JP2010181370A - 走行目的推測装置及び走行目的推測方法 - Google Patents

走行目的推測装置及び走行目的推測方法 Download PDF

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隼一 畑山
Okihiko Nakayama
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Abstract

【課題】走行の目的を適切に推測する。
【解決手段】運転開始から運転終了までの一走行における車両の位置を含む車両状態に係る車両情報を経時的に取得する車両情報取得機能と、取得された車両情報とこの車両情報の変化から推測される乗員の増減に基づいて車両の移動目的を判断する移動目的判断機能と、判断結果に係る移動目的と、その移動目的の判断に係る車両情報とが対応づけて蓄積される移動目的情報を生成する情報生成機能と、今回の走行において運転開始の際に取得おける車両情報に基づいて、生成された移動目的情報を参照し、車両の走行目的を推測する走行目的推測機能を有する制御装置10を備える走行目的推測ユニット100を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザが車両で移動する際の目的を推測する走行目的推測装置及び走行目的推測方法に関する。
数値化された過去の移動履歴情報に基づいて目的地を推測する走行目的推測装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2004−333136号公報
しかしながら、従来の技術では、走行の目的を適切に推測することができないという問題があった。
本発明は、運転開始から運転終了に至るまでに検出された車両情報とその車両情報の変化から推測される乗員の増減に基づいて判断された移動目的とを対応づけた移動目的情報を参照して、運転開始の際に取得された車両情報に基づいて走行目的を推測することにより上記課題を解決する。
本発明によれば、車両の乗員の増減と移動目的との関係を用いて走行目的を推測することができるので、同じ目的地に向かう場合であっても、走行ごとの目的を適切に推測することができる。
走行目的推測ユニット100を含む情報提供装置1000のブロック構成図である。 一走行中に検出される車両情報の一例を示す図である。 ドアの開閉履歴と車両の乗員の増減との関係例を示す図である。 移動目的情報の一例を示す図である。 地点の座標値(緯度・経度)と地点の名称とを対応づける情報の一例を示す図である。 移動目的情報の生成処理の動作手順を説明するためのフローチャート図である。 目的地と走行目的と提供情報の内容とを対応づける情報の一例を示す図である。 本実施形態の走行目的推測処理と、情報提供処理の動作手順を説明するためのフローチャート図である。
以下、図面に基づいて、本実施形態に係る情報提供装置1000について説明する。本実施形態に係る情報提供装置1000は、車両に搭載され、車両の走行時に情報を乗員に提供する。
図1は、本実施形態に係る情報提供装置1000のブロック構成図を示す。本実施形態の情報提供装置1000は、乗員が車両を走行させる目的(乗員の行動の目的)を推測する走行目的推測ユニット100と、推測された目的に応じた情報を提供する出力装置400とを備える。
また、本実施形態の係る情報提供装置1000は、同じ車両に搭載された車両コントローラ200、情報検知装置300、及びナビゲーション装置500とCAN(Controller Area Network)その他の車載LANによって接続され、相互に情報の授受を行う。
まず、走行目的推測ユニット100について説明する。図1に示すように、走行目的推測ユニット100は走行の目的を推測する処理を実行させる制御装置10を備える。本実施形態の制御装置10は、車両情報を取得する車両情報取得機能と、移動目的を判断する移動目的判断機能と、判断結果を蓄積して移動目的情報を生成する情報生成機能と、走行目的を推測する走行目的推測機能とを有する。
この制御装置10は、走行目的の推測処理を実行するためのプログラムが格納されたROM(Read Only Memory )12と、このROM12に格納されたプログラムを実行することで、本装置を走行目的推測ユニット100として機能する動作回路としてのCPU(Central Processing Unit)11と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)13と、を備える。なお、動作回路としては、CPU(Central Processing Unit)11に代えて又はこれとともにMPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いることができる。
この制御装置10は、車両情報取得機能と、移動目的判断機能と、情報生成機能と、走行目的推測機能を実現するためのソフトウェアと、上述したハードウェアの協働により各機能を実行する。
以下、上述した走行目的推測ユニット100の制御装置10が実現する機能についてそれぞれ説明する。
まず、車両情報取得機能について説明する。
制御装置10は、運転開始から運転終了までの一走行における車両の位置を含む車両状態に係る車両情報を経時的に取得する。本実施形態の制御装置10は、運転開始から運転終了までの間に、所定のタイミングで車両情報を取得する。
この車両情報は、各タイミングにおける車両の位置、車両のドアの開閉情報を含む車両の乗員数情報、車両の運転開始情報及び車両の走行/停止情報を含む車両の状態に係る情報である。また、車両の位置は現在位置に加えて将来の位置情報(目的地)を含む。また、ドアの開閉情報は、ドアの位置(運転席、助手席のドア、後部シート右ドア、後部シート左ドアなど)及びその開閉の情報を含む。また、車両の運転開始情報は、運転開始と運転終了のタイミングに応じるイグニッションのオンオフ情報を含む。また、車両の走行/停止情報は、車両が走行している状態か停止している状態かを判断する速度情報やブレーキのオンオフ情報を含む。
