JP2010187140A - 通信特性解析システム、通信特性解析方法、及び通信特性解析プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】解析対象エリアの最大人口に基づいて大都市、地方都市、田舎のエリア属性を判別するステップ(S2)と、解析対象エリア内の建物の中からターゲット建物の指定を受け付けるステップと、判別されたエリア属性に関連付けられたクオータ解析、トポロジー解析若しくは地形解析の何れかの解析方法を検索してターゲット建物の通信特性を極所解析し(S3〜S5)、この解析結果に基づいて解析対象エリアの基準推定値(A値)を補正し、この補正値をターゲット建物の通信特性値として出力するステップ(S6)とを具備する。この補正後の通信特性値に従って必要な置局ソリューションを出力する。
【選択図】 図3
Description
解析方法格納部は、通信特性の複数の極所解析方法を上記エリア属性に関連付けて記憶する。
基準推定値格納部は、上記解析方法格納部に格納された複数の極所解析方法とは異なる方法によって演算された通信特性の推定値(以下、「基準推定値」)を格納する。この基準推定値は、上記地図上の一定エリアごとに演算され、当該エリアに関連付けて基準推定値格納部に格納される。
エリア属性判別手段は、上記エリアの中から選択された解析対象エリアについて、上記エリア属性判別基準に従ってエリア属性を判別する。このエリア属性は、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて判別される。
ターゲット建物特定手段は、上記解析対象エリア内に存在する建物の中から極所解析の対象とする建物(以下、「ターゲット建物」)の指定を受け付ける。
極所解析手段は、判別されたエリア属性に関連付けられた極所解析方法を上記解析方法格納部から検索する。この極所解析手段は、ターゲット建物の通信特性を極所解析する。また極所解析手段は、極所解析の結果に基づいて解析対象エリアの上記基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する。
ここで、本明細書における「極所解析」とは、解析手法の如何を問わず、メッシュなどの所定面積のエリアではなく、特定の建物の通信特性を個別に解析若しくは補正する処理を指す。
解析方法格納部は、トポロジー解析、クオータ解析若しくは地形解析を含む通信特性の複数の極所解析方法を上記エリア属性に関連付けて記憶する。
エリア属性判別手段は、上記エリアの中から選択された解析対象エリアについて、上記エリア属性判別基準に従ってエリア属性を判別する。このエリア属性は、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて判別される。
極所解析手段は、判別されたエリア属性に関連付けられた解析方法を上記解析方法格納部から検索する。この解析手段は、特定した解析方法によって解析対象エリアの通信特性を解析する。
この通信特性解析方法は、エリア属性判別ステップと、ターゲット建物特定ステップと、極所解析ステップとを具備する。
通信特性の解析方法は、通信特性の複数の極所解析方法である。この解析方法は、上記エリア属性に関連付けられる。
基準推定値は、上記通信特性の極所解析方法とは異なる方法によって演算される。この基準推定値は、上記地図上の一定エリアごとに演算される。
エリア属性判別ステップは、上記エリアの中から選択された解析対象エリアについて上記エリア属性判別基準に従ってエリア属性を判別する。このエリア属性判別ステップは、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいてエリア属性を判別する。
ターゲット建物特定ステップは、上記解析対象エリア内に存在する建物の中から極所解析の対象とする建物(以下、「ターゲット建物」)の指定を受け付ける。
極所解析ステップは、判別されたエリア属性に関連付けられた極所解析方法を上記記憶装置から検索する。この極所解析ステップは、ターゲット建物の通信特性を極所解析する。この極所解析ステップは、極所解析の結果に基づいて解析対象エリアの上記基準推定値を補正する。そして、極所解析ステップは、補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する。
通信特性の解析方法は、通信特性の複数の極所解析方法である。この解析方法は、上記エリア属性に関連付けられる。
基準推定値は、上記通信特性の極所解析方法とは異なる方法によって演算される。この基準推定値は、上記地図上の一定エリアごとに演算される。
エリア属性判別ステップは、上記エリアの中から選択された解析対象エリアについて上記エリア属性判別基準に従ってエリア属性を判別する。このエリア属性判別ステップは、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいてエリア属性を判別する。
