JP2010212801A - スイッチ回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリーズFETおよびシャントFETとして4端子NMOSFETを用いるSPSTスイッチ回路では、シリーズFETがオン状態で、シャントFETがオフ状態のときに、SPSTスイッチ回路はオン状態になる。FETのバックゲートには寄生ダイオードが存在し、入力交流信号電圧が所定の閾値を超えると、寄生ダイオードがオン状態になる。その結果、SPSTスイッチ回路はスイッチ・デバイスとしての線形動作を維持できなくなり、挿入損失特性やゆがみ特性が悪化する場合がある。
【解決手段】FETのバックゲートに、バイアス電圧を印加するためのバイアス電源を設ける。このバイアス電源として、DC−DC変換回路を用いることで、SPSTスイッチ回路をシリコン半導体チップ化することが容易になる。
【選択図】図5

Description

本発明は、スイッチ回路と、このスイッチ回路を用いたマトリクス・スイッチ回路とに係り、特に、高周波信号の切り替えに用いるスイッチ回路と、このスイッチ回路を用いたマトリクス・スイッチ回路とに係る。
近年、携帯電話端末等の移動体通信機器ではGHz帯のマイクロ波が使用されるようになってきている。そのため、アンテナ切り替え回路等の高周波切り替え部には半導体スイッチが用いられている。これらの半導体スイッチとしては、GaAs(ガリウム砒素)電界効果トランジスタを用いた半導体スイッチや、シリコンMOSFET(Metal Oxyde Semiconductor Field−Effect Transistor:金属−酸化膜−半導体電界効果トランジスタ)を用いた半導体スイッチが一般的である。
このうち、シリコンMOSFETは、GaAs電界効果トランジスタが3端子素子であるのに対して、バックゲートを含む4端子素子である。さらにこのバックゲートとソースの端子間には、ソース−バックゲート間寄生PN接合ダイオードを含んでいる。同様に、バックゲートとドレインの端子間には、ドレイン−バックゲート間寄生PN接合ダイオードを含んでいる。このため、大信号入力時に入力交流信号電圧の電圧降下分が、これら寄生ダイオードをオンする方向に掛かる。その結果として、入力交流信号の電圧振幅増大時にスイッチ・デバイスの線形動作が維持できなくなり、挿入損失特性や歪み特性が悪化する場合があった。
以上に関連して、特許文献1(特許2964975号公報)には、高周波スイッチ回路に係る記載が開示されている。この高周波スイッチ回路は、ドレイン、ソース、ゲート及びバックゲートを有するトランジスタの前記ゲート電圧を制御することによりドレイン・ソース間を電気的に接続又は切断する。また、この高周波スイッチ回路は、バックゲートと接地間に抵抗器を接続したことを特徴とする。
また、特許文献2(特開2003−347553号公報)には、高周波回路素子に係る記載が開示されている。この高周波回路素子は、表面シリコン層に、複数のFETを含む。この表面シリコン層は、絶縁層を介して基板上に形成されるSOI構造である。これら複数のFETは、各々、表面シリコン層に形成したトレンチによって分離されたウェル領域に形成されている。各々の前記ウェル領域は、表面シリコン層に配設した抵抗体を介して直流GNDに接地されていることを特徴とする。
特許2964975号公報 特開2003−347553号公報
図1は、従来技術における高周波SPST(Single−Pole/Single−Throw:1入力1出力)スイッチ回路の回路図である。この高周波SPSTスイッチ回路は、入力端子11と、出力端子14と、第1の制御端子12と、第2の制御端子13と、第1のFET(Field Effect Transistor:電界効果トランジスタ)15と、第2のFET16と、4つの抵抗121、122、131、132とを具備する。ここで、第1のFET15と、第2のFET16とは、それぞれ、シリーズFETと、シャントFETとして用いられる。
入力端子11は、シリーズFET15のドレインに接続されている。出力端子14は、シリーズFET15のソースと、シャントFET16のドレインとに接続されている。シャントFET16のソースは、接地されている。第1の制御端子12は、第1の抵抗121を介して、シリーズFET15のゲートに接続されている。第2の制御端子13は、第2の抵抗131を介して、シャントFET16のゲートに接続されている。シリーズFET15のバックゲートと、シャントFET16のバックゲートとは、第3の抵抗122と、第4の抵抗132とをそれぞれ介して、接地されている。
図1の従来型回路では、シリーズFET15をオンに、シャントFET16をオフにすることによって、SPSTスイッチ回路のオン状態が実現される。しかし、入力交流信号の電圧振幅の増大に伴って、挿入損失特性や歪み特性が悪化するという欠点がある。
図2は、図1のSPSTスイッチ回路における、オン状態が実現している場合の等価回路の回路図である。ここで、シリーズFETの等価回路は単一のオン抵抗である。また、シャントFETの等価回路としては、ゲート容量と、ソース−バックゲート間寄生ダイオードと、ドレイン−バックゲート間寄生ダイオードが用いられている。
図1に示すNMOSFETで構成された従来型のSPSTスイッチ回路の動作およびその欠点について、図2の等価回路を交えて説明する。
図3は、図1の従来型SPSTスイッチ回路におけるノード電圧について説明するためのグラフである。入力交流信号の電圧振幅をVsとすれば、オフ状態にあるシャントFETのゲート、バックゲートには電圧降下によって、図3に示すように電圧振幅Vs/2の交流電圧が掛かる。
いま、寄生ダイオードのオン電圧を(+0.7)Vとする。この場合、入力交流信号の電圧降下によるバックゲートの電圧変動の最大値(+Vs/2)が(+0.7)Vを超える大きさの入力交流信号に対しては、ソース−バックゲート間寄生ダイオードならびにドレイン−バックゲート間寄生ダイオードがオンしてしまう。その結果、シャントFETはオフ状態を維持できなくなり、入力端子と接地間に導通経路が生じ、SPSTスイッチの挿入損失特性ならびに歪み特性は大きく悪化する。
以下に、(発明を実施するための形態)で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、(特許請求の範囲)の記載と(発明を実施するための形態)との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、(特許請求の範囲)に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明によるスイッチ回路は、シリーズ部(55、85、951、952、125)と、入力部(51、81、91、1210)と、出力部(54、84、94、124)と、シャント部(56、86、961、962、126)と、第1の制御端子部(52、82、92、1220)と、第2の制御端子部(53、83、93、1223)と、バックゲート制御端子部(58、88、98、123)と、バイアス電源部(57、87、97、127)とを具備する。ここで、シリーズ部(55、85、951、952、125)は、4端子FET(55、851、852、9511、9512、9521、9522、125)を有する。入力部(51、81、91、1210)は、シリーズ部(55、85、951、952、125)の4端子FET(55、851、852、9511、9512、9521、9522、125)におけるドレインまたはソースの一方に接続されている。