JP2010241361A - 車両の制御装置および車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバータの保護を図りつつ電動走行モードで走行可能な機会が増加されたハイブリッド車両の制御装置および車両を提供する。
【解決手段】車両100は、エンジン4と、エンジン4を始動させるためのモータジェネレータMG1とを含む。車両の制御装置は、モータジェネレータMG1を駆動するためのスイッチング素子を含むインバータ14と、スイッチング素子の温度に関連する温度に基づいてエンジン始動時のモータジェネレータMG1の回転数を制限する制御を行なう制御装置30とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両の制御装置および車両に関し、特にエンジンとそのエンジンを始動させるための回転電機とを含む車両を制御する制御装置およびそれを搭載する車両に関する。
エンジンと電動機とを駆動源として併用するハイブリッド自動車が知られている。このようなハイブリッド自動車には、電動機を駆動するためのインバータが搭載されている。
特開2006−211886号公報(特許文献1)には、要求トルクの発生を可能な限り実現しつつ、スイッチング素子の温度上昇を抑えたモータ制御装置および車両が開示されている。このモータ制御装置は、車速とモータに要求されるトルクとに応じてスイッチング周波数すなわちキャリア周波数を選択する。制御装置は、温度測定値が高くなると、それ以上インバータの温度が上昇しないようにインバータに対しトルク制限を行なう。このトルク制限の制限値は、温度およびインバータのキャリア周波数に応じて定められる。
特開2006−211886号公報 特開2004−340076号公報
ハイブリッド自動車には、エンジンを停止させた状態で電動機のみを使用して車輪を駆動する電動モード(以下、EVモードとも称する)で動作が可能なものもある。しかし、EVモードで車両を動作させていても、電動機に電力を供給するバッテリの残存充電量(充電状態SOC(State Of Charge))が低下したり、電動機だけでは要求トルクをまかなえなくなったりすると、エンジンを始動させる必要が生じる。すなわち、EVモードでは、いつでもエンジンが始動できる必要がある。
エンジンの始動は、通常の自動車ではスタータモータ等が使用されるが、ハイブリッド自動車では、発電機とスタータモータの両方の機能を有するモータジェネレータを使用する場合がある。このモータジェネレータもインバータによって駆動される。
EVモードで走行しているときに、インバータ内部のスイッチング素子の温度が上昇しておりインバータに対してトルク制限が実行されると、モータジェネレータがエンジンを始動させることができなくなってしまう。したがって、トルク制限とエンジンの始動の関係について十分に検討する必要がある。
特開2006−211886号公報にはこのような点について開示されておらず、改善の余地がある。特に、外部充電可能なプラグインハイブリッド車両などでは、EVモードでの走行機会を増やすことがエネルギー効率の向上に有効である。
この発明の目的は、インバータの保護を図りつつ電動走行モードで走行可能な機会が増加された車両の制御装置および車両を提供することである。
この発明は、要約すると、エンジンと、エンジンを始動させるための第1の回転電機とを含む車両の制御装置であって、第1の回転電機を駆動するためのスイッチング素子を含む駆動回路と、スイッチング素子の温度に関連する温度に基づいてエンジン始動時の第1の回転電機の回転数を制限する制御を行なう制御部とを備える。
好ましくは、車両は、車輪の回転軸を駆動するための第2の回転電機と、エンジン、第1の回転電機、第2の回転電機の各々の回転軸に接続された動力分割機構とをさらに含む。車両は、エンジンを停止させた状態で第2の回転電機を用いて走行する電動走行が可能に構成される。制御部は、電動走行の上限速度をスイッチング素子の温度に関連する温度に基づいて決定する。
より好ましくは、制御部は、車両が電動走行を行なっている場合に車両速度が上限速度を超えると第1の回転電機を用いてエンジンを始動させる。
好ましくは、車両は、インバータの冷却媒体の温度を検出する温度センサをさらに含む。制御部は、関連する温度としてその温度センサで検出した温度を使用する。
好ましくは、駆動回路は、スイッチング素子の温度を検出する温度センサをさらに含む。制御部は、関連する温度としてその温度センサで検出した温度を使用する。
