JP2010219672A - 編集システム、記録再生装置及び映像素材編集方法 - Google Patents

編集システム、記録再生装置及び映像素材編集方法 Download PDF

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善朗 大崎
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Abstract

【課題】映像素材の収録から編集開始までのリードタイムを短縮することが可能な編集システム、記録再生装置及び映像素材編集方法を提供する。
【解決手段】映像クリップの収録を、所定の収録時間毎に擬似的に終了させる。これにより、映像クリップは、複数の分割ファイルとして映像記録再生装置10の内蔵記録媒体12又はリムーバブル記録媒体30へ収録されることになる。このため、映像記録再生装置10は、編集装置40から収録中の映像ファイルを編集する旨の通知があった場合であっても、収録中の映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルを編集対象として編集装置40へ通知することが可能となる。
【選択図】 図11

Description

この発明は、マルチタスク放送用記録再生装置に記録される映像素材を、ネットワークを介して接続される編集装置で編集する編集システム、この編集システムに用いられる記録再生装置及び映像素材編集方法に関する。
現在、放送用番組素材の編集方法には、撮影した映像素材をランダムアクセス可能な記録媒体を持つ記録再生装置に収録し、収録した映像素材を編集装置上で編集プログラムを用いて編集を行うノンリニア編集がある。ノンリニア編集は、繰り返し編集及び手直しが容易であり、また映像素材における任意の位置から即座に再生する事が可能であるため、テレビ局等において主流の技術になっている。
しかしながら、従来の編集システムでは、記録再生装置への映像素材の収録が完了し、映像素材を編集装置へコピーしてからでないと、映像素材の編集に取り掛かれず、大きな時間のロスとなっていた。そのため、ニュースやスポーツ等、リアルタイムに情報を伝えなければならない番組のワークフローにおいては、品質が高くかつ即時性を上げた対応が難しいという問題があった。
なお、編集処理に取り掛かるまでの時間を短縮させる方法として、正規の映像素材を収録すると共に、低ビットレートで符号化したプロキシ素材を収録し、収録完了後、プロキシ素材を編集装置へ先にコピーするという方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、特許文献1の方法でも、映像素材の収録が完了した後でないと編集を行うことができない。
特開2008−153739号公報
以上のように、従来の編集システムでは、映像素材の収録が完了し、その映像素材を編集装置へコピーするまで、映像素材の編集に取り掛かることができず、大きな時間のロスとなっていた。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、映像素材の収録から編集開始までのリードタイムを短縮することが可能な編集システム、記録再生装置及び映像素材編集方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る編集システムは、取得した映像素材を規定フォーマットの映像ファイルにエンコードしてランダムアクセス可能な記録媒体へ収録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録媒体に収録された映像ファイルを編集する編集装置とを具備する編集システムにおいて、前記記録再生装置は、前記映像ファイルの収録を予め設定された要件が満たされる度に擬似的に終了させ、前記映像ファイルを前記擬似的な収録の終了により順次得られる分割ファイル単位で前記記録媒体へ収録する収録制御部と、収録中の映像ファイルに対する編集処理を実行する旨が前記編集装置から通知された場合、前記映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルに関する情報を、前記分割ファイルの収録が完了する度に前記編集装置へ順次送出する編集応答部とを備え、前記編集装置は、前記送出された分割ファイルに関する情報に基づいて前記収録中の映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルを編集することを特徴とする。
また、本発明に係る記録再生装置は、取得した映像素材を規定フォーマットの映像ファイルにエンコードしてランダムアクセス可能な記録媒体へ収録する映像記録再生装置において、前記映像ファイルの収録を予め設定された要件が満たされる度に擬似的に終了させ、前記映像ファイルを前記擬似的な収録の終了により順次得られる分割ファイル単位で前記記録媒体へ収録する収録制御部を具備することを特徴とする。
また、本発明に係る映像素材編集方法は、取得した映像素材を規定フォーマットの映像ファイルにエンコードしてランダムアクセス可能な記録媒体へ収録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録媒体に収録された映像ファイルを編集する編集装置とを具備する編集システムで用いられる映像素材編集方法において、前記映像ファイルの収録を予め設定された要件が満たされる度に擬似的に終了し、前記映像ファイルを前記擬似的な収録の終了により順次得られる分割ファイル単位で前記記録媒体へ収録し、収録中の映像ファイルに対する編集処理を実行する旨が前記編集装置から前記記録再生装置へ通知された場合、前記映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルに関する情報を、前記分割ファイルの収録が完了する度に前記記録再生装置から前記編集装置へ順次送出し、前記送出された分割ファイルに関する情報に基づいて前記収録中の映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルを編集することを特徴とする。
上記構成による編集システム、記録再生装置及び映像素材編集方法では、映像ファイルを分割ファイル単位で記録再生装置の記録媒体へ収録することが可能である。このため、記録再生装置は、編集装置から収録中の映像ファイルを編集する旨の通知があった場合であっても、収録中の映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルを編集対象として編集装置へ通知することが可能となる。
