JP2010218832A - フラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法 - Google Patents

フラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法 Download PDF

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【課題】折り曲げ固定して別の位置で屈曲及び摺動可能であり、かつ十分な電気的特性および機械的特性を得ることができるフラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法を提供する。
【解決手段】フラットケーブル10は、複数本の同軸ケーブル11,13が並列されており、同軸ケーブル11,13は、樹脂部材Bによって屈曲可能な屈曲部28と、所定方向に折り曲げられた折り曲げ固定部35,36,39,40と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば医療用機器や電子部品の集積部への電気的接続に好適なフラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法に関する。
医療用機器や各種電子部品の集積部への電気的接続にフレキシブルプリント配線基板(FPC)が多く採用されている。このFPCは、薄いポリイミドフィルムに銅箔等の導体を張り合わせているため柔軟性に富んでいる。
しかし、FPCはインピーダンス整合を取ることが難しい。すなわち、インピーダンスが整合していない場合、伝送効率の低下を生じることになる。また、FPCはシールド等の外乱防止部材を有さないため、ノイズ遮蔽の能力が低い。さらに、FPCは中心導体がリボン状の薄厚導体の場合、折り曲げに弱く、振動を長時間与えられたりすると折り曲げ箇所が断線する可能性がある。
一方、FPCを同軸ケーブルに接続したフラットケーブルが提案されている。
図7に示すように、このフラットケーブル100は、外被101を除去した複数本の同軸ケーブル102のシールド103にグランドバー104を接続し、同軸ケーブル102の導体105を不図示の接続端末の導体パターンに接続したものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−287541号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたフラットケーブル100では、搭載される機器内の配索経路に応じて同軸ケーブル102を所定位置で折り曲げ、別の位置で屈曲及び摺動しなければならない場合に、折り曲げ固定して且つ電気的特性および機械的信頼性を十分得ることが難しかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、折り曲げ固定して別の位置で屈曲及び摺動可能であり、かつ十分な電気的特性および機械的特性を得ることができるフラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決することができる本発明に係るフラットケーブルは、複数本の同軸ケーブルが並列されているフラットケーブルであって、樹脂部材によって集合された屈曲可能な屈曲部と、所定方向に折り曲げられて固定された折り曲げ固定部と、を備えていることを特徴としている。
このような構成のフラットケーブルによれば、複数本の同軸ケーブルが並列されている。このため、外乱等のノイズ遮蔽性に優れるとともにインピーダンス整合を容易に取ることができる。また、同軸ケーブルは、柔軟性を有する樹脂部材によって搭載される機器内の配線経路に応じて所定位置を屈曲させることができる屈曲部と、所定方向に折り曲げられて固定された折り曲げ固定部とを備えている。このため、屈曲に強く、繰り返しの屈曲や長時間の振動によって断線することはない。これにより、十分な電気的特性および機械的特性を有するフラットケーブルを得ることができる。
また、本発明に係るフラットケーブルは、前記同軸ケーブルは、少なくとも一方の端末部で並行に並べられ、接続部材に接続されていることが好ましい。
このような構成のフラットケーブルによれば、同軸ケーブルは、樹脂部材によって並列に固定されている。このため、端末部にコネクタ、プリント基板(PCB)、FPC等の接続部材への接続を容易に行うことができる。
また、本発明に係るフラットケーブルは、前記同軸ケーブルが、少なくとも一方の端末部で並行に並べられ、整線部材により整列保持されていることが好ましい。
