JP2010188623A - ヘッドユニット、及び、流体噴射装置 - Google Patents

ヘッドユニット、及び、流体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画質の向上を図る。
【解決手段】第1ノズルから流体を噴射するために駆動される第1駆動素子と、第1ノズルとは別の第2ノズルから流体を噴射するために駆動される第2駆動素子と、第1駆動素子及び第2駆動素子の駆動を制御する制御部であって、駆動信号を第1駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第1スイッチと、駆動信号を第2駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第2スイッチとを有する制御部と、第1スイッチから第1駆動素子に駆動信号を伝送するための第1伝送線と、第2スイッチから第2駆動素子に駆動信号を伝送するための第2伝送線であって、第1伝送線よりも小さい抵抗を有する第2伝送線と、を有し、第2スイッチのオン抵抗が、第1スイッチのオン抵抗よりも大きい。
【選択図】図7

Description

本発明は、ヘッドユニット、及び、流体噴射装置に関する。
流体噴射装置の一例として、インクを噴射するインクジェットプリンターが知られている。このようなプリンターには、ヘッドユニットが備えられており、ヘッドユニットには、複数のノズルと、各ノズルに対応した駆動素子(例えばピエゾ素子)が設けられている。そして、駆動信号を選択的に駆動素子に印加し、その駆動素子の動作に基づいて、対応するノズルからインクが噴射される。
特開平11-300956号公報
このようなヘッドユニットでは、後述するように、各駆動素子に駆動信号を印加するまでの径路における抵抗が駆動素子毎に異なることがあった。あるいは、駆動素子毎に、スイッチ回路のオン抵抗が異なる場合があった。そして、この抵抗の違いにより、駆動信号の波形が駆動素子毎に異なってしまうおそれがあった。このように駆動信号の波形が駆動素子毎に異なると、各ノズルから噴射されるインクの量や飛翔速度がノズル毎に異なることになり、画質が劣化するという問題があった。
そこで本発明は、画質の向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、第1ノズルから流体を噴射するために駆動される第1駆動素子と、前記第1ノズルとは別の第2ノズルから前記流体を噴射するために駆動される第2駆動素子と、前記第1駆動素子及び前記第2駆動素子の駆動を制御する制御部であって、駆動信号を前記第1駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第1スイッチと、前記駆動信号を前記第2駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第2スイッチとを有する制御部と、前記第1スイッチから前記第1駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第1伝送線と、前記第2スイッチから前記第2駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第2伝送線であって、前記第1伝送線よりも小さい抵抗を有する第2伝送線と、を有し、前記第2スイッチのオン抵抗が、前記第1スイッチのオン抵抗よりも大きいことを特徴とするヘッドユニットである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンターの全体構成のブロック図である。 図2Aは、プリンターの斜視図である。図2Bは、プリンターの横断面図である。 ヘッドコントローラーHCの説明図である。 各信号のタイミングの説明図である。 ヘッドコントローラーHC周辺の分解斜視図である。 ヘッドコントローラーHCの出力側の2個の配線の長さの説明図である。 第1実施形態の説明図である。 図8A及び図8Bは、バンド印刷の印刷方式を示す説明図である。 第2実施形態の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
第1ノズルから流体を噴射するために駆動される第1駆動素子と、前記第1ノズルとは別の第2ノズルから前記流体を噴射するために駆動される第2駆動素子と、前記第1駆動素子及び前記第2駆動素子の駆動を制御する制御部であって、駆動信号を前記第1駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第1スイッチと、前記駆動信号を前記第2駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第2スイッチとを有する制御部と、前記第1スイッチから前記第1駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第1伝送線と、前記第2スイッチから前記第2駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第2伝送線であって、前記第1伝送線よりも小さい抵抗を有する第2伝送線と、を有し、前記第2スイッチのオン抵抗が、前記第1スイッチのオン抵抗よりも大きいことを特徴とするヘッドユニットが明らかとなる。
このようなヘッドユニットによれば、画質の向上を図ることができる。
かかるヘッドユニットであって、前記第2伝送線の長さが、前記第1伝送線の長さよりも短くてもよい。また、前記第2伝送線の太さが、前記第1伝送線の太さよりも太くてもよい。
