JP2010196945A - 室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】外気を室外熱交換器内をほぼ最短距離で通過するようにして、室外ユニットの熱交換性能の向上を図る。
【解決手段】筐体3内を上下に区画して上部を熱交換室5、下部を機械室7とし、熱交換室5の側面5B,5Cに室外熱交換器27a,27b、上面5Aに室外ファン21a、21bを備え、この室外ファン21a、21bの運転により、室外熱交換器27a,27bを通じて熱交換室5内に吸い込まれた空気を当該熱交換室5の上面5Aから吹き出す構成を備え、室外熱交換器27a,27bの空気吸い込み側に、当該室外熱交換器27a,27bに対して略垂直方向に延びて当該室外熱交換器27a,27bに流入する空気を整流する第1〜第3の整流部材33A〜33Cを設けた。
【選択図】図1
【解決手段】筐体3内を上下に区画して上部を熱交換室5、下部を機械室7とし、熱交換室5の側面5B,5Cに室外熱交換器27a,27b、上面5Aに室外ファン21a、21bを備え、この室外ファン21a、21bの運転により、室外熱交換器27a,27bを通じて熱交換室5内に吸い込まれた空気を当該熱交換室5の上面5Aから吹き出す構成を備え、室外熱交換器27a,27bの空気吸い込み側に、当該室外熱交換器27a,27bに対して略垂直方向に延びて当該室外熱交換器27a,27bに流入する空気を整流する第1〜第3の整流部材33A〜33Cを設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和装置の室外ユニットに関する。
一般に、筐体内を上下に区画して上部を熱交換室、下部を機械室とし、前記熱交換室の側面に熱交換器、上面に送風ファンを備え、この送風ファンの運転により、前記熱交換器を通じて前記熱交換室内に吸い込まれた空気を当該熱交換室の上面から吹き出す室外ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−336786号公報
ところで、この種の室外ユニットでは、送風ファンが熱交換室の上面に配置されているため、この熱交換室の上部においては、熱交換器に対して略垂直に空気が流入するものの、下部においては、送風ファンに向かう空気流が生じ、この空気が熱交換器を斜めに通過するように流れていた。
この場合、熱交換器を通過する距離が長くなるため、すでに熱交換された空気(外気)がより長い時間をかけて熱交換器を通過することになり、熱交換のロスが大きくなるという問題があった。更に、熱交換器を通過する距離が長くなると、通風時の圧力損失が大きくなるため、必要な空気流量を確保するために送風ファンの動力(消費電力量)が増大し、場合によっては、送風ファンのモーターの容量アップが必要となるといった問題があった。
この場合、熱交換器を通過する距離が長くなるため、すでに熱交換された空気(外気)がより長い時間をかけて熱交換器を通過することになり、熱交換のロスが大きくなるという問題があった。更に、熱交換器を通過する距離が長くなると、通風時の圧力損失が大きくなるため、必要な空気流量を確保するために送風ファンの動力(消費電力量)が増大し、場合によっては、送風ファンのモーターの容量アップが必要となるといった問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、熱交換器を通過する空気の流れを好ましい向きにすることで、熱交換性能の向上を図ることを目的とする。
上述課題を解決するため、本発明は、筐体内を上下に区画して上部を熱交換室、下部を機械室とし、前記熱交換室の側面に熱交換器、上面に送風ファンを備え、この送風ファンの運転により、前記熱交換器を通じて前記熱交換室内に吸い込まれた空気を当該熱交換室の上面から吹き出す室外ユニットにおいて、前記熱交換器の空気吸い込み側に、当該熱交換器に対して略垂直方向に延びて当該熱交換器に流入する空気を整流する整流板を配置したことを特徴とする。
この構成によれば、熱交換器に吸い込まれる空気が整流板によって整流される。この整流板は、熱交換器の空気吸い込み側に、この熱交換器に対して略垂直方向に延びているため、この熱交換器に吸い込まれた空気が当該熱交換器内をほぼ最短距離で通過するように整流できる。これにより、空気が効率良く熱交換器を通過するため、室外ユニットの熱交換性能を向上できる。更に、空気が最短距離で通過することにより、熱交換器を通過する際の圧力損失を低減することができるため、送風ファンの消費電力の低減を図ることができる。
上記構成において、前記整流板間のピッチは、前記熱交換室の外側に突出する当該整流板の高さ寸法と略同一に形成されている構成としても良い。