出力部(54、84、94、124)は、シリーズ部(55、85、951、952、125)の4端子FET(55、851、852、9511、9512、9521、9522、125)におけるドレインまたはソースのもう一方に接続されている。シャント部(56、86、961、962、126)は、出力部(54、84、94、124)に接続されている。シャント部(56、86、961、962、126)は4端子FET(56、861、862、9611、9612、9621、9622、126)を有する。シャント部(56、86、961、962、126)の4端子FET(56、861、862、9611、9612、9621、9622、126)におけるドレインまたはソースの一方は出力部(54、84、94、124)に接続されている。シャント部(56、86、961、962、126)の4端子FET(56、861、862、9611、9612、9621、9622、126)におけるドレインまたはソースのもう一方はグランドに接続されている。第1の制御端子部(52、82、92、1220)は、シリーズ部(55、85、951、952、125)の4端子FET(55、851、852、9511、9512、9521、9522、125)におけるゲートに接続されている。第2の制御端子部(53、83、93、1223)は、シャント部(56、86、961、962、126)の4端子FET(56、861、862、9611、9612、9621、9622、126)におけるゲートに接続されている。バックゲート制御端子部(58、88、98、123)は、シリーズ部(55、85、951、952、125)の4端子FET(55、851、852、9511、9512、9521、9522、125)およびシャント部(56、86、961、962、126)の4端子FET(56、861、862、9611、9612、9621、9622、126)のそれぞれにおけるバックゲートに接続されている。バイアス電源部(57、87、97、127)は、バックゲート制御端子部(58、88、98、123)に接続され、バイアス電圧を印加するものである。バイアス電圧は、シリーズ部(55、85、951、952、125)の4端子FET(55、851、852、9511、9512、9521、9522、125)およびシャント部(56、86、961、962、126)の4端子FET(56、861、862、9611、9612、9621、9622、126)のそれぞれにおけるバックゲートに生じる、ソース−バックゲート間寄生ダイオード(663)およびドレイン−バックゲート間寄生ダイオード(664)に対して逆方向である。
バックゲートにおける寄生ダイオードがオンしてしまう閾値電圧を入力交流信号電圧が超えても、シャントFETがオフ状態を維持できるような電圧を、バックゲートに印加するためのバイアス電源を設ける。
図1は、従来技術における高周波SPSTスイッチ回路の回路図である。 図2は、図1のSPSTスイッチ回路における、オン状態が実現している場合の等価回路の回路図である。 図3は、図1のSPSTスイッチ回路におけるノード電圧について説明するためのグラフである。 図4は、図5の本発明の第1の実施形態による高周波SPSTスイッチ回路におけるノード電圧について説明するためのグラフである。 図5は、本発明の第1の実施形態による高周波SPSTスイッチ回路の回路図である。 図6は、図5のSPSTスイッチ回路における、オン状態が実現している場合の等価回路の回路図である。 図7は、本発明によるバックゲート制御端子へのバイアスの効果を、回路シミュレーションを用いて検証した結果を示すグラフである。 図8は、本発明の第2の実施形態による高周波SPSTスイッチ回路の回路図である。 図9は、本発明の第3の実施形態による高周波SPSTスイッチ回路の回路図である。 図10は、本発明の第4の実施形態による、n入力m出力の、n行m列のマトリクス・スイッチ回路の回路図である。 図11は、本発明の第5の実施形態によるマトリクス・スイッチ回路の回路図である。 図12は、本発明の第6の実施形態によるSPSTスイッチ回路の回路図である。
添付図面を参照して、本発明による高周波回路を実施するための形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図5は、本発明の第1の実施形態による高周波SPSTスイッチ回路の回路図である。このSPSTスイッチ回路は、入力端子51と、出力端子54と、第1の制御端子52と、第2の制御端子53と、バックゲート制御端子58と、第1のFET55と、第2のFET56と、4つの抵抗521、522、531、532と、バイアス電源57とを具備する。ここで、第1のFET55と、第2のFET56とは、それぞれ、シリーズFET55と、シャントFET56として用いられる。
入力端子51は、シリーズFET55のドレインに接続されている。出力端子54は、シリーズFET55のソースと、シャントFET56のドレインとに接続されている。シャントFET56のソースは、接地されている。第1の制御端子52は、第1の抵抗521を介して、シリーズFET55のゲートに接続されている。第2の制御端子53は、第2の抵抗531を介して、シャントFET55のゲートに接続されている。シリーズFET55のバックゲートと、シャントFET56のバックゲートとは、第3の抵抗522と、第4の抵抗532とをそれぞれ介して、バックゲート制御端子58に接続されている。バイアス電源57のマイナス側端子は、バックゲート制御端子58に接続されている。バイアス電源57のプラス側端子は、接地されている。
図5に示した本実施形態によるSPSTスイッチ回路では、シリーズFET55がオンで、かつ、シャントFET56がオフの場合に、SPSTスイッチのオン状態が実現する。
図6は、図5のSPSTスイッチ回路における、オン状態が実現している場合の等価回路の回路図である。この等価回路は、入力端子61と、出力端子64と、制御端子63と、バックゲート制御端子68と、3つの抵抗65、631、632と、2つの容量661、662と、2つのダイオード663、664と、バイアス電源67とを具備する。
抵抗65の両接続部は、入力端子61と、出力端子64とにそれぞれ接続されている。制御端子63は、抵抗631の一方の接続部に接続されている。抵抗631のもう一方の接続部は、2つの容量661、662のそれぞれにおける一方の接続部に接続されている。容量661のもう一方の接続部は、ダイオード663のカソードに接続され、かつ、接地されている。容量662のもう一方の接続部は、出力端子64と、ダイオード664のカソードとに接続されている。ダイオード663のアノードは、ダイオード664のアノードと、抵抗632の一方の接続部とに接続されている。抵抗632のもう一方の接続部は、バックゲート制御端子68に接続されている。バックゲート制御端子68は、バイアス電源67のマイナス側接続部に接続されている。バイアス電源67のプラス側接続部は、設置されている。
ここで、図5の入力端子51は、図6の入力端子61に対応する。図5の出力端子54は、図6の出力端子64に対応する。図5のシリーズFET55は、図6の抵抗65に対応する。図5における第2の制御端子53は、図6の制御端子63に対応する。図5における第2の抵抗531は、図6における抵抗631に対応する。図5のシャントFET56は、図6における2つの容量661、662および2つのダイオード663、664の集合に対応する。特に、図5におけるシャントFET56のゲートは、図6における抵抗631と、2つの容量661、662とがお互いに接続される接続点に対応する。また、図5におけるシャントFET56のバックゲートは、図6における2つのダイオード663、664と、抵抗632とがお互いに接続される接続点に対応する。図5のバックゲート制御端子58は、図6のパックゲート制御端子68に対応する。図5におけるバイアス電源57は、図6におけるバイアス電源67に対応する。
