JP2010206513A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010206513A
JP2010206513A JP2009049661A JP2009049661A JP2010206513A JP 2010206513 A JP2010206513 A JP 2010206513A JP 2009049661 A JP2009049661 A JP 2009049661A JP 2009049661 A JP2009049661 A JP 2009049661A JP 2010206513 A JP2010206513 A JP 2010206513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
cell
data
variable
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2009049661A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshika Kawamura
嘉郁 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2009049661A priority Critical patent/JP2010206513A/ja
Publication of JP2010206513A publication Critical patent/JP2010206513A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】可変論理機能を実現するための記憶回路を論理回路と等価な回路として扱う構成において可変論理に対する機能設定の負担を軽減する。
【解決手段】半導体装置はアクセス制御装置(2)の制御を受ける機能再構成メモリ装置(8)を有し、機能再構成メモリ装置はアクセス制御装置からのアクセス要求を受け、インタフェース制御回路に複数の機能再構成セル(20)と機能再構成セルに一対一対応で設けられ機能再構成セルからの出力を受けて演算を行う可変演算セル(101)が接続される。機能再構成セルの制御回路は第1の動作モードで記憶回路の制御フィールドとデータフィールに初期設定された真理値データのようなデータを、第2の動作モードにおいて制御フィールドのデータに基づいて自律的に制御することによって論理動作を行う。可変演算セルは記憶回路の制御フィールドから出力される制御データなどに基づいて演算動作が可能にされる。
【選択図】図1

Description

本発明は記憶回路を用いて可変可能に論理機能を実現することができる半導体装置に関し、例えばプログラマブルに周辺機能を実現することができる可変論理モジュールを備えた半導体データ処理装置に適用して有効な技術に関する。
可変論理モジュール若しくは可変論理デバイス(リコンフィギュラブルデバイス)としてPLD(プログラマブル・ロジック・デバイス)若しくはFPLD(フィールドPLD)が既に利用されている。本発明者は先に、特許文献1に記載されるように、可変論理モジュールの論理構成をダイナミックに書き換えること、そして、周辺回路のような実回路に可変論理モジュールを適用することについて着眼することにより、可変論理機能を実現するための記憶回路を論理回路と等価な回路として扱うことができる半導体装置を開発した。
国際公開第2008/142767号
本発明者は可変論理機能を実現するための記憶回路を論理回路と等価な回路として扱う可変論理モジュールについて更に検討したところ、可変論理モジュールの一部の機能追加や機能変更のために記憶回路の制御データの書き換えを常に伴う場合には、制御データの修正や再作成の負担が大きくなることが見出された。更に、処理の高速化という要請に対して並列演算処理への対応を容易化することの必要性が見出された。
本発明の目的は、可変論理機能を実現するための記憶回路を論理回路と等価な回路として扱う構成において可変論理に対する機能設定の負担を部分的に軽減することができる半導体装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、可変論理機能を実現するための記憶回路を論理回路と等価な回路として扱う構成において、可変論理に対する機能設定の負担を部分的に軽減することができると共に、並列演算処理への対応も容易な半導体装置を提供することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
本発明に係る半導体装置はCPUなどのアクセス制御装置の制御を受ける機能再構成メモリ装置を有し、この機能再構成メモリ装置は、前記アクセス制御装置からのアクセス要求をインタフェース制御回路で受け、このインタフェース制御回路に複数の機能再構成セルと前記機能再構成セルに一対一対応で設けられ前記機能再構成セルからの出力を受けて演算を行う可変演算セルが接続される。機能再構成セルは記憶回路と制御回路を有し、制御回路は第1の動作モードで記憶回路の制御フィールドとデータフィールに初期的に格納された真理値データのようなデータの読み出しアドレスを、第2の動作モードにおいて前記制御フィールドのデータに基づいて自律的に制御することによって論理動作を行う。一方、可変演算セルは前記記憶回路の前記制御フィールドから出力される制御データ又はアクセス制御装置によって初期設定される制御データに基づいて演算動作が可能にされ、例えば機能再構成セルからの最終的な論理動作出力に対して更に反転等の論理演算を追加的に行う。
これにより、真理値データを格納する記憶回路の読み出しを機能再構成セルそれ自体で自律的に制御することができるから、可変論理機能を実現するための記憶回路を論理回路と等価な回路として扱うことができる。したがって、実現可能な論理構成や論理規模に融通性を得ることができ、また、小さなチップ占有面積で大きな論理規模にも対応可能な可変論理機能を実現可能になる。演算回路機能の全てを機能再構成セルに負担させずに、前記制御フィールドから出力される制御データ等に基づいて演算を行う可変演算セルを備えるから、可変論理に対する機能設定の負担を部分的に軽減することができる。
前記複数の可変演算セルによる演算結果の出力データを並列的に受けて演算を行う演算回路を更に設け、前記演算回路が演算結果を保持するデータレジスタを前記アクセス制御装置がアクセス可能にされる。これにより、並列演算処理への対応も容易である。
また、第1の動作モードにおける前記記憶回路に対するランダムアクセス用のアドレスマッピングに対し、第2の動作モードにおける機能再構成セルに論理動作結果を取得するためのメモリマップドI/Oレジスタアドレスを個別化する。これにより、機能再構成セルに対する論理機能をダイナミックに再構成してもそれによる論理動作結果を取得するためのリードアドレスに変更を生ぜず、機能再構成セルに対する論理機能をダイナミックに再構成することが容易になる。特に、機能再構成セルに周辺機能が設定される場合、中央処理装置等によるメモリアクセス経路と、周辺回路に対するアクセス経路を分離しているアーキテクチャとの整合を考慮する場合には、アクセス要求主体からインタフェース制御回路に対する機能再構成セルへの機能設定用アクセス経路と、機能設定された機能再構成セルへのアクセス経路とを分離すればよい。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、可変論理機能を実現するための記憶回路を論理回路と等価な回路として扱うことができると共に、可変論理に対する機能設定の負担を部分的に軽減することができる。
図1は機能再構成セルを備えた可変機能ユニットの一例を示すブロック図である。 図2は複数の可変機能ユニットのアレイ構成を例示するブロック図である。 図3は機能再構成メモリの全体的な構成を例示するブロック図である。 図4は機能再構成メモリにおける可変演算セル101のアレイ構成の別の例を示すブロック図である。 図5は図4の機能再構成メモリの全体的な構成を例示するブロック図である。 図6は可変機能ユニットの第2の例を示すブロック図である。 図7は複数個の可変機能ユニット100Aのアレイ構成を例示するブロック図である。 図8は複数個の可変機能ユニット100Aのアレイ構成とともに演算回路110を採用して構成される機能再構成メモリ8の全体的な構成を例示するブロック図である。 図9は機能再構成メモリにおける可変演算セル101Aのアレイ構成の別の例を示すブロック図である。 図10は図9の機能再構成メモリの全体的な構成を例示するブロック図である。 図11は可変機能ユニットの第3の例を示すブロック図である。 図12は機能再構成セルと経路選択回路のアドレスマッピングを例示するアドレスマップである。 図13は機能再構成セルにおける論理動作の基本概念を示す説明図である。 図14は図13の内部シーケンスを例示するフローチャートである。 図15Aは機能再構成セルでリロード型ダウンカウンタを構成する場合の例が示すブロック図である。 図15Bは図15Aの機能再構成セルにおける記憶回路の保持情報を例示する説明図である。 図15Cは図15Aの機能再構成セルによるダウンカウント動作のフローチャートである。 図16は2個の機能再構成セルでリロード型ダウンカウンタを構成する場合の例を示すブロック図である。 図17は図15Aの構成で3ビットカウンタを構成する場合の例を示すデータ例である。 図18は図17による3ビットカウンタ動作の動作シーケンスを例示するフローチャートである。 図19は図13の論理動作基本概念図に対応する具体的な動作例を示す動作説明図である。 図20は3ビットカウンタを夫々構成する機能再構成セルを接続選択回路で接続して6ビットカウンタを構成する例を示すブロック図である。 図21は本発明の一例に係るデータプロセッサを全体的に示すブロック図である。 図22はCPUによる機能再構成メモリのアクセス形態を例示する説明図である。 図23Aはレジスタ102に設定される演算制御データのデータフォーマットを例示する説明図である。 図23Bは論理演算指定フィールドCRF2が指定する論理演算の種別を例示する説明図である。 図23Cは可変演算セル101に対するイネーブル信号Cond_LEの意義を例示する説明図である。 図24Aは1つの可変機能ユニット100における機能再構成セル20と可変演算セル101との関係を示す説明図である。 図24Bは可変演算セルの機能を模式的に示す説明図である。 図24Cは入力データDAT_D,DAT_Cに対してワード単位で否定論理演算を行って演算結果データL(DAT_D)、L(DAT_C)を出力する場合を例示する動作説明図である。 