JP2010209371A - 炭素膜被覆部材、炭素膜の形成方法及びcmpパッドコンディショナー - Google Patents

炭素膜被覆部材、炭素膜の形成方法及びcmpパッドコンディショナー Download PDF

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Abstract

【課題】炭素膜の基材に対する剥離強度が高められ、剥離を防止できる炭素膜被覆部材、炭素膜の形成方法及びCMPパッドコンディショナーを提供する。
【解決手段】基材と、前記基材の表面1Aを被覆する炭素膜とを有する炭素膜被覆部材であって、前記表面1Aには、連続する曲線状の溝11が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、ダイヤモンド粒子等からなる炭素膜に被覆された工具や部材などの炭素膜被覆部材、炭素膜の形成方法及びCMPパッドコンディショナーに関する。
近年、化学気相蒸着(CVD)法により、ダイヤモンド粒子やDLC(ダイヤモンドライクカーボン)からなる炭素膜を、電子デバイスや工具等に利用する研究が活発に行われている。すなわち、前記炭素膜を工具や部材等に成膜することによって、これらの工具や部材等に求められる耐摩耗性、硬さ、剛性等の力学的特性に対応するようにしている。
このような炭素膜を用いる際には、該炭素膜と、成膜される基材との間の結合力が要求される。詳しくは、炭素膜と基材との間の結合は、部分的には化学結合であるものの、殆どは比較的結合力の弱い分子間力のようなものであることから、使用に際し、炭素膜が基材から容易に剥離しないように剥離強度を確保する必要がある。
この剥離強度を確保する手法として、例えば、特許文献1においては、強酸処理によって基材の表面にピンホールを形成した後、該表面にダイヤモンド膜(炭素膜)を成膜して、炭素膜の基材に対する剥離強度を確保するようにしている。また、特許文献2においては、ブラスト加工によって基材の表面に凹凸を形成した後、DLC膜(炭素膜)等を成膜して、前述の剥離強度を確保するようにしている。
一方、半導体産業の進展とともに、金属、半導体、セラミックスなどの表面を高精度に仕上げる加工の必要性が高まっており、特に、半導体ウェーハでは、その集積度の向上とともにナノメーターオーダーの表面仕上げが要求されている。このような高精度の表面仕上げに対応するために、半導体ウェーハに対して、多孔性のCMPパッドを用いたCMP(ケミカルメカニカルポリッシュ)研磨が一般に行われている。
半導体ウェーハ等の研磨加工に用いられるCMPパッドは、研磨時間が経過していくにつれ目詰まりや圧縮変形を生じ、その表面状態が次第に変化していく。すると、研磨速度の低下や不均一研磨等の好ましくない現象が生じるので、CMPパッドコンディショナーを用い、CMPパッドの表面を研削加工することにより、CMPパッドの表面状態を一定に保って、良好な研磨状態を維持する工夫が行われている。
このようなCMPパッドコンディショナーは、例えば、円板状の基板(基材)と、この基板のCMPパッド側を向く表面に形成された複数の切刃とを有している。そして、これらの切刃を、ダイヤモンド粒子等からなる炭素膜で被覆して、鋭い切れ味や耐摩耗性を確保するようにしている。
特開平7−156002号公報 特開2008−229809号公報
しかしながら、前述のような炭素膜においては、その基材に対する結合力が未だ充分であるとは言えず、さらなる剥離強度の向上が要求されている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、炭素膜の基材に対する剥離強度が高められ、剥離を防止できる炭素膜被覆部材、炭素膜の形成方法及びCMPパッドコンディショナーを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提案している。
すなわち、本発明は、基材と、前記基材の表面を被覆する炭素膜とを有する炭素膜被覆部材であって、前記表面には、連続する曲線状の溝が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る炭素膜被覆部材によれば、基材の表面には、連続する曲線状の溝が形成されているので、炭素膜の基材に対する剥離強度が充分に確保される。詳しくは、基材にこのように溝が形成されることによって、基材と炭素膜との接触面積が増大され、また、溝内に形成された炭素膜の部分がアンカー効果を奏することとなり、炭素膜と基材との付着強度(結合力)が飛躍的に高められる。
