JP2010193860A - 粉粒状物散布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粉粒状物散布装置の噴管による散布幅を長短に変更するに際し、作業を中断することなく円滑に変更設定を行なわせる。
【解決手段】搭乗座席7を備えた乗用型走行車体に、粉粒状物を収容する左右一対のタンク10,10を設け、該左右のタンク10,10夫々の下方に、タンク10内の粉粒状物を下方の通気筒30に繰り出す繰出ロール20a,20b,20c,20dを設け、該通気筒30に噴管13を接続し、噴風によって搬送される粉粒状物を噴管13に設けた噴口50から散布する粉粒状物散布装置において、前記噴管13を元管13Aと延長管13Bとにより構成し、前記延長管13Bに広幅散布部14aと標準幅散布部14bとを備えると共に、該延長管13Bの基端側には切換操作によって元管13Aから広幅散布部14aへの通気を遮断し又は標準幅散布部14bへの通気を遮断する仕切り弁71を設けた。
【選択図】 図6

Description

この発明は粉粒状物散布装置に関する。
上下に揺動可能とされるとともに、倒伏状態と起立状態とに固定可能とされた元噴管と、該元噴管に順次継ぎ足される延長用の所要本の散布用噴管とを備え、前記散布用噴管は、その材質が強化プラスチックとされ、かつ、先細りテーパ管とされていて、前記元噴管側の散布用噴管の先端部の外周側に、次段の散布用噴管の後端部がテーパはめ合い接合により連結できるようにされてなる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−254561公報
ところで、特許文献1のように構成すると、元噴管に、順次、前記散布用噴管を継ぎ足すことができるため、散布幅を長短に変更できるが、噴管を継ぎ足しを行うため、作業を中断する必要があり、同一圃場内で長短に変更する場合には散布作業の中断を要する。
請求項1に記載の発明は、搭乗座席7を備えた乗用型走行車体に、粉粒状物を収容する左右一対のタンク10,10を設け、該左右のタンク10,10夫々の下方に、タンク10,10内の粉粒状物を下方の通気筒30に繰り出す繰出ロール20a,20b,20c,20dを設け、該通気筒30に噴管13を接続し、噴風によって搬送される粉粒状物を噴管13に設けた噴口50から散布する粉粒状物散布装置において、前記噴管13を元管13Aと延長管13Bとにより構成し、前記延長管13Bに広幅散布部14aと標準幅散布部14bとを備えると共に、該延長管13Bの基端側には切換操作によって元管13Aから広幅散布部14aへの通気を遮断し又は標準幅散布部14bへの通気を遮断する仕切り弁71を設けたことを特徴とする。
上記の構成によると、仕切り弁71を切換操作して散布幅を標準散布幅又は広幅散布幅に選択し散布作業を行う。そして作業途中において散布幅を切替るときは前記仕切り弁71を切換えて作業を継続する。
請求項1に記載の発明は、散布幅を標準散布幅又は広幅散布幅に選択して散布作業を行う途中において散布幅を切換えるときは前記仕切り弁71を切換えて作業を継続するもので容易に散布幅の切換を行うことができ、作業中断の時間を少なくし、作業効率を高めることができる。
粒状施肥装置を装着した乗用管理機の平面図 粒状施肥装置を装着した乗用管理機の背面図 粒状施肥装置の繰出装置の一部拡大した平面図 粒状施肥装置のタンク部平面図 通気管部拡大背面図 乗用管理機の一部拡大平面図(A)、操作ロッド部の側面図(B) 延長管先端部の側断面図(A)、側面図(B) コントローラ接続一例を示す概要図 操作部の平面図 フローチャート 別例を示す噴管一部の平面図
以下、図面に基づいてこの発明の実施態様について説明する。
まず、図1と図2に示すように、粉粒状物散布装置1は、乗用管理機2の座席7後部に装着される。即ち前部にエンジン3を搭載し、中央部にステアリングハンドル6や前記座席7を備え、エンジン3回転を適宜に変速して前後車輪4,5を伝動する乗用管理機2機体の後部には、左右一対のタンク10,10を装着する。上記粉粒状物散布装置1は左右夫々について、該タンク10、繰出装置11、送風装置12、噴管13を設けてなり、またこれを制御する制御部15等からなる。