図24Dは入力データDAT_D,DAT_Cの指定ビットに対して否定論理演算を行って演算結果データL(DAT_D)、L(DAT_C)を出力する場合を例示する動作説明図である。 図25は複数の可変演算セル101の出力に対して演算回路110で並列演算を行う動作形態を例示する説明図である。 図26には複数の可変演算セル101の出力をカスケード接続して順次演算を行う動作形態を例示する説明図である。 図27Aは前後の可変機能ユニット100Aのカスケード接続形態を模式的に示すブロック図である。 図27Bは可変演算セル101Aの機能を模式的に示す説明図である。 図27Cは入力データDAT_D(n),DAT_C(n)とL(DAT_D(n-1)),L(DAT_C(n-1))に対してワード単位で論理和演算を行って演算結果データL(DAT_D(n))、L(DAT_C(n))を出力する場合を例示する動作説明図である。 図27Dは入力データDAT_D(n),DAT_C(n)とL(DAT_D(n-1)),L(DAT_C(n-1))の第3ビットに対して論理積を行い、他のビットに対してはTML2側の入力データDAT_D(n),DAT_C(n)をスルーで出力する場合を例示する動作説明図である。 図28は複数の可変演算セル101Aの出力をカスケード接続して順次演算を行う動作形態を例示するブロック図である。 図29Aは可変演算セル101Bを模式的に示すブロック図である。 図29Bはセレクタ104,105による選択形態を例示する説明図である。 図30はCPU2によって演算制御レジスタ(ACREG)に初期設定された制御データに基づいて可変演算セル101Cの演算動作を制御可能にした機能再構成メモリ8Aを例示するブロック図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明に係る半導体装置はアクセス制御装置(2)と、前記アクセス制御装置の制御を受ける機能再構成メモリ装置(8)とを有する。前記機能再構成メモリ装置は、前記アクセス制御装置からアクセス要求を受けるインタフェース制御回路(40,41,42)と、前記インタフェース制御回路に接続される複数の機能再構成セル(20)と、前記機能再構成セルに一対一対応で設けられ前記機能再構成セルからの出力を受けて演算を行う可変演算セル(101,101A,101B,101C)と、前記可変演算セルの出力を別の可変演算セル又は別の機能再構成セルに供給可能にするための伝達回路(35、IBUS)と、を有する。前記機能再構成セルは記憶回路(23)と制御回路(24)を有する。前記記憶回路は前記制御回路から出力されるアドレス情報に基づいてアクセスされるデータフィールド(27_D)と制御フィールド(27_C)を有する。前記制御回路は、第1の動作モードでは前記アクセス制御装置からのアクセス要求に伴って前記インタフェース制御回路に与えられるアドレス情報に基づいて前記記憶回路をランダムアクセスし、第2動作モードでは先に前記記憶回路から読出した制御フィールドの情報又は外部イベント入力に基づいて前記記憶回路の次の読出しアドレスを自律的に制御する。前記伝達回路は前記インタフェース制御回路から与えられるデータに基づいて伝達経路が設定される。
これによれば、記憶回路の読み出しを機能再構成セルそれ自体で自律的に制御することができるから、可変論理機能を実現するための記憶回路を論理回路と等価な回路として扱うことができる。したがって、実現可能な論理構成や論理規模に融通性を得ることができ、また、小さなチップ占有面積で大きな論理規模にも対応可能な可変論理機能を実現可能になる。演算回路機能の全てを機能再構成セルに負担させずに演算を行う可変演算セルを備えるから、可変論理に対する機能設定の負担を部分的に軽減することができる。
〔2〕項1の半導体装置において、前記可変演算セル(101,101A,101B)は、前記記憶回路の前記制御フィールドから出力される制御データに基づいて演算動作が制御される。前記可変演算セルの演算動作を機能再構成セルによる論理動作と同期させ易くなる。
〔3〕項1の半導体装置において、前記可変演算セル(101C)は、前記アクセス制御装置によって演算制御レジスタ(143)に初期設定される制御データに基づいて演算動作が制御される。機能再構成セルの制御フィールドに対する設定内容に依存させずに可変演算セルを論理動作させることが可能になる。
〔4〕<次読み出しアドレス>項1の半導体装置において、前記第2動作モードにおいて前記制御回路は、前記アクセス要求に伴って前記インタフェース制御回路に供給されるアドレス情報(ADR_EXT)、所定の外部イベント入力(EXEVT)を条件に前記制御回路が決定するアドレス情報、先に記憶回路のデータフィールドから読み出されたアドレス情報、又は先に前記記憶回路に出力したアドレス情報のアドレス演算により得られるアドレス情報を、前記次の読み出しアドレスとして出力する。
〔5〕<演算指示>項4の半導体装置において、前記可変演算セルは、複数ビットの処理単位で演算データの入出力を行い、前記制御フィールドから出力される制御データに基づいて論理演算の種別と演算対象データビットを決定する。これにより制御データの設定次第で論理演算の種別を選択でき、また、演算対象ビットについても選択でき、機能再構成セルの論理演算結果に対して簡単にしかもある程度の融通性を持って演算を追加することが可能になる。
〔6〕<スイッチマトリクス回路>項5の半導体装置において、前記伝達回路は、隣り合う機能再構成セル及び可変論理セルの接続が可変可能にされるスイッチ回路(36)と、前記スイッチ回路を接続する信号配線(IBUS)とを有する。スイッチ回路により機能再構成セル及び可変論理セルの接続が可変になるからプログラマブル可能な論理動作や演算動作に対して更に融通性が増す。
〔7〕項6の半導体装置において、前記スイッチ回路は、前記アクセス制御装置により前記インタフェース制御回路を介して書き込まれるデータによって隣り合う機能再構成セル及び可変論理セルの接続が決定される。
〔8〕<並列複数入力に対する論理演算>項5の半導体装置において、前記可変演算セルは、演算対象データの入力端子として、対応する記憶回路からの出力を受ける第1入力端子(TML1)と、別の可変論理セルの出力を受ける第2入力端子(TML2)とを別々に備える。これにより、可変演算セルは並列複数入力に対する論理演算が可能にされる。
〔9〕項1の半導体装置において、前記複数の可変演算セルによる演算結果の出力データを並列的に受けて演算を行う演算回路(110)を更に有する。前記演算回路は演算結果を保持するデータレジスタ(112)を備える。前記アクセス制御装置は前記インタフェース制御回路を通して前記データレジスタをアクセス可能にされる。これにより、並列演算処理への対応も容易である。
〔10〕項9の半導体装置において、前記データレジスタにはアクセス制御装置のアドレス空間に配置された第1のメモリマップドIOレジスタアドレスが割当てられる。
〔11〕項10の半導体装置において、前記第1の動作モードにおいて前記機能再構成メモリ装置に含まれる前記記憶回路には前記アクセス制御装置のアドレス空間に配置されたメモリアドレスが割当てられる。
〔12〕項11の半導体装置において、前記第2動作モードにおいて前記機能再構成メモリ装置の夫々に前記アクセス制御装置のアドレス空間に配置されたメモリマップドIOレジスタアドレスが割当てられる。
これによれば、第1の動作モードにおける前記記憶回路に対するランダムアクセス用のアドレスマッピングに対し、第2の動作モードにおける機能再構成セルに論理動作結果を取得するためのメモリマップドI/Oレジスタアドレスを個別化することにより、機能再構成セルに対する論理機能をダイナミックに再構成してもそれによる論理動作結果を取得するためのリードアドレスに変更を生ぜず、機能再構成セルに対する論理機能をダイナミックに再構成することが容易になる。特に、機能再構成セルに周辺機能が設定される場合、中央処理装置等によるメモリアクセス経路と、周辺回路に対するアクセス経路を分離しているアーキテクチャとの整合を考慮する場合には、アクセス要求主体からインタフェース制御回路に対する機能再構成セルへの機能設定用アクセス経路と、機能設定された機能再構成セルへのアクセス経路とを分離すればよい。
〔13〕本発明の実質同一の観点による別の半導体装置は、アクセス制御装置と、前記アクセス制御装置の制御を受ける機能再構成メモリ装置とを有する。前記機能再構成メモリ装置は、前記アクセス制御装置からアクセス要求を受けるインタフェース制御回路と、前記インタフェース制御回路に接続される複数の機能再構成セルと、前記機能再構成セルに一対一対応で設けられ前記機能再構成セルからの出力を受けて演算を行う可変演算セルと、前記可変演算セルの出力を別の可変演算セル又は別の機能再構成セルに供給可能にするための伝達回路と、前記複数の可変演算セルによる演算結果の出力データを並列的に受けて演算を行う演算回路と、を有する。前記機能再構成セルは記憶回路と制御回路を有する。前記記憶回路は前記制御回路から出力されるアドレス情報に基づいてアクセスされるデータフィールドと制御フィールドを有する。前記制御回路は、第1の動作モードでは前記アクセス制御装置からのアクセス要求に伴って前記インタフェース制御回路に与えられるアドレス情報に基づいて前記記憶回路をランダムアクセスし、第2動作モードでは先に前記記憶回路から読出した制御フィールドの情報又は外部イベント入力に基づいて前記記憶回路の次の読出しアドレスを自律的に制御する。前記可変演算セルは、演算対象データの入力端子として、対応する記憶回路からの出力を受ける第1入力端子と、別の可変論理セルの出力を受ける第2入力端子とを別々に備える。前記伝達回路は前記インタフェース制御回路から与えられるデータに基づいて伝達経路が設定される。
〔14〕項13の半導体装置において、前記可変演算セルは、前記記憶回路の前記制御フィールドから出力される制御データに基づいて演算動作が制御される。前記可変演算セルの演算動作を機能再構成セルによる論理動作と同期させ易くなる。
〔15〕項13の半導体装置において、前記可変演算セルは、前記アクセス制御装置によって演算制御レジスタに初期設定される制御データに基づいて演算動作が制御される。機能再構成セルの制御フィールドに対する設定内容に依存させずに可変演算セルを論理動作させることが可能になる。
〔16〕項13の半導体装置において、前記演算回路は演算結果を保持するデータレジスタを備え、前記アクセス制御装置は前記インタフェース制御回路を通して前記データレジスタをアクセス可能にされる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
《データプロセッサ》
