JP2010256989A - 通信装置および遠隔操作システム - Google Patents

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Abstract

【課題】共有リソースを効率よく操作することができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】クライアント端末11のユーザは、クライアント端末21が格納する共有ファイル33の遠隔操作を指示する。クライアント端末11、12の間に、共有ファイル33に一対一に対応した遠隔操作用セッションが確立される。クライアント端末21は、遠隔操作用セッションを利用して、共有ファイル33の操作画面に対応した画面データを送信する。クライアント端末11は、受信した画面データに基づいて、共有ファイル33の操作画面を表示する。クライアント端末11のユーザの指示に応じたイベント情報を、遠隔操作用セッションを介してクライアント端末21に送信する処理と、イベント情報に基づく処理が反映された画面データを、遠隔操作用セッションを介してクライアント端末11に送信する処理が繰り返される。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のクライアント端末の間で仮想的に共有されるリソースを操作する技術に関する。
異なる二つのLAN(Local Area Network)にそれぞれ接続する複数のクライアント端末が、ファイルなどのリソースを共有することができる中継通信ステムが存在する。
下記特許文献1に係る中継通信システムは、各LANに接続された複数のクライアント端末と、各LANに一つずつ設置され、クライアント端末間の通信を中継する中継サーバとで構成される。各クライアント端末および各中継サーバは、共有リソースに関する情報が登録された共有リソース情報を保持している。
クライアント端末は、共有リソース情報に基づいて操作対象の共有リソースを指定し、指定した共有リソースの実体にアクセスできるクライアント端末に、共有リソースの操作を指示する。クライアント端末は、他のクライアント端末が実体を格納している共有リソースを、自装置が保有しているかのように操作することができる。
特開2008−129991号公報
上記特許文献1に係る中継通信システムにおいて、クライアント端末は、他のクライアント端末に実体が格納されている共有リソースを直接操作する場合、共有リソースをダウンロードする必要がある。
しかしながら、共有リソースをダウンロードすることが困難な場合がある。たとえば、クライアント端末に接続されている回線の通信速度が遅い場合、操作対象の共有リソースのサイズが非常に大きい場合などである。これらのケースでは、共有リソースのダウンロードに多くの時間がかかることになり、共有リソースの操作の効率が低下するという問題があった。
そこで、本発明は前記問題点に鑑み、共有リソースを効率よく操作することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、通信装置であって、遠隔操作の対象となる対象リソースを指定する指定部と、前記対象リソースに一対一で対応する遠隔操作用セッションを前記対象リソースの実体にアクセス可能なオーナ通信装置との間に確立する通信部と、前記遠隔操作用セッションを介して、前記対象リソースの操作情報を前記オーナ通信装置に送信し、前記オーナ通信装置が前記操作情報に応じて作成した前記対象リソースの画面情報を受信する遠隔操作部と、前記対象リソースの操作画面を前記画面情報に基づいて表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の通信装置において、さらに、前記対象リソースを遠隔操作するか、ダウンロードした対象リソースを操作するかを選択する選択部と、ダウンロードした対象リソースの操作が選択された場合、前記対象リソースを前記オーナ通信装置からダウンロードし、ダウンロードした対象リソースを操作する直接操作部と、を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の通信装置において、さらに、自装置が操作することができるリソースに関する情報と、前記リソースの実体にアクセスできる装置を示す情報とが登録された共有リソース情報を保持する共有リソース情報管理部、を備え、前記指定部は、前記共有リソース情報を用いて前記対象リソースを指定し、前記通信部は、前記共有リソース情報を用いて前記オーナ通信装置を特定する通信先特定部、を含むことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の通信装置において、前記共有リソース情報は、前記リソースの操作方法を指定した指定情報、を含み、前記選択部は、前記指定情報に基づいて、前記対象リソースを遠隔操作するか、ダウンロードした対象リソースを操作するかを選択することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、第1通信装置と、第2通信装置と、を含む遠隔操作システムであって、前記第1通信装置は、遠隔操作の対象となる対象リソースとして、前記第2通信装置が実体にアクセスすることができるリソースを指定する指定部と、前記対象リソースの操作情報を前記第2通信装置に送信し、前記操作情報に応じて前記第2通信装置が作成した前記対象リソースの画面情報を受信する遠隔操作部と、前記対象リソースの操作画面を前記画面情報に基づいて表示する表示部と、を備え、前記第2通信装置は、受信した前記操作情報に基づいて前記対象リソースを操作し、前記対象リソースの操作結果に対応するイメージ情報を前記画面情報として前記第1通信装置に送信するリソース操作部、備え、前記第1通信装置および前記第2通信装置は、前記対象リソースに一対一で対応する遠隔操作用セッションを前記第1通信装置と前記第2通信装置との間に確立し、前記遠隔操作用セッションを用いて前記操作情報および前記画面情報を転送する通信部、を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、操作対象の対象リソースにアクセス可能なオーナ通信装置との間に、対象リソースと一対一で対応する通信用セッションを確立し、通信用セッションを用いて対象リソースの遠隔操作に必要な情報を送受信する。本発明に係る通信装置は、対象リソースをダウンロードする必要がないため、対象リソースの操作開始までの時間を短くすることができる。