ターゲット建物特定ステップは、上記解析対象エリア内に存在する建物の中から極所解析の対象とする建物(以下、「ターゲット建物」)の指定を受け付ける。
極所解析ステップは、判別されたエリア属性に関連付けられた極所解析方法を上記記憶装置から検索する。この極所解析ステップは、ターゲット建物の通信特性を極所解析する。この極所解析ステップは、極所解析の結果に基づいて解析対象エリアの上記基準推定値を補正する。そして、極所解析ステップは、補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する。
1)メッシュごとの昼間人口及び夜間人口と世帯数などの人口・世帯データ層
2)通信特性の実測値が基準値以下のエリアを示すNGエリアデータ層
3)既存のRFシミュレータによってメッシュごとに算出された通信特性のシミュレーションデータ層
4)シミュレーションデータに基づいてメッシュごとに算出されたRSCP(希望波受信電力:Received Signal Code Power)データ層
5)建物の高さや床面積などの建物データ層
6)基地局の設置位置、高さ、出力レベル及び機器種別などの基地局データ層
7)契約者の住所・建物名などの顧客データ層
8)「つながりにくい」「すぐ切れる」等の通信特性に関するクレームが記録された顧客の住所及び対応記録などのクレームデータや、通信環境を極所的に改善するための通信機器を設置した地点を識別する改善機器データなどのクレームデータ層
9)解約者の住所、解約日などの解約データ層
本発明の好ましい実施形態では、解析方法格納部は、極所解析方法として、トポロジー解析、クオータ解析若しくは地形解析を上記エリア属性に関連付けて記憶する。何れの極所解析方法によっても、統計的な解析方法による基準推定値をエリア属性に応じて精度良く補正することができる。
エリア属性判別基準格納部は、エリア内の人口、世帯若しくは建物の何れかの事物データ若しくは統計データに基づいて分類される2以上のエリア属性を判別するための判別基準を記憶する。
エリア属性判別手段は、上記地図データ格納部の人口・世帯データ及び建物データに基づいて解析対象エリアのエリア属性を判別する。
このような構成によれば、例えば人口や建物の数などの統計データに基いて複数のエリア属性を瞬時に判別できる。
エリア属性判別基準格納部は、「大都市」、「地方都市」及び「田舎」のエリア属性を判別するための、昼間人口、夜間人口、昼間と夜間との最大人口、人口密度、建物の密集度・平均高さ・最高高さの何れかの事物データ若しくは統計データに基づく判別基準を格納する。
このような構成によれば、通信特性に影響がありそうなパラメータに応じてエリア属性を判定し、その属性に応じた最適な極所解析を実行することができる。これにより、解析対象エリアの絞り込みと極所解析による解析精度の向上とを同時に実現できる。
極所解析手段は、解析対象エリアのエリア属性が「地方都市」と判定された場合に、この解析対象エリアの基準推定値を当該ターゲット建物の通信特性値として出力する。
このような構成により、極所解析が必要なエリアに限って基準推定値を補正することがきる。これにより、計算量を最小限に減らして演算速度を高めることができる。
極所解析手段は、地図データ格納部及びトポロジー形状格納部を参照してターゲット建物の周囲のトポロジー形状を判定する。また、極所解析手段は、トポロジー形状の通信特性補正値によって解析対象エリアの基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する。
上記遮蔽建物判定基準は、任意の対象建物の周辺に位置する建物(周辺建物)が、対象建物との距離及び/若しくは高低差の関係で、基地局からの電波を遮る遮蔽建物となり得るかの基準である。
上記トポロジー形状判定基準は、1以上の遮蔽建物の輪郭を単純化したトポロジー形状の基準(成立条件)である。
上記通信特性補正値は、トポロジー形状ごとに設定される。
このような構成により、ターゲット建物の周辺の通信環境を数パターンに単純化でき、計算量を最小限に抑えながら解析精度の向上が図られる。
建物データ抽出手段は、地図データ格納部の建物データから、ターゲット建物の位置及び高さのデータと、ターゲット建物の周辺に存在する建物の位置及び高さデータとを抽出する。
遮蔽建物判定手段は、抽出した周辺の建物について、ターゲット建物からの距離及び/若しくは高低差を算出して上記遮蔽建物判定基準を満たすかを判定する。
トポロジー解析実行手段は、ターゲット建物の周囲に遮蔽建物が存在するかに基づいてターゲット建物の周囲のトポロジー形状を判定し、判定されたトポロジー形状の通信特性補正値に基づいて解析対象エリアの基準推定値を補正しターゲット建物の通信特性値として出力する。
このような構成により、トポロジー解析による極所解析を容易に実行できる。
トポロジー解析実行手段は、遮蔽建物と判定された建物とターゲット建物との位置データを参照して遮蔽建物が存在するN個の方向を特定してトポロジー形状を判定する。
このような構成により、トポロジー形状を一層単純化して極所解析を容易に実行できる。