図21には本発明の一例に係るデータプロセッサ1が例示される。同図に示されるデータプロセッサは、特に制限されないが、相補型MOS集積回路製造技術により単結晶シリコンのような1個の半導体基板に形成されている。
データプロセッサ1はプログラムに従って命令をフェッチして実行するアクセス制御装置としての中央処理装置(CPU)2、CPU2が実行するプログラム等が格納されたリード・オンリ・メモリ(ROM)3、CPU2のワーク領域等に用いられるランダム・アクセス・メモリ(RAM)4、及びCPU2による初期設定に従ってデータ転送を制御するダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ(DMAC)5を有し、それらはシステムバス(第1バス)SBUSに接続される。システムバスSBUSはバスステートコントローラ(BSC)6を介して周辺バス(第2バス)PBUSに接続する。システムバスSBUSはCPU2の動作周波数に同期してデータ、アドレス及びバスコマンド等が伝送される高速バスとして位置付けられる。これに対して、周辺バスPBUSは動作速度の遅い周辺回路が接続され、データ等が低速で伝送される。CPU2等が周辺回路に対するアクセス要求を発行すると、BSC6はそのアクセス要求に係る周辺回路のマッピングアドレスに応じて、周辺バスを介するアクセスに必要なバスサイクル数や並列データビット数等のバス制御を行う。
前記システムバスSBUSと周辺バスPBUSの双方には機能再構成メモリ(RCFGM)8が接続される。機能再構成メモリ8はCPU2等によりシステムバスSBUSから書き込まれた論理機能設定情報(コンフィグレーション情報)などに従って可変可能に論理機能が設定され、設定された論理機能に対して周辺バスPBUS経由でデータの入出力が可能にされる。
周辺バスPBUSに接続された周辺回路として、ディジタル信号をアナログ信号に変換して外部に出力するディジタル・アナログ・コンバータ(DAC)10、CPU2の命令実行状態等を監視するウォッチドッグタイマ(WDT)11、インプットキャプチャ及びコンペアマッチ等のタイマ・カウンタ動作可能なタイマ(TMR)12、シリアルコミュニケーションインタフェースコントローラ(SCI)13、パルス幅変調回路(PWM)15、及び割込みコントローラ(INTC)16が例示される。同図には割込み信号としてINTa,INTbが代表的に示され、割込みコントローラ16は割込み信号に対する割り込みマスク制御や優先レベル制御を行って割込み信号を受け付け、受け付けた割込み信号に応ずるベクタを発行すると共に、CPU2に割込み要求信号IRQを発行し、前記ベクタが示す割込み処理プログラムをCPU2に実行させる。周辺回路として、その他に図示を省略するIOポート等が設けられている。
機能再構成メモリ8は複数の可変機能ユニット(VFU)100、外部からのアクセス要求に応答して前記機能再構成セル20を制御するインタフェース制御回路(IFCNT)21、演算回路(LOB)110等を備える。可変機能ユニット(VFU)100は、インタフェース制御回路21に接続される機能再構成セル(ACMU)20と機能再構成セルからの出力を受けて演算を行う可変演算セル(LOC)101(101A)から成る。前記可変演算セルの出力は詳細を後述するスイッチマトリクス回路のような伝達回路を介して別の可変演算セル又は別の機能再構成セルに供給される。
機能再構成セル20はCPU2等によりシステムバスSBUSから書き込まれたコンフィグレーション情報に従って可変可能に論理機能が設定される。図21において複数の機能再構成セル20の一部には、FIFOバッファ(FIFO_B)、16ビットパルス幅変調回路(PWM_16b)、8ビットパルス幅変調回路(PWM_8b)、シリアル送信ユニット(SCI_Tx)、シリアル受信ユニット(SCI_Rx)、及び24ビットタイマ(TMR_24b)の論理機能が設定されている。残りの機能再構成セル20はシステムバスSBUSを介してランダムアクセス可能な内部メモリ(ITNR_RAM)として利用可能にされる。設定された論理動作に用いるデータの書込み、論理動作の開始の指示、及び論理動作結果のデータリードは周辺バスPBUS経由で行われる。可変演算セル101(101A)は可変論理セル20による論理動作の結果に対して更に演算を追加するとき等に利用され、演算機能は可変であるがハードウェアによってある程度限定され、演算回路機能の全てを機能再構成セル20のためのコンフィグレーション情報に負担させずに、可変論理に対する機能設定の負担を部分的に軽減するために配置されている。また、演算回路110は複数の可変演算セル101(101A)の演算結果を並列に受けとって演算したりする並列演算への対応を容易化するために配置されている。機能再構成セル20及び可変演算セル101(101A)による処理を直列的に行なう場合はその詳細は後述するが前記スイッチマトリクス回路などを利用することによって実現可能である。
《可変機能ユニットの第1の例》
図1には可変機能ユニット(VFU)100の一例が示される。機能再構成セル20は記憶回路(MRY)23と制御回路(MCNT)24を有する。記憶回路23は例えばシングルポートのスタティック・ランダム・アクセスメモリ(SRAM)25と、アドレスラッチ回路(ADRLAT)26によって構成される。SRAM25はメモリアレイ27、アドレスデコーダ(SDEC)28、及びタイミングコントローラ(TMCNT)29を備える。メモリアレイ27はアドレスラッチ回路26から供給されるアドレス信号によってアクセスされるデータフィールド(DFLD)27_Dと制御フィールド(CFLD)27_Cを有する。アドレスデコーダ(SDEC)28はアドレスラッチ回路(ADRLAT)26から出力されるアドレス信号をデコードして、データフィールド(DFLD)27_D及び制御フィールド(CFLD)27_Cの夫々からアクセス単位のメモリセルを選択する。タイミングコントローラ(TMCNT)29は選択されたアクセス単位のメモリセルに対してリード・ライト信号RW_j(j=0〜m)で指示されたリード動作又はライト動作を制御する。
制御回路24はアドレスラッチ回路26にアドレス信号を供給するセレクタ(ADRSL)30、アドレスラッチ回路26がラッチしたアドレス信号を+1づつインクリメントするアドレスインクリメンタ(ICRM)31、及びアクセス制御デコーダ(ACDEC)32を有する。セレクタ30には、データフィールド27_Dから読み出された情報DAT_D、アドレスインクリメンタ31の出力、及びバスSBUS,PBUSから供給されたアクセスアドレス情報の一部のアドレス情報ADR_EXTが入力される。アクセス制御デコーダ32には制御フィールド27_Cから読み出された制御情報DAT_C、外部イベント信号EXEVT、当該機能再構成セル20に対するランダムアクセス選択信号RDMAE_j、ロジックイネーブル信号LOGE_j、及びIOアクセス選択信号IOAE_jが供給され、それに基づいてセレクタ30の出力動作、および可変演算セル101の演算動作等を制御する。メモリアレイ27には図示しないアドレスフィールド(AFLD)と当該アドレスフィールドの出力をセレクタ30への入力とするパス(DAT_A)とを更に有し、メモリアレイ27にアクセスし前記アドレスフィールドからの出力をアクセス制御デコーダによりメモリアレイ27の次のアクセスアドレスとすることも可能である。
ランダムアクセス選択信号RDMAE_jがアクティブにされたときアクセス制御デコーダ32はセレクタ30にアドレス情報ADR_EXTを選択させ、そのアドレス情報ADR_EXTに従ってタイミングコントローラ29にリード/ライト信号RW_jに従ったアクセス動作を指示する。これによってSRAM25はアドレス情報ADR_EXTで指定されるアドレスに対してランダムアクセス可能になる。
IOアクセス選択信号IOAE_jがアクティブにされ、リード/ライト信号RW_jによりリード動作が指示されたとき、アクセス制御デコーダ32はそのときのアドレスラッチ回路26のアドレスラッチ状態を維持したままそのラッチアドレス情報に従ってタイミングコントローラ29にリードアクセス動作を指示する。これにより、機能再構成セル20のIOアクセス選択信号IOAE_jがアクティブにされると、そのときSRAM25で選択されている記憶領域に対してアクセス可能になり、SRAM25に対して一つのメモリマップドIOデータレジスタに対する読出しと等価なアクセス動作が可能になる。また、IOアクセス選択信号IOAE_jがアクティブにされ、リード・ライト信号RW_jによりライト動作が指示されたとき、アクセス制御デコーダ32はアドレス情報ADR_EXTをアドレスセレクタ30に選択させ、そのアドレス情報ADR_EXTをアドレスラッチ26にセットして、SRAM25に対する読出しアドレスを初期設定することができる。このように、IOアクセス選択信号IOAE_jがイネーブルにされたとき書込み対象とされるアドレスラッチ回路26は書込み対象とされるメモリマップドIOレジスタと等価のレジスタとして把握することができる。この等価レジスタをスタートアドレス設定用等価IOレジスタと称する。また、IOアクセス選択信号IOAE_jがイネーブルにされたとき読出し対象とされるSRAMのメモリ領域は読出し対象とされるメモリマップドIOレジスタと等価のレジスタとして把握することができる。この等価レジスタをデータリード用等価IOレジスタと称する。
ロジックイネーブル信号LOGE_jがアクティブにされたとき、アクセス制御デコーダ32はそのときアドレスラッチ26が保持しているアドレスをスタートアドレスとして、そのアクティブ期間にSRAM25のメモリリードサイクルを繰り返し起動し、サイクル毎に、制御フィールド27_Cから読み出される制御情報DAT_Cに従ってセレクタ30の選択動作を制御する。外部イベント信号EXEVTがイネーブルにされたとき、アクセス制御デコーダ32は当該メモリリードサイクルにおいてアドレスセレクタ30に特定のアドレス(例えばSRAM25の先頭アドレス)を出力させる。ロジックイネーブル信号LOGE_jがイネーブルにされたときスタートアドレスを保持するアドレスラッチ26はロジック動作の開始を指示するイネーブルビットの書込み対象とされるメモリマップドIOレジスタと等価のレジスタとして把握することができる。この等価レジスタをロジックイネーブル用等価IOレジスタと称する。
前記ランダムアクセス可能にされる動作形態は第1の動作モードとされる。前述のIOアクセス選択信号IOAE_jがアクティブにされるIOアクセス動作形態及びロジックイネーブル信号LOGE_jがアクティブにされるロジック動作形態は、前記第1の動作モードに対して第2の動作モードとされる。
