JP2010236722A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機 Download PDF

Info

Publication number
JP2010236722A
JP2010236722A JP2009083054A JP2009083054A JP2010236722A JP 2010236722 A JP2010236722 A JP 2010236722A JP 2009083054 A JP2009083054 A JP 2009083054A JP 2009083054 A JP2009083054 A JP 2009083054A JP 2010236722 A JP2010236722 A JP 2010236722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
inlet
front panel
housing
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009083054A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yasuda
正幸 安田
Norimasa Takami
憲政 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Consumer Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2009083054A priority Critical patent/JP2010236722A/ja
Publication of JP2010236722A publication Critical patent/JP2010236722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

【課題】筐体の正面に設けられたフロントパネルが筐体に対して相対移動可能な構成において、使い勝手の向上を図ることができる空気清浄機を提供すること。
【解決手段】空気清浄機1において、空気は、ファン18によって、入口5から空気流路22に取り込まれ、出口20から排出される。本体ケース2の正面には、前寄りの第1位置と後寄りの第2位置とに本体ケース2に対して前後方向に相対移動可能なフロントパネル4が設けられており、入口5は、フロントパネル4に形成されている。入口5には、羽根板8が設けられている。羽根板8は、フロントパネル4が第1位置にあるときには入口5を開き、フロントパネル4が第2位置にあるときには入口5を閉じる。これにより、フロントパネル4を第1位置と第2位置との間で前後に移動させることで、本体ケース2の正面にある入口5における空気の吸込量を変更することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、空気清浄機に関する。
空気を取り込み、この空気を清浄化して機外へ放出する空気清浄機が知られている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の空気清浄機では、吸気口および排気口を有する本体ケース内に、吸気口と排気口とを連通させる空気流路が設けられ、空気流路には、フィルターが配置されている。そして、この空気清浄機は、送風手段を備えており、送風手段が作動することで、空気が、吸気口から本体ケース内の空気流路に吸い込まれ、この空気は、フィルターを通過する際に清浄化された後に、排気口から排出される。
ここで、本体ケースは、ケース本体(本願発明の筐体に相当する。)と、ケース本体に対して着脱自在に装着される前ケース(本願発明のフロントパネルに相当する。)とから構成されており、吸気口は、前ケースの前面およびケース本体の側面に形成されている。このような構成の本体ケースにおいて、前ケースをケース本体から前方へ引き出すと、ケース本体と前ケースとの隙間が開き、吸気口だけでなくこの隙間から本体ケース内に空気を吸い込むことができる。
特開2005−55019号公報
特許文献1に記載の空気清浄機では、前ケースをケース本体に対して移動させても、前ケースの前面に形成された吸気口の開口面積が変化する訳ではないので、前ケースの吸気口における空気の吸込量を任意に変更することができない。しかし、前ケースの吸気口における空気の吸込量を変更できると、前ケースの前方に存在する汚れた空気などを、その汚れ具合に応じて適切に清浄化できるので、使い勝手がよい。