JP2010182023A - 携帯機器および操作制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルディスプレイに画像を表示した状態におけるタッチ入力の操作性を良くすること。
【解決手段】表示を行うディスプレイ48とタッチ入力を検出するタッチパネル49とを有するタッチパネルディスプレイ47と、ディスプレイ48に画像を表示した状態でタッチパネル49にタッチして描かれた軌跡を認識するタッチ入力認識部101と、認識された軌跡に対応する操作ボタンをディスプレイ48に表示させる表示制御部102と、操作ボタンがタッチされたとき、該操作ボタンに対応する処理を実行する実行制御部103を備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、タッチパネルディスプレイを用いた携帯機器および操作制御方法に関し、特に、画像を表示した状態におけるタッチ入力の操作性が良い携帯機器および操作制御方法に関する。
近年、画像表示可能なタッチパネルディスプレイを備えた携帯機器が普及している。タッチパネルディスプレイは、一般に、表示を行うLCD(液晶ディスプレイ)などの表示デバイスと、透光性を有し、タッチ入力を検出するタッチセンサによって構成されている。以下では、表示デバイスを「ディスプレイ」といい、タッチセンサを「タッチパネル」という。
特許文献1には、タッチパネルディスプレイに画像を表示した状態で、フォーカスおよび測光をしたい所にタッチすると、タッチ位置を検出し、被写界の対応する場所にフォーカスを合わせて測光する構成が記載されている。
特許文献2には、タッチパネルディスプレイに線分や三角形のような線画を指で描くと、その線画を認識し、対応するコマンドを実行する構成が記載されている。
特許文献3には、タッチパネルディスプレイに画像を表示した状態で、フォーカスおよび測光したい所にタッチすると、タッチ位置および押圧力を検出し、被写界の対応する場所にフォーカスを合わせて測光するとともに、強く押された場合には撮影動作を行う構成が記載されている。
特許文献4には、個人毎にカスタマイズした画面を表示するディスプレイと、ディスプレイに表示された画面上で複数の電気機器を遠隔操作するために必要なコントロールデータを入力可能なタッチパネルとを有し、他の人に操作されたくない電気機器が操作されてしまうことを防止するようにした構成が記載されている。
特許文献5には、マルチメディア再生装置の操作ボタンの配列をユーザが希望するようにカスタマイズし、個々のユーザ毎にタッチパネルディスプレイの操作を自分の好みに合わせて任意に設定できるようにした構成が記載されている。
特許文献6には、メニューの選択により表示を切り換える構成において、タッチパネルを用いた指によるジェスチャーにより表示の切り換えを受け付ける構成が記載されている。
特許文献7には、タッチパネルディスプレイの操作ボタンのカスタマイズをファームウエアの更新によって行う構成が記載されている。
特許文献8には、指によるジェスチャーに割り付けられているコマンドを呼び出す構成が記載されている。
特許文献9には、タッチパネルディスプレイに画像を表示した状態で、フォーカスしたい所にタッチすると、被写界の対応する物体にフォーカスを合わせる構成が記載されている。
特許文献10には、画像から顔を検出し、顔領域内の画像データに基づいて、オートフォーカスや自動露光を行う構成が記載されている。
特許文献11には、画像から顔を検出したら、自動的にレリーズボタンを押す構成が記載されている。
特許文献12には、タッチパネルディスプレイを備え、タッチされた箇所にAF(Auto focus)枠およびAE(Auto Exposure)領域の中心を移動させる構成が記載されている。
特許文献13には、画像から顔を検出し、検出した顔の大きさに基づいて被写体距離を算出してオートフォーカスする構成が記載されている。
特許文献14には、画像から顔を検出し、検出した顔位置を示す顔検出枠を画像とともにタッチパネルディスプレイに表示して、顔位置にタッチさせることでオートフォーカスする顔を選択させる構成が記載されている。
特開平6−70206号公報 特開平11−85398号公報 特開平11−355617号公報 特開2002−152863号公報 特開2004−172695号公報 特開2005−339420号公報 特開2006−293678号公報 特開2006−331210号公報 特開2004−48526号公報 特開2007−81732号公報 特開2003−92700号公報 特開2004−205885号公報 特開2007−328212号公報 特開2008−85737号公報
しかし、タッチパネルディスプレイに画像を表示した状態におけるタッチ入力の操作性が良くないという課題がある。
画像を表示した状態でその画像に操作ボタンを合成して表示すると、その操作ボタンは、タッチパネルディスプレイの画面全体を観察したいユーザにとって画像観察の邪魔になる。また、いわゆるジェスチャーコマンドを採用することで操作ボタンを表示しないようにすることも考えられるが、操作ボタンが表示されないまま処理が実行されてしまうと、ユーザの意図に合わない処理が実行されてしまう誤動作の問題がある。例えば、カメラ付き携帯機器にて、スルー画像を表示した状態では、画面全体を観察したいユーザにとって、操作ボタンは邪魔である。最良の写真を撮影するためには、スルー画像の全体を見ながら、画角を決め、焦点、露出を合わせたい。しかし、ジェスチャーだけで、直ぐに撮影が実行されてしまうと、どうしても誤って撮影処理が起動される場合があり、その場合には取消処理などの余分な操作が必要になってくる。また、一旦、画角が決まり、所望の被写体に焦点や露光が合った状態では、シャッターチャンスを逃すことなく、好機に速やかに撮影したい。例えば、目的の人物の顔に焦点や露光が合った後、その人物の顔と背景とが好ましい状態になった瞬間を写真に残したい。
特許文献1〜14には、タッチパネルディスプレイに表示された画像全体を観察したいという要求と、意図した処理を確実に実行させたいという要求とを、両立させるという課題を解決することができる構成が記載されていない。
また、特許文献1、3、9記載の構成では、タッチすることでフォーカスおよび測光をさせることは可能だが、フォーカス・測光以外のモードや処理を指示可能にするためには、操作ボタンを予め表示させておく必要がある。
また、特許文献3記載の構成では、撮影指示の際に強くボタンを押すと、押圧によって手ブレを起こし易いという別の課題もある。
特許文献2、6、8に記載の構成では、線画や軌跡を描くことで各種の処理を実行させることは可能だが、一般に、処理が実行されてはじめて、タッチ入力の認識結果が判るので、意図した処理を確実に実行させることが困難である。
特許文献4、5、7には、操作ボタンのカスタマイズが記載されているにすぎず、軌跡入力をカスタマイズすることについて記載がない。
特許文献10、13には、タッチパネルをどのように用いるかについて記載がない。
特許文献11に記載の構成では、自動的に撮影が開始されるが、ユーザの意図に反して撮影が開始されてしまう場合がある。
特許文献12には、操作ボタンの移動に関する記載がない。
特許文献14に記載の構成では、検出対象が顔に限定されている場合には、スルー画像の全体から複数の検出対象を容易に検出できるにしても、検出対象が顔に限定されない場合には、その検出対象の検出処理がどうしても複雑となり、処理時間を要してしまうという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、特に、タッチパネルディスプレイに画像を表示した状態におけるタッチ入力の操作性が良い携帯機器および操作制御方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、表示を行うディスプレイとタッチ入力を検出するタッチパネルとを有するタッチパネルディスプレイと、前記ディスプレイに画像を表示した状態で前記タッチパネルにタッチして描かれた軌跡を認識する認識手段と、認識された前記軌跡に対応する操作ボタンを前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、前記操作ボタンがタッチされたとき、該操作ボタンに対応する処理を実行する実行制御手段と、を備えたことを特徴とする携帯機器を提供する。
