JP2010227161A - 分娩通知システム - Google Patents

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光志 新田
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Abstract

【課題】畜産農家の分娩立会いの負担を軽減すること。
【解決手段】繁殖牛それぞれに装着する子機1と、子機1からの情報に基づいて分娩間近の牛がいることを飼育者へ通知する親機2と、を含んだ分娩通知システムSであって、子機1は、き甲部直後の背骨の真上で前脚直後の胴回りを回したベルトにより牛に取り付けられ、牛の向いている方向を検知する方位センサと、その検知結果を親機2に送信する送信部と、を具備し、親機2は、子機1からの送信データを受信する受信部と、受信部の受信したデータに基づいて、当該牛が所定時間ないし頻度以上回転歩行運動をおこなっているか否かを判定する直前行動判定手段と、判定結果に基づいて分娩間近である旨を飼育者へ通知する通知手段と、を具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、分娩通知システムに関し、特に、分娩間近の牛の特徴行動に基づいて飼育者へ牛が分娩間近であることを通知するシステムに関する。
畜産農家(飼育者)は繁殖牛をときに100頭以上飼育する。繁殖牛は、1頭が100万円を超える場合もあり、万一母牛が死んでしまうと大変な損失を被る。また、分娩時の事故を予防したり何らかのときに獣医を呼び寄せたりするため、ほとんどの場合農家は分娩に立ち会う。
分娩時間は昼夜を問わないため、畜産農家にとって分娩立会いは、重労働である。このため、計画的に種付けをおこなって分娩が集中しないようにするが、分娩時刻まで決められるわけでなく労務負担の軽減には一定の限界があった。また、初産から三産程度の出産経験の浅い牛は出産日数のぶれがあり、かつ、分娩事故も生じやすいため、農家は泊まり込むなどして特に注意を払い過大な労務負担が発生するという現実があった。特に、飼育頭数が多い場合には著しい労務負担がかかるという問題点があった。
特開2007−296042 特開2003−70815
すなわち、解決しようとする問題点は、畜産農家の分娩立会いの負担である。
請求項1に記載の分娩通知システムは、繁殖牛それぞれに装着する子機と、子機からの情報に基づいて分娩間近の牛がいることを飼育者へ通知する親機と、を含んだ分娩通知システムであって、子機は、き甲部直後の背骨の真上で前脚直後の胴回りを回したベルト体により牛に取り付けられ、牛の向いている方向を検知する方位センサと、方位センサの検知結果を親機に送信する送信部と、を具備し、親機は、子機からの送信データを受信する受信部と、受信部の受信したデータに基づいて、当該牛が所定時間以上または所定頻度以上回転歩行運動をおこなっているか否かを判定する直前行動判定手段と、直前行動判定手段により回転歩行運動を所定時間以上または所定頻度以上おこなっていると判定された場合に、分娩間近である旨を飼育者へ通知する通知手段と、を具備したことを最も主要な特徴とする。
すなわち、請求項1に係る発明は、牛の回転歩行運動(一定範囲内を一定の向き(右回りまたは左回り)にぐるぐる歩き回る行動。旋回歩行行動と表現してもよい)を精度高く検知して、分娩間近となったことを飼育者へ通知する。この回転歩行運動は、分娩数時間前から見られ、センサを用いることにより通常の歩き回りと区別して観測でき、飼育者が何時間もまえから待機しなくて済むようになる。なお、分娩予定の牛は予め分かっているので、適宜、分娩用の檻に収容しておく。このとき、回転歩行運動を検知しやすくするために、檻の大きさは一辺3.5m〜6mの四角形又は直径4m〜8mの円形とする例を挙げることができる。狭すぎると牛が動きにくくなる結果回転歩行が把握しづらく、広すぎると旋回に時間がかかり通常の歩行と区別しにくくなる。なお、き甲部直後は、牛が寝そべっても地面に着かないので、子機の損傷を防止するとともに他の部位に装着する場合に比して検出精度を向上させることが可能となる。
また、請求項2に記載の分娩通知システムは、繁殖牛それぞれに装着する子機と、子機からの情報に基づいて分娩間近の牛がいることを飼育者へ通知する親機と、を含んだ分娩通知システムであって、子機は、き甲部直後の背骨の真上で前脚直後の胴回りを回したベルト体により牛に取り付けられ、牛の向いている方向を検知する方位センサと、方位センサの検知結果に基づいて、当該牛が回転歩行運動を所定時間以上または所定頻度以上おこなっているか否かを判定する直前行動判定手段と、直前行動判定手段により回転歩行運動を所定時間以上または所定頻度以上おこなっていると判定された場合に、分娩間近である旨を親機へ送信する送信部と、を具備し、親機は、子機からの送信内容を受信する受信部と、受信部の受信した内容に基づいて、分娩間近である旨を飼育者へ通知する通知手段と、を具備したことを最も主要な特徴とする。
