JP2010197092A - コンタクトプローブおよびプローブユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】長期にわたって安定した検査を行うことができるコンタクトプローブおよびプローブユニットを提供する。
【解決手段】一端が先鋭化した柱状をなす第1接触部21と、第1接触部21の他端から第1接触部21の長手方向に沿って略柱状をなして延び、外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部22と、弾性座屈部22が延びる方向の端部であって第1接触部21に連なる端部とは異なる端部から延びる方向に沿って柱状をなして延びる接続部23と、接続部23の端部から該接続部23が延びる方向と異なる方向に延び、外部から加わる荷重に応じて弾性変形を生じる腕部24と、腕部24から弾性座屈部22が延びる方向と略平行であって第1接触部21から遠ざかる方向に突出し、先端が先鋭化した第2接触部25と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体集積回路や液晶パネルなどの電子部品における導通状態検査や動作特性検査を行う際に、その電子部品の電極や端子に接触して電気信号の送受信を行うコンタクトプローブおよびプローブユニットに関する。
従来、半導体集積回路や液晶パネルなどの検査対象の導通状態検査や動作特性検査を行う際には、検査対象と検査用信号を出力する信号処理装置との間の電気的な接続を図るために、導電性のコンタクトプローブを複数収容するプローブユニットが用いられる。プローブユニットにおいては、近年の半導体集積回路や液晶パネルの高集積化、微細化の進展に伴い、コンタクトプローブ間のピッチを狭小化することにより、高集積化、微細化された検査対象にも適用可能な技術が進歩してきている。(例えば、特許文献1を参照)。
コンタクトプローブ間のピッチを狭小化する技術として、外部からの荷重に応じて屈曲可能な弾性を備えたワイヤー型のコンタクトプローブに関する技術が知られている(例えば、特許文献1および2を参照)。このうち、特許文献1では、予め曲げられて湾曲している中央部のバネ作用によって両端部に荷重を発生する技術が開示されている。また、特許文献2では、検査対象と接触する下端部に係止部を設けることにより、検査用信号を出力する配線基板と接続する上端部で常に荷重を発生させる技術が開示されている。
特公昭60−34786号公報 特開2007−113972号公報
上記特許文献1に記載の技術では、コンタクトプローブの下端部が検査対象の電極と接触しなければ、上端部と配線基板との間の接触荷重も発生しないため、検査時には上端部が配線基板との接触および離間を繰り返すこととなる。このため、長期の使用によりコンタクトプローブの上端部が磨耗して検査時に所望の接触が得られない状態が生じやすくなり、検査を安定して行うことができなくなってしまうという問題があった。
また、上記特許文献2に記載の技術では、コンタクトプローブのバネ作用を上下両端部で共用しているため、下端部が検査対象と接触するごとに上端部に加わる荷重の方向や大きさが変化し、上端部は検査のたびに配線基板の電極の表面を摺動することとなる。このため、上記特許文献1に記載の技術と同様、長期の使用によりコンタクトプローブの上端部が磨耗して検査時に所望の接触が得られない状態が生じやすくなり、検査を安定して行うことができなくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、長期にわたって安定した検査を行うことができるコンタクトプローブおよびプローブユニットを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るコンタクトプローブは、両端で異なる二つの回路構造とそれぞれ接触し、該二つの回路構造を電気的に接続する導電性のコンタクトプローブにおいて、一端が先鋭化した柱状をなす第1接触部と、前記第1接触部の他端から前記第1接触部の長手方向に沿って略柱状をなして延び、外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部と、前記弾性座屈部が延びる方向の端部であって前記第1接触部に連なる端部とは異なる端部から前記延びる方向に沿って柱状をなして延びる接続部と、前記接続部の端部から該接続部が延びる方向と異なる方向に延び、外部から加わる荷重に応じて弾性変形を生じる腕部と、前記腕部から前記弾性座屈部が延びる方向と略平行であって前記第1接触部から遠ざかる方向に突出し、先端が先鋭化した第2接触部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記腕部は、前記弾性座屈部を前記接続部の下方として下に凸な形状をなし、前記第2接触部は、前記腕部における前記接続部との境界を始端として前記腕部の終端付近に設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記腕部は、前記弾性座屈部を前記接続部の下方として前記接続部から斜め上方に傾斜して延びた形状をなし、前記第2接触部は、前記腕部の前記接続部との境界を始端として前記腕部の終端付近に設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記弾性座屈部は、前記腕部が延びる方向の幅を含む断面が、前記腕部が延びている側でくぼんだ形状をなしていることを