JP2010249364A - 加熱調理器 - Google Patents

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貴子 濱田
Mitsuru Honma
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Abstract

【課題】熱風ユニット内で発熱する熱風ヒータの熱を効率良く加熱室に伝える。
【解決手段】加熱室28の背面に熱風ユニット11を備え、加熱室奥壁面28bには、該加熱室28と前記熱風ユニット11との間で空気を循環するための吸気孔31と吹出し孔30を設け、前記熱風ユニット11は、空気を循環させ熱風ファン32と、前記吹出し孔30と対向した位置に前記空気を加熱する熱風ヒータ14を設け、前記熱風ファン32と前記熱風ヒータ14との間に整風板17を設け、前記整風板17は、前記熱風ヒータ14の近傍まで延び風路抵抗を増大させる傾斜部17−1と前記加熱室奥壁面28bに沿って前記熱風ファン32側に延びる遮蔽部17−2と遮蔽部17−2の長手方向の両端に略直角に曲げられた固定部17−4とさらにその先端には熱風ケースを固定する爪17−3部とからなり、前記整風板17を前記熱風ケース11aに固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、熱風によって食品を加熱調理する加熱調理器に関するものである。
従来、加熱調理器の本体内に加熱室を備え、該加熱室内の上下段に二枚の角皿を載せて一度に大量の食品を加熱調理することを可能とした熱風循環式の加熱調理器においては、食品の焼きムラを少なくするために、加熱室内に吹出される熱風の温度ムラを少なくする工夫が施されている。
特許文献1に示すものは、加熱室の背面に熱風ユニットを備え、該熱風ユニットにより加熱室から吸込まれる空気を攪拌及び混合して均一化し、加熱室内に熱風を吹出して調理する加熱調理器であり、具体的には図6に示すように、加熱室(図示せず)の奥壁面51の略中央部と上下に、前記加熱室と熱風ユニット50との間で熱風を循環するための吸気孔52と吹出し孔53を設け、吸気孔52側の熱風ユニット50内にラジアルファン(熱風ファン)54を設け、吹出し孔53側に導風板55と熱風ヒータ56を設け、熱風ユニット50内でラジアルファン54から吹出る空気の流れの向きを導風板55によりラジアルファン54後方の空間57を通して熱風ヒータ56に当て、熱風ユニット50の吹出し孔53から熱風を加熱室に吹出して食品を加熱調理するものである。
特開2007−3042号公報
特許文献1に記載された加熱調理器の熱風ユニットは、図6に示すように、熱風ユニット50内でラジアルファン54から送風された空気は、導風板55によって熱風ユニット50内でラジアルファン54から吹出る流れの向きを後ろ側の空間57側に誘導し、熱風ユニット50内で攪拌及び混合して均一化しているが、導風板55は単にラジアルファン54と熱風ヒータ56との間の風路内に、ラジアルファン54から吹出される空気が熱風ヒータ56側に流れるように傾斜させているだけであるため、ラジアルファン54から吹出される空気は、熱風ヒータ56と熱風ユニット50の外郭を構成する熱風ケース50aの間を通り、吹出し孔53に至る風路(イ)を流れる空気と、導風板55と熱風ヒータ56との間を通り吹出し孔53に至る風路(ロ)を流れる空気と、更に加熱室奥壁面51と導風板55との間を通り吹出し孔53に至る風路(ハ)を流れる空気に分岐して流れる。
しかも、各風路(イ)(ロ)(ハ)を流れる空気は、風路抵抗の小さい方に多く流れるので、ラジアルファン54から送風された空気は、熱風ヒータ56と熱風ユニット50の外郭を構成する熱風ケース50aの間を通り、吹出し孔53に至る風路(イ)より、風路の距離が短く、風路の曲がりの少ない導風板55と熱風ヒータ56の間を通り、吹出し孔53に至る風路(ロ)を多く流れ、これに加熱室奥壁面51と導風板55との間を通り吹出し孔53に至る風路(ハ)を流れる空気が加わる。
