JP2010180864A - 可変ノズルユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】鍔付ローラ及びユニゾンリングのメインプレートへの組み付けを容易に行う。
【解決手段】ユニゾンリング12のメインプレート10への組み付けは、鍔付ローラ13の同プレート10への組み付けが全て行われた後に行われる。その際には、ユニゾンリング12の内周面における複数の切欠部14,15,16a,17がそれぞれメインプレート10の各鍔付ローラ13に対応して位置するよう、ユニゾンリング12のメインプレート10に対する位置合わせが行われる。その後、ユニゾンリング12をメインプレート10に向けて接近させることにより、同ユニゾンリング12が各鍔付ローラ13における二つの鍔部22の間の位置まで移動され、鍔付ローラ13の外周面にユニゾンリング12の内周面が接触した状態となる。上記ユニゾンリング12の移動の際には、上記鍔付ローラ13の鍔部22がユニゾンリング12に形成された切欠部14〜17を通過する。
【選択図】図2
【解決手段】ユニゾンリング12のメインプレート10への組み付けは、鍔付ローラ13の同プレート10への組み付けが全て行われた後に行われる。その際には、ユニゾンリング12の内周面における複数の切欠部14,15,16a,17がそれぞれメインプレート10の各鍔付ローラ13に対応して位置するよう、ユニゾンリング12のメインプレート10に対する位置合わせが行われる。その後、ユニゾンリング12をメインプレート10に向けて接近させることにより、同ユニゾンリング12が各鍔付ローラ13における二つの鍔部22の間の位置まで移動され、鍔付ローラ13の外周面にユニゾンリング12の内周面が接触した状態となる。上記ユニゾンリング12の移動の際には、上記鍔付ローラ13の鍔部22がユニゾンリング12に形成された切欠部14〜17を通過する。
【選択図】図2
Description
本発明は、可変ノズル型ターボチャージャに取り付けられる可変ノズルユニットに関する。
内燃機関の吸排気系に設けられるターボチャージャとしては、タービンホイールに内燃機関の排気を吹き付けるための排気経路に可変ノズルユニットを取り付け、同ユニットにより上記排気経路の排気流通面積を増減させてタービンホイールに吹き付けられる排気の流速を可変とする可変ノズル型のものが知られている。こうした可変ノズル型ターボチャージャの設けられた内燃機関では、タービンホイールに吹き付けられる排気の流速を上述したように可変とすることで、ターボチャージャの回転速度が変更され、内燃機関の過給圧(吸気圧)が調整されるようになる。
上記可変ノズルユニットは、特許文献1に示されるように、円環状のメインプレートに対しその周方向に等間隔をおいた状態で組み付けられる複数の可変ノズルを備えている。これら可変ノズルはそれぞれ、メインプレートの中心線と同一軸線上で同メインプレートに対し厚さ方向に並列となるように且つ上記軸線周りに回動可能に設けられた板状のユニゾンリングと係合されている。そして、ユニゾンリングを上記軸線周りで回動させることにより、そのユニゾンリングに係合された複数の可変ノズルが同期して開閉動作し、ターボチャージャにおける上記排気経路の排気流通面積が可変とされる。
ところで、可変ノズルユニットにおけるユニゾンリングの回動を円滑に行うため、ユニゾンリングの周面における周方向についての複数箇所にそれぞれ接するようメインプレートに複数の鍔付ローラを組み付けることも考えられる。この鍔付ローラに関しては、同ローラの中心線方向両端部の外周面にそれぞれ鍔部が突出形成され、それら鍔部の間にユニゾンリングを保持した状態で、上記外周面における中心線方向の中央部にユニゾンリングの周面が接触するものである。こうした鍔付ローラをメインプレートに組み付けることにより、ユニゾンリングを回動させる際には同リングの周面に接する各鍔付ローラが転動し、そのユニゾンリングの回動を円滑に行うことが可能になる。また、鍔付ローラの外周面には上述したように鍔部が形成されているため、ユニゾンリングが回動する際の同リングの鍔付ローラの外周面からの脱落が上記鍔部によって抑制される。
ただし、上記鍔付ローラをメインプレートに組み付ける際には、それら鍔付ローラの外周面をユニゾンリングの周面に接触させつつ同鍔付ローラの鍔部の間にユニゾンリングを保持した状態で、それら各鍔付ローラとユニゾンリングとを同時にメインプレートに組み付けなければならない。これは、鍔付ローラ及びユニゾンリングはそれらの中心線に沿ってメインプレートに対しその厚さ方向の側面に向けて接近させることで組み付けられるものであり、それら鍔付ローラとユニゾンリングとを別々にメインプレートに組み付けようとすると、鍔付ローラの鍔部とユニゾンリングとの間で干渉が生じて上記組み付けが不可能になるためである。上記のように各鍔付ローラをユニゾンリングと組み合わせた状態でそれぞれを同時にメインプレートに組み付けなければならないため、その組み付け作業が作業者にとって困難になるという問題がある。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、鍔付ローラ及びユニゾンリングのメインプレートへの組み付けを容易に行うことのできる可変ノズルユニットを提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、ターボチャージャにおけるタービンホイールに内燃機関の排気を吹き付けるための排気経路に取り付け可能であり、その排気経路の排気流通面積を増減させて前記タービンホイールに吹き付けられる排気の流速を可変とする可変ノズルユニットであって、リング状のメインプレートに対しその周方向に等間隔をおいた状態で組み付けられる複数の可変ノズルと、前記メインプレートの中心線と同一軸線上で同メインプレートに対し厚さ方向に並列に設けられて前記複数の可変ノズルと係合される板状のユニゾンリングと、前記ユニゾンリングを前記軸線周りに回動可能に支持するために前記ユニゾンリングの周面における周方向についての複数箇所にそれぞれ接するよう前記メインプレートの厚さ方向の側面に組み付けられる複数の鍔付ローラと、を備え、前記ユニゾンリングの前記軸線周りでの回動を通じて前記複数の可変ノズルを同期して開閉動作させることにより、前記排気経路の排気流通面積を可変とし、前記ユニゾンリングにおける前記鍔付ローラと接する側の周面には、同ユニゾンリングの回動方向について、前記複数の鍔付ローラの前記回動方向についての互いの位置関係と同様の位置関係を有する複数の切欠部が形成されていることを要旨とした。