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記腕部は、前記弾性座屈部を前記接続部の下方として上に凸な形状をなし、前記第2接触部は、前記腕部の上端付近に設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記腕部は、板状をなして前記接続部が延びる方向と直交する方向に延び、この延びる方向に沿って略中央部に形成されたスリットを有し、前記第2接触部は、前記弾性座屈部を前記接続部の下方として前記スリットの上方に設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記弾性座屈部は、前記腕部が延びる方向の幅を含む断面が、前記腕部が延びている側と反対側でくぼんだ形状をなしていることを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記腕部の前記接続部に接続する端部を介して前記接続部が延びる方向に沿って突出し、先端が先鋭化した第3接触部をさらに備え、前記腕部は、前記弾性座屈部を前記接続部の下方として下に凸な形状をなし、前記第2接触部は、前記腕部の終端付近に設けられたことを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記第3接触部の先端は、前記第2接触部の先端よりも上方に位置することを特徴とする。
また、本発明に係るコンタクトプローブは、上記発明において、前記第1接触部の先鋭化した一端を通過して前記弾性座屈部が延びる方向に平行な平面と、前記弾性座屈部が延びる方向と直交する方向の前記弾性座屈部の最小幅の中点を通過して前記弾性座屈部が延びる方向に平行な平面とは異なることを特徴とする。
また、本発明に係るプローブユニットは、上記いずれかの発明に係る複数のコンタクトプローブと、前記接続部を挿通するとともに前記腕部を収容する第1保持孔を複数有する複数の第1ホルダと、前記第1接触部を挿通する第2保持孔を複数有する第2ホルダと、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るコンタクトプローブおよびプローブユニットによれば、第1接触部が受ける荷重は第1接触部と同じ方向に延びる弾性座屈部に主として加わる一方、第2接触部が受ける荷重は第1接触部や弾性座屈部と異なる方向に延びる腕部に主として加わるため、第1接触部が受ける荷重と第2接触部が受ける荷重とを分離することができる。したがって、検査を行う際に配線基板を一方の接触部(第2接触部)に接触させた状態で荷重を一定化することで長期の使用によるコンタクトプローブの磨耗を防止することができ、長期にわたって安定した検査を行うことが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、「実施の形態」と称する)を説明する。なお、図面は模式的なものであって、各部分の厚みと幅との関係、それぞれの部分の厚みの比率などは現実のものとは異なる場合もあることに留意すべきであり、図面の相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合があることは勿論である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るプローブユニットの構成を示す斜視図である。同図に示すプローブユニット1は、半導体集積回路や液晶パネル等の検査対象の配線パターンにおける短絡や断線の有無を検査する導通検査や検査対象に信号を入力したときの動作特性検査を行う際、検査対象と検査用の信号を生成出力する信号処理装置との電気的な接続を図る装置である。具体的には、プローブユニット1は、検査対象側および信号処理装置側にそれぞれ設けられた電極または端子と両端で接触する複数の導電性のコンタクトプローブ2と、複数のコンタクトプローブ2を所定のパターンで収容して保持するプローブホルダ3とを備える。
図2は、コンタクトプローブ2の構成を示す斜視図である。図3は、コンタクトプローブ2およびプローブホルダ3の要部の構成を示す部分断面図である。コンタクトプローブ2は、一端が先鋭化した角柱状をなす第1接触部21と、第1接触部21の他端から第1接触部21の長手方向(図2のz軸方向)に沿って略角柱状をなして延び、外部からの荷重に応じて弾性座屈を生じる弾性座屈部22と、弾性座屈部22が延びる方向の端部であって第1接触部21に連なる端部とは異なる端部から弾性座屈部22が延びる方向に沿って角柱状をなして延びる接続部23と、接続部23の端部から接続部23が延びる方向と異なる方向(図2のx軸方向)へ延び、弾性変形が可能な腕部24と、腕部24における接続部23との境界を始端として腕部24の終端に設けられ、接続部23が延びる方向と平行な方向に突出し、先端が先鋭化した第2接触部25と、を備える。コンタクトプローブ2は、腕部24を底辺とする略L字状の外観形状を有する。
弾性座屈部22は、図3に示すように、x軸方向の幅を含む断面が、腕部24が延びている側で円弧状にくぼんだ形状をなしている。また、図3に示すように、弾性座屈部22のx軸方向の幅のうち最も小さい幅(第1接触部21の柱状部分のx軸方向における最大幅Rとの差が最も大きい幅)の中点M1を通過してz軸と平行な平面P1は、第1接触部21の先鋭化した先端T1を通過してz軸と平行な平面P2と異なっており、平面P1は平面P2よりも腕部24から遠くに位置している。