また、溝が連続する曲線状に形成されているので、炭素膜に作用する面方向(前記表面に沿った方向)の外力に対して、前述の剥離強度が略均一に設定されることとなり、炭素膜と基材との間の結合力がより向上する。すなわち、例えば、前記溝が直線状や格子状等に形成された場合には、前記外力に対する剥離強度に指向性が生じることとなり、前記結合力が安定しなくなることがあるのに対比して、本発明の構成によれば、前記外力の作用する向きに係わらず、炭素膜の基材に対する剥離強度が安定して確保される。従って、炭素膜が基材から剥離するようなことが確実に防止される。
また、本発明に係る炭素膜被覆部材において、前記溝の幅が10〜50μmの範囲内に設定され、深さが0.3〜1μmの範囲内に設定されることとしてもよい。
本発明に係る炭素膜被覆部材によれば、溝の幅が10〜50μmの範囲内に設定され、深さが0.3〜1μmの範囲内に設定されているので、基材の剛性を損なうことなく該基材と炭素膜との接触面積を充分に確保でき、この溝内に成膜された炭素膜がより確実にアンカー効果を奏することとなり、炭素膜の基材に対する剥離強度が高められる。
また、本発明に係る炭素膜被覆部材において、前記溝が、渦巻状に形成されていることとしてもよい。
本発明に係る炭素膜被覆部材によれば、溝が、渦巻状に形成されているので、炭素膜に作用する面方向の外力に対して、炭素膜と基材との間の剥離強度がより均一に設定される。従って、炭素膜が基材から剥離するようなことが確実に防止される。
また、本発明は、前述の炭素膜被覆部材の炭素膜の形成方法であって、前記基材の表面に、レーザー加工により連続的に前記溝を形成した後、CVD法により、前記表面に前記炭素膜を成膜することを特徴とする。
本発明に係る炭素膜の形成方法によれば、前述のように、溝が連続する曲線状をなすので、レーザー加工を用い、該溝を連続的に形成することができる。従って、基材の表面に、溝を比較的簡便に短時間で形成できる。また、CVD法によって、前記表面を炭素膜で成膜するので、炭素膜を均一に精度よく形成できる。
また、本発明は、基材と、この基材の表面に突出して形成された切刃と、前記表面を被覆する炭素膜とを備え、前記表面に対向配置されたCMPパッドに、前記切刃を用い研削加工を施すCMPパッドコンディショナーであって、前記基材及び前記炭素膜に、前述の炭素膜被覆部材の基材及び炭素膜を用いたことを特徴としている。
本発明に係るCMPパッドコンディショナーによれば、前述の炭素膜被覆部材の基材及び炭素膜を用いているので、炭素膜の基材に対する剥離強度が高められるとともに、切刃の剛性が充分に確保される。従って、CMPパッドコンディショナーのCMPパッドに対する研削性能が安定して確保され、工具寿命が延長する。また、炭素膜の剥離が確実に防止されることから、半導体ウェーハ等のスクラッチが防止される。
本発明に係る炭素膜被覆部材によれば、炭素膜の基材に対する剥離強度が高められるとともに、炭素膜の剥離が防止され、性能が安定して確保される。
また、本発明に係る炭素膜の形成方法によれば、このような炭素膜を比較的容易かつ高精度に形成することができる。
また、本発明に係るCMPパッドコンディショナーによれば、CMPパッドを精度よく安定して研削加工でき、工具寿命が延長する。
本発明の一実施形態に係るCMPパッドコンディショナーの部分側断面図である。 本発明の一実施形態に係るCMPパッドコンディショナーの溝の形状を説明する平面図である。 本発明の一実施形態に係るCMPパッドコンディショナーの溝の変形例を示す平面図である。
本実施形態のCMPパッドコンディショナー(炭素膜被覆部材)10は、円板状又は円環板状をなし、図1に示すように、その中心軸周りに回転する基板(基材)1と、この基板1の表面1Aに突出して形成された複数の切刃(不図示)と、表面1Aを被覆する炭素膜2とを有している。また、CMPパッドコンディショナー10は、これらの切刃を用いて、該表面1Aに対向配置されたCMPパッドに研削加工を施す。また、前記切刃は、例えば、多角錐状、多角柱状、円錐状又は切頭円錐状等に形成されている。尚、これらの切刃も炭素膜2で被覆されている。また、CMPパッドは、半導体ウェーハに対して研磨加工を施す。
基板1は、炭化珪素(SiC)や窒化珪素(Si)等のセラミックス材料からなり、その表面1Aには、連続する曲線状の溝11が形成されている。
図2の平面視に示すように、この溝11は、中心部から周方向に沿って周回するように、かつ、周回するに連れ漸次径方向に拡径するように延びて、渦巻状に形成されている。図示の例では、溝11は、中心部から反時計回りに向けて周回するように延びて形成されている。尚、溝11は、中心部から時計回りに向けて周回するように延びて形成されていても構わない。
また、図1において、溝11の幅Wは、10〜50μmの範囲内に設定されている。また、溝11の深さDは、0.3〜1μmの範囲内に設定されている。また、径方向に隣り合う溝11同士の中心間距離(ピッチ)Pは、50〜250μmの範囲内に設定されている。
