JP2010226619A - 画像読取装置、画像読取制御方法、および画像読取制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ADFを備えた画像読取装置において、簡易な構成で、なるべくスキャンに関するユーザーの多様な要望に応える。
【解決手段】例えば、自動給紙装置(ADF)を備えるスキャナー1は、スキャナー1動作モードを設定するモード設定部100と、前記モード設定部100が設定した前記動作モードに応じて給紙速度および排紙速度を設定する給排紙速度設定部105と、給排紙速度設定部105が設定した前記給紙速度で、原稿の給紙を行う給紙制御部110と、給排紙速度設定部105が設定した前記排紙速度で、原稿の排紙を行う排紙制御部140と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動給紙装置(ADF:Auto Document Feeder)を用いた画像読取技術に関する。
ADFを備えた画像読取装置、例えば、イメージスキャナー、コピー機、複合機等がある。かかる画像読取装置は、ADFにより原稿を搬送させながら、静止させたイメージセンサー等の読み取り部により原稿の画像データを読み取る(例えば、特許文献1)。読み取られた画像データは、例えば、ホストコンピューター、ハードディスク、プリンター等に、送信される。
特開2002−118724号公報
ところで、ADFの動作音は、原稿の搬送速度が速いほど大きくなる傾向がある。この動作音(特に、高周波数の音)は、ユーザーにとっては騒音と感じられる場合がある。
しかしながら、従来の画像読取装置では、ADFによる原稿の給紙速度および排紙速度は、予め固定的に設定されており、変更することができない。なお、イメージセンサーによる原稿の読み取り中の原稿の搬送速度は、例えば、読み取り解像度などに応じて変化する。
そのため、従来の画像読取装置は、ADFの動作音をより静かにしたいというユーザーの要望に応えることができない。また、例えば、読み取り処理のスループット(原稿の給紙が開始されてから排紙が完了するまでのスループット)を重視する場合に、ADFの原稿の給紙速度および排紙速度を上げたり、読み取り処理のスループットを重視しない場合に、ADFの原稿の給紙速度および排紙速度を下げたり、といったユーザーの多様な要望に応えることができない。
そこで、本願発明は、ADFを備えた画像読取装置において、簡易な構成で、なるべくスキャンに関するユーザーの多様な要望に応えるための技術を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するための本発明の第1の態様は、自動給紙装置を備える画像読取装置であって、動作モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段が設定した前記動作モードに応じて第1の速度および第2の速度を設定する速度設定手段と、前記速度設定手段が設定した前記第1の速度で、原稿の読み取り前の搬送を行う第1の搬送制御手段と、前記速度設定手段が設定した前記第2の速度で、原稿の読み取り後の搬送を行う第2の搬送制御手段と、を有する、ことを特徴とする。
ここで、前記動作モードには、読み取り解像度を低く設定する第1モード、読み取り解像度を高く設定する第2モードが含まれ、前記速度設定手段は、前記第1モードが設定された場合、前記第1の速度および前記第2の速度を高速に設定し、前記第2モードが設定された場合、前記第1の速度および前記第2の速度を低速に設定する、ことを特徴としていてもよい。
また、前記動作モードには、前記自動給紙装置の動作音を抑制する第3モードが含まれ、前記速度設定手段は、前記3モードが設定された場合、前記第1の速度および前記第2の速度を低速に設定する、ことを特徴としていてもよい。
また、前記動作モードには、読み取られた画像データの出力先に対応する動作モードが含まれ、前記速度設定手段は、前記出力先に対応する動作モードが設定された場合、当該動作モードにおける前記出力先に応じて前記第1の速度および前記第2の速度を設定する、ことを特徴としていてもよい。例えば、前記速度設定手段は、前記出力先が持ち運び可能な記憶媒体またはファクシミリである場合、前記第1の速度および前記第2の速度を低速に設定する。
