JP2010234259A - Dust collector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ワークの表面に付着した塵埃を除去する除塵装置に関する。 The present invention relates to a dust removing device that removes dust adhering to the surface of a workpiece.
従来から、電子部品が実装されるプリント基板や液晶パネル等の各種の基板あるいは基板の原材料となるシート状部材等のワークの表面に付着した塵埃を除去する除塵装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, a dust removal device that removes dust attached to the surface of a work such as various substrates such as printed circuit boards and liquid crystal panels on which electronic components are mounted, or a sheet-like member that is a raw material of the substrate is known (for example, Patent Document 1).
この特許文献1に開示されている除塵装置は、ワークの上面に当接して該上面に付着した塵埃を吸着する上粘着ロールと、ワークの下面に当接して該下面に付着した塵埃を吸着する下粘着ロールと、上粘着ロールに当接して、該上粘着ロールに付着した塵埃を取り除く上粘着テープロールと、下粘着ロールに当接して、該下粘着ロールに付着した塵埃を取り除く下粘着テープロールとを備え、ワークを両粘着ロールの間に搬送させて、塵埃の除去を行っている。この除塵装置では、対向する上下の粘着ロールの両端部には、圧縮コイルバネが介在されている。この圧縮コイルバネにより、上粘着ロールは下粘着ロールに対して上方に押し上げられ、ワークは上下の粘着ロールの間をスムーズに通過できる構成となっている。
The dust removing device disclosed in
しかしながら、特許文献1に開示されている除塵装置では、ワークを上粘着ロールおよび下粘着ロールの双方に密着させるためには、圧縮コイルバネの圧縮力に打ち勝つだけの押圧力を上粘着テープロールに加える必要がある。このように、上粘着テープロールに必要以上の押圧力を加えると、各粘着ロールと粘着テープロールとの間には大きな接触圧力が作用することになる。その結果、粘着ロールと粘着テープロールとの間に回転抵抗が生じ、ワークをスムーズに搬送できなくなってしまう。
However, in the dust removing device disclosed in
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、粘着ロールと粘着テープロールとの間に発生する回転抵抗を低減し、ワークをスムーズに搬送することが可能な除塵装置を提供しようとするものである。 This invention is made | formed in view of this problem, The place made into the objective can reduce the rotational resistance generate | occur | produced between an adhesive roll and an adhesive tape roll, and can convey a workpiece | work smoothly. An object of the present invention is to provide a dust removing device.
上記課題を解決するために、本発明は、ワークを搬送しながらワークの表面に付着した塵埃を除去する除塵装置において、本体と、本体に対して、搬送されるワークの表面と水平方向となる横方向に沿って引き出し可能なロールユニットと、を備え、ロールユニットは、ワークの表面に付着している塵埃を吸着する粘着ロールと、粘着ロールに付着した塵埃を転写させるための粘着テープロール側に向かって、粘着ロールを押し動かす押動部材と、を有し、本体は、粘着ロールを回転駆動させる駆動モータと、粘着テープロールを保持するためのテープ保持部と、押動部材を駆動させる押動機構とを有するものである。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a dust removing apparatus for removing dust adhering to the surface of a workpiece while conveying the workpiece, and the main body and the surface of the workpiece to be conveyed are in a horizontal direction with respect to the main body. A roll unit that can be pulled out along the horizontal direction, the roll unit adhering dust adhering to the surface of the workpiece, and an adhesive tape roll side for transferring the dust adhering to the adhesive roll The main body has a drive motor for rotating the adhesive roll, a tape holding unit for holding the adhesive tape roll, and a driving member. And a pushing mechanism.
また、ロールユニットは、粘着ロールの回転軸を回転可能に支持する軸受ブロックを有し、押動部材は、ロッド状の形態を有すると共に、ロールユニットにおいて回動可能に軸支されており、押動部材の回動支点に対する一端側を押動させた際の、その他端側の周方向への回動を利用して、軸受ブロックを粘着テープロール側に向かって移動させることにより、粘着ロールを粘着テープロール側に向かって押し動かすものとするのが好ましい。 The roll unit has a bearing block that rotatably supports the rotating shaft of the adhesive roll. The push member has a rod-like shape and is pivotally supported by the roll unit so as to be able to rotate. By moving the bearing block toward the adhesive tape roll side using the rotation in the circumferential direction on the other end side when the one end side is pushed against the rotation fulcrum of the moving member, It is preferable to push it toward the adhesive tape roll side.
また、押動機構を、押動部材の一端側を押下するための押下装置とするのが好ましい。 Moreover, it is preferable that the pushing mechanism is a pushing device for pushing one end side of the pushing member.
また、押動部材の他端側の先端には、軸受ブロックと当接して該軸受ブロックを押し動かすための押動ブロックが、粘着ロールの中心軸線と同方向を軸として回動可能に取り付けられているのが好ましい。 In addition, a push block that is in contact with the bearing block and pushes the bearing block is attached to the tip of the other end side of the push member so as to be rotatable about the same direction as the central axis of the adhesive roll. It is preferable.
また、ロールユニットは、その一端側および他端側のうちのいずれか一方または双方にフレームを備え、軸受ブロックはフレームにおいて搬送されるワークの表面と直交する方向となる上下方向にスライド可能に取り付けられると共に、押動部材はフレームに回動可能に軸支されているのが好ましい。 In addition, the roll unit includes a frame on one or both of the one end side and the other end side, and the bearing block is slidably mounted in a vertical direction that is a direction perpendicular to the surface of the workpiece conveyed in the frame. In addition, it is preferable that the pushing member is pivotally supported by the frame.
また、押動部材の一端側の先端には、押動機構の押動部と接触して滑動するローラ部材が設けられているのが好ましい。 Further, it is preferable that a roller member that slides in contact with the pushing portion of the pushing mechanism is provided at the tip of one end side of the pushing member.
本発明によると、粘着ロールと粘着テープロールとの間に発生する回転抵抗を低減し、ワークをスムーズに搬送することが可能な除塵装置を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the rotational resistance which generate | occur | produces between an adhesive roll and an adhesive tape roll can be reduced, and the dust removal apparatus which can convey a workpiece | work smoothly can be provided.
