JP2010261275A - アスファルトフィニッシャ - Google Patents
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Abstract
【課題】アスファルトフィニッシャに関し、アプローチ角に関わらず、輸送性,走破性及び機動性を高める。
【解決手段】
ホッパ装置2を前輪1よりも前方へ延出させ、ホッパ装置2の路面側に補助輪3を配する。このとき、路面に対して所定の間隙Hを有する高さに補助輪3を配置する。また、車体の側面視において、前輪1の接地点と補助輪3の下端とを結ぶ直線Lよりも上方にホッパ装置2を配設する。
好ましくは、補助輪3の高さを変更可能とし、路面に対して所定の間隙Hを有する第一位置と、該第一位置よりも上方であって舗装用材料の荷受け時にダンプトラックの後輪に当接する第二位置とに切換自在に構成する。
【選択図】図2
【解決手段】
ホッパ装置2を前輪1よりも前方へ延出させ、ホッパ装置2の路面側に補助輪3を配する。このとき、路面に対して所定の間隙Hを有する高さに補助輪3を配置する。また、車体の側面視において、前輪1の接地点と補助輪3の下端とを結ぶ直線Lよりも上方にホッパ装置2を配設する。
好ましくは、補助輪3の高さを変更可能とし、路面に対して所定の間隙Hを有する第一位置と、該第一位置よりも上方であって舗装用材料の荷受け時にダンプトラックの後輪に当接する第二位置とに切換自在に構成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ダンプトラックから舗装用材料を荷受けするアスファルトフィニッシャに関する。
従来、道路運送車両の保安基準の改正により、新規に販売される貨物車両に対して突入防止部材(いわゆる、アンダープロテクタ)の装着が義務付けられている。突入防止部材とは、貨物車両との接触時に自動車がシャシフレームよりも下方へ潜り込むような事態を防止するための部材である。道路舗装工事に係るダンプトラックにおいても、リヤバンパーよりも下方に突入防止部材を備えたものが増加しつつある。
一方、一般的な道路舗装工事では、アスファルト合材や樹脂系舗装用材料等の舗装用材料がダンプトラックで舗装現場まで輸送され、現地でアスファルトフィニッシャへと移送される。例えば、特許文献1に記載されたように、アスファルトフィニッシャはその前端部に設けられたホッパ装置をダンプトラックの下方へ潜り込ませた状態で、ダンプトラックの荷台上の舗装用材料を荷受けするようになっている。そのため、アスファルトフィニッシャには、ダンプトラックの突入防止部材と干渉しない低い位置にホッパ装置の床面高さを設定することが要望されている。
しかしながら、ホッパ装置の床面高さを低くすると、アプローチ角が小さくなり輸送性を確保することができないという課題がある。
すなわち、アスファルトフィニッシャでは、車体全体の重量バランスや操舵輪となる前輪の軸重を維持するために、バランスウェイトを車体前端部に配置する必要がある。そのため、車体前端部における地上高さがホッパ装置の床面高さよりもさらに低く設定されることになり、十分なアプローチ角を確保することができなくなる。
すなわち、アスファルトフィニッシャでは、車体全体の重量バランスや操舵輪となる前輪の軸重を維持するために、バランスウェイトを車体前端部に配置する必要がある。そのため、車体前端部における地上高さがホッパ装置の床面高さよりもさらに低く設定されることになり、十分なアプローチ角を確保することができなくなる。
また、アスファルトフィニッシャの回送時において、トレーラ荷台からの積み下ろし作業やトレーラ荷台への積み込み作業では、積み込み角(すなわち、地面に対する歩み板のなす角度)がアプローチ角よりも大きいと、アスファルトフィニッシャの前端部底面が走行面に接触するおそれが生じる。そのため、アスファルトフィニッシャのアプローチ角が小さいほど、寸法の長い歩み板を用いて積み込み距離を稼ぐ必要が生じ、良好な輸送性が得られないのである。