JP2010250523A - 電子機器の情報入力装置および電子機器の情報入力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子機器の使用環境に合わせて操作性の高い情報入力を選択的に行うことができる電子機器の情報入力装置および電子機器の情報入力方法を提供する。
【解決手段】操作メニューに対応して設けられており、押圧操作することにより所望の操作を行う操作釦22と、操作メニューが表示された画面と、この操作メニューが表示された画面上の位置に対応して設けられたホール素子18bを有し、磁気ペン61によって指示された画面の位置を磁気センサ61によって検出するホールアレイセンサパネル18と、水深を検出する圧電素子24を有し、圧電素子24の出力に基づいて検出された水深が所定値よりも浅いとき操作釦22によって押圧操作することにより所望の操作を行い、水深が所定値よりも深いときホールアレイセンサパネル18に磁気ペン61よって指示することにより所望の操作を行う電子機器の情報入力装置。
【選択図】 図1
【解決手段】操作メニューに対応して設けられており、押圧操作することにより所望の操作を行う操作釦22と、操作メニューが表示された画面と、この操作メニューが表示された画面上の位置に対応して設けられたホール素子18bを有し、磁気ペン61によって指示された画面の位置を磁気センサ61によって検出するホールアレイセンサパネル18と、水深を検出する圧電素子24を有し、圧電素子24の出力に基づいて検出された水深が所定値よりも浅いとき操作釦22によって押圧操作することにより所望の操作を行い、水深が所定値よりも深いときホールアレイセンサパネル18に磁気ペン61よって指示することにより所望の操作を行う電子機器の情報入力装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子機器の情報入力装置および電子機器の情報入力方法に関し、詳しくは、水中においてタッチ式で情報を入力可能な電子機器の情報入力装置および電子機器の情報入力装置に関する。
カメラ等の電子機器では、動作を指示したりモード設定等、種々の情報を入力するための情報入力装置を備えている。これらの情報入力にあたっては、従来より、押し釦スイッチ等が用いられていた。また、最近ではタッチパネルも用いられるようになってきており、LCDモニタ等の表示面をタッチすることにより、簡単に情報を入力することができる。
タッチパネルとしては、パネル面と指等の間の静電容量の変化によりタッチされた位置を検知する静電容量方式(特許文献1参照)と、抵抗膜の抵抗変化によりタッチされた位置を検知する抵抗膜方式(特許文献2参照)がある。また、表示面に磁気センサを配置し、磁気ペンで指定した位置を検知する座標入力装置も知られている(例えば、特許文献3参照)。
前述したように、カメラ等の電子機器においては、情報入力装置として、押し釦スイッチがしばしば採用されてきている。しかし、陸上のみならず、水中でもこれらの電子機器を使用する場合には、水中での水圧を考慮して、押し釦スイッチにおけるバネ圧を設定しておかなければならない。すなわち、水圧によって押し込まれないようにバネ圧を強くする必要がある。しかし、これでは陸上で使用する際にも、強い力で押し込まなければならず、使用感が悪くなってしまう。
押し釦スイッチに替えてタッチパネルを使用することが考えられる。しかし、抵抗膜方式のタッチパネルは水中ではパネル全体に圧力を受け、タッチ位置を検出することができない。磁気センサを利用する場合には、水中でもタッチ位置の検知を行うことができる。しかし、特許文献3に記載の座標入力装置では、片手に磁気ペンを持ち、片手に電子機器を持って操作することから、押し釦スイッチに比較して操作性が悪い。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、電子機器の使用環境に合わせて操作性の高い情報入力を選択的に行うことができる電子機器の情報入力装置および電子機器の情報入力方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すため第1の発明に係わる電子機器の情報入力装置は、操作メニューに対応して設けられた釦を押圧操作することにより所望の操作を行う第1操作手段と、上記操作メニューが表示された画面と、該操作メニューが表示された画面上の位置に対応して設けられた磁気センサを有し、磁気ペンによって指示された該画面の位置を上記磁気センサによって検出し、この検出された位置に基づいて該操作メニューを決め所望の操作を行う第2操作手段と、水深を検出する水深検出手段と、上記水深検出手段で検出された水深が所定値よりも浅いとき上記第1操作手段を選択し、上記水深検出手段で検出された水深が該所定値以上深いとき上記第2操作手段を選択する選択手段と、を備える。
