JP2010209818A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

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勇一 島崎
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Abstract

【課題】内燃機関の冷却装置において、ヒータ要求を満たしつつ油温制御を行い、さらにポンプの仕事量を減少させる技術を提供する。
【解決手段】内燃機関1からオイルクーラ5へ冷却水を流通させるオイルクーラ流通通路6と、内燃機関1から流出する冷却水にラジエータ3をバイパスさせるラジエータバイパス通路7と、内燃機関1からヒータ8へ冷却水を流通させるヒータ流通通路9と、オイルクーラ流通通路6の出口とラジエータバイパス通路7の出口とを接続しヒータ流通通路9のヒータ8よりも下流側に冷却水を供給する部位に設けられ、オイルクーラ流通通路6の冷却水流量とラジエータバイパス通路7の冷却水流量とを同時に制御する三方弁11と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の冷却装置に関する。
内燃機関の冷却装置において、ラジエータバイパス通路中にバルブを配置し、ラジエータバイパス通路の冷却水流量をバルブによって調整してヒータへの冷却水流量を増加させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−289444号公報 特開2007−107522号公報 特開2002−227648号公報 特開2007−224819号公報 特開2007−224821号公報 特開2003−322019号公報
しかしながら、上記の技術にあっては、オイルクーラへの冷却水流量までは考慮されておらず、ヒータ要求を満たしつつ油温制御を行うことはできず、ましてポンプの仕事量を減少させるような十分な効果を得ることはできなかった。
本発明は上記問題点に鑑みたものであり、本発明の目的は、内燃機関の冷却装置において、ヒータ要求を満たしつつ油温制御を行い、さらにポンプの仕事量を減少させる技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
内燃機関からオイルクーラへ冷却媒体を流通させるオイルクーラ流通通路と、
前記内燃機関から流出する冷却媒体にラジエータをバイパスさせるラジエータバイパス通路と、
前記内燃機関からヒータへ冷却媒体を流通させるヒータ流通通路と、
前記オイルクーラ流通通路の出口と前記ラジエータバイパス通路の出口とを接続し前記ヒータ流通通路の前記ヒータよりも下流側に冷却媒体を供給する部位に設けられ、前記オイルクーラ流通通路の冷却媒体流量と前記ラジエータバイパス通路の冷却媒体流量とを同時に制御する三方弁と、
を備えることを特徴とする内燃機関の冷却装置である。
本発明によると、三方弁によってオイルクーラ流通通路の冷却媒体流量とラジエータバイパス通路の冷却媒体流量とを同時に制御し、それらの冷却媒体がヒータ流通通路のヒータよりも下流側に供給される。よって、オイルクーラへの冷却媒体流量が三方弁によって調整されるだけでなく、ヒータへの冷却媒体流量も三方弁によって調整される。したがって、三方弁によって、ヒータへの冷却媒体流量を調整することでヒータ要求を満たすことができると共に、オイルクーラへの冷却媒体流量を調整することで油温制御を行うことができる。
さらに、オイルクーラ流通通路及びラジエータバイパス通路からの冷却媒体がヒータ流通通路のヒータよりも下流側に供給される。これにより、ヒータ流通通路の冷却媒体流量を十分に増加させることができる。したがって、ポンプによってヒータ流通通路の冷却媒体流量を増加させる必要がなくなり、ポンプの仕事量を減少させることができる。
本発明によると、内燃機関の冷却装置において、ヒータ要求を満たしつつ油温制御を行うことができ、さらにポンプの仕事量を減少させることができる。
