JP2010195008A - インクジェットプリンタ、インクジェットヘッド、及び印刷方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ、インクジェットヘッド、及び印刷方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メタリック色やパール色のインクを、インクジェットプリンタで適切に使用する。また、サイズの大きな顔料を含むインクを、インクジェットプリンタで適切に使用する。
【解決手段】メタリック色、又はパール色のインクのインク滴を媒体50へ向けて吐出するインクジェットヘッド12を備えるインクジェットプリンタであって、インクジェットヘッド12は、媒体50へインク滴を吐出するノズル104と、ノズル104から吐出されたインク滴に沿って媒体50へ向かう気流を吹き出す気流吹出部120とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、インクジェットプリンタ、インクジェットヘッド、及び印刷方法に関する。
従来、ノズルからインク滴を吐出することで印刷を行うインクジェットプリンタが広く用いられている。また、近年、メタリック色のインク(メタリックインク)やパール色のインク(パールインク)を用いてインクジェットプリンタにより印刷を行う試みがなされている。
しかし、メタリック色やパール色を適切に再現するためには、例えば、顔料を鱗片状にし、かつ比較的サイズが大きな顔料を使用する必要がある。そのため、メタリック色やパール色のインクをインクジェットプリンタで使用すると、インク滴の吐出時に顔料の位置でインク滴が分断され、吐出時に微小なサテライトが発生しやすくなる。
ここで、飛翔する液滴の運動エネルギーは、その質量に比例する。また、液滴の質量は、その半径rの3乗(r)に比例する。液滴の半径とは、例えば、液滴の形状を球形近似した場合の半径である。
これに対し、飛翔する液滴が空気中で受ける空気抵抗には、半径rに比例する成分と、半径rの2乗(r)に比例する成分がある。そのため、全体での空気抵抗は、r〜rの間の値に比例することとなる。
このような運動エネルギーと空気抵抗との関係により、空気中を液滴が飛翔する場合、液滴のサイズが小さくなると、空気抵抗の影響がより顕著となる。そのため、微小なサテライトが発生しやすくなると、空気抵抗の影響が大きくなりインク滴のミスト化等が生じやすくなる。また、その結果、ミスト化したインクがプリンタ内や媒体(プリント物)に付着し、機内汚れや媒体の品質劣化を生じやすくなるおそれがある。
また、微小液滴であるサテライトは、空気抵抗の影響を受けやすいため、飛翔速度の減速が急激におこり、着弾位置が不正確になりやすい。そのため、メタリック色やパール色のインクをインクジェットプリンタで使用する場合、印刷結果のエッジが不正確になるおそれもある。
更には、インク滴の吐出時に顔料の位置でインク滴が分断されると、インク滴のサイズのバラツキが大きくなるおそれがある。また、その結果、インク滴の飛翔速度のバラツキも大きくなり、着弾位置の制御が更に難しくなるおそれもある。
以上のような理由により、従来、インクジェットプリンタにおいて、メタリック色やパール色をきれいに再現することが困難な場合があった。また、そのため、メタリック色やパール色のインクをインクジェットプリンタで適切に使用することが困難な場合があった。そこで、本発明は、上記の課題を解決できるインクジェットプリンタ、インクジェットヘッド、及び印刷方法を提供することを目的とする。
尚、本発明に関連する先行技術を調査したところ、不活性ガスを導入しつつノズルから溶融半田を吐出するバンプ形成装置に関する特許文献1を発見した。また、空気流と静電力を利用したインクジェット記録装置に関する特許文献2を発見した。しかし、これらの特許文献に記載された構成は、本願発明とは全く異なる課題を解決するための構成である。また、構成も、本願発明と異なっている。
特開2000−294591号公報 特開平8−238766号公報
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を有する。
(構成1)メタリック色、又はパール色のインクのインク滴を媒体へ向けて吐出するインクジェットヘッドを備えるインクジェットプリンタであって、インクジェットヘッドは、媒体へインク滴を吐出するノズルと、ノズルから吐出されたインク滴に沿って媒体へ向かう気流を吹き出す気流吹出部とを有する。
ノズルは、例えば、インクジェットヘッドにおいて媒体と対向する面であるノズル面に形成される。また、気流吹出部は、例えば、ノズル面においてノズルの周囲に形成された吹出口を有し、その吹出口から、媒体へ向かう気流を吹き出す。この吹出口は、例えば、配管により、ブロワーと連結されており、ブロワーが発生する気流を吹き出す。
メタリック色、又はパール色のインクは、例えば、鱗片状の顔料を含む。この鱗片状の顔料は、例えば、厚さが1μm以下の板状体である。また、顔料の主表面は、例えば、一辺が5〜10μmの略四角形である。顔料の主表面の一辺は、例えば10μm以上であってもよい。メタリック色のインクとは、例えば、金、銀、又はアルミ等の金属の色のインク等である。また、パール色のインクは、真珠の色、又は虹色のインク等である。
このように構成した場合、例えば、ノズルから媒体へ向かう気流の中でインク滴を飛翔させることとなる。そのため、周囲の空気に対するインク滴の相対速度は、気流を発生させない場合と比べて小さくなる。そして、その結果、インク滴が受ける空気抵抗の影響も小さくなる。
そのため、サテライトの発生により微小液滴のインク滴が発生した場合にも、例えば、ミスト化等を適切に抑えることができる。また、気流によるアシストを行うことにより、インク滴は、媒体へ、より到達しやすくなる。そのため、このように構成すれば、インク滴を媒体へ適切に到達させることができる。また、これにより、例えば、メタリック色やパール色のインク等の、サテライトが発生しやすいインクを用いる場合であっても、インクジェットプリンタにより適切に印刷を行うことが可能になる。従って、このように構成すれば、例えば、メタリック色やパール色のインクを、インクジェットプリンタで適切に使用することが可能になる。