なお、図6における2つの容量661、662は、図5のシャントFET56におけるゲート容量を表す。また、図6のダイオード663は、図5のシャントFET56におけるソース−バックゲート間寄生ダイオードを表す。さらに、図6のダイオード664は、図5のシャントFET56におけるドレイン−バックゲート間寄生ダイオードを表す。
図4は、図5の本発明の第1の実施形態による高周波SPSTスイッチ回路におけるノード電圧について説明するためのグラフである。図5に示した本実施形態によるSPSTスイッチ回路の動作を、図6に示した等価回路を交えて説明する。
いま、入力交流信号の電圧振幅をVsとすれば、オフ状態にあるシャントFET56のゲートおよびバックゲートには、電圧降下分として電圧振幅Vs/2の交流電圧が掛かる。しかし、バックゲート制御端子58、68にはバイアス電源57、67から(−Vb)の負のバイアスが印加されている。このため、シャントFET56のバックゲート電圧は(−Vb+Vs/2)となる。
いま、バックゲートの寄生ダイオードのオン電圧を(+0.7)Vとする。このとき、バックゲート電圧が(+0.7)Vを超えれば、ソース−バックゲート間寄生ダイオードならびにドレイン−バックゲート間寄生ダイオードがオンする。これに伴い、SPSTスイッチの挿入損失特性ならびに歪み特性の悪化が見られる。しかし、本発明では予めバックゲートのDC電圧が(−Vb)にバイアスされている。このため、入力交流信号の電圧降下がもたらすバックゲートの電圧変動は(−Vb)を中心値とするものになる。その結果、寄生ダイオードは(−Vb+Vs/2)が(+0.7)Vに達するまでオンしない。
すなわち、バックゲート制御端子に負のバイアス印加が無い従来の場合に比べて、本発明によれば、より振幅の大きな入力交流信号に対してもSPSTスイッチは線形動作を維持することが可能である。
例えば、図1に示す従来型のスイッチ回路では、入力信号の電圧振幅がVsであるとき、オフ状態にあるシャントFETのバックゲートに掛かる電圧は図3に示すように(±Vs/2)である。
いま、寄生ダイオードがオンする電圧を(+0.7)Vとすると、SPSTスイッチ回路の線形動作が得られる入力電圧振幅Vsの条件は、
(+Vs/2)<(+0.7)V
であり、すなわち、
Vs<1.4V
である。
一方、図5に示される本発明でのSPSTスイッチでは、入力信号の電圧振幅がVsであるとき、オフ状態にあるシャントFETのバックゲートに掛かる電圧振幅は、図4に示すように(−Vb±Vs/2)である。
例えば、バックゲート制御端子が(−Vb)=(−3)Vにバイアスされた場合、SPSTスイッチ回路の線形動作が得られる入力電圧振幅の条件は、
(−3+Vs/2)<(+0.7)V
であり、すなわち、
Vs<7.4Vまで緩和される。
図7は、本発明によるバックゲート制御端子へのバイアスの効果を、回路シミュレーションを用いて検証した結果を示すグラフである。ここで、横軸は入力電力を表し、その単位はdBmである。縦軸は、挿入損失を表し、その単位はdBである。2本のグラフは、それぞれ、従来型のSPSTスイッチ回路と、本発明によるSPSTスイッチ回路とに対応する。
この回路シミュレーションに用いた回路図は、図1に示す従来技術を用いたSPSTスイッチ回路と、図5に示す本発明の第1の実施例のSPSTスイッチ回路である。バイアス電源57、67の電圧を(−Vb=−3)Vとしてシミュレーションを行った結果、上記考察の内容と一致するシミュレーション結果を得た。
なお、ここでは同じバイアス電圧をシリーズFET55とシャントFET56の両方に印加しているが、これはあくまでも一例であって、本発明はこの実施形態に限定されない。すなわち、必ずしも同じバイアス電圧を全てのFET55、56に印加する必要は無く、FET55、56のそれぞれに異なるバイアス電圧を印加しても構わない。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態による高周波SPSTスイッチ回路の回路図である。本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、図5に示した第1の実施形態によるSPSTスイッチ回路のシリーズFET55およびシャントFET56を、それぞれを、直列に接続された2つのFETに置き換えたものである。
具体的には、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、第1のシリーズFET851と、第2のシリーズFET852と、第1のシャントFET861と、第2のシャントFET862とを具備する。
また、この変更に伴い、シリーズFETおよびシャントFETの、ゲートおよびバックゲートに接続された抵抗の総数も、倍になっている。なお、これら抵抗は、2つずつ並行に接続されている。具体的には、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、第1〜第4の抵抗821〜824と、第5〜第6の抵抗831〜834とをさらに具備する。
本実施形態によるSPSTスイッチ回路における、その他の構成要素については、第1の実施形態によるSPSTスイッチ回路と同様である。すなわち、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、入力端子81と、出力端子84と、第1の制御端子82と、第2の制御端子83と、パックゲート制御端子88と、バイアス電源87とをさらに具備する。
ここで、4つのFET851、852、861、862に係る接続関係について詳細に説明する。入力端子81は、第1のシリーズFET851のドレインに接続されている。第1のシリーズFET851のソースは、第2のシリーズFET852のドレインに接続されている。第2のシリーズFET852のドレインは、出力端子84に接続されている。
出力端子84には、第1のシャントFET861のドレインも接続されている。第1のシャントFET861のソースは、第2のシャントFET862のドレインに接続されている。第2のシャントFETのソースは、接地されている。
なお、シリーズ部として2つのFET851、852を、シャント部として2つのFET861、862を、それぞれ直列に接続したのは、電圧降下の緩和を目的としている。
ここで、第1〜第8の抵抗821〜824、831〜834に係る接続関係について詳細に説明する。第1の制御端子82には、第1の抵抗821および第2の抵抗822のそれぞれにおける、一方の接続部が接続されている。第1の抵抗821におけるもう一方の接続部は、第1のシリーズFET851のゲートに接続されている。また、第1のシリーズFET851のバックゲートには、第3の抵抗823における一方の接続部が接続されている。さらに、第3の抵抗823におけるもう一方の接続部は、バックゲート制御端子88に接続されている。
同様に、第2の抵抗822におけるもう一方の接続部は、第2のシリーズFET852のゲートに接続されている。また、第2のシリーズFET852のバックゲートには、第4の抵抗824における一方の接続部が接続されている。第4の抵抗824におけるもう一方の接続部も、バックゲート制御端子88に接続されている。