以下、本発明の一実施の形態に係る除塵装置1について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、図1〜図7に示す矢示X1方向を右、矢示X2方向を左、矢示Y1方向を前、矢示Y2方向を後(後ろ)、矢示Z1方向を上および矢示Z2方向を下とそれぞれ規定する。
Hereinafter, a
(除塵装置の概略構成)
図1は、本発明の一実施の形態に係る除塵装置1の概略構成を透過的に示す正面図であり、第1粘着ロール6がロール押上ロッド8によって押し上げられていない状態を示す図である。図2は、図1の除塵装置1の概略構成を透過的に示す正面図であり、第1粘着ロール6がロール押上ロッド8によって押し上げられている状態を示す図である。図3は、図1の除塵装置1の概略構成を透過的に示す側面図である。図4は、図3における除塵装置1においてロールユニット5が引き出された状態の概略構成を側面から透過的に見た図である。図5は、図1の除塵装置1を上から透過的に見た場合の概略構成を説明するための図である。図6は、図1中のロールユニット5の概略構成を透過的に示す正面図であり、第1粘着ロール6がロール押上ロッド8によって押し上げられていない状態を示す図である。図7は、図1中のロールユニット5の概略構成を透過的に示す正面図であり、第1粘着ロール6がロール押上ロッド8によって押し上げられている状態を示す図である。
(Schematic configuration of dust remover)
FIG. 1 is a front view transparently showing a schematic configuration of a
本実施の形態に係る除塵装置1は、電子部品が実装されるプリント基板や液晶パネル等の各種の基板あるいは基板の原材料となるシート状部材等のワーク2の表面に付着した塵埃を除去するための装置である。具体的には、除塵装置1は、ワーク2を図1の左右方向に向かって搬送しながら、ワーク2の表面に付着した塵埃を除去するための装置である。なお、本実施の形態では、ワーク2を右から左方向に向かって一往復するように搬送させて、ワーク2の表面に付着した塵埃を除去するようにしている。しかしながら、ワーク2を右から左方向の一方側に向かって搬送させて、ワーク2の表面に付着した塵埃を除去するようにしても良い。
The
この除塵装置1は、図1から図5に示すように、ワーク2を右から左方向に向かって搬送する一対の搬送機構3A,3Bを備えた本体4と、ワーク2の表面に付着している塵埃を除去するためのロールユニット5とを備えている。具体的には、ワーク2の表面に付着している塵埃は、ロールユニット5に配設される後述する第1粘着ロール6および第2粘着ロール7と、本体4に配設される後述する第1粘着テープロール15および第2粘着テープロール16とによって除去される。このロールユニット5は、図4に示すように、本体4に対して左右方向に向かって引き出しおよび差し込み可能な構成とされている。
As shown in FIGS. 1 to 5, the
ロールユニット5は、図1、図2、図6および図7に示すように、ワーク2の上面に当接して塵埃を吸着するために右から左にそれぞれ1本ずつ配置される第1粘着ロール6A,6Bと、ワーク2の下面に当接して塵埃を吸着するために右から左にそれぞれ1本ずつ配置される第2粘着ロール7A,7Bと、各第1粘着ロール6A,6Bを上方に向かって押し上げるための一対のロール押上ロッド8A,8Bと、を有する。また、ロールユニット5は、第1粘着ロール6A,6Bおよび第2粘着ロール7A,7Bを支持すると共に、ロール押上ロッド8A,8Bが回動可能に軸支されている略台形形状を有するフレームとなる可動フレーム10を有する。なお、以下の説明において、第1粘着ロール6A,6Bをまとめて表す場合には、単に第1粘着ロール6と表記し、第2粘着ロール7A,7Bをまとめて表す場合には、単に第2粘着ロール7と表記する。また、ロール押上ロッド8A,8Bをまとめて表す場合には、単にロール押上ロッド8と表記する。
As shown in FIGS. 1, 2, 6 and 7, the
さらに、ロールユニット5は、第1粘着ロール6が外周面に固定された回転軸11と、回転軸11の端部側を回転可能に支持する軸受ブロック12(図6、図7参照)と、第2粘着ロール7が外周面に固定された回転軸13と、回転軸13の端部側を回転可能に支持する軸受ブロック14(図6、図7参照)と、を有する。また、ロール押上ロッド8A,8Bにおいて除塵装置1の中心軸線方向側の端部となる他端8gにブロック状の押動ブロックとなる押上ブロック9が取り付けられている(図6、図7参照)。この押上ブロック9は、軸受ブロック12の下方に位置している。
Furthermore, the
一方、本体4は、上述したように、搬送機構3と、粘着テープが巻回されるとともに各第1粘着ロール6A,6Bに当接して第1粘着ロール6A,6Bに付着した塵埃を取り除く2本の第1粘着テープロール15A,15Bと、粘着テープが巻回されるとともに各第2粘着ロール7A,7Bに当接して第2粘着ロール7A,7Bに付着した塵埃を取り除く2本の第2粘着テープロール16A,16Bと、第1粘着ロール6および第2粘着ロール7等を回転駆動させるための駆動機構17(図3から図5参照)とを備えている。この駆動機構17は、除塵装置1の後端側に配置されている。このような構成により、本実施の形態に係る除塵装置1では、ワーク2の上下両面の塵埃の除去が行われる。なお、以下では、第1粘着ロール6および第2粘着ロール7をまとめて表す場合には、粘着ロール6,7と表記する。また、第1粘着テープロール15A,15Bをまとめて表す場合には、単に第1粘着テープロール15と表記し、第2粘着テープロール16A,16Bをまとめて表す場合には、単に第2粘着テープロール16と表記する。
On the other hand, as described above, the
また、本体4は、第1粘着テープロール15が外周面に固定されたテープ保持部となる回転ブロック18と、回転ブロック18の中心部を回転可能に支持する軸受ブロック19と、第2粘着テープロール16が外周面に固定されたテープ保持部となる回転ブロック20と、回転ブロック20の中心部を回転可能に支持する軸受ブロック21と、搬送機構3に動力を伝達するための搬送ローラ22と、搬送ローラ22が外周面に固定された回転軸23と、軸受ブロック19に固定されるロッド24を介して第1粘着テープロール15を上下方向へ移動させるシリンダ部材25と、軸受ブロック21に固定されるロッド26を介して第2粘着テープロール16を上下方向へ移動させるシリンダ部材27と、ロール押上ロッド8の一端8f(図6、図7参照)を押下するための押下装置となるエアシリンダ28と、前後方向(図1の紙面手前奥方向)の両面側に配置される本体フレーム30と、を有する。上述した可動フレーム10は、本体フレーム30に対して出し入れ可能となっている。
