JP2010237986A - 電子アルバム編集装置、電子アルバム編集装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

電子アルバム編集装置、電子アルバム編集装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザがレイアウトデータを入れ替える手間を軽減すると共に、レイアウト構造を単純化してレイアウトデータの作成コストを軽減する画像データ編集装置を提供する。
【解決手段】電子アルバム編集装置は、電子アルバムの複数のページに画像データを配置して該画像データを編集する電子アルバム編集装置であって、ページに割り振られる画像データの枚数ごとに該画像データを配置するための複数の種類のレイアウトデータを設定する設定手段と、複数の種類のレイアウトデータからユーザにより選択されたレイアウトデータの選択情報に基づいて、レイアウトデータにユーザの嗜好度を反映した値を付与する付与手段(ステップS1101、1102)と、設定手段により設定されるレイアウトデータにおいて前記嗜好度を反映した値が最も高いレイアウトデータをデフォルト値としてユーザに提示する提示手段と、を備える。
【選択図】図11

Description

本発明は、複数の画像データを複数のページに配置した電子アルバムを作成する電子アルバム編集装置、該電子アルバム編集装置の制御方法、プログラム、及び記憶媒体に関する。
従来、パーソナルコンピュータ(PC)上で、複数のページに複数の画像データを配置して編集を実行する電子アルバム編集プログラムがある(特許文献1)。この電子アルバム編集プログラムでは、ユーザがページ上に配置する画像データを選択して、選択した画像データをページ上の任意の位置に移動させることで、自由なレイアウトで画像データを配置する。あるいは、ユーザがページごとに手動で、いくつかのレイアウト候補の中から1つの候補を選択し、選択したレイアウトで画像データをページ上に配置する。
また、ユーザがアルバム全体のバランスを考慮しなくても、自動的に適切な枚数やレイアウトで画像データを電子アルバムのページ上に配置することができる電子アルバム編集装置プログラムも提案されている(特許文献2)。
特開2000−082128号公報 特開2006−074590号公報
上記特許文献1では、ユーザが画像データをページ上の任意の位置に移動させてレイアウトする際に、ページごとに画像を並べ替えたり、画像のサイズを変更したり、画像の枚数を変更したりして配置しなければならない。また、ページごとにユーザが手動でいくつかのレイアウト候補から1つの候補を選択し、選択したレイアウトで画像データをページ上に配置する場合、ユーザはアルバム全体のバランスを考えながらページごとの画像の枚数やレイアウトを決定しなければならない。このため、編集に手間がかかるという問題がある。
一方、上記特許文献2では、自動的に適切な枚数やレイアウトで画像データを電子アルバムのページ上に配置することができるので、編集の手間を軽減することができる。
しかし、上記特許文献2では、デフォルトのレイアウトデータが既定のデータ(リストの先頭データ)に一意に設定されているため、レイアウトデータがユーザの好みでなければ、ユーザは常にレイアウトデータの入れ替えを行う必要がある。
また、各ページに割付けられる画像数が連続して同じ場合、同じテンプレートデザインが繰り返し用いられないように、各ページごとに使用画像枚数に応じたレイアウトリストを持つことになる。
各ページに割付けられる画像数が連続して同じ場合とは、見開き6ページのデザインを例にすると、画像が多いときには、5−5−4−5−5−6、画像が少ないときには、1−2−1−1−2−1等である。また、各ページごとに使用画像枚数に応じたレイアウトリストを持つこととは、例えば、各ページへの画像の割付け枚数が2枚とすると、1ページ目2枚用・2ページ目2枚用・3ページ目2枚用…とページごとに2枚用のレイアウトデータを持つことである。
このため、レイアウトデータ構造が複雑になり、レイアウトデータ作成コストが大きなものになってしまう。また、レイアウトデータの物理データ量も大きくなるため、サーバからダウンロードする際の負荷(サーバ負荷+通信負荷)だけでなく、ユーザがPCにインストールするまでの作業時間(通信時間+インストール時間)も多くなる。
そこで、本発明は、ユーザがレイアウトデータを入れ替える手間を軽減することができるとともに、レイアウト構造を単純化してレイアウトデータの作成コストを軽減することができる画像データ編集装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子アルバム編集装置は、電子アルバムの複数のページに画像データを配置して該画像データを編集する電子アルバム編集装置であって、ページに割り振られる画像データの枚数ごとに該画像データを配置するための複数の種類のレイアウトデータを設定する設定手段と、前記複数の種類のレイアウトデータからユーザ操作により選択されたレイアウトデータの選択情報に基づいて、レイアウトデータにユーザの嗜好度を反映した値を付与する付与手段と、前記設定手段により設定されるレイアウトデータにおいて前記嗜好度を反映した値が最も高いレイアウトデータをデフォルト値としてユーザに提示する提示手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の電子アルバム編集装置の制御方法は、電子アルバムの複数のページに画像データを配置して該画像データを編集する電子アルバム編集装置の制御方法であって、ページに割り振られる画像データの枚数ごとに該画像データを配置するための複数の種類のレイアウトデータを設定する設定ステップと、前記複数の種類のレイアウトデータからユーザ操作により選択されたレイアウトデータの選択情報に基づいて、レイアウトデータにユーザの嗜好度を反映した値を付与する付与ステップと、前記設定ステップで設定されるレイアウトデータにおいて前記嗜好度を反映した値が最も高いレイアウトデータをデフォルト値としてユーザに提示する提示ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明のプログラムは、電子アルバムの複数のページに画像データを配置して該画像データを編集する電子アルバム編集装置を制御するプログラムであって、ページに割り振られる画像データの枚数ごとに該画像データを配置するための複数の種類のレイアウトデータを設定する設定ステップと、前記複数の種類のレイアウトデータからユーザ操作により選択されたレイアウトデータの選択情報に基づいて、レイアウトデータにユーザの嗜好度を反映した値を付与する付与ステップと、前記設定ステップで設定されるレイアウトデータにおいて前記嗜好度を反映した値が最も高いレイアウトデータをデフォルト値としてユーザに提示する提示ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、前記プログラムを格納した、ことを特徴とする。
