JP2010241087A - 液体吐出装置及び液体切り替え方法 - Google Patents

液体吐出装置及び液体切り替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インクジェットプリンタで、同じノズル列へ接続されるインクタンクを別のインク他インクへ切り替えようとする場合、前者のタンクのインク残量が少ないことが原因で、切り替えが不能になる頻度を減らす。
【解決手段】前者のタンク10のインク残量nに応じて、インク切り替え時に行われる印刷ヘッド20のメンテナンス動作の方法が異なる。そのメンテナンス動作には、印刷ヘッド20のノズル26の詰りを除くための第1のインク吐出動作と、印刷ヘッド20内に後者のインクを充填するための第2のインク吐出動作とがある。前者のタンク10のインク残量nが十分多い場合、まず第1のインク吐出動作を行い、その後に切替弁22を切り替え、その後に第2のインク吐出動作を行う。前者のタンク10のインク残量nが不足する場合、まず切替弁22を切り替え、その後に、第1と第2のインク吐出動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばインクジェットプリンタのインク吐出装置のような液体吐出装置に関わり、特に、同じ液体吐出ノズルへ異なる種類の液体を選択的に供給するようになった液体吐出装置、及び供給液体を或る種類の液体から別の種類の液体へと切り替えるための方法に関する。
インクジェットプリンタを例にとり説明すると、同じ色の2種類のインクが切替弁を介して選択的に、印刷ヘッドのその色に対応したズル列へ供給されるようになったインクジェットプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。切替弁を操作することで、印刷ヘッドに供給されるインクを、2種類のインクの一方から他方へと切り替えることができる。
この種のプリンタの一つの典型例は、ブラックインクとして、写真印刷用の「フォトブラック」と呼ばれる種類のインクと、それ以外の印刷用、特に文字印刷に適した「マットブラック」と呼ばれる種類のインクとを使用し、同じブラック印刷ノズル列へ、フォトブラックインクとマットブラックインクを選択的に供給するようになったプリンタである。
特開2001−187458号公報
印刷ヘッドに供給されるインクを、2種類のインクの一方から他方へと切り替える場合、ただ切替弁を切り替えるだけでなく、後者のインクが印刷ヘッドのノズル列から正常に吐出されるようにするために、次のような印刷ヘッドのメンテナンス作業が行われる。すなわち、切替弁を切り替える前に、該当のノズルの詰りを解消するための作業(以下、第1メンテナンス作業という)、例えば、印刷ヘッド内部のインクをノズル出口側からポンプで吸引したり、印刷ヘッドのノズル出口側の表面のゴムブレードでワイピングしたりする作業が行われる。第1メンテナンス作業が終わると、切替弁が切り替えられ、後者のインクが印刷ヘッド内に導入される。その後、印刷ヘッド内で前者のインクを後者のインクで置換して、後者のインクを印刷ヘッド内に充填するための作業(以下、第2メンテナンス作業という)、例えば、各ノズルを駆動して各ノズルからインクを吐出(フラッシング)したり、上記のように印刷ヘッドの表面をワイピングしたりする作業が行われる。
上記の第1メンテナンス作業では前者のインクが使用され、第2メンテナンス作業では後者のインクが使用される。しかし、前者のインクのインタンク内での残量が僅かであると、後者のインクの残量が十分であっても(つまり、インク切り替え後に印刷が実行できるにもかかわらず)、第1メンテナンス作業が行えないのでインクを切り替えることができない、という問題がある。これは、インクジェットプリンタに限られず、同じ液体吐出ノズルへ異なる種類の液体を選択的に供給する液体吐出装置全般に共通する問題である。
本発明の目的は、第1の液体から第2の液体へと切り替えようとする場合、第1の液体の残量が少ないことが原因で、その切り替えが不能になる頻度を減らすこと、換言すれば、第1の液体の残量が少なくても、液体切り替えを可能にすることにある。
本発明の一つの実施形態によれば、液体を吐出する吐出部と、異なる複数種類の液体を前記吐出部にそれぞれ供給する複数の供給部と、前記複数の供給部を切り替えて、前記複数の供給部のうちの一つを前記吐出部に接続する切替部と、前記吐出部との接続を前記複数の供給部のうちの第1の供給部から別の第2の供給部へと切り替える液体切り替え動作のための指示を受け、前記第1の供給部での前記第1の液体の残量を把握する残量取得部により取得された前記第1の液体の残量に基づき、前記液体切り替え動作のための第1の方法と第2の方法のうちの一方を選択し、そして、前記選択された方法による前記液体切替動作の実行を制御する制御部と、を備え、前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値よりも多い場合に行われる前記第1の方法による前記液体切り替え動作は、
A) 前記第1の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第1メンテナンスと、
B) 前記A)の後に、前記切替部を操作すること行われる前記第1の供給部から前記第2の供給部への切り替えと、