建物データ抽出手段は、地図データ格納部の建物データから、ターゲット建物及び周囲の建物の平面形状(輪郭線)を夫々抽出する。
トポロジー解析実行手段は、抽出されたターゲット建物及び周囲の建物の輪郭線に基づいてターゲット建物の各方向における遮蔽率を夫々算出する。またトポロジー解析実行手段は、遮蔽率が上記基準値を超える方向に遮蔽建物が存在すると判断してトポロジー形状を判定する。
このような構成により、ターゲット建物と周辺建物との様々な遮蔽パターンを単純化して極所解析を容易に実行できる。
上記トポロジー形状格納部は、少なくとも平面視の一方向が開放されたトポロジー形状について、基地局の方向が遮蔽建物によって遮蔽されている場合と、開放されている場合とで異なる通信特性補正値を格納する。
トポロジー解析実行手段は、基地局データを参照して、判定したトポロジー形状の基地局の方向が遮蔽/開放されているかを判断して上記トポロジー形状格納部から通信特性補正値を抽出する。
このような構成により、基地局との位置関係に応じて同一のトポロジー形状について異なる補正値を出力でき、極所解析の精度を一層向上させることができる。
地図データ格納部は、基地局の位置を含む基地局データを格納する。
セクター通信特性補正値格納部は、任意の建物を中心にした所定半径の仮想円を4等分したセクター内の建物の数、セクターの面積に対する建物の数(密集度)、若しくはセクターの面積に対する建物の総床面積の割合(建物比率)と、当該任意の建物を通信エリアに含む基地局の方向と、に基づいて設定される通信特性補正値を格納する。
極所解析手段は、地図データ格納部及びセクター通信特性補正値格納部を参照してセクターの通信特性補正値を抽出する。また極所解析手段は、このセクター通信特性補正値によって解析対象エリアの基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する。
このような構成により、クオータ解析による極所解析を容易に実現できる。また、このクオータ解析を上記したトポロジー解析と組み合わせて実行することで、極所的な通信特性のばら付きが生じ易い大都市について、解析精度を一層向上させることができる。
建物データ抽出手段は、ターゲット建物を中心にした仮想円を4つのセクターに等分し、上記地図データ格納部の基本地図データ及び建物データを参照して各セクター内の建物データを抽出する。
セクター内建物データ算出手段は、抽出した建物データに基づいてセクター内の建物の数、建物密集度若しくは建物比率(以下、「セクター内建物データ」と総称する)を算出する。
基地局データ特定手段は、上記地図データ格納部の基地局データを参照して、ターゲット建物を通信エリアに含む基地局の位置を特定する。
セクター通信特性補正値抽出手段は、上記セクター内建物データ及び基地局の位置と上記セクター通信特性補正値格納部とを参照して当該セクターの通信特性補正値を抽出する。
このような構成により、セクター内建物データに基づいてクオータ解析を効率的に実行することができる。
上記遮蔽地形オブジェクト判定基準は、任意の対象建物の周辺に存在する地形オブジェクトが対象建物を通信エリアに含む基地局からの電波を遮る遮蔽地形オブジェクトとなり得るかの判定基準である。この判定基準は、地形オブジェクトと対象建物との距離、高低差、若しくは仰角、地形オブジェクトと基地局との距離、高低差、若しくは仰角、の少なくとも何れかをパラメータ(以下、「地形オブジェクトパラメータ」)とする。
上記通信特性補正値は、遮蔽地形オブジェクトの形状、大きさ、高さなどの地形データに従って分類される複数の地形パターンごとに設定される。
地図データ格納部は、基地局の位置を含む基地局データを格納する。
極所解析手段は、地図データ格納部及び遮蔽地形オブジェクト格納部を参照してターゲット建物の周囲の地形オブジェクトの地形パターンを判定する。極所解析手段は、この地形パターンの通信特性補正値によって解析対象エリアの基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する。
このような構成により、地形解析による極所解析を容易に実行できる。
データ抽出手段は、地図データ格納部の基本地図データ、建物データ及び基地局データを参照して、ターゲット建物の建物データと、ターゲット建物を通信エリアに含む基地局の基地局データと、ターゲット建物の周囲の地形データとを夫々抽出する。
遮蔽地形オブジェクト判定手段は、抽出されたデータに基づいて地形オブジェクトパラメータの値を算出し、遮蔽地形オブジェクト判定基準に適用して遮蔽地形オブジェクトが存在するかを判定する。
地形パターン判定手段は、遮蔽地形オブジェクトの地形データに従って地形パターンを判定する。
通信特性値出力手段は、判定された地形パターンの通信特性補正値を上記遮蔽地形オブジェクト格納部から検索し、この通信特性補正値をターゲット建物の通信特性値として出力する。
このような構成により、様々な遮蔽地形パターンに応じた地形解析を容易に実行できる。