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、筐体の正面に設けられたフロントパネルが筐体に対して相対移動可能な構成において、使い勝手の向上を図ることができる空気清浄機を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、筐体と、前記筐体の正面に設けられ、前記筐体に対して前後方向に第1位置と第2位置とに相対移動可能なフロントパネルと、前記フロントパネルに形成され、前記筐体内に空気を取り込むための入口と、前記筐体に形成され、前記入口から取り込まれた空気が流れる空気流路と、前記筐体に形成され、前記空気流路を流れた空気を排出するための出口と、前記筐体に備えられ、空気を前記入口から前記空気流路に取り込んで前記出口へ送る送風手段と、前記入口から取り込まれた空気を清浄化して前記空気流路下流側へと流す空気清浄化手段と、前記入口に設けられ、前記フロントパネルが前方寄りの前記第1位置にあるときには前記入口を開き、前記フロントパネルが後方寄りの前記第2位置にあるときには前記入口を閉じる可動式羽根板と、を含むことを特徴とする、空気清浄機である。
請求項2記載の発明は、前記入口は、前記フロントパネルの下部に形成された第1入口と、前記第1入口よりも高い位置に形成された第2入口とを含み、前記可動式羽根板は、前記第2入口に設けられ、前記フロントパネルが前記第1位置にあるときには前記第2入口を開き、前記フロントパネルが前記第2位置にあるときには前記第2入口を閉じることを特徴とする、請求項1記載の空気清浄機である。
請求項3記載の発明は、前記出口は、前記筐体の前側面の下端部に設けられる下出口を含むことを特徴とする、請求項1または2記載の空気清浄機である。
請求項4記載の発明は、前記送風手段による送風量を、前記フロントパネルが前記第1位置にあるときと前記第2位置にあるときとで変更する送風量変更手段を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の空気清浄機である。
請求項1記載の発明によれば、この空気清浄機では、空気が、送風手段によって、入口から空気流路に取り込まれ(吸い込まれ)、空気流路を流れた後に出口から排出される。
そして、空気清浄化手段が、入口から取り込まれた空気を清浄化して空気流路下流側へと流す。そのため、空気流路を流れた後に出口から排出される空気は、清浄化された空気である。
ここで、空気清浄機の筐体の正面には、前寄りの第1位置と後寄りの第2位置とに筐体に対して前後方向に相対移動可能なフロントパネルが設けられており、上述した入口は、フロントパネル、つまり筐体の正面に形成されている。そして、入口には、可動式羽根板が設けられている。
この可動式羽根板は、フロントパネルが第1位置にあるときには入口を開き、フロントパネルが第2位置にあるときには入口を閉じる。これにより、フロントパネルを第1位置と第2位置との間で前後に移動させることで、筐体の正面にある入口における空気の吸込量を変更することができるので、筐体の正面に存在する汚れた空気などを、その汚れ具合に応じて適切に清浄化できる。
その結果、筐体の正面に設けられたフロントパネルが筐体に対して相対移動可能な構成において、使い勝手の向上を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、フロントパネルにおいて、入口は、フロントパネルの下部に形成された第1入口と、第1入口よりも高い位置に形成された第2入口とを含んでいる。
ここで、可動式羽根板は、第2入口に設けられており、フロントパネルが第1位置にあるときには第2入口を開き、フロントパネルが第2位置にあるときには第2入口を閉じる。これにより、フロントパネルを第2位置に配置して第2入口を閉じると、第1入口のみにおいて空気が吸い込まれるので、第1入口における吸引力を上げることができ、第1入口の近傍、つまり、空気清浄機が載置される載置面付近の空気(この中には載置面上に溜まっていた花粉やハウスダストが多く含まれる)を優先して清浄化することができる。
請求項3記載の発明によれば、出口は、筐体の前側面の下端部に設けられる下出口を含んでいるので、空気流路を流れた空気は、下出口から排出される。これにより、下出口から排出された空気は、下出口の近傍、つまり、空気清浄機が載置される載置面に溜まるハウスダストや花粉等の塵埃を入口までまき上げることができるので、載置面に溜まりやすい塵埃を効率的に入口から吸い込むことができ、空気清浄効率の向上を図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、送風量変更手段が、送風手段による送風量を、フロントパネルが第1位置にあるときと第2位置にあるときとで変更するので、入口における空気の吸込量をさらに細かく変更することができ、使い勝手の更なる向上を図ることができる。