実施例1に係る内燃機関及びその冷却系の概略構成を示す図である。 実施例1に係る冷却水流量制御ルーチン1を示すフローチャートである。 実施例1に係る冷却水流量制御ルーチン2を示すフローチャートである。 実施例1に係る冷却水流量制御ルーチン3を示すフローチャートである。 実施例1に係る冷却水流量制御ルーチン4を示すフローチャートである。 実施例1に係る冷却水流量制御ルーチン5を示すフローチャートである。 実施例1に係る冷却水流量制御ルーチン6を示すフローチャートである。 実施例1に係る冷却水流量制御ルーチン7を示すフローチャートである。 実施例1に係る冷却水流量制御ルーチン8を示すフローチャートである。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本発明の内燃機関の冷却装置を適用する内燃機関及びその冷却系の概略構成を示す。図1に示す内燃機関1は、ピストンと共に燃焼室を形成する気筒2を4つ有する水冷式の4ストロークサイクル・ディーゼルエンジンである。内燃機関1は、車両に搭載されている。
内燃機関1には、内燃機関1からラジエータ3へ冷却水を流通させるラジエータ流通通路4が設けられている。ラジエータ3は、ラジエータ流通通路4の冷却水と空気とで熱交換をして冷却水を冷却する。なお、本実施例では、冷却水を一例として挙げ説明するが、本発明には他の冷却媒体を用いてもよい。
内燃機関1には、内燃機関1からオイルクーラ5へ冷却水を流通させるオイルクーラ流通通路6が設けられている。オイルクーラは、オイルクーラ5内のオイルとオイルクーラ流通通路6の冷却水とで熱交換をしてオイルを冷却する。
内燃機関1には、内燃機関1から流出する冷却水にラジエータ3をバイパスさせるラジエータバイパス通路7が設けられている。
内燃機関1には、内燃機関1からヒータ8へ冷却水を流通させるヒータ流通通路9が設けられている。ヒータ8は、車両室内暖房用であり発熱する。ヒータ8は、過度に発熱することを防止するため、ヒータ流通通路9から冷却水が供給され冷却される。
オイルクーラ流通通路6の出口とラジエータバイパス通路7の出口とを接続し連通通路10を介してヒータ流通通路9のヒータ8よりも下流側に冷却水を供給する部位に三方弁11が配置されている。三方弁11は、オイルクーラ流通通路側弁とラジエータバイパス通路側弁とを有しており、オイルクーラ流通通路側弁でオイルクーラ流通通路6の冷却媒体流量を調節でき、ラジエータバイパス通路側弁でラジエータバイパス通路7の冷却媒体
流量を調節できる。よって、三方弁11は、オイルクーラ流通通路6の冷却媒体流量とラジエータバイパス通路7の冷却媒体流量とを同時に制御することができる。三方弁11により、オイルクーラ流通通路6及びラジエータバイパス通路7の冷却水は、連通通路10を介してヒータ流通通路9に流入する。
ヒータ流通通路9のヒータ8よりも下流側且つ連通通路10との接続位置よりも上流側には、ヒータ弁12が配置されている。ヒータ弁12は、ヒータ流通通路9の冷却水流量を調節できる。
ラジエータ流通通路4の出口、及びヒータ流通通路9の連通通路10との接続位置よりも下流側の出口は、サーモスタット13へ通じている。サーモスタット13は、内燃機関1が暖機運転状態の場合には、ラジエータ流通通路4を閉弁し、ヒータ流通通路9のみの冷却水を流通させる。一方、内燃機関1が通常運転状態の場合には、ラジエータ流通通路4を開弁し、ラジエータ流通通路4及びヒータ流通通路9の両方の冷却水を流通させる。本実施例におけるサーモスタット13は、ラジエータ流通通路4の開閉だけを制御する簡易なものであるので、信頼性向上、コスト低減及び軽量化を図ることができる。
サーモスタット13の下流側には、合流通路14が設けられている。合流通路14には、ウォータポンプ15が配置されている。ウォータポンプ15は、合流通路14を流通する冷却水を汲み上げ内燃機関1に圧送する。これらにより内燃機関1の冷却系が構成される。
以上述べたように構成された内燃機関1には、内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU16が併設されている。ECU16は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。ECU16には、三方弁11やヒータ弁12の各アクチュエータが電気配線を介して接続されており、ECU16によりこれらの機器が制御される。
内燃機関1は、その運転状態に応じて幾つかの状態となる。例えば、低温始動後に低速で走行する暖気運転状態となる場合がある。この場合には、高いヒータ8の能力が要求されるが、機関回転数や冷却水温が低く、ヒータ8の性能が出し難い。この場合には、冷却水温が低く、サーモスタット13はラジエータ流通通路4を閉弁する。ヒータ弁12は最大に開弁する。三方弁11は、オイルクーラ5をオイルウォーマとして使用するためオイルクーラ流通通路側弁は大きく開弁し、内燃機関1の冷却はそれほど必要ないためラジエータバイパス通路側弁は最小に開弁又は閉弁する。
