JP2010206697A - 車載通信ネットワークシステムおよび車載通信ネットワークシステムの異常診断方法 - Google Patents

車載通信ネットワークシステムおよび車載通信ネットワークシステムの異常診断方法 Download PDF

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誠 池田
Yoshiaki Murata
嘉明 村田
Kazuhisa Yamamoto
和久 山本
Kazuo Hirabayashi
一雄 平林
Tetsuya Yashiki
哲也 屋敷
Kazunari Okada
一成 岡田
Shuji Tomimatsu
修治 富松
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Abstract

【課題】車載通信ネットワークシステムの異常箇所を特定するために要する作業が煩雑化することを防止しつつ、異常箇所を的確に検知する。
【解決手段】車載通信ネットワークシステム10は、複数の車載電子制御装置13が接続された複数のバス12が、ゲートウェイ11を介して相互に接続され、ゲートウェイ11は、通信可能に接続された外部診断器14から所定操作によって出力される接続確認要求信号に応じて、複数の車載電子制御装置13に対して返答要求信号を出力し、車載電子制御装置13は、ゲートウェイ11から出力された返答要求信号を受信した場合に固有の送信元識別子データを有する返答信号を、接続されているバス12毎に出力し、ゲートウェイ11は、車載電子制御装置13から出力された返答信号に含まれる送信元識別子データまたは該送信元識別子データに係る所定データを、外部診断器14に対して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車載通信ネットワークシステムおよび車載通信ネットワークシステムの異常診断方法に関する。
従来、例えば車載通信ネットワークに対する故障診断時に、外部の故障診断装置を車載通信ネットワーク上の電子制御装置に接続する車両用故障診断装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両用故障診断装置では、予め電子制御装置によって実行された故障検知の検知結果として記憶されている故障データ(例えば、故障内容を示す故障コードおよび故障検知の実行時に参照された異常信号など)を故障診断装置によって取得し、取得した故障データに基づき故障解析の処理を実行し、故障箇所を特定するための手順を操作者に提示する。
特開平5−172703号公報
ところで、上記従来技術に係る車両用故障診断装置においては、故障箇所を特定するために煩雑な作業が必要となることから、例えば車載通信ネットワークに接続される電子制御装置の数が増大したり、例えば電子制御装置が接続される通信ライン(つまり、バス)の数が増大すると、故障箇所を特定するために必要とされる作業が膨大となってしまい、故障箇所を特定することが困難になってしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、車載通信ネットワークシステムの異常箇所を特定するために要する作業が煩雑化することを防止しつつ、異常箇所を的確に検知することが可能な車載通信ネットワークシステムおよび車載通信ネットワークシステムの異常診断方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決して係る目的を達成するために、本発明の第1態様に係る車載通信ネットワークシステムは、複数の車載電子制御装置(例えば、実施の形態での車載電子制御装置13)が接続された複数のバス(例えば、実施の形態でのバス12)が、ゲートウェイ(例えば、実施の形態でのゲートウェイ11)を介して相互に接続された車載通信ネットワークシステムであって、前記ゲートウェイは、通信可能に接続された外部機器(例えば、実施の形態での外部診断器14)から所定操作によって出力される接続確認要求信号に応じて、前記複数の車載電子制御装置に対して返答要求信号を出力し、前記車載電子制御装置は、前記ゲートウェイから出力された前記返答要求信号を受信した場合に固有の送信元識別子データを有する返答信号を、接続されている前記バス毎に出力し、前記ゲートウェイは、前記車載電子制御装置から出力された前記返答信号に含まれる前記送信元識別子データまたは該送信元識別子データに係る所定データ(例えば、実施の形態での差分情報)を、前記外部機器に対して出力する。
さらに、本発明の第2態様に係る車載通信ネットワークシステムは、前記外部機器と通信可能であって、前記複数の車載電子制御装置毎に固有の前記送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する前記車載電子制御装置が接続された全ての前記バスとを対応付けて車両毎に記憶するサーバー(例えば、実施の形態での外部サーバー15)を備え、前記外部機器は、表示装置(例えば、実施の形態での表示装置14a)を備え、通信可能に接続された前記ゲートウェイを備える車両に搭載された前記車載電子制御装置に固有の前記送信元識別子データおよび該送信元識別子データに対応する前記バスを前記サーバーから取得し、前記ゲートウェイから出力された前記送信元識別子データと、前記サーバーから取得した前記送信元識別子データとを前記バス毎に比較して比較結果を前記表示装置にて表示する。