空気清浄機1の正面図である。 フロントパネル4が第1位置にある状態における空気清浄機1の右側断面図である。 フロントパネル4が第2位置にある状態における空気清浄機1の右側断面図である。 (a)は、図2に変形例1を適用した図であり、(b)は、(a)の要部拡大図であり、(c)は、(b)において、フロントパネル4が第2位置にある状態を示している。 (a)は、変形例2に係る空気清浄機1の左側断面図であり、(b)は、(a)に示す空気清浄機1の正断面図である。 空気清浄機1の要部背面図である。 図6のA−A矢視断面図である。 図7に変形例3を適用した図である。 図8に変形例4を適用した図である。
以下には、図面を参照して、この発明の一実施形態としての空気清浄機1について具体的に説明する。なお、以下での説明において、前側と正面側とは同義であり、後側と背面側とは同義であり、前後方向と略水平方向とは同義である。
<空気清浄機の全体構成>
図1は、空気清浄機1の正面図である。
図1を参照して、空気清浄機1の筐体としての本体ケース2は、縦長かつ前後方向(図1の紙面に垂直な方向)に薄い中空の略直方体形状である。
本体ケース2は、その下端部をなし、床面等の載置面Xに載置されるベース3を一体的に備えている。
そして、本体ケース2の正面(図1おける手前側の面)には、フロントパネル4が設けられている。
フロントパネル4は、正面から見て縦長で略矩形の板状をなし、本体ケース2においてベース3より上側の部分を正面側から覆い得る大きさを有している。フロントパネル4には、幅方向に長手の入口5が、上下に略等間隔を隔てて複数(ここでは4つ)形成されている。各入口5の幅方向寸法は、フロントパネル4の幅方向寸法より少し小さい。各入口5は、フロントパネル4を前後方向に貫通している。
以下では、4つの入口5のうち、最下位にある入口5を第1入口6とし、第1入口6よりも高い位置に形成された3つの入口5を第2入口7と区別することがある。第1入口6は、フロントパネル4の下端部に近い下部に形成されている。
この空気清浄機1では、後述するように、フロントパネル4が、本体ケース2に対して前後方向に相対移動可能である。そして、各入口5(厳密には第2入口7)には、フロントパネル4の前後の位置に応じて入口5を開閉する可動式の羽根板8が設けられている。
図2は、フロントパネル4が第1位置にある状態における空気清浄機1の右側断面図である。図3は、フロントパネル4が第2位置にある状態における空気清浄機1の右側断面図である。
図2に示すように、本体ケース2は、前側部分(図2では左側部分)をなすフロントケース10と後側部分(図2では右側部分)をなすリヤケース11とによって、その外郭が形成されている。フロントケース10は、リヤケース11より少し背が高い。上述したベース3は、フロントケース10の下端部およびリヤケース11の下端部の両方に亘って設けられている。
フロントケース10の内部とリヤケース11の内部とは、互いに連通している。
フロントケース10の天面は、略水平方向に沿って平坦である。そして、フロントケース10の天面には、操作パネル12が設けられている。操作パネル12に設けられた操作キー(図示せず)を操作することによって空気清浄機1の運転を制御することができ、空気清浄機1の運転条件および状態は、操作パネル12に設けられた表示部(図示せず)に表示される。
リヤケース11の天面には、リヤケース11の内部に連通する出口20が形成されている。
上述したフロントパネル4において、上端部4Aと下端部4B(第1入口6より下側の部分)とのそれぞれは、後側(図2では右側)へ折り曲げられている。そして、フロントケース10の前側面において、ベース3の僅か上側の位置には、後側へ細長く凹む凹部13が形成されている。
フロントパネル4では、上端部4Aが、フロントケース10の天面に対して前側から載置され、下端部4Bが、フロントケース10の凹部13に対して前側から挿通されている。これにより、フロントパネル4は、フロントケース10において凹部13より上側の部分を上下から挟んだ状態で、本体ケース2(フロントケース10)に対して前側から嵌め込まれている。そして、この状態で、フロントパネル4は、本体ケース2に対して、フロントケース10の前側面に前から対向しつつ、スライドによって前後方向に相対移動可能である。前側へ目一杯スライドしたときのフロントパネル4の位置は、図2に示す第1位置とされ、後側へ目一杯スライドしたときのフロントパネル4の位置は、図3に示す第2位置とされる。
なお、フロントパネル4が第1位置および第2位置のそれぞれまでスライドしたときに、フロントパネル4を動かすユーザに対して、いわゆるクリック感が与えられると、使い勝手がよい。
そして、図2に示すように、フロントケース10の前側面において、4つの入口5と上下方向(高さ方向)で同じ位置には、フロントケース10の内部に連通する1つの開口14が形成されている。開口14は、上下方向に長手であり、4つの入口5の全てに対して後側から対向している。そして、開口14は、フロントパネル4とフロントケース10との間の空間21を介して、4つの入口5の全てに連通している。ここで、本体ケース2内には、開口14、フロントケース10の内部およびリヤケース11の内部をこの順で経由することで各入口5と出口20とを連通させる空気流路22が形成されている。