このため、風路抵抗の少ない導風板55と熱風ヒータ56の間を通り、吹出し孔53に至る風路(ロ)を流れる空気は、熱風ヒータ56と熱風ユニット50の外郭を構成する熱風ケース50aの間を通り、吹出し孔53に至る風路抵抗の大きい風路(イ)より熱風ヒータ56と接触する距離(時間)が短く、また、通過する空気量が多いため、通過する空気と熱風ヒータ56との間で行われる熱交換の効率が悪くなる。
さらに、熱風ヒータ56と熱風ケース50aの間を通り、吹出し孔53に至る風路(イ)を流れる空気量が少ないため、熱風ヒータ56により熱風ユニット50の外郭を構成している熱風ケース50aの鋼板の温度を高くし、熱風ユニット50の外側に熱漏洩を生じ易くなり、そのため、熱風ヒータ56とラジアルファン54から送風される空気の熱交換の効率が低下し、加熱室の温度を素早く上げることができず、温度上昇に時間を要する。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本体内に食品を収納する加熱室を備え、該加熱室の背面に該加熱室の空気を循環して加熱する熱風ユニットを備え、前記加熱室の奥壁面の略中央部と上下には、該加熱室と前記熱風ユニットとの間で空気を循環するための吸気孔と吹出し孔を設け、前記熱風ユニットは、前記加熱室の奥壁面と前記熱風ユニットの外郭を構成している熱風ケースとの間に前記吸気孔と前記吹出し孔に連通する風路を形成し、前記風路内には、前記吸気孔と対向した位置に前記空気を循環させ熱風ファンを設け、前記吹出し孔と対向した位置に前記空気を加熱する熱風ヒータを設け、前記熱風ファンと前記熱風ヒータとの間に整風板を設け、前記整風板は、前記熱風ヒータの近傍まで延びる傾斜部と前記加熱室奥壁面に沿って前記熱風ファン側に延びる遮蔽部と遮蔽部の長手方向の両端に略直角に曲げられた固定部とさらにその先端に設けられた爪とからなり、前記傾斜部は、前記熱風ファンから前記熱風ヒータに送風される風路の隙間を小さくして、該風路の隙間を通り前記吹出し孔に至るまでの風路抵抗を増大させ、前記遮蔽部は、前記加熱室奥壁面との隙間を小さくして前記熱風ファンから送風される空気が前記遮蔽部と前記加熱室奥壁面との間を通さないようにし、前記固定部は、前記傾斜部と前記熱風ヒータとの隙間と前記熱風ケースと前記遮蔽部との間の風路を確保する支えとなり、前記爪は、前記整風板を前記熱風ケースに固定するものである。
本発明によれば、熱風ファンから送風された空気は、熱風ヒータの表面に沿って流れ、熱風ヒータと熱風ユニットの熱風ケースとの間を通過することにより、発熱している熱風ヒータにより効率よく加熱され、熱交換の効率を良くすることができる。
また、加熱室の奥壁面と整風板の遮蔽部との間を通る空気がなくなるとともに、整風板の傾斜部によって熱風ファンから送風される空気が熱風ヒータと熱風ケースとの間へ流れ易くなり、送風損失を低減することができる。
また、熱風ヒータと熱風ケースの間を通り、吹出し孔に至る風路を流れる空気量が多くなるため、熱風ヒータにより熱風ケースの鋼板の温度を高くすることがなく、熱風ユニットの外側に熱漏洩を生じることがなくなる。
さらに、整風板は、遮蔽部の長手方向の両端に設けられた固定部とその先端に設けられた爪とで熱風ケースに固定されているので、整風板を熱風ユニットに固定する際の部品のバラツキや作業のバラツキがなくなり、熱風ユニットと整風板と熱風ヒータとの隙間の管理を可能にすることができる。
その結果、加熱室の温度上昇が早くなり省エネ性能が向上するものである。
