JP2010230879A - 複眼カメラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の撮影光学系と各撮影光学系と一対一に対応する複数の撮像素子とを有する複眼カメラ装置において、装置の小型化及び低価格化を実現する。
【解決手段】この複眼カメラ装置は、主レンズ1と、2つの副レンズ2、3とを有し、主レンズ1に対応するCCD11は、CCD基板4の表面に実装され、副レンズ2、3に対応するCCD12、13は、CCD基板4の裏面に実装されている。副レンズ2は、2枚の全反射ミラー7a,7bを介して被写体像をCCD12の受光面に結像できるように構成され、副レンズ3は2枚の全反射ミラー8a,8bを介して被写体像をCCD13の受光面に結像できるように構成されている。また、CCD基板4と制御ブロックが実装されたメイン基板5とは、単一の接続ケーブル6によって電気的に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は複眼カメラ装置に係り、特に複数の撮影光学系と各撮影光学系と一対一に対応する複数の撮像素子とを有する複眼カメラ装置に関する。
従来、主レンズと第1の撮像素子からなる第1の撮像手段と、副レンズと第1の撮像素子より有効画素数の少ない第2の撮像素子からなる第2の撮像手段とを備え、第2の撮像手段により撮像した画像を参照することにより、第1の撮像手段の画像の深度情報を得ることを特徴とする二眼のカメラが提案されている(特許文献1)。
また、主レンズと第1の撮像素子からなる第1の撮像手段と、第1及び第2の副レンズと第1の撮像素子より有効画素数の少ない第2及び第3の撮像素子からなる第2及び第3の撮像手段とを備え、第2及び第3の撮像手段により撮像した画像を参照することにより、第1の撮像手段の画像の深度情報を得ることを特徴とする三眼のカメラが提案されている(特許文献2)。
また、2つの光路(二眼)から入射される光を、ミラーとシャッタを利用して、それぞれ時分割に1つの撮像素子に結像させ、ステレオ画像を得るようにした撮像装置が提案されている(特許文献3)。
特開2000−102040号公報 特開2000−112019号公報 特開平11−285026号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の二眼又は三眼のカメラは、複数の撮像素子がそれぞれ独立してカメラ本体内に並列配置されており、装置の小型化が図られていない。また、複数の撮像素子がそれぞれ実装される基板も複数になるとともに、これらの基板とメイン基板との接続ケーブルも複数になってしまい、装置の低価格化、小型化が図られていない。
一方、特許文献3に記載の二眼のカメラは、2つの光路から入射する光を時分割に切り替えて1つの撮像素子に結像させるため、1組のステレオ画像を得るまでに時間を要するとう問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、複数の撮影光学系と各撮影光学系と一対一に対応する複数の撮像素子とを有する複眼カメラ装置において、装置の小型化及び低価格化を図ることができる複眼カメラ装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る複眼カメラ装置は、複数の撮影光学系と、前記複数の撮影光学系と一対一に対応する複数の撮像素子と、前記複数の撮像素子が実装された単一の撮像素子基板であって、該撮像素子基板の両面に前記撮像素子がそれぞれ実装された撮像素子基板と、前記複数の撮影光学系の全部又は一部の光路を屈曲させ、被写体像を対応する撮像素子に結像させる光学部材と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、複数の撮像素子が実装される撮像素子基板を1枚にし、かつ撮像素子基板の両面に撮像素子を実装するようにしたため、複数の撮像素子に対する撮像素子基板を従来よりも小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。
請求項2に示すように請求項1に記載の複眼カメラ装置において、前記複数の撮像素子から出力される出力信号を処理する制御ブロックが実装されたメイン基板を備え、前記撮像素子基板と前記メイン基板とは単一のケーブル又は単一のコネクタにより接続されていることを特徴としている。これにより、撮像素子基板とメイン基板との結線を単純化にすることができ、装置の低価格化を図ることができる。
請求項3に示すように請求項1又は2に記載の複眼カメラ装置において、前記複数の撮像素子は、画素数、受光面のサイズ、及び感度のうちの少なくとも1つが異なる異種の撮像素子を含むことを特徴としている。
請求項4に示すように請求項1から3のいずれかに記載の複眼カメラ装置において、前記撮像素子基板は、前記複数の撮影光学系の光軸と直交するように配置され、前記複数の撮像素子は、前記撮像素子基板の表面と裏面とに分離して実装され、前記光学部材は、前記撮像素子基板の裏面に実装された撮像素子に被写体像が結像されるように対応する撮影光学系の光路を屈曲させることを特徴としている。