The
粘着ロール6,7は、表面に粘着力を有するシリコンゴム等のゴム部材によって形成されている。第1粘着ロール6と第2粘着ロール7とは上下方向で対向するように配置されており、第1粘着ロール6と第2粘着ロール7との間をワーク2が通過するように構成されている。図1に示すように、本実施の形態では、2本の第1粘着ロール6が所定の間隔をあけた状態で前後方向に隣接するように配置されている。同様に、2本の第2粘着ロール7が前後方向に所定の間隔をあけた状態で隣接するように配置されている。
The adhesive rolls 6 and 7 are formed of a rubber member such as silicon rubber having an adhesive force on the surface. The first adhesive roll 6 and the second
第1粘着ロール6の回転軸11を支持する軸受ブロック12、および、第2粘着ロール7の回転軸13を支持する軸受ブロック14は、図3および図4に示すように、側面側に配置されている。軸受ブロック14は、可動フレーム10に固定されている。軸受ブロック12は、上下方向にスライド可能に可動フレーム10に取り付けられている。この軸受ブロック12は、ロール押上ロッド8の他端8gに回動可能に取り付けられている押上ブロック9の上下動に伴って上下方向に移動する(図6、図7参照)。
The bearing
第1粘着テープロール15および第2粘着テープロール16には、粘着テープの粘着面が表側を向くように粘着テープが巻回されている。第1粘着テープロール15は、その下方に配置されている第1粘着ロール6に当接して、該第1粘着ロール6に付着した塵埃を取り除くように構成されており、第2粘着テープロール16は、その上方に配置されている第2粘着ロール7に当接して、第2粘着ロール7に付着した塵埃を取り除くように構成されている。そして、第1粘着テープロール15および第2粘着テープロール16の粘着力が低下すると、粘着テープが順次剥がされていく。なお、第1粘着ロール6および第2粘着ロール7の粘着力よりも第1粘着テープロール15および第2粘着テープロール16の粘着力の方が大きいものとされている。
An adhesive tape is wound around the first adhesive tape roll 15 and the second adhesive tape roll 16 so that the adhesive surface of the adhesive tape faces the front side. The first adhesive tape roll 15 is configured to come into contact with the first adhesive roll 6 disposed below the first adhesive tape roll 15 to remove dust adhering to the first adhesive roll 6. Is configured to abut against the second
軸受ブロック19,21は、前後方向の両面側に配置されている。また、シリンダ部材25,27も前後方向の両面側に配置されている。上述したように、軸受ブロック19には、ロッド24の一端が固定され、軸受ブロック21には、ロッド26の一端が固定されている。シリンダ部材25は、その内部への空気の供給にともない、ロッド24を上昇もしくは下降させる。このため、シリンダ部材25に空気が供給されると、軸受ブロック19が上下動し、第1粘着テープロール15が上下方向に移動する。また、シリンダ部材27も、その内部への空気の供給にともない、ロッド26を上昇もしくは下降させる。このため、シリンダ部材27に空気が供給されると、軸受ブロック21が上下動し、第2粘着テープロール16が上下方向に移動する。
The bearing blocks 19 and 21 are disposed on both sides in the front-rear direction. The
エアシリンダ28は、ロール押上ロッド8の一端8fと対応する位置に左右に一対に設けられている。エアシリンダ28は、空気の供給にともなって上下動する押動部となる押圧ロッド28aを有する(図6、図7参照)。この押圧ロッド28aが下方に移動すると、該押圧ロッド28aによってロール押上ロッド8の一端8f(図6、図7参照)が押下される。すると、ロール押上ロッド8は回動支点8c(図6、図7参照)を中心として、図6および図7中の矢示B方向に回動し、他端8gが上方に移動する。その結果、押上ブロック9の上方への移動によって軸受ブロック12が押し上げられ、それに伴い第1粘着ロール6も押し上げられる。なお、左右に一対に配置されているロール押上ロッド8A,8Bは、それぞれ個別に動作することが可能である。
A pair of
搬送ローラ22は、ワーク2の下面に当接するように、除塵装置1の右端側および左端側に配置されている。この搬送ローラ22は、駆動機構17によって回転駆動される。なお、搬送ローラ22は、搬送機構3A,3Bの一部を構成している。駆動機構17は、駆動モータ32と、駆動モータ32のモータ軸32aと搬送ローラ22の回転軸23との間に介在される歯車輪列33とを備えている(図5参照)。また、この歯車輪列33の回転によって、回転軸13が回転し、第2粘着ロール7も回転駆動する。そして、第2粘着ロール7と当接している第1粘着ロール6は、第2粘着ロール7の回転駆動力によって回転駆動する。なお、歯車輪列33は、複数の歯車が噛合することによって構成されている。駆動機構17から回転軸13への動力伝達は、駆動機構17側に配置される駆動側磁気板34と、回転軸11,13側に配置される従動側磁気板35とから構成される伝達機構36を介して行われる(図5参照)。搬送ローラ22の回転軸23は、本体フレーム30に回転可能に支持されている(図3、図4参照)。
The
搬送機構3A,3Bは、本体4の左右に一対設けられている。この搬送機構3は、図5に示すように、上述した搬送ローラ22と、回転軸23と、回転軸23の外側に該回転軸23と対向するように配置される複数の搬送軸40と、搬送機構3の前側部に配置され、回転軸23および搬送軸40を回転可能に支持する前支持フレーム41と、搬送機構3の後側部に配置され、回転軸23および搬送軸40を回転可能に支持する後支持フレーム42と、搬送軸40の軸方向に沿って複数配設される回転ローラ43と、後支持フレーム42に沿って配置される搬送伝達軸44と、を主に備えている(図5参照)。なお、以下、搬送機構3A,3Bをまとめて表す場合には、単に搬送機構3と表記する。