また、炭素膜2は、平均粒径が200nmを超える比較的粒径の大きいSP結合のダイヤモンド粒子や、平均粒径が200nm以下のダイヤモンド粒子、すなわち、所謂ナノクリスタルダイヤモンドや、SP結合及びSP結合の混在するアモルファスのDLC等からなる。
次に、基板1の表面1Aに炭素膜2を形成する手順について説明する。
まず、基板1の表面1Aに、予め前記切刃に対応する形状を付与しておく。
次いで、この表面1Aに、レーザー加工により連続的に溝11を形成する。
次いで、気相合成法熱フィラメント炉からなる反応容器を用い、CVD法により、基板1の表面1Aに炭素膜2を成膜する。
このようにして、基板1の表面1Aに炭素膜2が形成され、CMPパッドコンディショナー10が製造される。
尚、前述のように、基板1の表面1Aにレーザー加工により溝11を形成した後、この表面1Aに、種結晶のダイヤモンド粉末を付着させることとしても構わない。すなわち、種結晶としてダイヤモンド微粒子からなるダイヤモンド粉末を用い、該ダイヤモンド粉末を、表面1Aに塗布等によって分散させ均一に付着させた後、炭素膜2を成膜してもよい。
また、前述した切刃の形状の付与及び溝11の形成は、同時に行っても構わない。また、溝11を形成した後で、切刃の形状を付与することとしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るCMPパッドコンディショナー10によれば、基板1の表面1Aには、連続する曲線状の溝11が形成されているので、炭素膜2の基板1に対する剥離強度が充分に確保される。詳しくは、基板1にこのように溝11が形成されることによって、基板1と炭素膜2との接触面積が増大され、また、溝11内に形成された炭素膜2の部分がアンカー効果を奏することとなり、炭素膜2と基板1との付着強度(結合力)が飛躍的に高められる。
また、溝11が連続する曲線状に形成されているので、炭素膜2に作用する面方向(表面1Aに沿った方向)の外力に対して、前述の剥離強度が略均一に設定されることとなり、炭素膜2と基板1との間の結合力がより向上する。すなわち、例えば、溝11が直線状や格子状等に形成された場合には、前記外力に対する剥離強度に指向性が生じることとなり、前記結合力が安定しなくなることがあるのに対比して、このCMPパッドコンディショナー10の構成によれば、前記外力の作用する向きに係わらず、炭素膜2の基板1に対する剥離強度が安定して確保される。従って、炭素膜2が基板1から剥離するようなことが確実に防止される。
また、溝11の幅Wが10〜50μmの範囲内に設定され、深さDが0.3〜1μmの範囲内に設定されているので、基板1の剛性を損なうことなく該基板1と炭素膜2との接触面積を充分に確保でき、この溝11内に成膜された炭素膜2がより確実にアンカー効果を奏することとなり、炭素膜2の基板1に対する剥離強度が高められる。また、隣り合う溝11同士の中心間距離Pが50〜250μmの範囲内に設定されているので、前記溝11同士の間における基板1の部分の剛性が充分に確保されつつ、前述の剥離強度が確実に高められている。
また、溝11が、渦巻状に形成されているので、炭素膜2に作用する面方向の外力に対して、炭素膜2と基板1との間の剥離強度がより均一に設定される。従って、炭素膜2が基板1から剥離するようなことが確実に防止される。
また、本実施形態の炭素膜2の形成方法によれば、前述のように、溝11が連続する曲線状をなすので、レーザー加工を用い、該溝11を連続的に形成することができる。詳しくは、例えば、溝11が角部を有する形状や断続的な形状とされた場合は、レーザー加工の際、レーザーが加工部位からオーバーランしやすくなり、位置合わせのために加工を都度中断する必要が生じて、加工時間が増大する。一方、本実施形態においては、溝11のレーザー加工が、前述のように中断されることなく連続的に行えることから、溝11を比較的簡便に短時間で形成できる。
また、CVD法によって、表面1Aを炭素膜2で成膜するので、炭素膜2を均一に精度よく形成できる。
また、このCMPパッドコンディショナー10は、前述の基板1及び炭素膜2を用いているので、炭素膜2の基板1に対する剥離強度が高められるとともに、前記切刃の剛性が充分に確保される。従って、CMPパッドコンディショナー10のCMPパッドに対する研削性能が安定して確保され、工具寿命が延長する。また、炭素膜2の剥離が確実に防止されることから、半導体ウェーハのスクラッチが防止される。
尚、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本実施形態では、炭素膜被覆部材として、CMPパッドコンディショナー10を用いて説明したが、これに限定されるものではない。すなわち、炭素膜被覆部材として、基材と、この基材の表面1Aを被覆する炭素膜2とを有し、表面1Aに、連続する曲線状の溝11が形成された、例えば、ドリル、エンドミル、バイト等の切削工具や電子デバイス等の部材を用いても構わない。