第2の発明に係わる電子機器の情報入力装置は、上記第1の発明において、上記水深検出手段で検出された水深が上記所定値より浅いとき、上記第1操作手段のみ有効にするか、又は上記第1操作手段と上記第2操作手段を切り替え可能にするかを選択する切替手段を更に備える。
第3の発明に係わる電子機器の情報入力装置は、押圧操作により情報を入力する押圧釦と、二次元的に配置された複数の磁気センサを有し、磁気ペンによって指示された画面上の位置を上記磁気センサによって検出し、これによって上記情報を入力する磁気検出手段と、周囲の圧力を検出する圧力検出手段と、上記圧力検出手段で検出された圧力が所定値よりも低いときには上記押圧釦および/または上記磁気検出手段による上記情報の入力を選択し、上記圧力検出手段で検出された圧力が該所定値以上高いときには上記磁気検出手段による上記情報の入力を選択する選択手段と、を備える。
第4の発明に係わる電子機器の情報入力装置は、上記第3の発明において、上記選択手段は、上記圧力検出手段で検出された圧力が該所定値以上高いときには、上記押圧釦による情報入力を禁止する。
第5の発明に係わる電子機器の情報入力装置は、上記第3の発明において、上記選択手段は、上記圧力検出手段で検出された圧力が該所定値よりも低いときには、上記押圧釦のみによる上記情報の入力、または上記押圧釦および上記磁気検出手段による上記情報入力のいずれかを選択可能とする。
第5の発明に係わる電子機器の情報入力装置は、上記第3の発明において、上記選択手段は、上記圧力検出手段で検出された圧力が該所定値よりも低いときには、上記押圧釦のみによる上記情報の入力、または上記押圧釦および上記磁気検出手段による上記情報入力のいずれかを選択可能とする。
第6の発明に係わる電子機器の情報入力方法は、操作メニューに対応して設けられた釦を押圧操作することにより所望の操作を行う第1操作手段と、上記操作メニューが表示された画面と、該操作メニューが表示された画面上の位置に対応して設けられた磁気センサと、該操作メニューを指示する磁気ペンとを有して構成され、該磁気ペンによって指示された該画面の位置に対応して設けられた該操作メニューを検出することによって所望の操作を行う第2操作手段と、水深を検出する水深検出手段とを有してなる電子機器の情報入力方法であって、上記水深検出手段により、水深を検出するステップと、上記水深検出手段で検出された水深が所定値よりも浅いとき上記第1操作手段を選択し、上記水深検出手段で検出された水深が該所定値以上深いとき上記第2操作手段を選択するステップと、を有する。
第7の発明に係わる電子機器の情報入力方法は、圧力を検出し、上記検出された圧力が所定値よりも低いときには、押圧釦および/または磁気検出によって情報を入力し、上記検出された圧力が上記所定値よりも高いときには、磁気検出によって情報を入力する。
本発明によれば、水深等に応じて、釦の押圧操作による第1操作と、磁気センサによって磁気ペンの位置を検知する第2操作を選択するようにしたので、電子機器の使用環境に合わせて操作性の高い情報入力を選択的に行うことができる電子機器の情報入力装置および電子機器の情報入力方法を提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタルカメラを用いて好ましい一実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係わるデジタルカメラの主として電気回路の構成を示すブロック図である。
被写体からの被写体光束を結像し被写体像を形成する光学系1の結像面には撮像素子2が配置される。光学系1は、レンズや光学LPF(ローパスフィルタ)等によって構成され、撮像素子2は、CCD(Charge Coupled Device)センサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等、フォトダイオードが2次元的に配列された固体撮像素子であり、被写体像を光電変換し、画像信号を出力する。撮像素子2は撮像素子ドライバ7に接続されており、撮像素子ドライバ7から供給される制御信号やクロックに従って、順次、電荷蓄積や電荷読み出し等を行う。撮像素子ドライバ7は、TG(Timing Generator)6からタイミングクロックの供給を受け、撮像素子2の制御信号やクロックを出力する。
撮像素子2の出力はCDS/AGC(Correlated Double Sampling/Automatic Gain Control)3に接続されている。CDSは撮像素子2のリセット時に発生するノイズを消去するための二重サンプリング回路であり、またAGCは撮像素子2からの画像信号のレベルを自動調整するオートゲインコントロールである。CDS/AGC3の出力は、A/D(Analog/Digital Convertor)4に接続されている。A/D4はCDS/AGC3から出力された画像信号をアナログデジタル変換する。TG6は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)25から信号を受け、撮像素子ドライバ7にクロック信号等を出力する。
A/D4の出力は、DSP(Digital Signal Processor)5に接続されており、DSP5はASIC25と信号の授受を行い、画像処理等の信号処理を行う。DSP5の出力は、AE/AF(Automatic Exposure/Auto-Focus)回路8と、RAM(Random Access Memory)9に接続されている。AE/AF回路8は、ASIC25から制御信号を受け、DSP5からの画像信号に基づいて、適正露光となるように露出制御を行い、また光学系1の焦点状態を検出し、被写体に対してピントが合うようにピント合わせ等を行う。RAM9は、DSP5において画像処理された画像データを一時記憶する。
RAM9は、圧縮/伸張回路10に接続されており、この圧縮/伸張回路10は、RAM9に一時記憶された画像データを圧縮し、また圧縮された画像データの伸張を行う。圧縮/伸張回路10は記録媒体11に接続されており、記録媒体11は圧縮された画像データを記憶し、また記憶された画像データの読み出しを行う。RAM9は、LCD(Liquid Crystal Display)12にも接続されている。LCD12は、デジタルカメラの背面等に配置されたモニタ画面であり、撮像素子2からの画像データに基づいてライブビュー表示、記録媒体11に記録された画像データの再生表示、および後述するようにカメラのモード等の設定を行うメニュー画面等の表示を行う。
LCD12には、表示パネルドライバ15とバックライトドライバ16が接続されている。表示パネルドライバ15は、後述する表示画像作成部33からメニュー表示等の画像をLCD12に表示するための駆動回路である。また、バックライトドライバ16は、LCD12を表示するためのバックライトの駆動回路である。ホールアレイセンサドライバ17はホールアレイセンサパネル18に接続されており、ホールアレイセンサパネル18は、複数のホール素子が2次元的に配列されている。それぞれのホール素子の磁気検知出力はホールアレイセンサドライバ17によって読み出され、後述するホールアレイセンサA/D変換部34に送られる。
電源20は、デジタルカメラを動作させるための電源であり、電圧判定部19に接続されている。電圧判定部19は、電源20の電源電圧が規定電圧以上か否かを判定し、判定結果をASIC25内のCPU31に出力する。ROM(Read-Only Memory)21は、不揮発性のメモリであり、このデジタルカメラの動作を制御するためのプログラムが記憶されている。
操作釦22は、レリーズ釦や再生釦等の操作釦であり、この釦のオンオフ状態がCPU31に出力される。圧電素子24はデジタルカメラ本体が受けている圧力に応じた電圧を発生する素子であり、水圧を検知することにより水深を検出可能である。EEPROM(Erasable Programmable ROM)23は、電気的に書き換え可能なメモリであり、種々のデータを記憶可能であり、例えば、ホールアレイセンサ18中のホールアレイセンサの表示1フレーム分のデータが格納される。
ASIC25内には、CPU(Central Processing Unit)31、圧電素子A/D変換部32、表示画像作成部33、ホールアレイセンサA/D変換部34が配置されている。CPU31は、ROM21に記憶されているプログラムに従って、このデジタルカメラの全体を制御する。
圧電素子A/D変換部32は、圧電素子24から入力したアナログ信号をデジタル信号に変換し、CPU31に出力する。表示画像作成部33は、メニューモード等に設定された際に、LCD12に表示するメニュー画面の画像を作成し、前述した表示パネルドライバ15に出力する。ホールアレイセンサA/D変換部34は、ホールアレイセンサドライバ17を介して入力した各ホール素子の検知電圧をA/D変換し、CPU31に出力する。
次に、LCD12およびホールアレイセンサパネル18の構造について、図2および図3を用いて説明する。LCD12およびホールアレイセンサパネル18は、一体に構成されており、この中には、図2に示すように、表面側から順に、TFT(Thin Film Transistor)パネル41、遮光シート42、上拡散シート43、Y方向集光レンズ44、X方向集光レンズ45、下拡散シート46、導光板47、バックライトモジュール48、反射フレーム49、パネル枠50が積層されている。
TFTパネル41は、薄膜トランジスタ(TFT)のスイッチングによって液晶に電圧印加を制御し、光の透過量を制御する。TFTパネル用プリント配線板41aは表示パネルドライバ15やRAM9等との接続用の配線板である。遮光シート42は、TFTパネル41の余分な部分から光が漏れないように遮光する。
上拡散シート43は、Y方向集光レンズ44やX方向集光レンズ45とパネルパターンとの干渉縞や、レンズシート同士の凹凸によりパネル面から確認されるニュートンリング等のムラを消去する。Y方向集光レンズ44は、レンズ機能を有する輝度アップ用のフィルムであり、X方向集光レンズ45や下拡散シート46により均一に拡散された光を輝度アップのために縦方向に集光させる。
X方向集光レンズ45は、レンズ機能を有する輝度アップ用のフィルムであり、下拡散シート46により均一に拡散された光を輝度アップのために横方向に集光させる。下拡散シート46は、導光板47によって面光源とされた光を均一に分散(拡散)させる。導光板47は、主として側面から入射したバックライトモジュール48の光を前面方向に向かう面光源に変換する。
バックライトモジュール48は、前述のバックライトドライバ16によって駆動されるLED(Light Emitting Diode)を含み、導光板47の側面に配置され、TFTパネル41の照明用の光源である。反射フレーム49は、反射フィルムが貼られたフレームであり、バックライトモジュール48のLED光から出た光で背面に向かう光を導光板47の方向に反射する。パネル枠50は、前述のTFTパネル41からバックライトモジュール48をユニット化するための枠である。通常、LCDモニタは、パネル枠50は金属製であるが、本実施形態においては、プラスチック等の非磁性体で構成する。これによって、ホールアレイセンサパネル18によって、磁気ペン61のタッチ位置を測定する際に、正確に測定することができる。
反射フレーム49の下側にはホールアレイセンサパネル18が配置されている。このホールアレイセンサパネル18は、ホール素子をアレイ構造で配置し、各ホール素子は磁気ペン61のタッチ位置を検出する。図2におけるホールアレイセンサパネル18と一体にホールアレイセンサドライバ17を構成しても良く、また分離し、プリント配線板18aを介して接続するようにしても良い。磁気ペン61は、図6に示す先端部61aと後端部61bが磁気を帯びており、先端部61aの方が後端部61bよりも磁気が強い。
このようにLCD12は構成されているので、バックライトモジュール48のLEDから射出した光は、直接、もしくは反射フレーム49によって反射されて、導光板47に入射する。入射した光は、導光板47によってTFTパネル41に向かって、下拡散シート46、X方向集光レンズ45、Y方向集光レンズ44、上拡散シートを通過する。TFTパネル41は、メニュー表示等の表示画像に応じて薄膜トランジスタが制御されて、液晶の透過状態が変化し、透過部分の光が表面に射出して、表示画像を形成する。
次に、ホールアレイセンサパネル18の構造および動作について、図4および図5を用いて説明する。ホールアレイセンサパネル18は、複数のホール素子18bを有し、これらのホール素子18bは、図4(a)および図5(a)に示すように、水平方向および垂直方向に2次元的に配列されている。また、各ホール素子18bの間は、防磁素材壁18cが設けられており、各ホール素子18bは磁気的に隔離されている。
このようにホールアレイセンサパネル18は構成されているので、磁気ペン61で指し示す位置を検知することができる。図4は、磁気ペン61がホールアレイセンサパネル18の近傍になく、磁気検出されない場合を示す。すなわち、図4(b)に示す垂直方向位置、および図4(c)に示す水平方向位置のいずれも磁気を検出しない。
磁気ペン61をホールアレイセンサパネル18に近づけると、近いホール素子18bほど検知出力が大きくなる。図5(a)において、18gが最も強い磁気を検知したホール素子であり、18fは中程度の磁気を検知したホール素子であり、18eは弱い磁気を検知したホール素子であり、18dは磁気を検知しないホール素子を示す。
図5(b)(c)は、図5(a)に示す例の場合における検知出力をグラフ化したものである。図5(b)は、水平方向に沿ってホール素子18bの磁気検知出力であり、図5(c)は垂直方向に沿ってのホール素子18bの磁気検知出力である。18h、18iは判定レベルを示し、CPU31はこの判定レベル以上の磁気検知出力が得られた領域の水平重心位置18jおよび垂直重心位置18kをそれぞれ求める。すなわち、水平重心位置18jと垂直重心位置18kを求めることにより、磁気ペン61がどこを指したかを判定することができる。
LCD12における表示、具体的には、TFTパネル41における表示位置と、ホールアレイセンサパネル18のホール素子18bの位置との関係は、図7に示すように対応関係がある。すなわち、各ホール素子18bは、図7(b)に示すように2次元的に配列されており、図7に示す例では、(1,1)〜(7,6)のアドレスが付与されている。また、TFTパネル41の表示領域も、図7(a)に示すように、(1,1)〜(7,6)の領域に分割されて、それぞれアドレスが付与されている。
図8(a)は、TFTパネル41に表示画像作成部33によって作成されたメニュー画像が表示されている状態を示す。この例では、メニューモードとして、消音、画質設定、カメラ設定、リセット、撮影、フラッシュ、パノラマ、撮影シーン、タイマの各モードを選択するために、各モードが表示されている。また、撮影シーンが選択されていることから、「撮影」が点滅表示となっている。なお、図8(a)に示す例では、メニュー表示として文字で各モードを表示しているが、これに限らず、アイコンや記号等やこれらの組み合わせでも良い。また選択された場合に、点滅表示以外にも、表示色を変えたり、白抜きに変更したり等、種々の変形を行っても良い。
次に、本発明の一実施形態の動作を図9に示すフローチャートを用いて説明する。ここでは、通常表示の場合、すなわち、ライブビュー表示時やメニュー画面表示の場合の動作について説明する。通常表示の動作を開始すると、まず、水深10mより浅いか否かの判定を行う(S1)。ここでは、圧電素子24の出力に基づいて、水深が10mよりも浅いかを判定する。なお、10mは例示であり、これよりも深い値でも浅い値でも良く適宜設計事項として決めれば良い。なお、本実施形態の動作は、ROM21に記憶されているプログラムに従って,CPU31によって統括的に制御される。
ステップS1における判定の結果、水深10mより浅かった場合には、次に、タッチパネルを有効とするか否かの判定を行う(S3)。水深が10mより浅いことから、浅い水中か陸上の場合であり、この場合には、操作釦22の押し釦が水圧との関係でも十分使用できる。しかし、撮影者によってタッチパネル、すなわち、磁気ペン61でLCD12(TFT41)をタッチすることで、メニュー等の設定を行うことを望む場合もある。そこで、タッチパネルを有効にする操作釦を設け、このステップでは、この操作釦が操作されたか否かを判定する。
ステップS3における判定の結果、タッチパネルを有効にしなかった場合には、通常表示釦操作を許可する(S5)。ここでは、操作釦22の操作を許容し、ホールアレイセンサパネル18によって磁気ペン61による操作を無効としたままとする。通常表示釦操作を設定すると、ステップS1に戻る。
ステップS3における判定の結果、タッチパネルも有効にする場合には、ホールアレイセンサのパワーをオンにする(S7)。このステップではホールアレイセンサドライバ17に電源を供給し、ホールアレイセンサパネル18が動作するようにする。続いて、釦操作およびタッチパネル操作を可能とする(S9)。この結果、磁気ペン61でLCD12(TFT41)をタッチすることによって、メニュー設定等の種々の操作を行うことができる。また、操作釦22を押圧操作することによっても種々の設定を行うことができる。
ステップS1における判定の結果、水深が10mよりも深かった場合には、次に、「タッチパネルに切り替えます」との表示をLCD12に行う(S11)。水深が10mよりも深い場合には、本実施形態の例では、操作釦22が水圧により押圧状態となり正確に動作しない。そこで、タッチパネルでの情報入力に切り替えるが、このステップでは、この切り替えを撮影者に告知する。
続いて、釦操作無効の表示を行うと共に釦操作無効の設定を行う(S13)。このステップでは、LCD12に操作釦で情報入力できないことを告知すると共に、操作釦22からの信号を無効とする。次に、ステップS7と同様に、ホールアレイセンサにパワーをオンにする(S15)。
ステップS15においてホールアレイセンサのパワーをオンとすると、またはステップS9において、釦操作およびタッチパネル操作を可能とすると、次に、ホールアレイセンサパネル18からの各ホール素子の検知出力が判定レベル18h、18i以上あるか否かの判定を行う(S17)。
ステップS17における判定の結果、磁気検知されていた場合には、次に、水平重心位置18jと垂直重心位置18kを求める(S18)。次に、有効表示釦アドレスと、ホール素子アドレスが一致するか否かの判定を行う(S19)。このステップでは、検出されたホール素子アドレス(図8(b)参照)のアドレス(ここでは、水平重心位置18j、垂直重心位置18kのアドレス)の近傍に、一致するアイコンや文字等が存在するか否かを判定する。ホール素子アドレスが検出されても、対応するアイコンや文字等がない場合があり、この場合は誤ってLCD12をタッチされたと考えられる。
ステップS17またはステップS19における判定の結果、Noであった場合には、磁気ペン61でLCD12(TFTパネル41)の表示面のアイコンや文字等がタッチされていないことから、ステップS17に戻る。一方、ステップS17およびステップS19における判定の結果がいずれもYesであった場合には、次に、釦の操作状態を表示する(S21)。このステップでは、タッチされたアイコンや文字等について、ユーザがタッチされたことを認識できるように、例えば、図8(a)に示すように点滅等で表示する。なお、ユーザが認識できる表示方法であれば、点滅以外の表示でも良い。
続いて、操作された釦の機能を実行および表示する(S23)。このステップでは、タッチされたアイコンや文字等で指定されるモード等を実行する。図8(a)に示す例では、撮影モードが選択されたので、次に、撮影モードを設定する。なお、ステップS9において、釦操作を可能とした場合には、ステップS17〜S23の処理と並行して、操作釦22の押圧操作に応じても表示や機能の実行等を行う。
次に、パワーオフか否かの判定を行う(S25)。ここでは、パワースイッチの状態を検知し、この結果に基づいて判定する。この判定の結果、パワーオフでなかった場合には、ステップS1に戻り、一方、パワーオフであった場合には、通常表示の動作を終了し、電源をオフにする。
以上説明したように、本発明の一実施形態においては、水深を検出し、この水深が所定値よりも浅いときには押圧釦の押圧操作によって情報を入力し、水深が所定値よりも深い場合には、磁気センサによって指示された画面の位置を検知することにより情報入力を行うようにしている。このため、電子機器の使用環境に合わせて操作性の高い情報入力を行うことができる。つまり、水深が浅い場合には、使用感が良い釦の押圧操作によって入力し、水深が深い場合には水圧に係わりなく使用できる磁気センサによって情報入力を行うようにしている。
また、本発明の一実施形態においては、水深が所定値より浅いときには、釦の押圧操作のみを有効にするか、釦の押圧操作および磁気センサによる情報入力の両方を有効にするかを、切り替えて使用することができる。このため、水深が浅い場合でも、ユーザの希望によっては、磁気センサによる情報入力も行えるようにしている。
なお、本発明の一実施形態においては、水深は圧電素子によって測定された圧力を水深に換算して判定していたが、単に測定された水圧(=圧力)に基づいて判定することでも良い。また、水深は圧電素子の検知出力を用いて判定していたが、これに限らず、圧力を測定できる素子であれば良い。また、磁気センサとして、ホール素子を用いていたが、これに限らず、磁気を検出できるセンサであれば良い。また、磁気を発生する媒体として、磁気ペンを用いたが、磁気を帯びたもの、例えば、指先に磁気を帯びた手袋等を用いても良い。
また、本発明の一実施形態においては、電子機器として、デジタルカメラを用いて説明したが、カメラとしては、デジタル一眼レフカメラでもコンパクトデジタルカメラでもよく、ビデオカメラ、ムービーカメラのような動画用のカメラでもよく、さらに、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assist)、ゲーム機器等に内蔵されるカメラでも構わない。
さらに、本発明の一実施形態においては、電子機器として、デジタルカメラを例にあげたが、これに限らず、携帯可能で水中で使用する可能性のある機器であれば、デジタルカメラに限られない。
本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素の幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1・・・光学系、2・・・撮像素子、3・・・CDS/AGC、4・・・A/D、5・・・DSP、6・・・TG、7・・・撮像素子ドライバ、8・・・AE/AF回路、9・・・RAM、10・・・圧縮/伸張回路、11・・・記録媒体、12・・・LCD、15・・・表示パネルドライバ、16・・・バックライトドライバ、17・・・ホールアレイセンサドライバ、18・・・ホールアレイセンサパネル、18a・・・プリント配線板、18b・・・ホール素子、18c・・・防磁素材壁、18h・・・判定レベル、18i・・・判定レベル、18j・・・水平重心位置、18k・・・垂直重心位置、19・・・電圧判定部、20・・・電源、21・・・ROM、22・・・操作釦、23・・・EEPROM、24・・・圧電素子(水深検出用)、25・・・ASIC、31・・・CPU、32・・・圧電素子A/D変換部、33・・・表示画像作成部、34・・・ホールアレイセンサA/D変換部、41・・・TFTパネル、41a・・・TFTパネル用プリント配線板、42・・・遮光シート、43・・・上拡散シート、44・・・Y方向集光レンズ、45・・・X方向集光レンズ、46・・・下拡散シート、47・・・導光板、48・・・バックライトモジュール、49・・・反射フレーム、50・・・パネル枠、61・・・磁気ペン
Claims (7)
- 操作メニューに対応して設けられた釦を押圧操作することにより所望の操作を行う第1操作手段と、
上記操作メニューが表示された画面と、該操作メニューが表示された画面上の位置に対応して設けられた磁気センサを有し、磁気ペンによって指示された該画面の位置を上記磁気センサによって検出し、この検出された位置に基づいて該操作メニューを決め所望の操作を行う第2操作手段と、
水深を検出する水深検出手段と、
上記水深検出手段で検出された水深が所定値よりも浅いとき上記第1操作手段を選択し、上記水深検出手段で検出された水深が該所定値以上深いとき上記第2操作手段を選択する選択手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器の情報入力装置。 - 上記水深検出手段で検出された水深が上記所定値より浅いとき、上記第1操作手段のみ有効にするか、又は上記第1操作手段と上記第2操作手段を切り替え可能にするかを選択する切替手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器の情報入力装置。
- 押圧操作により情報を入力する押圧釦と、
二次元的に配置された複数の磁気センサを有し、磁気ペンによって指示された画面上の位置を上記磁気センサによって検出し、これによって上記情報を入力する磁気検出手段と、
周囲の圧力を検出する圧力検出手段と、
上記圧力検出手段で検出された圧力が所定値よりも低いときには上記押圧釦および/または上記磁気検出手段による上記情報の入力を選択し、上記圧力検出手段で検出された圧力が該所定値以上高いときには上記磁気検出手段による上記情報の入力を選択する選択手段と、
を備えたことを特徴とする電子機器の情報入力装置。 - 上記選択手段は、上記圧力検出手段で検出された圧力が該所定値以上高いときには、上記押圧釦による情報入力を禁止することを特徴とする請求項3に記載の電子機器の情報入力装置。
- 上記選択手段は、上記圧力検出手段で検出された圧力が該所定値よりも低いときには、上記押圧釦のみによる上記情報の入力、または上記押圧釦および上記磁気検出手段による上記情報入力のいずれかを選択可能とすることを特徴とする請求項3に記載の電子機器の情報入力装置。
- 操作メニューに対応して設けられた釦を押圧操作することにより所望の操作を行う第1操作手段と、上記操作メニューが表示された画面と、該操作メニューが表示された画面上の位置に対応して設けられた磁気センサと、該操作メニューを指示する磁気ペンとを有して構成され、該磁気ペンによって指示された該画面の位置に対応して設けられた該操作メニューを検出することによって所望の操作を行う第2操作手段と、水深を検出する水深検出手段とを有してなる電子機器の情報入力方法であって、
上記水深検出手段により、水深を検出するステップと、
上記水深検出手段で検出された水深が所定値よりも浅いとき上記第1操作手段を選択し、上記水深検出手段で検出された水深が該所定値以上深いとき上記第2操作手段を選択するステップと、
を有することを特徴とする電子機器の情報入力方法。 - 圧力を検出し、
上記検出された圧力が所定値よりも低いときには、押圧釦および/または磁気検出によって情報を入力し、
上記検出された圧力が上記所定値よりも高いときには、磁気検出によって情報を入力する、
ことを特徴とする電子機器の情報入力方法。
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JP2009098664A JP2010250523A (ja) | 2009-04-15 | 2009-04-15 | 電子機器の情報入力装置および電子機器の情報入力方法 |
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