JP2010185979A - 光変調器 - Google Patents

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Abstract

【課題】同じ基板上に複数の光変調部を並列に配置し、各光変調部の信号電極の入力端を基板の一側面に並べるときでも、各光変調部より同期のとれた広帯域で低ノイズの変調光を出力できる小型の光変調器を提供する。
【解決手段】複数の光変調部20A,20Bが並列配置された主基板10とは別に中継基板40を設け、該中継基板40上に各光変調部に対応した信号線路41A,41Bが形成される。各信号線路41A,41Bは、主基板10上の対応する信号電極31A,31Bに接続されており、互いに異なる電気長を有している。また、各信号線路41A,41Bにおける単位長さあたりの伝播損失は、主基板10上の各信号電極31A,31Bにおける単位長さあたりの伝播損失よりも小さくするのがよい。
【選択図】図3

Description

本発明は、光通信に利用される光導波路デバイスであって、一つの基板上に複数のマッハツェンダ(Mach-Zehnder:MZ)型光変調部を並列に配置して構成される光変調器に関する。
ニオブ酸リチウム(LiNbO)やタンタル酸リチウム(LiTaO)などの電気光学結晶を用いた光導波路デバイスは、結晶基板上の一部にチタン(Ti)等の金属膜を形成して熱拡散させるか、或いは、パターニング後に安息香酸中でプロトン交換するなどして光導波路を形成した後、その光導波路の近傍に電極を設けることで形成される。このような電気光学結晶を用いた光導波路デバイスとして、例えば、図1に示すような光変調器が知られている。
図1において、基板100上に形成された光導波路は、入力導波路121、光分岐部122、一対の分岐導波路123,124、光合波部125および出力導波路126からなり、一対の分岐導波路123,124上に信号電極131、接地電極132が設けられてコプレーナ電極を形成する。Zカット基板を用いる場合には、Z方向の電界による屈折率変化を利用するため、光導波路の真上に信号電極131、接地電極132を配置する。具体的には、分岐導波路123上に信号電極131を、分岐導波路124の上に接地電極132をパターニングする。ここで、分岐導波路123,124中を伝搬する光が、信号電極131および接地電極132によって吸収されるのを防ぐために、基板100と信号電極131および接地電極132との間には図示しないバッファ層が設けられる。バッファ層としては、厚さ0.2〜2μmの酸化シリコン(SiO)等が用いられる。
このような光変調器を高速で駆動する場合には、信号電極131の出力端T2を図示しない抵抗を介して接地電極132に接続することで進行波電極とし、信号電極131の入力端T1からマイクロ波電気信号RFを印加する。このとき、信号電極131と接地電極132との間で発生する電界によって、分岐導波路123,124の屈折率がそれぞれ+na,−nbのように変化し、分岐導波路123,124を伝搬する光の位相差が変化する。このため、入力ポートPinに入力される光Linがマッハツェンダ(MZ)干渉によって強度変調され、該変調光Loutが出力ポートPoutから出力される。なお、信号電極131の断面形状を変化させることでマイクロ波電気信号RFの実効屈折率を制御し、光とマイクロ波電気信号との速度を整合させることによって高速の光応答特性を得ることができる。
また、近年の光変調方式の多様化(例えば、多値変調方式、偏波多重方式など)により、上記図1に示したような従来の光変調器を複数台組み合わせることで所望の光変調方式に対応した信号光を生成する場合が多くなっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−122786号公報
上記のような複数台の光変調器を組み合わせた構成においては、光変調器全体のサイズを小さくするために、各光変調器を一つのチップ(基板)に集積するのが有効である。なお、以下の説明では、一つのチップ上に集積化された個々の光変調器のことを「光変調部」と呼ぶことにする。
具体的に、図2に示す光変調器は、一つの基板100上に2つの光変調部120A,120Bを並列に配置した構成例である。各光変調部120A,120Bは、上記図1に示した構成と同様に、MZ型光導波路、信号電極および接地電極をそれぞれ有している。また、基板100の一端面に位置する入力ポートPinには、2×2光カプラを用いた入力光分岐部111の一方の光入力端が接続され、該入力光分岐部111の二つの光出力端が各光変調部120A,120Bの入力導波路121A,121Bにそれぞれ接続している。これにより、入力ポートPinからの入力光Linが二分岐されて各光変調部120A,120Bに導かれる。さらに、各光変調部120A,120Bの出力導波路126A,126Bには、2×2光カプラを用いた出力光合波部112の二つの光入力端がそれぞれ接続され、該出力光合波部112の一方の光出力端が基板100の他端面に位置する出力ポートPoutに接続している。これにより、各光変調部120A,120Bから出力される変調光が一つに合波されて出力ポートPoutから外部に出力される。
上記のような構成において、各光変調部120A,120Bの信号電極131A,131Bに対し外部より電気信号RF,RFを印加する場合、基板100を収容する図示しないパッケージに具備される、各光変調部120A,120Bにそれぞれ対応した電極入力端子が、該パッケージの片方の側面に並んでいると、基板100の実装が容易になり、かつ、実装面積も小さくて済む。この場合、基板100上の各信号電極131A,131Bについては、各々の入力端T1,T1付近に形成する電極パッドが、基板100の対向側面の一方(図で下側面)に並べて配置されることになる。上記電極パッドは、ワイヤボンディングなどによる外部(パッケージの電極入力端子)との接続のために、ある程度の間隔をあける必要がある。
