JP2010226288A - 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】既存の出力スクリーンを用いてディザ処理を実行した場合であっても、出力画像中のモアレの発生を効果的に防止することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】印刷用の入力画像データに対してディザ処理を実行するための画像処理装置としてのプリンタコントローラは、入力画像データに含まれる網点領域のパターンとディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉の有無を判定し(S103)、干渉有りと判定された網点領域に対してスムージング処理を実施する(S106、S107)。
【選択図】図9

Description

本発明は、スキャナ等により生成された印刷用の入力画像データに対してディザ処理を実行するための画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムに関する。
レーザプリンタやインクジェットプリンタ等の印刷機により印刷された画像は、ドットの集合体である網点により色彩や濃淡を表現している。このような網点画像をスキャナで読取ってスキャン画像を生成する場合、網点画像における網点のパターンとスキャナの走査パターンとが干渉することによる干渉縞(モアレ)が発生してしまう虞がある。
これに関連して、原稿画像中の網点領域を自動的に判別し、その網点領域にのみスムージング処理を施すことでスキャン画像中のモアレを除去する技術が数多く提案されている。
例えば、以下の特許文献1には、入力画像に対する1次元フーリエ変換により得た出力信号を空間周波数毎に分類することで入力画像中の網点構造の有無、及びその周期を検出可能な画像処理装置が提案されている。この画像処理装置によれば、検出した網点構造の周期に応じて、モアレを除去するための最適なスムージングフィルタを選択することができる。
また、以下の特許文献2には、細かい網点、粗い網点、細かい文字、太い文字のような領域種等に応じて平滑化(スムージング)やエッジ強調等の信号処理の度合いを変調可能な画像処理装置が提案されている。また、以下の特許文献3には、入力原稿中の網点領域をその線数情報とともに検出し、その結果に応じた最適な平滑化(スムージング)フィルタを適用可能な画像処理装置が提案されている。
他方、写真のスキャン画像のような網点領域を含む入力画像を印刷装置により印刷する場合、入力画像中の網点のパターンと、入力画像に対するディザ処理に用いられる出力スクリーン(ハーフトーンスクリーン)のパターンとが干渉することにより出力画像中にモアレが発生する虞がある。
そこで、以下の特許文献4には、入力画像から各色成分の網点パターンの特性(網線の線数及び角度)を抽出し、その網点領域と同一の特性を有するハーフトーンスクリーンを生成する画像処理装置が提案されている。この画像処理装置によれば、入力画像中の網点領域のパターンとディザ処理に用いられるハーフトーンスクリーンのパターンとが完全に一致することになるので、出力画像中のモアレの発生を防止することができる。
しかし、上記の画像処理装置は、既存の出力スクリーンを用いてディザ処理を行なう通常の画像処理装置とは異なり、印刷の都度、各色成分の出力スクリーンを生成するため、入力画像がカラー画像である場合に印刷速度が著しく低下する虞がある。
特開平7−220072号公報 特開2000−216994号公報 特開2001−111836号公報 特開2004−200746号公報
本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、既存の出力スクリーンを用いてディザ処理を実行した場合であっても、出力画像中のモアレの発生を効果的に防止することができる画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)印刷用の入力画像データに対してディザ処理を実行するための画像処理装置であって、前記入力画像データに含まれる網点領域を認識する網点領域認識部と、前記網点領域認識部が認識した前記網点領域のパターンと前記ディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉の有無を判定する判定部と、前記判定部が干渉有りと判定した前記網点領域に対してスムージング処理を実行するスムージング処理部と、を有する画像処理装置。
(2)前記判定部は、前記網点領域及び前記出力スクリーンの線数及び角度を比較することにより前記干渉の有無を判定することを特徴とする上記(1)に記載の画像処理装置。
(3)前記スムージング処理部は、スムージング強度が段階的に変化する複数のスムージングフィルタのうちの一のスムージングフィルタを用いて前記スムージング処理を実行することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像処理装置。