この機能再構成セル20によれば、記憶回路23の読み出しを機能再構成セル20それ自体で自律的に制御することができる。例えば、前記制御回路24はSRAM25の次の読出しアドレスを先にSRAM25から読出した制御フィールドCFLDの情報DAT_Cやアクセス制御デコーダ32に供給される外部イベント信号EXEVTの入力に基づいて自律的に制御することが可能である。これにより、可変論理機能を実現するための記憶回路23を論理回路と等価な回路として扱うことができる。したがって、実現可能な論理構成や論理規模に融通性を得ることができ、また、小さなチップ占有面積で大きな論理規模にも対応可能な可変論理機能を実現可能になる。
また、機能再構成セル20の制御回路24は、外部からインタフェース制御回路21に与えられるロジックイネーブルのための指示に基づいて、前記記憶回路23のメモリアレイ27に対するライトプロテクションを行う。これにより、論理機能を実現するために一旦記憶部に設定されたデータがランダムアクセスによって誤って消去又は書き換えされる虞を未然に防止することができる。ロジックイネーブルのための指示は、先にメモリアレイ27から読み出した制御フィールド27_Cの情報を用いて前記メモリアレイの次の読み出しアドレスを決める動作を行う指示である。設定された論理機能を実行する動作が指示されたとき、その論理機能が不所望に変更されることはない。
可変演算セル101は論理演算フィールド(LGCF)103と制御レジスタ(REG_L)102から成る。論理演算フィールド103は論理和、論理積、反転、排他的論理和、排他的論理積などの論理演算機能が選択可能にされ、それら論理演算機能は、ハードワイヤードロジック、又は真理値表データを参照して論理機能を実現するルックアップテーブル方式により実現される。制御レジスタ102には制御フィールド27_Cからの制御データをアクセス制御デコーダ32が解読して演算制御データがセットされる。論理演算フィールド103はイネーブル信号Cond_LEにより動作可能にされると、制御レジスタ102にセットされた演算制御データに基づいて論理演算機能が選択される。演算結果はL(DAT_D)、L(DAT_C)として出力される。特に制限されないが、L(DAT_D)はDAT_Dに対する演算結果に対応され、L(DAT_C)はDAT_Cに対する演算結果に対応される。イネーブル信号Cond_LEは、例えばCPU2等からの指示に従ってバスインタフェース回路4が出力する。
図2には複数の可変機能ユニット100のアレイ構成が例示される。複数の可変機能ユニット100はマトリクス配置され、左右に隣接する可変機能ユニット100の間には接続経路選択回路(RSW)35が配置される。可変機能ユニット100及び接続経路選択回路35は行単位で内部バスIBUS_i(i=0,1,…)に接続される。内部バスIBUS_iはアドレスバスIABUS_iとデータバスIDBUS_i等に大別される。内部アドレスバスIABUS_iは制御回路24に前記アドレスADR_EXTを供給する。内部データバスIDBUS_iは可変機能ユニット100との間で情報DAT_C,DAT_D及びL(DAT_C),L(DAT_D)等を伝達するために用いられる。接続経路選択回路35は、可変機能ユニット100のデータDAT_C,DAT_D及びL(DAT_C),L(DAT_D)の伝達経路を上下又は左右に隣接する可変機能ユニット100、もしくは対応行の内部データバスIDBUS_iの間で選択的に接続するスイッチ回路36と、前記スイッチ回路36のスイッチ制御情報を保持するための接続用記憶回路37とを有する。またスイッチ回路36は可変機能ユニット100から入力したデータL(DAT_D),L(DAT_C)をそのまま出力して、複数のスイッチ回路36からデータL(DAT_D),L(DAT_C)を並列に供給可能にする動作形態を有する。接続用記憶回路37は内部バスIABUS_i,IDBUS_iを介してランダムアクセスされることによってスイッチ回路36のための所要のスイッチ制御情報が設定される。記憶回路23に対するランダムアクセスが指示されたときは、接続用記憶回路37の設定内容にかかわらず、スイッチ回路36は、ランダムアクセス選択信号RDMAE_jにより、ランダムアクセス対象にされる記憶回路23を内部データバスIDBUS_iに接続するように制御される。
一の機能再構成セル20のデータDAT_C,DAT_Dを他の機能再構成セル20又は他の可変演算セル101に、また、可変演算セル101のデータL(DAT_C),L(DAT_D)を他の機能再構成セル20又は他の可変演算セル101に伝達することが可能であるから、複数の機能再構成セル20間でそれぞれの前記自律制御を連動させることが可能になり、また、その際に可変演算セル101を用いることができる。複数の機能再構成セル20を直列的に動作させ、あるいは並列的に動作させて、一単位の論理機能を実現することが可能になる。具体例は後で詳述する。
機能再構成セル20の記憶回路23には論理機能を定義するためのコンフィギュレーション情報がランダムアクセス設定され、接続経路選択回路35の接続用記憶回路37には接続経路を定義するためのコンフィグレーション情報がランダムアクセスによって設定される。論理機能が設定された機能再構成セル20に論理動作の開始が指示されると、その論理動作によって得られる情報は左右又は上下に配置された別の機能再構成セル20に接続経路選択回路35を介して伝達可能にされ、また、機能再構成セル20の論理動作による情報は前記メモリマップドIOレジスタに対する読出しと等価なアクセス動作により対応するバスIBUS_iを介して外部に読み出し可能にされる。
図3には機能再構成メモリ8の全体的な構成が例示される。バスSBUS,PBUSからのアクセス要求に応答して、図2で説明した複数個の可変機能ユニット100と接続経路選択回路35のアレイに対する制御を行うインタフェース制御回路として、バスインタフェース回路(BUSIF)40、アドレスデコーダ(ADEC)41、及び内部バス選択回路(IBSL)42を有する。
前記複数個の機能再構成セル20の記憶回路23のメモリエリア(SRAM25の記憶領域)には図12に例示されるように、第1のアドレス範囲AA1のアドレスがマッピングされる。第1のアドレス範囲AA1はシステムバスSBUSに接続するメモリ空間の一部のアドレス空間とされる。また、前記夫々の機能再構成セル20のための等価的なメモリマップドIOレジスタとして把握することができる前記スタートアドレス設定用等価IOレジスタ、データリード用等価IOレジスタ及びロジックイネーブル用等価IOレジスタには第2のアドレス範囲AA2のアドレスがマッピングされる。図12において1個の機能再構成セルにおけるSRAMのアドレスは256ワード分のアドレスとされ、1個の機能再構成セルにおける前記3個の等価的なメモリマップドIOレジスタのアドレスは3ワード分のアドレスとされる。第2のアドレス範囲AA2は周辺バスPBUSに接続される周辺回路のレジスタ等に割り当てられるメモリマップドIOアドレス空間の一部のアドレス空間とされる。前記接続用記憶回路37の記憶領域には第3のアドレス範囲AA3のアドレスがマッピングされる。第3のアドレス範囲AA3はシステムバスSBUS若しくは周辺バスPBUSに接続するメモリ空間の一部のアドレス空間とされる。
バスステートコントローラ6は、第1又は第3のアドレス範囲AA1,AA3へのアクセス要求があったときデータプロセッサのアドレス空間中のメモリアドレス空間へのアクセスとしてアクセス制御を行い、第2のアドレス空間AA2へのアクセス要求があった時はデータプロセッサのアドレス空間中のIOアドレス空間へのアクセスとしてアクセス制御を行う。第1乃至第3のいずれのアドレス範囲へのアクセスであったとしても機能再構成メモリ8のバスインタフェース回路40がアクセスの受付をする。第1又は第3のアドレス範囲AA1,AA3へのアクセス要求があったときはバスインタフェース回路40はメモリウインドウイネーブル信号CMEをアクティブとし、第2のアドレス範囲AA2のアクセス要求があったときバスインタフェース回路40はロジックウインドウイネーブル信号CREをアクティブとする。アクセス要求に係るデータの方向はアクセス要求元から発行されるリード信号RD及びライト信号WTによって判別される。尚、メモリウインドウイネーブル信号CME及びロジックウインドウイネーブル信号CREは例えばアドレスデコーダ41に供給される。
アドレスデコーダ41はアクセス要求に係るアドレス信号の上位側ビットをデコードして、アレイ状に配置された機能再構成セル20と接続経路選択回路35のうち何れの回路が指定されているかを判別する。接続経路選択回路35が指定されているときは当該回路の接続用記憶回路37をイネーブルとし、対応する内部バスIBUS_iをバス選択回路42に選択させてシステムバスSBUSに接続し、そのアクセス要求に伴うアドレス信号の下位側アドレス情報を用いて当該接続用記憶回路37をランダムアクセス可能にする。これにより、CPU2等は第3のアドレス範囲AA3のアドレスを指定するランダムアクセスにより接続用記憶回路37に書き込みを行って機能再構成セル20間の接続を任意に定義することができる。
また、アドレスデコーダ41は、アドレスデコードにより、アドレス範囲AA1のアドレスにより機能再構成セル20が指定されていることを判別したときは、当該機能再構成セルに割り当てられたRDMAE_jをアクティブとし、対応する内部バスIBUS_iをバス選択回路42に選択させてシステムバスSBUSに接続し、そのアクセス要求に伴うアドレス信号の下位側アドレス情報を用いて当該接続用記憶回路37をランダムアクセス可能にする。これにより、CPU2等は第1のアドレス範囲AA1のアドレスを指定するランダムアクセスによって記憶回路23のSRAM25に書き込みを行って当該機能再構成セル20の論理構成を任意に定義することができる。
アドレスデコーダ41は、アドレスデコードにより、アドレス範囲AA2のアドレスにより機能再構成セル20の前記等価的なメモリマップドIOレジスタが指定されていることを判別したときは、指定された等価的なメモリマップドIOレジスタに応じて、IOAE_j又はLOGE_jをアクティブとし、リード・ライト信号RW_jを生成する。
即ち、そのとき、周辺バスPBUSから前記スタートアドレス設定用等価IOレジスタを指定してライト信号WTにより書き込み動作が指示されたとき、アドレスデコーダ41はそのアクセス要求に伴うアドレス信号の下位側アドレス情報で指定される機能再構成セル20に割り当てられたIOAE_jをアクティブとする。更に、リード・ライト信号RW_jによってライト動作を指定する。これによって当該機能再構成セル20のADRSEL30を経由してADRLAT26に書き込みデータがセットされる。