更には、このように構成すれば、例えば、気流によりインク滴の飛翔をアシストすることにより、ミスト化せずにインクが飛翔する飛翔距離を増大させることができる。そのため、例えばインクジェットヘッドと媒体との間の距離(ギャップ長)が大きい場合にも、適切に印刷を行うことができる。また、これにより、例えば、ギャップ長の大きなインクジェットプリンタにおいても、メタリック色やパール色のインクを適切に使用することが可能になる。
尚、媒体にインク滴が着弾するタイミングにおけるインク滴の速度をv1、その周囲における気流の速度(流速)をv2とした場合、速度v1は、例えば速度v2の0.5〜5倍の範囲であることが好ましい。また、気流吹出部において、気道を形成する構造体は、例えば、ノズルが形成されている部分であるインクジェットヘッドの本体から分離できる構造とすることが好ましい。このように構成すれば、例えば、インクの汚れ等の清掃を行いやすくできる。
また、このインクジェットプリンタは、メタリック色、又はパール色のインクの他に、例えばYMCKインク等のインクを更に使用してよい。この場合、インクジェットプリンタは、YMCKインクを用いる印刷を、例えば、気流を発生させない状態で行ってもよい。また、YMCKインクを用いる印刷も、メタリック色、又はパール色のインクを用いる印刷と同様に、気流を発生させる状態で行ってもよい。
(構成2)顔料を含むインクのインク滴を媒体へ向けて吐出するインクジェットヘッドを備えるインクジェットプリンタであって、インクジェットヘッドは、媒体へインク滴を吐出するノズルと、ノズルから吐出されたインク滴に沿って媒体へ向かう気流を吹き出す気流吹出部とを有し、顔料の長手方向の長さは、ノズルから媒体へ向かう方向と垂直な平面によるインク滴の断面の直径の1/6以上である。
例えば、ノズルの直径が30μm以下(例えば25〜30μm)の場合、顔料の長手方向長さは、例えば、5μm以上(例えば、5〜20μm)であってよい。ノズルから媒体へ向かう方向は、例えば、鉛直下方へ向かう方向である。
メタリック色、又はパール色のインク以外のインクを用いる場合であっても、インク滴のサイズに対する顔料のサイズの比率が大きい場合、メタリック色、又はパール色のインクを用いる場合と同様に、サテライトが発生しやすくなる。また、その結果、例えば従来の方法で印刷を行うと、ミスト化等が生じやすくなり、適切に印刷を行うことが困難になるおそれがある。
これに対し、このように構成すれば、例えば、サテライトの発生により微小液滴のインク滴が発生した場合にも、例えば、ミスト化等を適切に抑え、インク滴を媒体へ適切に到達させることができる。また、これにより、インク滴のサイズに対する顔料のサイズの比率が大きいインクを用いる場合であっても、インクジェットプリンタにより適切に印刷を行うことが可能になる。また、例えばギャップ長が大きい場合にも、適切に印刷を行うことができる。
ここで、インク滴の断面とは、例えば、断面が最も広くなる部分の断面である。この断面は、例えば、このインクジェットプリンタにおける標準的なサイズのインク滴における断面である。標準的なサイズのインク滴とは、例えば、インクジェットプリンタの設計において設定された容量のインク滴である。インク滴の断面の直径は、例えば、インク滴の容量を想定して行うシミュレーション等により算出される直径であってもよい。
また、このインクの顔料は、例えば、鱗片状、又は針状等の異方性形状のインクである。顔料が鱗片状である場合、この顔料は、例えば、メタリック色やパール色のインクの顔料と同様の形状を有する。また、この場合、顔料の長手方向とは、例えば、主表面の最大の対角線の長さである。主表面の対角線とは、例えば、主表面の形状を多角形近似した場合の、その多角形の対角線である。
また、針状の顔料とは、例えば、長手方向の長さが短手方向の長さの60倍以上の形状の顔料である。この場合、顔料の長手方向とは、針状の延伸方向における長さである。この長さは、例えば、30μm程度(例えば25〜35μm)の長さである。顔料の長さは、例えば30μm以上であってもよい。また、顔料の短手方向とは、例えば、長さ方向と垂直な断面の直径である。この直径は、例えば、断面の外接円の直径であってよい。この直径は、例えば、直径0.5μm程度(例えば0.3〜1.0μm)である。
また、この顔料は、異方性形状ではなく、例えば球状又は正多面体状等の等方的な形状を有する大きな粒子であってもよい。このような顔料としては、例えば大きな面積の塗りつぶしに用いるインクの顔料等が考えられる。例えば、この顔料は、白インクの顔料であってよい。
(構成3)インクジェットヘッドは、媒体と対向する面であるノズル面に、ノズル列として列状に並ぶ複数のノズルを有し、気流吹出部は、少なくとも、ノズル面においてノズル列の両隣に隣接する領域であり、ノズル列の列方向に沿って延伸する領域から、ノズル列を挟むスリット状の気流を吹き出す。
インクジェットプリンタにおいては、例えば、複数のノズルから同時にインク滴を吐出することにより、印刷速度を向上させる。しかし、例えばインク滴に沿った気流を発生させようとする場合に、個々のノズル毎に個別の気流を発生させようとすると、コストの大幅の上昇を招くおそれがある。また、ノズルの間隔が大きくなり、高い解像度での印刷が難しくなるおそれもある。
これに対し、このように構成すれば、例えば、コストの大幅な上昇や印刷解像度の低下を起こすことなく、ノズル列中の複数のノズルに対して共通に、適切な気流を発生させることができる。また、これにより、例えば、メタリック色やパール色のインク、又はサイズの大きな顔料を含むインク等を、インクジェットプリンタでより適切に使用することが可能になる。
(構成4)インクジェットヘッドは、媒体への着弾時のインク滴の相対速度が、媒体への到達時点での気流の速度よりも大きくなる初速度で、ノズルからインク滴を吐出する。また、気流吹出部は、これに対応する初速度で、気流を吹き出す。