さらに、本発明の第3態様に係る車載通信ネットワークシステムでは、前記ゲートウェイは、前記複数の車載電子制御装置毎に固有の前記送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する前記車載電子制御装置が接続された全ての前記バスとを対応付けて記憶する記憶手段(例えば、実施の形態での記憶部22)を備え、前記車載電子制御装置から出力された前記返答信号に含まれる前記送信元識別子データと、前記記憶手段に記憶された前記送信元識別子データとを前記バス毎に比較して比較結果に係るデータを、前記外部機器に対して出力する。
さらに、本発明の第4態様に係る車載通信ネットワークシステムの異常診断方法は、複数の車載電子制御装置(例えば、実施の形態での車載電子制御装置13)が接続された複数のバス(例えば、実施の形態でのバス12)が、ゲートウェイ(例えば、実施の形態でのゲートウェイ11)を介して相互に接続された車載通信ネットワークシステムの異常診断方法であって、前記ゲートウェイが、通信可能に接続された外部機器(例えば、実施の形態での外部診断器14)から所定操作によって出力される接続確認要求信号に応じて、前記複数の車載電子制御装置に対して返答要求信号を出力する工程(例えば、実施の形態でのステップS02)と、前記車載電子制御装置が、前記ゲートウェイから出力された前記返答要求信号を受信した場合に固有の送信元識別子データを有する返答信号を、接続されている前記バス毎に出力する工程(例えば、実施の形態でのステップS03)と、前記ゲートウェイが、前記車載電子制御装置から出力された前記返答信号に含まれる前記送信元識別子データまたは該送信元識別子データに係る所定データ(例えば、実施の形態での差分情報)を、前記外部機器に対して出力する工程(例えば、実施の形態でのステップS04〜S06)とを実行する。
さらに、本発明の第5態様に係る車載通信ネットワークシステムの異常診断方法は、前記ゲートウェイが、前記複数の車載電子制御装置毎に固有の前記送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する前記車載電子制御装置が接続された全ての前記バスとを対応付けて記憶する工程(例えば、実施の形態でのステップS14)と、前記車載電子制御装置から出力された前記返答信号に含まれる前記送信元識別子データと、記憶した前記送信元識別子データとを前記バス毎に比較して比較結果に係るデータを、前記外部機器に対して出力する工程(例えば、実施の形態でのステップS19〜S20)とを実行する。
本発明の第1態様に係る車載通信ネットワークシステムによれば、車両の通信ネットワークを介したゲートウェイと各車載電子制御装置との通信によって、複数のバスのそれぞれに対して、送信元識別子データが取得されて外部機器に出力されることから、車両毎の仕様や装備にかかわらずに複数の車両において共用化される通信処理によっていわば自動的に、車両毎の仕様や装備などに応じて異なる通信ネットワーク上での車載電子制御装置の構成に係る送信元識別子データをバス毎に取得することができ、異常発生箇所を特定するために要する作業を簡略化することができる。
本発明の第2態様に係る車載通信ネットワークシステムによれば、各ゲートウェイ毎において、予め、送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する車載電子制御装置が接続された全てのバスとを対応付けて車両毎に記憶する必要が無く、ゲートウェイにおいて必要とされる記憶容量を低減することができる。
本発明の第3態様に係る車載通信ネットワークシステムによれば、異常発生箇所を特定するための処理が複雑化することを防止し、迅速に異常発生箇所を特定することができる。
本発明の第4態様に係る車載通信ネットワークシステムの異常診断方法によれば、車両の通信ネットワークを介したゲートウェイと各車載電子制御装置との通信によって、複数のバスのそれぞれに対して、送信元識別子データが取得されて外部機器に出力されることから、車両毎の仕様や装備にかかわらずに複数の車両において共用化される通信処理によっていわば自動的に、車両毎の仕様や装備などに応じて異なる通信ネットワーク上での車載電子制御装置の構成に係る送信元識別子データをバス毎に取得することができ、異常発生箇所を特定するために要する作業を簡略化することができる。
本発明の第5態様に係る車載通信ネットワークシステムの異常診断方法によれば、異常発生箇所を特定するための処理が複雑化することを防止し、迅速に異常発生箇所を特定することができる。