上記の課題を解決するための本発明の第2の態様は、自動給紙装置を備える画像読取装置における画像読取制御方法であって、前記画像読取装置は、動作モードを設定するモード設定ステップと、前記モード設定ステップにおいて設定された前記動作モードに応じて第1の速度および第2の速度を設定する速度設定ステップと、前記速度設定ステップにおいて設定された前記第1の速度で、原稿の読み取り前の搬送を行う第1の搬送制御ステップと、前記速度設定ステップにおいて設定された前記第2の速度で、原稿の読み取り後の搬送を行う第2の搬送制御ステップと、を実行する、ことを特徴とする。
上記の課題を解決するための本発明の第3の態様は、自動給紙装置を備える画像読取装置において実行される画像読取制御プログラムであって、動作モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段が設定した前記動作モードに応じて第1の速度および第2の速度を設定する速度設定手段と、前記速度設定手段が設定した前記第1の速度で、原稿の読み取り前の搬送を行う第1の搬送制御手段と、前記速度設定手段が設定した前記第2の速度で、原稿の読み取り後の搬送を行う第2の搬送制御手段として、前記画像読取装置を機能させる、ことを特徴とする。
本発明の画像読取装置の一例であるスキャナー1の概略構成を示すブロック図。 スキャナー1の制御部35の機能構成の一例を示すブロック図。 給排紙速度制御テーブル200の構成例を示す図。 スキャナー1における複数の原稿の読み取り処理を示すフロー図。
以下に、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の画像読取装置の一例であるスキャナー1の概略構成図を示す。
スキャナー1は、筐体の上面に原稿台を備えたいわゆるフラットベッド型イメージスキャナーである。スキャナー1は、透明板を有する原稿台に固定された原稿に、下から光を当てて、イメージセンサー11を走査して画像を読み取る。
スキャナー1は、被読取媒体である原稿を載せるための上向きの原稿台50と、この原稿台50の原稿載置面(盤面)51およびイメージ読取窓53を上からカバーする蓋52とを備える。蓋52は、原稿台50にヒンジ機構を介して結合しており、開閉可能である。
また、蓋52と一体となって、盤面51の図中左側、すなわち、イメージ読取窓53の上側に、ADF40が設けられている。ADF40は、読み取り対象の原稿を載せるための給紙トレイ41と、給紙トレイ41上の原稿の有無を検知する原稿センサー42と、給紙トレイ41上の原稿をADF40内部の搬送路へと搬送する給紙ローラー43と、搬送されて来る原稿の先端(上端)を検知する先端センサー44と、原稿の搬送を行う搬送ローラー45と、原稿を排紙トレイ47へ排出する排紙ローラー46と、排紙された原稿を載せるための排紙トレイ47と、上記の各ローラーを回転させる駆動モーター(不図示)とを有する。
ADF40は、上記の構成により、給紙トレイ41上に載置された原稿を搬送路に沿って搬送し、イメージ読取窓53の上面を通過させ、排紙トレイ47上に排出することができる。なお、本実施形態では、給紙ローラー43、搬送ローラー45、および排紙ローラー46は、共通の1つの駆動モーターにより、同じタイミングで回転を開始し、同じ回転速度で回転し、同じタイミングで回転を停止する。
本実施形態では、ADF40が原稿を搬送する動作として、給紙期間(読み取り前)、頭出し期間(読み取り前)、読み取り期間(読み取り中)、排紙期間(読み取り後)がある。
給紙期間とは、原稿が、第1の位置(原稿の先端が給紙ローラー43を通過し始めた位置)から第2の位置(原稿の先端が先端センサー44により検知された位置)まで移動する期間である。
頭出し期間とは、原稿が、第2の位置から第3の位置(原稿中の読み取り対象領域の先端がイメージセンサー11の読み取り位置に到達した位置)まで移動する期間である。
読み取り期間とは、原稿が、第3の位置から第4の位置(原稿中の読み取り対象領域の先端がイメージセンサー11による指定ライン数分の原稿の読み取りで移動した位置)まで移動する期間である。
排紙期間とは、原稿が、第4の位置から第5の位置(原稿の後端が排紙ローラー46を通過した位置)まで移動する期間である。
なお、ADF40の動作は上記に限られない。例えば、給紙動作と頭出し動作は一体となっていてもよい。この場合、ADF40が原稿を搬送する動作は、給紙期間(読み取り前)、読み取り期間(読み取り中)、および排紙期間(読み取り後)に分けられる。