なお、回送時の積み下ろし作業,積み込み作業に限らず、アプローチ角が小さいほど、段差路面や不整地におけるアスファルトフィニッシャの走破性,機動性が低下するという課題もある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、アプローチ角に関わらず、輸送性,走破性及び機動性を高めることができるようにした、アスファルトフィニッシャを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明のアスファルトフィニッシャは、アスファルトフィニッシャの車体に設けられ、該アスファルトフィニッシャの走行に係る前輪と、ダンプトラックから舗装用材料を荷受けすべく該前輪よりも車体前方に延在し、該舗装用材料を積載するホッパ装置と、該ホッパ装置における路面側に配設され、該路面に対して所定の間隙を有して配置される補助輪とを備え、該ホッパ装置が、該車体の側面視において、該前輪の接地点と該補助輪の下端とを結ぶ直線よりも上方に配設されていることを特徴としている。
つまり、該車体の側面視において、該前輪の接地点と該補助輪の下端とを結ぶ直線の地面に対する角度がアプローチ角となる。そして、水平な路面から該所定のアプローチ角よりも大きな角度の斜面への登坂時には、ホッパ装置よりも補助輪が斜面に接地する。
また、請求項2記載の本発明のアスファルトフィニッシャは、請求項1記載の構成に加え、該補助輪が、該ホッパ装置の前端部に配設されるとともに、該路面に対して該所定の間隙を有する第一位置と、該第一位置よりも上方であって該舗装用材料の荷受け時に該ダンプトラックの後輪に当接する第二位置とに切換自在に構成されていることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明のアスファルトフィニッシャは、請求項1記載の構成に加え、該補助輪が、該ホッパ装置の前端部に配設されるとともに、該路面に対して該所定の間隙を有する第一位置と、該第一位置よりも上方であって該舗装用材料の荷受け時に該ダンプトラックの後輪に当接する第二位置とに切換自在に構成されていることを特徴としている。
つまり、補助輪の位置がホッパ装置の前端部における第二位置に切り換えられると、補助輪がバンパローラとして機能することになる。
また、請求項3記載の本発明のアスファルトフィニッシャは、請求項2記載の構成に加え、該補助輪の位置を該第一位置と該第二位置とに切り換える油圧シリンダをさらに備えたことを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明のアスファルトフィニッシャは、請求項2記載の構成に加え、該補助輪の位置を該第一位置と該第二位置とに切り換える油圧シリンダをさらに備えたことを特徴としている。
本発明のアスファルトフィニッシャ(請求項1)によれば、アプローチ角よりも大きな角度の斜面への登坂時であっても、ホッパ装置と斜面との干渉を防止することができる。
また、本発明のアスファルトフィニッシャ(請求項2)によれば、補助輪を登坂時における干渉防止輪としてだけでなく、舗装用材料の荷受け時におけるバンパローラとして機能させることができる。また、バンパローラを搭載した従前のアスファルトフィニッシャにおいては、そのバンパローラを補助輪として機能させることができ、多大なコストをかけることなく補助輪を設けることができる。
また、本発明のアスファルトフィニッシャ(請求項2)によれば、補助輪を登坂時における干渉防止輪としてだけでなく、舗装用材料の荷受け時におけるバンパローラとして機能させることができる。また、バンパローラを搭載した従前のアスファルトフィニッシャにおいては、そのバンパローラを補助輪として機能させることができ、多大なコストをかけることなく補助輪を設けることができる。
また、本発明のアスファルトフィニッシャ(請求項3)によれば、油圧シリンダを用いて容易に補助輪の位置を変更することができ、必要に応じて補助輪の機能を手軽に選択することができる。
以下、図面により、本発明の実施の形態について説明する。
[1.全体の構成]
本発明は、図1に示すアスファルトフィニッシャ10に適用されている。本アスファルトフィニッシャ10は、前輪1及び後輪を備えたホイール型のものであり、ホッパ装置2,コンベヤ装置12,スプレッダ装置13及びスクリード装置14を備えて構成される。
[1.全体の構成]
本発明は、図1に示すアスファルトフィニッシャ10に適用されている。本アスファルトフィニッシャ10は、前輪1及び後輪を備えたホイール型のものであり、ホッパ装置2,コンベヤ装置12,スプレッダ装置13及びスクリード装置14を備えて構成される。