C) 前記B)の後に、前記第2の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第2メンテナンスと、
を含み、前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値よりも少ない場合に行われる前記第2の方法による前記液体切り替え動作は、
D) 前記切替部を操作することで行われる前記第1の供給部から前記第2の供給部への切り替えと、
E) 前記D)の後に、前記第2の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第3メンテナンスと、
を含む、液体吐出装置が提供される。
この液体吐出装置によれば、第1の液体の残量に応じて、液体切替動作の2つの方法のうちの一方が選択される。例えば、第1の液体の残量が所定の第1の閾値より多い場合、第1の方法を選択し、第1の液体の残量がその第1の閾値より少ない場合、第2の方法を選択することができる。第1の方法は、第1の液体を使用する方法であるが、第2の方法は、第1の液体を使用しない方法である。このように、第2の方法というオプションが選択できることで、第1の液体の残量が僅かでも、液体切替動作を行うことが可能である。
ここで、上記第1の閾値は、例えば、上記第1メンテナンスA)で見込まれる第1の液体の供給量に相当する値とすることができる。なお、「見込供給量」とは、そのメンテナンスで供給部から供給されると予測される液体量を意味し、実際にそのメンテナンスを実行した結果として実際に使用された液体量とは精度良く一致しなくてよい。
この液体吐出装置は、次のように構成されてよい。すなわち、前記制御部は、前記第1の液体の残量と、前記第2の供給部での前記第2の液体の残量とに基づいて、前記第1の方法と前記第2の方法のうちの一方を選択する。
この構成によれば、液体切替動作の方法を選択する場合、第1の液体の残量だけでなく、第2の液体の残量も考慮される。例えば、第1の液体の残量が所定の第1の閾値より多く、かつ、第2の液体の残量が所定の第2の閾値より多い第1の場合、第1の方法を選択し、第1の液体の残量が所定の第1の閾値より少なく、かつ、第2の液体の残量が所定の第3の閾値より多い第2の場合、前記第2の方法を選択することができる。また、前記第1の場合でも前記第2の場合でもない第3の場合には、エラーと判断することができる。このように第1と第2の液体の双方の残量を考慮することで、第1又は第2の液体の残量が少なすぎて第1と第2のいずれの方法によっても液体切替動作が不能な場合をより確実に検出することができる。
ここで、例えば、上記第2の閾値は、上記C)(第2メンテナンス)で見込まれる第2の液体の供給量に相当する値、第3の閾値は、上記E)(第3メンテナンス)で見込まれる第2の液体の供給量に相当する値とすることができる。
また、例えば、上記第3の閾値は、上記第1の閾値と前記第2の閾値との和と同じか、それより小さい値にすることができる。その理由は、上記第3メンテナンスE)(第3メンテナンス)での第2の液体の見込み供給量は、最大でも、上記A)とC)(第1と第2のメンテナンス)での液体の見込供給量と等しくてよく、実際にはそれより少なくて済むからである。こうすることで、液体切替動作が行われない場合が発生する頻度が減る。
例えば、上記第3の閾値として、上記第1と第2の閾値のうちのより大きい方に相当する値を採用してよい。その理由は、上記第E)(3メンテナンス)での第2の液体の見込み供給量は、上記A)とC)(第1と第2のメンテナンス)での液体の見込供給量のうちのいずれか大きい方と等しくてよいからである。こうすることで、液体切替動作が行われない場合が発生する頻度が効果的に減る。
また、この液体吐出装置は、次のように構成されてよい。すなわち、前記E)(第3メンテナンス)での前記第2の液体の供給量が、前記A)(第1メンテナンス)での前記第1の液体の供給量と前記C)(第2メンテナンス)での前記第2の液体の供給量との和以下である。この構成により、液体切替動作を行った場合の実際に使用されるインク量が減る。
また、この液体吐出装置は、次のように構成されてよい。すなわち、前記A)(第1メンテナンス)は、前記吐出部の詰りを除くために、前記第1の液体を前記吐出部から吐出することを含み、前記C)(第2のメンテナンス)は、前記吐出部に前記第2の液体を充填するために、前記第1又は第2の液体を前記吐出部から吐出することを含み、前記E)(第3メンテナンス)は、前記吐出部の詰りを除き且つ前記吐出部に前記第2の液体を充填するために、前記第1又は第2の液体を前記吐出部から吐出することを含む。この構成により、第1と第2の方法のいずれの液体切替動作が行われた時でも、その後に吐出部が正常に液体を吐出できるようにするためのメンテナンスが適切に行われる。
ここで、前記E)(第3メンテナンス)は、
F) 前記吐出部の詰りを除くために、前記第2の液体を前記吐出部から吐出する第4メンテナンスと、
G) 前記第F)の後に、前記吐出部に前記第2の液体を充填するために、前記B)での前記第2の液体の供給量よりも、前記F)での前記第2の液体の供給量の分だけ少ない供給量を供給して、前記液体を前記吐出部から吐出する第5メンテナンスと
を含んでよい。