また、本発明に係る通信装置は、対象リソースの操作方法として、ダウンロードした対象リソースを操作するか、対象リソースを遠隔操作するかを選択する。したがって、本発明に係る通信装置は、対象リソースのサイズ、通信回線の状況などに応じて、最適な操作方法を選択することができる。
本実施の形態に係る中継通信システムの全体構成を示す図である。 中継サーバの構成を示す図である。 クライアント端末の構成と、リソースなどの格納状況とを示す図である。 共有リソース管理情報を示す図である。 中継グループ情報を示す図である。 中継サーバ情報を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る中継通信システムの処理の流れを示す図である。 クライアント端末情報を示す図である。 クライアント端末情報を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る中継通信システムの処理の流れを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る中継通信システムの処理の流れを示す図である。 共有リソース管理情報の変形例を示す図である。
{第1の実施の形態}
<1.中継通信システムの全体構成>
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は、中継通信システムの全体構成を示す図である。中継通信システムは、LAN1、2、WAN(Wide Area Network)3から構成される。LAN1、2は、小規模なネットワークであり、物理的に離れた場所に構築されている。WAN3は、インターネットなどの広域ネットワークである。
LAN1には、クライアント端末11、中継サーバ12が接続されている。LAN2には、クライアント端末21、22、中継サーバ23が接続されている。WAN3には、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ30が接続されている。
クライアント端末11、21、22は、パーソナルコンピュータなどである。中継サーバ12、23は、クライアント端末11と、クライアント端末21、22との相互間の通信を中継する。SIPサーバ30は、中継サーバ12、23の相互間の通信を中継する。本実施の形態においては、中継サーバ12、23の相互間の通信プロトコルにはSIPを利用するが、SIP以外のプロトコルを利用してもよい。
<2.中継サーバの構成>
図2は、中継サーバ12、23の構成を示すブロック図である。中継サーバ12(23)は、インタフェース部121(231)、制御部122(232)、データベース格納部123(233)から構成される。括弧が付されていない符号は、中継サーバ12に関する符号である。括弧が付されている符号は、中継サーバ23に関する符号である。
インタフェース部121(231)は、プライベートIP(Internet Protocol)アドレスを利用して、LAN1(2)に接続されるクライアント端末11(21、22)との通信を行う。インタフェース部121(231)は、グローバルIPアドレスを利用して、WAN3に接続されるSIPサーバ30と通信を行う。
制御部122(232)は、データベース格納部123(233)に格納される各種データベースを管理する。データベース格納部123(233)は、中継グループ情報格納部124(234)、中継サーバ情報格納部125(235)、クライアント端末情報格納部126(236)、共有リソース情報格納部127(237)から構成される。
<3.クライアント端末の構成>
図3は、クライアント端末11の構成と、リソースなどの各種情報の格納状況とを示す図である。クライアント端末11は、制御部111と、操作部112と、モニタ113と、記憶部114と、データベース格納部115と、LANインタフェース116とを備える。
制御部111は、CPU(Central Processing Unit)などを有し、クライアント端末11の全体制御を行う。操作部112は、キーボード、マウスなどで構成されており、クライアント端末11に対する各種の指示を受け付ける。モニタ113は、液晶ディスプレイなどである。
記憶部114は、フォルダ、ファイルなどのリソースを格納する。具体的には、記憶部114には、共有フォルダ31が作成されている。共有フォルダ31には、共有ファイル32が格納されている。
データベース格納部115は、中継グループ情報格納部117、中継サーバ情報格納部118、共有リソース情報格納部119から構成される。
LANインタフェース116は、TCP(Transmission Control Protocol)/IPなどのプロトコルを用いて、中継サーバ12との通信を制御する。
クライアント端末21、22の構成は、記憶部を除いて、クライアント端末11の構成と同様である。クライアント端末21の記憶部214には、共有ファイル33と、共有ファイル33を操作することができるアプリケーションプログラム34とが格納される。クライアント端末22の記憶部の説明は、省略する。
共有フォルダ31、共有ファイル32、33は、クライアント端末11、21、22の間で共有される共有リソースである。図3に示すように、共有リソースの実体は、各クライアント端末に分散して格納される。各クライアント端末に実体が格納されているリソースは、これらのリソースの属性情報が共有リソース管理情報80に登録されることにより、クライアント端末11、21、22の間で仮想的に共有される共有リソースとなる。