また、上記構成において、前記整流板の高さは、前記送風ファンから近い側に比べて、この送風ファンから遠い側を高く形成した構成としても良い。
また、上記構成において、前記整流板は、ハニカム状に形成されている構成としても良い。
本発明によれば、熱交換器の空気吸い込み側に、当該熱交換器に対して略垂直方向に延びて当該熱交換器に流入する空気を整流する整流板を配置したため、熱交換器に吸い込まれた空気が当該熱交換器内をほぼ最短距離で効率良く通過するように整流されることにより、室外ユニットの熱交換性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る室外ユニット1の縦断面視図である。本実施形態の室外ユニット1は、ガスヒートポンプエアコン(いわゆる、GHP)の室外ユニットとして構成されている。すなわち、室外ユニット1は、略直方体形状の筐体3を備え、この筐体3には、その内部を上下に区画して上部を熱交換室5、下部を機械室7とする仕切板9が設けられている。
機械室7には、ガスエンジン11と、このガスエンジン11で駆動される圧縮機10、及び、この圧縮機10に接続されて冷凍サイクルを構成する各種機器類、並びに、排ガスの排熱と冷媒の間で熱交換させて排熱利用するための排ガス熱交換器13や排気マフラー15、オイルタンク17等が設けられている。
図1は、本実施形態に係る室外ユニット1の縦断面視図である。本実施形態の室外ユニット1は、ガスヒートポンプエアコン(いわゆる、GHP)の室外ユニットとして構成されている。すなわち、室外ユニット1は、略直方体形状の筐体3を備え、この筐体3には、その内部を上下に区画して上部を熱交換室5、下部を機械室7とする仕切板9が設けられている。
機械室7には、ガスエンジン11と、このガスエンジン11で駆動される圧縮機10、及び、この圧縮機10に接続されて冷凍サイクルを構成する各種機器類、並びに、排ガスの排熱と冷媒の間で熱交換させて排熱利用するための排ガス熱交換器13や排気マフラー15、オイルタンク17等が設けられている。
熱交換室5の上面5Aには、図示は省略したが、2つの通風孔19a,19bが並べて設けられ、これら通風孔19a,19bの直下には、それぞれ室外ファン(送風ファン)21a、21bが配置される。これら室外ファン21a,21bは、モーター23と、このモーター23の出力軸に設けられた羽根25とを備え、この羽根25が回転することにより、熱交換室5内の空気が通風孔19a,19bを通じて図1中において上向きに吹き出される。
また、熱交換室5の側面5B,5Cには、それぞれ、室外熱交換器(熱交換器)27a,27bが配設される。室外ファン21a、21bが運転されると、熱交換室5内の空気が、通風孔19a,19bを通じて外部に吹き出されることにより、室外熱交換器27a,27bを通って外気(空気)が熱交換室5内に吸い込まれ、これら室外熱交換器27a,27bを通る外気によって冷媒が熱交換される。なお、図1中において符号Xで示す2点鎖線は、室外熱交換器27a,27bの高さ方向の中心を示している。
室外熱交換器27a,27bは、間隔を空けて並べられ、その間隙を空気が流動する多数のフィンと、これらのフィンに挿入され、内部を冷媒が流動する多数の伝熱管(冷媒配管)とを備えた、いわゆる、フィンチューブ式熱交換器として構成されている。本実施形態では、室外熱交換器27a,27bの各々が熱交換室5の両側面5B,5Cを構成している。つまり、図1に示した熱交換室5の前面、および熱交換室60の背面は、それぞれ、室外熱交換器27a,27bにより構成されている。
室外熱交換器27a,27bは、間隔を空けて並べられ、その間隙を空気が流動する多数のフィンと、これらのフィンに挿入され、内部を冷媒が流動する多数の伝熱管(冷媒配管)とを備えた、いわゆる、フィンチューブ式熱交換器として構成されている。本実施形態では、室外熱交換器27a,27bの各々が熱交換室5の両側面5B,5Cを構成している。つまり、図1に示した熱交換室5の前面、および熱交換室60の背面は、それぞれ、室外熱交換器27a,27bにより構成されている。
室外熱交換器27a,27bの外側(すなわち空気吸い込み側)には、室外熱交換器27a,27bに流入する空気を整流する整流板ユニット29が設けられている。この整流板ユニット29は、図2A、Bに示すように、室外熱交換器27a(27b)に対して略垂直方向に延びる複数の整流板31を組み合わせて形成される整流部材33と、この整流部材33の周囲に設けられる枠材35とを備える。整流板ユニット29は、枠材35を介して、筐体3の各フレーム3A及び3Bにねじ止めされている。