すなわち、請求項2に係る発明は、牛の回転歩行運動(一定範囲内を一定の向き(右回りまたは左回り)にぐるぐる歩き回る行動。旋回歩行行動と表現してもよい)を精度高く検知して、分娩間近となったことを飼育者へ通知する。この回転歩行運動は、分娩数時間前から見られ、センサを用いることにより通常の歩き回りと区別して観測でき、飼育者が何時間もまえから待機しなくて済むようになる。なお、分娩予定の牛は予め分かっているので、適宜、分娩用の檻に収容しておく。このとき、回転歩行運動を検知しやすくするために、檻の大きさは一辺3.5m〜6mの四角形又は直径4m〜8mの円形とする例を挙げることができる。狭すぎると牛が動きにくくなる結果回転歩行が把握しづらく、広すぎると旋回に時間がかかり通常の歩行と区別しにくくなる。なお、き甲部直後は、牛が寝そべっても地面に着かないので、子機の損傷を防止するとともに他の部位に装着する場合に比して検出精度を向上させることが可能となる。
また、請求項3に記載の分娩通知システムは、請求項1または2に記載の分娩通知システムにおいて、子機に、発光手段と、分娩間近である場合に当該発光手段を点滅ないし点灯する制御手段と、設けたことを主要な特徴とする。
すなわち、請求項3に係る発明は、飼育者が現場にたまたま居合わせたり、他の作業者が気づくことができ、通知の確実性が向上する。
また、請求項4に記載の分娩通知システムは、請求項1,2または3に記載の分娩通知システムにおいて、子機に、所定時間毎にデータをまとめて親機に送信し、送信時以外は親機との通信を切断するスリープ手段を設けたことを主要な特徴とする。
すなわち、請求項4に係る発明は、常時接続をせずに電力消費を抑えることができるため、装着時間を長くすることができる。反対に発信出力を大きくすることができ、遠方への無線通信を実現し、大規模農場でも導入可能なシステムを提供することができる。
また、請求項5に記載の分娩通知システムは、請求項1〜4のいずれか一つに記載の分娩通知システムにおいて、出産の近い牛を個別に檻にいれて、当該檻の中の様子を撮影する撮影手段を設け、前記通知手段は、分娩間近である旨を通知するとともに、撮影手段により撮影された檻の中の様子を飼育者へ送信すること主要な特徴とする。
すなわち、請求項5に係る発明は、飼育者が具体的に分娩間近の牛の様子を確認し、必要に応じて、獣医を呼び寄せるなどすることができる。
本発明によれば、畜産農家の分娩立会いの負担を軽減することが可能となる。より具体的には、本発明(請求項1、請求項2)によれば、牛の回転歩行運動を精度高く検知して、分娩間近となったことを飼育者へ通知する。また、本発明(請求項3)によれば、飼育者が現場にたまたま居合わせたり、他の作業者が気づくことができ、通知の確実性が向上する。また、本発明(請求項4)によれば、大規模農場でも導入可能なシステムを提供することが可能となる。また、本発明(請求項5)によれば、飼育者が具体的に分娩間近の牛の様子を確認し、必要に応じて、獣医を呼び寄せるなどすることができる。
図1は分娩通知システムの概念図である。 図2は子機の取付けの様子を示した説明図である。 図3は子機と親機のハードウェアの一例を示したブロック図である。 図4は、檻の中で分娩間近の牛が回転歩行運動をする様子を示した図である。 図5は、き甲部直後の背骨の真上にセンサ装置を取り付けた際の方位センサの出力値を示した図である。また、首にセンサ装置を取り付けた場合の出力値もあわせて示している。 図6は、分娩間近の牛について、方位センサのデータに基づき回転歩行運動を何回檻の中でおこなったかを1時間毎に累計した結果を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、分娩およそ数時間前から牛が檻内でぐるぐる歩き回る(右回りであれば右回りをしばらく続け、左回りであれば左回りをしばらく続ける)行動(本発明ではこれを回転歩行運動と称する)を、方位センサを用いることにより初めて検出したことに基づいてなされた発明である。
図1は、本実施の形態の分娩通知システムの概念図である。図2は、子機の取付けの様子を示した説明図である。図3は、子機と親機のハードウェアの一例を示したブロック図である。図4は、回転歩行運動の概念を示した平面図である。