かかるヘッドユニットであって、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、それぞれトランジスタを備えており、前記第1スイッチの前記トランジスタと、前記第2スイッチの前記トランジスタの形状が異なることが望ましい。
このようなヘッドユニットによれば、第1スイッチのオン抵抗と第2スイッチのオン抵抗の大きさを確実に変えることができる。
かかるヘッドユニットであって、前記制御部は、半導体集積回路によって構成されており、前記制御部を半導体プロセスにて形成する際に、前記第1スイッチの前記トランジスタと前記第2スイッチの前記トランジスタの形状を異ならせていることが望ましい。
このようなヘッドユニットによれば、容易に、且つ、正確に、各スイッチのオン抵抗を調整することができる。
また、かかるヘッドユニットを備える流体噴射装で、前記第1ノズルから流体を噴射させることによって媒体に第1ドット列を形成し、前記第2ノズルから流体を噴射させることによって前記媒体に第2ドット列を形成する際に、前記第1ドット列と前記第2ドット列とが隣接する場合に、この隣接するドット列の画質の差を目立たなくすることができる。
また、第1ノズルから流体を噴射するために駆動される第1駆動素子と、前記第1ノズルとは別の第2ノズルから前記流体を噴射するために駆動される第2駆動素子と、前記第1駆動素子及び前記第2駆動素子の駆動を制御する制御部であって、駆動信号を前記第1駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第1スイッチと、前記駆動信号を前記第2駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第2スイッチとを有する制御部と、前記第1スイッチから前記第1駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第1伝送線と、前記第2スイッチから前記第2駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第2伝送線であって、前記第1伝送線の長さよりも短い第2伝送線と、を有し、前記第1伝送線の太さが、前記第2伝送線の太さよりも太いことを特徴とするヘッドユニットが明らかとなる。
このようなヘッドユニットによれば、画質の向上を図ることができる。
また、かかるヘッドユニットを備える流体噴射装で、前記第1ノズルから流体を噴射させることによって媒体に第1ドット列を形成し、前記第2ノズルから流体を噴射させることによって前記媒体に第2ドット列を形成する際に、前記第1ドット列と前記第2ドット列とが隣接する場合に、この隣接するドット列の画質の差を目立たなくすることができる。
以下の実施形態では、インクジェットプリンター(以下、プリンター1ともいう)を例に挙げて説明する。
===プリンターの構成===
図1は、本実施形態のプリンター1の全体構成のブロック図である。また、図2Aは、プリンター1の斜視図であり、図2Bは、プリンター1の横断面図である。以下、本実施形態のプリンター1の基本的な構成について説明する。
本実施形態のプリンター1は、搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、検出器群50、及びコントローラー60を有する。外部装置であるコンピューター110から印刷データを受信したプリンター1は、コントローラー60によって各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40)を制御する。コントローラー60は、コンピューター110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、紙に画像を印刷する。プリンター1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラー60に出力する。コントローラー60は、検出器群50から出力された検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙Sなど)を所定の方向(以下、搬送方向という)に搬送させるためのものである。この搬送ユニット20は、給紙ローラー21と、搬送モーター22(PFモーターとも言う)と、搬送ローラー23と、プラテン24と、排紙ローラー25とを有する。給紙ローラー21は、紙挿入口に挿入された紙をプリンター内に給紙するためのローラーである。搬送ローラー23は、給紙ローラー21によって給紙された紙Sを印刷可能な領域まで搬送するローラーであり、搬送モーター22によって駆動される。プラテン24は、印刷中の紙Sを支持する。排紙ローラー25は、紙Sをプリンターの外部に排出するローラーであり、印刷可能な領域に対して搬送方向下流側に設けられている。
キャリッジユニット30は、ヘッドを所定の方向(以下、移動方向という)に移動(「走査」とも呼ばれる)させるためのものである。キャリッジユニット30は、キャリッジ31と、キャリッジモーター32(CRモーターとも言う)とを有する。キャリッジ31は、移動方向に往復移動可能であり、キャリッジモーター32によって駆動される。また、キャリッジ31は、インクを収容するインクカートリッジを着脱可能に保持している。