本発明によれば、ユーザがレイアウトデータを入れ替える手間を軽減することができるとともに、レイアウト構造を単純化してレイアウトデータの作成コストを軽減することができる。
本発明の実施形態の一例である電子アルバム編集装置を備える電子アルバム編集システムの構成例を示す図である。 電子アルバム編集装置の一例に相当するユーザPCの構成例を説明するための概略ブロック図である。 ユーザPCのHDD等に格納される電子アルバム編集プログラムの構成例を説明するためのブロック図である。 電子アルバム編集プログラムにおけるページ内画像データとページ外画像データのデータ構成例を示す図である。 電子アルバム編集プログラムにおける画像データ割付テーブルの一例を示す図である。 電子アルバム編集プログラムにおけるレイアウトファイルの構成例を示す図である。 レイアウトリストが有するレイアウトデータの一例を示す図である。 レイアウトデータを管理するデータベースの一例を示す図である。 レイアウトデータに付属する属性IDを管理するデータベースの一例を示す図である。 ユーザPCにおける電子アルバムの編集処理について説明するためのフローチャート図である。 図10のステップS1012での嗜好ポイントの再構築の処理について説明するためのフローチャート図である。 図10のステップS1006での本文ページへの画像データの初期配置方法について説明するためのフローチャート図である。 HDDに保存される電子アルバムデータの構造例を示す図である。 電子アルバム編集画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例である電子アルバム編集装置を備える電子アルバム編集システムの構成例を示す図である。
図1において、画像入力装置101は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ或いはスキャナ等で構成され、イメージ情報である光学像を電気信号に変換し、所定の画像処理をした後、デジタル情報として記録、再生する。画像入力装置101で取得された画像データは、データ転送用インターフェース103を介してユーザPC102へ転送される。データ転送用インターフェース103としては、USBやIEEE1394に代表される有線インターフェースあるいは、IrDA、Bluetooth(登録商標)に代表される無線系インターフェースが例示できる。
画像入力装置101からデータ転送用インターフェース103を介してユーザPC102へ転送された画像データは、ユーザPC102のHDD209(図2)に記憶される。
画像入力装置101からユーザPC102への画像データの転送に関しては、次の2つの方法がある。
まず、ユーザPC102にインストールされているオペレーションシステム(OS)又は専用のソフトウェアからの命令に従って画像入力装置101が記憶部に格納している画像データを一括転送する方法がある。
また、画像入力装置101からユーザPC102に送られる転送コマンドに従って、ユーザPC102のOS又は専用ソフトウェアが、ユーザPC102のHDD209にデータ記録領域を確保し、画像入力装置101から画像データを受信する方法がある。
ユーザPC102は、インターネット105での情報転送が可能な標準プロトコルを有するブラウザ104を動作させることが可能である。ユーザPC102は、ブラウザ104を動作させることにより、HTTP等のプロトコルを用いてフォトサイト106にアクセスする。
そして、ユーザPC102は、フォトサイト106からHTMLやXML等の記述言語で作成されたWebページ情報を取得して解析し、ユーザPC102の表示部201(図2)にWebページを表示させることができる。このWebページ情報は、フォトサイト106が画像DB107にて管理する画像や音声等のマルチメディア情報にリンクされている。
また、ユーザPC102は、ブラウザ104を動作させることにより、インターネット105経由でフォトサイト106から電子アルバム編集プログラムを実行する際に使用する電子アルバムのテンプレートや画像データをダウンロードすることができる。尚、ダウンロードされる電子アルバムのテンプレートや画像データは、フォトサイト106の画像DB107に記憶されている。
また、ユーザPC102は、1つ以上のページを含む電子アルバムに複数の画像データを配置して編集するための電子アルバム編集プログラムを有する。電子アルバムに含まれる画像データは、画像入力装置101から取得されてユーザPC102のHDD209に記憶された画像データや、フォトサイト106からダウンロードされた画像データである。
また、ユーザPC102は、編集された電子アルバムのプリント注文をフォトサイト106経由でプリントサイト108に依頼することが可能である。プリントサイト108は、プリンタ109を制御して電子アルバムデータに対する印刷処理を実行してアルバム110を出力する。尚、図1では、プリントサイト108を1つだけ図示したが、1つ以上存在してもよい。
図2は、本発明の電子アルバム編集装置の一例に相当するユーザPC102の構成例を説明するための概略ブロック図である。
図2において、表示部201は、CRTやLCD等により構成され、例えば編集中の文書、図形、画像その他の編集情報、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインタフェース情報が表示される。
