JP2010244743A - 燃料電池のセルモニタ - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池において発電セルの電圧低下の有無を迅速に検出する。
【解決手段】燃料電池10のセルモニタ100であって、各発電セル11の電圧が低下するとオフとなる各スイッチ21が直列に接続されるスイッチ組20と、スイッチ組20の各端61,62を接続する検出回路30と検出回路30に設けられた抵抗32の電圧を検出する電圧モニタ33とを備える。各スイッチ21は、1次側回路25に入力される発電セル11の電圧が所定の電圧よりも低くなると2次側回路47を開とし、検出回路30を遮断する。これによりいずれかの発電セル11の電圧が所定の電圧よりも低くなっている場合には、電圧モニタ33の検出電圧がゼロとなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池のセルモニタの構造に関する。
燃料極に燃料ガスとしての水素を供給し、酸化剤極に酸化剤ガスとして空気を供給し、水素と空気中の酸素の電気化学反応によって発電すると共に酸化剤極に水を生成する燃料電池の実用化が検討されつつある。
燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質の両側に触媒層を有する燃料側電極と触媒層を有する酸化剤側電極とが対向して配置して構成された膜電極アセンブリ(MEA)を燃料極側セパレータ及び酸化剤極側セパレータによって挟持して構成される発電セルを組み合わせたものが使用されている。燃料ガスに水素、酸化剤ガスに空気を使用するタイプの燃料電池では、1つの発電セルの発電電圧はおよそ1.0Vである。従って、例えば、電動車両の走行用の数00V程度の高電圧出力を持つ燃料電池としては、発電電力がおよそ1.0Vの発電セルを数100個程度電気的に直列に積層して一体とした燃料電池スタックが用いられる。
このような高出力の燃料電池では、各発電セルに均等に燃料ガスや酸化剤ガスが供給され、各発電セルからスムースに生成水が排出されるように構成されているが、一部の発電セルにおいて燃料の偏在や生成水の溜まりなどが発生すると、その発電セルの電圧が低下する場合がある。発電セルの電圧が低下すると、発電セルの劣化につながることがあることから、高出力の燃料電池では、多数積層されている各発電セルの各電圧を検出して監視するようにしたり(例えば、特許文献1参照)、各発電セルに並列にダイオードを設け、各発電セルの発電電圧が低下するとこのダイオードを通過する電流が増加することからこのダイオードに流れる電流を測定することによって各発電セルの発電電力の低下を検出して監視したり(例えば、特許文献2参照)する方法が提案されている。また、特許文献2には、ダイオードを発光ダイオードとし、フォトトランジスタによって電流を検出する方法が提案されている。
特表2004−512633号公報 特開2003−163017号公報
燃料電池の発電セルの電圧の監視は、全ての発電セルについて行なうことが必要であることから、特許文献1,2に記載された従来技術では、各電圧あるいは各電流検出センサから取得した信号をそれぞれ制御装置に入力して処理して各セルの各電圧を監視するように構成されている。この場合、先に述べたような高出力の燃料電池で発電セルが数100もあるものについては、制御部は燃料電池の各セルの電圧を監視するための常に数100の入力データを処理することが必要となり、全発電セルの状態を把握するのに時間がかかる。また、システムの簡易化のために、特許文献1,2のように各発電セルに電圧あるいは電流の検出センサを取り付けず、1つあるいは数個のセンサへの入力を切り替えて数100の発電セルの電圧を制御部に入力する方法もある。しかし、この方法では、センサの切り替えに時間が掛かることから特許文献1,2に記載された方法よりも更に時間がかかってしまうという問題があった。
燃料電池は、燃料を供給して電気化学反応によって発電するので、各発電セルの電圧の低下を検出してから発電を停止したり、出力を制御したりする際にタイムラグが生じる。このため、各発電セルの電圧を高速にしかも同時に把握することが必要となる。
一方、高出力の燃料電池では、数100の発電セルが電気的に直列に積層されていることから、どれか1つの発電セルの電圧が低下したら燃料電池全体としての発電を停止したり、出力を制御したりすることが必要となってくる。つまり、積層された数100の発電セルの中に、電圧の低下している発電セルがあるか無いかを検出できればよい。
そこで、本発明は、燃料電池において発電セルの電圧低下の有無を迅速に検出することを目的とする。
