JP2010205337A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光ディスクからアドレスを的確に取得する。
【解決手段】光ディスクDから光ピックアップ2を介してアドレスを検出する際に、光ディスクDから検出した誤り訂正なしのアドレスを含む訂正後アドレス32aと、訂正後アドレス32aに対して以前に検出したアドレスを基にして補正した補正アドレスとのどちらを採用するかをアドレスの検出状況に合わせて適切に行うことで、誤ったアドレスの採用を防ぐことが可能な光ディスク装置1Aを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、光ディスクから検出したアドレスの検出状況に応じて的確なアドレスを取得できる光ディスク装置に関する。
一般的に、音声信号,映像信号,データ信号などの各種の情報信号を高密度に記録及び/又は再生できる光ディスクとして、周知のCD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの他に、最近では、より一層高密度化を図ったBD(Blu−ray Disc)と呼称される高密度光ディスクが市販されている。
この種の光ディスクの信号記録面上には、情報信号を記録及び/又は再生するためのトラックが内周から外周に亘って渦巻き状、もしくは同心円状に形成されており、且つ、トラック内は情報信号の記録/再生単位となるブロックやセクタに分割されて、ブロックやセクタの位置情報を示すアドレス情報が所定の規則に従って連続的に付与されている。
また、CDやDVDとか、BDなどの光ディスクを記録及び/又は再生するための光ディスク装置は、光ディスクを保持して回転駆動する駆動機構と、光ディスクの半径方向に移動可能に設けられてレーザービームを光ディスクの信号記録面上にスポット状に照射する光ピックアップと、光ピックアップによって光ディスクの信号記録面上に情報信号を記録したり、又は、光ディスクの信号記録面上に記録された記録済みの情報信号を再生する信号処理部などを内部に備えている。
そして、光ディスクへの記録/再生時には、光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスしてブロックやセクタの位置情報を示すアドレスを検出することによって、所定のブロックやセクタに記録されている情報信号の再生や、所定のブロックやセクタへ新たな情報信号の記録を行っているが、アドレスの誤検出が発生した場合やアドレスの検出エラーが発生した場合に、正しいアドレスを得ることができなくなり、結果として正常な記録/再生処理が行われなくなる、という問題が生じていた。
これらの問題を解決する方法の第1従来例として、光ディスクから検出したアドレスが前回検出したアドレスと連続していた場合、もしくは検出したアドレスが前回検出したアドレスと連続し、かつ前回検出したアドレスが前々回検出したアドレスに連続していた場合に、検出したアドレスを有効アドレスとして管理し、それ以外の場合には現在管理している有効アドレスをカウントアップしたものを新たな有効アドレスとして管理することによって、正しいアドレスを提供できる光ディスク装置のセクタアドレス管理方式がある(例えば、特許文献1参照)。
また、上記の問題を解決する方法の第2従来例として、光ディスクから検出したアドレスに対してアドレス検出エラーが発生した場合や、今回検出したアドレスが前回採用したアドレスと連続していなかった場合には、前回採用したアドレス値に1を加算した値を今回の採用アドレスとし、前回検出したアドレスと今回検出したアドレスとが連続していた場合には、今回検出したアドレスを今回の採用アドレスとすることにより、誤ったアドレスの採用を低減しようとする光ディスクのフレームアドレス検出方法がある(例えば、特許文献2参照)。
特開昭63−224091号公報 特許第3332550号公報
ところで、上記特許文献1に開示された光ディスク装置のセクタアドレス管理方式、及び、上記特許文献2に開示された光ディスクのフレームアドレス検出方法では、光ディスクから誤検出したアドレスの採用を防ぐためにアドレスの連続性を確認するようにしているが、検出したアドレスが2つ以上連続しなければ有効なアドレスとして採用されないため、光ディスク上の傷や埃などによってアドレス検出エラーが頻発し、連続したアドレスを検出するのが難しい状況になった場合には、前回採用したアドレスを順次カウントアップしたアドレス、即ち、前回採用したアドレスを基に補正したアドレスを採用し続けることになってしまい、実際にアクセスしているアドレスとの相違が起こりやすいという問題が生じている。
また、光ディスク上で現在のアドレス位置から光ピックアップ内に設けた対物レンズを介して僅かな距離だけトラックジャンプさせた直後においては、必ずジャンプ直前の採用アドレスを基にして補正したアドレスを採用することになるため、その後連続したアドレスが検出されるまでは実際のアドレスと採用したアドレスとが異なった状態が続くという問題が生じている。
そこで、所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、光ディスクから検出したアドレスと、以前に検出したアドレスを基に補正したアドレスとのどちらを採用するかをアドレスの検出状況に合わせて適切に行うことで、誤ったアドレスの採用を防ぐことが可能な光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、前記光ディスク上の前記アドレスを取得する光ディスク装置において、
前記光ピックアップでアクセスした前記光ディスク上での現在半径位置を検出して出力する半径位置検出手段と、
前記光ディスクの偏芯量を検出して出力する偏芯量検出手段と、
前記光ピックアップにより検出した検出信号を基にして前記アドレスを再生するアドレス再生手段と、を備え、
前記アドレス再生手段は、
前記光ピックアップにより検出した前記検出信号からアドレスとパリティ情報を検出する検出部と、
前記パリティ情報を用いて、前記アドレスの誤り検出及び訂正処理を行って、誤り訂正なしのアドレスを含む訂正後アドレスと、誤り訂正結果とを出力するアドレス訂正部と、
前記現在半径位置と前記偏芯量とから前記訂正後アドレスに対する期待アドレス範囲を推測するアドレス推測部と、
前記訂正後アドレスが前記期待アドレス範囲内にあるか否かを比較してアドレス比較結果を出力するアドレス比較部と、
前記誤り訂正結果と、前記アドレス比較結果とから前記訂正後アドレスが有効であるか否かの有効性を判定するアドレス判定部と、
前記アドレス判定部で前記訂正後アドレスが有効であると判定されたときに前記訂正後アドレスを出力する一方、前記訂正後アドレスが有効でないと判定されたときに前記訂正後アドレスに対して以前に検出したアドレスを基に補正した補正アドレスを出力するアドレス補正部と、を具備したことを特徴とする光ディスク装置である。
また、第2の発明は、所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、前記光ディスク上の前記アドレスを取得する光ディスク装置において、
前記光ピックアップでアクセスした前記光ディスク上での現在半径位置を検出して出力する半径位置検出手段と、
前記光ディスクの偏芯許容量を固定値として出力する偏芯許容量出力手段と、
前記光ピックアップにより検出した検出信号を基にして前記アドレスを再生するアドレス再生手段と、を備え、
前記アドレス再生手段は、