VRAM202は、表示部201の表示画面に表示するための画像を描画する。VRAM202に生成された画像データは、所定の規定に従って表示部201に転送され、これにより、表示部201に画像が表示される。
BMU(ビットムーブユニット)203は、メモリ間(例えば、VRAM202と他のメモリとの間)のデータ転送や、メモリと各I/Oデバイス(例えば、ネットワークインタフェース211)との間のデータ転送を制御する。
キーボード204は、文書等を入力するための各種キーを有する。PD(ポインティングデバイス)205は、例えば、表示部201に表示されたアイコン、メニューその他のオブジェクトを指示するために使用される。
CPU206は、ROM207、HDD209又はフロッピー(登録商標)ディスク等に格納された制御プログラムに基づいて、各デバイスを制御する。ROM207は、各種の制御プログラムやデータを保持する。RAM208は、CPU206のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域等を有する。
HDD209は、ユーザPC102で実行される各制御プログラムやコンテンツを格納することができる。例えば、HDD209には、ブラウザ104、電子アルバムデータ、電子アルバム編集プログラムなどが格納されている。FDD(フロッピー(登録商標)ディスクドライブ)210は、フロッピー(登録商標)ディスクに対するアクセスを制御する。
Net−I/F(ネットワークインタフェース)211は、他の情報処理装置やプリンタ等とインターネット105を介して通信を行うことができる。CPUバス212は、アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含む。
CPU206に対する制御プログラムの提供は、ROM207、HDD209、FDD210から行うこともできるし、ネットワークインタフェース211を介してインターネット105経由で他の情報処理装置等から行うこともできる。
図3は、ユーザPC102のHDD209等に格納される電子アルバム編集プログラムの構成例を説明するためのブロック図である。
図3において、データ制御部301は、電子アルバムデータを管理したり、電子アルバム編集プログラムの全体を制御する。GUI制御部302は、電子アルバム編集プログラムのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を制御して、キーボード204,PD205等を用いてユーザが編集操作するための画面を表示部201に提供する。
デザイン制御部303は、電子アルバムデータの編集に使用されるテンプレートファイルやレイアウトファイル308、画像データ割付テーブル309などのデザイン情報を管理する。通信制御部304は、編集された電子アルバムデータを基に、印刷注文に必要な印刷データを作成して、印刷データ及び注文処理に必要な情報の通信処理を行う。
データ制御部301により管理される電子アルバムデータには、電子アルバムの表紙に割り振られる表紙用画像データ305、電子アルバムの各ページに割り振られるページ内画像データ306がある。
また、電子アルバムデータには、電子アルバムのページに割り振られていないページ外画像データ307があり、該ページ外画像データ307は、後述する電子アルバム編集画面(図14)の退避画像表示領域に表示されるよう制御される。
レイアウトファイル308は、電子アルバムの各ページ見開き上での画像データや画像データに付属する文字列の配置位置を決定するための情報を記録する。
画像データ割付テーブル309は、デザイン制御部303により管理され、電子アルバム全体の画像データの数量と対応して、電子アルバムの各見開きページに割り付けられる画像データの数量を決定するのに用いられる。尚、本実施形態では、電子アルバムは、表紙ページと本文ページで構成され、それぞれ区別して扱われる場合について説明するが、表紙ページと本文ページとを区別せずに同様の扱いにするようにしてもよい。
図4は、電子アルバム編集プログラムにおけるページ内画像データ306とページ外画像データ307のデータ構成例を示す図である。
ページ内画像データ306の画像データファイル402やページ外画像データ307の画像データファイル412は、ファイルデータであってもよいし、ファイルデータの格納位置を示すパスであってもよい。
文字データ403,413は、画像データに付属する文字データを保持する。画像編集情報404,414は、画像データに施された編集内容を保持する。編集内容は、例えば、クリッピング、色やコントラストなどの調整、回転操作などである。
ページ情報415は、画像データがどの見開きページの本文ページ編集領域から退避画像表示領域に移動されたかの値を保持する。ページ情報415に保持された値は、退避画像表示領域で画像データとともに表示される。
図5は、電子アルバム編集プログラムにおける画像データ割付テーブル309の一例を示す図である。
電子アルバムの本文ページのそれぞれに何枚の画像データが割り振られるかは、電子アルバムの本文ページの総数と電子アルバムに含まれるように選択された画像データの枚数に基づき、画像データ割付テーブル309を用いて決定される。画像データ割付テーブル309は、電子アルバムの本文ページの総数ごとに存在する。
図5において、ページ総数が12ページの画像データ割付テーブル309を例に採って説明する。
図5の画像データ割付テーブル309に従うと、電子アルバムに含まれるように選択された画像データの枚数が8枚であれば、1ページ目に1枚、2・3ページ目に2枚、4・5ページ目に1枚、6・7ページ目に2枚の画像データがそれぞれ割り振られる。また、8・9ページ目に1枚、10・11ページ目に1枚の画像データがそれぞれ割り振られ、12ページ目には画像データは割り振られないこととなる。
尚、電子アルバムに含まれるように選択された画像データは、ユーザ操作によって指定された任意の順番あるいは、画像データの選択順、画像データの撮影日順、画像データの名称順などにしたがって割り振られる。
また、本実施形態では、電子アルバムに含まれるように選択された画像データを見開き両側ページに配置する場合について説明しているが、片側ページごとに配置する場合でも同様に実現できる。