前記一対のタンク10の夫々に該タンク10から所定量の散布粉粒剤を繰出す繰出装置11が設けられる。繰出装置11は複数形態の繰出ロール20を繰出ロール駆動軸21に構成するもので、繰出凹部を同じ容量として周方向に複数形成した第1繰出ロール20a,20b、該第1繰出ロール20a,20bと同形態の第2繰出ロール20c、及びこれら繰出ロールよりも短く且つ凹部深さを浅く形成した第3繰出ロール20dを1組とし、このうち第1繰出ロール20a,20bはワンウェイクラッチ22を介して繰出ロール駆動軸21に装着され、第2繰出ロール20c及び第3繰出ロール20dは該繰出ロール駆動軸21に一体的に装着される構成である。
従って、ロール駆動軸21が正転駆動するときは、ワンウェイクラッチ22の連動作用をもって第1繰出ロール20a,20bが駆動されるため、第1〜第3繰出ロール20a〜20d全部が駆動される構成である。逆に繰出ロール駆動軸21が逆転駆動するときは、第1繰出ロール20a,20bは停止し、第2繰出ロール20c,第3繰出ロール20dが駆動される。
一方前記タンク10内は小容量タンク部16を備え、繰出装置11の第1、第2繰出ロール20a,20b及び20cに対応する区画Aと第3繰出ロール20dに対応する区画Bとに区分される構成となっている。例えば区画Aには一般的な施肥用粉粒状物用として、区画Bには少量散布が要求される除草用粉粒状物用として使用されるよう設けられている。従って、繰出ロール駆動軸21が正転するときは、第1繰出ロール20a,20b、第2繰出ロール20cが回転連動し区画Aの粉粒状物が繰出状態とされ、逆転するときは区画Aの第2繰出ロール20cのみの繰出し状態となる。なお、区画Bに粉粒状物を投入するときは、正転・逆転いずれも少量散布がなされる。
ここで、前記小容量タンク部16の詳細について説明する。左右一対のタンク10は、夫々四角錘を逆さにして両者一体成形して形成される構成で、繰出ロール20a〜20dをのぞませる下端側に形成した四角形上の開口10aに向け、前後左右に傾斜面が構成される。そして小容量タンク部16Aは、繰出ロール20dにのぞむよう、後側傾斜面10bの一部を隔壁として利用し、この外側傾斜面と平面視コ型で3方をほぼ垂直壁に形成した仕切壁とによって該小容量タンク部16Aを形成する。なお、図例では、平面視で左右タンク10の前後方向において繰出ロール駆動軸21を配置し、正逆転駆動モータ25からの駆動力は、モータ駆動軸26、連動軸23、左右クラッチ機構28、ベベルギヤ機構24を介して前記ロール駆動軸21を駆動する構成である。
以下の説明においては、第1〜第2繰出ロール20a,20b、20cの繰出し状態を大供給状態、第2繰出ロール20cの繰出し状態を中供給状態、第3繰出ロール20dの繰出し状態を小供給状態という。また、これら大・中・小の3形態の繰出し状態において用いる繰出ロール又は繰出ロール組をもって繰出ロール種類1,2及び3が設定される。
前記一対の繰出装置11,11の下方には夫々通気筒30,30をのぞませ、該通気筒30,30の一端は送風装置12を備えた送風筒31に連通される。そして下流側他端は第1噴管13に連通接続される構成である。詳細に説明すると、送風装置12は乗用管理機2機体の後部側に位置して設けられ、前後方向に送風筒31が配置される。この送風筒31の前端が左右に分岐して通気筒30,30に連通する構成である。送風装置12のブロア12aは機体側の図外PTO軸からの動力を受けて高速回転して起風しその噴風は送風筒31内を流れ、対称的に2分して通気筒30,30に入り、繰出される粉粒状物を該噴風によって搬送し、該粉粒状物は後続の噴管13に至る構成である。この送風筒31の途中には風量調節弁33を備え、風量調節レバー34によって軸回りに回動調節できる構成としている。
前記左右各噴管13は通気筒30の後端の蛇腹管40を介して屈曲自在に接続される。各噴管13は、樹脂製で長筒状の元管13Aと、この元管13Aの先端側に着脱自在に接続する同じく樹脂製の延長管13Bとからなる。このうち延長管13Bは、元管13Aに対して直状に接続する広幅散布部14aと、該広幅散布部14aと同じ水平面となるようにこの広幅散布部14a途中から分岐する標準散布部14bとを一体成形してなり、標準散布部14bの分岐部には仕切弁71を縦軸74周りに回動自在に設けている。
前記蛇腹管40の先端に筒体42を設け、該筒体42はアーム体43を介して縦支軸44周りに回動自在に構成され、該アーム体43と機枠側との間に電動式の伸縮シリンダ45を介在し、電動モータ46の正転による伸び出しによって噴管13を作業姿勢となるよう横向きに拡げ、逆転による短縮によって噴管13を機体に沿う状態に収納する構成である。電動モータ46は左右一対に設けられ、左・右ブーム開閉スイッチ41L,41Rの操作によって正転又は逆転に切り替えできる構成である。