媒体への着弾時点において、気流に対するインク滴の速度が0になっていると、例えば気流に乱れが生じた場合等に、インク滴の着弾精度に影響が生じやすくなるおそれもある。これに対し、このように構成すれば、媒体へ向かう方向へのインク滴の相対速度を着弾時点においても正に維持することにより、より高い精度でインク滴を着弾させることができる。また、これにより、例えば、メタリック色やパール色のインク、又はサイズの大きな顔料を含むインク等を、インクジェットプリンタでより適切に使用することが可能になる。尚、媒体にインク滴が着弾するタイミングにおけるインク滴の速度をv1、その周囲における主気流の速度(流速)をv2とした場合、速度v1は、例えば速度v2の1.1〜5倍の範囲であることが好ましい。
また、例えば着弾時点での気流の乱れの影響が小さい場合等には、速度v1を、1.1v2以下にすることも考えられる。この場合、速度v1は、例えば、より広い範囲の速度に設定可能である。速度v1は、例えば、速度v2の0.5〜5倍の範囲の速度であってもよい。また、速度v1は、例えば、速度v2の0.8〜5倍の範囲の速度とすることがより好ましい。
(構成5)ノズルは、インクジェットヘッドにおいて媒体と対向する面であるノズル面に形成されており、気流吹出部は、ノズルから吐出されるインク滴に沿って媒体へ向かう気流である主気流を吹き出す吹出口であり、ノズル面においてノズルと隣接する位置に形成される主気流吹出口と、インク滴から主気流までの距離よりもインク滴からの距離が大きな位置においてインク滴に沿って媒体へ向かう気流である副気流を吹き出す吹出口であり、ノズル面において主気流吹出口を挟んでノズルと隣接する位置に形成される副気流吹出口とを有する。
インク滴の着弾精度を一層正確にするためには、インク滴の周囲に層流の気流を発生させることが有効である。このように構成すれば、主気流及び副気流の2段階の気流を発生させることにより、インク滴に近い領域を流れる主気流を適切に層流にできる。また、これにより、より高い精度でインク滴を着弾させることができる。
更には、主気流が層流になりやすい構成とすることにより、主気流の速度をより高めることも可能になる。これにより、例えば、インク滴が受ける空気抵抗の影響をより低減できる。
ここで、副気流吹出口は、例えば、速度が主気流の0.3〜1.2倍の副気流を吹き出す。このように構成すれば、例えば、副気流により、主気流を適切に支えることができる。副気流の速度は、好ましくは、主気流の0.8〜1.2倍である。
また、この場合における主気流の速度、及び副気流の速度とは、例えば、それぞれの気流の初速度である。主気流の初速度とは、例えば、主気流吹出口から吹き出された直後における主気流の速度である。副気流の初速度とは、例えば、副気流吹出口から吹き出された直後における副気流の速度である。
副気流は、存在するのみでも、主気流を支える効果を生じる。しかし、主気流をより適切に支えるためには、副気流の速度を、主気流とほぼ同じか、主気流よりも若干小さくすることが好ましい。また、主気流及び副気流は、媒体に達するまでの間に減速する。そして、より外側を流れる副気流の方が、主気流よりも減速しやすい。そのため、初速度の段階で副気流の速度の方が若干速くても、媒体への到達時点では、逆転したり、等速に近くなる。従って、副気流の速度を上記のように設定すれば、副気流を用いることの効果をより高めることができる。
尚、主気流及び副気流の速度のより好ましい関係は、例えば、それぞれが設けられる位置や、ノズルからの距離によって変わる。そのため、例えば、主気流及び副気流の速度の関係については、例えば、上記の範囲から、インクジェットヘッドの構成に応じて適宜調整することが好ましい。
また、気流吹出部は、一の主気流吹出口に対して、その主気流吹出口からの位置が異なる複数の副気流吹出口を有してもよい。この場合、例えば、少なくとも主気流に最も近い副気流吹出口から吹き出される副気流の速度を、上記のように設定することが好ましい。また、この場合、主気流吹出口により近い副気流吹出口は、主気流により近い速度の副記流を吹き出すことが好ましい。また、主気流吹出口からより遠い外側の副気流吹出口程、より低速の副気流を吹き出すことが好ましい。このように構成すれば、例えば、副気流により主気流をより適切に支えることができる。また、これにより、主気流をより適切に層流にできる。
(構成6)インクジェットプリンタは、ノズルから吐出される前のインクを貯留するインク貯留部と、インク貯留部の雰囲気の圧力を調整する圧力調整部とを更に有し、圧力調整部は、気流吹出部による気流の吹き出しの圧力をインク貯留部へ伝えることにより、インク貯留部の雰囲気の圧力を調整する。
気流を発生させる効果を適切に発揮させるためには、気流の速度を高めることが必要な場合がある。例えば、層流を安定して形成するには、気流(主気流)の速度を高くする必要がある。そして、このような場合、気流の圧力は、ノズル近辺において正圧となる。また、その結果、ノズルからインクジェットヘッド内部への気流の逆流が生じやすくなる。
これに対し、このように構成した場合、例えば、気流の吹き出しの圧力に応じて、インクジェットヘッドの内部の側の圧力を適切に調整できる。そのため、このように構成すれば、例えば、インクジェットヘッドの内部と外部との間で生じる圧力を、一定の圧力に適切に維持できる。また、これにより、例えば、ノズルからインクジェットヘッド内部への空気の混入を防止できる。また、例えば、ノズルからインクジェットヘッド外部へのインクの漏れ等も、適切に防止できる。
尚、インク貯留部は、例えば、インクジェットヘッド内部におけるインク供給側の領域、又は、インクジェットヘッドへのインク供給経路の途中に設けられる中間タンク等である。また、圧力調整部は、例えば、インク貯留部に連結される配管である。この配管は、例えば、気流(主気流)を発生させるブロワーから気流の吹出口までの配管を分岐した配管である。
このように構成した場合、例えば、ブロワーの圧力が変動しても、ノズルを介して接続されるインクジェットヘッドの内部と外部との間で、圧力の変動はキャンセルされる。そのため、このように構成すれば、例えば、インクジェットヘッド内部と外部との間で生じる圧力を、一定の圧力に適切に維持できる。
(構成7)メタリック色、又はパール色のインクのインク滴を媒体へ向けて吐出するインクジェットヘッドであって、媒体へインク滴を吐出するノズルと、ノズルから吐出されたインク滴に沿って媒体へ向かう気流を吹き出す気流吹出部とを備える。このように構成すれば、例えば、構成1と同様の効果を得ることができる。
