JP2010215097A - ハイブリッド車両のクラッチ制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両のクラッチ制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】半クラッチ状態での特性の補正を可能とし、エンジン始動時の駆動力の引き込みや、クランキングトルク不足によるエンジン始動不良の発生を防止可能なハイブリッド車両のクラッチ制御装置を提供すること。
【解決手段】エンジンEng、第1クラッチCL1、モータジェネレータMGを直列に備えたハイブリッド車両であって、モータ回転および目標クラッチトルクを一定値に指令し、クラッチトルクが前記一定値に到達後、エンジン回転とモータ回転とが同期するまでの間に、目標クラッチトルクとモータトルクとの差分に基づいて、目標クラッチトルクを補正する統合コントローラ10を備えていることを特徴とするハイブリッド車両のクラッチ制御装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両において、エンジンとモータとの間に介在されたクラッチの制御に関し、特に、クラッチをスリップさせたいわゆる半クラッチ状態のトルク制御に関する。
従来、ハイブリッド車両において、係合要素の係合制御量の補正を行なうものとして、例えば、特許文献1に記載された技術などが知られている。
この従来技術は、ハイブリッド車両において、エンジンに連結された出力軸に、係合制御量に応じてトルク容量の変化する変速機を介してアシスト動力源が連結され、アシスト動力源の回転数を所定の回転数に維持し、その間にアシスト動力源の係合制御量を連続的に変化させ、その過程においてアシスト動力源の回転数を維持するための出力トルクが所定値に達した時点のアシスト動力源の出力トルクと係合制御量との関係を学習していた。
特開2005−273761号公報
しかしながら、従来のハイブリッド車両のクラッチ制御装置は、クラッチの初期特性を補正することはできるが、半クラッチはエンジン回転変動やトルク変動だけでは判定できないため、半クラッチ状態での特性を補正することはできなかった。
そのため、エンジン始動時の駆動力の引き込みや、クランキングトルク不足によるエンジン始動不良が発生する可能性がある。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、半クラッチ状態での特性の補正を可能とし、エンジン始動時の駆動力の引き込みや、クランキングトルク不足によるエンジン始動不良の発生を防止可能なハイブリッド車両のクラッチ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のハイブリッド車両のクラッチ制御装置は、駆動輪を駆動するモータとエンジンとを備え、このエンジンとモータとの間に伝達トルクを変更可能なクラッチを介在させたハイブリッド車両であって、モータ回転および目標クラッチトルクを、クラッチをスリップ状態とするあらかじめ設定された一定値に指令し、クラッチトルクが一定値に到達後、エンジン回転とモータ回転とが同期するまでの間に、目標クラッチトルクとモータトルクとの差分に基づいて、目標クラッチトルクを補正する補正手段を備えていることを特徴とするハイブリッド車両のクラッチ制御装置とした。
本発明のクラッチ制御装置にあっては、補正手段が、モータ回転およびクラッチトルクを一定値に指令し、クラッチが一定値に到達後、エンジン回転とモータ回転とが同期するまでの間に、目標クラッチトルクとモータトルクの差分に基づき目標クラッチトルクを補正するようにした。
このように、本発明では、クラッチが、目標のスリップ状態に到達してから補正をするため、補正精度を上げることができ、クラッチ状態にばらつきが生じた場合に、エンジン始動時におけるクラッチ締結力が強いために生じる駆動力の引き込みや、クラッチ締結力が弱いために生じるエンジンのクランキング不良を回避することができる。
実施例1のハイブリッド車両のクラッチ制御装置が適用された後輪駆動によるFRハイブリッド車両(車両の一例)を示す全体システム図である。 実施例1における統合コントローラ10にて実行される演算処理を示す制御ブロック図である。 実施例1における統合コントローラ10でのモード選択処理を行なう際に用いられるEV−HEV選択マップを示すモード特性図である。 実施例1における統合コントローラ10でバッテリ充電制御を行なう際に用いられる目標充放電量マップを示す充放電量特性図である。 実施例1のクラッチ制御装置の統合コントローラ10にて実行される処理を示すフローチャートである。 