JP2010182975A - 面発光型半導体レーザおよびその製造方法 - Google Patents

面発光型半導体レーザおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を低く抑えつつ、寄生容量を小さくすることの可能な面発光型半導体レーザおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】金属層11上に柱状のメサ部17が設けられている。メサ部17の上面には、環状の上部電極21が設けられており、メサ部17の側面(周囲)には、少なくとも下部DBR層12にまで達する複数の溝19が設けられている。複数の溝19は、メサ部17を中心にして回転する方向に所定の間隙で形成されている。メサ部17のうち活性層14および電流狭窄層18を含む柱状部分17Aは、下部DBR層12との対向領域内および上部DBR層16との対向領域内に形成されており、柱状部分17Aが、上部DBR層16の断面積よりも小さくなっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、寄生容量の小さな面発光型半導体レーザおよびその製造方法に関する。
面発光型半導体レーザは、端面発光型半導体レーザと比べて低消費電力であり、かつ、直接変調可能であることから、近年、安価な光通信用光源として使われている。
面発光型半導体レーザでは、一般に、基板上に、下部DBR層、下部スペーサ層、活性層、上部スペーサ層、上部DBR層およびコンタクト層をこの順に積層してなる柱状のメサが設けられている。下部DBR層および上部DBR層のいずれか一方には、活性層への電流注入効率を高め、しきい値電流を下げるために、電流注入領域を狭めた構造を有する電流狭窄層が設けられている。メサの上面および基板の裏面にはそれぞれ、電極が設けられている。この半導体レーザでは、電極から注入された電流が電流狭窄層により狭窄されたのち活性層に注入され、これにより電子と正溝の再結合による発光が生じる。この光は、下部DBR層および上部DBR層により反射され、所定の波長でレーザ発振が生じ、メサの上面からレーザ光として射出される。
特開2008−060322号公報
ところで、上記半導体レーザにおいて高速変調するためには、寄生容量を小さくすることが必要である。寄生容量は、メサの内部では、酸化狭窄層やpn接合部分に主に生じる。これらに起因して生じる寄生容量を低減する方法としては、例えば、メサ径を小さくすることが考えられる。しかし、メサの上面には、リング電極が形成されるので、メサ径は、酸化狭窄径、リング電極の幅、リング電極を形成する際の位置精度などによって制限される。例えば、酸化狭窄径10μm、リング電極の幅5μm、位置精度±2μmとすると、メサ径を、少なくとも(10+5×2+2)×2=24μm以上とすることが必要となる。
そこで、メサ径がリング電極によって制限を受けるのを避けるために、例えば、半導体レーザを特許文献1に記載されているような裏面射出型にすることが考えられる。この裏面射出型の半導体レーザでは、メサの上面を含む表面全体に電極を形成することが可能であるので、メサ径を、電極による制限を受けずに設定することが可能である。しかし、この裏面射出型において、メサ径を単純に小さくした場合には、メサ内の電気抵抗が高くなり、消費電力が大幅に増大してしまうという問題がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、消費電力を低く抑えつつ、寄生容量を小さくすることの可能な面発光型半導体レーザおよびその製造方法を提供することにある。
本発明の面発光型半導体レーザは、基板の上に、第1多層膜反射鏡、活性層および第2多層膜反射鏡を基板側から順に含むと共に、電流狭窄層を含む柱状のメサ部を備えたものである。メサ部のうち活性層および電流狭窄層を含む柱状部分は、第1多層膜反射鏡との対向領域内および第2多層膜反射鏡との対向領域内に形成されており、柱状部分の断面積が、第2多層膜反射鏡の断面積よりも小さくなっている。
本発明の面発光型半導体レーザでは、メサ部のうち活性層および電流狭窄層を含む柱状部分は、第1多層膜反射鏡との対向領域内および第2多層膜反射鏡との対向領域内に形成されている。さらに、柱状部分の断面積が、第2多層膜反射鏡の断面積よりも小さくなっている。これにより、活性層および電流狭窄層に起因して生じる寄生容量を低減することができる。また、メサ全体の径を小さくした場合と比べて、メサ内の電気抵抗を低減することができる。