腕部24は、弾性座屈部22を接続部23の下方として下に凸な円弧状をなしており、第2接触部25を介して外部から荷重が加わると弾性変形を生じる。
以上の構成を有するコンタクトプローブ2は、ニッケル合金の電気鋳造によって形成されている。なお、コンタクトプローブ2を形成する際には、エッチング、プレス加工およびそれらの組み合わせによって形成しても構わない。また、コンタクトプローブ2の材質として、銅、鉄(ステンレス)、タングステン、ベリリウム系の合金などを用いて形成してもよい。
コンタクトプローブ2の板幅(図2のy軸方向の幅)は50μm程度である。また、コンタクトプローブ2の長手方向(図2のz軸方向)の長さは5mm程度である。また、腕部24における円弧の径方向の厚さは100μm程度である。なお、この寸法はあくまでも一例に過ぎない。
プローブホルダ3は、コンタクトプローブ2の接続部23を挿通するとともに腕部24を保持する板状の第1ホルダ31と、第1ホルダ31と離間して設けられ、コンタクトプローブ2の第1接触部21を保持する板状の第2ホルダ32と、第1ホルダ31および第2ホルダ32をそれぞれ挟持して固定する二つのホルダ固定部材33、34と、を有する。第1ホルダ31の表面と第2ホルダ32の表面とは互いに平行である。
図4は、プローブホルダ3を第1ホルダ31の上方から見た平面図である。第1ホルダ31は、各々がL字断面形状を有し、接続部23を挿通するとともに腕部24を収容する複数の第1保持孔311を有する。第1保持孔311は、L字状の断面を有し、円弧状をなす腕部24の底面を載置して収容する大径部311aと、接続部23を挿通する小径部311bとを有する。第1保持孔311を形成する際には、ドリル加工等によって小径部311bとなる貫通孔を形成した後、腕部24の形状に合わせてザグリ加工を施すことによって大径部311aを形成する。複数の第1保持孔311は、大径部311aの長手方向が互いに平行で列状をなしている。第1保持孔311のピッチは、50〜150μm程度である。なお、大径部311aを有する板状部材と小径部311bを有する板状部材とを貼り合わせることによって第1ホルダ31を実現することも可能である。
第2ホルダ32は、各々が第1接触部21を挿通する円柱状をなす複数の第2保持孔321を有する。第2保持孔321の径は第1保持孔311の小径部311bの径と等しい。第2保持孔321の位置は、第1保持孔311の小径部311bの位置に対応して列状に形成される。このようにして、複数の第1保持孔311(の小径部311b)が複数の第2保持孔321のいずれかと上下方向に連通することとなり、この連通している第1保持孔311と第2保持孔321の組がコンタクトプローブ2を保持する。
ホルダ固定部材33、34は、第1保持孔311および第2保持孔321が列状に並んでいる方向と直交する方向の第1ホルダ31および第2ホルダ32の端面を挟持し、この挟持した端面を固定して支持する。
以上の構成を有するプローブホルダ3は、アルミナ(Al23)や窒化珪素(Si34)等のセラミックス、プラスチック樹脂等の絶縁性材料を用いて形成される。なお、プローブホルダ3の原材料として、金属等の導電性材料の表面を絶縁被膜によってコーティングしてもよい。
なお、図4に示すコンタクトプローブ2の配置パターンはあくまでも一例に過ぎない。すなわち、プローブホルダ3の配線パターンは検査対象の電極または端子の配線パターンに応じて定められるものであり、適宜設計変更を施すことが可能である。
図5は、以上の構成を有するプローブユニット1に対して配線基板200を取り付けて第2接触部25へ荷重を加えた状態を示す図である。同図に示す配線基板200は、ポリイミドからなるシート状の基材の一方の表面に、ニッケル等からなる多数の配線および接続用の電極が形成されたものである。配線基板200をプローブホルダ3に固定する際には、対応する電極201と第2接触部25とが接触するように位置合わせを行った後、プローブホルダ3と同様の材料からなる固定部材300および第1ホルダ31によって配線基板200を挟持し、ネジ止め等によって固定する。このようにして配線基板200をプローブホルダ3に固定すると、コンタクトプローブ2には所定の荷重が加わる。なお、配線基板200と第1ホルダ31との間に適宜スペーサを設けるようにしてもよい。
図5において、腕部24は、電極201との接触によって生じる荷重に応じて弾性変形を生じており、無荷重時よりも若干広がった円弧状をなしている。また、腕部24は荷重を受けることによって図5で時計回りに若干回転するため、第1接触部21および接続部23が第2保持孔321および第1保持孔311にそれぞれ当接する。その結果、弾性座屈部22は、両端部で図5のx軸の正の方向への力を受け、中央部がx軸の負の方向へ撓む。この際、弾性座屈部22は、腕部24が延びている側でくぼんだ形状をなしているため、容易に撓むことができる。
図6は、図5に示す状態から第1接触部21に半導体集積回路100の電極101を接触させることによって半導体集積回路100の検査を行う状態を示す図である。図6に示すように、弾性座屈部22は半導体集積回路100からの荷重に応じてさらに撓む。この撓みを生じる際、第1接触部21は半導体集積回路100の電極101をx軸方向に摺動する。したがって、電極101が酸化膜で覆われていたり、電極101の表面に汚れが付着したりしている場合には、これらの酸化膜または汚れを削り取ることができる。