請求項5に示すように請求項4に記載の複眼カメラ装置において、前記撮像素子基板の表面に実装される撮像素子は、前記撮像素子基板の裏面に実装される撮像素子よりも受光面が小さいことを特徴としている。これにより、撮像素子基板の裏面の撮像素子に結像される撮影光学系は、表面の撮像素子に結像させる撮影光学系に比べてイメージサークルが大きいもの(即ち、結像までの光路長が長いもの)を使用することができ、撮像素子の配置に適したものとなる。
請求項6に示すように請求項3に記載の複眼カメラ装置において、前記複数の撮像素子のいずれか1つ又は複数同時に使用して1つの画像又は複数の画像を取得する複数の撮影モードを有し、前記複数の撮影モードから所望の撮影モードを選択するためのモード選択手段と、前記モード選択手段により選択された撮影モードに応じて前記複数の撮像素子のいずれか1つ又は複数を駆動し、該駆動した撮像素子から取得した画像を処理する制御手段と、を備えたことを特徴としている。これにより、複数の撮影モードに応じて多種の撮像を行うことができ、高機能化及び付加価値の向上を図ることができる。
請求項7に示すように請求項6に記載の複眼カメラ装置において、前記複数の撮像素子は、それぞれ画素数が同一で、感度が異なる異種の撮像素子を含むことを特徴としている。
請求項8に示すように請求項7に記載の複眼カメラ装置において、前記複数の撮影モードは、高感度かつ高ダイナミックレンジの3次元表示用の複数の画像を取得する第1の撮影モード、高感度かつ低ダイナミックレンジの3次元表示用の複数の画像を取得する第2の撮影モード、低感度かつ高ダイナミックレンジの3次元表示用の複数の画像を取得する第3の撮影モード、低感度かつ高ダイナミックレンジの2次元表示用の単一の画像を取得する第4の撮影モード、高感度かつ低ダイナミックレンジの2次元表示用の単一の画像を取得する第5の撮影モードのうちの2以上の撮影モードを含むことを特徴としている。
請求項9に示すように請求項6に記載の複眼カメラ装置において、前記複数の撮影光学系及び複数の撮像素子は、それぞれ3つの撮影光学系及び撮像素子であることを特徴としている。
請求項10に示すように請求項9に記載の複眼カメラ装置において、前記複数の撮影モードは、3次元表示用の3枚の画像を取得する第1の撮影モード、3次元表示用の2枚の画像を取得する第2の撮影モード、2次元表示用の1枚の画像を取得する第3の撮影モードのうちの2以上の撮影モードを含むことを特徴としている。
本発明によれば、複数の撮像素子が実装される撮像素子基板を1枚にし、かつ撮像素子基板の両面に撮像素子を実装するようにしたため、複数の撮像素子に対する撮像素子基板を従来よりも小さくすることができ、装置の小型化を図ることができる。
図1は本発明の第1実施形態の複眼カメラ装置の構成を示す概略図である。 図2は本発明の第2実施形態の複眼カメラ装置の要部構成図である。 図3は本発明の第3実施形態の複眼カメラ装置の要部構成図である。 図4は本発明の第4実施形態の複眼カメラ装置のブロック図である。 図5は本発明の第4実施形態の複眼カメラ装置による各撮影モードでの処理内容を示すフローチャートである。 図6は本発明の第5実施形態の複眼カメラ装置のブロック図である。 図7は本発明の第5実施形態の複眼カメラ装置による各撮影モードでの処理内容を示すフローチャートである。 図8は本発明の第6実施形態の複眼カメラ装置の構成を示す概略図である。 図9は従来の複眼カメラ装置の構成を示す概略図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る複眼カメラ装置の実施の形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は本発明の第1実施形態の複眼カメラ装置の構成を示す概略図である。
図1に示すように、この複眼カメラ装置は、主レンズ1と、2つの副レンズ2、3とを有する三眼の複眼カメラ装置であり、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子(以下、「CCD」という)が実装されるCCD基板4は、主レンズ1及び副レンズ2、3の光軸(光路L1、L2、L3)と直交するようにカメラ本体内に配置されている。
この1枚のCCD基板4には、主レンズ1、副レンズ2、3と一対一に対応する3つのCCD11、12、13が実装されており、CCD11は、CCD基板4の表面(カメラ前面側)に実装され、CCD12、13は、CCD基板4の裏面に実装されている。
主レンズ1は、被写体像をCCD11の受光面に結像できるように構成され、副レンズ2は、2枚の全反射ミラー7a,7bを介して被写体像をCCD12の受光面に結像できるように構成され、副レンズ3は2枚の全反射ミラー8a,8bを介して被写体像をCCD13の受光面に結像できるように構成されている。
また、カメラ本体内には、CCD出力信号の処理等を行う制御ブロックが実装されたメイン基板5が配設されており、CCD基板4とメイン基板5とは、単一の接続ケーブル6(フレキシブル配線板を含む)によって電気的に接続されている。