ヘッドユニット40は、紙にインクを噴射するためのものである。ヘッドユニット40は、複数のノズルを有するヘッド41と、ヘッドコントローラーHC(制御部に相当する)とを備える。このヘッド41はキャリッジ31に設けられているため、キャリッジ31が移動方向に移動すると、ヘッド41も移動方向に移動する。そして、ヘッド41が移動方向に移動中にインクを断続的に噴射することによって、移動方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が紙に形成される。
なお、ヘッドの構成及びヘッドコントローラーHCの詳細については後述する。
検出器群50には、リニア式エンコーダー51、ロータリー式エンコーダー52、紙検出センサー53、および光学センサー54等が含まれる。リニア式エンコーダー51は、キャリッジ31の移動方向の位置を検出する。ロータリー式エンコーダー52は、搬送ローラー23の回転量を検出する。紙検出センサー53は、給紙中の紙の先端の位置を検出する。光学センサー54は、キャリッジ31に取付けられている発光部と受光部により、紙の有無を検出する。そして、光学センサー54は、キャリッジ31によって移動しながら紙の端部の位置を検出し、紙の幅を検出することができる。また、光学センサー54は、状況に応じて、紙の先端(搬送方向下流側の端部であり、上端ともいう)・後端(搬送方向上流側の端部であり、下端ともいう)も検出できる。
コントローラー60は、プリンターの制御を行うための制御ユニットである。コントローラー60は、インターフェイス部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64と、駆動信号生成部65とを有する。インターフェイス部61は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。CPU62は、プリンター全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
なお、駆動信号生成部65は、共通駆動信号COMを生成する。駆動信号生成部65で生成された共通駆動信号COMは、可撓性を有するフレキシブルケーブル71によって、本体側(コントローラー60)からヘッド側(ヘッドユニット40)に送信される。
===ヘッドの構成について===
<ヘッドコントローラーについて>
図3は、ヘッドコントローラーHCの説明図であり、図4は、各信号のタイミングの説明図である。
ヘッドコントローラーHCは、第1シフトレジスタ81Aと、第2シフトレジスタ81Bと、第1ラッチ回路82Aと、第2ラッチ回路82Bと、デコーダ83と、制御ロジック84と、スイッチ86を備えている。そして、制御ロジック84を除いた各部(すなわち、第1シフトレジスタ81A、第2シフトレジスタ81B、第1ラッチ回路82A、第2ラッチ回路82B、デコーダ83、スイッチ86)は、それぞれピエゾ素子417毎に設けられる。なお、ピエゾ素子417は、ノズルからインクを噴射するために駆動される素子(駆動素子)であり、ヘッド41においてノズル毎に設けられている。
ヘッドコントローラーHCには、共通駆動信号COM、ラッチ信号LAT、チェンジ信号CH、画素データSI、クロック信号CLKが入力される。以下、これらの信号について説明する。
共通駆動信号COMは、繰り返し周期Tにおける期間T11で生成される第1波形部SS11と、期間T12で生成される第2波形部SS12と、期間T13で生成される第3波形部SS13とを有する。ここで、第1波形部SS11は駆動パルスPS1を有している。また、第2波形部SS12は駆動パルスPS2を、第3波形部SS13は駆動パルスPS3をそれぞれ有している。そして、駆動パルスPS1、駆動パルスPS2及び駆動パルスPS3は、後で詳述する大ドットの形成時にピエゾ素子417へ印加されるものであり、互いに同じ波形をしている。また、駆動パルスPS1と駆動パルスPS2は、後で詳述する中ドットの形成時にも、ピエゾ素子417へ印加されるものである。また、駆動パルスPS1は、後で詳述する小ドットの形成時にも、ピエゾ素子417へ印加されるものである。なお、駆動パルスがピエゾ素子417に印加されない場合は、インクが噴射されない(ドットが形成されない)。
この共通駆動信号COMは、ピエゾ素子417毎に設けられたスイッチ86にそれぞれ入力されている。スイッチ86は、共通駆動信号COMをピエゾ素子417に印加するか否かのオン/オフ制御を行う。このオン/オフ制御により、共通駆動信号COMの一部分を、選択的にピエゾ素子417へ印加させることができ、これにより、ドットの大きさを変更することができる。このように、各波形部は、ピエゾ素子417へ印加される一単位である。なお、各波形部をピエゾ素子417へ印加させるための制御については、後で詳しく説明する。
ラッチ信号LATは、繰り返し周期T(1画素の区間をヘッド41が移動する期間)を示す信号である。ラッチ信号LATは、リニア式エンコーダー51の信号に基づいて、コントローラー60によって生成され、制御ロジック84とラッチ回路(第1ラッチ回路82A、第2ラッチ回路82B)に入力される。
チェンジ信号CHは、繰り返し周期Tを3等分した期間を示す信号である。チェンジ信号CHは、リニア式エンコーダー51の信号に基づいてコントローラー60によって生成され、制御ロジック84に入力される。
画素データSIは、画素毎の階調(ドット無し、小ドット、中ドット、大ドット)を示す信号である。この画素データは、1個のノズルに対して2ビットずつで構成されている。例えば、ノズル数が64個の場合、2ビット×64の画素データSIが繰り返し周期T毎にコントローラー60から送られてくることになる。なお、画素データSIは、第1シフトレジスタ81A及び第2シフトレジスタ81Bに入力される。