これによれば、ディスプレイに画像を表示した状態でタッチパネルに軌跡が描かれると、その軌跡に対応した操作ボタンが表示されるので、軌跡を描く前には、ユーザの画像観察が操作ボタンで邪魔されることが無いようにすることができ、且つ、軌跡を描いたときには、ユーザは操作ボタンの表示を視認することで意図した処理が実行されるか否かを確実に把握することができる。また、操作ボタンが表示された状態では、ユーザは操作ボタンにタッチすることで意図した処理を迅速に実行させることができる。したがって、タッチパネルディスプレイに画像を表示した状態において、表示された画像全体を観察したいという要求と、意図した処理を確実に実行させたいという要求とを満たすことができるので、操作性が良い。
本発明の一態様では、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像して得られた撮像画像を記録媒体に記録する記録手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記撮像手段から連続して出力されるスルー画像を前記ディスプレイに表示した状態で前記タッチパネルに特定の軌跡が描かれたとき、撮影指示を入力するためのレリーズボタンを前記ディスプレイに表示し、前記実行制御手段は、前記レリーズボタンがタッチされたとき、前記撮像手段により撮像を行い該撮像で得られた前記撮像画像を前記記録手段により前記記録媒体に記録することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記表示制御手段は、前記レリーズボタンを前記ディスプレイの端部に表示させることを特徴とする。
これによれば、携帯機器にて、一般にタッチパネルディスプレイの周辺が把持されるので、端部に表示された操作ボタンにタッチしても携帯機器の動きが小さく、いわゆる手ブレが防止されることになる。
本発明の一態様では、前記認識手段は、前記タッチパネルにタッチして描かれた時計回りに囲む軌跡および反時計回りに囲む軌跡を識別し、前記表示制御手段は、前記時計回りに囲む軌跡の場合と前記反時計回りに囲む軌跡の場合とで、前記ディスプレイの端部のうちいずれの端部に前記レリーズボタンを表示させるかを切り替えることを特徴とする。
これによれば、囲む軌跡の方向(時計回り/反時計回り)に基づいてレリーズボタンの表示位置を切り替えることにより、手ブレを更に小さくすること、操作性を更に向上させること等が可能となる。
本発明の一態様では、前記認識手段は、前記タッチパネルにタッチして描かれた囲む軌跡を認識し、前記表示制御手段は、前記ディスプレイに前記スルー画像を表示した状態で前記認識手段により前記囲む軌跡が認識されたとき、前記スルー画像中の前記囲む軌跡により指定された領域の縮小画像を前記ディスプレイ上の前記レリーズボタン内に表示することを特徴とする。
本発明の一態様では、前記撮像手段はフォーカスレンズを有し、前記認識手段は、前記タッチパネルにタッチして描かれた囲む軌跡を認識し、前記ディスプレイにスルー画像を表示した状態で前記認識手段により前記囲む軌跡が認識されたとき、前記スルー画像中の前記囲む軌跡により指定された被写界上の特定対象を検出する特定対象検出手段と、前記撮影レンズの前記フォーカスレンズを被写界上の前記特定対象に合焦させる合焦制御手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記スルー画像中の前記特定対象の縮小画像を前記ディスプレイ上の前記レリーズボタン内に表示することを特徴とする。
これによれば、ユーザは、意図した特定対象(主要被写体)が検出されていることや、焦点および露出が合わされていることを、的確に把握することができる。
本発明の一態様では、前記認識手段は、前記ディスプレイに前記操作ボタンが表示された状態で前記タッチパネル上の任意の位置がタッチされたとき、該タッチされた位置を前記操作ボタンの移動先と認識し、前記表示制御手段は、前記ディスプレイ上の前記操作ボタンの表示位置を前記移動先に変更することを特徴とする。
これによれば、ユーザは操作ボタンを不快なき場所に自在に移動させることができる。
本発明の一態様では、前記認識手段は、前記ディスプレイに前記操作ボタンが表示された状態で前記タッチパネル上で前記操作ボタンに触れたまま移動させる操作を認識したとき、前記操作ボタンが離された位置を前記操作ボタンの移動先と認識し、前記表示制御手段は、前記ディスプレイ上の前記ボタンの表示位置を前記移動先に変更することを特徴とする。
これによれば、ユーザは操作ボタンを不快なき場所に自在に移動させることができるとともに、画像と操作ボタンとの干渉をチェックしながら操作ボタンの配置を変更することができる。
本発明の一態様では、前記タッチパネル上で自在に描かれた軌跡、および、該軌跡と前記実行制御手段により実行する処理との対応関係を登録する登録手段を備えたことを特徴とする。
これによれば、ユーザが操作ボタンによらない自在な軌跡入力を登録することができるので、簡易的な操作が可能になる。
本発明の一態様では、前記撮像画像を前記記録媒体に記録する画像記録処理を開始したことを示す画像記録表示中に、特定の軌跡が描かれたとき、前記画像記録処理を中止して、前記撮像画像を未記録状態に戻すことを特徴とする。
これによれば、画像記録中止用の操作ボタンが無くても、操作で画像記録処理の中止を容易に指示できる。
本発明の一態様では、前記記録媒体に記録されている画像を消去する画像消去処理を開始したことを示す画像消去表示中に、特定の軌跡が描かれたとき、前記画像消去処理を中止して、前記撮像画像が前記記録媒体に記録された状態に戻すことを特徴とする。
これによれば、画像消去中止用の操作ボタンが無くても、画像消去処理の中止を容易に指示できる。
また、本発明は、表示を行うディスプレイとタッチ入力を検出するタッチパネルとを有するタッチパネルディスプレイを用いた操作制御方法であって、前記ディスプレイに画像を表示した状態で前記タッチパネルにタッチして描かれた軌跡を認識するステップと、認識された前記軌跡に対応する操作ボタンを前記ディスプレイに表示させるステップと、前記操作ボタンがタッチされたとき、該操作ボタンに対応する処理を実行するステップと、を含むことを特徴とする操作制御方法を提供する。
本発明によれば、タッチパネルディスプレイに画像を表示した状態におけるタッチ入力の操作性を良くすることができる。
本発明を適用したデジタルカメラの外観を示す正面図 本発明を適用したデジタルカメラの外観を示す背面図 本発明を適用したデジタルカメラの内部構成例を示すブロック図 第1実施形態から第3実施形態までのCPUの要部機能構成例を示すブロック図 第1実施形態における撮影処理例の流れを示すフローチャート (A)は囲む軌跡の一例を示す説明図、(B)はレリーズボタン表示の一例を示す説明図 (A)は囲む軌跡の一例を示す説明図、(B)はレリーズボタン表示の他の例を示す説明図 (A)はひとつの特定対象を囲む軌跡の一例を示す説明図、(B)はひとつの特定対象を囲む軌跡に対応するレリーズボタンの表示例を示す説明図、(C)は複数の特定対象を囲む軌跡の一例を示す説明図、(D)は複数の特定対象を囲む軌跡に対応するレリーズボタンの表示例を示す説明図 (A)、(B)および(C)は各種の囲む軌跡を示す説明図 (A)は囲む軌跡内に特定対象画像が完全に入っている場合の説明に用いる説明図、(B)は囲む軌跡内から特定対象画像がはみ出している場合の説明に用いる説明図 (A)は囲む軌跡の一例を示す説明図、(B)はレリーズボタン内に特定対象の縮小画像を表示した場合の説明に用いる説明図 (A)は時計回りに囲む軌跡の一例を示す説明図、(B)は反時計回りに囲む軌跡の一例を示す説明図、(C)は囲む軌跡に対応するレリーズボタンの表示例を示す説明図、(D)は囲む軌跡に対応するレリーズボタンの他の表示例を示す説明図 第2実施形態における操作ボタン移動処理例の流れを示すフローチャート (A)は操作ボタン選択の説明に用いる説明図、(B)は操作ボタンの点滅表示状態を示す説明図、(C)は操作ボタンの移動先指定の説明に用いる説明図、(D)は移動先確定後の表示状態を示す説明図 第3実施形態における操作ボタン移動処理例の流れを示すフローチャート (A)は操作ボタンのドラッグの説明に用いる説明図、(B)は操作ボタンのドロップの説明に用いる説明図 第4実施形態のCPUの要部機能構成例を示すブロック図 第4実施形態におけるタッチ入力登録処理例の流れを示すフローチャート ズーム動作選択のタッチ入力例を示す説明図 (A)は画像消去指示前の表示状態を示す説明図、(B)は画像消去指示のタッチ入力例を示す説明図、(C)は画像消去表示の一例を示す説明図 (A)は画像消去表示の一例を示す説明図、(B)は画像消去中止指示のタッチ入力例を示す説明図、(C)は画像消去指示前へ復帰した表示状態を示す説明図