この発明によれば、映像素材の収録から編集開始までのリードタイムを短縮することが可能な編集システム、記録再生装置及び映像素材編集方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る映像記録再生装置の概観図である。 図1の映像記録再生装置の構成を示すブロック図である。 実行中処理管理テーブルを示す図である。 アクセス制限管理テーブルを示す図である。 リソース管理テーブルを示す図である。 リソース残量管理テーブルを示す図である。 優先度管理テーブルを示す図である。 ユーザ管理テーブルを示す図である。 図2の制御部の機能構成を示すブロック図である。 分割ファイルのデータ構造を示す模式図である。 図2のリムーバブル記録媒体又は内蔵記録媒体の記録構造を示す模式図である。 図1の編集装置の機能構成を示すブロック図である。 図2の制御部が実行制御機能及び中断制御機能を実行する際のフローチャートを示す図である。 図2の制御部が実行中の処理を停止する際のフローチャートを示す。 図1の編集装置が映像クリップの編集処理を行う場合のシーケンス図を示す。
以下、図面を参照しながら本発明に係る編集システム、マルチタスク放送用記録再生装置及び映像素材編集方法の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る映像記録再生装置10の概観図である。図1における映像記録再生装置10には、カメラ20が接続され、カメラ20により取得された映像・音声情報が映像記録再生装置10に取り込まれる。取り込まれた映像・音声情報は、挿入口11に挿入されるリムーバブルメディアであるリムーバブル記録媒体30又は装置本体に内蔵される内蔵記録媒体12に映像クリップとして収録される。
映像記録再生装置10は、ネットワークインタフェース(NW−I/F)13によりネットワーク回線を介して編集装置40と接続する。編集装置40は、映像記録再生装置10との間で、共通の一般的/専用プロトコルを用いることにより、ネットワーク回線を介して、リムーバブル記録媒体30及び内蔵記録媒体12をネットワークドライブとして使用することが可能である。
映像記録再生装置10の本体前面パネルには、表示部14、映像操作部15、画面操作部16が設けられる。
表示部14は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)から成る。表示部14は、例えば、カメラ20により撮像されている映像、及びリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12に収録された映像クリップを表示する。
映像操作部15は、各種のボタンと、ダイヤルとを備える。ユーザはこれらのボタン及びダイヤルを操作することで、リムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12に収録された映像クリップの再生要求等を入力することができる。
画面操作部16は、各種のボタンを備える。ユーザはこれらのボタンを操作することで、カメラ20により撮像される映像をリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12へ収録させる収録要求と、リムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12に収録された映像クリップの再生要求、複製要求及び転送要求等を入力することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る映像記録再生装置10の構成を示すブロック図である。図2における映像記録再生装置10は、制御部17、符号化部19、復号化部110、内蔵記録媒体12、表示部14及びネットワークインタフェース13を備える。各構成要素は、バス111を介してそれぞれ接続されている。なお、バス111は、映像データと制御データとで物理的に分けられる場合もあるが、ここでは簡略化のため共通とする。
符号化部19は、カメラ20により取得された映像・音声情報を予め設定されたフォーマット(例えば、H.264等)で符号化することで、映像ファイル及び音声ファイルを生成する。符号化部19で生成された映像ファイル及び音声ファイルは、リムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12へ記録される。
リムーバブル記録媒体30及び内蔵記録媒体12には、例えばフラッシュメモリ等のランダムアクセス可能な不揮発性半導体メモリが用いられる。フラッシュメモリは、書き換え可能な不揮発性半導体メモリであり、高速ランダムアクセス性という利点があるほか、テープや光ディスクドライブとは異なり、機械的な可動部を持たないため耐振動性などに優れている。映像ファイル及び音声ファイルは、一つの映像クリップとしてリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12へ収録される。このとき、映像クリップと共に、この映像クリップの管理情報ファイルもリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12へ記録される。管理情報ファイルには、映像クリップを構成する映像ファイル及び音声ファイルに関する詳細情報、映像クリップのフレーム数及び映像クリップに関する各種補助データ等が含まれる。
復号化部110は、符号化部19で符号化されたファイルを復号化して表示部14又は外部のモニタ装置へ出力する。また、復号化部110は、リムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12に収録された映像クリップを復号化して表示部14又は外部のモニタ装置へ出力する。
制御部17は、CPU(Central Processing Unit)及びメモリ170等を備えたマイクロコンピュータから成る。メモリ170には、制御部17による各制御の際に用いられる管理テーブルが格納される。すなわち、メモリ170には、実行中の処理を管理する実行中処理管理テーブルT1と、実行中の処理で使用されている映像クリップへのアクセス制限を管理するアクセス制限管理テーブルT2と、リソース使用量を計算するために必要な、処理毎のリソース使用量を管理するリソース管理テーブルT3と、装置内のリソース残量を管理するリソース残量管理テーブルT4と、実行可能な処理の優先度を管理する優先度管理テーブルT5と、映像記録再生装置10に接続するユーザの優先度を管理するユーザ管理テーブルT6とが格納される。図3〜図8は、メモリ170に格納される管理テーブルの具体例を示した図である。図3は実行中処理管理テーブルT1を示し、図4はアクセス制限管理テーブルT2を示し、図5はリソース管理テーブルT3を示し、図6はリソース残量管理テーブルT4を示し、図7は優先度管理テーブルT5を示し、図8はユーザ管理テーブルT6を示す。なお、図5に示す管理テーブルT3では、簡略化のため編集装置40からの編集処理は常時リソースを最大で使用することとする(通常再生の2倍の帯域を使用する)。
図9は、制御部17の機能構成を示すブロック図である。制御部17は、マイクロコンピュータにより所定のプログラムを実行することで、実行制御機能171、収録制御機能172、編集応答機能173、再生制御機能174、制限制御機能175及び中断制御機能176を実現する。