この発明は、他の局面における車両の制御装置では、車両は、エンジンと、エンジンを始動させるための第1の回転電機と、車輪の回転軸を駆動するための第2の回転電機と、エンジン、第1の回転電機、第2の回転電機の各々の回転軸に接続された動力分割機構とを含み、車両は、エンジンを停止させた状態で第2の回転電機を用いて走行する電動走行が可能に構成される。制御装置は、第1の回転電機を駆動するためのスイッチング素子を含む駆動回路と、エンジン始動時の第1の回転電機の回転数の絶対値の上限を車両の前進時と後退時において略等しく制限する制御を行なう制御部とを備える。
好ましくは、制御部は、車両が電動走行を行なっている場合に車両速度の絶対値が回転数の上限に対応するしきい値を超えると第1の回転電機を用いてエンジンを始動させる。
この発明は、さらに他の局面では、上記いずれかの車両の制御装置を搭載する車両である。
本発明によれば、ハイブリッド自動車において、電動走行モードで走行可能な場合が増加し、燃費の向上が期待できる。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両100のモータジェネレータ制御に関する構成を示す回路図である。 図1における動力分割機構PSDの詳細を説明するための模式図である。 動力分割機構PSDの3つの回転軸の関係を示した共線図である。 図3に示した4状態での発電機回転数と発電機トルクとインバータのキャリア周波数の関係を示した図である。 実施の形態1において、インバータの素子温度を推定する構成例を示した図である。 実施の形態1において、制御装置30が実行する制御を説明するためのフローチャートである。 図6のステップS2で参照されるクランキング時の発電機の回転数上限値を規定したマップの例を示す図である。 実施の形態2において、インバータの素子温度を得る構成例を示した図である。 実施の形態2において、制御装置30が実行する制御を説明するためのフローチャートである。 図9のステップS2Aで参照されるクランキング回転数上限値を規定したマップの例を示す図である。 実施の形態3においてエンジン始動の車速および発電機回転数を説明するための共線図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両100のモータジェネレータ制御に関する構成を示す回路図である。
図1を参照して、車両100は、電池ユニット40と、制御装置30と、エンジン4と、モータジェネレータMG1,MG2と、動力分割機構PSDと、図示しない車輪とを含む。
動力分割機構PSDは、後に図2を用いて説明するが、基本的には、エンジン4とモータジェネレータMG1,MG2に結合されてこれらの間で動力を分配する機構である。たとえば動力分割機構としてはサンギヤ、プラネタリキャリヤ、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構を用いることができる。
動力分割機構PSDの2つの回転軸がエンジン4、モータジェネレータMG1の各回転軸にそれぞれ接続され、他の1つの回転軸はモータジェネレータMG2の回転軸に接続される。
モータジェネレータMG2の回転軸は、図示しない減速ギヤやディファレンシャルギヤによって車輪に結合されている。なお、モータジェネレータMG2の回転を減速して動力分割機構PSDに伝達する減速機を設けてもよい。
電池ユニット40は、バッテリBと、バッテリBの負極と負極線8との間に接続されるシステムメインリレーSMR3と、バッテリBの正極と正極線6との間に接続されるシステムメインリレーSMR2と、バッテリBの正極と正極線6との間に直列に接続される、システムメインリレーSMR1および制限抵抗Rとを含む。システムメインリレーSMR1〜SMR3は、制御装置30から与えられる制御信号SEに応じて導通/非導通状態が制御される。
電池ユニット40は、さらに、バッテリBの端子間の電圧VBを測定する電圧センサ10と、バッテリBに流れる電流IBを検知する電流センサ11とを含む。
バッテリBとしては、ニッケル水素、リチウムイオン等の二次電池や燃料電池などを用いることができる。また、バッテリBに代わる蓄電装置として電気二重層コンデンサ等の大容量キャパシタを用いることもできる。
車両100は、さらに、モータジェネレータMG1,MG2の制御を行なうパワー制御ユニットとして、モータジェネレータMG1,MG2にそれぞれ対応して設けられるインバータ14,22と、インバータ14,22に共通して設けられる昇圧コンバータ12とを含む。
昇圧コンバータ12は、正極線6と負極線8と間の電圧を昇圧してバスラインPB,NB間に出力する。インバータ14は、昇圧コンバータ12から与えられる直流電圧を三相交流に変換してモータジェネレータMG1に出力する。