本発明の面発光型半導体レーザの製造方法は、以下の3つの工程を含むものである。
(A)第1基板の上に、第1多層膜反射鏡、活性層および第2多層膜反射鏡を第1基板とは反対側から順に含むと共に被酸化層を含む半導体層を有する被加工基板の前記半導体層のうち柱状の特定領域の周囲に、少なくとも第2多層膜反射鏡および被酸化層にまで達する複数の溝を、特定領域を中心にして回転する方向に所定の間隙で形成する第1工程
(B)半導体層の上面うち溝の非形成領域に第1金属層を形成したのち、第2基板の上に第2金属層を有する支持基板の前記第2金属層に、第1金属層を貼り合わせる第2工程
(C)第1基板側から、特定領域を含む領域以外の領域の全体または一部を除去することにより溝を外部と連通させたのち、被酸化層を溝の側面側から酸化することにより被酸化層のうち特定領域の外縁に対応する領域に酸化領域を形成すると共に被酸化層のうち特定領域の中心に対応する領域に未酸化領域を形成する第3工程
本発明の面発光型半導体レーザの製造方法では、第1基板の上に半導体層を有する被加工基板のうち、特定領域の周囲に所定の間隔で形成した各溝の開口側の面が支持基板に貼り合わされる。その後、第1基板側から、特定領域を含む領域以外の領域の全体または一部を除去することにより溝が外部と連通する。このとき、特定領域のうち活性層および被酸化層を含む第1柱状部分が、第1多層膜反射鏡のうち前記複数の溝によって囲まれた第2柱状部分との対向領域内および第2多層膜反射鏡のうち前記複数の溝によって囲まれた第3柱状部分との対向領域内に位置する。そして、上記第1柱状部分の断面積が、第3柱状部分の断面積よりも小さくなる。ここで、特定領域の径は、溝を外部と連通させる工程よりも前の工程で決定されるものであり、溝を外部と連通させる工程において除去しない領域(特定領域を含む領域)の径によって制限を受けない。そのため、第3柱状部分とは無関係に第1柱状部分の断面積を小さくすることができる。
本発明の面発光型半導体レーザによれば、柱状部分の断面積を第2多層膜反射鏡の断面積よりも小さくするようにしたので、活性層および電流狭窄層に起因して生じる寄生容量を低減することができる。また、メサ全体の径を小さくした場合と比べて、メサ内の電気抵抗を低減することができ、消費電力を低く抑えることができる。従って、本発明では、消費電力を低く抑えつつ、寄生容量を小さくすることができる。
本発明の面発光型半導体レーザの製造方法によれば、第3柱状部分とは無関係に、活性層および被酸化層の断面積を小さくすることができるようにしたので、第1柱状部分に起因して生じる寄生容量を低減することができる。また、第1柱状部分とは無関係に第3柱状部分の断面積を大きくしておくことができるので、メサ全体の径を小さくした場合と比べて、メサ内の電気抵抗を低減することができ、消費電力を低く抑えることができる。従って、本発明では、消費電力を低く抑えつつ、寄生容量を小さくすることができる。
本発明の一実施の形態に係る半導体レーザの上面図である。 図1の半導体レーザの斜視図である。 図1の半導体レーザのA−A矢視方向の断面図である。 図1の半導体レーザのB−B矢視方向の断面図である。 図2のメサ部の中部、下部、上部のそれぞれの断面図である。 図3、図4の電流狭窄層の断面図である。 図1の半導体レーザの製造過程を説明するための上面図である。 図7の被加工基板のA−AおよびB−B矢視方向の断面図である。 図7に続く過程を説明するための上面図である。 図9の被加工基板のA−A矢視方向の断面図である。 図9の被加工基板のB−B矢視方向の断面図である。 図9に続く過程を説明するための上面図である。 図12の被加工基板および支持基板のA−A矢視方向の断面図である。 図12の被加工基板および支持基板のB−B矢視方向の断面図である。 図12に続く過程を説明するための上面図である。 図15の被加工基板および支持基板のA−A矢視方向の断面図である。 図15の被加工基板および支持基板のB−B矢視方向の断面図である。 図15に続く過程を説明するための上面図である。 図18の被加工基板および支持基板のA−A矢視方向の断面図である。 図18の被加工基板および支持基板のB−B矢視方向の断面図である。 図18に続く過程を説明するための上面図である。 図21の被加工基板および支持基板のA−A矢視方向の断面図である。 図21の被加工基板および支持基板のB−B矢視方向の断面図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.構成