(4)前記スムージング処理部は、前記複数のスムージングフィルタの中に前記スムージング処理に用いられることで前記干渉を防止できるスムージングフィルタが含まれる場合、当該スムージングフィルタのうちスムージング強度が最も小さいものを前記一のスムージングフィルタとして用いることを特徴とする上記(3)に記載の画像処理装置。
(5)前記入力画像データに含まれる文字領域を認識する文字領域認識部と、前記文字領域認識部が認識した前記文字領域に対してエッジ強調処理を実行するエッジ強調部と、をさらに有することを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の画像処理装置。
(6)印刷用の入力画像データに対してディザ処理を実行するための画像処理装置において実行される画像処理方法であって、前記入力画像データに含まれる網点領域を認識するステップ(A)と、前記ステップ(A)で認識された前記網点領域のパターンと前記ディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉の有無を判定するステップ(B)と、前記ステップ(B)で干渉有りと判定された前記網点領域に対してスムージング処理を実行するステップ(C)と、を有する画像処理方法。
(7)前記ステップ(B)では、前記網点領域及び前記出力スクリーンの線数及び角度を比較することにより前記干渉の有無が判定されることを特徴とする上記(6)に記載の画像処理方法。
(8)前記ステップ(C)では、スムージング強度が段階的に変化する複数のスムージングフィルタのうちの一のスムージングフィルタを用いて前記スムージング処理が実行されることを特徴とする上記(6)または(7)に記載の画像処理方法。
(9)前記ステップ(C)では、前記複数のスムージングフィルタの中に前記スムージング処理に用いられることで前記干渉を防止できるスムージングフィルタが含まれる場合、当該スムージングフィルタのうちスムージング強度が最も小さいものが前記一のスムージングフィルタとして用いられることを特徴とする上記(8)に記載の画像処理方法。
(10)前記入力画像データに含まれる文字領域を認識するステップ(a)と、前記ステップ(a)で認識された前記文字領域に対してエッジ強調処理を実行するステップ(b)と、をさらに有することを特徴とする上記(6)〜(9)のいずれか1つに記載の画像処理方法。
(11)印刷用の入力画像データに対してディザ処理を実行するための画像処理装置を制御するための画像処理プログラムであって、前記入力画像データに含まれる網点領域を認識する手順(A)と、前記手順(A)で認識された前記網点領域のパターンと前記ディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉の有無を判定する手順(B)と、前記手順(B)で干渉有りと判定された前記網点領域に対してスムージング処理を実行する手順(C)と、を前記画像処理装置に実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
(12)前記手順(B)では、前記網点領域及び前記出力スクリーンの線数及び角度を比較することにより前記干渉の有無が判定されることを特徴とする上記(11)に記載の画像処理プログラム。
(13)前記手順(C)では、スムージング強度が段階的に変化する複数のスムージングフィルタのうちの一のスムージングフィルタを用いて前記スムージング処理が実行されることを特徴とする上記(11)または(12)に記載の画像処理プログラム。
(14)前記手順(C)では、前記複数のスムージングフィルタの中に前記スムージング処理に用いられることで前記干渉を防止できるスムージングフィルタが含まれる場合、当該スムージングフィルタのうちスムージング強度が最も小さいものが前記一のスムージングフィルタとして用いられることを特徴とする上記(13)に記載の画像処理プログラム。
(15)前記入力画像データに含まれる文字領域を認識する手順(a)と、前記手順(a)で認識された前記文字領域に対してエッジ強調処理を実行する手順(b)と、をさらに有することを特徴とする上記(11)〜(14)のいずれか1つに記載の画像処理プログラム。
(16)上記(11)〜(15)のいずれか1つに記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