A pair of
前支持フレーム41および後支持フレーム42は左右方向に伸びるように、回転軸23および搬送軸40の前後両端に対向するように配置されている。また、回転軸23および搬送軸40の両端は、前支持フレーム41と後支持フレーム42に回転可能に軸支されている。さらに、搬送軸40の右端には傘歯歯車45が取り付けられている。また、回転軸23にも、傘歯歯車46が取り付けられており、搬送伝達軸44にも複数の傘歯歯車47が取り付けられている。これら傘歯歯車47は、上述の傘歯歯車45および傘歯歯車46と噛み合うように搬送伝達軸44に取り付けられている。このため、駆動機構17によって回転軸23が回転すると、傘歯歯車46,47を介してその回転駆動力が搬送伝達軸44に伝達され、搬送伝達軸44に伝達された回転駆動力が傘歯歯車47,45を介して搬送軸40に伝達される。これにより、搬送機構3の搬送ローラ22および回転ローラ43が回転し、ワーク2を搬送機構3によって搬送することが可能となる。この複数の搬送軸40が配設される左右の一対の領域はワーク2が載置される載置部50A,50Bとなっている。なお、以下、載置部50A,50Bをまとめて表す場合、単に載置部50と表記する。
The
また、ワーク2の存在を検知するための検知センサ51が、搬送機構3の外側に配置される固定軸53に取り付けられている(図5参照)。この検知センサ51によってワーク2の存在が検知されると、搬送機構3は、不図示の制御部によって、ワーク2をロールユニット5側(右から左方向の内側)に向かって搬送するように搬送方向が切り替えられる。すなわち、粘着ロール6,7の間を通過したワーク2の右側端面2aもしくは左側端面2b(図5参照)が搬送機構3の最外部まで到達すると、検知センサ51の検知により、該ワーク2の搬送方向が切り替わり、ロールユニット5側に向かって搬送されていく。
Further, a
さらに、回転軸23の上方にもワーク2の存在を検知するための検知センサ52が配設されている(図5参照)。検知センサ52がロールユニット5側に向かって搬送されてくるワーク2を検知すると、不図示の制御部によって、ロール押上ロッド8が押上ブロック9を押し上げるように構成されている。すなわち、検知センサ52がロールユニット5側に搬送されてくるワーク2の右側端面2aもしくは左側端面2bを検知すると、エアシリンダ28の押圧ロッド28aがロール押上ロッド8の一端8fを一時的に押下する。このため、ロール押上ロッド8の他端8gが押上ブロック9を一時的に押し上げ、それに伴い第1粘着ロール6も一時的に押し上げられる。したがって、ワーク2の右側端面2aもしくは左側端面2bが第1粘着ロール6と第2粘着ロール7との間に差し掛かる前に、第1粘着ロール6を一時的に持ち上げることが可能となり、その結果、ワーク2を粘着ロール6,7の間にスムーズに搬入させることが可能となる。
Further, a
一方、ワーク2の表面に付着した塵埃の除去を行う際には、シリンダ部材25に空気を供給して、ロッド24を下降させる。やがて、図1に破線で示すように、第1粘着テープロール15が第1粘着ロール6に当接して、第1粘着ロール6は、第1粘着テープロール15とともに、第2粘着ロール7に当接するまで下降する。この際、軸受ブロック12が押上ブロック9を押し下げることにより、第1粘着ロール6が第2粘着ロール7と当接することとなる。
On the other hand, when removing dust adhering to the surface of the
また、この際には、シリンダ部材27にも空気が供給され、ロッド26が上方向へ移動する。すると、図1に破線で示すように、第2粘着テープロール16は、第2粘着ロール7に当接するまで、軸受ブロック21とともに上昇する。
At this time, air is also supplied to the
このように、第1粘着テープロール15が第1粘着ロール6に当接するとともに第1粘着ロール6が第2粘着ロール7に当接し、かつ、第2粘着テープロール16が第2粘着ロール7に当接した状態で、ワーク2をロールユニット5に搬入させると、ワーク2の表面に付着した塵埃が除去される。具体的には、駆動機構17によって第2粘着ロール7が駆動され、それに伴い第1粘着ロール6が駆動するとともに、歯車輪列33を介して搬送ローラ22が駆動される。そして、第1粘着ロール6と第2粘着ロール7との間をワーク2が通過することで、ワーク2の表面に付着した塵埃が除去される。上述したように、ワーク2が粘着ロール6,7に差し掛かる前に、第1粘着ロール6および第1粘着テープロール15は、上述したロール押上ロッド8の押し上げによりワーク2の厚さに応じて一時的に上方向に移動する。
In this way, the first adhesive tape roll 15 contacts the first adhesive roll 6, the first adhesive roll 6 contacts the second
また、このときには、シリンダ部材25,27からの押圧力により、第1粘着テープロール15は所定の力をもって第1粘着ロール6に当接し、第2粘着テープロール16も所定の力をもって第2粘着ロール7に当接している。したがって、駆動機構17によって回転する第1粘着ロール6および第2粘着ロール7の回転に伴って、第1粘着テープロール15および第2粘着テープロール16も回転する。第1粘着テープロール15および第2粘着テープロール16が回転すると、第1粘着ロール6および第2粘着ロール7に付着した塵埃が第1粘着テープロール15および第2粘着テープロール16によって取り除かれる。
At this time, due to the pressing force from the
一方、ワーク2の表面に付着した塵埃の除去が終了すると、シリンダ部材25への空気の供給方向が切り替わり、ロッド24が上昇する。ロッド24が上昇すると、軸受ブロック19とともに第1粘着テープロール15が上昇する(図1の実線参照)。また、シリンダ部材27への空気の供給方向が切り替わり、ロッド26が下降する。ロッド26が下降すると、軸受ブロック21とともに第2粘着テープロール16が下降する(図1の実線参照)。
On the other hand, when the removal of the dust adhering to the surface of the
(ロール押上ロッドおよびその周辺の構成)