クロック信号CLKは、コントローラー60から送られる画素データSIを、各シフトレジスタ(第1シフトレジスタ81A、第2シフトレジスタ81B)にセットする際に用いられる信号である。
次に、ヘッドコントローラーHCで生成される信号について説明する。ヘッドコントローラーHCでは、選択信号q0〜q3、スイッチ制御信号SW、印加信号が生成される。
選択信号q0〜q3は、ラッチ信号LATとチェンジ信号CHに基づいて、制御ロジック64で生成される。そして生成された選択信号q0〜q3は、ピエゾ素子417毎に設けられたデコーダ83にそれぞれ入力される。
スイッチ制御信号SWは、各ラッチ回路(第1ラッチ回路82A、第2ラッチ回路82B)にラッチされた画素データ(2ビット)に基づいて、選択信号q0〜q3の何れかがデコーダ83によって選択されたものである。各デコーダ83で生成されたスイッチ制御信号SWは、対応するスイッチ86にそれぞれ入力される。
印加信号は、共通駆動信号COMとスイッチ制御信号に基づいてスイッチ86から出力される。この印加信号は、各スイッチ86と対応するピエゾ素子417にそれぞれ印加される。
(ヘッドコントローラーHCの動作)
ヘッドコントローラーHCは、コントローラー60からの画素データSIに基づき、インクを噴射させるための制御を行う。すなわち、ヘッドコントローラーHCは、印刷データに基づいてスイッチ86のオン/オフを制御し、共通駆動信号COMの必要な波形部を選択的にピエゾ素子417へ印加させている。言い換えると、ヘッドコントローラーHCは、各ピエゾ素子417の駆動を制御している。本実施形態では、画素データSIが2ビットで構成されている。そして、転送用クロックCLKに同期して、この画素データSIが記録ヘッド41へ送られてくる。さらに、画素データSIの上位ビット群が各第1シフトレジスタ81Aにセットされ、下位ビット群が各第2シフトレジスタ81Bにセットされる。第1シフトレジスタ81Aには第1ラッチ回路82Aが電気的に接続され、第2シフトレジスタ81Bには第2ラッチ回路82Bが電気的に接続されている。そして、コントローラー60からのラッチ信号LATがHレベルになると、各第1ラッチ回路82Aは対応する画素データSIの上位ビットをラッチし、各第2ラッチ回路82Bは画素データSIの下位ビットをラッチする。第1ラッチ回路82A及び第2ラッチ回路82Bでラッチされた画素データSI(上位ビットと下位ビットの組)はそれぞれ、デコーダ83に入力される。デコーダ83は、第1ラッチ回路82A及び第2ラッチ回路82Bにラッチされた画素データSIに応じて、制御ロジック84から出力される選択信号q0〜q3のうちの一つの選択信号(例えば選択信号q1)を選択し、選択され選択信号をスイッチ制御信号SWとして出力する。各スイッチ86は、スイッチ制御信号に応じてオン/オフされて、駆動信号COMに含まれる波形部を選択的にピエゾ素子417へ印加する。
(画素データとドットの関係)
まず、ドットの非形成の場合(画素データSIがデータ[00]の場合)について説明する。画素データ[00]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q0が出力される。選択信号q0は、画素データSIが[00]であるノズルに対し、任意の時点で、スイッチ86をオンするかオフするかを示す信号で、制御ロジック84が出力するが、制御ロジック84は、ラッチ信号LATかチェンジ信号CHのパルスごとに(予め定められたとおりに)値が規定される(なお、選択信号q1〜q3も同様である)。
これにより、期間Tにおいてスイッチ86がオフ状態になる。この結果、共通駆動信号COMの駆動パルスはピエゾ素子417へ印加されない。この場合、ノズルからはインク滴は噴射されない。
次に、小ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[01]の場合)について説明する。画素データ[01]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q1が出力される。これにより、期間T11においてスイッチ86がオン状態になり、期間T12及び期間T13においてスイッチ86がオフ状態になる。この結果、共通駆動信号COMの第1波形部SS11が有する駆動パルスPS1がピエゾ素子417へ印加され、ノズルからは小ドットに対応する量のインク滴が噴射される。
次に、中ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[10]の場合)について説明する。画素データ[10]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q2が出力される。これにより、期間T11及び期間T12においてスイッチ86がオン状態になり、期間T13ではスイッチ86がオフ状態になる。この結果、共通駆動信号COMの第1波形部SS11が有する駆動パルスPS1と、共通駆動信号COMの第2波形部SS12が有する駆動パルスPS2がピエゾ素子417へ印加され、ノズルからは中ドットに対応する量のインク滴(中インク滴)が噴射される