このような構成のフラットケーブルによれば、同軸ケーブルの端末部を整線部材により並行に並べて整列保持する。このため、特に、同軸ケーブルを直接基板に直付けする場合、複数本の同軸ケーブルの端末部はばらけることなく整えることができる。
また、上記課題を解決することができる本発明に係るフラットケーブルの製造方法は、複数本の同軸ケーブルが並列されているフラットケーブルの製造方法であって、前記同軸ケーブルに整線部材を貼り付けて整列させる工程と、前記同軸ケーブルの所定位置に樹脂部材を塗布して屈曲可能な屈曲部を形成する工程と、前記同軸ケーブルの端末部に接続部材を接続する工程と、前記同軸ケーブルを所定方向に折り曲げて固定して折り曲げ固定部を形成する工程と、を含むことを特徴としている。
このような構成のフラットケーブルの製造方法によれば、先ず、複数本の同軸ケーブルを並列させて整線部材を貼り付ける。次に、同軸ケーブルの所定位置に樹脂部材を塗布して屈曲可能な屈曲部を形成する。次に、同軸ケーブルの端末部に接続部材を接続する。最後に、同軸ケーブルを所定方向に折り曲げて固定して折り曲げ固定部を形成する。これにより、十分な電気的特性および機械的特性を有するフラットケーブルを得ることができる。
また、本発明に係るフラットケーブルの製造方法は、前記接続部材を接続する工程の後に、前記整線部材を剥す工程を含むことが好ましい。
このような構成のフラットケーブルの製造方法によれば、同軸ケーブルの端末部に接続部材を接続してから、整線部材を剥すことにより、テープ止め等の整線部材の残らない簡潔な外観のフラットケーブルを得ることができる。
本発明に係るフラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法によれば、複数本の同軸ケーブルを並列させて樹脂部材によって屈曲可能に固定されていることで、折り曲げ固定して別の位置で屈曲及び摺動可能であり、かつ十分な電気的特性および機械的特性を得ることができるフラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法を提供できる。
本発明の一実施形態に係るフラットケーブルに適用される同軸ケーブルの外観斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフラットケーブルの平面図である。 図2のフラットケーブルの製造方法の第1工程を説明する平面図である。 図2のフラットケーブルの製造方法の第2工程を説明する平面図である。 図2のフラットケーブルの製造方法の第3工程および第4工程を説明する平面図である。 図2のフラットケーブルの変形例の平面図である。 従来のフラットケーブルの平面図である。
以下、図1〜図6を参照して本発明に係るフラットケーブルおよびフラットケーブルの製造方法の好適な一実施形態を説明する。
本発明の一実施形態に係るフラットケーブル10は、並列に並べられた複数本の同軸ケーブル11からなる第1のフラットケーブル12と、同じく並列に並べられた複数本の同軸ケーブル13からなる第2のフラットケーブル14と、を並行に備えている。
また、両フラットケーブル12,14の一端部が、第1、第2のコネクタ(接続部材)15,16を介して第1の回路基板(接続部材)17にそれぞれ接続されている。また、第1のフラットケーブル12の他端部が、第3、第4のコネクタ(接続部材)18,19を介して第2、第3の回路基板(接続部材)20,21に接続されている。
また、第2のフラットケーブル14の他端部が、第5、第6のコネクタ(接続部材)22,23を介して第2、第3の回路基板(接続部材)20,21に接続されている。
図1に示すように、同軸ケーブル11は極細同軸ケーブルであって、その内側から導体24、絶縁体25、シールド26、及び外被27を順次同軸状に配置している。なお、同軸ケーブル13は、同軸ケーブル11と同様な構成であるため説明を省略する。
導体24は、例えば0.015mm〜0.03mmの外径寸法を有する複数本の銅合金線を撚って形成されている。この導体24の外面にPFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)樹脂等の絶縁材が被覆される。その外側には、例えば0.17mm〜0.24mmの外径寸法を有する絶縁体25が外装されている。