空気流路22では、フロントケース10の内部において開口14に後側(図2では右側)から臨む位置に、空気清浄化手段としてのフィルタ17が備えられ、リヤケース11の内部においてフィルタ17に後側から臨む位置に、送風手段としてのファン18が備えられている。
フィルタ17は、上下方向に長く前後方向に薄い矩形状であり、複数種類のフィルタ膜を積層することで構成されており、空気中に含まれる比較的大きな塵挨だけでなく、非常に細かな塵挨、たとえば花粉やたばこの煙の粒子等まで捕獲可能である。
ファン18は、たとえば、シロッコファンであって、モータ19に回転駆動されることによって吸引力を発生し、前側の空気を内側から吸い込んで外側へ吐出する。
ここで、図2に示すようにフロントパネル4が上述した第1位置にあって全ての入口5が開放されている状態を基準として、空気清浄機1において、ファン18が駆動されると、空気清浄機1の外部にある空気が、ファン18が発生する吸引力によって、各入口5より空気流路22(本体ケース2内)に取り込まれる(吸い込まれる)。
この空気は、図2の太い実線矢印で示すように、空気流路22を流れ、その途中においてフィルタ17を通過することで塵埃や臭い成分が除去されて清浄化される。
清浄化された空気(以下では単に「空気」ということがある。)は、ファン18によって下方へ吐出されて引き続き空気流路22を流れ、その後、リヤケース11の内壁にぶつかることで、湾曲しながら空気流路22を上向きに流れ、出口20から空気清浄機1の外部へ排出される。機外へ排出された(清浄化された)空気は、空気清浄機1の外部(たとえば室内)の隅々まで行き渡り、室内全体を万遍なく浄化する。
このように、ファン18は、空気を入口5から空気流路22に取り込んで出口20へ送り、フィルタ17は、入口5から取り込まれた空気を清浄化して空気流路22の下流側へと流す。
<羽根板>
次に、各第2入口7に設けられた羽根板8について詳説する。羽根板8は、正面から見て幅方向に長手の矩形をなす板状であり、その幅方向寸法は、第2入口7の幅方向寸法とほぼ同じである(図1参照)。
羽根板8は、図2に示すように幅方向から見て、後上側(図2では右上側)へ傾斜しており、その傾斜方向における羽根板8の略中央位置には、羽根板8から幅方向外側へ突出する軸30が一体的に設けられている。
各羽根板8において幅方向両側に設けられた軸30のそれぞれは、フロントパネル4の後側面において対応する第2入口7の上端の幅方向両端を縁取る部分に一体的に設けられた支持部31によって、揺動自在に支持されている。これにより、各羽根板8は、フロントパネル4の対応する支持部31によって、軸30を中心として揺動自在に支持されている。
ここで、各羽根板8は、図2に示す開位置と、図3に示す閉位置との間で揺動自在である。開位置にある羽根板8では、軸30よりも前(下)側の部分が、対応する第2入口7から前側へ離間しており、これにより、第2入口7が前側へ開かれている(図2参照)。閉位置にある羽根板8では、軸30よりも前(下)側の部分が、対応する第2入口7を前側から塞いでおり、これにより、第2入口7が閉じられている(図3参照)。
そして、図2に示すように、フロントパネル4の後側面において各第2入口7よりやや上側の位置には、後側へ突出する第1ボス32が一体的に設けられている。また、各羽根板8の上(後)端部は、上側へ折り曲げられており、この上端部の前側面には、対応する(上下方向で同じ位置にある)第1ボス32へ向けて前側へ突出する第2ボス33が一体的に設けられている。
上下方向で同じ位置にあって前後方向において互いに対向する第1ボス32と第2ボス33との間には、前後方向に延びるコイルばね34が介在されており、これらの第1ボス32および第2ボス33は、コイルばね34によって連結されている。この状態で、コイルばね34は、後側(図2では右側)へ伸びようとしており、第2ボス33(対応する各羽根板8の上端部)を後向きに付勢している。これにより、図2のように空気清浄機1を右側から見て、各羽根板8は、軸30を中心として時計回りの方向へ(開位置へ向かう方向)へ付勢されている。
そして、羽根板8に関連して、フロントケース10の前側面において開口14を避けた部分(詳しくは開口14よりも幅方向において外側の部分)には、前側へ突出する複数の突起35が一体的に設けられている。各突起35は、対応する羽根板8の上(後)端部に後側から対向する位置に設けられている。これに応じて、突起35は、少なくとも、上下方向に間隔を隔てて3つ並ぶように設けられている。
図2に示すようにフロントパネル4が第1位置にある場合には、3つの第2入口7に設けられた各羽根板8は、開位置にあって、3つすべての第2入口7が開かれている。このとき、各羽根板8の上端部は、対応する(上下方向で同じ位置にある)突起35から前側へ離間している。