本発明の実施形態に係る車載通信ネットワークシステムの構成図である。 本発明の実施形態に係る車載通信ネットワークシステムの構成図である。 本発明の実施形態に係る車載通信ネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の第1変形例に係る車載通信ネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の第2変形例に係る車載通信ネットワークシステムの構成図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る車載通信ネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態の第3変形例に係る車載通信ネットワークシステムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る車載通信ネットワークシステムおよび車載通信ネットワークシステムの異常診断方法について添付図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る車載通信ネットワークシステム10は、例えば図1に示すように、CAN(Controller Area Network)通信ラインなどにより構成された車両の通信ネットワーク10aと、ゲートウェイ11と、複数のバス12と、複数の車載電子制御装置13と、外部診断器14とを備えて構成されている。
ゲートウェイ11は、複数のバス12(例えば、3つのバスF1,F2,F3)に接続され、各バス12に接続された複数の車載電子制御装置13(例えば、エンジンECU、電子制御式トランスミッションECU,メーターECU、走行制御ECUなどからなる7つの車載電子制御装置ECUa〜ECUg)と通信可能とされている。
また、ゲートウェイ11は、直接または車両の通信ネットワーク10aを介して外部診断器14と接続可能とされている。この外部診断器14は、例えば表示装置14aを備えるとともに、車両の通信ネットワーク10aおよび車両の通信ネットワーク10aに接続された複数の車載電子制御装置13の異常の有無を診断する。
ゲートウェイ11は、例えば、記憶部22と、異常検知部23とを備えて構成されている。
記憶部22は、例えば予め作成された車両の通信ネットワーク10a上での複数の車載電子制御装置13の構成に基づく診断対象のデータとして、各車載電子制御装置13に固有の送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する車載電子制御装置13が接続された全てのバス12とを対応付けて記憶している。
異常検知部23は、外部診断器14から出力される診断実行指令信号に応じて記憶部22に記憶された各送信元識別子データに対応する車載電子制御装置13に対して、異常の有無を検知する。
例えば、異常検知部23は、外部診断器14から出力される診断実行指令信号として、車両の通信ネットワーク10aに対する各車載電子制御装置13の接続状態を確認することを指示する接続確認要求信号を受信すると、接続されている全てのバス12に返答要求信号を出力する。そして、返答要求信号に応じて各車載電子制御装置13から出力される返答信号の受信を開始する。そして、受信した返答信号から送信元識別子データを取得する。
なお、返答要求信号を受信した車載電子制御装置13は、接続されている全てのバス12毎に返答信号を出力する。そして、返答信号は各車載電子制御装置13毎に固有の送信元識別子データを備えている。
そして、異常検知部23は、記憶部22に予め記憶されている送信元識別子データ(記憶値)と、外部診断器14から出力される診断実行指令信号に応じて取得した送信元識別子データ(確認結果)とをバス12毎に比較して差分情報を生成し、この差分情報を比較結果として外部診断器14に送信する。
なお、異常検知部23から出力される差分情報を受信した外部診断器14は、差分情報の表示などを行なう。
例えば図2に示すように、バスF2の車載電子制御装置ECUc,ECUd間にオープン異常が発生した場合には、下記表1に示すように記述される送信元識別子データの記憶値と送信元識別子データの確認結果とがバス12毎に比較される。そして、この比較結果として、下記表2に示すように記述されるバス12毎の差分情報が異常検知部23から外部診断器14へと送信される。そして、例えば外部診断器14において下記表2に示す差分情報が表示される。
この場合には、例えば予め作成された車両の通信ネットワーク10aの構成図などが参照されて、バスF2において車載電子制御装置ECUc,ECUeを認識することができない異常が生じていることから、バスF2の車載電子制御装置ECUc,ECUd間にオープン異常が発生していると検知される。
Figure 2010206697
Figure 2010206697
本実施の形態による車載通信ネットワークシステム10は上記構成を備えており、次に、この車載通信ネットワークシステム10の動作、特に異常診断方法について添付図面を参照しながら説明する。
先ず、例えば図3に示すステップS01においては、外部診断器14から出力される診断実行指令信号として接続確認要求信号を受信したか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS02に進む。
