JP2010253027A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドア開放用の操作部材を操作した際に、操作部材の操作スペースを大きくすることなく、ロック解除を素早く行うことができると共に、操作部材の操作力増加を極力抑えることができるようにする。
【解決手段】ロック機構15は、ロック部材6、ロックばね18を有し、ドア4の閉鎖に伴い被ロック部材7を該ロック部材6で係止する。押しボタン9は、使用者の操作により所定方向に動作する。ロック解除機構16は、操作力伝達部材28と、ガイド部6eと、該ガイド部6eに摺接するピン28aとを有し、押しボタン9の操作に基づく操作力伝達部材28の移動変位を、該ガイド部6e及びピン28aの摺接により、ロック部材6にロックを解除する方向へ変換して伝達し、ロックばね18の付勢力に抗して該ロック部材6をロック解除方向へ移動させる。ガイド部6eの角度のうち、ロック部材6のロック解除方向への移動開始点から移動途中部にかけての部分での角度を、該移動途中部から移動終点にかけての部分での角度より小さくなるように設定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯機本体のドアのロックを解除する手段と該ドアを強制的に開放させる手段を備えた洗濯機に関する。
例えばドラム式洗濯機には、例えば特許文献1に記載された構成のものがある。このものでは、図20ないし図22に示すように、洗濯機本体81の前面に洗濯物出入口82が備えられていると共に、この洗濯物出入口82を開閉するドア83が備えられている。そして、この洗濯物出入口82の全周囲に前記ドア83の閉塞時に該ドア83の裏面と水密に接触するベローズ84を設けている。
さらに、このものでは、前記洗濯物出入口82に対する前記ドア83の閉鎖状態をロックするロック機構85と、ドア開放用の操作部材86と、この操作部材86の操作に基づいて前記ロック機構85によるロックを解除して前記ドア83を開放可能とするドアロック解除機構87と、前記操作部材86の操作に基づいて前記ドア83を開放させるドア開放部材88とを設けている(例えば特許文献1)。
前記ロック機構85は、本体ケース85a内に、ロック方向(矢印A1方向)及びロック解除方向(矢印A2方向)に移動可能なロック部材85bを有すると共に、該ロック部材85bをロック方向に付勢するロックばね85cを有する。又、前記ロック部材85bには先端部に係合部85dを有する。
前記ドアロック解除機構87は、前記操作部材86を押し操作することにより、ロック解除方向(矢印B1方向、前記ロック部材85bの移動方向とほぼ直交する方向)に移動する操作力伝達部材87aを備え、さらに、長溝部87b、摺接部87cを有する。上記長溝部87bは、前記ロック部材85bに、該ロック部材85bの移動方向に対して斜め直線状をなすように形成され、前記摺接部87cは、前記操作力伝達部材87aのほぼ先端部に突起状に形成されていて、前記長溝部87bに摺動可能に嵌合している。
ドア83には、図20及び図22に示すように、被係合孔部89aを有するラッチ89が設けられており、ドア83が閉塞されると、該ラッチ89がロック部材85b先端部の斜面85eと摺接して、該ロック部材85bを矢印A2方向へ一旦移動させ、該ラッチ89の被係合孔部89aがロック部材85bの係合部85dに対応すると、該ロック部材85bが前記ロックばね85cのばね力により該被係合孔部89aに嵌入し、もってドア83が閉鎖状態にロックされる。
前記操作部材86が押し操作されると、操作力伝達部材87aが矢印B1方向へ移動し、摺接部87cが長溝部87bの上縁部と摺接することによりロック部材85bが矢印A2方向に移動し、ロック解除状態となる。
また、該操作部材86の前記押し操作により、前記ドア開放部材88が回動し、該ドア開放部材88の一端部88aがドア83の裏面を押し出し、該ドア83を強制的に開放させる。
特開2007−111108号公報
上記従来のドラム式洗濯機においては、ドア83を開放させる場合、上述したように操作部材86を押し操作して、ロック解除機構87を動作させ、必要によってはその後ドア開放部材88を動作させるようにしている。このものでは、操作部材86のストロークとしては、ロック解除のためのストロークとドア開放のためのストロークとを確保する必要がある。
ところで、このものにおいては、ロック解除の確実さを期したり、ロック解除を素早く行うために、ロック部材85bの移動ストロークを大きくすることが考えられている。ロック部材85bの移動ストロークを大きくするには、前記操作部材86の操作ストロークを大きくする必要がある。
しかし、操作部材86の操作ストロークを大きくするには、該操作部材86や、操作力伝達部材87aの操作スペースを大きくする必要があり、又、操作部材86には、ロック解除のための操作ストロークのみならずドア開放のための操作ストロークも必要であるから、洗濯機本体81の狭い部位に配置される操作部材86にこれ以上の大きな操作スペースを確保するのは極めて困難であり、また、操作部材86の操作量が大きくなって使用者が操作しづらくなるおそれもある。