実施例1のクラッチ制御装置の統合コントローラ10にて実行される学習補正の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の補正実行時の動作の一例を示すタイムチャートである。 実施例1の補正実行時に、モータトルクTmgの変動(ばらつき)が設定範囲ΔTmthよりも大きい場合の動作例を示すタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態のクラッチ制御装置は、駆動輪(RL,RR)側に駆動力を伝達可能なモータ(MG)と、このモータ(MG)と駆動力を伝達可能に設けられたエンジン(Eng)と、このエンジン(Eng)とモータ(MG)との間に介在されて伝達トルクを変更可能なクラッチ(CL1)と、このクラッチ(CL1)の伝達トルク容量を、目標クラッチトルクに向けて制御するクラッチトルク制御手段(5)と、前記モータ(MG)の出力トルクを制御するモータ制御手段(2)と、前記モータ回転および目標クラッチトルクを、クラッチ(CL1)をスリップ状態とするあらかじめ設定された一定値に指令し、前記クラッチトルクが前記一定値に到達後、エンジン回転とモータ回転とが同期するまでの間に、目標クラッチトルクとモータトルクとの差分に基づいて、前記目標クラッチトルクを補正する補正手段(10)と、を備えていることを特徴とするハイブリッド車両のクラッチ制御装置である。
図1〜図8に基づき、この発明の最良の実施の形態の実施例1のハイブリッド車両のクラッチ制御装置について説明する。
まず、実施例1の構成を説明する。
図1は実施例1のハイブリッド車両のエンジン始動制御装置が適用された後輪駆動式のハイブリッド車両(ハイブリッド車両の一例)を示す全体システム図であり、この図に基づいて、駆動系および制御系の構成を説明する。
まず、駆動系の構成を説明する。
実施例1におけるFRハイブリッド車両の駆動系は、エンジンEngと、フライホイールFWと、第1クラッチ(クラッチ)CL1と、モータジェネレータMGと、第2クラッチCL2と、自動変速機ATと、プロペラシャフトPSと、ディファレンシャルDFと、左ドライブシャフトDSLと、右ドライブシャフトDSRと、左後輪(駆動輪)RLと、右後輪(駆動輪)RRと、を有する。なお、FLは左前輪、FRは右前輪である。
エンジンEngおよびモータジェネレータMGは、駆動輪としての左右後輪RL,RRに駆動力を与える駆動源として設けられており、プロペラシャフトPSに対して、直列に設けられている。
前記エンジンEngは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンであり、エンジンコントローラ1からのエンジン制御指令に基づいて、エンジン始動制御やエンジン停止制御やスロットルバルブのバルブ開度制御やフューエルカット制御等が行われる。なお、エンジン出力軸には、フライホイールFWが設けられている。
前記第1クラッチCL1は、前記エンジンEngとモータジェネレータMGの間に介装されたクラッチであり、第1クラッチコントローラ5からの第1クラッチ制御指令に基づいて、第1クラッチ油圧ユニット6により作り出された第1クラッチ制御油圧により、締結・スリップ締結(半クラッチ状態)・開放が制御される。この第1クラッチCL1としては、例えば、ダイヤフラムスプリングによる付勢力にて完全締結を保ち、ピストン14aを有する油圧アクチュエータ14を用いたストローク制御により、スリップ締結から完全開放までが制御されるノーマルクローズの乾式単板クラッチが用いられる。
前記モータジェネレータMGは、ロータに永久磁石を埋設しステータにステータコイルが巻き付けられた同期型モータジェネレータであり、モータコントローラ2からの制御指令に基づいて、インバータ3により作り出された三相交流を印加することにより制御される。このモータジェネレータMGは、バッテリ4からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として動作することもできるし(以下、この動作状態を「力行」と呼ぶ)、ロータがエンジンEngや駆動輪から回転エネルギを受ける場合には、ステータコイルの両端に起電力を生じさせる発電機として機能し、バッテリ4を充電することもできる(以下、この動作状態を「回生」と呼ぶ)。なお、このモータジェネレータMGのロータは、ダンパを介して自動変速機ATの変速機入力軸に連結されている。
前記第2クラッチCL2は、前記モータジェネレータMGと左右後輪RL,RRとの間に介装されたクラッチであり、ATコントローラ7からの第2クラッチ制御指令に基づいて、第2クラッチ油圧ユニット8により作り出された制御油圧により、締結・スリップ締結・開放が制御される。この第2クラッチCL2としては、例えば、比例ソレノイドで油流量および油圧を連続的に制御できるノーマルオープンの湿式多板クラッチや湿式多板ブレーキが用いられる。なお、第1クラッチ油圧ユニット6および第2クラッチ油圧ユニット8は、自動変速機ATに付設されるAT油圧コントロールバルブユニットCVUに内蔵されている。
