JP2010190645A - 漏れ電流検出方法、漏れ電流検出装置及び系統監視装置 - Google Patents

漏れ電流検出方法、漏れ電流検出装置及び系統監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010190645A
JP2010190645A JP2009033821A JP2009033821A JP2010190645A JP 2010190645 A JP2010190645 A JP 2010190645A JP 2009033821 A JP2009033821 A JP 2009033821A JP 2009033821 A JP2009033821 A JP 2009033821A JP 2010190645 A JP2010190645 A JP 2010190645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leakage current
fundamental wave
wave component
voltage
power system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009033821A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Machida
悟志 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority to JP2009033821A priority Critical patent/JP2010190645A/ja
Publication of JP2010190645A publication Critical patent/JP2010190645A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

【課題】複雑な演算処理やフィルタリングを不要とし、各種の系統構成や負荷条件に適用可能であって、既存の系統監視装置の機能の有効利用を可能にする。
【解決手段】電力系統の電圧及び漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、アナログ/ディジタル変換するA/D変換手段30V,30Iと、所定の時間窓の電圧データ及び電流データを対象としてそれぞれフーリエ変換し、電圧基本波成分の絶対位相及び漏れ電流基本波成分の絶対位相を検出するフーリエ変換手段50V,50Iと、電圧基本波成分の絶対位相及び漏れ電流基本波成分の絶対位相から、漏れ電流基本波成分の相対位相を求める演算手段61と、漏れ電流基本波成分の振幅を求める演算手段62と、漏れ電流基本波成分の振幅と相対位相の余弦とを乗算して抵抗分漏れ電流を求める演算手段64と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば配電系統の漏電を検出するための漏れ電流検出方法及び漏れ電流検出装置、並びにこの漏れ電流検出装置を備えた系統監視装置に関するものである。
配電系統において、漏れ電流の検出方法は従来から種々提供されている。特に、現在では、配電系統にインバータ等の周波数変換を伴う電機機器や設備が多く用いられており、漏れ電流検出に当たっても、これらの電機機器等が発生する高調波による影響を無視できなくなっている。
更に、近年では、三相Δ結線等の三相三線式回路において、漏れ電流には対地静電容量によるものが多く含まれるため、この容量分による影響を除去した本来の抵抗分漏れ電流を正確に検出することが必要とされている。
このような背景のもとで、高調波や静電容量の影響を除去して抵抗分漏れ電流を正確に検出可能とした従来技術が数多く存在している。
例えば、図15は、後述する特許文献1に記載された漏れ電流測定システムのブロック図である。図15において、100は計測機器・監視装置、101は被測定回路の漏れ電流(抵抗分漏れ電流及び容量分漏れ電流のベクトル和からなる)を検出する零相変流器等の電流検出器、102は被測定回路の電圧と電流検出器101による検出電流とが入力される入力部、103はアナログ入力信号をディジタル信号に変換するA/D変換部、104は抵抗分漏れ電流及び抵抗値を演算する演算処理部、105は演算結果を表示、伝送するための出力部、106はメモリからなる記憶部である。
この従来技術は、被測定回路の有効電力の算出式であるW=VIcosΦ(Vは被測定回路の電圧、Iは電流、Φは両者の相対位相)において、電流Iを漏れ電流Iに置き換えるとW=VIcosΦとなり、この場合のIcosΦが抵抗分漏れ電流(有効分漏れ電流)Igrとなることに着目したものであり、演算処理部104は、基準となる電圧及び漏れ電流の瞬時値を乗算してW=VIgrを求め、Igr=W/Vの演算を行うことにより、容量分漏れ電流を除去した抵抗分漏れ電流Igrのみを検出している。
更に、この従来技術には、電圧及び漏れ電流を高次高調波成分に展開し、これらの高調波成分のアドミタンスから漏れ電流による抵抗分を求めることも開示されている。
また、特許文献2には、被測定回路の電圧及び漏れ電流をローパスフィルタに通して高調波成分を除去し、電圧及び漏れ電流の基本波成分から両者の相対位相Φを演算して上述したIcosΦを演算することにより抵抗分漏れ電流Igrを検出する方法が開示されている。
更に、特許文献3に開示された漏れ電流測定装置も、上記特許文献1,2と同様の原理に基づくものであるが、この従来技術では、電圧波形と同期した実効値1の正弦波波形データを用いることで電圧の測定を不要としている。なお、この特許文献3にも、漏れ電流に含まれる高調波を除去するためにローパスフィルタを用いることが示唆されている(同文献の段落[0023]を参照)。
特許第4167872号公報(段落[0010]〜[0056]、図4等) 特許第4159590号公報(段落[0019]〜[0035]、図1等) 特許第3996119号公報(段落[0009]〜[0014],[0023]、図1〜図4等)
特許文献1に係る従来技術では、抵抗分漏れ電流の演算に電圧、電流の瞬時値の乗算や平均化処理を行わなくてはならず、また、電圧と漏れ電流との相対位相を求めるために複雑な演算が必要である。更に、特許文献2,3に係る従来技術では、高調波成分を除去するためにローパスフィルタが必要である。
上記のように、各従来技術では、高調波成分を除去し、かつ、容量分を除去して抵抗分漏れ電流のみを検出するために複雑な演算処理やローパスフィルタ等によるフィルタリング処理が必要不可欠であり、これらに起因して演算負荷が多く、ソフトウェア、ハードウェアの両面でコスト高になるという問題があった。