本発明の加熱調理器の本体を前面側から見た斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の加熱調理器のドアを開け、本体内部が見える状態の斜視図である。 本発明の熱風ユニットの正面斜視図である。 本発明の熱風ユニットの主要縦断面図である。 特許文献1内の図。
以下、本発明の実施例を添付図面に従って説明する。
図1から図5は、本実施例の主要部分を示すもので、図1は加熱調理器本体を前面側から見た斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は加熱調理器本体の外枠を取り外し、ドアを開けて本体内部が見える状態の斜視図、図4は熱風ユニットの正面斜視図、図5は熱風ユニットの主要縦断面図である。
図において、加熱調理器の本体1は、加熱室28の中に加熱する食品を入れ、高周波やヒータの熱を使用して食品を加熱調理する。
ドア2は、加熱室28の内部に食品を出し入れするために開閉するもので、ドア2を閉めることで加熱室28を密閉状態にし、食品を加熱する時に使用する高周波の漏洩を防止し、ヒータの熱を封じ込め、効率良く加熱することを可能とする。
取っ手9は、ドア2に取り付けられ、ドア2の開閉を容易にするもので、手で握りやすい形状になっている。
ガラス窓3は、調理中の食品の状態が確認できるようにドア2に取り付けられ、ヒータ等の発熱による高温に耐えるガラスを使用している。
入力手段71は、ドア2の前面下側の操作パネル4に設けられ、高周波加熱やヒータ加熱等の加熱手段や加熱強さである高周波出力や加熱時間等を入力するための操作部6と、操作部6から入力された内容や調理の進行状態を表示する表示部5とで構成されている。尚、この入力手段71は、操作バネル4をドア2の前面左右のいずれか一側に設けた場合には、この操作パネル4に設けられる。
外枠7は、加熱調理器の本体1の上面と左右側面を覆うキャビネットである。
後板10は、前記したキャビネットの後面を形成するものであり、上部に外部排気ダクト18が取り付けられ、該外部排気ダクト18の取り付けられる内側に、食品から排出した蒸気や本体1の内部の部品を冷却した後の冷却風(廃熱)39を排出する吹出し孔36が設けられている。
また、外部排気ダクト18は、吹出し孔36を通過した冷却風(廃熱)を本体1の外に排出するもので、排気は外部排気ダクト18の外部排気口8から排出し、排気の排出方向は本体1の上部方向で且つ前面側に排気する。排気の排出方向を上部方向で且つ前面側に向けることで、背面を壁面に寄せた時でも排気によって壁面を汚すことがない。
機械室20は、加熱室底面28aと本体1の底板21との間の空間部に設けられ、底板21上には食品を加熱するためのマグネトロン33,マグネトロン33に接続された導波管47,制御基板23、その他後述する各種部品、これらの各種部品を冷却するファン装置15等が取り付けられている。
加熱室底面28aは、略中央部が凹状に窪んでおり、その中に回転アンテナ26が設置され、マグネトロン33より放射される高周波エネルギーは、導波管47,回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aが貫通する開孔部47aを通して回転アンテナ26の下面に流入し、該回転アンテナ26で拡散されて加熱室28内に放射される。回転アンテナ26は回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aに連結されている。
ファン装置15は、底板21に取り付けた冷却モータに連結されたファンとで構成し、発生する冷却風39は、機械室20内の自己発熱するマグネトロン33や該マグネトロン33の高周波出力を可変可能とする電源を作るインバータ電源を搭載したインバータ基板22,重量検出手段25等を冷却し、加熱室28の外側と外枠7の間および熱風ケース11aと後板10の間を流れ、外枠7と後板10を冷却しながら外部排気ダクト18の外部排気口8より排出される。