上記のように各信号電極131A,131Bの入力端T1,T1が基板100の一側面に所要の間隔をあけて配置される場合に、各光変調部120A,120Bで光と電気信号が相互作用するタイミングを合わせようとすると、図2の例に示したように、一方の信号電極131Bの入力端T1から分岐導波路123B上に至るまでの入力引出線部分を屈曲させて電気信号RFを遅延させることが必要になる。具体的に、各信号電極131A,131Bの入力端T1,T1に電気信号RF,RFを同時に印加したときに、各光変調部120A,120Bから出力される変調光の同期がとれるようにするためには、各変調光が出力光合波部112で合波される点をPとし、該点Pからの光路長が等しくなる各分岐導波路123A,123B上の点をP,Pとしたときに、信号電極131Bの入力端T1から点Pに至る部分の電気長が、信号電極131Aの入力端T1から点Pに至る部分の電気長と等しくなるようにする必要がある。
しかしながら、上記図2のような構成では、高周波の電気信号に対する伝播損失が、入力引出線部分を屈曲させている信号電極131Bの側で大きくなるため、光変調部120Bの変調帯域が、各光変調部120Aの変調帯域よりも狭くなってしまう。光変調部120Bの変調帯域を広げるために、光変調部120B側の光と電界が互いに作用する部分(以下、「相互作用部」と呼ぶ)の長さを短くすると、駆動電圧が上昇するため、高出力のドライバアンプが必要となる上に、光変調器の消費電力が増大してしまうという問題が生じる。
また、上記図2のような構成では、基板100上において信号電極131Bの入力引出線部分を引き回しているため、基板100の幅を広げる必要がある。なお、ここでの基板100の幅は、各光変調部120A,120Bの相互作用部における光の伝搬方向(図のx方向)に対して垂直な方向(図のy方向)についての基板100の長さである。信号電極131Bでの遅延量を減少させて基板100の幅を狭くするために、各信号電極131A,131Bの入力引出線部分の間隔を狭くすると、各信号電極131A,131B間での電気信号のクロストークが発生し易くなるため、出力ポートPoutから出力される信号光のノイズ成分が増えてしまう。また、各信号電極131A,131Bの入力引出線部分の間に位置する接地電極(132Aおよび132Bが共有)が狭くなるので、各信号電極131A,131Bの高周波応答特性も劣化してしまう。
本発明は上記の点に着目してなされたもので、同じ基板上に複数の光変調部を並列に配置し、各光変調部の信号電極の入力端を基板の一側面に並べるときでも、各光変調部より同期のとれた広帯域で低ノイズの変調光を出力できる小型の光変調器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明はその一態様として、電気光学効果を有する基板にマッハツェンダ型光導波路を形成し、該マッハツェンダ型光導波路の光分岐部および光合波部の間に位置する一対の分岐導波路に沿って信号電極および接地電極を設け、進行波電極とした前記信号電極に、変調データに対応した電気信号を印加することにより、前記マッハツェンダ型光導波路を伝搬する光の変調を行う複数の光変調部が、同一の主基板上に並列に配置された光変調器を提供する。この光変調器は、前記主基板上に配置され、前記各光変調部からそれぞれ出力される変調光を合波する出力光合波部と、前記主基板とは別に設けた中継基板と、前記各光変調部にそれぞれ対応させて前記中継基板上に形成された複数の信号線路と、を備える。また、前記主基板上の前記各光変調部の信号電極は、前記電気信号が与えられる各々の入力端が、前記主基板の一側面に並べて配置されている。また、前記中継基板上の前記各信号線路は、前記各光変調部にそれぞれ対応した前記電気信号が外部より印加される各々の入力端が、前記中継基板の一側面に所定の間隔をあけて並べて配置され、かつ、前記主基板上の対応する前記光変調部の信号電極の入力端に電気的に接続される各々の出力端が、前記中継基板の他の側面に並べて配置されると共に、当該入力端から出力端までの各々の電気長が互いに異なっている。そして、前記各光変調部の一対の分岐導波路のうちの前記信号電極が沿う分岐導波路上に、前記出力光合波部からの光路長が互いに等しくなる基点を個別に設定したとき、前記各光変調部にそれぞれ対応する、前記中継基板上の信号線路の入力端から該信号線路の出力端に接続する前記主基板上の信号電極の入力端を経由して該信号電極上の前記基点に至るまでの信号経路の電気長が、互いに等しくなるように構成されている。
上記のような構成の光変調器によれば、主基板上に複数の光変調部を並列に配置し、各々の信号電極の入力端を主基板の一側面に並べるときでも、各光変調部にそれぞれ対応した電気信号が、主基板とは別の中継基板上に形成された電気長の異なる各信号線路を介して、主基板上の各光変調部の信号電極にそれぞれ与えられるので、各光変調部より同期のとれた広帯域で低ノイズの変調光を出力することができる。また、各光変調部に対応した遅延量(信号線路の電気長)の調整が中継基板上で行われるため、主基板の小型化を図ることが可能である。
一般的なマッハツェンダ型光変調器の構成例を示す平面図である。 一つの基板上に二つの光変調部を並列に配置した場合の構成例を示す平面図である。 本発明の第1実施形態による光変調器の構成を示す平面図である。 本発明の第2実施形態による光変調器の構成を示す平面図である。 本発明の第3実施形態による光変調器の構成を示す平面図である。 本発明の第4実施形態による光変調器の構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、本発明の第1実施形態による光変調器の構成を示す平面図である。
図3において、本実施形態の光変調器は、例えば、二つの光変調部20A,20Bが形成された主基板10と、各光変調部20A,20Bの信号電極31A,31Bの入力端T1,T1と外部との接続を行うために主基板10とは別に設けた中継基板40とを備える。