例えば、中速中負荷の運転状態となる場合がある。この場合には、冷却水温が80℃〜90℃程度に上昇し、サーモスタット13がラジエータ流通通路4を開弁し、冷却水がラジエータ3を流通している。この場合には、ヒータ8の能力は外気温にもよるが中程度必要であるため、ヒータ弁12は必要最小限の開度で開弁する。三方弁11は、油温は80℃〜90℃程度でありオイルクーラ5での冷却は不要であるためオイルクーラ流通通路側弁は閉弁し、内燃機関1の冷却はラジエータ3が行うためラジエータバイパス通路側弁は閉弁する。
例えば、高速高負荷の運転状態となる場合がある。この場合には、サーモスタット13がラジエータ流通通路4を開弁し、冷却水がラジエータ3を流通している。この場合には、ラジエータ3での冷却性能が最も要求されるのでラジエータ流通通路4の冷却水流量を増加するため、ヒータ弁12は閉弁する。三方弁11は、油温は100℃以上となりオイルクーラ5へ冷却水を流通させ油温の安定化を図るためオイルクーラ流通通路側弁は最大に開弁し、ラジエータ3での冷却性能が最も要求されるのでラジエータバイパス通路側弁
は閉弁する。
次に、本実施例による冷却水流量制御ルーチン1について説明する。図2は、本実施例による冷却水流量制御ルーチン1を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU16により一定時間毎に繰り返し実行される。
S101では、各種センサ等からの各種出力値をECU16に取り込む。出力値としては、例えば、機関回転数、機関負荷、冷却水温、油温、ヒータ指令値、室内温、外気温等が挙げられる。従来、ヒータ指令値等の出力値はECU16に取り込まれていなかったが、本実施例ではこれら出力値と内燃機関情報が一元化され制御に使用される。
S102では、S101で取り込んだ出力値に応じて三方弁11及びヒータ弁12の開度を予め求めたマップから検索する。
S103では、S102で検索した開度に三方弁11及びヒータ弁12を制御する。
このようにして、本ルーチンを実行することにより、内燃機関1に最適な冷却水流量の制御ができる。これにより、室内快適性、燃費、排気を最適な状態に維持することができる。
なお、冷却水流量の制御は上記以外の方法であってもよい。例えば、以下のようなものであってもよい。
次に、本実施例による冷却水流量制御ルーチン2について説明する。図3は、本実施例による冷却水流量制御ルーチン2を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU16により一定時間毎に繰り返し実行される。
S201では、冷却水温及び機関回転数の出力値をECU16に取り込む。
S202では、S201で取り込んだ冷却水温が所定値より低いか否かを判別する。なお、所定値とは予め定められた値であり、それよりも高いとラジエータバイパス通路7に冷却水を流通させる必要がなくなる閾値である。S202で肯定判定された場合にはS203へ移行する。S202で否定判定された場合にはS205へ移行する。
S203では、S201で取り込んだ機関回転数に応じて三方弁11及びヒータ弁12の開度を予め求めたマップから検索する。このマップでは、機関回転数の上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させる。
S204では、S203で検索した開度に三方弁11及びヒータ弁12を制御する。
一方、S205では、三方弁11のラジエータバイパス通路側弁を閉弁する。
このようにして、本ルーチンを実行することにより、機関回転数の上昇と共にヒータ8への冷却水流量が増加すると必要以上の流量となり無駄となるので、機関回転数の上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させることができる。
また、本実施例による冷却水流量制御ルーチン3について説明する。図4は、本実施例による冷却水流量制御ルーチン3を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU16により一定時間毎に繰り返し実行される。
本ルーチンでは、S204のステップの処理の後に、S301として、冷却水温上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させる。その他のステップは、冷却水流量制御ルーチン2と同様であるので、説明を省略する。なお、S203でのマップは、機関回転数の他、冷却水温をも加えて考慮されるものとしてもよい。