シールド26は、絶縁体25の外周面に外装されている。例えば0.20mmの外形寸法を有する錫メッキ合金線を編組巻きに巻回して形成されている。そして、外被27は、シールド26の外面に、例えば0.004mmの厚さ寸法のポリエステルテープが重ね巻きされる。若しくは、0.03mmの厚さ寸法のPFAが被覆される。外被27は、例えば0.20mm〜0.35mmの外径寸法を有している。なお、シールド26は、錫メッキ合金線のほか軟銅や硬銅であってもよい。
すなわち、同軸ケーブル11は、導体24が撚り線であるので、折り曲げ屈曲、摺動に強い。例えば、繰り返しの折り曲げや長時間の振動等が与えられても断線することはない。また、シールド26によって外乱等からのノイズ遮蔽特性に優れ、インピーダンス整合が取り易い。
同軸ケーブル11は、複数本のそれぞれを異なる色に着色されるか、或いは電源線や接地線を他の信号線と区別するための標識が施される。すなわち、外被27の軸方向に他の部分とは異なる色を着色したり、他の同軸ケーブルと区別するために模様を施したりするのが好ましい。
図2に示すように、フラットケーブル10は、例えば20本の同軸ケーブル11を並列させた第1のフラットケーブル12と、同じく例えば20本の同軸ケーブル13を並列させた第2のフラットケーブル14とを並列に並べて配置されている。
このフラットケーブル12,14のほぼ中央位置に柔軟性を有する柔軟性接着剤(樹脂部材)Bが塗布されている。この柔軟性接着剤Bは、両フラットケーブル12,14を配索経路に応じて屈曲及び摺動可能であり、捻ってもその応力の大半を吸収して弾性変形する。この部分が、フラットケーブル12,14の屈曲可能な屈曲部28となる。
第1のフラットケーブル12は、その接続される部分29に第1のコネクタ15を接続し、その端部近くの部分30に第3、第4のコネクタ18,19をそれぞれ接続している。同様に、第2のフラットケーブル14は、その接続される部分31に第2のコネクタ16を接続し、その端部近くの部分32に第5、第6のコネクタ22,23をそれぞれ接続している。
第1のフラットケーブル12は、その端部近くの部分30を、二つに分けることにより、第3のコネクタ18に接続される部分33と、第4のコネクタ19に接続される部分34を形成している。
第1のフラットケーブル12は、その端部近くの部分30に、下側に90度の角度で折り曲げられて側方に延出させた第1の折り曲げ固定部35を形成している。この第1の折り曲げ固定部35から予め定められた長さだけ延出した位置で、上側に90度の角度で折り曲げられて第1の回路基板17に向けて延出させた第2の折り曲げ固定部36を形成している。折り曲げた箇所を接着剤付きの樹脂テープ(接着テープ)に貼ることや接着剤で固めることで固定する。
なお、折り曲げ固定部35,36は、第2、第3の回路基板20,21の位置に応じて折り曲げ成形される。そのため、上側への折り曲げおよび下側への折り曲げは、フラットケーブル10の配索位置におけるスペースを考慮して適宜変更するのが好ましい。
第2のフラットケーブル14は、その端部近くの部分32を、二つに分けることにより、第5のコネクタ22に接続される部分37と、第6のコネクタ23に接続される部分38を形成している。なお、この接続される部分37,38は、図2中では第1のフラットケーブル12側の接続される部分33,34と重なっている。
第2のフラットケーブル14は、その端部近くの部分32に、下側に90度の角度で折り曲げられて側方に延出させた第3の折り曲げ固定部39を形成している。この第3の折り曲げ固定部39から予め定められた長さだけ延出した位置で、上側に90度の角度で折り曲げられて第1の回路基板17に向けて延出させた第4の折り曲げ固定部40を形成している。なお、端部近くの部分32は、図2中では第1のフラットケーブル12側の端部近くの部分30と重なっている。また、第4の折り曲げ固定部40は、第1のフラットケーブル12側の第2の折り曲げ固定部36と重なっている。
フラットケーブル10は、柔軟性接着剤Bによって並列に固定され、各コネクタ15,16,18,19,22,23を接続した形態で機器内に配索される。このとき、第1の回路基板17と第2、第3の回路基板20,21とは、それぞれ不図示のコネクタ受を配置している。
そして、第1のフラットケーブル12の第1のコネクタ15を第1の回路基板17の表面のコネクタ受に接続する。また、第2のフラットケーブル14の第2のコネクタ16を第1の回路基板17の裏面のコネクタ受に接続する。
次に、第1のフラットケーブル12の第3、第4のコネクタ18,19を第2、第3の回路基板20,21の表面のコネクタ受にそれぞれ接続する。また、第2のフラットケーブル14の第5、第6のコネクタ22,23を第2、第3の回路基板20,21の裏面のコネクタ受にそれぞれ接続する。