前記光ピックアップにより検出した前記検出信号からアドレスとパリティ情報を検出する検出部と、
前記パリティ情報を用いて、前記アドレスの誤り検出及び訂正処理を行って、誤り訂正なしのアドレスを含む訂正後アドレスと、誤り訂正結果とを出力するアドレス訂正部と、
前記現在半径位置と前記偏芯許容量とから前記訂正後アドレスに対する期待アドレス範囲を推測するアドレス推測部と、
前記訂正後アドレスが前記期待アドレス範囲内にあるか否かを比較してアドレス比較結果を出力するアドレス比較部と、
前記誤り訂正結果と、前記アドレス比較結果とから前記訂正後アドレスが有効であるか否かの有効性を判定するアドレス判定部と、
前記アドレス判定部で前記訂正後アドレスが有効であると判定されたときに前記訂正後アドレスを出力する一方、前記訂正後アドレスが有効でないと判定されたときに前記訂正後アドレスに対して以前に検出したアドレスを基に補正した補正アドレスを出力するアドレス補正部と、を具備したことを特徴とする光ディスク装置である。
また、第3の発明は、上記した第1又は第2の発明の光ディスク装置において、
前記アドレス判定部は、誤り訂正なしの前記訂正後アドレスの場合と、誤り訂正した前記訂正後アドレスに誤り訂正エラーがなく且つ前記期待アドレス範囲内にある場合のいずれかの場合に対して前記訂正後アドレスが有効であると判定する一方、その他の場合は前記訂正後アドレスが有効でないと判定することを特徴とする光ディスク装置である。
また、第4の発明は、所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、前記光ディスク上の前記アドレスを取得する光ディスク装置において、
前記光ピックアップでアクセスした前記光ディスク上での現在半径位置を検出して出力する半径位置検出手段と、
前記光ディスクの偏芯量を検出して出力する偏芯量検出手段と、
前記光ピックアップにより検出した検出信号を基にして前記アドレスを再生するアドレス再生手段と、を備え、
前記アドレス再生手段は、
前記光ピックアップにより検出した前記検出信号からアドレスとパリティ情報を検出する検出部と、
前記パリティ情報を用いて、前記アドレスの誤り検出及び訂正処理を行って、訂正なしのアドレスを含む訂正後アドレスと、誤り訂正結果とを出力するアドレス訂正部と、
前記現在半径位置と前記偏芯量とから前記訂正後アドレスに対する期待アドレス範囲を推測するアドレス推測部と、
前記訂正後アドレスが前記期待アドレス範囲内にあるか否かを比較してアドレス比較結果を出力するアドレス比較部と、
前記訂正後アドレスが前回検出した訂正後アドレスと連続しているか否かの連続性を検査してアドレス連続性検査結果を出力するアドレス連続性検査部と、
前記誤り訂正結果と、前記アドレス比較結果と、前記アドレス連続性検査結果とから前記訂正後アドレスが有効であるか否かの有効性を判定するアドレス判定部と、
前記アドレス判定部で前記訂正後アドレスが有効であると判定されたときに前記訂正後アドレスを出力する一方、前記訂正後アドレスが有効でないと判定されたときに前記訂正後アドレスに対して以前に検出したアドレスを基に補正した補正アドレスを出力するアドレス補正部と、を具備したことを特徴とする光ディスク装置である。
また、第5の発明は、所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、前記光ディスク上の前記アドレスを取得する光ディスク装置において、
前記光ピックアップでアクセスした前記光ディスク上での現在半径位置を検出して出力する半径位置検出手段と、
前記光ディスクの偏芯許容量を固定値として出力する偏芯許容量出力手段と、
前記光ピックアップにより検出した検出信号を基にして前記アドレスを再生するアドレス再生手段と、を備え、
前記アドレス再生手段は、
前記光ピックアップにより検出した前記検出信号からアドレスとパリティ情報を検出する検出部と、
前記パリティ情報を用いて、前記アドレスの誤り検出及び訂正処理を行って、誤り訂正なしのアドレスを含む訂正後アドレスと、誤り訂正結果とを出力するアドレス訂正部と、
前記現在半径位置と前記偏芯許容量とから前記訂正後アドレスに対する期待アドレス範囲を推測するアドレス推測部と、
前記訂正後アドレスが前記期待アドレス範囲内にあるか否かを比較してアドレス比較結果を出力するアドレス比較部と、
前記訂正後アドレスが前回検出した訂正後アドレスと連続しているか否かの連続性を検査してアドレス連続性検査結果を出力するアドレス連続性検査部と、
前記誤り訂正結果と、前記アドレス比較結果と、前記アドレス連続性検査結果とから前記訂正後アドレスが有効であるか否かの有効性を判定するアドレス判定部と、
前記アドレス判定部で前記訂正後アドレスが有効であると判定されたときに前記訂正後アドレスを出力する一方、前記訂正後アドレスが有効でないと判定されたときに前記訂正後アドレスに対して以前に検出したアドレスを基に補正した補正アドレスを出力するアドレス補正部と、を具備したことを特徴とする光ディスク装置である。
更に、第6の発明は、上記した第4又は第5の発明の光ディスク装置において、
前記アドレス判定部は、誤り訂正なしの前記訂正後アドレスの場合と、誤り訂正した前記訂正後アドレスに誤り訂正エラーがなく且つ前回検出した訂正後アドレスと連続している場合と、誤り訂正した前記訂正後アドレスに誤り訂正エラーがなく且つ前記期待アドレス範囲内にある場合のいずれかの場合に対して前記訂正後アドレスが有効であると判定する一方、その他の場合は前記訂正後アドレスが有効でないと判定することを特徴とする光ディスク装置である。
本発明に係る光ディスク装置によると、所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、光ディスクから検出したアドレスを誤り訂正した結果と、光ピックアップで検出したアドレスとアクセスしている現在半径位置との間にずれがないかどうかとを組み合わせた上で、誤り訂正した後の訂正後アドレスと、訂正後アドレスに対して以前に検出したアドレスを基に補正した補正アドレスとのどちらを採用するかを判断するようにしているために、光ディスク上の傷や埃などによりアドレス検出エラーが頻発してアドレスの連続性が確認できないような場合でも、実際にアクセスしているアドレスを適切に採用することが可能となる。これにより、従来のように誤検出したアドレスを採用してしまうことや、誤った補正アドレスを採用し続けてしまうことを防ぐことができる。
とくに、トラックジャンプが発生したような場合には、トラックジャンプ直後に正しく検出できたアドレスをいち早く採用することができるので、採用したアドレスと実際にアクセスしているアドレスとのずれを最小限に抑えることが可能となる。
本発明に係る実施例の光ディスク装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明に係る実施例の光ディスク装置において、アドレスの判定・補正処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る実施例の光ディスク装置において、アドレスの判定・補正処理方法の他例を説明するためのフローチャートである。 本発明に係る実施例の光ディスク装置において、アドレス再生処理方法を適用したときの具体例を説明するための図である。 本発明に係る実施例の光ディスク装置を一部変形させた変形例の光ディスク装置の全体構成を示したブロック図である。