また、この液体吐出装置は、次のように構成されてよい。すなわち、前記A)(第1メンテナンス)と前記E)(第3メンテナンス)の各々は、前記吐出部から液体を吐出し、その後、前記吐出部の詰りが除かれたか判断し、その後、詰りが除かれなかったと判断された場合、再度、前記吐出部から液体を吐出することを含む。この構成により、第1と第2の方法のいずれの液体切替動作が行われた時でも、吐出部の詰りが確実に解消される。
さらに、本発明の一つの実施形態に従えば、液体を吐出する吐出部と、異なる複数種類の液体を前記吐出部にそれぞれ供給する複数の供給部と、前記複数の供給部を切り替えて、前記複数の供給部のうちの一つを前記吐出部に接続する切替部と備えた液体吐出装置において、前記吐出部との接続を前記複数の供給部のうちの第1の供給部から別の第2の供給部へと切り替えるための液体切り替え動作を行うための方法において、前記第1の供給部での前記第1の液体の残量に基づき、前記液体切替動作のための第1の方法と第2の方法のうちの一方を選択するステップと、前記選択された方法により前記液体切替動作を実行するステップとを有し、前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値よりも多い場合に実行される前記第1の方法による前記液体切り替え動作は、
A) 前記第1の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記第1の液体を吐出させる第1メンテナンスと、
B) 前記A)の後に、前記切替部を操作することにより行われる前記第1の供給部から前記第2の供給部への切り替えと、
C) 前記B)の後に、前記第2の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第2メンテナンスと、
を含み、前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値よりも少ない場合に実行される前記第2の方法による前記液体切り替え動作は、
D) 前記切替部を操作することにより行われる前記第1の供給部から前記第2の供給部への切り替えと、
E) 前記D)の後に、前記第2の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第3メンテナンスと、
を含む、方法が提供される。
本発明によれば、インク残量が少ないことが原因でインク切り替えができなくなる頻度が減る。
本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタのインク吐出装置の機能的構成を示すブロック図。 そのインク吐出装置においてコントローラにより行われるインク切り替えの全体的な制御の流れを示す図。 そのコントローラにより行われるインク残量状態の判断の流れを示す図。 そのコントローラによる制御の下でそのインク吐出装置により行われる第1のインク切り替え手順の流れを示す図。 そのコントローラによる制御の下でそのインク吐出装置により行われる第2のインク切り替え手順の流れを示す図。 インク残量状態の判断の流れの変形例を示す図。 第2のインク切り替え手順の流れの変形例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の液体吐出装置の一実施形態としての、インクジェットプリンタのインク吐出装置について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタのインク吐出装置の機能的構成を示すブロック図である。
カラー印刷のためのインク吐出装置100は、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックなどの複数色インクのインクタンクを備えるが、図1では、そのうちのブラックインクタンクに関する要部のみが示される。ブラックインクタンクとして、前述したように、フォトブラックインクを蓄えたフォトブラックインクタンク10とマットブラックインクを蓄えたマットブラックインクタンク12がある。
2つのブラックインクタンク10、12(本発明における「供給部」に相当する)は、それぞれインク供給管14、16により印刷ヘッド20と接続されている。印刷ヘッド20は、切替部の一例としての切替弁22、インク導出管(印刷ヘッド20内でインクを蓄えるインクバッファも含む)24、ブラック印刷用の複数のノズル26を備える(印刷ヘッド20の切替弁22より下流側の部分であるインク導出管24やノズル26が、本発明における「吐出部」に相当する)。切替弁22は1つの出口と、その出口に選択的に接続される2つの入り口と有し、その出口はインク導出管24を通じて複数のノズル26に接続される。切替弁22は2つの入り口は、それぞれ、インク供給管14、16を通じて、2つのブラックインクタンク10、12の出口に接続される。切替弁22は、2つのブラックインクタンク10、12の一方を選択的にノズル26に接続する。切替弁22を切り替えることで、ノズル26への接続が、フォトブラックインクタンク10からマットブラックインクタンク12へ及びその逆へと切り替えられる。なお、切替弁22は印刷ヘッド20の外部にあってもよい。
また、ヘッドメンテナンス装置28が設けられ、これは、印刷ヘッド20のノズル26を外部からポンプ(図示省略)で吸引したり、印刷ヘッド20の前面(ノズル26が開口した面であり、図中の下側の面である)のワイピングを行ったりする。
