JP2010213626A - 田植機の変速操作機構 - Google Patents

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智之 黒田
Yasutaka Hikita
康貴 疋田
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誠 井上
Mitsuhiko Tanji
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Abstract

【課題】手元操作具を操作し、走行機体の走行速度を変速することができる田植機の変速操作機構を提供するものである。
【解決手段】走行機体2に搭載されたエンジン5からの動力を変速する油圧式無段変速装置21と、油圧式無段変速装置21の変速比を変更する電動モータ60と、電動モータ60を駆動制御する制御装置80と、制御装置80を操作する変速操作具と、を備えた田植機1の変速操作機構において、前記変速操作具は、操縦者の足元で操作する主変速ペダル16と、操縦者の手元で操作する主変速ダイヤル18とが設けられ、主変速ペダル16と、主変速ダイヤル18とは、制御装置80により各別に単独で電動モータ60を駆動制御し、油圧式無段変速装置21を変速操作可能であるものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、田植機に関し、特に田植機の変速操作機構の技術に関する。
従来、田植機に備えられる、走行機体の走行速度を変速するための変速操作機構は、公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に記載の変速操作機構においては、走行機体に搭載されたエンジンからの動力を変速する油圧式無段変速装置と、前記油圧式無段変速装置の変速比を変更する変速アクチュエータであるモータと、前記モータを駆動制御するコントローラ(制御装置)と、変速操作具等から構成され、変速操作具の操作量に基づいてモータにて無段変速装置の変速比を変更することで走行機体の走行速度を変速するものである。
特開2004−262417号公報
しかしながら、特許文献1に記載の変速操作機構においては、変速操作具が運転操作部の操縦ハンドルの下方であって、ステップ(床面)上に配設された足踏み式のペダル、即ち足元操作具であるので、例えば、足に障害のある操縦者では変速操作具の操作が難しく、また、操縦者が立ち姿勢で変速操作具を操作することも難しかった。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされるものであり、その解決しようとする課題は、操縦者が足元だけでなく手元でも変速操作具を操作して、走行機体の走行速度を変速することができる田植機の変速操作機構を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、走行機体に搭載されたエンジンからの動力を変速する無段変速装置と、前記無段変速装置の変速比を変更する変速アクチュエータと、前記変速アクチュエータを駆動制御する制御装置と、前記制御装置を操作する変速操作具と、を備えた田植機の変速操作機構において、前記変速操作具は、操縦者の足元で操作する足元操作具と、操縦者の手元で操作する手元操作具とが設けられ、前記足元操作具と、前記手元操作具とは、前記制御装置により各別に単独で前記変速アクチュエータを駆動制御し、前記無段変速装置を変速操作可能であるものである。
請求項2においては、前記手元操作具は、前記制御装置により前記無段変速装置の変速比を複数段階又は無段階に設定可能に形成されて、前記走行機体の運転操作部に配設される操縦ハンドル近傍に配置されるものである。
請求項3においては、前記足元操作具と、前記手元操作具とを、変速操作可能な操作具として択一的に選択する操作選択手段を備えるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、操縦者は、変速操作具として、手元操作具を操作し、走行機体の走行速度を変速することができる。従って、操縦者が自らの足を使用できない場合であっても、容易に走行機体の走行速度を変速することができる。
請求項2においては、走行機体の走行中であっても、操縦者は屈んだりすることなく、操縦姿勢のままで、無段変速装置の変速操作の微調整を容易に行うことができる。