更に、監視・測定対象となる配電系統の構成や負荷に応じて、抵抗分漏れ電流だけでなく、高調波成分を除去した基本波漏れ電流や容量分漏れ電流の大きさも同時に検出し、監視したい場合もあるため、単一の装置によって多種多様な被監視対象及び用途に適用可能な漏れ電流検出装置の実現が要請されていた。
一方、電圧、電流、有効・無効電力、高調波、力率等を総合的に検出、監視する系統監視装置では、これらと共に漏電監視機能を備えていれば電力品質の総合的な監視が可能になるため、装置の構成を簡略化する観点からは、既存の系統監視装置が有する機能を漏れ電流検出による漏電監視にも利用できることが望ましい。
そこで、本発明の解決課題は、複雑な演算処理やフィルタリングを不要とし、しかも各種の系統構成や負荷条件、用途に適用可能であると共に、既存の系統監視装置が有する機能の有効利用を可能にした漏れ電流検出方法、漏れ電流検出装置及び系統監視装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る漏れ電流検出方法は、電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出方法において、
電力系統の電圧及び漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、ディジタル信号に変換した電圧データ及び電流データをそれぞれフーリエ変換し、電圧基本波成分の絶対位相と漏れ電流基本波成分の絶対位相から電圧基本波成分を基準とした漏れ電流基本波成分の相対位相を求め、漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の余弦とを乗算して抵抗分漏れ電流を演算するものである。
請求項2に係る漏れ電流検出方法は、電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出方法において、
電力系統の電圧のゼロクロス点を検出すると共に、
電力系統の漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、ディジタル信号に変換した電流データのうち、前記ゼロクロス点のタイミングにて開始する時間窓の電流データを対象としてフーリエ変換し、
漏れ電流基本波成分の絶対位相を、電圧基本波成分を基準とした漏れ電流基本波成分の相対位相として用い、漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の余弦とを乗算して抵抗分漏れ電流を演算するものである。
請求項3に係る漏れ電流検出方法は、請求項1または2に記載した漏れ電流検出方法において、更に、前記漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の正弦とを乗算して容量分漏れ電流を演算するものである。
請求項4に係る漏れ電流検出方法は、電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出方法において、
電力系統の電圧のゼロクロス点を検出すると共に、
電力系統の漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、ディジタル信号に変換した電流データのうち、前記ゼロクロス点のタイミングにて開始する時間窓の電流データを対象としてフーリエ変換し、
このフーリエ変換の過程で得られる漏れ電流基本波成分の複素関数の実数部を抵抗分漏れ電流として同定するものである。
請求項5に係る漏れ電流検出方法は、請求項4に記載した漏れ電流検出方法において、更に、前記複素関数の虚数部を容量分漏れ電流として同定するものである。
請求項6に係る漏れ電流検出装置は、電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出装置において、
電力系統の電圧及び漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、アナログ/ディジタル変換する手段と、
ディジタル信号に変換された電圧データ及び電流データのうち所定の時間窓の電圧データ及び電流データを対象としてそれぞれフーリエ変換し、電圧基本波成分の絶対位相及び漏れ電流基本波成分の絶対位相を検出する手段と、
前記電圧基本波成分の絶対位相及び漏れ電流基本波成分の絶対位相から、電圧基本波成分を基準とした漏れ電流基本波成分の相対位相を求める手段と、
漏れ電流基本波成分の振幅を求める手段と、
漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の余弦とを乗算して抵抗分漏れ電流を演算する手段と、を備えたものである。
請求項7に係る漏れ電流検出装置は、電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出装置において、
電力系統の電圧のゼロクロス点を検出する手段と、
電力系統の漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、アナログ/ディジタル変換する手段と、
ディジタル信号に変換された電流データのうち、前記ゼロクロス点のタイミングにて開始する時間窓の電流データを対象としてフーリエ変換し、漏れ電流基本波成分の絶対位相を、電圧基本波成分を基準とした漏れ電流基本波成分の相対位相として同定する手段と、
漏れ電流基本波成分の振幅を求める手段と、
漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の余弦とを乗算して抵抗分漏れ電流を演算する手段と、を備えたものである。
請求項8に係る漏れ電流検出装置は、請求項6または7に記載した漏れ電流検出装置において、更に、漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の正弦とを乗算して容量分漏れ電流を演算する手段を備えたものである。
請求項9に係る漏れ電流検出装置は、電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出装置において、
電力系統の電圧のゼロクロス点を検出する手段と、
電力系統の漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、アナログ/ディジタル変換する手段と、
ディジタル信号に変換された電流データのうち、前記ゼロクロス点のタイミングにて開始する時間窓の電流データを対象としてフーリエ変換する手段と、