2.製造方法
3.作用・効果
4.変形例
[構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る面発光型の半導体レーザ1の上面構成を表したものである。図2は、図1の半導体レーザ1を斜視的に表したものである。図3は、図1、図2の半導体レーザ1のA−A矢視方向の断面構成の一例を表したものである。図4は、図1、図2の半導体レーザ1のB−B矢視方向の断面構成の一例を表したものである。なお、図1ないし図4は模式的に表したものであり、実際の寸法、形状とは異なっている。
本実施の形態の半導体レーザ1は、基板10の一面側に、金属層11が形成されている。金属層11は、金属層11Aおよび11Bを基板10側から順に有する積層構造となっている。この金属層11上には、下部DBR層12、下部スペーサ層13、活性層14、上部スペーサ層15および上部DBR層16(第2多層膜反射鏡)をこの順に積層してなる積層構造20が設けられている。この積層構造20は、柱状(円柱状)のメサ部17となっている。なお、メサ部17の詳細な説明は後述する。
本実施の形態では、下部DBR層11が本発明の「第1多層膜反射鏡」の一具体例に相当する。上部DBR層15が本発明の「第2多層膜反射鏡」の一具体例に相当する。積層構造20が本発明の「半導体層」の一具体例に相当する。基板10および金属層11Aが本発明の「支持基板」の一具体例に相当する。金属層11Aが本発明の「第2金属層」の一具体例に相当する。金属層11Bが本発明の「第1金属層」の一具体例に相当する。
基板10は、例えばn型GaAs基板である。なお、n型不純物としては、例えば、ケイ素(Si)またはセレン(Se)などが挙げられる。積層構造20は、例えば、AlGaAs系の化合物半導体によりそれぞれ構成されている。なお、AlGaAs系の化合物半導体とは、短周期型周期表における3B族元素のうち少なくともアルミニウム(Al)およびガリウム(Ga)と、短周期型周期表における5B族元素のうち少なくともヒ素(As)とを含む化合物半導体のことをいう。
金属層11A,11Bは、後述の製造過程において、被加工基板100と、支持基板200とを互いに貼り合わせるためのものである。金属層11A,11Bは、基板10とメサ部17との間に、基板10およびメサ部17と接して形成されている。金属層11Aは、例えば、金(Au)とゲルマニウム(Ge)との合金,ニッケル(Ni)および金(Au)とを基板10側から順に積層した構造を有しており、基板10と電気的に接続されている。金属層11Bは、例えば、チタン(Ti),白金(Pt)および金(Au)をこの順に積層して構成されたものであり、下部DBR層11と電気的に接続されている。
下部DBR層12は、低屈折率層(図示せず)および高屈折率層(図示せず)を交互に積層して形成されたものである。この低屈折率層は、例えば厚さがλ0/4n1 (λ0は発振波長、n1 は屈折率)のp型Alx1Ga1-x1As(0<x1<1)により構成されている。高屈折率層は、例えば厚さがλ0/4n2(n2 は屈折率)のp型Alx2Ga1-x2As(0<x2<x1)により構成されている。なお、p型不純物としては、例えば、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、ベリリウム(Be)などが挙げられる。
下部スペーサ層13は、例えばp型Alx3Ga1-x3As(0<x3<1)により構成されている。活性層14は、例えばアンドープのAlx4Ga1-x4As(0<x4<1)により構成されている。この活性層14では、後述の電流注入領域18Aとの対向領域が発光領域14Aとなる。上部スペーサ層15は、例えばn型Alx5Ga1-x5As(0≦x5<1)により構成されている。
上部DBR層16は、低屈折率層(図示せず)および高屈折率層(図示せず)を交互に積層して形成されている。低屈折率層は、例えば厚さがλ0/4n3(n3 は屈折率)のn型Alx6Ga1-x6As(0<x6<1)により構成されている。高屈折率層は、例えば厚さがλ0/4n4(n4 は屈折率)のn型Alx7Ga1-x7As(0<x7<x6)により構成されている。なお、上部DBR層16上に、例えばn型Alx8Ga1-x8As(0<x8<1)により構成されたコンタクト層(図示せず)が設けられていてもよい。