図9は従来の三眼の複眼カメラ装置の一例を示す概略図である。尚、図1に示した第1実施形態の複眼カメラ装置と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図9に示すように従来の三眼の複眼カメラ装置は、CCD11、12、13がそれぞれ実装された3つのCCD基板4a、4b、4cが並列に配置され、かつ各CCD基板4a、4b、4cとメイン基板5とは、それぞれ接続ケーブル6a、6b、6cによって電気的に接続されている。
本発明の第1実施形態の複眼カメラ装置は、3つのCCD11、12、13のCCD基板4を一枚にすることができ、かつCCD基板4の両面を実装面として使用するため、図9に示した従来の複眼カメラ装置の3枚のCCD基板4a、4b、4cに比べて、CCD基板4をコンパクトにすることができ、装置の小型化を図ることができる。
また、CCD基板4とメイン基板5との接続も単一の接続ケーブル6で行うことができ、従来の3本の接続ケーブル6a、6b、6cで接続を行うものに比べて、結線を単純化にすることができ、装置の低価格化を図ることができる。
尚、図1上では、主レンズ1、副レンズ2、3の光路L1、L2、L3はそれぞれ平行に示されているが、主レンズ1、副レンズ2、3は、所定の距離で光路L1、L2、L3が交差するように(輻輳角をもつように)配置されている。これにより、同一の被写体を異なる視点位置から撮影し、3次元表示用の3枚の画像を取得することができる。
また、全反射ミラー7a,7b、全反射ミラー8a,8bの代わりに、全反射プリズム等の他の光学部材を使用してもよい。更に、光路Lと光路L2、L3の光路長の違いを補正するために、光路L2,L3中に必要に応じてリレーレンズ等を配置するようにしてもよい。
[第2実施形態]
図2は本発明の第2実施形態の複眼カメラ装置の要部構成図である。尚、図1に示した第1実施形態の複眼カメラ装置と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2に示す第2実施形態の複眼カメラ装置は、1200万(12M)画素の低感度のCCD21と、12M画素の高感度のCCD22、23とを備えている。CCD21は、低感度のためCCD内部のPD(フォトダイオード)寸法が小さく、CCD22、23は、高感度のためCCD内部のPD寸法が大きくなっている。また、画素数が同じ12Mであるため、CCD22、23は、CCD21と比べて大きな形状となる(受光面のサイズが大きくなる)。
上記のようにCCD22、23はCCD21よりも受光面が大きく、これにより、副レンズ2、3は、主レンズ1に比べて大きなイメージサークルのレンズが適用される。即ち、主レンズ1と副レンズ2、3とで同じ画角の撮影を行う場合に、副レンズ2、3は、主レンズ1よりも焦点距離の長いものが適用されることになる。
副レンズ2、3は、全反射ミラー7a,7b、全反射ミラー8a,8bを介して光路を屈曲させてCCD基板4の裏面のCCD22、23に結像させるものであるため、主レンズ1と比べて光路長が長くなるため、上記のようにCCD21とCCD22、23の大きさを変えることで、光路長の違いに対応することができる。
また、全反射ミラー7a,7b、及び全反射ミラー8a,8bを、図2の矢印の方向(紙面の上下方向)に移動させることにより、光路長の調整を行うことができる。
[第3実施形態]
図3は本発明の第3実施形態の複眼カメラ装置の要部構成図である。尚、図1に示した第1実施形態の複眼カメラ装置と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図3に示す第3実施形態の複眼カメラ装置は、6M画素のCCD31と、CCD31とPD寸法が同じ12M画素のCCD32、33とを備えている。CCD32、33は、CCD31とPD寸法が同じで画素数が多いため、CCD31と比べて大きな形状となる(受光面のサイズが大きくなる)。
従って、第3実施形態の複眼カメラ装置の主レンズ1、副レンズ2、3は、図2に示した第2実施形態の複眼カメラ装置の主レンズ1、副レンズ2、3と同様なものを適用することができる。
[第4実施形態]
図4は本発明の第4実施形態の複眼カメラ装置のブロック図である。
図4に示す複眼カメラ装置は、図2に示した第2実施形態のCCD21、22、23等を有しており、撮影により取得される2次元画像、3次元画像等をメモリカード42等の記録媒体に記録する複眼デジタルカメラである。
操作部44は、シャッタボタン、電源スイッチ、撮影モード選択ダイヤル、撮影/再生モード選択スイッチ、バックスイッチ、メニュー/OKスイッチ、マルチファンクションの十字キー等の公知のスイッチ類を備えている。
シャッタボタンは、いわゆる「半押し」と「全押し」とからなる2段ストローク式のスイッチで構成されている。撮影モード時には、シャッタボタンが半押しされると、撮影準備処理(即ち、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動焦点合わせ)が行われ、シャッタボタンが全押しされると、画像の撮影・記録処理が行われる。