分娩検知システムSは、子機1と、親機2と、ビデオカメラ3と、携帯電話4と、を含んだシステムである。これらを子機1と親機2を中心に順に説明する。
子機1は、分娩が近づき一頭ずつ牛舎内の分娩檻にいれられた牛に取り付けられるものであって、センサ装置101と、センサ装置101を牛のき甲部直後に取り付けるベルト102と、センサ装置101の取付け用の台座103と、からなる(図2)。なお、子機1は、原則として分娩間近の牛(一頭とは限らない)に取り付けられるが、着脱の手間を省くため、繁殖牛の総てに常時装着するようにしても良い。
分娩檻への収容は、出産経験が少ない牛である場合は、たとえば一週間前から収容し、環境に慣れさせストレスを軽減させるとともに、早産にも対応できるようにする。出産経験がある程度ある牛については、過去の分娩予定日と実際の分娩日のずれを考慮しながら、たとえば、2日前や1日前に収容するようにする。
センサ装置101は、方位センサ111と、加速度センサ112と、メモリ113と、制御部114と、通信部115と、発光部116と、を有する(図3)。筐体の大きさは、9cm×13cm×3cmの扁平な箱形であり、下面は台座103になじむように曲率が付けてある。また、筐体全体に防水処理が施してあり装置の信頼性を向上させている。センサ装置101は、単三電池4本で駆動され親機2と必要な通信をおこなう。次に各部を説明する。
方位センサ111は、地磁気をもとに牛がどの方向を向いているかを検知し、これにより牛の回転歩行運動、すなわち、檻内を一定方向にぐるぐる回ったかを判断する。検出例は後述するが、分娩間近になると、数時間にわたり連続してぐるぐる回る運動がセンサにより確認できる。ただし、首などに装着した例ではノイズが多く、回転歩行運動をおこなったかを判別できない。本発明は、いわば、適所にセンサを配置した場合に分娩前の特徴的な回転歩行運動を検出できたことがその技術的思想といえる。方位センサ111からの出力データは空間中のセンサの傾きであるため3つあり、データ容量を小さくするため、検出間隔は2秒おき、データ長さはそれぞれ8ビットとしている。
加速度センサ112は、牛の振動をモニタする。これは3次元空間における振動を把握でき、方位センサ111に対して補助的に用い、回転歩行運動であるか単なる歩き回りであるかの区別をおこなう。加速度センサ112からの出力データは空間中の振動であるため3つあり、データ容量を小さくするため、検出間隔は2秒おき、データ長さはそれぞれ8ビットとしている。
方位センサ111と加速度センサ112により取得されたデータはメモリ113に順次格納される。
制御部114は、方位センサ111と加速度センサ112のデータをメモリ113へ格納する制御をおこない、所定時間分のデータがたまったらこれを親機2へ送信する。このほか、制御部114は、発光部116の点灯制御や通信部115の通信制御、その他センサ装置101全体の制御をおこなう。
制御部114は、また、通信スリープモードのON/OFF制御をおこなう。これは、通信部115が常時通信をおこなうと発信出力にしたがって消費電力量が大きくなってしまい、バッテリー(図示せず)切れが生じてしまうためである。通信スリープモードのON/OFFは、所定時間間隔(例えば、5分おき)とし、メモリ113に格納されたデータを親機2へまとめて送信し、それ以外は通信を切断する。これによりバッテリーを小型化することができ、センサ装置101を小型軽量化できる。また、反対に、バッテリー容量を同一とした場合には、常時接続する場合に比べて、長期間の装着が可能となることを意味し、また、装着時間も同じにするとすれば、発信強度を大きくすることができ、親機2が遠方にあってもデータ通信が可能となる。たとえば、出力10mWであれば、親機2を200m〜400m遠方に配置してもデータ送受信が可能となる。
通信部115は、センサ装置101と親機2との間の通信をおこない、データの送受信をおこなう。親機2へ送信するデータとしては、親機2との通信を確立するための各種のデータ、メモリ113に格納されたデータや牛のIDなどがある。親機2から受信するデータとしては、センサ装置101との通信を確立するための各種のデータ、発光部116の点灯要請データなどがある。
発光部116は、LEDからなり、親機2から当該牛が分娩間近である旨の解析結果データを受信した場合に発光する。これにより、たとえば、たまたま牛舎に居合わせた者であっても分娩間近であることを確認でき、速やかに分娩準備をすることができる。また、バッテリー残量を通知するLEDを併設してもよい。これにより、電池切れによる通知ミスを起こさないように外部から確認することができる。