加熱室28の背面にはパッキン29を介して熱風ユニット11がネジ16などで取り付けられている。
加熱室28の奥壁面28bには、加熱室28と熱風ユニット11との間で空気が循環できるように、加熱室奥壁面28bの略中央部と上下には、空気の通り道となる吸気孔31と吹出し孔30が設けられ、吸気孔31と吹出し孔30を連通するように、加熱室奥壁面28bと熱風ユニット11の外郭である熱風ケース11aとで風路48を形成し、パッキン29によって風路48の空気の漏れを防いでいる。
また、熱風ユニット11内には、吸気孔31と対向する位置に加熱室28内の空気を効率良く循環させる熱風ファン32が設けられ、上下の吹出し孔30と対向する位置に熱風ファン32から送風される空気を加熱する熱風ヒータ14(熱風上ヒータ14a,熱風下ヒータ14b)が取り付けられ、夫々の熱風ヒータ14と熱風ファン32との間の風路48内に後述する整風板17(整風板上17a,整風板下17b)が取り付けられている。
熱風ファン32は、熱風ユニット11の外郭である熱風ケース11aの背面に取り付けられた熱風モータ13によって駆動する。
また、熱風ユニット11は、本体1の奥行き寸法を薄くするために熱風ファン32を収める部分を薄くし、その熱風ケース11aの背面に、熱風モータ13を取り付け、熱風モータ13に当たらない上下部分の風路に本体1の後方に突出する凹部11bを設け、該凹部11bに位置するように熱風ヒータ14を設けている。
熱風ヒータ14は、表面の温度上昇が早い石英や結晶化ガラスを管に使用した管ヒータを使用している。但し、シーズヒータでもよい。
整風板17は、熱風ヒータ14aと14bの近傍まで延びる傾斜部17−1と、加熱室奥壁面28bに沿って熱風ファン32側に延びる遮蔽部17−2と、遮蔽部17−2の長手方向の両端を略直角に曲げ、遮蔽部17−2を一定の高さで支える固定部17−4と、整風板17を熱風ケース11aに固定するために固定部17−4の先端に設けた爪17−3からなっている。
傾斜部17−1は、熱風ヒータ14側に45〜60度の角度で傾斜させることで、熱風ファン32から熱風ヒータ14a,14bに送風される風路48の隙間を小さくし、該風路48の隙間を通り吹出し孔30に至るまでの風路抵抗を増大させている。
傾斜部17−1と熱風ヒータ14aと14bとの隙間は、加熱時の熱膨張によって傾斜部17−1の先端が熱風ヒータ14に当たってヒータ管が割れない程度の2〜3mmとしている。
また、遮蔽部17−2は、加熱室奥壁面28bとほぼ平行に取り付けられて該加熱室奥壁面28bとの隙間を小さくし、熱風ファン32から送風される空気が該遮蔽部17−2と加熱室奥壁面28bとの間を通らないようにしている。
また、固定部17−4は、傾斜部17−1と熱風ヒータ14aと14bとの隙間と、遮蔽部17−2と熱風ケース11aとの間に風路48を確保し、遮蔽部17−2を加熱室奥壁面28bとほぼ平行に取り付け該加熱室奥壁面28bとの隙間を小さく保つための支えの役目をしている。
なお、整風板17には、該整風板17や加熱室奥壁面28bが温度上昇することで熱膨張によりお互いに接触した時、熱風モータ13の振動などによって摩れる音が発生しないように、弾力性を持たせた押し当て部17−5を設けて加熱室奥壁面28bに接触させてもよい。
整風板17の固定は、遮蔽部17−2と固定部17−4を略コの字形の形状に成型し、固定部17−4の先端部分に固定用の爪17−3を設け、該爪17−3部を熱風ケース11aに固定する。
爪17−3部を熱風ケース11aに固定する理由は、整風板17の遮蔽部17−2を加熱室奥壁面28b側にネジなどで固定した場合、熱風ユニット11を加熱室28の背面に取り付ける時に、パッキン29の厚みやパッキン29の硬度のバラツキからくるネジ16の締め付け具合のバラツキによって、傾斜部17−1と熱風ヒータ14との隙間にバラツキが発生する。