前記自動変速機ATは、例えば、前進7速/後退1速等の有段階の変速段を車速やアクセル開度等に応じて自動的に切り換える有段変速機であり、前記第2クラッチCL2は、専用クラッチとして新たに追加したものではなく、自動変速機ATの各変速段にて締結される複数の摩擦締結要素のうち、トルク伝達経路に配置される最適なクラッチやブレーキを選択している。そして、前記自動変速機ATの出力軸は、プロペラシャフトPS、ディファレンシャルDF、左ドライブシャフトDSL、右ドライブシャフトDSRを介して左右後輪RL,RRに連結されている。
実施例1のハイブリッド駆動系は、電気車両走行モード(以下、「EVモード」という。)と、ハイブリッド車走行モード(以下、「HEVモード」という。)と、駆動トルクコントロール走行モード(以下、「WSCモード」という。)等の走行モードを有する。
前記「EVモード」は、第1クラッチCL1を開放状態とし、モータジェネレータMGの動力のみで走行するモードである。前記「HEVモード」は、第1クラッチCL1を締結状態とし、モータアシスト走行モード・走行発電モード・エンジン走行モードの何れかにより走行するモードである。前記「WSCモード」は、「HEVモード」からのP,N→Dセレクト発進時、あるいは、「EVモード」や「HEVモード」からのDレンジ発進時、モータジェネレータMGの回転数制御により第2クラッチCL2をスリップ締結状態に維持し、第2クラッチCL2を経過するクラッチ伝達トルクが、車両状態やドライバ操作に応じて決まる要求駆動トルクとなるようにクラッチトルク容量をコントロールしながら発進するモードである。なお、「WSC」とは「Wet Start Clutch」の略である。
次に、ハイブリッド車両の制御系を説明する。
実施例1におけるFRハイブリッド車両の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ(モータ制御手段)2と、インバータ3と、バッテリ4と、第1クラッチコントローラ(クラッチトルク制御手段)5と、第1クラッチ油圧ユニット6と、ATコントローラ7と、第2クラッチ油圧ユニット8と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10(補正手段)と、を有して構成されている。なお、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、第1クラッチコントローラ5と、ATコントローラ7と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10とは、情報交換が互いに可能なCAN通信線11を介して接続されている。
前記エンジンコントローラ1は、エンジン回転数センサ12からのエンジン回転数情報と、統合コントローラ10からの目標エンジントルク(tTe)指令と、他の必要情報を入力する。そして、エンジン動作点(Ne,Te)を制御する指令を、エンジンEngのスロットルバルブアクチュエータ等へ出力する。
前記モータコントローラ2は、モータジェネレータMGのロータ回転位置を検出するレゾルバ13からの情報と、統合コントローラ10からの目標モータトルク指令および目標モータ回転数指令と、他の必要情報を入力する。そして、モータジェネレータMGのモータ動作点(Nm,Tm)を制御する指令(tNm,tTm)をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2では、バッテリ4の充電容量をあらわすバッテリ充放電量SOCを監視していて、このバッテリ充放電量SOC情報は、モータジェネレータMGの制御情報に用いられると共に、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給される。
前記第1クラッチコントローラ5は、油圧アクチュエータ14のピストン14aのストローク位置を検出する第1クラッチストロークセンサ15からのセンサ情報と、統合コントローラ10からの目標第1クラッチトルク容量指令と、他の必要情報を入力する。そして、第1クラッチCL1の締結・スリップ締結・開放を制御する指令をAT油圧コントロールバルブユニットCVU内の第1クラッチ油圧ユニット6に出力する。