このフーリエ変換の過程で得られる漏れ電流基本波成分の複素関数の実数部を抵抗分漏れ電流として同定する手段と、を備えたものである。
請求項10に係る漏れ電流検出装置は、請求項9に記載した漏れ電流検出装置において、更に、前記複素関数の虚数部を容量分漏れ電流として同定する手段を備えたものである。
請求項11に係る系統監視装置は、請求項6〜10の何れか1項に記載した漏れ電流検出装置を備え、更に、少なくとも電力系統の電圧及び電力の品質監視機能を備えたものである。
本発明によれば、複雑な演算処理やフィルタリング処理を用いることなく、しかも単一の装置によって各種の系統構成や負荷条件、用途に適用可能な漏れ電流検出装置を実現することができる。これにより、高性能かつ高速な演算処理装置や、アナログフィルタ、ディジタルフィルタ等を不要にして、ソフトウェア、ハードウェア両面におけるコストの低減に寄与することができる。
また、電圧、電流、電力等の品質を監視する既存の系統監視装置が有する機能、例えば電圧、電流の高調波を解析するためのフーリエ変換機能を有効に利用して、抵抗分漏れ電流を簡単に検出することが可能であり、必要に応じて容量分漏れ電流等も検出することができる。
本発明の第1実施形態に係る漏れ電流検出装置を示す構成図である。 本発明の実施例における系統電圧及び漏れ電流のモデル波形を示す図である。 図2においてフーリエ変換に用いた系統電圧及び漏れ電流のサンプリングデータを示す図である。 図2における時間窓Wを拡大した波形図である。 図2の時間窓Wのデータを用いたフーリエ変換の結果を示す図である。 第1実施形態による漏れ電流の検出手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る漏れ電流検出装置を示す構成図である。 図2における時間窓Wを拡大した波形図である。 図2の時間窓Wのデータを用いたフーリエ変換の結果を示す図である。 第2実施形態による漏れ電流の検出手順を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る漏れ電流検出装置を示す構成図である。 第3実施形態における漏れ電流の基本波成分の振幅及び位相を示すベクトル図である。 第3実施形態によるフーリエ変換過程における複素関数の実部、虚部の一例を示した図である。 第3実施形態による漏れ電流の検出手順を示すフローチャートである。 従来技術の構成を示すブロック図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
まず、図1は、本発明の第1実施形態に係る漏れ電流検出装置1Aの構成図である。図1において、2は三相Δ結線の電源3を有する配電系統であり、その線間電圧が漏れ電流検出装置1Aの電圧検出手段10Vに入力され、零相変流器4の二次電流が電流検出手段10Iに入力されている。ここで、電圧検出手段10Vは配電系統2の線間電圧を基本電圧として検出し、電流検出手段10Iは配電系統2を流れる漏れ電流(零相電流)を検出するためのものであり、線間電圧及び漏れ電流は何れも高調波成分を含んでいるものとする。
レベル変換手段20Vは、系統電圧を後続の電子回路により処理可能な電圧レベルに変換するためのものであり、増幅手段20Iは、同じく零相変流器4の二次電流を電子回路により処理可能な電圧レベルに変換するためのものである。これらのレベル変換手段20V及び増幅手段20Iの各アナログ出力電圧は、A/D変換手段30V,30Iにおいてそれぞれ一定周期でサンプリングされ、ディジタルデータに変換される。
A/D変換手段30V,30Iから出力された電圧データ、電流データは、RAM等のメモリ40V,40Iにそれぞれ記憶される。ここで、メモリ40V,40Iに記憶されるデータの数としては、後続するフーリエ変換処理に十分な数、例えば系統電圧の1周期について32個,64個等が考えられる。
次に、90Aは演算処理手段としてのCPUであり、前記メモリ40V,40Iにそれぞれ記憶された電圧データ、電流データを用いて、各手段が所定のプログラムにより以下の演算処理を実行するものである。
まず、フーリエ変換手段50Vは、メモリ40V内の所定の時間窓の電圧データを用いてフーリエ変換を行い、系統電圧の基本波成分の振幅V及び絶対位相θを演算する(便宜上、系統電圧Vの基本波成分ベクトル及びその振幅を、何れもVと表記する)。なお、本実施形態では、フーリエ変換により得た絶対位相θのみを使用することとする。
一般に、周期関数をフーリエ変換する過程において、周期関数の各周波数成分は複素関数によって表すことができる。この複素関数に基づいて、例えば系統電圧の基本波成分の振幅Vは、V=√(V1re +V1im )により求めることができ、また、絶対位相θは、θ=tan−1(V1re/V1im)により求めることができるから、振幅V及び絶対位相θの演算は容易である。ここで、V1reは系統電圧の基本波成分を示す複素関数の実部、V1imは同じく虚部を示す。
フーリエ変換手段50Iは、メモリ40I内の所定の時間窓の電流データを用いてフーリエ変換を行い、上記と同様の原理に従って、漏れ電流Iの基本波成分の振幅I01及び絶対位相θを演算する。
上記フーリエ変換には、離散フーリエ変換(DFT)または高速フーリエ変換(FFT)の何れを用いても良い。
このようにフーリエ変換によって電圧や電流の基本波成分の振幅、絶対位相を求めることは、例えば特開2004−198273号公報や特許第3599157号に記載されている如く周知技術であるため、ここでは詳述を省略する。
次に、相対位相演算手段61は、電圧、電流の絶対位相θ,θを用いて、θ=θ−θの演算により、系統電圧を基準とした零相電流の基本波成分の相対位相θを求める。
また、基本波振幅演算手段62は、フーリエ変換手段50Iの出力から、漏れ電流Iの基本波成分の振幅I01を演算する(以下では、便宜上、漏れ電流ベクトルとその振幅、漏れ電流基本波成分ベクトルとその振幅、抵抗分漏れ電流ベクトルとその振幅、容量分漏れ電流ベクトルとその振幅を、それぞれI,I01,I0r,I0cと表記するものとする)。
そして、抵抗分漏れ電流演算手段64は、漏れ電流が抵抗分漏れ電流及び容量分漏れ電流のベクトル和であることに基づいて、I0r=I01cosθの演算により抵抗分漏れ電流I0rを求める。図示されていないが、I0c=I01sinθの演算により容量分漏れ電流I0cを求めても良いのは勿論である。なお、I0r,I0cは何れも基本波成分であるが、以下ではその都度、明記しないこととする。
一方、漏れ電流演算手段63は、前記メモリ40Iに記憶された電流データから漏れ電流Iを演算し、前記抵抗分漏れ電流I0rと共に出力手段65に送る。