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、ターボチャージャにおけるタービンホイールに内燃機関の排気を吹き付けるための排気経路に取り付け可能であり、その排気経路の排気流通面積を増減させて前記タービンホイールに吹き付けられる排気の流速を可変とする可変ノズルユニットであって、リング状のメインプレートに対しその周方向に等間隔をおいた状態で組み付けられる複数の可変ノズルと、前記メインプレートの中心線と同一軸線上で同メインプレートに対し厚さ方向に並列に設けられて前記複数の可変ノズルと係合される板状のユニゾンリングと、前記ユニゾンリングを前記軸線周りに回動可能に支持するために前記ユニゾンリングの周面における周方向についての複数箇所にそれぞれ接するよう前記メインプレートの厚さ方向の側面に組み付けられる複数の鍔付ローラと、を備え、前記ユニゾンリングの前記軸線周りでの回動を通じて前記複数の可変ノズルを同期して開閉動作させることにより、前記排気経路の排気流通面積を可変とし、前記ユニゾンリングにおける前記鍔付ローラと接する側の周面には、同ユニゾンリングの回動方向について、前記複数の鍔付ローラの前記回動方向についての互いの位置関係と同様の位置関係を有する複数の切欠部が形成されていることを要旨とした。
上記構成によれば、鍔付ローラがその中心線に沿ってメインプレートに対しその厚さ方向の側面に向けて接近させることで組み付けられ、その鍔付ローラのメインプレートへの組み付け後にユニゾンリングの同メインプレートへの組み付けが行われる。すなわち、ユニゾンリングをメインプレートの上記側面側に配置し、同リングの周面における複数の切欠部がそれぞれメインプレートに組み付けられた各鍔付ローラに対応して位置するよう、ユニゾンリングのメインプレートに対する位置合わせが行われる。その後、ユニゾンリングをメインプレートに対し上記側面に向けて接近させることにより、同ユニゾンリングが各鍔付ローラにおける二つの鍔部の間の位置まで移動される。このユニゾンリングの移動の際には、上記鍔付ローラの鍔部がユニゾンリングに形成された切欠部を通過するため、ユニゾンリングを上記鍔部に干渉させることなく上述した位置まで移動させることが可能となる。そして、上述した位置に移動したユニゾンリングを上記軸線周りに回動させ、ユニゾンリングの切欠部と鍔付ローラとの上記回動方向についての相対位置をずらすことで、鍔付ローラの外周面にユニゾンリングの周面が接触した状態となる。こうしてユニゾンリングが鍔付ローラを介してメインプレートに支持された状態で同プレートに組み付けられることとなる。
以上のように、鍔付ローラとユニゾンリングとをメインプレートに対し組み付ける際、それらの組み付けを別々に行うことができる。言い換えれば、鍔付ローラの外周面をユニゾンリングの周面に接触させつつ同鍔付ローラの鍔部の間にユニゾンリングを保持した状態で、それら各鍔付ローラとユニゾンリングとを同時にメインプレートに組み付けるなど、困難な組み付け作業をもって鍔付ローラとユニゾンリングとをメインプレートに組み付ける必要はない。従って、鍔付ローラ及びユニゾンリングのメインプレートへの組み付けを容易に行うことができるようになる。
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記可変ノズルは、前記ユニゾンリングの内周面よりも内側に位置して前記メインプレートを厚さ方向に貫通するノズルピンと、そのノズルピンの一端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向一方側に位置するノズルベーンと、前記ノズルピンの他端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向他方側に位置するとともに、前記ノズルピンから前記メインプレートの厚さ方向他方側に設けられた前記ユニゾンリングの内周面に向けて突出して同内周面に形成された凹部と係合するアームと、を備え、前記複数の鍔付ローラは、前記ユニゾンリングの内周面に接して同ユニゾンリングを回動可能に支持するものとした。
上記構成によれば、ユニゾンリングの内周面に可変ノズルのアームを係合するための凹部を形成する必要性から、ユニゾンリングの内径が小さくされて同リングの内周面がユニゾンリングの中心線寄りに位置することになり、その内周面が上記中心線方向について鍔付ローラの鍔部と重なりやすくなる。しかし、ユニゾンリングの内周面に上記切欠部を形成することで、ユニゾンリングをメインプレートに組み付ける際、鍔付ローラの鍔部が上記切欠部を通過するようになり、同ユニゾンリングが上記鍔部に干渉することを回避できる。
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載の発明において、前記可変ノズルは、前記メインプレートを厚さ方向に貫通するノズルピンと、そのノズルピンの一端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向一方側に位置するノズルベーンと、前記ノズルピンの他端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向他方側に位置するアームとを備え、前記ユニゾンリングは、前記メインプレートの厚さ方向他方側に設けられて前記可変ノズルの前記アームと係合されるものであり、前記メインプレートは、その厚さ方向一方側に同メインプレートに対し並列に設けられたサイドプレートとの間に前記可変ノズルの前記ノズルベーンを挟み、前記メインプレートの中心線方向に延びて前記メインプレートと前記サイドプレートとにそれぞれかしめ固定される複数のスペーサピンにより、前記サイドプレートとの間に前記ノズルベーンを配設可能な距離を保つものであり、前記ユニゾンリングに形成された複数の切欠部は、同ユニゾンリングの回動を通じて前記複数のスペーサピンに対応した位置に変位可能となっていることを要旨とした。
