JP2010233354A - 給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送電側と受電側との間で電磁誘導作用を利用して受電側で得る出力電圧を制御する非接触給電装置にあって、部品点数を少なくして装置の小型化を図ることができる給電装置を提供する。
【解決手段】 給電装置は、給電コイルLと、この給電コイルとの間での電磁誘導により出力電圧を発生可能な受電コイルLと、給電コイルLに高周波電流を通電する電力変換手段3と、受電コイルとで受電側回路15に共振を発生させる共振手段5と、この共振手段5のインピーダンスを可変することで出力電圧を制御するインピーダンス可変手段6と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電磁誘導作用を利用して非接触で電力を変換伝送する給電装置に関する。
従来、この電磁誘導作用を利用した給電装置としては、地上側の電源装置がコンバータ、インバータ、可変インダクタ、コンデンサを有し、可変インダクタとコンデンサとの間に誘導線路が接続されて電流が流される一方、搬送台車に受電コイル、コンデンサ、整流ダイオード、安定化電源回路、インバータ、走行モータが搭載され、誘導線路により受電コイルに起電力が誘起されて走行モータを駆動可能にしたものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2005−313884号公報
しかしながら、上記従来の装置にあっては、送電側と受電側との間で電力負荷の値を制御する目的で、受電側の電圧を安定させる安定化電源回路(DC−DCコンバータ)が備えられており、この安定化電源回路がリアクトル等の部品を内蔵する構成となっているので、部品点数が増大し装置が大型化するといった問題点がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、送電側と受電側との間で電磁誘導作用を利用して電力を変換伝達することにより受電側で得られる出力電圧を制御する非接触給電装置にあって、その部品点数を少なくして装置の小型化を図ることができる給電装置を提供することにある。
この目的のため本発明は、電磁誘導作用を利用した非接触給電装置にあって、その受電側に用いる共振手段のインピーダンスを可変に制御することで受電側の出力電圧を制御可能なインピーダンス可変手段を設けたことを特徴とする。
本発明の給電装置にあっては、受電側の共振手段のインピーダンスを可変として負荷電圧の値を制御するようにしたので、DC−DCコンバータを構成するリアクトルやダイオードなどを必要とする従来技術の安定化給電装置を不要として、その部品点数を削減することができ、装置全体の小型化を図ることができる。
本発明に係る実施例1の給電装置の主な回路を示す図である。 実施例1の給電装置の受電側回路図で用いられるコンデンサ切替回路の双方向スイッチの構成を示す図であり、(a)、(b)はその異なる例を示す図である。 実施例の1給電装置の回路とこの制御を行う制御部分の構成を示す図である。 実施例1の給電装置のデューティ演算部による、給電側回路の電圧型インバータの出力線間電圧の制御方法を説明する図であり、(a)は3値の電圧による交流電圧を生成する場合の図、(b)は2値の電圧による交流電圧を生成する場合の図である。 実施例1の給電装置に用いる可変コンデンサでの出力電圧の制御を説明する図であって、(a)は図1における給電コイルから負荷側までの等価回路を示す図である。(b)は(a)の等価回路でのインピーダンスと負荷との関係を示すベクトル図である。 実施例1の給電装置においてバッテリへの充電方法を説明する図である。 実施例1の給電装置においてコンデンサ切替部の双方向スイッチを定電流制御するための定電流制御部の構成を示すブロック図である。 コンデンサ切替部の双方向スイッチを定電流制御するための定電圧制御部の構成を示すブロック図である。 実施例1の給電装置において定電流制御部及び定電圧制御部における電圧指令値を生成する方法を説明する図である。 実施例1の給電装置において、双方向スイッチを定電圧モードに切り替えた場合に生じる、受電側共振回路の出力電圧の変化状態のシミュレーション結果を示す図である。 双実施例1の給電装置において、方向スイッチを定電圧モードに切り替えた場合に生じる、受電側の負荷電圧の実効値の変化状態のシミュレーション結果を示す図である。 本発明に係る実施例2の給電装置の回路を示す図である。 本発明に係る実施例3の給電装置の回路を示す図である。 本発明に係る実施例4の給電装置の回路を示す図である。 本発明に係る実施例5の給電装置のうち受電側回路を示す図である。 実施例5の給電装置において受電側の負荷電圧の実効値の変化状態のシミュレーション結果を示す図である。