共有リソースの実体にアクセスできるクライアント端末を、オーナクライアント端末と呼ぶ。たとえば、クライアント端末11は、共有フォルダ31、共有ファイル32のオーナクライアント端末である。なお、各クライアント端末が共有リソースの実体にアクセスできるのであれば、各クライアント端末に接続されているファイルサーバなどに共有リソースの実体が格納されていてもよい。
<4.リソースの操作の流れ>
以下、クライアント端末11が、クライアント端末12が実体を格納する共有ファイル33を遠隔操作する処理について詳しく説明する。本実施の形態における「遠隔操作」とは、クライアント端末11がオーナクライアント端末にインストールされているアプリケーションを利用して共有リソースの各種操作を行うことをいう。共有リソースの操作としては、たとえば、編集、あるいは閲覧などが挙げられる。
<4.1.操作対象の指定>
まず、クライアント端末11のユーザは、操作部112を操作して、共有リソース情報格納部119に格納されている共有リソース管理情報80をモニタ113に表示させる。クライアント端末11のユーザは、モニタ113に表示された共有リソース管理情報80を参照して、操作対象の共有リソースを指定する。
図4は、共有リソース管理情報80を示す図である。共有リソース管理情報80は、本体情報81、共有端末情報82、共有リソース個別情報831、832、833・・・から構成される。共有リソース個別情報831、832、833・・・の総称を、共有リソース個別情報83とする。
本体情報81は、共有リソース管理情報80の属性情報である。本体情報81において、「id」は、共有リソース管理情報80の識別番号である。「owner」には、共有リソース管理情報80を作成したクライアント端末の識別情報が登録される。「name」には、共有リソース管理情報80の名前が設定される。
共有端末情報82には、共有リソースを共有するグループを構成するクライアント端末の識別情報が設定される。共有端末情報82には、クライアント端末11の識別情報「client−1@relay−server−1.abc.net」が登録されている。また、共有端末情報82には、クライアント端末21、22の識別情報として、「client−2@relay−server−2.abc.net」、「client−3@relay−server−2.abc.net」がそれぞれ登録されている。
共有リソース個別情報83は、共有リソースごとに作成され、各共有リソースの属性情報が記載される。共有リソース個別情報831は、共有フォルダ31に対応し、共有リソース個別情報832、833は、共有ファイル32、33にそれぞれ対応する。
共有リソース個別情報831〜833がそれぞれ設定されるresourceタグにおいて、「id」は、各共有リソース個別情報の識別情報である。「name」には、共有リソースの名前が設定される。「owner」には、オーナクライアント端末の識別情報が登録される。「type」は、共有リソースがファイルであるかフォルダであるかを示す情報である。「value」は、オーナクライアント端末における共有リソースの実体の格納場所を示している。
共有リソース個別情報83は、仮想的なツリー構成で記述される。たとえば、共有リソース個別情報832、833は、共有リソース個別情報831のresourceタグの中に組み込まれている。共有リソース個別情報831に対応する共有フォルダ31は、クライアント端末11に作成されている(図2参照)。共有リソース個別情報833に対応する共有ファイル33は、クライアント端末21に格納されている。
これらのことから、共有リソース個別情報83において、共有ファイル33が共有フォルダ31に仮想的に格納されていることがわかる。共有リソース個別情報83の仮想的なツリー構成と、共有リソースの実体の格納場所とは、直接的な関係はない。たとえば、共有リソース個別情報83の仮想的なツリー構成の変化に連動して、共有リソースの実体の格納場所が変更されることはない。
共有リソース管理情報80は、共有端末情報82に登録されたクライアント端末と、これらのクライアント端末が直接通信することができる中継サーバにより共有される。つまり、共有リソース管理情報80は、各クライアント端末の共有リソース情報格納部、中継サーバ12、23の共有リソース情報格納部127、237に格納される。
クライアント端末11のユーザは、モニタ113に表示された共有リソース管理情報80に基づいて、共有ファイル33を遠隔操作の対象に指定する。共有リソース個別情報833には、共有ファイル33のファイル名として、「data.ppt」が設定されている。クライアント端末11のユーザは、共有ファイル33のオーナクライアント端末21がクライアント端末21であることを確認する。
<4.2.通信状態の確認>
クライアント端末11のユーザは、共有ファイル33を指定した後に、通信先となるクライアント端末21にアクセスできるかどうかを確認する。具体的には、クライアント端末11のユーザは、中継グループ情報40および中継サーバ情報50をモニタ113に表示させ、クライアント端末11が所属する中継グループを確認する。
図5は、中継グループ情報40を示す図である。中継グループ情報40は、中継通信システムを構成する中継サーバに関する情報である。中継グループ情報40は、各クライアント端末の中継グループ情報格納部、中継サーバ12、23の中継グループ情報格納部124、234に格納される。つまり、中継グループ情報40は、中継通信システムを構成する中継サーバ、クライアント端末により共有される。
図5に示すように、中継グループ情報40は、上位情報401、下位情報402から構成される。上位情報401は、上位にある中継グループについての情報である。「id」は、中継グループの識別情報であり、「20070402133100@relay−server−1.abc.net」が設定されている。「name」は、中継グループの名称であり、「GROUP 1」が設定されている。
下位情報402は、下位にある中継サーバについての情報である。「id」は、中継グループを構成する中継サーバの識別情報を示す。「id」には、中継サーバ12、23の識別情報「relay−server−1@abc.net」、「relay−server−2@abc.net」が設定されている。