そして、ステップS02においては、ゲートウェイ11に接続された全てのバス12に返答要求信号を出力する。
そして、ステップS03においては、返答要求信号に応じて車載電子制御装置13から出力される返答信号のバス12毎の受信を開始する。
そして、ステップS04においては、接続確認要求信号を受信した時点から所定時間が経過する時点までの所定期間に亘って受信した返答信号から送信元識別子データを取得する。
そして、ステップS05においては、予め記憶している送信元識別子データ(記憶値)と、外部診断器14から出力される診断実行指令信号に応じて返答信号から取得した送信元識別子データ(確認結果)とをバス12毎に比較して差分情報を生成する。
そして、ステップS06においては、差分情報を比較結果として外部診断器14に送信し、エンドに進む。
上述したように、本発明の実施形態による車載通信ネットワークシステム10および車載通信ネットワークシステム10の異常診断方法によれば、車両の通信ネットワーク10aを介したゲートウェイ11と各車載電子制御装置13との通信によって、複数のバス12のそれぞれに対して、送信元識別子データが取得されて外部診断器14に出力されることから、車両毎の仕様や装備にかかわらずに複数の車両において共用化される通信処理によっていわば自動的に、車両毎の仕様や装備などに応じて異なる車両の通信ネットワーク10a上での車載電子制御装置13の構成に係る送信元識別子データをバス12毎に取得することができ、異常発生箇所を特定するために要する作業を簡略化することができる。
なお、上述した実施の形態においては、ゲートウェイ11において送信元識別子データ(記憶値)と送信元識別子データ(確認結果)とを比較するとしたが、これに限定されず、例えば図4に示す第1変形例のように、外部診断器14に通信可能に接続された外部サーバー15に送信元識別子データ(記憶値)を記憶し、外部診断器14において外部サーバー15から取得した送信元識別子データ(記憶値)と、ゲートウェイ11から取得した送信元識別子データ(確認結果)とを比較してもよい。
この第1変形例では、外部サーバー15は、例えば予め作成された車両の通信ネットワーク10a上での複数の車載電子制御装置13の構成に基づく診断対象のデータとして、各車載電子制御装置13に固有の送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する車載電子制御装置13が接続された全てのバス12とを対応付けて、車両毎に記憶している。
また、ゲートウェイ11では、上述した実施の形態での記憶部22が省略され、異常検知部23が外部診断器14から出力される診断実行指令信号に応じて返答信号から取得した送信元識別子データを外部診断器14に送信する。
例えば図4に示すように、バスF2の車載電子制御装置ECUc,ECUd間にオープン異常が発生した場合には、下記表3に示すように記述される送信元識別子データの確認結果がゲートウェイ11から外部診断器14に送信される。そして、外部診断器14においては、下記表4に示すように記述される送信元識別子データの記憶値と送信元識別子データの確認結果とがバス12毎に比較される。そして、この比較結果として、下記表5に示すように記述されるバス12毎の差分情報が、例えば外部診断器14において表示される。
Figure 2010206697
Figure 2010206697
Figure 2010206697
この第1変形例によれば、ゲートウェイ11において、予め、送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する車載電子制御装置13が接続された全てのバス12とを対応付けて車両毎に記憶する必要が無く、ゲートウェイ11において必要とされる記憶容量を低減することができる。
なお、上述した実施の形態または第1変形例においては、ゲートウェイ11の記憶部22または外部サーバー15に予め記憶される診断対象のデータは、外部診断器14から学習指令信号が出力される毎にゲートウェイ11により取得される送信元識別子データによって更新されてもよい。
この第2変形例において、例えばゲートウェイ11の記憶部22に予め記憶される診断対象のデータが外部診断器14から学習指令信号が出力される毎に更新される場合には、ゲートウェイ11は、例えば図5に示すように、取得部21と、記憶部22と、異常検知部23とを備えて構成されている。
取得部21は、例えば、ゲートウェイ11に接続された外部診断器14から出力される学習指令信号に応じて、複数の車載電子制御装置13から定期的に出力される送信信号の受信を開始する。そして、外部診断器14から出力される学習指令信号を受信した時点から所定時間が経過する時点までの所定期間に亘って受信した送信信号から送信元識別子データを取得して記憶部22に格納する。
なお、各車載電子制御装置13は接続されている全てのバス12毎に送信信号を出力する。そして、送信信号は各車載電子制御装置13毎に固有の送信元識別子データを備えている。