さらに、スキャナー1は、原稿台50の下に、イメージセンサー11を搭載したキャリッジ10と、キャリッジ10の往復移動を制御するキャリッジ駆動機構20と、スキャナー1の全体を制御するメイン基板30とを備えている。
キャリッジ10は、イメージセンサー11を副走査方向に運搬する。キャリッジ10は、原稿台50の盤面51およびイメージ読取窓53に対し平行なガイド用のシャフト等にスライド自在に取り付けられており、キャリッジ駆動機構20のモーター21により回転するベルトにより牽引され、往復移動をする。ADF40により原稿を搬送させながら読み取りを行う場合、キャリッジ10は、イメージ読取窓53の下の所定位置に固定される。
キャリッジ駆動機構20は、キャリッジ10に取り付けられたベルトを回転させるためのモーター21と、モーター21の回転量に応じてパルスを出力するエンコーダー22とを備えている。
メイン基板30は、A/D変換器31と、出力部34と、制御部35とを有する。
A/D変換器31は、イメージセンサー11からのアナログ信号をデジタル信号に変換し、制御部35に出力する。
出力部34は、ホストの処理能力に応じた転送速度で、制御部35のメモリーに格納された画像データをパーソナルコンピューターなどのホストコンピューターに送る。もちろん、画像データの出力先は、ホストコンピューターに限られず、フラッシュメモリー等のポータブルな記憶媒体、ハードディスク等であってもよい。また、スキャナー1がコピー機や複合機の一部である場合には、画像データの出力先は、プリンター、ファクシミリ等であってもよい。
制御部35は、ADF40と、キャリッジ駆動機構20と、イメージセンサー11とを制御する。例えば、制御部35は、ADF40の駆動モーターを制御し、給紙期間、頭出し期間、読み取り期間、排紙期間における原稿の搬送を制御する。また、キャリッジ駆動機構20のモーター21の回転を制御し、キャリッジ10の移動を制御する。また、エンコーダー22の出力パルスから、キャリッジ10の位置や移動速度を求める。
また、制御部35は、読み取り期間におけるイメージセンサー11の画像読み取り動作の開始、停止等を制御する。また、制御部35は、A/D変換器31から出力されたデータをバッファリングするバッファーや、当該バッファーから出力されたデータを一時的に記憶するメモリーを有する。そして、制御部35は、A/D変換器31から出力された画像データのバッファーおよびメモリーへの入出力を制御する。また、バッファーおよびメモリーのデータ量を監視し、格納されているデータ量に応じて、ADF40の駆動モーターおよびイメージセンサー11を制御し、原稿の読み取り動作の開始、停止等を制御する。
かかる制御部35は、主制御装置であるCPUと、プログラム等が記録されたROMと、メインメモリーとしてデータ等を一時的に格納するRAMとを備えたコンピュータで構成することができる。なお、各処理を専用に行うように設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit )で構成されていてもよい。
以上がスキャナー1の構成である。ただし、この構成は、本願発明の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的なスキャナーが備える他の構成を排除するものではない。例えば、ユーザーの操作を受け付けるための操作パネルや、フラッシュメモリー等のポータブルな記憶媒体専用のインターフェイス、USBインターフェイス等を有していてもよい。
図2は、スキャナー1の制御部35の機能構成の一例を示すブロック図である。
本図に示すように、制御部35は、モード設定部100と、給排紙速度設定部105と、給紙制御部110と、頭出し制御部120と、スキャン制御部130と、排紙制御部140とを有する。これらの機能部は、例えば、CPUがROMからRAMにロードした所定のプログラムを実行することにより実現される。この所定のプログラムは、例えば、インターネットなどのネットワークからインストールもしくは更新可能であってもよい。
モード設定部100は、読み取り解像度(例えば、ドラフト、標準、高解像度など)、原稿種別(例えば、写真、文書など)、読み取り色(例えば、カラー、モノクロ)、読み取り画像データの出力先(例えば、フラッシュメモリー等のポータブルな記憶媒体、ファクシミリ、ホストコンピューター、プリンターなど)、等の各種スキャン設定(スキャンモード)を設定する。