この対策として、操作部材86の操作ストロークを変えないで、該操作部材86に対するロック部材85bのストローク変換率を大きくすれば良いと考えられるが、一義的に大きくしてしまうと、操作部材86に対する操作力が大きくなってしまう。この場合、前記操作部材86を操作するには、前記ロック解除に抗するロックばね85cのばね力に打ち勝つ操作力が必要であり、特に該操作部材86の操作終期では、ロックばね85cに蓄勢されたばね力も大きくなり、操作力が増加する不具合があった。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、ドア開放用の操作部材を操作した際に、操作部材の操作スペースを大きくすることなく、ロック解除を素早く且つ確実に行うことができると共に、操作部材の操作力増加を極力抑えることができる洗濯機を提供することにある。
本発明は、洗濯機本体に設けられ洗濯物出入口を開閉するドアと、このドアに設けられた被ロック部材と、前記洗濯機本体に設けられ該ドアの閉鎖状態をロックするロック方向及び該ロックを解除するロック解除方向へ移動するロック部材を有すると共に、該ロック部材を前記ロック方向へ付勢するロックばねを有し、前記ドアの閉鎖に伴い前記被ロック部材を該ロック部材で係止するロック機構と、前記洗濯機本体に設けられ使用者の操作により所定方向に動作するドア開放用の操作部材と、前記洗濯機本体に設けられ前記操作部材の操作に基づいて前記ロック部材の移動方向とほぼ直交する方向へ移動する操作力伝達部材と、前記操作力伝達部材及び前記ロック部材の一方に設けられ前記ロック部材の移動方向に対してほぼ斜め状をなすガイド部と、前記操作力伝達部材及び前記ロック部材の他方に設けられ該ガイド部に摺接する摺接部とを有し、前記操作部材の操作に基づく前記操作力伝達部材の移動変位を、該ガイド部及び摺接部の摺接により、前記ロック部材に前記ロックを解除する方向へ変換して伝達し、前記ロックばねの付勢力に抗して該ロック部材をロック解除方向へ移動させるロック解除機構と、前記洗濯機本体に設けられ前記操作部材の操作に基づいて前記ドアを開放させる強制開放機構とを備え、前記操作部材の操作により、前記ロック部材をロック解除方向へ移動させると共に、前記強制開放機構を動作させるようにしたものにおいて、前記ロック部材の移動方向に対する前記ガイド部の角度のうち、該ロック部材のロック解除方向への移動開始点から移動途中部にかけての部分での角度を、該移動途中部から移動終点にかけての部分での角度より小さくなるように設定したところに特徴を有する。
前記操作部材が操作されると、操作力伝達部材が移動され、前記ロック解除機構のガイド部及び摺接部による方向変換作用により、前記操作部材の操作力及び操作力伝達部材の移動変位が、前記ロック部材に対してロック解除方向へ伝達され、該ロック部材がロックばねの付勢力に抗してロック解除方向へ移動する。この移動によって被ロック部材に対する係合が解除されてドアの閉塞状態のロックが解除される。
この場合、操作力伝達部材の移動ストロークに対するロック部材のロック解除方向への移動ストロークは、前記ロック部材の移動方向に対する前記ガイド部の角度によって決定される。例えば、前記ロック部材の移動方向に対する前記ガイド部の角度を小さくすれば、操作力伝達部材の移動ストロークが一定(操作部材の操作ストロークが一定)でもロック部材の移動ストロークが大きくなる(この場合操作力は若干大きくなる)。また、上述のガイド部の角度を大きくすれば、操作力伝達部材の移動ストロークが一定でもロック部材の移動ストロークが小さくなる(この場合操作力は若干小さくなる)。
しかるに、本発明においては、前記ロック部材の移動方向に対する前記ガイド部の角度のうち、該ロック部材のロック解除方向への移動開始点から移動途中部にかけての部分での角度を、該移動途中部から移動終点にかけての部分での角度より小さくなるように設定しているから、操作部材の操作開始から途中までは、ロック部材の移動ストロークが大きく、換言すれば、操作部材の操作ストロークつまり操作部材の操作スペースを大きくすることなく、ロック部材の移動ストロークが大きくなり、ロック解除方向への移動が素早くなり、ロック解除が早く且つ確実に完了する。そして、操作部材の操作途中部から移動終点(いわゆる退避位置)までは、ロック部材の移動は遅いが軽い操作力で移動させることができる。
この場合、前述の操作開始初期では、ロック部材の移動ストロークが大きいことから操作力の増加が懸念されるが、ロックばねに蓄勢されたばね力はさほど増加しておらず、増加したとしても大きなばね力ではないので、当該操作開始初期での操作力の若干の増加は、実使用上全く問題はない。又、ロックばねのばね力が大きくなる操作途中以降は操作部材に対する操作力の増加を抑えることができるから、操作力の増加を極力抑えることができる。