ベルト102は、図2に示したように、牛の前脚直後(脇の部分)を通し直上すなわちき甲部直後に回してセンサ装置101を固定する。このベルトは、ネオプレンゴム製で巾が8cmであり、リング121をとおして長さを調節し、面ファスナにより任意の場所で固定できるようになっている。なお、装着期間が長くなる場合は適宜増し締めする。
台座103は、図示したように、センサ装置101の真下に、背骨を中心として左右にあてがう三角柱状である。素材は表面を防水処理したスポンジ材であり、直接センサ装置101の筐体が背中に触れるのを防ぎ、牛の装着ストレスを低減するようにしている。台座103によりセンサ装置101が安定的に固定される。
次に親機を説明する。親機2は、分娩間近の牛(一頭とは限らない)に装着されたセンサ装置101からの送信データを分析し、その牛が分娩直前であるかを判定して、飼育者の携帯電話へその旨を通知する。具体的には、親機2は、通信部201と、分析部202と、制御部203と、メーラ204と、表示部205と、を有する(図3)。
通信部201は、親機2と子機1との間の通信をおこないデータの送受信をおこなう。子機1へ送信するデータとしては、子機1との通信を確立するための各種のデータ、発光部116のLEDを点滅させるための判定結果などがある。子機1から受信するデータとしては、親機2との通信を確立するための各種のデータ、方位センサの検出データと加速度センサの検出データ等がある。また、通信部201は、携帯電話4へのメール送信もおこなう。
分析部202は、データ格納部221と分娩判定部222とを有し、子機1からのデータに基づいて分娩が間近に迫ったかを判定する。データ格納部221は、定期的にまとまって送られてくる方位センサのデータと加速度センサのデータを、牛の識別番号に基づいて牛毎に記憶する。分娩判定部222は、一端データ格納部221に記憶されたデータを分析して、データ送信のあった牛が分娩間近であるかを判定する。
図5は、き甲部直後の背骨の真上にセンサ装置101を取り付けた際の方位センサの出力値を示した図である。なお、図では首の上に同じセンサ装置101を取り付けた例も示している。図から明らかなように、分娩の12時間以上前からセンサ装置101で牛の動作を検出しているが、およそ6時間前から、動きが活発になっており、特徴的なグラフが描画されていることが確認できる。一方、首にセンサ装置101を取り付けた場合には、センサの検出値が常に大きくふれ、分娩直前とそれ以外を区別できるような特徴的なパタンが現れていないことが確認できる。よって、き甲骨直後にセンサ装置101を配すると、分娩直前である特徴量を効率的に抽出可能であることが確認できたといえる。
分娩判定部222は、この方位センサの生データを更に加工し、檻内で回転歩行運動を何回行っているかを検出する。図6は、分娩間近の牛について、方位センサのデータに基づき回転歩行運動を何回檻の中でおこなったかを1時間毎に累計した結果を示した図である。分娩2日前からのデータで分かるように、分娩直前に20回以上の回転歩行運動をおこなっていることが分かる。なお、他の牛も調査したが、やはり同様に、分娩直前に20回以上の回転歩行運動をおこなっていることが確認できた。分娩判定部222は、このように方位センサの生データと、檻の中における回転数とから分娩直前となったことを判定する。
本実施の形態では、20回以上の回転を分娩直前と判定するが、仕様の態様によっては、15回以上に設定するなどしてよい。
制御部203は、親機2全体の制御をおこない、特に、通信部201の通信制御、分析部202の判定制御、メーラ204のメール送信制御をおこなう。このほか、後述の表示部205の表示制御をおこなう。なお、親機2に関しては、特にハードウェアの制限がないため、パーソナルコンピュータ(PC)であってもよい。この場合、制御部203は、OSおよび一部のソフトウェアを含むものとなる。
メーラ204は、分析部202により分娩間近との判定があった場合に、牛の番号(ID)と判定時刻とを埋め込んだ定型メールを所定アドレスに送信する。ここでは、飼育者の所有する携帯電話4に送信する。これにより、飼育者は即時にどの牛が分娩間近となったかを把握可能となる。
表示部205は、ビデオカメラ3が撮影した映像を出力する制御をおこなう。ビデオカメラ3は固定カメラであり、檻内の様子を把握できるようになっている(図4)。親機2が牛舎の控室に設置されている場合には、控室にモニタを備え、ここで牛の様子を観察できるようにしてもよい。また、控室と飼育者の自宅が離れている場合には、飼育者の自宅内に別途配置したPCから映像送信要求を出し、このPC上でビデオカメラ3の映像を出力させるようにしてもよい。この場合は、通信回線の太さに応じて適宜圧縮して送信するようにする。