(構成8)顔料を含むインクのインク滴を媒体へ向けて吐出するインクジェットヘッドであって、媒体へインク滴を吐出するノズルと、ノズルから吐出されたインク滴に沿って媒体へ向かう気流を吹き出す気流吹出部とを備え、顔料の長手方向の長さは、ノズルから媒体へ向かう方向と垂直な平面によるインク滴の断面の直径の1/6以上である。このように構成すれば、例えば、構成2と同様の効果を得ることができる。
(構成9)メタリック色、又はパール色のインクのインク滴を媒体へ向けて吐出することにより、インクジェット方式で印刷を行う印刷方法であって、ノズルから、媒体へインク滴を吐出し、ノズルから吐出されたインク滴に沿って媒体へ向かう気流を、気流吹出部から吹き出す。このようにすれば、例えば、構成1と同様の効果を得ることができる。
(構成10)顔料を含むインクのインク滴を媒体へ向けて吐出することにより、インクジェット方式で印刷を行う印刷方法であって、顔料の長手方向の長さは、ノズルから媒体へ向かう方向と垂直な平面によるインク滴の断面の直径の1/6以上であり、ノズルから、媒体へインク滴を吐出し、ノズルから吐出されたインク滴に沿って媒体へ向かう気流を、気流吹出部から吹き出す。このようにすれば、例えば、構成2と同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、例えば、メタリック色やパール色のインクを、インクジェットプリンタで適切に使用できる。また、例えば、サイズの大きな顔料を含むインクを、インクジェットプリンタで適切に使用できる。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ10の構成の一例を示す。インクジェットプリンタ10は、インクジェット方式で媒体50に対して印刷を行う印刷装置であり、インクジェットヘッド12、インクボトル14、インク中間タンク16、ブロワー18、気流供給配管20、及び気流分岐配管22を備える。
また、本例において、インクジェットプリンタ10は、マルチパス方式で印刷を行う印刷装置であり、インク滴を吐出しながら移動するスキャン動作をインクジェットヘッド12に行わせる。そのため、図示は省略したが、インクジェットプリンタ10は、例えば、インクジェットヘッド12を移動させるヘッド駆動機構や、媒体50を搬送する搬送機構等を更に備える。
インクジェットヘッド12は、インク滴を吐出するノズル104を有する印刷ヘッドである。本例において、インクジェットヘッド12は、媒体50と対向する面であるノズル面に、ノズル列106として列状に並ぶ複数のノズル104を有する。また、ノズル列106の周囲に、気流吹出部120を有する。気流吹出部120は、ノズル104から吐出されたインク滴に沿って媒体50へ向かう気流を吹き出す。この気流により、本例において、インクジェットヘッド12は、インク滴の飛翔をアシストする。気流を吹き出す構成や、その効果等については、後に更に詳しく説明する。
インクボトル14は、インクジェットプリンタ10で使用されるインクを貯留するボトルである。また、インク中間タンク16は、インクボトル14とインクジェットヘッド12とを繋ぐインク経路の途中においてインクを貯留するタンクである。インク中間タンク16は、インクボトル14から供給されるインクを貯留し、印刷動作の進行に応じて、インクジェットヘッド12へ、インクを供給する。また、本例において、インク中間タンク16は、ノズル104から吐出される前のインクを貯留するインク貯留部として機能する。尚、本発明の変形例においては、インクジェットヘッド12の内部におけるインク供給側の領域又はインクボトル14等が、インク貯留部として機能してもよい。
ここで、本例において、インクジェットプリンタ10は、少なくとも、メタリック色、又はパール色のインクを用いて印刷を行う。そのため、インクボトル14及びインク中間タンク16は、メタリック色、又はパール色のインクを貯留する。
インクジェットプリンタ10は、メタリック色、又はパール色のインク以外に、必要に応じて、各種のインクを更に用いてよい。例えば、インクジェットプリンタ10は、YMCKインクを更に用いて印刷を行う。また、インクジェットプリンタ10は、メタリック色、及びパール色のインクの両方を用いてもよい。これらの場合、インクジェットプリンタ10は、例えば、インクボトル14やインク中間タンク16等の構成を、インクの色毎に備える。
ブロワー18は、気流を発生させる気流発生装置であり、発生した気流を、気流供給配管20を介して、インクジェットヘッド12へ供給する。これにより、ブロワー18は、インクジェットヘッド12に、気流吹出部120から、気流を吹き出させる。
気流供給配管20は、ブロワー18とインクジェットヘッド12とを繋ぐ配管であり、ブロワー18が発生する気流を、インクジェットヘッド12へ供給する。気流分岐配管22は、気流供給配管20を分岐した配管であり、インク中間タンク16に連結されることにより、ブロワー18とインク中間タンク16とを繋ぐ。
この構成により、気流分岐配管22は、インクジェットヘッド12における気流吹出部120による気流の吹き出しの圧力を、インク貯留部であるインク中間タンク16へ伝える。これにより、気流分岐配管22は、インク貯留部の雰囲気の圧力を調整する圧力調整部として機能する。
ここで、気流を発生させる効果を適切に発揮させるためには、気流の速度を高めることが必要な場合がある。そして、このような場合、ノズル104の近辺において気流の圧力が正圧となり、ノズル104からインクジェットヘッド12の内部への気流の逆流が生じやすくなる。
これに対し、本例によれば、例えば、気流の吹き出しの圧力に応じて、インクジェットヘッド12の内部の側の圧力を適切に調整できる。そのため、インクジェットヘッド12の内部と外部との間で生じる圧力を、一定の圧力に適切に維持できる。また、これにより、例えば、ノズル104からインクジェットヘッド12の内部への空気の混入を防止できる。また、例えば、ノズル104からインクジェットヘッド12外部へのインクの漏れ等も、適切に防止できる。
更には、本例においては、例えば、ブロワー18の圧力が変動しても、ノズル104を介して接続されるインクジェットヘッド12の内部と外部との間で、圧力の変動はキャンセルされる。そのため、本例によれば、例えば、インクジェットヘッド12の内部と外部との間で生じる圧力を、一定の圧力に適切に維持できる。