図6は、中継サーバ情報50を示す図である。中継サーバ情報50は、各クライアント端末の中継サーバ情報格納部、中継サーバ12、23の中継サーバ情報格納部125、235に格納される。つまり、中継サーバ情報50は、図1に示す中継通信システムを構成する中継サーバ、クライアント端末により共有される。
図6に示すように、中継サーバ情報50は、上位情報501−1、501−2、下位情報502−1、502−2から構成される。上位情報501−1、501−2は、上位にある中継サーバ12、23についての情報である。「id」、「name」は、中継サーバの識別情報、名称を示す。中継サーバ起動情報503−1、503−2は、中継サーバ12、23の起動状態を示す情報であり、起動中であることを示す「active」が設定されている。
下位情報502−1、502−2は、下位にあるクライアント端末についての情報である。下位情報502−1のnodeタグは、クライアント端末11に対応する。下位情報502−2の上側のnodeタグは、クライアント端末21に対応し、下側のnodeタグは、クライアント端末22に対応する。
各nodeタグにおいて、「div」、「id」、「name」は、クライアント端末の部署名、識別情報、名称を示す。「group」は、クライアント端末が所属する中継グループの識別情報を示す。クライアント端末サイト情報504−1、504−2は、クライアント端末11、21、22のログオン先の中継サーバの識別情報を示す。
図5に示す中継グループ情報40と、図6に示す中継サーバ情報50とを参照することにより、クライアント端末11のユーザは、クライアント端末11、21が中継サーバ12、23により構成される中継グループに所属していることを確認する。
次に、クライアント端末11のユーザは、中継サーバ情報50を参照して、クライアント端末21と通信できるかどうかを確認する。クライアント端末サイト情報504−2に中継サーバ23の識別情報「relay−server−2@abc.net」が設定されているため、クライアント端末21は、中継サーバ23にログオン中である。なお、クライアント端末21がログオフしている場合、クライアント端末サイト情報504−2は空欄となる。中継サーバ起動情報503−2に「active」が設定されているため、中継サーバ23は起動中である。これらのことから、クライアント端末11のユーザは、クライアント端末21と通信できることを確認する。
<4.3.遠隔操作の要求>
図7は、共有リソースの遠隔操作に用いられるメディアセッションが確立されるまでの処理の流れを示す図である。クライアント端末11のユーザは、クライアント端末21との通信が可能なことを確認した上で、共有ファイル33の遠隔操作を指示する。
クライアント端末11は、宛先がクライアント端末21に指定された共有ファイル33の遠隔操作要求を中継サーバ12に送信する(ステップS1:openfile(data.ppt,remote))。遠隔操作要求には、宛先としてクライアント端末21の識別情報「client−2@relay−server−2.abc.net」が設定されている。また、送信元としてクライアント端末11の識別情報「client−1@relay−server−1.abc.net」が設定されている。中継サーバ12は、受信した遠隔操作要求の送信元がクライアント端末11であることを、中継サーバ情報50およびクライアント端末情報60に基づいて確認する。
図8は、クライアント端末11の詳細を示すクライアント端末情報60を示す図である。クライアント端末情報60は、クライアント端末情報格納部126に格納される。
「div」、「id」、「pass」は、クライアント端末11の部署名、識別情報、パスワードを示す。「group」は、クライアント端末11が所属する中継グループの識別情報を示す。クライアント端末アドレス情報601には、クライアント端末11のIPアドレス「192.168.10.2」が設定される。クライアント端末有効期限情報602には、クライアント端末11のレジスト有効期限として「1213935960484」が設定される。クライアント端末ポート情報603には、クライアント端末11のポート番号「5070」が設定される。
中継サーバ12は、遠隔操作要求の宛先(クライアント端末21)と、中継サーバ情報50とに基づいて、遠隔操作要求の転送先を中継サーバ23に決定する。遠隔操作要求が、中継サーバ12から中継サーバ23に転送される(ステップS1.1:openfile(data.ppt,remote))。
中継サーバ23は、中継サーバ12と同様に、遠隔操作要求をクライアント端末21に転送する(ステップS1.1.1:openfile(data.ppt))。中継サーバ23は、遠隔操作要求を転送する際に、クライアント端末21に対応するクライアント端末情報70を参照する。
図9は、クライアント端末情報70を示す図である。クライアント端末情報70は、クライアント端末情報格納部236に格納されている。クライアント端末情報70は、図8に示すクライアント端末情報60と同様であるので、その詳細な説明を省略する。クライアント端末23の識別情報、クライアント端末アドレス情報701「192.168.1.10」、およびクライアント端末ポート情報703「5070」などに基づいて、遠隔操作要求が、中継サーバ23からクライアント端末21に転送される。
クライアント端末21は、受信した遠隔操作要求の応答として、共有ファイル33の遠隔操作を許可するOKレスポンスをクライアント端末11に送信する。クライアント端末21からクライアント端末11へのOKレスポンスの転送は、上記と同様であるため省略する。
<4.4.遠隔操作用セッションの確立>
クライアント端末11が遠隔操作要求のOKレスポンスを受信することにより、共有ファイル33の遠隔操作に用いられるメディアセッション(以下、「遠隔操作用セッション」という)が、クライアント端末11、21の間に確立される。