制御装置10は、これらの車両情報を以下の手法により取得する。
制御装置10は、車両が存在する位置に係る車両の位置情報(車両の状態に係る車両情報)をナビゲーション装置500から取得する。このナビゲーション装置500は、現在位置検出機能510と、目的地設定機能520と、経路探索機能530と、地図データベース540と、記憶装置550とを備え、現在位置から目的地までの経路を案内する機能を備える。ナビゲーション装置500は、GPS(Global Positioning System)511が受信した自車両の現在位置を示す測位信号と、ジャイロセンサ等により取得された測位データと、後述する車載の情報検知装置300の車速センサ306により検出された車両の移動量データとに基づいて車両の現在位置を測位する。制御装置10は、この現在位置検出機能510から車両の位置を取得する。そして、制御装置10は、車両の位置とこの位置が検出された時刻とを対応づけ、車両情報としてRAM13に記憶する。
また、制御装置10は、将来において車両が存在する位置に係る車両の目的地情報(車両の状態に係る車両情報)をナビゲーション装置500の目的地設定機能520から取得する。制御装置10は、車両の目的地を車両情報として、運転が開始された一走行の他の車両情報と対応づけてRAM13に記憶する。
また、制御装置10は、車両の各ドアの開閉状態に係るドアの開閉情報(車両の状態に係る車両情報)を情報検知装置300のドア開閉センサ301から取得する。ドア開閉センサ301は、車両に設けられた各ドア(運転席、助手席のドア、後部シート右ドア、後部シート左ドアなど)の開閉を検出する。ドア開閉センサ301は、ドアの開閉信号とドアを特定する識別情報とを取得する。制御装置10は、ドアの開閉信号とドアの識別情報とこの情報が検出された時刻とを対応づけ、車両情報としてRAM13に記憶する。
また、制御装置10は、車両の起動/非起動状態に係る運転開始情報(車両の状態に係る車両情報)を取得する。制御装置10は、運転開始情報としてイグニッションのオンオフ情報をイグニッション600から取得する。イグニッション600は、そのオンオフ情報を検出し、車両コントローラ200を介して又は直接に走行目的推測ユニット100へ送出する。制御装置10は、イグニッションのオンオフ情報とこの情報が検出された時刻とを対応づけ、車両情報としてRAM13に記憶する。
また、制御装置10は、車両の走行又は停止状態に係る走行・停止情報(車両の状態に係る車両情報)を取得する。制御装置10は、走行・停止情報として、ブレーキオン情報をブレーキセンサ305から取得する。ブレーキセンサ305は、フットブレーキの踏み込み量、シフトブレーキのオンオフ情報を検出する。また、制御装置10は、走行・停止情報として、車速情報を車速センサ306から取得する。制御装置10は、フットブレーキの踏み込み量、シフトブレーキのオンオフ情報及び/又は車速情報とこれら各情報が検出された時刻とを対応づけ、車両情報としてRAM13に記憶する。
加えて、制御装置10は、車両に搭乗する乗員の数に係る乗員数情報(車両の状態に係る車両情報)を取得する。制御装置10は、乗員数情報としてのシートベルトの着脱情報をシートベルト着脱センサ303から取得し、乗員数情報としての着座情報を着座センサ305から取得する。また、制御装置10は、乗員数情報として、携帯電話の識別情報を通信装置700の携帯電話識別機能701から取得する。制御装置10は、シートベルトの着脱情報、着座情報、携帯電話の識別情報とこの情報が検出された時刻とを対応づけて、車両情報としてRAM13に記憶する。
さらに、制御装置10は、車両情報が検出されたタイミングを示す時刻情報(年月日)に加えて、その時刻(年月日)に曜日などのカレンダ情報を含ませてもよい。
図2は、制御装置が取得し、RAM13に記憶させた車両情報の一例を示す図である。制御装置10は、図2に示すように、経時的に取得された車両情報を、その取得タイミング(時刻情報)と対応づけて記憶する。なお、図2には最初の停止地点1において取得された車両情報を例示するが、制御装置10は、運転開始から運転終了までの間に車両が停車する各停止地点nのそれぞれについて車両情報を取得し、停止地点1と同様の態様で記憶する。
また、車両情報を取得するタイミングは特に限定されないが、本実施形態の制御装置10は、車両が停車した旨が検出されたタイミングにおいて取得された各車両情報を記憶する。もちろん、所定周期のタイミングにおいて取得された各車両情報を記憶してもよい。
次に、移動目的判断機能について説明する。
制御装置10は、取得された車両情報とこの車両情報の変化から推測される乗員の増減に基づいて車両の移動目的を判断する。
本実施形態の制御装置10は、運転開始から運転終了までの一走行における車両のドアの開閉履歴に基づいて自車両の乗員の増減を推測し、推測される乗員の増減に基づいて車両の移動目的を判断する。
本実施形態の制御装置10は、予め、車両のドアの開閉履歴パターンと、乗員の増減とを対応づけて記憶する。図3に、乗員の増減に対応づけられた車両のドアの開閉履歴パターンの例を示す。パターン1は乗員が減少する場合の車両のドアの開閉履歴パターンであり、パターン2は乗員が増加する場合の車両のドアの開閉履歴パターンである。
図3に示す開閉履歴パターン例では、自宅から出発し、駅などでいったん車両を停止させ、その後自宅へ戻る例を示す。つまり、運転開始地点と運転終了地点がともに、出発地である自宅である。