また、第2の制御端子83には、第5の抵抗831および第6の抵抗832のそれぞれにおける、一方の接続部が接続されている。第5の抵抗831におけるもう一方の接続部は、第1のシャントFET861のゲートに接続されている。また、第1のシャントFET861のバックゲートには、第7の抵抗833における一方の接続部が接続されている。さらに、第7の抵抗833におけるもう一方の接続部は、バックゲート制御端子88に接続されている。
同様に、第6の抵抗832におけるもう一方の接続部は、第2のシャントFET862のゲートに接続されている。また、第2のシャントFET862のバックゲートには、第8の抵抗834における一方の接続部が接続されている。第8の抵抗834におけるもう一方の接続部も、バックゲート制御端子88に接続されている。
本実施形態によるSPSTスイッチ回路における、以上に説明した以外の接続関係については、第1の実施形態によるSPSTスイッチ回路と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
ここで、本実施形態によるSPSTスイッチ回路の動作について説明する。
2個のシャントFET861、862の性能が等しい場合、入力信号電圧は2個のシャントFETで等しく分圧される。このとき、入力交流信号の電圧振幅をVsとすると、各々のシャントFETのソース−バックゲート間寄生ダイオードならびにドレイン−バックゲート間寄生ダイオードに掛かる入力信号の電圧降下分は、それぞれ(Vs/4)である。
いま、前記の考察をこのFET直列2個接続型回路に対して適用すれば、バックゲート制御端子が(−Vb)=(−3)Vにバイアスされた場合、SPSTスイッチ回路の線形動作が得られる入力電圧の条件は、
(−3+Vs/4)<(+0.7)V
となり、すなわち、
Vs<(14.8)V
まで緩和される。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態による高周波SPSTスイッチ回路の回路図である。本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、第2の実施形態によるSPSTスイッチ回路におけるシリーズ部およびシャント部を2倍に増やして、それぞれ直列接続および並列接続したものである。これらの変更は、いずれも電圧降下の緩和を目的としている。
具体的には、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、2つのシリーズ部951、952と、2つのシャント部961、962とを具備する。ここで、第1のシリーズ部951は、2つのシリーズFET9511、9512を具備する。第2のシリーズ部952は、2つのシリーズFET9521、9522を具備する。第1のシャント部961は、2つのシャントFET9611、9612を具備する。第2のシャント部962は、2つのシャントFET9621、9622を具備する。
また、この変更に伴い、各FETのゲートおよびバックゲートに接続された抵抗の総数も、第2の実施形態の2倍になっている。具体的には、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、16個の抵抗921〜928、931〜938を具備する。
なお、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は2つのシャント部を具備するが、バイアス電源97は図9のように1つであっても良いし、複数であっても構わない。さらに、第2の実施形態との違いとしては、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は1つのシャント部とグランドとの間に接続された終端抵抗99を具備する。
本実施形態によるSPSTスイッチ回路におけるその他の構成要素は、第2の実施形態と同様である。すなわち、本実施形態によるSPSTスイッチ回路も、入力端子91と、出力端子94と、第1の制御端子92と、第2の制御端子93と、バックゲート制御端子98とを具備する。
ここで、各構成要素の接続関係について説明する。本実施形態によるSPSTスイッチ回路における4つのシリーズFET9511、9512、9521、9522は、この順番に、直列に接続されている。すなわち、入力端子91が第1のシリーズFET9511のドレインに接続されており、第1のシリーズFET9511のソースが第2のシリーズFET9512のドレインに接続されており、第2のシリーズFET9512のソースが第3のシリーズFET9521のドレインに接続されており、第3のシリーズFET9521のソースが第4のシリーズFET9522のドレインに接続されており、第4のシリーズFET9522のソースが出力端子94に接続されている。
本実施形態によるSPSTスイッチ回路における4つのシャントFET9611、9612、9621、9622のうち、第1のシャントFET9611および第2のシャントFET9612は、直列に接続されている。同様に、第3のシャントFET9621および第4のシャントFET9622も、直列に接続されている。すなわち、第1のシャントFET9611のドレインは第2のシリーズFET9512のソースおよび第3のシリーズFET9513のドレインに接続されており、第1のシャントFET9611のソースは第2のシャントFET9612のドレインに接続されており、第2のシャントFET9612のソースは接地されている。また、第3のシャントFET9621のドレインは第4のシリーズFET9522のソースおよび出力端子94に接続されており、第3のシャントFET9612のソースは第4のシャントFET9622のドレインに接続されており、第4のシャントFET9622のソースは終端抵抗99を介して接地されている。
ここで、16個の抵抗921〜928、931〜938の接続関係について説明する。第1の制御端子92は、4つの抵抗921〜924のそれぞれにおける一方の接続部に接続されている。4つの抵抗921〜924のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、4つのシリーズFET9511、9512、9521、9522のそれぞれにおけるゲートに接続されている。4つのシリーズFET9511、9512、9521、9522のそれぞれにおけるバックゲートは、4つの抵抗925〜928のそれぞれにおける一方の接続部に接続されている。4つの抵抗925〜928のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、バックゲート制御端子98に接続されている。
第2の制御端子93は、4つの抵抗931〜934のそれぞれにおける一方の接続部に接続されている。4つの抵抗931〜934のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、4つのシャントFET9611、9612、9621、9622のそれぞれにおけるゲートに接続されている。4つのシャントFET9611、9612、9621、9622のそれぞれにおけるバックゲートは、4つの抵抗935〜938のそれぞれにおける一方の接続部に接続されている。4つの抵抗935だ938のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、バックゲート制御端子98に接続されている。
さらに、バックゲート制御端子98には、バイアス電源97のマイナス側端子が接続されている。バイアス電源97のプラス側端子は、接地されている。
