JP2010254145A - ステアリングホイール構造 - Google Patents

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Tomohiro Sakurai
智浩 櫻井
Katsuya Muramatsu
克弥 村松
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Abstract

【課題】エアバッグモジュールとステアリングホイールをワンタッチで固定・解除できるステアリングホイール構造を提供する。
【解決手段】エアバッグモジュール1を取り付けるステアリングホイール3において、エアバッグモジュール1側に、スライドさせることによって回転方向に動く略クランク形状のワイヤー2を設け、ステアリングホイール3側に前記ワイヤー2の一部である略コ字状部と嵌合するフック部材4を設け、エアバッグモジュールとステアリングホイールをワンタッチで固定・解除できるステアリングホイール構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明はエアバッグ装置を搭載したステアリングホイールの構造に関するものである。
事故の際に運転手の安全を守るため、ステアリングホイールにエアバッグ装置を搭載した車両が一般に普及している。
エアバッグモジュールを車体にアッセンブリーする工程での取り付けや品質確認・修正作業、使用済みやエアバッグモジュールを交換するときなど、簡単にエアバッグモジュールとステアリングホイールが取り付け・取り外しができる技術が求められている。
従来技術としては、自動車のアセンブリであって、ステアリングホイール本体と、当該ステアリングホイール本体に係合手段を介して取付けられることが可能なエアバッグ装置アセンブリと、少なくとも二つの離間した取付け部において、エアバッグ装置アセンブリをステアリングホイール本体に取付ける係合手段と、一つの取付け部にのみ設けられて、当該取付け部における前記係合手段を解除する作動要素を有し、前記一つの取付け部における前記係合手段が解除された場合に、エアバッグ装置アセンブリのステアリングホイール本体に対する相対的な移動動作によって、更なる取付け部における前記係合手段が解除可能に構成されていることを特徴とする自動車のアセンブリ(例えば、特許文献1参照)が存在している。
特許第3934575公報(特許請求の範囲の欄、発明の詳細な説明の欄、及び図1〜図4bを参照)
前記従来技術は、ワンタッチ固定構造において、スプリング要素を係合要素(係合フック)から1箇所解除することによって、その他の箇所も同時に外すことができる構造が開示されている。
しかしながら、前記従来技術では、スプリング要素を係合要素から解除するために、スプリング要素を撓ませる必要がある。そのため、荷重が高く、またボディーカバーから工具を入れ、スプリング要素を撓ませる方向に押すため、作業性が非常に困難だという問題があった。
本発明は、これらの問題を解決した作業が容易に行うことができるステアリングホイール構造を提供するものである。
上記の目的を達成することができる本発明の第1発明は、請求項1に記載された通りのステアリングホイール構造であり、次のようなものである。
エアバッグモジュールを取り付けるステアリングホイールにおいて、エアバッグモジュール側に、スライドさせることによって回転方向に動く略クランク形状のワイヤーを設け、ステアリングホイール側に前記ワイヤーの一部である略コ字状部と嵌合するフック部材を設け、エアバッグモジュールとステアリングホイールをワンタッチで固定・解除できる構成である。
上記の目的を達成することができる本発明の第2発明は、請求項2に記載された通りのステアリングホイール構造であり、次のようなものである。
エアバッグモジュールを取り付けるステアリングホイールにおいて、ステアリングホイール側に、スライドさせることによって回転方向に動く略クランク形状のワイヤーを設け、エアバッグモジュール側に前記ワイヤーの一部である略コ字状部と嵌合するフック部材を設け、エアバッグモジュールとステアリングホイールをワンタッチで固定・解除できる構成である。
上記の目的を達成することができる本発明の第3発明は、請求項3に記載された通りのステアリングホイール構造であり、次のようなものである。
請求項1または請求項2に記載の発明に加えて、略クランク形状のワイヤー両端にワイヤーの回転規制をする回転規制部を設けた構成である。
本発明に係るステアリングホイール構造は、上記説明のような構成を有するので、以下に記載する効果を奏する。
(1)エアバッグモジュールとステアリングホイールの取り付け・取り外しが容易にできる。
(2)エアバッグモジュールの取り外し操作における操作荷重を軽くすることができ、エアバッグモジュールを取り外し易い。
(3)ワイヤーをスライドさせてから回転方向に押すという動作だけで、取り外しが可能なため、ボディーカバー穴からの目くら作業であっても容易にエアバッグモジュールを外すことができる。
本発明のステアリングホイール構造を備えたステアリングホイール(b)とエアバッグモジュール(a)の一実施例を示す概略斜視図である。 本発明のステアリングホイール構造の特徴である略クランク形状のワイヤーとフック部材の動きを示した(a)は解除状態、(b)は係止状態の動作説明図である。 図2のA−A線断面図である。