本発明の燃料電池のセルモニタは、複数の発電セルを直列に接続した燃料電池のセルモニタであって、各発電セルの電圧が低下するとオフとなる各スイッチが直列に接続されるスイッチ組と、スイッチ組の両端間の導通を検出する導通検知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の燃料電池のセルモニタにおいて、各スイッチは、各発電セルに並列に接続され、各発電セルの発電電力が入力される1次側回路と、1次側回路と電気的に絶縁され、1次側回路への入力によって入り切りされる2次側回路と、を含み、スイッチ組は各スイッチの各2次側回路を直列に接続していること、としても好適である。
本発明の燃料電池のセルモニタにおいて、1次側回路は発光ダイオードを含み、2次側回路はフォトトランジスタを含むこと、としても好適であるし、1次側回路はソレノイドコイルを含み、2次側回路は接点に接離する移動導体に接続される永久磁石の可動子と、ソレノイドコイルが可動子に及ぼす力と反対方向の力を可動子に及ぼす弾性体とを含むこと、としても好適であるし、1次側回路はソレノイドコイルを含み、2次側回路は接点に接離する移動導体に接続される永久磁石の可動子と、ソレノイドコイルが可動子に及ぼす力と反対方向の力を可動子に及ぼす他のソレノイドコイルとを含むこと、としても好適である。
本発明は、燃料電池において発電セルの電圧低下の有無を迅速に検出することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態における燃料電池のセルモニタの構成を示す系統図である。 本発明の他の実施形態における燃料電池のセルモニタの構成を示す系統図である。 本発明の他の実施形態における燃料電池のセルモニタの構成を示す系統図である。
図1に示すように、燃料電池10は複数の発電セル11が電気的に直列に接続されたものであって、その両端の端子12,13から電気出力が外部に取り出されるものである。本発明の実施形態である燃料電池のセルモニタ100は、燃料電池10の各発電セル11の電圧が低下するとオフとなる各スイッチ21が直列に接続されるスイッチ組20と、スイッチ組20の各端61,62の間を接続する検出回路30と、検出回路30に配置された電源31と、検出回路30に設けられた抵抗32の両端の電圧を検出する電圧モニタ33とを供えている。検出回路30と、電源31と、抵抗32と、電圧モニタ33とはスイッチ組20の各端61,62の間の導通を検出する導通検出手段である。
スイッチ組20は複数のスイッチ21を含んでいる。各スイッチ21は、各発電セル11に並列に接続され、各発電セル11の発電電力が入力される1次側回路25と、1次側回路25と電気的に絶縁され、1次側回路25への入力によって入り切りされる2次側回路27と、を含み、スイッチ組20は各スイッチ21の各2次側回路27が直列に接続されている。各スイッチ21の1次側回路25の発電セル11のプラス側に接続される入力端26aと発電セル11のマイナス側に接続される出力端26bとの間には抵抗24と発光ダイオード22とが発電セル11と並列に接続されている。各スイッチ21の2次側回路27の入力端28aと出力端28bとの間には発光ダイオード22からの光を受光するフォトトランジスタ23が接続されている。フォトトランジスタ23のコレクタ側は入力端28aに接続され、エミッタ側は出力端28bに接続されている。複数の各スイッチ21の出力端28bと入力端28aとは順次電気的に直列になる様に接続されている。
このように構成された燃料電池のセルモニタ100の動作について説明する。燃料電池10に水素ガスと空気とが供給されると、各発電セル11は電気化学反応によって発電する。発電によって発生する各発電セル11の電圧は略1.0Vである。各発電セル11で発電された電力は、直列に接続された各発電セル11を通って端子12,13から電気出力として外部に取り出される。
一の発電セル11で発電された電力の一部は、一の発電セルのプラス側から各スイッチ21の1次側回路25の入力端26aに入り、抵抗24と発光ダイオード22を通って1次側回路25の出力端26bから一の発電セル11のマイナス側に流れる。発光ダイオード22を通った電力は、その電流に応じた光を発光する。発光ダイオード22で発光した光はフォトトランジスタ23の受光部で受光される。一方、各スイッチ21の2次側回路27が直列に接続されるスイッチ組20の入力端61と出力端62との間の検出回路30には電源として5Vの直流電源が接続され、各スイッチ21の2次側回路27の入力端28aには5Vの電圧が掛る様になっているので、フォトトランジスタ23は発光ダイオード22からの受光光量が所定の光量以上となるとコレクタ側からエミッタ側に電流を流すことができる。