以下、添付図面に従って、本発明の実施形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したデジタルカメラ100の外観を示す正面図である。図2は、図1のデジタルカメラ100の外観を示す背面図である。
図1に示すように、カメラボディ70の正面には、撮影レンズ24、フラッシュ60、レリーズスイッチ71等が設けられている。また、図2に示すように、カメラボディ70の背面には、タッチパネルディスプレイ47等が設けられている。
本例の撮影レンズ24は、沈胴式であり、後述するズームレンズ(図3の24z)を含んで構成されている。この撮影レンズ24は、デジタルカメラ100の電源をオンすると、カメラボディ70から繰り出される。なお、撮影レンズにおける沈胴機構は公知技術なので、ここでは具体的な構成についての説明を省略する。
フラッシュ60は、被写界に撮影用の光を照射する。本例のフラッシュ60は、キセノン管で構成されており、暗い被写体を撮影する場合や逆光時などに必要に応じて発光される。
レリーズスイッチ71は、いわゆる「半押し」と「全押し」とが可能な二段ストローク式のハードウェアスイッチで構成されている。レリーズスイッチ71を半押しすると撮影準備処理、すなわち、AE(Automatic Exposure:自動露出)、AF(Auto Focus:自動焦点合わせ)、AWB(Automatic White Balance:自動ホワイトバランス)の各処理を行い、全押しすると、撮像画像の記録処理を行う。
タッチパネルディスプレイ47は、表示およびタッチ入力が可能なデバイスである。このタッチパネルディスプレイ47については、後に詳説する。
なお、正面図および背面図のみ示し上面図、側面図および底面図を省略したが、電源オンおよび電源オフを指示入力する電源スイッチ、撮影モードおよび再生モードの切り換えを指示入力するモード切替スイッチ、メニュー表示を指示入力するメニュースイッチ等のハードウェアスイッチが、カメラボディ70の上面等に設けられている。
図3は、図1および図2に示したデジタルカメラ100の内部構成例を示すブロック図である。
図3において、デジタルカメラ100は、画像を電子的に記録するデジタルカメラであり、CPU(中央処理装置)10、操作部12、ROM14、SDRAM16、VRAM18、EEPROM20、撮影レンズ24、撮像素子30、タイミングジェネレータ32、アナログ信号処理部34、A/Dコンバータ36、画像入力コントローラ38、画像信号処理部40、圧縮/伸張処理部42、メディアコントローラ44、メモリカード46、タッチパネルディスプレイ47(ディスプレイ48およびタッチパネル49)、ディスプレイドライバ50、タッチパネルドライバ51、AE検出部52、AF検出部54、フラッシュ制御部58、フラッシュ60、電源制御部62、バッテリ64等を備えて構成されている。
CPU10は、デジタルカメラ100の全体の動作を統括制御する制御手段として機能し、操作部12およびタッチパネル49からの入力に基づきプログラムに従ってデジタルカメラ100の各部を制御する。また、CPU10は、デジタルカメラ100の制御に必要な各種制御値を算出するための演算処理手段として機能し、プログラムに従って各種演算処理を実行する。デジタルカメラ100の各部は、バス22を介してCPU10と接続されている。
ROM14には、このCPU10が実行するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。SDRAM16は、CPU10の作業用領域として利用されるとともに、画像データの一時記憶領域として利用される。VRAM18は、表示用の画像データ専用の一時記憶領域として利用される。また、EEPROM20には、ユーザ固有の各種設定情報等が格納される。
操作部12は、レリーズスイッチ、電源スイッチ、モード切替スイッチ、メニュースイッチ等の各種のハードウェアスイッチで構成され、これらハードウェアスイッチの操作に応じた信号をCPU10に出力する。デジタルカメラ100は、画像を撮影する撮影機能に加えて、撮影した画像を再生する再生機能を備えており、この撮影と再生のモードの切り替えが、図示を省略したモード切替スイッチによって行われる。
撮影レンズ24は、ズームを行うズームレンズ24zと、焦点合わせを行うフォーカスレンズ24fと、光量調節を行う絞り24iを含んで構成される。
ズームレンズ24zは、ズームモータ26zにより駆動されて、光軸上を前後移動する。これにより、撮像素子30の受光面上に結像される被写体像が光学的に変倍される。CPU10は、ズームモータドライバ28zを介してズームモータ26zの駆動を制御することにより、ズームレンズ24zの移動を制御し、ズームを制御する。
フォーカスレンズ24fは、フォーカスモータ26fにより駆動されて、光軸上を前後移動する。これにより、焦点合わせが行われる。CPU10は、フォーカスモータドライバ28fを介してフォーカスモータ26fの駆動を制御することにより、フォーカスレンズ24fの移動を制御し、焦点合わせを行う。
絞り24iは、例えば、アイリス絞りで構成され、アイリスモータ26iにより駆動されて、その開口量(絞り値)が変化する。CPU10は、アイリスモータドライバ28iを介してアイリスモータ26iの駆動を制御することにより、絞り24iの開口量を制御し、撮像素子30の受光面に入射する被写体光の光量を制御する。
撮像素子30は、RGBのカラーフィルタ配列を有するカラーCCDで構成されており、タイミングジェネレータ(TG)32により駆動されて動作する。すなわち、タイミングジェネレータ32から与えられる駆動パルスによって、各画素(フォトセンサ)に蓄積された信号電荷を読み出し、RGBの画像信号として出力する。CPU10は、このタイミングジェネレータ32の駆動を制御することにより、撮像素子30の電荷蓄積時間(シャッタスピード)、画像信号の読み出しを制御する。
アナログ信号処理部34は、撮像素子30から出力されたアナログの画像信号に対して相関二重サンプリング処理を行い、増幅して出力する。
A/Dコンバータ36は、アナログ信号処理部34から出力されたアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換して出力する。
画像入力コントローラ38は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、CPU10の制御の下、A/Dコンバータ36から出力された1コマ分の画像信号を取り込んで、SDRAM16に格納する。
画像信号処理部40は、CPU10による制御の下、SDRAM16に格納された画像信号を取り込み、所要の信号処理を施して、輝度信号(Y)と色差信号(Cr,Cb)とからなる画像信号(Y/C信号)を生成して、VRAM18に書き込む。
圧縮/伸張処理部42は、CPU10による制御の下、画像信号(Y/C信号)を取り込み、所定の圧縮処理を施して、圧縮画像データ(例えば、JPEG)を生成する。また、CPU10による制御の下、圧縮画像データを取り込み、所定の伸張処理を施して、非圧縮の画像信号(Y/C信号)を生成する。
メディアコントローラ44は、CPU10による制御の下、メモリカード46にデータを読み/書きする。例えば、CPU10からの記録指示に応じて、撮影により得られた画像データをメモリカード46に記録する。また、CPU10からの読み出し指示に応じて、メモリカード46から該当する画像データを読み出す。メモリカード46は、撮影装置本体に設けられたカードスロットに着脱自在に装填される。
タッチパネルディスプレイ47は、表示を行うディスプレイ48と、透光性を有し、タッチ入力を検出するタッチパネル49によって、構成されている。ディスプレイ48は、「表示デバイス」ということもある。また、タッチパネル49は、「タッチセンサ」ということもある。