図2及び図3は、気流を吹き出す構成、及びその効果の一例について説明する図である。図2は、インクジェットヘッドのノズルから吐出されるインク滴の様子をモデル化して示す図であり、気流を吹き出さない場合のインク滴の飛翔の様子を示す。インクジェット方式でインクを吐出する場合、メインの液滴(主滴)以外に、サテライトと呼ばれる主滴より小さな液滴が発生することが多い。そして、このサテライトは、質量が小さく、運動エネルギーが小さいために、主滴よりも、空気抵抗の影響を受けやすい。
図2(a)は、例えばYMCKインク等の通常のインクジェットインクをノズルから吐出する場合について、インクのサテライトがミスト化する様子の一例を示す。インクジェットヘッドが吐出したインク滴が媒体50に着弾するためには、インクジェットヘッドと媒体50との間の距離であるギャップ長Lg以上の飛距離でインク滴が飛翔する必要がある。しかし、液滴のサイズが小さいサテライトは、主滴よりも、空気抵抗の影響を多く受ける。そのため、サテライトは、主滴より早く減速し、媒体50に到着できずに気流に流されミスト化しやすい。
図2(b)は、ギャップ長Lgをより大きくした場合の様子の一例を示す。ギャップ長Lgを大きくすると、図示したように、媒体50に到達するまでに受ける空気抵抗の影響がより大きくなるため、主滴もミスト化することとなる。そのため、ギャップ長Lgの大きさは、最大でも、インク滴の主滴が媒体50へ到達し得る大きさにする必要がある。液滴のサイズが3pl程度のYMCKインクを用いるインクジェットプリンタにおいて、ギャップ長Lgは、例えば、2〜4mm程度である。
図2(c)は、メタリック色、又はパール色のインクを用いる場合の様子の一例を示す。本例において、このメタリック色、又はパール色のインクは、鱗片状の顔料を含む。この鱗片状の顔料は、例えば、厚さが1μm以下の板状体である。また、顔料の主表面は、例えば、一辺が5〜10μmの略四角形である。
このようなインクにおいては、ノズルからの吐出時において、顔料の位置でインクが分断されやすい。また、その結果、小さなサテライトが発生しやすいこととなる。このようなサテライトは、ノズルから吐出後、直ちに空気抵抗の影響で運動エネルギーを失い、ミスト化しやすい。そのため、このようなインクを用いる場合には、YMCKインク等を用いる場合のギャップ長Lgの大きさでも、多くのインク滴が媒体50へ適切に到達できなくなるおそれがある。また、このような、ノズルから吐出後すぐに減速するインクは、着弾の位置が不正確になり、従来のインクジェットプリンタの構成では適切に使用できない場合がある。これに対し、図1を用いて説明したインクジェットプリンタ10においては、インク滴の飛翔を気流によりアシストすることにより、インク滴を媒体50へ適切に到達させる。
図3は、インクジェットヘッド12のより詳細な構成の一例を示す図であり、インク滴の吐出方向と平行な平面によるインクジェットヘッド12の断面におけるノズル104の近傍の構成を示す。この断面は、ノズル列106の列方向に対して垂直な断面である。
本例において、ノズル104は、インクジェットヘッド12において媒体50と対向する面であるノズル面に形成されている。また、気流吹出部120は、ノズル104の周囲に、気流の吹出口として、主気流吹出口108及び副気流吹出口110を有する。
主気流吹出口108は、ノズル面においてノズル列106と隣接する位置に形成される吹き出し口であり、ノズル104から吐出されるインク滴に沿って媒体50へ向かう気流である主気流を吹き出す。これにより、主気流吹出口108は、インク滴の飛翔を直接アシストする気流を吹き出す。
副気流吹出口110は、ノズル面において主気流吹出口108を挟んでノズル104と隣接する位置に形成される吹出口であり、インク滴から主気流までの距離よりもインク滴からの距離が大きな位置においてインク滴に沿って媒体へ向かう気流である副気流を吹き出す。この副気流は、例えば、主気流に沿って流れることで主気流の流れを制御する気流である。本例において、副気流は、主気流に沿って流れることにより、主気流を層流に保ちつつ、主気流をより遠くへ誘導する。これにより、副気流吹出口110は、主気流を介して間接的にインク滴の飛翔をアシストする気流を吹き出す。
また、本例において、副気流吹出口110は、媒体50へ向かう速度が主気流とほぼ同じか、若干小さな気流を、副気流として吹き出す。このように構成すれば、例えば、主気流をより適切に層流にできる。副気流の速度は、例えば、主気流の速度の0.3〜1.2倍、より好ましくは、0.8〜1.2倍である。このように構成すれば、例えば、副気流により主気流をより適切に支えることができる。また、これにより、主気流をより適切に層流にできる。
また、本例においては、層流の主気流をより適切に遠くへ誘導するために、気流吹出部120は、一の主気流吹出口108に対して、その主気流吹出口108からの位置が異なる複数の副気流吹出口110を有する。この場合、主気流吹出口108により近い副気流吹出口110は、主気流により近い速度の副記流を吹き出すことが好ましい。このように構成すれば、より適切に主気流を層流にできる。
尚、本例において、主気流吹出口108は、図中に3D拡大図として示したように、長手方向がノズル列106と平行なスリット状の気流を吹き出す。また、副気流吹出口110は、主気流と平行なスリット状の気流を吹き出す。これにより、気流吹出部120は、インク滴の吐出方向と同じ方向に、ノズル列106をカバーできるようスリット状の気流を形成する。
また、本発明の変形例においては、主気流の幅を広くすることにより、副気流を発生させることなく、主気流を適切に層流化してもよい。主気流の幅とは、例えば、スリット状の主気流におけるスリットの幅である。この場合、気流吹出部120は、ギャップ長の10%以上の幅を有する気流(主気流)を吹き出すことが好ましい。
ここで、インクジェットプリンタにおいてインク滴が吐出される様子について説明する。インクジェットプリンタにおけるインク滴の吐出時においては、図に示したように、インクジェットヘッド12の内部から外部へ向かう吐出の圧力に応じて、先ず、ノズル104から伸びる柱状のインク(インク柱)が形成される。そして、インク柱の先端部分に溜まったインクがインク滴となってインク柱から分離することにより、媒体50に向かうインク滴が吐出される。そして吐出されたインク滴は、吐出の圧力に応じた初速度で、媒体50へ向かって移動する。