本発明では、受電側の出力電圧を制御するのに必要な部品点数を減らし装置の小型化を図るという目的を、送信側と受電側とで電磁誘導作用を利用して電力を変換伝達する給電装置にあって、受電コイルにインピーダンスを可変に制御可能なインピーダンス可変制御手段を設け、インピーダンスを可変することにより給電装置の出力電圧を制御することで実現した。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1の給電装置の電力変換部分の主な回路を示す図、図2は実施例1の給電装置の制御部分を示す図、図3は双方向スイッチの構成を示す図、図4〜図6は実施例1の給電装置での各制御を説明する図、図7は図2の制御部を構成する定電流(CC)制御部の構成を示すブロック図、図8は定電圧(CV)制御部の構成を示すブロック図である。
実施例1の給電装置は、図1に示すように、地上側に設置される給電側(一次側)回路14と、車両などの移動体に搭載される受電側(二次側)回路15とで構成される。
まず、給電側回路14の詳細構成から説明する。
給電側回路14は、商用周波数の電力を供給可能な交流電源部1と、この交流電源部1から給電された交流電圧を直流電圧に変換する直流電源部2と、この直流電源部2から出力される直流電圧を1〜50Hz程度の高周波電力に逆変換する電圧型インバータ3と、この電圧型インバータ3から出力される高周波電力を受電側回路15に電磁誘導作用にて非接触で供給する給電コイル(一次コイル)Lと、この給電コイルLおよびこれに直列に接続した一次コンデンサCからなる給電側の共振回路4と、を備えている。なお、電圧型インバータ3は、本発明の電力変換手段を構成する。
直流電源部2は、本実施例では、6個の整流ダイオードを用いて3組のブリッジ結線を行ったコンバータで構成し、交流電源部1から給電された交流電圧を直流電圧に整流する。なお、この直流電源部2は上記構成に限られず、周知の他の整流回路を用いてもよいことは言うまでもない。
電圧型インバータ3は、直流電源部2に並列に接続した平滑コンデンサC1と、ブリッジ接続した第1〜第4スイッチS〜S及びこれら第1〜第4スイッチS〜Sにそれぞれ並列に接続した4個の逆接続ダイオードと、で構成する。本実施例では、第1〜第4スイッチS〜Sに絶縁ゲートバイポーラ型トランジスタ(IGBT)を用いる。なお、この電圧型インバータ3も上記構成に限られず、周知の他のインバータを用いてもよいことは言うまでもない。
給電コイルLと一次コンデンサCとは直列に接続され、その一端側が第1スイッチSと第2スイッチSとの間に、またその他端側が第3スイッチSと第4スイッチSとの間に、それぞれ接続する。なお、給電コイルLは、コイルに限ることなく導線を用いても良い。
次に、受電側回路15の詳細構成につき説明する。
受電側回路15は、給電側回路14の給電コイルLからの高周波電力を電磁誘導作用により非接触状態で受電する受電コイル(二次コイル)Lと、この受電コイルL及びこれに直列に接続したコンデンサCからなる受電側の共振回路5と、双方向スイッチS及びコンデンサCからなるコンデンサ切替部6と、受電コイルLで受電した高周波電力を整流する整流部10と、この整流器10の出力電圧を平滑化する平滑コンデンサ20と、負荷としてのバッテリ11と、を備えている。バッテリ11としては、リチウム・イオン電池などを用いる。
なお、上記受電側の共振回路5は本発明の共振手段を、また、コンデンサCは本発明の第1のコンデンサを、また、コンデンサ切替部6は本発明の第1のコンデンサ切替手段を、また、バッテリ11は本発明の蓄電装置を、それぞれ構成する。
受電コイルLは、少なくとも1つ以上のコイルで構成する。
コンデンサ切替部6は、双方向スイッチS及びコンデンサCを直列に接続したものであり、コンデンサCに並列に接続する。したがって、双方向スイッチSをON、OFF切替することで、コンデンサCとコンデンサCとの組み合わせでそれぞれ決まる異なった容量を得ることができ、その結果、この選択したコンデンサ容量と受電コイルLとで決まる受電側共振回路のインピーダンスを変えることが可能となる。なお、コンデンサCとコンデンサCとは、本発明の可変コンデンサを構成する。
整流器10は、4個のダイオードをブリッジ結合して全波整流を行う回路であって、2個のダイオードのカソード同士を結合した一端側と他の2個のダイオードのアノード同士を結合した他端側との間に、この間の出力電圧のリップルを平滑化する平滑コンデンサ20とバッテリ11とを並列にした状態で結合する。なお、直列に接続した2個のダイオード間と、直列に接続した他の2個のダイオード間には、インピーダンス可変回路の一端側、受電コイルLの一端側をそれぞれ接続する。