具体的には、クライアント端末11が、遠隔操作要求に基づく遠隔操作用セッションの確立を中継サーバ12に要求する(ステップS2:INVITE())。中継サーバ12は、INVITEリクエストの応答をクライアント端末11に送信する。クライアント端末11は、ACKリクエストを中継サーバ12に送信する(ステップS3:ACK())。中継サーバ12は、ACKリクエストを受信することにより、クライアント端末11と中継サーバ12との間にメディアセッションを確立する(ステップS3.2:MediaSession())。
また、中継サーバ12がACKリクエストを受信する(ステップS3)ことにより、中継サーバ12と中継サーバ23との間にメディアセッションが確立される(ステップS3.1、ステップS3.3、ステップS3.3.2)。これらの処理は、ステップS2、ステップS3、ステップS3.2に示す処理と同様である。
中継サーバ23がACKリクエストを受信する(ステップS3.3)ことにより、中継サーバ23とクライアント端末21との間にメディアセッションが確立される(ステップS3.3.1、ステップS3.3.3、ステップS3.3.3.1)。これらの処理は、ステップS2、ステップS3、ステップS3.2に示す処理と同様である。
このようにして、遠隔操作用セッションが、共有ファイル33の遠隔操作要求に基づいて確立される。遠隔操作用セッションは、共有ファイル33の遠隔操作に必要な各種情報の転送に用いられ、他の共有リソースの遠隔操作などのために用いられることはない。
<4.5.遠隔操作用画面の表示>
図10は、遠隔操作用セッションの確立後における中継通信システムの処理の流れを示す図である。遠隔操作用セッションの確立後、クライアント端末11は、遠隔操作に関する設定情報を作成する。設定情報には、クライアント端末11のモニタ113の解像度情報および色調情報、クライアント端末21からクライアント端末11に送信される画面データのエンコード方法を指定する情報などが含まれる。
設定情報は、遠隔操作用セッションを介してクライアント端末21に送信される。具体的には、クライアント端末11は、クライアント端末11と中継サーバ12との間に確立された遠隔操作用セッションを利用して、設定情報を中継サーバ12に送信する(ステップS4:HandshakingMessage())。中継サーバ12は、中継サーバ12、23の間に確立された遠隔操作用セッションを利用して、設定情報を中継サーバ23に送信する(ステップS4.1:HandshakingMessage())。そして、設定情報が、中継サーバ23からクライアント端末21に、クライアント端末21と中継サーバ23との間に確立された遠隔操作用セッションを利用して、送信される(ステップS4.1.1:HandshakingMessage())。
クライアント端末21は、受信した設定情報に対する応答を、遠隔操作用セッションを利用してクライアント端末11に送信する。設定情報に対応する応答を受信したクライアント端末11は、共有ファイル33の遠隔操作に用いる画面データの送信を、遠隔操作用セッションを利用してクライアント端末21に要求する。
クライアント端末11が、画面データの送信要求を中継サーバ12に送信する(ステップS5:requestframe(data.ppt))。中継サーバ12は、画面データの送信要求を中継サーバ23に転送する(ステップS5.1:requestframe(data.ppt))。中継サーバ23は、クライアント端末21に画面データの送信要求を送信する(ステップS5.1.1:requestframe(data.ppt))。画面データの送信要求は、設定情報と同様に、遠隔操作用セッションを介してクライアント端末11からクライアント端末21に送信される。
クライアント端末21は、画面データの送信要求を受信することにより、アプリケーションプログラム34を起動させる。アプリケーションプログラム34は、共有ファイル33を開いたウィンドウフレームを作成し、クライアント端末21のモニタに表示させる。ウィンドウフレームを含む画面データが、受信した設定情報に基づいて作成される。画面データは、ウィンドウフレームのみに対応するデータでもよい。あるいは、画面データは、クライアント端末21のモニタ全体に対応するデータでもよい。クライアント端末21は、遠隔操作用セッションを用いて、画面データをクライアント端末11に送信する。
クライアント端末11は、受信した画面データに基づいて、共有ファイル33の操作画面をモニタ113に表示する。これにより、クライアント端末11のユーザは、操作画面を参照しながら、共有ファイル33に対する指示を操作部112に入力することができる。つまり、クライアント端末11のユーザは、表示ページの変更、共有ファイル33の編集、あるいは共有ファイル33の保存などのアプリケーションプログラム34に応じた操作を、モニタ113に表示された操作画面に基づいて指示する。クライアント端末11は、ユーザが操作部112を操作して入力したイベント情報のうち、操作画面に対応するウィンドウフレーム内で発生したイベント情報を、遠隔操作用セッションを介してクライアント端末21に送信する。
具体的には、イベント情報が、クライアント端末11から中継サーバ12に送信される(ステップS6:notify(event))。中継サーバ12は、イベント情報を中継サーバ23に送信する(ステップS6.1:notify(event))。中継サーバ23は、イベント情報をクライアント端末21に送信する(ステップS6.1.1:notify(event))。イベント情報は、設定情報と同様に、遠隔操作用セッションを介してクライアント端末11からクライアント端末21に送信される。
クライアント端末21において、受信されたイベント情報がアプリケーションプログラム34に通知される。そして、アプリケーションプログラム34は、通知されたイベント情報に基づく処理を共有ファイル33に対して行い、処理結果を反映した新たな画面データを作成する。新たな画面データは、遠隔操作用セッションを介してクライアント端末11に送信される。クライアント端末11は、受信した新たな画面データに基づいて、共有ファイル33の操作画面を更新する。クライアント端末11のユーザは、更新された操作画面に基づいて、共有ファイル33に対する指示を新たに入力する。