上記構成によれば、可変ノズルユニットを組み立てる際には、メインプレートに複数のスペーサピンがかしめ固定され、その後にメインプレートに対し鍔付ローラ、ユニゾンリング、及び可変ノズルが組み付けられる。上記ユニゾンリングがメインプレートに組み付けられると、ユニゾンリングの切欠部がスペーサピンに対応して位置するように同ユニゾンリングが回動される。この状態で、スペーサピンが上方に向けて突出するようにメインプレートが配置され、同メインプレートの支持がそのときの各スペーサピンの下端に対応する位置にて行われる。このようにメインプレートの支持を行うことができるのは、各スペーサピンの下端に対応する部分にユニゾンリングの切欠部が対応して位置しており、同切欠部によって各スペーサピンの下端に対応する部分をユニゾンリングに干渉することなく支持できるためである。そして、上記のようにメインプレートの支持を行った状態で、スペーサピンの上端にサイドプレートが配置され、そのサイドプレートに対し各スペーサピンの上端部がかしめ固定される。このようにサイドプレートに対し各スペーサピンをかしめ固定するときには、サイドプレート側からスペーサピン側に大きな力が加わるものの、その大きな力をスペーサピンの下端に対応する位置での支持により受けることができるため、上記大きな力が作用することに起因してメインプレートに歪みが生じることを抑制できる。
請求項4記載の発明では、請求項3記載の発明において、前記ユニゾンリングは、その回動時に前記メインプレートに設けられたストッパに当たって同回動が所定範囲に規制されるものであり、前記ユニゾンリングに形成された複数の切欠部に関しては、前記ユニゾンリングが前記ストッパに当たったときに、前記複数のスペーサピンに対応した位置に変位した状態となることを要旨とした。
上記構成によれば、ユニゾンリングの切欠部がスペーサピンに対応して位置するように同ユニゾンリングを回動させる際、その回転をユニゾンリングがストッパに当たるまで行うだけでよいため、同回動による上記切欠部とスペーサピンとの位置合わせを簡単に行うことができる。
請求項5記載の発明では、ターボチャージャにおけるタービンホイールに内燃機関の排気を吹き付けるための排気経路に取り付け可能であり、その排気経路の排気流通面積を増減させて前記タービンホイールに吹き付けられる排気の流速を可変とする可変ノズルユニットであって、リング状のメインプレートに対しその周方向に等間隔をおいた状態で組み付けられる複数の可変ノズルと、前記メインプレートの中心線と同一軸線上で同メインプレートに対し厚さ方向に並列となるように且つ前記軸線周りに回動可能に設けられて前記複数の可変ノズルと係合される板状のユニゾンリングと、を備え、前記ユニゾンリングの前記軸線周りでの回動を通じて前記複数の可変ノズルを同期して開閉動作させることにより、前記排気経路の排気流通面積を可変とする可変ノズルユニットにおいて、前記可変ノズルは、前記メインプレートを厚さ方向に貫通するノズルピンと、そのノズルピンの一端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向一方側に位置するノズルベーンと、前記ノズルピンの他端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向他方側に位置するアームとを備え、前記ユニゾンリングは、前記メインプレートの厚さ方向他方側に設けられて前記可変ノズルの前記アームと係合されるものであり、前記メインプレートは、その厚さ方向一方側に同メインプレートに対し並列に設けられたサイドプレートとの間に前記可変ノズルの前記ノズルベーンを挟み、前記メインプレートの中心線方向に延びて前記メインプレートと前記サイドプレートとにそれぞれかしめ固定される複数のスペーサピンにより、前記メインプレートとの間に前記ノズルベーンを配設可能な距離を保つものであり、前記ユニゾンリングにおける前記複数のスペーサピンに対応した位置にはそれぞれ切欠部が形成されていることを要旨とした。
可変ノズルユニットを組み立てる際には、メインプレートに複数のスペーサピンがかしめ固定され、その後にメインプレートに対しユニゾンリング及び可変ノズルが組み付けられる。この状態で、スペーサピンが上方に向けて突出するようにメインプレートが配置された状態で同メインプレートの支持が行われ、スペーサピンの上端にサイドプレートが配置された後、そのサイドプレートに対し各スペーサピンの上端部がかしめ固定される。このようにサイドプレートに対し各スペーサピンをかしめ固定するときには、サイドプレート側からスペーサピン側に大きな力が加わるため、メインプレートの上記支持の仕方によっては、上記大きな力が作用することに起因してメインプレートに歪みが生じるおそれがある。
請求項5記載の発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、サイドプレートに対しスペーサピンをかしめ固定する際、メインプレートに歪みが生じることを抑制できる可変ノズルユニットを提供することにある。
請求項5記載の発明によれば、可変ノズルユニットの組み立て過程において、ユニゾンリングがメインプレートに組み付けられると、ユニゾンリングの切欠部がスペーサピンに対応して位置するようにされる。この状態で、スペーサピンが上方に向けて突出するようにメインプレートが配置され、同メインプレートの支持がそのときの各スペーサピンの下端に対応する位置にて行われる。このようにメインプレートの支持を行うことができるのは、各スペーサピンの下端に対応する部分にユニゾンリングの切欠部が対応して位置しており、同切欠部によって各スペーサピンの下端に対応する部分をユニゾンリングに干渉することなく支持できるためである。そして、上記のようにメインプレートの支持を行った状態で、スペーサピンの上端にサイドプレートが配置され、そのサイドプレートに対し各スペーサピンの上端部がかしめ固定される。このようにサイドプレートに対し各スペーサピンをかしめ固定するときには、サイドプレート側からスペーサピン側に大きな力が加わるものの、その大きな力をスペーサピンの下端に対応する位置での支持により受けることができるため、上記大きな力が作用することに起因してメインプレートに歪みが生じることを抑制できる。
以下、本発明を自動車用エンジンに設けられる可変ノズル型のターボチャージャに適用した一実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。
図1に示されるように、エンジン1における吸気通路2の上流部分、及び排気通路3の下流部分は、それぞれターボチャージャ4に繋がっている。このターボチャージャ4は、吸気通路2の下流側へ空気を送り出すためのコンプレッサホイール5と、排気通路3を通過する排気の吹き付けに基づいて回転するタービンホイール6とを備えている。そして、タービンホイール6が回転すると、それと一体にコンプレッサホイール5が回転し、これによりエンジン1の吸入空気量が増加して同エンジン1の出力を向上させることが可能となる。
