JP2010228320A - 接着剤リブ形成用メタルマスク及びその製造方法 - Google Patents

接着剤リブ形成用メタルマスク及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子部品保護カバー接着用の接着剤リブの印刷高さを高くできる接着剤リブ形成用メタルマスクを得る。
【解決手段】電子部品保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するのに用いられ、スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成されたものにおいて、開口部のスキージ面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、第1層目の金属メッキに一体的に形成され、開口部の被印刷面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキとを備え、1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状接着剤が開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることで、所望の印刷高さの接着剤リブとする。
【選択図】図5

Description

この発明は、例えば撮像素子等の電子部品を保護あるいは封止するための電子部品保護カバー、例えば撮像素子被覆部接着用の接着剤リブ(電子部品の周辺全体を囲む閉形状の光硬化性樹脂(以下UV樹脂という)隔壁)をスクリーン印刷にて形成する接着剤リブ形成用メタルマスク及びその製造方法に関するものである。
撮像素子を用いたイメージセンサー等の電子部品の製造時、半導体基板に形成された撮像素子は、上からアクリルやガラス等の透明な撮像素子被覆部で保護あるいは封止される。この撮像素子被覆部の封止用と半導体基板との間に保護空間を設けるために、撮像素子の周辺全体を囲む閉形状のUV樹脂隔壁からなる接着剤リブをスクリーン印刷により形成している。その構成を図7〜図9に示す。図7〜図9に示すように、半導体基板11に撮像素子12が形成されており、ガラス等の透明な撮像素子被覆部13との空間を設けるために、撮像素子12の周辺全体を囲む閉形状のUV樹脂隔壁からなる接着剤リブ14をスクリーン印刷により形成しており、接着剤リブ14の印刷高さとしては、近年では約100μm以上のものが要求されるようになってきている。なお、16は撮像素子12の受光部である。
特開平6−59226号公報 特開2008−23716号公報
従来のスクリーン印刷マスクでは、接着剤リブの印刷高さが高くなるように印刷するには、紗の線径の太い物を使用して印刷高さを確保するようにしているが、紗の線径の太い物を使用した場合、被印刷体への紗の接触面積が大きくなり開口部に掛かる個所では未印刷部となり所望の印刷形状が得られないという問題点があった。また、一般に、良好な印刷形状を得る為には紗の線径の細い細線を用いるが印刷高さを確保することが困難であった。接着剤リブの印刷高さを近年要求されるようになってきて印刷高さ約100μm以上で所望の形状を確保することは困難であった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、電子部品を保護あるいは封止するための電子部品保護カバー接着用の接着剤リブ(電子部品の周辺全体を囲む閉形状のUV樹脂隔壁)の印刷高さを高くし、近年要求されている所望の印刷高さが確保できるように改良した接着剤リブ形成用メタルマスク及びその製造方法に関するものである。
この発明に係る接着剤リブ形成用メタルマスクにおいては、電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するために用いられるものであって、スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成されたものにおいて、開口部のスキージ面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、第1層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキとを備え、第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に数を間引かれて形成された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたものである。
また、開口部のスキージ面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、第1層目の金属メッキに一体的に形成され、開口部の被印刷面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキと、第2層目の金属メッキに一体的に形成され、開口部の被印刷面側の周辺部のみに被印刷面の指定個所への接触防止又は版離れを良くする帯状凸部を形成するための第3層目の金属メッキとを備え、第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に数を間引かれて形成された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたものである。
また、第1層目の金属メッキは、開口部のスキージ面側の交差部のみに斜めの筋交い部が設けられた構造であり、第2層目の金属メッキは、開口部の被印刷面側の交差部には筋交い部が設けられていない構造である。
また、開口部のスキージ面側に1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、第1層目の金属メッキに一体的に形成され、開口部の被印刷面側に1層目ブリッジと互い違いにずらして千鳥状に配置された2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキとを備え、第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に千鳥状にずらして形成された2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたものである。
また、開口部のスキージ面側に1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、第1層目の金属メッキに一体的に形成され、開口部の被印刷面側に1層目ブリッジと互い違いにずらして千鳥状に配置された2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキと、第2層目の金属メッキに一体的に形成され、開口部の被印刷面側の周辺部のみに被印刷面の指定個所への接触防止又は版離れを良くする帯状凸部を形成するための第3層目の金属メッキとを備え、第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に千鳥状にずらして形成された2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたものである。