ここで、第1位置にあるフロントパネル4を後側へ押し込んで、図3に示す第2位置へ移動させると、各羽根板8の上端部が対応する突起35によって後側から押され、これにより、各羽根板8は、コイルばね34の付勢力に抗して、右側から見て反時計回りの方向へ揺動し、閉位置に移る。これにより、3つすべての第2入口7が閉じられる。
逆に、第2位置にあるフロントパネル4を前側へ目一杯引き出すと、図2に示すように、フロントパネル4が第1位置に戻り、各羽根板8が開位置に戻って3つすべての第2入口7が開かれる。
このように、各羽根板8は、フロントパネル4が前方寄りの第1位置にあるときには、対応する第2入口7を開き(図2参照)、フロントパネル4が後方寄りの第2位置にあるときには、対応する第2入口7を閉じる(図3参照)。
これにより、フロントパネル4を第1位置と第2位置との間で前後に移動させることで、本体ケース2の正面にある第2入口7(入口5)における空気の吸込量を変更することができるので、本体ケース2の正面に存在する汚れた空気などを、その汚れ具合に応じて適切に清浄化できる。
具体的には、本体ケース2の正面の空気の汚れがひどい場合には、フロントパネル4を第1位置にして全ての第2入口7を開き(図2参照)、汚れた空気を全ての入口5から吸い込んで効率的に清浄化することができる。その一方で、本体ケース2の正面の空気があまり汚れていない場合には、フロントパネル4を第2位置にして全ての第2入口7を閉じ(図3参照)、汚れた空気を第1入口6から吸い込むだけで十分に清浄化することができる。
以上の結果、本体ケース2の正面に設けられたフロントパネル4が本体ケース2に対して相対移動可能な構成において、使い勝手の向上を図ることができる。
ここで、フロントパネル4が第1位置および第2位置のいずれの位置にあっても、第1入口6は常に開かれている。これにより、フロントパネル4が第1位置にあるときには(図2参照)、フロントパネル4の前方の空気は、第1入口6および3つの第2入口7のそれぞれからほぼ均等に空気流路22に取り込まれる。しかし、図3に示すように、フロントパネル4が第2位置にあるときには、フロントパネル4の前方の空気は、第1入口6のみから、フロントパネル4が第1位置にあるときも勢いよく、空気流路22に取り込まれる。
つまり、フロントパネル4を第2位置に配置して第2入口7を閉じると、第1入口6のみにおいて空気が吸い込まれるので、第1入口6における吸引力を上げることができる。そのため、第1入口6の近傍、つまり、空気清浄機1が載置される載置面X付近の空気を優先して清浄化することができたり、載置面Xに落ちているハウスダストや花粉等を確実に回収したりすることができる。
<変形例>
(1)変形例1
図4において、(a)は、図2に変形例1を適用した図であり、(b)は、(a)の要部拡大図であり、(c)は、(b)において、フロントパネル4が第2位置にある状態を示している。
図4を参照して、変形例1において、上述した突起35は、いわゆる近接センサ等のセンサをなしている。そして、突起35は、本体ケース2内に設けられてマイクロコンピュータ等で構成された制御部40(送風量変更手段)に対して電気的に接続されている。制御部40は、上述したモータ19に対して電気的に接続されている。
ここで、上述したように、フロントパネル4が第1位置にあるときには(図4(a)および図4(b)参照)、各羽根板8の上端部は、対応する突起35から前側へ離間している一方で、フロントパネル4が第2位置にあるときには(図4(c)参照)、各羽根板8の上端部は、対応する突起35に前側から接触している。
そこで、突起35は、対応する羽根板8の上端部が自分に接触しているか否かを検知することができ、この検知結果に基づいて、制御部40は、フロントパネル4が第1位置および第2位置のいずれにあるかを把握することができる。そして、制御部40は、フロントパネル4が第1位置にあるときと第2位置にあるときとで、モータ19の回転数(換言すれば、ファン18による送風量であり、各入口5における空気の吸込量でもある。)を変更する。
たとえば、ユーザによる操作パネル12(図4(a)参照)の操作、または、図示しないセンサの検知結果に基づく機外の空気の汚れ具合に応じた制御部40(図4(a)参照)による自動制御に応じて、空気清浄機1では、通常運転として、弱モード、標準モードおよび強モードのいずれかの空気清浄が選択的に実施されることとする。各入口5における空気の吸込量は、弱モード、標準モードおよび強モードの順に大きくなる。
ここで、一例として、フロントパネル4が第2位置(図3および図4(c)参照)にある状態で通常運転がなされ、強モードのときに、フロントパネル4を第2位置から第1位置(図2および図4(a)参照)へ動かすと、制御部40は、モータ19の回転数を上げる。これにより、4つすべての入口5が開き、かつ、4つすべての入口5における空気の吸込量が、単に4つすべての入口5が開いている場合に比べて大きくなるので、急速モードによる運転として、室内の空気をより早く清浄化することができる。