実行制御機能171は、画面操作部16から映像クリップの収録、再生、コピー及び転送等の実行要求が入力された際に、その処理を実行するだけのリソース残量があるか否かを判断し、実行可能と判断した場合、要求された処理を実行するだけのリソース使用量を割り当て、その処理を実行させる機能である。また、実行制御機能171は、編集装置40が映像クリップの編集処理を実行する旨の通知がされた際に、編集装置40の編集処理に対する応答処理を実行するだけのリソース残量があるか否かを判断し、実行可能と判断した場合、必要なリソース使用量を割り当て、編集装置40の編集処理に対する応答処理を実行させる機能である。具体的には、制御部17は、処理実行要求又は編集装置40からの通知を受信すると、管理テーブルT1,T3,T4を参照し、リソース残量と要求された処理のリソース使用量とを比較することで、要求された処理を実行するのに十分なリソース残量があるか否かを判断する。そして、十分なリソース残量がある場合、要求された処理を実行する。
収録制御機能172は、カメラ20により取得された映像・音声情報を映像クリップとしてリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12へ収録する機能である。具体的には、制御部17は、画面操作部16から映像・音声情報の収録要求が入力されると、映像・音声情報の収録を開始する。制御部17は、一連の映像クリップを収録する際、予め設定された要件を満たす度に擬似的に収録を終了させ、一連の映像クリップを分割された映像ファイル及び音声ファイル(以下、分割ファイルと称する)の集合としてリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12へ収録する。
このときの予め設定された要件とは、予め設定した既定容量分の分割ファイルが収録されることを要件とする場合と、予め設定した収録時間が経過することを要件とする場合とがある。制御部17は、既定容量分の分割ファイルの収録を要件とする場合、既定容量分の分割ファイルが収録される度に収録を擬似的に終了する。また、制御部17は、予め設定した収録時間が経過することを要件とした場合、収録時間が経過する度に擬似的に収録を終了する。これにより、映像クリップは、予め設定された既定容量分の複数の分割ファイル、又は、予め設定された収録時間分の複数の分割ファイルを含むこととなる。なお、本実施形態では、予め設定された収録時間が経過する度に擬似的に収録を終了させる場合について説明している。
映像クリップの管理情報ファイルは、最初の分割ファイルの収録が完了すると生成され、それから分割ファイルの収録が完了する度に、新たに収録された分割ファイルの情報を加えた形で内容が更新される。これにより、管理情報ファイルには、収録が完了した範囲での映像クリップの情報が含まれることとなる。
図10は、分割ファイルのデータ構造を示す模式図である。なお、ここでは、分割ファイルに映像情報が格納される場合の例を説明する。分割ファイルは、ヘッダ部、データ部及びフッタ部から成る。ヘッダ部には、データ部及びフッタ部の開始位置等が格納されている。データ部には、予め設定された時間分の映像のフレームデータが格納されている。フッタ部には、データ部におけるフレームデータの位置等を示すインデックス情報が格納されている。
図11は、リムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12の記録構造を示す模式図である。記録媒体は、ビンと称されるディレクトリにより階層分けがなされる。ビン1には、映像クリップ1〜3及び映像クリップ1〜3それぞれの管理情報ファイル1〜3が格納される。映像クリップ1は、分割ファイル1〜3から構成されており、管理情報ファイル1には、映像クリップ1が分割ファイル1〜3により構成される旨等が示されている。
編集応答機能173は、編集装置40が映像クリップの編集処理を実行する旨の通知がされた場合、この通知に対する応答処理を実行する機能である。具体的には、制御部17は、編集装置40が編集処理を実行する旨の通知を受信した場合、収録状況等を編集装置40へ通知する。そして、制御部17は、編集装置40から編集処理を実行する映像クリップの管理情報ファイルを要求されると、その管理情報ファイルを編集装置40へ送出する。
再生制御機能174は、映像クリップの再生要求が画面操作部16から入力された場合、リムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12に記録された映像クリップを再生する機能である。また、制御部17は、映像クリップの収録中に再生要求が入力された場合、要求された映像クリップにおいて収録が完了した分割ファイルから順次再生する。
制限制御機能175は、実行中の処理で使用されている映像クリップに対するアクセスを制限する機能である。この機能を実行するため、制御部17は、メモリ170に格納された管理テーブルT2の制限情報を、対応する映像クリップの管理情報ファイルに補助データとして書き込み、その管理情報ファイルを編集装置40へ送出する。そして、編集装置40がこの管理情報ファイルから補助データを読み出すことにより、編集装置40の使用中の映像クリップへのアクセスが制限される。管理テーブルT2では、実行処理で使用される「メディア/ビンNo./クリップNo.」のいずれかが制限対象として設定され、この制限対象に対して「非表示」及び「書込み禁止」等のアクセスの制限が設定される。
中断制御機能176は、任意の処理の実行中に新たな処理が要求された場合に実行中の処理を中断させる機能、及び中断される処理を継続可能な状態で情報を残す機能である。具体的には、制御部17は、一の処理の実行中に画面操作部16から他の処理が要求され、この処理を実行するだけのリソース残量がない場合、管理テーブルT5を参照して、実行中の処理の優先度と新たに要求された処理の優先度とを比較する。優先度が実行中の処理よりも新たに要求された処理の方が高い場合、実行中の処理の進捗状況をリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12へ記録させた後、要求された処理を実行する。また、制御部17は、編集装置40の編集処理に対する応答処理の実行中に画面操作部16から他の処理が要求され、この処理を実行するだけのリソース残量がない場合、管理テーブルT5を参照して、応答処理の優先度と新たに要求された処理の優先度とを比較する。優先度が実行中の応答処理よりも新たに要求された処理の方が高い場合、応答処理を中断する旨の信号を編集装置40へ送出した後、要求された処理を実行する。また、制御部17は、編集装置40の編集処理に対する応答処理の実行中に他の編集装置から編集処理を実行する旨の通知を受け、他の編集装置に対する応答処理を実行するだけのリソース残量がない場合、管理テーブルT6を参照して、編集装置40の優先度と他の編集装置の優先度とを比較する。優先度が応答中の編集装置40よりも他の編集装置の方が高い場合、応答処理を中断する旨の信号を編集装置40へ送出した後、優先度の高い編集装置からの編集要求に応える。