図1に示されるように、エンジン1における吸気通路2の上流部分、及び排気通路3の下流部分は、それぞれターボチャージャ4に繋がっている。このターボチャージャ4は、吸気通路2の下流側へ空気を送り出すためのコンプレッサホイール5と、排気通路3を通過する排気の吹き付けに基づいて回転するタービンホイール6とを備えている。そして、タービンホイール6が回転すると、それと一体にコンプレッサホイール5が回転し、これによりエンジン1の吸入空気量が増加して同エンジン1の出力を向上させることが可能となる。
ターボチャージャ4において、タービンホイール6に排気を吹き付けるための排気経路8上には可変ノズルユニット7が取り付けられている。この可変ノズルユニット7は、アクチュエータ9により駆動されて上記排気経路8の排気流通面積を増減させ、それによって上記タービンホイール6に吹き付けられる排気の流速を可変とするものである。このようにタービンホイール6に吹き付けられる排気の流速を可変とすることで、ターボチャージャ4の回転速度が変更され、エンジン1の過給圧(吸気圧)が調整されるようになる。具体的には、上記排気経路8の排気流通面積を小さくすると、タービンホイール6に吹き付けられる排気の流速が大となってターボチャージャ4の回転速度が高くなり、エンジン1の過給圧は上昇する。また、上記排気経路8の排気流通面積を大きくすると、タービンホイール6に吹き付けられる排気の流速が小となってターボチャージャ4の回転速度が低くなり、エンジン1の過給圧は低下する。
次に、可変ノズルユニット7の詳細な構造について図2及び図3を参照して説明する。
図2に示されるように、可変ノズルユニット7は、リング状のメインプレート10に対しその周方向に等間隔をおいた状態で組み付けられる複数の可変ノズル11と、メインプレート10の中心線と同一軸線上に設けられて上記複数の可変ノズル11と係合される板状のユニゾンリング12とを備えている。また、上記ユニゾンリング12は、その内周面における周方向についての複数箇所にそれぞれ接するよう上記メインプレート10に組み付けられた複数(この例では四つ)の鍔付ローラ13により、上記軸線周りに回動可能となるように支持されている。そして、ユニゾンリング12を上記軸線周りで回動させることにより、そのユニゾンリング12に係合された複数の可変ノズル11が同期して開閉動作し、ターボチャージャ4における上記排気経路8(図1)の排気流通面積が可変とされる。
図2に示されるように、可変ノズルユニット7は、リング状のメインプレート10に対しその周方向に等間隔をおいた状態で組み付けられる複数の可変ノズル11と、メインプレート10の中心線と同一軸線上に設けられて上記複数の可変ノズル11と係合される板状のユニゾンリング12とを備えている。また、上記ユニゾンリング12は、その内周面における周方向についての複数箇所にそれぞれ接するよう上記メインプレート10に組み付けられた複数(この例では四つ)の鍔付ローラ13により、上記軸線周りに回動可能となるように支持されている。そして、ユニゾンリング12を上記軸線周りで回動させることにより、そのユニゾンリング12に係合された複数の可変ノズル11が同期して開閉動作し、ターボチャージャ4における上記排気経路8(図1)の排気流通面積が可変とされる。
ユニゾンリング12の内周面には、複数の切欠部14,15,16a,16b,17が形成されている。これら切欠部のうち、切欠部14,15,16a,17は、ユニゾンリング12の回動方向について、上記複数の鍔付ローラ13の上記回動方向についての互いの位置関係と同様の位置関係を有している。そして、切欠部14,15,16aはユニゾンリング12の内周面に対し鍔付ローラ13の外形よりも大きい曲率を有する円弧状にへこむ形状となっており、切欠部17はユニゾンリング12の組み付け時における鍔付ローラ13とユニゾンリング12との干渉を回避可能な大きさに形成されている。
また、切欠部16bはユニゾンリング12をアクチュエータ9(図1)と係合するために用いられる係合ピン18が挿入されるものであり、切欠部17はユニゾンリング12の回動を所定範囲内に規制すべくメインプレート10に固定されたストッパ19が挿入されるものとなっている。従って、上記アクチュエータ9が駆動されると、その駆動による力が係合ピン18を介してユニゾンリング12に作用し、同ユニゾンリング12が上記のように回動することとなる。また、ユニゾンリング12の回動は、上記切欠部17の内面がストッパ19に当たることにより、その切欠部17の上記回動方向の長さに対応する所定範囲に規制されることとなる。
図3は、図2の可変ノズルユニット7を矢印A−A方向から見た断面図である。同図から分かるように、ユニゾンリング12は、メインプレート10に対し厚さ方向に並列に設けられており、その状態で鍔付ローラ13によりメインプレート10に支持されている。この鍔付ローラ13は、同ローラ13を貫通するヘッドピン20周りに回転可能となっており、そのヘッドピン20をメインプレート10の孔21に対し同プレート10の図中左側から圧入することで固定されている。
上記鍔付ローラ13に関しては、同ローラ13の中心線方向両端部の外周面にそれぞれ鍔部22が突出形成され、それら鍔部22の間にユニゾンリング12を保持した状態で、上記外周面における中心線方向の中央部にユニゾンリング12の周面が接触するものである。従って、ユニゾンリング12を回動させる際には同リング12の内周面に接する各鍔付ローラ13が転動し、そのユニゾンリング12の回動を円滑に行うことが可能になる。また、鍔付ローラ13の外周面には上述したように鍔部22が形成されているため、ユニゾンリング12が回動する際の同リング12の鍔付ローラ13の外周面からの脱落が上記鍔部22によって抑制される。
メインプレート10に設けられた複数の可変ノズル11(図3には一つのみ図示)は、メインプレート10に組み付けられたユニゾンリング12の内周面よりも内側に位置してメインプレート10の孔32を同プレート10の厚さ方向に貫通するノズルピン23を備えている。このノズルピン23において、その一端にはメインプレート10の厚さ方向一方側(図中右側)に位置するノズルベーン24が固定され、他端にはメインプレート10の厚さ方向他方側(図中左側)に位置するアーム25が固定されている。同アーム25は、ノズルピン23からメインプレート10の厚さ方向他方側に設けられたユニゾンリング12の内周面に向けて突出し、その内周面に形成された凹部26に挿入されて同凹部26と係合している。
