JP2010182661A - 感性調節スタンド - Google Patents

Abstract

【課題】学習能率を向上させる効果が期待され、多様な色彩の感性照明の提供により心理治療の効果が期待できる感性調節スタンドを提供する。
【解決手段】本発明の感性調節スタンドは、使用者の機能選択を認識してインターフェースするキー入力部、選択されたモードにより設定された制御値をPWM信号として出力して学習モード、感性モード、ムードモードの照明を提供する制御部、照明モードと時間情報を提供する表示部、照明モードと約束時間及びアラームを送出するスピーカー、制御部の信号によりRGBからなる複数個の色相ランプを点灯させる第1、2の駆動部、複数個の色相ランプ、常用電源をDC電圧に変換させてスタンドを構成する各負荷へ動作電源として供給する電源部を含む。
【選択図】図１

Description

本発明は、電気スタンドに関するものであって、さらに詳細には、色温度及び明るさの調節を通じて多様な学習モードを提供し、多様な色彩の感性照明により心理的安定を提供するようにする感性調節スタンドに関する。

一般的に、電気スタンドは、事務室や家庭などで制限された領域を明るく照明するために使われるもので、机の前に座って精密な作業をしたり学習をする人達に広く使われている。
従来のスタンドには、白熱ランプや蛍光ランプが主に用いられたが、最近は環境にやさしく自然光とほぼ同一な水準の光量を提供し、低い消費電力と長時間の使用を提供する三波長(RGB)ランプが開発され適用されている（特許文献１）。

このような従来のスタンドは、使用者の視力保護及びその他の目的のために制限された領域を単純に照明する機能のみが提供されており、多様性を要求する消費者の購買欲求を満たすのに限界がある。

特開平６−７６９５８号公報

本発明は、前述のような問題点を解決するために案出されたものであって、その目的は、多様な色相のLED（発光ダイオード）を光源として適用して色温度及び明るさの調節を通じて能率が向上される多様な学習モードを提供し、多様な色彩の感性照明により心理的安定を提供することである。

さらに、本発明は、導光板を用いた間接照明で光源が使用者の視野に直接露出されないようにすることにより、眩しさの防止と視力保護及び学習能率の向上を提供するようにすることである。

前述の目的を実現するための本発明に係る感性調節スタンドは、使用者の機能選択を認識してインターフェースするキー入力部と、前記キー入力部のインターフェース信号により選択されたモードを判断した後、設定された制御値をPWM信号として出力して照明モードを提供する制御部と、少なくも選択された照明モードの情報を示す表示部と、前記制御部の制御信号によりRGBからなる複数個の色相ランプを点灯させる第1の駆動部と、前記制御部の制御信号により明るさ調整ランプを点灯させる第2の駆動部と、所定個数の赤色LED素子で構成され、前記第1の駆動部により点灯される色温度及び色相量を調整する第1の色相ランプと、所定個数の緑色LED素子で構成され、前記第1の駆動部により点灯される色温度及び色相量を調整する第2の色相ランプと、所定個数の青色LED素子で構成され、前記第1の駆動部により点灯される色温度及び色相量を調整する第3の色相ランプと、所定個数の白色LED素子で構成され、前記第2の駆動部により点灯され、照明の明るさを調整する第4の色相ランプと、独立したアダプターで構成されるか、スタンド内に独立した回路で構成され、常用電源をDC電圧に変換させてスタンドを構成する各負荷へ動作電源として供給する電源部と、を含む。

前述の構成により、本発明は、色温度及び明るさの調節を通じて多様な学習モードを提供することにより、学習能率を向上させる効果が期待され、多様な色彩の感性照明の提供により心理治療の効果が期待できる。

本発明の実施形態に係る感性調節スタンドの構成を図示したブロック図である。 本発明の実施形態に係る感性調節スタンドのモード別の照明選択を図示した図である。

以下では、添付した図面を参考にして、本発明の実施形態について本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。
本発明は種々の相異な形態に具現されることができ、ここで説明する実施形態に限定されない。

図面で本発明を簡明にするために、本発明の特徴的な構成に直接関係しない構成要素等に対する説明は可能な限り省略した。
図1は、本発明の実施形態に係る感性調節スタンドの構成を図示したブロック図で、キー入力部101と制御部102、表示部103、第1の駆動部104、第1の色相ランプ105、第2の色相ランプ106、第3の色相ランプ107、第2の駆動部108、第4の色相ランプ109、カウンター110、電源部111、DC/DCコンバーター112から構成され、携帯電話、MP3、PMP等の多様なデジタル電子機器を接続することができるUSBコネクター113を含む。