また、第1層目の金属メッキのスキージ面側に、スクリーン印刷時に液状の接着剤樹脂の受け入れ窓口となって、第1層目の開口部へ液状の接着剤樹脂を導入するための導入用開口部を有する最上層の金属メッキを更に備えたものである。
また、この発明に係る接着剤リブ形成用メタルマスクの製造方法においては、導電性母材を準備する工程と、導電性母材上に、スキージ面側の開口部と該開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジとを与えるための第1レジストを形成する工程と、導電性母材上に、第1レジストが形成された領域を除いて、スキージ面側の開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された構造の第1層目の金属メッキを形成する工程と、第1レジストを除去する工程と、第1層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジとを与えるための第2レジストを形成する工程と、1層目の金属メッキ上に、第2レジストが形成された領域を除いて、被印刷面側の開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された構造の第2層目の金属メッキを形成する工程と、第2レジストを除去してから、導電性母材から第1層目の金属メッキ及び第2層目の金属メッキを一体的に剥離する工程とを備え、第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に数を間引かれて形成された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたものである。
また、導電性母材を準備する工程と、導電性母材上に、スキージ面側の開口部と該開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジとスキージ面側の開口部の交差部のみに斜めの筋交い部とを与えるための第1レジストを形成する工程と、導電性母材上に、第1レジストが形成された領域を除いて、スキージ面側の開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成され、スキージ面側の開口部の交差部のみに斜めの筋交い部が設けられた構造の第1層目の金属メッキを形成する工程と、第1レジストを除去する工程と、第1層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部に2層目メッシュ又は2層目ブリッジとを与えるための第2レジストを形成する工程と、1層目の金属メッキ上に、第2レジストが形成された領域を除いて、被印刷面側の開口部に2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成され、開口部の被印刷面面側の交差部には筋交い部が設けられていない構造の第2層目の金属メッキを形成する工程と、第2レジストを除去する工程と、第2層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部の周辺部のみに帯状の凸部を与えるための第3レジストを形成する工程と、2層目の金属メッキ上に、第3レジストが形成された領域を除いて、第3層目の金属メッキを形成する工程と、第3レジストを除去してから、導電性母材から第1層目の金属メッキ、第2層目の金属メッキ及び第3層目の金属メッキを一体的に剥離する工程とを備えたものである。
また、第1レジストを形成する工程は、スキージ面側の開口部の交差部のみに斜めの筋交い部を与えるものであり、また、第1層目の金属メッキを形成する工程は、スキージ面側の開口部の交差部のみに斜めの筋交い部が設けられるものであり、第2層目の金属メッキを形成する工程は、1層目の金属メッキ上に、前記開口部の被印刷面面側の交差部には筋交い部が設けられていない構造としたものである。
また、導電性母材を準備する工程と、導電性母材上に、スキージ面側の開口部と該開口部に1層目ブリッジとを与えるための第1レジストを形成する工程と、導電性母材上に、第1レジストが形成された領域を除いて、スキージ面側の開口部に1層目ブリッジが形成された構造の第1層目の金属メッキを形成する工程と、第1レジストを除去する工程と、第1層目の金属メッキの被印刷面側に導電性皮膜を形成する工程と、第1層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部に1層目ブリッジと互い違いにずらして千鳥状に配置される2層目ブリッジを与えるための第2レジストを形成する工程と、1層目の金属メッキ上に、第2レジストが形成された領域を除いて、被印刷面側の開口部に1層目ブリッジと互いに違いにずらして千鳥状に配置された2層目ブリッジが形成された構造の第2層目の金属メッキを形成する工程と、第2レジストを除去してから、導電性母材から第1層目の金属メッキ及び第2層目の金属メッキを一体的に剥離する工程とを備え、第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に互いに違いにずらして千鳥状に配置された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたものである。
また、第1層目の金属メッキのスキージ面側に、スクリーン印刷時に液状の接着剤樹脂の受け入れ窓口となって、第1層目の開口部へ液状の接着剤樹脂を導入するための導入用開口部を有する最上層の金属メッキを形成する工程を更に備えたものである。
この発明によれば、電子部品を保護あるいは封止するための電子部品保護カバー接着用の接着剤リブ(電子部品の周辺全体を囲む閉形状のUV樹脂隔壁)の印刷高さを高くし、近年要求されている所望の印刷高さが確保できるという効果がある。
この発明の接着剤リブ形成用メタルマスクを備えたスクリーン印刷版を示す斜視図である。 この発明の実施例1における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図である。 図2の矢視B1(被印刷面側)から見た拡大斜視図である。 図2のC−C線に沿った断面図である。 図2のD−D線に沿った断面図である。 この発明の接着剤リブ形成用メタルマスクによりスクリーン印刷する場合を示す概略説明図である。 撮像素子被覆部接着用の接着剤リブが形成された状態を示すCMOSイメージセンサー等の半導体装置の製造方法の一例を示す分解斜視図である。 被覆部接着後の状態を示すCMOSイメージセンサー等の半導体装置の一例を示す斜視図である。 図8のE−E線に沿った断面図である。 この発明の実施例2における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図である。 図10の矢視B2(被印刷面側)から見た拡大斜視図である。 図10のF−F線に沿った断面図である。 図10のG−G線に沿った断面図である。 図10のH−H線に沿った断面図である。 図10のI−I線に沿った断面図である。 この発明の実施例3における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図である。 図16の矢視B3(被印刷面側)から見た拡大斜視図である。 この発明の実施例4における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図である。 図18のJ−J線に沿った断面図である。 この発明の実施例5における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図である。 図20のK−K線に沿った断面図図である。 図20のL−L線に沿った断面図である。 この発明の実施例6における接着剤リブ形成用メタルマスクを被印刷面側から見た拡大斜視図である。 この発明の実施例7における接着剤リブ形成用メタルマスクを被印刷面側から見た拡大斜視図である。