次に、大ドットの形成の場合(画素データSIがデータ[11]の場合)について説明する。画素データ[11]がラッチされている場合、スイッチ制御信号SWとして選択信号q3が出力される。これにより、期間T11、期間T12及び期間T13においてスイッチ86はオン状態になる。この結果、共通駆動信号COMの第1波形部SS11が有する駆動パルスPS1と、共通駆動信号COMの第2波形部SS12が有する駆動パルスPS2と、共通駆動信号COMの第3波形部SS13が有する駆動パルスPS3とがピエゾ素子417へ順に印加され、ノズルからは大ドットに対応する量のインク滴(大インク滴)が噴射される。
<ヘッドコントローラーHCからピエゾ素子までの配線について>
図5は、ヘッドコントローラーHC周辺の分解斜視図である。以下、図を参照しつつヘッドコントローラーHCからピエゾ素子までの配線について説明する。
まず、本実施形態のヘッド部分の構成について説明する。図に示すように、本実施形態のプリンター1は、ヘッド部分にヘッド41と、テープキャリアパッケージ(Tape Carrier Package:以下TCPともいう)とを備えている。
ヘッド41は、ノズルプレート42と、リザーバプレート43と、アクチュエータ部44とを有している。ノズルプレート42は、6列のノズル開口が形成されている。また、その各列につき、それぞれ64個のノズル開口が搬送方向に並んで形成されている。下記の説明では、搬送方向下流側から順に各ノズルに#1〜#64の番号を付けている。リザーバプレート43は、インクを貯留するリザーバ(貯留室)とノズル毎の圧力発生室とを形成する。アクチュエータ部44には、ノズル毎に対応してピエゾ素子が設けられており、このピエゾ素子の動作に応じて、リザーバプレート43の圧力発生室内を膨張・収縮させる。また、アクチュエータ部44には、ノズル毎(ピエゾ素子毎)に接続端子Taが設けられている。つまり、1つのノズル列につき64個の接続端子Taが設けられている。
TCPは、本体側(コントローラー60)からの入力信号に基づいてヘッドの駆動を制御するヘッドコントローラーHCをFPC(Flexible printed circuit)に実装し、必要な配線パターンを形成して構成されている。なお、ヘッドコントローラーHCは半導体集積回路(IC)によって構成されている。
ヘッドコントローラーHCの入力側の配線は、前述した共通駆動信号COM、ラッチ信号LAT、チェンジ信号CH、画素データSI、クロック信号CLKなどを伝送するものである。
また、同図では示していないがヘッドコントローラーHCの出力側の配線は、印加信号を各ピエゾ素子に伝送する。
なお、TCPには、アクチュエータ部44との接続端子Tbが、ノズル毎に設けられている。つまり、1つのノズル列につき64個の接続端子Tbが設けられている。このTCPの接続端子Tbはアクチュエータ44の接続端子Taとそれぞれ対応している。そして、ヘッドコントローラーHCから出力される印加信号は、出力側の配線を通り、接続端子Tb、接続端子Taを介してピエゾ素子に印加される。
図6は、ヘッドコントローラーHCの出力側の2個の配線の長さの説明図である。
図では、ヘッドコントローラーHCに最も近い接続端子Tbまでの配線と、最も遠い接続端子Tbまでの配線を太線で示している。図に示すように、ノズル#1に対応する接続端子Tbまでの配線は最も長く、ノズル#64に対応する接続端子Tbまでの配線は最も短い。ここでは、配線長さについて、倍程度の違いがある。なお、この場合、ノズル#1は第1ノズルに相当し、ノズル#1に対応するスイッチ86からピエゾ素子417に共通駆動信号COMを伝送するための配線が第1伝送線に相当する。また、ノズル#64は第2ノズルに相当し、ノズル#64に対応するスイッチ86からピエゾ素子417に共通駆動信号COMを伝送するための配線が第2伝送線に相当する。
===比較例===
本実施形態について説明する前に、比較例について説明する。比較例では、ヘッドコントローラーHCの各スイッチのオン抵抗を一定(例えば50Ω)とする。また、前述したように、各ノズル列において、ヘッドコントローラーHCの出力側の配線長さに倍程度の違いがあるので、配線抵抗も倍程度の違いがある。例えば、出力側の配線のうち、短いものは5Ω、長いものは10Ωとする。
このような構成の場合、ヘッドコントローラーHCの出力側の伝送径路の抵抗の違いによって、各ピエゾ素子に対する印加信号の波形の鈍り方がノズル毎に異なる。このため、インクを噴射する際のインク重量やインク飛翔速度がノズル毎に異なってしまい、画質が劣化する。
===第1実施形態===
比較例では、各スイッチのオン抵抗が一定であった。これに対して、第1実施形態では、スイッチ86を構成するトランジスタのオン抵抗を段階的に変えている。なお、本実施形態では、オン抵抗は、2Ω単位で設定している。ここでは、56Ω、54Ω、52Ω、50Ωの4段階に設定をしている。この設定方法としては、例えば、トランジスタを大きくしてオン抵抗を下げても良いし、トランジスタを小さくしてオン抵抗を上げてもよい。ヘッドコントローラーHCはICによって構成されているので、ICを製造するときの半導体プロセスにより各トランジスタのサイズを変えてスイッチ86を形成できる。
図7は、第1実施形態の説明図である。
第1実施形態では、ヘッドコントローラーHCの出力側の配線が長くなるもの(スイッチ86から接続端子Tbまでの配線の抵抗が大きいもの)ほど、トランジスタを大きくして、スイッチ86のオン抵抗を下げている。
具体的には、ノズル#1〜#16に対応するトランジスタのオン抵抗は50Ω、ノズル#17〜#32に対応するトランジスタのオン抵抗は52Ω、ノズル#33〜#48に対応するトランジスタのオン抵抗は54Ω、ノズル#49〜#64に対応するトランジスタのオン抵抗は56Ω、としている。