コントローラ30は、印刷ヘッド20、ヘッドメンテナンス装置28、紙送り装置(図示省略)及びキャリッジ(図示省略)などを制御するものであり、例えばプログラムされたコンピュータ又はそれとワイヤード・ロジック回路との組み合わせなどにより構成される。コントローラ30は、その機能的な構成要素(例えば、コンピュータがプログラムを実行することで実現される要素)として、ジョブ解釈部32、インク切り替え制御部(本発明における「制御部」に相当する)34、メモリ36、印刷制御部38及び残量取得部40を備える。
ジョブ解釈部32は、このインクジェットプリンタの外部のホスト装置などから印刷ジョブ42を受けて、それを解釈する。ジョブ解釈部32は、印刷ジョブ42を解釈した結果として、フォトブラックインクとマットブラックインクのいすれか一方を選択し(例えば、印刷ジョブ42が写真印刷を要求していればフォトブラックインクを、文字を要求していればマットブラックインクを選択し)、そして、もしその選択されたブラックインクが、現在ノズル26に接続されているブラックインクと異なる種類であれば、インク切り替え指示をインク切り替え制御部34に入力する。
インク切り替え制御部34は、ジョブ解釈部32から上記インク切り替え指示を受けて、印刷ヘッド20、ヘッドメンテナンス装置28などを駆動し制御して、インク切り替え動作を実行し制御する。
印刷制御部38は、ジョブ解釈部32からの印刷ジョブ42の解釈結果に基づいて、印刷ジョブ42に従った印刷動作が実行されるように、印刷ヘッド20、紙送り装置(図示省略)及びキャリッジ(図示省略)などを駆動し制御する。印刷に先立ち、インク切り替えが必要な場合、インク切り替え制御部34による制御の下でインク切り替え動作が実行されている間、印刷制御部38は待機し、そして、インク切り替え動作が終了した後に、印刷制御部38は印刷動作を実行し制御する。
残量取得部40は、インク切り替え制御部34及び印刷制御部38がノズル26を駆動する信号をモニタすることで、実施されたインク切り替え動作及び実施された印刷においてフォトブラックインクタンク10とマットブラックインクタンク12からそれぞれ印刷ヘッド20に供給されたとフォトブラックインクとマットブラックインクの量を計算で推定し、それらの供給インク量に基づいて、フォトブラックインクタンク10とマットブラックインクタンク12にそれぞれ残っているフォトブラックインクとマットブラックインクの残量値m、nを取得(計算)する。残量取得部40は、取得されたフォトブラックインクとマットブラックインクの残量値m、nを、メモリ36に格納する。
メモリ36は、上述したフォトブラックインクの残量値mとマットブラックインクの残量値nを記憶する。さらに、メモリ36は、後に説明する第1の閾値Aと第2の閾値Cを記憶する。
次に、上記のように構成されたインク吐出装置100によるインク切り替え動作について説明する。
図2は、図1に示されたコントローラ30により行われるインク切り替えの全体的な制御の流れを示す図である。
まず、インク切り替え制御部34は、ジョブ解釈部32からインク切り替え指示を受ける(ステップS1)。図1に示された2つのブラックシンクタンク10,12のうち、このステップS1の時にノズル26に接続されている方のタンクを、以下の説明では「第1の供給部」と呼び、そうでない方のタンクを「第2の供給部」と呼ぶことにする。そして、「第1の供給部」から供給されるインクを「第1のインク」と呼び、ステップS1の時における「第1の供給部」での「第1のインク」の残量を「第1のインク残量」と呼ぶ。また、「第2の供給部」から供給されるインクを「第2のインク」と呼び、ステップS1の時における「第2の供給部」での「第2のインク」の残量を「第2のインク残量」と呼ぶ。
さて、インク切り替え制御部34は、上記インク切り替え指示を受けると、メモリ36から、その時点における第1のインク残量値mと第2のインク残量値n、並びに、第1と第2の閾値A、Bを読み込み、それらのデータに基づいて、後に図3を参照して説明する方法で、現在の第1と第2のインク残量の状態が所定の4種類の状態のどれに該当するかを判断する(ステップS2)。
ステップS2の判断の結果として、インク切り替え動作を行うことが可能であるか否かが決定され、そして、それが可能であると決定された場合は、インク切り替え動作の方法として、後述する所定の2種類の方法の中から一つの方法が選択される(ステップS3)。
ステップS3で第1の方法が選択された場合は、インク切り替え制御部34は、印刷ヘッド20、ヘッドメンテナンス装置28などを駆動し制御して、その第1の方法によりインク切り替え動作を実行する(ステップS4)(以下の説明では、その第1の方法によりインク切り替え動作を「第1のインク切り替え動作」という)。
ステップS3で第2の方法が選択された場合は、インク切り替え制御部34は、印刷ヘッド20、ヘッドメンテナンス装置28などを駆動し制御して、その第2の方法によりインク切り替え動作を実行する(ステップS5)(以下の説明では、その第2の方法によりインク切り替え動作を「第2のインク切り替え動作」という)。
ステップS3でインク切り替え動作が実行不能と決定された場合には、インク切り替え制御部34は、インク切り替え動作の実行を保留して、このインクジェットプリンタの表示パネル(図示省略)及び/又は上述したホスト装置などにエラーメッセージを出力する。