図6は、電子アルバム編集プログラムにおけるレイアウトファイル308の構成例を示す図である。
図6に示すレイアウトファイル308は、表紙ページ用のレイアウト系列リスト、先頭ページ用のレイアウト系列リスト、本文中のレイアウト系列リスト、最終ページ用のレイアウト系列リストの4種類から構成されている。
表紙ページ用、先頭ページ用、最終ページ用のレイアウト系列リストは、片側1ページ分に画像データを配置するためのレイアウトデータの集合になっている。性質の違いからここでは別のレイアウト系列リストとしたが、片側ページ配置用という1つのレイアウト系列リストにまとめて構わないし、4種類全体を1つのレイアウトリストとして管理しても構わない。
図6の例では、表紙ページ用のレイアウト系列リストは、画像データが1枚と2枚の場合にそれぞれ対応するレイアウトリスト602,603を有する。先頭ページ用のレイアウト系列リストは、画像データが1枚と2枚と3枚の場合にそれぞれ対応するレイアウトリスト604,605,606を有する。最終ページ用のレイアウト系列リストは、画像データが1枚、2枚、3枚、および5枚の場合にそれぞれ対応するレイアウトリスト612,613,614,615を有する。
また、残りの本文用レイアウト系列リストは、見開き両側ページ分のレイアウトデータの集合となっている。図6の例では、本文用レイアウト系列リストは画像データが1枚から8枚の場合にそれぞれ対応するレイアウトリスト607〜611を有する。
ここでは画像データが1枚から8枚の場合に対応するレイアウトリストとしたが、その上限は特に定められてはおらず、また、全ての画像データの枚数に対応するレイアウトリストを持っていなくても構わない。例えば、画像データが1枚、2枚、3枚、6枚、8枚の場合に対応するレイアウトリストは持っているが、画像データが4枚や7枚の場合に対応するレイアウトリストは持っていないケースも存在してよい。
また、レイアウトリスト602〜615は、各画像データの枚数について1種類以上のレイアウトデータを有する。
図7は、レイアウトリストが有するレイアウトデータの一例を示す図である。ここでは本文用レイアウト系列リストを例示したが、他のレイアウト系列リストも同様な形態である。
図7では、あるページ用として、画像データが1〜5枚の場合に対応するレイアウトリストを有し、各レイアウトリストが2〜4種類のレイアウトデータを有していることを表している。ここでは説明を簡単にするために画像データが1〜5枚の場合としているが、その数に特に制限はない。また、それぞれのレイアウトリストが持つレイアウトデータは2〜4種類としたが、その数にも同様に特に制限はない。
そして、各ページ上での画像データの配置は、そのページに割り振られた画像データの枚数と対応するレイアウトリストのレイアウトデータで決定される。例えば、2・3ページ目に割り振られた画像データの枚数が3枚の場合、図6の本文レイアウト系列リストの3枚用レイアウトリスト609に含まれるレイアウトデータが指定する位置にしたがって、3枚の画像データがページ目に配置される。図7の例の場合には、レイアウトデータ706,707,708,709のいずれかから選択されて、配置されることになる。
図8は、レイアウトデータを管理するデータベースの一例を示す図である。
レイアウトデータ管理テーブル800は、レイアウトID801をキーとして、使用画像枚数802、嗜好ポイント803、属性IDリスト804、所属レイアウト系列805を有する。
レイアウトID801は、レイアウトデータに固有に設定されたユニークなIDである。嗜好ポイント803は、ユーザのレイアウトデータに対する嗜好度を数値化して保有するものであり、あるデフォルト値を基準として、ユーザの嗜好度に合わせて上下する数値である。嗜好ポイントが高いほど、ユーザのそのレイアウトデータに対する嗜好度が高いことを意味している。ユーザの嗜好をこの嗜好ポイントに反映させる方法については、図11を用いて後述する。
属性IDリスト804は、レイアウトデータに付随した図9のレイアウトデータ属性管理テーブル900で管理されている属性IDのリストを保有するものであり、「,」区切りで属性IDを複数定義できるものとする。ここではリストでの定義としたが、複数のレコードで管理できるようにしてもよい。
所属レイアウト系列805は、前述したレイアウトファイル308が持つレイアウト系列リストの種別をID化したものである。ここでは、表紙ページ用のレイアウト系列リストを1、先頭ページ用のレイアウト系列リストを2、本文中のレイアウト系列リストを3、最終ページ用のレイアウト系列リストを4としている。
図9は、レイアウトデータに付属する属性IDを管理するデータベースの一例を示す図である。
レイアウトデータ属性管理テーブル900は、属性ID901をキーとして、属性の関連度を示す関連度902と、属性の説明を保持する903と、その属性の特徴と相反する特徴を持つ属性のIDリストである相反属性IDリスト904を有する。
相反属性IDリスト904は、属性IDリスト804と同様に、[,」区切りで属性IDを複数定義できるものとする。ここでのレイアウトデータに対する属性情報とは、レイアウトデータの作成者、データ配置の特徴(ベーシック、モダン、ダイナミックなど)、使用画像の特徴(縦画像のみ使用、横画像使用など)のことである。ここでの属性情報は、一例であり、属性情報の種類が本発明を限定するものではない。
ここで、ユーザPC102は、電子アルバム編集プログラムを実行して、上述した画像データ割付テーブル309とレイアウトファイル308を使用する。これにより、ユーザPC102は、本文ページの総数と電子アルバムに含まれるように選択された画像データの枚数に基づき、各ページへの画像データの割り振りとそれらの配置を決定し、電子アルバムを編集する。
次に、図10を参照して、ユーザPC102における電子アルバムの編集処理について説明する。図10での各処理は、ユーザPC102のROM207やHDD209等に記憶された電子アルバム編集プログラムがRAM208にロードされて、CPU206により実行される。
ステップS1001では、CPU206は、電子アルバムのサイズや本文ページの総数を選択及び決定し、ステップS1002に進む。電子アルバムのサイズは、例えばA4サイズやB5サイズなど、電子アルバムデータに基づきプリンタ109で出力されるアルバム110の用紙サイズである。