昇圧コンバータ12は、一方端が正極線6に接続されるリアクトルL1と、昇圧後の電圧VHを出力する昇圧コンバータ12の出力バスラインPB,NB間に直列に接続されるIGBT素子Q1,Q2と、IGBT素子Q1,Q2にそれぞれ並列に接続されるダイオードD1,D2と、出力バスラインPB,NB間に接続される平滑用コンデンサC2とを含む。平滑用コンデンサC2は、昇圧コンバータ12によって昇圧された電圧を平滑化する。
リアクトルL1の他方端はIGBT素子Q1のエミッタおよびIGBT素子Q2のコレクタに接続される。ダイオードD1のカソードはIGBT素子Q1のコレクタと接続され、ダイオードD1のアノードはIGBT素子Q1のエミッタと接続される。ダイオードD2のカソードはIGBT素子Q2のコレクタと接続され、ダイオードD2のアノードはIGBT素子Q2のエミッタと接続される。
インバータ14は、モータジェネレータMG1に対して昇圧コンバータ12の出力する直流電圧を三相交流に変換して出力する。インバータ14は、昇圧コンバータ12から昇圧された電圧を受けてたとえばエンジンを始動させるためにモータジェネレータMG1を駆動する。
また、インバータ14は、エンジンのクランクシャフトから伝達される回転トルクによってモータジェネレータMG1で発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
インバータ14は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15,V相アーム16,およびW相アーム17は、昇圧コンバータ12の出力バスラインPB,NB間に並列に接続される。
U相アーム15は、バスラインPB,NB間に直列接続されたIGBT素子Q3,Q4と、IGBT素子Q3,Q4とそれぞれ並列に接続されるダイオードD3,D4とを含む。ダイオードD3のカソードはIGBT素子Q3のコレクタと接続され、ダイオードD3のアノードはIGBT素子Q3のエミッタと接続される。ダイオードD4のカソードはIGBT素子Q4のコレクタと接続され、ダイオードD4のアノードはIGBT素子Q4のエミッタと接続される。
V相アーム16は、バスラインPB,NB間に直列接続されたIGBT素子Q5,Q6と、IGBT素子Q5,Q6とそれぞれ並列に接続されるダイオードD5,D6とを含む。ダイオードD5のカソードはIGBT素子Q5のコレクタと接続され、ダイオードD5のアノードはIGBT素子Q5のエミッタと接続される。ダイオードD6のカソードはIGBT素子Q6のコレクタと接続され、ダイオードD6のアノードはIGBT素子Q6のエミッタと接続される。
W相アーム17は、バスラインPB,NB間に直列接続されたIGBT素子Q7,Q8と、IGBT素子Q7,Q8とそれぞれ並列に接続されるダイオードD7,D8とを含む。ダイオードD7のカソードはIGBT素子Q7のコレクタと接続され、ダイオードD7のアノードはIGBT素子Q7のエミッタと接続される。ダイオードD8のカソードはIGBT素子Q8のコレクタと接続され、ダイオードD8のアノードはIGBT素子Q8のエミッタと接続される。
各相アームの中間点は、モータジェネレータMG1のU,V,W相コイルの各一方端に接続されている。すなわち、モータジェネレータMG1は、三相の永久磁石同期モータであり、U,V,W相の3つのコイルの各々の他方端は中性点に共に接続されている。そして、U相コイルの一方端がIGBT素子Q3,Q4の接続ノードに接続される。またV相コイルの一方端がIGBT素子Q5,Q6の接続ノードに接続される。またW相コイルの一方端がIGBT素子Q7,Q8の接続ノードに接続される。
電流センサ25は、モータジェネレータMG1に流れる電流をモータ電流値MCRT1として検出し、モータ電流値MCRT1を制御装置30へ出力する。
インバータ22は、昇圧コンバータ12に対してインバータ14と並列的に接続される。インバータ22は車輪を駆動するモータジェネレータMG2に対して昇圧コンバータ12の出力する直流電圧を三相交流に変換して出力する。またインバータ22は、回生制動に伴い、モータジェネレータMG2において発電された電力を昇圧コンバータ12に戻す。このとき昇圧コンバータ12は降圧回路として動作するように制御装置30によって制御される。
電流センサ24は、モータジェネレータMG2に流れる電流をモータ電流値MCRT2として検出し、モータ電流値MCRT2を制御装置30へ出力する。
インバータ22の内部の構成は、図示しないがインバータ14と同様であり、詳細な説明は繰返さない。
制御装置30は、トルク指令値TR1,TR2、モータ回転数MRN1,MRN2、電圧VB,VL,VH、電流IBの各値、モータ電流値MCRT1,MCRT2および起動信号IGONを受ける。