そのため、例えばメタリック色やパール色のインクのように、インクが鱗片状の顔料を含む場合等には、本来形成しようとするサイズのインク滴である主滴が形成される前に、顔料の位置でインク滴がインク柱から離れやすくなる。また、その結果、図に示したように、大小様々なサイズのサテライトが発生しやすくなる。そのため、従来公知の一般的なインクジェットプリンタでは、インク滴が空気抵抗の影響を受けやすくなる。
これに対し、本例においては、ノズル104から媒体50へ向かう気流の中でインク滴を飛翔させることとなる。そのため、周囲の空気に対するインク滴の相対速度は、気流を発生させない場合と比べて小さくなる。そして、媒体50へ向かう移動中において、インク滴は、周囲の空気に対する相対速度に応じて、空気抵抗を受ける。そのため、主気流の中を移動するインク滴が受ける同一速度における空気抵抗の影響は、主気流を吹き出さない場合と比べて小さくなる。
従って、本例によれば、例えば、サテライトの発生により微小液滴のインク滴が発生した場合にも、例えば、ミスト化等を適切に抑えることができる。また、気流によるアシストを行うことにより、インク滴は、媒体50へ、より到達しやすくなる。そのため、本例によれば、例えば、少なくともギャップ長の距離以上、媒体50へ向けて真っ直ぐにインク滴を吐出することが可能になり、インク滴を媒体50へ、適切に到達させることができる。
これにより、例えば、サテライトが発生しやすいインクを用いる場合であっても、インクジェットプリンタにより、高精細な印刷を適切に行うことが可能になる。また、例えば、メタリック色やパール色のインク等を、インクジェットプリンタで適切に使用することが可能になる。
更には、本例によれば、例えば、気流によりインク滴の飛翔をアシストすることにより、ミスト化せずにインクが飛翔する飛翔距離を増大させることができる。そのため、例えばギャップ長が大きい場合にも、適切に印刷を行うことができる。また、これにより、例えば、ギャップ長の大きなインクジェットプリンタにおいても、メタリック色やパール色のインクを適切に使用することが可能になる。
また、本例によれば、主気流及び副気流の2段階の気流を発生させ、主気流の外に副気流を流すことにより、インク滴に近い領域に、より安定な層流の主気流を形成できる。これにより、例えば、より高い精度でインク滴を着弾させることができる。また、主気流が層流になりやすい構成とすることにより、主気流の速度をより高めることも可能になる。これにより、例えば、インク滴が受ける空気抵抗の影響をより適切に低減できる。
更には、主気流をより遠くへ誘導することが可能になるため、例えば、ギャップ長をより大きくした場合にも、主気流を適切に形成できる。また、これにより、例えば、ギャップ長を大きくした場合にも、高精細な印刷が可能になる。
尚、サテライトが発生しやすいという問題は、メタリック色、又はパール色以外のインクであっても、例えば、インク滴のサイズに対する顔料のサイズの比率が大きい場合等に、同様に生じるおそれがある。例えば、顔料の長手方向の長さが、ノズルから媒体へ向かう方向と垂直な平面によるインク滴の断面の直径の1/6以上である場合、同様の問題が生じるおそれがある。そのため、気流によりインク滴の飛翔をアシストする上記の構成は、このようなインクを用いる場合にも有効である。
また、気流によりインク滴の飛翔をアシストする上記の構成は、例えば、YMCKインク等の通常のインクジェットインクを用いる場合に適用することも考えられる。この場合、気流によるアシストでインク滴の飛翔距離を伸ばすことができるため、インクジェットヘッド12と媒体50との間のギャップ長をより大きくすることが可能になる。例えば、ギャップ長を、10mm以上(例えば、10〜100mm)とすること等が考えられる。
続いて、本例におけるインク滴及び気流の速度について説明する。本例において、インクジェットヘッド12は、例えば、媒体50への着弾時のインク滴の速度v1が、その周囲における主気流の速度v2よりも大きくなる初速度v10で、ノズル104からインク滴を吐出する。主気流に入った初速度v10のインク滴の速度は、初速度v10に主気流の速度を加えた速度へと加速される。
速度v1は、例えば、インク滴が着弾するタイミングにおける速度である。このインク滴は、例えば、必要な着弾精度に応じて予め設定されたサイズのインク滴である。このインク滴は、例えば主滴、又は予め設定されたサイズのサテライトであってよい。また、速度v2は、例えば、媒体50への到達時点での主気流の速度である。この場合、気流吹出部120は、これに対応する初速度で、主気流を吹き出す。速度v1は、例えば、速度v2の0.8〜5倍の範囲であることが好ましい。
速度v1=速度v2の場合、両者の相対速度がゼロになり、空気抵抗の影響はなくなる。そのため、この場合にも、インク滴は媒体50に到達する。しかし、この場合、着弾のタイミングでインク滴が主気流の影響を受け、気流と共に流されやすくなる。尚、確実に着弾位置を決定するには、v1−v2>0の条件が必要である。
また、主気流は、媒体50に到達すると、媒体50の表面に沿って、インク滴から離れる方向へ流れる。そのため、媒体50の近辺では、気流の乱れが生じやすくなるおそれがある。そして、速度v1=速度v2であると、このような気流の乱れが生じた場合等に、インク滴の着弾位置が不正確になり、着弾精度に影響が生じやすくなる。
これに対し、本例によれば、例えば、着弾時点においても、インク滴の運動エネルギーを適切に維持しつつ、微小なインク滴を高い着弾精度でより遠距離に飛翔させることができる。また、これにより、例えば、メタリック色やパール色のインク、又はサイズの大きな顔料を含むインク等を、インクジェットプリンタでより適切に使用することが可能になる。
尚、媒体50へ到達するまでの間、インク滴の速度は、インク滴の速度と主気流の速度の大小関係や、主気流の中で受ける空気抵抗の影響等により、変化する。主気流の速度よりもインク滴の速度の方が大きい場合、主気流中において、インク滴は減速すると考えられる。また、主気流の速度よりもインク滴の速度の方が大きい場合、インク滴は加速すると考えられる。