可動フレーム10は、ロールユニット5の前後方向両端部に配置されている。また、可動フレーム10は、粘着ロール6,7の回転軸11,13の両端を支持している。さらに、図6および図7に示すように、可動フレーム10における左右方向両端部近傍には、上述したロール押上ロッド8A,8Bが回動可能に軸支されている。ロール押上ロッド8は、横長のロッド状の形態を有しており、その長手方向の略中央部が支軸54によって可動フレーム10に対して回動可能に軸支されている。ロール押上ロッド8は、回動支点8cを略中心とした外側の領域よりも内側の領域のほうが大きな幅寸法を有している。また、ロール押上ロッド8は、該ロール押上ロッド8を略水平にした状態で、その一端8fが可動フレーム10から左右方向外方に飛び出るような位置において、可動フレーム10に軸支されている。
(Roll push-up rod and surrounding structure)
The
また、可動フレーム10には、図6および図7に示すように、下方に向かって切り欠かれた2つの配置溝10a,10aが形成されている。この配置溝10a,10aに軸受ブロック12,14が配置される。本実施の形態では、第1粘着ロール6、第2粘着ロール7の左右方向の配置間隔に応じて2つの配置溝10aが形成されている。また、配置溝10aが形成されることにより、可動フレーム10の左右の両側の部分には、幅が狭い形態で上方向へ突出する幅狭突出部10b,10bが形成されている。また、可動フレーム10における2つの配置溝10a,10aの間の部分には、幅が広い形態で上方向へ突出する幅広突出部10cが形成されている。ロール押上ロッド8A,8Bは各幅狭突出部10b,10bの根元部分に軸支されている。
In addition, as shown in FIGS. 6 and 7, the
上述したように、ロール押上ロッド8の他端8gには、ブロック状の押上ブロック9が回転軸13の中心軸線方向に対して周方向に回動可能に取り付けられている。この押上ブロック9は配置溝10a内において、軸受ブロック12,14の間に介在するように配置されている。また、ロール押上ロッド8の一端8fには、ローラ状のローラ部材55が回転軸13の中心軸線方向に対して周方向に回動可能に取り付けられている。このローラ部材55の外周面は、ロール押上ロッド8の一端8fに対して露出している。
As described above, the block-like push-up
ここで、軸受ブロック12は、配置溝10a内に上下方向にスライド可能なように係合させて配置されている。また、上述したように、押上ブロック9は、軸受ブロック12,14の間に介在するように配置されている。そして、軸受ブロック12は、第1粘着ロール6が取り付けられた回転軸11を軸支しているため、該軸受ブロック12は第1粘着ロール6の自重によって下方に向かってスライドしようとする。したがって、ロール押上ロッド8の一端8fがエアシリンダ28の押圧ロッド28aによって押下されていない状態では、ロール押上ロッド8は、第1粘着ロール6の自重によって、図6および図7中の矢示A方向に回動し、押上ブロック9が軸受ブロック12,14とによって狭持された状態となる(図6参照)。この状態において、ワーク2が搬送される場合、ワーク2は第1粘着ロール6のロール面と第2粘着ロール7のロール面とに接触した状態となる。また、ワーク2を搬送していない場合、第1粘着ロール6のロール面と第2粘着ロール7のロール面とが接触した状態となる。
Here, the bearing
一方、ロール押上ロッド8の一端8fがエアシリンダ28の押圧ロッド28aによって押下されると、第1粘着ロール6の自重に抗してロール押上ロッド8は図6および図7中の矢示B方向に回動する。それに伴い、押上ブロック9も図6および図7中の矢示B方向に移動し、軸受ブロック12は押上ブロック9によって押し上げられて配置溝10a内を上方に向かってスライドする(図7参照)。押上ブロック9はロール押上ロッド8の他端8gに回動可能に取り付けられているため、ロール押上ロッド8が図6および図7中の矢示B方向に回動しても、押上ブロック9は軸受ブロック12の下面と当接した状態を維持できる。また、ロール押上ロッド8の一端8fには、ローラ部材55が回動可能に取り付けられているため、押圧ロッド28aは一端8fから摩擦抵抗を受けることなく、ロール押上ロッド8を押下することができる。具体的には、ロール押上ロッド8の一端8fが押圧ロッド28aによって押下された場合、押圧ロッド28aの先端の端面をローラ部材55が滑動することになる。
On the other hand, when one
ロール押上ロッド8の一端8fを押下して、軸受ブロック12を上方にスライドさせると、第1粘着ロール6は上方に押し上げられることになる。このため、軸受ブロック12は軸受ブロック14と離間すると共に、第1粘着ロール6と第2粘着ロール7との間には隙間が形成された状態となる。この状態において、ワーク2を粘着ロール6,7に向かって搬送させると、ワーク2は粘着ロール6,7と当接することなく、該粘着ロール6,7間をスムーズに左右方向に向かって移動することができる。ワーク2の左側端面2bが、第1粘着ロール6Aと第2粘着ロール7Aとの間に搬入された後に、押圧ロッド28aによる押圧を解除することにより、ワーク2の左側端面2bが第1粘着ロール6Aおよび第2粘着ロール7Aと当接することなしに、該ワーク2を粘着ロール6,7の間に位置させることができる。このため、ワーク2の表面にフィルム等が貼り付けられている場合、該フィルム等が剥がれることなく、ワーク2が搬送されることになる。
When one
次に、除塵装置1の動作について説明する。
Next, the operation of the
ロールユニット5が本体4に設置された状態で、不図示の電源ボタンを押して電源をONにする。この際、予め、不図示の速度調整ボリューム等によってワーク2の搬送速度を調節しておくのが好ましい。この際、ロール押上ロッド8の一端8fは、押圧ロッド28aによって押下されておらず、第1粘着ロール6A,6Bは、第2粘着ロール7A,7Bと接触した状態にある。
With the
電源がONになると、シリンダ部材25,25内にロッド24,24を押し下げる方向に向かって圧縮空気が供給される。すると、ロッド24,24が下方向に突出し、軸受ブロック19,19とともに第1粘着テープロール15A,15Bが下降する。そして、第1粘着テープロール15A,15Bが第1粘着ロール6A,6Bに当接して、第1粘着ロール6A,6Bは、第1粘着テープロール15A,15Bと当接するともに、第2粘着ロール7A,7Bにも当接した状態となる。
When the power is turned on, compressed air is supplied into the