従って、ユニゾンリング12がその中心線周りに回動すると、同ユニゾンリング12の各凹部26に係合されたアーム25がユニゾンリング12により上記回動方向に押される。その結果、各アーム25がノズルピン23をその軸線周りに回動させることになり、同ノズルピン23の回動に伴って各ノズルベーン24が同ノズルピン23を中心にして各々同時に且つ同方向に回動する。こうした隣合うノズルベーン24の回動に基づき同ノズルベーン24が開閉動作することになり、その開閉動作に基づき各ノズルベーン24間の隙間の大きさ、すなわちタービンホイール6に排気を吹き付けるための排気経路8(図1)の排気流通面積が変化し、同排気の流速が可変とされるようになる。
上記メインプレート10は、その厚さ方向一方側に同メインプレート10に対し並列に設けられたサイドプレート27との間に上記可変ノズル11のノズルベーン24を挟むものとなっている。また、メインプレート10は、その中心線方向に延びてメインプレート10の孔28とサイドプレート27の孔29とにそれぞれかしめによって固定される複数のスペーサピン30(図3には一つのみ図示)により、上記サイドプレート27との間に上記ノズルベーン24を配設可能な距離を保っている。上記スペーサピン30は、図2に示されるように、メインプレート10の周方向についてほぼ等間隔をおいて三つ設けられている。
ここで、上記スペーサピン30とユニゾンリング12の切欠部14〜17との位置関係について、図2を参照して説明する。
スペーサピン30は、可変ノズル11と干渉しないようにすること、及び、メインプレート10とサイドプレート27(図3)との間の距離を安定して保持することを考慮に入れて、メインプレート10における外形と内形との間の中央付近に設けられている。この場合、スペーサピン30がユニゾンリング12の内周面付近に位置することになり、その内周面とスペーサピン30とがメインプレート10の中心線方向(図中の紙面と直交する方向)について重なる可能性が高い。
スペーサピン30は、可変ノズル11と干渉しないようにすること、及び、メインプレート10とサイドプレート27(図3)との間の距離を安定して保持することを考慮に入れて、メインプレート10における外形と内形との間の中央付近に設けられている。この場合、スペーサピン30がユニゾンリング12の内周面付近に位置することになり、その内周面とスペーサピン30とがメインプレート10の中心線方向(図中の紙面と直交する方向)について重なる可能性が高い。
一方、ユニゾンリング12に形成された複数の切欠部のうち、切欠部14,15,16bは、同ユニゾンリング12の回動を通じて上記複数のスペーサピン30に対応した位置に変位可能となっている。すなわち、切欠部14,15,16bが各スペーサピン30に対応して位置することが可能となるよう、スペーサピン30におけるメインプレート10の周方向についての位置が定められている。そして、切欠部14,15,16bが上記複数のスペーサピン30に対応した位置に変位したときに、ユニゾンリング12の切欠部17の内面にストッパ19が当たるようメインプレート10に対し同ストッパ19が設けられている。詳しくは、メインプレート10に形成された孔31にストッパ19の端部を圧入して固定することで、同メインプレート10にストッパ19が設けられる。
次に、可変ノズルユニット7の組み立て方法について、図4〜図9を参照して詳しく説明する。
可変ノズルユニット7を組み立てる際には、まず、図4に示されるようにメインプレート10の複数(この例では三つ)の孔28にそれぞれスペーサピン30の一端部がかしめ固定される。その後、メインプレート10に対し鍔付ローラ13、ユニゾンリング12、ストッパ19、及び可変ノズル11の順でそれらの組み付けが行われる。
可変ノズルユニット7を組み立てる際には、まず、図4に示されるようにメインプレート10の複数(この例では三つ)の孔28にそれぞれスペーサピン30の一端部がかしめ固定される。その後、メインプレート10に対し鍔付ローラ13、ユニゾンリング12、ストッパ19、及び可変ノズル11の順でそれらの組み付けが行われる。
具体的には、図5に示されるようにヘッドピン20が鍔付ローラ13を貫通した状態とするとともに、そのヘッドピン20の先端をメインプレート10の厚さ方向についての側面における孔21に向けた状態とし、上記鍔付ローラ13をその中心線に沿ってメインプレート10の上記側面(孔21)に向けて接近させる。これにより、鍔付ローラ13を貫通するヘッドピン20の先端が上記孔21に圧入されてメインプレート10に固定され、それら鍔付ローラ13及びヘッドピン20が同メインプレート10の厚さ方向の側面に組み付けられる。こうした鍔付ローラ13のメインプレート10への組み付けが全て行われた後、ユニゾンリング12のメインプレート10への組み付けが行われる。
すなわち、ユニゾンリング12をメインプレート10の上記側面側であって同プレート10の中心線と同一軸線上に配置し、同リング12の内周面における複数の切欠部14,15,16a,17がそれぞれメインプレート10の各鍔付ローラ13に対応して位置するよう、ユニゾンリング12のメインプレート10に対する位置合わせが行われる。その後、ユニゾンリング12をメインプレート10に対し上記側面に向けて接近させることにより、同ユニゾンリング12が各鍔付ローラ13における二つの鍔部22の間の位置(図3参照)まで移動される。このユニゾンリング12の移動の際には、上記鍔付ローラ13の鍔部22がユニゾンリング12に形成された切欠部14,15,16a,17(図5)を通過するため、ユニゾンリング12を上記鍔部22に干渉させることなく上述した位置まで移動させることが可能となる。
そして、上述した位置に移動したユニゾンリング12を上記軸線周りに回動させ、図6に示されるように切欠部14,15,16a,17と鍔付ローラ13との上記回動方向についての相対位置をずらすことにより、鍔付ローラ13の外周面にユニゾンリング12の内周面が接触した状態となる。こうしてユニゾンリング12が鍔付ローラ13を介してメインプレート10に支持された状態で同プレート10に組み付けられることとなる。なお、上記ユニゾンリング12の回動は、同リング12の内周面に形成された切欠部17がメインプレート10の孔31に対応して位置するように行われる。この状態で、孔31にストッパ19の端部を圧入して固定することにより、同ストッパ19がメインプレート10に組み付けられる。このようにストッパ19をメインプレート10に組み付けることにより、ユニゾンリング12の回動が上記ストッパ19により所定範囲に規制される。