撮影モード選択ダイヤルは、回転させることにより、本発明に係る高感度/高ダイナミックレンジ(DR)3次元撮影モード、高感度3次元撮影モード、高DR3次元撮影モード、高DR2次元撮影モード、2次元撮影モード等の撮影モードを設定することができるようになっている。尚、これらの撮影モードの詳細については後述する。
液晶表示器(LCD)46は、LCDドライバ48を介して入力する各種の表示用の画像信号に基づいて動画(スルー画像)を表示して電子ビューファインダとして使用できるとともに、撮影した記録前の画像(プレビュー画像)や複眼カメラ装置に装填されたメモリカード42から読み出した再生画像等を表示することができる。更に、LCD46は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、マニュアル設定する際のホワイトバランス、画素数、圧縮率、及びシャープネス等をマニュアル設定する際の各種のメニュー等がメニュー/OKスイッチや十字キーの操作に応じて表示される。
中央処理装置(CPU)50は、操作部44からの入力に基づいて後述するように複眼カメラ装置内の各回路を統括制御する。また、CPU50は、ROM52、RAM54との間で必要なデータの授受が行われる。尚、ROM52には、カメラ制御プログラム、CCDの欠陥情報等のカメラ制御に関する各種のパラメータ、データが格納されている。また、RAM54は、CPU50の演算作業用領域及び画像データの一時記憶領域、及び表示用の画像データの一時記憶領域を含んでいる。
まず、操作部44の電源スイッチが操作されると、CPU50はこれを検出し、カメラ内電源をONにする。また、撮影/再生モード選択スイッチによって撮影モードが選択されると、撮影スタンバイ状態にする。
また、撮影モード選択ダイヤルで設定された撮影モードに応じて、撮像シーケンスが変化するが、ここでは、3枚の画像を撮像する場合について説明する。
上記撮影スタンバイ状態時にシャッタボタンが押されると、CPU50はこれを検知し、レンズ駆動部56を介してそれぞれ主レンズ1、副レンズ2、3を制御(フォーカス制御、露出制御)し、被写体の画像光をCCD21、22、23の受光面上に結像させる。
各CCD21、22、23は、受光面に結像された画像光をその光量に応じた量の電荷に変換する。このようにして蓄積された電荷は、CCD駆動部58から加えられる読み出しパルスによってCCD21、22、23の垂直転送路に読み出され、垂直転送パルス及び水平転送パルスによって電荷量に応じた電圧信号として順次読み出される。尚、CCD21、22、23は、CCD駆動部58から加えられるシャッタゲートパルスによって蓄積した電荷を掃き出すことができ、これにより電荷の蓄積時間(シャッタスピード)を制御する、いわゆる電子シャッタ機能を有している。
CCD21、22、23から出力された各電圧信号は、CCD基板4から接続ケーブル6を介して接続されたメイン基板5上のアナログ処理回路60a〜60cに加えられる。アナログ処理回路60a〜60cは、相関二重サンプリング回路(CDS回路)やアンプを含み、CCD21、22、23から出力された各電圧信号は、アナログ処理回路60a〜60cによって相関二重サンプリングや増幅等のアナログ処理が施された後、各画素ごとのR、G、B信号としてA/D変換器62a〜62cに加えられる。各A/D変換器62a〜62cは、順次加えられるアナログのR、G、B信号をそれぞれR、G、B信号に変換する。このようにして、3つのCCD21、22、23により同時に撮影された3枚の画像のR、G、B信号は、一旦RAM54に格納される。
画像処理回路64は、3枚の画像データを読み出し、光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うとともに、ガンマ(階調特性)処理及びシャープネス処理を行ってR、G、B信号を生成し、更にYC信号処理して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(YC信号)を生成し、そのYC信号を再びRAM24に格納する。尚、高DRの画像データを作成する場合には、低感度の画像データと高感度の画像データとを合成する処理等を行う。
上記のようにしてRAM54に格納されたYC信号は、圧縮伸張処理回路59に与えられ、ここで、所定の圧縮フォーマット(例えば、JPEG方式)に従って圧縮される。圧縮された画像データは、2次元撮影モードの場合には、例えばExif形式の画像ファイルにファイル化され、3次元撮影モードの場合には、複数の画像の関連づけが行われた画像ファイルが作成され、リード/ライト回路60を介してメモリカード42に記録される。
また、対応点検出回路66は、低感度の画像データと高感度の画像データとから高DRの画像データを作成する場合に使用される。
即ち、対応点検出回路66は、CCD21、22、23により同時に撮影された複数の画像間で、特徴が略一致する複数の組の対応点を検出する。対応点検出回路66による対応点検出については、従来から様々な手法が提案されている。例えば、ブロックマッチング法、KLT法(Tomasi & Kanade,1991,Detection and Tracking of Point Features)、SIFT(Scale Invariant Feature Transform)などの従来技術を用いることができる。