シリンダ部材25,25への圧縮空気の供給と同時に、シリンダ部材27,27にもロッド26,26を押し上げる方向に圧縮空気が供給され、シリンダ部材27,27のロッド26,26が上方向へ突出する。すると、第2粘着テープロール16A,16Bは、第2粘着ロール7A,7Bに当接するまで、軸受ブロック21,21とともに上昇する。すなわち、第1粘着テープロール15A,15Bが第1粘着ロール6A,6Bに当接するとともに第1粘着ロール6A,6Bが第2粘着ロール7A,7Bに当接し、かつ、第2粘着テープロール16A,16Bが第2粘着ロール7A,7Bに当接した状態となる。
Simultaneously with the supply of compressed air to the
一方、駆動モータ32のモータ軸32aが回転すると、歯車輪列33を介して、2つの搬送ローラ22,22の回転軸23,23が図1における反時計方向に回転駆動する。すると、傘歯歯車46と、傘歯歯車47とが噛み合って、右側に配置される搬送伝達軸44が図3における時計回り方向に回転駆動され、左側に配置される搬送伝達軸44が図3における反時計回り方向に回転駆動される。さらに、傘歯歯車47と、傘歯歯車45とが噛み合って右側に配置される搬送軸40が図1の反時計方向に回転駆動し、左側に配置される搬送軸40が図1の反時計方向に回転駆動する。
On the other hand, when the
また、第2粘着ロール7の回転軸13も歯車輪列33を介して、図1における反時計方向に回転駆動する。すなわち、ワーク2を右側の載置部50Aに載置すると、該ワーク2が左方へ向かって移動していく。このため、該ワーク2をロールユニット5を通過させて本体4の右方から左方に搬送させることが可能となる。
Further, the
さらに、第2粘着ロール7A,7Bが図1における反時計方向に回転すると、その回転に伴って第2粘着ロール7A,7Bに当接している第1粘着ロール6A,6Bは図1における時計方向に回転する。また、第1粘着テープロール15A,15Bは所定の力で第1粘着ロール6A,6Bに当接し、第2粘着テープロール16A,16Bは所定の力で第2粘着ロール7A,7Bに当接している。したがって、第1粘着ロール6A,6Bおよび第2粘着ロール7A,7Bの回転に伴って、第1粘着テープロール15A,15Bおよび第2粘着テープロール16A,16Bも回転する。このため、第1粘着ロール6A,6B、第2粘着ロール7A,7Bに付着した塵埃を第1粘着テープロール15A,15B、第2粘着テープロール16A,16Bによって取り除くことができる。 Further, when the second adhesive rolls 7A and 7B are rotated in the counterclockwise direction in FIG. 1, the first adhesive rolls 6A and 6B that are in contact with the second adhesive rolls 7A and 7B are rotated in the clockwise direction in FIG. Rotate to. The first adhesive tape rolls 15A and 15B abut against the first adhesive rolls 6A and 6B with a predetermined force, and the second adhesive tape rolls 16A and 16B abut against the second adhesive rolls 7A and 7B with a predetermined force. Yes. Accordingly, the first adhesive tape rolls 15A and 15B and the second adhesive tape rolls 16A and 16B also rotate with the rotation of the first adhesive rolls 6A and 6B and the second adhesive rolls 7A and 7B. For this reason, the dust adhering to the first adhesive rolls 6A and 6B and the second adhesive rolls 7A and 7B can be removed by the first adhesive tape rolls 15A and 15B and the second adhesive tape rolls 16A and 16B.
ワーク2を載置部50Aに載置すると、ワーク2の存在が載置部50Aに配置される検知センサ51によって検知される。この場合、搬送方向の切り替えは行われず、ワーク2は左側へ向かって搬送されていく。そして、ワーク2の左側端面2bが右側の検知センサ52の下方を通過すると、右側の検知センサ52の検知により、不図示の制御部が作動し、右側に配置されるエアシリンダ28の押圧ロッド28aが下方に向かって移動し、右側に配置されるロール押上ロッド8Aの一端8fが右側の押圧ロッド28aによって押下される。すると、第1粘着ロール6Aの自重に抗してロール押上ロッド8Aは図6および図7中の矢示B方向に回動する。それに伴い、右側の押上ブロック9も図6および図7中の矢示B方向に移動し、右側の軸受ブロック12は右側の押上ブロック9によって押し上げられ、上方に向かってスライドする(図7参照)。その結果、第1粘着ロール6Aが一時的に持ち上げられる。
When the
このように、第1粘着ロール6Aが持ち上げられることで、第1粘着ロール6Aと第2粘着ロール7Aとの間に隙間を有する状態が数秒間維持される。この間にワーク2の左側端面2bは、第1粘着ロール6Aと第2粘着ロール7Aとの間に搬入する。すると、右側の押圧ロッド28aによるロール押上ロッド8Aへの押下が解除され、第1粘着ロール6Aの自重によって、ロール押上ロッド8Aは図6および図7の矢示A方向に向かって回動し、ワーク2は第1粘着ロール6Aによって押圧され、第1粘着ロール6Aと第2粘着ロール7Aによって狭持された状態となる。また、左側の第1粘着ロール6Bも第2粘着ロールBに接触している。このため、ワーク2は第1粘着ロール6A,6Bと第2粘着ロール7A,7Bとの間を右側から左側に向かって通過しながら、その表面に付着した塵埃が除去されて、左側の載置部50Bに搬送される。なお、ワーク2が左側に配置される検知センサ52を通過しても、搬送機構3による搬送方向が切り替わることはない。
Thus, the state which has a clearance gap between the