上記筒体42には横支軸47を設け、前記元管13Aはこの支軸47を介して連結されていて、上記収納姿勢への動きのほか、横支軸47周りに回動させることによって上下に回動しうる構成となり、垂直の収納姿勢と水平の作業姿勢とに姿勢切り替えできるもので、手元の左・右調整レバー(図示せず)の操作に基づき左側又は右側の噴管13,13を垂直姿勢(非作業姿勢)又は水平姿勢(作業姿勢)に切り替えることができる。49,49は左右噴管13,13を夫々連動操作するための左右の牽引ロープである。
前記噴管13には所定間隔毎に所定口径の噴口50,50…を形成している。
これらの噴口50,50…には、その移送下手側に位置して傾斜姿勢の衝突板51,51…を配設している。また、繰出装置11の下方に位置する前記左右の通気筒30には夫々その下部に噴口50aを形成し、該噴口50aに衝突板51,51と同様に衝突板51aを設けている。
また、噴管13の先端、即ち広幅散布部14a、標準散布部14bの各先端には上下2段構成の先端散布案内板72,73を夫々同形態に設け、取付傾斜角度を微調整可能に構成し、延長管13Bからの飛散距離を調整できる構成としている。
図6には前記仕切り弁71の作動機構を示している。仕切り弁71の縦軸74の上端にブラケット75を介して遠隔操作用の操作ロッド76を接続する。該操作ロッド76の後端把持部は、前記座席7のオペレータが手の届く範囲に設けられる。操作ロッド76の途中を支持するガイド板77を設け、該ガイド板77に受けられて長手方向に押し引き操作可能に設け、操作ロッド76を後方に引くと(矢印イ)、仕切り弁71は広幅散布部14aへの流通を遮断し、該操作ロッド76を前方に押すと(逆矢印イ)、仕切り弁71は標準散布部14bへの流通を遮断するよう構成されている。なお、ガイド板77と操作ロッド76との間には、当該ロッド位置を固定するロック機構(図示せず)を備え、上記押し、引き各位置でロックできる構成としている。
機体両側部の昇降用ステップ92の前方に噴管受体93を設ける。このように構成すると、座席7から噴管14の様子を確認できるため、噴管受体93への収納作用が容易となる。なお、噴管受体93は、図 のように広幅散布部14aを受ける構成の単一でもよく、また広幅散布部14a及び標準散布部14bの双方を共に噴管受体93で支持する構成でもよい。また、延長管13Bと元管13Aを支持する構成としてもよい。
次いで上記構成の粉粒状散布装置1の制御部15について説明する。制御部15は、施肥コントローラ15A,モータコントローラ15B、及び本機コントローラ15Cを夫々接続して備え(図8)、このうち施肥コントローラ15Aは、施肥や除草剤散布に必要なデータ、例えば前記繰出ロール駆動モータ24のモータ回転パルス、左・右ブーム散布レバー48L,48Rによる選択情報、送風ファン12aの駆動情報、前記タンク10に設ける残量センサ54,54検出信号等を入力する一方、モータコントローラ15Bへモータ回転出力パルス信号、モータ回転方向切替信号等を出力する(図8)。
上記本機コントローラ15Cは車速を検出する手段からの車速データを施肥コントローラ15Aに送信する構成である。
また、施肥コントローラ15Aは、操作パネル55に配設するスイッチ類の情報を入力する。図7の操作パネル55における液晶表示部56の近傍には、可変スイッチ57、施肥設定スイッチ58、増・減スイッチ59U,59D、累計リセットスイッチ60を配設し、これらの操作スイッチ信号は施肥コントローラ15Aに入力される構成である。なお、液晶表示部56の表示内容は、施肥量設定値、比重値、メモリー値、累計値、設定散布幅を夫々表示でき、表示切換スイッチ61のオン操作で順次切換表示すべく出力される。
キースイッチ(図示せず)をオンすると自動モードに入る。この自動モードは、単位面積当たりの施肥量が一定になるよう、施肥量設定値および車速に対応して繰出装置11の繰出ロールを駆動する前記モータコントローラ15Bにモータ回転出力パルス(繰出ロール駆動モータ回転信号)を出力する構成である。
作業開始前に施肥設定スイッチ58をオンする。このスイッチ58のオン操作に基づき、現在設定の施肥量(反当り施肥量(kg))と同じく現在設定の散布幅、即ち「広幅」か「標準幅」のいずれであるかを交代して表示させ、これからの作業に見合う施肥量及び散布幅であるか否か確認し、相違するときは増スイッチ59U又は減スイッチ59Dによって1kg単位で変更し、再度施肥設定スイッチ58を所定時間以上(例えば2秒以上)オンするとその値A(kg)が記憶される(図10、ステップ101)。