モード設定部100は、例えば、操作パネルにスキャンモードを指定するための設定メニューを表示し、設定メニュー上でユーザーが指定したスキャンモードを取得する。また、例えば、ホストコンピューターにおいて(ドライバープログラム等により表示された設定メニュー上で)ユーザーが指定したスキャンモードを、ネットワークを介して取得するようにしてもよい。また、例えば、デフォルト設定、原稿のサイズなどに応じた自動設定などを行うようにしてもよい。
給排紙速度設定部105は、予め定めた条件に従って、モード設定部100が設定した(モード設定部100が保存している)スキャンモードに対応するADF40の給紙速度および排紙速度を設定する。そのため、給排紙速度設定部105は、給排紙速度制御テーブル200を有する。なお、給排紙速度設定部105の給排紙速度の設定方法は、テーブルを用いた制御方法に限られない。
図3は、給排紙速度制御テーブル200の構成例を示す図である。本図に示すように、給排紙速度制御テーブル200には、スキャンモード210と、給紙速度220と、排紙速度230とを対応付けたエントリーが予め複数格納される。新しいエントリーをユーザーが追加できてもよい。
スキャンモード210は、上記の各スキャンモードを特定する識別情報である。
給紙速度220は、ADF40の給紙速度を示す情報であり、例えば、ADF40の駆動モーターの回転速度を制御するための情報(pps:pulse per second)である。給紙速度220は、給紙制御部110により使用される。
排紙速度230は、ADF40の排紙速度を示す情報であり、例えば、ADF40の駆動モーターの回転速度を制御するための情報(pps)である。排紙速度230は、排紙制御部140により使用される。
給排紙速度設定部105は、上記の給排紙速度制御テーブル200を参照し、取得したスキャンモードと対応するスキャンモード210を有するエントリーを特定する。そして、特定したエントリーの給紙速度220を取得して、給紙制御部110に通知する。また、特定したエントリーの排紙速度230を取得して、排紙制御部140に通知する。
ここで、給排紙速度制御テーブル200に格納される各エントリーについて、例を挙げて説明する。
例えば、スキャンモード210が「ドラフト」の場合、給紙速度220および排紙速度230には、ADF40が実現可能な、できる限り速い速度を示す情報が予め設定される。これにより、「ドラフト」モードにおいて、ADF40の動作音を抑制せずに、より高速な読取処理のスループットを実現することができる。
また、例えば、スキャンモード210が「標準」の場合、給紙速度220および排紙速度230には、スキャンモード210が「ドラフト」の場合よりも低い速度を示す情報が予め設定される。これにより、「標準」モードにおいて、ADF40の動作音を「ドラフト」の場合よりも抑制することができる。
また、例えば、スキャンモード210が「高解像度」である場合、給紙速度220および排紙速度230には、スキャンモード210が「標準」の場合よりも低い速度を示す情報が予め設定される。これにより、「高解像度」モードにおいて、ADF40の動作音を「標準」の場合よりも抑制することができる。
もちろん、エントリーは上記に限られない。
例えば、スキャンモード210として「静穏(もしくは静音)」モードを設けてもよい。この場合、給紙速度220および排紙速度230には、上記の「高解像度」モードの場合と同程度の低い速度を示す情報が予め設定される。これにより、ユーザーが「静穏(もしくは静音)」モードを選択すれば、読み取り解像度等の画質に関するモードに係らず、ADF40の動作音が抑制される。
また、例えば、スキャンモード210として「高速」モードを設けてもよい。この場合、給紙速度220および排紙速度230には、上記の「ドラフト」モードの場合と同程度の高い速度を示す情報が予め設定される。これにより、ユーザーが「高速」モードを選択すれば、読み取り解像度等の画質に関するモードに係らず、より高速な読取処理のスループットを実現することができる。