図1はこの発明の接着剤リブ形成用メタルマスクを備えたスクリーン印刷版を示す斜視図、図2はこの発明の実施例1における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図、図3は図2の矢視B1(被印刷面側)から見た拡大斜視図、図4は図2のC−C線に沿った断面図、図5は図2のD−D線に沿った断面図、図6はこの発明の接着剤リブ形成用メタルマスクによりスクリーン印刷する場合を示す概略説明図、図7は撮像素子被覆部接着用の接着剤リブが形成された状態を示すCMOSイメージセンサー等の半導体装置の製造方法の一例を示す分解斜視図、図8は保護カバー接着後の状態を示すCMOSイメージセンサー等の半導体装置の一例を示す斜視図、図9は図8のE−E線に沿った断面図である。
1はこの発明の接着剤リブ形成用メタルマスク2を備えたスクリーン印刷版で、金属製の角型フレーム3により紗を介して周縁部を保持されている。
この発明の実施例1における接着剤リブ形成用メタルマスク2は、撮像素子を保護あるいは封止するための撮像素子被覆部接着用の接着剤リブ(撮像素子の周辺全体を囲む閉形状のUV樹脂隔壁)を形成するための開口部4が碁盤目状となるように形成されている。そして、この接着剤リブ形成用メタルマスク2は、総厚さを約230μmの板厚にして、スクリーン印刷した際に、接着剤リブの印刷高さが約100μm以上となるようにしているものである。なお、接着剤リブ形成用メタルマスク2は、開口部4がスキージ進行方向に対して45°の角度になるように金属製の角型フレーム3に配置されている。
この接着剤リブ形成用メタルマスク2の第1層目(スキージ側)21は、例えば板厚が100μm、開口部4が250μmピッチ、開口部4に架けられる1層目ブリッジ21aの幅が50μm、開口部4の交差部のみに斜めの筋交い部21bを設けた構造となるように第1層目の金属メッキ21が形成されている。ここで、開口部の交差部に斜めの筋交い部21bがあると、スキージが開口部の交差部のエッジに当らないため、スキージの寿命を長くすることができると共にマスク破損防止の効果がある。次に、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第2層目(被印刷面側)22は、例えば板厚が100μmで第1層目21の上に形成されるが、開口部4が500μmピッチで第1層目の1/2以下の数に間引かれており、開口部4に架けられる2層目ブリッジ22aは幅が50μmで1層目ブリッジ21aに対して一つ置きにその下に設けられ、開口部の交差部には筋交い部を設けない構造となるように第2層目の金属メッキ22が形成されている。更に、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第3層目(被印刷面側)23は、例えば板厚が30μmで第2層目22の上に形成されるが、開口部4の周辺部のみに帯状となるように第3層目の金属メッキ23が形成されている。ここで、開口部4の周辺部のみに第3層目となる帯状の凸部23を形成することにより、帯状の凸部23の内側に凹部が形成され、接着剤の液切れが良くなり、滲みを防止することができる効果がある。
この発明による接着剤リブ形成用メタルマスク2の製造方法は、導電性母材(SUS等)を準備し、導電性母材上に、開口部4と開口部に250μmピッチの1層目ブリッジ21aと開口部の交差部のみに斜めの筋交い21bを与えるための第1レジストを形成する工程と、導電性母材上に第1レジストが形成された領域を除いて、例えば板厚が100μm、開口部4が250μmピッチ、開口部4に架けられる1層目ブリッジ21aの幅が50μm、開口部4の交差部のみに斜めの筋交い部21bを設けた構造となる第1層目の金属メッキ21を形成する工程と、第1レジストを除去する工程と、第1層目の金属メッキ21の上に開口部4とその開口部に500μmピッチで第1層目の1/2以下の数に間引かれた2層目ブリッジ22aを与えるための第2レジストを形成する工程と、第1層目の金属メッキ21上に第2レジストが形成された領域を除いて、例えば板厚が100μmで第1層目21の上に形成されるが、開口部4が500μmピッチで第1層目の1/2以下の数に間引かれており、開口部4に架けられる2層目ブリッジ22aは幅が50μmで1層目ブリッジ21aに対して一つ置きにその下に設けられ、開口部の交差部には筋交い部を設けない構造となる第2層目の金属メッキ22を形成する工程と、第2レジストを除去する工程と、第2層目の金属メッキ22の上に開口部4と開口部の周辺部のみに帯状の凸部23を与えるための第3レジストを形成する工程と、第2層目の金属メッキ22上に第3レジストが形成された領域を除いて、例えば板厚が30μmで第2層目22の上に形成されるが、開口部4の周辺部のみに帯状となる第3層目の金属メッキ23を形成する工程と、第3レジストを除去してから、導電性母材から第1層目の金属メッキ21、第2層目の金属メッキ22及び第3層目の金属メッキ23を一体的に剥離する工程とからなる。なお、これらメタルマスクの製造方法は、従来とほぼ同様の方法により多層構造のメタルマスクとして製造することができる。また、第1〜3レジストは第3層目のメッキが終了後に母材から金属層1〜3を一体に剥離後に除去しても良い。また、第1層目および第2層目の各金属メッキ後に突出したレジストの研磨工程を入れても良い。
上記製造方法により完成されたこの発明の接着剤リブ形成用メタルマスク2を用いて撮像素子被覆部接着用の接着剤リブ(撮像素子の周辺全体を囲む閉形状のUV樹脂隔壁)をスクリーン印刷する場合を図6に示す。図7〜図9は撮像素子被覆部接着用の接着剤リブが形成された状態を示すCMOSイメージセンサー等の半導体装置の一例を示す図である。図において、11は半導体基板、12は半導体基板11に形成された撮像素子、13はガラス等の透明な撮像素子被覆部、14は撮像素子被覆部13との空間を設けるために撮像素子12の周辺全体を囲む閉形状のUV樹脂隔壁からなる接着剤リブ、15は半導体基板11上にUV樹脂隔壁からなる接着剤リブ14をスクリーン印刷するためのスキージ、16は撮像素子12の受光部である。14aは液状のUV樹脂(接着剤)である。ここで、接着剤リブ形成用メタルマスク2は、碁盤目状の開口部4がスキージ進行方向に対して45°の角度になるように配置されているので、液状のUV樹脂(接着剤)14aが入り易くなっている。また、同時に開口内のエアーの抜けを良くして、エアー溜りによる未充填も防止している。