ホッパ装置2は、舗装用材料を積載すべく車体の前端部に設けられた装置である。このホッパ装置2の形状はその床面に開口部を持つ漏斗型に形成されており、ダンプトラックの荷台から舗装用材料を直接荷受けすることができるように前輪1よりも車体前方に延在している。また、ホッパ装置2の前端部には、車体全体の重量バランスや前輪1の軸重を維持するためのバランスウェイト4が固定されている。このバランスウェイト4は、ホッパ装置2の床面よりも低い位置に配設されている。
コンベヤ装置12は、ホッパ装置2の底部の開口部の下方において車体前後方向に延在する搬送装置であり、ホッパ装置2に貯留された舗装用材料を適量ずつ車両後方へ搬送するものである。搬送された舗装用材料は、スプレッダ装置13へと供給されている。なお、ホッパ装置2の壁部を構成する仕切板は、傾斜角を変更する方向に回動して開閉自在に備えられている。例えば、ホッパ装置2内の舗装用材料の残量に応じて漏斗型壁部の勾配を変化させることで、舗装用材料のコンベヤ装置12への供給量を調整できるようになっている。
スプレッダ装置13は、コンベヤ装置12で搬送されてきた舗装用材料を車幅方向へ拡散させつつ、路面への敷設を行う装置である。また、スクリード装置14は、スプレッダ装置13の後部に配置されて、舗装用材料の敷き慣らしや整厚を行う装置である。これらのスプレッダ装置13及びスクリード装置14は、後輪よりも後方側に配設されている。
ホッパ装置2の後方には、エンジンルーム15が設けられている。エンジンルーム15内には、本アスファルトフィニッシャ10の駆動源であるエンジン16やエンジン駆動の油圧ポンプ17,作動油が貯留された作動油タンク18等が配設されている。また、本アスファルトフィニッシャ10の前輪1及び後輪はともに油圧モータによって駆動されている。
ホッパ装置2の後方には、エンジンルーム15が設けられている。エンジンルーム15内には、本アスファルトフィニッシャ10の駆動源であるエンジン16やエンジン駆動の油圧ポンプ17,作動油が貯留された作動油タンク18等が配設されている。また、本アスファルトフィニッシャ10の前輪1及び後輪はともに油圧モータによって駆動されている。
[2.バンパローラの構成]
図2に示すように、バランスウェイト4の前面4aには、補助輪3が設けられている。補助輪3は、筒状のローラ本体3bの筒面外側にクッション材3aを巻着されてなる部材である。この補助輪3は、油圧シリンダ5,揺動アーム6,第一ブラケット7,ブラケット受け8及び第二ブラケット9から構成される支持構造を介して、バランスウェイト4に対して揺動可能に支持されている。
図2に示すように、バランスウェイト4の前面4aには、補助輪3が設けられている。補助輪3は、筒状のローラ本体3bの筒面外側にクッション材3aを巻着されてなる部材である。この補助輪3は、油圧シリンダ5,揺動アーム6,第一ブラケット7,ブラケット受け8及び第二ブラケット9から構成される支持構造を介して、バランスウェイト4に対して揺動可能に支持されている。
図3及び図4に示すように、鉛直に配向されたバランスウェイト4の前面4aに沿って、板状のブラケット受け8が車幅方向に延設されている。ここでは、ブラケット受け8がバランスウェイト4の前面4aに対してボルトで締結固定されている。また、ブラケット受け8における車両前方側の面には第一ブラケット7が固設され、車両後方側の面には第二ブラケット9が固設されている。
第一ブラケット7は、ブラケット受け8から垂直に前方へ向けて延出した板部材である。第一ブラケット7の前端部7aには、揺動アーム6が軸支されている。揺動アーム6は、図2に示すように、側面視において略L字状に形成された板部材であり、第一ブラケット7と同様にブラケット受け8に対して垂直に前方へ向けて延出している。揺動アーム6は、その中心部6aを第一ブラケット7の前端部7aに軸支されている。揺動アーム6及び第一ブラケット7間の軸C1は、水平かつバランスウェイト4の前面4aに対して平行に配向されている。
第二ブラケット9は、ブラケット受け8から垂直に後方へ向けて延出する板部材である。図2に示すように、第二ブラケット9はブラケット受け8の上端よりも上方へ突出するように形成されている。その上端部9aには、油圧シリンダ5が軸支されている。