ディスプレイ48としては、公知の各種の表示デバイスを用いることができるが、携帯機器用としては、一般に、LCD(液晶表示デバイス)、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示デバイスなど、薄型の表示デバイスが用いられる。このディスプレイ48は、再生モード時には記録済み画像の再生表示部として使用されるほか、撮影モード時には撮像素子30で生成されて画像入力コントローラ38によりSDRAM16に取り込んだ画像を、時系列に連続したスルー画像として表示する。
タッチパネル49としては、公知の各種のタッチセンサを用いることができるが、携帯機器用としては、指と導電膜との間で発生する静電容量の変化を検出する静電容量方式のタッチセンサ、複数枚の抵抗膜を用いて電圧を検知する抵抗膜方式のタッチセンサなど、薄型のタッチセンサを用いる。また、指やペンでタッチして描いた軌跡を認識するため、多点検出のタッチセンサが好ましい。
ディスプレイドライバ50は、CPU10による制御の下、ディスプレイ48の表示を制御する。本例では、画像信号(Y/C信号)をVRAM18から取り込み、表示用の信号形式に変換して、ディスプレイ48に出力する。
タッチパネルドライバ51は、CPU10による制御の下、タッチパネル49のタッチ入力検出を制御する。本例では、タッチパネル49上で指やペンでタッチされた位置を示す位置情報を時系列でSDRAM16に格納する。
また、デジタルカメラ100の各種設定は、タッチパネルディスプレイ47を用いて行われる。図示を省略したメニュースイッチが押下されると、デジタルカメラ100の各種設定を行うための設定画面がディスプレイ48に表示される。タッチパネル49上に特定の軌跡を描いた時に設定画面を表示させてもよい。ユーザは、このディスプレイ48の画面表示に従い、タッチパネル49からデジタルカメラ100の各種設定を行う。
AE検出部52は、CPU10による制御の下、SDRAM16に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、AE制御に必要な積算値をAE評価値として算出し、CPU10に出力する。本実施の形態のデジタルカメラ100では、1画面を複数のエリアに分割し、分割したエリアごとにR、G、Bごとの画像信号の積算値を算出する。CPU10は、AE制御として、AE検出部52にて算出されたAE評価値に基づいて、撮影シーンの明るさを求め、絞り値とシャッタスピードを決定する。例えば、プログラム線図を利用して決定する。
AF検出部54は、CPU10による制御の下、SDRAM16に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、AF制御に必要なAF評価値を算出する。このAF検出部54は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、タッチパネルディスプレイ47にて設定された所定のフォーカスエリア内の信号を切り出すフォーカスエリア抽出部、及び、そのフォーカスエリア内の絶対値データを積算する積算部を含み、積算部で積算されたフォーカスエリア内の絶対値データをAF評価値としてCPU10に出力する。CPU10は、AF制御として、フォーカスレンズ24fを至近から無限遠に移動させて小刻みにAF評価値を取得し、そのAF評価値がピークとなるレンズ位置を合焦レンズ位置(主要被写体に合焦するフォーカスレンズ24fの位置)と決定する焦点検出処理を行う。そして、決定した合焦レンズ位置にフォーカスレンズ24fを移動させる。
フラッシュ制御部58は、CPU10による制御の下、フラッシュ60の発光を制御する。すなわち、CPU10から指示された発光タイミング、発光量でフラッシュ60を発光させる。
フラッシュ60は、例えば、キセノン管で構成される。この他、LEDを用いて構成することもできる。
電源制御部62は、CPU10からの指令に従い、装置本体に装填されたバッテリ64からデジタルカメラ100の各部への電源の供給を制御する。
(第1実施形態)
図4は、第1実施形態におけるデジタルカメラ100のCPU10の要部機能構成例を示すブロック図である。
タッチ入力認識部101は、タッチパネルドライバ51と連携して、タッチパネル49に指やペンでタッチされた位置をディスプレイ48に表示した画像上の位置に対応付けて画像上のどの位置が指定されたかを認識する指定位置認識や、タッチパネル49に指やペンでタッチして描かれた軌跡を認識する軌跡認識を行う。本例にて、タッチ入力には、点入力、軌跡入力、および、これらの組み合わせ入力がある。点入力は、タップ入力(コンコンと叩く操作)を含む。タッチ入力認識部101は、点入力の場合には、認識結果として、タッチされた点の画像上の位置を示す座標情報を生成する。軌跡入力の場合には、認識結果として、タッチして描かれた軌跡の形状情報、その軌跡の画像上の位置を示す座標情報を生成する。例えば、軌跡が線形状の場合には、画像上の線の始点、終点などの座標情報を生成する。また、軌跡が囲む形状(以下「囲む軌跡」ともいう)の場合には、画像上の囲み領域の座標情報と、時計回り方向に囲む軌跡であるか反時計回り方向に囲む軌跡であるかを示す囲み方向情報を生成する。
表示制御部102は、ディスプレイ48に画像や操作ボタンを表示させる。本例にて、画像表示には、撮像素子30から連続して出力されるスルー画像を表示させるスルー画像表示、メモリカード46に記録した撮像画像(記録画像)を表示させる再生表示などがある。また、本例の表示制御部102は、タッチパネル49に描かれた軌跡の形状に対応する操作ボタンを、ディスプレイ48に表示させる。
実行制御部103は、カメラボディ70に設けられたハードウェアスイッチ(例えば図1のレリーズスイッチ71)が押されたとき、その押されたスイッチに対応する処理を実行する。また、実行制御部103は、ディスプレイ48にソフトウェアスイッチとして表示した操作ボタンがタッチされたとき、そのタッチされた操作ボタンに対応する処理を実行する。
特定対象検出部104は、撮像素子30により得られた撮像画像(スルー画像や本画像)から特定対象(例えば人の顔、動物など)を検出する。
AF制御部105は、AF検出部54によって算出されるAF評価値に基づいて、フォーカスレンズ24fが被写界上の特定対象に合焦するレンズ位置(合焦レンズ位置)を決定し、フォーカスモータドライバ28fを制御して、フォーカスレンズ24fを合焦レンズ位置に移動させる。
AE制御部106は、AE検出部52によって算出されるAE評価値に基づいて、露出設定を行う。つまり、感度、絞り値、シャッタ速度、フラッシュ発光の要否などを設定する。
図5は、本発明を適用した撮影処理例の流れを示すフローチャートである。本処理は図3のCPU10により、プログラムに従って実行される。
ステップS1にて、表示制御部102により、スルー画像の表示を開始する。つまり、撮像素子30から時系列で連続して出力される撮像画像を、スルー画像として、ディスプレイドライバ50を介してディスプレイ48に表示させる。
ステップS2にて、レリーズスイッチ(図1の71)が半押しされたか否かを判定する。レリーズスイッチ71が半押しされた場合にはステップS14に進み、レリーズスイッチ71が半押しされていない場合にはステップS3に進む。
ステップS3にて、タッチ入力認識部101は、タッチパネル49に触れられているか否かを判定する。つまり、スルー画像をディスプレイ48に表示した状態で、タッチパネル49がタッチされたか否かを判定する。タッチパネル49に触れられている場合にはステップS4に進み、タッチパネル49に触れられていない場合にはステップS2に戻る。
ステップS4にて、タッチ入力認識部101により、タッチパネル49上の触れられた位置を、ディスプレイ48に表示した画像上の位置に対応付けて、画像上のどの位置が指定されたかを認識する指定位置認識や、タッチパネル49にタッチして描かれた軌跡を認識する軌跡認識を行う。本例のタッチ入力認識部101は、図6(A)に示すような、タッチパネル49にタッチして任意の領域を囲むように円弧状に描かれた囲む軌跡90を認識する。
ステップS5にて、囲む軌跡であるか否かを判定する。囲む軌跡である場合にはステップS6に進み、囲む軌跡でない場合にはステップS13に進む。