このようにすることで、スイッチ86のオン抵抗と配線抵抗の和について、ノズル毎の差が抑制される。これにより、インクを噴射する際のノズル毎のインク重量やインク飛翔速度を揃えることができ、画質を向上させることができる。
<印刷方式について>
図8A及び図8Bは、印刷方式の一例として、バンド印刷の場合の印刷方式を示す説明図である。ここで、「バンド印刷」とは、ノズルピッチがドット間隔と等しく、連続した複数のラスタラインを1回のパスで印刷する印刷方式を意味する。なお、「パス」とは移動方向に移動中のノズルからインクを噴射することによるドット形成動作のことである。以下、n回目のパスことを「パスn」ともいう。また、1回のパスで印刷される複数のラスタラインのことを「バンド」と呼び、この複数のラスタラインの幅を「バンド幅」と呼ぶ。この印刷方式ではバンド幅と等しい搬送量で紙Sの間欠的な搬送が行なわれる。
なお、図中の左側は、パスの際のヘッド41及びノズルの位置を示しており、図中の右側の丸はパスによって形成されるドットを示している。なお、黒丸は、形成された直後のドットを示し、白丸は、前のパスで形成されたドットを示している。
バンド印刷では、まず図8Aに示すように、1回のパス(パス1)によって、ヘッド41の各ノズルに対応する64個のドット列がノズルピッチ間隔(180dpi)で形成される。その後、紙Sがバンド幅(64/180インチ)で搬送方向下流側に搬送される。これにより、紙Sに対するヘッド41の相対位置が搬送方向上流側に移動する。そして、図8Bに示すように、次のパス(パス2)によって、パス1で形成されたラスタラインの下側(搬送方向上流側)に、ヘッド41の各ノズルに対応する64個のドット列がノズルピッチ間隔(180dpi)で形成される。
以下、同様に、パスと紙Sの搬送動作を繰り返し行なうことによって、移動方向に並ぶドット列及び搬送方向に並ぶドット列が形成される。
このように、バンド印刷では、ノズル#64によって形成されたドット列と、ノズル#1によって形成されたドット列が隣接することになる。
第1実施形態の構成によってバンド印刷を行うと、比較例の構成でバンド印刷した場合と比較して、ノズル#1によって形成されたドット列とノズル#64によって形成されたドット列が隣接しても、その差が目立たない。もし仮に、比較例の構成でバンド印刷を行うと、ノズル#1によって形成されたドット列と、ノズル#64によって形成されたドット列との差が大きく、パスの境界が目立ち、画質が劣化することになる。このように、本実施形態は、バンド印刷を行なう場合に特に効果がある。
なお、本実施形態では、各ノズルに対応する配線の長さに応じて、スイッチ86のオン抵抗を変えていたが、これには限定されない。例えば、各ノズルに対応する配線の太さが異なることにより配線抵抗が異なる場合にも適用できる。この場合、太い配線(配線抵抗小)に対応するスイッチ86のオン抵抗を大きく、細い配線(配線抵抗大)に対応するスイッチ86のオン抵抗を小さくするようにすればよい。また、あるいは、配線の材質によって抵抗が異なる場合も同様に、スイッチ86のオン抵抗を調整するようにすればよい。要するに、スイッチ86からの配線抵抗が小さいほど(大きいほど)、スイッチ86のオン抵抗が大きく(小さく)なるようにすればよい。こうすることにより、スイッチ86のオン抵抗と配線抵抗の和について、ノズル毎の差が抑制される。よって、インクを噴射する際のノズル毎のインク重量やインク飛翔速度を揃えることができ、画質を向上させることができる。
===第2実施形態===
第2実施形態では、ヘッドコントローラーHCの出力側の配線の抵抗を段階的に変えている。ここでは、配線の抵抗を配線の太さによって2種類に設定する。例えば、出力側の配線が長い所では、配線を太くして抵抗を下げる。このように第2実施形態では、配線の太さを調整して、出力側の配線の形成を行っている。なお、第2実施形態では、スイッチ86のオン抵抗は一定(50Ω)である。
図9は、第2実施形態の説明図である。
前述したように第2実施形態では、ヘッドコントローラーHCの出力側の配線が長くなるものほど、出力側の配線を太くして、配線の抵抗値を下げる。
例えば、ノズル#1〜ノズル#32の配線は、通常よりも太く(通常よりも抵抗値が小さく)、ノズル#33〜ノズル#64の配線は、通常通りの太さ(通常の抵抗値)にする。こうすることにより、図に示すように、ノズル#1の配線抵抗と、ノズル#64の配線抵抗とを同じ(5Ω)にしている。
こうすることにより、例えば前述したバンド印刷を行う場合、ノズル#1によって形成されたドット列とノズル#64によって形成されたドット列が隣接しても、第1実施形態と同様に、その差が目立たない。よって画質を向上させることができる。
但し、この場合、ノズル#1〜ノズル#32では番号が大きいほど配線抵抗が小さくなり、ノズル#33〜ノズル#64では番号が小さいほど配線抵抗が大きくなる。このため、ノズル#32とノズル#33の境界で画質に差が生じてしまう。よって、ノズル#1〜ノズル#32は番号が大きいほど(配線長さが短いほど)太さを太くし、ノズル#33〜ノズル#64は番号が小さいほど(配線長さが長いほど)太さを細くすることによって、配線抵抗の値を揃えるようにすることが望ましい。つまり、配線長さに応じて太さを調整することが望ましい。
このように、第2実施形態においても、スイッチ86のオン抵抗と配線抵抗の和について、ノズル毎の差が抑制される。これにより、インクを噴射する際のノズル毎のインク重量やインク飛翔速度を揃えることができ、画質を向上させることができる。