主基板10は、例えば、LiNbOやLiTaOなど電気光学効果を有するZ−カットの結晶基板であり、その一端面(図で右端面)には各光変調部20A,20Bに共通な一つの入力ポートPinが配置され、他端面(図で左端面)には各光変調部20A,20Bの変調光を合波して生成した信号光を外部に出力する一つの出力ポートPoutが配置されている。なお、以下に説明する各実施形態でも、前述した図2の場合と同様に、各光変調部20A,20Bの相互作用部における光の伝搬方向(主基板10の長手方向)をx方向とし、該x方向に垂直な方向をy方向とする。
上記入力ポートPinには、2×2光カプラを用いた入力光分岐部11の一方の光入力端が接続され、該入力光分岐部11の二つの光出力端が各光変調部20A,20Bの入力導波路21A,21Bにそれぞれ接続している。入力光分岐部12は、入力光を所要の強度比で二つに分岐して出力する。なお、ここでは入力ポートPinからの入力光Linが入力光分岐部11の図で下側に位置する光入力端に与えられる一例を示したが、図の上側に位置する光入力端に入力光Linを与えるようにしてもよい。また、2×2光カプラに代えてY分岐導波路を用いて入力光分岐部11を構成することも可能である。
光変調部20Aは、主基板10の図で上側に位置する表面部分に形成された、入力導波路21A、光分岐部22A、一対の分岐導波路23A,24A、光合波部25Aおよび出力導波路26Aからなるマッハツェンダ(MZ)型の光導波路と、一対の分岐導波路23A,24Aに沿ってパターニングされた信号電極31Aおよび接地電極32Aとを具備する。
入力導波路21Aは、一端が入力光分岐部11の一方の光出力端に接続しており、他端には光分岐部22Aの光入力端が接続されている。
光分岐部22Aは、入力導波路21Aを伝搬した光を1:1の強度比で二つに分岐する。光分岐部22Aの二つの光出力端には、一対の分岐導波路23A,24Aの各一端がそれぞれ接続されている。
一対の分岐導波路23A,24Aは、図で上側に位置する分岐導波路23Aと、図で下側に位置する分岐導波路24Aとが、x方向に並行している。
光合波部25Aは、二つの光入力端が上記各分岐導波路23A,24Aの他端にそれぞれ接続しており、各分岐導波路23A,24Aを伝搬した光を一つに合波する。光合波部25Aの一つの光出力端には、出力導波路26Aの一端が接続されている。
信号電極31Aは、分岐導波路23Aの真上に沿って形成されている。接地電極32Aは、信号電極31Aから隔離されると共に、分岐導波路24Aの真上に沿う部分を含んで形成されている。なお、ここでは分岐導波路24Aと光変調部20Bの後述する分岐導波路23Bとの間に形成される接地電極32Aが、光変調部20Bの後述する接地電極32Bと共有されている。
上記信号電極31Aは、主基板10の長手方向に平行な対向側面のうちの一方の側面(図で上側の側面)に引き出した出力端T2が図示しない抵抗を介して接地電極32Aに接続されることで進行波電極を構成している。主基板10の他方の側面(図で下側の側面)に引き出した入力端T1には、中継基板40上に形成された後述する信号線路41Aの出力端Tc2が電気的に接続されており、該信号線路41Aを伝播したマイクロ波電気信号(変調データに対応した電気信号)RFが信号電極31Aの入力端T1に入力される。入力端T1から出力端T2に至る信号電極31Aの断面形状は、ここではインピーダンス整合等の設計を容易するために概ね均一としている。
なお、信号電極31Aおよび接地電極32Aについては、図示されていないSiO等を用いたバッファ層を介して主基板10(光導波路)の上に形成するのがよい。バッファ層を設けることにより、各分岐導波路23A,24A中を伝搬する光が、信号電極31Aおよび接地電極32Aによって吸収されるのを防ぐことができる。
光変調部20Bは、主基板10の図で下側に位置する表面部分に形成された、入力導波路21B、光分岐部22B、一対の分岐導波路23B,24B、光合波部25Bおよび出力導波路26Bからなるマッハツェンダ(MZ)型の光導波路と、一対の分岐導波路23B,24Bに沿ってパターニングされた信号電極31Bおよび接地電極32Bとを具備する。
入力導波路21Bは、一端が入力光分岐部11の他方の光出力端に接続しており、他端には光分岐部22Bの光入力端が接続されている。
光分岐部22Bは、入力導波路21Bを伝搬した光を1:1の強度比で二つに分岐する。光分岐部22Bの二つの光出力端には、一対の分岐導波路23B,24Bの各一端がそれぞれ接続されている。
一対の分岐導波路23B,24Bは、図で上側に位置する分岐導波路23Bと、図で下側に位置する分岐導波路24Bとがx方向に並行している。
光合波部25Bは、二つの光入力端が上記各分岐導波路23B,24Bの他端にそれぞれ接続しており、各分岐導波路23B,24Bを伝搬した光を一つに合波する。光合波部25Bの一つの光出力端には、出力導波路26Bの一端が接続されている。
信号電極31Bは、分岐導波路23Bの真上に沿って形成されている。接地電極32Bは、信号電極31Bから隔離されると共に、分岐導波路24Bの真上に沿う部分を含んで形成されている。なお、ここでは分岐導波路23Bと光変調部20Aの分岐導波路24Aとの間に形成される接地電極32Bが、光変調部20Aの接地電極32Aと共有されている。
上記信号電極31Bは、主基板10の長手方向に平行な対向側面のうちの一方の側面(図で上側の側面)に引き出した出力端T2が図示しない抵抗を介して接地電極32Bに接続されることで進行波電極を構成している。主基板10の他方の側面(図で下側の側面)に引き出した入力端T1には、中継基板40上に形成された後述する信号線路41Bの出力端Tc2が電気的に接続されており、該信号線路41Bを伝播したマイクロ波電気信号(変調データに対応した電気信号)RFが信号電極31Bの入力端T1に入力される。入力端T1から出力端T2に至る信号電極31Bの断面形状は、ここではインピーダンス整合等の設計を容易するために概ね均一としている。なお、信号電極31Bおよび接地電極32Bについても、前述した場合と同様にしてバッファ層を介して主基板10(光導波路)の上に形成するのがよい。