これにより、機器内の所定位置に取り付けられている第1、第2、第3の回路基板17,20,21にフラットケーブル10を電気的に接続することができる。したがって、フラットケーブル10の同軸ケーブル11,13を通じて、第1の回路基板17から第2、第3の回路基板20,21へ向けて電流信号等を流すことができる。或いは、第2、第3の回路基板20,21から第1の回路基板17へ向けて電流信号等を流すことができる。
なお、これまでフラットケーブルの端にコネクタを接続し、そのコネクタを回路基板に接続する一例を説明したが、フラットケーブルを直接回路基板に接続してもよい。その場合、接続部材は回路基板である。フラットケーブルの端部で各線の導体を、ピッチを揃えて露出させて、回路基板の接点に半田付けなどで接続する。各線の外部導体をグランドバーでまとめて接地する。
次に、図3〜図5を参照して、本発明のフラットケーブルの製造方法について説明する。
図3に示すように、第1工程では、先ず複数本の同軸ケーブル11,13を並列させて所定長さに切断する。そして、この同軸ケーブル11,13に樹脂製テープである整線部材41,42を貼り付けて、複数本の同軸ケーブル11,13を仮固定する。
このとき、同軸ケーブル11,13の端部近くの部分30,32をそれぞれ二つに分けて、第3〜第6のコネクタに接続される部分33,34,37,38を形成する。
第1の工程は、例えば、同軸ケーブル11,13と同数の並列溝を有する不図示の治具上で行われる。すなわち、治具上に形成された複数の並列溝毎に同軸ケーブル11,13の端部を合わせて1本ずつ落とし込む。その後、並列状態の同軸ケーブル11,13の両端近傍の外周に整線部材41,42を貼り付ける。
或いは、各同軸ケーブル11,13が互いに接するように寄せ集めて整線部材41,42で仮固定するようにしても良い。これにより、同軸ケーブル11,13は、並行に配列された並列状態で仮固定される。
図4に示すように、第2工程では、同軸ケーブル11,13ほぼ中央位置に柔軟性接着剤Bを塗布して、硬化させる。これにより、各同軸ケーブル11,13が束ねられた状態で各フラットケーブル12,14が屈曲可能である屈曲部28が形成される。
図5に示すように、第3工程では、第1のフラットケーブル12側の接続される部分33,34に第3のコネクタ18及び第4のコネクタ19を接続する。また、第2のフラットケーブル14側の接続される部分37,38に第5のコネクタ22及び第6のコネクタ23を接続する。このとき、各接続される部分33,34,37,38は、整線部材42によって整列保持されているため、各第3〜第6のコネクタ18,19,22,23への接続を確実に行うことができる。
そして、第4工程では、整線部材41,42を剥す。
図2に示すように、第5工程では、各第3〜第6のコネクタ18,19,22,23を接続した後に、第1のフラットケーブル12の端部近くの部分30の端部寄りの位置を折り曲げる。そして、折り曲げた形状で固定されるように接着テープ、例えばPETテープなどの固定部材を貼り付けて固定する。これにより、第1の折り曲げ固定部35と第2の折り曲げ固定部36を形成する。
また、同様な手順で、第2のフラットケーブル14の端部近くの部分32の端部寄りの位置に第3の折り曲げ固定部39と第4の折り曲げ固定部40を形成する。これにより、フラットケーブル10を製造することができる。
次に、図6を参照して、本発明のフラットケーブル10の変形例について説明する。なお、上記実施形態と同一構成の箇所には同一符号を付すことで、詳細な説明を省略する。
本変形例では、第1の回路基板17と第2、第3の回路基板20,21とのコネクタ受を対向配置している。そのため、第1のフラットケーブル12は、その端部近くの部分30に、下側に90度の角度で折り曲げられて側方に延出させた第1の折り曲げ固定部43を形成している。また、第1の折り曲げ固定部43から予め定められた長さだけ延出した所定位置で、上側に90度の角度で折り曲げられ、第1の回路基板17とは反対方向に向けて延出させた第2の折り曲げ固定部44を形成している。この折り曲げ固定部43,44は、接着テープなどの固定部材を貼り付けて固定される。
第2のフラットケーブル14は、その端部近くの部分32に、下側に90度の角度で折り曲げられて側方に延出させた第3の折り曲げ固定部45を形成している。また、第3の折り曲げ固定部45から予め定められた長さだけ延出した所定位置で、上側に90度の角度で折り曲げられ、第1の回路基板17とは反対方向に向けて延出させた第4の折り曲げ固定部46を形成している。この折り曲げ固定部45,46は、接着テープなどの固定部材を貼り付けて固定される。なお、折り曲げ固定部45,46は、第1のフラットケーブル12側の端部近くの部分30や第2の折り曲げ固定部44と重なっている。