整流部材33は、整流板31を正六角形状に配置するとともに、この正六角形を平面に充填したハニカム状に形成される。この構成では、正六角形に形成した整流板31を平面に充填したハニカム状に配置したことにより、整流部材33の開口面積を大きく確保できるとともに、整流板31の使用量を低減することができ、整流部材33での圧力損失を小さく抑えることができる。なお、整流部材の形状は、正三角形や正方形を平面に充填したハニカム形状としても良い。
また、整流部材33は、整流板31間のピッチPと、室外熱交換器27aの表面から熱交換室5の外側に突出する当該整流板31の高さHとが略同一に形成されている。このように、整流板31間のピッチPと整流板31の高さHとを略同一(P≒H)とすることにより、整流部材33の各ハニカム内の空気(外気)の流れがスムーズになり、室外熱交換器27a(27b)に流れ込む空気は、この室外熱交換器27a(27b)に対して略直角、すなわち当該室外熱交換器27a(27b)を最短距離で通過する方向となり、結果的に圧力損失並びに熱交換率の低下を小さく抑えることができる。
例えば、P>Hとなるように整流部材33を形成した場合、各ハニカムに流れ込む空気は、各ハニカムの内壁(整流板31)に付着しつつ流れる、いわゆる「コアンダ効果」が生じる。これにより、整流部材33の出側、すなわち室外熱交換器27a(27b)の空気入口側では、その風速がハニカム形状に対応して不均一になりやすい。
また、P<Hとなるように整流部材33を形成した場合、各ハニカムの開口部の目が細かくなるために、整流部材33全体として通風抵抗が大きくなり、室外熱交換器27a(27b)の空気入口側での風速低下が生じやすい。また、高さHの増加に伴い、整流部材33が大型化するため、取り付けスペースの大型化や材料費のコストアップという問題が
想定される。このような問題は、ピッチPに対して高さHが大きくなるほど顕在化するため、ピッチPと高さHの関係がH/P≒1〜2程度が望ましく、更にはH/P≒1となるように整流部材33が形成されるこのが望ましい。
例えば、P>Hとなるように整流部材33を形成した場合、各ハニカムに流れ込む空気は、各ハニカムの内壁(整流板31)に付着しつつ流れる、いわゆる「コアンダ効果」が生じる。これにより、整流部材33の出側、すなわち室外熱交換器27a(27b)の空気入口側では、その風速がハニカム形状に対応して不均一になりやすい。
また、P<Hとなるように整流部材33を形成した場合、各ハニカムの開口部の目が細かくなるために、整流部材33全体として通風抵抗が大きくなり、室外熱交換器27a(27b)の空気入口側での風速低下が生じやすい。また、高さHの増加に伴い、整流部材33が大型化するため、取り付けスペースの大型化や材料費のコストアップという問題が
想定される。このような問題は、ピッチPに対して高さHが大きくなるほど顕在化するため、ピッチPと高さHの関係がH/P≒1〜2程度が望ましく、更にはH/P≒1となるように整流部材33が形成されるこのが望ましい。
本実施形態では、整流部材33は、高さの異なる整流板31A〜31Cで形成される3つの整流部材33A〜33Cを備え、これら整流部材33A〜33Cが室外熱交換器27a(27b)の高さ方向に順次配置されている。
具体的には、最も高さH1の低い整流板31Aで形成された第1の整流部材33Aは、図2Bに示すように、室外ファン21a、21bに近い領域、すなわち中心線X−Xよりも高い、室外熱交換器27a(27b)の上部領域に配置される。また、最も高さH3の低い整流板31Cで形成された第3の整流部材33Cは、室外ファン21a、21bから遠く離れた領域、すなわち中心線X−Xよりも低い、室外熱交換器27a(27b)の下部領域に配置される。さらに、高さH1よりも高く、高さH2よりも低い整流板31Bで形成された第2の整流部材33Bは、第1の整流部材33Aと第3の整流部材33Cとの間に配置される。
具体的には、最も高さH1の低い整流板31Aで形成された第1の整流部材33Aは、図2Bに示すように、室外ファン21a、21bに近い領域、すなわち中心線X−Xよりも高い、室外熱交換器27a(27b)の上部領域に配置される。また、最も高さH3の低い整流板31Cで形成された第3の整流部材33Cは、室外ファン21a、21bから遠く離れた領域、すなわち中心線X−Xよりも低い、室外熱交換器27a(27b)の下部領域に配置される。さらに、高さH1よりも高く、高さH2よりも低い整流板31Bで形成された第2の整流部材33Bは、第1の整流部材33Aと第3の整流部材33Cとの間に配置される。