以下、クライアント端末11は、操作部112からイベント情報が出力されるたびに、イベント情報を遠隔操作用セッションを介してクライアント端末21に送信する。クライアント端末11は、遠隔操作用セッションを介して受信した画面データに基づいて、操作画面を更新する。これらの処理が繰り返されることにより、クライアント端末11のユーザは、共有ファイル33をダウンロードすることなく、共有ファイル33の編集作業を行うことができる。このため、クライアント端末11に接続する通信回線の速度が遅い場合、あるいは共有ファイル33のサイズが非常に大きい場合などに、共有ファイル33のダウンロードが完了するのを待つことなく、共有ファイル33に関する操作を実行することができる。たとえば、共有ファイル33の一部のページのみを閲覧、あるいは編集するときなどに、効率良く共有ファイル33に関する操作を実行できる。
<4.6.遠隔操作の終了>
クライアント端末11のユーザは、共有ファイル33の遠隔操作を終了させる場合、遠隔操作用セッションの切断を指示する。
遠隔操作用セッションの切断要求が、遠隔操作用セッションを介して、クライアント端末11からクライアント端末21に送信される。具体的には、切断要求が、クライアント端末11から中継サーバ12に送信される(ステップS7:BYE())。中継サーバ12は、切断要求を中継サーバ23に送信する(ステップS7.1:BYE())。中継サーバ23は、切断要求をクライアント端末21に送信する(ステップS7.1.1:BYE())。
切断要求に対するOKレスポンスが、クライアント端末21から中継サーバ23、12を介してクライアント端末11に送信される。クライアント端末11がOKレスポンスを受信した後で、遠隔操作用セッションが切断される。これにより、共有ファイル33の遠隔操作処理が終了する。また、クライアント端末21は、アプリケーションプログラム34を終了させる。
なお、クライアント端末21は、クライアント端末11から受信したイベント情報に基づいて共有ファイル33を上書きしたときに、共有リソース管理情報80を更新する。具体的には、共有リソース個別情報833のサイズを示す「len」、更新日時を示す「lastmod」が変更される。共有リソース管理情報80の更新情報は、中継サーバ23、12を介してクライアント端末11に通知される。クライアント端末11、中継サーバ12、23は、更新情報に基づいて共有リソース管理情報80を更新する。
以上説明したように、クライアント端末11が共有ファイル33の遠隔操作を指示した場合、クライアント端末11とクライアント端末21との間に、共有ファイル33を遠隔操作するための遠隔操作用セッションが確立される。遠隔操作用セッションは、共有ファイル33の遠隔操作に関する情報の転送以外の目的で利用されることはない。
また、共有ファイル33の遠隔操作に、従来のVNC(Virtual Network Computing)を用いることが考えられる。しかし、従来のVNCでは、クライアント端末11、21の間に確立される通信セッションは、共有ファイル33の遠隔操作に関する情報の転送だけでなく、他の情報の転送にも用いられるケースがある。つまり、従来のVNCでは、通信セッションの用途を限定することができないケースがある。
たとえば、クライアント端末11が、共有ファイル33の遠隔操作と、他の共有ファイルのダウンロードとを、通信セッションの用途を限定できない従来のVNCを用いて並行して実行する場合を考える。この場合、VNCのために確立された通信セッションを介して、共有ファイル33の遠隔操作に関する情報と、他の共有ファイルとが並行して転送される。この結果、共有ファイル33の遠隔操作に影響を及ぼすおそれがある。これに対して、本実施の形態に係る中継通信システムでは、遠隔操作用セッションとは別に、他の共有ファイルをダウンロードするためのダウンロード用セッションが確立される。このため、クライアント端末11は、共有ファイル33の遠隔操作と並行して他の共有ファイルをクライアント端末21からダウンロードする際に、共有ファイル33の遠隔操作が影響を受けることがない。
また、従来のVNCを利用して共有ファイル33を遠隔操作する場合、クライアント端末21に接続して従来のVNCの設定をした上で、ファイル管理用のアプリケーションプログラムを用いて所望のファイルを探す必要がある。さらに、共有ファイル33がクライアント端末21で見つからなかった場合、ユーザは、VNCを用いて他のコンピュータを遠隔操作し、共有ファイル33を探す必要がある。これに対して、本実施の形態に係る中継通信システムでは、共有リソース管理情報80に基づいて共有ファイル33の遠隔操作を指示するだけで、共有ファイル33の遠隔操作を開始することできる。このように、本実施の形態に係る中継通信システムは、VNCの設定および共有ファイルを探す操作を行うことなく、共有ファイルを容易に遠隔操作することができる。
{第2の実施の形態}
<1.概要>
本発明の第2の実施の形態に係る中継通信システム、中継サーバ、クライアント端末の構成は、第1の実施の形態と基本的に同じである。本実施の形態では、上記第1の実施の形態と同様の部分については説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
第2の実施の形態が第1の実施の形態と大きく異なる点は、以下の二点である。一点目は、本実施の形態に係るクライアント端末11に、共有ファイル33を編集するためのアプリケーションプログラム34がインストールされている点である。二点目は、クライアント端末11が共有ファイル33を編集する場合、共有ファイル33をダウンロードして編集するか、上記第1の実施の形態のように共有ファイル33を遠隔操作するかを選択することができる点である。
<2.操作方法の選択>
以下、本実施の形態に係る中継通信システムの処理の流れについて説明する。
まず、クライアント端末11のユーザは、モニタ113に表示された共有リソース情報管理情報80を参照して、操作対象として共有ファイル33を指定し、共有ファイル33のオーナクライアント端末がクライアント端末21であることを確認する。クライアント端末11のユーザは、クライアント端末21と通信可能であることを、中継グループ情報40、中継サーバ情報50を用いて確認する。