記憶部22は、外部診断器14から出力される学習指令信号に応じて所定時間に亘って取得部21により取得された各車載電子制御装置13の送信元識別子データを、診断対象のデータとして記憶する。この診断対象のデータは、外部診断器14から学習指令信号が出力される毎に取得部21により取得される送信元識別子データによって更新される。
この第2変形例において、先ず、例えば図6に示すステップS11においては、外部診断器14から出力される学習指令信号を受信したか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進む。
そして、ステップS12においては、各車載電子制御装置13から定期的に出力される送信信号の受信を開始する。
そして、ステップS13においては、学習指令信号を受信した時点から所定時間が経過する時点までの所定期間に亘って受信した送信信号から送信元識別子データを取得して記憶する。
そして、ステップS14においては、学習指令信号を受信した時点から所定時間が経過した時点で送信元識別子データの記憶を終了する。
そして、ステップS15においては、外部診断器14から出力される診断実行指令信号として接続確認要求信号を受信したか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS16に進む。
そして、ステップS16においては、ゲートウェイ11に接続された全てのバス12に返答要求信号を出力する。
そして、ステップS17においては、返答要求信号に応じて車載電子制御装置13から出力される返答信号のバス12毎の受信を開始する。
そして、ステップS18においては、接続確認要求信号を受信した時点から所定時間が経過する時点までの所定期間に亘って受信した返答信号から送信元識別子データを取得する。
そして、ステップS19においては、予め記憶している送信元識別子データ(記憶値)と、外部診断器14から出力される診断実行指令信号に応じて返答信号から取得した送信元識別子データ(確認結果)とをバス12毎に比較して差分情報を生成する。
そして、ステップS20においては、差分情報を比較結果として外部診断器14に送信し、エンドに進む。
この第2変形例によれば、車両毎の仕様や装備にかかわらずに複数の車両において共用化される通信処理によっていわば自動的に診断対象を記憶および更新することができる。これにより、装置構成に要する費用が嵩むことを防止しつつ、車両毎の仕様や装備などに応じて異なる車両の通信ネットワーク10a上での車載電子制御装置13の構成を容易かつ迅速に認識することができる。
さらに、外部診断器14から出力される学習指令信号に応じた所定のタイミングで取得した送信元識別子データに基づき診断対象を記憶することから、診断対象の信頼性を向上させることができる。つまり、不適切なタイミングで取得された送信元識別子データに基づいて診断対象を記憶することを防止し、例えば車両の始動時や、車両の点検時や、車載電子制御装置13の交換時などのように、車載電子制御装置13および車両の通信ネットワーク10aが正常である可能性が高い所定のタイミングで診断対象の記憶を行なうことにより、信頼性の高い異常検知を行なうことができる。
しかも、例えば新たな車載電子制御装置13の追加時などのように車両の通信ネットワーク10a上での車載電子制御装置13の構成が変更された場合には、外部診断器14から出力される学習指令信号に応じて送信元識別子データを新たに取得して、既に記憶している診断対象を更新することにより、適切な異常検知を行なうことができる。
しかも、例えば不正に車載電子制御装置13が交換された場合であっても、既に記憶されている診断対象のデータが不正に更新されてしまうことを防止することができる。
なお、上述した第2変形例において、ゲートウェイ11の取得部21は、学習指令信号に応じて車載電子制御装置13から定期的に出力される送信信号の受信を開始するとしたが、これに限定されず、例えば外部診断器14から出力される学習指令信号に応じて、ゲートウェイ11に接続された全てのバス12に返答要求信号を出力し、返答要求信号に応じて車載電子制御装置13から出力される返答信号を受信してもよい。
この第3変形例では、例えば図7に示すように、先ず、ステップS31において、外部診断器14から出力される学習指令信号を受信したか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS32に進む。
そして、ステップS32においては、ゲートウェイ11に接続された全てのバス12に返答要求信号を出力する。
そして、ステップS33においては、返答要求信号に応じて車載電子制御装置13から出力される返答信号の受信を開始する。
そして、ステップS34においては、学習指令信号を受信した時点から所定時間が経過する時点までの所定期間に亘って受信した返答信号から送信元識別子データを取得して記憶する。
そして、ステップS35においては、学習指令信号を受信した時点から所定時間が経過した時点で送信元識別子データの記憶を終了する。
そして、ステップS36においては、外部診断器14から出力される診断実行指令信号として接続確認要求信号を受信したか否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、エンドに進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS37に進む。