双方向スイッチSは、図2に示すように構成する。すなわち、図2(a)に示すように、IGBTとこれに並列に接続した逆並列ダイオードの組を逆接続して構成したものや、あるいは図2(b)に示すように、逆阻止IGBT同士を逆接続したものなどで構成する。
次に、上記図1に示した給電側回路14と受電側回路15との制御を行う給電装置の制御部分につき説明する。
図3に示すように、給電装置の制御回路は、給電側回路14の第1〜第4スイッチS〜S及び受電側回路15の双方向スイッチSを、それぞれON/OFF切替制御する電力変換制御部16と、バッテリ11の負荷制御及び電力変換制御部16を制御するバッテリ制御部21と、を有する。なお、電力変換制御部16は本発明の電力変換制御手段を、また、バッテリ制御部21は本発明の充電制御手段を、それぞれ構成する。
まず、上記電力変換制御部16の詳細構成につき説明する。
電力変換制御部16は、給電側回路14の第1〜第4スイッチS〜SのON/OFF制御を行ってパルス幅変調(PWM)方式による制御を可能とするとともに、バッテリ制御部21からの定電流/定電圧(CC/CV)指令に基づき、受電側回路15の双方向スイッチSのON/OFF切替を制御して受電側回路15中のコンデンサ容量を可変とすることで、受電側回路15のインピーダンスを変えるように構成する。
そのため、電力変換制御部16は、デューティ演算部61、パルス生成部62、定電流制御/定電圧制御切替部(CC/VV切替部)63、定電流(CC)制御部64、及び定電圧(CV)制御部65を備えている。
デューティ演算部61は、電圧型インバータ3が出力する基準電圧を生成するためのデューティ比を演算して、パルス生成部62に供給する。パルス生成部62は入力されたデューティ比に基づいて電圧型インバータ3の各IGBTのゲートに入力するパルスを生成しこれらに供給する。
一方、CC/CV切替部63は、バッテリ制御部21から入力されるCC/CV指令に基づき、CC制御とCV制御とを切り替えるように定電流制御部64と定電圧制御部65とのうちから選択した一方を作動させる。
定電流制御部64は、バッテリ11である負荷に対する定電流制御を実施可能であり、また、定電圧制御部65は、負荷に対する定電圧制御を実施可能である。定電流制御部64及び定電圧制御部65のいずれも受電側回路15のスイッチSを切替可能に構成してある。なお、CC制御とCV制御との内容については、後で説明する。
一方、バッテリ制御部21は、バッテリ11の充電状態(S.O.C.)を監視してバッテリ11の各セルの過電圧、過充電を制御するセルフ・コントローラを有し、充電電力の指令値としてのCC/CV指令値を生成する。
次に、上記のように構成した給電装置の作用につき、説明する。
給電側回路14では、交流電源1から供給された商用交流電力を、直流電源部2にて直流電圧に変換する。平滑コンデンサC1は、直流電源部2からの出力電圧を平滑化する。
この直流電圧は、上記デューティ演算部61及びパルス生成部62により制御される電圧型インバータ3に供給し、ここで1〜50Hz程度の高周波電力に逆変換する。
ここで、上記デューティ演算部61及びパルス生成部62による、給電側回路14の電圧型インバータ3を制御する方法につき説明する。
なお、本実施例では、電圧型インバータ3は、一定の基準電圧をオープンループで出力するように制御する。
すなわち、図4(a)に示すように、デューティ演算部61は、電圧型インバータ3の出力電圧が基準値となるような第1デューティ比D、第2デューティ比Dを演算する。パルス生成部62では、デューティ演算部61で演算したデューティ比D、Dと図示しないタイマにより一定周期で生成させた三角波のキャリアとを比較して、矩形の制御パルスを生成する。
すなわち、図4(a)の中央上段に示すように、パルス生成部62では、キャリアと第2デューティ比Dとの比較により、第1スイッチS用の制御パルス及び第2スイッチS用の制御パルスを以下のようにそれぞれ生成する。
第1スイッチS用の制御パルスを得るには、
キャリア > D のとき、 ON
キャリア <or= D のとき、 OFF
として幅広のONとなる矩形信号を得る。
第2スイッチS用の制御パルスを得るには、
キャリア <or= D のとき、 ON
キャリア > D のとき、 OFF
として幅広のOFFとなる矩形信号を得る。
一方、図4(a)の中央下段に示すように、パルス生成部62では、上記三角波のキャリアと第1デューティ比Dとの比較により、第3スイッチS用の制御パルス及び第4スイッチS用の制御パルスを以下のようにそれぞれ生成する。
第3スイッチS用の制御パルスを得るには、
キャリア > D のとき、 ON
キャリア <or= D のとき、 OFF
として幅狭のONとなる矩形信号を得る。
第4スイッチS用の制御パルスを得るには、