また、別の例として、フロントパネル4が第1位置(図2および図4(a)参照)にある状態で通常運転がなされ、強モードのときに、フロントパネル4を第1位置から第2位置(図3および図4(c)参照)へ動かすと、制御部40は、モータ19の回転数を上げる。これにより、フロントパネル4が第2位置にあることで上述したように第1入口6における吸引力が上がるのに加え、モータ19の回転数を上がることで第1入口6における吸引力がさらに上がる。これにより、第1入口6における空気の吸込量が一層大きくなるので、上述した一例の場合とは別の急速モードによる運転として、載置面Xに落ちているハウスダストや花粉等をより早く回収することができる。
このように、変形例1では、制御部40が、ファン18による送風量を、フロントパネル4が第1位置にあるときと第2位置にあるときとで変更するので、入口5における空気の吸込量をさらに細かく変更することができ、使い勝手の更なる向上を図ることができる。
(2)変形例2
図5において、(a)は、変形例2に係る空気清浄機1の左側断面図であり、(b)は、(a)に示す空気清浄機1の正断面図である。
上述し、また、図5の太い実線矢印で示すように、ファン18によって下方へ吐出されて空気流路22を流れる空気は、リヤケース11の内壁にぶつかることで、湾曲しながら空気流路22を上向きに流れ、リヤケース11の天面の出口20から空気清浄機1の外部へ排出される。
ここで、変形例2では、本体ケース2の前側面の下端部、詳しくは、上述したベース3の前端面に、下出口45が形成されている。下出口45は、リヤケース11の天面に形成された出口20と同様に、リヤケース11の内部に連通している。
詳しくは、下出口45は、ベース3の内部を介して、リヤケース11の内部(空気流路22)に下側から連通している。しかし、下出口45は、フロントケース10の内部には連通していない。
そのため、ファン18によって下方へ吐出された空気の一部は、太い破線矢印で示すように、そのまま下方に向かい、ベース3の内部を介して、下出口45から排出される。つまり、ファン18によって下方へ吐出された空気は、出口20だけでなく、下出口45からも排出される。ここで、空気を排出するという面で、下出口45は、出口20に含まれる。なお、下出口45から排出される空気の勢いは、出口20から排出される空気の勢いに比べて緩やかである。
このように下出口45から排出された空気は、下出口45の近傍、つまり、空気清浄機1が載置される載置面Xに溜まるハウスダストや花粉等の塵埃を入口5(図5(a)では、上述した第1入口6のみ図示している。)までまき上げることができる。これにより、載置面Xに溜まりやすい塵埃を効率的に入口5から吸い込むことができ、空気清浄効率の向上を図ることができる。
ここで、下出口45に近い第1入口6が大きいと、第1入口6では、下出口45から排出された空気によって巻き上げられた塵埃を、一層効率的に吸い込むことができる。
また、ベース3内に、フロントパネル4の前後の位置に応じて下出口45を開閉する弁58(点線部分参照)を設けてもよい。この弁58は、フロントパネル4が第1位置にあるときには(図2参照)、下出口45を閉じる。一方、弁58は、フロントパネル4が第2位置にあるときには(図3参照)、下出口45を開く。
つまり、フロントパネル4が第2位置にあることで、下出口45に近い第1入口6における吸引力が上がっているときに、下出口45が開く。これにより、載置面Xに溜まった塵埃が、下出口45から排出された空気によってまき上げられ、さらに、吸引力が強くなっている第1入口6から勢いよく吸い込まれるので、載置面Xに溜まった塵埃を効率的に回収することができる。
(3)変形例3
図6は、空気清浄機1の要部背面図である。図7は、図6のA−A矢視断面図である。図8は、図7に変形例3を適用した図である。
図6および図7に示すように、フロントケース10の上端部(リヤケース11より高い位置にある部分)の背面には、幅方向に長手で前側へ向かう窪み50が形成されている。この窪み50に指を差し込んでフロントケース10の上端部を掴むことにより、空気清浄機1を移動させることができる。
ここで、図7に示すように、窪み50の奥側(前側であり、図7では左側)の上側には、フロントケース10の内部に連通する穴51が形成されており、フロントケース10の上端部を掴む際、この穴51に指先を入れることができる。そして、フロントケース10において窪み50を区画する区画面52において穴51の後端(図7では右端)を縁取る部分には、下向きに突出する凸部53が形成されている。これにより、指先が穴51に入った指の付け根側が凸部53に引っ掛かるので、この指が滑って窪み50から不意に外れることが防止される。