又、ロック解除操作に引き続き、前記操作部材を操作することにより強制開放機構がドアを開放方向へ動作させるが、ロック部材が素早くロック解除位置まで動くことで、ドアと一体移動する被ロック部材がロック部材に当接するおそれはなく、支障なくドアを開放でき、総じてロック解除及びドア開放を確実に行うことができる。
本発明は、ドア開放用の操作部材を操作した際に、操作部材の操作スペースを大きくすることなく、ロック解除を素早く行うことができると共に、操作部材の操作力増加を極力抑えることができる。
本発明の第1の実施形態を示す操作部材からロック機構にかけての部分の概略的な正面図 ドア開放状態におけるドラム式洗濯機全体の斜視図 ドアなどをはずした状態で示す洗濯機本体のベースプレート及び水槽などの斜視図 ドアなどをはずした状態で示す操作部材からロック機構にかけての部分の斜視図 操作部材部分の縦断側面図 図4とは異なる作用状態での操作部材部分の縦断側面図 ドア閉鎖状態における被ロック部材部分の横断平面図 ロック部材がロック位置にあるロック機構及びロック解除機構部分の縦断正面図 ロック部材がロック解除位置にあるロック機構及びロック解除機構部分の縦断正面図 ロック部材のガイド部部分の正面図 ロック解除時の操作力の変化を示す図 本発明の第2の実施形態を示す図8相当図 図9相当図 ドア閉塞時における作用を説明するための図8相当図 本発明の第3の実施形態を示す図10相当図 本発明の第4の実施形態を示すロック状態にあるロック機構及びロック解除機構の部分的縦断正面図 ロック解除状態にあるロック機構及びロック解除機構の部分的縦断正面図 本発明の第5の実施形態を示す図16相当図 図17相当図 従来例を示す図2相当図 図1相当図 図7相当図
以下、本発明の第1の実施形態を示すドラム式洗濯機につき図1ないし図11を参照して説明する。まず、図2に示すように、洗濯機本体たる筐体1の前面板1aは、若干斜め上方を指向した傾斜面状をなしていて、周縁部が円形状に窪んで開口する洗濯物の洗濯物出入口2が形成され、その上部に各種の洗濯コースなどを設定する操作パネル3が設けられている。なお、この洗濯物出入口2の周縁部には、詳細は後述するが環状の開口枠体30が被着されている。また洗濯物出入口2には、円形状のドア4が一端側を2個のヒンジ体5を介して回動可能に設けられ、該洗濯物出入口2を閉鎖可能とするとともに、他端側にはこの閉鎖状態で係合するラッチ部を構成する被ロック部材7を突設している。この被ロック部材7は、図7に示すように、被係合孔部7aを有し、この被係合孔部7aに後述するロック部材6(図1参照)が係脱可能に係合する構成としている。
そして、前面板1aには上記被ロック部材7と対応した位置に該被ロック部材7が挿脱可能なラッチ孔部8が突出するように設けられ、このラッチ孔部8に被ロック部材7が挿入されたとき、前記ロック部材6と係合可能としている(詳細は後述する)。その他、図2には上記洗濯物出入口2の右肩方向に当たる外周縁に操作部材としての押しボタン9が設けられ、これはドア4が閉鎖状態でも操作可能な位置に配設されており、更には前記筐体1の内部に配設された周知のドラム10、及びドア4や洗濯物出入口2、そして後述する水槽13との間の水漏れを防ぐべく水密に構成された柔軟性を有するベローズ11につき図示され、これらの詳細な説明はいずれも後述する。
次いで、図3に基づき説明する。この図3は、前記前面板1aの内側の要部を拡大して示す斜視図で、具体的には筐体1やドア4を取外し、且つ前面板1aを構成するうちの表面板を取除いて裏面板であるベースプレート12に対する各種部品等の組込み構成を示したものである。
まず、前記ドラム10は水槽13内に横軸回りに回転可能に設けられ、その前面開口部が前記洗濯物出入口2に対向するよう前方に若干上昇した傾斜形態に軸支されている。しかるに、上記ドラム10を内包した水槽13も同様にその前面開口部を洗濯物出入口2に対向配置され、そして該水槽13の前面に前記ベローズ11の一端が接続固定されている。このベローズ11の他端は、後述する図5に示すように筐体1の前面板1a(ベースプレート12)における洗濯物出入口2の外周縁部に接続固定されるとともに、そのリップ部11aが閉鎖状態のドア4の膨出した裏面側に弾性的に圧接した状態に接触している。以って、水槽13外の筐体1内部や、洗濯物出入口2から外方への水漏れを防止する水密構成をなすとともに、柔軟性であるが故に水槽13側の振動が該ベローズ11を通して前面板1aに極力伝達されないようにしている。なお、水槽13自体も周知のように図示しないサスペンションを介して筐体1内に弾性支持され、水槽13側に生じた振動がそのまま筐体1側に伝達されない構成にある。