ここで、上記第1のインク切り替え動作は、後に図4を参照して説明するように、
A) 第1の供給部がノズル26に接続された状態で、ノズル26から第1のインクを吐出させる第1メンテナンスと、
B) 第1メンテナンスA)の後に、切替弁22を操作して、ノズル26との接続を、第1の供給部から第2の供給部へと切り替える弁切り替えと、
C) 弁切り替えB)の後に、第2の供給部がノズル26に接続された状態で、ノズル26から第2のインクを吐出させる第2メンテナンスと
を含む。
ここで、上記第1メンテナンスA)は、例えば、ノズル26の詰りを除くことを主目的とするものである。これは、例えば、ヘッドメンテナンス装置28を用い、ノズル26を外部からポンプで吸引してノズル26から第1のインクを吐出させる「ポンプ吸引」と呼ばれる作業や、印刷ヘッド20の前面をゴムブレードでクリーニングする「ワイピング」と呼ばれる作業などを含む。上記第1メンテナンスA)では、ノズル26から吐出されるのは、専ら第1のインクであり、そして、その吐出されたインク量に相当する量の第1のインクが、第1の供給部から印刷ヘッド20に供給される。
また、上記第2のメンテナンスC)は、例えば、印刷ヘッド20内に第2のインクを充填することを主目的とするものである。これは、例えば、ノズル26を駆動してノズル26からインクを吐出させる「フラッシング」と呼ばれる作業や、上記の「ワイピング」などを含む。上記第2メンテナンスC)では、第1のインクが存在していた印刷ヘッド20内に第2のインクが入るから、ノズル26から吐出されるのは、第1のインク、第2のインク又はその混合であり、そして、その吐出されたインク量に相当する量の第2のインクが、第2の供給部から印刷ヘッド20に供給される。
また、上記第2のインク切り替え動作は、後に図5を参照して説明するように、
D) 切替弁22を操作して、ノズル26との接続を、第1の供給部から第2の供給部へと切り替える弁切り替えと、
E) 弁切り替えD)の後に、第2の供給部がノズル26に接続された状態で、ノズル26から第2のインクを吐出させる第3メンテナンスと
を含む。
ここで、上記第3メンテナンスE)は、ノズル26の詰りを除く目的と印刷ヘッド20内に第2の液体を充填する目的との両目的をもつ。そのため、上記第3メンテナンスE)では、例えば、上記第1メンテナンスA)のように「ポンプ吸引」と「ワイピング」の組み合わせを含んでいいし、又は上記第2メンテナンスC)のように「フラッシング」と「ワイピング」の組み合わせを含んでもいいし、或いは、それの両方を含んでもいい。
いずれにしても、上記第3メンテナンスE)では、第1のインクが存在していた印刷ヘッド20内に第2のインクが入るから、ノズル26から吐出されるのは、第1のインク、第2のインク又はその混合であり、そして、その吐出されたインク量に相当する量の第2のインクが、第2の供給部から印刷ヘッド20に供給される。
図3は、図2に示されたステップS2のインク残量状態の判断の流れを示す。
第1のインク残量mが、第1の閾値Aより多いか否かが判断される(ステップS11)。ここで、第1の閾値Aは、上記第1メンテナンスにおける第1のインクの見込み供給量に相当する所定値である。ここで、上記第1メンテナンスにおける第1のインクの「見込み供給量」とは、上記第1メンテナンスが通常に行われた場合(後述するように、第1メンテナンスは、それが1回行われてもノズル詰まりが解消されないと、再度繰り返されることになるが、「通常に行われた」とは、その第1メンテナンスが例えば1回だけ行われることを意味する)、第1の供給部から印刷ヘッド20に供給されると予測される第1のインクの量であり、これは、通常に行われた上記第1メンテナンスでノズル26から吐出されるインク量にほぼ等しい。
上記ステップS11の結果、第1のインク残量mが第1の閾値A以上である場合(ステップS11でNO)、これは、上記第1メンテナンスが実行可能であることを意味する。この場合、第2のインク残量nが、第2の閾値Bより多いか否かが判断される(ステップS12)。ここで、第2の閾値Bは、上記第2メンテナンスにおける第2のインクの見込み供給量に相当する所定値である。ここで、上記第2メンテナンスにおける第2のインクの「見込み供給量」とは、上記第2メンテナンスが行われた場合、第2の供給部から印刷ヘッド20に供給されると予測される第2のインクの量であり、これは、上記第2メンテナンスでノズル26から吐出されるインク量にほぼ等しい。
上記ステップS12の結果、第2のインク残量nが第2の閾値B以上である場合(ステップS11でNO)、これは、上記第2メンテナンスが実行可能であることを意味する。この場合、上述した第1のインク切り替え動作が選択される(ステップS13)。
上記ステップS12の結果、第2のインク残量nが第2の閾値Bより少ない場合(ステップS11でYES)、これは、上記第1メンテナンスも第2メンテナンスも実行不能であること、すなわち、上記第1のインク切り替え動作が実行不能であることを意味する。これはまた、上記第2のインク切り替え動作も実行不能である(その理由は、第2のインク残量nが少なすぎるからである)ことをも意味する。したがって、この場合、インク切り替え動作が実行不能と決定される(ステップS14)。