ここで、トルク指令値TR1,モータ回転数MRN1およびモータ電流値MCRT1はモータジェネレータMG1に関するものであり、トルク指令値TR2,モータ回転数MRN2およびモータ電流値MCRT2はモータジェネレータMG2に関するものである。
また、電圧VBはバッテリBの電圧であり、電流IBは、バッテリBに流れる電流である。電圧VLは昇圧コンバータ12の昇圧前電圧であり、電圧VHは昇圧コンバータ12の昇圧後電圧である。
制御装置30は、さらに、エンジン4の回転数NEおよびインバータ冷却水温度TWまたはインバータ素子温度TINVを受ける。
そして制御装置30は、昇圧コンバータ12に対して昇圧指示を行なう制御信号PWU,降圧指示を行なう制御信号PWDおよび動作禁止を指示する信号CSDNを出力する。
さらに、制御装置30は、インバータ14に対して昇圧コンバータ12の出力である直流電圧をモータジェネレータMG2を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示PWMI2と、モータジェネレータMG2で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示PWMC2とを出力する。
同様に制御装置30は、インバータ22に対して直流電圧をモータジェネレータMG1を駆動するための交流電圧に変換する駆動指示PWMI1と、モータジェネレータMG1で発電された交流電圧を直流電圧に変換して昇圧コンバータ12側に戻す回生指示PWMC1とを出力する。
図2は、図1における動力分割機構PSDの詳細を説明するための模式図である。
図2を参照して、この車両駆動装置は、モータジェネレータMG2と、モータジェネレータMG2の回転軸に接続された車軸と、エンジン4と、モータジェネレータMG1と、エンジン4とモータジェネレータMG1およびMG2との間で動力分配を行なう動力分割機構PSDとを備える。エンジン4は、クランクシャフト50を有する。
モータジェネレータMG1は、回転磁界を形成するステータ31と、ステータ31内部に配置され複数個の永久磁石が埋め込まれているロータ32とを含む。ステータ31は、ステータコア33と、ステータコア33に巻回される三相コイル34とを含む。ロータ32は、動力分割機構PSDのサンギヤ51と一体的に回転するサンギヤ軸に結合されている。ステータコア33は、電磁鋼板の薄板を積層して形成されており、図示しないケースに固定されている。
モータジェネレータMG1は、ロータ32に埋め込まれた永久磁石による磁界と三相コイル34によって形成される磁界との相互作用によりロータ32を回転駆動する電動機として動作する。またモータジェネレータMG1は、永久磁石による磁界とロータ32の回転との相互作用により三相コイル34の両端に起電力を生じさせる発電機としても動作する。
モータジェネレータMG2は、回転磁界を形成するステータ36と、ステータ31内部に配置され複数個の永久磁石が埋め込まれたロータ37とを含む。ステータ36は、ステータコア38と、ステータコア38に巻回される三相コイル39とを含む。
ロータ37は、動力分割機構PSDのリングギヤ52と一体的に回転するリングギヤケースに結合されている。ステータコア38は、たとえば電磁鋼板の薄板を積層して形成されており、図示しないケースに固定されている。
モータジェネレータMG2は、永久磁石による磁界とロータ37の回転との相互作用により三相コイル39の両端に起電力を生じさせる発電機としても動作する。またモータジェネレータMG2は、永久磁石による磁界と三相コイル39によって形成される磁界との相互作用によりロータ37を回転駆動する電動機として動作する。
エンジン4のクランクシャフト50とモータジェネレータMG1のロータ32とモータジェネレータMG2のロータ37とは同じ軸を中心に回転する。
動力分割機構PSDは、図2に示す例ではプラネタリギヤであり、クランクシャフト50に軸中心を貫通された中空のサンギヤ軸に結合されたサンギヤ51と、クランクシャフト50と同軸上を回転可能に支持されているリングギヤ52と、サンギヤ51とリングギヤ52との間に配置され、サンギヤ51の外周を自転しながら公転する複数のピニオンギヤ53と、クランクシャフト50の端部に結合され各ピニオンギヤ53の回転軸を支持するプラネタリキャリヤ54とを含む。
動力分割機構PSDは、サンギヤ51に結合されたサンギヤ軸と、リングギヤ52に結合されたリングギヤケースと、プラネタリキャリヤ54に結合されたクランクシャフト50との3軸が動力の入出力軸とされる。そしてこの3軸のうちいずれか2軸へ入出力される動力が決定されると、残りの1軸に入出力される動力は他の2軸へ入出力される動力に基づいて強制的に定まる。