また、図3には取外したドア4の2個のヒンジ体5を回動可能に軸支するヒンジ機構14が示され、ベースプレート12の左端側に配設されている。このヒンジ機構14は、1本の支軸14aと2箇所に張設された捩じりコイルばねからなるヒンジばね14bを具備しており、これらヒンジばね14bは夫々のヒンジ体5を介して閉鎖状態のドア4を開放方向に付勢するよう設けられている。しかして、このヒンジ機構14と洗濯物出入口2を挟んだ反対側(右端側)には、前記したラッチ孔部8などを含むロック機構15が配設され、更にはこのロック機構15によるロック状態を解除するロック解除手段としてのロック解除機構16を備えている。
以下、上記ロック機構15及びロック解除機構16について、図1及び図8を参照して説明する。まず、ロック機構15の構成につき述べると、これは、矩形箱状のロックケース17内に配設されている。すなわち、このロックケース17の一端には前記したラッチ孔部8を一体に突出形成して、前面板1aの前記開口枠体30から前面外方に臨んでいる。そして、このラッチ孔部8の近傍に位置し前記被ロック部材7と係脱可能とする前記ロック部材6がガイドリブ部17aにより横方向(図示左右方向)に移動可能に設けられている。
このロック部材6の先端部である係合部6aには、図7に示すように平面的にみてその先細となる斜面部6bが形成されている。また、図8に示すように、このロック部材6の中央部にはばね配置孔部6cが形成されていると共にばね受け凸部6dが形成されている。前記ロックケース17においてこのばね配置孔部6c内に対応する内面には、コ状をなすばね受けリブ部17bが形成されている。そして、前記ばね受け凸部6dとばね受けリブ部17bとの間に、圧縮コイルばねからなるロックばね18が圧縮状態に設けられている。
前記ロック部材6は、前記ロックばね18により矢印A1方向へ付勢されていて、この係合部6aは、常時は、ラッチ孔部8を臨む位置に保持されている。
従って、被ロック部材7がラッチ孔部8に挿入されて、係合部6aの斜面部6bに当接すると、該ロック部材6がロックばね18に抗して一瞬後退(矢印A2方向)し、被ロック部材7の被係合孔部7aにロック部材6の係合部6が対応すると、このロックばね18により該ロック部材6が前記被ロック部材7の被係合孔部7aに入り込み、もって、ドア4の閉鎖状態をロックすることになり、以ってロック機構15として機能する。
上記ロック機構15に対し、そのドアロック状態を解除する手段としてのロック解除機構16は、前記押しボタン9による外部操作に連動して上記ロック機構15を解除動作させる構成にあって、ドア4を必要時に開放できる機能を有する。
すなわち、ロック解除機構16は、機能的には、図1に示すように、操作部材たる上記押しボタン9の操作変位(ストローク)を所定方向に伝達する変位伝達機構19と、ガイド部6e、6e´と、摺接部たるピン28aとを含んで構成されている。なお、上記ガイド部6eは、右開きドア用、ガイド部6e´は左開きドア用であり、本実施形態では、ドア4は右開き用(右側が開く)であるので、ガイド部6eを使用する。
前記押しボタン9の構成につき図5に示す要部の拡大断面図、及び図3の要部を拡大して示す図4も参照して述べると、押しボタン9は裏面側を空洞で開放した浅い箱状をなし、上面を押圧部9aとして一部凹面状としている。この押しボタン9の一端に、特に図1に示すように外方に並列に延びた2本の支持アーム9bを一体に形成するとともに、その端部の外側面に軸部21を形成している。これとは反対側の両角部には、弾性変形可能な爪部9cを突設している。そして、押圧部9aに対応する裏面側には図5に示すように棒状突起9dを突設していて、該突起9dに嵌合して圧縮コイルばねからなる弾性体としてのボタンばね20が取付固定されている。このボタンばね20は、圧縮強度を高めたコイルばねを採用しており、詳細は後述するが押しボタン9が押圧操作されたとき、その機械的変位を他部位に伝達するに十分な剛性を有している。
斯かる構成の押しボタン9は、特に図4に示すボタンケース22内に回動可能に支持される。すなわち、ボタンケース22はベースプレート12にネジ止めされ、起立した周壁部22aは押しボタン9の外形形状に沿うように形成され、そのうちの一部を切除した構成としている。そして、このボタンケース22の押しボタン9の支持アーム9bが収納される2箇所の凹所23には、それらの外側面に軸孔23aを形成している。この軸孔23aに、押しボタン9の支持アーム9bの端部に突設された軸部21を挿入することで、該押しボタン9を回動可能に軸支する。
更には、この回動可能に軸支した押しボタン9の反対側における自由動状態を安定化するため、角部に突設した爪部9c(図1参照)がボタンケース22の周壁部22aに形成した開口部24に弾性的に挿入され抜け止め状態に保持されるなどして、該押しボタン9の自由端側の不安定になりがちな動きを規制するようにしている。斯くして、押しボタン9はボタンケース22内に所定内の回動変位可能に軸支され、通常は図5に示す如く押圧部9aを押圧操作し易く前面板1a及び該前面板1aに連ねて洗濯物出入口2周縁部に装着された前記開口枠体30を通して外部に露出した状態に組み込まれ、且つ最も前方に突出した状態に前記ロック機構15のロックばね18の付勢作用を(前記変位伝達機構19を介して)受けて保持される構成としている(詳細は後述する)。