上述のように、室外熱交換器27a(27b)の下部領域においては、室外ファン21a、21bに向かう斜めの空気流が生じ、この空気が室外熱交換器27a(27b)を斜めに通過するように流れていた。
本実施形態では、整流板31Cの高さH3を、室外ファン21a、21bから遠く離れた、室外熱交換器27a(27b)の下部領域側ほど高く形成している。この構成によれば、室外熱交換器27a(27b)内を斜めに通過しようとする空気の流れが、高く形成された整流板31Cによって整流され、室外熱交換器27a(27b)を最短距離で通過するように流れる。このため、空気が効率良く室外熱交換器27a(27b)を通過するため、室外ユニット1の熱交換性能の向上を図ることができる。
ここで、第3の整流部材33Cは、整流板31Cの高さH3と、当該整流板31C間のピッチP3とが略同一に形成されているため、整流効果の向上を図るべく整流板31Cの高さH3を高く形成したとしても、その分、整流板31C間のピッチP3が大きく形成される。このため、整流効果を確保しつつ、圧力損失を小さく抑えることができる。
本実施形態では、整流板31Cの高さH3を、室外ファン21a、21bから遠く離れた、室外熱交換器27a(27b)の下部領域側ほど高く形成している。この構成によれば、室外熱交換器27a(27b)内を斜めに通過しようとする空気の流れが、高く形成された整流板31Cによって整流され、室外熱交換器27a(27b)を最短距離で通過するように流れる。このため、空気が効率良く室外熱交換器27a(27b)を通過するため、室外ユニット1の熱交換性能の向上を図ることができる。
ここで、第3の整流部材33Cは、整流板31Cの高さH3と、当該整流板31C間のピッチP3とが略同一に形成されているため、整流効果の向上を図るべく整流板31Cの高さH3を高く形成したとしても、その分、整流板31C間のピッチP3が大きく形成される。このため、整流効果を確保しつつ、圧力損失を小さく抑えることができる。
次に、図1を参照して、室外熱交換器27a、27bを通る外気の流れについて説明する。
室外ファン21a、21bによって熱交換室5から空気が吸い出されると、図1の矢印A,Bに示すように、外気が室外熱交換器27a、27bを通って熱交換室5に取り込まれる。
ここで、室外ファン21a、21bが空気を吹き出す方向と、熱交換室5に外気が流入する方向とは、図1に明らかなように直交している。つまり、矢印A,Bに示すように、ほぼ水平方向に熱交換室5に流入した外気は、熱交換室60内で上向きに転向して、室外ファン21a、21bによって送風される。
このため、室外ファン21a、21bによる吹き出し方向の影響を受けて、外気が室外熱交換器27a、27bの中を通過する間に、上向きに流れようとする現象が生じることがある。この現象は、室外ファン21a、21bから離れるにつれて、より起きやすくなり、室外ファン21a、21bに近い矢印Aの位置よりも、室外ファン21a、21bから遠く離れた矢印Bの位置で起きやすい。
室外ファン21a、21bによって熱交換室5から空気が吸い出されると、図1の矢印A,Bに示すように、外気が室外熱交換器27a、27bを通って熱交換室5に取り込まれる。
ここで、室外ファン21a、21bが空気を吹き出す方向と、熱交換室5に外気が流入する方向とは、図1に明らかなように直交している。つまり、矢印A,Bに示すように、ほぼ水平方向に熱交換室5に流入した外気は、熱交換室60内で上向きに転向して、室外ファン21a、21bによって送風される。
このため、室外ファン21a、21bによる吹き出し方向の影響を受けて、外気が室外熱交換器27a、27bの中を通過する間に、上向きに流れようとする現象が生じることがある。この現象は、室外ファン21a、21bから離れるにつれて、より起きやすくなり、室外ファン21a、21bに近い矢印Aの位置よりも、室外ファン21a、21bから遠く離れた矢印Bの位置で起きやすい。
一方、室外ユニット1においては、熱媒体としての外気が室外熱交換器27a、27bを最短距離で通過することが望ましい。これは、外気が短時間で室外熱交換器27a、27bを通過すれば、室外熱交換器27a、27bとの温度差が大きく熱交換性の高い外気が短時間で多量に供給されることになるので、高い熱交換性能が期待できるためである。また、本実施形態の室外ユニット1のように、ガスヒートポンプエアコン式の室外ユニット1では、一般的に、室外熱交換器27a、27bの空気下流側にラジエータ(不図示)が配設されていることが多い。このため、外気がラジエータの内部を最短距離で通過するようにすれば、室外熱交換器27a、27bだけでなくラジエータにおいても熱交換性能を高める効果が期待できる。