また、そのとき、周辺バスPBUSから前記ロジックイネーブル用等価IOレジスタを指定してリード信号RDにより読み出し動作が指示されたとき、アドレスデコーダ41はそのアクセス要求に伴うアドレス信号の下位側アドレス情報で指定される機能再構成セル20に割り当てられたLOGE_jをアクティブとする。更に、リード・ライト信号RW_jによってリード動作を指定する。これによって当該機能再構成セル20のアクセス制御デコーダ32はそのときアドレスラッチ26が保持しているアドレスをスタートアドレスとしてそのアクティブ期間にSRAM25のメモリリードサイクルを繰り返し起動し、サイクル毎にデータフィールド27_Dから読み出されるデータ情報DAT_Dをセレクタに帰還させ、サイクル毎に、制御フィールド27_Cから読み出される制御情報DAT_Cに従ってセレクタ30の選択動作を制御して、論理動作を実現する。
また、そのとき、周辺バスPBUSから前記データリード用等価IOレジスタを指定してリード信号RDにより読み出し動作が指示されたとき、アドレスデコーダ41はそのアクセス要求に伴うアドレス信号の下位側アドレス情報で指定される機能再構成セル20に割り当てられたIOAE_jをアクティブとする。更に、バスインタフェース回路40はリード・ライト信号RW_jによってリード動作を指定する。これによって当該機能再構成セル20のADRLAT26が保持しているアドレス情報によって選択されるSRAM25の記憶領域からリードされる情報をバスインタフェース回路40が受け取って周辺バスPBUSにリードデータとして出力する。これにより、CPU2等は論理機能が設定された機能再構成セル20による論理動作の結果を第2のアドレス範囲AA2のアドレスを指定するリードアクセスによって任意に取得することができる。バスインタフェース回路40は論理動作の結果の一つとして論理動作完了のような要求を認識すると、割り込み信号を割り込みコントローラ16に供給することができる。これによる割り込みが与えられたCPU2は例えば前記データリード用等価IOレジスタに対するリード動作を指定することによって当該論理動作を終了した機能再構成セル20から論理動作の結果を取得する動作ルーチンに移行したりすることが可能になる。
上述のように、前記記憶回路に対するランダムアクセス用のアドレスマッピング(第1のアドレス範囲)に対し、機能設定された機能再構成セルによる論理動作結果を取得するために機能再構成セルに割り当てたメモリマップドI/Oアドレスのようなアドレス(第2のアドレス範囲のアドレス)を個別化することにより、機能再構成セルに対する論理機能をダイナミックに再構成してもそれによる論理動作結果を取得するためのリードアドレスに変更を生ぜず、機能再構成セルに対する論理機能をダイナミックに再構成することが容易になる。
機能再構成セル20における論理動作の基本概念が図7に示される。制御回路24は条件COND=1で外部アドレスADR_EXTであるアドレスYを記憶回路23のアクセスアドレスとし、条件COND=0の間は、制御情報DAT_Cで決まる内部シーケンスにしたがってデータ情報DAT_Dで指定されるアドレスによって記憶回路23をアクセスする。図14に例示されるように、内部シーケンスにしたがって処理Aを行っているとき、条件COND=0の間は内部シーケンスで規定されるデータ情報DAT_Dにより指定されるアドレスに応じて処理Bに分岐することが可能であり、また、条件COND=1の時に外部アドレスADR_EXTで指定される処理Cに分岐することも可能である。ここで、前記条件CONDは、前記CPU2などによる機能再構成メモリ8に対するアクセス形態によって決まる条件、更には、前記制御情報DAT_Cで決まる条件として把握すればよい。
機能再構成セル20でリロード型ダウンカウンタを構成する場合の例が図15Aに示される。ここではTYPE、CFLAGは制御情報DAT_Cに含まれるものとする。図15Bには記憶回路23の保持情報が例示される。DataはデータフィールドDFLDの情報、addressはアドレスラッチ回路26に供給されるアドレス情報を意味する。例えば、CFLAG=1(COND=1)のとき外部アドレスADR_EXTとして“0110”が入力されると、これをアドレスとしてCFLAG=0、Data=“0101”が読み出され、読み出されたデータが次の読み出しアドレスとされ、以下同様の動作がCFLAG=1になるまで繰り返される。この間に出力されるデータ情報DAT_Dは“1010”から“0000”までのダウンカウント値とされる。COND=1のとき再度、カウント初期値をリロードしてダウンカウントを繰り返すことができる。図15Cには前記ダウンカウント動作におけるフローチャートが例示される。
2個の機能再構成セル20でリロード型ダウンカウンタを構成する場合の例が図16に示される。下位バイトの出力データDAT_Dの全ビットがオール“0”になったとき、CFLAGを上位バイトの機能再構成セル20の制御回路に与えて上位バイトの動作を開始させる。上位バイトの出力データDAT_Dの全ビットがオール“0”になったときマルチバイトのダウンカウントが完了され、再度、下位バイトのカウント初期値をリロードすることによってマルチバイトのダウンカウントを再開することができる。
図15Aの構成で3ビットカウンタを構成する場合の例を図17に示す。図17にはSRAMの記憶データが例示される。同図に示されるNext Address欄はアドレスラッチ回路26の値を意味する。最後に示された[Reg]はCFLAG=1によって外部から任意にアドレスが設定可能であることを意味する。図18には図17による3ビットカウンタ動作の動作シーケンスを例示する。ステップS11−1においてNにアドレスの初期値として“000”を設定し、ステップS11−2においてアドレス”000“のNext Addressフィールドに格納されている値”111“をNの値として設定し、ステップS11−3においてアドレス”111“のCFLAGフィールドに格納されている値”0“を判定する。以降、ステップS11−2とS11−3とをCFLAGフィールドの値が”1“になるまで繰り返す。この繰り返しの過程においてアドレスNのDataフィールドの値は値”111“から”000“までの1ダウンカウンタとして出力される。
図13の論理動作基本概念図に対応する具体的な動作例が図19に示される。外部トリガとして、例えば前記スタートアドレス設定用等価IOレジスタの指定によって初期アドレス値として “111”がアドレスラッチ26に入力される(S1)。次いで、ロジックイネーブル用等価IOレジスタの指定によって、アドレスラッチ26のアドレス情報がSRAM25に供給開始されることにより論理動作が起動される(S2)。これにより、そのアドレスで指定されたデータフィールドDFLDからデータ情報DAT_Dとして“110”がセレクタ30に供給され(S3)、また、制御フィールドCFLDから制御情報DAT_Cとして情報“101”がアクセス制御デコーダ32に供給される(S4)。アクセス制御デコーダ32はその情報“101”をデコードし、S3により帰還された情報“110”を選択し(S5)、今度はこの情報“110”をアドレスとしてSRAM25のアクセスが行われる(S6)。以下同様に動作が繰り返されて所要の論理動作(3ビットダウンカウンタ動作)が行われる。CLKはSRAM25のメモリサイクル等を規定する、機能再構成セル20の動作基準クロック信号である。
3ビットカウンタを夫々構成する機能再構成セル20を接続選択回路35で接続して6ビットカウンタを構成する例を図20に示す。本構成では夫々の機能再構成セルは3ビットアップカウンタ動作を行う例を示しており、データフィールドDFLDの設定値と外部から供給される初期アドレス値が図19の例と異なっている。機能再構成セル20_Lは下位3ビット、20_Uは上位3ビットを構成し、接続経路選択回路35は、下位3ビットを構成する機能再構成セル20_Lの制御フィールドCFLDの最下位ビットの反転値を、上位3ビットを構成する機能再構成セル20_Uのロジックイネーブル信号LOGE_jとして供給する。カウント動作を開始する前に機能再構成セル20_L、20_Uのアドレスラッチ回路26に初期アドレス値として“000”をセットし、その後、LOGE_iをアクティブとして機能再構成セル20_Lに下位3ビットのカウント動作を開始させる。下位3ビットの機能再構成セル20_Lによるアップカウントが終了して制御情報DAT_Cが“100”を出力する1サイクル期間だけLOGE_jをアクティブに変化させて、機能再構成セル20_Uに上位3ビットのカウント動作を行わせる。機能再構成セル20_Lの制御情報DAT_Cが“100”を出力した場合、20_Lのアドレス制御デコーダ32はセレクタ30に対して外部からの入力を選択してアドレスラッチ回路26にセットすることから、外部入力値としては“001”をセットしておけばよい。
CPUによる機能再構成メモリ8のアクセス形態が図22に例示される。CPU2やDMAC5による機能再構成メモリ8に対するランダムアクセスは経路PAS_Sを用いて行われる。このアクセス動作は機能再構成セル20及び接続経路選択回路35に対して機能を設定するためのコンフィギュレーション情報の設定に用いられる。また、論理機能の設定に用いられなかった機能再構成セル20を内部RAM(ITNR_RAM)としてリード・ライトアクセスする場合である。また、CPU2やDMAC5による機能再構成メモリ8に対するメモリマップドIOレジスタアクセスは経路PAS_Pを用いて行われる。このアクセス動作は、例えば前記スタートアドレス設定用等価IOレジスタ、データリード用等かIOレジスタ、ロジックイネーブル用等価IOレジスタに対するアクセスに用いられる。ランダムアクセス用のアドレスマッピングとメモリマップドIOレジスタアクセス用のアドレスマッピングは相互に分離されている。
以上の如く、機能再構成セル20及び接続経路選択回路35に所要のコンフィギュレーション情報を設定することにより、単数又は複数の機能再構成セル20を用いて所要の周辺機能を実現することができる。この機能を用いることにより、単数又は複数の機能再構成セル20に、論理演算、算術演算、更には符号化/復号演算などの所要の演算機能を実現することも可能である。このとき、機能再構成メモリ8は、図1に例示されるように、機能再構成セル20と共に論理機能がある程度限定された可変演算セル101を備え、機能再構成セル20に対する演算機能設定の負担を軽減している。
次に、機能再構成セル20に付加された可変演算セル101及び並列演算を容易化するための演算回路110について更に説明する。