図3に示すパターン1は、運転開始時の乗員数よりも運転終了時の乗員数のほうが少ない、つまり乗員が減少する場面を定義する。具体的に図3のパターン1は、運転開始地点において運転席以外の座席のドアが開き(開閉し)、停止地点において運転席以外の座席のドアが開き(開閉し)、運転終了地点において運転席以外の座席のドアが開かない(開閉しない)パターンを乗員減少の開閉履歴パターンとして定義する。図3に示すパターン1の車両の状態を説明すると、運転開始地点である自宅で後部左座席(運転席以外の座席)のドアから運転者以外の乗員が車両に搭乗し、駅などの停止地点で後部左座席(運転席以外の座席)のドアから運転者以外の乗員が車両から降車する。運転終了地点である自宅に到着するときには車両には運転者以外の乗員がいないので、運転終了地点において運転席以外の座席のドアが開かない(開閉しない)。つまり、運転開始から運転終了までの間に車両のドアの開閉履歴がパターン1と共通する場合は、車両の乗員は減少すること推測できる。
また、本実施形態では、図3に示すパターン1の運転開始地点と運転終了地点に着目し、運転開始地点において運転席以外の座席のドアが開き(開閉し)、運転終了地点において運転席以外の座席のドアが開かない(開閉しない)パターンを乗員減少の開閉履歴パターンとして定義する。
この開閉履歴パターンは、運転開始時に運転席以外の座席のドアが開き(開閉し)、運転者以外の乗員が車両に搭乗したのに、運転終了地点において運転席以外の座席のドアが開かない(開閉しない)場合は、運転開始から運転終了までの間に運転者以外の乗員が降車した、すなわち乗員の数が減少したという観点から定義される。
図3に示すパターン2は、運転開始時の乗員数よりも運転終了時の乗員数のほうが多い、つまり乗員が増加する場面を定義する。具体的に、図3に示すパターン2は、運転開始地点において運転席以外の座席のドアが開かず(開閉せず)、停止地点において運転席以外の座席のドアが開き(開閉し)、運転終了地点において運転席以外の座席のドアが開く(開閉する)パターンを乗員増加の開閉履歴パターンとして定義する。図3に示すパターン1の車両の状態を説明すると、運転開始地点である自宅で運転席以外のドアが開かず、車両に搭乗するのは運転者のみである。そして、駅などの停止地点で後部左座席(運転席以外の座席)のドアから運転者以外の乗員が車両に搭乗する。運転終了地点である自宅に到着すると、後部座席の乗員も降車するので、運転終了地点において運転席以外の座席のドアが開く(開閉する)。つまり、運転開始から運転終了までの間に車両のドアの開閉履歴がパターン2と共通する場合は、車両の乗員は増加すること推測できる。
また、図3に示すパターン2の運転開始地点と運転終了地点に着目し、運転開始地点において運転席以外の座席のドアが開かず(開閉せず)、運転終了地点において運転席以外の座席のドアが開く(開閉する)パターンを乗員増加の開閉履歴パターンとして定義する。
この開閉履歴パターンは、運転開始時に運転席以外の座席のドアが開かず(開閉せず)、運転者以外の乗員が車両に搭乗しないのに、運転終了地点において運転席以外の座席のドアが開く(開閉する)場合は、運転開始から運転終了までの間に運転者以外の乗員が搭乗した、すなわち乗員の数が増加したという観点から定義される。
本実施形態では、乗員の数の増減をドアの開閉履歴に基づいて判断するが、制御装置10は、シートベルトの着脱情報に基づくシートベルトの着脱数の変化履歴、着座情報に基づく着座数の変化履歴、携帯電話の識別情報に基づく車載の通信装置700と携帯電話との接続可能台数(端末数)の変化履歴を用いて、運転開始から運転終了までの乗員の数の増減を推測することができる。
つまり、制御装置10は、シートベルトが締まっている席の数の増減から乗員の数の増減を推測することができる。このシートベルトが装着されているかどうかは、シートベルト着脱センサ302が検出する。例えば、運転開始地点におけるシートベルトが締められたシート数が1つであり、次の停止地点におけるシートベルトが締められたシート数が2つであり、運転終了地点におけるシートベルトが締められたシート数が2つである場合は、乗員の数が増加すると判断することができる。また、運転開始地点におけるシートベルトが締められたシート数が2つであり、次の停止地点におけるシートベルトが締められたシート数が1つであり、運転終了地点におけるシートベルトが締められたシート数が1つである場合は、乗員の数が減少すると判断することができる
同様に、制御装置10は、着座数の増減から乗員の数の増減を推測することができる。各シートが着座されているか否かは着座センサ303が検出する。
さらに、制御装置10は、通信装置700とBluetooth(登録商標)で通信可能な(車内に存在する)携帯電話数の増減から乗員の数の増減を推測することができる。例えば、運転開始地点における携帯電話の接続候補数が1つであり、次の停止地点における携帯電話の接続候補数が2つであり、運転終了地点における携帯電話の接続候補数が2つである場合は、乗員の数が増加すると判断することができる。また、運転開始地点における携帯電話の接続候補数が2つであり、次の停止地点における携帯電話の接続候補数が1つであり、運転終了地点における携帯電話の接続候補数が1つである場合は、乗員の数が減少すると判断することができる
さらに、制御装置10は、車両情報の変化から推測された乗員の増減に基づいて車両の移動目的を判断する。
具体的に、制御装置10は、運転開始から運転終了までの一走行において乗員数が減少すると推測する場合は、その一走行の移動目的を“送り”であると判断する。さらに、制御装置10は、運転開始地点と運転終了地点が同一である場合に、その一走行の移動目的を“送り”であると判断してもよい。
また、制御装置10は、運転開始から運転終了までの一走行において乗員数が増加すると推測する場合は、その一走行の移動目的を“迎え”であると判断する。さらに、制御装置10は、運転開始地点と運転終了地点が同一である場合に、その一走行の移動目的を“迎え”であると判断してもよい。