図12は、本発明の一実施形態に係る編集装置40の機能構成を示すブロック図である。図12における編集装置40は、表示制御部41、内蔵記録媒体42、編集部43、復号化部44、表示モニタ45及びネットワークインタフェース46を具備する。各構成要素は、バス47によりそれぞれ接続される。
表示制御部41は、編集装置40のユーザが映像クリップの編集処理を要求すると、ネットワークインタフェース46を介して編集処理を実行する旨を映像記録再生装置10へ通知する。また、表示制御部41は、映像記録再生装置10から収録状況等を受け取ると、表示モニタ45へその収録状況等を表示させる。表示制御部41は、この収録状況等に基づいてユーザにより編集処理を実行する映像クリップが指定されると、その映像クリップの管理情報ファイルを映像記録再生装置10に要求する。表示制御部41は、この要求に応じて映像記録再生装置10から送出される管理情報ファイルを受信すると、受信した管理情報ファイルに基づいて映像クリップを構成する分割ファイルのインデックス情報をリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12から読み出す。そして、表示制御部41は、読み出したインデックス情報に基づいて分割ファイルのフレームデータを読み出し、復号化部44で復号化させた後、表示モニタ45に表示させる。
ユーザは、表示モニタ45の表示を参照し、編集部43により、IN/OUT点の設定やフェード処理の設定等の編集処理を行う。編集部43は、この編集処理の編集結果をプレイリスト情報として内蔵記録媒体42へ記録する。
また、表示制御部41は、映像記録再生装置10から応答処理の中断指示を受信すると、編集処理の進捗状況を内蔵記録媒体42へ記録し、実行中の編集処理を中断させる。
また、表示制御部41は、映像記録再生装置10におけるリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12をネットワークドライブとして使用する際、リムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12に収録されている映像クリップの一覧を表示モニタ45に表示させることが可能である。ただし、表示モニタ45における表示内容は、管理テーブルT2に基づいて制限される。
次に、上記構成における動作を詳細に説明する。図13は、制御部17が実行制御機能171及び中断制御機能176を実行する際のフローチャートを示す図である。
まず、制御部17は、画面操作部16からの処理実行要求又は編集装置40からの編集処理を実行する旨の通知を受信する(ステップ13a)。制御部17は、管理テーブルT1,T3,T4を参照し、リソース残量と要求された処理のリソース使用量とを比較することで、要求された処理を実行するのに十分なリソース残量があるか否かを判断する(ステップ13b)。十分なリソース残量がある場合(ステップ13bのYes)、新たに開始する処理を反映させて管理テーブルT1,T2,T4を更新し(ステップ13c)、関連する構成要素に対する制御を実行し(ステップ13d)、処理を開始させる。そして、制御部17は、実行要求に対して正常に処理が実行できた旨の正常応答を返す(ステップ13e)。
要求された処理を実行するのに十分なリソース残量がない場合(ステップ13bのNo)、要求された処理の優先度が実行中の処理の優先度よりも高いか否かを管理テーブルT5を参照して判断する(ステップ13f)。要求された処理の優先度が実行中の優先度よりも低い場合(ステップ13fのNo)、実行要求に対して処理を実行できない旨のNG応答を返す(ステップ13g)。要求された処理の優先度が実行中の処理の優先度よりも高い場合(ステップ13fのYes)、要求された処理を実行するのに十分なリソース残量を確保するように優先度の低い処理を中断する(ステップ13h)。そして、制御部17は、中断時の停止位置等の進捗状況をリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12へ記録し、中断された処理が所定時間後に再開されるようにタイマをセットする(ステップ13i)。なお、中断される処理が編集装置40に対する応答処理である場合、制御部17は、中断時の編集処理の進捗状況を内蔵記録媒体42へ記録させる。
制御部17は、ステップ13iの後、新たに開始される処理を反映させて管理テーブルT1,T2,T4を更新し(ステップ13j)、処理をステップ13dへ移行する。制御部17は、タイマが終了し、中断された処理が再開されると(ステップ13k)、処理をステップ13bへ移行する。なお、映像記録再生装置10に複数の編集装置が接続され、編集装置40以外の編集装置から編集処理を実行する旨の通知を受け得る場合は、図13において、ステップ13fの前段に管理テーブルT6を参照した編集装置の優先度に関する判断ブロックを挿入することで、他の編集装置への応答処理にも対応することが可能である。
具体例として、ステップ13aにおいて、編集装置40が内蔵記録媒体12に収録された映像クリップの編集処理を実行する場合を説明する。制御部17は、図5に示す管理テーブルT3及び図6に示す管理テーブルT4に基づいて、編集装置40に対する応答処理を実行するためのリソース残量は十分であると判断する(ステップ13bのYes)。制御部17は、リソース残量が十分であると判断すると、管理テーブルT1,T2,T4を更新し(ステップ13c)、編集装置40に対する応答処理を開始させ(ステップ13d)、正常応答を返す(ステップ13e)。
次に、同じく具体例として、ステップ13aにおいて、リムーバブル記録媒体30からの映像クリップの再生が要求された場合を説明する。制御部17は、管理テーブルT1,T3,T4に基づいて、このままのリソース残量では、映像クリップの再生処理を実行するのに不十分であると判断する(ステップ13bのNo)。
続いて、制御部17は、図3に示される管理テーブルT1及び図7に示される管理テーブルT5を参照して、リムーバブル記録媒体30からの映像クリップの再生処理の優先度を確認する(ステップ13f)。制御部17は、リムーバブル記録媒体30からの映像クリップの再生処理の優先度が、リムーバブル記録媒体30に記録された映像クリップの編集処理に対する応答処理の優先度よりも高いため(ステップ13fのYes)、編集装置40に対する応答処理を中断し(ステップ13h)、中断時の進捗状況を内蔵記録媒体42に記録させる(ステップ13i)。そして、制御部17は、管理テーブルT1,T2,T4を更新し(ステップ13j)、リムーバブル記録媒体30からの映像クリップの再生を開始させ(ステップ13d)、正常応答を返す(ステップ13e)。
図14は、制御部17が実行中の処理を停止する際のフローチャートを示す。
まず、制御部17は、画面操作部16又は編集装置40から処理停止要求を受信する(ステップ14a)。制御部17は、関連する構成要素に対する制御を実行し、実行中の処理を停止させる(ステップ14b)。そして、制御部17は、管理テーブルT1,T2,T4を更新し(ステップ14c)、停止要求に対して正常に実行中の処理を停止した旨の正常応答を返し(ステップ14d)、処理を終了する。