表示部205を設けることにより、分娩間近である通知を受けてから、実際に様子を確認できるので、分娩事故の可能性を低減しつつ、時間を有効に使うことができる。換言すれば、飼育者の労務負担も低減可能となる。
なお、ビデオカメラ3は、分娩檻の中の様子を撮像できるものであれば特に限定されるものでなく、携帯電話4も、メールを受信できるものであれば特に限定されるものでない。
以上説明した分娩通知システムSにより、飼育者の分娩立会いの負担を軽減可能となる。
なお、上述した例では、親機2により、分娩間近である判定をおこなったが、これに限定されることなく、仕様の態様によっては、子機1側で判定をおこなってもよい。判別の手法は、分析部202でおこなったとおりとすることができるのでその説明を省略する。
本発明は、馬(たとえば、競走馬)や豚に適用して、分娩の特徴量に基づいて飼育者の労務負担を軽減させるようにしてもよい。ただし、センサ装置の装着場所や檻の大きさは適宜最適化をおこなう必要がある。
1 子機
2 親機
3 ビデオカメラ
4 携帯電話
101 センサ装置
102 ベルト
103 台座
111 方位センサ
112 加速度センサ
113 メモリ
114 制御部
115 通信部
116 発光部
121 リング
201 通信部
202 分析部
203 制御部
204 メーラ
205 表示部
221 データ格納部
222 分娩判定部
S 分娩通知システム

Claims (5)

  1. 繁殖牛それぞれに装着する子機と、子機からの情報に基づいて分娩間近の牛がいることを飼育者へ通知する親機と、を含んだ分娩通知システムであって、
    子機は、き甲部直後の背骨の真上で前脚直後の胴回りを回したベルト体により牛に取り付けられ、
    牛の向いている方向を検知する方位センサと、
    方位センサの検知結果を親機に送信する送信部と、
    を具備し、
    親機は、
    子機からの送信データを受信する受信部と、
    受信部の受信したデータに基づいて、当該牛が所定時間以上または所定頻度以上回転歩行運動をおこなっているか否かを判定する直前行動判定手段と、
    直前行動判定手段により回転歩行運動を所定時間以上または所定頻度以上おこなっていると判定された場合に、分娩間近である旨を飼育者へ通知する通知手段と、
    を具備したことを特徴とする分娩通知システム。
  2. 繁殖牛それぞれに装着する子機と、子機からの情報に基づいて分娩間近の牛がいることを飼育者へ通知する親機と、を含んだ分娩通知システムであって、
    子機は、き甲部直後の背骨の真上で前脚直後の胴回りを回したベルト体により牛に取り付けられ、
    牛の向いている方向を検知する方位センサと、
    方位センサの検知結果に基づいて、当該牛が回転歩行運動を所定時間以上または所定頻度以上おこなっているか否かを判定する直前行動判定手段と、
    直前行動判定手段により回転歩行運動を所定時間以上または所定頻度以上おこなっていると判定された場合に、分娩間近である旨を親機へ送信する送信部と、
    を具備し、
    親機は、
    子機からの送信内容を受信する受信部と、
    受信部の受信した内容に基づいて、分娩間近である旨を飼育者へ通知する通知手段と、
    を具備したことを特徴とする分娩通知システム。
  3. 子機に、発光手段と、
    分娩間近である場合に当該発光手段を点滅ないし点灯する制御手段と、
    を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の分娩通知システム。
  4. 子機に、
    所定時間毎にデータをまとめて親機に送信し、送信時以外は親機との通信を切断するスリープ手段を設けたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の分娩通知システム。
  5. 出産の近い牛を個別に檻にいれて、当該檻の中の様子を撮影する撮影手段を設け、
    前記通知手段は、分娩間近である旨を通知するとともに、撮影手段により撮影された檻の中の様子を飼育者へ送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の分娩通知システム。


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