たとえば、制御装置10は、運転開始時に運転席以外のドアが開き、運転終了時に運転席以外のドアが開かない場合は、その一走行の移動目的を“送り”であると判断する。また、制御装置10は、運転開始の際に運転席以外のドアが開かず、運転終了の際に運転席以外のドアが開く場合は、その一走行の移動目的を“迎え”であると判断する。
また、制御装置10は、運転開始から運転終了までの一走行において乗員数に変化が無いと推測する場合は、その一走行の移動目的を“送り”及び“迎え”のいずれでもないと判断する。
制御装置10は、判断結果に係る移動目的と、その移動目的の判断に係る、つまり移動目的の判断処理において用いられた車両情報とを対応づけて蓄積し、移動目的を判断する場合に利用される移動目的情報(データベース)を生成する。まり、
図4は、判断結果が蓄積された移動目的情報の一例を示す図である。図4に示すように、移動目的と、その移動目的の判断の基礎となる車両情報とが対応づけて蓄積される。
なお、制御装置10は、出力装置400を介して、この移動目的情報を乗員に提示し、移動目的の追加・修正等を受け付けることができる。
なお、名称が記憶されていない地点での運転開始、運転終了がなされた際には、該地点の緯度経度に近い地点名称を、予め準備された図5に示す施設情報データベースから検索し、その名称を提示してもよい。また、施設情報データベースを提示して、乗員に運転開始地点または運転終了地点の名称を乗員に選択・入力させてもよい。これにより、移動目的情報を正確に生成することができる。ちなみに、情報の入力はナビゲーション装置500が通常備える入力デバイス(図示せず)を用いることができる。
また、出発地や目的地は、図5に例示する地点の座標値(緯度・経度)と地点(POI:Point Of Interest)の名称とを対応づける情報を参照し、その地点の名称により表現する。具体的に、予め定義された地点(POI:Point Of Interest)の領域情報を参照し、検出された地点の座標値(緯度・経度)がその領域に属する地点(POI:Point Of Interest)を特定し、その地点(POI:Point Of Interest)の名称を抽出する。これにより、後に実行される走行目的の推測処理などが緯度・経度に基づいて処理するよりも迅速に行うことができる。
この移動目的情報によれば、乗員の増減に関係するドアの開閉履歴(車両情報)に基づいて判断された移動目的と、移動目的の判断処理に用いられなかった他の車両情報(運転開始の日時及び時刻、運転開始のカレンダ(曜日)、運転開始の際の車両の位置(出発地)又は運転終了地点(目的地)とを対応づけることができる。
詳しくは後述するが、このような移動目的情報を準備することにより、移動目的の判断処理に用いられなかった他の車両情報(運転開始の日時及び時刻、運転開始のカレンダ(曜日)、運転開始の際における車両の位置(出発地)又は運転終了地点(目的地)に基づいて、新たに運転が開始される走行の目的を推測することができる。
続いて、図6のフローチャートに基づいて、移動目的情報の生成処理の動作手順を説明する。
まず、ステップS101において、制御装置10は、運転開始を検出する観点から、まずエンジンがオフ状態であることを確認する。エンジンが切られている状態であれば、運転開始のタイミングを検出するためステップS102へ進む。一方、エンジンが切られていない状態であれば、運転開始のタイミングではないので、次の停車地点における車両情報を検出するステップS105以降の処理を行う。
ステップS102において、制御装置10は、イグニッション600がオンになったか否かを判断する。イグニッション600がオンになるまで判断を継続し、イグニッション600がオンになったらステップS103へ進む。
ステップS103において、制御装置10は、前回エンジンがオフになってから現在までドアの開閉情報を取得する。このエンジンがオフになってから現在までのドアの開閉情報は、ドア開閉センサ301が記憶する。このドア開閉センサは、エンジンオフからエンジンオンまでの間の盗難防止装置用のドア開放センサとしても機能する。つまり、制御装置10は、ドア開閉センサ300のメモリに記憶された前回エンジンがオフになってから現在までのドアの開閉情報を読み込む。
そして、ステップS104において、制御装置10は、イグニッション600のオン情報が検出されたタイミング(イグニッション600オンを検出してから所定時間又はイグニッション600オンを検出してから発車するまでの間)、つまり運転開始のタイミングで検出されたドアの開閉情報を取得する。制御装置10は、運転席以外のドアが開閉したか否かを判断する、運転席以外のドアが開閉した、つまり運転者以外の乗員が車両に搭乗したと推測できる場合はステップS105へ進む。他方、運転席以外のドアが開閉しなかった、つまり運転者以外の乗員が車両に搭乗しなかった推測できる場合はステップS121へ進む。
続くステップS105において、制御装置10は、車両が発車したか、つまり走行を開始したか否かを判断する。この判断は車両が発車するまで継続する。車両が発車した場合は、ステップS106へ進む。
さらに、ステップS106において、制御装置10は、車両が停車したか否かを判断する。この判断は車両が停車するまで継続する。このステップS106において、制御装置10は、車両が停車したタイミングを検出する。例えば、制御装置10は、車速が所定値(停車と判断できる閾値)未満である、フットブレーキの踏み込み量が所定値(停車と判断できる閾値)以上である、サイドブレーキがオンであるなどの車両情報に基づいて、車両が停車したタイミングを検出する。制御装置10は、車両の停車が検出されたタイミング(サイドブレーキオンオンを検出してから所定時間、又はサイドブレーキオンを検出してから再び発車するまでの間)、つまり停車のタイミングで検出されたドアの開閉情報を取得する。そして、車両が停車した場合は、ステップS107へ進む。