図1に示すすべての発電セル11が正常に発電し、各発光ダイオード22の発光光量が所定の光量以上で、各フォトトランジスタ23のコレクタ側からエミッタ側に向かって電流が流れることができると、スイッチ組20の入力端61と出力端62とのに電流が流れ、検出回路30に設けられた抵抗32の両端に電圧差が発生する。フォトトランジスタ23が発光ダイオード22から所定の光量以上の光量を受光している場合には、コレクタ側とエミッタ側との間の抵抗はほとんどないので、電圧モニタ33が検出する抵抗32の両端の電圧は略5Vとなる。
一方、いずれか一つの発電セル11において燃料の偏在や生成水の溜まりなどの発生によりその電圧が所定の電圧、例えば、0.6Vよりも低くなる。するとその発電セル11に並列に接続されている発光ダイオード22の発光光量が低下し、フォトトランジスタ23の受光する光量が低下する。フォトトランジスタ23の受光する光量が所定光量を下回ると、フォトトランジスタ23のコレクタ側とエミッタ側との間に電流が流れなくなる。すると、そのフォトトランジスタ23を含むスイッチ21の2次側回路27の入力端28aと出力端28bとの間に電流が流れなくなり、そのスイッチ21の入力端28aと出力端28bとの間が遮断される。各スイッチ21の2次側回路27の各入力端28aと出力端28bとは順次直列に接続されているので、一つでも入力端28aと出力端28bとの間の電気的な接続が遮断されると、スイッチ組20の入力端61と出力端62との間の接続が遮断され、検出回路30に電流が流れなくなり、電圧モニタ33の検出電圧はゼロとなる。このため、電圧モニタ33の検出電圧によって、燃料電池10の複数の発電セル11の内の少なくともいずれか1つの発電セル11の電圧が低下していることが検出できる。
燃料電池10が停止し、各発電セル11の電圧が所定の電圧、例えば0.6Vよりも低くなってくると、各発光ダイオード22の発光光量が所定の値よりも低くなり、フォトトランジスタ23のエミッタ側とコレクタ側との通電が遮断され、各スイッチ21の各2次側回路27はすべて解放状態となる。そして、電圧モニタ33の検出電圧もゼロとなる。
本実施形態の燃料電池のセルモニタ100は、電圧モニタ33で一つの電圧信号を監視するだけで少なくともいずれか1つの発電セル11の電圧が低下したことを検出することができる。このため、燃料電池10を制御する図示しない制御部は電圧モニタ33からの一つの信号を監視していれば、すべての発電セル11から入力される電圧信号を処理することなく発電セル11のいずれか1つに電圧低下が発生したことを検知することができ、発電セルの電圧低下の有無を迅速に検出することができる。本実施形態のセルモニタ100は、発電セル11に接続されている各スイッチ21の1次側回路25と検出回路30に接続されている2次側回路27とが電気的に絶縁されているので、燃料電池10の高圧の電圧が検出回路30や電圧モニタ33に掛ることがないので、これらの機器が燃料電池10側の高電圧によって破損することを抑制でき、信頼性の高いモニタリングを行うことができる。また、本実施形態のセルモニタ100は、従来技術のような各発電セル11の電圧を順次切り替えて電圧検出器に接続する切り替え器がないことから、この様な従来技術に比較して簡便な構成で迅速な検出を行うことができる。
図2を参照しながら本発明の他の実施形態について説明する。図1を参照して説明した部分と同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。図2に示す実施形態の燃料電池のセルモニタ100は、図1を参照して説明したセルモニタ100の発光ダイオード22とフォトトランジスタ23とをソレノイド42と永久磁石43と接点板49とスプリング50とにして、1次側回路45のソレノイド42に発生する磁力で接点板49を移動させることによって2次側回路47の入力端48a側の接点51aと出力端48b側の接点51bと接続、解放するようにしたものである。また、1次側回路45と2次側回路47との間は電気的に絶縁されている。