===第3実施形態===
第3実施形態では、各スイッチを構成するトランジスタのオン抵抗と、ヘッドコントローラーHCの配線の抵抗(配線太さ)とを組み合わせる。例えば、オン抵抗は、第1実施形形態と同様に、56Ω、54Ω、52Ω、50Ωの4段階に設定し、配線太さは第2実施形態と同様に2種類設定する。そして、これらの組み合わせによって各ノズルに対応する抵抗を設定する。
例えば、ノズル#1〜ノズル#16に対応するトランジスタのオン抵抗を50Ω、ノズル#17〜ノズル#32に対応するトランジスタのオン抵抗を52Ω、ノズル#33〜ノズル#48に対応するトランジスタのオン抵抗を54Ω、ノズル#49〜ノズル#64に対応するトランジスタのオン抵抗を56Ωとする。そして、さらに、同じオン抵抗に設定された各16のノズルのうち、配線長さの短い側(番号の大きい側)の8本の配線を細くし、配線長さの長い側(番号の小さい側)の8本の配線を太くする。例えば、ノズル#1〜ノズル#16の場合、ノズル#1〜ノズル#8の配線は太くし、ノズル#9〜ノズル#16の配線は細くする。同様に、ノズル#17〜ノズル#24、ノズル#33〜ノズル#40、ノズル#49〜ノズル#56の配線は太くし、ノズル#25〜ノズル#32、ノズル#41〜ノズル#48、ノズル#57〜ノズル#64の配線は細くする。
このようにすることで、スイッチ86のオン抵抗と配線抵抗の和について、ノズル毎の差が抑制される。よって、画質をより向上させることができる。
===その他の実施形態===
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<液体噴射装置について>
前述の実施形態では、液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンターが説明されている。但し、液体噴射装置はインクジェットプリンターに限られるものではなく、インク以外の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような液状体も含む)や液体以外の流体(流体として噴射できる固体、例えば粉体)を噴射する流体噴射装置にも適用可能である。例えば、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる液状の色剤や電極材などを噴射する噴射装置や、バイオチップ製造に用いられる液状の生体有機物を噴射する噴射装置に、前述の実施形態を適用しても良い。
<インクについて>
前述の実施形態は、プリンターの実施形態だったので、インクをノズルから噴射しているが、このインクは水性でも良いし、油性でも良い。また、ノズルから噴射する流体は、インクに限られるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから噴射しても良い。
<TCPについて>
前述の実施形態ではTCPの場合について説明したが、TCPには限られない。例えば、COF(Chip On Film)でも良い。
また、前述の実施形態では、1個のヘッドコントローラーHCが6個のノズル列を制御していたが、これに限られるものではない。1個のヘッドコントローラーHCが1個のノズル列の制御しか行わない場合でも良い。
<オン抵抗について>
前述の第1実施形態及び第3実施形態では、オン抵抗を2Ω単位で変更させていたが、これに限られるものではない。トランジスタの形状を徐々に変更させることによって徐々にオン抵抗を変更可能であれば、各ピエゾ素子への配線の長さに応じて徐々にオン抵抗を変更しても良い。
<配線の太さについて>
前述の第2実施形態及び第3実施形態では、配線の線幅が2種類であったが、これに限られるものではない。例えば各ピエゾ素子への配線の長さに応じて徐々に配線の太さを変更しても良い。
<抵抗の調整について>
第2実施形態ではスイッチ86のオン抵抗は同じであることとしていた。しかし、スイッチ86は、同じ規格のものを使用しても製造誤差などによりオン抵抗の違いが生じてしまうことがある。これに対し、各ノズルに対する配線の長さは配置を工夫することで調整することが可能であるので、配線の長さで抵抗を調整するようにしてもよい。あるいは、配線の配置の制約で各ノズル毎に異なる長さになってしまう場合、配線の太さや材質を異ならせて、各配線の配線抵抗がつりあうようにしてもよい。その際、さらに、スイッチ86のオン抵抗の違いも考慮して、各配線のトータルの抵抗(スイッチ86のオン抵抗と配線抵抗の和)を揃えるように調整してもよい。
1 プリンター、20 搬送ユニット、
21 給紙ローラー、22 搬送モーター(PFモーター)、
23 搬送ローラー、24 プラテン、25 排紙ローラー、
30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、
32 キャリッジモーター(CRモーター)、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、50 検出器群、
51 リニア式エンコーダー、52 ロータリー式エンコーダー、
53 紙検出センサー、54 光学センサー、
60 コントローラー、61 インターフェイス部、62 CPU、
63 メモリー、64 ユニット制御回路、65 駆動信号生成部、
71 フレキシブルケーブル、
81A 第1シフトレジスタ、81B 第2シフトレジスタ、
82A 第1ラッチ回路、82B 第2ラッチ回路、
83 デコーダ、84 制御ロジック、86 スイッチ、
110 コンピューター、417 ピエゾ素子

Claims (8)