図23Aにはレジスタ102に設定される演算制御データのデータフォーマットが例示される。入力選択フィールドCRF1、論理演算指定フィールドCRF2、及び論理演算のビット指定フィールドCRF3を有する。図1の例では入力選択フィールドCRF1は無視される。論理演算指定フィールドCRF2は論理演算の種別を指定する。論理演算のビット指定フィールドCRF3は、入力される演算対象データのどのビットを演算対象ビットにするかを指定する。ここでは演算対象データの入力単位をワードと称する。図23Bに例示される論理演算指定フィールドCRF2は3ビットで論理演算の種別、例えば論理和、排他的論理和、論理積、否定論理を指定し、“000”乃至 “011”はワード単位の演算を指定し、“100”乃至“111”はビット単位の演算を指定する。ビット単位の演算指定において、演算対象ビットは、図23Bに例示される4ビットのビット指定フィールドCRF3で指定される。ここでは1ワード16ビットまで対応できる。図1の例において論理和、排他的論理和、又は論理積の2入力の一方の演算対象データはDAT_D,DAT_Cであり、他方の演算対象データは特に制限されないが、外部入力されるデータではなく、LGCF103に固有の固定値とされる。或いは、一方の演算対象データをDAT_D、他方の演算対象データをDAT_Cとし、演算結果をL(DAT_D)とし、L(DAT_C)にはDAT_Cをそのまま出力する。図23Cには可変演算セル101に対するイネーブル信号Cond_LEの意義が例示される。“0”であれば演算対象データはDAT_D,DAT_Cをスルーで出力し、“1”であれば演算制御データの指定に従って演算を行う。
図24A乃至図24Dには可変演算セル101による演算例が示される。図24Aには1つの可変機能ユニット100における機能再構成セル20と可変演算セル101との関係が示される。図24Bには可変演算セルの機能が模式的に示される。図24Cには入力データDAT_D,DAT_Cに対してワード単位で否定論理演算を行って演算結果データL(DAT_D)、L(DAT_C)を出力する場合を例示する。図24Dは入力データDAT_D,DAT_Cの指定ビットに対して否定論理演算を行って演算結果データL(DAT_D)、L(DAT_C)を出力する場合を例示する。
図25には複数の可変演算セル101の出力に対して演算回路110で並列演算を行う動作形態が例示される。演算回路の演算種別は並列入力データに対する論理和、論理積、排他的論理和、排他的論理積などとされ、その演算種別は固定であってもよいし、CPU2からの初期設定によって可変であってもよい。演算結果は、当該演算回路110内のデータレジスタ(DOTREG)112に蓄積される。当該データレジスタ112には固有のIOアドレスが割当てられ、蓄積された演算結果は、当該レジスタ112を指定するIOレジスタリードアクセスによって、内部バスIBUS_0を経由して外部に読出し可能にされる。並列的な演算経路は接続経路選択回路35における接続用記憶回路37に書き込まれる設定データによって決定されればよい。
図26には複数の可変演算セル101の出力をカスケード接続して順次演算を行う動作形態が例示される。カスケード接続された初段の可変演算セル101は機能再構成セル20から出力されるデータDAT_D,DAT_Cを入力して演算を行う。第2段目以降の可変演算セル101は前段の可変演算セル101の出力データL(DAT_D),L(DAT_C)を入力して演算を行う。直列的な演算経路は接続経路選択回路35における接続用記憶回路37に書き込まれる設定データによって決定される。
図4及び図5には機能再構成メモリ8における可変演算セル101のアレイ構成の別の例が示される。図4は図2に対応され、図5は図3に対応される。図2及び図3との相違点は、演算回路110を備えず、可変演算セル101から演算回路110への演算データL(DAT_D),L(DAT_C)の並列パスを廃止したことである。図25の並列接続形態による演算動作を行うことはできないが、その分、ハードウェアの縮小が可能になる。
《可変機能ユニットの第2の例》
図6には可変機能ユニットの第2の例が示される。同図に示される可変機能ユニット100Aは図1とは異なる可変演算セル101Aを有する。可変演算セル101Aは論理演算フィールド(LGCF)103Aと前記制御レジスタ(REG_L)102を備え、論理演算フィールド103Aは、演算対象データの入力端子として、対応する記憶回路23からの出力を受ける複数の第1入力端子TML1と、別の可変論理セルの出力を受ける複数の第2入力端子TML2とを別々に備える。図7には複数個の可変機能ユニット100Aのアレイ構成が例示され、図8には複数個の可変機能ユニット100Aのアレイ構成とともに前記演算回路110を採用して構成される機能再構成メモリ8の全体的な構成が例示される。図7及び図8の構成は図2及び図3に比べてデータL(DAT_D),L(DAT_C)の伝達経路12が追加されている。図7図から明らかなように、一つの可変演算セル101Aから出力されるデータL(DAT_D),L(DAT_C)は接続経路選択回路35を介して別の可変演算セル101Aの第2入力端子TML2に入力可能にされる。
レジスタ102における演算制御データのデータフォーマットは図23A乃至図23Cで説明した通りであるが、入力選択フィールドCRF1は無視されず、論理演算フィールド103に否定論理を選択するときその入力を第1入力端子TML1又は第2入力端子TML2の何れにするかを指定する。論理演算フィールド103は、特に制限されないが、前述と同様に、論理和、排他的論理和、論理積、又は否定論理の論理演算が可能にされ、論理和、排他的論理和、又は論理積が指定されたときは第1入力端子TML1からの入力データと第2入力端子TML1からの入力データとを演算対象にする。演算動作の種類は論理演算指定フィールドCRF2で指定され、演算対象ビットの指定はビット指定フィールドCRF3で指定される。指定以外の演算対象ビットは、特に制限されないが、入力選択フィールドCRF1で指定されている入力側の対応ビットがスルーで出力される。
図27A乃至図27Dには可変演算セル101Aによる演算例が示される。図27Aには前後の可変機能ユニット100Aのカスケード接続形態を模式的に示す。論理演算フィールド103Aは、論理和、排他的論理和、又は論理積が指定されたとき、対応する機能再構成セル20の出力DAT_D,DAT_Cと前段の論理演算フィールド103Aから出力される演算結果データL(DAT_D),L(DAT_C)を演算して後段の可変機能ユニット100Aに出力する。図27Bには可変演算セル101Aの機能が模式的に示される。図27Cには入力データDAT_D(n),DAT_C(n)とL(DAT_D(n-1)),L(DAT_C(n-1))に対してワード単位で論理和演算を行って演算結果データL(DAT_D(n))、L(DAT_C(n))を出力する場合を例示する。図27Dは入力データDAT_D(n),DAT_C(n)とL(DAT_D(n-1)),L(DAT_C(n-1))の第3ビットに対して論理積を行い、他のビットに対してはTML2側の入力データDAT_D(n),DAT_C(n)をスルーで出力する場合を例示する。
図28には複数の可変演算セル101Aの出力をカスケード接続して順次演算を行う動作形態が例示される。カスケード接続された格段の可変演算セル101Aは機能再構成セル20から出力されるデータDAT_D,DAT_C(入力端子TML1からの入力データ)と入力端子TML2からの入力データに対して演算を行う。直列的な演算経路は接続経路選択回路35における接続用記憶回路37に書き込まれる設定データによって決定される。
複数の可変演算セル101Aの出力に対して演算回路110で並列演算を行う動作形態は上述と同様であるからその詳細な説明は省略する。
図9及び図10には機能再構成メモリ8における可変演算セル101Aのアレイ構成の別の例が示される。図9は図2に対応され、図10は図3に対応される。図2及び図3との相違点は、演算回路110を備えず、可変演算セル101Aから演算回路110への演算データL(DAT_D),L(DAT_C)の並列パスを廃止したことである。並列接続形態による演算動作を行うことはできないが、その分、ハードウェアの縮小が可能になる。
《可変機能ユニットの第3の例》
図11には可変機能ユニットの第3の例が示される。同図に示される可変機能ユニット100Bは図6とは異なる可変演算セル101Bを有する。可変演算セル101Bは論理演算フィールド(LGCF)103Aの出力を入力端子TML2に戻すための帰還経路130を備え、入力端子TML2の入力として、帰還経路130からのデータ又は前段のデータL(DAT_D),L(DAT_C)を選択するセレクタ(INSLC)104,105を備える点が図6と相違される。その他の構成は図6と同様であるからその詳細な説明は省略する。
図29A及び図29Bには可変演算セル101Bにおけるセレクタ104,105の選択制御形態が例示される。図29Aに可変演算セル101Bを模式的に示すとおり、セレクタ104,105はレジスタ102の入力選択フィールドCRF1の値によって選択動作を行う。選択形態は図29Bに例示される。この構成により、可変演算セル101Bによる演算形態が更に増える。
《可変機能ユニットの第4の例》
以上の説明では前記可変演算セル101,101A、101Bは、前記記憶回路23の前記制御フィールド27_Cから出力される制御データに基づいて演算動作が制御されるものとして説明した。本発明はそれに限定されず、CPUによって演算制御レジスタに初期設定される制御データに基づいて演算動作が制御されるようにしてもよいし、双方を併用してもよい。
図30にはCPU2によって演算制御レジスタ(ACREG)に初期設定された制御データに基づいて可変演算セル101Cの演算動作を制御可能にした機能再構成メモリ8Aが例示される。可変機能ユニット100Cは前記可変機能ユニット100Aに対しては可変演算セル101Cの構成が相違される。140は可変演算セル101Cのための演算制御回路であり、入出力バッファ(IOBUF)141、データレジスタ(DATREG)142、及び演算制御レジスタ(ACREG)143を備える。演算制御レジスタ(ACREG)140はCPU2によって演算制御データが初期設定される。データレジスタ(DATREG)141は演算結果が格納されるメモリマップドIOレジスタとされ、CPU2によってアクセス可能にされる。可変演算セル101Cは可変演算セル101A、101Bに対してレジスタ102への制御データが演算制御レジスタ(ACREG)143から行われる点が相違され、その他も構成は図6などに基づいて説明した内容と同様であり、その詳細な説明は省略する。