出力手段65は、これらの抵抗分漏れ電流I0r及び漏れ電流Iの各演算値を処理し、表示出力や警報出力、上位装置への伝送出力等を行うものである。
上記のように、本実施形態では、系統電圧及び漏れ電流の絶対位相から電圧を基準とした漏れ電流の相対位相θを算出し、この相対位相θと漏れ電流の基本波成分の振幅I01とを用いて抵抗分漏れ電流I0rを求めることができる。
この場合、図1の構成によれば、従来のように高調波成分を除去するためのローパスフィルタやバンドパスフィルタ等によるフィルタリング処理が不要であると共に、系統監視装置として電圧、電流の高調波成分を解析するために設けられたフーリエ変換手段50V,50Iをそのまま利用して、抵抗分漏れ電流I0rを検出することが可能である。
次に、この実施形態の作用効果を確認するための実施例について説明する。
図2は、振幅が200[V]相当の系統電圧Vのモデル波形、振幅が100[mA]相当の漏れ電流Iのモデル波形である。ここで、漏れ電流Iは、基本波成分の抵抗分漏れ電流の振幅を10[mA]、基本波成分の容量分漏れ電流の振幅を80[mA]とし、第3調波成分の容量分漏れ電流の振幅を20[mA]としてこれらを合成したものである。
系統電圧V及び漏れ電流Iのサンプリング数は系統電圧Vの基本波成分1周期について64個とし、これらのサンプリングデータをメモリに記憶して高速フーリエ変換を行った。
図3は、図2における時間窓Wに相当する系統電圧V及び漏れ電流Iのサンプリングデータであり、上記時間窓Wを拡大したものが図4の波形図である。ここで、フーリエ変換に用いるサンプリングデータの数や時間窓の長さは、任意に設定可能である。
以上のような条件のもとで、図1のフーリエ変換手段50V,50Iにより高速フーリエ変換を行って系統電圧V及び漏れ電流Iの絶対位相θ,θを求め、相対位相演算手段61により漏れ電流Iの相対位相θを求めると、θ=θ−θ=172.87−90=82.87[度]となる。また、基本波振幅演算手段62により漏れ電流Iの基本波成分の振幅I01を求めると、I01=80.62[mA]となる。
なお、図5は、フーリエ変換の結果を示した図である。
抵抗分漏れ電流演算手段64により、上記振幅I01及び相対位相θから抵抗分漏れ電流I0rを演算すると、I0r=I01cosθ=80.62×cos(82.87)≒10.006[mA]となる。すなわち、漏れ電流Iのモデル波形に含まれる抵抗分漏れ電流I0r(=10[mA])とほぼ一致することが確認された。
同様にして容量分漏れ電流I0cを求めると、I0c=I01sinθ=80.62×sin(82.87)≒79.996[mA]となり、漏れ電流Iのモデル波形に含まれる容量分漏れ電流I0r(=80[mA])とほぼ一致している。
図6は、この第1実施形態による漏れ電流の検出手順を示すフローチャートである。
前述したように、図1におけるフーリエ変換手段50V,50Iが振幅V,I01及び絶対位相θ,θを演算し(ステップS1,S2)、相対位相演算手段61が相対位相θを演算する(ステップS3)。更に、抵抗分漏れ電流演算手段64が、振幅I01及び相対位相θを用いて抵抗分漏れ電流I0rを演算する(ステップS4)。
その後、この抵抗分漏れ電流I0rを漏れ電流Iと共に出力するものである(ステップS5)。
次いで、本発明の第2実施形態を説明する。図7は、第2実施形態に係る漏れ電流検出装置1Bの構成図である。
この実施形態は、CPU90Bにおいて、フーリエ変換を電流データに対してのみ実行するようにして、演算量を少なくした点に特徴がある。
すなわち、図7に示す漏れ電流検出装置1Bにおいて、系統電圧は、電圧検出手段10V及びレベル変換手段20Vを介してCPU90B内のゼロクロス検出手段70に入力されている。このゼロクロス検出手段70は、系統電圧のゼロクロス点を、例えばコンパレータにより検出し、ゼロクロス点のタイミングをフーリエ変換手段51に出力する。
フーリエ変換手段51は、図1におけるフーリエ変換手段50Iと同様に、所定の時間窓の電流データを用いてフーリエ変換を行い、漏れ電流Iの基本波成分の振幅I01及び絶対位相θを演算するが、その際、本実施形態では時間窓の開始点を前記ゼロクロス点のタイミングに一致させる。
これにより、フーリエ変換手段51により求められる漏れ電流Iの基本波成分の絶対位相θは、系統電圧Vの絶対位相(=0度)を基準とした相対位相θに等しくなる。従って、この絶対位相θにより同定した相対位相θと、基本波振幅演算手段62により抽出した振幅I01とを抵抗分漏れ電流演算手段64に入力することにより、第1実施形態と同様に抵抗分漏れ電流I0rを演算することができる。
以後の動作は第1実施形態と同様である。
この実施形態によれば、CPU90B内で電圧データのフーリエ変換や、絶対位相同士の減算による相対位相θの演算を行う必要がなく、また、CPU90Bの入力側で電圧データのA/D変換等を行う必要もない。このため、第1実施形態に比べて演算負荷や回路構成を一層削減することができる。
なお、系統電圧のゼロクロス点のタイミングと、電流データをフーリエ変換する際の時間窓の開始点とをソフトウェアにより同期させる場合、両タイミングの間に遅れ時間が発生するおそれがある。このような場合には、前記遅れ時間を予め測定しておき、その遅れ時間に相当する分だけずらした時間窓の電流データを用いてフーリエ変換を行えば、実質的に電圧ゼロクロス点に同期して開始する時間窓の電流データを用いることができ、上記遅れ時間の解消が可能である。
例えば、系統電圧の1周期を64分割してサンプリングする場合、系統周波数が50[Hz]であればサンプリング周期は312.5[μs]であるから、遅れ時間に応じた複数のサンプリング周期分だけ時間窓をずらした電流データを対象としてフーリエ変換を行えば良い。
以下に、この実施形態の作用効果を確認するための実施例を説明する。
前述した図2の系統電圧V及び漏れ電流Iのモデル波形を用い、系統電圧Vのゼロクロス点のタイミングを開始点とする時間窓Wの電流データを用いて、図7のフーリエ変換手段51がフーリエ変換を行う。
図8は、図2における時間窓Wを拡大した波形図である。この実施形態でも、フーリエ変換に用いるサンプリングデータの数や時間窓の長さは、任意に設定可能である。
図7におけるフーリエ変換手段51により高速フーリエ変換を行って漏れ電流Iの絶対位相θを求めると、この絶対位相θは、系統電圧Vの絶対位相(=0度)を基準とした相対位相θそのものとなり、θ=θ=82.87[度]となる。また、基本波振幅演算手段62により演算される漏れ電流Iの基本波成分の振幅I01は、I01=80.62[mA]となる。図9は、このフーリエ変換の結果を示した図である。