そして、ステップS37においては、ゲートウェイ11に接続された全てのバス12に返答要求信号を出力する。
そして、ステップS38においては、返答要求信号に応じて車載電子制御装置13から出力される返答信号のバス12毎の受信を開始する。
そして、ステップS39においては、接続確認要求信号を受信した時点から所定時間が経過する時点までの所定期間に亘って受信した返答信号から送信元識別子データを取得する。
そして、ステップS40においては、予め記憶している送信元識別子データ(記憶値)と、外部診断器14から出力される診断実行指令信号に応じて返答信号から取得した送信元識別子データ(確認結果)とをバス12毎に比較して差分情報を生成する。
そして、ステップS41においては、差分情報を比較結果として外部診断器14に送信し、エンドに進む。
10 車載通信ネットワークシステム
11 ゲートウェイ
12 バス
13 車載電子制御装置
14 外部診断器(外部機器)
14a 表示装置
15 外部サーバー(サーバー)
22 記憶部(記憶手段)
23 異常検知部

Claims (5)

  1. 複数の車載電子制御装置が接続された複数のバスが、ゲートウェイを介して相互に接続された車載通信ネットワークシステムであって、
    前記ゲートウェイは、通信可能に接続された外部機器から所定操作によって出力される確認要求信号に応じて、前記複数の車載電子制御装置に対して返答要求信号を出力し、
    前記車載電子制御装置は、前記ゲートウェイから出力された前記返答要求信号を受信した場合に固有の送信元識別子データを有する返答信号を、接続されている前記バス毎に出力し、
    前記ゲートウェイは、前記車載電子制御装置から出力された前記返答信号に含まれる前記送信元識別子データまたは該送信元識別子データに係る所定データを、前記外部機器に対して出力することを特徴とする車載通信ネットワークシステム。
  2. 前記外部機器と通信可能であって、前記複数の車載電子制御装置毎に固有の前記送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する前記車載電子制御装置が接続された全ての前記バスとを対応付けて車両毎に記憶するサーバーを備え、
    前記外部機器は、表示装置を備え、通信可能に接続された前記ゲートウェイを備える車両に搭載された前記車載電子制御装置に固有の前記送信元識別子データおよび該送信元識別子データに対応する前記バスを前記サーバーから取得し、前記ゲートウェイから出力された前記送信元識別子データと、前記サーバーから取得した前記送信元識別子データとを前記バス毎に比較して比較結果を前記表示装置にて表示することを特徴とする請求項1に記載の車載通信ネットワークシステム。
  3. 前記ゲートウェイは、前記複数の車載電子制御装置毎に固有の前記送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する前記車載電子制御装置が接続された全ての前記バスとを対応付けて記憶する記憶手段を備え、
    前記車載電子制御装置から出力された前記返答信号に含まれる前記送信元識別子データと、前記記憶手段に記憶された前記送信元識別子データとを前記バス毎に比較して比較結果に係るデータを、前記外部機器に対して出力することを特徴とする請求項1に記載の車載通信ネットワークシステム。
  4. 複数の車載電子制御装置が接続された複数のバスが、ゲートウェイを介して相互に接続された車載通信ネットワークシステムの異常診断方法であって、
    前記ゲートウェイが、通信可能に接続された外部機器から所定操作によって出力される確認要求信号に応じて、前記複数の車載電子制御装置に対して返答要求信号を出力する工程と、
    前記車載電子制御装置が、前記ゲートウェイから出力された前記返答要求信号を受信した場合に固有の送信元識別子データを有する返答信号を、接続されている前記バス毎に出力する工程と、
    前記ゲートウェイが、前記車載電子制御装置から出力された前記返答信号に含まれる前記送信元識別子データまたは該送信元識別子データに係る所定データを、前記外部機器に対して出力する工程と
    を実行することを特徴とする車載通信ネットワークシステムの異常診断方法。
  5. 前記ゲートウェイが、前記複数の車載電子制御装置毎に固有の前記送信元識別子データと、該送信元識別子データに対応する前記車載電子制御装置が接続された全ての前記バスとを対応付けて記憶する工程と、
    前記車載電子制御装置から出力された前記返答信号に含まれる前記送信元識別子データと、記憶した前記送信元識別子データとを前記バス毎に比較して比較結果に係るデータを、前記外部機器に対して出力する工程と
    を実行することを特徴とする請求項4に記載の車載通信ネットワークシステムの異常診断方法。
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