本発明に係る画像処理装置は、入力画像に含まれる個々の網点領域の網点パターンと、ディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉の有無を判定し、干渉有りと判定された網点領域のみにスムージング処理を実行する。つまり、本発明によれば、既存の出力スクリーンを用いてディザ処理を実行した場合であっても、出力画像におけるモアレの発生を効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るMFPの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプリンタコントローラの構成を示すブロック図である。 網点画像の一例である。 図4の網点画像の印刷結果(スムージング処理なし)の一例である。 図4の網点画像の印刷結果(スムージング処理あり)の一例である。 本発明の一実施形態に係るスムージングフィルタの一例である。 本発明の一実施形態に係るスムージングフィルタ強度指定用UI画面の一例である。 本発明の一実施形態に係る画像変換処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像変換処理により処理される入力画像データの一例である。 本発明の一実施形態に係るフィルタ選択処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
<画像形成システムの構成>
図1は、本実施形態に係る画像形成システムAの構成を示すブロック図である。図1のように、画像形成システムAは、クライアント装置としてのPC1、画像形成装置としてのMFP2、MFP2の制御装置としてのプリンタコントローラ3を備えている。なお、プリンタコントローラ3は、MFP2により印刷すべき画像データに対して各種の画像処理を実行するための画像処理装置としての機能も有する。
図1のように、PC1とプリンタコントローラ3とは、ネットワーク4を介して双方向通信可能に接続されている。ネットワーク4は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI等の規格によるLAN、又はLANどうしを専用線で接続したWAN等である。また、プリンタコントローラ3とMFP2とは、USBやIEEE1394等の専用のシリアルバスを介して双方向通信可能に接続されている。なお、ネットワーク4に接続される機器の種類及び台数は図1に示す例に限定されない。
次に、上記の各機器の構成について説明するが、各機器は後述する構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、また、後述する構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。なお、上記の各機器のうちPC1の構成は特に限定されないため、以下ではその説明を省略する。
図2は、MFP2の構成を示すブロック図である。図2のように、MFP2は、制御部21、記憶部22、画像読取部23、画像形成部24、及びプリンタコントローラインタフェース25を備えており、これらは信号をやり取りするためのバス26を介して双方向通信可能に接続されている。以下、これらについて順に説明する。
制御部21は、CPUであり、プログラムに従って上記各部の制御や各種演算処理等を行う。記憶部22は、予め各種プログラムやパラメータ等を格納しておくROM、作業領域として一時的にプログラム及び各種データを格納するRAM、画像読取部23により生成した画像データや画像形成部24により印刷すべき画像データ等を一時的に保存するハードディスク等からなる。
画像読取部23は、原稿台の所定の読取位置にセットされた原稿、又はADF(Auto Document Feeder;自動原稿搬送装置)により所定の読取位置に搬送された原稿に蛍光ランプ等の光源から光を当て、その反射光をCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の受光素子で光電変換することで得られる電気信号から画像データ(ビットマップデータ)を生成する。本実施形態において、画像読取部23により生成された画像データは各種画像処理のためにプリンタコントローラ3に転送される。
画像形成部24は、印刷用の画像データを、帯電、露光、現像、転写、及び定着等の工程からなる電子写真方式の印刷方法により記録用紙上に印刷する。ただし、本発明における画像形成部24が採用する印刷方法はこれに限定されるものではなく、インパクト方式、熱転写方式、及びインクジェット方式等の公知の印刷方法であればいかなるものであってもよい。プリンタコントローラインタフェース25は、プリンタコントローラ3と通信するためのインタフェースである。
上記の構成により、MFP2は、プリンタコントローラインタフェース25を介してプリンタコントローラ3から受信した画像処理済みの画像データに基づく画像を画像形成部24により記録用紙等に印刷することができる。
図3は、プリンタコントローラ3の構成を示すブロック図である。図3のように、プリンタコントローラ3は、制御部31、記憶部32、操作部33、ネットワークインタフェース34、プリンタインタフェース35を備えており、これらはバス36を介して双方向通信可能に接続されている。以下、これらについて順に説明する。