前記ATコントローラ7は、アクセル開度センサ16と、車速センサ17と、他のセンサ類18(変速機入力回転数センサ、インヒビタスイッチ等)からの情報を入力する。そして、Dレンジを選択しての走行時、アクセル開度APOと車速VSPにより決まる運転点がシフトマップ上で存在する位置により最適な変速段を検索し、検索された変速段を得る制御指令をAT油圧コントロールバルブユニットCVUに出力する。なお、シフトマップとは、アクセル開度と車速に応じてアップシフト線とダウンシフト線を書き込んだマップをいう。上記自動変速制御に加えて、統合コントローラ10から目標第2クラッチトルク容量指令を入力した場合、第2クラッチCL2のスリップ締結を制御する指令をAT油圧コントロールバルブユニットCVU内の第2クラッチ油圧ユニット8に出力する第2クラッチ制御を行なう。また、統合コントローラ10から変速制御変更指令が出力された場合、通常に変速制御に代え、変速制御変更指令にしたがった変速制御を行なう。
前記ブレーキコントローラ9は、4輪の各車輪速を検出する車輪速センサ19と、ブレーキストロークセンサ20からのセンサ情報と、統合コントローラ10からの回生協調制御指令と、他の必要情報を入力する。そして、例えば、ブレーキ踏み込み制動時、ブレーキストロークBSから求められる要求制動力に対し回生制動力だけでは不足する場合、その不足分を機械制動力(液圧制動力やモータ制動力)で補うように、回生協調ブレーキ制御を行なう。
前記統合コントローラ10は、車両全体の消費エネルギを管理し、最高効率で車両を走らせるための機能を担うもので、モータ回転数Nmを検出するモータ回転数センサ21や他のセンサ・スイッチ類22からの必要情報およびCAN通信線11を介して情報を入力する。そして、エンジンコントローラ1へ目標エンジントルク(tTe)指令、モータコントローラ2へ目標モータトルク(tTm)指令および目標モータ回転数(tNm)指令、第1クラッチコントローラ5へ目標第1クラッチトルク容量(tTc1)指令、ATコントローラ7へ目標第2クラッチトルク容量(tTc2)指令、ブレーキコントローラ9へ回生協調制御指令を出力する。
図2は、実施例1の制御装置が適用されたFRハイブリッド車両の統合コントローラ10にて実行される演算処理を示す制御ブロック図である。図3は、実施例1の制御装置が適用されたFRハイブリッド車両の統合コントローラ10でのモード選択処理を行なう際に用いられるEV-HEV選択マップを示す図である。図4は、実施例1の制御装置が適用されたFRハイブリッド車両の統合コントローラ10でバッテリ充電制御を行なう際に用いられる目標充放電量マップを示す図である。以下、図2〜図4に基づき、実施例1の統合コントローラ10にて実行される演算処理を説明する。
前記統合コントローラ10は、図2に示すように、目標駆動トルク演算部100と、モード選択部200と、目標充放電演算部300と、動作点指令部400とを有する。
前記目標駆動トルク演算部100では、目標駆動トルクマップを用いて、アクセル開度APOと車速VSPとから、目標駆動トルクtFo0を演算する。
前記モード選択部200では、図3に示すEV−HEV選択マップを用いて、アクセル開度APOと車速VSPとから、「EVモード」または「HEVモード」を目標走行モードとして選択する。但し、バッテリ充放電量SOCが所定値以下であれば、強制的に「HEVモード」を目標走行モードとする。また、「HEVモード」からのP,N→Dセレクト発進時等においては、車速VSPが第1設定車速VSP1になるまで「WSCモード」を目標走行モードとして選択する。
前記目標充放電演算部300では、図4に示す目標充放電量マップを用いて、バッテリ充放電量SOCから目標充放電電力tPを演算する。
前記動作点指令部400では、アクセル開度APOと、目標駆動トルクtFo0と、目標走行モードと、車速VSPと、目標充放電電力tP等の入力情報に基づき、動作点到達目標として、目標エンジントルクと目標モータトルクと目標モータ回転数tNmと目標第1クラッチトルク容量tTc1と目標第2クラッチトルク容量tTc2を演算する。そして、目標エンジントルク(tTe)指令と目標モータトルク(tTm)指令と目標モータ回転数(tNm)指令と目標第1クラッチトルク容量(tTc1)指令と目標第2クラッチトルク容量(tTc2)指令を、CAN通信線11を介して各コントローラ1,2,5,7に出力する。
次に、実施例1の統合コントローラ10にて実行される処理の流れを図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップS1では、あらかじめ設定された目標駆動トルクマップを用いて、アクセル開度APOおよび車速VSPから、定常的な目標駆動トルクtFo0を演算し、次のステップS2に進む。
ステップS2では、あらかじめ設定された変速マップに基づいて、アクセル開度APOおよび車速VSPから目標変速段SHIFTを演算し、次のステップS3に進む。