その後、クライアント端末11のユーザは、ダウンロードした共有ファイル33を編集するか、共有ファイル33を遠隔操作するかを選択する。
共有ファイル33の遠隔操作が指定された場合、中継通信システムは、上記第1の実施の形態において説明した処理を実行する。遠隔操作を選択するケースとしては、共有ファイル33のサイズが非常に大きいケースが考えられる。これにより、共有ファイル33のダウンロードに伴って中継通信システムの負荷が大きくなることを防止し、他のクライアント端末のユーザに対する影響を小さくすることができる。
また、共有ファイル33に対する修正が軽微なものであり、共有ファイル33をわざわざダウンロードして修正する必要がない場合などにも、遠隔操作を選択することができる。また、リソースの遠隔操作は、一般的には通信回線に大きな負荷がかからない。このため、LAN2とWAN3との間の通信回線が狭帯域の回線である場合などにも、遠隔操作を選択することができる。
<3.共有ファイルのダウンロード>
ダウンロードした共有ファイル33の編集を選択した場合、クライアント端末11は、共有ファイル33のダウンロードを開始する。共有ファイル33のダウンロードを選択するケースとしては、共有ファイル33を大幅に変更する必要があり、クライアント端末11のユーザが共有ファイル33を効率よく編集したい場合などが考えられる。
図11は、共有ファイル33をダウンロードして編集する際の中継通信システムの処理の流れを示す図である。クライアント端末11は、宛先がクライアント端末21に指定された共有ファイル33のダウンロード要求を、中継サーバ12に送信する(ステップS11:openfile(data.ppt))。中継サーバ12は、ダウンロード要求を中継サーバ23に転送する(ステップS11.1:openfile(data.ppt))。中継サーバ23は、ダウンロード要求をクライアント端末21に送信する(ステップS11.1.1:openfile(data.ppt))。
クライアント端末21は、ダウンロード要求に対応するOKレスポンスをクライアント端末11に送信する。クライアント端末11がOKレスポンスを受信することにより、クライアント端末11とクライアント端末12との間に、共有ファイル33のダウンロードに用いられるメディアセッション(ダウンロード用セッション)が確立される。
上記第1の実施の形態と同様に、クライアント端末11と中継サーバ12との間にメディアセッションが確立される(ステップS12:INVITE()、ステップ13:ACK()、ステップS13.2:MediaSession())。続いて、中継サーバ12と中継サーバ23との間にメディアセッションが確立される(ステップS13.1.INVITE()、ステップ13.3:ACK()、ステップS13.3.2:MediaSession())。中継サーバ23とクライアント端末21との間にメディアセッションが確立される(ステップS13.3.1:INVITE()、ステップ13.3.3:ACK()、ステップS13.3.3.1:MediaSession())。これにより、クライアント端末11、12の間にダウンロード用セッションが確立される。
ダウンロード用セッションの確立後、クライアント端末21は、ダウンロード用セッションを用いて共有ファイル33をクライアント端末11に転送する。具体的には、共有ファイル33は、中継サーバ23に送信される(ステップ13.3.3.2:dataStream(data.ppt))。中継サーバ23は、共有ファイル33を中継サーバ12に送信する(ステップS13.3.4:dataStream(data.ppt))。中継サーバ12は、共有ファイル33をクライアント端末11に送信する(ステップS13.4:dataStream(data.ppt))。ダウンロード用セッションは、共有ファイル33の転送が終了しても維持される。
このように、本実施の形態では、クライアント端末11が共有ファイル33をダウンロードする際に、ダウンロード用のメディアセッションが確立される。つまり、第1の実施の形態と同様に、第2の実施の形態においても、ダウンロード用セッションの他に、クライアント端末11、21の間に他の通信セッションを確立することができる。
共有ファイル33を受信したクライアント端末11は、インストールされているアプリケーションプログラム34を起動する。アプリケーションプログラム34は、ダウンロードした共有ファイル33を開く。これにより、クライアント端末11のユーザは、ダウンロードした共有ファイル33を編集することができる。
クライアント端末11のユーザは、編集中の共有ファイル33の保存、およびアップロードを指示する。編集済みの共有ファイル33は、アプリケーションプログラム34により保存された上で閉じられる。クライアント端末11は、保存した共有ファイル33を、ダウンロード用セッションを用いてクライアント端末21に送信する。
具体的には、クライアント端末11は、保存した共有ファイル33を、中継サーバ12に送信する(ステップS14:send(data.ppt))。このとき、保存した共有ファイル33の宛先がクライアント端末21に指定されるとともに、保存した共有ファイル33の格納先が、共有リソース個別情報833に基づいて指定される。中継サーバ12は、保存した共有ファイル33を中継サーバ23に送信する(ステップS14.1:send(data.ppt))。中継サーバ23は、保存した共有ファイル33をクライアント端末21に送信する(ステップS14.1.1:send(data.ppt))。クライアント端末21は、記憶部124に格納されている共有ファイル33を、受信した共有ファイル33で上書きする。ダウンロード用セッションは、クライアント端末21が共有ファイル33を受信した後で切断される。
なお、共有ファイル33のダウンロードが終了した(ステップS13.4)後に、中継通信ステムは、ダウンロード用セッションを切断してもよい。この場合、クライアント端末11が操作した共有ファイル33をアップロードするために、新たなメディアセッションがクライアント端末11とクライアント端末21との間に確立される。