この発明の接着剤リブ形成用メタルマスク2を用いることにより、液状のUV樹脂(接着剤)14aが開口部4及びその1層目ブリッジ21aと2層目ブリッジ22aからなるメッシュ部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まる。すなわち、接着剤がせん断応力を受け続けることにより、粘度が次第に低下し液状接着剤の流動性が高くなる。その結果として1回目の印刷の後、UV樹脂を光硬化させてから2回以上の印刷を同様の方法にて行うことで、接着剤リブ14の印刷高さを約200μm以上も確保することができる。つまり、スクリーン印刷時は、接着剤14aが開口部4及びそのメッシュ部をスムーズに通過し易くなり、その一方でメタルマスク2を被印刷面から剥がす際には、接着剤にせん断応力が掛かって液状接着剤の流動性が高まり、メタルマスク2の抜け性が良くなり、このような印刷方法を2回以上繰り返し行うことで結果的に接着剤リブ14の印刷高さを高くすることができ、しかも所望の直線性が得られるものである。また、開口部4の1層目ブリッジ21aと2層目ブリッジ22aからなるメッシュ部は、せん断応力が掛かるので、高粘度(粘度10〜1000Pa)・高チキソ性(チキソ比1.5〜8.0)の接着剤の場合でも抜け性がアップするという効果がある。また、開口部4の開口率をコントロールすることにより、接着剤リブ14の印刷高さを自由に設計することができるという大きな効果がある。
平均印刷高さの結果(ライン幅と印刷高さの関係)を以下に示す。
マスク総厚が230μm版での真空オフコンタクト1回印刷では、平均印刷高さと平均ライン幅は次のようになる。
・マスク開口幅300μmの場合、結果ライン幅500μm、印刷高さ100μm。
・マスク開口幅450μmの場合、結果ライン幅600μm、印刷高さ190μm。
・マスク開口幅600μmの場合、結果ライン幅800μm、印刷高さ210μm。
また、2回重ね印刷では、平均印刷高さと平均ライン幅は次のようになる。
・マスク開口幅300μmの場合、結果ライン幅600μm、印刷高さ200μm。
・マスク開口幅450μmの場合、結果ライン幅700μm、印刷高さ360μm。
・マスク開口幅600μmの場合、結果ライン幅900μm、印刷高さ370μm。
実施例1では、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第3層目(被印刷面側)23を形成しているが、第3層目の金属メッキ23は無くてもよい。また、実施例1では、スキージが開口部の交差部のエッジに当らないために、開口部4の交差部のみに斜めの筋交い部21bを設けた構造となるように第1層目の金属メッキ21を形成しているが、そのような問題がなければ、第1層目の金属メッキ21は、開口部4の交差部に斜めの筋交い部21bを設けなくても良い。
図10はこの発明の実施例2における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図、図11は図10の矢視B2(被印刷面側)から見た拡大斜視図、図12は図10のF−F線に沿った断面図、図13は図10のG−G線に沿った断面図、図14は図10のH−H線に沿った断面図、図15は図10のI−I線に沿った断面図である。
この実施例2においては、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第1層目(スキージ側)21は、例えば板厚が100μm、開口部4には多数の1層目ブリッジ21aが架けられ、その幅は50μm、開口部4の交差部のみに斜めの筋交い部21bを設けた構造となるように第1層目の金属メッキ21が形成されている。ここで、開口部の交差部に斜めの筋交い部21bがあると、スキージが開口部の交差部のエッジに当らないため、スキージの寿命を長くすることができる効果がある。次に、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第2層目(被印刷面側)22は、例えば板厚が100μmで第1層目21の上に形成されるが、開口部4には1層目ブリッジ21aに対して一つ置きにその下に2層目ブリッジ22aが架けられ、その幅は50μm、開口部の交差部には筋交い部を設けない構造となるように第2層目の金属メッキ22が形成されている。更に、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第3層目(被印刷面側)23は、例えば板厚が30μmで第2層目22の上に形成されるが、開口部4の周辺部のみに帯状となるように第3層目の金属メッキ23として形成される。ここで、開口部4の周辺部のみに第3層目となる帯状の凸部23を形成することにより、帯状の凸部23の内側に凹部が形成され、接着剤の液切れが良くなり、滲みを防止することができる効果がある。
この実施例2による接着剤リブ形成用メタルマスク2の製造方法は、実施例1とほぼ同様であるので、説明を省略する。また、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第3層目(被印刷面側)23は無くてもよい。また、実施例2では、スキージが開口部の交差部のエッジに当らないために、開口部4の交差部のみに斜めの筋交い部21bを設けた構造となるように第1層目の金属メッキ21を形成しているが、そのような問題がなければ、第1層目の金属メッキ21は、開口部4の交差部に斜めの筋交い部21bを設けなくても良い。
図16はこの発明の実施例3における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図、図17は図16の矢視B3(被印刷面側)から見た拡大斜視図である。
上記実施例2では、開口部4の交差部のみに設ける斜めの筋交い21bと、この筋交い21bに最も近い部分に設けられるブリッジ21aを残した構造としているが、この実施例3においては、開口部4の交差部のみに設ける斜めの筋交い21bだけを残し、筋交い21bに最も近い部分に設けられるブリッジ21aを無くすことにより、先端部を互いに突き合わせた五角形の舟型形状の開口部41を4個形成してなる構造である。なお、図16は、十文字状の交差部について示しているが、T字状の交差部の場合は、3個の舟型形状の開口部の先端部をT字状に突き合わせ、またL字状の交差部(コーナー部)の場合は2個の舟型形状の開口部の先端部をL字状に突き合わせれば良い。これにより、接着剤リブ14をほぼ均一に印刷することができる。また、舟型形状の開口部41は五角形をしているが、細長の舟型形状でかつ先端部を尖らせずに、先に行くに従って少しずつ窄めて先端を丸状(小径の円弧状)にしても良い。
図18はこの発明の実施例4における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図、図19は図18のJ−J線に沿った断面図である。
上記実施例1〜3では、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第1層目(スキージ側)21の開口部4に架けられる1層目ブリッジ21aと、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第2層目(被印刷面側)22の開口部4に架けられる2層目ブリッジ22aとが、1層目ブリッジ21aに対して一つ置きにその下に数を間引きして設けられているのに対し、この実施例4においては、図19に示すように、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第1層目21の開口部4に架けられる1層目ブリッジ21aと、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第2層目22の開口部4に架けられる2層目ブリッジ22aとを、互い違いにずらして千鳥状に配置したものである。これにより、液状のUV樹脂(接着剤)14aが開口部4及び千鳥状に配置された1層目ブリッジ21aと2層目ブリッジ22aからなるブリッジ部を上手に通過することになり、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まり、その結果として接着剤リブ14の印刷高さを確保することができる。つまり、スクリーン印刷時は、接着剤14aが開口部4及びそのブリッジ部を通過し易くなり、その一方でメタルマスク2を被印刷面から剥がす際には、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まり、メタルマスク2の抜け性が良くなり、結果的に接着剤リブ14の印刷高さを高くすることができる訳である。