また、この半導体レーザ1では、例えば、下部DBR層12内に、電流狭窄層18が設けられている。電流狭窄層18は、下部DBR層12内において、活性層14側から数えて例えば数層離れた低屈折率層の部位に、低屈折率層に代わって設けられたものである。この電流狭窄層18は、その外縁領域に電流狭窄領域18Bを有しており、その中央領域が電流注入領域18Aとなっている。電流注入領域18Aは、例えばn型Alx9Ga1-x9As(0<x9≦1)からなる。電流狭窄領域18Bは、例えば、酸化アルミニウム(Al2 3)を含んで構成され、後述するように、側面から被酸化層18Dに含まれる高濃度のAlを酸化することにより得られたものである。これにより、電流狭窄層18は電流を狭窄する機能を有している。なお、電流狭窄層18は、例えば、上部DBR層16の内部や、下部スペーサ層13と下部DBR層12との間、または、上部スペーサ層15と上部DBR層16との間に形成されていてもよい。
メサ部17の上面には、上部電極21が形成されている。上部電極21は、例えば、電流注入領域18Aとの対向領域に開口(光射出口21A)を有する環形状となっている。なお、上部電極21は、電流注入領域18Aとの対向領域を塞がない限りにおいて、環形状以外の形状となっていてもよい。また、メサ部17の側面および周辺の表面には、絶縁層22が形成されている。絶縁層22の表面上には、ワイヤ(図示せず)をボンディングするための電極パッド23と、接続部24とが設けられている。電極パッド23と上部電極21とが接続部24を介して互いに電気的に接続されている。また、基板10の裏面には、下部電極25が設けられている。
ここで、絶縁層22は、例えば酸化物または窒化物などの絶縁材料からなる。上部電極21、電極パッド23および接続部24は、例えば、例えば、金(Au)とゲルマニウム(Ge)との合金,ニッケル(Ni)および金(Au)をこの順に積層して構成されたものであり、メサ部17上部(上部DBR層16)と電気的に接続されている。下部電極25は、例えば、金(Au)とゲルマニウム(Ge)との合金,ニッケル(Ni)および金(Au)とを基板10側から順に積層した構造を有しており、基板10と電気的に接続されている。
以下に、メサ部17について詳細に説明する。
メサ部17の中部に位置する柱状部分17A(第1柱状部分)には、図3、図4に示したように、下部DBR層12の上部、下部スペーサ層13、活性層14、上部スペーサ層15、上部DBR層16の下部および後述の電流狭窄層18が含まれている。なお、図3、図4には、下部DBR層12に電流狭窄層18が含まれている場合が例示されているが、この場合には、下部DBR層12のうち電流狭窄層18よりも上の部分が、柱状部分17Aに含まれている。
柱状部分17Aには、メサ部17内に寄生容量を発生させる酸化狭窄層およびpn接合部分が存在している。ここで、酸化狭窄層とは、例えばAlなどを高濃度に含む半導体層を部分的に酸化することにより形成されたものを指している。従って、本実施の形態では、電流狭窄層18が酸化狭窄層に相当する。一方、pn接合部分は、p型半導体層とn型半導体層とが互いに接触する界面のことである。従って、本実施の形態において、下部スペーサ層13および上部スペーサ層15がn型またはp型の不純物を多く含む半導体からなる場合には、下部スペーサ層13と活性層14との界面、および上部スペーサ層15と活性層14との界面がpn接合部分に相当する。また、本実施の形態において、下部スペーサ層13および上部スペーサ層15がアンドープの半導体からなる場合には、下部DBR層12と下部スペーサ層13との界面、および上部DBR層16と上部スペーサ層15との界面がpn接合部分に相当する。
柱状部分17Aは、例えば、図5(A)に示したように、半径R1の部分と、半径R2の部分とを、メサ部17の中心軸AX(積層方向に延在する軸)を中心にして回転する方向に交互に含む歯車状の断面を有している。柱状部分17Aの断面形状は、中心軸AXを中心として対称となっていることが好ましい。ここで、半径R1は、半径R2よりも小さく、かつ、後述するメサ部17の柱状部分17Bの半径R4、メサ部17の柱状部分17Cの半径R5および上部電極21の外径R6よりも小さい。さらに、半径R1は、後述するメサ部17の柱状部分17Bの半径R3と等しい。半径R2は、後述するメサ部17の柱状部分17Bの半径R4および柱状部分17Cの半径R5と等しく、かつ、上部電極21の外径R6よりも大きい。なお、半径R1,半径R3は、例えば7.5μm程度であり、半径R2,半径R4,半径R5は、例えば15μm程度である。