このようにして、本ルーチンを実行することにより、冷却水温が上昇した場合にはヒータ8の放熱性能を考慮しヒータ8への冷却水流量が増加すると必要以上の流量となり無駄となるので、冷却水温上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させることができる。
また、本実施例による冷却水流量制御ルーチン4について説明する。図5は、本実施例による冷却水流量制御ルーチン4を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU16により一定時間毎に繰り返し実行される。
本ルーチンでは、S201の変わりに、S401で冷却水温、機関回転数及び室内温の出力値をECU16に取り込む。また、S301のステップの処理の後に、S402として、室内温上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させる。その他のステップは、冷却水流量制御ルーチン3と同様であるので、説明を省略する。
このようにして、本ルーチンを実行することにより、室内温が高い場合にはヒータ8への要求は高くないためヒータ8への冷却水流量が増加すると必要以上の流量となり無駄となるので、室内温上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させることができる。
また、本実施例による冷却水流量制御ルーチン5について説明する。図6は、本実施例による冷却水流量制御ルーチン5を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU16により一定時間毎に繰り返し実行される。
本ルーチンでは、S201の変わりに、S501で冷却水温、機関回転数及び外気温の出力値をECU16に取り込む。また、S301のステップの処理の後に、S502として、外気温上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させる。その他のステップは、冷却水流量制御ルーチン3と同様であるので、説明を省略する。
このようにして、本ルーチンを実行することにより、外気温が高い場合にはヒータ8への要求は高くないためヒータ8への冷却水流量が増加すると必要以上の流量となり無駄となるので、外気温上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させることができる。
また、本実施例による冷却水流量制御ルーチン6について説明する。図7は、本実施例による冷却水流量制御ルーチン6を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU16により一定時間毎に繰り返し実行される。
本ルーチンでは、S201の変わりに、S601で冷却水温、機関回転数、室内温及び外気温の出力値をECU16に取り込む。また、S301のステップの処理の後に、S602として、室内温から外気温を差し引いた差分温度△T(=室内温−外気温)が大きくなるのにつれてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させる。その他のステップは、冷却水流量制御ルーチン3と同様であるので、説明を省略する。
このようにして、本ルーチンを実行することにより、差分温度△Tが大きくなる場合にはヒータ8への要求は高くないためヒータ8への冷却水流量が増加すると必要以上の流量となり無駄となるので、差分温度△Tが大きくなるにつれてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させることができる。
また、本実施例による冷却水流量制御ルーチン7について説明する。図8は、本実施例による冷却水流量制御ルーチン7を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU16により一定時間毎に繰り返し実行される。
本ルーチンでは、S201の変わりに、S701で冷却水温、機関回転数及び機関負荷の出力値をECU16に取り込む。また、S301のステップの処理の後に、S702として、機関負荷上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させる。その他のステップは、冷却水流量制御ルーチン3と同様であるので、説明を省略する。