本実施形態によるSPSTスイッチ回路における後段の、第2のシャント部962に注目する。第2のシャント部962では、終端抵抗99での電圧降下が存在する。このため、2つのシャントFET9621、9622に掛かる入力信号の電圧降下による電圧は、前段の、第1のシャント部961における2つのシャントFET9611、9612に掛かる入力信号の電圧降下による電圧よりも小さい。その結果として、本実施形態によるSPSTスイッチ回路が線形動作を維持できる入力信号の電圧振幅の範囲は、前段の、第1のシャント部961のみによって決定される。
なお、図9の例では、終端抵抗99を設けることによって、第1のシャント部と第2のシャント部とで異なる電圧降下を実現している。しかし、例えば、2つの異なるバイアス電源を設けて、第1、第2のシャント部にそれぞれ異なるバイアス電圧を印加することによって、降下電圧に差を付けても良い。
例として、バックゲート制御端子98が(−Vb)=(−3)Vにバイアスされた場合について考える。このとき、第2の実施形態と同じく、SPSTスイッチ回路の線形動作が得られる入力電圧振幅の条件は、
(−3)+Vs/4<(+0.7)V
となり、すなわち、
Vs<(14.8)Vまで緩和される。
(第4の実施形態)
図10は、本発明の第4の実施形態による、n入力m出力の、n行m列のマトリクス・スイッチ回路の回路図である。このマトリクス・スイッチ回路は、並列に接続されたn×m個の、本発明によるSPSTスイッチ回路を有する。
このマトリクス・スイッチ回路は、n個の入力端子101−1〜101−nと、m個の出力端子104−1〜104−nと、n×m個の制御端子102−11〜102−nmと、n×m個のSPSTスイッチ回路100−11〜100−nmと、バックゲート制御端子108と、電源端子103とを具備する。
ここで、n×m個のSPSTスイッチ回路100−11〜100−nmのそれぞれとして、本発明による第1〜第3のいずれかの実施形態によるSPSTスイッチ回路を用いる。
第1の入力端子101−1は、第1−1〜第1−mのSPSTスイッチ回路100−11〜100−1nのそれぞれにおける第1の入力部に接続されている。第2の入力端子101−2は、第2−1〜第2−mのSPSTスイッチ回路100−21〜100−2nのそれぞれにおける第1の入力部に接続されている。一般化して、1以上n以下の整数iにおいて、第iの入力端子100−iは、第i−1〜第i−nのSPSTスイッチ回路100−i1〜100−inのそれぞれにおける第1の入力部に接続されている。
第1−1の制御端子102−11は、第1−1のSPSTスイッチ回路100−11における第2の入力部に接続されている。第1−2の制御端子102−12は、第1−2のSPSTスイッチ回路100−12における第2の入力部に接続されている。一般化して、1以上n以下の整数iと、1以上m以下の整数jとにおいて、第i−jの制御端子102−ijは、第i−jのSPSTスイッチ回路100−ijにおける第2の入力部に接続されている。
電源端子103は、第1−1〜第n−mの、すなわち全てのSPSTスイッチ回路100−11〜100−nmのそれぞれにおける第3の入力部に接続されている。
出力端子104は、第1−1〜第n−1のSPSTスイッチ回路100−11〜100−n1のそれぞれにおける第1の出力部に接続されている。出力端子2は、第2−1第n−2のSPSTスイッチ回路100−12〜100−n2のそれぞれにおける第1の出力部に接続されている。一般化して、1以上m以下の整数jにおいて、出力端子jは、第1−j〜第n−jのSPSTスイッチ回路100−1j〜njのそれぞれにおける第1の出力部に接続されている。
バックゲート制御端子108は、第1−1〜第n−mの、すなわち全てのSPSTスイッチ回路100−11〜100−nmのそれぞれにおける第2の出力部に接続されている。
バイアス電源107のマイナス側接続部は、バックゲート制御端子108に接続されている。バイアス電源107のプラス側接続部は、接地されている。
本実施形態によるマトリクス・スイッチ回路は、本発明の第1〜第3の実施形態によるSPSTスイッチ回路をn×m個並列に接続したものである。したがって、このマトリクス・スイッチ回路で線形動作が得られる入力電圧振幅の範囲は、SPSTスイッチ回路のそれぞれにおけるシャントFETに掛かる入力信号の電圧降下分の電圧によって決定される。
そこで、本実施形態でも、第1〜第3の実施形態と同様に、各SPSTの各シャントFETのバックゲートに、所定のバイアスを、抵抗を介して印加する。このバイアスは、各SPSTスイッチ回路における全てのシャントFETのソース−バックゲート間寄生ダイオードならびにドレイン−バックゲート間寄生ダイオードに対して逆方向である。こうすることによって、挿入損失特性を悪化させることなく、(n×m)マトリクス・スイッチ回路の線形動作が得られる入力信号の電圧振幅範囲の拡大の効果が得ることが可能である。この効果の具体的な数値例などについては、第1〜第3の実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
なお、図10のように大規模なマトリクス・スイッチ回路は、集積回路化することが好ましい場合がある。その際に、集積回路上の各半導体素子には、電力を供給する必要がある。図10の電源端子103は、このような用途に用いられることが可能である。
(第5の実施形態)
図11は、本発明の第5の実施形態によるマトリクス・スイッチ回路の回路図である。このマトリクス・スイッチ回路は、第4の実施形態による(n×m)マトリクス・スイッチにおいて、n=1、m=2とした場合の、(1×2)マトリクス・スイッチ回路である。
本実施形態によるマトリクス・スイッチ回路は、入力端子111と、第1の出力端子1141と、第2の出力端子1142と、第1の制御端子112と、第2の制御端子113と、第1のバックゲート制御端子1181と、第2のバックゲート制御端子1182と、第1のバイアス電源1171と、第2のバイアス電源1172と、第1のSPSTスイッチ回路部1101と、第2のSPSTスイッチ回路部1102とを具備する。
ここで、図10に示した第4の実施形態と、図11に示した本実施形態とにおける、各構成要素の対応関係を説明する。本実施形態の入力端子111は、第4の実施形態における第1の入力端子101−1に対応する。本実施形態における第1、第2の出力端子1141、1142は、第4の実施形態における第1、第2の出力端子104−1、104−2にそれぞれ対応する。本実施形態における第1、第2の制御端子112、113は、第4の実施形態における第1−1、第1−2の制御端子102−11、102−12にそれぞれ対応する。本実施形態における第1、第2のバックゲート制御端子1181、1182は、第4の実施形態におけるバックゲート制御端子108に対応する。本実施形態における第1、第2のバイアス電源1171、1172は、第4の実施形態におけるバイアス電源107に対応する。本実施形態における第1、第1のSPSTスイッチ回路部1101、1102は、第4の実施形態における第1−1、第1−2のSPSTスイッチ回路部100−11、100−12にそれぞれ対応する。
第1のSPSTスイッチ回路部1101は、第1のシリーズ部1151と、第1のシャント部1161とを具備する。第2のSPSTスイッチ回路部1102は、第2のシリーズ部1152と、第2のシャント部1162とを具備する。
第1のシリーズ部1151は、2つのシリーズFET11511、11512と、4つの抵抗1121、1122、1125、1126とを具備する。第1のシャント部1161は、2つのシャントFET11611、11612と、4つの抵抗1131、1132、1135、1136とを具備する。
第2のシリーズ部1152は、2つのシリーズFET11521、11522と、4つの抵抗1133、1134、1137、1138とを具備する。第2のシャント部1162は、2つのシャントFET11621、11622と、4つの抵抗1123、1124、1127、1128とを具備する。