動力の取出用のカウンタドライブギヤ70がリングギヤケースの外側に設けられ、リングギヤ52と一体的に回転する。カウンタドライブギヤ70は、動力伝達減速ギヤRGに接続されている。そしてカウンタドライブギヤ70と動力伝達減速ギヤRGとの間で動力の伝達がなされる。動力伝達減速ギヤRGはディファレンシャルギヤDEFを駆動し、ディファレンシャルギヤDEFの回転に従って図示しない車輪が回転する。また、下り坂等では車輪の回転がディファレンシャルギヤDEFに伝達され、動力伝達減速ギヤRGはディファレンシャルギヤDEFによって駆動される。
図3は、動力分割機構PSDの3つの回転軸の関係を示した共線図である。
図3では、車速VA,VB,VC,VDにおいてEV走行モードで走行中の状態でエンジンを始動させたときの発電機(モータジェネレータMG1)の回転数の変化が示されている。車速VA,VBは前進時の車速であり、正の値をとる。車速VC,VDは後退時の車速であり、負の値をとる。
すなわち、車速VAにおいてエンジンを始動させるには、エンジン回転数NEを零からクランキング回転数NEcまで増加させる必要がある。したがって、このときにはモータジェネレータMG1の回転数がN1からN1Aに変化するように、制御装置30は制御を実行する。
また、車速VBにおいてエンジンを始動させる場合も、エンジン回転数NEを零からクランキング回転数NEcまで増加させる必要がある。したがって、このときにはモータジェネレータMG1の回転数がN2からN2Aに変化するように、制御装置30は制御を実行する。
また、車速VCにおいてエンジンを始動させる場合も、エンジン回転数NEを零からクランキング回転数NEcまで増加させる必要がある。したがって、このときにはモータジェネレータMG1の回転数がN3からN3Aに変化するように、制御装置30は制御を実行する。
また、車速VDにおいてエンジンを始動させる場合も、エンジン回転数NEを零からクランキング回転数NEcまで増加させる必要がある。したがって、このときにはモータジェネレータMG1の回転数がN4からN4Aに変化するように、制御装置30は制御を実行する。
図4は、図3に示した4状態での発電機回転数と発電機トルクとインバータのキャリア周波数の関係を示した図である。
図3、図4を参照して、インバータのスイッチング素子温度が低い通常状態であれば、素子が多少発熱しても問題ないので、高いキャリア周波数を使用してもよい。このときは、図3の車速VAの発電機回転数N1→N1A(図4の軌跡C1)のエンジン始動や、図3の車速VDの発電機回転数N4→N4A(図4の軌跡C4)のエンジン始動が可能である。したがって、前進時には速度VAまで、後退時には速度VDまでのEV走行が可能となる。
一方、インバータのスイッチング素子温度が高い状態であれば、素子の発熱が多すぎると素子が故障する可能性があるので、発熱の高いキャリア周波数は使用することができない。このためエンジン始動は低いキャリア周波数を用いて行なう必要がある。このときは、図3の車速VAの発電機回転数N1→N1A(図4の軌跡C1)のエンジン始動や、図3の車速VDの発電機回転数N4→N4A(図4の軌跡C4)のエンジン始動は不可能である。そして、図3の車速VBの発電機回転数N2→N2A(図4の軌跡C2)のエンジン始動や、図3の車速VCの発電機回転数N3→N3A(図4の軌跡C3)のエンジン始動は可能である。したがって、前進時には速度VBまで、後退時には速度VCまでしか、EV走行を行なうことはできない。
車両のエネルギー効率を向上させるには、できるだけEV走行を行なう領域を広くとることが望ましい。したがって、インバータの素子温度が高く素子の温度の上昇が問題となる場合には、EV走行の上限速度は車速VBまでに制限する。しかし、インバータの素子温度が低く素子の温度の上昇がさほど問題にならない場合には、EV走行の上限速度を車速VAまで拡張し、EV走行可能な領域を増やす。これにより、車両のエネルギー効率を向上させることができる。とくに、プラグイン充電可能な車両の場合には、EV走行領域を拡張することは外部から充電しておいた電力を消費する機会が増え、ガソリン等の燃料の消費を抑制し、エネルギー効率の向上の効果が大きい。
図5は、実施の形態1において、インバータの素子温度を推定する構成例を示した図である。
図5を参照して、インバータ14を冷却するラジエータとラジエータとインバータに冷却水を循環させるポンプ104とが車両には設けられている。インバータ14は、冷却水で冷却され冷却水はインバータからの熱によって温度が上昇する。熱せられた冷却水はポンプ104によってラジエータ106に送られる。レジスタに送られた冷却水は空気に熱を放熱し、冷えた冷却水はインバータ14に導入される。