続くステップS107は、運転開始地点及び運転終了地点以外の地点であり、車両の目的地(中継地点を含む)地点における処理である。制御装置10は、運転席以外のドアが開閉したか否かを判断する、運転席以外のドアが開閉した、つまり運転者以外の乗員が車両に搭乗すると推測できる場合はステップS108へ進む。他方、運転席以外のドアが開閉しなかった、つまり運転者以外の乗員が車両に搭乗しなかった推測できる場合は、ステップS113へ進むか、ドアの開閉情報を記憶してステップS108へ進む。
続く、ステップS108において、制御装置10は、車両が発車したかつまり走行を開始したか否かを判断する。この判断は車両が発車するまで継続する。車両が発車した場合は、ステップS109へ進む。
ステップS109において、制御装置10は、車両のイグニッションがオフされたか否かを判断する。この判断は、運転終了のタイミングを判断するために行われるものである。イグニッションオフがされた場合は、運転終了の地点であると判断し、ステップS110へ進む。他方、イグニッションオフがされない場合は、運転終了の地点ではないとしてステップS106以降の処理を繰り返す。つまり、次の停車地点における車両情報の収集処理を行う。
そして、ステップS110は、運転終了地点における処理である。このステップS110において、制御装置10は、運転席以外のドアが開閉したか否かを判断する。運転席以外のドアが開閉しなかった場合はステップS111へ進む。運転席以外のドアが開閉した場合はステップS113へ進む。
続くステップS111において、制御装置10は、ステップS110において運転席以外のドアが開閉しない、つまり運転終了地点において運転者以外に乗員が搭乗していないと推測する場合、制御装置10は、ステップS104の運転開始地点から運転終了地点までの間に乗員数が減少したと推測する。そして、この一走行の目的は「送り」であると判断する。そして、さらに続くステップS112において、この移動目的の判断に用いられた車両情報と判断結果に係る移動目的とを対応づけて蓄積する。制御装置10は、この情報の蓄積により、図4に例示する移動目的情報を生成する。
なお、イグニッションオフとなった後にドアの開閉があった場合は、盗難防止装置用のドア開閉センサ301が記憶する。
ここでステップS110の処理に戻る。運転席以外のドアが開閉した場合はステップS113へ進む。このステップS113において、制御装置10は、ステップS110において運転席以外のドアが開閉した、つまり運転終了地点において運転者以外に乗員が搭乗していると推測する場合、制御装置10は、ステップS104の運転開始地点から運転終了地点までの間において乗員数に変化が無いと推測する。そして、この一走行の目的は「送迎以外(その他)」であると判断する。そして、さらに続くステップS114において、この移動目的の判断に用いられた車両情報と判断結果に係る移動目的とを対応づけて蓄積する。制御装置10は、この情報の蓄積により、図4に例示する移動目的情報を生成する。
ここで、ステップS104に戻り、運転開始地点において運転席以外のドアが開閉しなかった場合の処理について説明する。
ステップS121において、制御装置10は、車両が発車したか、つまり走行を開始したか否かを判断する。この判断は車両が発車するまで継続する。車両が発車した場合は、ステップS122へ進む。
さらに、ステップS122において、制御装置10は、車両が停車したか否かを判断する。この判断は車両が停車するまで継続する。このステップS122の処理は、先に説明したステップS106と同様である。
続くステップS123は、運転開始地点及び運転終了地点以外の地点であり、車両の目的地(中継地点を含む)地点における処理である。制御装置10は、運転席以外のドアが開閉したか否かを判断する、運転席以外のドアが開閉した、つまり運転者以外の乗員が車両に搭乗すると推測できる場合はステップS124へ進む。他方、運転席以外のドアが開閉しなかった、つまり運転者以外の乗員が車両に搭乗しなかった推測できる場合は、ステップS113へ進むか、ドアの開閉情報を記憶してステップS124へ進む。
続く、ステップS124において、制御装置10は、車両が発車したかつまり走行を開始したか否かを判断する。この判断は車両が発車するまで継続する。車両が発車した場合は、ステップS125へ進む。
ステップS125において、制御装置10は、車両のイグニッションがオフされたか否かを判断する。この判断は、運転終了のタイミングを判断するために行われるものである。イグニッションオフがされた場合は、運転終了の地点であると判断し、ステップS126へ進む。他方、イグニッションオフがされない場合は、運転終了の地点ではないとしてステップS122以降の処理を繰り返す。つまり、次の停車地点における車両情報の収集処理を行う。
そして、ステップS126は、運転終了地点における処理である。このステップS126において、制御装置10は、運転席以外のドアが開閉したか否かを判断する。運転席以外のドアが開閉した場合はステップS127へ進む。運転席以外のドアが開閉しなかった場合はステップS113へ進む。
続くステップS127において、制御装置10は、ステップS126において運転席以外のドアが開閉した、つまり運転終了地点において運転者以外に乗員が搭乗していると推測する場合、制御装置10は、ステップS104の運転開始地点から運転終了地点までの間に乗員数が増加したと推測する。そして、この一走行の目的は「迎え」であると判断する。そして、さらに続くステップS128において、この移動目的の判断に用いられた車両情報と判断結果に係る移動目的とを対応づけて蓄積する。制御装置10は、この情報の蓄積により、図4に例示する移動目的情報を生成する。