このシステムは、さらに、解析対象エリア特定手段を具備する。この解析対象エリア特定手段は、上記地図データ格納部のクレームデータ若しくは改善機器データによって基本地図データ上で特定地点を特定し、この特定地点を含むエリアを解析対象エリアとして抽出する。
エリア属性判別手段は、抽出された解析対象エリアについて、エリア属性を判別する。
このような構成により、改善機器データに基づいて不感エリアを推定し、解析対象エリアを効率的に特定でき、極所解析を一層効率的に実行できる。
屋内通信特性補正値格納部は、建物の規模若しくは種別(以下、「建物種別」と総称する)に応じて設定される屋内通信特性の補正値を格納する。
建物別通信特性推定値格納部は、上記解析方法格納部に格納された解析方法とは異なる方法によって演算された、地図データ上の建物の通信特性の推定値(以下、「建物別通信特性推定値」)を、各建物に関連付けて格納する。
屋内通信特性補正手段は、上記地図データ格納部の建物データを参照して建物の建物種別を判定し、この建物種別に応じた屋内通信特性補正値によって当該建物の建物別通信特性推定値を補正する。
解析対象エリア選択手段は、補正後の建物別通信特性推定値が所定の基準値以下の建物が所定数以上含まれるエリアを上記解析対象エリアとして選択する。
このような構成により、補正後の建物別通信特性推定値に基づいて解析対象エリアを効率的かつ高精度で絞り込むことができる。
次に、図3を参照して本実施形態の全体フローを説明する。
最大人口がN1人未満:田舎
最大人口がN1人以上N2人未満:地方都市
最大人口がN2人以上:大都市
まず、エリア属性が「大都市」のメッシュについて実行するクオータ解析を説明する。このクオータ解析は、ターゲット建物を中心にした所定半径の仮想円を4つのセクターに等分し、セクター内の建物の数等に基づいて予め設定された通信特性補正値を出力する解析手法である。このクオータ解析は、基地局とターゲット建物Tとの間に存在する他の建物による減衰の影響を補正することを目的とする。
次に、エリア属性が「大都市」のメッシュについて実行するトポロジー解析を説明する。このトポロジー解析は、複雑な形状をシンプルな形状に置換して形状の同一性を導き出し、精度を維持しながら計算量を低減できる解析方法である。トポロジー解析は、主として細胞や分子などの複雑な形状(構造)や時系列変化などを単純化し、共通の特徴や傾向などを発見するために利用されている。本実施形態では、このトポロジー解析を通信特性の演算(補正)に応用し、解析精度の向上と高効率化とを実現する。すなわち、本実施形態におけるトポロジー解析においては、ターゲット建物Tの周囲の建物aが最寄りの基地局BSとの関係で電波を遮蔽する建物となるかを判定し、遮蔽建物が存在する方面に従ってターゲット建物Tの周囲のトポロジー形状を判定し、このトポロジー形状の通信特性補正値によって解析対象エリアの基準推定値を補正した値をターゲット建物Tの通信特性値として出力する。
((ターゲット建物Tの外形線Otnに対向する隣接建物の外形線Oanの長さ)×100)/(Tの外形線Otnの長さ)・・・式1
そのため、このような例では、「三方型−Open」と判定して、補正値を-(h)dBと特定する。
最後に、エリア属性が「田舎」のメッシュについて実行する地形解析を説明する。
この地形解析は、ターゲット建物Tと基地局BSとの間に、通信特性(電界強度)に影響を与える地形的な特性がある場合に、その特性による影響を考慮してターゲット建物のA値を極所的に補正するものである。この地形解析は、基地局やターゲット建物Tの標高、経路上の凹凸などの地形原因による電界強度の影響を補正することを目的とする。
次に、上記した極所解析を実行する本実施形態の解析システムの構成を、図12を参照して説明する。
この解析システム1は、ホストコンピュータ、ワークステーション、PCなどのコンピュータで構成され、制御装置2、記憶装置3、入出力インタフェース(I/F)4、入出力装置5、通信装置6などの従来周知のハードウェアを具備する。このハードウェアは、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、NIC(Network Interface Card)、WNIC(Wireless NIC)、モデム、光ディスク、磁気ディスク、フラッシュメモリ、LEDディスプレイ、キーボード、マウスなどから選択される。
次に、図13を参照して、記憶装置3のプログラム格納領域3Bに格納される解析プログラムについて説明する。
建物データ抽出機能は、地図データ格納部10の建物データから、ターゲット建物の地図上の位置及び高さ(階数、標高等)のデータと、ターゲット建物の周辺建物の位置及び高さデータと、ターゲット建物及び周辺建物の平面形状(輪郭線)と、を夫々抽出する機能である。
基地局データ特定機能は、上記地図データ格納部10の基地局データを参照して、ターゲット建物を通信エリアに含む1又は2以上の基地局の地図上の位置を特定する機能である。