キー入力部101は、タッチセンサー(touch sensor)からなり、電源オン/オフを選択する電源ボタンとモードを選択するモードボタン、上下ボタン及び左右ボタンを含み、使用者の機能選択に対する情報を制御部102にインターフェースする。

制御部102は、キー入力部101で選択されるモードに応じて学習モード、感性モード、ムードモードの照明を具現するための諸般の動作を実行する。
前記制御部102には各モード別の制御値が保存されるメモリ102aが装着されており、選択されたモードに応じてメモリ102aに保存された制御値をアクセスして選択されたモードの照明を提供するためのPWM(Pulse Width Modulation)信号を出力する。

表示部103は、使用者が選択した照明モードの情報及びアラーム設定の案内、スリープ機能の案内、経過時間等の様々な機能選択情報を提供し、一側の所定位置に現在の時間を案内する時計機能が含まれる。

スピーカーSPKは、前記制御部102の制御信号により使用者が選択する照明モードを音声として送出して案内し、約束や機能のために設定したアラームを送出して案内する。

第1の駆動部104は、電源部111から供給されるDC電源を増幅し、前記制御部102から印加されるPWM制御信号により前記増幅されたDC電源を定電流に処理して第1の色相ランプ105と第2の色相ランプ106及び第3の色相ランプ107を点灯させる。

第1の色相ランプ105は、所定個数(例えば、40個乃至44個)の赤色(Red)LED素子で構成され、前記第1の駆動部104から印加されるPWM電源により点灯されて色温度及び色相量を調整する。

第2の色相ランプ106は、所定個数(例えば、40個乃至44個)の緑色(Green)LED素子で構成され、前記第1の駆動部104から印加されるPWM電源により点灯されて色温度及び色相量を調整する。

第3の色相ランプ107は、所定個数(例えば、40個乃至44個)の青色(Blue)LED素子で構成され、前記第1の駆動部104から印加されるPWM電源により点灯されて色温度及び色相量を調整する。

第2の駆動部108は、電源部111から供給されるDC電源を増幅し、前記制御部102から印加されるPWM制御信号により前記増幅されたDC電源を定電流に処理して第4の色相ランプ109を点灯させる。

第4の色相ランプ109は、所定個数(例えば、40個乃至44個)の白色(White)LED素子で構成され、前記第2の駆動部108から印加されるPWM電源により点灯されて照明の明るさを調整する。

前記第1の色相ランプ105乃至第3の色相ランプ107、第4の色相ランプ109は、導光板を照明する構造に配置されて間接照明を提供することにより、ランプの光源が使用者の視野に直接露出されないので、眩しさの防止と視力保護を提供して学習能率を向上させる。

カウンター110は、現在の時間をカウントして、それに対する情報を制御部102に提供する。
電源部111は、110V乃至220Vの常用電源を12VのDC電圧に変換してスタンドを構成するそれぞれの負荷へ動作電源として供給する。
前記電源部111は、独立したアダプターで構成されるか、スタンド内に一つの回路で構成される。

DC/DCコンバーター112は、USBコネクター113に充電のための特定のデジタル電子機器が接続される場合、電源部111の電源をDC/DC処理してUSBコネクター113に接続されたデジタル電子機器へ動作電源として供給する。

前述のような機能を含んで構成される本発明の動作は、次のように実行される。
本発明によるスタンドが照明オフを維持する待機状態で、使用者がキー入力部101に具備される電源ボタンをタッチすると、制御部102で電源ボタンのタッチにより照明オンの選択として判定され、基本モードとして設定された学習モードに進入する。
以後、制御部102は、メモリ102aに設定された学習モードのPWM制御信号をアクセスして第1の駆動部104及び第2の駆動部108に印加する。

したがって、第1の駆動部104は、印加されるPWM制御信号により第1の色相ランプ105と第2の色相ランプ106及び第3の色相ランプ107を点灯させて色温度を調整し、第2の駆動部108は、印加されるPWM制御信号により第4の色相ランプ109を点灯させて照明の明るさを調整する。

前記のように学習モードの照明が選択された状態で、図2に図示されたようにキー入力部101に具備される上下ボタンのタッチにより制御部102で学習モードの細部的な機能が選択されて言語領域、数理領域、創意力/芸術領域の照明が選択され、左右ボタンのタッチにより照明の明るさが選択される。