次いで、上記構成の押しボタン9の操作変位を上下方向の変位に変換する変位伝達機構19の構成につき述べる。この変位伝達機構19は、方向変換レバー25と、移動部材26と、ガイド部材27と、操作力伝達部材28とを含んで構成されている。
図5に示すように、方向変換レバー25は、押しボタン9のボタンばね20の下方に対応したばね受け座25aを突設し、前記ボタンケース22内に回動可能に支持されている。前記ばね受け座25aが軸部25bから図示下方向に突出しているのに対し、図示横方向に突出したレバー片25cを一体に形成している。しかるに、前記ばね受け座25aはボタンばね20の下端部を受け入れる筒状凹部に形成されていて、押しボタン9からの操作変位を確実に捉えるようにし、以って押しボタン9の押圧操作に基づき軸部25bを中心に回動させ前記レバー片25cを回動変位させる構成にある。
そして、上記レバー片25cと係合して所定方向に変位可能な移動部材26が設けられている。この移動部材26は、上記レバー片25cからの回動変位を所定方向に所定ストローク移動可能に設けたもので、例えば本実施形態では直線的にスライド移動可能に構成されている。具体的には、特に図5に示す上記レバー片25cを挟んでV字状(或はU字状)に対峙して立設した起立部26bと、図1,4に示すスライドする主体部である基台部26aと、この基台部26aの中央部位に形成した長孔状のガイド孔26cを有し、該ガイド孔26cにベースプレート12側から起立したガイド部材27をスライド可能に嵌合することで、移動部材26のスライド方向(矢印B1、B2方向)や同ストロークの限度規制をしている。
この移動部材26の端部には、前記ロック機構15を連動させるべく、該ロック機構15との間に例えば棒状の操作力伝達部材28を連結している。
この操作力伝達部材28の他端側は図1及び図8に示す如く前記ロックケース17内に、挿入口部17cを通して収納されており、ガイドリブ部17dによりスライド可能(図示上下方向)に保持されている。
この操作力伝達部材28の収納端部(下端部)には、ピン28aを直立状態に設けている。
前記ガイド部6eは、前記ロック部材6に形成されたほぼ斜め長孔状の摺動孔部6Eの上縁部により構成されている。この摺動孔部6E内に前記ピン28aが摺動可能に嵌合されている。
そして、この操作力伝達部材28の上下移動に対し、ロック機構15を構成する前記ロック部材6が該操作力伝達部材28と直交する方向(図示左右方向)に進退可能に設けられている。この操作力伝達部材28のピン28aが上動するに伴ない、該ピン28aが傾斜したガイド部6eを摺動し、ロック部材6をA2方向に移動可能としている。なお、前記ロックケース17の下端部には、左開きドア用の場合に、操作力伝達部材28を挿入するための挿入口部17fが形成されている。
さて、前記ガイド部6eの角度、つまり、前記ロック部材6の移動方向(矢印A1及びA2方向)に対するガイド部6eの角度のうち、図10に示す該ロック部材6のロック解除方向(矢印A2)への移動開始点K1から移動途中部K2にかけての部分L1での角度αを例えば34度とし、該移動途中部K2から移動終点K3にかけての部分L2での角度β例えば40度としており、もって、該角度βを前記角度αより小さくなるように設定している。なお、前記摺動孔部6Eの下縁部の角度もガイド部6eと同様の角度形態に形成されている。
従って、上記構成により操作力伝達部材28が図1の状態から上方向(矢印B1方向)に移動した場合には、上記ピン28aとガイド部6eとが嵌合した滑動作用により、ロック部材6を後退方向でもある右方向(矢印A2方向)にスライド移動する。この場合、前記したロックばね18を圧縮しながらロック部材6が移動する。このロック部材6が移動すると、ロック部材6が被ロック部材7との係合状態から脱して所謂ラッチ部が解除され、ドア4のロック状態も解除される。
又、ロックばね18は、通常その付勢力はロック部材6から操作力伝達部材28、移動部材26、変換レバー25等の変位伝達機構19を経て、ボタンばね20を介して押しボタン9に達し該押しボタン9を常態位置に保持し、或は押圧操作解除後における元位置への復帰動作を行なうべく作用する。
しかるに、上記ロック状態が解除された後に前記操作力伝達部材28の矢印B1方向への移動作用が消失した場合には、ロックばね18が圧縮されて蓄積されていた弾発力が有効化し、ロック部材6を矢印A1方向に復帰移動させる。また、摺動孔部6E内に嵌合しているピン28aを介して操作力伝達部材28も矢印B2方向に復帰移動する。