ステップS6にて、撮影準備処理を行う。この撮影準備処理では、第1に、特定対象検出部104により、特定対象検出処理を行う。本例では、スルー画像中の囲む軌跡で指定された領域に在る人の顔、動物等の特定対象(「主要被写体」ともいう)を検出する。第2に、AF制御部105により、AF(自動焦点)処理を行う。本例では、撮影レンズ24のフォーカスレンズ24fを被写界上の特定対象に合焦させる。第3に、AE制御部106により、AE(自動露出)処理を行う。本例では、スルー画像中の囲む軌跡で指定された領域およびその周辺の測光値(AE評価値)に基づいて、感度、絞り値、シャッタ速度、フラッシュ発光の要否などを設定する。
このように、本例では、タッチ入力認識部101によって、ディスプレイ48にスルー画像を表示した状態で、囲む軌跡が認識されたとき、特定対象検出部104によって、スルー画像中の囲む軌跡の指定領域に存在する被写界上の特定対象を検出する。また、AF制御部105によって、撮影レンズ24のフォーカスレンズ24fを検出された被写界上の特定対象に合焦させる。また、AE制御部106によって、スルー画像中の囲む軌跡の指定領域にて測光を行う。
ステップS7にて、表示制御部102により、図6(B)に示すようにディスプレイ48上にレリーズボタン81を表示する。レリーズボタン81は、レリーズスイッチ(図1の71)の全押しに対応しており、撮影指示を入力するためのソフトウェアスイッチである。図6(B)に示す例では、ディスプレイ48上の囲む軌跡上にレリーズボタン81を表示させている。その他の表示例については後に説明する。
ステップS8にて、タッチ入力認識部101により、レリーズボタン81がタッチされたか否かを判定する。つまり、レリーズボタン81の表示位置に対応するタッチパネル49上のタッチ領域に、指やペンが触れられたか否かを判定する。レリーズボタン81がタッチされた場合にはステップS9に進む。
ステップS9にて、撮像素子30により、本撮像を行う。つまり、被写界上の特定対象に焦点および露出が合っている状態で、特定対象を含む被写界を撮像する。
ステップS10にて、メディアコントローラ44により、撮像素子30により撮像して得られた撮像画像をメモリカード46に記録する。
ステップS11にて、撮影モード終了であるか否かを判定する。例えばモード切替スイッチにより再生モードに切り替えられた場合には、撮影モード終了と判定する。撮影モード終了である場合にはステップS12にて撮影モード終了処理を行い、撮影モードを終了しない場合には、ステップS2に戻る。
なお、ステップS13では、ディスプレイ48上に既に操作ボタンが表示されており、その操作ボタンがタッチされた場合には、その操作ボタンに対応する処理を実行するようになっている。本例では、囲む軌跡が未入力の状態では、ディスプレイ48上に操作ボタンを何も表示せず、ステップS13にて何も行わない。
また、ステップS2にて、ハードウェアスイッチとしてのレリーズスイッチ71の半押し(撮影準備指示)と判定した場合には、ステップS14にて撮影準備処理を行う。この場合には、特定対象検出部104によってスルー画像の全体領域にて被写界上の特定対象を検出し、AF制御部105によるAF処理およびAE制御部106によるAE処理を行う。
なお、ハードウェアスイッチとしてのレリーズスイッチ71を用いないで、前述のようにタッチパネル49上で囲む軌跡を描くことで撮影準備指示を入力した場合には、囲む軌跡により特定対象の検出領域が限定される利点がある。
なお、軌跡入力およびレリーズボタン81の利点の理解を容易にするため、その対比としてハードウェアスイッチであるレリーズスイッチ71を設けた場合を例に説明したが、本発明にて、ハードウェアスイッチを省略することも可能である。
また、図6(B)を用いてレリーズボタン81を囲む軌跡上に表示した場合を例に説明したが、手ブレを防止するためには、図7(B)に示すようにレリーズボタン81をディスプレイ48の端部に表示させることが、好ましい。携帯機器のボディの下端部が把持される場合、レリーズボタン81をディスプレイ48の端部に表示させる。
また、ディスプレイ48にスルー画像を表示した状態でタッチ入力認識部101によりタッチパネル49上の囲む軌跡が認識されたとき、スルー画像中の囲む軌跡により指定された領域の縮小画像をディスプレイ48のレリーズボタン81内に表示させるようにしてもよい。
また、単に囲む軌跡90内の縮小画像を表示するのではなく、囲む軌跡90内の領域で特定対象を検出し、その特定対象の画像をスルー画像から抽出して、抽出した特定対象の画像を縮小してレリーズボタン81内に表示させてもよい。例えば、図8(A)に示すように、特定対象が人の顔である場合には、スルー画像の囲む軌跡90内から顔画像91を抽出し、図8(B)に示すように、レリーズボタン81内に、スルー画像中の顔画像91を縮小したサムネイル画像92(縮小画像)を表示する。
また、図8(C)に示すように、スルー画像中の囲む軌跡90内に複数の人の顔画像91a、91b、91cが存在する場合には、そのスルー画像の囲む軌跡90内から複数の顔画像91a、91b、91cをそれぞれ抽出し、図8(D)に示すように、複数のレリーズボタン81a、81b、81cを表示して、各レリーズボタン81内にスルー画像中の各顔画像91a、91b、91cをそれぞれ縮小したサムネイル画像92a、92b、92cを表示させる。この場合、複数のレリーズボタン81a、81b、81cのうちタッチ操作されたレリーズボタンに対応する特定対象(本例では顔)に合焦および露光を合わせる。
なお、特定対象は特に人の顔に限定されない。例えば、犬、猫、鳥などの人以外の動物、花などの植物、車、建物などでもよい。本例では、囲む軌跡によりスルー画像中で特定対象を検出する領域が限定されるため、スルー画像の全領域から多様な特定対象を抽出する場合と比較して、特定対象の抽出が容易である。特定対象が人の顔であるか他の動物であるかまで識別しなくてもよい。特定対象の検出および抽出は、公知の認識技術にて可能な方法でよい。例えば、スルー画像中の囲む軌跡内にて、色、輝度などにより特定対象画像のエッジを検出することで、特定対象画像をスルー画像から抽出する。例えば、囲む軌跡内に肌色成分が多い場合、肌色領域のエッジを検出することで、人の顔画像が抽出される。また、背景領域を検出して特定対象画像を抽出してもよい。
なお、囲む軌跡の認識は、図9(A)に示すように、囲む軌跡の始点と終点とが一致している場合や、図9(B)に示すように、始点近傍部分と終点近傍部分とが交差している場合には、特に限定されない。図9(C)に示すように、開いた軌跡である場合でも、タッチ入力認識部101は、図9(C)の点線部分を推定することで、開いた囲む軌跡として認識する。
また、特定対象検出部104は、図10(A)に示すように、囲む軌跡90内に特定対象画像91が完全に入っている場合でなくても、特定対象画像91を抽出する。つまり、図10(B)に示すように、囲む軌跡90内から特定対象画像91がはみ出している場合でも、特定対象画像91を抽出する。例えば、囲む軌跡内に白色成分が多く、囲む軌跡内から囲む軌跡外に白色領域のエッジが連続している場合、囲む軌跡外にわたる白色領域を検出することで、白色の鳥画像をスルー画像から抽出する。
例えば、図11(A)に示すように、ディスプレイ48に表示されたスルー画像中に鳥画像が現れた場合、その鳥画像の少なくとも一部を囲む軌跡90を指で描く。そうすると、特定対象検出部104により、囲む軌跡90の内外にわたる鳥画像が抽出される。また、表示制御部102により、図11(B)に示すように、ディスプレイ48上にはレリーズボタン81が表示されるとともに、そのレリーズボタン81内には鳥画像を縮小したサムネイル画像が表示される。また、AF制御部105により、被写界上の鳥にフォーカスレンズ24fの焦点が合わされ、AE制御部106により、スルー画像中の鳥画像およびその周辺の測光領域にて測光されて露光が合わされる。ユーザは、ディスプレイ48にレリーズボタン81が表示され且つレリーズボタン81内に鳥のサムネイル画像が表示されたことを視認することで、鳥が検出されて、その鳥に焦点および露光が合ったことを、把握した上で、スルー画像を見ながら、好機を見計らってレリーズボタン81にタッチすることで、撮影指示を入力することができる。