なお、第4の実施形態によるマトリクス・スイッチ回路が具備する電源端子103に対応する電源端子は、図11には図示されていないが本実施形態によるマトリクス・スイッチが具備していても構わない。
また、第1、第2のバイアス電源1171、1172は、図11の例では別々に設けているが、本発明はこの例に限定されない。例えば、バイアス電源を1つにまとめても良いし、シリーズ部もしくはシャント部単位、またはFET単位で別々のバイアス電源を設けても構わない。ここで、バックゲート制御端子の数はバイアス電源の数に依存することは言うまでもない。
ここで、本実施形態によるマトリクス・スイッチ回路の各構成要素同士における接続関係について説明する。入力端子111は、第1、第2のSPSTスイッチ回路部1101、1102のそれぞれにおける第1の入力部に接続されている。第1、第2の制御端子112、113は、第1、第2のSPSTスイッチ回路部1101、1102のそれぞれにおける第2の入力部にそれぞれ接続されている。第1、第2のSPSTスイッチ回路部1101、1102のそれぞれにおける第1の出力部は、第1、第2の出力端子1141、1142にそれぞれ接続されている。第1、第2のSPSTスイッチ回路部1101、1102のそれぞれにおける第2の出力部は、第1、第2のバックゲート制御端子1181、1182にそれぞれ接続されている。第1、第2のバイアス電源1171、1172のそれぞれにおけるマイナス側接続部は、第1、第2のバックゲート制御端子1181、1182にそれぞれ接続されている。第1、第2のバイアス電源1171、1172のそれぞれにおけるプラス側接続部は、接地されている。
さらに、第4の実施形態には無かった接続として、第1、第2の制御端子112、113は、第2、第1のSPSTスイッチ回路部1102、1101にも接続されている。
第1、第2のSPSTスイッチ回路部1101、1102が具備する各構成要素同士における接続関係について説明する。
入力端子111に接続されている、第1のSPSTスイッチ回路部1101における第1の入力部は、シリーズFET11511のドレインに接続されている。シリーズFET11511のソースは、シリーズFET11512のドレインに接続されている。シリーズFET11512のソースは、第1の出力端子1141に接続されている、第1のSPSTスイッチ回路部1101における第1の出力部に接続されている。この出力部1141は、シャントFET11611のドレインにも接続されている。シャントFET11611のソースは、シャントFET11612のドレインに接続されている。シャントFET11612のソースは、接地されている。
第1の制御端子112に接続されている、第1のSPSTスイッチ回路部1101における第2の入力部は、2つの抵抗1121、1122のそれぞれにおける一方の接続部に接続されている。これらの抵抗1121、1122のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、2つのシリーズFET11511、11512のそれぞれにおけるゲートにそれぞれ接続されている。これらのシリーズFET11511、11512のそれぞれにおけるバックゲートは、2つの抵抗1125、1126のそれぞれにおける一方の接続部にそれぞれ接続されている。これらの抵抗1125、1126のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、第1のバックゲート制御端子1181に接続されている、第1のSPSTスイッチ回路部1101における第2の出力部に接続されている。
さらに、第2の制御端子113は、2つの抵抗1131、1132のそれぞれにおける一方の接続部に接続されている。これらの抵抗1131、1132のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、2つのシャントFET11611、11612のそれぞれにおけるゲートにそれぞれ接続されている。これらのシャントFET11611、11612のそれぞれにおけるバックゲートは、2つの抵抗1135、1136のそれぞれにおける一方の接続部にそれぞれ接続されている。これらの抵抗1135、1136のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、第2のバックゲート制御端子1182に接続されている。
また、入力端子111に接続されている、第2のSPSTスイッチ回路部1102における第1の入力部は、シリーズFET11521のドレインに接続されている。シリーズFET11521のソースは、シリーズFET11522のドレインに接続されている。シリーズFET11522のソースは、第2の出力端子1142に接続されている、第2のSPSTスイッチ回路部1102における第1の出力部に接続されている。この出力部1142は、シャントFET11621のドレインにも接続されている。シャントFET11621のソースは、シャントFET11622のドレインに接続されている。シャントFET11622のソースは、接地されている。
第2の制御端子113に接続されている、第2のSPSTスイッチ回路部1102における第2の入力部は、2つの抵抗1133、1134のそれぞれにおける一方の接続部に接続されている。これらの抵抗1133、1134のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、2つのシリーズFET11521、11522のそれぞれにおけるゲートにそれぞれ接続されている。これらのシリーズFET11521、11522のそれぞれにおけるバックゲートは、2つの抵抗1137、1138のそれぞれにおける一方の接続部にそれぞれ接続されている。これらの抵抗1137、1138のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、第1のバックゲート制御端子1181に接続されている、第2のSPSTスイッチ回路部1102における第2の出力部に接続されている。
さらに、第1の制御端子112は、2つの抵抗1123、1124のそれぞれにおける一方の接続部に接続されている。これらの抵抗1123、1124のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、2つのシャントFET11621、11622のそれぞれにおけるゲートにそれぞれ接続されている。これらのシャントFET11621、11622のそれぞれにおけるバックゲートは、2つの抵抗1127、1128のそれぞれにおける一方の接続部にそれぞれ接続されている。これらの抵抗1127、1128のそれぞれにおけるもう一方の接続部は、第2のバックゲート制御端子1182に接続されている。
本実施形態でも、バックゲート制御端子1181、1182にバイアスを印加することによって、線形動作が得られる入力電圧振幅範囲の拡大の効果が得られる。このバイアスは、ソース−バックゲート間寄生ダイオードならびにドレイン−バックゲート間寄生ダイオードに対して逆方向に印加する。これは、第4の実施形態による(n×m)マトリクス・スイッチ回路での議論と同様の理由によるものであるので、詳細な説明を省略する。