上記各光変調部20A,20Bは、各々の出力導波路26A,26Bの他端が、2×2光カプラを用いた出力光合波部12の二つの光入力端にそれぞれ接続している。出力光合波部12は、各光変調部20A,20Bから出力される変調光を一つに合波した後に二分岐して、二つの光出力端のうちの一方の光出力端に導かれる信号光を出力ポートPoutより外部に出力する。なお、ここでは出力光合波部12の図で上側に位置する光出力端に導かれる信号光を本光変調器の出力光Loutとする一例を示したが、図の下側に位置する光出力端に導かれる信号光を本光変調器の出力光Loutとするようにしてもよい。また、2×2光カプラに代えてY分岐導波路を用いて出力光合波部12を構成することも可能である。
上記のように構成された主基板10上の各光変調部20A,20Bでは、上述の図2に示した場合と同様に、各々の信号電極31A,31Bの入力端T1,T1が主基板10の対向側面のうちの一方の側面に並べて設けられることになる。ただし、各入力端T1,T1の間隔dx’は、図示しないパッケージの電極入力端子などの外部との接続が中継基板40を介して行われるため、外部との接続が直接行われる図2の場合の間隔dxよりも狭くすることができる。
上記各信号電極31A,31Bの入力端T1,T1の間隔dx’は、各信号電極31A,31Bの入力引出線部分の間に配置される接地電極において十分な接地をとることができると共に、各信号電極31A,31Bを伝播する電気信号RF,RF間のクロストークを実質的に抑えることができる間隔まで狭くすることが可能である。ただし、中継基板40との接続(例えば、ワイヤ等のボンディング)のための領域が確保されていることが必要である。具体的には、各信号電極31A,31Bの入力端T1,T1における電極幅をW、各信号電極31A,31Bと接地電極32A,32Bとの間隔(ギャップ)をSとしたとき、各信号電極31A,31Bの入力端T1,T1それぞれにおける中心線の間隔dx’が2×(W+S)以上となるようにするのが望ましい。
また、ここでは上記各信号電極31A,31Bの出力端T2,T2についても、上記入力端T1,T1と同様にして、基板10の対向側面のうちの他方の側面に並べて設けられている。各出力端T2,T2の間隔は、入力端T1,T1の間隔dx’と略等しくするのが好ましい。また、各信号電極31A,31Bの入力端T1,T1から出力端T2,T2までの電気長も互いに略等しくするのがよい。これにより、各信号電極31A,31Bにおいて、入力端T1,T1および出力端T2,T2の相対的な位置が同じになるので、基板10の検査および実装が容易になる。
中継基板40は、その表面上に信号線路41A,41Bおよび接地電極42A,42Bが形成されている。この中継基板40は、各信号線路41A,41Bの単位長さあたりの伝播損失が、高周波成分も含めて、主基板10上の各信号電極31A,31Bの単位長さあたりの伝播損失よりも小さくなるように、基板材料の選択および信号線路の断面形状の設計が行われている。
具体的には、例えば中継基板40の誘電率が主基板20の誘電率よりも低くなる材料を選択することで、中継基板40上の各信号線路41A,41Bの幅を、主基板10上の各信号電極31A,31Bの幅よりも広く設定することができ、各信号線路41A,41Bにおける単位長さあたりの伝播損失を低減することが可能になる。また、例えば中継基板40の誘電正接(tanδ)が主基板20のtanδよりも低くなる材料を選択することで、中継基板40における誘電体損を主基板10よりも小さくして、各信号線路41A,41Bの帯域を広げる(高周波応答特性を向上させる)ようにすることも有効である。
なお、主基板10および中継基板40に用いられる主材料については同じものにするのが好ましい。これにより、光変調器の周囲温度が変化した場合でも主基板10および中継基板40の屈折率は基本的に同じになるので、後述するように中継基板40上に形成される各信号線路41A,41Bの長さが異なっていても、各光変調部20A,20Bの変調光のタイミングが温度変化によりずれてしまうのを回避することが可能になる。
各信号線路41A,41Bは、中継基板40のx方向に平行な対向側面のうちの一方の側面(図で下側の側面)に入力端Tc1,Tc1が配置され、他方の側面(図で上側の側面)に出力端Tc2,Tc2が配置されている。各信号線路41A,41Bの入力端Tc1,Tc1付近には、図示しないパッケージの電極入力端子などの外部との接続用の電極パッドが形成されており、該入力端Tc1,Tc1の間隔dxは、上記パッケージの電極入力端子の間隔に合わせて、前述した主基板10上の各信号電極31A,31Bの入力端T1,T1の間隔dx’よりも広くなっている。一方、各信号線路41A,41Bの出力端Tc2,Tc2の間隔は、主基板10上の各信号電極31A,31Bの入力端T1,T1との接続のために、該入力端T1,T1の間隔dx’に合わせられている。
上記各信号線路41A,41Bの入力端Tc1,Tc1および出力端Tc2,Tc2の間の電極パターンは、入力端Tc1,Tc1に電気信号RF,RFを同時に印加したときに、主基板10上の各光変調部20A,20Bから出力される変調光の同期がとれるようにするため、ここでは一方の信号線路41Bが略コ字形状の迂回パターンとされている。つまり、各信号線路41A,41Bは異なる電気長を有し、信号線路41Bを伝播する電気信号RFに遅延が与えられるようになっている。これにより、各光変調部20A,20Bの変調光が出力光合波部12で合波される点をPとし、該点Pからの光路長が等しくなる各分岐導波路23A,23B上の点をP,Pとした場合に(ここでは、光変調部20Bの分岐導波路23Bと信号電極31Bの入力引出線部分とが交わる点を基準にして、点Pからの光路長が等しくなる点をP,Pとしている)、信号線路41Aの入力端Tc1から信号電極31Aの入力端T1を経由して上記点Pに至る信号経路の電気長と、信号線路41Bの入力端Tc1から信号電極31Bの入力端T1を経由して上記点Pに至るまでの信号経路の電気長とが互いに等しくされている。