このようなロック解除機構16に対し、これと連動してドア4の強制開放手段としての強制開放機構29を、押しボタン9の近傍に設けている。この強制開放機構29は、上記ロック解除機構16によるドア4の開放が困難であった場合、例えば前記ベローズ11のドア4との密着部位の粘着性などにより容易に離脱し難い事態が生じた場合など、ラッチ部による係合が正常に解除されてもドア4が開放されないときに有効とする強制的なドア開放手段である。
この強制開放機構29は、洗濯物出入口2の開口周縁部を覆うように設けられた前記開口枠体30(図2,5参照)に回動可能に軸支された強制開放レバー31と、この強制開放レバー31を反矢印C方向に回動付勢する捩じりコイルばね32を具備した構成にあって、矩形板状をなすほぼ中間部を軸支され、その長手方向の回動する両端部が夫々前記押しボタン9とドア4側とに指向して配設されている。
そして、そのうちの押しボタン9側に延びた回動端部31aは、この押しボタン9の下方まで達して、該押しボタン9の反軸支側の後端側壁部に連ねて形成された押圧突部9eの下方に対向している。他方、ドア4側に延びた回動端部31bは、開口枠体30に形成された窓口30a内に進出した位置にあって、先端の凸部が閉鎖状態のドア4の裏面に若干離間して対向している。従って、強制開放レバー31の両回動端部31a,31bは、通常ドア4の閉鎖状態にあって夫々押しボタン9及びドア4の下方に若干離間した待機状態にあるとともに、この状態は前記捩じりコイルばね32の付勢作用と、該付勢方向への回動を規制するストッパ部30bとによって保持されている。
しかして、上記待機状態にある強制開放レバー31は、押しボタン9の押圧操作が進行し、前記したようにラッチ部たるロック部材6と被ロック部材7との係合が解除された後の操作ストロークに基づき、押圧突部9eが回動端部31aを押圧することで該強制開放レバー31を捩じりコイルばね32の付勢力に抗して回動する。これにより図6に示すように、その反対側の回動端部30bが窓口30aから一時的に突出し、ドア4の裏面を矢印F方向に押すことで該ドア4をベローズ11等から強制的に離反し開放可能とする。なお、開放回動後の強制開放レバー31は、押しボタン9の押圧操作が解除されれば前記捩じりコイルばね32の復元力により元位置に復帰回動する。
なお、前記ロック部材6には、図1及び図8に示すように、引き操作具33が連結されており、ロック部材6がロック状態で動き不能(ドア開放不能)となったときに、当該引き操作具33を引き操作することにより、ロック部材6をロック解除方向へ強制的に移動させ得る構成としている。
次に、上記構成としたドラム式洗濯機の作用につき、特にはドア4の開閉動作に関連して説明する。
図1、図5に示すように、洗濯物出入口2を閉鎖したロック状態にあるドア4を開放させるために、ロック解除手段としてのロック解除機構16を機能させる。まず、使用者は押しボタン9を押圧操作する。通常ならば押しボタン9は、その軸部21を中心に矢印D方向に回動変位し、そのストロークはボタンばね20からばね受け座25aを介して変換レバー25を矢印E方向へ回動する。更にこの回動変位は、レバー片25cを経て移動部材26の起立部26bに伝達され、該移動部材26を図1に示す矢印B1方向にスライド移動させる。そして、連結状態にある操作力伝達部材28がロック解除方向である上記矢印B1方向へ変位する。
図8に示すように、この矢印B1方向の変位は前記ガイド部6bの角度α部分に対するピン28aの矢印B1方向への摺動により、矢印A2方向へ変換されて、ロック部材6を同方向へ変位させる。この場合、操作力伝達部材28が距離Lk移動するときに、ロック部材6は、Lk´(=[Lk×cotα])移動する。その後、ガイド部6eの角度β部分に対してピン28aが摺動するようになり、引き続き、ロック部材6が矢印A2方向へ変位される。この場合、ロック部材6は、操作力伝達部材28が距離Ln移動するときに、Ln´(=[Ln×cotβ])移動する。
この場合、cotαはcotβより大きい、つまり、角度α領域でのストローク変換比が角度βでのストローク変換比より大きいので、ロック部材6は決められた移動範囲のうちの前半で素早く移動し、後半では比較的緩やかに移動する。
このロック部材6の移動は、ロックばね18のばね力に抗してなされるため、押しボタン9を操作するのに要する力は、順次増加してゆくが、該ロック部材6の移動後半では、ストローク変換比が小さくなるので、ストローク変換比が前半と同じ場合に比して、上記力の増加は抑えられる。この場合の操作力の変化を図11に示している。
上述したロック部材6の矢印A2方向への移動により、ドア4側の被ロック部材7との係合によるロック状態が解除され、ヒンジばね14bの付勢力によりドア4を開放し、使用者は更に手動操作してドア4を大きく開放し或は全開することができる。このとき、ドア4の裏面側にベローズ11が密着していると、ヒンジばね14bの付勢作用のみでは開放しないこともある。