そして、前記バラツキによって、傾斜部17−1とヒータ管との距離が前記した隙間寸法より小さくなった場合は熱膨張によってヒータ管に接触しヒータ管が割れたり、傾斜部17−1とヒータ管との距離が前記した隙間より大きくなった場合は、熱膨張によってさらに隙間が大きくなると風路抵抗が小さくなる不具合が発生する。
特に、傾斜部17−1と熱風ヒータ14との隙間で確保している風路抵抗は、前記隙間からなる間口に対して風路の距離が遮蔽部17−1の板厚しかないため、傾斜部17−1とヒータ管との距離が遠ざかった場合の風路抵抗の減少率は大変大きいもとなる。
これらに対し、本実施例では、整風板17を熱風ユニット11側に固定することで、パッキン29などの部品のバラツキや作業のバラツキがなくなり、熱風ユニット11の状態で傾斜部17−1と熱風ヒータ14との隙間の管理が可能となる。
また、熱風ユニット11を加熱室28の背面に取り付けた時に、遮蔽部17−2と加熱室奥壁面28bとの間に0.5〜1mmの隙間が保持されるように固定部17−4の高さにしており、これによって、遮蔽部17−2と加熱室奥壁面28bとで構成される隙間には、熱風ファン32から送られる空気がほとんど通過しないようにしている。
さらに、前記遮蔽部17−2と加熱室奥壁面28bとの隙間は、前述したバラツキが生じても遮蔽部17−2と加熱室奥壁面28bとの隙間で構成している風路抵抗が小さくならないように、前記遮蔽部17−2と加熱室奥壁面28bとの隙間からなる間口のバラツキに対して、風路となる距離も十分に確保できるように加熱室奥壁面28bに沿って熱風ファン32側に延びる遮蔽部17−2の幅を十分に広くしてある。
上記のように、整風板17は、傾斜部17−1により熱風ファン32から熱風ヒータ14a,14bに送風される風路48の隙間を小さくして、該風路48の隙間を通り吹出し孔30に至るまでの風路抵抗を増大させることで、熱風ファン32から送風される空気の多くが熱風ヒータ14と熱風ケース11aとの間を通り吹出し口30に至る風路側に流れるようにしている。
加熱室28の天面の裏側には、上ヒータ12が取り付けられている。上ヒータ12は、マイカ板にヒータ線を巻き付けて平面状に形成し、加熱室28の天面裏側に押し付けて固定し、加熱室28の天面を加熱して加熱室28内の食品を輻射熱によって焼くものである。
また、加熱室底面28aには、複数個の重量検出手段25、例えば前側左右に右側重量センサ25a,左側重量センサ25b、後側中央に奥側重量センサ25cが設けられ、その上にテーブルプレート24が載置されている。
テーブルプレート24は、食品を載置するためのもので、ヒータ加熱と高周波加熱の両方に使用できるように耐熱性を有し、かつ、高周波の透過性が良く、衛生面でも問題がない磁器等の材料で成形されている。
27は、加熱室28の壁面に設けた棚で、上段,中段,下段の3段からで構成されており、該棚27に角皿101(図5)を載置できるようになっている。
本実施例は、以上の構成からなり、次に動作について説明する。
加熱室28の加熱は、熱風モータ13と熱風ヒータ14に電力が供給され、熱風モータ13は熱風ファン32を回転し、熱風ヒータ14は加熱室28の温度を検出している温度検出手段(図示せず)の検出値に応じて制御手段からの信号で通電をON/OFFする。
熱風ファン32は、加熱室奥壁面28bの吸気孔31から加熱室28の空気を吸引し、吸引した空気は加熱室奥壁面28bと熱風ケース11aとの間の風路48内に流入する。
そして、風路抵抗が小さくなった熱風ヒータ14と熱風ケース11aとの間に流入し、吹出し口30から再び加熱室28に吹出される。
この時、遮蔽部17−2と加熱室奥壁面28bとの間には空気はほとんど流れることはない。