各接地電極42A,42Bは、各信号線路41A,41Bから隔離されて中継基板40上に形成されており、各信号線路41A,41Bとの間でコプレーナ電極を構成している。なお、ここでは各信号線路41A,41Bの間に形成される接地電極42Aおよび42Bが共有されている。上記各接地電極42A,42Bは、主基板10上の各接地電極32A,32Bに、各々が隣接する部分の表面で電気的に接続されている。
中継基板40上に信号線路41A,41Bの特性インピーダンス(以下、「中継基板40のインピーダンス」と呼ぶ)は、基本的に、主基板10上の信号電極31A,31Bの特性インピーダンス(以下、「主基板10のインピーダンス」と呼ぶ)と揃えておく。ただし、主基板10のインピーダンスと、各信号線路41A,41Bの入力端Tc1,Tc1に接続されるパッケージの電極入力端子等に用いられる外部コネクタのインピーダンスとが異なっている場合には、中継基板40のインピーダンスが、主基板10のインピーダンスと外部コネクタのインピーダンスとの中間の値に設定されるようにするのがよい。すなわち、中継基板40のインピーダンスが、主基板10のインピーダンスよりも小さく、かつ、外部コネクタのインピーダンスよりも大きくなるか、または、主基板10のインピーダンスよりも大きく、かつ、外部コネクタのインピーダンスよりも小さくなるようにする。これにより、主基板10、中継基板40および外部コネクタの各インピーダンスの製造ばらつきも含めて、異なる部材間におけるインピーダンスの不整合を緩和することが可能になる。
上記のような中継基板40上の各信号線路41A,41Bは、各々の長さが異なるので、単位長さあたりの伝播損失が主基板10側と中継基板40側とで相違していれば、各光変調部20A,20Bの変調帯域が異なってしまうことになる。これを防ぐためには、主基板10側の各信号電極31A,31Bについて、単位長さあたりの損失をαm、入力端T1,T1から点P,Pまでの部分の長さをLm,Lmとし、また、中継基板40側の各信号線路41A,41Bについて、単位長さあたりの損失をαc、入力端Tc1,Tc1から出力端Tc2,Tc2までの長さをLc,Lcとしたとき、次の(1)式に示す関係を満たすαm,αcが実現されるように、信号電極31A,31Bおよび信号線路41A,41Bの断面形状を設定しておくのが好ましい。
αc×Lc+αm×Lm=αc×Lc+αm×Lm …(1)
次に、第1実施形態による光変調器の動作について説明する。
まず、図示しない単一の光源等から出力される光Linが本光変調器の入力ポートPinから入力光分岐部11に入力される。該入力光Linは、入力光分岐部11で所要の強度比に従って二分岐されて各光変調部20A,20Bの入力導波路21A,21Bに入力される。
光変調部20Aでは、入力導波路21Aに入力された光が光分岐部22Aで1:1の強度比に従って二分岐されて分岐導波路23A,24Aにそれぞれ送られる。ここで、中継基板40上の信号線路41Aの入力端Pc1から電気信号RFが印加され、該電気信号RFが信号線路41Aを伝播した後、主基板10上の信号電極31Aの入力端P1に与えられて信号電極31Aを伝播することにより、電気信号RFのレベルに応じて変調された光が出力導波路26Aを通って出力光合波部12に出力される。
また、光変調部20Bでも、上記光変調部20Aと同様にして、入力導波路21Bに入力された光が光分岐部22Bで1:1の強度比に従って二分岐されて分岐導波路23B,24Bにそれぞれ送られる。中継基板40上の信号線路41Bの入力端Pc1には、信号線路41Aの入力端Pc1に電気信号RFが印加されるのと同時に、電気信号RFが印加され、該電気信号RFが信号線路41Bを伝播した後、主基板10上の信号電極31Bの入力端P1に与えられて信号電極31Bを伝播することにより、電気信号RFのレベルに応じて変調された光が出力導波路26Bを通って出力光合波部12に出力される。
このとき、信号線路41Bの入力端Tc1から信号電極31Bの入力端T1を経由して分岐導波路23B上に位置する点Pに至る信号経路の電気長が、信号線路41Aの入力端Tc1から信号電極31Aの入力端T1を経由して分岐導波路23A上に位置する点Pに至る信号経路の電気長に等しくされているため、光変調部20B側の電気信号RFが上記点Pに到達するタイミングは、光変調部20A側の電気信号RFが上記Pに到達するタイミングと実質的に同じになる。よって、各光変調部20A,20Bから出力光合波部12には同期のとれた変調光が出力される。出力光合波部12では、各光変調部20A,20Bからの変調光が一つに合波された後に二分岐され、一方の信号光Loutが出力ポートPoutより外部に出力される。
上述したように第1実施形態の光変調器によれば、主基板10上に2つの光変調部20A,20Bを並列に配置し、各々の信号電極31A,31Bの入力端T1,T1を主基板10の一側面に並べるときでも、各光変調部20A,20Bより同期のとれた変調光を出力することができる。該各変調光は、中継基板40上の各信号線路41A,41Bでの高周波も含めた伝播損失が主基板10側よりも低減されているため、広い変調帯域が確保されている。また、各光変調部20A,20Bの相互作用部は同じ長さになっているので、駆動電圧の上昇を招くこともない。さらに、主基板10上の各信号電極31A,31B間に位置する接地電極では十分な接地がとられており、信号電極31A,31B間のクロストークが抑えられているので、低ノイズの信号光Loutを出力できる。加えて、中継基板40上で信号線路41Bを引き回して電気長の調整を行っており、主基板10上での信号電極の引き回しは不要であるので、主基板10の幅を狭くすることができる。主基板10の幅が狭くなれば、一枚のウェハから複数のチップ(主基板10)を切り出す場合により多くのチップが得られるため、光変調器のコスト削減が可能になる。