ここでステップS126の処理に戻る。運転席以外のドアが開閉しないた場合はステップS113へ進む。このステップS113において、制御装置10は、ステップS126において運転席以外のドアが開閉しない、つまり運転終了地点において運転者以外に乗員が搭乗していないと推測する場合、制御装置10は、ステップS104の運転開始地点から運転終了地点までの間において乗員数に変化が無いと推測する。そして、この一走行の目的は「送迎以外(その他)」であると判断する。そして、さらに続くステップS112において、この移動目的の判断に用いられた車両情報と判断結果に係る移動目的とを対応づけて蓄積する。制御装置10は、この情報の蓄積により、図4に例示する移動目的情報を生成する。
続いて、制御装置10の走行目的推測機能について説明する。
本実施形態の制御装置10は、運転開始の際に取得される車両情報に基づいて、図4に例示する「移動目的情報」を参照し、車両の走行目的を推測する。
具体的に制御装置10は、運転開始の際に取得された車両情報に含まれる、車両の位置(出発地情報)、車両の出発時刻、車両の出発日時、車両の出発曜日のうちの1つ以上を検索条件とし、今回検出された車両情報と一致度が所定値以上の移動目的情報(走行ごとの移動目的情報)の中から最も高い頻度で推測された移動目的を、今回の走行の走行目的として推測する。
図4の移動情報を用いて走行目的を推測する手法を説明する。
たとえば、処理対象となる走行の運転開始時刻が「7:45(7:30〜8:00)」であり、現在位置(出発地)が「自宅」である場合、これら運転開始時刻と出発地が共通する走行の移動目的情報を抽出する。そうすると、図4の移動情報の左端に丸印を付した3つの移動目的情報(走行ごとの移動目的情報)を抽出することができる。この移動目的情報の移動目的を参照すると、すべて「送り」である。すなわち、運転開始時刻と出発地が共通する走行において最も高い頻度で推測された移動目的は「送り」である。よって、制御装置10は、処理対象となる走行の走行目的を「送り」と推測する。
また、制御装置10は、運転開始時における車両情報(例えば車両の位置、運転開始時刻及び/又は運転終了時刻、運転開始地点(出発地)及び/又は運転終了地点、運転開始時における車両のドアの開閉)に基づいて車両の目的地を推測する。具体的に、制御装置10は、図4に示す情報目的情報に含まれる過去の運転開始時刻、運転開始地点を参照し、今回の運転開始時において検出された運転開始時刻、運転開始地点と一致度の高い走行履歴を抽出し、その走行履歴における目的地を、今回の走行の目的地として推測する。
たとえば、処理対象となる走行の運転開始時刻が「7:45(7:30〜8:00)」であり、現在位置(出発地)が「自宅」である場合、これら運転開始時刻と出発地が共通する走行の移動目的情報を抽出する。そうすると、図4の移動情報の左端に丸印を付した3つの移動目的情報(走行ごとの移動目的情報)を抽出することができる。この抽出された移動目的情報の目的地はいずれも「会社」であるから、今回の走行の目的地も「会社」であると推測する。なお、制御装置10は、運転開始時において、ナビゲーション装置の目的地設定機能520を介して乗員に入力された目的地を、取得することもできる。
制御装置10は、推測した走行目的と目的地を出力装置400に向けて出力する。
出力装置400は、制御装置10により推測された走行目的に応じた内容の情報を乗員に提供する。このため、出力装置400は、走行目的ごとに内容が定義された目的地に関する案内情報の内容を予め定義する。案内情報は各地点に係るものであるから、地点(目的地)ごとに対応づけられる。
この案内情報の対応関係を図7に示す。図7に示すように、地点(目的地)が共通の「公共交通機関」であっても、走行目的ごとに異なる情報を定義する。
たとえば、共通の駅(公共交通機関)に関する案内情報であっても、走行目的が異なる場合は提供する情報は異なる。走行目的が「送り」である場合は、車両にこれから公共交通機関を利用する乗員が搭乗しているので、その駅の交通ダイヤや関係する交通機関の遅延情報が対応づけられる。他方、走行目的が「迎え」である場合は、公共交通機関を利用する乗員は搭乗していないので、その駅の交通ダイヤや関係する交通機関の遅延情報は不要である。この場合は、これから合流する待ち合わせ相手と連絡する必要であるので、待ち合わせ相手の連絡先情報が対応づけられる。また、走行目的が「送り・迎え以外」である場合は、その公共交通機関を利用する乗員が車両を駐車する必要があるので、周辺の駐車場情報が対応づけられる。
出力装置400の出力制御装置410は、走行目的に応じた各地点の情報を特定し、ディスプレイ420及び/又はスピーカ430を介して出力する。なお、走行目的に応じた各地点の情報は、ナビゲーション装置500の記憶装置500の案内情報511の格納領域に記憶させる。そして、出力制御装置410は、現在位置検出機能510が検出する現在位置が地点(目的地)と所定距離以内となった場合に、その地点に係る案内情報であって、かつ走行目的に対応づけられた案内情報を出力させる。
続いて、図8のフローチャートに基づいて、走行目的の推測処理、及び情報提供処理の動作手順を説明する。
まず、ステップS1において、走行目的推測ユニット100の制御装置10は、運転開始の判断を、イグニッション600にイグニッションキーを差し込まれたかどうかにより検出する。イグニッションキーが差込まれたことを検出した場合は、ステップS2へ進む。イグニッションキーの差込を検出できなかった場合は再びステップS1へ戻り、イグニッションキーの差込検出を繰り返し行う。
続くステップS2の処理において、制御装置10は、車両情報を取得する。具体的に制御装置10は、イグニッションキーが差し込まれた時点、つまり運転開始時における現在位置(出発地点)をナビゲーション装置500から取得する。このとき、日時、曜日(カレンダ情報)も併せて取得し、ステップS3へ進む。