なお、設定された散布幅を「広幅」から「標準幅」に、あるいは「標準幅」から「広幅」に変更するには、表示切換スイッチ61をオン操作しながら「設定散布幅」を選択し、該表示選択中に前記可変スイッチ57を押すことでいずれかに変更設定する(ステップ102)。
次いで比重設定を行なう(ステップ103)。表示切換スイッチ61をオンし「比重」を選択すると、現在の設定値が表示される。これからの作業に見合う比重値であるか否か確認し、相違するときは増スイッチ59U又は減スイッチ59Dによって0.01単位で変更し、再度施肥設定スイッチ58を所定時間以上(例えば2秒以上)オンするとその値D(g/cm)が記憶される。
前記のように、上記施肥量Aが予め設定された設定値大、中、小のいずれの範囲に該当するかによって、前記繰出装置11のどの繰出ロールを用いるか、即ち繰出ロール種類が判定される。本実施例の場合には、施肥量の判定がなされると(ステップ104〜ステップ107)、繰出ロール駆動モータ24の回転方向が決定されるよう構成している。即ち、施肥量Aが例えばa1(例えばa1=25kg)以上の大散布量に該当するときは、前記第1繰出ロール20a、及び第2繰出ロール20bが作動するよう繰出ロール駆動モータ24に正転信号が出力される(ステップ108、110)。
同様に施肥量Aがa2≦A≦a1(例えばa2=5kg)の中散布量に該当するときは、前記第2ロール20bが作動するよう繰出ロール駆動モータ24に逆転信号が出力される(ステップ106、109)。
そして施肥量AがA<a2の小散布量に該当するときも第3ロール20dが作動するよう繰出ロール駆動モータ24に逆転信号が出力される(ステップ107、109)。なお、中散布量とは同じモータ逆転信号が出力されるが、区画A又は区画Bのいずれに散布物が貯留されるかによって繰出装置11からの繰出散布物が決定されるものである(ステップ110、111)。
上記のように、散布物の散布量設定によって大小に繰出量が異なるように設定されまたは用いる繰出ロールの組合せを変更設定することにより繰出ロール種類1、種類2又は種類3が判定され駆動状態に設定される。
前記のようにモータ駆動回転方向の判定がなされた後は、車速信号の入力、設定比重の判定の後、繰出ロール回転数が決定される(ステップ112〜115)。
前記のように車速S他に基づき施肥コントローラ15Aで算出された繰出ロール回転数Rbは、モータコントローラ15Bに出力され、この算出値に基づき繰出ロール駆動モータ25を回転連動する。
なお、機体走行開始によって車速Sが規定値に達するとモータ回転出力パルス(ロール駆動モータ回転信号)を出力し、規定値以下になると走行停止と判定してモータ回転出力パルスを出力停止する。また、走行中であっても、散布スイッチ69がオフされたり、ファンスイッチ70「切」のときはモータ回転出力パルス(繰出ロール駆動モータ回転信号)を出力停止する。さらに、車速が高速になり、モータ回転数計算値が予め設定した上限値を超えたときは、長音間欠でブザー(図示せず)をオンする。
前記のように設定された繰出ロール回転方向と駆動モータ回転数とによって、所定に粉粒状物は繰出され、送風装置12のブロア12aによる噴風を受けて噴管13を経由して散布される。
なお、散布幅を「標準幅」に設定するときは、操作ロッド35を後方に引き仕切り弁32が広幅散布部14aへの流通を遮断する状態とし、更に前記のように制御部15における設定散布幅が「標準幅」となるよう設定する。
そして、各部を駆動しながら車体を前進しつつ散布作業を行なうが、ブロア12aからの噴風は送風筒13内で前方に送り出され、その終端で左右に分岐し、左右の通気筒30に入る。通気筒30,30内に繰り出される粉粒状物は空気搬送されて噴管13に至る。延長管14においては、標準散布部14b側が粉粒状物の流通が可能となっており、途中の噴口50,50…から下方に散布され、出口の先端散布案内板72,73によって横方向に方物線に沿って投擲される。
作業途中において、圃場の形状等に鑑みて散布幅を「標準散布幅」から「広幅散布幅」に変更する必要があるときは、前記の手順によって設定散布幅を「広幅散布幅」に変更すると共に、操作ロッド76を前方に押して仕切り弁71を回動し標準散布部14bへの流通を遮断して広幅散布部14aを用いるようになす。