1=R3<R6<R2=R4=R5
メサ部17の下部に位置する柱状部分17B(第2柱状部分)には、図3、図4に示したように、下部DBR層12の中部および下部が含まれている。つまり、柱状部分17Bには、メサ部17内に電気抵抗を発生させる下部DBR層12が存在している。なお、図3、図4には、下部DBR層12に電流狭窄層18が含まれている場合が例示されているが、この場合には、下部DBR層12のうち電流狭窄層18よりも下の部分が、メサ部17の柱状部分17Bに含まれている。
柱状部分17Bは、例えば、図5(B)に示したように、半径R3の部分と、半径R4の部分とを、メサ部17の中心軸AXを中心にして回転する方向に交互に含む歯車状の断面を有している。柱状部分17Bの断面形状は、中心軸AXを中心として対称となっていることが好ましい。ここで、半径R3は、半径R4よりも小さく、かつ、半径R2、半径R5および外径R6よりも小さい。さらに、半径R3は、半径R1と等しい。半径R4は、半径R4および半径R5と等しく、かつ、外径R6よりも大きい。
メサ部17の上部に位置する柱状部分17C(第3柱状部分)には、図3、図4に示したように、上部DBR層16の中部および上部が含まれている。つまり、柱状部分17Cには、メサ部17内に電気抵抗を発生させる上部DBR層16が存在している。柱状部分17Cの断面形状は、中心軸AXを中心として対称となっていることが好ましい。柱状部分17Cは、例えば、図5(C)に示したように、半径R5の円形状の断面を有している。ここで、半径R5は、半径R1、半径R3、外径R6および外径R6よりも大きく、半径R2、半径R4と等しい。以上ことから、柱状部分17Aおよび柱状部分17Bの断面積は、互いに等しく、かつ柱状部分17Cの断面積よりも小さい。
メサ部17の側面(周囲)には、少なくとも下部DBR層12および電流狭窄層18にまで達する複数の溝19が設けられている。複数の溝19は、メサ部17を中心にして回転する方向に所定の間隙で形成されており、その間隙には、メサ部17の側面(下部DBR層12の側面)から放射状に延在する橋桁部17Eが形成されている。複数の溝19は、メサ部17の中心軸AXから等距離に形成されていることが好ましく、また、メサ部17の中心軸AXを中心として対称に形成されていることが好ましい。複数の溝19が、中心軸AXを中心として対称に形成されている場合には、メサ部17も、中心軸AXを中心として対称に形成されている。ここで、複数の溝19は、以下の式を満たすように形成されている。
2<D1×2
ここで、D1は、例えば、図6に示したように、電流狭窄領域18Bの、溝19の側面からの奥行きである。D2は、例えば、図6に示したように、複数の溝19のうちメサ部17(中心軸AX)を中心にして回転する方向において互いに隣接する2つの溝19の距離である。なお、図6は、図1の半導体レーザ1を、電流狭窄層18を横切る面で切断したときの断面構成の一例を表したものである。
なお、上記では、メサ部17を3つの部分に分割して説明したが、メサ部17は、一体に(モノリシックに)形成されたものであり、貼り合わせ面を内包していない。
[製造方法]
本実施の形態の半導体レーザ1は、例えば次のようにして製造することができる。
図7〜図23は、半導体レーザ1の製造過程を工程順に表したものである。なお、図7、図9、図12、図15、図18および図21は、製造過程の素子の上面構成を表したものである。図8は、図7のA−AおよびB−B矢視方向の断面構成を表したものである。図10は、図9のA−A矢視方向の断面構成を表したものであり、図11は、図9のB−B矢視方向の断面構成を表したものである。図13は、図11のA−A矢視方向の断面構成を表したものであり、図14は、図12のB−B矢視方向の断面構成を表したものである。図16は、図15のA−A矢視方向の断面構成を表したものであり、図17は、図15のB−B矢視方向の断面構成を表したものである。図19は、図18のA−A矢視方向の断面構成を表したものであり、図20は、図18のB−B矢視方向の断面構成を表したものである。図22は、図21のA−A矢視方向の断面構成を表したものであり、図23は、図21のB−B矢視方向の断面構成を表したものである。