この実施例4による接着剤リブ形成用メタルマスク2の製造方法では、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第1層目21の開口部4に架けられる1層目ブリッジ21aと、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第2層目22の開口部4に架けられる2層目ブリッジ22aとを、互い違いにずらして千鳥状に配置するために、第1層目の金属メッキ21を形成し、第1レジストを除去した後に、第1層目の金属メッキ21の被印刷面側に導電性皮膜を形成する工程を追加する。導電性皮膜形成は、蒸着または、無電解メッキにて形成する。
図20はこの発明の実施例5における接着剤リブ形成用メタルマスクを図1のA部スキージ側から見た拡大斜視図、図21は図20のK−K線に沿った断面図、図22は図20のL−L線に沿った断面図である。
上記実施例1〜4では、3層構造の接着剤リブ形成用メタルマスク2について説明したが、この実施例5においては、図20〜図22に示すように、3層構造の接着剤リブ形成用メタルマスク2の第1層目21の上側(スキージ側)に、スクリーン印刷時に液状のUV樹脂(接着剤)14aの受け入れ窓口となって、第1層目21の開口部4へと液状のUV樹脂(接着剤)14aを導入するための導入用開口部5を有するメタルマスク2の最上層の表面層6が更に設けられた4層構造の接着剤リブ形成用メタルマスクである。ここで、最上層の表面層6に形成される導入用開口部5は、第1層目21の開口部4と同一位置に形成されるものである。これにより、液状のUV樹脂(接着剤)14aが表面層6の導入用開口部5に受け入れられて、第1層目21の開口部4に円滑に導入されることになるので、接着剤リブ14の印刷高さを確保することができる。
図23はこの発明の実施例6における接着剤リブ形成用メタルマスクを被印刷面側から見た拡大斜視図である。
この実施例6においては、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第1層目(スキージ側)21は、例えば板厚が100μm、開口部4には多数の1層目ブリッジ21aが架けられ、その幅は50μm、開口部4の交差部のみに斜めの筋交い部21bを設けた構造となるように第1層目の金属メッキ21が形成されている。次に、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第2層目(被印刷面側)22cは、例えば板厚が100μmで第1層目21の上に2種類の2層目ブリッジ22cが互い違いに半分だけ形成される。ここで、1種類の第2層目ブリッジ22cは、一側から中央に向かって延びてその中央部で終わる片持ち形の2層目ブリッジ22cであり、もう1種類の第2層目ブリッジ22cは、他側から中央に向かって延びてその中央部で終わる片持ち形の2層目ブリッジ22cであり、互い違いに片持ち形となるように片架け式にされており、その幅は50μm、開口部の交差部には筋交い部を設けない構造となるように第2層目の金属メッキ22が形成されている。ここで、開口部4の周辺部のみに第3層目となる帯状の凸部23を形成することにより、帯状の凸部23の内側に凹部が形成され、接着剤の液切れが良くなり、滲みを防止することができる効果がある。
この実施例6による接着剤リブ形成用メタルマスク2の製造方法は、実施例1とほぼ同様であるので、説明を省略する。また、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第3層目(被印刷面側)23は無くてもよい。また、実施例6では、2種類の片持ち形の第2層目ブリッジ22cが、一側又は他側から中央に向かって延びてその中央部で終わるようにされているので、隣接する片持ち形の2層目ブリッジ22cの先端部がラップしないようになっているが、片持ち形の先端部はその中央部を越えることにより、隣接する片持ち形の2層目ブリッジ22cの先端部が互いにラップするようにしても構わないし、また、反対に片持ち形の先端部はその中央部を越えないように短く形成することにより、中央部に2層目が存在しないようにしても構わない。
図24はこの発明の実施例7における接着剤リブ形成用メタルマスクを被印刷面側から見た拡大斜視図である。
この実施例7においては、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第1層目(スキージ側)21は、例えば板厚が100μm、開口部4には多数の1層目ブリッジ21aが架けられ、その幅は50μm、開口部4の交差部のみに斜めの筋交い部21bを設けた構造となるように第1層目の金属メッキ21が形成されている。次に、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第2層目(被印刷面側)22は、例えば板厚が100μmで第1層目21の上に2種類の異なる2層目ブリッジ22c、22dが交互に形成される。ここで、1種類の第2層目ブリッジ22cは、両側から中央に向かって延びており、中央部無しで途中で終わる左右一対の片持ち形の2層目ブリッジ22cである。また、もう1種類の第2層目ブリッジ22dは、両側部無しで中央部のみに存在する島形の2層目ブリッジ22dである。これら2種類の異なる2層目ブリッジ22c、22dは、各1層目ブリッジ21aの上に交互に形成されており、その幅は50μm、開口部の交差部には筋交い部を設けない構造となるように第2層目の金属メッキ22が形成されている。ここで、開口部4の周辺部のみに第3層目となる帯状の凸部23を形成することにより、帯状の凸部23の内側に凹部が形成され、接着剤の液切れが良くなり、滲みを防止することができる効果がある。また、2種類の異なる2層目ブリッジ22c、22dは、四角形以外に、丸形、三角形、ハニカム、菱形等の形状であっても良い。
この実施例7による接着剤リブ形成用メタルマスク2の製造方法は、実施例1とほぼ同様であるので、説明を省略する。また、接着剤リブ形成用メタルマスク2の第3層目(被印刷面側)23は無くてもよい。また、実施例7では、2種類の異なる第2層目ブリッジ22c、22dは、両側から中央に向かって延びており、中央部無しで途中で終わる左右一対の片持ち形の2層目ブリッジ22cと、両側部無しで中央部のみに存在する島形の2層目ブリッジ22dとが互いにラップしないようになっているが、両者を延長させることにより、隣接する2層目ブリッジ22c、22dの一部が互いにラップするようにしても構わない。
1 スクリーン印刷版
2 接着剤リブ形成用メタルマスク
3 金属製の角型フレーム
4 開口部
5 導入用開口部
6 メタルマスク2の最上層の表面層
11 半導体基板