キャリア <or= D のとき、 ON
キャリア > D のとき、 OFF
として幅狭のOFFとなる矩形信号を得る。
なお、パルス生成手段62では、第1スイッチS及び第3スイッチSの間、また第2スイッチS及び第4スイッチSとの間とがアーム短絡しないように、デッド・タイムを生成する。
したがって、図4(a)の最下段に示すように、上記各矩形信号を組み合わせた3つの電圧値の矩形パルスからなる交流電圧が、電圧型インバータ3からの一定の電力出力(電圧型インバータ3の出力線間電圧Vinv)として得られる。
なお、上記では3値の電圧での矩形交流電圧を得るようにしたが、これに限る必要はなく、たとえば図4(b)に示すように、2値の電圧を有する矩形パルスによる交流波を得るようにしても良い。この場合、矩形パルスを用いたデューティ比50%の波形で制御するようにして、第1スイッチSと第4スイッチSとを矩形パルスの同波形とするとともに、第2スイッチSと第3スイッチSとを矩形パルスの反転波形とする。したがって、本ケースの場合、デューティ演算部61を省略することができ、電圧型インバータ3の制御をより簡単な構成でより簡単に制御できる。
このようにして得られた交流電圧は、送信側の共振回路(給電コイルL1と一次コンデンサC)で決まるインピーダンスに応じた値となって給電コイルLに供給される。この結果、給電コイルLに対向する受電側コイルLに交流の誘導起電力が発生する。この受電側コイルLから出力される交流電圧は、受電側の共振回路5(受電側コイルLとコンデンサC、C)で決まるインピーダンスに応じた値にされることになり、受電側共振回路の出力電圧V2outを制御することができる。したがって、整流器10に印加され平滑コンデンサ20に蓄えられた電圧を制御して、バッテリ11へ供給する電圧、電流を制御することが可能となる。
このバッテリ11への充電を最適に行うため、本実施例の給電装置では、コンデンサCに並列に、かつコンデンサCに直列に接続した双方向スイッチSをCC制御部64又はCV制御部65で切り替えながら、受電側回路15の共振回路5でのインピーダンスを可変に制御して行う。
すなわち、この双方向スイッチSでの制御は以下のようにして行う。
受電側回路15のインピーダンスは、双方向スイッチSを開いた場合は、コンデンサCと受電コイルLとで決まるのに対し、双方向スイッチSを閉じた場合は、並列配置したコンデンサC及びコンデンサCの合成容量(この合成容量はコンデンサC単独の場合よりも大きくなる)と受電コイルLとで決まり、変化する(インピーダンスは減少する)。この結果、受電側共振回路15の出力電圧V2outを制御することが可能となる。
このようにインピーダンスを可変にすることで出力電圧V2outを制御した場合の特性につき、図5に基づき説明する。図5(a)には、図1における給電コイルLから負荷側までの等価回路を示してある。なお、この図中、整流器10以降のインピーダンスはすべてまとめてZとしている。
ここで、給電コイルLと受電コイルLとの間の相互インダクタンスをM、給電コイルLを流れる電流をI、受電コイルLを流れる電流をI、コンデンサC及びコンデンサCを合成したコンデンサのインピーダンスをCs、ωを角周波数、jを虚数とする。この場合、給電コイルLにより受電側に励起される電圧源はjωMI、また2受電コイルLにより送電側に励起される電圧源はjωMIとなる。
ここで、受電側コイルLは受電側共振回路の出力電圧V2outを下げる方向に作用するが、合成コンデンサの容量は上がってこのインピーダンスCsを下げるので、コンデンサC及びコンデンサCを合成すると、上記電圧V2outを上げるように作用することになる。このことから、受電側共振回路のコンデンサの容量、したがってインピーダンスCsを可変に制御することで、整流器10以降のすべてのインピーダンスZへの入力電圧を制御できることが分かる。
図5(b)は、上記関係を説明するベクトル図であって、横軸を実軸、縦軸を虚軸にそれぞれとっている。
ここで、理解を簡単にするために、Zを抵抗負荷とみなすことにすると、虚軸方向のjωLを打ち消す方向に1/jωCsが作用することとなるので、出力電圧を上げることが可能になる。すなわち、コンデンサのインピーダンスを可変とすることで、その出力電圧の大きさを制御することができることとなる。
次に、バッテリ11への充電方法につき、以下に説明する。
ここで、リチウム・イオン電池などのバッテリ11を充電するにあたっては、図6に示すように、二つの制御モードを切り替えて行う必要がある。
すなわち、これらのバッテリを充電するにあたっては、S.O.Cが低くセル電圧が比較的低い状態では、定電流モードで充電を行い、充電が進んでS.O.Cが高くなってセル電圧が目標セル電圧に達した状態の後では、定電圧モードにて充電を行うようにする。