制御部31は、CPUであり、プログラムに従って各部の制御や各種演算処理等を行う。特に、本実施形態に係る制御部31は、MFP2の画像読取部23により生成した画像データ(以下、「入力画像データ」ともいう)に対して以下のような画像処理を実行する。
(a)入力画像データに対するパターン認識処理を実行し、入力画像に含まれる個々の網点領域や文字領域等を認識する。ここでのパターン認識処理には、テクスチャ解析法、テンプレートマッチング法、ディシジョンツリー法等の公知の技術が用いられる。
(b)上記(a)により認識した個々の網点領域に対して、適切な強度のスムージング処理を実行する。ここでのスムージング処理には、記憶部32に格納された複数のスムージングフィルタのうちの一のスムージングフィルタが用いられる。これにより、網点のパターンとディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉が回避されるので、出力画像中のモアレの発生を防止することができる。
(c)上記(a)により認識した個々の文字領域に対してエッジ強調処理を実行する。これにより文字のエッジ部分の尖鋭性が強調されるため、判読しやすい文字を印刷することができる。
(d)スムージング処理及びエッジ強調処理が適宜実行された入力画像データに対して所定の出力スクリーンを用いてディザ処理を実行することにより印刷用の網点画像データを生成する。この網点画像データはMFP2に転送され、画像形成部25により印刷される。
ここで、図4〜図6を参照して、上記(b)のスムージング処理の効果について説明する。図4は、入力画像としての網点画像の一例であり、図5及び図6は、図4の網点画像に対してスムージング処理を実施せずにディザ処理を実施した場合、及びスムージング処理を実施してからディザ処理を実施した場合の印刷結果をそれぞれ示している。図5のように、スムージング処理を実施しなかった場合は、入力画像の網点パターンとディザ処理用の出力スクリーンのパターンとが干渉することで出力画像中にモアレが発生してしまう。そこで、図6のようにスムージング処理を実施することで、網点パターンと出力スクリーンのパターンとの干渉を防止し、出力画像中のモアレを除去することができる。
記憶部32は、予め各種プログラムやパラメータ等を格納しておくROM、作業領域として一時的にデータを格納するRAM、MFP2から受信した入力画像データ等を一時的に保存するためのハードディスク等からなる。特に、本実施形態に係る記憶部32は、入力画像データに対するディザ処理(上記(d)参照)に用いられる出力スクリーンのパターン(以下、単に「ディザパターン」ともいう)に関する情報を格納している。当該情報は、例えば、ディザパターンの線数及び角度である。
また、記憶部32は、前述のように網点領域に対するスムージング処理(上記(b)参照)に用いられるスムージングフィルタを格納している。図7は、本実施形態に係るスムージングフィルタの一例である。このように、記憶部32にはスムージング強度が段階的に変化する8種類のスムージングフィルタが格納されていることになる。
操作部33は、MFP2及びプリンタコントローラ3のステータスを含む各種情報を表示するとともにユーザから種々の指示を受付けるためのタッチパネル、及びテンキー、スタート/ストップキー、リセットキー等の各種固定キーを含んでなるオペレーションパネルである。特に、本実施形態に係る操作部33は、MFP2の画像読取部23により入力画像データが生成されたときに、図8のようなユーザインタフェース(UI)画面uを表示する。このUI画面uは入力画像データに対するスムージング処理(上記(b)参照)の強度をユーザが手動で指定するために用いられる。この点についてはさらに後述する。
ネットワークインタフェース34は、ネットワーク4上の外部機器と通信するためのインタフェースであり、プリンタインタフェース35は、MFP2と通信するためのインタフェースである。
以上のように、本実施形態に係るプリンタコントローラ3は、MFP2から受信した入力画像データに各種画像処理を実行する。そして、プリンタコントローラ3による画像処理後の入力画像データはMFP2に転送され、画像形成部24により印刷される。
<フローチャート>
次に、本実施形態に係るプリンタコントローラ3の動作の概要について説明する。図9は、プリンタコントローラ3による画像変換処理の手順を示すフローチャートである。図9のフローチャートにより示されるアルゴリズムは、ROMに制御プログラムとして記憶されており、動作開始の際にCPUにより読み出されて実行される。