なお、上記第1実施形態では、主基板10上の各信号電極31A,31Bの断面形状を入力端T1,T1から出力端T2,T2まで概ね均一として、インピーダンス整合等の設計を容易に行えるようにする一例を示したが、本発明はこれに限らない。例えば、各信号電極31A,31Bの各分岐導波路23A,23B上に沿う部分(相互作用部)での伝播損失が大きい場合は、各信号電極31A,31Bの入力端T1,T1から各分岐導波路23A,23B上の点P,Pまでの部分における電極の厚みを、その他の部分の電極の厚みよりも大きくするか、或いは、上記入力端T1,T1から点P,Pまでの部分における信号電極と接地電極の間隔を、その他の部分における信号電極と接地電極の間隔よりも広げるようにするのがよい。これにより、各信号電極31A,31Bの入力端T1,T1から点P,Pまでの部分での伝播損失を低減できるので広帯域化が可能である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図4は、第2実施形態による光変調器の構成を示す平面図である。なお、前述の図3に示した第1実施形態の構成と同一若しくは対応する部分には同じ符号を付して説明を省略するものとし、以降の他の実施形態についても同様とする。
図4において、本実施形態の光変調器の構成が前述した第1実施形態の場合と異なる点は、中継基板40上の各信号線路41A,41Bの配線パターンを変更して、該各信号線路41A,41Bの入力端Tc1,Tc1間の中心線CLが、主基板10上の各信号電極31A,31Bの入力端T1,T1間の中心線CL’からずれるようにしている点である。
上述の図3に示した第1実施形態の場合、上記各中心線CL,CL’を一致させつつ、入力端Tc1,Tc1の間隔を外部との接続に必要なdxにしていたので、中継基板40上の一方の信号線路41Bが略コ字形状の迂回パターンとなっていた。このため、中継基板40のサイズが比較的大きなものにならざるを得なかった。そこで、本実施形態では、主基板10側の中心線CL’に対して中継基板40側の中心線CLが図で左側にずれることを許容することで、信号線路41Bが略コ字形状の迂回パターンになるのを回避している。これにより、中継基板40のサイズをx方向およびy方向の両方について小さくすることが可能になり、中継基板40上の各信号線路41A,41Bのパターン設計も容易できるようになる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図5は、第3実施形態による光変調器の構成を示す平面図である。
図5において、本実施形態の光変調器は、前述の図4に示した第2実施形態の構成について、主基板10上の信号電極31Aの入力端T1から分岐導波路23Aとの交点までの入力引出線部分を、y方向に対し角度を付けて斜めに配線するようにしている。
これにより、信号電極31Aの入力端T1から分岐導波路23A上の点Pに至るまでの信号経路の電極長が短くなるので、中継基板40上の各信号線路41A,41Bにおける電極長の差、つまり、中継基板40での遅延量を減らすことができる。よって、中継基板40のサイズをy方向についてさらに小さくすることが可能になる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
上述した第1〜第3実施形態では、主基板上に二つの光変調部が並列に配置される光変調器について説明してきたが、本発明は三つ以上の光変調部の並列配置にも応用可能である。そこで、第4実施形態では、例えば三つの光変調部を主基板上に並列配置した応用例を説明する。
図6は、第4実施形態による光変調器の構成を示す平面図である。
図6において、本実施形態の光変調器は、例えば前述の図4に示した第2実施形態の構成について、主基板10上に、光変調部20A,20Bと同様な構成を持つ光変調部20Cを追加している。この光変調部20Cは、ここでは光変調部20Bの下側に並列に配置されており、その信号電極31Cの入力端T1が、主基板10の一方の側面に、各光変調部20A,20Bの信号電極23A,23Bの入力端T1,T1と並べて配置されている。上記光変調部20Cには、入力光分岐部11で二分岐された入力光のうちの光変調部20B側に送られる光を更に入力光分岐部11’で二分岐した光が入力される。また、光変調部20Cから出力される変調光は、各光変調部20A,20Bの変調光を出力光合波部12で合波した光が一方の光入力端に与えられる出力光合波部12’の他方の光入力端に送られ、該出力光合波部12’で合波された信号光が出力ポートPoutに出力される。
中継基板40上には、上記光変調部20Cに対応させて信号線路41Cが追加されている。この信号線路41Cの入力端Tc1は、中継基板40の一方の側面に、各信号線路41A,41Bの入力端Tc1,Tc1と並べて配置されており、隣の入力端Tc1との間隔は、入力端Tc1,Tc1の間隔と同様にdxとなっている。また、信号線路41Cの出力端Tc2は、中継基板40の他方の側面に、各信号線路41A,41Bの入力端Tc2,Tc2と並べて配置されており、主基板10上の信号電極31Cの入力端T1と電気的に接続されている。なお、第2実施形態の場合と同様に、各信号線路41B,41Cの入力端Tc1,Tc1間の中心線は、主基板10上の各信号電極31B,31Cの入力端T1,T1間の中心線からずれている。
信号線路41Cの電気長は、各信号線路41A〜41Cの入力端Tc1〜Tc1に電気信号RF〜RFを同時に印加したときに、主基板10上の各光変調部20A〜20Cから出力される変調光の同期がとれるようにするために、信号線路41Bの電気長よりも更に長くされている。これにより、出力光合波部12’での合波点をP’とし、該点P’からの光路長が等しくなる各分岐導波路23A,23B,23C上の点をP’,P’,Pとした場合に(ここでは、光変調部20Cの分岐導波路23Cと信号電極31Cの入力引出線部分とが交わる点を基準にしている)、信号線路41Aの入力端Tc1から信号電極31Aの入力端T1を経由して上記点P’に至る信号線路の電気長と、信号線路41Bの入力端Tc1から信号電極31Bの入力端T1を経由して上記点P’に至る信号経路の電気長と、信号線路41Cの入力端Tc1から信号電極31Cの入力端T1を経由して上記点Pに至る信号線路の電気長とが互いに等しくなっている。