図2に示すように、本実施形態のセルモニタ100の各スイッチ21は、各発電セル11に並列に接続され、各発電セル11の発電電力が入力される1次側回路45と、1次側回路45と電気的に絶縁され、1次側回路45への入力によって入り切りされる2次側回路47と、を含み、スイッチ組20は各スイッチ21の各2次側回路47が直列に接続されている。各スイッチ21の1次側回路45の発電セル11のプラス側に接続される入力端46aと発電セル11のマイナス側に接続される出力端46bとの間には抵抗44とソレノイド42とが発電セル11と並列に接続されている。ソレノイド42は鉄心の周りにコイルを巻いたものであり、コイルに流れる電流によって鉄心が磁化されて磁力を発生する。各スイッチ21の2次側回路47の入力端48a側には接点51aが設けられ、出力端48b側には接点51bが設けられている。図示しないセルモニタ100の基体部にはスプリング50の一端が取り付けられ、スプリング50の他端は各接点51a,51bとの間で接離し、接点51aと接点51bとの電気的な接続を入り切りする接点板49に接続されている。また、接点板49とソレノイド42との間には、接点板49に接続され、ソレノイド42に発生する電磁力によってソレノイド42と接点板49との方向に沿って移動する永久磁石43が配置されている。永久磁石の磁極はソレノイド42に発生する磁極と同極が対向する様に配置されている。
以上のように構成されたセルモニタ100の動作について説明する。燃料電池10が始動する前は、各発電セル11の電圧はゼロであり、ソレノイド42のコイルに流れる電流もゼロとなっている。このため、各接点板49はスプリング50によって各接点51a,51bから離れる方向に押され、各スイッチ21の各2次側回路47はすべて解放された状態となっている。
燃料電池10が始動して、各発電セル11が発電し、その電圧が上昇してくると、一の発電セル11で発電された電力の一部は、一の発電セルのプラス側から各スイッチ21の1次側回路45の入力端46aに入り、抵抗44とソレノイド42を通って1次側回路45の出力端46bから一の発電セル11のマイナス側に流れる。ソレノイド42はコイルに流れた電流によって磁力が発生する。磁力の向きは、コイルの巻き方向によって異なるが、図2に示した本実施形態の場合にはスイッチ21の永久磁石43に向かう側がS極となる。永久磁石43はその磁極の向きがソレノイド42に発生する磁極と対向するように配置されているので、図2に示すように、ソレノイド42に電流が流れた際に永久磁石43にむかう方向に発生する磁極がS極の場合、永久磁石43のソレノイド42に向かう方向の磁極がS極となる。このため、ソレノイド42に電流が流れると、ソレノイド42と永久磁石43は互いに反発し、その反発力がスプリング50の押しつけ力よりも大きくなると永久磁石43が接点板49を各接点51a,51bに押しつけて、スイッチ21の2次側回路47の入力端48aと出力端48bとが接続される。ソレノイド42への電流がなくなると、ソレノイド42と永久磁石43との間の反発力がなくなるので、接点板49はスプリング50に押されて永久磁石43と共にソレノイド42側に移動し、接点板49と各接点51a,51bとが離れるので、スイッチ21の2次側回路47の入力端48aと出力端48bとは遮断される。ソレノイド42と永久磁石43との間に発生する反発力はソレノイド42に流れる電流による。図2に示す本実施形態の場合、発電セル11の出力電圧が0.6Vよりも低くなるとソレノイド42に流れる電流によって永久磁石43を接点板49に押しつけておくことができなくなるよう構成されている。このため、発電セル11の電圧が0.6Vよりも低くなると、各スイッチ21の各接点51a,51bの間は解放され、発電セル11の電圧が0.6V以上となると、各スイッチ21の各接点51a,51bの間は接点板49によって接続される。
図2に示すすべての発電セル11が正常に発電し、各発電セル11の電圧が0.6V以上となると各ソレノイド42に流れる電流が各永久磁石43に接続された各接点板49を各接点51a,51bに押しつけることができるので、各スイッチ21の入力端48aと出力端28bとが電気的に接続され検出回路30に電流が流れ、電圧モニタ33は抵抗32の両端の電圧差を検出する。この電圧差は図1を参照して説明した実施形態と同様、電源31の電圧と略同様の略5Vとなる。
そして、いずれか一つの発電セル11においてその電圧が所定の電圧、例えば、0.6Vよりも低くなると、その発電セル11に並列に接続されているソレノイド42に流れる電流が低下し、そのソレノイド42は永久磁石43に取り付けられた接点板49を各接点51a,51bに押しつけることができなくなる。すると、そのソレノイド42を含むスイッチ21の一つの接点51a,51bの間の電気的な接続が解放され、そのスイッチ21の入力端48aと出力端48bとの間が遮断される。各スイッチ21の2次側回路47の各入力端48aと出力端48bとは順次直列に接続されているので、一つでも入力端48aと出力端48bとの間の電気的な接続が遮断されると、スイッチ組20の入力端61と出力端62との間の接続が遮断され、検出回路30に電流が流れなくなり、電圧モニタ33の検出電圧はゼロとなる。このため、電圧モニタ33の検出電圧によって、燃料電池10の複数の発電セル11の内の少なくともいずれか1つの発電セル11の電圧が低下していることが検出できる。