ステップS1002では、CPU206は、電子アルバムに適用するテンプレートファイルを選択及び決定し、ステップS1003に進む。
ステップS1003では、CPU206は、デザイン制御部303を制御して、ステップS1002で決定されたテンプレートファイルに対応付けられたレイアウトファイル308と画像データ割付テーブル309とを取り込む。
ステップS1004では、CPU206は、電子アルバムに含まれる画像データを選択し、ステップS1005に進む。
ここで、選択可能な画像データの枚数は、ステップS1001で決定した本文ページの総数及びステップS1003で取り込まれた画像データ割付テーブル309に基づき、設定される。
図5を例にとると、本文ページの総数が12ページであれば、画像データは5〜21枚を選択することができ、この範囲の枚数であれば、いくつでも画像データを選択できる。なお、この選択可能な枚数の範囲を表示部201にダイアログ表示することによってユーザに通知するようにしてもよい。
そして、CPU206は、電子アルバムの表紙ページに配置する表紙用画像データ305も選択し、データ制御部301によって、選択された画像データの複製を電子アルバム編集プログラムの指定する記憶領域へ取り込む。
ステップS1005では、CPU206は、電子アルバムの表紙ページにステップS1004にて選択された表紙用の画像データ305を初期配置し、ステップS1006に進む。
具体的には、CPU206は、レイアウトファイル308を読み出し、ステップS1004にて選択された表紙用画像データ305の枚数にしたがって、表紙用レイアウトリスト602又は603を決定する。初期値として選択するレイアウトデータは、レイアウトリストの中で嗜好ポイントが最も高いレイアウトデータとなる。そして、CPU206は、この初期値として選択されたレイアウトデータに従い、表紙用画像データ305を表紙ページ上に初期配置する。なお、表紙は、裏表紙と表表紙を含む。
ステップS1006では、CPU206は、電子アルバム内の本文の各ページにステップS1004にて選択されたページ内画像データ306を初期配置する。なお、本文の各ページの画像データの初期配置方法の詳細については、図12を用いて後述する。
そして、CPU206は、図14に示す電子アルバム編集画面1400を表示部201に表示し、ステップS1007に進む。
電子アルバム編集画面1400には、例えば、本文ページ編集領域1401、退避画像表示領域1402、ページ一覧表示領域1403が表示される。
本文ページ編集領域1401には、編集の対象となっているページが表示される。指示リスト1404は、本文ページ編集領域1401でPD205の右クリック入力を受けると、表示される。
退避画像表示領域1402には、ステップS1004で選択されたが、その後の編集操作によって、ページに割り振られないことになった画像データが表示される。
ページ一覧表示領域1403には、電子アルバムに含まれる全てのページの番号が表示される。また、ページ一覧表示領域1403では、編集の対象となっているページが明示されるよう、当該ページのページ番号にマスク表示処理が施されている。
図14の例では、編集の対象となっている本文ページが6・7ページ目であり、本文ページ編集領域1401では、画像データA、B、Cが、6・7ページ目の3枚用レイアウトデータにしたがって配置されている状態が表示される。また、ページ一覧表示領域1403では、6・7ページのページ番号がマスク処理されて表示される。更に、退避画像表示領域1402には、編集操作の結果、ページ上に割り振られないことになった画像データDが表示される。
図14では、ページ一覧表示領域1403においてページ番号のみ表示しているが、各ページのイメージを表すようなサムネイル画像を表示するようにしてもよい。なお、ステップS1006で表示される電子アルバム編集画面1400の初期画面では、退避画像表示領域1402には画像データDは存在しない。
ステップS1007では、CPU206は、画像データに関するコメントを表す文字列の入力処理、入力された文字列のフォント種類やフォント色、フォントサイズの選択決定など、電子アルバムに表記される文字データを編集し、ステップS1008に進む。
ステップS1008では、CPU206は、電子アルバムの各ページ内での画像データの入れ替え、ページへの画像データの追加、ページからの画像データの削除、ページの配置の変更などレイアウト変更処理を実行し、ステップS1009に進む。なお、レイアウト変更時の嗜好ポイントの再構築の方法については、図12を用いて後述する。
ステップS1009では、CPU206は、以上のようにして作成された電子アルバムデータがプリント注文に十分な形態や条件を満たしているかを確認し、満たしている場合は、ステップS1010に進み、満たしていない場合は、ステップS1013に進む。
具体的には、CPU206は、電子アルバムデータに含まれる、表紙ページや本文ページ編集領域に表示されていた、ページ内画像データの解像度が印刷するのに十分な値となっているかを確認する。
ステップS1010では、CPU206は、アルバムプリント注文に必要な印刷用データを、電子アルバムデータに基づいて作成し、ステップS1011に進む。印刷用データは、電子アルバムの各ページにおいて配置されていたページ内画像データを、物理的なアルバム上でも同様に配置して印刷するよう指示するためのデータである。
ステップS1011では、CPU206は、ステップS1010にて作成された印刷用データやプリント注文に必要な注文情報をフォトサイト106へ送信し、ステップS1012に進む。なお、フォトサイト106は、受信した印刷用データやプリント注文に必要な注文情報をプリントサイト108へ転送する。
ステップS1012では、CPU206は、ステップS1011で送信した印刷データに用いられた各ページのレイアウトデータに対して、嗜好ポイントの再構築を行い、ステップS1013に進む。嗜好ポイントの再構築の詳細に関しては、図11を用いて後述する。印刷のタイミングで嗜好ポイントを再構築することによって、ユーザが最終的に使用したレイアウトデータに対する嗜好度を嗜好ポイントに反映することができる。
