 1993-08-31 1995-04-21 株式会社アタゴ製作所 低NOxバーナ
JPH08200633A (ja) * 1995-01-25 1996-08-06 Paloma Ind Ltd 袖火式ガスバーナ
JPH09170724A (ja) * 1995-12-19 1997-06-30 Noritz Corp 燃焼装置
JP2001182910A (ja) * 1999-12-27 2001-07-06 Paloma Ind Ltd 低NOxバーナ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012137219A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Noritz Corp 濃淡燃焼式バーナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5306045B2 (ja) 2013-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5300579B2 (ja) バーナ
KR101831060B1 (ko) 연소장치
JP4808133B2 (ja) ガスバーナ
JP2008292138A5 (ja)
JP5626242B2 (ja) 濃淡燃焼バーナ
JP5306045B2 (ja) バーナ
JP4353619B2 (ja) 炉加熱用バーナ
JP4675862B2 (ja) 燃焼装置
JP5421947B2 (ja) 燃焼器
JP2006275334A (ja) 加熱炉用の燃焼装置
JP5300580B2 (ja) バーナ
JP4350696B2 (ja) 濃淡バーナ
JP5378325B2 (ja) 管状バーナ
JP4167613B2 (ja) パイロットバーナ部を持った予混合式ガスバーナ
JP2016070627A (ja) バーナ
JP5668974B2 (ja) 濃淡燃焼式バーナ
JP4459112B2 (ja) バーナ装置及びこれを備えた媒体加熱装置
JPH08296812A (ja) 予混合式ガスバーナにおける騒音防止手段
JP5242518B2 (ja) 燃焼装置
KR20220037953A (ko) 리치-린 버너
JP2022126398A (ja) 偏平バーナ
JP5513151B2 (ja) 管状火炎バーナ
JP2009103406A (ja) 袖火式ガスバーナ
JP2016084997A (ja) 偏平バーナ
JPH08278008A (ja) 予混合式ガスバーナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130625

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5306045

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees