JP2010250103A - 画像形成装置 - Google Patents

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正樹 下村
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Abstract

【課題】
転写不良の発生を抑制し、安定した画像を出力できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】
トナー像を担持する感光ドラムと、感光ドラム上のトナー像を転写材に転写するためのベルト体と、ベルト体を張架する第1のローラと、ベルト体を張架するとともに第1のローラに対する位置が変更可能な第2のローラ2と、感光ドラムとの間でベルト体300を挟持し、転写のための押圧力を付与する転写ローラ121Kと、第2のローラ2の位置の変更に連動して転写ローラ121Kの位置を変更させ、押圧力を補正する押圧力補正手段とを有する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、電子写真方式によって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成プロセスに電子写真方式や静電記録方式を採用した種々の型式の画像形成装置がある。これら各種型式の画像形成装置の中には、像担持体として感光ドラムを使用し、この感光ドラムの周辺に帯電手段、露光手段、現像手段などのプロセス手段を配し、更に転写機構、転写材搬送機構、定着機構などを配設した型式のものがある。このような形式の画像形成装置は、プリンタ、複写機として広く使用されている。
そして、このような画像形成装置においては、中間転写ベルト又は転写材搬送ベルトが設けられる。中間転写ベルトは、像担持体上のトナー像を転写材に転写するためのベルト体であり、感光ドラムから転写されるトナー像を担持する。一方、転写材搬送ベルトは、感光ドラムからのトナー像を転写する転写材を担持して搬送する。
どちらの形式にしても、感光ドラムの表面のトナー像を、最終的に出力される転写材まで安定して転写することが機能として要求される。そして、ベルト体を用いる画像形成装置では、ベルト体が幅方向に寄れると安定した転写ができなくなる。そのため、従来からベルト体の寄りを修正する調芯機構を備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1)。これは、ベルト体の寄りを修正する部材として、ベルト体の張架を兼ねた調芯ローラを持ち、この調芯ローラが移動することによりベルト体の寄りを修正するものである。
特開2005−92153号公報
上記画像形成装置において、ベルト体を備える画像形成装置では、転写部材の圧不足による転写不良がしばしば問題となる。ベルト体に関連する原因としては、ベルト体の長手方向の周長差やベルト機構に特有の駆動時のベルト体の寄り(片寄り)を修正するための調芯機構などが挙げられる。ベルト体には少なからず長手方向の周長差があり、これによりベルト体の張架部材の長手方向の張架圧にも差が発生するため、張架部材が長手方向で傾き、転写材の転写圧にも長手差が発生する。この差が大きいと最悪、端部で転写圧が不足し転写不良が発生する可能性がある。
また、ベルト体の寄りを修正する方法する調芯機構として、特許文献1ではベルト体の寄りを修正するときに、ベルト体の張架を兼ねた調芯ローラを移動させる。このため、調芯ローラと転写ローラの設置位置が周方向に近い場合に、調芯動作により調芯ローラが長手方向に傾くと、ベルト体に押される形で転写ローラも傾く。これにより、転写ローラ端部において感光ドラムとの転写圧が弱くなり、転写不良が発生する可能性がある。
本発明の目的は、ベルト体の張架部材の位置変更により転写圧が弱まってしまう影響を低減することで転写不良の発生を抑制し、安定した画像を出力できる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、トナー像を担持する像担持体と、像担持体上のトナー像を転写材に転写するためのベルト体と、前記ベルト体を張架する第1の張架部材と、前記ベルト体を張架するとともに前記第1の張架部材に対する位置が変更可能な第2の張架部材と、前記像担持体との間で前記ベルト体を挟持し、転写のための押圧力を付与する転写部材と、前記第2の張架部材の位置の変更に連動して前記転写部材の位置を変更させ、前記押圧力を補正する押圧力補正手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第2の張架部材の位置変更に連動してベルト体に接する転写部材の位置が変化する。これにより第2の張架部材の位置による転写部材の転写圧が弱くなる影響を低減することができ、転写不良の発生を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の概略断面構成図である。 本発明の第1実施形態のベルト張架装置の概略斜視図である。 図2に示すベルト張架装置の側板を外し内部が見えるようにした状態の概略斜視図である。 図2に示すベルト張架装置の部分断面斜視図である。 図2に示すベルト張架装置が備える調心機構の拡大図である。 図5に示す調心機構の拡大図である。 図2のベルト張架装置の側板を内側から見た側面図である。 本発明の第2実施形態のベルト張架装置が備える調心機構の拡大図である。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の概略断面構成図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
[画像形成装置全体構成]
図1は本実施形態に係る画像形成装置の概略断面構成を示す図である。本実施形態では、電子写真方式のカラーレーザビームプリンタにて具現化される。但し、これに限定されるものではなく、電子写真方式を用いた画像形成装置に広く適用可能なものである。
本実施形態の画像形成装置100は、画像形成装置100の本体Aに通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器から送られてきた信号に従って、電子写真方式により、転写材Pにカラー画像を形成することができる。転写材Pは、例えば、記録シート、OHPシート或いは布などである。
画像形成装置100の本体A内には、複数の像形成手段としてそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット110(110Y,110M,110C,110K)が、ここでは略鉛直方向に直線状に配置されている。そして各画像形成ユニット110に対向するように、中間転写ユニット120が配置されている。
中間転写ユニット120は、中間転写ベルト(画像担持体)1を、各画像形成ユニット110と対向して周回移動可能に有している。そして、本実施形態では、この中間転写ベルト1の移動に伴って、その上に各画像形成ユニット110にて形成したトナー像を順次転写し、その後、転写材Pに一括して転写する。これにより、転写材Pに所望の色数のトナー像が転写されたカラー画像を形成することができる。
各画像形成ユニット110は、それぞれ形成するトナー像の色が異なることを除けば、同一の構成、作用を成す。したがって、以下、特に区別を要しない場合は、各画像形成ユニット110のいずれかに属する要素であることを示すために図中符号に与えたY、M、C、Kの添え字は省略して総括的に説明する。他の部材についても同様である。
画像形成ユニット110では、電子写真画像形成プロセスによってトナー像を形成する。つまり、画像形成ユニット110には、像担持体として円筒型の電子写真感光体、即ち、感光ドラム111(111Y,111M,111C,111K)が図中矢印方向に回転可能に設けられている。
画像形成動作においては、先ず、回転する感光ドラム111の表面を、帯電手段たる帯電ローラ112Y,112M,112C,112Kによって一様に帯電させる。次いで、コンピュータから送られてきた信号に従って、露光手段としてのレーザスキャナ113Y,113M,113C,113Kのレーザが発光し、帯電した感光ドラム111上を走査露光することによって、感光ドラム111上に静電像が形成される。感光ドラム111上に形成された静電像には、現像手段たる現像装置114Y,114M,114C,114Kが現像剤としてトナーを供給し、トナー像として可視化する。
こうして感光ドラム111上に形成されたトナー像は、1次転写部T1において、中間転写ベルト1を介して感光ドラム111と対向配置された1次転写ローラ121(121Y,121M,121C,121K)によって中間転写ベルト1上に静電的に転写される。すなわち、転写部材である転写ローラ121は、感光ドラム111との間で中間転写ベルト1を挟持し、図示しない付勢手段により感光ドラム111方向へ付勢され、転写のための押圧力を付与する。
上記のようなプロセスによって、中間転写ベルト1の移動とタイミングをとって画像形成ユニット110の感光ドラム111上に形成されたトナー像は、順次、中間転写ベルト1上に重ね合わせて転写される。
一方、転写材供給ユニット140において転写材収容部140aからピックアップローラ140bなどによって転写材Pが送り出される。そして、この転写材Pは、レジストローラ140cにおいてタイミングをとって、2次転写手段たる2次転写ローラ130と中間転写ベルト1との当接部(2次転写部)T2へと搬送されてくる。こうして、中間転写ベルト1上のトナー像は、2次転写部T2において、2次転写ローラ130の作用によって転写材Pに静電的に転写される。
次いで、転写材Pは中間転写ベルト1から分離されて定着ユニット150へと搬送され、ここで、転写材P上のトナー像は加圧、加熱され、転写材P上に強固に定着される。その後、転写材Pは、排出ユニット160の搬送ローラ160a,160bなどによって搬送され、排出トレイ160c上に排出される。
本実施形態の画像形成装置100では、各画像形成ユニット110の感光ドラム111、帯電ローラ112、現像装置114は枠体によって一体的にカートリッジ化されて画像形成装置100の本体Aに対して着脱可能なプロセスカートリッジとされている。又、中間転写ユニット120も画像形成装置100の本体Aに対して着脱自在とされている。
[ベルト張架装置]
次に、本実施形態にて最も特徴的なベルト張架装置について説明する。図2に本実施形態におけるベルト張架装置50の外観を示す。まず、ベルト張架装置50の全体構成について説明する。
ベルト張架装置50は、中間転写ベルト1と、これを張架するための複数の張架部材として、中間転写ベルト1を駆動するための駆動ローラ2、従動回転するプラテンローラ(従動ローラ)3及びテンションローラ4の3つのローラを具備する。駆動ローラ2、プラテンローラ3、テンションローラ4は、それぞれ長手両端部を軸受6(6a,6b)、7(7a,7b)、8(8a,8b)によって回転可能に支持されている。そして、側板9a,9bが、3つのローラを支持する軸受6,7,8を保持する。
図3は、ベルト張架装置50の一方の側板9aを外して内部が見えるようにした状態を示す。又、図4は、ベルト張架装置50のカットモデルであり、側板9aの内側から、側板9aに保持される部品を見た様子を示す(中間転写ベルト1のうち、ベルト面は省略してある)。尚、図の簡略化のため、図3及び図4には1次転写ローラ121Kは図示しているが、121Y,121M,121Cは図示していない。
ベルト張架装置50を画像形成装置100の本体A内に収めた状態で、図1の手前側に、ベルト張架装置50の側板9aがある。そして、プラテンローラ3が、画像形成装置100の本体A内で中間転写ベルト1を介して2次転写ローラ130と当接して2次転写部T2を形成する。
駆動ローラ2は、画像形成装置100の本体Aに設けられた動力源(図示せず)から駆動が伝達されて回転する。これにより、中間転写ベルト1は、図中矢印で示す搬送方向Bfにて示す方向に周回移動する。本実施形態では、駆動ローラ2の可動側、即ち、側板9a側の軸受6aは、側板9aに設けられた細長形状の軸受保持穴9a1に、図4中矢印FF/RR方向に滑動可能に保持されている。一方、駆動ローラ2の側板9b側の軸受6bは、側板9bに設けられた軸受保持穴9b1に固定されている。これにより、駆動ローラ2は、側板9b側の軸受6bを揺動中心として、図4中矢印S1に示す方向に揺動可能とされている。
プラテンローラ3を軸支する軸受7a,7bは、それぞれ側板9a,9bに設けられた軸受保持穴9a2,9b2に固定されている。プラテンローラ3は、駆動ローラ2によって中間転写ベルト1を移動させることで従動回転する。
また、テンションローラ4は、図2中矢印T方向、即ち、駆動ローラ2とプラテンローラ3との間に張架された中間転写ベルト1で形成される平面から離間する方向に移動可能に保持されている。つまり、テンションローラ4を軸支する軸受8a,8bは、側板9a,9bにそれぞれ設けられた細長形状の軸受保持穴9a3,9b3に滑動可能に保持されている。そして、この軸受8a,8bは、付勢手段として、弾性部材であるテンションローラ付勢バネ5によって付勢される。これによって、中間転写ベルト1に張力を与えている。テンションローラ4は駆動ローラ2によって中間転写ベルト1を移動させることで従動回転する。又、テンションローラ4は、プラテンローラ3と略平行に維持される。
中間転写ベルト1は、本実施形態では、ポリイミドにて形成された周長675mm、幅258mm、厚さ60μmの無終端ベルトである。中間転写体の材料としては、これに限定されるものではないが、上記の他、ポリカーボネート、PVDF、ETFE、PTFE等により形成した中間転写ベルト1を好適に用い得る。中間転写ベルト1は、その内側において、搬送方向(周回移動方向)Bfに対し略直交方向(幅方向)の一方の縁部(側板9a側)1a近傍に、リブ16が取り付けられている。本実施形態では、リブ16は、ベルト面に略垂直方向に起立し、中間転写ベルト1の全周に亘り延在する、ウレタンにて形成された幅4mm高さ1.5mmの突起であり、中間転写ベルト1の側板9a側の縁部1aから0.5mm内側に設けられている。
[調芯ユニット]
次に、図5、図6及び図7を参照して、ベルト張架装置50が備える調芯ユニット(位置ずれ補正手段)60について説明する。
駆動ローラ2と1次転写ローラ121Kの設置位置が周方向に近い場合に、調芯動作により駆動ローラ2が長手方向に傾くと、ベルト体に押されて1次転写ローラ121Kも傾く。このため1次転写ローラ121Kの端部において感光ドラム111Kとの間の転写圧が弱くなり、転写不良が発生する可能性がある。それを抑制するため、本実施形態におけるベルト張架装置50は、中間転写ベルト1の調芯ユニット60を備えている。図5、図6は調芯ユニット60を拡大して示す(中間転写ベルト1のうち、ベルト面は省略してある)。
ベルト張架装置50は、中間転写ベルト1を張架するプラテンローラ(第1の張架部材)3と、テンションローラ(第1の張架部材)4と、中間転写ベルト1を張架し、第1の張架部材に対する角度を変更可能な駆動ローラ(第2の張架部材)2とを有する。そして、ベルト張架装置50は、中間転写ベルト1のリブ16と接触し、リブ16との接触状態が変化するように構成されたコロ13a,13bを有する。これらコロ13a、コロ13bと中間転写ベルト1との接触状態に応じて駆動ローラ2のプラテンローラ3及びテンションローラ4に対する角度が変化するようにされている。これにより、中間転写ベルト1は、図中矢印N/M方向、即ち、中間転写ベルト1の搬送方向Bfに対し略直交方向に移動して寄りが戻る。すなわち、調芯ユニット60は、中間転写ベルト1の幅方向の位置ずれを検出し、位置ずれの状態に基づいて駆動ローラ2の角度を変化させて中間転写ベルト1の位置ずれを補正する。
コロ13a、コロ13bは、中間転写ベルト1のリブ16と接触することによって中間転写ベルト1から駆動力を受けることができる。中間転写ベルト1からの駆動力によって駆動ローラ2のプラテンローラ3及びテンションローラ4に対する角度が変化する。中間転写ベルト1の搬送方向Bfに対して略直交方向における中間転写ベルト1の位置に基づいてコロ13a、コロ13bに中間転写ベルト1の駆動力が入力される量が異なるようになっている。また、中間転写ベルト1の搬送方向に対し略直交方向における中間転写ベルト1の位置によって、コロ13a、コロ13bに駆動力が伝達される場合と駆動力が伝達されない場合がある。そして、コロ13aに伝達される駆動力と、コロ13bに伝達される駆動力とでは、駆動ローラ2のプラテンローラ3及びテンションローラ4に対する角度が逆方向に変化するようにする。
調芯ユニット60には、中間転写ベルト1の搬送方向Bfに対し略直交方向の端部近傍、ここでは中間転写ベルト1に設けられたリブ16の側面16a,16bにそれぞれ接触可能に設けられたコロ13a、コロ13bが設けられている。さらに、調芯ユニット60は、コロ13a,13bの回転力が伝達される回転自在なネジ付きギア11が設けられている。このネジ付きギア11にはコロ13a、コロ13bと噛み合うギア部11aが設けられている。さらにネジ付きギア11にはネジ付きギア11と同軸で一体となって回転する螺旋形状ボス11bが設けられている。さらに、ナット17によりレバー(連結部材)18の一端が螺旋形状ボス11bに取り付けられている。レバー18の他端は、駆動ローラ2に連結されていて、ナット17の動きを駆動ローラ2及び1次転写ローラ121Kの可動部に伝える。
レバー18は支点19を中心に回動可能に設けられている。そして、レバー18は、駆動ローラ2と1次転写ローラ121Kとを連結し、駆動ローラ2と1次転写ローラ121Kとの間に位置する支点を中心回動可能となっている。前記支点19を中心にして駆動ローラ2と1次転写ローラ121Kとを連動して回動させるレバー18が1次転写ローラ121Kによる押圧力を補正する押圧力補正手段を構成している。
以上の構成により、中間転写ベルト1が搬送方向Bfに対し略直交方向(図6中矢印M又はN方向)に移動した際に、中間転写ベルト1に設けられたリブ16がコロ13a又はコロ13bに接触して、コロ13a又はコロ13bが回転する。そして、コロ13a又はコロ13bの回転力がネジ付きギア11のギア部11aに伝達され、ギア部11a及び螺旋形状ボス11bが回転することでナット17が螺旋形状ボス11bの長手方向に沿って図7中矢印U又はD方向に移動する。このナット17の動きが、レバー18に伝達され、支点19を回転中心として、駆動ローラ2の可動部、即ち、第1の側板9a側の軸受6aを図4中矢印FF又はRR方向に移動させる。そして、前記駆動ローラ2の移動に連動して駆動ローラ2の移動方向とは逆の方向に1次転写ローラ121Kを移動させる。
ここで、レバー18が駆動ローラ2の可動部を移動させて、駆動ローラ2の傾きを変えた時に、駆動ローラ2の傾きの変化方向が、中間転写ベルト1が搬送方向Bfに対し略直交方向において移動した方向とは逆になるようにする。このことで、1次転写ローラ121Kの感光ドラムへの転写圧が弱まることを抑制しつつ、ベルト体がM又はN方向へ移動していた方向とは逆の方向へ戻されることとなるものである。
すなわち、中間転写ベルト1が図5または図6において、Nの方向に寄ってきた場合には、中間転写ベルト1に設けられたリブ16がコロ14aに当接する。するとネジ付きギア11が回転し、ナット17によりレバー18を図7のDの方向に移動させる。レバー18は、支点19を中心としてX1の方向に回転し、駆動ローラ2をX2の方向に移動させる。このため中間転写ベルト1は図5、図6のMの方向に移動するので中間転写ベルト1の寄りが戻されることになる。そして、1次転写ローラ121Kは、下向きに移動される。すなわち、駆動ローラ2の動きとは逆の方向に移動することになるので、駆動ローラ2が傾くことによる1次転写ローラ121Kの転写圧を補正することができる。同様にして、中間転写ベルト1がMの方向に寄った場合には、ナット17は図7のUの方向に移動し、レバー18をX3の方向に回転させ、駆動ローラ2をX4の方向に移動させる。このため、中間転写ベルト1はNの方向に移動するので寄りが戻させることになる。このとき、1次転写ローラ121Kは、上向きに移動される。すなわち、駆動ローラ2の動きとは逆の方向に移動することになるので、駆動ローラ2が傾くことによる1次転写ローラ121Kの転写圧を補正することができる。
尚、本実施形態では、駆動ローラ2に最も近く、転写圧が弱まる影響を受けやすい1次転写ローラ121Kのみに実施した。しかし、ベルト張架装置の小型化等により転写ローラが調芯ローラに周方向に近いと他のステーションも転写圧が弱まる影響を受けるため、必要に応じて他のステーションにおいても実施してよい。また、ベルト張架装置50は、3本のローラを使用したものであるとして説明したが、少なくとも2本のローラがあればよく、ローラの本数に関係なく中間転写ベルト1の調芯作用は作動する。さらに、本実施形態においては、駆動ローラ2と1次転写ローラ121Kは、1つの部材であるレバー18により一体化した構成となっているが、必要に応じて複数の部材を用いて構成しても良い。
本実施形態においては、転写部材の転写圧補正の構成として、第2の張架部材がベルト体の寄りを自動的に修正するための調芯ユニットの一部である場合を説明した。しかし、特に、これに、限定するものではなく、ベルトの張架力を調整するための張架力調整ローラとして機能する場合も同様に、転写部材の転写圧補正を行える構成として良い。
以上、説明したように、第2の張架部材とベルト体内の転写部材が、これら部材間に支点を設けた連結部材により連結されており、第2の張架部材が傾く方向に対してベルト体内の転写部材の傾きが逆になる。このため、調芯ローラの役割を担う第2の張架部材の傾きとは逆の方向に転写部材である転写ローラを押し上げることができ、これにより、転写圧が弱まることによる転写不良の発生を抑制しつつ、ベルト体の寄りを修正することが可能となる。
〔第2実施形態〕
本実施形態において、本発明が適用される画像形成装置、画像形成装置が備えるベルト張架装置の基本構成は、第1実施形態のものと同じであるので、第1実施形態のものと同一若しくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。
図8は、本実施形態におけるベルト張架装置の調芯ユニットの特徴を最もよく示す、1次転写ローラ121Kの保持部である。
第1実施形態においては、1次転写ローラ121Kはレバー18の受け部で直接支持されていた。これは、1次転写ローラ121Kの位置決めを行うことで、1次転写ローラ121Kの感光ドラム111Kへの転写圧を確保する思想により設計されていた。これに対して、本実施形態では、1次転写ローラ121Kは転写ローラ保持部材202、付勢バネ(バネ性部材)201を介してレバー200の受け部200aに保持されている。すなわち、付勢バネ201がレバー200の受け部200aと転写ローラ保持部材202との間に介挿されている。
これは、1次転写ローラ121Kの感光ドラム111Kへの転写圧を、1次転写ローラの位置ではなく、バネ圧(付勢力)を管理することで確保する思想により設計されている。
すなわち、図5において、Nの方向に中間転写ベルト1が寄ってきた場合には、図7に示すように駆動ローラ2は、X2に方向に移動される。このとき、本実施形態では、レバー200の受け部200aが付勢バネ201をY1の方向に押し下げる。このため、1次転写ローラ121Kの転写ローラ保持部材202が設けられている端部の転写圧は下げられるので、駆動ローラ2が傾いた場合の転写圧の補正が実行される。同様にして、図5において、Mの方向に中間転写ベルト1が寄ってきた場合には、図7に示すように駆動ローラ2は、X1の方向に移動される。このとき、本実施形態では、レバー200の受け部200aがY2の方向に移動する。このため、1次転写ローラ121Kの転写圧は高くなり、駆動ローラ2が傾いた場合の転写圧の補正が実行される。
以上説明したように、本実施形態の構成によれば、駆動ローラ2と付勢バネ201とが、駆動ローラ2と1次転写ローラ121Kとの間に支点を有するレバー200により連結されており、駆動ローラ2が傾いた場合の転写圧の補正がなされるよう構成されている。したがって、中間転写ベルト1の寄りの修正時に1次転写ローラ121Kの転写圧の補正をすることができる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の更に他の実施形態について説明する。
第1実施形態及び第2実施形態では、中間転写ベルト1を用いたが、本実施形態では、転写材搬送ベルト(ベルト体)300を用いている。
像担持体上に形成したトナー像を、周回移動可能な転写材担持体上に担持されて搬送される転写材に転写し、その後トナー像が転写された転写材を転写材担持体から分離して、トナー像を転写材上に定着させて記録画像を得る画像形成装置がある。
図9は、このような画像形成装置の一例の概略断面構成を示す。図示の例では、画像形成装置101は、複数の像形成手段としてそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を形成する各画像形成ユニット110(110Y,110M,110C,110K)を有する。各画像形成ユニットにおいて像担持体たる感光ドラム111(111Y,111M,111C,111K)上にトナー像を形成するプロセスは、第1実施形態にて説明したものと同様である。このため、第1実施形態の画像形成装置100と同一若しくは相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付し詳しい説明は省略する。
各画像形成ユニット110における感光ドラム111上へのトナー像の形成と同期するように、図示しない転写材供給ユニットから転写材Pが送り出される。そして、転写材Pは、転写材担持体たる転写材搬送ベルト300上に供給される。各感光ドラム111上に形成された各色のトナー像が、1次転写ローラ121(121Y,121M,121C,121K)の作用によって、転写材搬送ベルト300上を搬送される転写材P上に順次転写される。なお、1次転写ローラ121は転写材搬送ベルト300を介して感光ドラム111と対向して設けられている。この転写工程が終了すると、転写材Pは、中間転写ベルト1から分離されて図示しない定着手段たる定着装置に搬送され、ここで未定着トナー像の定着処理を受けた後、機外に排出される。
本発明は、このような転写材担持体として用いられる転写材搬送ベルト300を備える画像形成装置にも好適に適用し得るものである。即ち、図9の画像形成装置101において、転写材搬送ユニット170が、上記各実施形態にて説明した調芯ユニット60を備えたベルト張架装置50を有する構成とすることで、上記各実施形態と同様の作用効果を奏し得る。なお、転写材搬送ユニット170は、画像形成装置100の本体Aに対し着脱可能であっても固定であってもよい。
1 …中間転写ベルト
2 …駆動ローラ
3 …プラテンローラ
4 …テンションローラ
18 …レバー
19 …支点
60 …調芯ユニット
100,101 …画像形成装置
111K …感光ドラム
121K …1次転写ローラ
200 …レバー
200a …受け部
201 …付勢バネ
202 …転写ローラ保持部材
300 …転写材搬送ベルト
P …転写材

Claims (6)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    像担持体上のトナー像を転写材に転写するためのベルト体と、
    前記ベルト体を張架する第1の張架部材と、
    前記ベルト体を張架するとともに前記第1の張架部材に対する位置が変更可能な第2の張架部材と、
    前記像担持体との間で前記ベルト体を挟持し、転写のための押圧力を付与する転写部材と、
    前記第2の張架部材の位置の変更に連動して前記転写部材による前記押圧力を補正する押圧力補正手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記押圧力補正手段は、
    前記第2の張架部材と前記転写部材とを連結し、かつ、前記第2の張架部材と前記転写部材との間に位置する支点を中心に回動可能な連結部材を具備し、
    前記第2の張架部材の位置の変更に連動して前記連結部材を回動させ、前記転写部材の位置を変更して前記押圧力を補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記押圧力補正手段は、
    前記第2の張架部材と前記転写部材とを連結し、かつ、前記第2の張架部材と前記転写部材との間に位置する支点を中心に回動可能な連結部材と、
    前記転写部材と前記連結部材との間に介挿されたバネ性部材とを具備し、
    前記第2の張架部材の位置の変更に連動して前記バネ性部材の付勢力を変更して前記押圧力を補正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記ベルト体の幅方向の位置ずれを検出し、前記位置ずれに基づいて前記第2の張架部材の前記第1の張架部材に対する角度を変更して前記位置ずれを補正する位置ずれ補正手段を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記ベルト体は、前記トナー像を担持する中間転写ベルトであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ベルト体は、前記転写材を搬送するための転写材搬送ベルトであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013195553A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Casio Electronics Co Ltd ベルト片寄り矯正機構及びそれを備えた画像形成装置

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