ここでは、GaAsからなる基板30上の化合物半導体層を、例えば、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition ;有機金属化学気相成長)法により形成する。この際、III−V族化合物半導体の原料としては、例えば、トリメチルアルミニウム(TMA)、トリメチルガリウム(TMG)、トリメチルインジウム(TMIn)、アルシン (AsH3)を用い、ドナー不純物の原料としては、例えば、H2Seを用い、アクセプタ不純物の原料としては、例えば、ジメチルジンク(DMZ)を用いる。
具体的には、まず、基板30上に、上部DBR層16、上部スペーサ層15、活性層14、下部スペーサ層13および下部DBR層12をこの順に積層してなる積層構造20を有する被加工基板100を形成する(図7、図8)。このとき、例えば、下部DBR層12内の一部に、被酸化層18Dを形成しておく。被酸化層18Dは、後述の酸化工程で酸化されることにより、電流狭窄層18になる層であり、例えば、AlAsを含んで構成されている。
次に、積層構造20のうち柱状の特定領域100A(後の工程でメサ部17Dとなる領域)の周囲に、特定領域100Aを中心にして回転する方向に所定の間隙で複数の開口を有するレジスト層(図示せず)を形成する。続いて、例えば反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching;RIE)法により、レジスト層をマスクとして、下部DBR層12、下部スペーサ層13、活性層14、上部スペーサ層15、上部DBR層16の上部を選択的に除去する。これにより、少なくとも上部DBR層16および被酸化層18Dにまで達する複数の溝19を形成する(図9、図10、図11)。このとき、上述した式(D2<D1×2)を満たすように、複数の溝19を形成する。上記の工程において、複数の溝19を積層方向に延在する軸を中心として対称に形成することが好ましい。また、上記の工程により、複数の溝19で囲まれた特定領域100Aに、柱状のメサ部17Dが形成されると共に、メサ部17Dの側面から放射状に延在する橋桁部17Eが形成される。橋桁部17Eが、複数の溝19のうちメサ部17Dを中心にして回転する方向に隣接する2つの溝19の間隙に形成されている。その後、レジスト層を除去する。
次に、被加工基板100の上面のうち溝19の非形成領域、すなわち、下部DBR層12の表面に、後の工程で貼り合わせ金属として機能する金属層11Bを形成する(図9、図10、図11)。続いて、基板10の上に金属層11Aを有する支持基板200を用意し、支持基板200の金属層11Aに、被加工基板100の金属層11Bを貼り合わせる(図12、図13、図14)。その後、基板30を除去する(図15、図16、図17)。なお、基板30を除去するに際して、上部DBR層16までもが除去されるのを防ぐ目的で、基板30と上部DBR層16との間にエッチングストップ層などを設けておいてもよい。
次に、上部DBR層16側から、特定領域100Aを含む領域以外の領域の全体または一部を除去する。具体的には、まず、積層構造20のうち特定領域100A(メサ部17D)を含む領域を覆うレジスト層(図示せず)を形成する。例えば、特定領域100A(メサ部17D)と、橋桁部17Eのうち特定領域100A(メサ部17D)側の端部とを含む円形状の領域100B(図15参照)を覆うレジスト層(図示せず)を形成する。その後、例えばRIE法により、レジスト層をマスクとして、上部DBR層16、上部スペーサ層15、活性層14、下部スペーサ層13、下部DBR層12の上部を選択的に除去する。これにより、溝19が外部と連通し、柱状部分17C(上部DBR層16の部分)の断面積が柱状部分17Aおよび柱状部分17Bの断面積よりも大きな、括れたメサ部17が形成される(図18、図19、図20)。このとき、橋桁部17Eのうちエッチングにより残った部分が、柱状部分17Aのうち半径R2の部分や、柱状部分17Bのうち半径R4の部分に対応する。
なお、上記の工程において、積層構造20のうち領域100B以外の領域の全体を除去する必要はない。例えば、領域100Bの周縁(領域100Bを取り囲む環状の領域)だけを、上部DBR層16から下部DBR層12の上部まで選択的に除去することにより、溝19を外部と連通させると共に、括れたメサ部17を形成するようにしてもよい。
次に、水蒸気雰囲気中において、高温で酸化処理を行い、メサ部17の側面(溝19の側面)から被酸化層18Dに含まれるAlを選択的に酸化する。これにより、メサ部17内において、被酸化層18Dの外縁領域が酸化されて電流狭窄領域18Bとなり、被酸化層18Dのうち未酸化領域が電流注入領域18Aとなる(図21、図22、図23)。
