JP2010189924A - 合成畳 - Google Patents

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Tadashi Onozawa
正 小野沢
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Abstract

【課題】軽量で待ち運びが容易であるのは勿論のこと、熱が加えられても寸法変化を発生させず、床暖房を行なう住宅に適した合成畳を提供する。
【解決手段】グラスファイバープレスボード2が畳床の芯材として使用し、段ボール紙からなる増厚材4および、ポリエステル不織布またはポリプロピレン不織布等などからなる保護材5、6を積層して畳床の厚さを略25mm以下にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、床暖房にも好ましく適用することができる合成畳に関する。
近年は高気密・高断熱住宅が多くなり、建築材料には気密性・断熱性・防水性等の機能が要求されている。この要求に応えるための畳としては、特許文献1のように、発泡プラスチック製の芯材を用いた合成畳がある。
このような合成畳であれば、軽量で持ち運びが便利であるとともに室温を逃がさず、しかも床下からの冷え込みを防ぐことができるため、夏涼しく冬温かい快適な住まいを実現できるという利点がある。
ところが、このような合成畳であっても、軽量である反面、構成材の多くが発泡プラスチック製の芯材と他の断熱性部材で占められているため、仮に畳厚が60mm程度の合成畳に床暖房を行うと、熱伝導効率が悪く、床暖房には適していない。
また、従来の合成畳から、発泡プラスチック製の芯材の厚さを単に薄くして畳床の厚さを薄くすると、全体としての強度が不足してしまう。
また、特許文献1では、例えば芯材と畳表との間に、軟質発泡樹脂などからなるクッション材が介在されているが、このクッション材が介在されていると床暖房を行った場合に熱変形してしまい、畳床の寸法変化を生じさせるという問題もあった。
特開平8−232447号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑みてなされたもので、軽量で待ち運びが容易であるのは勿論のこと、床暖房を行なう住宅に適しており、熱が加えられても寸法変化を生じさせない合成畳を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明に係る合成畳は、グラスファイバープレスボードが畳床の芯材として使用されていることを特徴としている。
このような合成畳によれば、薄畳であっても十分な強度を有し、また床暖房を行なった場合にも熱変形が生じず、長期に渡り所定の寸法を維持することができる。
ここで、グラスファイバープレスボードは、1または複数枚で構成されていても良い。
複数枚で構成する場合、グラスファイバープレスボードの厚さを種々用意すれば、これらの組み合わせにより様々な厚さの合成畳を提供することができる。
また、本発明では、前記グラスファイバープレスボードの上層に段ボール紙からなる増厚材が介在されていても良い。
このように増厚材を用いれば、他の部材の厚さに係わらず全体の厚さ調整を容易に行なうことができる。
さらに、本発明では、前記グラスファイバープレスボードの下層に発泡シートからなる保護材が介在されていても良い。
このように保護材が下層に介在されていれば、衝撃、落下などからグラスファイバープレスボードの芯材を保護することができる。さらに、保護材を用いても全体の厚さが薄い合成畳であることから、床暖房を損なう程の熱伝導性の低下が生じることもない。
本発明に係る合成畳によれば、十分な機械的強度を有するグラスファイバープレスボードにより芯材の機能が発揮されるとともに、床暖房を行なった場合にも寸法安定性を維持することができる。勿論、軽量であることから持ち運びが容易である。また、厚さの異なるグラスファイバープレスボードを複数種類用意すれば、これらの組み合わせにより、様々な厚さの合成畳を提供することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る合成畳の断面図である。 図2は、本発明の他実施例に係る合成畳の断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る合成畳について説明する。
図1は本発明の一実施例による合成畳Aの縦断面図である。 この合成畳では、畳床の芯材として、ポリプロピレンにグラスファイバーを混合させたグラスファイバープレスボード2が2枚積層して使用されている。このグラスファイバープレスボード2は、自動車の内装品などに広く使用されている混合板であり、例えば、中川産業株式会社から商品名GF−PPプレスボードとして市販されている。このようなグラスファイバープレスボード2は、引張強度が非常に強く耐熱性に優れ、燃え難く、薬品に侵され難く、電気絶縁性に良好で吸湿性が少なく、吸音性にも優れるといった利点がある。なお、本実施例によるグラスファイバープレスボード2のポリプロピレンとグラスファイバーとの混合比は1:1であるが、他の割合であっても良い。