その後、可変ノズル11のメインプレート10への組み付けが行われる。詳しくは、可変ノズル11のノズルピン23がメインプレート10の孔32にそれぞれ挿入され(図3参照)、そのノズルピン23の一端部(図中右端部)にノズルベーン24が溶接等により固定されるとともに、同ノズルピン23の他端部(図中左端部)にアーム25が溶接等により固定される。そして、ノズルピン23に固定されたアーム25に関しては、ユニゾンリング12の内周面に突出するようにされ、同アーム25の先端がユニゾンリング12の内周面に形成された凹部26に挿入されて同凹部26に係合される。こうして各可変ノズル11が図2に示されるようにメインプレート10及びユニゾンリング12に組み付けられることとなる。可変ノズル11のメインプレート10及びユニゾンリング12への組み付け後、メインプレート10(スペーサピン30)へのサイドプレート27の組み付けが行われる。
サイドプレート27をメインプレート10に組み付ける際には、まずユニゾンリング12の切欠部14,15,16bがメインプレート10のスペーサピン30に対応して位置するように同ユニゾンリング12が回動される。具体的には、切欠部17の内面がストッパ19に当たるまでユニゾンリング12の回動が行われる。なお、図2の例では、図中の左回転方向にユニゾンリング12を回動させることにより、切欠部17の内面がストッパ19に突き当てられる。このようにユニゾンリング12(切欠部17の内面)がストッパ19に当てられた状態とすることにより、切欠部14,15,16bがスペーサピン30に対応して位置するようになる。
この状態で、図7に示されるように、スペーサピン30が上方に向けて突出するようにメインプレート10が配置され、同メインプレート10の支持がそのときの各スペーサピン30の下端に対応する位置にて行われる。詳しくは、各スペーサピン30の下端に対応する位置にそれぞれ棒状の支持台33が設置され、それら支持台33によりメインプレート10におけるスペーサピン30の下端に対応する部分が支持される。こうした支持を行うことができるのは、各スペーサピン30の下端に対応する部分にユニゾンリング12の切欠部14,15,16b(図2)が対応して位置しており、同切欠部14,15,16bによって各スペーサピン30の下端に対応する部分をユニゾンリング12に干渉することなく上記支持台33により支持できるためである。
上記のようにメインプレート10の支持を行った状態で、各スペーサピン30の上端にサイドプレート27が配置され、図8に示されるようにサイドプレート27の各孔29がそれぞれスペーサピン30の上端に対応して位置するよう同サイドプレート27の位置合わせが行われる。その後、図9に示されるように、サイドプレート27の各孔29に対し各スペーサピン30の上端部がかしめ固定される。このようにサイドプレート27の各孔29に対し各スペーサピン30をかしめ固定するときには、サイドプレート27側からスペーサピン30側に大きな力が加わるものの、その大きな力をスペーサピン30の下端に対応する位置での支持台33による支持で受けることができる。このため、上記大きな力が作用することに起因してメインプレート10に歪みが生じることを抑制できる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ユニゾンリング12のメインプレート10への組み付けは、鍔付ローラ13のメインプレート10への組み付けが全て行われた後に行われる。ユニゾンリング12のメインプレート10への組み付けを行う際には、ユニゾンリング12の内周面における複数の切欠部14,15,16a,17がそれぞれメインプレート10の各鍔付ローラ13に対応して位置するよう、ユニゾンリング12のメインプレート10に対する位置合わせが行われる。その後、ユニゾンリング12をメインプレート10に向けて接近させることにより、同ユニゾンリング12が各鍔付ローラ13における二つの鍔部22の間の位置まで移動される。このユニゾンリング12の移動の際には、上記鍔付ローラ13の鍔部22がユニゾンリング12に形成された切欠部14,15,16a,17を通過するため、ユニゾンリング12を上記鍔部22に干渉させることなく上述した位置まで移動させることが可能となる。そして、上述した位置に移動したユニゾンリング12を回動させ、ユニゾンリング12の切欠部14,15,16a,17と鍔付ローラ13との上記回動方向についての相対位置をずらすことにより、鍔付ローラ13の外周面にユニゾンリング12の内周面が接触した状態となる。こうしてユニゾンリング12が鍔付ローラ13を介してメインプレート10に支持された状態で同プレート10に組み付けられることとなる。
(1)ユニゾンリング12のメインプレート10への組み付けは、鍔付ローラ13のメインプレート10への組み付けが全て行われた後に行われる。ユニゾンリング12のメインプレート10への組み付けを行う際には、ユニゾンリング12の内周面における複数の切欠部14,15,16a,17がそれぞれメインプレート10の各鍔付ローラ13に対応して位置するよう、ユニゾンリング12のメインプレート10に対する位置合わせが行われる。その後、ユニゾンリング12をメインプレート10に向けて接近させることにより、同ユニゾンリング12が各鍔付ローラ13における二つの鍔部22の間の位置まで移動される。このユニゾンリング12の移動の際には、上記鍔付ローラ13の鍔部22がユニゾンリング12に形成された切欠部14,15,16a,17を通過するため、ユニゾンリング12を上記鍔部22に干渉させることなく上述した位置まで移動させることが可能となる。そして、上述した位置に移動したユニゾンリング12を回動させ、ユニゾンリング12の切欠部14,15,16a,17と鍔付ローラ13との上記回動方向についての相対位置をずらすことにより、鍔付ローラ13の外周面にユニゾンリング12の内周面が接触した状態となる。こうしてユニゾンリング12が鍔付ローラ13を介してメインプレート10に支持された状態で同プレート10に組み付けられることとなる。