請求項3においては、走行機体の変速操作の際に、操縦者の好みに応じて足元操作具、又は手元操作具のいずれかを選択して用いることができる。従って、立って作業するときには、手元操作具を操作することができるので、作業性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る田植機の変速操作機構を備える田植機の側面図。 同じく、平面図。 走行変速ミッションの概略図。 油圧式無段変速装置への動作入力を示す概略図。 図4のV−V視拡大断面図。 制御装置の制御構成を示すブロック図。
次に、発明の実施の形態を説明する。
なお、以下において、図中の矢印Aの指す方向を前とし、前後方向を規定する。
まず、本発明の一実施形態に係る変速操作機構を備える田植機1の全体的な構成について説明する。
図1及び図2に示すように、田植機1は、主に、走行機体2と、苗植装置3とから構成される。
走行機体2では、車体フレーム4が左右一対の前車輪6と、左右一対の後車輪7とで支持される。車体フレーム4には、エンジン5が搭載されるとともに、走行変速ミッション20が搭載される。エンジン5は、車体フレーム4の前部側でボンネット9に被覆される。そして、エンジン5の動力は、走行変速ミッション20により適宜変速されたあと、各車輪6・7に伝達されるように構成される。これにより、走行機体2は、走行速度を適宜変速可能に走行するものである。
また、車体フレーム4には運転操作部10が設けられる。運転操作部10は、座席12と、操縦ハンドル13と、副変速レバー14と、主変速ペダル16と、ブレーキペダル17と、主変速ダイヤル18等を具備する。主変速ペダル16と、ブレーキペダル17とは、操縦ハンドル13の右側で運転操作部10の床面に左右に並べられて、車体フレーム4に枢着される。副変速レバー14と、主変速ダイヤル18とは操縦ハンドル13の近傍に配置される。
なお、主変速ペダル16と、主変速ダイヤル18とは、変速操作具であり、詳細な説明は後述する。
苗植装置3は多条植式の苗植装置であり、走行機体2の後部に上下方向に昇降可能に装着される。苗植装置3は、苗載台31と、植付ケース32と、植付アーム33と、爪ケース34と、植付爪35等から構成される。苗載台31は前高後低の前傾式のものであり、走行機体2に連結された植付フレームに左右往復摺動自在に支持される。植付ケース32は植付フレーム側から後方へ突設され、その後端部に植付アーム軸36を介して一方向に等速回転させる植付アーム33・33・・・を支持する。
植付アーム33には、その回転軸心となる植付アーム軸36を中心として対称に一対の爪ケース34・34が配設される。爪ケース34には、その先端部に植付爪35が取り付けられる。
苗植装置3は、走行機体2が各車輪6・7を駆動して走行すると同時に、植付爪35によって、左右に往復摺動する苗載台31から一株分の苗を取り出し、連続的に苗を植える植付作業を行うようにしている。
さらに詳細な説明をすると、苗植装置3は、走行機体2から伝達された動力が、植付ケース32を経て植付アーム軸36に伝達されることで、この植付アーム軸36が回動するように構成される。植付アーム軸36が回動すると、その左右両端部又は一端部に固定された植付アーム33が回動して爪ケース34が回動するとともに、爪ケース34の先端部に固定される植付爪35が、苗載台31に載置される苗を掻き取りつつ、圃場に植え付ける。
次に、田植機1に備えられる変速操作機構について説明する。
なお、変速操作機構とは、田植機1の走行機体2の走行速度を変速操作する構造を指すものである。
走行変速ミッション20とは、走行機体2に搭載されたエンジン5から図示せぬ入力軸等を介して伝達された動力を変速等するものである。
図3に示すように、走行変速ミッション20は、無段変速装置の一例である油圧式無段変速装置21を具備する。
油圧式無段変速装置21は、エンジン5の動力により駆動される可変容量形の油圧ポンプ24と、この油圧ポンプ24からの油圧にて駆動される油圧モータ25とから構成される。
油圧式無段変速装置21は、油圧ポンプ24に備えられる可動式の斜板24aを傾転させ、その傾斜角を変更することにより、油圧ポンプ24の作動油の吐出量を変更し、油圧モータ25の出力軸の回転数を変更し、走行機体2の走行速度を変速させるものである。
また、走行変速ミッション20は、油圧式無段変速装置21から各車輪6・7への動力を伝達又は遮断可能とするためのクラッチ機構22と、各車輪6・7に制動力を付与するブレーキ機構23とを具備している。
次に、油圧式無段変速装置21の変速比を変更する構成について説明する。
車体フレーム4の前部には、図4及び図5に示すように、変速操作軸63が横方向に延設されて、軸受にて回転可能に軸支される。変速操作軸63には扇形歯車62が固定され、この扇形歯車62と変速操作軸63とが一体的に回転可能とされる。また、変速操作軸63には、アーム65がその基端部で固定され、このアーム65と変速操作軸63とが一体的に回転可能とされる。