以下に本発明に係る光ディスク装置の一実施例について図1〜図5を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る実施例の光ディスク装置の全体構成を示したブロック図である。
まず、図1に示した如く、本発明に係る実施例の光ディスク装置1Aは、光ディスクDの半径方向に移動しながら光ディスクDに対してアクセスして記録及び/又は再生する光ピックアップ2(以下、PU2と記す)と、PU2で検出した検出信号2aからアドレスを取得するアドレス再生部3と、PU2で検出した検出信号2aから再生データを取得する再生処理部4と、PU2で光ディスクD上をサーチするサーチ処理部5と、光ディスクD上にPU2を介して記録信号6aを記録する記録処理部6と、PU2を光ディスクDの半径方向に移動させる光ピックアップ移動部(以下、PU移動部と記す)7と、PU2でアクセスした光ディスクD上での現在半径位置を検出する半径位置検出部8と、光ディスクDの偏芯量を検出する偏芯量検出部9と、光ディスク装置1Aのサーボ系を制御するサーボ処理部10と、光ディスクDを回転させる回転部11とで概略構成されている。
そして、上記した本発明に係る実施例の光ディスク装置1Aでは、サーボ処理部10からの回転制御信号10aに従って回転部11が光ディスクDを所定速度で回転させる。また、回転部11は回転に同期した回転同期信号11aを1回転つきに1発生成して偏芯量検出部9へ出力する。
また、サーボ処理部10からのPU移動制御信号10bをPU移動部7へ出力し、このPU移動制御信号10bに基づいてPU移動部7で生成したPU移動信号7aに従ってPU2を光ディスクDの半径方向に移動させ、且つ、PU2内に設けた不図示の対物レンズからレーザービームLを光ディスクDのトラック(図示せず)上にスポット状に照射し、光ディスクDで反射された反射光から得られる検出信号2aをアドレス再生部3内のアドレス検出部31と、再生処理部4と、偏芯量検出部9内のトラック跨ぎ信号生成部92と、サーボ処理部10とへそれぞれ出力する。
この際、PU2は、光ディスクDからの反射光を複数の受光領域を有する多分割型フォトディテクタ(図示せず)により検出して複数の受光量を有する検出信号2aを得ており、後述するように、この検出信号2aをアドレス再生部3内で演算処理して得たRF信号やプッシュプル信号中からアドレス情報を得、また、検出信号2aを再生処理部4内で演算処理することにより再生データ(RF信号)を得、また、検出信号2aを偏心量検出部9内で演算処理して得たトラッキングエラー信号を基にトラック跨ぎ信号を得ると共に、サーボ処理部10内で演算処理することによりフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを含むサーボエラー信号を得ている。
また、PU2は、記録処理部6からの記録信号6aに従って、光ディスクDのトラック上に情報信号の記録を行う。
また、サーボ処理部10は、PU2が出力した検出信号2aからサーボエラー信号10cを生成して、フォーカス制御処理及びトラッキング制御処理を行ってフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を得て、このフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号をPU2へ出力し、PU2内の対物レンズ(図示せず)をフォーカス方向及びトラッキング方向に制御している。
また、サーボ処理部10は、サーチ処理部5からのPU移動要求信号5aに基づいてPU移動部7及び半径位置検出部8内の光ピックアップ移動量計測部(以下、PU移動量計測部と記す)82へPU移動制御信号10bを出力し、前記したトラッキング制御処理との連携動作によってPU2を所定トラックに移動させる。一方、PU2の移動が終了した後に、サーボ処理部10は、サーチ処理部5へPU移動終了通知10dを出力する。
また、PU移動部7は、PU2を光ディスクDの半径方向に対して移動させたときに、PU2が光ディスクDの内周側に設定した原点半径位置に達した場合に、原点半径位置を例えば半径22.0mmに設定して設置された原点半径位置検出用センサ(図示せず)からの原点半径検出信号7bを半径位置検出部8内のPU移動量計測部82へ出力する。
また、半径位置検出部8内のPU移動量計測部82は、サーボ処理部10から出力されるPU移動制御信号10bを基に、PU2を移動させたときのPU移動部7の移動ステップ量82aを計測し、計測した移動ステップ量82aを半径位置検出部8内の半径位置算出部83へ出力する。この際、PU移動量計測部82はPU移動部7からの原点半径検出信号7bに従って、計測した移動ステップ量82aを初期化している。
また、半径位置検出部8内の原点半径保存部81は、原点半径位置として予め定められた例えば半径22.0mmの原点半径値81aを保存し、この原点半径値81aを半径位置算出部83へ出力する。
また、半径位置検出部8内の半径位置算出部83は、PU移動量計測部82で計測された移動ステップ量82aに、PU移動部7において予め定められている1ステップ当りの移動量を乗算し、それを半径位置検出部8内の原点半径保存部81が出力する原点半径値81aに加算することによって現在半径位置83aを算出し、この現在半径位置83aをアドレス再生部3内のアドレス推測部34へ出力する。
ここで、PU移動部7において予め定められている原点半径値81aが22.0mmとし、また、不図示のステッピングモータによる1ステップ動作に基づいてPU2が1ステップ移動した移動量を例えば9.4μmとしたときに、PU2の移動ステップ量82aが例えば1000ステップであれば、現在半径位置83aを下記の(式1)により演算する。
[数1]
現在半径位置=22.0mm+9.4μm×1000ステップ
=31.4mm ………(式1)。
また、偏芯量検出部9内のトラック跨ぎ信号生成部92は、PU2が出力する検出信号2aからトラッキングエラーに相当する信号を生成し、不図示のフィルタによって所定周波数の成分を抽出した後、ヒステリシスを有したコンパレータ(図示せず)で2値化することによってトラック跨ぎ信号92aを生成し、このトラック跨ぎ信号92aを偏芯量検出部9内のトラック跨ぎ計測部91へ出力する。
そして、偏芯量検出部9内のトラック跨ぎ計測部91は、回転部11からの回転同期信号11aとトラック跨ぎ信号生成部92からのトラック跨ぎ信号92aとを用いて、光ディスクDが1回転する間のトラック跨ぎ信号92aの立ち上がり又は立ち下がりのエッジの数を計測し、それをトラック跨ぎ数91aとして偏芯量検出部9内の偏芯量算出部93へ出力する。
また、偏芯量検出部9内の偏芯量算出部93は、トラック跨ぎ計測部91が出力するトラック跨ぎ数91aから光ディスクDの偏芯量93aを、下記の(式2)により演算し、この偏芯量93aをアドレス再生部3内のアドレス推測部34へ出力する。
[数2]
偏芯量=(トラック跨ぎ数÷4)×トラックピッチ ………(式2)。
この際、偏芯量算出部93で偏芯量93aを算出するにあたって、トラック跨ぎ数91aを「4」で除算する理由は、PU2からの検出信号2aにより生成したトラッキングエラー信号が1回転中で半回転ごとに2回繰り返されることで計数した数の1/2となり、且つ、2値化したトラック跨ぎ信号92aの+側と−側とにより計数した数の1/2となるので、合計で1/4となるためである。