次に、表面全体に、例えばシリコン酸化物(SiO2)などの絶縁性無機材料からなる絶縁層22を形成する。続いて、リッジ部17の上面に、電流注入領域18Aとの対向領域を囲む環状の開口を有するレジスト層(図示せず)を表面全体に形成したのち、例えばRIE法により、レジスト層をマスクとして、絶縁層22を選択的に除去する。これにより、絶縁層22に、電流注入領域18Aとの対向領域を囲む環状の開口が形成される。その後、レジスト層を除去する。
次に、例えば真空蒸着法により、表面全体に前述の金属材料を積層させる。その後、例えば選択エッチングにより、電流注入領域18Aとの対向領域に光射出口21Aを有すると共に特定領域100A(柱状部分17A,17B)との対向領域よりも外側に外縁の一部を有する環状の上部電極21を形成する。また、絶縁層22のうちメサ部17の周囲に電極パッド23を形成する。さらに、上部電極21と電極パッド23との間に接続部24を形成する(図2)。さらに、基板10の裏面を適宜研磨してその厚さを調整した後、この基板10の裏面に下部電極25を形成する(図2)。このようにして、本実施の形態の半導体レーザ1が製造される。
次に、本実施の形態の半導体レーザ1の作用および効果について説明する。
[作用・効果]
本実施の形態の半導体レーザ1では、下部電極25と上部電極21との間に所定の電圧が印加されると、電流狭窄層18における電流注入領域18Aを通して活性層14に電流が注入され、これにより電子と正溝の再結合による発光が生じる。この光は、一対の下部DBR層12および上部DBR層16により反射され、所定の波長でレーザ発振を生じ、レーザビームとして光射出口21Aから外部に射出される。
ところで、本実施の形態では、メサ部17のうち活性層14および電流狭窄層18を含む柱状部分17Aは、図3、図4に示したように、下部DBR層12との対向領域内および上部DBR層16との対向領域内に形成されている。さらに、柱状部分17Aの断面積が、図5(A)〜(C)に示したように、柱状部分17C(上部DBR層16)の断面積よりも小さくなっている。これにより、活性層14および電流狭窄層18に起因して生じる寄生容量を低減することができる。また、メサ全体の径を小さくした場合と比べて、メサ内の電気抵抗を低減することができ、消費電力を低く抑えることができる。従って、本実施の形態では、消費電力を低く抑えつつ、寄生容量を小さくすることができる。
また、本実施の形態の製造方法では、基板10の上に積層構造20を有する被加工基板100のうち、特定領域100Aの周囲に所定の間隔で形成した各溝19の開口側の面が支持基板200に貼り合わされる。その後、基板10側から、特定領域100Aを含む領域100B以外の領域の全体または一部を除去することにより溝19が外部と連通する。このとき、柱状部分17Aが、柱状部分17Bとの対向領域内および柱状部分17Cとの対向領域内に形成される。さらに、柱状部分17Aの断面積が、柱状部分17Cの断面積よりも小さくなる。
ここで、特定領域100A(メサ部17D)の径は、溝19を外部と連通させる工程よりも前の工程で決定されるものであり、溝19を外部と連通させる工程において除去されない領域100Bの径によって制限を受けない。そのため、柱状部分17C(上部DBR層16)とは無関係に柱状部分17Aの断面積を小さくすることができるので、柱状部分17Aに起因して生じる寄生容量を低減することができる。また、柱状部分17Aとは無関係に柱状部分17Cの断面積を大きくしておくことができるので、メサ全体の径を小さくした場合と比べて、メサ内の電気抵抗を低減することができ、消費電力を低く抑えることができる。このように、本実施の形態では、簡易な方法で、消費電力を低く抑えつつ、寄生容量を小さくすることができる。
また、本実施の形態の製造方法では、メサ部17を一体に(モノリシックに)形成することができ、メサ部17内に貼り合わせ面が存在しない。これにより、メサ部17内の光学膜厚を結晶成長によって厳密に制御することができるので、貼り合わせに際して生じるような光学位置のズレがメサ部17内に生じる虞はない。
[変形例]
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。