以上により、鍔付ローラ13とユニゾンリング12とをメインプレート10に対し組み付ける際には、それらの組み付けを別々に行うことができる。言い換えれば、各鍔付ローラ13の外周面をユニゾンリング12の内周面に接触させつつ鍔部22の間に同リング12を保持した状態で、各鍔付ローラ13とユニゾンリング12とを同時にメインプレート10に組み付けるなど、困難な組み付け作業をもって各鍔付ローラ13とユニゾンリング12とを同時にメインプレート10に組み付ける必要はない。従って、鍔付ローラ13及びユニゾンリング12のメインプレート10への組み付けを容易に行うことができる。
(2)可変ノズル11において、ノズルピン23はユニゾンリング12の内周面よりも内側に位置し、アーム25はノズルピン23からユニゾンリング12の内周面に向けて突出して同内周面に形成された凹部26と係合する。こうした構成では、ユニゾンリング12の内周面に可変ノズル11のアーム25を係合するための凹部26を形成する必要性から、ユニゾンリング12の内径が小さくされて同リング12の内周面がユニゾンリング12の中心線寄りに位置することになり、その内周面が上記中心線方向について鍔付ローラ13の鍔部22と重なりやすくなる。しかし、ユニゾンリング12の内周面に上記切欠部14,15,16a,17を形成することで、上記のような構成であっても、ユニゾンリング12をメインプレート10に組み付ける際、鍔付ローラ13の鍔部22が上記切欠部14,15,16a,17を通過するようになり、同ユニゾンリング12が上記鍔部22に干渉することを回避できる。
(3)可変ノズルユニット7を組み立てる際には、メインプレート10に複数のスペーサピン30がかしめ固定され、その後にメインプレート10に対しユニゾンリング12及び可変ノズル11が組み付けられる。この状態で、スペーサピン30が上方に向けて突出するようにメインプレート10が配置された状態で同メインプレート10の支持が行われ、スペーサピン30の上端にサイドプレート27が配置された後、そのサイドプレート27に対し各スペーサピン30の上端部がかしめ固定される。このようにサイドプレート27に対し各スペーサピン30をかしめ固定するときには、サイドプレート27側からスペーサピン30側に大きな力が加わるため、メインプレート10の上記支持の仕方によっては、上記大きな力が作用することに起因してメインプレート10に歪みが生じるおそれがある。
こうしたことに対処すべく、ユニゾンリング12の内周面には切欠部14,15,16bが形成され、可変ノズルユニット7の組み立て過程でユニゾンリング12がメインプレート10に組み付けられると、上記切欠部14,15,16bがスペーサピン30に対応して位置するようにされる。この状態で、スペーサピン30が上方に向けて突出するようにメインプレート10が配置され、同メインプレート10の支持がそのときの各スペーサピン30の下端に対応する位置にて棒状の支持台33により行われる。このようにメインプレート10の支持を行うことができるのは、各スペーサピン30の下端に対応する部分にユニゾンリング12の切欠部14,15,16bが対応して位置しており、同切欠部14,15,16bによって各スペーサピン30の下端に対応する部分をユニゾンリング12に干渉することなく支持台33により支持できるためである。そして、上記のようにメインプレート10の支持を行った状態で、スペーサピン30の上端にサイドプレート27が配置され、そのサイドプレート27に対し各スペーサピン30の上端部がかしめ固定される。このようにサイドプレート27に対し各スペーサピン30をかしめ固定するときには、サイドプレート27側からスペーサピン30側に大きな力が加わるものの、その大きな力をスペーサピン30の下端に対応する位置での支持により受けることができるため、上記大きな力が作用することに起因してメインプレート10に歪みが生じることを抑制できる。
(4)切欠部14,15は、上記(1)の効果を得るための機能と上記(3)の効果を得るための機能とを併せ持つものであるため、それら二つの効果を可能な限り少ない構成で実現することができる。
(5)可変ノズルユニット7の組み立て過程において、ユニゾンリング12の切欠部14,15,16bにおけるスペーサピン30に対応した位置への位置合わせは、ユニゾンリング12を回動させることにより実現される。そして、切欠部14,15,16bがスペーサピン30に対応して位置するように同ユニゾンリング12を回動させる際には、その回転をユニゾンリング12(切欠部17の内面)がストッパ19に当たるまで行うだけでよいため、同回動による上記切欠部14,15,16bとスペーサピン30との位置合わせを簡単に行うことができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。
・ユニゾンリング12の切欠部14,15において、ユニゾンリング12をメインプレート10に組み付ける際に鍔付ローラ13を通過させるという機能は必須ではない。すなわち、切欠部14,15に関しては、こうした機能を持たず、メインプレート10を支持台33により支持する際に同支持台33とユニゾンリング12との干渉を回避するという機能のみを有するものであってもよい。
・ユニゾンリング12の切欠部14,15において、ユニゾンリング12をメインプレート10に組み付ける際に鍔付ローラ13を通過させるという機能は必須ではない。すなわち、切欠部14,15に関しては、こうした機能を持たず、メインプレート10を支持台33により支持する際に同支持台33とユニゾンリング12との干渉を回避するという機能のみを有するものであってもよい。
・また、ユニゾンリング12の切欠部14,15に関しては、ユニゾンリング12をメインプレート10に組み付ける際に鍔付ローラ13を通過させるという機能のみを有するものであってもよい。この場合、それら切欠部14,15とは別に、メインプレート10を支持台33により支持する際に同支持台33とユニゾンリング12との干渉を回避するという機能を有する切欠部がユニゾンリング12に形成されることとなる。
・ユニゾンリング12を回動させる際、ストッパ19にユニゾンリング12(切欠部17の内面)が当たったとき、切欠部14,15,16bがスペーサピン30に対応して位置するようにすることは必須ではない。すなわち、ストッパ19により定められるユニゾンリング12の回動範囲の端以外の位置で、切欠部14,15,16bがスペーサピン30に対応して位置するようにしてもよい。
・メインプレート10に設けられる鍔付ローラ13の数を四つ以上にしてもよい。この場合、鍔付ローラ13の数に合わせた数の切欠部がユニゾンリング12に形成されることとなる。
・鍔付ローラ13に関しては、ユニゾンリング12の外周面に接触するものであってもよい。この場合、ユニゾンリング12の外周面に切欠部が形成されることとなる。