プローブユニット1を組み立てる際には、互いに対応する第1保持孔311と第2保持孔321が連通するように第1ホルダ31と第2ホルダ32を厚さ方向に積層する。続いて、複数の第1保持孔311の各開口面から第1接触部21を先頭にコンタクトプローブ2を挿入して第1保持孔311および第2保持孔321を貫通させ、腕部24を大径部311aに埋め込んで収容する。その後、第2ホルダ32を第1ホルダ31から離間させ、第1ホルダ31および第2ホルダ32の相互の位置合わせを行ってホルダ固定部材33、34によって固定することにより、プローブユニット1が完成する。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、第1接触部21が受ける荷重は第1接触部21と同じ方向に延びる弾性座屈部22に主として加わる一方、第2接触部25が受ける荷重は第1接触部21や弾性座屈部22と異なる方向に延びる腕部24に主として加わるため、第1接触部21が受ける荷重と第2接触部25が受ける荷重とを分離することができる。したがって、検査を行う際に配線基板200の電極201を第2接触部25に接触させた状態で荷重を一定化することで長期の使用によるコンタクトプローブ2の磨耗を防止することができ、長期にわたって安定した検査を行うことが可能となる。
また、本実施の形態1によれば、第1接触部21の先端T1を通過する平面が、弾性座屈部22の最小幅の中点M1を通過しないようにオフセットしているため、外部から荷重が加わった時の撓み方向を制御することができる。
また、本実施の形態1によれば、腕部24を収容するためにプローブホルダ3側には横長の第1保持孔311が形成されることとなり、コンタクトプローブ2の整列方向を容易に揃えることができるとともに、コンタクトプローブ2のプローブホルダ3への取り付けが容易となる。加えて、コンタクトプローブ2を取り外す際にプローブホルダ3を分解する必要がないため、取り外しも容易である。したがって、ユニット化する際の組立を容易に行うことができ、ユニット化した後のメインテナンスを効率よく行うことができる。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2に係るコンタクトプローブの構成を示す図である。同図に示すコンタクトプローブ4は、コンタクトプローブ2の第1接触部21、弾性座屈部22、接続部23および第2接触部25にそれぞれ対応する第1接触部41、弾性座屈部42、接続部43および第2接触部45を有するとともに、弾性座屈部42を接続部43の下方として接続部43から斜め上方に傾斜して延びた形状をなす腕部44を有する。コンタクトプローブ4は、腕部44を底辺とする略L字状の外観形状を有する。
弾性座屈部42は、図7のx軸方向の幅を含む断面が、腕部44が延びている側で円弧状にくぼんだ形状をなしている。また、図7に示すように、弾性座屈部42のx軸方向の幅のうち最も小さい幅(第1接触部41の柱状部分のx軸方向における最大幅Rとの差が最も大きい幅)の中点M2を通過してz軸と平行な平面P3は、第1接触部41の先鋭化した先端T2を通過してz軸と平行な平面P4と異なっており、平面P3は平面P4よりも腕部44から遠くに位置している。
腕部44は、接続部43との境界を始端として、終端付近に第2接触部45が設けられており、第2接触部45を介して外部から荷重が加わると弾性変形を生じる。
以上の構成を有するコンタクトプローブ4は、コンタクトプローブ2と同様の材料を用いて形成される。
本実施の形態2に係るプローブユニットは、複数のコンタクトプローブ4と、複数のコンタクトプローブ4を個別に収容するプローブホルダ3とを備える。
図8は、本実施の形態2に係るプローブユニットに対して配線基板200を取り付けて第2接触部45へ荷重を加えた状態を示す図である。図8において、腕部44は電極201から加わった荷重により弾性変形を生じて傾斜が若干小さくなっている。この弾性変形に伴って、第1接触部41および接続部43が第2保持孔321および第1保持孔311にそれぞれ当接する。その結果、弾性座屈部42は、両端部で図8のx軸の正の方向への力を受け、中央部がx軸の負の方向へ撓む。
半導体集積回路100の電極101を第1接触部41に接触させて検査を行う際、弾性座屈部42は、図6に示すコンタクトプローブ2の弾性座屈部22と同様、さらに撓んだ形状となる。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、第1接触部41が受ける荷重は第1接触部41と同じ方向に延びる弾性座屈部42に主として加わる一方、第2接触部45が受ける荷重は第1接触部41や弾性座屈部42と異なる方向に延びる腕部44に主として加わるため、第1接触部41が受ける荷重と第2接触部45が受ける荷重とを分離することができる。したがって、検査を行う際に配線基板200の電極201を第2接触部45に接触させた状態で荷重を一定化することで長期の使用によるコンタクトプローブ4の磨耗を防止することができ、長期にわたって安定した検査を行うことが可能となる。
また、本実施の形態2によれば、第1接触部41の先端T2を通過する平面が、弾性座屈部42の最小幅の中点M2を通過しないようにオフセットしているため、外部から荷重が加わった時の撓み方向を制御することができる。したがって、プローブホルダ3が保持する複数のコンタクトプローブ4の撓み方向を一様に揃えることができる。