また、例えば着弾時点での気流の乱れの影響が小さい場合等には、速度v1を、1.1v2以下にすることも考えられる。この場合、速度v1は、例えば、より広い範囲の速度に設定可能である。速度v1は、例えば、速度v2の0.5〜5倍の範囲の速度であってもよい。また、速度v1は、例えば、速度v2の0.8〜5倍の範囲の速度とすることがより好ましい。
図4は、インクジェットヘッド12のより詳細な構成の第1の例を示す。図4(a)は、インクジェットヘッド12の横断面図である。図4(b)は、インクジェットヘッド12を下面(ノズル面)側から見た図である。
本例において、インクジェットヘッド12は、使用する複数の色のそれぞれを吐出する単色用のインクジェットヘッドを1つのユニット化した構成を有している。この場合、インクジェットヘッド12は、例えば、YMCKインクの各色のインクをそれぞれ吐出する単色用のインクジェットヘッドと、メタリック色、又はパール色のインクを吐出する単色用のインクジェットヘッドとを有する。それぞれの単色用インクジェットヘッドは、ノズル列106が形成されたノズルプレート102を有する。
また、それぞれの単色用インクジェットヘッドは、ヘッド毎に、気流吹出部120と、主気流導入口112及び副気流導入口114とを有する。また、気流吹出部120は、ノズル列3を包み込むようなスリット状の主気流吹出口108及び副気流吹出口110を有する。これにより、気流吹出部120は、ノズル列106の両隣に隣接する領域であり、ノズル列106の列方向に沿って延伸する領域から、ノズル列106を挟むスリット状の気流を吹き出す。
主気流導入口112は、主気流として吹き出す空気の導入口である。また、副気流導入口114は、副気流として吹き出す空気の導入口である。本例において、主気流導入口112及び副気流導入口114は、気流供給配管20を介してブロワー18と接続されており、主気流吹出口108及び副気流吹出口110が吹き出す気流に応じた圧力の空気を、ブロワー18からそれぞれ受け取る。尚、主気流導入口112及び副気流導入口114は、例えば、後に図5を用いて説明する構成のように、インクジェットヘッド12の1か所に、各色のノズル列106に対して共通に設けられてもよい。
本例によれば、例えば、飛翔するインク滴の周囲に適切に気流を発生させることができる。また、これにより、例えば、メタリック色やパール色のインク等を、インクジェットプリンタで適切に使用することが可能になる。
更には、例えば、ノズル列106単位に気流を発生させることにより、ノズル104毎に個別の気流を発生する場合等と比べ、印刷解像度を高解像度化しやすくなる。また、気流吹出部120を設けることによるコストの大幅な上昇を防ぐこともできる。また、例えば、インクジェット本体部分について、従来の製造技術をそのまま使用して製造することも可能である。これにより、コストの上昇を更に適切に抑えることができる。
尚、気流吹出部120において、気道を形成する構造体は、例えば、インクジェットヘッド12の本体から分離できる構造とすることが好ましい。このように構成すれば、例えば、インクの汚れ等の清掃を行いやすくできる。
また、それぞれのノズル列106に対してできるだけ均一かつ同じ強さの気流を噴き出す目的に沿う限り、気流の入口の数や、ノズル面における気道の構造等は、適宜変更可能である。例えば、気道を気流の方向に隔壁で仕切ることにより、機械的な強度を図りつつ、より気流を層流化しやすい構成とすること等が考えられる。
また、以上においては、発明の説明を容易にするために、各色毎に1列のノズル列106を配置した場合を図示及び説明した。しかし、例えば、各色毎に、2列又は3列以上のノズル列106を配置することも考えられる。このように構成すれば、例えば、印刷の高速化や高解像度化が可能になる。この場合、気流吹出部120は、例えば、隣接して並ぶ複数のノズル列106を挟む領域から、複数のノズル列106を挟むスリット状の気流を発生する。
図5は、インクジェットヘッド12のより詳細な構成の第2の例を示す。図5(a)は、インクジェットヘッド12の横断面図である。図5(b)は、インクジェットヘッド12を下面(ノズル面)側から見た図である。尚、以下に説明する点を除き、本例のインクジェットヘッド12は、図4を用いて説明したインクジェットヘッド12と同一又は同様であってよい。
本例において、インクジェットヘッド12は、使用する複数の色のそれぞれを吐出するノズル104のノズル列106が一体的に設けられた構成を有する。この場合、インクジェットヘッド12は、それぞれが各色に対応する複数のノズル列106が形成されたノズルプレート102を有する。また、複数のノズル列106のそれぞれは、例えば、YMCKインクの各色と、メタリック色又はパール色とに対応する。
また、本例において、インクジェットヘッド12は、それぞれが各色用のノズル列106に対応する気流吹出部120に対して共通の主気流導入口112及び副気流導入口114を有する。そのため、各色のノズル列106に対応する気流吹出部120は、それぞれ一か所の主気流導入口112及び副気流導入口114から導入される空気を吹き出す。尚、インクジェットヘッド12は、例えば、各色のノズル列106に対応する気流吹出部120毎に、個別の主気流導入口112及び副気流導入口114を有してもよい。
本例においても、例えば、飛翔するインク滴の周囲に適切に気流を発生させることができる。また、これにより、例えば、メタリック色やパール色のインク等を、インクジェットプリンタで適切に使用することが可能になる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本発明は、例えばインクジェットプリンタに好適に利用できる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタ10の構成の一例を示す図である。 インクジェットヘッドのノズルから吐出されるインク滴の様子をモデル化して示す図である。図2(a)は、例えばYMCKインク等の通常のインクジェットインクをノズルから吐出する場合について、インクのサテライトがミスト化する様子の一例を示す。図2(b)は、ギャップ長Lgをより大きくした場合の様子の一例を示す。図2(c)は、メタリック色、又はパール色のインクを用いる場合の様子の一例を示す。 インクジェットヘッド12のより詳細な構成の一例を示す図である。 インクジェットヘッド12のより詳細な構成の第1の例を示す図である。図4(a)は、インクジェットヘッド12の横断面図である。図4(b)は、インクジェットヘッド12を下面(ノズル面)側から見た図である。 インクジェットヘッド12のより詳細な構成の第2の例を示す図である。図5(a)は、インクジェットヘッド12の横断面図である。図5(b)は、インクジェットヘッド12を下面(ノズル面)側から見た図である。