幾何変形回路68は、低感度の画像データ及び高感度の画像データのいずれか一方を幾何変形させることで、両画像データ間の視差による画角ずれを補正するもので、対応点検出回路66により検出された複数の組の対応点から、いずれか一方の対象画像を幾何変形するための幾何変形パラメータを求め、この幾何変形パラメータに基づいて対象画像を幾何変形する。これにより、低感度の画像データに対して視差のない高感度の画像データを作成し、又は高感度の画像データに対して視差のない低感度の画像データを作成する。幾何変形パラメータとしては、射影変換を行う場合の射影変換パラメータ、ヘルマート変換する場合のヘルマート変換パラメータなどが考えられる。
画像処理回路64は、幾何変形回路68により低感度の画像データ及び高感度の画像データのうちのいずれか一方が幾何変形された、互いに視差のない低感度の画像データ及び高感度の画像データに基づいて高DRの画像データを作成する。
DRの広い低感度の画像データとDRの狭い高感度の画像データに基づいて高感度かつ高DRの画像データを作成する方法としては、両画像データをそれぞれ階調変換した後、加算処理する方法(特開2006−135684号公報)等、公知の方法を使用することができる。
一方、撮影/再生モード選択スイッチによって再生モードが選択されると、メモリカード12に記録されている最終コマの画像ファイルがリード/ライト回路60を介して読み出される。この読み出された画像ファイルの圧縮データは、圧縮伸張回路59を介して非圧縮のYC信号に伸張される。
伸張されたYC信号は、RAM54に保持された後、LCDドライバ48を介してLCD表示用の信号に変換されてLCD46に出力される。これにより、LCD46にはメモリカード42に記録されている最終コマのコマ画像が表示される。
その後、順コマ送りスイッチ(十字キーの右キー)が押されると、順方向にコマ送りされ、逆コマ送りスイッチ(十字キーの左キー)が押されると、逆方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位置の画像ファイルがメモリカード42から読み出され、上記と同様にしてコマ画像がLCD46に再生される。尚、最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向にコマ送りされると、メモリカード42に記録されている1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目のコマ画像がLCD46に再生される。
また、LCD46が3次元表示用に対応したもの(例えば、かまぼこ状のレンズ群を有したいわゆるレンチキュラレンズが表面に配置され、複数の画像を異なる方向に表示するもの)である場合には、3次元画像の再生モード時にメモリカード42から読み出された複数の画像(視差画像)が表示され、ユーザは立体視が可能となる。
次に、上記構成の第4実施形態の複眼カメラ装置による撮像シーケンスについて説明する。
図5は本発明の第4実施形態の複眼カメラ装置による各撮影モードでの処理内容を示すフローチャートである。
図5において、シャッタボタンの全押しによる撮影が行われた際に、ステップS10、ステップS12、S14、S16により高感度/高DR3次元撮影モード、高感度3次元撮影モード、高DR3次元撮影モード、高DR2次元撮影モード、2次元撮影モードの5つの撮影モードのうちのいずれの撮影モードが設定されているかを判別する。
ステップS10により高感度/高DR3次元撮影モードが設定されていると判別されると、CCD21、22、23を駆動し、各CCD出力をA/D変換して3枚の画像を取得する(ステップS18)。
続いて、上記取得した3枚の画像に基づいて高感度/高DR3次元画像処理を行う(ステップS20)。
この高感度/高DR3次元画像処理では、それぞれ視差のある3枚の高感度/高DR画像を作成する。いま、CCD21、22、23からそれぞれ取得された画像を画像A,B,Cとすると、画像Aは、DRの広い低感度の画像であり、画像B,Cは、DRの狭い高感度の画像である。
上記画像A、Bに基づいて画像Bが画像Aと一致するように画像Bを幾何変形させ、画像Aに対して視差のない画像B’を作成する。この画像B’の作成は、前述したように対応点検出回路66及び幾何変形回路68により行われる。そして、高DRの画像Aと高感度の画像B’とを合成することで、ダイナミックレンジを拡大した高感度/高DR画像を作成する。
また、上記画像A、Bに基づいて画像Aが画像Bと一致するように画像Aを幾何変形させ、画像Bに対して視差のない画像A’を作成する。そして、高DRの画像A’と高感度の画像Bとを合成することで、高感度/高DR画像を作成する。
同様に、画像A、Cに基づいて画像Aが画像Cと一致するように画像Aを幾何変形させ、画像Cに対して視差のない画像A’を作成する。そして、高DRの画像A’と高感度の画像Cとを合成することで、高感度/高DR画像を作成する。
このようにして、3次元表示用の視差のある3枚の高感度/高DR画像を作成する。