また、本実施の形態2によれば、上記実施の形態1と同様、ユニット化する際の組立を容易に行うことができ、ユニット化した後のメインテナンスを効率よく行うことができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3に係るコンタクトプローブの構成を示す図である。同図に示すコンタクトプローブ5は、一端が先鋭化した角柱状をなす第1接触部51と、第1接触部51の他端から第1接触部51の長手方向(図9のz軸方向)に沿って略角柱状をなして延び、外部からの荷重に応じて弾性座屈を生じる弾性座屈部52と、弾性座屈部52が延びる方向の端部であって第1接触部51に連なる端部とは異なる端部から弾性座屈部52が延びる方向に沿って角柱状をなして延びる接続部53と、弾性座屈部52を接続部53の下方として上に凸な形状をなして延びる腕部54とを備える。コンタクトプローブ5は、腕部54を底辺とする略L字状の外観形状を有する。
弾性座屈部52は、図9のx軸方向の幅を含む断面が、腕部54が延びている側と反対側で円弧状にくぼんだ形状をなしている。また、図9に示すように、弾性座屈部52のx軸方向の幅のうちもっとも小さい幅(第1接触部51の柱状部分のx軸方向における最大幅Rとの差が最も大きい幅)の中点M3を通過してz軸と平行な平面P5は、第1接触部51の先鋭化した先端Tを通過してz軸と平行な平面P6と異なっており、平面P5は平面P6よりも腕部54から近くに位置している。
腕部54は、延びる方向の略中央部が上方に最も突出しており、この突出した頂点付近に第2接触部55が設けられている。腕部54は、第2接触部55を介して外部から荷重が加わると弾性変形を生じる。
以上の構成を有するコンタクトプローブ5は、コンタクトプローブ2と同様の材料を用いて形成される。
本実施の形態3に係るプローブユニットは、複数のコンタクトプローブ5と、複数のコンタクトプローブ5を個別に収容するプローブホルダ3とを備える。
図10は、本実施の形態3に係るプローブユニットに対して配線基板400を取り付けて第2接触部55へ荷重を加えた状態を示す図である。同図に示す配線基板400は、信号処理回路に接続される電極401の位置が配線基板200の電極201と異なっている。配線基板400は、ポリイミドからなるシート状の基材の一方の表面に、ニッケル等からなる多数の配線および電極が形成されたものである。配線基板400をプローブホルダ3に固定する際には、対応する電極401と第2接触部55とが接触するように位置合わせを行った後、固定部材300および第1ホルダ31によって配線基板400を挟持し、ネジ止め等によって固定する。このようにして配線基板400をプローブホルダ3に固定すると、コンタクトプローブ5には所定の荷重が加わる。なお、配線基板400と第1ホルダ31との間に適宜スペーサを設けるようにしてもよい。
図10に示すように、腕部54は配線基板400の電極401から加わった荷重により弾性変形を生じて延びている方向に若干広がっている。これに対して、第1接触部51、弾性座屈部52および接続部53は、図9のx軸の負の方向に若干移動するだけであり、第1保持孔311と接触することはない。したがって、第1接触部51、弾性座屈部52および接続部53は、配線基板400をプローブホルダ3に固定しても変形しない。
図11は、図10に示す状態から第1接触部51に半導体集積回路100の電極101を接触させることによって半導体集積回路100の検査を行う状態を示す図である。図11において、弾性座屈部52は、腕部54が延びている側でくぼんだ形状をなしているため、半導体集積回路100からの荷重に応じて図11のx軸の正の方向へ撓む。この撓みを生じる際、第1接触部51は半導体集積回路100の電極101をx軸方向に摺動する。したがって、電極101が酸化膜で覆われていたり、電極101の表面に汚れが付着したりしている場合には、これらの酸化膜または汚れを削り取ることができる。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、第1接触部51が受ける荷重は第1接触部51と同じ方向に延びる弾性座屈部52に主として加わる一方、第2接触部55が受ける荷重は第1接触部51や弾性座屈部52と異なる方向に延びる腕部54に主として加わるため、第1接触部51が受ける荷重と第2接触部55が受ける荷重とを分離することができる。したがって、検査を行う際に配線基板400の電極401を第2接触部55に接触させた状態で荷重を一定化することで長期の使用によるコンタクトプローブ5の磨耗を防止することができ、長期にわたって安定した検査を行うことが可能となる。
また、本実施の形態3によれば、第1接触部51の先端T3を通過する平面が、弾性座屈部52の最小幅の中点M3を通過しないようにオフセットしているため、外部から荷重が加わった時の撓み方向を制御することができる。したがって、プローブホルダ3が保持する複数のコンタクトプローブ5の撓み方向を一様に揃えることができる。
また、本実施の形態3によれば、上記実施の形態1と同様、ユニット化する際の組立を容易に行うことができ、ユニット化した後のメインテナンスを効率よく行うことができる。
なお、本実施の形態3において、コンタクトプローブの弾性座屈部の形状を、コンタクトプローブ2の弾性座屈部22と同様、腕部54が延びている側に円弧状にくぼんだ形状としてもよい。
(実施の形態4)
図12は、本発明の実施の形態4に係るコンタクトプローブの構成を示す図である。同図に示すコンタクトプローブ6は、コンタクトプローブ5の第1接触部51、弾性座屈部52、接続部53および第2接触部55にそれぞれ対応する第1接触部61、弾性座屈部62、接続部63および第2接触部65を有するとともに、板状をなして接続部63が延びる方向とは異なる方向へ延びる腕部64を有する。コンタクトプローブ6は、腕部64を底辺とする略L字状の外観形状を有する。