エアバッグモジュールを取り付けるステアリングホイールにおいて、エアバッグモジュールとステアリングホイールのいずれかの側にスライドさせることによって回転方向に動く略クランク形状のワイヤーを設け、エアバッグモジュールとステアリングホイールのもう一方の側に、前記ワイヤーの一部である略コ字状部と嵌合するフック部材を設け、エアバッグモジュールとステアリングホイールをワンタッチで固定・解除できるステアリングホイール構造である。
以下、本発明の第一実施例を添付図面で詳細に説明する。
図1のように、本実施例では、エアバッグモジュール1側にワイヤー2、ステアリングホイール3側にフック部材4を設けたものであり、略クランク形状のワイヤー2の両端に回転を規制するa部樹脂部材5とb部樹脂部材6、ワイヤー2を支持して回転を補助するための樹脂部材7が形成されている。
略クランク形状のワイヤー2が取り付けられたエアバッグモジュール1をフック部材4を設けたステアリングホイール3に押し込むことによって、略クランク形状のワイヤー2がフック部材4に嵌合され、ワンタッチで取り付けが可能な構成をしている。
次に、図2〜図3に基づいて本発明の特徴である略クランク形状のワイヤー2とフック部材4の動きについて説明する。
略クランク形状のワイヤー2が取り付けられたエアバッグモジュール1をフック部材4を設けたステアリングホイール3に取り付ける際、両側にある略クランク形状のワイヤー2が弾性体であるフック部材4に押し付けられ嵌合され、ワンタッチでエアバッグモジュール1とステアリングホイール3が取り付けられる。
この際、略クランク形状のワイヤー2には、横方向への力がかかり、回転しようとするが、略クランク形状のワイヤー2の両端に設けられたa部樹脂部材5とb部樹脂部材6によって、回転規制されているため、略クランク形状のワイヤー2は回転せずに、一度はめ込んだエアバッグモジュール1とステアリングホイール3は外れることなく固定される。
また、図3のように、a部樹脂部材5、またはb部樹脂部材6に突起形状部8を設けることによって通常、略クランク形状のワイヤー2の端部がずれてa部樹脂部材5、b部樹脂部材6から外れないような構成をしている。
また、エアバッグモジュール1とステアリングホイール3を取り外す際には、エアバッグモジュール1をスライドさせながら斜め上から押圧することによって、a部樹脂部材5、またはb部樹脂部材6に設けられた突起形状部8を乗り越え、略クランク形状のワイヤー2がスライドしてずれ、a部樹脂部材5、b部樹脂部材6からワイヤーを解除し、回転規制がなくなるため、略クランク形状のワイヤー2が回転し、略クランク形状のワイヤー2の一部である略コ字状部9がフック部材4から外れ、エアバッグモジュール3を取り外すことができるものである。
つまり、略クランク形状のワイヤー2がフック部材4から外れる際、略クランク形状のワイヤー2が撓むのではなく、略クランク形状のワイヤー2自体がフック部材4から外れる方向に回転し、ワンタッチで固定が解除される構造となっている。
また、本発明では、図1のようにフック部材4が両方内側方向に向いているものを示しているが、フック部材4を両方外側方向に向いたものも可能である。またフック部材4が一方側だけを向いたものにすることによって、エアバッグモジュール1とステアリングホイール3の取り外しが一回の動作で行うことも可能である。
また、a部樹脂部材5、b部樹脂部材6は図示のようなL字形状だけでなくコ字形状でも可能である。
なお、樹脂部材7は略クランク形状のワイヤー2を支持して形状の保持と共に、クランク形状のワイヤー2の回転の補助を行うものであるが、略クランク形状のワイヤー2の剛性を上げることにより、なくすことも考えられる。
なお、上記実施例ではワイヤー2をエアバッグモジュール1側に、フック部材4をステアリングホイール3側にそれぞれ設けたが、ワイヤー2をステアリングホイール3側に、フック部材4をエアバッグモジュール1側となるように両者の関係を入れ替えて構成することもできる。
エアバッグを搭載する車両のステアリングホイールであれば種々のタイプのものに利用することができる。
1・・・・エアバッグモジュール
2・・・・略クランク形状のワイヤー
3・・・・ステアリングホイール
4・・・・フック部材
5・・・・a部樹脂部材
6・・・・b部樹脂部材
7・・・・樹脂部材
8・・・・突起形状部
9・・・・略コ字状部

Claims (3)

  1. エアバッグモジュールを取り付けるステアリングホイールにおいて、エアバッグモジュール側に、スライドさせることによって回転方向に動く略クランク形状のワイヤーを設け、ステアリングホイール側に前記ワイヤーの一部である略コ字状部と嵌合するフック部材を設け、エアバッグモジュールとステアリングホイールをワンタッチで固定・解除できることを特徴とするステアリングホイール構造。
  2. エアバッグモジュールを取り付けるステアリングホイールにおいて、ステアリングホイール側に、スライドさせることによって回転方向に動く略クランク形状のワイヤーを設け、エアバッグモジュール側に前記ワイヤーの一部である略コ字状部と嵌合するフック部材を設け、エアバッグモジュールとステアリングホイールをワンタッチで固定・解除できることを特徴とするステアリングホイール構造。
  3. 略クランク形状のワイヤー両端にワイヤーの回転規制をする回転規制部を設けたことを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のステアリングホイール構造。
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Cited By (2)

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