一方、ステップS12により高感度3次元撮影モードが設定されていると判別されると、CCD22、23を駆動し、各CCD出力をA/D変換して2枚の画像を取得する(ステップS22)。
続いて、上記取得した2枚の画像に基づいて高感度3次元画像処理を行う(ステップS24)。ここでは、2枚の各画像について、それぞれホワイトバランス調整、ガンマ処理、シャープネス処理、及びYC信号処理等の画像処理を行う。
また、ステップS14により高DR3次元撮影モードが設定されていると判別されると、CCD21、22を駆動し、各CCD出力をA/D変換して2枚の画像を取得する(ステップS26)。
続いて、上記取得した2枚の画像に基づいて高DR3次元画像処理を行う(ステップS28)。この高DR3次元画像処理では、ステップS20での処理と同様な処理を行うことによりダイナミックレンジ拡大の画像処理を行い、視差のある2枚の高感度/高DR画像を作成する。
また、ステップS16により高DR2次元撮影モードが設定されていると判別されると、CCD21、22を駆動し、各CCD出力をA/D変換して2枚の画像を取得する(ステップS30)。
続いて、上記取得した2枚の画像に基づいて高DR2次元画像処理を行う(ステップS32)。この高DR2次元画像処理では、ステップS20での処理と同様な処理を行うことによりダイナミックレンジ拡大の画像処理を行い、1枚の高感度/高DR画像を作成する。
一方、ステップS16において、高DR2次元撮影モードが設定されていないと判別された場合(「No」の場合)には、残りの撮影モードである通常の2次元撮影モードとして判別され、ステップS34に遷移する。ステップS34では、CCD22又は23を駆動し、CCD出力をA/D変換して1枚の画像を取得する。
続いて、上記取得した1枚の画像に基づいて2次元画像処理を行う(ステップS36)。ここでは、1枚の高感度の画像について、ホワイトバランス調整、ガンマ処理、シャープネス処理、及びYC信号処理等の画像処理を行う。
ステップS38では、上記高感度/高DR3次元撮影モード、高感度3次元撮影モード、高DR3次元撮影モード、高DR2次元撮影モード、2次元撮影モードの5つの撮影モードのうちの設定された撮影モードに基づいてステップS14、S20、S26、S32、又はS34で作成された画像(本画像)の圧縮処理を行う。この圧縮された本画像は、メモリカード42に記録される(ステップS40)。
このように、ユーザにより設定された撮影モードにより、低感度のCCD21と高感度のCCD22、22の感度の異なる複数のCCDを単一、全て又は排他的に使用可能な撮像シーケンスにて撮影を行うことができ、高機能化及び付加価値のある複眼カメラ装置を提供することができる。
[第5実施形態]
図6は本発明の第5実施形態の複眼カメラ装置のブロック図である。
図6に示す複眼カメラ装置は、図3に示した第3実施形態のCCD31、32、33等を有しており、撮影により取得される2次元画像、3次元画像等をメモリカード42等の記録媒体に記録する複眼デジタルカメラである。
尚、図6において、図4に示した第4実施形態の複眼カメラ装置のブロック図と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示す第5実施形態の複眼カメラ装置は、主として図4に示した第4実施形態の複眼カメラとはCCD31、32、33が相違し、また、対応点検出回路66、幾何変形回路68は設けられていない。
図3に示した第3実施形態で説明したように、CCD31とCCD32、33とは、PD寸法が同じ(感度が同じ)であり、画素数が相違し、CCD31は6M画素であり、CCD32、33は12M画素である。
また、操作部44’の撮影モード選択ダイヤルは、3視点3次元撮影モード、高解像度3次元撮影モード、低解像度3次元撮影モード、高解像度2次元撮影モード、2次元撮影モード等の撮影モードを設定することができるようになっている。
図7は本発明の第5実施形態の複眼カメラ装置による各撮影モードでの処理内容を示すフローチャートである。
図7において、シャッタボタンの全押しによる撮影が行われた際に、ステップS50、S52、S54、S56により3視点3次元撮影モード、高解像度3次元撮影モード、低解像度3次元撮影モード、高解像度2次元撮影モード、2次元撮影モードのうちのいずれの撮影モードが設定されているかを判別する。
ステップS50により3視点3次元撮影モードが設定されていると判別されると、CCD31、32、33を駆動し、各CCD出力をA/D変換して3枚の画像を取得する(ステップS58)。
続いて、上記取得した3枚の画像に基づいて3視点3次元画像処理を行う(ステップS60)。
この3視点3次元画像処理では、それぞれ視差のある3次元表示用の3枚の画像を作成する。尚、CCD31から取得された画像は6M画素であり、CCD32、33から取得される画像は12M画素であり、解像度が異なるため、解像度を合わせる処理を行う。低い解像度に合わせる場合には、CCD32、33から取得される12M画素の画像を間引き処理及び補間処理することにより6M画素の画像にする。一方、高い解像度に合わせる場合には、CCD32又はCCD33の画像がCCD31の画像と一致するように(視差のない画像になるように)、CCD32又はCCD33の画像を幾何変形させることが考えられる。この幾何変形は、図4に示した対応点検出回路66、幾何変形回路68を使用することにより行うことができる。