本実施形態の室外ユニット1においては、図2A,Bに示したように室外熱交換器27a、27bの空気吸い込み側に整流板ユニット29を配置したことにより、図2B中に符号Wで示す方向に外気を整流する。つまり、熱交換室5に流入する外気を、図1においてほぼ水平に流れるように整流する。この外気の流れは室外熱交換器27a、27bの内部を最短距離で通過する方向であり、上記のように熱交換効率の向上が期待できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、室外熱交換器27a、27bに吸い込まれる外気は、各整流部材33A〜33Cの整流板31A〜31Cによって整流される。この整流板31A〜31Cは、室外熱交換器27a、27bの空気吸い込み側に、この室外熱交換器27a、27bに対して略垂直方向に延びているため、この室外熱交換器27a、27bに吸い込まれた空気が、当該室外熱交換器27a、27b内をほぼ最短距離で通過するように整流される。これにより、外気が効率良く室外熱交換器27a、27bを通過するため、室外ユニット1の熱交換性能を向上できる。更に、外気が室外熱交換器27a、27bを最短距離で通過することにより、室外熱交換器27a、27bを通過する際の圧力損失を低減することができるため、室外ファン21a、21bの消費電力の低減を図ることができる。
また、本実施形態によれば、整流板31A〜31C間のピッチP1〜P3は、それぞれ熱交換室5の外側に突出する当該整流板31A〜31Cの高さH1〜H3と略同一に形成されているため、各整流部材33A〜33Cを通じて、室外熱交換器27a(27b)に流入する空気の風速の均一化を図ることができるとともに、当該風速の低下を抑えることができる。このため、室外熱交換器27a(27b)に流入する空気は、この室外熱交換器27a(27b)に対して略直角、すなわち当該室外熱交換器27a(27b)を最短距離で通過する方向となり、結果的に圧力損失並びに熱交換率の低下を小さく抑えることができる。
また、本実施形態によれば、整流板31A〜31Cの高さH1〜H3は、室外ファン21a、21bから近い側に比べて、この室外ファン21a、21bから遠い側ほど高く形成したため、室外熱交換器27a、27bの内部で斜め上向きに外気が流れやすい場所で、外気の流れを水平方向に整流することによって、外気が室外熱交換器27a、27b内を最短距離で通過するという理想的な状態を、効率よく実現することができる。この場合、室外ファン21a、21bから遠い側に位置する整流板31Cでは、この整流板31Cの高さH3と、当該整流板31C間のピッチP3とが略同一に形成されているため、整流効果の向上を図るべく整流板31Cの高さH3を高く形成したとしても、その分整流板31C間のピッチP3が大きく形成される。このため、整流効果を確保しつつ、圧力損失を小さく抑えることができる。
また、本実施形態によれば、整流板31を正六角形状に配置するとともに、この正六角形を平面に充填したハニカム状に形成されるため、整流部材33の開口面積を大きく確保できるとともに、整流板31の使用量を低減することができ、整流部材33での圧力損失を小さく抑えることができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
上記実施形態では、整流部材33は、整流板31をハニカム状となるように配置しているが、これに限るものではなく、例えば、帯状に形成された整流板を所定の間隔をあけて略平行に配置したり、この整流板を鋸歯状や波形状に形成して、これらを所定の間隔をあけて略平行に配置したりする構成としても良い。
また、上記実施形態では、整流板の高さを3段階に設定したが、これに限るものではなく、2段階や4段階以上に設定してもよく、更には、整流板の高さをリニアに変更する構成としても良い。
さらに、上記実施形態では、室外熱交換器27a、27bの空気吸い込み側(すなわち室外熱交換器27a、27bの外側)にのみ、整流板ユニット29を設ける構成について説明したが、これに限るものではなく、室外熱交換器27a、27bの空気吹き出し側(熱交換室5内側)にも整流板ユニット29を設けても良い。
上記実施形態では、整流部材33は、整流板31をハニカム状となるように配置しているが、これに限るものではなく、例えば、帯状に形成された整流板を所定の間隔をあけて略平行に配置したり、この整流板を鋸歯状や波形状に形成して、これらを所定の間隔をあけて略平行に配置したりする構成としても良い。
また、上記実施形態では、整流板の高さを3段階に設定したが、これに限るものではなく、2段階や4段階以上に設定してもよく、更には、整流板の高さをリニアに変更する構成としても良い。