しかし、このように窪み50の奥に穴51を設ける構造の場合、フロントケース10を金型成形する際に、区画面52において穴51を縁取る部分は、一般的に2つの金型の境界部分となることから、区画面52において穴51を縁取る部分(特に凸部53)には、バリが生じやすい。凸部53にバリが生じると、見映えが悪い上に、バリが邪魔になってフロントケース10の上端部を掴みにくい。
そこで、図8に示すように、穴51を設けず、その代わりに、窪み50を後側(図8では右側)から開閉する蓋54を設ける。この場合、窪み50の後端部近傍における上側の区画面52には、幅方向(図8の紙面に垂直な方向)に延びる回動軸55が設けられており、蓋54は、回動軸55を中心として、図8(a)に示す閉位置と、図8(b)に示す開位置との間で回動自在である。
閉位置にある蓋54は、略上下方向に延び、窪み50を後側からほぼ隙間なく塞ぐ。閉位置にある蓋54を、右側から見て時計回り方向へ約90°回動させると、蓋54の位置が開位置に移る。開位置にある蓋54は、上側の区画面52に沿って略水平方向に延び、窪み50を後側へ開放する。ここで、蓋54が開位置にある状態において、蓋54の下面には、上述した凸部53が形成されており、窪み50内に上から臨んでいる。
蓋54が開位置にある状態で、開放された窪み50に指を差し込んでフロントケース10の上端部を掴み、空気清浄機1を移動させることができる。その際、凸部53が滑り止めとなる。空気清浄機1の移動が完了した後に、窪み50から指を抜くと、図示しないばねの付勢力によって、蓋54は開位置から閉位置(図8(a)参照)に戻る。
この場合、穴51(図7参照)を設けないので、上述したバリの問題が生じず、また、フロントケース10を金型成形する際に窪み50周辺における金型の構成を単純にすることができる。
(4)変形例4
図9は、図8に変形例4を適用した図である。
変形例3に関し、変形例4では、図9に示すように、上側の区画面52に、たとえば近接センサやフォトマイクロスイッチや光電スイッチやマイクロスイッチ等で構成されるセンサ56を設けてもよい。
センサ56は、上述した制御部40(図4(a)参照)に対して電気的に接続されている。センサ56は、蓋54が開位置にあるときにだけ(ハッチングが施されていない蓋54を参照)、蓋54の存在を検知することができ、センサ56の検知結果に基づいて、制御部40は、蓋54が開位置にあるか閉位置(ハッチングが施された蓋54を参照)にあるかを把握することができる。
そして、制御部40は、蓋54が開位置にあるとき(つまり、ユーザが窪み50に指を入れて空気清浄機1を移動させるとき)に、モータ19(図1参照)の駆動(換言すればファン18の回転であり、空気清浄機1の運転)を停止させる。その後、上述したように空気清浄機1の移動が完了してから窪み50から指を抜くことで蓋54が開位置から閉位置(ハッチングが施された蓋54を参照)に戻ると、制御部40は、モータ19を再び駆動させる。これにより、空気清浄機1の運転が自動的に再開する。
この結果、空気清浄機1の移動中における空気清浄機1の不必要な運転を自動的に停止させることができるので、使い勝手がよい。
この発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、フロントパネル4を、上述した第1位置(図2参照)および第2位置(図3参照)といった2つの位置だけでなく、第1位置と第2位置との間における任意の位置で、位置決めできてもよい。これにより、各第2入口7(図1参照)において全開または全閉以外の状態も実現できるので、ユーザの好みに応じて、入口5における空気の吸込量をより細かく変更することができる。なお、第1位置と第2位置との間において、フロントパネル4の位置は、段階的に変化してもよいし、連続的に変化してもよい。
また、羽根板8は、3つの第2入口7(図1参照)の全てに設けられていなくてもよい。
1 空気清浄機
2 本体ケース(筐体)
4 フロントパネル
5 入口
6 第1入口
7 第2入口
8 羽根板
17 フィルタ(空気清浄化手段)
18 ファン(送風手段)
20 出口
22 空気流路
40 制御部(送風量変更手段)
45 下出口

Claims (4)

  1. 筐体と、
    前記筐体の正面に設けられ、前記筐体に対して前後方向に第1位置と第2位置とに相対移動可能なフロントパネルと、
    前記フロントパネルに形成され、前記筐体内に空気を取り込むための入口と、
    前記筐体に形成され、前記入口から取り込まれた空気が流れる空気流路と、
    前記筐体に形成され、前記空気流路を流れた空気を排出するための出口と、
    前記筐体に備えられ、空気を前記入口から前記空気流路に取り込んで前記出口へ送る送風手段と、
    前記入口から取り込まれた空気を清浄化して前記空気流路下流側へと流す空気清浄化手段と、
    前記入口に設けられ、前記フロントパネルが前方寄りの前記第1位置にあるときには前記入口を開き、前記フロントパネルが後方寄りの前記第2位置にあるときには前記入口を閉じる可動式羽根板と、