セクター分割機能は、ターゲット建物を中心にした所定半径の仮想円を4つのセクター(扇形)に等分し、上記建物データ抽出機能が抽出した建物データを各セクターに振り分ける機能である。
セクター内建物データ算出機能は、セクター分割機能によって各セクターに振り分けられた建物データに基づいて各セクター内の建物の数、建物密集度若しくは建物比率などのセクター内建物データを算出する機能である。
セクター通信特性補正値抽出機能は、上記セクター内建物データ及び基地局の位置と、上記解析方法格納部12に格納されたセクター通信特性補正値(図6参照)とを参照して当該セクターの通信特性補正値を抽出する機能である。
遮蔽建物判定機能は、抽出した周辺の建物について、ターゲット建物からの距離や高低差を算出して上記遮蔽建物判定基準を満たすかを判定する機能である。
トポロジー解析実行機能は、ターゲット建物の周囲に遮蔽建物が存在するかに基づいてターゲット建物の周囲のトポロジー形状を判定し、判定されたトポロジー形状の通信特性補正値に基づいて解析対象エリアの基準推定値を補正しターゲット建物の通信特性値として出力する機能である。
データ抽出機能は、上記地図データ格納部10の基本地図データ、建物データ及び基地局データを参照して、ターゲット建物の建物データと、ターゲット建物を通信エリアに含む基地局の基地局データと、ターゲット建物の周囲の地形データとを夫々抽出する機能である。
遮蔽地形オブジェクト判定機能は、抽出されたデータに基づいて上記地形オブジェクトパラメータの値を算出し、遮蔽地形オブジェクト判定基準に適用して遮蔽地形オブジェクトが存在するかを判定する機能である。
地形パターン判定機能は、遮蔽地形オブジェクトの地形データに従って図11に示した地形パターンを判定する機能である。
通信特性値出力機能は、判定された地形パターンの通信特性補正値を上記記憶装置3から検索し、この通信特性補正値をターゲット建物の通信特性値として出力する機能である。
以上、説明したように、本実施形態の解析システム(解析方法、解析プログラム)によれば、エリア属性に応じて異なる解析方法を利用することで、計算量を最小限に抑えながら通信特性の解析精度を向上させて極所的な不感エリアを特定することができる。特に、本発明を他のシミュレータ(解析ソフト)と併用した場合には、他のシミュレータによる解析結果の精度が低いエリアやメッシュを特定した上で必要な補正処理を実行できるので、計算量を増大させることなく、より高精度の解析を実現できる。
次に、図14を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
この実施形態は、建物ごとの屋内通信特性値を算出し、この屋内通信特性値が基準値に満たない建物が所定数以上含まれるメッシュを解析対象エリアとして選択する点に特徴を有する。なお、上記した第1の実施形態と共通する構成要件及び相当する構成要件は図示及び説明を省略する。
床面積がS1m2以上の大規模建物:-A1dB
床面積がS2m2以上S1m2未満の中規模建物:-A2dB
床面積がS3m2以上S2m2未満の小規模建物:-A3dB
床面積に拘らず、戸建住宅:-A4dB
次に、図15〜図20を参照して、上記した実施形態に係る解析システムによる極所解析の結果を、実測値に基づいて検証した結果を説明する。
測定日時:2007年12月
測定単位:100mメッシュ
測定地点:18,855地点
A値で通信特性が良好と判定された地点:15,887地点
上記のうち、実測値では通信特性が良好でなかった地点:200地点(一致率98.7%)
A値で通信特性が良好でない(NG)と判定された地点:2,968地点
図15は、A値によってNGと判定された2,968地点について検証した結果である。
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形が可能である。
2…制御装置
3…記憶装置
4…入出力インタフェース
5…入出力装置置
6…通信装置
10…地図データ格納部
11…エリア属性判別基準格納部
12…解析方法格納部
13…基準推定値格納部
15…解析対象エリア特定手段
16…エリア属性判別手段
17…ターゲット建物特定手段
18…極所解析実行手段
21…屋内通信特性補正値格納部
22…建物別通信特性推定値格納部
23…屋内通信特性補正手段
24…解析対象エリア選択手段
Claims (19)
- 地図上の一定エリアのエリア属性であって、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて分類される2以上のエリア属性、を判別するための判別基準を記憶するエリア属性判別基準格納部と、
通信特性の複数の極所解析方法を上記エリア属性に関連付けて記憶する解析方法格納部と、
この解析方法格納部に格納された複数の極所解析方法とは異なる方法によって、上記地図上の一定エリアごとに演算された通信特性の推定値(以下、「基準推定値」)を当該エリアに関連付けて格納する基準推定値格納部と、