また、例えば、画像データの出力先に対応するスキャンモード210、「記憶媒体」、「ファクシミリ」、「PC(Personal Computer)」、「プリンター」等を設けてもよい。スキャンモード210が「記憶媒体」もしくは「ファクシミリ」の場合、上記の「高解像度」モードの場合と同程度の低い速度を示す情報が予め設定される。このようなエントリーは、出力先が記憶媒体やファクシミリの場合に高速なスキャンを特に希望しないユーザーが多い場合には効果的である。
上記のエントリーに対して、スキャンモード210が「PC」もしくは「プリンター」の場合、上記の「ドラフト」モードの場合と同程度の高い速度を示す情報が予め設定される。このようなエントリーは、出力先がPCやプリンターの場合に高速なスキャンを希望するユーザーが多い場合には効果的である。
以上が給排紙速度制御テーブル200に格納されるエントリーの例である。なお、ADF40の給紙に関する機構(ギア、ローラーなど)は、排紙に関する機構よりも複雑なため、動作音が大きくなり易い。また、原稿を排紙トレイに上手くスタックさせるためには、より速い排紙速度で排紙した方がよい。従って、各エントリーには、排紙速度230が給紙速度220よりも高くなるように設定してもよい。このようにすれば、いずれのモードでも全体的に動作音を抑制することができる。また、原稿を排紙トレイにより上手くスタックさせることができる。
また、複数のスキャンモードが設定されている場合には、予め定めた優先順序に従っていずれか1つのスキャンモードを優先して選択して、給排紙速度制御テーブル200のエントリーを特定するようにすればよい。また、上記の各エントリーの給紙速度220および排紙速度230の設定値は、上記に限られない。ユーザーが変更できるようにしてもよい。新しいエントリーをユーザーが追加できてもよい。
図2に戻って、給紙制御部110は、給排紙速度設定部105から通知された給紙速度に従って、ADF40の駆動モーターを制御し、原稿の給紙動作を制御する。
頭出し制御部120は、ADF40の駆動モーターを制御して、原稿の頭出し動作を制御する。頭出しの速度は、モード設定部100が設定した読み取り解像度などに応じて予め定められた速度、もしくは、固定的に設定された速度である。
もちろん、給排紙速度制御テーブル200のエントリーに頭出し速度を対応付けてもよい。この場合、頭出し速度には、例えば、給紙速度220と同じ値を予め設定するようにする。給排紙速度設定部105は、スキャンモードに応じたエントリーを特定し、その頭出し速度を頭出し制御部120に通知する。そして、頭出し制御部120は、給排紙速度設定部105から通知された頭出し速度に従って、ADF40の駆動モーターを制御し、原稿の頭出し動作を制御する。
スキャン制御部130は、ADF40の駆動モーターを制御して、原稿を搬送するとともに、イメージセンサー11を制御して、原稿の画像データの読み取りを制御する。読み取り期間の原稿の搬送速度は、モード設定部100が設定した読み取り解像度などに応じて予め定められた速度である。
排紙制御部140は、給排紙速度設定部105から通知された排紙速度に従って、ADF40の駆動モーターを制御して、原稿の排紙動作を制御する。
なお、上記の各構成要素は、スキャナー1の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。スキャナー1の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
次に、上記のように構成されるスキャナー1の特徴的な動作について説明する。
図4は、スキャナー1における複数の原稿の読み取り処理を示すフロー図である。本フローは、制御部35が、原稿センサー42により原稿を検知した状態で、例えば、操作パネル介して、もしくは、ホストコンピューターから、ユーザーからの原稿の読取要求を受け付けた場合に、開始される。
S10では、モード設定部100は、スキャンモードを取得する。具体的には、モード設定部100は、ユーザーからの原稿の読取要求が受け付けられたときに指定されているスキャンモードを取得し、原稿の読み取りのための設定を行う。そして、処理をS20に進める。
S20では、給排紙速度設定部105は、給紙速度および排紙速度を設定する。具体的には、給排紙速度設定部105は、給排紙速度制御テーブル200を参照し、S10でモード設定部100により設定されたスキャンモードと対応するスキャンモード210を有するエントリーを特定する。そして、特定したエントリーの給紙速度220を取得して、給紙制御部110に通知する。また、特定したエントリーの排紙速度230を取得して、排紙制御部140に通知する。それから、処理をS30に進める。