このため、抵抗分漏れ電流演算手段64により抵抗分漏れ電流I0rを演算すると、前記同様に、I0r=I01cosθ=80.62×cos(82.87)≒10.006[mA]という結果が得られる。
図10は、第2実施形態による漏れ電流の検出手順を示すフローチャートである。
まず、図7におけるゼロクロス検出手段70が系統電圧Vのゼロクロス点を検出し、そのタイミングをフーリエ変換手段51に送る(ステップS11)。フーリエ変換手段51は、ゼロクロス点のタイミングで開始する時間窓Wの電流データを対象としてフーリエ変換を行い、振幅I01及び絶対位相θを演算する(ステップS12)。この絶対位相θをそのまま相対位相θとして同定し、抵抗分漏れ電流演算手段64が、振幅I01及び相対位相θから抵抗分漏れ電流I0rを演算する(ステップS13,S14)。次の出力ステップS15は、図6のステップS5と同様である。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図11は、第3実施形態に係る漏れ電流検出装置1Cの構成図である。この実施形態は、第1,第2実施形態に比べて抵抗分漏れ電流I0rの検出処理を一層容易化したものである。
図11に示す漏れ電流検出装置1Cにおいて、CPU90C内のゼロクロス検出手段70により検出された系統電圧Vのゼロクロス点のタイミングは、図7と同様に、電流データをフーリエ変換するフーリエ変換手段52に入力されている。
フーリエ変換手段52は、上記ゼロクロス点に開始点を一致させた時間窓の電流データを用いてフーリエ変換を行う。
このとき、前述した如く、フーリエ変換による基本波成分の振幅及び位相の演算原理によれば、漏れ電流の基本波成分の振幅I01は、I01=√(I01re +I01im )により求められ、絶対位相θは、θ=tan−1(I01re/I01im)により求められる。これをベクトル図により表すと、図12(a)のようになり、先の第2実施形態では、図12(a)の関係を用い、更に、漏れ電流の絶対位相が電圧を基準とした相対位相に等しくなること(θ=θ)に着目して、I0r=I01cosθにより抵抗分漏れ電流I0rを演算している。
一方、漏れ電流の基本波成分をベクトル図により表すと、図12(b)のようになることが明らかである。
これらの図12(a),(b)を比較すると、図12(b)における抵抗分漏れ電流I0rは、図12(a)における複素関数の実部I01reに等しいことが判る。ちなみに、容量分漏れ電流I0cは虚部I01imに等しい。
従って、抵抗分漏れ電流I0rを求めるに当たっては、第2実施形態のように相対位相θの余弦に振幅I01を乗算する演算を行わなくても、電流データのフーリエ変換の過程で得られる漏れ電流基本波成分の複素関数の実部I01reをそのまま用いれば良い。同様に容量分漏れ電流I0cについても、相対位相θの正弦に振幅I01を乗算する演算を行わずに、虚部I01imをそのまま用いれば良いことになる。
すなわち、図11におけるフーリエ変換手段52がフーリエ変換を行い、その過程で得られた漏れ電流基本波成分の複素関数の実部I01reを、抵抗分漏れ電流演算手段64が抵抗分漏れ電流I0rとして同定し、同時に、漏れ電流基本波成分の複素関数の虚部I01imを、容量分漏れ電流演算手段66が容量分漏れ電流I0cとして同定することにより、漏れ電流の抵抗分、容量分を直ちに求めることができる。
出力手段65は、これらの抵抗分漏れ電流I0r、容量分漏れ電流I0cを、漏れ電流Iと共に出力する。
なお、図13は、本実施形態におけるフーリエ変換途中の複素関数の実部、虚部の一例を示した図であり、抵抗分漏れ電流I0r、容量分漏れ電流I0cの各数値は図2のモデル波形における各数値とそれぞれ一致している。
図14は、この第3実施形態による漏れ電流の検出手順を示すフローチャートである。
図11におけるゼロクロス検出手段70が系統電圧Vのゼロクロス点を検出し、そのタイミングをフーリエ変換手段52に送る(ステップS21)。フーリエ変換手段52は、ゼロクロス点のタイミングで開始する時間窓Wの電流データを対象として、フーリエ変換を行う(ステップS22)。
上記フーリエ変換の過程において、漏れ電流基本波成分の複素関数の実部I01re及び虚部I01imが得られるので、抵抗分漏れ電流演算手段64及び容量分漏れ電流演算手段66がこれらをそれぞれ抵抗分漏れ電流I0r、容量分漏れ電流I0cとして同定する(ステップS23)。その後、出力手段65が、抵抗分漏れ電流I0r、容量分漏れ電流I0c及び漏れ電流Iを出力する(ステップS24)。
本実施形態によれば、相対位相の演算やその正弦、余弦関数の演算等を行わずに抵抗分漏れ電流I0r及び容量分漏れ電流I0cを求めることができ、第2実施形態よりも一層、演算処理を簡略化することができる。
本発明は、漏電監視を行う漏れ電流検出装置単体として、あるいは、電圧、電流、電力等の品質を総合的に監視する系統監視装置の構成要素として利用することができる。
1A,1B,1C:漏れ電流検出装置
2:配電系統
3:電源
4:零相変流器
10V:電圧検出手段
10I:電流検出手段
20V:レベル変換手段
20I:増幅手段
30V,30I:A/D変換手段
40V,40I:メモリ
50V,50I,51,52:フーリエ変換手段
61:相対位相演算手段
62:基本波振幅演算手段
63:漏れ電流演算手段
64:抵抗分漏れ電流演算手段
65:出力手段
66:容量分漏れ電流演算手段
70:ゼロクロス検出手段
90A,90B,90C:CPU

Claims (11)

  1. 電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出方法において、
    電力系統の電圧及び漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、ディジタル信号に変換した電圧データ及び電流データをそれぞれフーリエ変換し、電圧基本波成分の絶対位相と漏れ電流基本波成分の絶対位相から電圧基本波成分を基準とした漏れ電流基本波成分の相対位相を求め、漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の余弦とを乗算して抵抗分漏れ電流を演算することを特徴とする漏れ電流検出方法。
  2. 電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出方法において、
    電力系統の電圧のゼロクロス点を検出すると共に、
    電力系統の漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、ディジタル信号に変換した電流データのうち、前記ゼロクロス点のタイミングにて開始する時間窓の電流データを対象としてフーリエ変換し、