ステップS1013では、CPU206は、電子アルバムデータを保存するかどうか確認し、電子アルバムデータを保存する場合は、ステップS1014に進み、電子アルバムデータを保存しない場合は、処理を終了する。
ステップS1014では、CPU206は、作成された電子アルバムデータをHDD209に保存し、処理を終了する。
図13は、HDD209に保存される電子アルバムデータ1301の構造例を示す図である。
電子アルバムデータ1301には、ページ内画像データ306が格納される領域1302、ページ外画像データ307が格納される領域1304、各本文ページの配置に利用されたレイアウトデータ1307が格納される領域1306が設けられる。レイアウトデータ1307は、各ページに配置される、画像データの配置順、画像データの枚数、画像データの配置位置、画像データに付属する文字列を表示するための枠の位置などをさらに含めるようにしてもよい。
本実施形態では、電子アルバムデータ1301にページ外画像データ307を含むことにより、電子アルバムを再編集する際にもページ内画像データ306として登録されなかった画像データが表示される。このため、ユーザが前回は電子アルバムに不要であると判断した画像データを簡単に確認することができる。
次に、図11を参照して、図10のステップS1012での嗜好ポイントの再構築の処理について説明する。なお、表紙ページ・先頭ページ・各本文ページ・最終ページの各ページでの処理に差異がないため、ここでは、本文ページのある1ページを例に説明するが、実際は上記すべてのページについて処理することになる。
ステップS1101では、CPU206は、ユーザが選択したレイアウトデータに対して、ユーザのプラスの嗜好度を反映するため、図8のレイアウトデータ管理テーブル800の嗜好ポイント803に加点し、ステップS1102に進む。加点は、「1点」のような設定された固定点を加えてもよいし、「1.1倍」などの1.0以上の固定倍率を乗じてもよい。
ステップS1102では、CPU206は、ユーザが選択したレイアウトデータと同じ使用画像枚数の他のレイアウトデータに対して、ユーザのマイナスの嗜好度(同じ枚数で選択しなかったため)を反映するための処理を実行し、ステップS1103に進む。
具体的には、CPU206は、レイアウトデータ管理テーブル800から同じ使用画像枚数802と所属レイアウト系列805を持つレイアウトデータのリストを取得し、該当したレイアウトデータの嗜好ポイント803を減点する。減点の処理は、「0.2点」のような設定された固定点を減らしてもよいし、「0.9倍」などの1.0未満の固定倍率を乗じてもよい。
以下のステップS1103〜S1114では、ユーザの嗜好度を、ユーザが選択したレイアウトデータと使用画像枚数が同じレイアウトデータ群だけでなく、それ以外の関連するレイアウトデータに対しても反映する方法を説明する。嗜好度があると思われる関連レイアウトデータの嗜好ポイントには加点し、嗜好度がないと思われる関連レイアウトデータの嗜好ポイントは減点する。
ステップS1103では、CPU206は、ユーザが選択したレイアウトデータの属性IDリストを取得し、ステップS1104に進む。
ステップS1104では、CPU206は、ステップS1103で取得した属性IDリストのインデックスをNとして、Nの初期値として1を設定し、ステップS1105に進む。
ステップS1105では、ステップS1103で取得した属性IDリストのN番目の属性IDを取得し、属性IDが存在しているかどうかを判別する。そして、CPU206は、属性IDが存在している場合は、ステップS1106へと進み、存在していない場合は、関連レイアウトデータの検索を終了して、処理を終了する。
ステップS1106では、CPU206は、図9のレイアウトデータ属性管理テーブル900から、該当する属性IDに対する関連度を検索し、ステップS1107に進む。
ステップS1107では、CPU206は、レイアウトデータ管理テーブル800から、該当する属性IDを属性IDリスト804に持つレイアウトデータを検索する。そして、CPU206は、該当するレイアウトリストの嗜好ポイントに対して、ステップS1106で取得した関連度に応じた加点をし、ステップS1108に進む。
ここでの加点は、関連度をそのまま数値として加えてもよいし、固定値に関連度を乗じた値を加えてもよい。また、ここではレイアウトデータ管理テーブル800から検索する対象として、所属レイアウト系列805は考慮しなかったが、同じ所属レイアウト系列に絞って嗜好ポイントを反映するようにしてもよい。
ステップS1108では、CPU206は、レイアウトデータ属性管理テーブル900から、該当する属性IDに対する相反属性IDリストを取得し、ステップS1109に進む。
ステップS1109では、CPU206は、ステップS1108で取得した相反属性IDリストのインデックスをMとして、Mの初期値として1を設定し、ステップS1110に進む。
ステップS1110では、CPU206は、ステップS1108で取得した相反属性IDリストのM番目の相反属性IDを取得し、相反属性IDが存在しているかどうかを判別する。そして、CPU206は、相反属性IDが存在している場合には、ステップS1111に進み、存在していない場合は、ステップS1114に進む。
ステップS1111では、CPU206は、レイアウトデータ属性管理テーブル900から、該当する相反属性IDに対する関連度を検索し、ステップS1112に進む。
ステップS1112では、CPU206は、レイアウトデータ管理テーブル800から、該当する相反属性IDを属性IDリスト804に持つレイアウトデータを検索する。そして、CPU206は、該当するレイアウトリストの嗜好ポイントに対して、ステップS1111で取得した関連度に応じた減点をし、ステップS1113に進む。
ここでも、ステップS1107と同様、減点は関連度をそのまま数値として減らしてもよいし、固定値に関連度を乗じた値を減らしてもよい。また、ステップS1107と同様に、レイアウトデータ管理テーブル800から検索する対象として所属レイアウト系列805は考慮していないが、同じ所属レイアウト系列に絞って嗜好ポイントの影響範囲を限定してもよい。