ステップS3では、あらかじめ設定された目標運転モード領域マップ(図3参照)を用いて、アクセル開度APOおよび車速VSPから目標とする運転モード(EVモード、HEVモード、WSCモード)を決定し、次のステップS4に進む。なお、ステップS3では、図3に示すように、通常、高負荷(大アクセル開度)・高車速時はHEVモードに設定し、低負荷・低車速時はEVモードに設定する。
ステップS4では、現在の運転モードと上記目標運転モードとの対比により、運転モード遷移演算を行ない、次のステップS5に進む。
なお、ステップS4では、現在の運転モードと目標運転モードとが一致していれば、現在の運転モードを保持する。また、現在の運転モードがEVモードで、目標運転モードがHEVモードであれば、EVモードからHEVモードへのモード切り換えを指令する。一方、現在の運転モードがHEVモードで、目標運転モードがEVモードであれば、HEVモードからEVモードへのモード切り換えを指令する。
ステップS5では、現在の駆動力から、ステップS1で求めた目標駆動トルクtFo0へ、所定の味付けを有した応答で移行するのに必要な、過渡目標駆動トルクtFoを演算し、ステップS6に進む。なお、このステップS5の演算では、例えば、目標駆動トルクtFo0を所定時定数のローパスフィルタに通過させて得られる出力を過渡目標駆動トルクtFoとすることができる。
ステップS6では、モータジェネレータMGとの共働あるいは単独で、過渡目標駆動トルクtFoを達成するのに必要な目標エンジントルクtTeを求め、ステップS7に進む。
なお、目標エンジントルクtTeは、運転モード(EVモード、HEVモード)や、モード切換に応じて、過渡目標駆動トルクtFoと、左右後輪RL,RRのタイヤ有効半径Rtと、ファイナルギヤ比ifと、現在の選択変速段により決まる自動変速機ATのギヤ比iGと、自動変速機ATの入力回転数Niと、エンジン回転数Neと、バッテリ充放電量SOCに応じた目標充放電電力tPとから求める。
ステップS7では、運転モードや、モード遷移に応じて、過渡目標駆動トルクtFoを達成するのに必要な、または、モード遷移を実行するのに必要な目標第1クラッチトルク容量tTc1、目標第2クラッチトルク容量tTc2を演算し、次のステップS8へ進む。
ステップS8では、エンジンEngとの共働により、あるいは単独で、過渡目標駆動トルクtFoを達成するのに必要な目標モータトルクtTmまたは必要に応じて目標モータ回転数tNmを求め、次のステップS9に進む。なお、目標モータトルクtTmは、運転モードや、モード切換に応じて、過渡目標駆動トルクtFoと、左右後輪RL,RRのタイヤ有効半径Rtと、ファイナルギヤ比ifと、現在の選択変速段により決まる自動変速機ATのギヤ比iGと、自動変速機ATの入力回転数Niと、エンジン回転数Neと、バッテリ充放電量SOCに応じた目標充放電電力tPと、から求める。また、目標モータ回転数tNmは、後述するエンジン始動時に、目標モータトルクtTmに代えて演算される。
ステップS9では、目標変速段SHIFT、運転モードの保持あるいは切換指令、目標エンジントルクtTe、両クラッチトルク容量tTc1,tTc2、目標モータトルクtTm、目標モータ回転数tNmを達成する指令値を、各コントローラ1,2,5,7へ出力する。
実施例1の統合コントローラ10では、ステップS7において目標第1クラッチトルク容量tTc1を演算するのにあたり、エンジン始動時には、半クラッチ状態におけるトルク容量指令値の学習補正を行なっている。この学習補正における処理の流れを、図6のフローチャートに基づいて説明する。
このトルク容量指令値学習補正は、エンジン始動要求が生じると開始されるもので、このエンジン始動要求は、例えば、図外のアクセルペダルの踏込を行なった場合に、前述したステップS4の運転モード遷移判定において、EVモードからHEVモードへの移行と判定されることで生じる。
ステップS21では、モータ回転数Nmを、あらかじめ設定された目標一定回転数Nmsetに制御し、ステップS22に進む。この目標一定回転数(一定値)Nmsetは、エンジン始動用にあらかじめ設定された始動用回転数である。
ステップS22では、第1クラッチCLを、あらかじめ設定された目標スリップ状態(半クラッチ状態)とする一定目標クラッチトルク容量(一定値)tTc1setとする指令値を出力し、ステップS23に進む。
ステップS23では、第2クラッチCL2が、所定のスリップ状態あるいは開放状態であるか否か判定し、開放あるいは所定のスリップ状態の場合は、ステップS24に進み、それ以外は、1回の処理を終了する。
なお、ここで第2クラッチCL2が開放状態であるか否かは、インヒビタスイッチやシフトレンジに基づいて行ない、PレンジやNレンジの場合は、開放と判断する。