図15は、編集装置40が映像クリップの編集処理を行う場合のシーケンス図を示す。なお、映像記録再生装置10と編集装置40との間では、予め設定された指示コマンドを用いて指示のやり取りが行われている。
まず、編集装置40は、映像クリップの編集処理を実行する旨を映像記録再生装置10へ通知する。なお、映像記録再生装置10と編集装置40とのコネクション確立等をトリガにして、この通知がされたとみなすようにしても良い。
映像記録再生装置10は、通知を受けると、現在収録中の映像クリップNo.及び収録済みの時間等を編集装置40へ返す。編集装置40は、映像記録再生装置10からの通知に基づいて、編集を希望する映像クリップの管理情報ファイルを映像記録再生装置10に対して要求する。映像記録再生装置10は、この要求に応じて管理情報ファイルを編集装置40へ送出する。編集装置40は、この管理情報ファイルを参照して、内蔵記録媒体12から編集を希望する映像クリップに含まれる全ての分割ファイルのインデックス情報を読み出す。そして、編集装置40は、このインデックス情報に基づいて、内蔵記録媒体12に収録された映像クリップの編集を行う。編集装置40は、編集が完了すると、プレイリスト情報を内蔵記録媒体42へ記録する。
次に、編集装置40が収録中の映像クリップを編集する際の映像記録再生装置10と編集装置40との間のやり取りを、図10及び図11に示す分割ファイルと、図15に示すシーケンス図を参照して説明する。ここでは、映像クリップ1の分割ファイル2が収録中であり、5分毎に次の分割ファイルが収録されるものとする。
映像記録再生装置10は、編集装置40から映像クリップの編集処理を実行する旨の通知を受けると、映像クリップ1を収録中である旨及び収録済み時間が5分である旨を通知する。編集装置40は、この通知を受け、映像クリップ1の管理情報ファイル1を要求する。映像記録再生装置10はこの要求に応じて管理情報ファイル1を編集装置40へ送出する。ここで、映像クリップ1の収録は、分割ファイル1まで完了しているため、管理情報ファイル1には、分割ファイル1に関する情報が含まれている。
編集装置40は、管理情報ファイル1を参照して、内蔵記録媒体12から分割ファイル1のインデックス情報を読み出し、このインデックス情報に基づいて分割ファイル1の編集を行う。
映像記録再生装置10は、収録時間が10分経過し、分割ファイル2の収録が完了すると、管理情報ファイル1をその内容に分割ファイル2の情報を含むように更新し、分割ファイル2の収録が完了した旨を編集装置40へ通知する。編集装置40は、この通知を受けると、再度管理情報ファイル1を要求する。映像記録再生装置10は、この要求に応じて管理情報ファイル1を編集装置40へ送出する。編集装置40は、管理情報ファイル1を参照して読み出した分割ファイル2のインデックス情報に基づいて分割ファイル2の編集を行う。
映像記録再生装置10は、収録時間が15分を経過し、分割ファイル3の収録が完了すると、管理情報ファイル1をその内容に分割ファイル3の情報を含むように更新し、分割ファイル3の収録が完了した旨を編集装置40へ通知する。そして、映像記録再生装置10及び編集装置40は上述の処理を繰り返し、内蔵記録媒体12に収録された分割ファイル3の編集を行う。これにより、収録中の映像クリップ1の編集が行われることとなる。
次に、制限制御機能175による映像クリップに対するアクセス制限及び映像クリップの表示制限について、図4に示す管理テーブルT2を参照して詳細に説明する。
図4に示す管理テーブルT2では、内蔵記録媒体12への映像クリップの収録が行われている際には、「メディア/ビンNo.」が、「書込み禁止」となっている。これにより、映像クリップの収録中には映像クリップが収録されるビンに対しては書き込み動作ができないようになっている。また、リムーバブル記録媒体30に収録される映像クリップが編集装置40により編集される際には、「メディア/ビンNo./クリップNo.」が、「書込み禁止」となっている。これにより、編集中の映像クリップに対しては、書き込み動作ができないようになっている。また、同じくリムーバブル記録媒体30に収録される映像クリップが編集装置40により編集される際には、「メディア/ビンNo./クリップNo.」が、「非表示」となっている。これにより、表示モニタ45は、編集中の映像クリップは表示されないようになっている。
制御部17は、上記の制限制御機能175を実現するために、以下の処理を行う。制御部は、制限対象を「書込み禁止」とする際は、その旨を管理情報ファイルに補助データとして書き込み、その管理情報ファイルを編集装置40へ送出する。編集装置40は、管理情報ファイルの補助データを参照することにより、制限対象が「書込み禁止」である旨を判断する。また、制御部17は、制御対象を「非表示」とする際は、制限対象を管理情報ファイルに含めないで編集装置40へ送出する。編集装置40のユーザは、管理情報ファイルに含まれていない対象は表示モニタ45には表示されないため、アクセスすることができない。
以上のように、上記一実施形態では、映像クリップの収録を、予め設定された時間毎に擬似的に終了させ、一つの映像クリップが複数の分割ファイルを含むように収録する。そして、編集装置40から映像クリップの編集処理を実行する旨の通知があった場合には、分割ファイル単位で編集させるようにしている。これにより、映像記録再生装置10は、編集装置40が収録中の映像クリップを選択した場合でも、収録中の映像クリップのうち収録が完了した分割ファイルを編集させることが可能となる。すなわち、編集装置40は、映像クリップの編集を行う際、映像クリップの収録が全て完了するのを待たずに編集処理を開始することが可能となる。
また、上記一実施形態では、収録中の映像クリップに対して再生要求があった場合には、収録中の映像クリップのうち収録が完了した分割ファイルを順次再生するようにしている。これにより、映像記録再生装置10は、映像クリップの収録が全て完了するのを待たずに、再生処理を開始することが可能となる。
また、上記一実施形態では、管理テーブルT1〜T6を備え、要求された処理のリソース使用量と現在のリソース残量とを比較し、リソース残量が十分である限り複数の処理を並行して実行するようにしている。これにより、映像記録再生装置10は、マルチタスク処理を行うことが可能となる。
また、上記一実施形態では、所定の処理を実行している際に、実行中の処理よりも優先度が高い処理が要求され、その処理を実行するだけのリソース残量がない場合、実行中の処理を中断し、優先度の高い処理を実行する。また、編集装置40の編集処理に対する応答処理を実行している際に、編集装置40よりも優先度が高い編集装置から編集処理を実行する旨の通知があり、その応答処理を新たに実行するだけのリソース残量がない場合、編集装置40による編集処理を中断し、優先度の高い編集装置に対する応答処理を実行する。これにより、映像記録再生装置10は、優先順位に応じてより効率的にマルチタスク処理を行うことが可能となる。