油圧シリンダ5は、図示しない油圧回路に接続されたアクチュエータであり、ロッド5bをシリンダ本体5aに対して任意に伸縮可能に形成されている。本実施形態では、オペレータ操作により油圧シリンダ5へ供給される作動油の流通方向が切り換えられて、ロッド5bを最も伸ばした状態と最も縮んだ状態との二種類の状態を維持できるようになっている。また、上述の第二ブラケット9は、油圧シリンダ5のシリンダ本体5aを軸支している。このシリンダ本体5a及び第二ブラケット9間の軸C2は、軸C1と平行に配向されている。
油圧シリンダ5は、図示しない油圧回路に接続されたアクチュエータであり、ロッド5bをシリンダ本体5aに対して任意に伸縮可能に形成されている。本実施形態では、オペレータ操作により油圧シリンダ5へ供給される作動油の流通方向が切り換えられて、ロッド5bを最も伸ばした状態と最も縮んだ状態との二種類の状態を維持できるようになっている。また、上述の第二ブラケット9は、油圧シリンダ5のシリンダ本体5aを軸支している。このシリンダ本体5a及び第二ブラケット9間の軸C2は、軸C1と平行に配向されている。
揺動アーム6の一端部6bには補助輪3のローラ本体3bが回転自在に軸支されている。揺動アーム6及び補助輪3間の軸C3は、ローラ本体3bの筒軸に一致しており、軸C1と平行に配向されている。
一方、揺動アーム6の他端部6cには、油圧シリンダ5のロッド5bの先端が軸支されている。揺動アーム6及びロッド5b間の軸C4は、軸C1と平行に配向されている。これにより、油圧シリンダ5のロッド5bが伸縮すると、揺動アーム6の一端部6bが軸C1を中心として揺動し、側面視における補助輪3の位置が軸C1を中心とした軌跡を描いて移動するようになっている。
一方、揺動アーム6の他端部6cには、油圧シリンダ5のロッド5bの先端が軸支されている。揺動アーム6及びロッド5b間の軸C4は、軸C1と平行に配向されている。これにより、油圧シリンダ5のロッド5bが伸縮すると、揺動アーム6の一端部6bが軸C1を中心として揺動し、側面視における補助輪3の位置が軸C1を中心とした軌跡を描いて移動するようになっている。
油圧シリンダ5のロッド5bが最も伸びた状態における補助輪3の位置(第一位置)を、図2中に実線で示す。ここでは、補助輪3が路面に対して所定の間隙H(ただし、H>0)を有する位置に配置されている。前輪1の接地点と補助輪3の下端とを結ぶ直線をLとおくと、ホッパ装置2の全体が直線Lよりも上方に配設されている。このとき補助輪3は、登坂時における干渉防止輪として機能することになる。
また、図2中に破線で示されたものは、ロッド5bが最も縮んだ状態における補助輪3の位置(第二位置)である。この第二位置は、舗装用材料の荷受け時にダンプトラックの後輪に当接する位置として設定されたものであり、第一位置よりも上方となっている。このとき補助輪3は、いわゆるバンパローラとして機能する。
[3.作用,効果]
図5に示すように、本アスファルトフィニッシャ10がダンプトラック20の荷台21から舗装用材料を荷受けするときには、オペレータ操作により油圧シリンダ5のロッド5bが縮小され、補助輪3の位置が図2中に破線で示される第二位置に設定される。これにより、補助輪3がダンプトラックの後輪に当接し、バンパローラとして機能する。したがって、この状態におけるホッパ装置2の床面がダンプトラックのリヤアンダランプロテクタ22の地上高さよりも低い位置となるように設定することで、これらの干渉を防止することができ、余裕を持ってホッパ装置2をダンプトラック20の下方に潜り込ませることができる。
図5に示すように、本アスファルトフィニッシャ10がダンプトラック20の荷台21から舗装用材料を荷受けするときには、オペレータ操作により油圧シリンダ5のロッド5bが縮小され、補助輪3の位置が図2中に破線で示される第二位置に設定される。これにより、補助輪3がダンプトラックの後輪に当接し、バンパローラとして機能する。したがって、この状態におけるホッパ装置2の床面がダンプトラックのリヤアンダランプロテクタ22の地上高さよりも低い位置となるように設定することで、これらの干渉を防止することができ、余裕を持ってホッパ装置2をダンプトラック20の下方に潜り込ませることができる。