弾性座屈部62は、図12のx軸方向の幅を含む断面が、腕部64が延びている側と反対側で円弧状にくぼんだ形状をなしている。また、図12に示すように、弾性座屈部62のx軸方向の幅のうち最も小さい幅(第1接触部61の柱状部分のx軸方向における最大幅Rとの差が最も大きい幅)の中点M4を通過してz軸と平行な平面P7は、第1接触部61の先鋭化した先端T4を通過してz軸と平行な平面P8と異なっており、平面P7は平面P8よりも腕部64から近くに位置している。
腕部64は、接続部63の上端から板状をなして図12のx軸の正の方向に延びている。腕部64の中央部には、腕部64が延びる方向に沿って形成されたスリット64aが形成されている。また、第2接触部65はスリット64aの上方すなわち腕部64の略中央部の上端に設けられている。
以上の構成を有するコンタクトプローブ6は、コンタクトプローブ2と同様の材料を用いて形成される。
本実施の形態4に係るプローブユニットは、複数のコンタクトプローブ6と、複数のコンタクトプローブ6を個別に収容するプローブホルダ3とを備える。
図13は、本実施の形態4に係るプローブユニットに対して配線基板400を取り付けて第2接触部65へ荷重を加えた状態を示す図である。図13において、腕部64は配線基板400の電極401から加わった荷重により弾性変形を生じ、スリット64aの面積が若干小さくなっている。なお、第1接触部61、弾性座屈部62および接続部63は、配線基板400をプローブホルダ3に固定しても変形しない。
図14は、図13に示す状態から第1接触部61に半導体集積回路100の電極101を接触させることによって半導体集積回路100の検査を行う状態を示す図である。図14に示すように、弾性座屈部62は、半導体集積回路100からの荷重に応じて図14のx軸の正の方向へ撓む。この撓みを生じる際、第1接触部61は半導体集積回路100の電極101をx軸方向に摺動する。したがって、電極101が酸化膜で覆われていたり、電極101の表面に汚れが付着したりしている場合には、これらの酸化膜または汚れを削り取ることができる。
なお、本実施の形態4において、腕部64に設けられるスリット64aの位置や形状は上述したものに限られるわけではなく、第2接触部65の位置との関係で適宜変更することが可能である。
以上説明した本発明の実施の形態4によれば、第1接触部61が受ける荷重は第1接触部61と同じ方向に延びる弾性座屈部62に主として加わる一方、第2接触部65が受ける荷重は第1接触部61や弾性座屈部62と異なる方向に延びる腕部64に主として加わるため、第1接触部61が受ける荷重と第2接触部65が受ける荷重とを分離することができる。したがって、検査を行う際に配線基板400の電極401を第2接触部65に接触させた状態で荷重を一定化することで長期の使用によるコンタクトプローブ6の磨耗を防止することができ、長期にわたって安定した検査を行うことが可能となる。
また、本実施の形態4によれば、第1接触部61の先端T4を通過する平面が、弾性座屈部62の最小幅の中点M4を通過しないようにオフセットしているため、外部から荷重が加わった時の撓み方向を制御することができる。したがって、プローブホルダ3が保持する複数のコンタクトプローブ6の撓み方向を一様に揃えることができる。
また、本実施の形態4によれば、上記実施の形態1と同様、ユニット化する際の組立を容易に行うことができ、ユニット化した後のメインテナンスを効率よく行うことができる。
(実施の形態5)
図15は、本発明の実施の形態5に係るコンタクトプローブの構成を示す図である。同図に示すコンタクトプローブ7は、一端が先鋭化した角柱状をなす第1接触部71と、第1接触部71の他端から第1接触部71の長手方向(図15のz軸方向)に沿って角柱状をなして延び、外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部72と、弾性座屈部22が延びる方向の端部であって第1接触部71に連なる端部とは異なる端部から弾性座屈部72が延びる方向に沿って角柱状をなして延びる接続部73と、接続部73の端部から接続部73が延びる方向と異なる方向(図15のx軸方向)へ延び、弾性変形が可能な腕部74と、腕部74における接続部73との境界を始端として腕部74の終端に設けられ、接続部73が延びる方向と平行な方向に突出し、先端が先鋭化した第2接触部75と、腕部74の接続部73に接続する端部を介して接続部73が延びる方向に沿って突出し、先端が先鋭化した第3接触部76と、を備える。コンタクトプローブ7は、腕部74を底辺とする略L字状の外観形状を有する。
腕部74は、弾性座屈部72を接続部73の下方として下に凸な円弧状をなしており、第2接触部75および第3接触部76を介して外部から荷重が加わると弾性変形を生じる。
第3接触部76は、配線基板側に設けられるダミー電極と接触して荷重を受ける機能を有し、弾性座屈部72の撓みを補助する。第3接触部76の先端は、弾性座屈部72を接続部73の下方として第2接触部75の先端よりも上方に位置する。
以上の構成を有するコンタクトプローブ7は、コンタクトプローブ2と同様の材料を用いて形成される。
本実施の形態5に係るプローブユニットは、複数のコンタクトプローブ7と、複数のコンタクトプローブ7を個別に収容するプローブホルダ3とを備える。