    漏れ電流基本波成分の絶対位相を、電圧基本波成分を基準とした漏れ電流基本波成分の相対位相として用い、漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の余弦とを乗算して抵抗分漏れ電流を演算することを特徴とする漏れ電流検出方法。
  3. 請求項1または2に記載した漏れ電流検出方法において、
    更に、前記漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の正弦とを乗算して容量分漏れ電流を演算することを特徴とする漏れ電流検出方法。
  4. 電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出方法において、
    電力系統の電圧のゼロクロス点を検出すると共に、
    電力系統の漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、ディジタル信号に変換した電流データのうち、前記ゼロクロス点のタイミングにて開始する時間窓の電流データを対象としてフーリエ変換し、
    このフーリエ変換の過程で得られる漏れ電流基本波成分の複素関数の実数部を抵抗分漏れ電流として同定することを特徴とする漏れ電流検出方法。
  5. 請求項4に記載した漏れ電流検出方法において、
    更に、前記複素関数の虚数部を容量分漏れ電流として同定することを特徴とする漏れ電流検出方法。
  6. 電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出装置において、
    電力系統の電圧及び漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、アナログ/ディジタル変換する手段と、
    ディジタル信号に変換された電圧データ及び電流データのうち所定の時間窓の電圧データ及び電流データを対象としてそれぞれフーリエ変換し、電圧基本波成分の絶対位相及び漏れ電流基本波成分の絶対位相を検出する手段と、
    前記電圧基本波成分の絶対位相及び漏れ電流基本波成分の絶対位相から、電圧基本波成分を基準とした漏れ電流基本波成分の相対位相を求める手段と、
    漏れ電流基本波成分の振幅を求める手段と、
    漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の余弦とを乗算して抵抗分漏れ電流を演算する手段と、
    を備えたことを特徴とする漏れ電流検出装置。
  7. 電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出装置において、
    電力系統の電圧のゼロクロス点を検出する手段と、
    電力系統の漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、アナログ/ディジタル変換する手段と、
    ディジタル信号に変換された電流データのうち、前記ゼロクロス点のタイミングにて開始する時間窓の電流データを対象としてフーリエ変換し、漏れ電流基本波成分の絶対位相を、電圧基本波成分を基準とした漏れ電流基本波成分の相対位相として同定する手段と、
    漏れ電流基本波成分の振幅を求める手段と、
    漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の余弦とを乗算して抵抗分漏れ電流を演算する手段と、
    を備えたことを特徴とする漏れ電流検出装置。
  8. 請求項6または7に記載した漏れ電流検出装置において、
    更に、漏れ電流基本波成分の振幅と前記相対位相の正弦とを乗算して容量分漏れ電流を演算する手段を備えたことを特徴とする漏れ電流検出装置。
  9. 電力系統の漏れ電流に含まれる抵抗分漏れ電流を容量分漏れ電流と分離して検出する漏れ電流検出装置において、
    電力系統の電圧のゼロクロス点を検出する手段と、
    電力系統の漏れ電流を一定周期にてサンプリングし、アナログ/ディジタル変換する手段と、
    ディジタル信号に変換された電流データのうち、前記ゼロクロス点のタイミングにて開始する時間窓の電流データを対象としてフーリエ変換する手段と、
    このフーリエ変換の過程で得られる漏れ電流基本波成分の複素関数の実数部を抵抗分漏れ電流として同定する手段と、
    を備えたことを特徴とする漏れ電流検出装置。
  10. 請求項9に記載した漏れ電流検出装置において、
    更に、前記複素関数の虚数部を容量分漏れ電流として同定する手段を備えたことを特徴とする漏れ電流検出装置。
  11. 請求項6〜10の何れか1項に記載した漏れ電流検出装置を備え、
    更に、少なくとも電力系統の電圧及び電力の品質監視機能を備えたことを特徴とする系統監視装置。
JP2009033821A 2009-02-17 2009-02-17 漏れ電流検出方法、漏れ電流検出装置及び系統監視装置 Pending JP2010190645A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009033821A JP2010190645A (ja) 2009-02-17 2009-02-17 漏れ電流検出方法、漏れ電流検出装置及び系統監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009033821A JP2010190645A (ja) 2009-02-17 2009-02-17 漏れ電流検出方法、漏れ電流検出装置及び系統監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010190645A true JP2010190645A (ja) 2010-09-02

Family

ID=42816853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009033821A Pending JP2010190645A (ja) 2009-02-17 2009-02-17 漏れ電流検出方法、漏れ電流検出装置及び系統監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010190645A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101157125B1 (ko) 2011-05-04 2012-06-22 주식회사 유컴테크놀러지 저항성 전류 검출 장치 및 검출 방법