一方、本アスファルトフィニッシャ10の回送時には、オペレータ操作により油圧シリンダ5のロッド5bが伸長され、補助輪3の位置が図2中に実線で示される第一位置に切り換えられる。このとき、図2に示すように、路面と直線Lとがなす角度α(α>0)がアプローチ角となる。
ここで、従来の一般的なアスファルトフィニッシャを図6(b)に示す。例えば、アプローチ角αよりも勾配が大きい登坂路では、図6(b)に示すように、ホッパ装置2の下端部やバランスウェイト4が斜面Mに干渉し、それ以上前方へ走行することができなくなる。
ここで、従来の一般的なアスファルトフィニッシャを図6(b)に示す。例えば、アプローチ角αよりも勾配が大きい登坂路では、図6(b)に示すように、ホッパ装置2の下端部やバランスウェイト4が斜面Mに干渉し、それ以上前方へ走行することができなくなる。
これに対して本アスファルトフィニッシャ10では、ホッパ装置2が直線Lよりも上方に配設されているため、角度αよりも大きい登坂路においても、図6(a)に示すように、補助輪3がホッパ装置2より先に斜面Mに当接することになる。これにより、前輪1が路面から一時的に浮上した状態となり、ホッパ装置2と登坂路との干渉が防止される。
このように、本アスファルトフィニッシャ10によれば、アプローチ角αよりも大きな角度の斜面への登坂時であっても、ホッパ装置2と斜面との干渉を防止することができる。
このように、本アスファルトフィニッシャ10によれば、アプローチ角αよりも大きな角度の斜面への登坂時であっても、ホッパ装置2と斜面との干渉を防止することができる。
また、補助輪3の位置を第一位置から第二位置へと変更することにより、補助輪3を登坂時における干渉防止輪としてだけでなく、舗装用材料の荷受け時におけるバンパローラとして機能させることができる。さらに、油圧シリンダ5を用いることにより、このような補助輪3の位置の切り換えが容易であり、必要に応じて補助輪3の機能を手軽に選択することができる。
[4.その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、油圧シリンダ5を用いて補助輪3の位置を切り換える構成とされているが、図7に示すように、手動で位置を切り換える構成とすることもできる。例えば、揺動アーム6の他端部6c及び第一ブラケット7にボルト孔を形成し、締結具を用いてこれらの相対位置を固定する構成とする。図7中に実線で示された第一位置、及び、破線で示された第二位置の二位置で固定できるようにボルト孔の位置を設定することで、上述の実施形態と同様の効果を奏するものとなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、油圧シリンダ5を用いて補助輪3の位置を切り換える構成とされているが、図7に示すように、手動で位置を切り換える構成とすることもできる。例えば、揺動アーム6の他端部6c及び第一ブラケット7にボルト孔を形成し、締結具を用いてこれらの相対位置を固定する構成とする。図7中に実線で示された第一位置、及び、破線で示された第二位置の二位置で固定できるようにボルト孔の位置を設定することで、上述の実施形態と同様の効果を奏するものとなる。
また、バンパローラ3′とは別個に固定補助輪11をホッパ装置2の路面側に配設することも考えられる。例えば、図8(a),(b)に示すように、軸受11bを介してローラ本体11aをバランスウェイト4の路面側(すなわち下面)に設け、バンパローラ3′の車幅方向中心位置とローラ本体11aの車幅方向中心位置とが一致するように配置することが考えられる。この場合、固定補助輪11は、上述の実施形態における補助輪3が第一位置にある場合と同様に機能し、上述の実施形態と同様の効果を奏するものとなる。
このように、図7及び図8(a),(b)に示す何れの事例においても、ホッパ装置2を直線Lよりも上方に位置させることにより、アプローチ角αよりも大きな角度の斜面への登坂時におけるホッパ装置2と斜面との干渉を防止することができる。
なお、補助輪3の位置設定は、上述の実施形態のような二位置に限定されず、例えば、第一位置と第二位置との間で任意の位置に補助輪3を固定する構成としてもよい。この場合、任意にアプローチ角αを変更することが可能となる。さらに、ダンプトラック20の後輪の径などに応じて適切な高さに補助輪の位置を設定することが可能となり、バンパローラとしての機能を高めることができる。