ステップS1113では、CPU206は、ステップS1108で取得した相反属性IDリストのインデックスMをインクリメントして、減点処理を行うステップS1110〜S1113を該当する相反属性IDが無くなるまで繰り返す。
ステップS1114では、CPU206は、ステップS1103で取得した属性IDリストのインデックスNをインクリメントして、加算処理・減算処理を行うステップS1105〜S1114を該当する属性IDが無くなるまで繰り返す。
次に、図12を参照して、図10のステップS1006での本文ページへの画像データの初期配置方法について説明する。
ここでは、図11で説明した嗜好ポイントの再構築処理とほぼ同様な計算を各ページに対して画像を割り付けるごとに行うことで、画像データの初期配置を行う。
まず、処理の前提として、レイアウトデータ管理テーブル800と同じ構造を持つ編集時管理テーブル(不図示)という専用のテーブルを用意する。このテーブルは、ユーザの恒久的な嗜好を管理するレイアウトデータ管理テーブルに対して、編集時の情報を暫定的に管理する。そして、このテーブルの内容は、レイアウトデータ管理テーブルへフィードバックせずに、独立したデータとして扱い、性質の違う嗜好を独立して管理するために利用する。
ステップS1201では、CPU206は、レイアウトデータ管理テーブル800を編集時管理テーブルへコピーして、初期値として利用し、ステップS1202に進む。
ステップS1202では、CPU206は、図10のステップS1003で読み込まれた画像データ割付テーブル309に従って、電子アルバムの先頭ページにステップS1004にて選択されたページ内画像データ306を配置し、ステップS1203に進む。
ステップS1203では、CPU206は、先頭ページ用のレイアウトデータの選択が終わった段階で、編集時管理テーブルの所属レイアウト系列が1(先頭ページ用レイアウト系列)のデータに対して、嗜好ポイントの再構築を行い、ステップS1204に進む。なお、ここでの嗜好ポイントの再構築の方法は、図11と同様であるが、嗜好ポイントの変動は、編集時管理テーブルのデータにのみ反映させ、初期値として利用したレイアウトデータ管理テーブル800のデータには反映させない。
ステップS1204〜S1208は、本文用レイアウト系列のデータの嗜好ポイントの再構築に関して説明する。
ステップS1204では、CPU206は、嗜好ポイントの計算を行うページを示すインデックスとしてNを用い、初期値としてN=2とし、ステップS1205に進む。
ステップS1205では、CPU206は、Nが全体のページ数に達したか否かを判断し、達した場合は、ステップS1209に進み、達していない場合は、ステップS1206に進む。
例えば、ページ総数が12ページの画像データ割付テーブル309が選択された場合、本文用レイアウト系列としては2・3ページ・4・5ページ・6・7ページ・8・9ページ・10・11ページの計5ページに画像を当てはめることになる。このため、ステップS1204で初期値を2として、ステップS1206、S1207を実行し、ステップS1208において+2のインクリメントを行うことで、各ページへの反映ループが実現される。
ステップS1206では、CPU206は、本文ページN・N+1ページ目のデータを選択し、ステップS1207に進む。
ここでは、まず、CPU206は、編集時管理テーブルから使用画像枚数が画像データ割付テーブル309のN・N+1枚目の割り当て画像数と等しく、また、所属レイアウト系列が2(本文用レイアウト系列データ)のレイアウトリストを取得する。
そして、CPU206は、取得されたレイアウトリストのうち、嗜好ポイントが最も高いレイアウトデータをN・N+1ページ目に選択するレイアウトの初期値として、表示部201等を介してユーザへ提示し、ユーザに選択させる。
ステップS1207では、CPU206は、ステップS1206で選択されたレイアウトデータに従って、嗜好ポイントの再構築を行い、ステップS1208に進む。ステップS1203と同様に、ここでの嗜好ポイントの再構築は、編集時管理テーブルのデータに反映するものである。
ここで、この本文用レイアウト系列のデータの嗜好ポイントの再構築においては、図11のステップS1101に相当する処理を、選択されたレイアウトデータに対する嗜好ポイントの加点処理から、嗜好ポイントの大幅な減点処理に変更する。
変更する理由としては、本文レイアウト系列特有の「使用画像数が同じページが連続したケース」に対応するためである。
例えば、ステップS1101と同様な処理を行った場合、図5の画像数が5枚の割付データ502においては、各ページへの使用画像枚数が1枚のレイアウトデータが続くことになる。この場合、2・3ページ目にレイアウトデータを反映した後に、そのレイアウトデータに対して嗜好ポイントの加点処理を行うと、そのレイアウトデータは4・5ページ目のレイアウト選択時の処理においても嗜好ポイントが最大のものになってしまう。このため、連続して同じレイアウトデータが選択されてしまうことになる。
ユーザ視点からも、同じレイアウトデータが連続するケースは避けたいため、一度使用されたレイアウトデータは、一時的にユーザの選択対象から外したい。それを実現するため、一度使用したレイアウトデータに対して大幅な減点を行うことで、次ページのレイアウト選択時の処理の際に嗜好ポイントが最大にならないように調節し、連続して同じレイアウトデータが選択されることを防ぐ。
この方法の場合、ページ数が多いテンプレートを選択し、各ページへの使用画像枚数が同じレイアウトデータが続くような画像データ割付テーブルが選択された場合に、同じレイアウトデータが後半に再度出現する可能性もある。しかし、それは本来ユーザの嗜好度が高いレイアウトデータであるので特に問題ではなく、この対処はあくまで連続して同じレイアウトデータが選択されないようにするためである。
ステップS1208では、CPU206は、次ページへの処理へ移るために、インデックスを2つ進め、ステップS1205に戻る。
ステップS1209では、CPU206は、図10のステップS1003で読み込まれた画像データ割付テーブル309に従って、電子アルバムの最終ページにステップS1004にて選択されたページ内画像データ306を配置し、ステップS1210に進む。