ステップS3の処理において、制御装置10は、ステップS2で取得された出発地点(緯度・経度)に近い登録地点名称を図5に例示する登録地点データベースから検索する。そして、運転開始の際に取得された位置情報(登録地点名:POIの名称)が一致し、運転開始時刻、曜日が同一又は近似する移動目的情報(走行ごとの移動目的情報)を検索し、ステップS4へ進む。
ステップS4の処理において、制御装置10は、検索によって抽出された移動目的情報中で最も訪問頻度が高い目的地を現在の(今回の走行の)目的地であると推測し、ステップS5へ進む。この処理において、抽出された移動目的情報から訪問頻度が高い目的地を訪問頻度順にディスプレイ420に提示し、運転者が選択した地点を目的地と定義してもよい。
続くステップS5の処理において、制御装置10は、抽出された移動目的情報中において、目的地であると推測された地点に関する移動目的情報中に最も多く含まれる移動目的を求める。この最多の移動目的を今回の走行の目的であると推測する。この処理において、多く含まれる複数の移動目的を頻度順にディスプレイ420に提示し、運転者が選択した目的を今回の走行の目的と推測してもよい。
また、上述の処理では、運転開始時における位置(出発地点)、および運転開始の日時によって移動目的情報を検索するが、運転者が事前に登録した目的地を検索条件に含めて移動目的情報を検索し、抽出された移動目的情報中において最も多く蓄積された目的を今回の走行の目的と推測しても良い。
また、制御装置10は、走行開始時における車両のドアの開閉、走行開始時におけるシートベルトの着脱情報、走行開始時における着座センサ、走行開始時における識別可能な携帯電話数などの走行開始時における乗員数に基づいて、移動目的を推測することができる。
さらに、ステップS6の処理において、出力装置400は、ステップS5において推測された走行目的に基づいて、走行目的ごとに内容が定義された目的地に関する案内情報(図7に例示)を参照し、走行目的に応じた案内情報を出力する。
本発明は以上のように構成され、以上のように作用するので、以下の効果を奏する。
本実施形態の走行目的推測ユニット100によれば、運転開始から運転終了までの一走行における車両の乗員の増減と移動目的との関係を考慮して走行目的を推測することができるので、同じ目的地に異なる目的で向かう場合であっても、車両を走行させる乗員の目的を適切に推測することができる。
すなわち、本発明は、運転開始から運転終了に至るまでに検出された車両情報とその車両情報の変化から導かれた乗員の増減に基づき判断された移動目的とが対応づけられた移動目的情報を参照して、運転開始時に検出された車両情報に基づいて走行目的を推測するので、同じ目的地に異なる目的で向かう場合であっても、車両を走行させる乗員の目的を適切に推測することができる。
このように、運転開始から運転終了までの間における乗員の増減に基づいて、走行の目的を自動的に判断することが出来るため、この判断結果を利用して、その走行の目的に応じた処理、たとえば走行の目的に応じた案内情報の提示を自動的に実行することが出来る。
また、運転開始から運転終了までの一走行における車両のドアの開閉履歴に基づいて車両の乗員の増減を推測するので、上述の効果を奏することができる。加えて、車両のドアの開閉履歴のように自動的に検出される車両情報から乗員数の増減を導き、この乗員数の増減に基づいて自動的に移動目的を推測することができる。
また、運転開始から運転終了までの一走行において乗員数が減少すると推測する場合は、一走行の移動目的を“送り”であると判断するので、上述の効果を奏することができる。加えて、車両のドアの開閉履歴のように自動的に検出される車両情報から乗員数の減少を導き、この乗員数の減少に基づいて自動的に移動目的を「送り」と推測することができる。
また、運転開始から運転終了までの一走行において乗員数が増加すると推測する場合は、一走行の移動目的を“迎え”であると判断するので、上述の効果を奏することができる。加えて、車両のドアの開閉履歴のように自動的に検出される車両情報から乗員数の増加を導き、この乗員数の増加に基づいて自動的に移動目的を「迎え」と推測することができる。
このように、運転開始から運転終了までの間における乗員の増減に基づいて、走行の目的が同乗者を送りに行くのか、待ち合わせ(迎え)のために向かっているのか、あるいは送迎以外の目的で訪れるのかを自動的に判断することが出来るため、その走行の目的に応じた案内情報を乗員に自動的に提示することが出来る。
さらに、運転開始時に運転席以外のドアが開き、運転終了時に運転席以外のドアが開かない場合は、一走行の移動目的を“送り”であると判断することにより、上述の効果を奏することができる。特に、運転開始時と運転終了時におけるドアの開閉履歴から自動的に乗員数の増減を導き、この乗員数の増減に基づいて自動的に移動目的を推測することができる。
また、運転開始時に運転席以外のドアが開かず、運転終了時に運転席以外のドアが開く場合は、一走行の移動目的を“迎え”であると判断することにより、上述の効果を奏することができる。特に、運転開始時と運転終了時におけるドアの開閉履歴から自動的に乗員数の増減を導き、この乗員数の増減に基づいて自動的に移動目的を推測することができる。
加えて、推測された走行目的に基づいて、走行目的ごとに内容が定義された目的地に関する案内情報を参照し、走行目的に応じた案内情報を出力することにより、走行目的に応じた案内情報を提供することができる。
つまり、共通の地点(目的地)に関する案内情報でありながら、走行目的に応じた、乗員にとってより役立つ情報を提供することができる。
たとえば、車両が駅に向けて運転を開始した場合、この走行目的が「送り」である場合は、この駅に関する案内情報及び一般情報(電話番号など常に提示が可能な情報)のうちその駅の交通ダイヤや関係する交通機関の遅延情報などを提供することができる。このようにすることで、これから公共交通機関を利用する乗員により役立つ情報を提供するので、乗員にとって利便性の高い情報を提供することができる。