また、光ディスクDのトラックピッチは光ディスク種類別に予め定められており、BD,DVD,CDの場合にはトラックピッチがそれぞれ0.32μm,0.74μm,1.6μmに設定されて、これらの各値が偏芯量算出部93内に予め記憶されており、不図示の光ディスク種類判別部により判別された光ディスクDの種類に対応したトラックピッチが適用されるものである。
ここで、光ディスクDがBDであると検出された場合に、このBDにおいてトラック跨ぎ数91aの計測結果が1000であった場合には、上記した(式2)にBDのトラックピッチ0.32μmと、トラック跨ぎ数91aの計測結果1000とを代入すると、下記の(式3)から偏芯量93aが得られる。
[数3]
偏芯量=(1000÷4)×0.32μm=80μm ………(式3)。
次に、アドレス再生部3内のアドレス検出部31は、PU2が出力した検出信号2aから演算処理して得られたRF信号やプッシュプル信号中に含まれるデータ同期信号に基づいて、アドレスデータとこのアドレスデータに対して誤り訂正するためのパリティデータとを抽出し、それぞれを検出アドレス31a及びパリティ情報31bとしてアドレス再生部3内のアドレス訂正部32へ出力する。
この際、光ディスクD上には複数種のアドレス情報が記録され、且つ、光ディスクDの種類によっても異なっているが、光ディスクDがBDであると検出された場合に、以下の説明ではBD中で2セクタ毎に2つずつ変化するアドレスを検出しており、且つ、2セクタ毎に2つずつ変化するデータID中のセクタアドレスを16進で示し、アドレスの後ろに「h」を付加して表示するものとする。
尚、PU2で検出するアドレス情報は上記したデータID中のセクタアドレスに限られるものではなく、ブロック単位のアドレスとか、他の種類のアドレスを用いても良いものである。
また、アドレス再生部3内のアドレス訂正部32は、パリティ情報31bを用いて検出アドレス31aの誤り検出及び訂正処理を行い、この処理により得られた誤り訂正なしの訂正後アドレス32a、又は、誤り訂正した訂正後アドレス32aをアドレス再生部3内のアドレス補正部33及びアドレス連続性検査部35並びにアドレス比較部36へそれぞれ出力する。
また、アドレス再生部3内のアドレス訂正部32は、誤り検出数、誤り訂正数、訂正エラー有無などの情報を含んだ誤り訂正結果32bをアドレス再生部3内のアドレス連続性検査部35及びアドレス判定部37へそれぞれ出力する。
尚、この実施例では、アドレス再生部3内にアドレス検出部31とアドレス訂正部32とを別々に設けた例について説明するが、これに限ることなく、両者31,32を合体させてアドレス訂正部(図示せず)とし、このアドレス訂正部にPU2で検出した検出信号を入力して訂正後アドレスと誤り訂正結果とを取得する構成でも良い。
また、アドレス再生部3内のアドレス推測部34は、半径位置検出部8内の半径位置算出部83で算出した現在半径位置83aと、偏芯量検出部9内の偏芯量算出部93で算出した偏芯量93aとから、現在半径位置83aに対する下限アドレスと上限アドレスとの間の範囲を期待アドレス範囲34aとして算出し、この期待アドレス範囲34aをアドレス再生部3内のアドレス比較部36へ出力しているが、期待アドレス範囲34aを算出するまでの具体的手順について以下説明する。
まず、実施例の光ディスク装置1Aを起動させたときに、PU2の位置を初期化するために、PU2を原点半径が22mmに設定された原点半径位置に移動する。ここで、PU2が原点半径位置に予め設置された原点半径位置検出用センサ(図示せず)に到達するとセンサ出力信号が変化するため、PU移動部7はこのセンサ出力信号を原点半径検出信号7bとして半径位置検出部8内のPU移動量計測部82aへ出力する。そして、原点半径位置検出用センサ(図示せず)から出力された原点半径検出信号7bに応じて現在半径位置83aが原点半径値となるように半径位置検出部8は移動ステップ量82aを0に初期化する。
更に、現在半径位置83aの初期化後は、サーボ処理部10がPU2を移動する際に出力するPU移動制御信号10bを基にしてPU2の移動ステップ量82aを常時計測し、前述した計算式(式1)に従って半径位置検出部8内で現在半径位置83aの算出を行う。
また、現在半径位置83aの初期化後は、光ディスクDのトラック上の所定領域にレーザービームLを照射するために、PU2を原点半径22mmよりも外周側の所定半径(例えば24mm)の位置まで移動しておく。
次に、回転部11に装着された光ディスクDの種類を不図示の光ディスク種類判別部によって判別する。この際、光ディスクDの種類判別はいかなる方法でも良いが、一般的には、PU2からの検出信号2aを演算処理して得られたフォーカスエラー信号に基づいて光ディスクDの種類を判別している。
次に、光ディスクDの種類を判別した後に光ディスクDを回転させ、サーボ処理部10のフォーカス制御によって、光ディスクD上にレーザービームLを照射した後、偏芯量検出部9がトラック跨ぎ信号92aの生成及びトラック跨ぎ数91aの計測を行い、前述した計算式(式2)又は(式3)によって光ディスクDの偏芯量93aを検出する。
次に、サーボ処理部10のトラッキング制御によって、光ディスクD上のトラックをなぞるようにレーザービームLを照射した後、PU2からの検出信号2aに基づいてアドレス再生部3内のアドレス検出部31及びアドレス訂正部32がアドレスの検出及び訂正を行うが、これと併行してアドレス推測部34が前述のように検出した現在半径位置83aと偏芯量93aとに基づいて、期待アドレス範囲34aの下限アドレスと上限アドレスとを下記の(式4)と(式5)とにより算出する。尚、この計算式(式4),(式5)は一例であり、他の計算式を用いても良い。
[数4]
下限アドレス=[{(現在半径−偏芯量)の2乗−基準半径の2乗}×π]÷(セクタ長×トラックピッチ)+基準アドレス ………(式4)。
[数5]
上限アドレス=[{(現在半径+偏芯量)の2乗−基準半径の2乗}×π]÷(セクタ長×トラックピッチ)+基準アドレス ………(式5)。
この際、上記した(式4),(式5)中において、基準半径,セクタ長,トラックピッチ,基準アドレスの各値は、光ディスクDの種類ごとに定められた既知の値を使用しているが、光ディスクDが単層のBDであると判別されたときに、単層のBDでは基準半径が24mmであり、且つ、セクタ長が約2.23997mmであり、且つ、トラックピッチが0.32μmであり、更に、基準アドレスは16進表示で100000hである。
一方、半径位置検出部8と偏芯量検出部9とにより単層のBDから検出された現在半径位置が例えば30mm、偏芯量が例えば50μmであった場合には、上記した各値を(式4),(式5)にそれぞれ代入して、下限アドレス,上限アドレスの一例を下記の(式6),(式7)により算出する。
[数6]
下限アドレス=[{(30mm−50μm)の2乗−24mmの2乗}×π]÷(2.33997mm×0.32μm)+100000h=約2577BCh ……(式6)。
[数7]
上限アドレス=[{(30mm+50μm)の2乗−24mmの2乗}×π]÷(2.23997mm×0.32μm)+100000h=約25DE76h ……(式7)。
また、アドレス再生部3内のアドレス連続性検査部35は、アドレス訂正部32が出力する訂正後アドレス32aと誤り訂正結果32bとに基づき、今回検出した訂正後アドレス32aと直前に検出した訂正後アドレス32aとが共に誤り訂正エラーがなく、且つ、それらが所定の規則に従って正しく連続しているかどうかを検査し、アドレス連続性検査結果35aをアドレス再生部3内のアドレス判定部37へ出力する。