また、所定のスリップ状態とは、少なくとも、目標第2クラッチトルク容量tTc2が、スリップ状態を形成するあらかじめ設定された設定容量Tsetc2以下であり、望ましくは、その変化量ΔTc2が、あらかじめ設定された値以下の安定状態である。
ステップS24では、第1クラッチCL1が、目標状態(スリップ状態)に到達した後、あらかじめ設定された待ち設定時間tsetが経過したか否か判定し、待ち設定時間tsetが経過していればステップS25に進み、モータトルクTmgの記憶を開始し、ステップS26に進む。
ここで、待ち設定時間tsetは、第1クラッチCL1が、目標第1クラッチトルク容量tTc1の指令値を受けた後、モータトルクの過渡状態を経て、実際のクラッチトルク容量が安定するまでに要する時間に設定されており、この時間は、実際の第1クラッチCL1の応答特性に基づいて設定される。
ステップS26では、モータジェネレータMGのモータトルク制限値Tlimが、第1クラッチCL1の目標状態時の第1クラッチトルク容量Tc1以上であり、かつ、モータトルクTmgのばらつきを示す変化量ΔTmgが、設定範囲ΔTmth内であるか否か判定し、両条件を満足する場合は、ステップS27に進み、いずれかを満足しない場合は、ステップS28に進む。
なお、モータトルク制限値Tlimは、(強電)バッテリ4、モータジェネレータMG、インバータ3の保護要求から決定されている(図7参照)。
また、設定範囲ΔTmthは、例えば、中央値に対し、±10%程度の値であり、これ以上ばらついている場合は、モータトルクが不安定であるとみなす。
ステップS27では、目標第1クラッチトルク容量tTc1を補正する。具体的には、モータトルクTmgと目標第1クラッチトルク容量tTc1との偏差を目標第1クラッチトルク容量tTc1に加算する。なお、モータトルクTmgは、モータジェネレータMGに出力する電流値から算出する。
ステップS28では、モータ回転数Nmからエンジン回転数Neを差し引いた回転数差ΔNが、あらかじめ設定された回転差設定値N1以下となったか否か判定し、回転数差ΔNが回転差設定値N1以下の場合は、ステップS29に進み、回転数差ΔNが回転差設定値N1よりも大きい場合は、ステップS25に戻る。なお、回転差設定値N1は、例えば、50〜100rpm程度の回転数である。
ステップS29では、モータトルクTmgの記憶値、すなわち補正中のモータトルクTmgの平均値が、設定値(ステップS2において出力した一定目標クラッチトルク容量tTc1set)とずれているか否か判定し、ずれている場合はステップS30に進み、ずれていない場合は、1回の処理を終了する。なお、モータトルクTmgの平均値は、ローパスフィルタなどで平滑化した信号に代えることもできる。
ステップS30では、設定値(一定目標クラッチトルク容量tTc1set)とのずれを記憶する。
この記憶したずれ量は、次回のエンジン始動時に、現在の設定値に加算し、その値を一定目標クラッチトルク容量tTc1setとして出力する。ただし、このずれ量があらかじめ設定された判定偏差値を越える場合(例えば、中央値からのずれ量が10%を越える場合)は、不適切な値として、このずれ量は記憶しない。よって、このずれ量による補正も行なわれない。また、偏差が5%を越えている場合は、補正量を制限する。すなわち、1回の補正で運転者に違和感を与えない量に制限する。
次に、実施例1の作用を、図7のタイムチャートに基づいて説明する。
このタイムチャートは、t0の時点で、エンジン始動要求が生じている。
このエンジン始動要求に基づいて、モータジェネレータMGに対し、回転数制御に基づいて一定回転させる指令値が与えられ(ステップS21)、かつ、t1の時点で、第1クラッチCL1に対して、一定のスリップ状態を形成する一定目標クラッチトルク容量tTc1setとする指令値が出力されている(ステップS22)。
上記の指令に応じ、t2の時点で、第1クラッチストロークセンサ15で得られる実ストローク値が指令値に一致する。そこで、この時点から、待ち設定時間tsetが経過するのを待って、t3の時点から、モータトルクTmgの記憶を開始する。
このように、第1クラッチCL1が開放状態から半クラッチ状態に移行するのに伴い、モータジェネレータMGのトルクが過渡的に変化するが、待ち設定時間tsetが経過する直前から、図示のようにモータトルクTmgは安定しており、この安定状態のモータトルクTmgが記憶される。
また、このタイムチャートに示す例では、モータトルクTmgは、モータトルク制限値Tlimよりも小さく、また、安定状態にあって、ばらつきを示す変化量ΔTmgは、設定範囲ΔTmth未満となっている。
この場合、ステップS26→S27の処理に基づいて、モータトルクTmgから目標第1クラッチトルク容量tTc1を差し引いて得られた偏差を、目標第1クラッチトルク容量tTc1に加算する補正を実行する。