図16は、本実施の形態5に係るプローブユニットに対して配線基板500を取り付けて第2接触部75および第3接触部76へ荷重を加えた状態を示す図である。同図に示す配線基板500は、ポリイミドからなるシート状の基材の一方の表面に、ニッケル等からなる多数の配線および電極が形成されたものであり、配線を介して信号処理回路と接続する電極501と、信号処理回路と接続せずに絶縁されたダミー電極502とを同数ずつ有する。電極501は第2接触部75と接触する一方、ダミー電極502は第3接触部76と接触する。配線基板500をプローブホルダ3に固定する際には、電極501およびダミー電極502が各々対応する第2接触部75および第3接触部76と接触するように位置合わせを行った後、固定部材300および第1ホルダ31によって配線基板500を挟持し、ネジ止め等によって固定する。なお、配線基板500と第1ホルダ31との間に適宜スペーサを設けるようにしてもよい。
図16に示すように、腕部74は、配線基板500からの荷重によって弾性変形を生じる。この弾性変形を生じる際、第3接触部76の先端の高さは第2接触部75の先端の高さよりも大きいため、まず第3接触部76がダミー電極502と接触する。この接触により腕部74は図16で反時計回りに若干回転しながら変形した後、第2接触部75が電極501と接触する。したがって、弾性座屈部72は、図16のx軸の正の方向に撓むこととなる。このように、本実施の形態5においては、第3接触部76を設けることによって弾性座屈部72の撓みを制御することができるため、弾性座屈部72の形状が柱状でも所望の方向へ容易に撓ませることができる。
図17は、図16に示す状態から第1接触部71に半導体集積回路100の電極101を接触させることによって半導体集積回路100の検査を行う状態を示す図である。図17において、弾性座屈部72は半導体集積回路100からの荷重に応じてさらに撓む。この撓みを生じる際、第1接触部71は半導体集積回路100の電極101をx軸方向に摺動する。したがって、電極101が酸化膜で覆われていたり、電極101の表面に汚れが付着したりしている場合には、これらの酸化膜または汚れを削り取ることができる。
以上説明した本発明の実施の形態5によれば、第1接触部71が受ける荷重は第1接触部71と同じ方向に延びる弾性座屈部72に主として加わる一方、第2接触部75が受ける荷重は第1接触部71や弾性座屈部72と異なる方向に延びる腕部74に主として加わるため、第1接触部71が受ける荷重と第2接触部75が受ける荷重とを分離することができる。したがって、検査を行う際に配線基板500の電極501を第2接触部75に接触させた状態で荷重を一定化することで長期の使用によるコンタクトプローブ7の磨耗を防止することができ、長期にわたって安定した検査を行うことが可能となる。
また、本実施の形態5によれば、上記実施の形態1と同様、ユニット化する際の組立を容易に行うことができ、ユニット化した後のメインテナンスを効率よく行うことができる。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための最良の形態として、実施の形態1〜5を詳述してきたが、本発明はそれら五つの実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、本発明において、コンタクトプローブの腕部の長さや幅、第2接触部の設置位置を調整することによって腕部のバネ定数を適宜変更することができる。また、コンタクトプローブの弾性座屈部についても、その長さや形状を調整することによって荷重−撓み特性を適宜変更することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
本発明は、半導体集積回路や液晶パネルなどの電子部品における導通状態検査や動作特性検査を行う際に有用である。
本発明の実施の形態1に係るプローブユニットの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係るコンタクトプローブの構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るコンタクトプローブおよびプローブユニットの要部の構成を示す部分断面図である。 プローブホルダを第1ホルダの上方から見た平面図である。 本発明の実施の形態1に係るプローブユニットに対して配線基板を取り付けた状態を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るプローブユニットを用いて検査を行っている状態を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るコンタクトプローブの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るプローブユニットに対して配線基板を取り付けた状態を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るコンタクトプローブの構成を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るプローブユニットに対して配線基板を取り付けた状態を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るプローブユニットを用いて検査を行っている状態を示す図である。 本発明の実施の形態4に係るコンタクトプローブの構成を示す図である。 本発明の実施の形態4に係るプローブユニットに対して配線基板を取り付けた状態を示す図である。 本発明の実施の形態4に係るプローブユニットを用いて検査を行っている状態を示す図である。 本発明の実施の形態5に係るコンタクトプローブの構成を示す図である。 本発明の実施の形態5に係るプローブユニットに対して配線基板を取り付けた状態を示す図である。 本発明の実施の形態5に係るプローブユニットを用いて検査を行っている状態を示す図である。