また、アドレス再生部3内のアドレス連続性検査部35は、訂正後アドレス32aの検査終了後、次の訂正後アドレス32aの検査のために今回検出した訂正後アドレス32aとその誤り訂正結果32bとを内部に保存しておく。
また、アドレス再生部3内のアドレス比較部36は、アドレス訂正部32が出力する訂正後アドレス32aと、アドレス推測部34が出力する期待アドレス範囲34aとを比較し、訂正後アドレス32aが期待アドレス範囲34a内にあるか否かのアドレス比較結果36aをアドレス再生部3内のアドレス判定部37へ出力する。
また、アドレス再生部3内のアドレス判定部37は、アドレス訂正部32が出力する誤り訂正結果32b、又は、アドレス訂正部32が出力する誤り訂正結果32bとアドレス連続性検査部35が出力するアドレス連続性検査結果35a、もしくは、アドレス訂正部32が出力する誤り訂正結果32bとアドレス連続性検査部35が出力するアドレス連続性検査結果35aとアドレス比較部36が出力するアドレス比較結果36a、とに基づき、訂正後アドレス32aが有効であるか否かを判定し、訂正後アドレス判定結果37aをアドレス再生部3内のアドレス補正部33へ出力する。
尚、ここで行う訂正後アドレス32aに対する具体的なアドレス判定手順については、後で詳しく説明するが、アドレス判定部37には訂正後アドレス32aが入力されていなくても、訂正後アドレス32aがアドレス補正部33に同じタイミングで入力されているので、上記した各結果32b,35a,36aに基づき訂正後アドレス32aの有効性を判定できる。
また、アドレス再生部3内のアドレス補正部33は、アドレス判定部37からの訂正後アドレス判定結果37aに基づき、訂正後アドレス32aが有効であると判定された場合には、アドレス訂正部32が出力した訂正後アドレス32aをそのまま再生アドレス33aとして、再生処理部4及びサーチ処理部5並びに記録処理部6へ出力する。
一方、訂正後アドレス32aが有効でないと判定された場合には、前回出力した再生アドレス33aに所定値α(α=期待されるアドレス変化量として例えば2セクタごとに2つずつ変化するアドレス値2h)を加算し、それを再生アドレス33aとして出力する。但し、アドレスの再生を開始してからまだ一度も有効と判定された訂正後アドレス32aが出力されていない場合は、再生アドレス33aとして初期値(0又はFFFFFFFFhなど)を出力する。
また、サーチ処理部5は、再生処理部4及び記録処理部6からのサーチ要求に従ってサーチ処理を開始する。サーチ処理中は、アドレス再生部3内のアドレス補正部33から出力される再生アドレス33aを随時確認し、再生アドレスとサーチ要求アドレスとの差が所定範囲になるまで、サーボ処理部10にPU移動要求を繰り返し出力する。再生アドレスとサーチ要求アドレスとの差が所定範囲になった時点でサーチ処理を終了し、再生処理部4及び記録処理部6へサーチ終了通知を出力する。
また、再生処理部4は、情報信号再生開始アドレスへのサーチ要求をサーチ処理部5へ出力し、サーチ処理部5からサーチ終了通知が出力されるのを待つ。サーチ終了通知によってサーチ終了を確認した後は、アドレス再生部3内のアドレス補正部33からの再生アドレス33aを随時確認することによって、情報信号再生処理の開始制御及び終了制御を行う。また、情報信号再生処理中は、PU2からの検出信号2aを基に再生信号を生成し、さらに波形整形や復調、誤り訂正等の信号処理を行うことによって再生データを抽出して出力する。
更に、記録処理部6は再生処理部4と同様、情報信号記録開始アドレスへのサーチ要求をサーチ処理部5へ出力し、サーチ処理部5からのサーチ終了通知を待つ。サーチ終了を確認した後は、アドレス再生部3からの再生アドレス33aを随時確認することによって、情報信号記録処理の開始制御及び終了制御を行う。また、情報信号記録処理中は、外部から入力された記録データを基に記録信号6aを生成し、それをPU2へ出力することによって光ディスクD上に情報信号の記録を行う。
ここで、上記のように構成した本発明に係る実施例の光ディスク装置1A(図1)の各種の動作について、図1を併用しながら新たな図2〜図4を用いて説明する。
図2は本発明に係る実施例の光ディスク装置において、アドレスの判定・補正処理方法の一例を説明するためのフローチャートである。また、図3は本発明に係る実施例の光ディスク装置において、アドレスの判定・補正処理方法の他例を説明するためのフローチャートである。更に、図4はアドレス再生処理方法を適用したときの具体例を説明するための図である。
まず、本発明に係る実施例の光ディスク装置1A(図1)において、アドレスの判定・補正処理は、図2に示した一例の方法、又は、図3に示した他例の方法のいずれかによって行なわれている。
具体的に説明すると、図2に示したアドレスの判定・補正処理方法の一例では、前述したように、アドレス再生部3内のアドレス検出部31で検出した検出アドレス31a及びパリティ情報31bがアドレス訂正部32に入力され、アドレス訂正部32で検出アドレス31aに対してパリティ情報31bを基にして誤り検出及び訂正処理を行うが、このときに得られた誤り訂正結果32bがアドレス判定部37に入力されている。
このアドレス判定部37は、ステップS201でアドレス訂正部32に入力された検出アドレス31aに対して誤りがなかったか否かをアドレス訂正部32から出力された誤り訂正結果32bに含まれる情報を用いて確認する。
この際、ステップS201における検出アドレス31aは、アドレス訂正部32で誤りが検出されなかった場合に誤り訂正が行われずに出力される誤り訂正なしの訂正後アドレスと等価である。
ステップS201で検出アドレス31aに誤りがなかった場合(YESの場合)に、アドレス判定部37は検出アドレスが有効であると判定し、アドレス訂正部32からの検出アドレスがそのまま誤り訂正なしの訂正後アドレスとしてアドレス補正部33に入力されるので、ステップS202でアドレス補正部33は誤り訂正なしの訂正後アドレス(検出アドレス)を再生アドレスとして出力し、処理を終了する。
一方、ステップS201で検出アドレス31aに誤りがあった場合(NOの場合)には、ステップS203でアドレス判定部37は訂正後アドレス32aに誤り訂正エラーなしか否かを確認する。
ステップS203で訂正後アドレス32aに誤り訂正エラーがなかった場合(YESの場合)には、ステップS204でアドレス連続性検査部35は前回の訂正後アドレスに誤り訂正エラーなしか否かを確認する。
ステップS204で前回の訂正後アドレスに誤り訂正エラーがなかった場合(YESの場合)には、ステップS205でアドレス連続性検査部35は更に今回の訂正後アドレスと前回の訂正後アドレスとが所定の規則に従って連続しているか否かを確認する。
ステップS205で今回の訂正後アドレスと前回の訂正後アドレスとが所定の規則に従って連続していると判断した場合(YESの場合)に、アドレス判定部37は訂正後アドレスが有効であると判定し、ステップS206でアドレス補正部33は訂正後アドレスを再生アドレスとして出力し、処理を終了する。
また、ステップS203で訂正後アドレス32aに誤り訂正エラーがあった場合(NOの場合)に、アドレス判定部37は訂正後アドレスが有効ではないと判定し、ステップS209でアドレス補正部33が前回出力した再生アドレスに所定値α(α=期待されるアドレス変化量として例えば2セクタごとに2つずつ変化するアドレス値2h)を加算した補正アドレスを再生アドレスとして出力し、処理を終了する。