このように設定すると、制御部15では、散布幅変更データが入力され、「標準散布幅」における単位散布量と新たに設定した「広幅散布幅」における単位散布量が略同じとなるように繰出量、即ち繰出用モータの回転を大に制御するものであり、単位当り散布量を維持させる構成である。
なお、この散布幅変更を制御部15が入力したとき、予め送風装置12の回転数を所定に変更設定することにより一層精度良く散布幅を切替できる。
なお、本実施例では通気管30及び噴管13のの噴口50の送風下手側に衝突板51を設けることにより、噴風に乗って搬送される粉粒状物を一部衝突させて噴口50からの排出の確実性を確保する構成としている。また、本実施例では、噴口50の上部に、風路内に突出して噴風に乗って搬送される粉粒状物に抵抗を付与して上記衝突板51への補足量を大とさせる調節板78を配設している。具体的には、平板部78aとこれに連続する円弧状部78bとからなり、平板部78aの基部を噴管13の内側に接触させる一方、該円弧状部78bを噴管13の筒外上部に配置したガイド体78cに沿わせてボルト締めする構成である。このボルト締め部に長孔を形成する等により、平板部78aの通気管30又は噴管13内突出代を調整できるよう構成している(図5)。
通気管30乃至噴管13内を噴風に乗って搬送される粉粒状物は調節板78の平板部78aに主として搬送上位側のものが接触して下側に方向修正される。その直後に待機する衝突板51にて堰き止め状に受けられた粉粒状物は噴口50から下方に排出され、圃場に拡散落下する。
衝突板51よりも調節板78を上流側に設けることにより、天井側の該調節板78にて接触して方向を修正された粉粒状物が噴口50より排出し易くなり、併せて噴管13の上方から調節板78の突出度合いを調整できるため噴口50からの吐出量の調整が容易である。
上記実施例における延長管13Bは、広幅散布部14aが元管13Aに対して直状に設けてあるから、遠隔位置まで飛散距離をかせぐ必要のある広幅散布において流速の損失を最小にできるため効率的である。
なお、広幅散布と標準幅散布とは散布開始前に液晶画面にて確認及び設定できる構成であるから、単位面積当りの散布量の設定と散布幅の区別設定との両者によって的確に設定された散布量を散布できるものとなる。また、上記実施例では、散布幅の設定は所謂手動設定方式としたが、仕切り弁71の回動位置を検出しうるポテンショメータ等の検出手段を設けることにより、標準幅散布であるか広幅散布であるかを自動認識し、同一圃場内での散布幅切換に伴なう補助的作業を軽減できる。
なお、図11は噴管13の延長管14の異なる例を示すものである。
延長管13B´はその基部側がU字状に形成されている。その中央後部に元管13A´の接続部を構成すると共に、仕切り弁80を上下支軸周りに左右回動可能に設け、切替レバー81の操作によって左右位置決めすることにより広幅散布部14a´側又は標準幅散布部14b´側のいずれかを遮断し得るものとなる。切替レバー81の操作は遠隔操作可能に構成してもよい。
7 搭乗座席
10 タンク
13 噴管
13A 元管
13B 延長管
14a 広幅散布部
14b 標準幅散布部
20a、20b、20c、20d 繰出ロール
30 通気筒
50 噴口
71 仕切り弁
76 操作ロッド
76a 把持部

Claims (1)

  1. 搭乗座席(7)を備えた乗用型走行車体に、粉粒状物を収容する左右一対のタンク(10,10)を設け、該左右のタンク(10,10)夫々の下方に、タンク(10)内の粉粒状物を下方の通気筒(30)に繰り出す繰出ロール(20a,20b,20c,20d)を設け、該通気筒(30)に噴管(13)を接続し、噴風によって搬送される粉粒状物を噴管(13)に設けた噴口(50)から散布する粉粒状物散布装置において、前記噴管(13)を元管(13A)と延長管(13B)とにより構成し、前記延長管(13B)に広幅散布部(14a)と標準幅散布部(14b)とを備えると共に、該延長管(13B)の基端側には切換操作によって元管(13A)から広幅散布部(14a)への通気を遮断し又は標準幅散布部(14b)への通気を遮断する仕切り弁(71)を設けたことを特徴とする粉粒状物散布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012033087A1 (ja) 2010-09-10 2012-03-15 株式会社キトー 負荷感応型自動変速装置を内蔵した巻上機

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