例えば、学習モードの照明が選択された状態で、上下ボタンのタッチで言語領域を選択し、左右ボタンのタッチで明るさが決定されると、制御部102はメモリ102aから現在選択された条件のPWM制御信号をアクセスして第1の駆動部104及び第2の駆動部108を制御する。
したがって、第1の色相ランプ105乃至第4の色相ランプ109の照明が調整され高い集中力と長時間の集中力が提供される4,500K〜5,500Kの色温度照明を提供する。

さらに、数理領域が選択された場合、制御部102はメモリ102aから現在選択された条件のPWM制御信号をアクセスして第1の駆動部104及び第2の駆動部108を制御する。
したがって、第1の色相ランプ105乃至第4の色相ランプ109の照明が調整され、速い頭脳回転と高い思考速度が提供される6,500K〜7,500Kの色温度照明を提供することにより、数学や科学のような応用が要求される学習に高い効果を提供する。

そして、創意力/芸術領域が選択された場合、前述のような手続きを通じて安定的で穏やかな雰囲気が提供される2,500K〜3,500Kの色温度照明を提供することにより、想像力と創意力を高めるのに最適な効果を提供する。

前述のように学習モードに応じて色温度の調整を通じてアルファ(α)波やシータ(θ)波のような脳波が作られる覚醒状態を提供することにより、学習モードを一層高める効果を提供する。

前記のように学習モードの照明を提供する状態で、キー入力部101に具備されるモードボタンのタッチにより、制御部102は感性モード(Therapy Mode)とムードモード(Mood Mode)及び学習モードに順次に転換させる。

モードボタンのタッチにより感性モードの照明が選択され、上下ボタンのタッチ入力により感性モードのうちでアクティブモード(Active Mode)、エモーションモード(Emotion Mode)、リラックスモード(Relax Mode)からなる細部機能のうちのいずれかが選択され、左右ボタンのタッチにより色相変換が選択されると制御部102はメモリ102aから現在選択された条件のPWM制御信号をアクセスして第1の駆動部104及び第2の駆動部108を制御する。

第1の駆動部104は前記制御部102から印加されるPWM制御信号により第1の色相ランプ105乃至第3の色相ランプ107を点灯させ、RGB色相の組合せを通じて各モードに合う色相を表出させ、第2の駆動部108の制御により第4の色相ランプ109が点灯され明るさの調整がなされる。
したがって、色彩照明の提供により心理的安定及び治療効果を提供する多様な色彩の照明が提供される。

例えば、感性モードのうちでアクティブモードが選択される場合、第1の色相ランプ105乃至第3の色相ランプ107の3原色を組み合わせる照明で、橙色⇔薄橙色の5段階の色相を順次的に表現し、活動的な生活を可能にする。

リラックスモードが選択される場合、第1の色相ランプ105乃至第3の色相ランプ107の3原色を組み合わせる照明で、青緑色⇔青色の5段階の色相を順次的に表現し、不安であったり緊張した生活において心身の安定した生活が提供されるようにして神経と筋肉の弛緩を可能にする。

エモーションモードが選択される場合、第1の色相ランプ105乃至第3の色相ランプ107の3原色を組み合わせる照明で、ピンク⇔桃色の5段階の色相を順次的に表現し、憂鬱な気分が外部に放出されるようにして心理的な安定が提供されるようにする。

さらに、モードボタンのタッチ入力によりムード照明が選択される場合、制御部102はメモリ102aからムード照明のためのPWM制御信号をアクセスして第1の駆動部104及び第2の駆動部108を制御する。

第1の駆動部104は、前記制御部102から印加されるPWM制御信号により第1の色相ランプ105乃至第3の色相ランプ107を点灯させ、RGB色相の組合せを通じて華やかな色相照明を提供し、時間によって色相照明が変化されるようにして、室内の雰囲気に似合うムード照明を提供する。

前記のような色彩を用いた心理治療の効果は、色彩の多様な波長が人体の様々な機能に影響を与えるとの原理を用いたものである。

色相による影響は次のとおりである。
赤色は、食欲を刺激し、生理的に血圧と心臓の拍動を高め、自律神経系を刺激し、消化吸収の作用を高める効果を提供する。
橙(オレンジ)は、食欲を刺激し、生理的に体温と血圧を上昇させ、ビタミンＣとカルシウムの吸収を促進させる効果を提供する。
黄色は、新陳代謝と成長を促進させ、胃腸系通の消化器の活動を促進させる効果を提供する。
緑色は、脳の興奮を安定させて心身が疲れた人に休息と慰安を与え、筋肉の緊張をほぐして疲労を回復させ、鎮静及び殺菌の効果を提供する。
青色は、血圧と脈拍を下げて心を安定させ、筋肉をほぐす鎮静効果及び心理的に落ち着いた性格を形成する効果を提供する。
紫色は、最近の研究で細胞の再生と遺伝子の損傷を治療する効果が明らかになっており、陣痛を癒し、炎症を抑制し、緊張を弛緩して疲労を回復させる効果を提供する。