12 撮像素子
13 撮像素子被覆部
14 接着剤リブ(撮像素子の周辺全体を囲む閉形状のUV樹脂隔壁)
14a 液状のUV樹脂(接着剤)
15 スキージ
16 受光部
21 第1層目の金属メッキ
22 第2層目の金属メッキ
23 第3層目の金属メッキ
21a 1層目ブリッジ
21b 筋交い部
22a〜22d 2層目ブリッジ

Claims (21)

  1. 電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するために用いられるものであって、スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成された接着剤リブ形成用メタルマスクにおいて、
    前記開口部のスキージ面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、
    前記第1層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側に前記1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキとを備え、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に数を間引かれて形成された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスク。
  2. 電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するために用いられるものであって、スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成された接着剤リブ形成用メタルマスクにおいて、
    前記開口部のスキージ面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、
    前記第1層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側に前記1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキと、
    前記第2層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側の周辺部のみに被印刷面の指定個所への接触防止又は版離れを良くする帯状凸部を形成するための第3層目の金属メッキとを備え、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に数を間引かれて形成された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスク。
  3. 第1層目の金属メッキは、開口部のスキージ面側の交差部のみに斜めの筋交い部が設けられた構造であり、第2層目の金属メッキは、開口部の被印刷面側の交差部には筋交い部が設けられていない構造であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の接着剤リブ形成用メタルマスク。
  4. 第1層目の金属メッキにおけるスキージ面側の開口部の交差部は、斜めの筋交い部だけを残して筋交い部に最も近い部分に設けられるブリッジを無くすことで、先端部を互いに突き合わせた五角形の開口部が4個形成されていることを特徴とする請求項3記載の接着剤リブ形成用メタルマスク。
  5. 電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するために用いられるものであって、スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成された接着剤リブ形成用メタルマスクにおいて、
    前記開口部のスキージ面側に1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、
    前記第1層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側に前記1層目ブリッジと互い違いにずらして千鳥状に配置された2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキとを備え、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に千鳥状にずらして形成された2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスク。
  6. 電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するために用いられるものであって、スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成された接着剤リブ形成用メタルマスクにおいて、
    前記開口部のスキージ面側に1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、
    前記第1層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側に前記1層目ブリッジと互い違いにずらして千鳥状に配置された2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキと、
    前記第2層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側の周辺部のみに被印刷面の指定個所への接触防止又は版離れを良くする帯状凸部を形成するための第3層目の金属メッキとを備え、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に千鳥状にずらして形成された2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスク。
  7. 第1層目の金属メッキは、開口部のスキージ面側の交差部のみに斜めの筋交い部が設けられた構造であり、第2層目の金属メッキは、開口部の被印刷面側の交差部には筋交い部が設けられていない構造であることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の接着剤リブ形成用メタルマスク。
  8. 第1層目の金属メッキにおけるスキージ面側の開口部の交差部は、斜めの筋交い部だけを残して筋交い部に最も近い部分に設けられるブリッジを無くすことで、先端部を互いに突き合わせた五角形の開口部が4個形成されていることを特徴とする請求項7記載の接着剤リブ形成用メタルマスク。
  9. 第1層目の金属メッキのスキージ面側に、スクリーン印刷時に液状の接着剤樹脂の受け入れ窓口となって、第1層目の開口部へ液状の接着剤樹脂を導入するための導入用開口部を有する最上層の金属メッキを更に備えたことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の接着剤リブ形成用メタルマスク。
  10. 電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するために用いられるものであって、スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成された接着剤リブ形成用メタルマスクにおいて、