一方、ステップS52により高解像度3次元撮影モードが設定されていると判別されると、CCD32、33を駆動し、各CCD出力をA/D変換して2枚の画像を取得する(ステップS62)。
続いて、上記取得した2枚の画像に基づいて高解像度3次元画像処理を行う(ステップS64)。ここでは、2枚の各画像について、それぞれホワイトバランス調整、ガンマ処理、シャープネス処理、及びYC信号処理等の画像処理を行う。
また、ステップS54により低解像度3次元撮影モードが設定されていると判別されると、CCD31、32を駆動し、各CCD出力をA/D変換して2枚の画像を取得する(ステップS66)。
続いて、上記取得した2枚の画像に基づいて低解像度3次元画像処理を行う(ステップS68)。この低解像度3次元画像処理では、CCD32から取得される12M画素の画像が6M画素の画像になるように間引き処理及び補間処理を行う。
尚、ステップS64で作成される3次元表示用の2枚の画像と、ステップS64で作成される3次元表示用の2枚の画像とは、2枚の画像に対する基線長及び輻輳角が異なる画像であり、これにより3次元表示時に立体感の異なる3次元画像となる。
また、ステップS16により高解像度2次元撮影モードが設定されていると判別されると、CCD32又は33を駆動し、CCD出力をA/D変換して1枚の画像を取得する(ステップS70)。
続いて、上記取得した1枚の画像に基づいて高解像度2次元画像処理を行う(ステップS72)。この高解像度2次元画像処理では、ステップS64での処理と同様にホワイトバランス調整、ガンマ処理、シャープネス処理、及びYC信号処理等の画像処理を行う。
一方、ステップS56において、高解像度2次元撮影モードが設定されていないと判別された場合(「No」の場合)には、残りの撮影モードである(低解像度)2次元撮影モードとして判別され、ステップS74に遷移する。ステップS74では、CCD31を駆動し、CCD出力をA/D変換して1枚の画像を取得する。
続いて、上記取得した1枚の画像に基づいて2次元画像処理を行う(ステップS76)。ここでは、1枚の低解像度の画像について、ホワイトバランス調整、ガンマ処理、シャープネス処理、及びYC信号処理等の画像処理を行う。
ステップS78では、上記3視点3次元撮影モード、高解像度3次元撮影モード、低解像度3次元撮影モード、高解像度2次元撮影モード、2次元撮影モードの5つの撮影モードのうちの設定された撮影モードに基づいてステップS60、S64、S68、S72、又はS76で作成された画像(本画像)の圧縮処理を行う。この圧縮された本画像は、メモリカード42に記録される(ステップS80)。
このように、ユーザにより設定された撮影モードにより、3つのCCD31、32、33を単一、全て又は排他的に使用可能な撮像シーケンスにて撮影を行うことができ、高機能化及び付加価値のある複眼カメラ装置を提供することができる。
この第5実施形態では、CCD31とCCD32、33とは、PD寸法が同じで画素数が相違するものを使用したが、CCD31をCCD32、33と同じ画素数(12M画素)のものを使用しても上記と同様な処理が可能である。
尚、PD寸法が同じ(感度特性が同一)で、全てのCCDを高画素化(高解像度)すると、
(1) CCD単価が高くなる。
(2) CCDが大きくなる。
(3) 画像処理に時間がかかる。
というデメリットが発生するが、第5実施形態のように複数のCCDが存在する場合に低解像度のCCDを含めると、上記デメリットを低減できる一方、全てのCCDを高画素化した場合と同様の画像も取得することができる。
[第6実施形態]
図8は本発明の第6実施形態の複眼カメラ装置の要部構成図である。
図8に示す第6実施形態の複眼カメラ装置は、2つのレンズ1−1、1−2を有する二眼の複眼カメラ装置であり、CCD基板40は、レンズ1−1、1−2の光軸(光路L1、L2、L3)と平行になるようにカメラ本体内に配置されている。
この1枚のCCD基板40には、レンズ1−1、1−2と一対一に対応する2つのCCD41−1、41−2が実装されており、CCD41−1は、CCD基板40の一方の面に実装され、CCD41−2は、CCD基板40の他方の面に実装されている。
レンズ1−1、1−2は、それぞれ全反射ミラー7−1、7−2を介して被写体像をCCD41−1、41−2の受光面に結像できるように構成されている。
また、カメラ本体内には、CCD出力信号の処理等を行う制御ブロックが実装されたメイン基板5が配設されており、CCD基板4とメイン基板5とは、単一のコネクタ43によって電気的に接続されている。
本発明の第6実施形態の複眼カメラ装置は、2つのCCD41−1、41−2のCCD基板40を一枚にすることができ、かつCCD基板40の両面を実装面として使用するため、CCD基板40をコンパクトにすることができ、装置の小型化を図ることができる。