上記のように主基板10上に三つの光変調部20A〜20Bが並列配置された光変調器においても、上述した第2実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。なお、本実施形態と同様の考え方により、四つ以上の光変調部が並列配置される場合にも本発明を応用することが可能である。
以上の各実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 電気光学効果を有する基板にマッハツェンダ型光導波路を形成し、該マッハツェンダ型光導波路の光分岐部および光合波部の間に位置する一対の分岐導波路に沿って信号電極および接地電極を設け、進行波電極とした前記信号電極に、変調データに対応した電気信号を印加することにより、前記マッハツェンダ型光導波路を伝搬する光の変調を行う複数の光変調部が、同一の主基板上に並列に配置された光変調器であって、
前記主基板上に配置され、前記各光変調部からそれぞれ出力される変調光を合波する出力光合波部と、
前記主基板とは別に設けた中継基板と、
前記各光変調部にそれぞれ対応させて前記中継基板上に形成された複数の信号線路と、を備え、
前記主基板上の前記各光変調部の信号電極は、前記電気信号が与えられる各々の入力端が、前記主基板の一側面に並べて配置され、
前記中継基板上の前記各信号線路は、前記各光変調部にそれぞれ対応した前記電気信号が外部より印加される各々の入力端が、前記中継基板の一側面に所定の間隔をあけて並べて配置され、かつ、前記主基板上の対応する前記光変調部の信号電極の入力端に電気的に接続される各々の出力端が、前記中継基板の他の側面に並べて配置されると共に、当該入力端から出力端までの各々の電気長が互いに異なり、
前記各光変調部の一対の分岐導波路のうちの前記信号電極が沿う分岐導波路上に、前記出力光合波部からの光路長が互いに等しくなる基点を個別に設定したとき、前記各光変調部にそれぞれ対応する、前記中継基板上の信号線路の入力端から該信号線路の出力端に接続する前記主基板上の信号電極の入力端を経由して該信号電極上の前記基点に至るまでの信号経路の電気長が、互いに等しくなるように構成されたことを特徴とする光変調器。
(付記2) 付記1に記載の光変調器であって、
前記主基板上の前記各光変調部の信号電極は、隣り合う前記入力端の間隔が、前記中継基板上の各信号線路の入力端の配置間隔よりも狭いことを特徴とする光変調器。
(付記3) 付記2に記載の光変調器であって、
前記主基板上の前記各光変調部の信号電極は、前記入力端における電極幅をWとし、前記接地電極との間隔をSとするとき、隣り合う前記入力端の中心線の間隔が2×(W+S)以上であることを特徴とする光変調器。
(付記4) 付記1〜3のいずれか1つに記載の光変調器であって、
前記中継基板上の前記各信号線路における単位長さあたりの伝播損失は、前記主基板上の前記各光変調部の信号電極における単位長さあたりの伝播損失よりも小さいことを特徴とする光変調器。
(付記5) 付記4に記載の光変調器であって、
前記中継基板は、前記主基板の誘電率よりも低い誘電率を有することを特徴とする光変調器。
(付記6) 付記4に記載の光変調器であって、
前記中継基板は、前記主基板の誘電正接(tanδ)よりも低い誘電正接を有することを特徴とする光変調器。
(付記7) 付記1〜6のいずれか1つに記載の光変調器であって、
前記各光変調部にそれぞれ対応する、前記中継基板上の信号線路の入力端から該信号線路の出力端に接続する前記主基板上の信号電極の入力端を経由して該信号電極上の前記基点に至るまでの信号経路における伝播損失の発生量が、互いに等しくなるように、前記信号線路および前記信号電極の断面形状が設定されていることを特徴とする光変調器。
(付記8) 付記1〜7のいずれか1つに記載の光変調器であって、
前記主基板上の前記各光変調部の信号電極は、抵抗を介して前記接地電極に接続される各々の出力端が、前記基板の一側面に対向する他の側面に並べて配置されていることを特徴とする光変調器。
(付記9) 付記8に記載の光変調器であって、
前記主基板上の前記各光変調部の信号電極は、前記入力端から前記出力端までの電気長が互いに等しいことを特徴とする光変調器。
(付記10) 付記1〜9のいずれか1つに記載の光変調器であって、
前記中継基板上に、前記各信号線路から隔離させて形成した接地電極を備え、該接地電極が、前記主基板上の前記各光変調部の接地電極と電気的に接続されていることを特徴とする光変調器。
(付記11) 付記1〜10のいずれか1つに記載の光変調器であって、
前記中継基板上の前記各信号線路の特性インピーダンスは、前記主基板上の前記各光変調部の信号電極の特性インピーダンスと、該各信号線路の入力端に電気的に接続される外部コネクタのインピーダンスとの中間の値に設定されることを特徴とする光変調器。
(付記12) 付記1〜11のいずれか1つに記載の光変調器であって、
前記主基板上の前記各光変調部の信号電極における隣り合う前記入力端の間の中心線に対して、該各光変調部に対応した前記中継基板上の前記各信号線路における前記入力端の間の中心線がずれていることを特徴とする光変調器。
(付記13) 付記1〜12のいずれか1つに記載の光変調器であって、
前記主基板上の少なくとも1つの前記光変調部の信号電極は、前記一対の分岐導波路に沿う部分の一端を前記基板の一方の側面まで伸ばして前記入力端とした入力引出線部分が、前記主基板の一側面に垂直な方向に対し角度を付けて斜めに配線されていることを特徴とする光変調器。