    前記開口部のスキージ面側に1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、
    前記第1層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側の1層目ブリッジ上に片持ち形の2層目ブリッジが互い違いに半分形成された第2層目の金属メッキとを備え、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に第1層目ブリッジ上に互い違い形成された片持ち形の2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスク。
  11. 電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するために用いられるものであって、スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成された接着剤リブ形成用メタルマスクにおいて、
    前記開口部のスキージ面側に1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、
    前記第1層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側の1層目ブリッジ上に2種類の2層目ブリッジが互い違いに形成された第2層目の金属メッキとを備え、前記2層目ブリッジのうちの1種類は、両側から中央に向かって延び、中央部無しの一対の片持ち形の2層目ブリッジであり、残りの1種類は、両側部無しで中央部のみ存在する島形の2層目ブリッジであり、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に第1層目ブリッジ上に形成された2種類の2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスク。
  12. 導電性母材を準備する工程と、
    前記導電性母材上に、スキージ面側の開口部と該開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジとを与えるための第1レジストを形成する工程と、
    前記導電性母材上に、第1レジストが形成された領域を除いて、前記スキージ面側の開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された構造の第1層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第1レジストを除去する工程と、
    前記第1層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部に前記1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジとを与えるための第2レジストを形成する工程と、
    前記1層目の金属メッキ上に、第2レジストが形成された領域を除いて、前記被印刷面側の開口部に前記1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された構造の第2層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第2レジストを除去してから、前記導電性母材から第1層目の金属メッキ及び第2層目の金属メッキを一体的に剥離する工程とを備え、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に数を間引かれて形成された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスクの製造方法。
  13. 導電性母材を準備する工程と、
    前記導電性母材上に、スキージ面側の開口部と該開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジとを与えるための第1レジストを形成する工程と、
    前記導電性母材上に、第1レジストが形成された領域を除いて、前記スキージ面側の開口部に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された構造の第1層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第1レジストを除去する工程と、
    前記第1層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部に前記1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジとを与えるための第2レジストを形成する工程と、
    前記1層目の金属メッキ上に、第2レジストが形成された領域を除いて、前記被印刷面側の開口部に前記1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された構造の第2層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第2レジストを除去する工程と、
    前記第2層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部の周辺部のみに帯状の凸部を与えるための第3レジストを形成する工程と、
    前記2層目の金属メッキ上に、第3レジストが形成された領域を除いて、第3層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第3レジストを除去してから、前記導電性母材から第1層目の金属メッキ、第2層目の金属メッキ及び第3層目の金属メッキを一体的に剥離する工程とを備え、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に数を間引かれて形成された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスクの製造方法。
  14. 第1レジストを形成する工程は、スキージ面側の開口部の交差部のみに斜めの筋交い部を与えるものであり、また、第1層目の金属メッキを形成する工程は、スキージ面側の開口部の交差部のみに斜めの筋交い部が設けられるものであり、第2層目の金属メッキを形成する工程は、1層目の金属メッキ上に、前記開口部の被印刷面面側の交差部には筋交い部が設けられていない構造としたことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の接着剤リブ形成用メタルマスクの製造方法。
  15. 導電性母材を準備する工程と、
    前記導電性母材上に、スキージ面側の開口部と該開口部に1層目ブリッジとを与えるための第1レジストを形成する工程と、
    前記導電性母材上に、第1レジストが形成された領域を除いて、前記スキージ面側の開口部に1層目ブリッジが形成された構造の第1層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第1レジストを除去する工程と、