また、溝11は、連続する曲線状に形成されていればよく、本実施形態において説明した渦巻状に限定されるものではない。図3は、溝11の変形例を示しており、図3(a)においては、溝11は、径方向に隣り合う溝11同士の中心間距離Pが径方向内側から外側へ向かうに連れ漸次増大するように、対数螺旋状又はインボリュート曲線状に形成されている。また、図3(b)では、溝11は、滑らかに連続するトロコイド曲線状、又は、螺旋形状を斜視するようにして平面に投影した形状に形成されている。また、図3(c)では、溝11は、波状、又は、正弦(或いは余弦)曲線状に形成されている。また、溝11は、前述した曲線を適宜組み合わせて形成されていてもよく、或いは、それ以外の連続する曲線状に形成されていても構わない。
また、本実施形態では、溝11をレーザー加工により形成することとしたが、溝11をレーザー加工以外のブラスト加工や成型等により形成することとしても構わない。
また、溝11の幅W、深さD、中心間距離Pは、前述した数値範囲に限定されるものではない。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。ただし本発明はこの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
実施例1として、まず、SiCからなる基板1、及び、Siからなる基板1を夫々用意し、これらの基板1の表面1Aを、算術平均粗さRa=0.01に形成した。次いで、Nd:YAGレーザー第3高調波を用い、これらの基板1の表面1Aに、図2に示す渦巻状の溝11を形成した。詳しくは、溝11は、幅W=20μm、深さD=0.3〜1μmの範囲内、中心間距離P=250μmとなるように形成した。
次いで、これらの基板1の表面1Aに、気相合成法熱フィラメント炉を用いたCVD法により、炭素膜2を形成した。詳しくは、炭素膜2は、平均粒径が200nmを超える比較的粒径の大きいSP結合のダイヤモンド粒子からなり、メタン(CH)濃度:1%の設定で、膜厚10μmとなるように成膜した。このようにして、CMPパッドコンディショナー10を夫々作製した。
次いで、スクラッチ試験法により、これらのCMPパッドコンディショナー10における炭素膜2の基板1に対する剥離強度を測定した。結果を表1に示す。
[比較例1]
また、比較例1として、基板1の表面1Aに溝11を形成せずに、CMPパッドコンディショナーを作製した。それ以外は、実施例1と同様の条件として測定を行った。
Figure 2010209371
表1に示す通り、実施例1においては、炭素膜2の基板1に対する剥離強度が20Nに達し、炭素膜2の剥離強度が充分に確保されることが確認された。尚、この実施例1のCMPパッドコンディショナー10をCMP装置に取り付け、CMPパッドの研削加工に用いたところ、処理時間が2000時間を超えても、炭素膜2の剥離は生じなかった。
一方、比較例1においては、前述の剥離強度が10Nにとどまり、剥離強度が充分には確保されなかった。
1 基板(基材)
1A 基板の表面
2 炭素膜
10 CMPパッドコンディショナー(炭素膜被覆部材)
11 溝
D 溝の深さ
W 溝の幅

Claims (5)

  1. 基材と、前記基材の表面を被覆する炭素膜とを有する炭素膜被覆部材であって、
    前記表面には、連続する曲線状の溝が形成されていることを特徴とする炭素膜被覆部材。
  2. 請求項1に記載の炭素膜被覆部材であって、
    前記溝の幅が10〜50μmの範囲内に設定され、深さが0.3〜1μmの範囲内に設定されることを特徴とする炭素膜被覆部材。
  3. 請求項1又は2に記載の炭素膜被覆部材であって、
    前記溝が、渦巻状に形成されていることを特徴とする炭素膜被覆部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の炭素膜被覆部材の炭素膜の形成方法であって、
    前記基材の表面に、レーザー加工により連続的に前記溝を形成した後、
    CVD法により、前記表面に前記炭素膜を成膜することを特徴とする炭素膜の形成方法。
  5. 基材と、この基材の表面に突出して形成された切刃と、前記表面を被覆する炭素膜とを備え、
    前記表面に対向配置されたCMPパッドに、前記切刃を用い研削加工を施すCMPパッドコンディショナーであって、
    前記基材及び前記炭素膜に、請求項1〜3のいずれか一項に記載の炭素膜被覆部材の基材及び炭素膜を用いたことを特徴とするCMPパッドコンディショナー。
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