燃料電池10が停止し、各発電セル11の電圧が0.6ボルトよりも低くなってくるとソレノイド42の永久磁石43を反発される反発力はスプリング50の押しつけ力よりも小さくなる。このため、各接点板49はすべて各接点51a,51bから離れ、各スイッチ21の各2次側回路47はすべて解放状態となる。そして、電圧モニタ33の検出電圧もゼロとなる。
以上説明した本実施形態のセルモニタ100は、先に図1を参照して説明した実施形態と同様の効果を奏する。
図3を参照して他の実施形態について説明する。図2を参照して説明した実施形態と同様の部分には同様の符号を付して説明は省略する。図3に示す実施形態は、図2を参照して説明した実施形態のスプリング50を他のソレノイド53としたものである。ソレノイド53は接点51a,51bの永久磁石43と反対側に配置され、ソレノイド53に電流が流れて発生する磁極の極性が永久磁石43の対向する面と同極となるように配置されている。本実施形態では、ソレノイド53に電流が流れると、永久磁石43の側にN極ができ、対向する永久磁石43のN極と互いに反発し、接点板49が接点51a,51bからソレノイド42の方に向かって離れる方向に永久磁石43に磁力を与える。また、本実施形態では、検出回路30に設けられた電源31から検出回路30と並列に各ソレノイド53に励磁用の電流を供給する励磁電流供給回路54が設けられている。励磁電流供給回路54には抵抗55とスイッチ56とが設けられている。
以下、図3に示した実施形態のセルモニタ100の動作について説明する。燃料電池10が始動する前は、各発電セル11の電圧はゼロであり、ソレノイド42のコイルに流れる電流もゼロとなっている。また、燃料電池10の始動前はソレノイド53への励磁電流を供給する励磁電流供給回路54のスイッチ56が開となっているので、各ソレノイド53には電流が流れない。このため、各ソレノイド42,53のいずれも永久磁石43に磁力を及ぼすことがないので、永久磁石43と接点板49とは燃料電池10が停止した状態を保っている。本実施形態では、燃料電池10の停止の際に、燃料電池10の各発電セルの電圧が0.6Vよりも低くなる前に、ソレノイド53の励磁電流供給回路54のスイッチ56を開とするので、停止の際には、接点板49は接点51a,51bに接した状態となっている。したがって、始動の際、ソレノイド42,53の両方に電流が流れていない状態では、接点板49は接点51a,51bに接した状態となっている。
燃料電池10が始動し、各発電セル11の電圧が上昇すると、一の発電セル11で発電された電力の一部は、一の発電セルのプラス側から各スイッチ21の1次側回路45の入力端46aに入り、抵抗44とソレノイド42を通って1次側回路45の出力端46bから一の発電セル11のマイナス側に流れる。ソレノイド42はコイルに流れた電流によって磁力が発生する。図3示した本実施形態の場合にはスイッチ21の永久磁石43に向かう側がS極となる。すると、永久磁石43のS極とソレノイド42のSとの間で反発力が生じ、接点板49を各接点51a,51bに押しつける方向の力が永久磁石43にかかり始める。このとき、各スイッチ21の各2次側回路47はすべて閉となっているので、検出回路30には電源31からの電流が流れ、電圧モニタ33は抵抗32の両端の電圧、略5Vを検出している。
各発電セル11の各電圧が所定の電圧、例えば0.6V程度まで上昇し、燃料電池10の各端子12,13間の電圧が定格電圧の60%程度まで上昇したら、励磁電流供給回路54のスイッチ56がオンとなる。すると、電源31からの電流が各ソレノイド53の各コイルに流れ、各ソレノイド53が励磁される。この際、接点51a,51bに向かう側のソレノイド53の磁極は永久磁石43の対向する磁極と同一極のN極となっている。このため、ソレノイド53が励磁されると、永久磁石43はソレノイド53から反発力を受ける。発電セル11の電圧が0.6V以上となっている場合、永久磁石43がソレノイド53から受ける反発力は、永久磁石43がソレノイド42から受ける反発力よりも小さいので、永久磁石43はソレノイド42から受ける反発力で接点板49を各接点51a,51bに押しつける。一方、発電セル11の電圧が0.6Vよりも低い場合には、永久磁石43がソレノイド53から受ける反発力が、永久磁石43がソレノイド42から受ける反発力よりも大きくなるので、永久磁石43に取り付けられている接点板はソレノイド53から受ける反発力で各接点51a,51bから離れ、スイッチ21の2次側回路47は開となる。