このようにして、本ルーチンを実行することにより、機関負荷が上昇する場合にはラジエータ3による冷却性能が要求され且つヒータ8へ流通する冷却水流量も比較的多いためラジエータ3への冷却水流量を増加しヒータ8への冷却水流量を減少させるように、機関負荷上昇に合わせてヒータ弁12の開度を低減しヒータ8への冷却水流量を減少させることができる。
次に、本実施例による冷却水流量制御ルーチン8について説明する。図9は、本実施例による冷却水流量制御ルーチン8を示すフローチャートである。本ルーチンは、ECU16により一定時間毎に繰り返し実行される。
S801では、室内が冷房中であることを検出する出力値をECU16に取り込む。
S802では、S801で取り込んだ出力値が冷房中であるか否かを判別する。S802で否定判定された場合にはS803へ移行する。S802で肯定判定された場合にはS804へ移行する。
S803では、冷却水流量制御を行う。例えば、冷却水流量制御ルーチン1〜7を用いることができる。
一方、S804では、ヒータ弁12を閉弁する。
このようにして、本ルーチンを実行することにより、室内が冷房中である場合にはヒータ8が発熱せずヒータ8へ冷却水が流通すると無駄となるので、室内が冷房中である場合にはヒータ弁12を閉弁しヒータ8へ冷却水を流通させないようにできる。
以上説明した本実施例によると、三方弁11によってオイルクーラ流通通路6の冷却水流量とラジエータバイパス通路7の冷却水流量とを同時に制御し、それらの冷却水がヒータ流通通路9のヒータ8よりも下流側に供給される。よって、オイルクーラ5への冷却水流量が三方弁11によって調整されるだけでなく、ヒータ8への冷却水流量も三方弁11によって調整される。したがって、三方弁11によって、ヒータ8への冷却水流量を調整することでヒータ要求を満たすことができると共に、オイルクーラ5への冷却水流量を調整することで油温制御を行うことができる。
さらに、オイルクーラ流通通路6及びラジエータバイパス通路7からの冷却水がヒータ
流通通路9のヒータ8よりも下流側に供給される。よって、ヒータ流通通路9の冷却水流量を十分に増加させることができる。したがって、ウォータポンプ15によってヒータ流通通路9の冷却水流量を増加させる必要がなくなり、ウォータポンプ15の仕事量を減少させることができる。これにより、ウォータポンプ15の仕事量が多いことによる機械損失を低減し、燃費を向上することができ、また低温での始動性や高回転時の出力を向上することができ、さらにはウォータポンプ15の吸い込み部のキャビテーションを防止でき耐久性の向上及び高回転で冷却水温が高い時の冷却水流量の低下を防止できる。
本発明に係る内燃機関の冷却装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
1 内燃機関
2 気筒
3 ラジエータ
4 ラジエータ流通通路
5 オイルクーラ
6 オイルクーラ流通通路
7 ラジエータバイパス通路
8 ヒータ
9 ヒータ流通通路
10 連通通路
11 三方弁
12 ヒータ弁
13 サーモスタット
14 合流通路
15 ウォータポンプ
16 ECU

Claims (1)

  1. 内燃機関からオイルクーラへ冷却媒体を流通させるオイルクーラ流通通路と、
    前記内燃機関から流出する冷却媒体にラジエータをバイパスさせるラジエータバイパス通路と、
    前記内燃機関からヒータへ冷却媒体を流通させるヒータ流通通路と、
    前記オイルクーラ流通通路の出口と前記ラジエータバイパス通路の出口とを接続し前記ヒータ流通通路の前記ヒータよりも下流側に冷却媒体を供給する部位に設けられ、前記オイルクーラ流通通路の冷却媒体流量と前記ラジエータバイパス通路の冷却媒体流量とを同時に制御する三方弁と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012035864A1 (ja) 2010-09-17 2012-03-22 株式会社資生堂 紫外線防御効果の評価方法、評価装置、及び記録媒体
JP2012188965A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Fuji Heavy Ind Ltd エンジンの冷却システム

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