上記の第1の実施の形態と同様に、クライアント端末21は、共有ファイル33を上書きした後に、共有リソース管理情報80を更新する。クライアント端末11、中継サーバ12、23は、更新情報に基づいて共有リソース管理情報80を更新する。これにより、ダウンロードした共有ファイル33の編集を選択した場合における、中継通信システムの処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態において、クライアント端末11のユーザは、共有ファイル33を操作する場合、共有ファイルをダウンロードして操作するか、共有ファイル33を遠隔操作するかを選択することができる。この結果、クライアント端末11のユーザは、共有ファイル33のサイズ、クライアント端末21までの通信状況などに応じて、共有ファイル33の操作方法を柔軟に変更することが可能となり、共有ファイル33を効率よく操作することができる。
なお、第2の実施の形態において、共有リソース個別情報83に各共有リソースの操作方法を指定した情報を登録してもよい。図12は、操作方法を指定する情報が追加された共有リソース管理情報80を示す図である。
図11に示すように、共有ファイル32、33に対応する共有リソース個別情報832、833に、指定情報832−1、833−1がそれぞれ追加されている。指定情報832−1では、「opentype=“copy”」と設定されている。これは、ダウンロードした共有ファイルの編集が選択されることを示している。一方、指定情報833−1では、「opentype=“remote”」と設定されている。これは、遠隔操作が選択されることを示している。
クライアント端末11は、操作対象の共有ファイルが共有リソース管理情報80に基づいて指定された場合、指定された共有リソースの操作方法を、指定情報に基づいて決定する。これにより、クライアント端末11のユーザが共有リソースの操作を指示する際に、操作方法を選択する手間を省くことができる。
なお、上記第1および第2の実施の形態では、異なる二つのLANにそれぞれ接続するクライアント端末11、21の動作を例にして説明したが、これに限られない。たとえば、クライアント端末11、21が同一のLANに接続されていても、上記説明を適用することができる。また、クライアント端末11、21が同一のLANに接続されている場合、クライアント端末11は、中継サーバを介さなくても、上述した共有リソースの操作を実行することができる。
1、2 LAN
3 WAN
11、21、22 クライアント端末
12、23 中継サーバ
32、33 共有ファイル
34 アプリケーションプログラム
80 共有リソース管理情報
111、122、232 制御部
112 操作部
113 モニタ
114 記憶部
831、832、833 共有リソース個別情報

Claims (5)

  1. 遠隔操作の対象となる対象リソースを指定する指定部と、
    前記対象リソースに一対一で対応する遠隔操作用セッションを前記対象リソースの実体にアクセス可能なオーナ通信装置との間に確立する通信部と、
    前記遠隔操作用セッションを介して、前記対象リソースの操作情報を前記オーナ通信装置に送信し、前記オーナ通信装置が前記操作情報に応じて作成した前記対象リソースの画面情報を受信する遠隔操作部と、
    前記対象リソースの操作画面を前記画面情報に基づいて表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、さらに、
    前記対象リソースを遠隔操作するか、ダウンロードした対象リソースを操作するかを選択する選択部と、
    ダウンロードした対象リソースの操作が選択された場合、前記対象リソースを前記オーナ通信装置からダウンロードし、ダウンロードした対象リソースを操作する直接操作部と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  3. 請求項2に記載の通信装置において、さらに、
    自装置が操作することができるリソースに関する情報と、前記リソースの実体にアクセスできる装置を示す情報とが登録された共有リソース情報を保持する共有リソース情報管理部、
    を備え、
    前記指定部は、前記共有リソース情報を用いて前記対象リソースを指定し、
    前記通信部は、前記共有リソース情報を用いて前記オーナ通信装置を特定する通信先特定部、
    を含むことを特徴とする通信装置。
  4. 請求項3に記載の通信装置において、
    前記共有リソース情報は、
    前記リソースの操作方法を指定した指定情報、
    を含み、
    前記選択部は、前記指定情報に基づいて、前記対象リソースを遠隔操作するか、ダウンロードした対象リソースを操作するかを選択することを特徴とする通信装置。
  5. 第1通信装置と、第2通信装置と、を含む遠隔操作システムであって、
    前記第1通信装置は、
    遠隔操作の対象となる対象リソースとして、前記第2通信装置が実体にアクセスすることができるリソースを指定する指定部と、
    前記対象リソースの操作情報を前記第2通信装置に送信し、前記操作情報に応じて前記第2通信装置が作成した前記対象リソースの画面情報を受信する遠隔操作部と、
    前記対象リソースの操作画面を前記画面情報に基づいて表示する表示部と、
    を備え、
    前記第2通信装置は、
    受信した前記操作情報に基づいて前記対象リソースを操作し、前記対象リソースの操作結果に対応するイメージ情報を前記画面情報として前記第1通信装置に送信するリソース操作部、
    備え、
    前記第1通信装置および前記第2通信装置は、
    前記対象リソースに一対一で対応する遠隔操作用セッションを前記第1通信装置と前記第2通信装置との間に確立し、前記遠隔操作用セッションを用いて前記操作情報および前記画面情報を転送する通信部、
    を備えることを特徴とする遠隔操作システム。
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