このため、定電流モードと定電圧モードとの切り替えは、バッテリ制御部21がセルの状態を監視してその検出状態に応じてCC/CV指令を生成するように構成する。なお、図6には、充電時間と制御モードとに応じたセル電圧及び充電電流の推移を併せて示してある。
そこで、上記充電方法を考慮して、双方向スイッチSの制御を構成する。
図2に示したように、定電流制御/定電圧制御切替部63は、バッテリ11のS.O.C.を監視しているバッテリ制御部21から入力されたCC/CV指令に基づき、定電流制御又は定電圧制御を行うように定電流制御部64、定電圧制御部65を切り替える。
CC/CV指令が定電流制御モードである場合には、定電流制御部64で定電流制御を行う。
すなわち、定電流制御部64では、図7に示すように、減算器64Aにて負荷の電流値Ibat_rから負荷の電流値Ibatを引き算してその差をとり、電流制御部64Bに入力する。電流制御部64Bでは、この差をゼロにすべくPI制御などによる電流制御を行って電圧指令値Vrefを生成し、パルス生成部63Cに入力する。パルス生成部63Cでは、図9に示すように、三角波のキャリアと電圧指令値Vrefとを比較して2値の矩形パルスを生成して、双方向スイッチSに供給しこれを切替える。
このパルス生成部63Cでの上記比較は、以下のように実行する。
キャリア <or= Vref のとき、 ON
キャリア > Vref のとき、 OFF
とし、Vrefが大きくなることで双方向スイッチSのデューティ比が大きくなるので、コンデンサCとコンデンサCとの合成コンデンサの容量が大きくなることで、出力電圧V2outが大きくなる。
一方、CC/CV指令が定電圧制御モードである場合には、定電圧制御部65で定電圧制御を行う。
すなわち、定電圧制御部65では、図8に示すように、減算器65Aに負荷電圧指令値VBat_rから負荷の電圧値VBatを引き算してその差をとり、この差を電圧制御部65Bに入力する。電圧制御部65Bではこの差をゼロにすべくPI制御などの電圧制御を行い、電圧指令値Vrefを生成して、パルス生成部65Cに入力する。パルス生成部65Cでは、図9に示すように、定電流制御部64のパルス生成部64Cの場合と同様に、三角波のキャリアと電圧指令値Vrefとを比較して2値の矩形パルスを生成して、双方向スイッチSに供給しこれを切替える。
なお、定電流制御モード時にあっては、定電圧制御モードより低いスイッチング周波数にて双方向スイッチSを駆動するようにしてもよい。なお、このスイッチング周波数は、バッテリ11に求められる品質や効率目標などに応じて設定する。
上記のように構成した実施例1の給電装置を用いて、定電圧制御を行った場合のシミュレーション結果を、図10及び図11に示す。
図10は、横軸に時間を、また縦軸に受電側共振回路の出力電圧V2outをそれぞれとって示したもので、時間T秒に双方向スイッチSを定電圧制御モードに切り替えた場合の出力電圧V2outの変化を示している。双方向スイッチSをONにすることで、受電側共振回路のインピーダンスが下がる結果、出力電圧V2outが上昇することが分かる。
一方、図11は、横軸に時間を、また縦軸に受電側の負荷電圧VBatの実効値をそれぞれとって示したもので、時間T秒に双方向スイッチSを定電圧制御モードに切り替えた場合の負荷電圧VBatの実効値の変化を示している。双方向スイッチSをONにすることで、受電側の負荷電圧が上昇し、電圧を制御できていることが示されている。
以上、説明したように、本発明の実施例1の給電装置にあっては、以下に挙げる効果を得ることができる。
(1) 実施例1の給電装置では、受電側の共振回路5のインピーダンスを可変として負荷電圧の値を制御するようにしたので、DC−DCコンバータを構成するリアクトルやダイオードなどを必要とする従来技術の安定化給電装置を不要として部品点数を削減することにより装置の小型化を図ることができ、またリアクトルやDC−DCコンバートを構成する複数のダイオード等のコスト分を削減できる。
(2) さらに、実施例1の給電装置では、受電側回路のインピーダンスを可変とするため、コンデンサCとコンデンサCとからなる可変コンデンサを受電コイルLに直列に接続して、可変コンデンサの容量を変化させるようにしたので、可変コンデンサの容量を変化させるだけで容易に受電側の共振回路のインピーダンスを可変にでき、装置を簡素化できる。
(3) さらに、実施例1の給電装置では、受電コイルLに直列に接続した第1のコンデンサCと、双方向スイッチSとコンデンサCとを直列接続したコンデンサ切替部と、を備え、このコンデンサ切替部を第1のコンデンサCに並列に接続して可変コンデンサを構成し、双方向スイッチを切り替えることで可変コンデンサのインピーダンスを可変とするコンデンサ切替部6を設けたので、双方向スイッチSの切り替えやPMWによるデューティ比制御により、簡単な構成で可変コンデンサを得ることが可能となる。