なお、S20において、給排紙速度設定部105は、上述したように、スキャンモードに応じたエントリーを特定し、その頭出し速度を頭出し制御部120に通知するようにしてもよい。
S30では、給紙制御部110は、1枚目もしくは2枚目以降の原稿の給紙を実行する。具体的には、給紙制御部110は、S20で給排紙速度設定部105から通知された給紙速度に従って、ADF40の駆動モーターを制御して、給紙トレイ41から原稿を給紙する。そして、処理をS40に進める。
S40では、頭出し制御部120は、1枚目もしくは2枚目以降の原稿の頭出しを実行する。具体的には、頭出し制御部120は、モード設定部100が設定した読み取り解像度などに応じて予め定められた速度に従って、ADF40の駆動モーターを制御して、S30で給紙された原稿を頭出しする。そして、処理をS50に進める。
なお、S40において、頭出し制御部120は、上述したように、S20で給排紙速度設定部105から通知された頭出し速度に従って、ADF40の駆動モーターを制御し、原稿の頭出し動作を制御するようにしてもよい。
S50では、スキャン制御部130は、1枚目もしくは2枚目以降の原稿のスキャンを実行する。具体的には、スキャン制御部130は、モード設定部100が設定した読み取り解像度などに応じて予め定められた速度に従って、ADF40の駆動モーターを制御して、S40で頭出しされた原稿を搬送するとともに、イメージセンサー11を制御して、原稿の画像データを読み取る。そして、処理をS60に進める。なお、読み取られた画像データは、メモリーに一時的に記憶され、出力部34により読み出される。
S60では、排紙制御部140は、1枚目もしくは2枚目以降の原稿の排紙を実行する。具体的には、排紙制御部140は、S20で給排紙速度設定部105から通知された排紙速度に従って、ADF40の駆動モーターを制御して、S50でスキャンされた原稿を排紙する。そして、処理をS70に進める。
S70では、給紙制御部110は、次の原稿が有るかないかを判定する。具体的には、給紙制御部110は、原稿センサー42により原稿の有無を判定する。次の原稿が無い場合(S70:NO)、本フローを終了する。次の原稿が有る場合(S70:YES)、処理をS30へ戻す。
以上がスキャナー1における複数の原稿の読み取り処理のフローである。なお、ADF40の給紙動作と頭出し動作が一体の場合は、S30およびS40は一体となって実行される。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本実施形態によれば、ADFを備えた画像読取装置において、簡易な構成で、なるべくスキャンに関するユーザーの多様な要望に応えることができる。
なお、上記の本発明の実施形態は、本発明の要旨と範囲を例示することを意図し、限定するものではない。多くの代替物、修正および変形例が当業者にとって明らかである。
本発明は、スキャナーだけでなく、スキャナーを備えたコピー機、複合機、ファクシミリ等の装置にも適用することができる。
1:スキャナー、10:キャリッジ、11:イメージセンサー、20:キャリッジ駆動機構、21:モーター、22:エンコーダー、30:メイン基板、31:A/D変換器、34:出力部、35:制御部、41:給紙トレイ、42:原稿センサー、43:給紙ローラー、44:先端センサー、45:搬送ローラー、46:排紙ローラー、47:排紙トレイ、50:原稿台、51:盤面、52:蓋、53:イメージ読取窓、100:モード設定部、105:給排紙速度設定部、110:給紙制御部、120:頭出し制御部、130:スキャン制御部、140:排紙制御部、200:給排紙速度制御テーブル、210:スキャンモード、220:給紙速度、230:排紙速度

Claims (7)

  1. 自動給紙装置を備える画像読取装置であって、
    動作モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段が設定した前記動作モードに応じて第1の速度および第2の速度を設定する速度設定手段と、
    前記速度設定手段が設定した前記第1の速度で、原稿の読み取り前の搬送を行う第1の搬送制御手段と、
    前記速度設定手段が設定した前記第2の速度で、原稿の読み取り後の搬送を行う第2の搬送制御手段と、