変速操作軸63上の扇形歯車62には、ピニオン61が噛合される。ピニオン61は、電動モータ60により回転可能とされ、その回転により変速操作軸63を、扇形歯車62を介して図5における矢印C方向、又は矢印D方向へ回転させるように構成される。
電動モータ60は、後述する制御装置80により回転駆動制御され、油圧式無段変速装置21の変速比を変更するものである。なお、電動モータ60は変速アクチュエータの一例であり、電動シリンダやソレノイド等でも可能であり変速アクチュエータはこれに限定されるものではない。
一方、変速操作軸63上のアーム65の先端部には、前後方向に延設された変速ロッド杆67の前端部が枢着される。変速ロッド杆67の後端部には長溝孔67aが前後方向に所定長さをもって形成される。この長溝孔67aに油圧式無段変速装置21の変速アーム47の先端部に設けられたピン47aが摺動自在に嵌入されて、変速ロッド杆67の後端部と変速アーム47の先端部とが係合される。変速アーム47はその基部で、図3に示す油圧ポンプ24の斜板24aにトラニオン軸を介して連動連結される。
こうして、油圧式無段変速装置21は、変速操作軸63が回転されず、変速ロッド杆67が後方に移動されないとき、又は、変速操作軸63が回転されて、変速ロッド杆67が後方に移動されても、ブレーキの制動操作やクラッチペダルの「切」操作等により、その移動量が長溝孔67aの所定長さを超えないとき、変速アーム47及びトラニオン軸によって、油圧ポンプ24の斜板24aを傾転させずに中立位置とし、各車輪6・7へ向けて動力を伝達しない中立状態となるように構成される。
油圧式無段変速装置21は、変速ロッド杆67が殆ど後方へ移動されていない状態で、変速操作軸63が図5における矢印C方向へ回転されて、変速ロッド杆67が後方へ移動され、その後方への移動量が長溝孔67aの所定長さを超えたとき、その時点から、変速アーム47及びトラニオン軸によって、油圧ポンプ24の斜板24aを変速ロッド杆67の後方への移動量に基づいて傾転させて、変速比を増速側に変更する。
油圧式無段変速装置21は、変速ロッド杆67が長溝孔67aの所定長さを超えて後方へ移動されている状態で、変速操作軸63が図5における矢印D方向へ回転されて、変速ロッド杆67が前方へ移動されたとき、変速ロッド杆67の後方への移動量が長溝孔67aの所定長さを超えている間は、変速アーム47及びトラニオン軸によって、油圧ポンプ24の斜板24aを変速ロッド杆67の前方への移動量に基づいて傾転させて、変速比を減速側に変更する。
次に、制御装置80について説明する。
図3及び図6に示すように、走行機体2は、制御装置80を具備する。
制御装置80は、演算処理を実行する中央演算処理装置(CPU)等の演算部や記憶装置(RAMやROM)やインターフェース等からなり、種々のセンサ等から信号が入力される。そして、電動モータ60等へ出力する制御プログラムがROMに格納される。
制御装置80には、変速操作具である主変速ペダル16、その操作位置を検出するペダル位置検出センサ16a、同じく変速操作具である主変速ダイヤル18、その操作位置を検出する第一ダイヤル位置検出センサ18a等が接続される。
そして、制御装置80は、これらの検出結果に基づいて変速アクチュエータである電動モータ60を回転駆動制御するものである。
次に、走行機体2の走行速度の変速構成について説明する。
走行機体2が停止状態であって、電動モータ60が回転駆動しない場合、変速ロッド杆67が後方へ移動されないので、油圧式無段変速装置21の油圧ポンプ24の斜板24aは傾転されない。つまり、油圧式無段変速装置21が各車輪6・7へ向けて動力を伝達しない中立状態となる。従って、走行機体2は停止状態を維持する
また、走行機体2が停止状態であって、電動モータ60が回転駆動する場合、油圧式無段変速装置21における油圧ポンプ24の斜板24aが、所定の設定角となるように、トラニオン軸を介して傾転する。これにより、油圧式無段変速装置21がその変速比を増速側に変更し、変速した動力を各車輪6・7へ伝達する。従って、走行機体2は走行を始める。
このような状態(走行機体2が走行状態)で、電動モータ60を前述した方向とは逆方向へ回転駆動する場合、油圧式無段変速装置21における油圧ポンプ24の斜板24aが、所定の設定角となるように、トラニオン軸を介して前記とは逆方向に傾転する。これにより、油圧式無段変速装置21がその変速比を減速側に変更し、変速した動力を各車輪6・7へ伝達し、走行機体2の速度が減速する。