なお、補助輪3の位置設定は、上述の実施形態のような二位置に限定されず、例えば、第一位置と第二位置との間で任意の位置に補助輪3を固定する構成としてもよい。この場合、任意にアプローチ角αを変更することが可能となる。さらに、ダンプトラック20の後輪の径などに応じて適切な高さに補助輪の位置を設定することが可能となり、バンパローラとしての機能を高めることができる。
本発明は、アスファルトフィニッシャの製造産業全般に利用可能である。
1 前輪
2 ホッパ装置
3 補助輪
3a クッション材
3b ローラ本体
4 バランスウェイト
4a 前面
5 油圧シリンダ
5a シリンダ本体
5b ロッド
6 揺動アーム
6a 中心部
6b 一端部
6c 他端部
7 第一ブラケット
7a 前端部
8 ブラケット受け
9 第二ブラケット
9a 上端部
10 アスファルトフィニッシャ
11 固定補助輪
12 コンベヤ装置
13 スプレッダ装置
14 スクリード装置
15 エンジンルーム
16 エンジン
17 油圧ポンプ
18 作動油タンク
2 ホッパ装置
3 補助輪
3a クッション材
3b ローラ本体
4 バランスウェイト
4a 前面
5 油圧シリンダ
5a シリンダ本体
5b ロッド
6 揺動アーム
6a 中心部
6b 一端部
6c 他端部
7 第一ブラケット
7a 前端部
8 ブラケット受け
9 第二ブラケット
9a 上端部
10 アスファルトフィニッシャ
11 固定補助輪
12 コンベヤ装置
13 スプレッダ装置
14 スクリード装置
15 エンジンルーム
16 エンジン
17 油圧ポンプ
18 作動油タンク
Claims (3)
- アスファルトフィニッシャの車体に設けられ、該アスファルトフィニッシャの走行に係る前輪と、
ダンプトラックから舗装用材料を荷受けすべく該前輪よりも車体前方に延在し、該舗装用材料を積載するホッパ装置と、
該ホッパ装置における路面側に配設され、該路面に対して所定の間隙を有して配置される補助輪とを備え、
該ホッパ装置が、該車体の側面視において、該前輪の接地点と該補助輪の下端とを結ぶ直線よりも上方に配設されている
ことを特徴とする、アスファルトフィニッシャ。 - 該補助輪が、
該ホッパ装置の前端部に配設されるとともに、
該路面に対して該所定の間隙を有する第一位置と、該第一位置よりも上方であって該舗装用材料の荷受け時に該ダンプトラックの後輪に当接する第二位置とに切換自在に構成されている
ことを特徴とする、請求項1記載のアスファルトフィニッシャ。 - 該補助輪の位置を該第一位置と該第二位置とに切り換える油圧シリンダをさらに備えた
ことを特徴とする、請求項2記載のアスファルトフィニッシャ。
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JP2009114837A JP2010261275A (ja) | 2009-05-11 | 2009-05-11 | アスファルトフィニッシャ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110777611A (zh) * | 2019-10-31 | 2020-02-11 | 陈建军 | 一种履带式摊铺机底盘 |
CN111270588A (zh) * | 2020-03-04 | 2020-06-12 | 庄克强 | 一种道路施工用的铺路机 |
CN112195724A (zh) * | 2020-09-25 | 2021-01-08 | 广州美旭信息科技有限公司 | 一种水泥混凝土路肩压铺机械 |
CN114592406A (zh) * | 2022-03-11 | 2022-06-07 | 安徽虹达道路桥梁工程有限公司 | 一种道路沥青铺设用辅助设备 |
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2009
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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