さらに、上記実施形態では、室外熱交換器27a、27bの空気吸い込み側(すなわち室外熱交換器27a、27bの外側)にのみ、整流板ユニット29を設ける構成について説明したが、これに限るものではなく、室外熱交換器27a、27bの空気吹き出し側(熱交換室5内側)にも整流板ユニット29を設けても良い。
1 室外ユニット
3 筐体
5 熱交換室
5A 上面
5B、5C 側面
7 機械室
9 仕切板
10 圧縮機
11 ガスエンジン
19a,19b 通風孔
21a,21b 室外ファン
27a,27b 室外熱交換器
29 整流板ユニット
31、31A〜31C 整流板
33、33A〜33C 整流部材
35 枠材
P1〜P3 ピッチ
H1〜H3 高さ
3 筐体
5 熱交換室
5A 上面
5B、5C 側面
7 機械室
9 仕切板
10 圧縮機
11 ガスエンジン
19a,19b 通風孔
21a,21b 室外ファン
27a,27b 室外熱交換器
29 整流板ユニット
31、31A〜31C 整流板
33、33A〜33C 整流部材
35 枠材
P1〜P3 ピッチ
H1〜H3 高さ
Claims (4)
- 筐体内を上下に区画して上部を熱交換室、下部を機械室とし、前記熱交換室の側面に熱交換器、上面に送風ファンを備え、この送風ファンの運転により、前記熱交換器を通じて前記熱交換室内に吸い込まれた空気を当該熱交換室の上面から吹き出す室外ユニットにおいて、前記熱交換器の空気吸い込み側に、当該熱交換器に対して略垂直方向に延びて当該熱交換器に流入する空気を整流する整流板を配置したことを特徴とする室外ユニット。
- 前記整流板間のピッチは、前記熱交換室の外側に突出する当該整流板の高さ寸法と略同一に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の室外ユニット。
- 前記整流板の高さは、前記送風ファンから近い側に比べて、この送風ファンから遠い側を高く形成したことを特徴とする請求項2に記載の室外ユニット。
- 前記整流板は、ハニカム状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の室外ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009040948A JP2010196945A (ja) | 2009-02-24 | 2009-02-24 | 室外ユニット |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016051607A1 (ja) * | 2014-10-03 | 2016-04-07 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JP2017203589A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 木村工機株式会社 | 空気熱源式ヒートポンプユニット |
EP2739913B1 (de) * | 2011-08-03 | 2018-12-26 | LUNOS Lüftungstechnik GmbH für Raumluftsysteme | Einbauprofil |
-
2009
- 2009-02-24 JP JP2009040948A patent/JP2010196945A/ja active Pending
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EP2739913B1 (de) * | 2011-08-03 | 2018-12-26 | LUNOS Lüftungstechnik GmbH für Raumluftsysteme | Einbauprofil |
WO2016051607A1 (ja) * | 2014-10-03 | 2016-04-07 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JPWO2016051607A1 (ja) * | 2014-10-03 | 2017-04-27 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
JP2017203589A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 木村工機株式会社 | 空気熱源式ヒートポンプユニット |
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