上記エリアの中から選択された解析対象エリアについて、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて、上記エリア属性判別基準に従ってエリア属性を判別するエリア属性判別手段と、
上記解析対象エリア内に存在する建物の中から極所解析の対象とする建物(以下、「ターゲット建物」)の指定を受け付けるターゲット建物特定手段と、
判別されたエリア属性に関連付けられた極所解析方法を上記解析方法格納部から検索してターゲット建物の通信特性を極所解析し、この解析結果に基づいて解析対象エリアの上記基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する極所解析手段と
を具備する通信特性解析システム。 - 請求項1記載の通信特性解析システムであって、
上記解析方法格納部は、極所解析方法として、トポロジー解析、クオータ解析若しくは地形解析を上記エリア属性に関連付けて記憶する
通信特性解析システム。 - 請求項1記載の通信特性解析システムであって、
さらに、基本地図データ、人口・世帯データ、及び建物データを含む地図データを記憶する地図データ格納部を具備し、
上記エリア属性判別基準格納部は、エリア内の人口、世帯若しくは建物の何れかの事物データ若しくは統計データに基づいて分類される2以上のエリア属性を判別するための判別基準を記憶し、
上記エリア属性判別手段は、解析対象エリアについて、上記地図データ格納部の人口・世帯データ及び建物データに基づいて、上記エリア属性判別基準に従ってエリア属性を判別する
通信特性解析システム。 - 請求項3記載の通信特性解析システムであって、
上記地図データ格納部は、基本地図データを所定範囲で区分したエリアごとに建物データ及び/若しくは人口・世帯データを格納し、
上記エリア属性判別基準格納部は、「大都市」、「地方都市」及び「田舎」のエリア属性を判別するための、昼間人口、夜間人口、昼間と夜間との最大人口、人口密度、建物の密集度・平均高さ・最高高さの何れかの事物データ若しくは統計データに基づく判別基準を格納する
通信特性解析システム。 - 請求項4記載の通信特性解析システムであって、
上記解析方法格納部は、「大都市」のエリア属性に関連付けてクオータ解析及びトポロジー解析を格納し、「田舎」のエリア属性に関連付けて地形解析を格納し、「地方都市」のエリア属性には何れの解析方法も格納せず、
上記極所解析手段は、解析対象エリアのエリア属性が「地方都市」と判定された場合に、この解析対象エリアの基準推定値を当該ターゲット建物の通信特性値として出力する
通信特性解析システム。 - 請求項3記載の通信特性解析システムであって、
上記解析方法格納部は、極所解析方法として、トポロジー解析を含む複数の解析方法を記憶し、
この解析方法格納部は、任意の対象建物の周辺に位置する建物(周辺建物)が、対象建物との距離及び/若しくは高低差の関係で、基地局からの電波を遮る遮蔽建物となり得るかの遮蔽建物判定基準と、1以上の遮蔽建物の輪郭を単純化した複数のトポロジー形状の判定基準と、トポロジー形状ごとに設定される通信特性補正値とを格納するトポロジー形状格納部を具備し、
上記極所解析手段は、地図データ格納部及びトポロジー形状格納部を参照してターゲット建物の周囲のトポロジー形状を判定し、このトポロジー形状の通信特性補正値によって解析対象エリアの基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する
通信特性解析システム。 - 請求項6記載の通信特性解析システムであって、
上記極所解析手段は、
地図データ格納部の建物データから、ターゲット建物の位置及び高さのデータと、ターゲット建物の周辺に存在する建物の位置及び高さデータとを抽出する建物データ抽出手段と、
抽出した周辺の建物について、ターゲット建物からの距離及び/若しくは高低差を算出して上記遮蔽建物判定基準を満たすかを判定する遮蔽建物判定手段と、
ターゲット建物の周囲に遮蔽建物が存在するかに基づいてターゲット建物の周囲のトポロジー形状を判定し、判定されたトポロジー形状の通信特性補正値に基づいて解析対象エリアの基準推定値を補正しターゲット建物の通信特性値として出力するトポロジー解析実行手段と、を具備する
通信特性解析システム。 - 請求項7記載の通信特性解析システムであって、
上記トポロジー形状格納部は、対象建物の四方向のうちN個の方向(0≦N≦4)に遮蔽建物が存在するかによって分類される複数のトポロジー形状の判定基準を格納し、
上記トポロジー解析実行手段は、遮蔽建物と判定された建物とターゲット建物との位置データを参照して遮蔽建物が存在するN個の方向を特定してトポロジー形状を判定する
通信特性解析システム。 - 請求項7記載の通信特性解析システムであって、
上記トポロジー形状格納部は、遮蔽建物判定基準として、対象建物の任意の方向の輪郭線のうち、周辺建物の輪郭線が対向する線分の長さの比率(遮蔽率)の基準値を格納し、
上記建物データ抽出手段は、地図データ格納部の建物データから、ターゲット建物及び周囲の建物の平面形状(輪郭線)を夫々抽出し、