(4) さらに、実施例1の給電装置では、双方向スイッチSを周期的に切り替えてON時間とOFF時間との割合を可変とすることにより、可変コンデンサのインピーダンスを制御するようにしたので、負荷の状態に応じた最適な制御が可能となり、効率を高めることが可能となる。
(5) さらに、実施例1の給電装置では、双方向スイッチSのON時間及びOFF時間の割合とスイッチング周波数とを制御する電力変換制御部16を設け、この電力変換制御部16が負荷電流を一定にする定電流制御を行う定電流制御部64と、負荷電圧を一定に制御する定電圧制御を行う定電圧制御部65と、定電流制御部64と定電圧制御部65との切り替えを行うCC/VV切替部62と、を有し、定電流制御/定電圧制御切替部62により定電流制御部64と定電圧制御部65とを切り替えるとともに、定電流制御/定電圧制御切替部62の切り替えに応じて双方向スイッチSのスイッチング周波数を切り替えるようにしたので、選択した制御モードに応じてスイッチング周波数を下げて双方向スイッチSのスイッチング損失を減らすことが可能となり、この結果、効率を向上させることができる。あるいは、選択した制御モードに応じてスイッチング周波数を上げて電圧リップルを減らすことにより、高精度での電圧制御が可能となり、信頼性を向上させることができる
(6) さらに、実施例1の給電装置では、上記スイッチング周波数は、定電流制御時のスイッチング周波数を定電圧制御時のスイッチング周波数よりも低く設定することにより、充電初期の定電流制御モードにおけるスイッチング損失を減らすことができる。
(7) さらに、実施例1の給電装置では、負荷としてのバッテリ11の充電状態(S.O.C.)を制御するバッテリ制御部21を備え、定電流制御/定電圧制御切替部62がバッテリ制御部21からのCC/CV指令に基づいて定電流制御モードと定電圧制御モードのいずれかを選択するようにしたので、個々のセルの充電状態を監視してより最適な充電のための制御モードへ切り替えることが可能となり、この結果、負荷電圧や負荷電流を直接検出して充電制御を行う場合に比べて、信頼性を向上することができる。
次に、本発明に係る実施例2の給電装置につき、添付の図面とともに説明する。
図12は、実施例2の給電装置の回路を示す図である。なお、実施例2にあって実施例1と同じ部品、同じ部分については図中で同じ番号を付し、それらの説明については省略する。
図12に示すように、実施例2の給電装置では、受電側コイルLに直列に接続したコンデンサCの後段にコンデンサC及びこれに直列接続した双方向スイッチSからなる第2のコンデンサ切替部17を並列に接続する。なお、その他の構成は、実施例1と同じ構成である。
実施例2の給電装置にあっては、双方向スイッチSを閉じた場合には、受電側(二次側)コイルLとコンデンサCとによって並列共振回路が形成されることになる。したがって、ダイオードで構成した整流器10からこの前段側をみた場合にこの給電装置は定電流源の特性を示す。
一方、双方向スイッチSを開いた場合には、直列共振回路となって定電圧源の特性を示すこととなる。
なお、双方向スイッチSは、図2に示したバッテリ制御部21からのCC/CV指令に基づいて定電流制御モードと定電圧制御モードとの間で選択、切り替えるように構成してある
実施例2の給電装置にあっても、実施例1と同様の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(8) 双方向スイッチSとコンデンサCとからなる第2のコンデンサ切替部17を、受電コイルLと可変コンデンサに並列に設けて切替可能にしたので、第2のコンデンサ切替部17の双方向スイッチS6を閉じれば電流出力型に、また双方向スイッチSを開けば電力出力型に特性を変えることができる。この結果、たとえば受電側回路15の励磁電圧がバッテリ11の電圧よりも低い場合にあっても電流出力型にすることで、バッテリ11を充電することが可能となり、さまざまの負荷に値応することができ、汎用性が拡大する。また、定電圧出力とすれば、第2のコンデンサ切替部17に流れる電流がゼロとなるので、効率が向上する。このように、この2つのモードを最適に切り替えて制御することにより、汎用性が高く、効率が高い電源を得ることができる。
次に、本発明に係る実施例3の給電装置につき、添付の図面とともに説明する。
図13は、実施例3の給電装置の回路を示す図である。なお、実施例3にあっては、実施例1と同じ部品、同じ部分については図中で同じ番号を付し、それらの説明については省略する。