  1. 第1ノズルから流体を噴射するために駆動される第1駆動素子と、
    前記第1ノズルとは別の第2ノズルから前記流体を噴射するために駆動される第2駆動素子と、
    前記第1駆動素子及び前記第2駆動素子の駆動を制御する制御部であって、駆動信号を前記第1駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第1スイッチと、前記駆動信号を前記第2駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第2スイッチとを有する制御部と、
    前記第1スイッチから前記第1駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第1伝送線と、
    前記第2スイッチから前記第2駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第2伝送線であって、前記第1伝送線よりも小さい抵抗を有する第2伝送線と、
    を有し、
    前記第2スイッチのオン抵抗が、前記第1スイッチのオン抵抗よりも大きい
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  2. 請求項1に記載のヘッドユニットであって、
    前記第2伝送線の長さが、前記第1伝送線の長さよりも短い、
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  3. 請求項1に記載のヘッドユニットであって、
    前記第2伝送線の太さが、前記第1伝送線の太さより太い、
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のヘッドユニットであって、
    前記第1スイッチ及び前記第2スイッチは、それぞれトランジスタを備えており、
    前記第1スイッチの前記トランジスタと、前記第2スイッチの前記トランジスタの形状が異なる、
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  5. 請求項4に記載のヘッドユニットであって、
    前記制御部は、半導体集積回路によって構成されており、
    前記制御部を半導体プロセスにて形成する際に、前記第1スイッチの前記トランジスタと前記第2スイッチの前記トランジスタの形状を異ならせている、
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  6. 請求項1に記載のヘッドユニットを備える流体噴射装置であって、
    前記第1ノズルから流体を噴射させることによって媒体に第1ドット列を形成し、前記第2ノズルから流体を噴射させることによって前記媒体に第2ドット列を形成する際に、前記第1ドット列と前記第2ドット列とが隣接する、
    ことを特徴とする流体噴射装置。
  7. 第1ノズルから流体を噴射するために駆動される第1駆動素子と、
    前記第1ノズルとは別の第2ノズルから前記流体を噴射するために駆動される第2駆動素子と、
    前記第1駆動素子及び前記第2駆動素子の駆動を制御する制御部であって、駆動信号を前記第1駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第1スイッチと、前記駆動信号を前記第2駆動素子に印加するか否かのオンオフ制御する第2スイッチとを有する制御部と、
    前記第1スイッチから前記第1駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第1伝送線と、
    前記第2スイッチから前記第2駆動素子に前記駆動信号を伝送するための第2伝送線であって、前記第1伝送線の長さよりも短い第2伝送線と
    を有し、
    前記第1伝送線の太さが、前記第2伝送線の太さよりも太い
    ことを特徴とするヘッドユニット。
  8. 請求項7に記載のヘッドユニットを備える流体噴射装置であって、
    前記第1ノズルから流体を噴射させることによって媒体に第1ドット列を形成し、前記第2ノズルから流体を噴射させることによって前記媒体に第2ドット列を形成する際に、前記第1ドット列と前記第2ドット列とが隣接する、
    ことを特徴とする流体噴射装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8727498B2 (en) 2011-07-27 2014-05-20 Ricoh Company, Ltd. Drive circuit for inkjet recording head, and inkjet recording device
JP2017065048A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置
JP2018199316A (ja) * 2017-05-30 2018-12-20 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置、及び、液体噴射装置の制御方法
JP2019018396A (ja) * 2017-07-13 2019-02-07 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置

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