上記トポロジー解析実行手段は、抽出されたターゲット建物及び周囲の建物の輪郭線に基づいてターゲット建物の各方向における遮蔽率を夫々算出し、この遮蔽率が上記基準値を超える方向に遮蔽建物が存在すると判断してトポロジー形状を判定する
通信特性解析システム。 - 請求項7記載の通信特性解析システムであって、
上記地図データ格納部は、基地局の位置を含む基地局データを格納し、
上記トポロジー形状格納部は、少なくとも平面視の一方向が開放されたトポロジー形状について、基地局の方向が遮蔽建物によって遮蔽されている場合と、開放されている場合とで異なる通信特性補正値を格納し、
上記トポロジー解析実行手段は、基地局データを参照して、判定したトポロジー形状の基地局の方向が遮蔽/開放されているかを判断して上記トポロジー形状格納部から通信特性補正値を抽出する
通信特性解析システム。 - 請求項3記載の通信特性解析システムであって、
上記解析方法格納部は、極所解析方法として、クオータ解析を含む複数の解析方法を記憶し、
この解析方法格納部は、任意の建物を中心にした所定半径の仮想円を4等分したセクター内の建物の数、セクターの面積に対する建物の数(密集度)、若しくはセクターの面積に対する建物の総床面積の割合(建物比率)と、当該任意の建物を通信エリアに含む基地局の方向と、に基づいて設定される通信特性補正値を格納するセクター通信特性補正値格納部を具備し、
上記地図データ格納部は、基地局の位置を含む基地局データを格納し、
上記極所解析手段は、地図データ格納部及びセクター通信特性補正値格納部を参照してセクターの通信特性補正値を抽出し、このセクター通信特性補正値によって解析対象エリアの基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する
通信特性解析システム。 - 請求項11記載の通信特性解析システムであって、
上記極所解析手段は、さらに、
ターゲット建物を中心にした仮想円を4つのセクターに等分し、上記地図データ格納部の基本地図データ及び建物データを参照して各セクター内の建物データを抽出する建物データ抽出手段と、
抽出した建物データに基づいてセクター内の建物の数、建物密集度若しくは建物比率(以下、「セクター内建物データ」と総称する)を算出するセクター内建物データ算出手段と、
上記地図データ格納部の基地局データを参照して、ターゲット建物を通信エリアに含む基地局の位置を特定する基地局データ特定手段と、
上記セクター内建物データ及び基地局の位置と上記セクター通信特性補正値格納部とを参照して当該セクターの通信特性補正値を抽出するセクター通信特性補正値抽出手段と、を具備する
通信特性解析システム。 - 請求項3記載の通信特性解析システムであって、
上記解析方法格納部は、極所解析方法として、地形解析を含む複数の解析方法を記憶し、
この解析方法格納部は、任意の対象建物の周辺に存在する地形オブジェクトが対象建物を通信エリアに含む基地局からの電波を遮る遮蔽地形オブジェクトとなり得るかの判定基準であって、地形オブジェクトと対象建物との距離、高低差、若しくは仰角、地形オブジェクトと基地局との距離、高低差、若しくは仰角、の少なくとも何れかをパラメータ(以下、「地形オブジェクトパラメータ」)とする遮蔽地形オブジェクト判定基準と、遮蔽地形オブジェクトの形状、大きさ、高さなどの地形データに従って分類される複数の地形パターンごとに設定された通信特性補正値とを格納する遮蔽地形オブジェクト格納部を具備し、
上記地図データ格納部は、基地局の位置を含む基地局データを格納し、
上記極所解析手段は、地図データ格納部及び遮蔽地形オブジェクト格納部を参照してターゲット建物の周囲の地形オブジェクトの地形パターンを判定し、この地形パターンの通信特性補正値によって解析対象エリアの基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する
通信特性解析システム。 - 請求項13記載の通信特性解析システムであって、
上記極所解析手段は、さらに、
上記地図データ格納部の基本地図データ、建物データ及び基地局データを参照して、ターゲット建物の建物データと、ターゲット建物を通信エリアに含む基地局の基地局データと、ターゲット建物の周囲の地形データとを夫々抽出するデータ抽出手段と、
抽出されたデータに基づいて上記地形オブジェクトパラメータの値を算出し、遮蔽地形オブジェクト判定基準に適用して遮蔽地形オブジェクトが存在するかを判定する遮蔽地形オブジェクト判定手段と、
遮蔽地形オブジェクトの地形データに従って地形パターンを判定する地形パターン判定手段と、
判定された地形パターンの通信特性補正値を上記遮蔽地形オブジェクト格納部から検索し、この通信特性補正値をターゲット建物の通信特性値として出力する通信特性値出力手段と、を具備する
通信特性解析システム。 - 請求項3記載の通信特性解析システムであって、