JP2015145847A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 三菱電機株式会社 直流アーク検出装置及び方法
JP2017106819A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 日本電信電話株式会社 電流波形測定装置、及び、電流波形測定方法
JP2017118700A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 アイシン精機株式会社 分散型電源システム
CN107683418A (zh) * 2015-06-19 2018-02-09 三菱电机株式会社 泄漏电流检测装置
JP2018128270A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 株式会社日立産機システム 絶縁監視装置および絶縁監視システム
WO2018211577A1 (ja) * 2017-05-16 2018-11-22 三菱電機株式会社 デジタルリレー
WO2019017568A1 (ko) * 2017-07-19 2019-01-24 이현창 누전 탐사 정확도 향상을 위한 장치 및 방법
CN110998347A (zh) * 2017-07-19 2020-04-10 李铉昌 用于提高漏电探查精确度的装置及方法
CN111796205A (zh) * 2020-07-08 2020-10-20 安徽先兆科技有限公司 Ac220v回路电气安全管控方法及***
KR102243149B1 (ko) * 2021-01-12 2021-04-22 사단법인 한마음장애인복지회 누설 전류의 고조파 특성을 고려한 3상 감전 보호 장치 및 이를 포함한 배전반

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03209177A (ja) * 1990-01-10 1991-09-12 Tenpaale Kogyo Kk 絶縁抵抗測定方法
JPH08320353A (ja) * 1995-05-24 1996-12-03 Mitsubishi Electric Corp 酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置
JP2002199579A (ja) * 2000-12-28 2002-07-12 Tokyo Electric Power Co Inc:The 配電系統の監視方法
JP2003177154A (ja) * 2001-10-04 2003-06-27 Hitachi Ltd 漏れ電流又は抵抗計測方法及びその監視装置並びにその監視システム
JP2004064896A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Togami Electric Mfg Co Ltd 絶縁監視装置及びその方法
JP2005172617A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 漏れ電流測定装置
JP2005227132A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Meidensha Corp 絶縁状態監視装置、および絶縁状態監視方法
JP2006204041A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Toshiba Corp 電力系統監視制御システム、方法、プログラム、および管理サーバ
JP2006349424A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyoji Ahei 漏洩電流検出システム及び方法
JP2007127462A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 絶縁監視装置
WO2008072287A1 (ja) * 2006-12-08 2008-06-19 Ohno, Takemi 漏洩電流検出装置及び漏洩電流検出方法
JP2008157838A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 絶縁監視装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03209177A (ja) * 1990-01-10 1991-09-12 Tenpaale Kogyo Kk 絶縁抵抗測定方法
JPH08320353A (ja) * 1995-05-24 1996-12-03 Mitsubishi Electric Corp 酸化亜鉛形避雷器の漏れ電流検出装置
JP2002199579A (ja) * 2000-12-28 2002-07-12 Tokyo Electric Power Co Inc:The 配電系統の監視方法
JP2003177154A (ja) * 2001-10-04 2003-06-27 Hitachi Ltd 漏れ電流又は抵抗計測方法及びその監視装置並びにその監視システム
JP2004064896A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Togami Electric Mfg Co Ltd 絶縁監視装置及びその方法
JP2005172617A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 漏れ電流測定装置
JP2005227132A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Meidensha Corp 絶縁状態監視装置、および絶縁状態監視方法
JP2006204041A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Toshiba Corp 電力系統監視制御システム、方法、プログラム、および管理サーバ
JP2006349424A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyoji Ahei 漏洩電流検出システム及び方法
JP2007127462A (ja) * 2005-11-02 2007-05-24 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 絶縁監視装置