上記ステップS11の結果、第1のインク残量mが第1の閾値Aより少ない場合(ステップS11でYES)、これは、上記第1のメンテナンスが実行不能であることを意味する。この場合、上記第2の第1のメンテナンスが実行可能かどうかを判断するために、第2のインク残量nが第3の閾値A+Bより多いか否かが判断される(ステップS15)。ここで、第3の閾値A+Bとは、上記第3メンテナンスにおける第2のインクの見込み供給量に相当する所定値である。そして、この実施形態では、第3の閾値A+Bとして、上記第1の閾値Aと第2の閾値Bとの和A+Bが用いられる。その理由は、この実施形態では、後述の図5に示されるように、上記第3メンテナンスとして、上記第1メンテナンスと第2メンテナンスとを足し合わせた動作と実質的に同じ動作(図5中の第4メンテナンスと第5メンテナンス)を行うこととしているからである。
さて、上記ステップS15の結果、第2のインク残量nが第3の閾値A+B以上である場合(ステップS15でNO)、上記第2のインク切り替え動作が選択さえる(ステップS16)。他方、第2のインク残量nが第3の閾値A+Bより少ない場合、インク切り替え動作が実行不能と決定される(ステップS17)。
図4は、図3のステップS4の第1のインク切り替え動作の流れを示す。
まず、上記第1メンテンスが実行される(ステップS21)。第1メンテナンスでは、上記のように、例えば、ノズル詰まりを解消するために「ポンプ吸引」と「ワイピング」が行われる。この場合、第1メンテンスが1回行われた後、(図示省略されているが)ノズル詰まりが完全に解消されたか否かがチェックされてもよい。そして、そのチェック結果がイエスならば、第1メンテンスはその1回で終了するが、そのチェック結果がノーであると、第1のインク残量が追加の第1メンテンスを行うのに十分であるならば、再び第1メンテンスが繰り返されるようになっていてよい。このようにした場合、第1メンテンスはその1回で終了した場合、第1インクの実際の供給量(=ノズル26からの実際のインク吐出量)は、上記第1の閾値Aにほぼ等しくなるが、そうでないと、第1インクの実際の供給量は第1の閾値Aに繰り返しによる追加の供給量αが加わった値となってしまう。しかし、本実施形態では、図3に示したようなインク切り替え動作が実行可能か否かの判断処理では、第1インクの実際の供給量がA+αになるような場合は無視している(実際、その頻度はかなり少ないので、それを無視しても実用上問題がない)。ここでもし、第1のインク残量が不足して追加の第1メンテンスを繰り返すことができないと判断された場合は、第2の切り替え動作を行うようにしてもよい。
第1メンテンスが終わると、切替弁22が切り替えられて、ノズル26への接続が、第1の供給部から第2の供給部に切り替えられる(ステップS22)。
切替弁22の切り替え後、上記第2メンテンスが実行される(ステップS23)。第2メンテンスでは、上述したように、例えば、印刷ヘッド20へ第2のインクを充填するために「フラッシング」と「ワイピング」が行われる。このときの第2のインクの実際の供給量(=ノズル26からの実際のインク吐出量)は、第2の閾値Bにほぼ等しい。
図5は、図3のステップS5の第2のインク切り替え動作の流れを示す。
まず、切替弁22が切り替えられて、ノズル26への接続が、第1の供給部から第2の供給部に切り替える(ステップS31)。
切替弁22が切り替え後、第2の供給部がノズル26に接続された状態で、第3メンテナンスが実行される(ステップS32)。この実施形態では、第3メンテナンスは、2つのステップ32とS34から構成される。すなわち、まず、第4メンテナンスが実行され(ステップS321)、その後、第5メンテナンスが実行される(ステップS322)。
第4メンテナンスは、印刷ヘッド20に供給されるインクの種類の違いを除き、装置の動作において、図4に示された第1メンテナンスと同じであるしたがって、第4メンテナンスでの第2のインクの実際の供給量は、上記第1メンテナンスが行われとした場合の第1のインクの供給量A+αとほぼ等しい。また、第5メンテナンスは、装置の動作において、図4に示された第2メンテナンスと同じである。したがって、第5メンテナンスでの第2のインクの実際の供給量は、上記第2メンテナンスが行われとした場合の第2のインクの供給量Bとほぼ同じである。
図6は、図3に示されたインク残量状態の判断処理を変形した処理例の流れを示す
図6の流れの中で、図3の流れと異なる点は、ステップS15−2にある。すなわち、図3の流れでは、第3の閾値(すなわち、第3メンテナンスでの第2のインクの見込み使用量)が、第1と第2の閾値A+B(すなわち、第1と第2のメンテナンスでのインクの見込み使用量の和)と等しく設定される。これに対し、図6の流れでは、第3の閾値(すなわち、第3メンテナンスでの第2のインクの見込み使用量)が、第1と第2の閾値A+Bより小さい値、例えば、第1の閾値Aと第2の閾値Bのうちのより大きい方と等しく設定される。図6の例では、第1の閾値Aより第2の閾値Bの方が大きい(すなわち、第1のメンテナンスでのインク供給量より、第2のメンテナンスでのインク供給量の方が多い)という場合を前提にして、第2の閾値Bと等しい値に第3の閾値が設定される。