ワーク2が載置部50Bに搬送され、ワーク2の左側端面2bが載置部50Bに配置される検知センサ51に差し掛かると、不図示の制御部の制御により、搬送機構3における搬送ローラ22および回転ローラ43の回転方向が図1における時計方向に切り替わり、ワーク2はロールユニット5の方向に向かって折返し搬送されることになる。そして、ワーク2の右側端面2aが左側の検知センサ52の下方を通過すると、不図示の制御部が作動し、左側に配置されるエアシリンダ28の押圧ロッド28aが下方に向かって移動し、左側に配置されるロール押上ロッド8Bの一端8fが押圧ロッド28aによって押下される。
When the
すると、右側の押圧ロッド28aの回動の場合と同様、左側の第1粘着ロール6Bが一時的に持ち上げられる。このように、第1粘着ロール6Bが持ち上げられている間に、ワーク2の右側端面2aが第1粘着ロール6Bと第2粘着ロール7Bとの間に搬入すると、左側の押圧ロッド28aによるロール押上ロッド8Bへの押下が解除され、ロール押上ロッド8Bは図6および図7の矢示A方向に向かって回動し、ワーク2は、第1粘着ロール6Bと第2粘着ロール7Bによって狭持された状態となる。このため、ワーク2は第1粘着ロール6A,6Bと第2粘着ロール7A,7Bとの間を左側から右側に向かって通過しながら、その表面に付着した塵埃が除去されて、右側の載置部50Aに搬送される。
Then, as in the case of the rotation of the right
本実施の形態では、ワーク2がロールユニット5の間を一往復すると、塵埃の除去が終了する。その後、シリンダ部材25にはロッド24が引っ込む方向に圧縮空気が供給されると共に、シリンダ部材27にもロッド26が引っ込む方向に向かって圧縮空気が供給される。すると、シリンダ部材25,27のロッド24,26が引っ込み、軸受ブロック19,21とともに第1粘着テープロール15が上昇すると共に、第2粘着テープロール16が下降する(図1の破線参照)。以上により、除塵動作が終了する。
In the present embodiment, when the
(本実施の形態の主な効果)
以上のように構成された除塵装置1では、ワーク2が粘着ロール6,7の間に差し掛かる前に、ロール押上ロッド8を回動させて、第1粘着ロール6を一時的に押し上げることができる。このため、ワーク2の右側端面2aもしくは左側端面2bが粘着ロール6,7と接触することがなくなり、ワーク2を粘着ロール6,7から摩擦抵抗を受けることなく、該粘着ロール6,7との間に搬入させることが可能となる。したがって、ワーク2の表面にフィルム等が貼り付けられている場合、粘着ロール6,7等と接触して該ワーク2のフィルム等が剥がれることがなくなり、ワーク2が粘着ロール6,7の間をスムーズに通過することが可能となる。また、従来の除塵装置のように、粘着ロールをワークから押し上げるために圧縮バネを採用する場合と比較して、ワーク2を粘着ロール6,7の双方に密着させるために、大きな押圧力を加える必要がなくなる。すなわち、ロール押上ロッド8を設けることによって、第1粘着ロール6を押し上げることが可能となるため、第1粘着ロール6を第2粘着ロール7から押し上げるための付勢力を第1粘着ロール6に、常時、加える必要がなくなる。このため、粘着ロール6,7をワーク2に密着させるために、上述の付勢力に打ち勝つだけの押圧力を加えて第1粘着テープロール15を降下させる必要がなくなり、第1粘着テープロール15と第1粘着ロール6との間、並びに、第2粘着テープロール16と第2粘着ロール7との間に回転抵抗が生じるのを防止できる。その結果、粘着ロール6,7の間をワーク2がスムーズに通過することが可能となる。
(Main effects of this embodiment)
In the
また、除塵装置1では、本体4側に配設されたエアシリンダ28の押圧ロッド28aによって、ロール押上ロッド8の一端8f押下することにより、第1粘着ロール6を持ち上げるような構成とされている。このため、第1粘着ロール6を持ち上げるための動力をロールユニット5側に設ける必要がなくなる。したがって、ロールユニット5のコンパクト化を図ることができると共に、ロールユニット5の軽量化を図ることが可能となる。また、エアシリンダ28は、本体4においてロールユニット5の側方となる位置に配置されているため、エアシリンダ28によってロールユニット5の引き出しが阻止されることを防止できる。
Further, the
また、除塵装置1では、ロール押上ロッド8の一端8fを押圧ロッド28aによって押下し、該押下された力をロール押上ロッド8の回動支点8cを介して、その他端8g側に作用させている。すなわち、回動支点8cを中心として、一端8fを力点、他端8gを作用点とするような、てこの原理を利用して第1粘着ロール6に対して力を作用させている。このため、回動支点8cに対する一端8fおよび他端8gとの距離を調節することによって、押圧ロッド28aから加えられる力を大きな力に変換して他端8gに作用させることができる。したがって、一端8fに大きな力を加えることなく、小さな力をもって第1粘着ロール6を押し上げることが可能となる。
Further, in the
また、除塵装置1では、ロール押上ロッド8の他端8gに作用する力によって、軸受ブロック12を上方にスライドさせて、第1粘着ロール6を押し上げている。このため、ロール押上ロッド8に加えられる力を第1粘着ロール6に対して上方に向かって確実に作用させることができる。その結果、第1粘着ロール6を効果的に持ち上げることが可能となる。
Further, in the
また、除塵装置1では、ロール押上ロッド8の他端8gには、押上ブロック9が回動可能に取り付けられている。このため、ロール押上ロッド8が図6および図7中の矢示B方向に回動した場合、押上ブロック9を、常時、軸受ブロック12の下面と当接した状態に維持できる。したがって、ロール押上ロッド8に加えられる力を確実に第1粘着ロール6に伝達することが可能となる。
Moreover, in the
また、除塵装置1では、ロール押上ロッド8の一端8fには、回動可能なローラ部材55が取り付けられている。このため、押圧ロッド28aは一端8fから摩擦抵抗を受けることなく、ロール押上ロッド8を図6および図7中の矢示B方向に回動させることができる。したがって、押圧ロッド28aからの力をロール押上ロッド8に効率良く加えることが可能となる。
In the
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は上述の形態に限定されることなく、種々変形した形態にて実施可能である。 Although one embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be implemented in various modifications.