実施例3の給電装置では、送電側回路14の共振回路4を、絶縁トランス19と、一次コンデンサCと、並列コンデンサCと、から構成する。一次コンデンサCは、この一方の端子を電圧型インバータ3の一方の出力端子に接続し、他方の端子を絶縁トランス19の一次コイルに直列に接続する。並列コンデンサCは、受電コイルLとともに、絶縁トランス19の二次コイルに並列に接続する。
なお、その他の構成は、実施例1と同じと構成である。
上記のように構成した実施例3の給電装置も、実施例1と同様の効果を得ることが可能となる。
次に、本発明に係る実施例4の給電装置につき、添付の図面とともに説明する。
図14は、実施例4の給電装置の回路を示す図である。なお、実施例4にあって実施例1と同じ部品、同じ部分については図中で同じ番号を付し、それらの説明については省略する。
実施例4の給電装置では、送電側回路14の共振回路4を、共振用リアクトルLと、並列コンデンサCと、で構成する。共振用リアクトルLは、この一方の端子を電圧型インバータ3の出力端子に接続し、他方の端子を給電コイルLに接続する。並列コンデンサCは、給電コイルLに並列に接続する。なお、その他の構成は、実施例1と同じ構成である。
上記のように構成した実施例4の給電装置も、実施例1と同様の効果を得ることが可能となる。
次に、本発明に係る実施例5の給電装置につき、添付の図面とともに説明する。
図15は、実施例5の給電回路であって、実施例1の給電装置の回路のうち実施例1と異なる構成を有する受電側回路15のみを示す図である。なお、実施例5にあっては、実施例1と同じ部品、同じ部分については図中で同じ番号を付し、それらの説明については省略する。
本実施例5の給電装置にあっては、インピーダンス可変手段であるコンデンサ切替部のスイッチをPWM制御する代わりに、単にON、OFFを切り替えるだけの静的な動作を行わせるようにしたものである。また、コンデンサ切替部を複数個並列に設けている。なお、その他の構成は、実施例1と同じ構成である。
すなわち、図15に示すように、コンデンサCとこれに直列に接続した双方向スイッチSとからなるコンデンサ切替部7、コンデンサCとこれに直列に接続した双方向スイッチSとからなるコンデンサ切替部8、・・・、コンデンサCとこれに直列に接続した双方向スイッチSとからなるコンデンサ切替部9を、それぞれ、受電側回路15のコンデンサCに並列にn組接続する。なお、これらのコンデンサ切替部7〜9は、本発明のインピーダンス可変手段を構成する。
双方向スイッチS〜Sは、たとえばサイリスタを逆並列接続したものを用いる。また、複数のコンデンサC〜Cの容量は、以下のように設定する。すなわち、コンデンサCの容量を最も小さい値としてこれを1に正規化した場合に、他のコンデンサC〜Cの容量が小さいほうから順に2、4、8、16と等比数列をなすように各容量を設定する。これにより、たとえば容量3を得るには容量1と容量2とを並列に接続し、また容量10を得るには容量2と容量8とを並列に接続するといった具合に、複数のコンデンサを種々組み合わせることによりコンデンサ容量を細かく可変にする。
図16に、図15の上記構成(ただし、n=2とした)を用いた実施例5の給電装置において、シミュレーションにて負荷電力の実効値を得た結果を示す。まず、双方向スイッチSをONにしてスイッチコンデンサCを接続することで受電側回路15のインピーダンスが下がって負荷電圧の実効値が上昇する。その後、双方向スイッチSをONにしてさらにコンデンサCを接続することでさらにインピーダンスが上昇して負荷電圧の実効値が上昇する。なお、これらの双方向スイッチS、Sの切替は、実施例1と同様に、定電流制御/定電圧制御切替部からのCC/CV指令に基づき行う。
したがって、実施例5の給電装置では、実施例1での上記効果(1)〜(3)の効果に加えて、下記の効果を得ることができる。
(9) 複数のコンデンサ切替部7〜9を設け、これらを構成する複数のコンデンサCC5〜Cnのうちから選択してコンデンサを組み合わせることで、可変コンデンサ(インピーダンス可変手段)を構成したので、コンデンサ切替部の双方向スイッチをPWM制御する場合に比べて、双方向スイッチでの損失を大幅に減らすことができ、効率が良くなる。また、各コンデンサの容量を、容量が最も近いコンデンサ同士間での容量比を2とすることで、複数のコンデンサを組み合わせて可変にする場合に、負荷の状態に応じた最適に近い値のコンデンサ容量を選択でき、効率が良くなる。
以上のように、本発明の給電装置を上記のように構成した各実施例に基づき、説明してきたが、本発明はこれらの実施例に限られることなく、本発明の要旨を逸脱しないかぎり、設計変更や変形例は本発明に含まれる。
本発明の給電装置は、電気モータで走行する車両に適用したが、これに限られず、電磁誘導作用を利用する他の非接触給電装置に用いることも可能である。