このように第3の閾値が設定される理由は、次のとおりである。すなわち、図3と図5に示された制御によれば、第3メンテナンスでは、第2のインクが印刷ヘッド20に供給される状態のままで、ノズル詰まりの解消のためのインク吐出(第4メンテナンス:第1閾値A相当のインクを吐出する)とインク充填のためのインク吐出(第5メンテナンス:第2閾値B相当のインクを吐出する)の双方が行われる。しかし、第1閾値Aと第2閾値Bのうちのいずれか大きい方に相当する量だけインクの吐出が行われれば、上記両方の目的が同時に達成されるであろう。したがって、第3の閾値(すなわち、第3メンテナンスでの第2のインクの見込み使用量)は、第1の閾値Aと第2の閾値Bのうちのより大きい方(図6の例では第2の閾値B)に設定される。
なお、上記の理由によれば、(図6で前提としている、第1閾値Aより第2閾値Bの方が大きいという場合ではなく)第1閾値Aの方が第2閾値Bより大きいという場合には、第3の閾値は、第1閾値Aと等しい値に設定されてもよい。
図7は、図6の流れでインク残量状態の判断が行われた場合に対応して、図5の第2のインク切り替え動作を変形した動作例の流れを示す。(この場合、第1のインク切り替え動作は、図4に示された流れで行うことができる。)
図7の流れの、図5の流れと異なる点は、ステップS42の第3メンテナンスの流れにある。第3メンテナンスは、まず、図5の流れの場合と同様に、ノズル詰まり解消のための「ポンプ吸引」や「ワイピング」などを含んだ第4メンテナンスが実行される(ステップS421)。
第4メンテナンス終了後に、第4メンテナンスでの第2のインクの実際の供給量A+αが、第3の閾値B(=第2の閾値B)より小さいかどうかが判断される(ステップS422)。その結果、第4メンテナンスでのインク供給量A+αが、第3の閾値Bより小さければ(ステップS422でYES)、それは、ノズル詰まりの目的は十分に達成されたが、インク充填の目的はまだ不十分にしか達成されてないことを意味する。その場合、インク充填の目的を十分に達成するため、第5メンテナンスが実行される(ステップS423)、そこでは、第3の閾値Bから第4メンテナンスでのインク供給量A+αを差し引いたインク量B−(A+α)分に相当するインクがノズル26から吐出される。
また、ステップS422のチェックの結果、第4メンテナンスでのインク供給量A+αが、第3の閾値B以上であれば(ステップS422でNO)、それは、第4メンテナンスを行ったことによりノズル詰まりの目的とインク充填の目的の両方が十分に達成されたことを意味する。その場合は、第5メンテナンスの実行は省略する(または、所定の少ないインク供給量C(例えば、仕上用の最小限のインク供給量)で第5メンテナンスを実行する)(ステップS424)。
図6,7に示されたような変形例によれば、図3,5に示された制御に比べて、第2のインクの残量が少なくてもインク切り替え動作を行うことができ、そして、インク切り替え動作で消費されるインク量はより少ない。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態とは異なる種々の態様で実施することができる。例えば、インクの残量をインクの消費量から計算するほかに、インクタンクのインク量を光学的に測定してもよいし、インクタンクの重量を計測するなど他の手段で計測するようにしても良い。また、インクジェットプリンタのインク切り替え装置だけにかぎらず、他の液体吐出装置や、他の液体吐出装置に適用される液体切り替え装置にも本発明は適用できる。
10 フォトブラックインクタンク
12 マットブラックインクタンク
20 印刷ヘッド
22 切替弁
26 ノズル
28 ヘッドメンテナンス装置
30 コントローラ
32 ジョブ解釈部
34 インク切り替え制御部
36 メモリ
38 印刷制御部
40 残量取得部

Claims (9)

  1. 液体を吐出する吐出部と、
    異なる複数種類の液体を前記吐出部にそれぞれ供給する複数の供給部と、
    前記複数の供給部を切り替えて、前記複数の供給部のうちの一つを前記吐出部に接続する切替部と、
    前記吐出部との接続を前記複数の供給部のうちの第1の供給部から別の第2の供給部へと切り替える液体切り替え動作のための指示を受け、前記第1の供給部での前記第1の液体の残量を把握する残量取得部により取得された前記第1の液体の残量に基づき、前記液体切り替え動作のための第1の方法と第2の方法のうちの一方を選択し、そして、前記選択された方法による前記液体切替動作の実行を制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値よりも多い場合に行われる前記第1の方法による前記液体切り替え動作は、
    A) 前記第1の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第1メンテナンスと、
    B) 前記A)の後に、前記切替部を操作することで行う前記第1の供給部から前記第2の供給部への切り替えと、
    C) 前記B)の後に、前記第2の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第2メンテナンスと、
    を含み、
    前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値よりも少ない場合に行われる前記第2の方法による前記液体切り替え動作は、
    D) 前記切替部を操作することで行う前記第1の供給部から前記第2の供給部への切り替えと、