インバータ14の出口には、インバータの素子を冷却して熱せられた冷却水の温度を測定する温度センサ102が設けられている。温度センサ102は測定した温度TWを制御装置30に出力する。
図6は、実施の形態1において、制御装置30が実行する制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとに車両の走行制御のメインルーチンから呼び出され実行される。
図1、図6を参照して、まず処理が開始されると、ステップS1において、制御装置30は、図5の温度センサ102を用いてインバータ冷却水温TWを計測する。
続いて制御装置30は、ステップS2において予め記憶されていたマップからクランキング時の発電機(図1のモータジェネレータMG1)の回転数上限値NGCRNKを取得する。
図7は、図6のステップS2で参照されるクランキング時の発電機の回転数上限値を規定したマップの例を示す図である。図7の縦軸にはクランキング時の発電機の回転数上限値NGCRNK(rpm)が示され、横軸にはインバータ冷却水温TW(℃)が示されている。
図7を参照して、インバータ冷却水温TWが温度TW0より小さな領域では、発電機の回転数上限値NGCRNKは回転数NCHに設定され、温度TWがTW0よりも大きい領域では回転数NCHよりも低い回転数NCLに設定されている。このマップに規定された回転数上限値NGCRNKよりも発電機回転数の絶対値が大きい領域では、エンジンが始動されてHV走行が行なわれる。
すなわち温度がTW0より小さい領域では、図3の車速が0からVAまでの領域では発電機回転数MRN1が図7の回転数NCHを超えないのでEV走行が可能である。そして車速VAに到達すると発電機回転数MRN1が回転数NCHを超えるN1となりエンジンの始動が実行される。
同様に、冷却水温度TWがTW0を超える領域においては、車速が車速VBまでは車両のEV走行が行なわれ、車速が車速VBに到達すると発電機回転数MRN1が上限回転数NCLを超える値N2となるのでエンジンの始動が実行される。
再び図6を参照して、ステップS2においてマップから回転数上限値NGCRNKを取得した後に、ステップS3において制御装置30は発電機(モータジェネレータMG1)の回転数MRN1を回転数センサ(レゾルバなど)で計測する。そしてステップS4において発電機回転数MRN1が回転数上限値NGCRNKより大きいか否かが判断される。
ステップS4においてMRN1>NGCRNKが成立した場合には、ステップS5においてクランキング(モータジェネレータMG1によってエンジンを回転させて始動させること)が実行される。これにより車両はEV走行からHV走行に動作モードが変化する。
一方ステップS4においてMRN1>NGCRNKが成立していない場合にはステップS5のクランキングは実行されずステップS6に処理が進む。この場合は車両がEV走行をしていた場合には制御モードはEV走行モードに維持される。ステップS6においては制御はメインルーチンに移される。
このようにインバータの素子温度に関連する冷却水温の変化に応じてエンジンを始動する発電機(モータジェネレータMG1)の回転数を変更する。これにより温度が低い場合にはEV走行領域が拡大され、車両のエネルギー効率が向上する。
なお、実施の形態1では、インバータの冷却媒体が冷却水である場合を例示したが、これに限定されなくてもよい。たとえば、空冷である場合には冷却水温度に代えて空気の温度を検出するようにしてもよい。
[実施の形態2]
実施の形態1では、インバータを冷却する冷却水温度に対してクランキング時の発電機回転数上限値を変更した。実施の形態2においては、インバータユニットからIGBT素子などのスイッチング素子の温度についての情報を直接得られる場合についてインバータ素子温度を冷却水温度の代わりに用いる。
図8は、実施の形態2において、インバータの素子温度を得る構成例を示した図である。図8では、インバータ14がスイッチング素子温度に関連する情報を出力する回路構成の一例が示されている。
図1、図8を参照して、いずれのIGBT素子でもよいがこの例では、IGBT素子Q3付近に温度検出用ダイオード204がたとえば同一チップ202内に設けられている例が示される。温度検出用ダイオード204の順方向電圧は、チップ202の温度に応じて変化する。電源ノードと接地ノードとの間に温度検出用ダイオード204と電流源206とが直列に接続される。そして温度検出用ダイオード204の順方向電圧が電圧計208によって検知されこれに基づいてインバータ素子温度TINVが求められる。