ここで、第2〜第5の実施形態における技術的意義についてまとめる。第2〜第5の実施形態では、第1の実施形態によるSPSTスイッチ回路の応用として、より一般的に用いられるSPST回路や、これらのSPST回路を並列に接続したマトリクス・スイッチ回路を開示した。いずれの場合も、ソース−バックゲート間寄生ダイオードならびにドレイン−バックゲート間寄生ダイオードに対して逆方向となるバイアスを、バックゲート制御端子に印加している。こうすることによって、各実施形態によるSPSTスイッチ回路またはマトリクス・スイッチ回路において、線形動作が得られる入力電圧振幅範囲の拡大に有効であることを示した。
(第6の実施形態)
第4の実施形態による(n×m)マトリクス・スイッチ回路を、半導体チップ上に形成するためには、バイアス電源として、DC−DC変換回路などの、制御電圧を生成するための回路を用いることが好ましい。本実施形態では、第4の実施形態による(n×m)マトリクス・スイッチ回路における各SPSTスイッチ回路部として利用可能なSPSTスイッチ回路の例を開示する。
図12は、本発明の第6の実施形態によるSPSTスイッチ回路の回路図である。このSPSTスイッチ回路は、第1の実施形態によるSPST回路の発展型であり、制御電圧生成回路を内蔵している。
本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、入力端子1210と、制御端子1220と、電源端子123と、出力端子124と、シリーズFET125と、シャントFET126と、DC−DC変換回路127と、インバータ回路部1223と、4つの抵抗1221、1222、1224、1225とを具備する。
本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、第1の実施形態によるSPSTスイッチ回路と、2つの点で異なる。すなわち、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、第1の実施形態によるSPSTスイッチ回路におけるバイアス電源57の代わりにDC−DC変換回路127を具備する。また、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、第1の実施形態によるSPSTスイッチ回路における第2の制御端子53の代わりに、インバータ回路部1223を具備する。さらに、本実施形態によるSPSTスイッチ回路は、第1の実施形態によるSPST回路では省略されていた電源端子123をも具備する。
入力端子1210は、シリーズFET125のドレインに接続されている。シリーズFET125のソースは、シャントFET126のドレインと、出力端子124とに接続されている。シャントFET126のソースは、接地されている。制御端子1220は、インバータ回路部1223の入力部と、抵抗1221における一方の接続部とに接続されている。インバータ回路部1223の出力部は、抵抗1224における一方の接続部が接続されている。抵抗1221におけるもう一方の接続部は、シリーズFET125のゲートに接続されている。シリーズFET125のバックゲートは、抵抗1222における一方の接続部が接続されている。抵抗1224におけるもう一方の接続部は、シャントFETのゲートに接続されている。シャントFETのバックゲートは、抵抗1225における一方の接続部に接続されている。抵抗1222におけるもう一方の接続部と、抵抗1225におけるもう一方の接続部とは、DC−DC変換回路127の出力部に接続されている。電源端子123は、インバータ回路部1223およびDC−DC変換回路のそれぞれにおける、一方の電源端子に接続されている。インバータ回路部1223およびDC−DC変換回路のそれぞれにおける、もう一方の電源端子は、接地されている。
本実施形態におけるDC−DC変換回路は、第1〜第5の実施形態におけるバイアス回路の役割を担う。すなわち、DC−DC変換回路は、各FET125、126のバックゲートにおいて、ソース−バックゲート間寄生ダイオードならびにドレイン−バックゲート間寄生ダイオードに対して逆方向となるような電圧を印加する。
DC−DC変換回路は、一般的に、シリコン半導体チップ上に形成することが極めて容易である。その他の構成について、具体的な限定は特に無いので、詳細な説明を省略する。
また、インバータ回路部1223は、シリーズFET125がオンのときに必ずシャントFET126をオフにするためのものである。
高周波での半導体切替スイッチ回路としては、GaAs電界効果型トランジスタなどの化合物半導体を用いたものが一般的である。しかし、本発明は、シリコンMOSFETを用いた4端子FETに係るものである。本実施形態によるSPSTスイッチ回路を、第4の実施形態における各SPSTスイッチ回路部100−11〜100−nmとして用いることで、本発明による(n×m)マトリクス・スイッチをシリコン半導体チップとして容易に形成することが可能となる。すなわち、単一電源電圧、最小制御端子数での、切り替えロジック内蔵の大信号マトリクス・スイッチICの製作が可能となる。
11 入力端子
12 第1の制御端子
121、122 抵抗
13 第2の制御端子
131、132 抵抗
14 出力端子
15 第1のFET(シリーズFET)
16 第2のFET(シャントFET)
21 入力端子
23 制御端子
231、232 抵抗
24 出力端子
25 抵抗
261、262 容量
263、264 ダイオード
51 入力端子
52 第1の制御端子
521、522 抵抗
53 第2の制御端子
531、532 抵抗
54 出力端子
55 第1のFET(シリーズFET)
56 第2のFET(シャントFET)
57 バイアス電源
58 バックゲート制御端子
61 入力端子
63 制御端子
631、632 抵抗
64 出力端子
65 抵抗
661、662 容量
663、664 ダイオード
67 バイアス電源
68 バックゲート制御端子
81 入力端子
82 第1の制御端子
821〜824 抵抗
83 第2の制御端子
831〜834 抵抗
84 出力端子
85 シリーズ部
851 第1のシリーズFET
852 第2のシリーズFET
86 シャント部
861 第1のシャントFET
862 第2のシャントFET
87 バイアス電圧
88 バックゲート制御端子
901 第1(前段)のSPSTスイッチ回路部
902 第2(後段)のSPSTスイッチ回路部
91 入力端子
92 第1の制御端子
921〜928 抵抗
93 第2の制御端子
931〜938 抵抗
94 出力端子
951 第1のシリーズ部
9511、9512 シリーズFET
952 第2のシリーズ部
9521、9522 シリーズFET
961 第1のシャント部
9611、9612 シャントFET
962 第2のシャント部
9621、9622 シャントFET
97 バイアス電源
98 バックゲート制御端子
99 終端抵抗
100−11〜nm SPSTスイッチ回路部
101−1〜n 入力端子
102−11〜nm 制御端子
103 電源端子
104−1〜m 出力端子
107 バイアス電源
108 バックゲート制御端子
1101 第1のSPSTスイッチ回路部
1102 第2のSPSTスイッチ回路部
111 入力端子
112 第1の制御端子
1121〜1128 抵抗
113 第2の制御端子
1131〜1138 抵抗
1141 第1の出力端子
1142 第2の出力端子
1151 シリーズ部
11511、11512 シリーズFET
1152 シリーズ部
11521、11522 シリーズFET
1161 シャント部
11611、11612 シャントFET
1162 シャント部
11621、11622 シャントFET
1171 第1のバイアス電源
1172 第2のバイアス電源
1181 第1のバックゲート制御端子
1182 第2のバックゲート制御端子
1210 入力端子
1220 制御端子