また、レリーズボタン81の表示位置を、囲む軌跡の方向に基づいて切り替えてもよい。図12(A)に示すように時計回りに囲む軌跡90Rを描いた場合、タッチ入力認識部101は時計回りに囲む軌跡90Rを認識し、図12(B)に示すように反時計回りに囲む軌跡90Lを描いた場合には、タッチ入力認識部101は反時計回りに囲む軌跡90Lを認識する。表示制御部102は時計回りに囲む軌跡90Rの場合とおよび反時計回りに囲む軌跡90Lの場合とで、ディスプレイ48の端部のうちいずれの端部にレリーズボタン81を表示させるかを切り替える。
ここで、右利きの人は右手で時計回りに囲む軌跡90Rを描き、左利きの人は左手で反時計回りに囲む軌跡を描くものと仮定する。また、左および右は、ディスプレイ48に向ったユーザから見た左右である。
まず、カメラボディ70が片手で把持する構造である場合の一例について説明する。
手ブレ防止の観点からは、カメラボディ70の片手で把持される下端部であって、且つ、右端部および左端部のうち把持する手の方に、レリーズボタン81を表示する。つまり、図12(A)に示す時計回りに囲む軌跡90Rの場合には、右利きの人が左手でカメラボディ70を把持して右手で描いたものと判断して、図12(C)に示すようにディスプレイ48の下左端部にレリーズボタン81を表示し、図12(B)に示す反時計回りに囲む軌跡90Lの場合には、左利きの人が右手でカメラボディ70を把持して左手で描いたものとして、図12(D)に示すようにディスプレイ48の下右端部にレリーズボタン81を表示する。
一方で、操作性向上の観点からは、カメラボディ70の片手で把持される下端部であって、且つ、右端部および左端部のうちフリーである利き手の方に、レリーズボタン81を表示する。つまり、図12(A)に示す時計回りに囲む軌跡90Rの場合には、図12(D)に示すようにディスプレイ48の下右端部にレリーズボタン81を表示し、図12(B)に示す反時計回りに囲む軌跡90Lの場合には、図12(C)に示すようにディスプレイ48の下左端部にレリーズボタン81を表示する。
次に、カメラボディ80が両手で把持する構造である場合の一例について説明する。手ブレ防止の観点からは、カメラボディ70の片手で把持される下端部にレリーズボタン81を表示し、且つ、操作性向上の観点からは、フリーである利き手の方に、レリーズボタン81を表示する。つまり、図12(A)に示す時計回りに囲む軌跡90Rの場合には、図12(D)に示すようにディスプレイ48の下右端部にレリーズボタン81を表示し、図12(B)に示す反時計回りに囲む軌跡90Rの場合には、図12(C)に示すようにディスプレイ48の下左端部にレリーズボタン81を表示する。
なお、右利きの人は右手で時計回りに囲む軌跡90Rを描き、左利きの人は左手で反時計回りに囲む軌跡を描くものと仮定したが、異なる場合があるので、メニュー画面等にて、囲む軌跡の方向とレリーズボタン81の表示位置との対応関係を変更可能にする。
本実施形態では、ユーザがスルー画像上にて自在に囲む軌跡で領域指定を行うことができる。これにより、主要被写体としての特定対象の検出領域、合焦領域および測光領域を自在に指定することができる。また、タッチパネルディスプレイに軌跡入力に対応する操作ボタンが表示されるので、ラフな入力でも、タッチ入力の認識結果を確認した上で、操作ボタンにタッチして所望の処理を実行させることができる。また、タッチパネルディスプレイの端部にレリーズボタンを表示させることで、手ブレを防止することができる。また、レリーズボタン内に、スルー画像中の囲む軌跡で指定された領域の縮小画像、または、特定対象の縮小画像が表示されるので、ユーザは検出された特定対象や、合焦および露出が合わされたことを、スルー画像とレリーズボタンとを観察しながら、容易に把握することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態におけるデジタルカメラ100の内部構成は図3に示した通りであり、既に説明したので、ここで説明を省略する。また、CPU10の要部機能構成は、図4に示した通りであり、ここでは第1実施形態と異なる点のみ説明する。
本実施形態にて、タッチ入力認識部101は、ディスプレイ48に操作ボタンが表示された状態でタッチパネル49上の任意の位置がタッチされたとき、そのタッチされた位置を操作ボタンの移動先と認識する。また、表示制御部102は、ディスプレイ48上の操作ボタンの表示位置を、タッチ入力認識部101にて認識された移動先に変更する。
図13は、本実施形態での操作ボタン移動処理例の流れを示すフローチャートである。本処理は図3のCPU10により、プログラムに従って実行される。
ステップS21にて、タッチ入力認識部101により、タッチパネルディスプレイ47上の操作ボタンをダブルクリックする操作、または、操作ボタンを囲む軌跡を描く操作が行われたか否かを検出する。図14(A)に示すようにペン先で操作ボタンをダブルクリックしてもよい。ステップS22にて、検出したか否かを判定し、検出した場合にはステップS23に進み、検出しない場合にはステップS21に戻る。
ステップS23にて、移動対象の操作ボタンを確定する。
ステップS24にて、操作ボタン移動モードを設定する。
ステップS25にて、表示制御部102により、図14(B)に示すように、操作ボタンを点滅表示する。
ステップS26にて、移動対象の操作ボタンの移動先位置を検出する。本例では、タッチ入力認識部101により、図14(C)に示すように、タッチパネルディスプレイ47上でクリックする操作を検出する。
ステップS27にて、表示制御部102により、移動対象の操作ボタンを移動先に表示する。
ステップS28にて、位置確定指示の入力を受け付ける。例えば、タッチ入力認識部101により、操作ボタンを囲む軌跡を描く操作が行われたか否かを検出する。
ステップS29にて、位置確定指示を受け付けたか否かを判定する。位置確定指示を受け付けた場合にはステップS30に進み、位置確定指示でない場合(例えば“×”印の軌跡を描く事で取消指示を入力した場合)にはステップS25に戻る。
ステップS30にて、ディスプレイ48上の操作ボタンの移動先位置を確定する
ステップS31にて、ディスプレイ48上で移動対象ボタンの点滅を終了する。そうすると、図14(D)に示す表示状態となる。
ステップS32にて、操作ボタンの移動設定を終了するか否かを判定し、終了する場合にはステップS33にて操作ボタン移動モードを終了し、終了しない場合にはステップS21に戻る。
第2実施形態では、ユーザが使い勝手をよくするために、タッチパネルディスプレイ47上の操作ボタンの配置を変更できる。例えば、画像の撮影時または再生時に、操作ボタンが邪魔だと思ったら、好みの位置に操作ボタンを移動させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態におけるデジタルカメラ100の内部構成は図3に示した通りであり、既に説明したので、ここで説明を省略する。また、CPU10の要部機能構成は、図4に示した通りであり、ここでは第1実施形態と異なる点のみ説明する。
本実施形態にて、タッチ入力認識部101は、ディスプレイ48に操作ボタンが表示された状態でタッチパネル49上で操作ボタンに触れたまま移動させる操作を認識したとき、操作ボタンが離された位置を操作ボタンの移動先と認識する。また、表示制御部102は、ディスプレイ48上の操作ボタンの表示位置を、タッチ入力認識部101にて認識された移動先に変更する。
図15は、本実施形態での操作ボタン移動処理例の流れを示すフローチャートである。本処理は図3のCPU10により、プログラムに従って実行される。
ステップS41〜S45は、第2実施形態における図13のステップS21〜25と同様であり、ここでは説明を省略する。
ステップS46にて、タッチパネルディスプレイ47上で操作ボタンをドラッグする操作を検出する。つまり、タッチ入力認識部101により、図16(A)に示すように、操作ボタンに指などでタッチして離さない状態を検出する。
ステップS47にて、タッチパネルディスプレイ47上で操作ボタンをドラッグしたまま移動させる操作(ドロー操作)を検出する。つまり、タッチ入力認識部101により、操作ボタンを指でタッチした状態で線状の軌跡が描かれたことを検出する。