前記のように使用者が選択した特定の照明を提供する機能以外に、約束や起床のために設定したアラーム時間がカウンター110の情報から判断されると、制御部102はスピーカーSPKを通じて設定された所定のアラームメッセージを出力して、起床或いは約束時間を案内する。

充電が要求されるデジタル電子機器がUSBコネクター113に接続されると、DC/DCコンバーター112は電源部111から印加される整流された電源を処理して、接続されたデジタル電子機器に充電電源として供給する。

以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限られるものではなく、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を用いた当業者の様々な変形及び改良形態もやはり本発明の権利範囲に含まれる。

101 キー入力部
102 制御部
103 表示部
104 第1の駆動部
105 第1の色相ランプ
106 第2の色相ランプ
107 第3の色相ランプ
108 第2の駆動部
109 第4の色相ランプ
110 カウンター
111 電源部
112 DC/DCコンバーター
113 USBコネクター

Claims (8)

1. 使用者の機能選択を認識してインターフェースするキー入力部と、
   前記キー入力部のインターフェース信号により選択されたモードを判断した後、設定された制御値をPWM信号として出力して照明モードを提供する制御部と、
   少なくも選択された照明モードの情報を示す表示部と、
   前記制御部の制御信号によりRGBからなる複数個の色相ランプを点灯させる第1の駆動部と、
   前記制御部の制御信号により明るさ調整ランプを点灯させる第2の駆動部と、
   所定個数の赤色LED素子で構成され、前記第1の駆動部により点灯される色温度及び色相量を調整する第1の色相ランプと、
   所定個数の緑色LED素子で構成され、前記第1の駆動部により点灯される色温度及び色相量を調整する第2の色相ランプと、
   所定個数の青色LED素子で構成され、前記第1の駆動部により点灯される色温度及び色相量を調整する第3の色相ランプと、
   所定個数の白色LED素子で構成され、前記第2の駆動部により点灯され、照明の明るさを調整する第4の色相ランプと、
   独立したアダプターで構成されるか、スタンド内に独立した回路で構成され、常用電源をDC電圧に変換させてスタンドを構成する各負荷へ動作電源として供給する電源部と、
   を含むことを特徴とする感性調節スタンド。
2. 前記多様な照明モードは、学習モード、感性モード、ムードモードを有することを特徴とする請求項１に記載の感性調節スタンド。
3. 前記スタンドのベースの所定位置にデジタル電子機器との接続を提供するUSBコネクターと、
   前記USBコネクターに接続されたデジタル電子機器に充電電流及び電圧を供給するDC/DCコンバーターと、
   がさらに含まれることを特徴とする請求項１又は２に記載の感性調節スタンド。
4. 前記キー入力部は、タッチセンサーからなり、電源ボタンとモード選択ボタン、上下ボタン及び左右ボタンを含むことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の感性調節スタンド。
5. 前記制御部は、学習モードにて細部的な機能として言語領域、数理領域、創意力/芸術領域の照明と照明の明るさが選択されると、RGBの3原色の組合せにより選択された領域別の色温度を具現させ、それに応じた照明の明るさを調整することを特徴とする請求項２に記載の感性調節スタンド。
6. 前記制御部は、感性モードにて細部的な機能としてアクティブモード、エモーションモード、リラックスモードの照明と照明の明るさが選択されると、RGBの3原色の組合せにより選択された照明の色相を具現させ、それに応じた照明の明るさを調整することを特徴とする請求項２に記載の感性調節スタンド。
7. 前記第１の色相ランプ乃至第４の色相ランプは、導光板を照明する構造で配置されて間接照明を提供することを特徴とする請求項１乃至６のいずれか一項に記載の感性調節スタンド。
8. 前記制御部は、ムードモードにて、RGBの3原色の組合せによりカラー照明を具現させ、時間の経過によって色相が変化することを特徴とする請求項２に記載の感性調節スタンド。

Images