    を含むことを特徴とする、空気清浄機。
  2. 前記入口は、前記フロントパネルの下部に形成された第1入口と、前記第1入口よりも高い位置に形成された第2入口とを含み、
    前記可動式羽根板は、前記第2入口に設けられ、前記フロントパネルが前記第1位置にあるときには前記第2入口を開き、前記フロントパネルが前記第2位置にあるときには前記第2入口を閉じることを特徴とする、請求項1記載の空気清浄機。
  3. 前記出口は、前記筐体の前側面の下端部に設けられる下出口を含むことを特徴とする、請求項1または2記載の空気清浄機。
  4. 前記送風手段による送風量を、前記フロントパネルが前記第1位置にあるときと前記第2位置にあるときとで変更する送風量変更手段を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の空気清浄機。
JP2009083054A 2009-03-30 2009-03-30 空気清浄機 Pending JP2010236722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083054A JP2010236722A (ja) 2009-03-30 2009-03-30 空気清浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009083054A JP2010236722A (ja) 2009-03-30 2009-03-30 空気清浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010236722A true JP2010236722A (ja) 2010-10-21

Family

ID=43091212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009083054A Pending JP2010236722A (ja) 2009-03-30 2009-03-30 空気清浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010236722A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015147092A (ja) * 2011-07-08 2015-08-20 三菱電機株式会社 空気清浄機
JP2018000125A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 シャープ株式会社 送風装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015147092A (ja) * 2011-07-08 2015-08-20 三菱電機株式会社 空気清浄機
JP2018000125A (ja) * 2016-07-05 2018-01-11 シャープ株式会社 送風装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7682414B2 (en) Dust collecting unit for use in cleaner
TWI363854B (en) Air conditioner with indoor unit having automatic filter cleaning function
KR100882548B1 (ko) 전기 청소기 및 그 구동 방법
CN101088449B (zh) 具有能够收集灰尘的过滤器的真空清洁器
JP2006312066A (ja) 電気掃除機
JP5424185B2 (ja) 空気調和機
KR101006820B1 (ko) 공기 청정기
JP6367445B2 (ja) 加湿空気清浄機
JP2005016841A (ja) 空気清浄機
JP4099709B2 (ja) 空気清浄機能付き電気掃除機
JP4983531B2 (ja) 空気清浄機
JP5720611B2 (ja) 空調室内機
JP2010035954A (ja) 電気掃除機
JP2010236722A (ja) 空気清浄機
JP6578245B2 (ja) 掃除機
JP5772890B2 (ja) 空気清浄装置
JP5082478B2 (ja) 空気調和機
JP2006289235A (ja) 空気清浄機
JP2019188238A (ja) 掃除機
KR20110041692A (ko) 공기 청정기
JP2008011985A (ja) 集塵容器および電気掃除機
JP4134768B2 (ja) 空気調和機
JP6719864B2 (ja) 電気掃除機
JP6168109B2 (ja) 空気清浄装置
JP2009201568A (ja) 電気掃除機