    、を有する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記動作モードには、読み取り解像度を低く設定する第1モード、読み取り解像度を高く設定する第2モードが含まれ、
    前記速度設定手段は、
    前記第1モードが設定された場合、前記第1の速度および前記第2の速度を高速に設定し、
    前記第2モードが設定された場合、前記第1の速度および前記第2の速度を低速に設定する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像読取装置であって、
    前記動作モードには、前記自動給紙装置の動作音を抑制する第3モードが含まれ、
    前記速度設定手段は、
    前記3モードが設定された場合、前記第1の速度および前記第2の速度を低速に設定する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 請求項1〜3いずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記動作モードには、読み取られた画像データの出力先に対応する動作モードが含まれ、
    前記速度設定手段は、
    前記出力先に対応する動作モードが設定された場合、当該動作モードにおける前記出力先に応じて前記第1の速度および前記第2の速度を設定する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項4に記載の画像読取装置であって、
    前記速度設定手段は、
    前記出力先が持ち運び可能な記憶媒体またはファクシミリである場合、前記第1の速度および前記第2の速度を低速に設定する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 自動給紙装置を備える画像読取装置における画像読取制御方法であって、
    前記画像読取装置は、
    動作モードを設定するモード設定ステップと、
    前記モード設定ステップにおいて設定された前記動作モードに応じて第1の速度および第2の速度を設定する速度設定ステップと、
    前記速度設定ステップにおいて設定された前記第1の速度で、原稿の読み取り前の搬送を行う第1の搬送制御ステップと、
    前記速度設定ステップにおいて設定された前記第2の速度で、原稿の読み取り後の搬送を行う第2の搬送制御ステップと、を実行する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 自動給紙装置を備える画像読取装置において実行される画像読取制御プログラムであって、
    動作モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段が設定した前記動作モードに応じて第1の速度および第2の速度を設定する速度設定手段と、
    前記速度設定手段が設定した前記第1の速度で、原稿の読み取り前の搬送を行う第1の搬送制御手段と、
    前記速度設定手段が設定した前記第2の速度で、原稿の読み取り後の搬送を行う第2の搬送制御手段として、前記画像読取装置を機能させる、
    ことを特徴とする画像読取制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015195513A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ブラザー工業株式会社 画像処理装置及びプログラム
JP2016003065A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 シャープ株式会社 シート搬送装置、原稿搬送装置、及び画像形成装置
US20160170355A1 (en) * 2014-12-11 2016-06-16 Ricoh Company, Limited Automatic document feeder, image reading device, image forming apparatus, and image forming system

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