給電コイル
受電コイル
〜C コンデンサ
、S 双方向スイッチ(インピーダンス可変手段)
1 交流電源
2 直流電源部
3 電圧型インバータ(電力変換手段)
4 送電側の共振回路
5 受電側の共振回路(共振手段)
6 コンデンサ切替部(インピーダンス可変手段、第1のコンデンサ切替手段)
7〜9 コンデンサ切替部(インピーダンス可変手段)
10 整流部
11 バッテリ(蓄電装置)
14 給電側回路
15 受電側回路
16 電力変換制御装置(電力変換制御手段)
17 第2のコンデンサ切替部
21 バッテリ制御部(充電制御手段)
61 デューティ演算部
62 パルス生成部
63 定電流制御/定電圧制御切替部
64 定電流制御部
65 定電圧制御部

Claims (9)

  1. コイルもしくは導線からなる給電コイルと、
    少なくとも1つ以上のコイルからなり、前記給電コイルとの間での電磁誘導作用により出力電圧を発生可能な受電コイルと、
    前記給電コイルに高周波電流を通電する電力変換手段と、
    該受電コイルと協同して、負荷を接続した受電側回路に共振を発生させる共振手段と、
    該共振手段のインピーダンスを可変することで前記出力電圧を制御するインピーダンス可変手段と、
    を備えたことを特徴とする給電装置。
  2. 請求項1に記載の給電装置において、
    前記インピーダンス可変手段は、前記受電コイルに直列に接続され、容量を可変する可変コンデンサであることを特徴とする給電装置。
  3. 請求項2に記載の給電装置において、
    前記インピーダンス可変手段は、前記受電コイルに直列に接続した第1のコンデンサと、
    双方向スイッチとコンデンサとを直列接続した第1のコンデンサ切替手段と、
    を備え、
    該第1のコンデンサ切替手段を前記第1のコンデンサに並列に接続して前記可変コンデンサを構成し、前記双方向スイッチを切り替えるようにしたことを特徴とする給電装置。
  4. 請求項2に記載の給電装置において、
    前記双方向スイッチを周期的に切り替えてON時間とOFF時間との割合を可変にすることにより、前記可変コンデンサのインピーダンスを制御するようにしたことを特徴とする給電装置。
  5. 請求項4に記載の給電装置において、
    前記双方向スイッチのON時間及びOFF時間の割合とスイッチング周波数とを制御する電力変換制御手段を備え、
    該電力変換制御手段が、
    負荷電流を一定にする定電流制御を行う定電流制御手段と、
    負荷電圧を一定に制御する定電圧制御を行う定電圧制御手段と、
    前記定電流制御手段と前記定電圧制御手段との切り替えを行う定電流制御/定電圧制御切手段と、
    を有し、
    該定電流制御/定電圧制御切替手段により前記定電流制御手段と前記定電圧制御手段とを切り替えるとともに、前記定電流制御/定電圧制御切替手段の切り替えに応じて前記双方向スイッチのスイッチング周波数を切り替えるようにしたことを特徴とする給電装置。
  6. 請求項5に記載の給電装置において、
    前記スイッチング周波数は、定電流制御時のスイッチング周波数を定電圧制御時のスイッチング周波数よりも低く設定したことを特徴とする給電装置。
  7. 請求項3乃至6のいずれか1項に記載の給電装置において、
    双方向スイッチとコンデンサとを直列接続した第2のコンデンサ切替手段を備え、
    該第2のコンデンサ切替手段を前記受電コイル及び前記可変コンデンサに対して並列に接続し、
    第2のコンデンサ切替手段の双方向スイッチを切り替えることで給電装置の出力特性を電流出力特性と電力出力特性との間で切り替え可能としたことを特徴とする給電装置。
  8. 請求項3に記載の給電装置において、
    双方向スイッチとコンデンサとを直列接続した複数のコンデンサ切替手段を備え、
    前記複数のコンデンサの組み合わせを可変とすることで前記可変コンデンサを構成するとともに、
    前記各コンデンサの容量を、容量が最も近いコンデンサ同士の間での容量比が2となるように設定したことを特徴とする給電装置。
  9. 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の給電装置において、
    前記負荷は、バッテリであり、
    該バッテリの充電状態を制御するバッテリ制御手段を備え、
    前記定電流制御/定電圧制御切替手段が前記バッテリ制御手段からの指令に基づいて定電流制御モードと定電圧制御モードとのうちのいずれかを選択するようにしたことを特徴とする給電装置。
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