また、上記一実施形態では、新たな処理が要求され、実行中の処理を中断する場合、中断される処理の進捗状況を保存するようにしている。これにより、中断された処理を再開する際には、中断位置から処理を継続して実行することが可能となる。
また、上記一実施形態では、管理テーブルT2により、実行中の処理で使用されるメディア、ビン及び映像クリップのいずれかに対して、所定のアクセス制限を設定するようにしている。これにより、映像記録再生装置10は、映像記録再生装置10側で実行中の処理で使用されている素材が、編集装置40からの不用意なアクセスにより消去等されること等を防ぐことが可能である。また、アクセス可能なもの以外は非表示にすることが可能であるため、アクセス可能なクリップを迅速かつ的確に選択することが可能となる。
したがって、本発明に係る編集システム及び映像記録再生装置10は、映像・音声情報の収録から編集開始までのリードタイムを短縮することができる。
なお、この発明は上記一実施形態に限定されるものではない。例えば、上記一実施形態では、編集装置40がネットワークインタフェース13を介して接続されている例について説明したが、ネットワークインタフェースは1つに限定される必要はない。すなわち、映像記録再生装置10は、複数のネットワークインタフェースを備え、このネットワークインタフェースにより複数の編集装置と接続されている場合であっても同様に実施可能である。
また、上記一実施形態では、予め設定された収録時間毎に収録された分割ファイルを編集装置40により編集する例について説明したが、予め設定した既定容量分の分割ファイルを編集装置40により編集する場合であってもかまわない。このとき、映像記録再生装置10は、収録中の映像クリップの編集処理を実行する旨が編集装置40から通知された場合、収録中の映像クリップNo.に加え、収録済みの容量を編集装置40へ返す。また、映像記録再生装置10は、収録容量が既定容量を超えると分割ファイルの収録を擬似的に終了し、次の分割ファイルの収録を開始する。映像記録再生装置10は、分割ファイルの収録が完了すると、管理情報ファイルに収録が完了した分割ファイルの情報を含むように更新し、分割ファイルの収録が完了した旨を編集装置40へ通知する。これにより、編集装置40は、分割ファイルを既定容量単位で収録する場合であっても、分割ファイルを所定の収録時間単位で収録する場合と同様に、収録中の映像クリップの編集処理を実行することが可能である。
また、上記一実施形態では、編集装置40がリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12に記録された分割ファイルを読み出して編集し、その編集結果であるプレイリスト情報を内蔵記録媒体12へ記録する例について説明したが、編集装置40が分割ファイルを内蔵記録媒体12にコピーした後、その分割ファイルを編集する場合であっても同様に実施可能である。
また、上記一実施形態では、リソース残量の関係上、リムーバブル記録媒体30への収録中に、収録中のクリップの編集処理はできないこととなっているが、これは装置のリソース量に依存するものである。装置のリソース量を増加させることにより、リムーバブル記録媒体30に対しても追いかけ編集することが可能となる。
また、上記一実施形態では、映像記録再生装置10は、映像・音声情報を映像ファイル及び音声ファイルに変換する例について説明したが、カメラ20により映像情報のみが得られ、これを映像ファイルに変換して記録媒体へ収録する場合であっても同様に実施可能である。
また、上記一実施形態では、映像記録再生装置10は、映像・音声情報を符号化部19によりエンコードして、高精細な映像ファイル及び音声ファイルを生成する例について説明したが、これらのファイルに加え、これらのファイルよりも低ビットレートの簡易映像ファイル(以下、プロキシ画像ファイルと称する)を生成することも可能である。このとき、映像記録再生装置10は、取得された映像・音声情報を、例えばMPEG.4等によりエンコードしてプロキシ画像ファイルを生成する符号化部19−2を具備する。符号化部19−2は、符号化部19により生成される分割ファイルと平行して、プロキシ画像ファイルを生成する。生成されたプロキシ画像ファイルは、上述の高精細なファイルと共にリムーバブル記録媒体30又は内蔵記録媒体12へ記録される。映像記録再生装置10は、編集装置40から映像クリップの編集処理を実行する旨の通知を受けると、映像クリップの管理情報ファイルと共にこのプロキシ画像ファイルを編集装置40へ送出する。
また、上記一実施形態では、編集装置40は、受け取った管理情報ファイルに基づいて、内蔵記録媒体12に記録された映像クリップの編集を行う例について説明したが、この方法に限定される訳ではない。すなわち、編集装置40は、受け取ったプロキシ画像ファイルを内蔵記録媒体42へ記録し、ここで内蔵記録媒体42に記録したプロキシ画像ファイルに対して編集処理を行う場合であっても同様に実施可能である。このとき、編集処理が施されたプロキシ画像ファイルは内蔵記録媒体42へ記録される。
また、上記一実施形態では、映像クリップの収録時間が5分を経過する度に分割ファイルが収録される場合について説明したが、5分に限定される訳ではなく、それ以外の時間であっても同様に実施可能である。
さらに、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
10…映像記録再生装置
11…挿入口
12…内蔵記録媒体
13…NW I/F
14…表示部
15…映像操作部
16…画面操作部
17…制御部
170…メモリ
171…実行制御機能
172…収録制御機能
173…編集応答機能
174…再生制御機能
175…制限制御機能
176…中断制御機能
19…符号化部
110…復号化部
111…バス
20…カメラ
30…リムーバブル記録媒体
40…編集装置
41…表示制御部
42…内蔵記録媒体
43…編集部
44…復号化部
45…表示モニタ
46…NW I/F
47…バス

Claims (35)

  1. 取得した映像素材を規定フォーマットの映像ファイルにエンコードしてランダムアクセス可能な記録媒体へ収録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録媒体に収録された映像ファイルを編集する編集装置とを具備する編集システムにおいて、
    前記記録再生装置は、
    前記映像ファイルの収録を予め設定された要件が満たされる度に擬似的に終了させ、前記映像ファイルを前記擬似的な収録の終了により順次得られる分割ファイル単位で前記記録媒体へ収録する収録制御部と、
    収録中の映像ファイルに対する編集処理を実行する旨が前記編集装置から通知された場合、前記映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルに関する情報を、前記分割ファイルの収録が完了する度に前記編集装置へ順次送出する編集応答部と