そして、変速アーム47が元の位置に戻り、油圧式無段変速装置21の油圧ポンプ24の斜板24aが中立位置となった場合、走行機体2の走行が停止する。
次に、主変速ペダル16及び主変速ダイヤル18について説明する。
図1乃至図3、図6に示すように、主変速ペダル16及び主変速ダイヤル18は、走行機体2の走行速度を変速するための変速操作具である。
主変速ペダル16は、操縦者の足元で操作する足元操作具の一例である足踏み式のペダルであり、運転操作部10の床面上に、前高後低の傾斜状に配置される。主変速ペダル16は、操縦者が自らの足で踏み込んだり、踏み込んだ状態から足を外すことによって前後に回動操作できるように構成される。
主変速ペダル16の回動基部には、操作位置を検出するペダル位置検出センサ16aが設けられる。
主変速ダイヤル18は、操縦者の手元で操作する回転ダイヤルである。
主変速ダイヤル18は、油圧式無段変速装置21の変速比を、制御装置80により複数段階又は無段階に設定できるように構成されている。
変速比が複数段階に設定される場合、操縦者は主変速ダイヤル18を操作して所望の変速比を段階的に選択して、走行機体2の走行速度を変速することができる。また、変速比が無段階に設定される場合、操縦者は主変速ダイヤル18を操作して所望の変速比を無段階に選択して、走行機体2の走行速度を変速することができる。
主変速ダイヤル18は、運転操作部10の操縦ハンドル13の近傍、即ち操縦者が操縦姿勢のままで、自らの手で主変速ダイヤル18を操作することができる位置に配置される。
なお、主変速ダイヤル18は手元操作具の一例であり、主変速ダイヤル18のような回転ダイヤルに限定されるものではなく、操縦者が自らの手を使用して油圧式無段変速装置21の変速比を複数段階又は無段階に設定できるものであればよい。
主変速ダイヤル18の回動基部には、操作位置を検出する第一ダイヤル位置検出センサ18aが設けられる。
なお、主変速ダイヤル18は、前述したように変速操作具である手元操作具の一例であり、その形式は回転ダイヤル式に限定されるものではなく、レバー式等の操縦者が自らの手を使用して操作できるものであればよい。
主変速ペダル16及び主変速ダイヤル18は、それぞれ各別に単独で操作して、制御装置80により電動モータ60を作動させることができる。従って、操縦者は、主変速ペダル16を操作するのか、又は主変速ダイヤル18を操作するのかを、操縦者の状況に応じて選択して、走行機体2の走行速度を変速することができる。
また、田植機1は操作選択ダイヤル19を具備する構成とすることができる。
図2、図3及び図6に示すように、操作選択ダイヤル19は、回転ダイヤルであり、運転操作部10の操縦ハンドル13の近傍に配置される。
操作選択ダイヤル19は、走行機体2の走行速度を変速するための変速操作具を操作するモードを選択する部材であり、操作選択ダイヤル19の選択操作により、択一モードや併用モードやオートクルーズモードやメンテナンスモード等に設定できる。
択一モードは、操作可能な変速操作具として主変速ペダル16又は主変速ダイヤル18のいずれかを択一的に選択することができる。即ち、操作選択ダイヤル19により選択されなかった方の変速操作具を操作した場合には、走行機体2の走行速度を変速することができない。
併用モードは、操作可能な変速操作具として主変速ペダル16及び主変速ダイヤル18を併用して変速操作することができるようにする。即ち、操縦者は、主変速ペダル16又は主変速ダイヤル18のいずれを操作しても、走行機体2の走行速度を変速することができる。但し、誤動作を防ぐために、一方が操作されている時には他方を操作しても変速できないように構成される。
オートクルーズモードは、主変速ペダル16又は主変速ダイヤル18のいずれか一方を定速走行速度設定操作具とし、他方は通常の変速操作具とするものである。例えば、主変速ダイヤル18で植付作業時の走行速度を設定しておき、苗継ぎで一時的に走行を停止したり、旋回時に主変速ペダル16により変速操作したりしても、主変速ペダル16により変速操作が行われなくなったとき(植付作業が再開されるとき)に、主変速ダイヤル18で設定した変速位置で走行するようにするものである。
メンテナンスモードは、ペダル位置検出センサ16a又は第一ダイヤル位置検出センサ18a等が故障した場合に、制御装置80により電動モータ60を所定の回転駆動制御して、圃場端等のメンテナンスができる場所まで低速で移動できるようにするものである。
操作選択ダイヤル19の回動基部には、操作位置を検出する第二ダイヤル位置検出センサ19aが設けられる。第二ダイヤル位置検出センサ19aは、制御装置80に接続される。制御装置80は、第二ダイヤル位置検出センサ19aからの検出結果に基づいて、変速アクチュエータである電動モータ60を回転駆動制御するように構成される。