本発明では、同じ厚さのグラスファイバープレスボード2を2枚あるいはそれ以上積層して用いることもできるが、厚さの異なるグラスファイバープレスボードを複数種類用意し、これらを組み合わせて使用することもできる。このように厚さの異なるものを用意すれば、さらに多種多様の厚さを構成することができる。
一方、本実施例では、このようなグラスファイバープレスボード2の表面側に、厚さを調整する増厚材4として段ボール紙が介在されている。なお、この増厚材4は必須のものではない。
さらに、本実施例では、芯材としてのグラスファイバープレスボード2、2の下面側および増厚材4を挟んでその上面側には、それぞれ発泡シートからなる保護材5,6が介在されている。そして、保護材6の上面を覆うように畳表7が、保護材5の下面を覆うように裏面材8が設置されている。
本実施例では、このような保護材5,6および裏面材8が介在されても、畳床としての
全体の厚さが薄いので、熱導電性が損なわれることはない。
以下に、芯材としてのグラスファイバープレスボード2、厚さ調整に必要な増厚材4、これらを覆う保護材5,6、さらには畳表7、裏面材8の材質、厚さなどについて説明する。
上記の材質からなるグラスファイバープレスボード2の厚さとしては、3mm、4mm、5mmなどを例示することができる。このような複数種類の厚さを用意すれば、全体として、7mm、8mm、9mm、10mmなどの芯材を提供することができる。勿論、3枚組み合わせて用いても良い。
段ボール紙からなる増厚材4としては、例えば、2mmのものを採用することができるが、他の厚さであっても良い。
保護材5,6はポリエステル不織布またはポリプロピレン不織布等などからなり、厚さ1mm〜2mm程度のものを好ましく使用することができる。
畳表7は、イグサなどからなり、1mm〜2mmである。裏面材8はポリオレフィンクロス、不織布等で構成することができ、中でも、クラフト紙を貼り合わせたポリエチレンテープヤーンを好ましく用いることができる。裏面材8は、通常1mmである。
このような合成畳Aは、例えば全体が25mm以下の薄畳として構成される。
なお、これら畳表7、保護材6、増厚材4、グラスファイバープレスボード2,2、保護材5、裏面材8を図示しない縫糸で一括して縫合固定している。縫糸としては、ビニロン系又はポリプロピレン系の糸が用いられている。
本実施例の合成畳では、上下の層間に接着剤が介在されず、全て縫糸で一体化されているため、各層間は適宜な移動が可能であるため、復元性が良好で、どの部分を踏んだとしても硬さは均一である。
上記構成の合成畳Aに対して上側から荷重が加わった場合、十分な機械的強度を有する2枚重ねのグラスファイバープレスボード2,2により、荷重を吸収することができる。
以上、本発明の一実施例に係る合成畳Aについて説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されない。
例えば、上記実施例の合成畳Aでは、上側と下側に保護材6,5をそれぞれ設けているが、少なくとも下側に保護材5が設置されていれば良い。
図2は他の実施例である合成畳Bを示す断面図である。この合成畳Bでは、中心部の芯材として一枚物のグラスファイバープレスボード3が使用されている。その他の構成は図1の合成畳Aと同様である。このように一枚物のグラスファイバープレスボード3を用いた合成畳Bであっても、床暖房を効果的に行うことができる。
2、3 グラスファイバープレスボード
4 増厚材
5 保護材
7 畳表
8 裏面材
A、B 合成畳

Claims (5)

  1. グラスファイバープレスボードが畳床の芯材として使用されていることを特徴とする合成畳。
  2. 前記グラスファイバープレスボードが1または複数枚使用されていることを特徴とする請求項1に記載の合成畳。
  3. 前記グラスファイバープレスボードの上層に段ボール紙からなる増厚材が介在されていることを特徴とする請求項1または2に記載の合成畳。
  4. 前記グラスファイバープレスボードの下層に発泡シートからなる保護材が介在されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の合成畳。
  5. 前記畳床の厚さが、全体で25mm以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の合成畳。
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