斯かる場合には、ドア4の強制開放手段たる強制開放機構29を動作させる。すなわち、図5及び図6に示すように、上記ロック状態を解除した後も押しボタン9を押圧操作することにより、ロック部材6の移動及びロックばね18の圧縮作用も停止した状態の下で、押しボタン9の操作が続けられてボタンばね20は圧縮されながら該押しボタン9が回動変位する。
この押しボタン9の回動変位により、該押しボタン9の後端部の押圧突部9eは強制開放レバー31の一端たる回動端部31aを押圧変位させる。
これにより、上述したように強制開放レバー31が捩じりコイルばね32に抗して矢印C方向に回動し、窓口30aから他端の回動端部31bを突出させドア4を矢印F方向に強制的に離反動作し、以ってベローズ11の密着状態を開離できて、ドア4を確実に開放することができる。この場合、ベローズ11に低摩擦用のコーティングを施しておけば、ベローズ11の密着による問題が軽減でき強制開放手段としても小さな操作力で済むなど、構成を簡単化できる利点を有する。
上記したロック解除手段としてのロック解除機構16によりロックを解除した後、或は強制開放機構29を動作させた後は、いずれも押しボタン9の押圧操作を解除すればよい。すなわち、ロック解除機構16にあっては、ラッチ部の係合が解除されたロック部材6は押しボタン9からの外部操作力が消失することで、ロックばね18の付勢力たる圧縮状態の弾発力により操作力伝達部材28や移動部材26を図1の矢印B2方向にスライド移動させ、押しボタン9も元位置の復帰方向に回動変位するとともに、ボタンばね20は初期値の付勢力を有した状態に復元し、押しボタン20を初期位置の状態である最終の復帰位置に保持する。
一方、強制開放機構29を動作させた後にあっても、同様に押しボタン9の押圧操作が解除されると、強制開放レバー31は捩じりコイルばね32による復帰動作とストッパ部30bによる位置規制により図5に示す元の位置に復帰する。
従って、この復帰した状態でドア4を再び閉じれば、ラッチ孔部8に進出しているロック部材6の斜面部6bを介して、ドア4側の被ロック部材7と弾性的に係合することができ、ドア4を閉鎖状態にロックすることができる。
なお、図示及び説明は省略するが、実用上では洗濯運転中にドア4の開放が実質的にできないように、例えばマグネットを利用してロック機構15のロック部材6の移動を阻止する手段を講じて、不用意にドア4の開放による水の漏洩や飛散がなく、或は回転動作するドラム10に対する安全性などを確保している。
このような本実施形態によれば、前記ロック部材6の移動方向に対する前記ガイド部6eの角度のうち、該ロック部材6のロック解除方向への移動開始点K1から移動途中部部K2にかけての部分での角度αを、該移動途中部部K2から移動終点K3にかけての部分での角度βより小さくなるように設定しているから、押しボタン9の操作開始から途中部までは、ロック部材6の移動ストロークが大きく、換言すれば、押しボタン9の操作ストロークつまり押しボタン9の操作スペースを大きくすることなく、ロック部材6の移動ストロークが大きくなり、ロック解除方向への移動が素早くなり、ロック解除が早く且つ確実に完了する。そして、押しボタン9の操作途中である移動途中部K2から移動終点K3(いわゆるロック部材6の退避位置)までは、ロック部材6の移動は遅いが軽い操作力で移動させることができる。
この場合、前述の操作開始初期(前記図10の部分L1)では、ロック部材6の移動ストロークが大きいことから操作力の増加が懸念されるが、ロックばね18に蓄勢されたばね力はさほど増加しておらず、増加したとしても大きなばね力ではないので、当該操作開始初期での操作力の若干の増加は、実使用上全く問題はない。又、ロックばね18のばね力が大きくなる操作途中以降は押しボタン9に対する操作力の増加を抑えることができるから、操作力の増加を極力抑えることができる。
又、ロック解除操作に引き続き、前記押しボタン9を操作することにより強制開放機構29がドア4を開放方向へ動作させるが、ロック部材6が素早くロック解除位置(被ロック部材7から外れる位置)まで動くことで、ドア4と一体移動する被ロック部材7がロック部材6に当接するおそれはなく、支障なくドア4を開放でき、総じてロック解除及びドア開放を確実に行うことができる。
又、上記実施形態によれば、前記角度α、βをいずれも45度未満としたから、操作力伝達部材28の変位ストロークに対するロック部材6の変位ストロークの比率を「1」超とすることができ、当該比率がほぼ「1」(角度が45度)であった従来構成に比して、押しボタン9の操作ストロークを大きくせずにロック部材6の変位ストロークを大きくできる。
図12ないし図15は本発明の第2の実施形態を示しており、次の点が上記第1の実施形態と異なる。前記操作力伝達部材28及び前記ロック部材6のうち前記ガイド部6eを設けたロック部材6に、前記ロック部材6のロック解除方向への移動を許容する逃げ部6fを形成している。すなわち、摺動孔部6Eをほぼ三角形状に形成している。ただし、上縁部であるガイド部6eは変更していない。そして当該三角形状の空間部により逃げ部6fを形成している。