上述の実施の形態では、エアシリンダ28によってロール押上ロッド8の一端8fを押下させているが、押下する装置はエアシリンダ28に限定されるものではなく、たとえば、モータを利用した駆動機構等の他の装置を採用しても良い。
In the above-described embodiment, the one
また、上述の実施の形態では、ロール押上ロッド8を用いて第1粘着ロール6を持ち上げる構成とされているが、このような構成に限定されるものではなく、ロール押上ロッド8を逆方向に回転させることによって、第1粘着ロール6を押し下げるような構成としても良い。また、押動部材は、ロール押上ロッド8のようなロッド状の形態を有しているが、たとえば、略L字状等の他の形態としても良い。
Moreover, in the above-mentioned embodiment, although it is set as the structure which lifts the 1st adhesion roll 6 using the roll push-up
また、上述の実施の形態では、駆動機構17によって、第2粘着ロール7を駆動させる構成としているが、このような構成に限定されるものではなく、例えば、駆動機構17によって、第1粘着ロール6を駆動させる構成としても良い。
Moreover, in the above-mentioned embodiment, it is set as the structure which drives the
また、上述の実施の形態では、ロールユニット5には、横方向に2つずつの粘着ロール6,7が配設されているが、粘着ロール6,7の数は当該数に限定されるものではなく、それぞれを横方向に4つ以上の偶数個配設するようにしても良い。また、粘着テープロール15,16も、たとえば、粘着ロール6,7の両者に接するように1つのみ設けても良いし、横方向に4つ以上配設するようにしても良い。
Moreover, in the above-mentioned embodiment, although the
また、上述の実施の形態では、軸受ブロック12は、ロール押上ロッド8との間に軸受ブロック14を介して上方に持ち上げられているが、このようの構成に限定されるものではなく、軸受ブロック12をロール押上ロッド8によって直接持ち上げるような構成としても良い。また、ロール押上ロッド8の一端にローラ部材55を設けないようにしても良い。
Further, in the above-described embodiment, the bearing
1…除塵装置
2…ワーク
4…本体
5…ロールユニット
6…第1粘着ロール(粘着ロール)
7…第2粘着ロール(粘着ロール)
8…ロール押上ロッド(押動部材)
8c…回動支点
8f…一端
8g…他端
9…押上ブロック(押動ブロック)
10…可動フレーム(フレーム)
11…回転軸
12…軸受ブロック
13…回転軸
15…第1粘着テープロール(粘着テープロール)
16…第2粘着テープロール(粘着テープロール)
18…回転ブロック(テープ保持部)
20…回転ブロック(テープ保持部)
28…エアシリンダ(押動部材、押下装置)
28a…押圧ロッド(押動部)
32…駆動モータ
55…ローラ部材
DESCRIPTION OF
7. Second adhesive roll (adhesive roll)
8 ... Roll push-up rod (pushing member)
8c ...
10 ... Movable frame (frame)
DESCRIPTION OF
16 ... 2nd adhesive tape roll (adhesive tape roll)
18 ... Rotating block (tape holding part)
20 ... Rotating block (tape holding part)
28 ... Air cylinder (pushing member, pushing device)
28a ... Pressing rod (pushing part)
32 ... Drive
Claims (6)
本体と、
上記本体に対して、上記搬送されるワークの表面と水平方向となる横方向に沿って引き出し可能なロールユニットと、
を備え、
上記ロールユニットは、
上記ワークの表面に付着している塵埃を吸着する粘着ロールと、
上記粘着ロールに付着した上記塵埃を転写させるための粘着テープロール側に向かって、上記粘着ロールを押し動かす押動部材と、
を有し、
上記本体は、
上記粘着ロールを回転駆動させる駆動モータと、
上記粘着テープロールを保持するためのテープ保持部と、
上記押動部材を駆動させる押動機構と、
を有することを特徴とする除塵装置。 In a dust removal device that removes dust adhering to the surface of the workpiece while conveying the workpiece,
The body,
A roll unit that can be pulled out along the horizontal direction that is horizontal with the surface of the workpiece to be conveyed with respect to the main body,
With
The roll unit is
An adhesive roll that adsorbs dust adhering to the surface of the workpiece;
A pressing member that pushes the adhesive roll toward the adhesive tape roll side for transferring the dust attached to the adhesive roll; and
Have
The main body
A drive motor for rotationally driving the adhesive roll;
A tape holding unit for holding the adhesive tape roll;
A pushing mechanism for driving the pushing member;
A dust remover characterized by comprising:
前記ロールユニットは、前記粘着ロールの回転軸を回転可能に支持する軸受ブロックを有し、
前記押動部材は、ロッド状の形態を有すると共に、前記ロールユニットにおいて回動可能に軸支されており、
前記押動部材の回動支点に対する一端側を押動させた際の、その他端側の周方向への回動を利用して、上記軸受ブロックを前記粘着テープロール側に向かって移動させることにより、前記粘着ロールを前記粘着テープロール側に向かって押し動かすことを特徴とする除塵装置。 The dust removing device according to claim 1,
The roll unit has a bearing block that rotatably supports a rotating shaft of the adhesive roll,
The push member has a rod-like shape and is pivotally supported in the roll unit so as to be rotatable.
By moving the bearing block toward the adhesive tape roll side by using the rotation in the circumferential direction on the other end side when the one end side is pushed with respect to the rotation fulcrum of the pressing member. The dust removing device, wherein the pressure-sensitive adhesive roll is pushed and moved toward the pressure-sensitive adhesive tape roll.
前記押動機構は、前記押動部材の前記一端側を押下するための押下装置とされていることを特徴とする除塵装置。 The dust removing device according to claim 2,
The dust removing device, wherein the pushing mechanism is a pushing device for pushing down the one end side of the pushing member.
前記押動部材の前記他端側の先端には、前記軸受ブロックと当接して該軸受ブロックを押し動かすための押動ブロックが、前記粘着ロールの中心軸線と同方向を軸として回動可能に取り付けられていることを特徴とする除塵装置。 The dust removing device according to claim 2 or 3,
At the tip of the other end side of the pushing member, a pushing block for abutting the bearing block and pushing the bearing block is rotatable about the same direction as the central axis of the adhesive roll. A dust removing device that is attached.
前記ロールユニットは、その一端側および他端側のうちのいずれか一方または双方にフレームを備え、
前記軸受ブロックは上記フレームにおいて前記搬送されるワークの表面と直交する方向となる上下方向にスライド可能に取り付けられると共に、前記押動部材は前記フレームに回動可能に軸支されていることを特徴とする除塵装置。 The dust removing device according to any one of claims 2 to 4,
The roll unit includes a frame on one or both of one end side and the other end side thereof,
The bearing block is slidably attached to the frame in a vertical direction that is perpendicular to the surface of the workpiece to be conveyed, and the push member is pivotally supported by the frame. Dust removal device.
前記押動部材の前記一端側の先端には、前記押動機構の押動部と接触して滑動するローラ部材が設けられていることを特徴とする除塵装置。 The dust removing device according to any one of claims 2 to 5,
A dust removing device, wherein a roller member that slides in contact with a pushing portion of the pushing mechanism is provided at a tip of the pushing member on the one end side.
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Cited By (1)
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CN105689297A (en) * | 2016-03-07 | 2016-06-22 | 河北航天振邦精密机械有限公司 | Wet brush type valve plate brushing machine and processing method thereof |
-
2009
- 2009-03-31 JP JP2009084792A patent/JP2010234259A/en active Pending
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