従って、励磁電流供給回路54のスイッチ56がオンとなった後は、一つの発電セル11の電圧が0.6Vよりも低くなると、そのスイッチ21の2次側回路47が開となって検出回路30の電流が遮断され、電圧モニタ33の検出電圧はゼロとなる。このため、電圧モニタ33の検出電圧によって、燃料電池10の複数の発電セル11の内の少なくともいずれか1つの発電セル11の電圧が低下していることが検出できる。
燃料電池10が停止する際には、先に説明したように、燃料電池10の各発電セルの電圧が0.6Vよりも低くなる前に、ソレノイド53の励磁電流供給回路54のスイッチ56を開とするので、接点板49は接点51a,51bに接した状態で停止する。従って、本実施形態では、燃料電池10の運転中に発電セル11の電圧が0.6Vよりも低くなった場合だけ永久磁石43に接続された接点板49がソレノイド42の方向に移動して接点51a,51bとの接続が切れる。
本実施形態のセルモニタ100は図2を参照して説明したセルモニタ100と同様の効果を奏するとともに、燃料電池10が起動、停止の際には接点板49は接点51a,51bに接した状態となっており、燃料電池10か運転中で、発電セル11の電圧が0.6Vよりも低くなった場合だけ永久磁石43が移動して接点板49の接点51a,51bとの接続が切れることとなるので、各発電セル11が正常で電圧が0.6V以上となる場合には、燃料電池10の起動、停止の際に永久磁石43、接点板49が移動することがなく、接点の寿命が延びるという効果を奏する。また、接点板49、永久磁石43の移動が少なくなるので、移動の際に発生する騒音を低減することができる。
10 燃料電池、11 発電セル、12,13 端子、20 スイッチ組、21 スイッチ、22 発光ダイオード、23 フォトトランジスタ、24 抵抗、25,45 1次側回路、26a,28a,46a,48a,61 入力端、26b,28b,46b,48b,62 出力端、27,47 2次側回路、30 検出回路、31 電源、32,44,55 抵抗、33 電圧モニタ、42,53 ソレノイド、43 永久磁石、49 接点板、50 スプリング、51a,51b 接点、54 励磁電流供給回路、56 スイッチ、100 セルモニタ。

Claims (5)

  1. 複数の発電セルを直列に接続した燃料電池のセルモニタであって、
    各発電セルの電圧が低下するとオフとなる各スイッチが直列に接続されるスイッチ組と、
    スイッチ組の両端間の導通を検出する導通検知手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池のセルモニタ。
  2. 請求項1に記載の燃料電池のセルモニタであって、
    各スイッチは、各発電セルに並列に接続され、各発電セルの発電電力が入力される1次側回路と、
    1次側回路と電気的に絶縁され、1次側回路への入力によって入り切りされる2次側回路と、を含み、
    スイッチ組は各スイッチの各2次側回路を直列に接続していること、
    を特徴とする燃料電池のセルモニタ。
  3. 請求項2に記載の燃料電池のセルモニタであって、
    1次側回路は発光ダイオードを含み、2次側回路はフォトトランジスタを含むこと、
    を特徴とする燃料電池のセルモニタ。
  4. 請求項2に記載の燃料電池のセルモニタであって、
    1次側回路はソレノイドコイルを含み、2次側回路は接点に接離する移動導体に接続される永久磁石の可動子と、ソレノイドコイルが可動子に及ぼす力と反対方向の力を可動子に及ぼす弾性体とを含むこと、
    を特徴とする燃料電池のセルモニタ。
  5. 請求項2に記載の燃料電池のセルモニタであって、
    1次側回路はソレノイドコイルを含み、2次側回路は接点に接離する移動導体に接続される永久磁石の可動子と、ソレノイドコイルが可動子に及ぼす力と反対方向の力を可動子に及ぼす他のソレノイドコイルとを含むこと、
    を特徴とする燃料電池のセルモニタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014232635A (ja) * 2013-05-29 2014-12-11 日産自動車株式会社 セル電圧測定装置

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