1 プローブユニット
2、4、5、6、7 コンタクトプローブ
3 プローブホルダ
21、41、51、61、71 第1接触部
22、42、52、62、72 弾性座屈部
23、43、53、63、73 接続部
24、44、54、64、74 腕部
25、45、55、65、75 第2接触部
31 第1ホルダ
32 第2ホルダ
33、34 ホルダ固定部材
64a スリット
76 第3接触部
100 半導体集積回路
101、201、401、501 電極
200、400、500 配線基板
300 固定部材
311 第1保持孔
311a 大径部
311b 小径部
321 第2保持孔
502 ダミー電極

Claims (11)

  1. 両端で異なる二つの回路構造とそれぞれ接触し、該二つの回路構造を電気的に接続する導電性のコンタクトプローブにおいて、
    一端が先鋭化した柱状をなす第1接触部と、
    前記第1接触部の他端から前記第1接触部の長手方向に沿って略柱状をなして延び、外部からの荷重によって弾性座屈を生じる弾性座屈部と、
    前記弾性座屈部が延びる方向の端部であって前記第1接触部に連なる端部とは異なる端部から前記延びる方向に沿って柱状をなして延びる接続部と、
    前記接続部の端部から該接続部が延びる方向と異なる方向に延び、外部から加わる荷重に応じて弾性変形を生じる腕部と、
    前記腕部から前記弾性座屈部が延びる方向と略平行であって前記第1接触部から遠ざかる方向に突出し、先端が先鋭化した第2接触部と、
    を備えたことを特徴とするコンタクトプローブ。
  2. 前記腕部は、
    前記弾性座屈部を前記接続部の下方として下に凸な形状をなし、
    前記第2接触部は、
    前記腕部における前記接続部との境界を始端として前記腕部の終端付近に設けられたことを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
  3. 前記腕部は、
    前記弾性座屈部を前記接続部の下方として前記接続部から斜め上方に傾斜して延びた形状をなし、
    前記第2接触部は、
    前記腕部の前記接続部との境界を始端として前記腕部の終端付近に設けられたことを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
  4. 前記弾性座屈部は、
    前記腕部が延びる方向の幅を含む断面が、前記腕部が延びている側でくぼんだ形状をなしていることを特徴とする請求項2または3記載のコンタクトプローブ。
  5. 前記腕部は、
    前記弾性座屈部を前記接続部の下方として上に凸な形状をなし、
    前記第2接触部は、
    前記腕部の上端付近に設けられたことを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
  6. 前記腕部は、
    板状をなして前記接続部が延びる方向と直交する方向に延び、この延びる方向に沿って略中央部に形成されたスリットを有し、
    前記第2接触部は、
    前記弾性座屈部を前記接続部の下方として前記スリットの上方に設けられたことを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
  7. 前記弾性座屈部は、
    前記腕部が延びる方向の幅を含む断面が、前記腕部が延びている側と反対側でくぼんだ形状をなしていることを特徴とする請求項5または6記載のコンタクトプローブ。
  8. 前記第1接触部の先鋭化した一端を通過して前記弾性座屈部が延びる方向に平行な平面と、前記弾性座屈部が延びる方向と直交する方向の前記弾性座屈部の最小幅の中点を通過して前記弾性座屈部が延びる方向に平行な平面とは異なることを特徴とする請求項4または7記載のコンタクトプローブ。
  9. 前記腕部の前記接続部に接続する端部を介して前記接続部が延びる方向に沿って突出し、先端が先鋭化した第3接触部
    をさらに備え、
    前記腕部は、
    前記弾性座屈部を前記接続部の下方として下に凸な形状をなし、
    前記第2接触部は、
    前記腕部の終端付近に設けられたことを特徴とする請求項1記載のコンタクトプローブ。
  10. 前記第3接触部の先端は、前記第2接触部の先端よりも上方に位置することを特徴とする請求項9記載のコンタクトプローブ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項記載の複数のコンタクトプローブと、
    前記接続部を挿通するとともに前記腕部を収容する第1保持孔を複数有する複数の第1ホルダと、
    前記第1接触部を挿通する第2保持孔を複数有する第2ホルダと、
    を備えたことを特徴とするプローブユニット。
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