熱風ヒータ14と熱風ケース11aとの間を通り吹出し口30に至る風路48側を流れた空気は、熱風ケース11aの凹部11bに沿うように流れ、該凹部11b内に位置している熱風ヒータ14の表面を円周方向に沿って流れ、発熱している熱風ヒータ14と熱交換することで温度が上昇し、熱風となって吹出し孔30より加熱室28に吹出され、以後、加熱室28と熱風ユニット11内を熱風が循環し加熱室28を加熱する。
以上説明したように、本実施例によれば、熱風ユニット11内において、熱風ファン32から送風された空気は、熱風ヒータ14の表面に沿って流れ、熱風ヒータ14と熱風ユニット11の熱風ケース11aとの間を通過することにより、発熱している熱風ヒータ14により効率よく加熱され、熱交換の効率を良くすることができる。
また、加熱室28の奥壁面28bと整風板17の遮蔽部17−2との間を通る空気がなくなるとともに、整風板17の傾斜部17−1によって熱風ファン32から送風される空気が熱風ヒータ14と熱風ケース11aとの間へ流れ易くなり、送風損失を低減することができる。
また、熱風ヒータ14と熱風ケース11aの間を通り、吹出し孔30に至る風路48を流れる空気量が多くなるため、熱風ヒータ14により熱風ケース11aの鋼板の温度を高くすることがなく、熱風ユニット11の外側に熱漏洩を生じることがなくなる。
また、熱風ヒータ14の後方に位置する熱風ケース11aに、本体の後方に突出する凹部11bを設け、該凹部11b内を熱風ファン32から送風される空気が流れるようにしたので、該空気がさらに効率よく加熱され、前記した熱交換効率がさらに向上する。
さらに、整風板17は、遮蔽部17−1の長手方向の両端に設けられた固定部17−4とその先端に設けられた爪17−3とで熱風ケース11aに固定されているので、整風板17を熱風ユニット11に固定する際の部品のバラツキや作業のバラツキがなくなり、熱風ユニット11と整風板17と熱風ヒータ14との隙間の管理を可能にすることができる。
その結果、加熱室の温度上昇が早くなり省エネ性能が向上することができる。
11 熱風ユニット
14 熱風ヒータ
17 整風板
28 加熱室
32 熱風ファン

Claims (1)

  1. 本体内に食品を収納する加熱室を備え、
    該加熱室の背面に該加熱室の空気を循環して加熱する熱風ユニットを備え、
    前記加熱室の奥壁面の略中央部と上下には、該加熱室と前記熱風ユニットとの間で空気を循環するための吸気孔と吹出し孔を設け、
    前記熱風ユニットは、前記加熱室の奥壁面と前記熱風ユニットの外郭を構成している熱風ケースとの間に前記吸気孔と前記吹出し孔に連通する風路を形成し、
    前記風路内には、前記吸気孔と対向した位置に前記空気を循環させ熱風ファンを設け、前記吹出し孔と対向した位置に前記空気を加熱する熱風ヒータを設け、前記熱風ファンと前記熱風ヒータとの間に整風板を設け、
    前記整風板は、前記熱風ヒータの近傍まで延びる傾斜部と前記加熱室奥壁面に沿って前記熱風ファン側に延びる遮蔽部と遮蔽部の長手方向の両端に略直角に曲げられた固定部とさらにその先端に設けられた爪とからなり、
    前記傾斜部は、前記熱風ファンから前記熱風ヒータに送風される風路の隙間を小さくして、該風路の隙間を通り前記吹出し孔に至るまでの風路抵抗を増大させ、前記遮蔽部は、前記加熱室奥壁面との隙間を小さくして前記熱風ファンから送風される空気が前記遮蔽部と前記加熱室奥壁面との間を通さないようにし、前記固定部は、前記傾斜部と前記熱風ヒータとの隙間と前記熱風ケースと前記遮蔽部との間の風路を確保する支えとなり、前記爪は、前記整風板を前記熱風ケースに固定することを特徴とした加熱調理器。
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