10・・・インクジェットプリンタ、12・・・インクジェットヘッド、14・・・インクボトル、16・・・インク中間タンク(インク貯留部)、18・・・ブロワー、20・・・気流供給配管、22・・・気流分岐配管(圧力調整部)、50・・・媒体、102・・・ノズルプレート、104・・・ノズル、106・・・ノズル列、108・・・主気流吹出口、110・・・副気流吹出口、112・・・主気流導入口、114・・・副気流導入口、120・・・気流吹出部

Claims (10)

  1. メタリック色、又はパール色のインクのインク滴を媒体へ向けて吐出するインクジェットヘッドを備えるインクジェットプリンタであって、
    前記インクジェットヘッドは、
    前記媒体へインク滴を吐出するノズルと、
    前記ノズルから吐出された前記インク滴に沿って前記媒体へ向かう気流を吹き出す気流吹出部と
    を有することを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 顔料を含むインクのインク滴を媒体へ向けて吐出するインクジェットヘッドを備えるインクジェットプリンタであって、
    前記インクジェットヘッドは、
    前記媒体へインク滴を吐出するノズルと、
    前記ノズルから吐出された前記インク滴に沿って前記媒体へ向かう気流を吹き出す気流吹出部と
    を有し、
    前記顔料の長手方向の長さは、前記ノズルから前記媒体へ向かう方向と垂直な平面による前記インク滴の断面の直径の1/6以上であることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  3. 前記インクジェットヘッドは、前記媒体と対向する面であるノズル面に、ノズル列として列状に並ぶ複数の前記ノズルを有し、
    前記気流吹出部は、少なくとも、前記ノズル面において前記ノズル列の両隣に隣接する領域であり、前記ノズル列の列方向に沿って延伸する領域から、前記ノズル列を挟むスリット状の気流を吹き出すことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 前記インクジェットヘッドは、前記媒体への着弾時の前記インク滴の速度が、前記媒体への到達時点での前記気流の速度よりも大きくなる初速度で、前記ノズルから前記インク滴を吐出することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  5. 前記ノズルは、前記インクジェットヘッドにおいて前記媒体と対向する面であるノズル面に形成されており、
    前記気流吹出部は、
    前記ノズルから吐出される前記インク滴に沿って前記媒体へ向かう気流である主気流を吹き出す吹出口であり、前記ノズル面において前記ノズルと隣接する位置に形成される主気流吹出口と、
    前記インク滴から前記主気流までの距離よりも前記インク滴からの距離が大きな位置において前記インク滴に沿って前記媒体へ向かう気流である副気流を吹き出す吹出口であり、前記ノズル面において前記主気流吹出口を挟んで前記ノズルと隣接する位置に形成される副気流吹出口と
    を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  6. 前記インクジェットプリンタは、
    前記ノズルから吐出される前のインクを貯留するインク貯留部と、
    前記インク貯留部の雰囲気の圧力を調整する圧力調整部と
    を更に有し、
    前記圧力調整部は、前記気流吹出部による前記気流の吹き出しの圧力を前記インク貯留部へ伝えることにより、前記インク貯留部の雰囲気の圧力を調整することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  7. メタリック色、又はパール色のインクのインク滴を媒体へ向けて吐出するインクジェットヘッドであって、
    前記媒体へインク滴を吐出するノズルと、
    前記ノズルから吐出された前記インク滴に沿って前記媒体へ向かう気流を吹き出す気流吹出部と
    を備えることを特徴とするインクジェットヘッド。
  8. 顔料を含むインクのインク滴を媒体へ向けて吐出するインクジェットヘッドであって、
    前記媒体へインク滴を吐出するノズルと、
    前記ノズルから吐出された前記インク滴に沿って前記媒体へ向かう気流を吹き出す気流吹出部と
    を備え、
    前記顔料の長手方向の長さは、前記ノズルから前記媒体へ向かう方向と垂直な平面による前記インク滴の断面の直径の1/6以上であることを特徴とするインクジェットヘッド。
  9. メタリック色、又はパール色のインクのインク滴を媒体へ向けて吐出することにより、インクジェット方式で印刷を行う印刷方法であって、
    ノズルから、前記媒体へインク滴を吐出し、
    前記ノズルから吐出された前記インク滴に沿って前記媒体へ向かう気流を、気流吹出部から吹き出すことを特徴とする印刷方法。
  10. 顔料を含むインクのインク滴を媒体へ向けて吐出することにより、インクジェット方式で印刷を行う印刷方法であって、
    前記顔料の長手方向の長さは、前記ノズルから前記媒体へ向かう方向と垂直な平面による前記インク滴の断面の直径の1/6以上であり、
    ノズルから、前記媒体へインク滴を吐出し、
    前記ノズルから吐出された前記インク滴に沿って前記媒体へ向かう気流を、気流吹出部から吹き出すことを特徴とする印刷方法。
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