同じく、車両が駅に向けて運転を開始した場合、この走行目的が「迎え」である場合は、この駅に関する案内情報及び一般情報(電話番号など常に提示が可能な情報)のうち待ち合わせ相手の連絡先情報などを提供することができる。「迎え」を走行目的とする車両には公共交通機関を利用する乗員は搭乗していないので、その駅の交通ダイヤや関係する交通機関の遅延情報の必要性は低い。本実施形態では、迎えに行く乗員にとって、より必要性が高いと考えられる待ち合わせ相手の連絡先情報などを提供するので、乗員にとって利便性の高い情報を提供することができる。言い換えると、他人と駅で待ち合わせをしている場合、乗員は駅のダイヤ・遅延情報よりも待ち合わせ相手と連絡を取るための情報(電話番号など)を知りたいと考える傾向があるにもかかわらず、交通ダイヤ・遅延情報が提供されてしまうといった事態の発生を防止することができる。
そして、走行目的が「送り・迎え以外」である場合は、その公共交通機関を利用する乗員が車両を駐車する必要を考慮して、周辺の駐車場情報を提供するので、乗員にとって利便性の高い情報を提供することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
すなわち、本明細書では、本発明に係る走行目的推測装置の一態様として走行目的推測ユニット100を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、本明細書では、本発明に係る走行目的推測装置の一態様として、CPU11、ROM12、RAM13を含む制御装置10を備える走行目的推測ユニット100を一例として説明するが、これに限定されるものではない。
また、本明細書では、本願発明に係る表示制御手段を有する走行目的推測装置の一態様として、車両情報取得機能と、移動目的判断機能と、情報生成機能と、走行目的推測機能を備える走行目的推測ユニット100を例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
1000…情報提供装置
100…走行目的推測ユニット
10…制御装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
200…車両コントローラ
201…タイマ
202…カレンダ
300…情報検知装置
301…ドア開閉センサ
302…シートベルト着脱センサ
303…着座センサ
305…ブレーキセンサ
306…車速センサ
400…出力装置
410…出力制御装置
420…ディスプレイ
430…スピーカ
500…ナビゲーション装置
510…現在位置検出機能
520…目的地設定機能
530…経路探索機能
540…地図データベース
550…記憶装置

Claims (8)

  1. 運転開始から運転終了までの一走行における車両の位置を含む車両状態に係る車両情報を経時的に取得する車両情報取得手段と、
    前記取得された車両情報と前記車両情報の変化から推測される乗員の増減に基づいて、前記車両の移動目的を判断する移動目的判断手段と、
    前記判断結果に係る移動目的と、前記移動目的の判断に係る車両情報とを対応づける移動目的情報を生成する情報生成手段と、
    前記車両情報取得手段により取得される運転開始の際に取得される車両情報に基づいて、前記生成された移動目的情報を参照し、前記車両の走行目的を推測する走行目的推測手段と、を有する走行目的推測装置。
  2. 請求項1に記載の走行目的推測装置において、
    前記移動目的判断手段は、前記運転開始から運転終了までの一走行における前記車両のドアの開閉履歴に基づいて前記車両の乗員の増減を推測する走行目的推測装置。
  3. 請求項2に記載の走行目的推測装置において、
    前記移動目的判断手段は、前記運転開始から運転終了までの一走行において乗員数が減少すると推測する場合は、前記一走行の移動目的を“送り”であると判断する走行目的推測装置。
  4. 請求項2に記載の走行目的推測装置において、
    前記移動目的判断手段は、前記運転開始から運転終了までの一走行において乗員数が増加すると推測する場合は、前記一走行の移動目的を“迎え”であると判断する走行目的推測装置。
  5. 請求項2に記載の走行目的推測装置において、
    前記移動目的判断手段は、前記運転開始時に運転席以外のドアが開き、前記運転終了時に運転席以外のドアが開かない場合は、前記一走行の移動目的を“送り”であると判断する走行目的推測装置。
  6. 請求項2に記載の走行目的推測装置において、
    前記移動目的判断手段は、前記運転開始時に運転席以外のドアが開かず、前記運転終了時に運転席以外のドアが開く場合は、前記一走行の移動目的を“迎え”であると判断する走行目的推測装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載の走行目的推測装置と、
    前記走行目的推測装置により推測された走行目的に基づいて、前記走行目的ごとに内容が定義された目的地に関する案内情報を参照し、前記走行目的に応じた目的地の案内情報を出力する出力装置と、を有する情報提供装置。
  8. 運転開始から運転終了に至る一走行における車両の位置を含む車両状態に係る車両情報を経時的に取得し、
    前記取得された車両情報と当該車両情報の変化から導かれた乗員の増減に基づき判断された移動目的とを対応づけた移動目的情報を蓄積し、
    前記運転開始の際に取得される車両情報に基づいて、前記生成された移動目的情報を参照し、前記車両の走行目的を推測する走行目的推測方法。
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