この第2の実施形態において、図12の状態がドア4が閉塞されてロック状態だとすると、この状態から押しボタン9が操作されると、第1の実施形態の場合と同様に、操作力伝達部材28が矢印B1方向へ移動することにより、ピン28aがガイド部6eに摺接して、図13に示すように、ロック部材6を退避位置まで移動させる。
又、図12の状態が、ドア4の開放状態であるとすると、この状態からドア4が閉鎖されると、ドア4と一体移動する被ロック部材7がロック部材6を一旦図14に示すように矢印A2方向へ移動させるが、逃げ部6fがあることから、ピン28aが上方へ動くことはなく、従って、操作力伝達部材28ひいては変位伝達機構19、さらには押しボタン9が動くことがない。従って、ドア4の閉塞動作時に押しボタン9が無駄に動作することを防止できる。
図15は本発明の第3の実施形態を示しており、第1の実施形態とは次の点が異なる。すなわち、第3の実施形態では、ガイド部6eの部分L1と部分L2との境界部分(移動途中部K2部分)を円弧状に形成した。この実施形態においても、基本的に第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。この場合、ガイド部6eを移動開始点K1から移動終点K3にかけての全体を円弧状に形成するようにしても良く、つまり、移動開始点K1から移動途中部K2までの平均的な角度を、移動途中部K2から移動終点K3までの平均的な角度よりも小さくすれば良い。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の第4の実施形態として示す図16及び図17のように、ロック部材41は、右開きドア専用であっても良い。同図中、第1の実施形態と同一機能部分には同一符号を付している。この実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
又、本発明の第5の実施形態として示す図18及び図19のように、操作力伝達部材28にガイド部51aを設け、ロック部材6に摺接部たるピン52を設ける構成としても良い。この場合ガイド部51aは摺動孔部51の下縁部により構成されている。
図面中、1は筐体(洗濯機本体)、2は洗濯物出入口、4はドア、6はロック部材、6eはガイド部、6fは逃げ部、7は被ロック部材、9は押しボタン(操作部材)、15はロック機構、16はロック解除機構、18はロックばね、19は変位伝達機構、28は操作力伝達部材、28aはピン(摺接部)、29は強制開放機構、41はロック部材、51aはガイド部、52はピン(摺接部)を示す。

Claims (2)

  1. 洗濯機本体に設けられ洗濯物出入口を開閉するドアと、
    このドアに設けられた被ロック部材と、
    前記洗濯機本体に設けられ該ドアの閉鎖状態をロックするロック方向及び該ロックを解除するロック解除方向へ移動するロック部材を有すると共に、該ロック部材を前記ロック方向へ付勢するロックばねを有し、前記ドアの閉鎖に伴い前記被ロック部材を該ロック部材で係止するロック機構と、
    前記洗濯機本体に設けられ使用者の操作により所定方向に動作するドア開放用の操作部材と、
    前記洗濯機本体に設けられ前記操作部材の操作に基づいて前記ロック部材の移動方向とほぼ直交する方向へ移動する操作力伝達部材と、前記操作力伝達部材及び前記ロック部材の一方に設けられ前記ロック部材の移動方向に対してほぼ斜め状をなすガイド部と、前記操作力伝達部材及び前記ロック部材の他方に設けられ該ガイド部に摺接する摺接部とを有し、前記操作部材の操作に基づく前記操作力伝達部材の移動変位を、該ガイド部及び摺接部の摺接により、前記ロック部材に前記ロックを解除する方向へ変換して伝達し、前記ロックばねの付勢力に抗して該ロック部材をロック解除方向へ移動させるロック解除機構と、
    前記洗濯機本体に設けられ前記操作部材の操作に基づいて前記ドアを開放させる強制開放機構とを備え、
    前記操作部材の操作により、前記ロック部材をロック解除方向へ移動させると共に、前記強制開放機構を動作させるようにしたものにおいて、
    前記ロック部材の移動方向に対する前記ガイド部の角度のうち、該ロック部材のロック解除方向への移動開始点から移動途中部にかけての部分での角度を、該移動途中部から移動終点にかけての部分での角度より小さくなるように設定したことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記操作力伝達部材及び前記ロック部材のうち前記ガイド部を設けた前記一方に、前記ロック部材のロック解除方向への移動を許容する逃げ部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
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