この画像変換処理は、入力画像データ中の網点領域のパターンとディザパターンとの干渉を回避するための処理であり、プリンタコントローラ3のパターン認識処理(上記(a)参照)により認識された個々の領域に対して実行される。図10は、入力画像データIの一例を示す概略図である。図10のように、入力画像データIは、7つの領域i1〜i2から構成されており、i1、i4、i6、i7は網点領域であり、i2、i3、i5は文字領域であるものとする。
先ず、プリンタコントローラ3は、現在処理中の領域が網点領域であるか否かを判定する(S101)。ここで、現在処理中の領域が網点領域ではない場合(S101のNO)、必要に応じて当該領域に適した画像処理を実施してから(S102)当該領域に対する処理を終了する(エンド)。例えば、当該領域が文字領域である場合にはエッジ強調処理(上記(c)参照)を実施することが好ましい。
他方、現在処理中の領域が網点領域である場合(S101のYES)、当該網点領域のパターンとディザパターンとの干渉の有無を判定する(S103)。より具体的には、当該網点領域のパターン及びディザパターンの線数及び角度を比較することにより干渉の有無を判定する。なお、ディザパターンの線数及び角度に関する情報は、前述のように記憶部32に格納されている。
ここで、両者が干渉しない場合(S103のNO)、つまり、現在処理中の網点領域に対するディザ処理の結果モアレが発生しない場合は、後述のスムージング処理を実行することなく処理を終了する(エンド)。他方、両者が干渉する場合(S103のYES)、つまり、現在処理中の網点領域に対するディザ処理の結果モアレが発生することになる場合は、モアレ発生を回避するためのスムージング処理(上記(b)参照)を実施すべく以下のS104に進む。
S104では、スムージング処理の強度(以下、単に「スムージング強度」という)に関するユーザ指定を受付けたか否かに応じて処理を分岐する。ここで、スムージング強度に関するユーザ指定は、ユーザが前述のスムージング強度指定用のUI画面uを操作したときに受付けられる。以下、この点について説明する。
図8を参照すると、スムージング強度指定用のUI画面uには、スムージング強度指定の対象である個々の領域を表示するためのウィンドウW1、ユーザから個々の領域に対するスムージング強度指定を受付けるためのウィンドウW2、現時点でのスムージング強度指定の内容を表示するためのウィンドウW3、及び各種ボタンB1〜B5が設けられている。
ウィンドウW1には、入力画像データIを構成する個々の領域(i1〜i7)のうちディザ処理用の出力スクリーンと干渉する網点領域(i1,i4,i6)のみが表示される。つまり、色指定ウィンドウW1には、スムージング処理の対象である網点領域のみが表示されることになる。ここで、ユーザはウィンドウW1内のいずれかの領域にタッチしてから、さらに「色選択OK」ボタンB1にタッチすることで、スムージング強度指定の対象となるべき領域を選択することができる。なお、各領域はカラー表示されるため、ユーザはスムージング強度指定の対象となるべき領域を「色」によって選択することができる。
ウィンドウW2には、複数段階のスムージング強度の各々に対応するボタンが設けられており、ユーザいずれかのボタンにタッチしてから「強度選択OK」ボタンB2にタッチすることで、ウィンドウW1で自ら選択した領域に対して所望のスムージング強度を指定することができる。なお、各々のスムージング強度は、前述のように記憶部32に格納された各々のスムージングフィルタに対応している(図7参照)。そのため、本例では、8段階のスムージング強度のいずれかを指定することができる。
ウィンドウW3には、ウィンドウW1で選択された領域(「選択色」)と、ウィンドウW2で指定されたスムージング強度(「スムージング強度」)との組合せのリストが表示される。なお、ユーザはいずれかのカラムにタッチしてから「変更」ボタンB3又は「削除」ボタンB4にタッチすることでリストの内容を変更・削除することができる。
以上のような手順でウィンドウW1内の所望の領域に対してスムージング強度指定を行なったユーザは、「OK」ボタンB5にタッチすることでリストLにおける指定内容を確定することができる。なお、UI画面u上でスムージング強度指定が行なわれなかった網点領域については、後述のフィルタ選択処理により適当なスムージングフィルタが自動的に選択される。
再び図9を参照すると、プリンタコントローラ3は、現在処理中の網点領域に対するスムージング強度指定を受付けた場合(S104のYES)、UI画面u上でユーザにより指定されたスムージングフィルタを用いてスムージング処理を実施してから(S107)一連の処理を終了する(エンド)。
他方、上記の指示を受付けなかった場合(S104のNO)、プリンタコントローラ3は、記憶部32に格納された複数のスムージングフィルタの中から最適なものを選択するためのフィルタ指定処理(S105)を実行する。そして、フィルタ指定処理(S105)で指定されたスムージングフィルタを用いてスムージング処理を実施してから(S106)一連の処理を終了する(エンド)。