また、ステップS204で前回の訂正後アドレスに誤り訂正エラーがあったと判断した場合(NOの場合)や、ステップS205で今回の訂正後アドレスと前回の訂正後アドレスとが連続していなかったと判断した場合(NOの場合)には、ステップS207でアドレス比較部36は訂正後アドレスがアドレス推測部34から出力された期待アドレス範囲内にあるか否か問う。
ステップS207で訂正後アドレスが期待アドレス範囲内にあると判断した場合(YESの場合)に、アドレス判定部37は訂正後アドレスが有効であると判定し、ステップS208でアドレス補正部33は訂正後アドレスを再生アドレスとして出力し、処理を終了する。
一方、ステップS207で訂正後アドレスが期待アドレス範囲内にないと判断した場合(NOの場合)に、アドレス判定部37は訂正後アドレスが有効ではないと判定し、前述したステップS209にてアドレス補正部33が補正アドレスを再生アドレスとして出力し、処理を終了する。
従って、上記したアドレスの判定・補正処理方法の一例によれば、光ディスクから検出した検出アドレスに誤りがなければそのまま再生アドレスとして出力し、また、検出アドレスに誤りがあって訂正した訂正後アドレスに誤り訂正エラーがない場合で、かつ、訂正後アドレスが前回の訂正後アドレスと連続している場合とか、訂正後アドレスが期待アドレス範囲内にある場合には訂正後アドレスを再生アドレスとして出力し、一方、訂正後アドレスに誤り訂正エラーがある場合や、訂正後アドレスが期待アドレス範囲内にない場合には前回再生アドレスに所定値αを加算した補正アドレスを再生アドレスとして出力しているので、光ディスクD上の傷や埃などによりアドレス検出エラーが頻発してアドレスの連続性が確認できないような場合でも、実際にアクセスしているアドレスを適切に採用することが可能となる。
これにより、従来のように誤検出したアドレスを採用してしまうことや、誤った補正アドレスを採用し続けてしまうことを防ぐことができる。とくに、後述する具体例で説明するように、トラックジャンプが発生したような場合には、トラックジャンプ直後に正しく検出できたアドレスをいち早く採用することができるので、採用したアドレスと実際にアクセスしているアドレスとのずれを最小限に抑えることが可能となる。
次に、図3に示したアドレスの判定・補正処理方法の他例では、先に図2を用いて説明したアドレスの判定・補正処理方法の一例に対してステップS204〜ステップS206を省略することで、アドレス再生部3内のアドレス連続性検査部35を設けずに処理の簡素化を図ったものであり、ここでは簡略に説明する。
図3に示したアドレスの判定・補正処理方法の他例でも、前述したように、アドレス判定部37でアドレス訂正部32から出力された誤り訂正結果32bを用いて、ステップS201でアドレス訂正部32に入力された検出アドレス31aに対して誤りがないか否かを確認する。
ステップS201で検出アドレス31aに誤りがなかった場合(YESの場合)に、アドレス判定部37は検出アドレスが有効であると判定し、アドレス訂正部32から検出アドレス31aがそのまま誤り訂正なしの訂正後アドレスしてアドレス補正部33に入力されるので、ステップS202でアドレス補正部33は誤り訂正なしの訂正後アドレス(検出アドレス)を再生アドレスとして出力し、処理を終了する。
一方、ステップS201で検出アドレス31aに誤りがあった場合(NOの場合)には、ステップS203でアドレス判定部37は訂正後アドレス32aに誤り訂正エラーなしか否かを確認する。
ステップS203で訂正後アドレス32aに誤り訂正エラーがなかった場合(YESの場合)には、ステップS207でアドレス比較部36は訂正後アドレスがアドレス推測部34から出力された期待アドレス範囲内にあるか否か問う。
ステップS207で訂正後アドレスが期待アドレス範囲内にあると判断した場合(YESの場合)に、アドレス判定部37は訂正後アドレスが有効であると判定し、ステップS208でアドレス補正部33は訂正後アドレスを再生アドレスとして出力し、処理を終了する。
一方、ステップS203で訂正後アドレス32aに誤り訂正エラーがあった場合(NOの場合)や、ステップS207で訂正後アドレスが期待アドレス範囲内にないと判断した場合(NOの場合)に、アドレス判定部37は訂正後アドレスが有効ではないと判定し、ステップS209でアドレス補正部33が前回出力した再生アドレスに所定値α(α=期待されるアドレス変化量として例えば2セクタごとに2つずつ変化するアドレス値2h)を加算した補正アドレスを再生アドレスとして出力し、処理を終了する。
従って、上記したアドレスの判定・補正処理方法の他例によれば、光ディスクから検出した検出アドレスに誤りがなければそのまま再生アドレスとして出力し、また、検出アドレスに誤りがあって訂正した訂正後アドレスに誤り訂正エラーがない場合で、かつ、訂正後アドレスが期待アドレス範囲内にある場合には訂正後アドレスを再生アドレスとして出力し、一方、訂正後アドレスに誤り訂正エラーがある場合や、訂正後アドレスが期待アドレス範囲内にない場合には前回再生アドレスに所定値αを加算した補正アドレスを再生アドレスとして出力しているので、前述したアドレスの判定・補正処理方法の一例と略同様に、光ディスクD上の傷や埃などによりアドレス検出エラーが頻発してアドレスの連続性が確認できないような場合でも、実際にアクセスしているアドレスを適切に採用することが可能となる。
これにより、従来のように誤検出したアドレスを採用してしまうことや、誤った補正アドレスを採用し続けてしまうことを防ぐことができる。とくに、後述する具体例で説明するように、トラックジャンプが発生したような場合には、トラックジャンプ直後に正しく検出できたアドレスをいち早く採用することができるので、採用したアドレスと実際にアクセスしているアドレスとのずれを最小限に抑えることが可能となる他に、訂正後アドレスと前回の訂正後アドレスとの連続性をチェックしない分だけ簡素化できて短時間処理が可能になる。
次に、図4に示した如く、上記したアドレス再生処理方法による具体例では、偏芯量が例えば50μmと検出された単層のBDディスクにおいて、現在のアドレス位置からPU2(図1)内に設けた不図示の対物レンズを介して僅かな距離だけトラックジャンプさせる際に、n+1回目の直前にトラックジャンプが発生した場合で、且つ、光ディスクD上に記録されている複数種類のアドレスのうち、2セクタ毎に2つずつ変化するデータID中のセクタアドレスを検出する場合を示している。
まず、n回目において、n回目の訂正後アドレス100020hには誤り訂正エラーがなく、且つ、図示しないn−1回目の訂正後アドレス10001Ehと連続している(n回目の訂正後アドレス100020hはn−1回目の訂正後アドレス10001Ehに02h加算したものに一致する)ため、このn回目の訂正後アドレスは期待アドレス範囲内にあるか否かに関わらずに有効であると判定し、再生アドレスとして採用する。
次に、トラックジャンプが発生した直後のn+1回目において、n+1回目の訂正後アドレス25A000hには誤り訂正エラーがなく、更に、前回のn回目の訂正後アドレスにも誤り訂正エラーがなかったが、n回目とn+1回目の訂正後アドレスは連続していない(n+1回目の訂正後アドレス25A000hはn回目の訂正後アドレス100020h+02hに連続しない)ため、この段階では有効なアドレスと判定されない。
また、n+1回目の訂正後アドレスが現在半径位置と偏芯量とから算出された期待アドレス範囲内にあるか否かを確認する。この例の場合、期待アドレス範囲の下限アドレス,上限アドレスは、前述した計算式(式6),(式7)により得られるので、下限アドレスが約2577BChとなり、且つ、上限アドレスが約25DE76hとなるので、期待アドレス範囲は2577BCh〜25DE76hとなる。