1…エンジン、2…吸気通路、3…排気通路、4…ターボチャージャ、5…コンプレッサホイール、6…タービンホイール、7…可変ノズルユニット、8…排気経路、9…アクチュエータ、10…メインプレート、11…可変ノズル、12…ユニゾンリング、13…鍔付ローラ、14…切欠部、15…切欠部、16a…切欠部,16b…切欠部、17…切欠部、18…係合ピン、19…ストッパ、20…ヘッドピン、21…孔、22…鍔部、23…ノズルピン、24…ノズルベーン、25…アーム、26…凹部、27…サイドプレート、28…孔、29…孔、30…スペーサピン、31…孔、32…孔、33…支持台。
Claims (5)
- ターボチャージャにおけるタービンホイールに内燃機関の排気を吹き付けるための排気経路に取り付け可能であり、その排気経路の排気流通面積を増減させて前記タービンホイールに吹き付けられる排気の流速を可変とする可変ノズルユニットであって、
リング状のメインプレートに対しその周方向に等間隔をおいた状態で組み付けられる複数の可変ノズルと、
前記メインプレートの中心線と同一軸線上で同メインプレートに対し厚さ方向に並列に設けられて前記複数の可変ノズルと係合される板状のユニゾンリングと、
前記ユニゾンリングを前記軸線周りに回動可能に支持するために前記ユニゾンリングの周面における周方向についての複数箇所にそれぞれ接するよう前記メインプレートの厚さ方向の側面に組み付けられる複数の鍔付ローラと、
を備え、
前記ユニゾンリングの前記軸線周りでの回動を通じて前記複数の可変ノズルを同期して開閉動作させることにより、前記排気経路の排気流通面積を可変とし、
前記ユニゾンリングにおける前記鍔付ローラと接する側の周面には、同ユニゾンリングの回動方向について、前記複数の鍔付ローラの前記回動方向についての互いの位置関係と同様の位置関係を有する複数の切欠部が形成されている
ことを特徴とする可変ノズルユニット。 - 前記可変ノズルは、
前記ユニゾンリングの内周面よりも内側に位置して前記メインプレートを厚さ方向に貫通するノズルピンと、
そのノズルピンの一端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向一方側に位置するノズルベーンと、
前記ノズルピンの他端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向他方側に位置するとともに、前記ノズルピンから前記メインプレートの厚さ方向他方側に設けられた前記ユニゾンリングの内周面に向けて突出して同内周面に形成された凹部と係合するアームと、
を備え、
前記複数の鍔付ローラは、前記ユニゾンリングの内周面に接して同ユニゾンリングを回動可能に支持するものである
請求項1記載の可変ノズルユニット。 - 前記可変ノズルは、前記メインプレートを厚さ方向に貫通するノズルピンと、そのノズルピンの一端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向一方側に位置するノズルベーンと、前記ノズルピンの他端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向他方側に位置するアームとを備え、
前記ユニゾンリングは、前記メインプレートの厚さ方向他方側に設けられて前記可変ノズルの前記アームと係合されるものであり、
前記メインプレートは、その厚さ方向一方側に同メインプレートに対し並列に設けられたサイドプレートとの間に前記可変ノズルの前記ノズルベーンを挟み、前記メインプレートの中心線方向に延びて前記メインプレートと前記サイドプレートとにそれぞれかしめ固定される複数のスペーサピンにより、前記サイドプレートとの間に前記ノズルベーンを配設可能な距離を保つものであり、
前記ユニゾンリングに形成された複数の切欠部は、同ユニゾンリングの回動を通じて前記複数のスペーサピンに対応した位置に変位可能となっている
請求項1又は2記載の可変ノズルユニット。 - 前記ユニゾンリングは、その回動時に前記メインプレートに設けられたストッパに当たって同回動が所定範囲に規制されるものであり、
前記ユニゾンリングに形成された複数の切欠部に関しては、前記ユニゾンリングが前記ストッパに当たったときに、前記複数のスペーサピンに対応した位置に変位した状態となる
請求項3記載の可変ノズルユニット。 - ターボチャージャにおけるタービンホイールに内燃機関の排気を吹き付けるための排気経路に取り付け可能であり、その排気経路の排気流通面積を増減させて前記タービンホイールに吹き付けられる排気の流速を可変とする可変ノズルユニットであって、
リング状のメインプレートに対しその周方向に等間隔をおいた状態で組み付けられる複数の可変ノズルと、
前記メインプレートの中心線と同一軸線上で同メインプレートに対し厚さ方向に並列となるように且つ前記軸線周りに回動可能に設けられて前記複数の可変ノズルと係合される板状のユニゾンリングと、
を備え、
前記ユニゾンリングの前記軸線周りでの回動を通じて前記複数の可変ノズルを同期して開閉動作させることにより、前記排気経路の排気流通面積を可変とする可変ノズルユニットにおいて、
前記可変ノズルは、前記メインプレートを厚さ方向に貫通するノズルピンと、そのノズルピンの一端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向一方側に位置するノズルベーンと、前記ノズルピンの他端に固定されて前記メインプレートの厚さ方向他方側に位置するアームとを備え、
前記ユニゾンリングは、前記メインプレートの厚さ方向他方側に設けられて前記可変ノズルの前記アームと係合されるものであり、
前記メインプレートは、その厚さ方向一方側に同メインプレートに対し並列に設けられたサイドプレートとの間に前記可変ノズルの前記ノズルベーンを挟み、前記メインプレートの中心線方向に延びて前記メインプレートと前記サイドプレートとにそれぞれかしめ固定される複数のスペーサピンにより、前記メインプレートとの間に前記ノズルベーンを配設可能な距離を保つものであり、
前記ユニゾンリングにおける前記複数のスペーサピンに対応した位置にはそれぞれ切欠部が形成されている
ことを特徴とする可変ノズルユニット。
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130219 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130618 |