すなわち、偏差がプラスの場合は、図において実線で示す目標第1クラッチトルク容量tTc1に対し、一点鎖線で示すように、偏差分のトルクの絶対値を加算する。一方、偏差がマイナスの場合は、目標第1クラッチトルク容量tTc1に対し、二点鎖線で示すように、偏差分のトルクの絶対値を減算する。
なお、このとき、第2クラッチCL2が開放状態の場合は、目標第1クラッチトルク容量tTc1からそのままモータトルクTmgを減算するが、第2クラッチCL2がスリップ状態であるときには、モータトルクTmから第2クラッチCL2のクラッチトルク容量分を差し引いた上で、目標第1クラッチトルク容量tTc1から減算する。
その後、第1クラッチCL1によるトルク伝達で、エンジン回転数Neが上昇し、モータ回転数Nmとエンジン回転数Neとの差が、回転差設定値N1以下となったt4の時点で、補正を終了する。
そして、t3〜t4の時点までの記憶したモータトルクTmgの平均値が、設定値(一定目標クラッチトルク容量tTc1set)とずれている場合、そのずれ量を記憶する。この記憶されたずれ量は、次回のエンジン始動時に、一定目標クラッチトルク容量tTc1setに加算される。
また、この場合、ずれ量が設定範囲ΔTmthよりも大きい場合には、補正値が不適として、ずれ量は記憶しない。
図8は、モータトルクTmgの変動が設定範囲ΔTmthよりも大きい場合を示しており、このような場合は、ずれ量は記憶されず、次回のエンジン始動時に、一定目標クラッチトルク容量tTc1setは、このずれ量による補正が成されない。
その後、図7のタイムチャートにおいて、t5の時点で、第1クラッチCL1を完全に締結させる指令値を出力し、HEVモードでの通常の制御に移行する。
以上説明した本実施例1では、以下に列挙する効果が得られる
a)第1クラッチCL1を、目標状態である半クラッチ状態とすべく一定目標第1クラッチトルク容量tTc1を指令し、この目標状態に到達した後に、目標第1クラッチトルク容量tTc1とモータトルクTmgとの偏差に基づく補正を行なうようにした。このように、第1クラッチCL1が半クラッチ状態を形成してから、補正を行なうため、補正精度を向上させることができ、クラッチ特性にばらつきが生じた場合に、エンジン始動時におけるクラッチ締結力が強いために生じる駆動力の引き込みや、クラッチ締結力が弱いためにエンジンEngのクランキング時間が長くなったりクランキング不良が生じたりすることを回避することができる。
b)この補正時のモータトルクTmgの平均値と一定目標クラッチトルク容量tTc1setとのずれ量を記憶し、次回のエンジン始動時の一定目標クラッチトルク容量tTc1setに、このずれ量を加算するようにした。
このため、次回のエンジン始動時には、始動制御の開始時点から、クラッチ締結力の適正化を図り、上述の駆動力の引き込みやクランキング時間が長くなる不具合を、より回避可能となる。
c)第1クラッチCL1が目標とするスリップ状態に到達してから、待ち設定時間tsetが経過した後に、モータトルクTmgを記憶し、これに基づいてトルク補正を行なうようにした。このため、モータジェネレータMGが過渡状態であるときのモータトルクTmで補正が行なわれるのを回避して、補正精度をさらに向上させることが可能である。
d)第2クラッチCL2の伝達トルク容量が、モータジェネレータMGの外乱影響を受けない状態の場合に補正を行なうようにした。
すなわち、第2クラッチCL2が開放状態である場合、また、第2クラッチCL2が開放状態でない場合は、第2クラッチトルク容量Tc2が、設定容量Tsetc2未満のスリップ状態で、望ましくはその変化量ΔTc2が設定値以下の安定状態の場合に、補正を行なうようにした。
このため、モータジェネレータMGにとって外乱となる第2クラッチCL2のクラッチトルク容量が過渡の動きをしていると、モータトルクが変動して精度が低下しまうが、第2クラッチCL2の状態を考慮することで、モータトルクTmgに加わる第2クラッチCL2の伝達トルク容量分の負荷が小さく、補正精度を上げることができる。
ちなみに、第2クラッチCL2の開放時が、最もモータトルクTmgへの外乱影響が少なく補正精度が最も高い、次に、第2クラッチトルク容量Tc2が小さく、かつ、安定している場合が、外乱影響が少なく、補正精度が高い。
e)モータトルク制限値Tlimが、目標第1クラッチトルク容量tTc1以下の場合には、補正を制限し、本実施例1では、補正を行なわないようにした。
このため、モータトルクTmgにトルク制限がかかって、モータトルク指令値と異なるトルクが第1クラッチCL1を伝達されている不適切な値に基づいて誤った補正が実行されるのを回避できる。
f)モータトルクTmgの変化量ΔTmgが、設定範囲ΔTmthを越えるほどばらつきが大きな場合は、補正を制限(本実施例1では補正を禁止)するようにした。