上記地図データ格納部は、無線通信サービスの利用者から取得した通信環境に対する苦情について当該苦情に係る地点を識別するデータ(以下、「クレームデータ」)、若しくは通信環境を極所的に改善するための通信機器を設置した地点を識別するデータ(以下、「改善機器データ」)を格納し、
このシステムは、さらに、上記地図データ格納部のクレームデータ若しくは改善機器データによって基本地図データ上で特定地点を特定し、この特定地点を含むエリアを解析対象エリアとして抽出する解析対象エリア特定手段を具備し、
上記エリア属性判別手段は、抽出された解析対象エリアについて、エリア属性を判別する
通信特性解析システム。 - 請求項3記載の通信特性解析システムであって、
さらに、
建物の規模若しくは種別(以下、「建物種別」と総称する)に応じて設定される屋内通信特性の補正値を格納する屋内通信特性補正値格納部と、
上記解析方法格納部に格納された解析方法とは異なる方法によって演算された、地図データ上の建物の通信特性の推定値(以下、「建物別通信特性推定値」)を、各建物に関連付けて格納する建物別通信特性推定値格納部と、
上記地図データ格納部の建物データを参照して建物の建物種別を判定し、この建物種別に応じた屋内通信特性補正値によって当該建物の建物別通信特性推定値を補正する屋内通信特性補正手段と、
補正後の建物別通信特性推定値が所定の基準値以下の建物が所定数以上含まれるエリアを上記解析対象エリアとして選択する解析対象エリア選択手段と
を具備するシステム。 - 地図上の一定エリアのエリア属性であって、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて分類される2以上のエリア属性、を判別するための判別基準を記憶するエリア属性判別基準格納部と、
トポロジー解析、クオータ解析若しくは地形解析を含む通信特性の複数の極所解析方法を上記エリア属性に関連付けて記憶する解析方法格納部と、
選択された解析対象エリアについて、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて、上記エリア属性判別基準に従ってエリア属性を判別するエリア属性判別手段と、
判別されたエリア属性に関連付けられた極所解析方法を上記解析方法格納部から検索し、当該解析方法によって解析対象エリアの通信特性を極所解析する極所解析手段と
を具備する通信特性解析システム。 - 記憶装置に、
地図上の一定エリアのエリア属性であって、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて分類される2以上のエリア属性、を判別するための判別基準と、
通信特性の複数の極所解析方法であって、上記エリア属性に関連付けられた解析方法と、
この極所解析方法とは異なる方法によって、上記地図上の一定エリアごとに演算された通信特性の推定値(以下、「基準推定値」)と、
を記憶したコンピュータによって実行され、
上記エリアの中から選択された解析対象エリアについて、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて、上記エリア属性判別基準に従ってエリア属性を判別するエリア属性判別ステップと、
上記解析対象エリア内に存在する建物の中から極所解析の対象とする建物(以下、「ターゲット建物」)の指定を受け付けるターゲット建物特定ステップと、
判別されたエリア属性に関連付けられた極所解析方法を上記解析方法格納部から検索してターゲット建物の通信特性を極所解析し、この解析結果に基づいて解析対象エリアの上記基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する極所解析ステップと
を具備する通信特性解析方法。 - 記憶装置に、
地図上の一定エリアのエリア属性であって、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて分類される2以上のエリア属性、を判別するための判別基準と、
通信特性の複数の極所解析方法であって、上記エリア属性に関連付けられた解析方法と、
この極所解析方法とは異なる方法によって、上記地図上の一定エリアごとに演算された通信特性の推定値(以下、「基準推定値」)と、
を記憶したコンピュータに、
上記エリアの中から選択された解析対象エリアについて、当該エリアの事物データ若しくは統計データに基づいて、上記エリア属性判別基準に従ってエリア属性を判別するエリア属性判別ステップと、
上記解析対象エリア内に存在する建物の中から極所解析の対象とする建物(以下、「ターゲット建物」)の指定を受け付けるターゲット建物特定ステップと、
判別されたエリア属性に関連付けられた極所解析方法を上記解析方法格納部から検索してターゲット建物の通信特性を極所解析し、この解析結果に基づいて解析対象エリアの上記基準推定値を補正した値をターゲット建物の通信特性値として出力する極所解析ステップと
を実行させる通信特性解析プログラム。
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