    を備え、
    前記編集装置は、前記送出された分割ファイルに関する情報に基づいて前記収録中の映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルを編集することを特徴とする編集システム。
  2. 前記収録制御部は、予め設定された既定時間が経過する度に前記映像ファイルの収録を擬似的に終了させることを特徴とする請求項1記載の編集システム。
  3. 前記収録制御部は、予め設定された既定容量の前記分割ファイルを収録する度に前記映像ファイルの収録を擬似的に終了させることを特徴とする請求項1記載の編集システム。
  4. 前記記録再生装置は、
    前記映像ファイルの収録処理及び前記編集装置での編集処理に対する応答処理を含む複数の実行処理のうちいずれかの実行中に、前記複数の実行処理のうちいずれかが新たに要求された場合、リソース残量と前記新たに要求された実行処理のリソース使用量とを比較し、前記新たに要求された実行処理を実行するのに十分なリソース残量がある場合、前記新たに要求された実行処理を実行する実行制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の編集システム。
  5. 前記記録再生装置は、
    前記複数の実行処理の優先順位を管理し、前記新たに要求された実行処理を実行するのに十分なリソース残量がない場合、前記実行中の実行処理のうち前記新たに要求された実行処理よりも優先順位の低い実行処理を中断して、前記新たに要求された実行処理を実行する中断制御部をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の編集システム。
  6. 前記中断制御部は、前記実行中の実行処理を中断する場合、当該実行処理の中断時の状態を保持するように前記記録媒体又は前記編集装置へ指示を出すことを特徴とする請求項5記載の編集システム。
  7. 前記記録再生装置は、
    収録中の映像ファイルの再生要求が入力された場合、前記映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルを再生する再生制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の編集システム。
  8. 前記記録再生装置は、
    前記映像ファイルの収録処理、前記編集装置での編集処理に対する応答処理及び前記映像ファイルの前記再生処理を含む複数の実行処理のうちいずれかの実行中に、前記複数の実行処理のうちいずれかが新たに要求された場合、リソース残量と前記新たに要求された実行処理のリソース使用量とを比較し、前記新たに要求された実行処理を実行するのに十分なリソース残量がある場合、前記新たに要求された実行処理を実行する実行制御部をさらに備えることを特徴とする請求項7記載の編集システム。
  9. 前記記録再生装置は、
    前記複数の実行処理の優先順位を管理し、前記新たに要求された実行処理を実行するのに十分なリソース残量がない場合、前記実行中の実行処理のうち前記新たに要求された実行処理よりも優先順位の低い実行処理を中断して、前記新たに要求された実行処理を実行する中断制御部をさらに備えることを特徴とする請求項8記載の編集システム。
  10. 前記中断制御部は、前記実行中の実行処理を中断する場合、当該実行処理の中断時の状態を保持するように前記記録媒体又は前記編集装置へ指示を出すことを特徴とする請求項9記載の編集システム。
  11. 前記編集装置は、前記分割ファイルに関する情報に基づいて前記記録媒体から読み出した前記収録済みの分割ファイルを編集し、当該編集の編集結果をプレイリスト情報として保持することを特徴とする請求項1記載の編集システム。
  12. 前記記録再生装置は、前記取得した映像素材を前記分割ファイルよりも低容量のプロキシ画像ファイルにエンコードするエンコーダをさらに備え、
    前記収録制御部は、前記分割ファイルと共に前記プロキシ画像ファイルを前記記録媒体へ順次収録し、
    前記編集応答部は、前記収録済みの分割ファイルに関する情報と共に、前記収録済みの分割ファイルのプロキシ画像ファイルを前記編集装置へ送出し、
    前記編集装置は、前記分割ファイルに関する情報に基づいて前記分割ファイルのプロキシ画像ファイルを編集し、当該編集を施したプロキシ画像ファイルを保持することを特徴とする請求項1記載の編集システム。
  13. 前記編集装置が複数存在する場合、
    前記記録再生装置は、
    前記複数の編集装置のうちいずれかの編集装置に対する応答処理の実行中に、他の編集装置から編集処理を実行する旨が通知された場合、リソース残量と前記他の編集装置に対する応答処理のリソース使用量とを比較し、前記他の編集装置に対する応答処理を実行するのに十分なリソース残量がある場合、前記他の編集装置に対する応答処理を実行する実行制御部と、
    前記複数の編集装置の優先順位を管理し、前記他の編集装置に対する応答処理を実行するのに十分なリソース残量がない場合、前記他の編集装置よりも優先順位の低い編集装置に対する応答処理を中断して、前記他の編集装置に対する応答処理を実行する中断制御部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の編集システム。
  14. 前記中断制御部は、前記実行中の応答処理を中断する場合、前記編集装置における中断時の編集状態を保持するように前記編集装置へ指示を出すことを特徴とする請求項13記載の編集システム。
  15. 前記記録再生装置は、
    前記記録媒体に収録された映像ファイルのうち、実行中の実行処理で使用されている映像ファイルに対するアクセスを制限する制限制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の編集システム。
  16. 前記制限制御部は、前記記録媒体に収録された映像ファイルのうち、実行中の実行処理で使用されている映像ファイルを前記編集装置に対して非表示とすることを特徴とする請求項15記載の編集システム。
  17. 取得した映像素材を規定フォーマットの映像ファイルにエンコードしてランダムアクセス可能な記録媒体へ収録する映像記録再生装置において、
    前記映像ファイルの収録を予め設定された要件が満たされる度に擬似的に終了させ、前記映像ファイルを前記擬似的な収録の終了により順次得られる分割ファイル単位で前記記録媒体へ収録する収録制御部を具備することを特徴とする記録再生装置。
  18. 前記収録制御部は、予め設定された既定時間が経過する度に前記映像ファイルの収録を擬似的に終了させることを特徴とする請求項17記載の記録再生装置。
  19. 前記収録制御部は、予め設定された既定容量の前記分割ファイルを収録する度に前記映像ファイルの収録を擬似的に終了させることを特徴とする請求項17記載の記録再生装置。
  20. 前記記録媒体に収録した映像ファイルを編集する編集装置とネットワーク回線を通じて接続するインタフェース部と、