図9は、実施の形態2において、制御装置30が実行する制御を説明するためのフローチャートである。このフローチャートの処理は、一定時間ごとまたは所定の条件が成立するごとに車両の走行制御のメインルーチンから呼び出され実行される。
図1、図9を参照して、制御装置30は、ステップS1Aにおいてインバータ素子温度TINVの計測を行なう。インバータ素子温度TINVの計測は、たとえば図8で説明した回路構成を使用することができる。
ステップS1Aにおけるインバータ素子温度の計測が終了すると、続いてステップS2Aにおいてマップからクランキング時の発電機回転数上限値NGCRNKの取得が行なわれる。
図10は、図9のステップS2Aで参照されるクランキング回転数上限値を規定したマップの例を示す図である。
図10の縦軸にはクランキング時の発電機の回転数上限値NGCRNK(rpm)が示され、横軸にはインバータ素子温度TINV(℃)が示されている。インバータ素子温度TINVが所定値TINV0より小である場合には、回転数上限値NGCRNKは回転数NCHに設定される。インバータ素子温度TINVが所定値TINV0より高くなった場合には回転数上限値NGCRNKは回転数NCHよりも低い回転数NCLに設定される。
再び図9を参照して、ステップS2Aの処理が完了すると、その後はステップS3〜S6の処理が実行される。ステップS3〜S6の処理については、図6で説明した場合と同様な処理が行なわれるので、ここでは説明を繰返さない。
実施の形態2では、インバータの素子温度TINVの変化に応じてエンジンを始動する発電機(モータジェネレータMG1)の回転数を変更する。これにより実施の形態1と同様に、温度が低い場合にはEV走行領域が拡大され、車両のエネルギー効率が向上する。
[実施の形態3]
実施の形態3では、前進時と後進時でエンジンを始動する際の発電機回転数MRN1の絶対値を同じにすることを提案する。
図11は、実施の形態3においてエンジン始動の車速および発電機回転数を説明するための共線図である。
図11を参照して、回転数N1の絶対値と回転数N4Aの絶対値とを等しくなるようにエンジン始動時の発電機回転数上限値を設定する。エンジン始動中の発電機トルクがエンジン始動直前の発電機トルクよりも大きいためこのように設定する。これによりインバータ素子の耐熱温度を最小限に設定できる。もし、前進時と後退時でエンジン始動時の発電機回転数上限値が異なれば、素子の耐熱温度を高い方の回転数のエンジン始動に合せて設計しなければいけないので、無駄が多くなる。
実施の形態3によれば、前進時と後退時において、モータジェネレータMG1のインバータの耐熱性能とEV走行領域がバランスよくなる。したがって、インバータの耐熱性能を最大限に生かしつつEV走行をさせることが可能となる。
最後に、再び図1等を参照して上記の実施の形態について総括する。車両100は、エンジン4と、エンジン4を始動させるためのモータジェネレータMG1とを含む。車両の制御装置は、モータジェネレータMG1を駆動するためのスイッチング素子を含むインバータ14と、スイッチング素子の温度に関連する温度に基づいてエンジン始動時のモータジェネレータMG1の回転数を制限する制御を行なう制御部(制御装置30)とを備える。
好ましくは、車両100は、車輪の回転軸を駆動するモータジェネレータMG2と、エンジン4、モータジェネレータMG1、モータジェネレータMG2の各々の回転軸に接続された動力分割機構PSDとをさらに含む。車両100は、エンジン4を停止させた状態でモータジェネレータMG2を用いて走行する電動走行が可能に構成される。制御部(制御装置30)は、電動走行の上限速度をスイッチング素子の温度に関連する温度に基づいて決定する。
より好ましくは、制御部(制御装置30)は、車両100が電動走行を行なっている場合に車両速度が上限速度を超えるとモータジェネレータMG1を用いてエンジン4を始動させる。
好ましくは、図5に示すように、車両100は、インバータ14の冷却媒体の温度を検出する温度センサ102をさらに含む。制御部(制御装置30)は、関連する温度としてその温度センサ102で検出した温度を使用する。
好ましくは、図8に示すように、インバータ14は、スイッチング素子の温度を検出する温度センサとして働く温度検出用ダイオード204をさらに含む。制御部(制御装置30)は、関連する温度としてその温度検出用ダイオード204で検出した温度を使用する。
この発明の他の局面では、車両100は、エンジン4と、エンジン4を始動させるためのモータジェネレータMG1と、車輪の回転軸を駆動するモータジェネレータMG2と、エンジン4、モータジェネレータMG1、モータジェネレータMG2の各々の回転軸に接続された動力分割機構PSDとを含む。車両100は、エンジン4を停止させた状態でモータジェネレータMG2を用いて走行する電動走行が可能に構成される。車両の制御装置は、モータジェネレータMG1を駆動するためのスイッチング素子を含むインバータ14と、エンジン始動時のモータジェネレータMG1の回転数の絶対値の上限を車両の前進時と後退時において図11に示すように略等しく制限する制御を行なう制御部(制御装置30)とを備える。