また、CCD基板40とメイン基板5との接続も単一のコネクタ43で行うことができ、結線を単純化にすることができ、装置の低価格化を図ることができる。
尚、図8上では、レンズ1−1、1−2の光路L1、L2はそれぞれ平行に示されているが、レンズ1−1、1−2は、所定の距離で光路L1、L2、L3が交差するように(輻輳角をもつように)配置されている。これにより、同一の被写体を異なる視点位置から撮影し、3次元表示用の2枚の画像を取得することができる。
[その他]
図4に示す実施の形態では、メイン基板5側にアナログ処理回路60a〜60c、A/D変換器62a〜62cを設けるようにしたが、CCD基板4側にアナログ処理回路60a〜60c、又はA/D変換器62a〜62cを設けるようにしてもよい。
この実施の形態では、二眼及び三眼の複眼カメラ装置について説明したが、本発明は四眼以上の複眼カメラ装置にも適用できる。
また、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
1…主レンズ、1−1、1−2…レンズ、2、3…副レンズ、4、40…CCD基板、5…メイン基板、6…接続ケーブル、7a、7b、7−1、7−2、8a、8b…全反射ミラー、11、12、13、21、22、23、31、32、33、41−1、41−2…撮像素子(CCD)、42…メモリカード、43…コネクタ、44…操作部、50…中央処理装置(CPU)、64、64’…画像処理回路、66…対応点検出回路、68…幾何変形回路

Claims (10)

  1. 複数の撮影光学系と、
    前記複数の撮影光学系と一対一に対応する複数の撮像素子と、
    前記複数の撮像素子が実装された単一の撮像素子基板であって、該撮像素子基板の両面に前記撮像素子がそれぞれ実装された撮像素子基板と、
    前記複数の撮影光学系の全部又は一部の光路を屈曲させ、被写体像を対応する撮像素子に結像させる光学部材と、
    を備えたことを特徴とする複眼カメラ装置。
  2. 前記複数の撮像素子から出力される出力信号を処理する制御ブロックが実装されたメイン基板を備え、
    前記撮像素子基板と前記メイン基板とは単一のケーブル又は単一のコネクタにより接続されていることを特徴とする請求項1に記載の複眼カメラ装置。
  3. 前記複数の撮像素子は、画素数、受光面のサイズ、及び感度のうちの少なくとも1つが異なる異種の撮像素子を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の複眼カメラ装置。
  4. 前記撮像素子基板は、前記複数の撮影光学系の光軸と直交するように配置され、
    前記複数の撮像素子は、前記撮像素子基板の表面と裏面とに分離して実装され、
    前記光学部材は、前記撮像素子基板の裏面に実装された撮像素子に被写体像が結像されるように対応する撮影光学系の光路を屈曲させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の複眼カメラ装置。
  5. 前記撮像素子基板の表面に実装される撮像素子は、前記撮像素子基板の裏面に実装される撮像素子よりも受光面が小さいことを特徴とする請求項4に記載の複眼カメラ装置。
  6. 前記複数の撮像素子のいずれか1つ又は複数同時に使用して1つの画像又は複数の画像を取得する複数の撮影モードを有し、前記複数の撮影モードから所望の撮影モードを選択するためのモード選択手段と、
    前記モード選択手段により選択された撮影モードに応じて前記複数の撮像素子のいずれか1つ又は複数を駆動し、該駆動した撮像素子から取得した画像を処理する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の複眼カメラ装置。
  7. 前記複数の撮像素子は、それぞれ画素数が同一で、感度が異なる異種の撮像素子を含むことを特徴とする請求項6に記載の複眼カメラ装置。
  8. 前記複数の撮影モードは、高感度かつ高ダイナミックレンジの3次元表示用の複数の画像を取得する第1の撮影モード、高感度かつ低ダイナミックレンジの3次元表示用の複数の画像を取得する第2の撮影モード、低感度かつ高ダイナミックレンジの3次元表示用の複数の画像を取得する第3の撮影モード、低感度かつ高ダイナミックレンジの2次元表示用の単一の画像を取得する第4の撮影モード、高感度かつ低ダイナミックレンジの2次元表示用の単一の画像を取得する第5の撮影モードのうちの2以上の撮影モードを含むことを特徴とする請求項7に記載の複眼カメラ装置。
  9. 前記複数の撮影光学系及び複数の撮像素子は、それぞれ3つの撮影光学系及び撮像素子であることを特徴とする請求項6に記載の複眼カメラ装置。
  10. 前記複数の撮影モードは、3次元表示用の3枚の画像を取得する第1の撮影モード、3次元表示用の2枚の画像を取得する第2の撮影モード、2次元表示用の1枚の画像を取得する第3の撮影モードのうちの2以上の撮影モードを含むことを特徴とする請求項9に記載の複眼カメラ装置。
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