例えば、操作選択ダイヤル19により択一モードが設定され、変速操作具として主変速ペダル16が選択設定された場合、制御装置80は、第二ダイヤル位置検出センサ19aからの検出結果に基づいて、選択設定されなかった主変速ダイヤル18の操作では電動モータ60が回転駆動しないように制御するものである。
なお、操作選択ダイヤル19は、操作選択手段の一例であり、その選択形式は回転ダイヤル式に限定されるものではなく、レバー式やボタン式等であっても操作選択を設定できるものであればよい。また、操作選択ダイヤル19は、田植機1においては、運転操作部10の操縦ハンドル13の近傍に配置されているが、その配置に限定されるものではなく、操縦者の足元や座席近傍等であってもよい。
前述したように、走行機体2に搭載されたエンジン5からの動力を変速する油圧式無段変速装置21と、油圧式無段変速装置21の変速比を変更する電動モータ60(変速アクチュエータ)と、電動モータ60(変速アクチュエータ)を駆動制御する制御装置80と、制御装置80を操作する変速操作具と、を備えた田植機1の変速操作機構において、前記変速操作具は、操縦者の足元で操作する主変速ペダル16(足元操作具)と、操縦者の手元で操作する主変速ダイヤル18(手元操作具)とが設けられ、主変速ペダル16(足元操作具)と、主変速ダイヤル18(手元操作具)とは、制御装置80により各別に単独で電動モータ60(変速アクチュエータ)を駆動制御し、油圧式無段変速装置21を変速操作可能であるものである。
このような構成において、操縦者は、変速操作具として、足元操作具である主変速ペダル16だけではなく、手元操作具である主変速ダイヤル18を自らの手を使用して操作し、走行機体2の走行速度を変速することができる。従って、操縦者が自らの足を使用できない場合であっても、容易に走行機体2の走行速度を変速することができる。
また、主変速ダイヤル18(手元操作具)は、制御装置80により油圧式無段変速装置21の変速比を複数段階又は無段階に設定可能に形成されて、走行機体2の運転操作部10に配設される操縦ハンドル13近傍に配置される構成とすることができる。
このような構成において、走行機体2の走行中であっても、操縦者は屈んだりすることなく、操縦姿勢のままで、油圧式無段変速装置21の変速操作の微調整を容易に行うことができる。
また、主変速ペダル16(足元操作具)と、主変速ダイヤル18(手元操作具)とを、変速操作可能な操作具として択一的に選択する操作選択ダイヤル19(操作選択手段)を備えることができる。
このような構成において、操縦者の好みに応じて足元操作具(主変速ペダル16)、又は手元操作具(主変速ダイヤル18)のいずれかを選択して用いることができる。また、田植機の操作において、立って作業するときには、足元操作具(主変速ペダル16)ではなく、手元操作具(主変速ダイヤル18)を操作することができるので、作業性を向上することができる。
1 田植機
2 走行機体
3 苗植装置
4 車体フレーム
5 エンジン
10 運転操作部
13 操縦ハンドル
16 主変速ペダル
16a ペダル位置検出センサ
18 主変速ダイヤル
18a 第一ダイヤル位置検出センサ
19 操作選択ダイヤル
19a 第二ダイヤル位置検出センサ
20 走行変速ミッション
60 電動モータ
80 制御装置

Claims (3)

  1. 走行機体に搭載されたエンジンからの動力を変速する無段変速装置と、前記無段変速装置の変速比を変更する変速アクチュエータと、前記変速アクチュエータを駆動制御する制御装置と、前記制御装置を操作する変速操作具と、を備えた田植機の変速操作機構において、
    前記変速操作具は、操縦者の足元で操作する足元操作具と、操縦者の手元で操作する手元操作具とが設けられ、
    前記足元操作具と、前記手元操作具とは、前記制御装置により各別に単独で前記変速アクチュエータを駆動制御し、前記無段変速装置を変速操作可能である、
    ことを特徴とする田植機の変速操作機構。
  2. 前記手元操作具は、前記制御装置により前記無段変速装置の変速比を複数段階又は無段階に設定可能に形成されて、前記走行機体の運転操作部に配設される操縦ハンドル近傍に配置される、請求項1に記載の田植機の変速操作機構。
  3. 前記足元操作具と、前記手元操作具とを、変速操作可能な操作具として択一的に選択する操作選択手段を備える、請求項1に記載の田植機の変速操作機構。
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