ステップS48にて、タッチパネルディスプレイ47上で操作ボタンをドロップする操作を検出する。つまり、タッチ入力認識部101により、図16(B)に示すように、操作ボタンから指などが離されたことを検出する。
ステップS49にて、位置確定指示を受け付けたか否かを判定する。位置確定指示を受け付けた場合にはステップS50に進み、位置確定指示でない場合(例えば“×”印の軌跡を描く事で取消指示を入力した場合)にはステップS45に戻る。
ステップS50〜S53は、第2実施形態における図13のステップS30〜33と同様であり、ここでは説明を省略する。
第3実施形態では、第2実施形態と同様な効果が得られる。また、ドラッグ・ドロー・ドロップという簡易的なタッチ入力により、タッチパネルディスプレイ47上の操作ボタンの表示位置を移動させることができる。
なお、第2実施形態および第3実施形態にて、移動可能な操作ボタンは任意である。例えば、前述のレリーズボタン81を移動させてもよい。
(第4実施形態)
図17は、第4実施形態におけるデジタルカメラ100のCPU10の要部機能構成の一例を示すブロック図である。図17において、図4に示した構成要素には同じ符号を付してあり、既に説明した事項については、ここではその説明を省略する。
図17にて、タッチ入力登録部107は、タッチ入力を登録する。本例のタッチ入力認識部101は、タッチパネル49にユーザが指やペンでタッチして自在に描いた軌跡を認識し、タッチ入力登録部107は、タッチ入力認識部101により認識された軌跡、および、その軌跡と実行制御部103により実行する処理の対応関係を登録する。
図18は、本実施形態でのタッチ入力登録処理例の流れを示すフローチャートである。本処理は図3のCPUにより、プログラムに従って実行される。
ステップS61にて、タッチ入力登録モードを開始する。例えば、メニューの中からタッチ入力登録モードを選択する。
ステップS62にて、入力形態選択表示を行う。つまり、表示制御部102は、タッチ入力の形態を選択するようディスプレイ48に案内を表示する。
ステップS63にて、入力形態選択を受け付ける。つまり、タッチ入力認識部101は、タッチ入力の形態の選択を検出する。
本例では、タッチ入力の形態として、点入力、軌跡入力、および、これらの組み合わせ入力がある。本例では、タッチパネルディスプレイ47の操作ボタンにより形態を選択させる。
ステップS64にて、タッチ入力指示表示を行う。つまり、表示制御部102は、タッチ入力を行うようディスプレイ48に案内を表示する。
ステップS65にて、ユーザがタッチ入力を行う。必要に応じて第2回目のタッチ入力を行ってもよい。
ステップS67にて、タッチ入力認識を行う。つまり、タッチ入力認識部101は、タッチパネル49にユーザが指やペンでタッチして自在に描いた軌跡を認識する。
ステップS68にて、認識結果表示を行う。つまり、表示制御部102は、タッチ入力認識部101による認識結果をディスプレイ48に表示する。また、タッチパネル49によりユーザの内容確認結果の入力を受け付ける。本例では、認識結果がOKであるか否かを、タッチパネルディスプレイ47の操作ボタンにより選択させる。
ステップS69にて、内容確認結果がOKであるか否かを判定し、OKである場合にはステップS71に進み、NGである場合にはS70にてタッチ入力のリセットを行ってステップS64に戻る。
ステップS71にて、対応処理選択表示を行う。つまり、表示制御部102は、タッチ入力に対応して実行制御部103で実行する処理を選択するよう案内を表示する。本例では、予め決められた複数の処理の中から、希望する処理を、タッチパネルディスプレイ47の操作ボタンにより選択させる。
ステップS72にて、対応処理選択を受け付ける。つまり、タッチ入力認識部101は、タッチ入力の形態の選択を受け付ける。また、タッチパネル49によりユーザの確定指示の入力を受け付ける。
ステップS73にて、確定したか否かを判定し、確定した場合にはステップS74に進み、確定しない場合にはステップS72に戻る。
ステップS74にて、登録を行う。つまり、タッチ入力登録部107は、タッチ入力認識部101により認識されたタッチ入力、および、タッチ入力と実行制御部103により実行する処理の対応関係をEEPROM20に登録する。例えば、タッチ入力形態が軌跡入力である場合には、タッチパネル49上で自在に描かれた軌跡、および、その軌跡と処理の対応関係を登録する。また、例えば、タッチ入力形態が組み合わせ入力である場合には、点とタッチパネル49上で自在に描かれた軌跡との組み合わせ、および、その組み合わせと処理の対応関係を登録する。
ステップS75にて、設定終了であるか否かを判定し、終了する場合にはステップS76にてタッチ入力登録モードを終了し、終了しない場合にはステップS62に戻る。
また、デジタルカメラ100の起動時には、EEPROM20から登録した内容がタッチ入力登録部107により読み出される。
図19は、ズーム動作選択のタッチ入力例を示す説明図である。タッチパネル49上のタッチされた位置(点入力位置)によって、ズーム動作を指定する。例えば、第1番の円をコンコンと叩くように2回連続して短くタッチ(タップ入力)を行うと、速いWIDE動作を行う。また、第2番の円を2回連続タッチすると、速いTELE動作を行う。また、第3番の円を2回連続タッチすると、遅いWIDE動作を行う。また、第4番の円を2回連続タッチすると、遅いTELE動作を行う。また、第5番の円を2回連続タッチすると、標準動作にリセットする。このように点入力位置によって、ズームの速度と、ズームレンズ24zのWIDE(広角側)およびTELE(望遠側)の選択とを切り替えることができる。このような点入力位置と、点入力位置に対応したズーム動作(処理)は、図18に示したタッチ入力登録処理にて登録することができる。すなわち、予めタッチ入力と対処理を学習させておく。
また、タッチ回数を変えることで、光学ズームからデジタルズームに切り替えることができる。このような学習も前述のタッチ入力登録処理にて行う。
図20(A)〜(C)は、画像消去指示のタッチ入力例を示す説明図である。本例では、図20(A)に示すように、メモリカード46に記録されていた画像をディスプレイ48に表示した状態で、図20(B)に示すように、タッチパネル49上で指をタッチしながらぐるぐる回すことで画像消去指示をタッチ入力すると、図20(C)に示すように、ディスプレイ48に画像消去表示を行って、画像消去処理を実行する。また、ぐるぐる回す速さを変えると、画像消去処理が切り替わる。例えば、ゆっくり回すと、1コマ削除を行い、早く回すとフォルダ内の削除を行う。
図21(A)〜(C)は、画像消去中止指示のタッチ入力例を示す説明図である。本例では、画像消去指示がタッチ入力されると、図21(A)に示すようにディスプレイ48にて画像消去表示を行う。この画像消去表示は、メモリカード46に記録されている画像を消去する画像消去処理を開始したことを示す。また、図21(A)に示す画像消去表示中に、すなわち画像消去処理中に、図21(B)に示すようにタッチパネル49に軌跡で“×”がタッチ入力されると、画像消去処理を中止して、図21(C)に示すように画像消去指示前の状態に復帰する。すなわち、画像がメモリカード46に記録された状態に戻す。
なお、画像消去処理では、通常、メモリカード46から画像を完全に消去するわけではなく、メモリカード46の画像記録領域を開放する処理を行う。そこで、画像消去処理を中止した場合には、画像記録領域を開放した状態から未開放の状態に戻す処理を行う。また、メモリカード46から画像を完全に消去する態様では、メモリカード46内の画像を一時的にSDRAM16に退避した後にメモリカード46上の画像を消去し、画像消去処理を中止した場合には、SDRAM16に退避した画像をメモリカード46に戻すようにすればよい。
また、図20(B)に示した時計回りの渦巻きを描いた後に、反時計回りの渦巻きを描かれたとき、すなわち、ぐるぐる回す方向が反転したことを認識したときに、画像消去指示前の状態に復帰するようにしてもよい。
また、本例では、レリーズボタン81により撮影指示がタッチ入力されると、ディスプレイ48にて画像記録表示を行う。この画像記録表示は、撮像素子30にて撮像された画像をメモリカード46に記録する画像記録処理を開始したことを示す。また、画像記録表示中に、すなわち画像記録処理中に、タッチパネル49に軌跡で“×”がタッチ入力されると、画像記録処理を中止して、撮影指示入力前の状態に復帰する。すなわち、撮像画像を未記録の状態に戻すとともに、ディスプレイ48にスルー画像およびレリーズボタン81が表示された状態に戻す。