好ましくは、制御部(制御装置30)は、車両100が電動走行を行なっている場合に車両速度の絶対値が回転数の上限に対応するしきい値を超えるとモータジェネレータMG1を用いてエンジンを始動させる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
4 エンジン、6 正極線、8 負極線、10 電圧センサ、11,24,25 電流センサ、12 昇圧コンバータ、14,22 インバータ、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、30 制御装置、31,36 ステータ、32,37 ロータ、33,38 ステータコア、34,39 三相コイル、40 電池ユニット、50 クランクシャフト、51 サンギヤ、52 リングギヤ、53 ピニオンギヤ、54 プラネタリキャリヤ、70 カウンタドライブギヤ、100 車両、102 温度センサ、104 ポンプ、106 ラジエータ、202 チップ、204 温度検出用ダイオード、206 電流源、208 電圧計、B バッテリ、C2 平滑用コンデンサ、D1〜D8 ダイオード、DEF ディファレンシャルギヤ、L1 リアクトル、MG1,MG2 モータジェネレータ、PB,NB バスライン、PSD 動力分割機構、Q1,Q8 IGBT素子、R 制限抵抗、RG 動力伝達減速ギヤ、SMR1,SMR2,SMR3 システムメインリレー。

Claims (8)

  1. エンジンと、前記エンジンを始動させるための第1の回転電機とを含む車両の制御装置であって、
    前記第1の回転電機を駆動するためのスイッチング素子を含む駆動回路と、
    前記スイッチング素子の温度に関連する温度に基づいて前記エンジン始動時の前記第1の回転電機の回転数を制限する制御を行なう制御部とを備える、車両の制御装置。
  2. 前記車両は、
    車輪の回転軸を駆動するための第2の回転電機と、
    前記エンジン、前記第1の回転電機、前記第2の回転電機の各々の回転軸に接続された動力分割機構とをさらに含み、
    前記車両は、前記エンジンを停止させた状態で前記第2の回転電機を用いて走行する電動走行が可能に構成され、
    前記制御部は、前記電動走行の上限速度を前記スイッチング素子の温度に関連する温度に基づいて決定する、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記車両が前記電動走行を行なっている場合に車両速度が前記上限速度を超えると前記第1の回転電機を用いて前記エンジンを始動させる、請求項2に記載の車両の制御装置。
  4. 前記車両は、前記インバータの冷却媒体の温度を検出する温度センサをさらに含み、
    前記制御部は、前記関連する温度として前記温度センサで検出した温度を使用する、請求項1に記載の車両の制御装置。
  5. 前記駆動回路は、前記スイッチング素子の温度を検出する温度センサをさらに含み、
    前記制御部は、前記関連する温度として前記温度センサで検出した温度を使用する、請求項1に記載の車両の制御装置。
  6. 車両の制御装置であって、
    前記車両は、
    エンジンと、
    前記エンジンを始動させるための第1の回転電機と、
    車輪の回転軸を駆動するための第2の回転電機と、
    前記エンジン、前記第1の回転電機、前記第2の回転電機の各々の回転軸に接続された動力分割機構とを含み、
    前記車両は、前記エンジンを停止させた状態で前記第2の回転電機を用いて走行する電動走行が可能に構成され、
    前記制御装置は、
    前記第1の回転電機を駆動するためのスイッチング素子を含む駆動回路と、
    前記エンジン始動時の前記第1の回転電機の回転数の絶対値の上限を前記車両の前進時と後退時において略等しく制限する制御を行なう制御部とを備える、車両の制御装置。
  7. 前記制御部は、前記車両が前記電動走行を行なっている場合に車両速度の絶対値が前記回転数の上限に対応するしきい値を超えると前記第1の回転電機を用いて前記エンジンを始動させる、請求項6に記載の車両の制御装置。
  8. 請求項1〜7に記載の車両の制御装置を搭載する車両。
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