    収録中の映像ファイルに対する編集処理を実行する旨が前記編集装置から通知された場合、前記映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルに関する情報を、前記分割ファイルの収録が完了する度に前記編集装置へ順次送出する編集応答部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項17記載の記録再生装置。
  21. 前記映像ファイルの収録処理及び前記編集装置での編集処理に対する応答処理を含む複数の実行処理のうちいずれかの実行中に、前記複数の実行処理のうちいずれかが新たに要求された場合、リソース残量と前記新たに要求された実行処理のリソース使用量とを比較し、前記新たに要求された実行処理を実行するのに十分なリソース残量がある場合、前記新たに要求された実行処理を実行する実行制御部をさらに備えることを特徴とする請求項20記載の記録再生装置。
  22. 前記複数の実行処理の優先順位を管理し、前記新たに要求された実行処理を実行するのに十分なリソース残量がない場合、前記実行中の実行処理のうち前記新たに要求された実行処理よりも優先順位の低い実行処理を中断して、前記新たに要求された実行処理を実行する中断制御部をさらに備えることを特徴とする請求項21記載の記録再生装置。
  23. 前記中断制御部は、前記実行中の実行処理を中断する場合、当該実行処理の中断時の状態を保持するように前記記録媒体又は前記編集装置へ指示を出すことを特徴とする請求項22記載の記録再生装置。
  24. 前記取得した映像素材を前記分割ファイルよりも低容量のプロキシ画像ファイルにエンコードするエンコーダをさらに備え、
    前記収録制御部は、前記分割ファイルと共に前記プロキシ画像ファイルを前記記録媒体へ順次収録し、
    前記編集応答部は、前記収録済みの分割ファイルに関する情報と共に、前記収録済みの分割ファイルのプロキシ画像ファイルを前記編集装置へ送出することを特徴とする請求項20記載の記録再生装置。
  25. 前記インタフェース部に複数の前記編集装置が接続する場合、
    前記複数の編集装置のうちいずれかの編集装置に対する応答処理の実行中に、他の編集装置から編集処理を実行する旨が通知された場合、リソース残量と前記他の編集装置に対する応答処理のリソース使用量とを比較し、前記他の編集装置に対する応答処理を実行するのに十分なリソース残量がある場合、前記他の編集装置に対する応答処理を実行する実行制御部と、
    前記複数の編集装置の優先順位を管理し、前記他の編集装置に対する応答処理を実行するのに十分なリソース残量がない場合、前記他の編集装置よりも優先順位の低い編集装置に対する応答処理を中断して、前記他の編集装置に対する応答処理を実行する中断制御部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項20記載の記録再生装置。
  26. 前記中断制御部は、前記実行中の応答処理を中断する場合、前記編集装置における中断時の編集状態を保持するように前記編集装置へ指示を出すことを特徴とする請求項25記載の記録再生装置。
  27. 収録中の映像ファイルの再生要求が入力された場合、前記映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルを再生する再生制御部をさらに備えることを特徴とする請求項17記載の記録再生装置。
  28. 前記映像ファイルの収録処理、前記編集装置での編集処理に対する応答処理及び前記映像ファイルの前記再生処理を含む複数の実行処理のうちいずれかの実行中に、前記複数の実行処理のうちいずれかが新たに要求された場合、リソース残量と前記新たに要求された実行処理のリソース使用量とを比較し、前記新たに要求された実行処理を実行するのに十分なリソース残量がある場合、前記新たに要求された実行処理を実行する実行制御部をさらに備えることを特徴とする請求項27記載の記録再生装置。
  29. 前記複数の実行処理の優先順位を管理し、前記新たに要求された実行処理を実行するのに十分なリソース残量がない場合、前記実行中の実行処理のうち前記新たに要求された実行処理よりも優先順位の低い実行処理を中断して、前記新たに要求された実行処理を実行する中断制御部をさらに備えることを特徴とする請求項28記載の記録再生装置。
  30. 前記中断制御部は、前記実行中の実行処理を中断する場合、当該実行処理の中断時の状態を保持するように前記記録媒体へ指示を出すことを特徴とする請求項29記載の記録再生装置。
  31. 前記記録媒体に収録された映像ファイルのうち、実行中の実行処理で使用されている映像ファイルに対するアクセスを制限する制限制御部をさらに備えることを特徴とする請求項17記載の記録再生装置。
  32. 前記記録媒体に収録された映像ファイルのうち、実行中の実行処理で使用されている映像ファイルに対するアクセスを制限する制限制御部をさらに備え、
    前記制限制御部は、前記記録媒体に収録された映像ファイルのうち、実行中の実行処理で使用されている映像ファイルを前記編集装置に対して非表示とすることを特徴とする請求項20記載の記録再生装置。
  33. 取得した映像素材を規定フォーマットの映像ファイルにエンコードしてランダムアクセス可能な記録媒体へ収録する記録再生装置と、前記記録再生装置の記録媒体に収録された映像ファイルを編集する編集装置とを具備する編集システムで用いられる映像素材編集方法において、
    前記映像ファイルの収録を予め設定された要件が満たされる度に擬似的に終了し、前記映像ファイルを前記擬似的な収録の終了により順次得られる分割ファイル単位で前記記録媒体へ収録し、
    収録中の映像ファイルに対する編集処理を実行する旨が前記編集装置から前記記録再生装置へ通知された場合、前記映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルに関する情報を、前記分割ファイルの収録が完了する度に前記記録再生装置から前記編集装置へ順次送出し、
    前記送出された分割ファイルに関する情報に基づいて前記収録中の映像ファイルにおける収録済みの分割ファイルを編集することを特徴とする映像素材編集方法。
  34. 前記収録の擬似的な終了を、予め設定された既定時間が経過する度に行うことを特徴とする請求項33記載の映像素材編集方法。
  35. 前記収録の擬似的な終了を、予め設定された既定容量の前記分割ファイルを収録する度に行うことを特徴とする請求項33記載の映像素材編集方法。
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JP2013084049A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Mitsubishi Electric Corp 映像監視レコーダ

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