    E) 前記D)の後に、前記第2の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第3メンテナンスと、
    を含む、
    液体吐出装置。
  2. 請求項1記載の液体吐出装置において、
    前記第1の閾値は、前記第1メンテナンスA)で見込まれる前記第1の液体の供給量に相当する、
    液体吐出装置。
  3. 請求項1または2記載の液体吐出装置において、
    前記制御部は、
    前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値より多く、前記第2の液体の残量が所定の第2の閾値より多い第1の場合、前記第1の方法を選択し、
    前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値より少なく、前記第2の液体の残量が前記第2の閾値以上である第3の閾値よりも多い第2の場合、前記第2の方法を選択し、
    前記第1の場合でも前記第2の場合でもない第3の場合、エラーと判断する
    液体吐出装置。
  4. 請求項3記載の液体吐出装置において、
    前記第2の閾値は、前記C)で見込まれる前記第2の液体の供給量に相当し、
    前記第3の閾値は、前記E)で見込まれる前記第2の液体の供給量に相当する、
    液体吐出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の液体吐出装置において、
    前記E)での前記第2の液体の供給量が、前記A)での前記第1の液体の供給量と前記C)での前記第2の液体の供給量との和以下である、
    液体吐出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項記載の液体吐出装置において、
    前記A)は、前記吐出部の詰りを除くために、前記第1の液体を前記吐出部から吐出することを含み、
    前記C)は、前記吐出部に前記第2の液体を充填するために、前記第1又は第2の液体を前記吐出部から吐出することを含み、
    前記E)は、前記吐出部の詰りを除き且つ前記吐出部に前記第2の液体を充填するために、前記第1又は第2の液体を前記吐出部から吐出することを含む、
    液体吐出装置。
  7. 請求項6記載の液体吐出装置において、
    前記E)は、
    F) 前記吐出部の詰りを除くために、前記第1又は第2の液体を前記吐出部から吐出する第4メンテナンスと、
    G) 前記F)の後に、前記吐出部に前記第2の液体を充填するために、前記第2の液体を前記B)での前記第2の液体の供給量よりも、前記F)での前記第2の液体の供給量の分だけ少ない供給量を供給して、前記吐出部から前記液体を吐出する第5メンテナンスと
    を含む、
    液体吐出装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項記載の液体吐出装置において、
    前記A)と前記E)の各々は、
    前記吐出部から液体を吐出し、その後、前記吐出部の詰りが除かれたか判断し、その後、詰りが除かれなかったと判断した場合、再度、前記吐出部から液体を吐出すること
    を含む、液体吐出装置。
  9. 液体を吐出する吐出部と、
    異なる複数種類の液体を前記吐出部にそれぞれ供給する複数の供給部と、
    前記複数の供給部を切り替えて、前記複数の供給部のうちの一つを前記吐出部に接続する切替部と
    を備えた液体吐出装置において、前記吐出部との接続を前記複数の供給部のうちの第1の供給部から別の第2の供給部へと切り替えるための液体切り替え動作を行うための方法において、
    前記第1の供給部での前記第1の液体の残量に基づき、前記液体切替動作のための第1の方法と第2の方法のうちの一方を選択するステップと、
    前記選択された方法により前記液体切替動作を実行するステップと
    を有し、
    前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値よりも多い場合に実行される前記第1の方法による前記液体切り替え動作は、
    A) 前記第1の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記第1の液体を吐出させる第1メンテナンスと、
    B) 前記A)の後に、前記切替部を操作することにより行われる前記第1の供給部から前記第2の供給部への切り替えと、
    C) 前記B)の後に、前記第2の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第2メンテナンスと、
    を含み、
    前記第1の液体の残量が所定の第1の閾値よりも少ない場合に実行される前記第2の方法による前記液体切り替え動作は、
    D) 前記切替部を操作することにより行われる前記第1の供給部から前記第2の供給部への切り替えと、
    E) 前記D)の後に、前記第2の供給部が前記吐出部に接続された状態で、前記吐出部から前記液体を吐出させる第3メンテナンスと、
    を含む、
    方法。
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