プリンタコントローラ3は、以上のような画像変換処理を入力画像データI中の全ての領域(i1〜i7)に対して実行する。そして、プリンタコントローラ3は、画像変換処理後の入力画像データIに対してディザ処理を実施してから、これを印刷処理のためにMFP2に送信する。ここで、入力画像データI中の網点領域には適宜ディザパターンとの干渉を防止するためのスムージング処理が実施されているので、ディザ処理後の入力画像データIにモアレが発生することはない。
続いて、S106のフィルタ指定処理について詳細に説明する。図11は、フィルタ指定処理の手順を示すフローチャートである。先ず、プリンタコントローラ3は、記憶部32に格納されたスムージングフィルタのうち強度が最も小さいフィルタを選択し(S201)、現在処理中の網点領域に当該フィルタを適用したときの網点パターンとディザパターンとの干渉の有無を判定する(S202)。このときの判定方法は前述のS102と同様である。
ここで、両者が干渉しない場合(S202のNO)、つまり、S201で選択したスムージングフィルタによりモアレの発生が防止される場合は、そのスムージングフィルタをスムージング処理に用いるフィルタとして指定する(S203)。他方、両者が干渉する場合(S203のYES)、つまり、S201で選択したスムージングフィルタによってもモアレの発生が防止されない場合は、一段階大きいスムージング強度のフィルタを選択し(S204)、そのフィルタを適用したときの干渉の有無を判定する(S202)。
このように干渉が生じなくなるまでS204を繰り返すことで、モアレ防止のための最小限の強度を有するスムージングフィルタを選択することができる。これにより元の網点領域が有する輪郭や陰影等を最大限に保持することができる。
以上のように本実施形態に係るプリンタコントローラ3は、入力画像データIに含まれる個々の網点領域(i1、i4、i6、i7)の網点パターンと、ディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉の有無を判定し、干渉有りと判定された網点領域(i1、i4、i6)にのみスムージング処理を実行する。つまり、本実施形態に係るプリンタコントローラ3によれば、既存の出力スクリーンを用いてディザ処理を実行した場合であっても、出力画像におけるモアレの発生を効果的に防止することができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。例えば、上記実施形態において、プリンタコントローラ3とMFP2とは別々の装置であったが、プリンタコントローラ3はMFP2に内蔵されていてもよい。また、上記実施形態では、プリンタコントローラ3がMFP2により生成した入力画像データに対して各種画像処理を実施する例について説明したが、プリンタコントローラ3はクライアント装置としてのPC1から受信した印刷データ等に対して画像処理を実施することも可能である。
本発明に係る画像処理装置は、上記手順の各々を実行するための専用のハードウェア回路によっても、上記手順の各々を記述したプログラムをCPUが実行することによっても実現可能である。後者により本発明を実現する場合、画像処理装置を動作させるプログラムは、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。ここで、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ROMやハードディスク等に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像処理装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
2 MFP、
23 画像読取部、
3 プリンタコントローラ、
31 制御部、
32 記憶部、
33 操作部、
I 入力画像データ、
u UI画面。

Claims (16)

  1. 印刷用の入力画像データに対してディザ処理を実行するための画像処理装置であって、
    前記入力画像データに含まれる網点領域を認識する網点領域認識部と、
    前記網点領域認識部が認識した前記網点領域のパターンと前記ディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉の有無を判定する判定部と、
    前記判定部が干渉有りと判定した前記網点領域に対してスムージング処理を実行するスムージング処理部と、を有する画像処理装置。