ステップS1210では、CPU206は、最終ページ用のレイアウトデータの選択が終わった段階で、編集時管理テーブルの所属レイアウト系列が3(最終ページ用レイアウト系列)のデータに対して、図11と同じ嗜好ポイントの再構築を行い、処理を終了する。
このように、本実施形態では、各ページのレイアウトデータの選択の都度編集時管理テーブルの嗜好ポイントを再構築している。これにより、画像データ割付テーブルに基づいた各ページへのレイアウトデータ選択時に、ユーザの嗜好度が各ページのデフォルトで選択されるレイアウトデータに反映され、かつ、連続して同じレイアウトデータが適応選択されないようにすることができる。
なお、レイアウト変更時の嗜好ポイントの再構築の方法に関しては、ステップS1207と同様な処理を行う。これは、レイアウトを変更するという行為によって、そのレイアウトデータがユーザの選択対象から外れたことを意味するため、ステップS1207の処理を同等になるためである。
以上説明したように、本実施形態では、ユーザ操作によるレイアウトデータの選択情報に基づいて、レイアウトデータに対してユーザの嗜好度を反映した嗜好ポイントを付与する。そして、次回以降のレイアウトデータの作成時に前記嗜好ポイントを利用することで、ユーザの嗜好度が高いレイアウトデータがデフォルト値として選択され、ユーザがレイアウトデータを入れ替える手間を軽減することができる。
また、ページごとに使用画像枚数に応じたレイアウトリストの作成を必要としないため、レイアウト構造が単純化されて、レイアウトデータの作成コストが軽減するとともに、レイアウトデータのデータ量が削減されることでサーバ負荷・ユーザ負荷も軽減する。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによっても達成される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、前述した実施形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。
101 画像入力装置
102 ユーザPC
104 ブラウザ
106 フォトサイト
107 画像DB
108 プリントサイト
109 プリンタ
110 アルバム
201 表示部
202 VRAM
203 BMU
204 キーボード
205 PD
206 CPU
207 ROM
208 RAM
209 HDD
210 FDD
211 Net−I/F
212 CPUバス

Claims (7)

  1. 電子アルバムの複数のページに画像データを配置して該画像データを編集する電子アルバム編集装置であって、
    ページに割り振られる画像データの枚数ごとに該画像データを配置するための複数の種類のレイアウトデータを設定する設定手段と、
    前記複数の種類のレイアウトデータからユーザ操作により選択されたレイアウトデータの選択情報に基づいて、レイアウトデータにユーザの嗜好度を反映した値を付与する付与手段と、
    前記設定手段により設定されるレイアウトデータにおいて前記嗜好度を反映した値が最も高いレイアウトデータをデフォルト値としてユーザに提示する提示手段と、を備える
    ことを特徴とする電子アルバム編集装置。
  2. 前記レイアウトデータに対する属性情報を管理する管理手段を備え、
    前記付与手段は、前記管理手段により管理される属性情報に基づいて、レイアウトデータにユーザの嗜好度を反映した値を付与する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子アルバム編集装置。
  3. 前記付与手段は、前記嗜好度を反映した値として、ユーザ操作により選択されたレイアウトデータにプラスの値を付与し、該選択されたレイアウトデータの属性情報と同じ属性情報を持つ他のレイアウトデータにプラスの値を付与し、前記選択されたレイアウトデータの属性情報と相反する属性情報を持つ他のレイアウトデータにマイナスの値を付与する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電子アルバム編集装置。
  4. 前記付与手段は、前記嗜好度を反映した値として、一度使用されたレイアウトデータにマイナスの値を付与する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子アルバム編集装置。
  5. 電子アルバムの複数のページに画像データを配置して該画像データを編集する電子アルバム編集装置の制御方法であって、
    ページに割り振られる画像データの枚数ごとに該画像データを配置するための複数の種類のレイアウトデータを設定する設定ステップと、
    前記複数の種類のレイアウトデータからユーザ操作により選択されたレイアウトデータの選択情報に基づいて、レイアウトデータにユーザの嗜好度を反映した値を付与する付与ステップと、
    前記設定ステップで設定されるレイアウトデータにおいて前記嗜好度を反映した値が最も高いレイアウトデータをデフォルト値としてユーザに提示する提示ステップと、を備える
    ことを特徴とする電子アルバム編集装置の制御方法。
  6. 電子アルバムの複数のページに画像データを配置して該画像データを編集する電子アルバム編集装置を制御するプログラムであって、
    ページに割り振られる画像データの枚数ごとに該画像データを配置するための複数の種類のレイアウトデータを設定する設定ステップと、
    前記複数の種類のレイアウトデータからユーザ操作により選択されたレイアウトデータの選択情報に基づいて、レイアウトデータにユーザの嗜好度を反映した値を付与する付与ステップと、
    前記設定ステップで設定されるレイアウトデータにおいて前記嗜好度を反映した値が最も高いレイアウトデータをデフォルト値としてユーザに提示する提示ステップと、をコンピュータに実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムを格納した、
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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