なお、画像記録処理、画像消去処理などの処理の中止指示を、“×”軌跡の入力により行う場合を例に説明したが、このような場合に本発明は特に限定されない。例えば、“=”(二重取消線)軌跡により中止指示入力を行ってもよい。
また、中止指示を軌跡入力により行う場合を例に説明したが、このような場合に本発明は特に限定されない。例えば、“レ”(チェック)軌跡により確定指示入力(あるいはOK指示入力)を行ってもよい。
第4実施形態のデジタルカメラによれば、ユーザが操作ボタンによらない自在な軌跡入力を登録することができるので、簡易的に操作することができる。また、ユーザは軌跡入力による操作の楽しみを体感することができる。また、画像記録処理、画像消去処理などの処理の中止指示を、瞬時の軌跡入力で行うことができるので、ユーザが意図しないタッチ入力が認識されて処理が開始されてしまった場合でも、“×”などの軌跡入力により、誤動作を防ぐことが可能になる。
なお、本発明の理解を容易にするため、第1実施形態から第4実施形態まで分けて説明したが、本発明は複数の実施形態を組み合わせて実施してよいことは言うまでもない。
また、本発明をデジタルカメラに適用した場合を例に説明したが、このような場合に本発明は特に限定されず、タッチパネルディスプレイを備えた各種の機器に適用可能である。本発明は、デジタルカメラのほかに、例えば、携帯電話、PDA、ゲーム機器等、各種の携帯機器に適用できる。
本発明は、本明細書において説明した例や図面に図示された例には限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の設計変更や改良を行ってよいのはもちろんである。
10…CPU、24…撮影レンズ、24f…フォーカスレンズ、30…撮像素子、38…画像入力コントローラ、44…メディアコントローラ(記録手段)、46…メモリカード(記録媒体)、47…タッチパネルディスプレイ、48…ディスプレイ、49…タッチパネル、50…ディスプレイドライバ、51…タッチパネルドライバ、81…レリーズボタン(操作ボタン)、90…囲む軌跡、91…特定対象、92…サムネイル画像(縮小画像)、100…デジタルカメラ、101…タッチ入力認識部(認識手段)、102…表示制御部、103…実行制御部、104…特定対象検出部、105…AF制御部、106…AE制御部、107…タッチ入力登録部(登録手段)

Claims (12)

  1. 表示を行うディスプレイとタッチ入力を検出するタッチパネルとを有するタッチパネルディスプレイと、
    前記ディスプレイに画像を表示した状態で前記タッチパネルにタッチして描かれた軌跡を認識する認識手段と、
    認識された前記軌跡に対応する操作ボタンを前記ディスプレイに表示させる表示制御手段と、
    前記操作ボタンがタッチされたとき、該操作ボタンに対応する処理を実行する実行制御手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯機器。
  2. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像して得られた撮像画像を記録媒体に記録する記録手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記撮像手段から連続して出力されるスルー画像を前記ディスプレイに表示した状態で前記タッチパネルに特定の軌跡が描かれたとき、撮影指示を入力するためのレリーズボタンを前記ディスプレイに表示し、
    前記実行制御手段は、前記レリーズボタンがタッチされたとき、前記撮像手段により撮像を行い該撮像で得られた前記撮像画像を前記記録手段により前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記表示制御手段は、前記レリーズボタンを前記ディスプレイの端部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の携帯機器。
  4. 前記認識手段は、前記タッチパネルにタッチして描かれた時計回りに囲む軌跡および反時計回りに囲む軌跡を識別し、
    前記表示制御手段は、前記時計回りに囲む軌跡の場合と前記反時計回りに囲む軌跡の場合とで、前記ディスプレイの端部のうちいずれの端部に前記レリーズボタンを表示させるかを切り替えることを特徴とする請求項3に記載の携帯機器。
  5. 前記認識手段は、前記タッチパネルにタッチして描かれた囲む軌跡を認識し、
    前記表示制御手段は、前記ディスプレイに前記スルー画像を表示した状態で前記認識手段により前記囲む軌跡が認識されたとき、前記スルー画像中の前記囲む軌跡により指定された領域の縮小画像を前記ディスプレイ上の前記レリーズボタン内に表示することを特徴とする請求項2ないし4のうちいずれか1項に記載の携帯機器。
  6. 前記撮像手段はフォーカスレンズを有し、
    前記認識手段は、前記タッチパネルにタッチして描かれた囲む軌跡を認識し、
    前記ディスプレイにスルー画像を表示した状態で前記認識手段により前記囲む軌跡が認識されたとき、前記スルー画像中の前記囲む軌跡により指定された被写界上の特定対象を検出する特定対象検出手段と、
    前記撮影レンズの前記フォーカスレンズを被写界上の前記特定対象に合焦させる合焦制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記スルー画像中の前記特定対象の縮小画像を前記ディスプレイ上の前記レリーズボタン内に表示することを特徴とする請求項2ないし4のうちいずれか1項に記載の携帯機器。
  7. 前記認識手段は、前記ディスプレイに前記操作ボタンが表示された状態で前記タッチパネル上の任意の位置がタッチされたとき、該タッチされた位置を前記操作ボタンの移動先と認識し、
    前記表示制御手段は、前記ディスプレイ上の前記操作ボタンの表示位置を前記移動先に変更することを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の携帯機器。
  8. 前記認識手段は、前記ディスプレイに前記操作ボタンが表示された状態で前記タッチパネル上で前記操作ボタンに触れたまま移動させる操作を認識したとき、前記操作ボタンが離された位置を前記操作ボタンの移動先と認識し、
    前記表示制御手段は、前記ディスプレイ上の前記ボタンの表示位置を前記移動先に変更することを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載の携帯機器。
  9. 前記タッチパネル上で自在に描かれた軌跡、および、該軌跡と前記実行制御手段により実行する処理との対応関係を登録する登録手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし8のうちいずれか1項に記載の携帯機器。
  10. 前記撮像画像を前記記録媒体に記録する画像記録処理を開始したことを示す画像記録表示中に、特定の軌跡が描かれたとき、前記画像記録処理を中止して、前記撮像画像を未記録状態に戻すことを特徴とする請求項2ないし6のうちいずれか1項に記載の携帯機器。
  11. 前記記録媒体に記録されている画像を消去する画像消去処理を開始したことを示す画像消去表示中に、特定の軌跡が描かれたとき、前記画像消去処理を中止して、前記撮像画像が前記記録媒体に記録された状態に戻すことを特徴とする請求項2ないし6のうちいずれか1項に記載の携帯機器。
  12. 表示を行うディスプレイとタッチ入力を検出するタッチパネルとを有するタッチパネルディスプレイを用いた操作制御方法であって、
    前記ディスプレイに画像を表示した状態で前記タッチパネルにタッチして描かれた軌跡を認識するステップと、
    認識された前記軌跡に対応する操作ボタンを前記ディスプレイに表示させるステップと、
    前記操作ボタンがタッチされたとき、該操作ボタンに対応する処理を実行するステップと、
    を含むことを特徴とする操作制御方法。
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