図30の説明では可変演算セル101Cが予めカスケード接続された構成を一例としたが、図8等で説明したスイッチマトリクス回路を用いたアレイ構成にも適用可能であることは言うまでもない。
以上説明したマイクロコンピュータ1によれば以下の作用効果がある。
(1)記憶回路23の読み出しを機能再構成セル20それ自体で自律的に制御することができる。したがって、可変論理機能を実現するための記憶回路23を論理回路と等価な回路として扱うことができ、実現可能な論理構成に融通性があり、小さなチップ占有面積で大きな論理規模にも対応可能な可変論理機能を実現可能になる。
(2)CPU2等は第3のアドレス範囲AA3に対するライトアクセス要求を行なうことにより、そのアクセス要求に係るアドレスが割り当てられた前記接続用記憶回路35をランダムアクセスして、機能再構成セル20の間の接続を定義するためのスイッチ制御情報を任意に書き込むことができる。
(3)CPU2等は第1のアドレス範囲AA1に対してアクセス要求を行なうことにより、そのアクセス要求に係るアドレスが割り当てられている機能再構成セル20のSRAM25をランダムアクセスして、前記機能再構成セル20のSRAM25に所定の論理機能を実現するための情報を任意に定義することができる。
(4)CPU2等は第2のアドレス範囲AA2に対してデータリード用等価IOレジスタアクセスを要求することにより、制御回路24がSRAM23から出力している情報を前記論理機能によって得られた結果としてリードすることができる。これにより、CPU2等は論理機能が設定された機能再構成セル20による論理動作の結果を第2のアドレス範囲AA2のアドレスを指定したリードアクセスによって任意に取得することができる。
(5)ランダムアクセス用のAA1,AA3のアドレスマッピングに対し、機能設定された機能再構成セル20による論理動作結果を取得したりするために機能再構成セル20に割り当てたメモリマップドIOアドレスのようなAA2のアドレスマッピングを個別化することにより、機能再構成セル20及び接続選択回路35に対する論理機能をダイナミックに再構成してもそれによる論理動作結果を取得するためのリードアドレス等に変更を生ぜず、機能再構成セル20に対する論理機能をダイナミックに再構成することが容易になる。
(6)CPU2からバスインタフェース回路40に対する機能再構成セル20への機能設定用アクセス経路にシステムバスSBUSを用い、機能設定された機能再構成セル20への等価的メモリマップドレジスタアクセスのための経路に周辺バスを用い、双方の経路が分離されるから、機能再構成セル20に周辺機能を設定して利用する場合には、CPU2等によるメモリアクセス経路と、周辺回路に対するアクセス経路を分離しているアーキテクチャとの整合を容易に図ることができる。
(7)演算回路機能の全てを機能再構成セル20に負担させずに演算を行う可変演算セル101,101A、101Bを備えるから、可変論理に対する機能設定の負担を部分的に軽減することができる。
(8)前記可変演算セル101,101A、101Bは、前記記憶回路の前記制御フィールド27_Cから出力される制御データに基づいて演算動作が制御されるから、可変演算セルの演算動作を機能再構成セル20による論理動作と同期させ易くなる。
(9)可変演算セル101Cは、CPU2によって演算制御レジスタ143に初期設定される制御データに基づいて演算動作が制御されるから、能再構成セル20の制御フィールドに対する設定内容に依存させずに可変演算セルを論理動作させることが可能になる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
機能再構成メモリ8はSRAMで構成した例を説明したが、例えばMRAMで構成しても良い。MRAMは高速の読出し/書込動作が可能とされる不揮発性メモリである。既知の他の不揮発性メモリであるFlashメモリや相変化メモリ等で構成することも可能である。MRAMとFlashメモリとを比較すると読出し/書込動作ともにMRAMが高速であり、Flashメモリの持つ書換え回数の制限がないという利点がある。相変化メモリと比較すると、読出し/書込動作速度はほぼ同等であるが、相変化メモリに比べて熱耐性が高いという利点がある。一方でMRAMは磁気記憶方式であることから、耐磁性が相変化メモリに比べて低い。使用環境に応じて機能再構成メモリ8を構成するメモリを選択すればよい。
機能再構成メモリ8を不揮発性メモリで構成することで、一旦構成した論理機能は電源が遮断されたとしても維持されるとの利点を得ることができ、またROM3に格納しているプログラムを機能再構成メモリ8のランダムアクセス可能な内部メモリ(ITNR_RAM)の一部空間に格納することができる。MRAMや相変化メモリで構成することで中央処理装置のワーク領域としてのRAM4に代えて、ランダムアクセス可能な内部メモリ(ITNR_RAM)の他の空間を用いることも可能となる。
また、等価的メモリマップドIOレジスタアクセスは一例であり、そのためのLOGE_j等のイネーブル信号や、等価的メモリマップドIOレジスタの種類は適宜変更可能である。また、システムバスと周辺バスを分けるアーキテクチャを採用しない場合には機能再構成セルに対するランダムアクセス経路と等価的メモリマップドIOレジスタアクセスの経路を分離しなくてもよい。マトリクス配置された機能再構成セルとバスの接続形態として、X,Y方向にバスを配置し、X,Yのそれぞれの方向からアドレシングしてバスに接続する接続形態を採用してもよい。機能再構成セルによって実現される周辺機能は上記に限定されず適宜変更可能である。また、CPUに対する所謂周辺機能に限定されない。アクセラレータのようにCPUの負担を軽減する演算機能等を割り当てることも可能である。アクセス制御装置はCPUに限定されない。機能再構成メモリと一緒に半導体装置に搭載される回路は図21に限定されず、半導体集積回路の機能や用途に応じて適宜変更可能である。半導体装置はシングルチップに限定されず、マルチチップをモジュール基板に搭載して封止したシステム・イン・パッケージのような半導体装置にも適用することができる。クロック発生制御、クロックイネーブル制御が付加された機能再構成セルはPWMやカウンタ以外の種々の回路機能の実現に広く適用することができる。本発明は可変論理モジュールを備えた半導体データ処理装置等の半導体装置に広く適用することができる。
1 データプロセッサ
2 中央処理装置(CPU)
4 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
5 ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ(DMAC)
SBUS システムバス(第1バス)
6 バス・ステート・コントローラ(BSC)
PBUS 周辺バス(第2バス)
8 機能再構成メモリ(RCFGM)
16 割込みコントローラ(INTC)
20 機能再構成セル(ACMU)
21 インタフェース制御回路(IFCNT)
23 記憶回路(MRY)
24 制御回路(MCONT)
25 スタティック・ランダム・アクセスメモリ(SRAM)
26 アドレスラッチ回路(ADRLAT)
27 メモリアレイ27
28 アドレスデコーダ(SDEC)
29 タイミングコントローラ(TMCNT)
27_D データフィールド(DFLD)
27_C 制御フィールド(CFLD)
30 セレクタ(ADRSL)
31 アドレスインクリメンタ(ICRM)
32 アクセス制御デコーダ(ACDEC)
DAT_C 制御情報
EXEVT 外部イベント信号
RDMAE_j ランダムアクセス選択信号
IOAE_j IOアクセス選択信号
RW_j リード/ライト信号
LOGE_j ロジックイネーブル信号
35 接続経路選択回路
IBUS_i 内部バス
IABUS_i 内部アドレスバス
IDBUS_i 内部データバス
36 スイッチ回路
37 接続用記憶回路
40 バスインタフェース回路(BUSIF)
41 アドレスデコーダ(ADEC)
42 内部バス選択回路(IBSL)
AA1 第1のアドレス範囲
AA2 第2のアドレス範囲
AA3 第3のアドレス範囲
51 演算制御部
52 演算ロジック部
53 メモリ部
54 演算制御部
55 演算ロック部
100,100A,100B、100C 可変機能ユニット
101,101A,101B,101C 可変演算セル
102 制御レジスタ
103,103A 論理演算フィールド
104,105 入力選択回路(INSLC)
TML1 第1入力端子
TML2 第2入力端子
110 演算回路

Claims (16)

  1. アクセス制御装置と、前記アクセス制御装置の制御を受ける機能再構成メモリ装置とを有し、
    前記機能再構成メモリ装置は、前記アクセス制御装置からアクセス要求を受けるインタフェース制御回路と、前記インタフェース制御回路に接続される複数の機能再構成セルと、前記機能再構成セルに一対一対応で設けられ前記機能再構成セルからの出力を受けて演算を行う可変演算セルと、前記可変演算セルの出力を別の可変演算セル又は別の機能再構成セルに供給可能にするための伝達回路と、を有し、
    前記機能再構成セルは記憶回路と制御回路を有し、
    前記記憶回路は前記制御回路から出力されるアドレス情報に基づいてアクセスされるデータフィールドと制御フィールドを有し、
    前記制御回路は、第1の動作モードでは前記アクセス制御装置からのアクセス要求に伴って前記インタフェース制御回路に与えられるアドレス情報に基づいて前記記憶回路をランダムアクセスし、第2動作モードでは先に前記記憶回路から読出した制御フィールドの情報又は外部イベント入力に基づいて前記記憶回路の次の読出しアドレスを自律的に制御し、
    前記伝達回路は前記インタフェース制御回路から与えられるデータに基づいて伝達経路が設定される、半導体装置。
  2. 前記可変演算セルは、前記記憶回路の前記制御フィールドから出力される制御データに基づいて演算動作が制御される、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記可変演算セルは、前記アクセス制御装置によって演算制御レジスタに初期設定される制御データに基づいて演算動作が制御される、請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記第2動作モードにおいて前記制御回路は、前記アクセス要求に伴って前記インタフェース制御回路に供給されるアドレス情報、所定の外部イベント入力を条件に前記制御回路が決定するアドレス情報、先に記憶回路のデータフィールドから読み出されたアドレス情報、又は先に前記記憶回路に出力したアドレス情報のアドレス演算により得られるアドレス情報を、前記次の読み出しアドレスとして出力する、請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記可変演算セルは、複数ビットの処理単位で演算データの入出力を行い、前記制御フィールドから出力される制御データに基づいて論理演算の種別と演算対象データビットを決定する、請求項4記載の半導体装置。