WO2008072287A1 (ja) * 2006-12-08 2008-06-19 Ohno, Takemi 漏洩電流検出装置及び漏洩電流検出方法
JP2008157838A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 絶縁監視装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101157125B1 (ko) 2011-05-04 2012-06-22 주식회사 유컴테크놀러지 저항성 전류 검출 장치 및 검출 방법
JP2015145847A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 三菱電機株式会社 直流アーク検出装置及び方法
CN107683418B (zh) * 2015-06-19 2020-11-03 三菱电机株式会社 泄漏电流检测装置
CN107683418A (zh) * 2015-06-19 2018-02-09 三菱电机株式会社 泄漏电流检测装置
JP2017106819A (ja) * 2015-12-10 2017-06-15 日本電信電話株式会社 電流波形測定装置、及び、電流波形測定方法
JP2017118700A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 アイシン精機株式会社 分散型電源システム
JP2018128270A (ja) * 2017-02-06 2018-08-16 株式会社日立産機システム 絶縁監視装置および絶縁監視システム
WO2018211577A1 (ja) * 2017-05-16 2018-11-22 三菱電機株式会社 デジタルリレー
US11152775B2 (en) 2017-05-16 2021-10-19 Mitsubishi Electric Corporation Digital relay
CN110998347A (zh) * 2017-07-19 2020-04-10 李铉昌 用于提高漏电探查精确度的装置及方法
EP3657185A4 (en) * 2017-07-19 2021-04-07 Hyun Chang Lee DEVICE AND METHOD FOR IMPROVING THE PRECISION OF SEARCHING FOR A SHORT-CIRCUIT
WO2019017568A1 (ko) * 2017-07-19 2019-01-24 이현창 누전 탐사 정확도 향상을 위한 장치 및 방법
US11435407B2 (en) 2017-07-19 2022-09-06 Hyun Chang Lee Device and method for enhancing accuracy of detecting leakage current
CN111796205A (zh) * 2020-07-08 2020-10-20 安徽先兆科技有限公司 Ac220v回路电气安全管控方法及***
CN111796205B (zh) * 2020-07-08 2023-05-05 安徽先兆科技有限公司 Ac220v回路电气安全管控方法及***
KR102243149B1 (ko) * 2021-01-12 2021-04-22 사단법인 한마음장애인복지회 누설 전류의 고조파 특성을 고려한 3상 감전 보호 장치 및 이를 포함한 배전반

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010190645A (ja) 漏れ電流検出方法、漏れ電流検出装置及び系統監視装置
JP5672369B2 (ja) 差動電流の故障電流成分の決定
EP2113994A2 (en) Systems and methods for reducing distortion in a power source using an active harmonics filter
JP5618910B2 (ja) 絶縁劣化監視システム
WO2013155844A1 (zh) 一种三相交流电相序检测方法及装置
US20150015239A1 (en) Apparatus and method for real time harmonic spectral analyzer
JP2002199579A (ja) 配電系統の監視方法
Chang et al. On-line motor condition monitoring system for abnormality detection
CN109031029B (zh) 一种基于单相接地故障的标准电压获取方法及装置
US20140104735A1 (en) Electric network protection
JP3220327B2 (ja) 周波数検出方法と装置および電力系統安定化システム
CN107179476B (zh) 一种配网故障测距方法
JP7339881B2 (ja) 部分放電検出装置および部分放電検出方法
JP5396675B2 (ja) 絶縁監視装置
JP2007139434A (ja) 高圧コンデンサ電流推定方法及びその装置
JP6588261B2 (ja) 絶縁監視装置およびインバータ装置
KR100477504B1 (ko) 에프에프티를 이용한 실시간 전력계통 진동 감시장치
Comanescu Estimation of THD, harmonic components and power factor in three-phase rectifiers
JP6344332B2 (ja) 電力変換装置、発電システム、非基本波成分検出装置および非基本波成分検出方法
KR101645699B1 (ko) 주파수 측정 장치 및 방법
CN115356581B (zh) 分流窃电检测方法、装置及电子设备、存储介质
Hajiaghasi et al. Accurate phasor estimation for smart grid application
KR100964114B1 (ko) 페이저 측정 장치
CN110988469B (zh) 一种快速谐波检测方法
CN112763969A (zh) 一种进行现场谐波电能计量误差检测的装置和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20101215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120808

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120830