この結果、n+1回目の訂正後アドレスが期待アドレス範囲内にあることが分かるので、n+1回目の訂正後アドレスは誤っている可能性の低い有効なアドレスであると判定し、再生アドレスとして採用する。
次に、n+2回目において、n+2回目の訂正後アドレスA4A820hには誤り訂正エラーがあるため、他の検査をするまでもなく有効ではないと判定し、再生アドレスには前回の再生アドレスに02h加算して補正したアドレス25A002hを採用する。
次に、n+3回目において、n+3回目の訂正後アドレス25A004hには誤りがないため、アドレス連続性や期待アドレス範囲内にあるか否かに関わらずに有効であると判定し、再生アドレスとして採用する。
次に、n+4回目において、n+4回目の訂正後アドレス0F84C0hには誤り訂正エラーがあるため、n+2回目と同様に補正アドレスを再生アドレスとして採用する。
次に、n+5回目において、n+5回目の訂正後アドレス25A008hには誤り訂正エラーがないが、前回のn+4回目の訂正後アドレスは誤り訂正エラーがあるため、アドレス連続性は確認することはできない。しかし、n+1回目と同様に、n+5回目の訂正後アドレスは期待アドレス範囲(2577BCh〜25DE76h)内にあるので、再生アドレスとして採用する。
次に、n+6回目において、n+6回目の訂正後アドレス25A00Ahはn回目と同様に誤り訂正エラーなしで、且つ、前回のn+5回目の訂正後アドレスに正しく連続しているため、再生アドレスとして採用する。
ここで、図4に示すアドレス検出状態に対して、先に説明した従来のアドレス検出方法を適用した場合に、従来のアドレス検出方法では連続するアドレスが検出できた場合に有効なアドレスとして採用するため、図4においてn+1回目の直前でトラックジャンプが発生した後に、実際にアクセスしているアドレスが正しく採用されるのはn+6回目となる。即ち、n+1回目からn+5回目までの間はトラックジャンプ前のアドレス100020hを基にして補正したアドレス(100022h、100024h、…)を誤って採用することになるので、本来のアドレス25A000h〜25A008hを検出することができなくなるという問題が生じることになる。
このように、従来の方法では、トラックジャンプ発生直後のような不安定な状態でのアドレス検出において、誤ったアドレスを採用する危険性が高く、その結果正しい記録/再生処理が行われないという問題が生じるが、本発明に係る実施例の光ディスク装置1A(図1)によれば、そのような場合においても誤ったアドレスを採用することなく、実際にアクセスしているアドレスを早く、かつ適切に採用することが可能である。
次に、本発明に係る実施例の光ディスク装置を一部変形させた変形例の光ディスク装置について図5を用いて説明する。
図5は本発明に係る実施例の光ディスク装置を一部変形させた変形例の光ディスク装置の全体構成を示したブロック図である。
図5に示した変形例の光ディスク装置1Bは、先に図1を用いて説明した実施例の光ディスク装置1Aの構成と一部を除いて同様の構成であり、ここでは説明の便宜上、先に示した構成部材に対しては同一の符号を付して図示し、且つ、実施例と異なる構成部材に新たな符号を付して、実施例に対して異なる点についてのみ説明する。
図5に示した如く、変形例の光ディスク装置1Bでは、光ディスクDの偏芯量を算出することなく、実施例における偏芯量検出部9に対して置換して設けた偏芯許容量出力部13内の偏芯許容量保存部131に光ディスクDに対して許容可能な偏芯許容量131aを固定値として予め保存しており、この偏芯許容量131aを回転部11からの回転同期信号11aのタイミングでアドレス再生部3内のアドレス推測部34へ出力している点が実施例に対して異なるだけである。
この際、偏芯許容量保存部131に保存される偏芯許容量131aは、単層のBDの場合に例えば80μmなどの許容可能な固定値が保存されている。
そして、アドレス再生部3内のアドレス推測部34では、実施例で説明した半径位置検出部8内の半径位置算出部83で算出した現在半径位置83aと、偏芯許容量出力部13内の偏芯許容量保存部131に保存した偏芯許容量131aとを基にして、前述した計算式(式4),(式5)により期待アドレス範囲34aの下限アドレス,上限アドレスが得られるので、ここで得られた期待アドレス範囲34aを用いれば、先に図2を用いて説明したアドレスの判定・補正処理方法の一例を行うことができる。
尚、本発明は上記した実施例の光ディスク装置1A(図1)及び変形例の光ディスク装置1B(図5)の形態に限定されるものではない。例えば、図1,図5における各部は、ハードウェアで構成される電子回路のみに限らず、各機能の一部、もしくは全部をコンピュータにより実行させるコンピュータプログラムも本発明に包含される。この場合、コンピュータプログラムはネットワークを介して配信されてコンピュータに取り込まれても良いし、又は、不図示の記録媒体に記録されていて記録媒体からコンピュータに取り込まれても良いし、もしくは、ファームウェアとして光ディスク装置1A,1B内に組み込まれていても良い。
1A…実施例の光ディスク装置、
1B…実施例を一部変形させた変形例の光ディスク装置、
2…光ピックアップ(PU)、2a…検出信号、
3…アドレス再生部、
31…アドレス検出部、31a…検出アドレス、31b…パリティ情報、
32…アドレス訂正部、32a…訂正後アドレス、32b…誤り訂正結果、
33…アドレス補正部、33a…再生アドレス、
34…アドレス推測部、34a…期待アドレス範囲、
35…アドレス連続性検査部、35a…アドレス連続性検査結果、
36…アドレス比較部、36a…アドレス比較結果、
37…アドレス判定部、37a…訂正後アドレス判定結果、
4…再生処理部、
5…サーチ処理部、5a…PU移動要求信号、
6…記録処理部、6a…記録信号、
7…光ピックアップ移動部(PU移動部)、
7a…PU移動信号、7b…原点半径検出信号、
8…半径位置検出部、
81…原点半径保存部、81a…原点半径値、
82…光ピックアップ移動量計測部(PU移動量計測部)、82a…移動ステップ量、
83…半径位置算出部、83a…現在半径位置、
9…偏芯量検出部、
91…トラック跨ぎ計測部、91a…トラック跨ぎ数、
92…トラック跨ぎ信号生成部、92a…トラック跨ぎ信号、
93…偏芯量算出部、93a…偏芯量、
10…サーボ処理部、10a…回転制御信号、10b…PU移動制御信号、
10c…サーボエラー信号、10d…PU移動終了通知、
11…回転部、11a…回転同期信号、
13…偏芯許容量出力部、
131…偏芯許容量保存部、131a…偏芯許容量、
D…光ディスク、L…レーザービーム。

Claims (6)

  1. 所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、前記光ディスク上の前記アドレスを取得する光ディスク装置において、
    前記光ピックアップでアクセスした前記光ディスク上での現在半径位置を検出して出力する半径位置検出手段と、
    前記光ディスクの偏芯量を検出して出力する偏芯量検出手段と、
    前記光ピックアップにより検出した検出信号を基にして前記アドレスを再生するアドレス再生手段と、を備え、
    前記アドレス再生手段は、
    前記光ピックアップにより検出した前記検出信号からアドレスとパリティ情報を検出する検出部と、