  6. 前記伝達回路は、隣り合う機能再構成セル及び可変論理セルの接続が可変可能にされるスイッチ回路と、前記スイッチ回路を接続する信号配線とを有する、請求項5記載の半導体装置。
  7. 前記スイッチ回路は、前記アクセス制御装置により前記インタフェース制御回路を介して書き込まれるデータによって隣り合う機能再構成セル及び可変論理セルの接続が決定される、請求項6記載の半導体装置。
  8. 前記可変演算セルは、演算対象データの入力端子として、対応する記憶回路からの出力を受ける第1入力端子と、別の可変論理セルの出力を受ける第2入力端子とを別々に備える、請求項5記載の半導体装置。
  9. 前記複数の可変演算セルによる演算結果の出力データを並列的に受けて演算を行う演算回路を更に有し、
    前記演算回路は演算結果を保持するデータレジスタを備え、
    前記アクセス制御装置は前記インタフェース制御回路を通して前記データレジスタをアクセス可能にされる、請求項1記載の半導体装置。
  10. 前記データレジスタにはアクセス制御装置のアドレス空間に配置された第1のメモリマップドIOレジスタアドレスが割当てられる、請求項9記載の半導体装置。
  11. 前記第1の動作モードにおいて前記機能再構成メモリ装置に含まれる前記記憶回路には前記アクセス制御装置のアドレス空間に配置されメモリアドレスが割当てられる、請求項1記載の半導体装置。
  12. 前記第2動作モードにおいて前記機能再構成メモリ装置の夫々には前記アクセス制御装置のアドレス空間に配置されたメモリマップドIOレジスタアドレスが割当てられる、請求項11記載の半導体装置。
  13. アクセス制御装置と、前記アクセス制御装置の制御を受ける機能再構成メモリ装置とを有し、
    前記機能再構成メモリ装置は、前記アクセス制御装置からアクセス要求を受けるインタフェース制御回路と、前記インタフェース制御回路に接続される複数の機能再構成セルと、前記機能再構成セルに一対一対応で設けられ前記機能再構成セルからの出力を受けて演算を行う可変演算セルと、前記可変演算セルの出力を別の可変演算セル又は別の機能再構成セルに供給可能にするための伝達回路と、前記複数の可変演算セルによる演算結果の出力データを並列的に受けて演算を行う演算回路と、を有し、
    前記機能再構成セルは記憶回路と制御回路を有し、
    前記記憶回路は前記制御回路から出力されるアドレス情報に基づいてアクセスされるデータフィールドと制御フィールドを有し、
    前記制御回路は、第1の動作モードでは前記アクセス制御装置からのアクセス要求に伴って前記インタフェース制御回路に与えられるアドレス情報に基づいて前記記憶回路をランダムアクセスし、第2動作モードでは先に前記記憶回路から読出した制御フィールドの情報又は外部イベント入力に基づいて前記記憶回路の次の読出しアドレスを自律的に制御し、
    前記可変演算セルは、演算対象データの入力端子として、対応する記憶回路からの出力を受ける第1入力端子と、別の可変論理セルの出力を受ける第2入力端子とを別々に備え、
    前記伝達回路は前記インタフェース制御回路から与えられるデータに基づいて伝達経路が設定される、半導体装置。
  14. 前記可変演算セルは、前記記憶回路の前記制御フィールドから出力される制御データに基づいて演算動作が制御される、請求項13記載の半導体装置。
  15. 前記可変演算セルは、前記アクセス制御装置によって演算制御レジスタに初期設定される制御データに基づいて演算動作が制御される、請求項13記載の半導体装置。
  16. 前記演算回路は演算結果を保持するデータレジスタを備え、
    前記アクセス制御装置は前記インタフェース制御回路を通して前記データレジスタをアクセス可能にされる、請求項13記載の半導体装置。
JP2009049661A 2009-03-03 2009-03-03 半導体装置 Withdrawn JP2010206513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049661A JP2010206513A (ja) 2009-03-03 2009-03-03 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009049661A JP2010206513A (ja) 2009-03-03 2009-03-03 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010206513A true JP2010206513A (ja) 2010-09-16

Family

ID=42967543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009049661A Withdrawn JP2010206513A (ja) 2009-03-03 2009-03-03 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010206513A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017163435A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング プログラマブルデバイスの制御方法およびプログラマブルデバイス
CN110609804A (zh) * 2018-06-15 2019-12-24 瑞萨电子株式会社 半导体器件和控制半导体器件的方法
CN113129961A (zh) * 2021-04-21 2021-07-16 中国人民解放军战略支援部队信息工程大学 一种面向密码逻辑阵列局部动态重构的配置电路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017163435A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 株式会社富士通アドバンストエンジニアリング プログラマブルデバイスの制御方法およびプログラマブルデバイス
CN110609804A (zh) * 2018-06-15 2019-12-24 瑞萨电子株式会社 半导体器件和控制半导体器件的方法
CN113129961A (zh) * 2021-04-21 2021-07-16 中国人民解放军战略支援部队信息工程大学 一种面向密码逻辑阵列局部动态重构的配置电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8686549B2 (en) Reconfigurable elements
US7873811B1 (en) Polymorphous computing fabric
US20100153676A1 (en) Semiconductor device
JPH08101761A (ja) 再構成可能な応用特定装置
JP4484756B2 (ja) リコンフィギュラブル回路および処理装置
JPH09128238A (ja) Cpuデータ経路における同時入出力動作のための複数レジスタバンクシステム
JP2013236380A (ja) プログラマブル回路、関連計算マシン、並びに、方法
JP2011181078A (ja) プログラマブル回路、関連計算マシン、並びに、方法
CN111183418B (zh) 可配置硬件加速器
US8949576B2 (en) Arithmetic node including general digital signal processing functions for an adaptive computing machine
NO324825B1 (no) Atte-bit mikroprosessor med RISC-arkitektur
US4159520A (en) Memory address control device with extender bus
JP2021507352A (ja) メモリ装置及びそれを制御するための方法
JPS58146943A (ja) デ−タ・プロセツサのマイクロワ−ド発生機構
JP2010206513A (ja) 半導体装置
WO2008108005A1 (en) A data transfer network and control apparatus for a system with an array of processing elements each either self- or common controlled
US7509479B2 (en) Reconfigurable global cellular automaton with RAM blocks coupled to input and output feedback crossbar switches receiving clock counter value from sequence control unit
JP2006302132A (ja) 信号処理装置及び再構成可能論理回路装置及び再構成可能順序回路
US8607029B2 (en) Dynamic reconfigurable circuit with a plurality of processing elements, data network, configuration memory, and immediate value network
US20080229063A1 (en) Processor Array with Separate Serial Module
JP2008293226A (ja) 半導体装置
JP4852149B2 (ja) 半導体装置
US7512873B2 (en) Parallel processing apparatus dynamically switching over circuit configuration
US20240126709A1 (en) Direct memory access controller
JP2008165537A (ja) 動的再構成可能プロセッサ及び再構成指示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20120605