以上説明したように、本発明の一実施形態に係るフラットケーブル10によれば、複数本の同軸ケーブル11,13を並列させている。このため、外乱等のノイズ遮蔽性に優れるとともに、インピーダンス整合を容易に取ることができる。
また、柔軟性を有する柔軟性接着剤Bによって各同軸ケーブル11,13が束ねられている箇所で屈曲させるので、各線がばらけないで屈曲する。そして、繰り返しの屈曲や長時間の振動等が与えられても断線することはない。よって、十分な電気的特性および機械的特性を得ることができる。
また、同軸ケーブル11,13は、柔軟性接着剤Bによって並列状態に固定されているためばらけることはない。このため、各フラットケーブル12,14の接続される部分33,34,37,38での各第3〜第6のコネクタ18,19,22,23への接続を容易に行うことができる。また、同軸ケーブル11,13の接続される部分33,34,37,38を整線部材41,42により並行に並べて整列保持する。このため、複数本の同軸ケーブル11,13の接続される部分33,34,37,38をばらけることなく整えることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、同軸ケーブルは上述した線径および本数に限定されることはなく、搭載される機器の回路数や電流値に応じて適宜変更設定することができる。フラットケーブルには、同軸ケーブル以外の電線(例えば、絶縁電線)が含まれても良い。また、回路数に応じて各フラットケーブルを積層させても良い。
また、第1〜第3の回路基板に限定されず、異なる位置に配置された複数の回路基板に対しても通電回路を形成できることは言うまでもない。さらに、コネクタを介さずに回路基板やFPC等の回路体である接続部材に接続されても良い。
10 フラットケーブル
11,13 同軸ケーブル
12 第1のフラットケーブル
14 第2のフラットケーブル
15 第1のコネクタ(接続部材)
16 第2のコネクタ(接続部材)
17 第1の回路基板(接続部材)
18 第3のコネクタ(接続部材)
19 第4のコネクタ(接続部材)
20 第2の回路基板(接続部材)
21 第3の回路基板(接続部材)
22 第5のコネクタ(接続部材)
23 第6のコネクタ(接続部材)
28 屈曲部
30,32 端部近くの部分
35 第1の折り曲げ固定部
36 第2の折り曲げ固定部
39 第3の折り曲げ固定部
40 第4の折り曲げ固定部
41,42 整線部材
B 柔軟性接着剤(樹脂部材)

Claims (5)

  1. 複数本の同軸ケーブルが並列されているフラットケーブルであって、
    樹脂部材によって集合された屈曲可能な屈曲部と、所定方向に折り曲げられて固定された折り曲げ固定部と、を備えていることを特徴とするフラットケーブル。
  2. 前記同軸ケーブルは、少なくとも一方の端末部で並行に並べられ、接続部材に接続されていることを特徴とする請求項1記載のフラットケーブル。
  3. 前記同軸ケーブルは、少なくとも一方の端末部で並行に並べられ、整線部材により整列保持されていることを特徴とする請求項1または2記載のフラットケーブル。
  4. 複数本の同軸ケーブルが並列されているフラットケーブルの製造方法であって、
    前記同軸ケーブルに整線部材を貼り付けて整列させる工程と、
    前記同軸ケーブルの所定位置に樹脂部材を塗布して屈曲可能な屈曲部を形成する工程と、
    前記同軸ケーブルの端末部に接続部材を接続する工程と、
    前記同軸ケーブルを所定方向に折り曲げて固定して折り曲げ固定部を形成する工程と、
    を含むことを特徴とするフラットケーブルの製造方法。
  5. 前記接続部材を接続する工程の後に、前記整線部材を剥す工程を含むことを特徴とする請求項4記載のフラットケーブルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011082086A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Oki Electric Cable Co Ltd 可動用平型ケーブル
CN106030725A (zh) * 2014-12-05 2016-10-12 住友电气工业株式会社 扁平电缆

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