    前記パリティ情報を用いて、前記アドレスの誤り検出及び訂正処理を行って、誤り訂正なしのアドレスを含む訂正後アドレスと、誤り訂正結果とを出力するアドレス訂正部と、
    前記現在半径位置と前記偏芯量とから前記訂正後アドレスに対する期待アドレス範囲を推測するアドレス推測部と、
    前記訂正後アドレスが前記期待アドレス範囲内にあるか否かを比較してアドレス比較結果を出力するアドレス比較部と、
    前記誤り訂正結果と、前記アドレス比較結果とから前記訂正後アドレスが有効であるか否かの有効性を判定するアドレス判定部と、
    前記アドレス判定部で前記訂正後アドレスが有効であると判定されたときに前記訂正後アドレスを出力する一方、前記訂正後アドレスが有効でないと判定されたときに前記訂正後アドレスに対して以前に検出したアドレスを基に補正した補正アドレスを出力するアドレス補正部と、を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、前記光ディスク上の前記アドレスを取得する光ディスク装置において、
    前記光ピックアップでアクセスした前記光ディスク上での現在半径位置を検出して出力する半径位置検出手段と、
    前記光ディスクの偏芯許容量を固定値として出力する偏芯許容量出力手段と、
    前記光ピックアップにより検出した検出信号を基にして前記アドレスを再生するアドレス再生手段と、を備え、
    前記アドレス再生手段は、
    前記光ピックアップにより検出した前記検出信号からアドレスとパリティ情報を検出する検出部と、
    前記パリティ情報を用いて、前記アドレスの誤り検出及び訂正処理を行って、誤り訂正なしのアドレスを含む訂正後アドレスと、誤り訂正結果とを出力するアドレス訂正部と、
    前記現在半径位置と前記偏芯許容量とから前記訂正後アドレスに対する期待アドレス範囲を推測するアドレス推測部と、
    前記訂正後アドレスが前記期待アドレス範囲内にあるか否かを比較してアドレス比較結果を出力するアドレス比較部と、
    前記誤り訂正結果と、前記アドレス比較結果とから前記訂正後アドレスが有効であるか否かの有効性を判定するアドレス判定部と、
    前記アドレス判定部で前記訂正後アドレスが有効であると判定されたときに前記訂正後アドレスを出力する一方、前記訂正後アドレスが有効でないと判定されたときに前記訂正後アドレスに対して以前に検出したアドレスを基に補正した補正アドレスを出力するアドレス補正部と、を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記アドレス判定部は、誤り訂正なしの前記訂正後アドレスの場合と、誤り訂正した前記訂正後アドレスに誤り訂正エラーがなく且つ前記期待アドレス範囲内にある場合のいずれかの場合に対して前記訂正後アドレスが有効であると判定する一方、その他の場合は前記訂正後アドレスが有効でないと判定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、前記光ディスク上の前記アドレスを取得する光ディスク装置において、
    前記光ピックアップでアクセスした前記光ディスク上での現在半径位置を検出して出力する半径位置検出手段と、
    前記光ディスクの偏芯量を検出して出力する偏芯量検出手段と、
    前記光ピックアップにより検出した検出信号を基にして前記アドレスを再生するアドレス再生手段と、を備え、
    前記アドレス再生手段は、
    前記光ピックアップにより検出した前記検出信号からアドレスとパリティ情報を検出する検出部と、
    前記パリティ情報を用いて、前記アドレスの誤り検出及び訂正処理を行って、訂正なしのアドレスを含む訂正後アドレスと、誤り訂正結果とを出力するアドレス訂正部と、
    前記現在半径位置と前記偏芯量とから前記訂正後アドレスに対する期待アドレス範囲を推測するアドレス推測部と、
    前記訂正後アドレスが前記期待アドレス範囲内にあるか否かを比較してアドレス比較結果を出力するアドレス比較部と、
    前記訂正後アドレスが前回検出した訂正後アドレスと連続しているか否かの連続性を検査してアドレス連続性検査結果を出力するアドレス連続性検査部と、
    前記誤り訂正結果と、前記アドレス比較結果と、前記アドレス連続性検査結果とから前記訂正後アドレスが有効であるか否かの有効性を判定するアドレス判定部と、
    前記アドレス判定部で前記訂正後アドレスが有効であると判定されたときに前記訂正後アドレスを出力する一方、前記訂正後アドレスが有効でないと判定されたときに前記訂正後アドレスに対して以前に検出したアドレスを基に補正した補正アドレスを出力するアドレス補正部と、を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 所定の規則に従って連続したアドレスが記録されている光ディスクを、この光ディスクの半径方向に移動自在な光ピックアップでアクセスして記録及び/又は再生する際に、前記光ディスク上の前記アドレスを取得する光ディスク装置において、
    前記光ピックアップでアクセスした前記光ディスク上での現在半径位置を検出して出力する半径位置検出手段と、
    前記光ディスクの偏芯許容量を固定値として出力する偏芯許容量出力手段と、
    前記光ピックアップにより検出した検出信号を基にして前記アドレスを再生するアドレス再生手段と、を備え、
    前記アドレス再生手段は、
    前記光ピックアップにより検出した前記検出信号からアドレスとパリティ情報を検出する検出部と、
    前記パリティ情報を用いて、前記アドレスの誤り検出及び訂正処理を行って、誤り訂正なしのアドレスを含む訂正後アドレスと、誤り訂正結果とを出力するアドレス訂正部と、
    前記現在半径位置と前記偏芯許容量とから前記訂正後アドレスに対する期待アドレス範囲を推測するアドレス推測部と、
    前記訂正後アドレスが前記期待アドレス範囲内にあるか否かを比較してアドレス比較結果を出力するアドレス比較部と、
    前記訂正後アドレスが前回検出した訂正後アドレスと連続しているか否かの連続性を検査してアドレス連続性検査結果を出力するアドレス連続性検査部と、
    前記誤り訂正結果と、前記アドレス比較結果と、前記アドレス連続性検査結果とから前記訂正後アドレスが有効であるか否かの有効性を判定するアドレス判定部と、
    前記アドレス判定部で前記訂正後アドレスが有効であると判定されたときに前記訂正後アドレスを出力する一方、前記訂正後アドレスが有効でないと判定されたときに前記訂正後アドレスに対して以前に検出したアドレスを基に補正した補正アドレスを出力するアドレス補正部と、を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 前記アドレス判定部は、誤り訂正なしの前記訂正後アドレスの場合と、誤り訂正した前記訂正後アドレスに誤り訂正エラーがなく且つ前回検出した訂正後アドレスと連続している場合と、誤り訂正した前記訂正後アドレスに誤り訂正エラーがなく且つ前記期待アドレス範囲内にある場合のいずれかの場合に対して前記訂正後アドレスが有効であると判定する一方、その他の場合は前記訂正後アドレスが有効でないと判定することを特徴とする請求項4又は請求項5記載の光ディスク装置。
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