例えば、上記実施の形態では、AlGaAs系の化合物半導体レーザを例にして本発明を説明したが、他の化合物半導体レーザにも適用可能である。また、上記実施の形態では、本発明を上面射出型の半導体レーザに適用した場合について説明したが、裏面射出型の半導体レーザに対してももちろん適用可能である。
また、上記実施の形態において、半導体の導電型が例示されていたが、例示された導電型とは逆の導電型となっていてもよい。例えば、上記実施の形態において、p型と記述されている箇所をn型と読み替えると共に、n型と記述されている箇所をp型と読み替えることが可能である。
1…半導体レーザ、10,30…基板、11,11A,11B…金属層、12…下部DBR層、13…下部クラッド層、14…活性層、14A…発光領域、15…上部クラッド層、16…上部DBR層、17,17D…メサ部、17A,17B,17C…柱状部分、17E…橋桁部、18…電流狭窄層、18A…電流注入領域、18B…電流狭窄領域、18D…被酸化層、19…溝、20…積層構造、21…上部電極、21A…光射出口、22…絶縁層、23…電極パッド、24…接続部、25…下部電極、100…被加工基板、100A…特定領域、100B…領域、200…支持基板。

Claims (10)

  1. 基板の上に、第1多層膜反射鏡、活性層および第2多層膜反射鏡を前記基板側から順に含むと共に、電流狭窄層を含む柱状のメサ部を備え、
    前記メサ部のうち前記活性層および前記電流狭窄層を含む柱状部分は、前記前記第1多層膜反射鏡との対向領域内および前記第2多層膜反射鏡との対向領域内に形成されており、
    前記柱状部分の断面積が、前記第2多層膜反射鏡の断面積よりも小さくなっている
    面発光型半導体レーザ。
  2. 前記メサ部の上面に、光射出口を有する環状の電極を備え、
    前記柱状部分の側面の一部が、前記電極の外縁よりも内側に形成されている
    請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  3. 前記メサ部は、積層方向に延在する軸を中心として対称に形成されている
    請求項1に記載の面発光型半導体レーザ。
  4. 前記メサ部は、モノリシックに形成されたものである
    請求項1または請求項3のいずれか一項に記載の面発光型半導体レーザ。
  5. 前記基板と前記メサ部との間に、前記基板および前記メサ部に接する金属層を備えた
    請求項4に記載の面発光型半導体レーザ。
  6. 前記金属層は、互いに貼り合わされた第1金属層および第2金属層を有する
    請求項5に記載の面発光型半導体レーザ。
  7. 第1基板の上に、第1多層膜反射鏡、活性層および第2多層膜反射鏡を前記第1基板とは反対側から順に含むと共に被酸化層を含む半導体層を有する被加工基板の前記半導体層のうち柱状の特定領域の周囲に、少なくとも前記第2多層膜反射鏡および前記被酸化層にまで達する複数の溝を、前記特定領域を中心にして回転する方向に所定の間隙で形成する第1工程と、
    前記半導体層の上面うち前記溝の非形成領域に第1金属層を形成したのち、第2基板の上に第2金属層を有する支持基板の前記第2金属層に、前記第1金属層を貼り合わせる第2工程と、
    前記第1基板側から、前記特定領域を含む領域以外の領域の全体または一部を除去することにより前記溝を外部と連通させたのち、前記被酸化層を前記溝の側面側から酸化することにより前記被酸化層のうち前記特定領域の外縁に対応する領域に酸化領域を形成すると共に前記被酸化層のうち前記特定領域の中心に対応する領域に未酸化領域を形成する第3工程と
    を含む面発光型半導体レーザの製造方法。
  8. 前記酸化領域の、前記溝の側面からの奥行きをD1とし、前記複数の溝のうち前記特定領域を中心にして回転する方向において互いに隣接する2つの溝の距離をD2とすると、前記第1工程において、D2<D1×2を満たすように、前記複数の溝を形成する
    請求項7に記載の面発光型半導体レーザの製造方法。
  9. 前記第3工程において、前記未酸化領域との対向領域に光射出口を有すると共に前記特定領域よりも外側に外縁の一部を有する環状の電極を、前記第2基板とは反対側の表面に形成する
    請求項7に記載の面発光型半導体レーザの製造方法。
  10. 前記第1工程において、前記複数の溝を、積層方向に延在する軸を中心として対称に形成する
    請求項7に記載の面発光型半導体レーザの製造方法。
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