1221、1222 抵抗
1223 インバータ回路部
1224、1225 抵抗
123 電源端子
124 出力端子
125 シリーズFET
126 シャントFET
127 DC−DC変換回路

Claims (11)

  1. 4端子FETを有するシリーズ部と、
    前記シリーズ部の前記4端子FETにおけるドレインまたはソースの一方に接続された入力部と、
    前記シリーズ部の前記4端子FETにおけるドレインまたはソースのもう一方に接続された出力部と、
    前記出力部に接続されたシャント部と、前記シャント部は4端子FETを有し、前記シャント部の前記4端子FETにおけるドレインまたはソースの一方は前記出力部に接続されており、前記シャント部の前記4端子FETにおけるドレインまたはソースのもう一方はグランドに接続されており、
    前記シリーズ部の前記4端子FETにおけるゲートに接続された第1の制御端子部と、
    前記シャント部の前記4端子FETにおけるゲートに接続された第2の制御端子部と、
    前記シリーズ部の前記4端子FETおよび前記シャント部の前記4端子FETのそれぞれにおけるバックゲートに接続されたバックゲート制御端子部と、
    前記バックゲート制御端子部に接続され、バイアス電圧を印加するバイアス電源部と
    を具備し、
    前記バイアス電圧は、前記シリーズ部の前記4端子FETおよび前記シャント部の前記4端子FETのそれぞれにおける前記バックゲートに生じる、ソース−バックゲート間寄生ダイオードおよびドレイン−バックゲート間寄生ダイオードに対して逆方向である
    スイッチ回路。
  2. 請求項1に記載のスイッチ回路において、
    前記シリーズ部は、
    前記バックゲートと、前記バックゲート制御端子部との間に接続された抵抗
    をさらに具備し、
    前記シャント部は、
    前記バックゲートと、前記バックゲート制御端子部との間に接続された抵抗
    をさらに具備する
    スイッチ回路。
  3. 請求項1または2に記載のスイッチ回路において、
    前記シリーズ部は、
    直列に接続された複数の4端子FET
    を具備し、
    前記複数の4端子FETにおいて、隣接する2つの4端子FETのうち、一方のドレインは、もう一方のソースに接続されており、
    前記複数の4端子FETのそれぞれにおけるゲートは、前記第1の制御端子に接続されており、
    前記複数の4端子FETのそれぞれにおけるバックゲートは、前記バックゲート制御端子部に接続されている
    スイッチ回路。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のスイッチ回路において、
    前記シャント部は、
    直列に接続された複数の4端子FET
    を具備し、
    前記複数の4端子FETにおいて、隣接する2つの4端子FETのうち、一方のドレインは、もう一方のソースと接続されており、
    前記複数の4端子FETのそれぞれにおけるゲートは、前記第2の制御端子に接続されており、
    前記複数の4端子FETのそれぞれにおけるバックゲートは、前記バックゲート制御端子部に接続されている
    スイッチ回路。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のスイッチ回路において、
    前記シャント部と、前記グランドとの間に接続された終端抵抗と、
    4端子FETを有し、前記シリーズ部と、前記入力部との間に接続された第2のシリーズ部と、
    4端子FETを有し、前記第2のシリーズ部に接続された第2のシャント部と
    をさらに具備し、
    前記シリーズ部の前記4端子FETおよび前記第2のシリーズ部の前記4端子FETにおいて、一方のドレインと、もう一方のソースとは、前記第2のシャント部の前記4端子FETにおけるドレインまたはソースの一方と接続されており、
    前記第2のシャント部の前記4端子FETにおけるドレインまたはソースのもう一方は、前記グランドに接続されており、
    前記第2のシリーズ部の前記4端子FETにおけるゲートは、前記第1の制御端子に接続されており、
    前記第2のシャント部の前記4端子FETにおけるゲートは、前記第2の制御端子に接続されており、
    前記第2のシリーズ部の前記4端子FETおよび前記第2のシャント部の前記4端子FETのそれぞれにおけるバックゲートは、前記バックゲート制御端子部に接続されている
    スイッチ回路。
  6. 請求項5に記載のスイッチ回路において、
    前記第2のシリーズ部は、
    直列に接続された複数の4端子FET
    を具備し、
    前記複数の4端子FETにおいて、隣接する2つの4端子FETのうち、一方のドレインは、もう一方のソースと接続されており、
    前記複数の4端子FETのそれぞれにおけるゲートは、前記第1の制御端子に接続されており、
    前記複数の4端子FETのそれぞれにおけるバックゲートは、前記バックゲート制御端子部に接続されている
    スイッチ回路。
  7. 請求項5または6に記載のスイッチ回路において、
    前記第2のシャント部は、
    直列に接続された複数の4端子FET
    を具備し、
    前記複数の4端子FETにおいて、隣接する2つの4端子FETのうち、一方のドレインは、もう一方のソースと接続されており、
    前記複数の4端子FETのそれぞれにおけるゲートは、前記第2の制御端子に接続されており、
    前記複数の4端子FETのそれぞれにおけるバックゲートは、前記バックゲート制御端子部に接続されている
    スイッチ回路。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のスイッチ回路において、
    前記バイアス電源部は、
    入力電圧を所定値に変換するDC−DC変換回路
    を具備する
    スイッチ回路。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のスイッチ回路において、
    入力部が前記第1の制御端子に接続され、出力部が前記第2の制御端子に接続されたインバータ回路部
    をさらに具備する
    スイッチ回路。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載のスイッチ回路において、
    前記バイアス電源部は、
    複数のバイアス電源
    を具備し、
    前記バックゲート制御端子部は、
    前記複数のバイアス電源にそれぞれ接続された複数のバックゲート制御端子
    を具備し、
    前記バックゲートのそれぞれは、前記複数のバックゲート制御端子のいずれかに接続されている
    スイッチ回路。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のスイッチ回路において、
    n個の入力部と、nは1以上の任意の整数であって、
    m個の出力部と、mは1以上の任意の整数であって、
    (n×m)個の前記スイッチ回路と、
    (n×m)個の制御端子と
    を具備し、
    1以上n以下の整数iと、1以上m以下の整数jにおいて、第(i,j)の前記スイッチ回路は、第iの入力部と、第jの出力部と、第(i,j)の前記制御端子とに接続されている
    マトリクス・スイッチ回路。
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