(付記14) 付記1〜13のいずれか1つに記載の光変調器と、単一の光源と、を備え、該光源の出力光が前記光変調器に入力され、該入力光が複数に分岐されて前記各光変調部に与えられることを特徴とする光送信装置。
10…主基板
11,11’…入力光分岐部
12,12’…出力光合波部
20A〜20C…光変調部
21A,21B…入力導波路
22A,22B…光分岐部
23A,23B,24A,24B…分岐導波路
25A,25B…光合波部
26A,26B…出力導波路
31A〜31C…主基板上の信号電極
32A,32B…主基板上の接地電極
40…中継基板
41A〜41C…中継基板上の信号線路
42A,42B…中継基板上の接地電極
CL…中継基板上の信号線路の入力端間の中心線
CL’…主基板上の信号電極の入力端間の中心線
dx…中継基板上の信号線路の入力端の間隔
dx’…主基板上の信号電極の入力端の間隔
Lin…入力光
Lout…出力光
Pin…入力ポート
Pout…出力ポート
T1〜T1…主基板上の信号電極の入力端
T2〜T2…主基板上の信号電極の出力端
Tc1〜Tc1…中継基板上の信号線路の入力端
Tc2〜Tc2…中継基板上の信号線路の出力端

Claims (10)

  1. 電気光学効果を有する基板にマッハツェンダ型光導波路を形成し、該マッハツェンダ型光導波路の光分岐部および光合波部の間に位置する一対の分岐導波路に沿って信号電極および接地電極を設け、進行波電極とした前記信号電極に、変調データに対応した電気信号を印加することにより、前記マッハツェンダ型光導波路を伝搬する光の変調を行う複数の光変調部が、同一の主基板上に並列に配置された光変調器であって、
    前記主基板上に配置され、前記各光変調部からそれぞれ出力される変調光を合波する出力光合波部と、
    前記主基板とは別に設けた中継基板と、
    前記各光変調部にそれぞれ対応させて前記中継基板上に形成された複数の信号線路と、を備え、
    前記主基板上の前記各光変調部の信号電極は、前記電気信号が与えられる各々の入力端が、前記主基板の一側面に並べて配置され、
    前記中継基板上の前記各信号線路は、前記各光変調部にそれぞれ対応した前記電気信号が外部より印加される各々の入力端が、前記中継基板の一側面に所定の間隔をあけて並べて配置され、かつ、前記主基板上の対応する前記光変調部の信号電極の入力端に電気的に接続される各々の出力端が、前記中継基板の他の側面に並べて配置されると共に、当該入力端から出力端までの各々の電気長が互いに異なり、
    前記各光変調部の一対の分岐導波路のうちの前記信号電極が沿う分岐導波路上に、前記出力光合波部からの光路長が互いに等しくなる基点を個別に設定したとき、前記各光変調部にそれぞれ対応する、前記中継基板上の信号線路の入力端から該信号線路の出力端に接続する前記主基板上の信号電極の入力端を経由して該信号電極上の前記基点に至るまでの信号経路の電気長が、互いに等しくなるように構成されたことを特徴とする光変調器。
  2. 請求項1に記載の光変調器であって、
    前記主基板上の前記各光変調部の信号電極は、隣り合う前記入力端の間隔が、前記中継基板上の各信号線路の入力端の配置間隔よりも狭いことを特徴とする光変調器。
  3. 請求項1または2に記載の光変調器であって、
    前記中継基板上の前記各信号線路における単位長さあたりの伝播損失は、前記主基板上の前記各光変調部の信号電極における単位長さあたりの伝播損失よりも小さいことを特徴とする光変調器。
  4. 請求項3に記載の光変調器であって、
    前記中継基板は、前記主基板の誘電率よりも低い誘電率を有することを特徴とする光変調器。
  5. 請求項3に記載の光変調器であって、
    前記中継基板は、前記主基板の誘電正接(tanδ)よりも低い誘電正接を有することを特徴とする光変調器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の光変調器であって、
    前記各光変調部にそれぞれ対応する、前記中継基板上の信号線路の入力端から該信号線路の出力端に接続する前記主基板上の信号電極の入力端を経由して該信号電極上の前記基点に至るまでの信号経路における伝播損失の発生量が、互いに等しくなるように、前記信号線路および前記信号電極の断面形状が設定されていることを特徴とする光変調器。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の光変調器であって、
    前記主基板上の前記各光変調部の信号電極は、抵抗を介して前記接地電極に接続される各々の出力端が、前記基板の一側面に対向する他の側面に並べて配置されていることを特徴とする光変調器。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の光変調器であって、
    前記中継基板上の前記各信号線路の特性インピーダンスは、前記主基板上の前記各光変調部の信号電極の特性インピーダンスと、該各信号線路の入力端に電気的に接続される外部コネクタのインピーダンスとの中間の値に設定されることを特徴とする光変調器。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の光変調器であって、
    前記主基板上の前記各光変調部の信号電極における隣り合う前記入力端の間の中心線に対して、該各光変調部に対応した前記中継基板上の前記各信号線路における前記入力端の間の中心線がずれていることを特徴とする光変調器。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の光変調器であって、
    前記主基板上の少なくとも1つの前記光変調部の信号電極は、前記一対の分岐導波路に沿う部分の一端を前記基板の一方の側面まで伸ばして前記入力端とした入力引出線部分が、前記主基板の一側面に垂直な方向に対し角度を付けて斜めに配線されていることを特徴とする光変調器。
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