    前記第1層目の金属メッキの被印刷面側に導電性皮膜を形成する工程と、
    前記第1層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部に前記1層目ブリッジと互い違いにずらして千鳥状に配置される2層目ブリッジを与えるための第2レジストを形成する工程と、
    前記1層目の金属メッキ上に、第2レジストが形成された領域を除いて、前記被印刷面側の開口部に1層目ブリッジと互いに違いにずらして配置された2層目ブリッジが形成された構造の第2層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第2レジストを除去してから、前記導電性母材から第1層目の金属メッキ及び第2層目の金属メッキを一体的に剥離する工程とを備え、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に互いに違いにずらして千鳥状に配置された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスクの製造方法。
  16. 導電性母材を準備する工程と、
    前記導電性母材上に、スキージ面側の開口部と該開口部に1層目ブリッジとを与えるための第1レジストを形成する工程と、
    前記導電性母材上に、第1レジストが形成された領域を除いて、前記スキージ面側の開口部に1層目ブリッジが形成された構造の第1層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第1レジストを除去する工程と、
    前記第1層目の金属メッキの被印刷面側に導電性皮膜を形成する工程と、
    前記第1層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部に前記1層目ブリッジと互い違いにずらして千鳥状に配置される2層目ブリッジを与えるための第2レジストを形成する工程と、
    前記1層目の金属メッキ上に、第2レジストが形成された領域を除いて、前記被印刷面側の開口部に1層目ブリッジと互いに違いにずらして千鳥状に配置された2層目ブリッジが形成された構造の第2層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第2レジストを除去する工程と、
    前記第2層目の金属メッキ上に、被印刷面側の開口部と該開口部の周辺部のみに帯状の凸部を与えるための第3レジストを形成する工程と、
    前記2層目の金属メッキ上に、第3レジストが形成された領域を除いて、第3層目の金属メッキを形成する工程と、
    前記第3レジストを除去してから、前記導電性母材から第1層目の金属メッキ、第2層目の金属メッキ及び第3層目の金属メッキを一体的に剥離する工程とを備え、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に互いに違いにずらして千鳥状に配置された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより所望の印刷高さの接着剤リブが得られるようにしたことを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスクの製造方法。
  17. 第1レジストを形成する工程は、スキージ面側の開口部の交差部のみに斜めの筋交い部を与えるものであり、また、第1層目の金属メッキを形成する工程は、スキージ面側の開口部の交差部のみに斜めの筋交い部が設けられるものであり、第2層目の金属メッキを形成する工程は、1層目の金属メッキ上に、前記開口部の被印刷面面側の交差部には筋交い部が設けられていない構造としたことを特徴とする請求項13又は請求項14記載の接着剤リブ形成用メタルマスクの製造方法。
  18. 第1層目の金属メッキのスキージ面側に、スクリーン印刷時に液状の接着剤樹脂の受け入れ窓口となって、第1層目の開口部へ液状の接着剤樹脂を導入するための導入用開口部を有する最上層の金属メッキを形成する工程を更に備えたことを特徴とする請求項10〜請求項15のいずれかに記載の接着剤リブ形成用メタルマスクの製造方法。
  19. 電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するスクリーン印刷方法であって、
    スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成され、前記開口部のスキージ面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、前記第1層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側に前記1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキとを備えた接着剤リブ形成用メタルマスクを用い、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に数を間引かれて形成された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブを所望の高さに印刷することを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスクを用いたスクリーン印刷方法。
  20. 電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するスクリーン印刷方法であって、
    スキージ面側から被印刷面側に貫通する開口部が形成され、前記開口部のスキージ面側に1層目メッシュ又は1層目ブリッジが形成された第1層目の金属メッキと、前記第1層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側に前記1層目メッシュ又は1層目ブリッジの1/2以下の数に間引かれた2層目メッシュ又は2層目ブリッジが形成された第2層目の金属メッキと、前記第2層目の金属メッキに一体的に形成され、前記開口部の被印刷面側の周辺部のみに版離れを良くする帯状凸部を形成するための第3層目の金属メッキとを備えた接着剤リブ形成用メタルマスクを用い、
    前記第1層目金属メッキの開口部のスキージ面側に形成された1層目メッシュ又は1層目ブリッジと、第2層目金属メッキの開口部の被印刷面側に数を間引かれて形成された2層目メッシュ又は2層目ブリッジの存在により、液状の接着剤が前記開口部を通過する際、接着剤にせん断応力が掛かって流動性が高まることにより電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブを所望の高さに印刷することを特徴とする接着剤リブ形成用メタルマスクを用いたスクリーン印刷方法。
  21. 電子部品の周辺全体を囲む閉形状を呈し、電子部品を保護あるいは封止するための保護カバー接着用の接着剤リブをスクリーン印刷により形成するスクリーン印刷方法であって、1回目の印刷の後、液状の接着剤を光硬化させてから2回以上の印刷を同様の方法にて行うことを特徴とする請求項17又は請求項18記載の接着剤リブ形成用メタルマスクを用いたスクリーン印刷方法。
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