すなわち、モータトルクTmgのばらつきが大きな場合は、補正値が不適切である可能性が高いため、このような不適切な補正値に基づいて、誤った補正が実行されるのを回避できる。
なお、実施例1では、補正を禁止したが、補正を禁止しない場合には、1回の補正量を制限する。例えば、1回の補正量を1〜5Nm程度の小さな値とし、少しずつ補正を行なうようにするのが好ましい。
g)目標第1クラッチトルク容量tTc1とモータトルクTmgとの偏差に基づく補正は、エンジン回転数Neとモータ回転数Nmとの差が回転差設定値N1未満となると停止するようにした。このため、差回転が小さくなり、モータトルクTmgがエンジントルクTeの影響を受けている状態で、誤った補正が行なわれるのを回避できるとともに、差回転が大きいときには、補正を中止して、補正を実行できる範囲を狭める不具合も回避できる。
以上、本発明のクラッチ制御装置を、実施の形態および実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施の形態および実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例1では、FRハイブリッド車両への適用例を示したが、前輪駆動や四輪駆動タイプのハイブリッド車両へ適用することもできる。また、変速機として、手動変速機や機械式の自動変速機なども適用することができる。
また、実施例1では、モータとして、回生が可能なモータジェネレータMGを示したが、これに限定されるものではなく、力行のみが可能なモータを用いてもよい。
2 モータコントローラ(モータジェネレータ制御手段)
5 第1クラッチコントローラ(クラッチトルク制御手段)
10 統合コントローラ(補正手段)
CL1 第1クラッチ(クラッチ)
CL2 第2クラッチ
Eng エンジン
MG モータジェネレータ(モータ)
Nmset 目標一定回転数
RL 左後輪(駆動輪)
RR 右後輪(駆動輪)
Tlim モータトルク制限値
Tmg モータトルク
tset 待ち設定時間
tTc1 目標第1クラッチトルク容量
tTc1set 一定目標クラッチトルク容量
tTc2 目標第2クラッチトルク容量
tTe 目標エンジントルク
tTm 目標モータトルク
ΔTmg 変化量
ΔTmth 設定範囲

Claims (5)

  1. 駆動輪側に駆動力を伝達可能なモータと、
    このモータと駆動力を伝達可能に設けられたエンジンと
    このエンジンとモータとの間に介在されて伝達トルクを変更可能なクラッチと、
    このクラッチの伝達トルク容量を、目標クラッチトルクに向けて制御するクラッチトルク制御手段と、
    前記モータの出力トルクを制御するモータ制御手段と、
    前記モータ回転および前記目標クラッチトルクを、前記クラッチをスリップ状態とするあらかじめ設定された一定値に指令し、前記クラッチトルクが前記一定値に到達後、エンジン回転とモータ回転とが同期するまでの間に、目標クラッチトルクとモータトルクとの差分に基づいて、前記目標クラッチトルクを補正する補正手段と、
    を備えていることを特徴とするハイブリッド車両のクラッチ制御装置。
  2. 前記補正手段は、前記クラッチトルクが前記一定値に到達後、あらかじめ設定された待ち設定時間が経過するのを待って、前記補正を開始することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両のクラッチ制御装置。
  3. 前記モータと前記駆動輪側との間に第2クラッチが設けられ、
    前記補正手段は、前記第2クラッチのクラッチトルク容量が、あらかじめ設定されたスリップ状態を示す設定容量以下の場合に、前記補正を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハイブリッド車両のクラッチ制御装置。
  4. 前記モータ制御手段は、前記モータの状態に応じて、最大出力トルクをモータトルク制限値に制限しており、
    前記補正手段は、前記モータトルク制限値が、前記一定値以下の場合には、前記補正を制限することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のハイブリッド車両のクラッチ制御装置。
  5. 前記補正手段は、前記補正時に、前記モータトルクのばらつきが、あらかじめ設定されたばらつき設定範囲よりも大きい場合は、補正を制限することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のハイブリッド車両のクラッチ制御装置。
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