  2. 前記判定部は、前記網点領域及び前記出力スクリーンの線数及び角度を比較することにより前記干渉の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記スムージング処理部は、スムージング強度が段階的に変化する複数のスムージングフィルタのうちの一のスムージングフィルタを用いて前記スムージング処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記スムージング処理部は、前記複数のスムージングフィルタの中に前記スムージング処理に用いられることで前記干渉を防止できるスムージングフィルタが含まれる場合、当該スムージングフィルタのうちスムージング強度が最も小さいものを前記一のスムージングフィルタとして用いることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記入力画像データに含まれる文字領域を認識する文字領域認識部と、
    前記文字領域認識部が認識した前記文字領域に対してエッジ強調処理を実行するエッジ強調部と、をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  6. 印刷用の入力画像データに対してディザ処理を実行するための画像処理装置において実行される画像処理方法であって、
    前記入力画像データに含まれる網点領域を認識するステップ(A)と、
    前記ステップ(A)で認識された前記網点領域のパターンと前記ディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉の有無を判定するステップ(B)と、
    前記ステップ(B)で干渉有りと判定された前記網点領域に対してスムージング処理を実行するステップ(C)と、を有する画像処理方法。
  7. 前記ステップ(B)では、前記網点領域及び前記出力スクリーンの線数及び角度を比較することにより前記干渉の有無が判定されることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 前記ステップ(C)では、スムージング強度が段階的に変化する複数のスムージングフィルタのうちの一のスムージングフィルタを用いて前記スムージング処理が実行されることを特徴とする請求項6または7に記載の画像処理方法。
  9. 前記ステップ(C)では、前記複数のスムージングフィルタの中に前記スムージング処理に用いられることで前記干渉を防止できるスムージングフィルタが含まれる場合、当該スムージングフィルタのうちスムージング強度が最も小さいものが前記一のスムージングフィルタとして用いられることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記入力画像データに含まれる文字領域を認識するステップ(a)と、
    前記ステップ(a)で認識された前記文字領域に対してエッジ強調処理を実行するステップ(b)と、をさらに有することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載の画像処理方法。
  11. 印刷用の入力画像データに対してディザ処理を実行するための画像処理装置を制御するための画像処理プログラムであって、
    前記入力画像データに含まれる網点領域を認識する手順(A)と、
    前記手順(A)で認識された前記網点領域のパターンと前記ディザ処理に用いられる出力スクリーンのパターンとの干渉の有無を判定する手順(B)と、
    前記手順(B)で干渉有りと判定された前記網点領域に対してスムージング処理を実行する手順(C)と、を前記画像処理装置に実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  12. 前記手順(B)では、前記網点領域及び前記出力スクリーンの線数及び角度を比較することにより前記干渉の有無が判定されることを特徴とする請求項11に記載の画像処理プログラム。
  13. 前記手順(C)では、スムージング強度が段階的に変化する複数のスムージングフィルタのうちの一のスムージングフィルタを用いて前記スムージング処理が実行されることを特徴とする請求項11または12に記載の画像処理プログラム。
  14. 前記手順(C)では、前記複数のスムージングフィルタの中に前記スムージング処理に用いられることで前記干渉を防止できるスムージングフィルタが含まれる場合、当該スムージングフィルタのうちスムージング強度が最も小さいものが前記一のスムージングフィルタとして用いられることを特徴とする請求項13に記載の画像処理プログラム。
  15. 前記入力画像データに含まれる文字領域を認識する手順(a)と、
    前記手順(a)で認識された前記文字領域に対してエッジ強調処理を実行する手順(b)と、をさらに有することを特徴とする請求項11〜14のいずれか1つに記載の画像処理プログラム。
  16. 請求項11〜15のいずれか1つに記載の画像処理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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